JP2018083652A - 袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体が収容される本体部に一体的に接続される注出口部と、液体が通る領域に設けられる弱シール部とを備える袋において、弱シール部の開封時に液体の注出が適切に行われる袋を提供する。
【解決手段】液体が収容される本体部に一体的に接続され、液体を注出する際に液体が通る注出口部15を備える袋10であって、注出口部15は、注出口シール部15a,15bによって画成され、注出口シール部15a,15bと連設する肩部シール部24a,25aが設けられる。袋10は、液体が通る領域に設けられる弱シール部30であって、注出方向D1に沿って注出口部15を二等分する二等分線18を跨いで注出口シール部15a,15bまたは/および肩部シール部24a,25aに接続する弱シール部30を更に備え、弱シール部30の少なくとも一部は、本体部14と注出口部15との境界線43よりも本体部14の側に設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体が収容される本体部と、本体部に一体的に接続され、液体を注出する際に液体が通る注出口部と、を備える袋に関する。
一般に、家庭用の液体洗剤、化粧水などは、取扱いに便利な注ぎ口が形成されたプラスチック製のボトルに入れた状態で販売されている。このボトルを繰り返し使用するために、補充用の液体洗剤などの液体を収容した詰め替え袋も同時に販売されている。詰め替え袋は、液体が収容される本体部と、本体部に一体的に接続され、液体を注出する際に液体が通る注出口部と、を備えている。詰め替え袋によれば、注出口部を通ることによって整流された液体が、詰め替え袋から注出される。
このような詰め替え袋においては、液体を注出するために、注出口部を開封して注出口部を下に向くように傾けた際に、液体が注出口部から予想以上に勢いよく吐出されてしまい、液体をボトル外にこぼしてしまうことがある。
このような問題を解決するために、袋本体の一隅にイージーピール性シール部を設けた技術が提案されている(特許文献1参照)。このイージーピール性シール部は、注出方向に向けて突出するように屈曲している。
特開2008−285206号公報
特許文献1の技術によれば、前述の問題をある程度は解決できる。しかし、特許文献1の技術では、イージーピール性シール部(弱シール部)が一気に開封して、液体が注出口部から過度に勢いよく吐出されることが、依然として発生しやすいと考えられる。従って、弱シール部の構成を改良して、弱シール部の開封時に液体の注出が適切に行われる袋が望まれている。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る袋を提供することを目的とする。
(1)本発明は、液体が収容される本体部と、前記本体部に一体的に接続され、液体を注出する際に液体が通る注出口部と、を備える袋であって、前記注出口部は、注出口シール部によって画成され、前記注出口シール部と連設し、且つ、前記注出口シール部と異なる方向に延びる肩部シール部が設けられ、前記袋は、液体が前記本体部から前記注出口部へ向かう際に通る領域に設けられる弱シール部であって、注出方向に沿って前記注出口部を二等分する二等分線を跨いで前記注出口シール部または/および前記肩部シール部に接続する弱シール部を更に備え、前記弱シール部の少なくとも一部は、前記本体部と前記注出口部との境界線よりも前記本体部の側に設けられる、袋である。
(2)前記弱シール部の全体が前記本体部に設けられてもよい。
本発明によれば、液体が収容される本体部と、本体部に一体的に接続され、液体を注出する際に液体が通る注出口部と、液体が本体部から注出口部へ向かう際に通る領域に設けられる弱シール部と、を備える袋において、弱シール部の開封時に液体の注出が適切に行われる袋を提供することができる。
本発明の第1実施形態の袋を示す正面図である。 第1実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である。 第2実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。 第3実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。 第4実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。 第5実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。 第6実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。 第7実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。 第8実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。 第9実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。 第10実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
