JP2018083652A - 袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体が収容される本体部に一体的に接続され、液体を注出する際に液体が通る注出口部15を備える袋10であって、注出口部15は、注出口シール部15a,15bによって画成され、注出口シール部15a,15bと連設する肩部シール部24a,25aが設けられる。袋10は、液体が通る領域に設けられる弱シール部30であって、注出方向D1に沿って注出口部15を二等分する二等分線18を跨いで注出口シール部15a,15bまたは/および肩部シール部24a,25aに接続する弱シール部30を更に備え、弱シール部30の少なくとも一部は、本体部14と注出口部15との境界線43よりも本体部14の側に設けられる。
【選択図】図2
Description
このような問題を解決するために、袋本体の一隅にイージーピール性シール部を設けた技術が提案されている(特許文献1参照)。このイージーピール性シール部は、注出方向に向けて突出するように屈曲している。
以下、図1及び図2を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態の袋を示す正面図である。図2は、第1実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である。なお、図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、縮尺及び縦横の寸法比等を、実物のそれらから適宜変更している場合がある。
図1に示すように、第1実施形態の袋10は、例えば、液体洗剤や化粧水などの、ボトルへ詰め替えられる液体を収容するように構成されたものである。袋10は、後述するように、表面を構成する表面フィルム11と、裏面を構成する裏面フィルム12と、必要に応じて用いられる底面フィルム13とを熱溶着することによって構成されている。なお以下の説明及び図面において、袋10とは、特に断らない限り、液体が収容される前の袋のことである。また特に断らない限り、袋10を構成する表面フィルム11及び裏面フィルム12は、互いに表裏対称的な形状を有している。すなわち、袋10の表面側の構成要素と裏面側の構成要素とは略同一になっている。従って、以下の説明においては、主に表面側の形状について説明し、裏面側の形状の説明を省略することがある。
本体部14は、底部シール23aによって封止された底部23と、側部シール22aによって封止された一対の側部22と、上部21と、を備えている。上部21は、袋10に液体が充填される際に開口される開口部21bを有している。袋10に液体が充填された後、上部21は、熱溶着などによって封止される。上部シール予定部21aは、液体が充填された後に熱溶着される部分である。第1実施形態においては、注出口部15は、本体部14の上部21と側部22との間の上隅部に位置している。
注出口部15は、液体をボトル等へ詰め替えられるために液体を注出する際に液体が通る部位であり、液体が注出される注出方向D1に沿って延びるように構成されている。このような注出口部15を設けることにより、袋10から注出される際の液体の流れを整えることができ、これによって、液体の詰め替え作業を容易化することができる。なお、第1実施形態においては、注出口部15が延びる方向が、本体部14の上部21及び側部22が延びる方向のいずれに対しても傾斜している例が示されているが、これに限られない。例えば、注出口部15が延びる方向が、本体部14の上部21又は側部22が延びる方向に平行になっていてもよい。
図1に示すように、注出口部15においては、後述する二等分線18を挟んで二分される縁部が熱溶着されている。以下の説明において、二分される縁部を熱溶着することにより形成される、注出口部15における熱溶着部分を、それぞれ注出口シール部15a,15bと称する。一方の注出口シール部15aと他方の注出口シール部15bとは、後述する二等分線18により二等分されているが、これについて別の見方をすると、一方の注出口シール部15aと他方の注出口シール部15bとは、二等分線18を挟んで一体的に連続していると、捉えることができる。また、注出口部15は、注出口シール部15a,15bによって画成されると、捉えることができる。
二等分線18は、注出方向D1に沿って注出口部15を二等分する仮想線である。この二等分線18は、注出口シール部15a,15b及び後述の弱シール部30の形状などを説明する範囲に用いられるものであり、例えば、厳格に半分に区分することを意図するものではない。
次に、本体部14及び注出口部15を構成する表面フィルム11、裏面フィルム12、底面フィルム13の層構成の一例について説明する。各フィルム11,12,13は、基材層と、基材層上に設けられた熱可塑性樹脂層と、を含んでいる。基材層は、各フィルム11,12,13の外面を構成している。熱可塑性樹脂層は、各フィルム11,12,13の内面を構成している。基材層には、絵柄などの印刷が施されていてもよい。
熱可塑性樹脂層を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどを用いることができる。各フィルム11,12,13の厚みは、例えば80〜200μmの範囲内になっている。
なお、表面フィルム11、裏面フィルム12及び底面フィルム13の層構成は、上述したものに限定されない。
弱シール部30は、液体が本体部14から注出口部15へ向かう際に通る領域に設けられる。弱シール部30は、袋10の周縁部に設けられる各シール部よりもシール強度が低い(弱い)シール部であり、袋10の周縁部に設けられる各シール部よりも開封されやすい。弱シール部30は、二等分線18を跨いで、弱シール部30の両端において、一対の注出口シール部15a,15bまたは/および肩部シール部24a,25aに接続する。
袋10の製造方法の一例を説明する。各フィルム11,12,13の縁部を、液体の充填口部となる上部シール予定部21aを除いて熱溶着する。これによって、側部シール22a及び底部シール23aを形成することができる。
本発明の袋は、収容される液体の粘度の高低に問わず、適用することができる。しかし、粘度の高い液体よりも粘度の低い液体の方が流体抵抗が低い分、本発明の実施形態の効果がより奏される。
第1実施形態の袋10によれば、例えば、以下の効果が奏される。
仮に、弱シール部30の全体が注出口部15の側に設けられている場合、弱シール部30には、開封のための押圧力が効率的には作用しない。例えば、注出口部15に押圧力が加わっても、注出口部15が屈曲したり、変形したりするため、押圧力は、開封に作用しにくいためである。
これに対して、本体部14に押圧力が加わっても、注出口部15と比べて、本体部14は、屈曲したり、変形したりし難い。そのため、押圧力は、開封に効率的に作用しやすい。
第2実施形態の袋10Aについて説明する。図3は、第2実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
図3に示すように、第2実施形態においては、弱シール部30Aの幅は、基部33から頂部32に向けて漸増している。つまり、弱シール部30は、基部33から頂部32に向けて拡がっている。その他の構成は、第1実施形態における弱シール部30と同様である。
第3実施形態の袋10Bについて説明する。図4は、第3実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
図4に示すように、第3実施形態においては、弱シール部30Bは、複数の突出部31を有する。複数の突出部31を有する弱シール部30Bにおいて、注出方向D1を向く外側頂部34は、先鋭状である。弱シール部30Bは、全体としてジグザグ形状を有する。弱シール部30Bにおける注出口シール部15a,15bに接続する基部33及び外側頂部34の近傍のみが、境界線43よりも注出口部15の側に設けられる。その他の構成は、第1実施形態における弱シール部30と同様である。
第4実施形態の袋10Cについて説明する。図5は、第4実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
図5に示すように、第4実施形態においては、弱シール部30Cは、複数の突出部31を有する。複数の突出部31を有する弱シール部30Cにおいて、注出方向D1を向く外側頂部34も、境界線43よりも本体部14の側に設けられる。その他の構成は、第3実施形態における弱シール部30Bと同様である。
第5実施形態の袋10Dについて説明する。図6は、第5実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
図6に示すように、第5実施形態においては、弱シール部30Dは、複数の突出部31を有する。複数の突出部31を有する弱シール部30Dにおいて、突出部31の幅は、基部33又は外側頂部34から頂部32に向けて漸減している。つまり、突出部31は、基部33又は外側頂部34から頂部32に向けて窄まっている。その他の構成は、第4実施形態における弱シール部30Cと同様である。
第6実施形態の袋10Eについて説明する。図7は、第6実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