〔第1実施形態〕
以下、図1及び図2を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態の袋を示す正面図である。図2は、第1実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である。なお、図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、縮尺及び縦横の寸法比等を、実物のそれらから適宜変更している場合がある。
更に、本明細書において用いる形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、「平行」、「直交」や「二等分線」等の用語については、厳密な意味に縛られることなく、本発明の実施形態が意図する作用効果を期待し得る程度の範囲内の誤差を許容するよう解釈される。
(袋)
図1に示すように、第1実施形態の袋10は、例えば、液体洗剤や化粧水などの、ボトルへ詰め替えられる液体を収容するように構成されたものである。袋10は、後述するように、表面を構成する表面フィルム11と、裏面を構成する裏面フィルム12と、必要に応じて用いられる底面フィルム13とを熱溶着することによって構成されている。なお以下の説明及び図面において、袋10とは、特に断らない限り、液体が収容される前の袋のことである。また特に断らない限り、袋10を構成する表面フィルム11及び裏面フィルム12は、互いに表裏対称的な形状を有している。すなわち、袋10の表面側の構成要素と裏面側の構成要素とは略同一になっている。従って、以下の説明においては、主に表面側の形状について説明し、裏面側の形状の説明を省略することがある。
第1実施形態においては、袋10が自立可能なタイプのものである例について説明する。例えば、袋10は、その底部23にマチが形成された、いわゆる底ガセット袋になっている。なお本明細書において、「底部」、「上部」や「側部」という名称は、袋10が自立している状態を基準として、袋10やその構成要素の位置や方向を表すものである。底部23のマチは、例えば、表面フィルム11と裏面フィルム12との間に、上部に向かって凸となるように折り込まれた底面フィルム13を挿入することによって形成される。折り曲げ線13aは、折り込まれた底面フィルム13の折り曲げ線である。
また、後述する注出口部15が形成されている限りにおいて、第1実施形態の袋10のタイプは特に限定されない。例えば、袋10は、フィルムを熱溶着することによって得られるシール部が袋10の3つの縁部に沿って形成される、いわゆる三方シール袋であってもよい。また、袋10は、フィルムを熱溶着することによって得られるシール部が袋10の4つの縁部に沿って形成される、いわゆる四方シール袋であってもよい。
図1に示すように、袋10は、液体が収容される収容部14sを有する本体部14と、本体部14に一体的に接続された注出口部15と、を備えている。注出口部15は、袋10の本体部14の収容部14sに収容されている液体を取り出す(抽出する)際に、液体が通る部分である。注出口部15の幅は、本体部14の収容部14sの幅よりも狭くなっている。なお、本体部14及び注出口部15は、少なくとも両者が接続される部分において互いに一体的に構成されている。具体的には、本体部14及び注出口部15が接続される部分において、本体部14及び注出口部15はいずれも、表面フィルム11及び裏面フィルム12によって構成されている。第1実施形態においては、注出口部15の全体が、本体部14と共通の表面フィルム11及び裏面フィルム12によって構成される。以下、本体部14及び注出口部15について説明する。
(本体部)
本体部14は、底部シール23aによって封止された底部23と、側部シール22aによって封止された一対の側部22と、上部21と、を備えている。上部21は、袋10に液体が充填される際に開口される開口部21bを有している。袋10に液体が充填された後、上部21は、熱溶着などによって封止される。上部シール予定部21aは、液体が充填された後に熱溶着される部分である。第1実施形態においては、注出口部15は、本体部14の上部21と側部22との間の上隅部に位置している。
(注出口部)
注出口部15は、液体をボトル等へ詰め替えられるために液体を注出する際に液体が通る部位であり、液体が注出される注出方向D1に沿って延びるように構成されている。このような注出口部15を設けることにより、袋10から注出される際の液体の流れを整えることができ、これによって、液体の詰め替え作業を容易化することができる。なお、第1実施形態においては、注出口部15が延びる方向が、本体部14の上部21及び側部22が延びる方向のいずれに対しても傾斜している例が示されているが、これに限られない。例えば、注出口部15が延びる方向が、本体部14の上部21又は側部22が延びる方向に平行になっていてもよい。
注出口部15は、開封されることによって液体が注出される注出口となる開封予定部16を有する。開封予定部16には、袋10が開封され易くなるための易開封手段が設けられていてもよい。例えば、開封予定部16は、レーザー加工やカッターなどで形成されたハーフカット線などの易開封線を含んでいてもよい。この場合、互いにほぼ平行に延びる複数の易開封線が設けられていてもよい。図1には、複数の易開封線が示されている。また、表面フィルム11及び裏面フィルム12を構成する積層フィルムの中に延伸フィルムを包含させ、延伸フィルムの延伸方向と開封予定部16の延びる方向とを一致させてもよい。また、第1実施形態においては、開封予定部16の端部に、ノッチ17が設けられている。開封予定部16には、開封場所であることを使用者に示すための表示が印刷などによって設けられていてもよい。
注出口部15の側方には、切り欠きが形成されていてもよい。例えば、第1実施形態の袋10においては、注出口部15の両側にそれぞれ切り欠き24,25が設けられている。2つの切り欠きのうち、切り欠き24は上部21側に設けられたものであり、切り欠き25は側部22側に設けられたものである。なお、切り欠きは、典型的には、フィルムが接合された後に、フィルムを切り抜いて形成されるが、これに制限されない。切り欠きは、フィルムが接合される前に、形成されていてもよく、あるいは、一切の切り抜き工程を経ることなく、元々そのような形状を有するものであってもよい。
図1に示すように、各切り欠き24,25の周囲においても、袋10の縁部が熱溶着されている。以下の説明において、切り欠き24,25の周囲の熱溶着部分のうち、上部21から注出口部15に向かって延びる部分を第1肩部シール部24aと称し、側部22から注出口部15に向かって延びる部分を第2肩部シール部25aと称する。第1肩部シール部24aは、後述する注出口シール部15aと連設し、且つ、注出口シール部15aと異なる方向に延びる。第2肩部シール部25aは、後述する注出口シール部15bと連設し、且つ、注出口シール部15bと異なる方向に延びる。第1実施形態においては、肩部シール部24a,25aは、袋10の縁部(上部21や側部22)と注出口シール部15a,15bの基部との間に設けられるシール部である。
第1実施形態においては、第1肩部シール部24a及び第2肩部シール部25aは、いずれも正面視において内側に突出するように屈曲している。屈曲している第1肩部シール部24aの内側のシールラインの頂部24eと、屈曲している第2肩部シール部25aの内側のシールラインの頂部25eとを結ぶ直線を境界線43として、本体部14と注出口部15とが区画される。
(注出口シール部)
図1に示すように、注出口部15においては、後述する二等分線18を挟んで二分される縁部が熱溶着されている。以下の説明において、二分される縁部を熱溶着することにより形成される、注出口部15における熱溶着部分を、それぞれ注出口シール部15a,15bと称する。一方の注出口シール部15aと他方の注出口シール部15bとは、後述する二等分線18により二等分されているが、これについて別の見方をすると、一方の注出口シール部15aと他方の注出口シール部15bとは、二等分線18を挟んで一体的に連続していると、捉えることができる。また、注出口部15は、注出口シール部15a,15bによって画成されると、捉えることができる。
一方の注出口シール部15aは、第1肩部シール部24aに連設されている。他方の注出口シール部15bは、第2肩部シール部25aに連設されている。一方の注出口シール部15aと第1肩部シール部24aとの境界線をシール部境界線44aと称する。他方の注出口シール部15bと第2肩部シール部25aとの境界線をシール部境界線44bと称する。
(二等分線)
二等分線18は、注出方向D1に沿って注出口部15を二等分する仮想線である。この二等分線18は、注出口シール部15a,15b及び後述の弱シール部30の形状などを説明する範囲に用いられるものであり、例えば、厳格に半分に区分することを意図するものではない。
(フィルム)
次に、本体部14及び注出口部15を構成する表面フィルム11、裏面フィルム12、底面フィルム13の層構成の一例について説明する。各フィルム11,12,13は、基材層と、基材層上に設けられた熱可塑性樹脂層と、を含んでいる。基材層は、各フィルム11,12,13の外面を構成している。熱可塑性樹脂層は、各フィルム11,12,13の内面を構成している。基材層には、絵柄などの印刷が施されていてもよい。
基材層を構成する材料としては、例えばPETやナイロンを用いることができる。基材層によって、外面における高い印刷適性を確保することができる。また、基材層は、熱溶着時の高い耐熱性を有している。
熱可塑性樹脂層を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどを用いることができる。各フィルム11,12,13の厚みは、例えば80〜200μmの範囲内になっている。
各フィルム11,12,13は、基材層と熱可塑性樹脂層との間に配置される中間層を更に含んでいてもよい。中間層としては、水蒸気その他のガスバリア性、遮光性、各種の機械的強度など、必要とされる性能に応じて、適切なものが選択され得る。例えば、中間層として、金属層や、金属又は金属酸化物の蒸着層などが設けられ得る。このような中間層を設けることにより、酸素や水蒸気が袋10の内部に進入することを抑制することができる。また中間層として、延伸ナイロンフィルムを設けてもよい。この場合、袋10の耐突き刺し性を高めることができる。
なお、表面フィルム11、裏面フィルム12及び底面フィルム13の層構成は、上述したものに限定されない。