図7に示すように、第6実施形態においては、弱シール部30Eは、複数の突出部31を有する。複数の突出部31を有する弱シール部30Eにおいて、突出部31の幅は一定である。突出部31は、頂部32が反注出方向D2を向く略半円弧状である。その他の構成は、第4実施形態における弱シール部30Cと同様である。
第7実施形態の袋10Fについて説明する。図8は、第7実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
第7実施形態以降の実施形態においては、弱シール部の全体が本体部14に設けられている。言い換えると、弱シール部の全体が、境界線43よりも本体部14の側に設けられている。また、弱シール部の基部33は、肩部シール部24a,25aに接続されている。そのため、第6実施形態以前の実施形態のように、弱シール部の一部が境界線43よりも注出口部15の側に設けられている場合と比べて、弱シール部を開封するための押圧力は、弱シール部に効率的に作用する。従って、弱シール部の開封時に液体の注出が更に適切に行われる。
第8実施形態の袋10Gについて説明する。図9は、第8実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
図9に示すように、第8実施形態においては、弱シール部30Gの全体が本体部14に設けられている。弱シール部30Gにおける基部33それぞれの注出方向D1の側の内縁は、境界線43の両端に位置している。弱シール部30Gは、複数の突出部31を有する。複数の突出部31を有する弱シール部30Gにおいて、突出部31の幅は、基部33又は外側頂部34から頂部32に向けて漸減している。つまり、弱シール部30Gは、基部33又は外側頂部34から頂部32に向けて窄まっている。その他の構成は、第5実施形態における弱シール部30Dと同様である。
第9実施形態の袋10Hについて説明する。図10は、第9実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
第9実施形態以降の実施形態においては、弱シール部の全体が本体部14に設けられていると共に、弱シール部における基部33それぞれの注出方向D1の側の内縁は、境界線43の両端から離れている。
第10実施形態の袋10Iについて説明する。図11は、第10実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
図11に示すように、第10実施形態においては、弱シール部30Iの全体が本体部14に設けられている。弱シール部30Iにおける基部33それぞれの注出方向D1の側の内縁は、境界線43の両端から離れている。弱シール部30Iは、複数の突出部31を有する。複数の突出部31を有する弱シール部30Iにおいて、突出部31の幅は、基部33又は外側頂部34から頂部32に向けて漸減している。つまり、弱シール部30Iは、基部33又は外側頂部34から頂部32に向けて窄まっている。その他の構成は、第8実施形態における弱シール部30Gと同様である。
上述の実施形態においては、弱シール部は、注出口シール部または肩部シール部の一方のみに接続されているが、これに制限されない。弱シール部は、注出口シール部および肩部シール部の両方に跨がって接続されていてもよい。
上述の実施形態においては、弱シール部は、連続的であるが、これに制限されず、非連続的であってもよい。つまり、弱シール部は、全体視で、注出口シール部15a,15bに接続する形態であればよい。
14 本体部
15 注出口部
15a,15b 注出口シール部
18 二等分線
24a 第1肩部シール部(肩部シール部)
25a 第1肩部シール部(肩部シール部)
30、30A、30B、30C、30D、30E、30F、30G、30H、30I 弱シール部
43 境界線
D1 注出方向
D2 反注出方向
Claims (2)
- 液体が収容される本体部と、前記本体部に一体的に接続され、液体を注出する際に液体が通る注出口部と、を備える袋であって、
前記注出口部は、注出口シール部によって画成され、
前記注出口シール部と連設し、且つ、前記注出口シール部と異なる方向に延びる肩部シール部が設けられ、
前記袋は、液体が前記本体部から前記注出口部へ向かう際に通る領域に設けられる弱シール部であって、注出方向に沿って前記注出口部を二等分する二等分線を跨いで前記注出口シール部または/および前記肩部シール部に接続する弱シール部を更に備え、
前記弱シール部の少なくとも一部は、前記本体部と前記注出口部との境界線よりも前記本体部の側に設けられる、袋。 - 前記弱シール部の全体が前記本体部に設けられる、請求項1に記載の袋。
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