(弱シール部)
弱シール部30は、液体が本体部14から注出口部15へ向かう際に通る領域に設けられる。弱シール部30は、袋10の周縁部に設けられる各シール部よりもシール強度が低い(弱い)シール部であり、袋10の周縁部に設けられる各シール部よりも開封されやすい。弱シール部30は、二等分線18を跨いで、弱シール部30の両端において、一対の注出口シール部15a,15bまたは/および肩部シール部24a,25aに接続する。
弱シール部30は、注出方向D1とは反対の反注出方向D2に向けて突出するように突出する突出部31を1つ以上有する。第1実施形態においては、弱シール部30は、1つの突出部31を有する。突出部31の全体形状は、略V字状である。突出部31の頂部32は先鋭状である。
弱シール部30の少なくとも一部は、本体部14と注出口部15との境界線43よりも本体部14の側(反注出方向D2の側)に設けられる。第1実施形態においては、弱シール部30の突出部31における注出口シール部15a,15bに接続する基部33の近傍のみが、境界線43よりも注出口部15の側(注出方向D1の側)に設けられる。弱シール部30における基部33それぞれの反注出方向D2の側の内縁は、境界線43の両端に位置している。弱シール部30におけるその他の大部分は、境界線43よりも本体部14の側に設けられる。
本発明においては、弱シール部30の幅(弱シール部30が延びる方向に直交する方向の幅。以下同じ)は、一定であってもよいが、これに制限されない。第1実施形態においては、弱シール部30の幅は、基部33から頂部32に向けて漸減している。つまり、弱シール部30は、基部33から頂部32に向けて窄まっている。
(袋の製造方法)
袋10の製造方法の一例を説明する。各フィルム11,12,13の縁部を、液体の充填口部となる上部シール予定部21aを除いて熱溶着する。これによって、側部シール22a及び底部シール23aを形成することができる。
次に、袋10の外形に沿って打ち抜いて切り抜くことにより、第1肩部シール部24a、第2肩部シール部25a及び注出口シール部15a,15bを形成することができる。このようにして、上部21に開口部21bが形成された袋10を作製することができる。
次いで、弱シール部30を形成する。弱シール部30の形成方法は、特に制限されず、公知の各種形成方法を使用することができる。
その後、開口部21bを介して液体を本体部14の収容部14sに充填し、次に、上部シール予定部21aに沿って上部21を熱溶着する。これによって、内部に液体が密封された袋10を得ることができる。
(液体の粘度)
本発明の袋は、収容される液体の粘度の高低に問わず、適用することができる。しかし、粘度の高い液体よりも粘度の低い液体の方が流体抵抗が低い分、本発明の実施形態の効果がより奏される。
〔第1実施形態の効果〕
第1実施形態の袋10によれば、例えば、以下の効果が奏される。
仮に、弱シール部30の全体が注出口部15の側に設けられている場合、弱シール部30には、開封のための押圧力が効率的には作用しない。例えば、注出口部15に押圧力が加わっても、注出口部15が屈曲したり、変形したりするため、押圧力は、開封に作用しにくいためである。
これに対して、本体部14に押圧力が加わっても、注出口部15と比べて、本体部14は、屈曲したり、変形したりし難い。そのため、押圧力は、開封に効率的に作用しやすい。
そして、第1実施形態の袋10においては、注出口シール部15a,15bと連設し、且つ、注出口シール部15a,15bと異なる方向に延びる肩部シール部24a,25aが設けられる。袋10は、液体が本体部14から注出口部15へ向かう際に通る領域に設けられる弱シール部30であって、二等分線18を跨いで注出口シール部15a,15bまたは/および肩部シール部24a,25aに接続する弱シール部30を更に備える。弱シール部30の少なくとも一部は、本体部14と注出口部15との境界線43よりも本体部14の側に設けられる。そのため、弱シール部30における本体部14に設けられる部分には、開封のための押圧力が効率的に作用する。従って、少なくとも、弱シール部30における本体部14に設けられる部分は、剥離されて開封されやすい。弱シール部30に、一旦剥離されて開封された部分が形成されると、その他の部分も連鎖的に剥離されて開封される。このように開封されることにより、弱シール部30の開封時に液体の注出が適切に行われる。
また、第1実施形態においては、弱シール部30の幅は、基部33から頂部32に向けて漸減している。そのため、弱シール部30における頂部32の近傍は、容易に剥離されて開封される。これにより、安定的に開封され易い箇所を容易に設定できる。また、開封され易さの位置による違いを明確に発現させることができる。
なお、上述した第1実施形態は、本発明の例示であり、第1実施形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、他の実施形態について説明する。以下の説明及び以下の説明で用いる図面では、上述した第1実施形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述の第1実施形態において得られる作用効果が他の実施形態においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
〔第2実施形態〕
第2実施形態の袋10Aについて説明する。図3は、第2実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
図3に示すように、第2実施形態においては、弱シール部30Aの幅は、基部33から頂部32に向けて漸増している。つまり、弱シール部30は、基部33から頂部32に向けて拡がっている。その他の構成は、第1実施形態における弱シール部30と同様である。
〔第3実施形態〕
第3実施形態の袋10Bについて説明する。図4は、第3実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
図4に示すように、第3実施形態においては、弱シール部30Bは、複数の突出部31を有する。複数の突出部31を有する弱シール部30Bにおいて、注出方向D1を向く外側頂部34は、先鋭状である。弱シール部30Bは、全体としてジグザグ形状を有する。弱シール部30Bにおける注出口シール部15a,15bに接続する基部33及び外側頂部34の近傍のみが、境界線43よりも注出口部15の側に設けられる。その他の構成は、第1実施形態における弱シール部30と同様である。
第3実施形態の袋10Bにおいては、弱シール部30Bが複数の突出部31を有するため、弱シール部30Bの剛性を高くすることができ、延いては、本体部14における注出口部15の側の部分の剛性を高くすることができる。
〔第4実施形態〕
第4実施形態の袋10Cについて説明する。図5は、第4実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
図5に示すように、第4実施形態においては、弱シール部30Cは、複数の突出部31を有する。複数の突出部31を有する弱シール部30Cにおいて、注出方向D1を向く外側頂部34も、境界線43よりも本体部14の側に設けられる。その他の構成は、第3実施形態における弱シール部30Bと同様である。
〔第5実施形態〕
第5実施形態の袋10Dについて説明する。図6は、第5実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
図6に示すように、第5実施形態においては、弱シール部30Dは、複数の突出部31を有する。複数の突出部31を有する弱シール部30Dにおいて、突出部31の幅は、基部33又は外側頂部34から頂部32に向けて漸減している。つまり、突出部31は、基部33又は外側頂部34から頂部32に向けて窄まっている。その他の構成は、第4実施形態における弱シール部30Cと同様である。
〔第6実施形態〕
第6実施形態の袋10Eについて説明する。図7は、第6実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
図7に示すように、第6実施形態においては、弱シール部30Eは、複数の突出部31を有する。複数の突出部31を有する弱シール部30Eにおいて、突出部31の幅は一定である。突出部31は、頂部32が反注出方向D2を向く略半円弧状である。その他の構成は、第4実施形態における弱シール部30Cと同様である。
〔第7実施形態〕
第7実施形態の袋10Fについて説明する。図8は、第7実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
第7実施形態以降の実施形態においては、弱シール部の全体が本体部14に設けられている。言い換えると、弱シール部の全体が、境界線43よりも本体部14の側に設けられている。また、弱シール部の基部33は、肩部シール部24a,25aに接続されている。そのため、第6実施形態以前の実施形態のように、弱シール部の一部が境界線43よりも注出口部15の側に設けられている場合と比べて、弱シール部を開封するための押圧力は、弱シール部に効率的に作用する。従って、弱シール部の開封時に液体の注出が更に適切に行われる。
具体的に説明すると、図8に示すように、第7実施形態においては、弱シール部の全体が本体部14に設けられている。弱シール部30における基部33それぞれの注出方向D1の側の内縁は、境界線43の両端に位置している。弱シール部30Fは、1つの突出部31を有する。1つの突出部31を有する弱シール部30Fにおいて、突出部31の幅は、基部33から頂部32に向けて漸減している。つまり、弱シール部30Fは、基部33から頂部32に向けて窄まっている。その他の構成は、第1実施形態における弱シール部30と同様である。
〔第8実施形態〕
第8実施形態の袋10Gについて説明する。図9は、第8実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
図9に示すように、第8実施形態においては、弱シール部30Gの全体が本体部14に設けられている。弱シール部30Gにおける基部33それぞれの注出方向D1の側の内縁は、境界線43の両端に位置している。弱シール部30Gは、複数の突出部31を有する。複数の突出部31を有する弱シール部30Gにおいて、突出部31の幅は、基部33又は外側頂部34から頂部32に向けて漸減している。つまり、弱シール部30Gは、基部33又は外側頂部34から頂部32に向けて窄まっている。その他の構成は、第5実施形態における弱シール部30Dと同様である。
〔第9実施形態〕
第9実施形態の袋10Hについて説明する。図10は、第9実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
第9実施形態以降の実施形態においては、弱シール部の全体が本体部14に設けられていると共に、弱シール部における基部33それぞれの注出方向D1の側の内縁は、境界線43の両端から離れている。
具体的に説明すると、図10に示すように、第9実施形態においては、弱シール部30Hの全体が本体部14に設けられている。弱シール部30Hにおける基部33それぞれの注出方向D1の側の内縁は、境界線43の両端から離れている。弱シール部30Hは、1つの突出部31を有する。1つの突出部31を有する弱シール部30Hにおいて、突出部31の幅は、基部33から頂部32に向けて漸減している。つまり、弱シール部30Hは、基部33から頂部32に向けて窄まっている。その他の構成は、第7実施形態における弱シール部30Fと同様である。
〔第10実施形態〕
第10実施形態の袋10Iについて説明する。図11は、第10実施形態の袋の注出口部及びその近傍を拡大して示す正面図である(図2対応図)。
図11に示すように、第10実施形態においては、弱シール部30Iの全体が本体部14に設けられている。弱シール部30Iにおける基部33それぞれの注出方向D1の側の内縁は、境界線43の両端から離れている。弱シール部30Iは、複数の突出部31を有する。複数の突出部31を有する弱シール部30Iにおいて、突出部31の幅は、基部33又は外側頂部34から頂部32に向けて漸減している。つまり、弱シール部30Iは、基部33又は外側頂部34から頂部32に向けて窄まっている。その他の構成は、第8実施形態における弱シール部30Gと同様である。
(変形例)
上述の実施形態においては、弱シール部は、注出口シール部または肩部シール部の一方のみに接続されているが、これに制限されない。弱シール部は、注出口シール部および肩部シール部の両方に跨がって接続されていてもよい。
上述の実施形態においては、弱シール部は、連続的であるが、これに制限されず、非連続的であってもよい。つまり、弱シール部は、全体視で、注出口シール部15a,15bに接続する形態であればよい。
液体を注出するための注出口部15が本体部14に一体的に接続されている限りにおいて、注出口部15の具体的な形状が特に限られることはない。例えば、図示はしないが、上部21よりも上方の位置まで突出する注出口部15が、上部21と側部22との間に形成されていてもよい。また、上部21から上方へ突出する注出口部15が、上部21の略中央部に形成されていてもよい。
また、上述の実施形態においては、複数のフィルムによって本体部14が構成される例を説明した。しかしながら、液体を収容するための収容部14sを有する限りにおいて、本体部14の具体的な形状、構造や作製方法は特に限られない。例えば、1枚のフィルムから本体部14が構成されてもよい。
また、上述の実施形態においては、表面フィルム11及び裏面フィルム12が、本体部14と注出口部15とに跨って利用される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、注出口部15を構成するフィルムとして、本体部14を構成するフィルムとは別個のフィルムを用いてもよい。
また、上述の実施形態においては、袋10が、ボトルへ詰め替えられる液体を収容するためのものである例を示した。しかしながら、液体を注出するための注出口部15を備える限りにおいて、袋10の使用方法は特に限られない。例えば、袋10に収容された液体洗剤や化粧液などの液体が、ボトルを介することなく消費者によって使用される、という使用態様もあり得る。
上述した実施形態及び変形例における各構成は、適宜組み合わせることができる。
10、10A、10B、10C、10D、10E、10F、10G、10H、10I 袋
14 本体部
15 注出口部
15a,15b 注出口シール部
18 二等分線
24a 第1肩部シール部(肩部シール部)
25a 第1肩部シール部(肩部シール部)
30、30A、30B、30C、30D、30E、30F、30G、30H、30I 弱シール部
43 境界線
D1 注出方向
D2 反注出方向

Claims (2)

  1. 液体が収容される本体部と、前記本体部に一体的に接続され、液体を注出する際に液体が通る注出口部と、を備える袋であって、
    前記注出口部は、注出口シール部によって画成され、
    前記注出口シール部と連設し、且つ、前記注出口シール部と異なる方向に延びる肩部シール部が設けられ、
    前記袋は、液体が前記本体部から前記注出口部へ向かう際に通る領域に設けられる弱シール部であって、注出方向に沿って前記注出口部を二等分する二等分線を跨いで前記注出口シール部または/および前記肩部シール部に接続する弱シール部を更に備え、
    前記弱シール部の少なくとも一部は、前記本体部と前記注出口部との境界線よりも前記本体部の側に設けられる、袋。
  2. 前記弱シール部の全体が前記本体部に設けられる、請求項1に記載の袋。
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