JP2012140145A - 軟包装ガセット袋容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】袋の形状を工夫することによって、内容液の詰め替えに伴って袋が平坦に折り畳まれるようにその収縮変形を誘導して、流出口への流路を確保し、また内容液の残量を少なくして、効率良く内容液を詰め替えることができる軟包装ガセット袋容器を提供する。
【解決手段】柔軟性及び可撓性を備える軟包材によって形成され、底部11bと、前後一対の正面部11cと、一対の正面部11cの両側の側縁部の間に配設された、折込み線12を介して一対の正面部11bの内側に折り込み可能な側面折り込み部11aとを備えると共に、上端部に詰替え流出口13が開口形成される詰替え用の軟包装ガセット袋容器10であって、側面折り込み部11aの少なくとも底部11bと近接する部分に、一対の正面部11cとの接合部分から折込み線12に向けて、詰替え流出口13が開口形成される上端部側に傾斜して斜めに延設する応力集中補強線14が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、軟包装ガセット袋容器に関し、特に、柔軟性及び可撓性を備える軟包材によって形成された詰替え用の軟包装ガセット袋容器に関する。
近年、各種の液体や、その他の内容物を収納する合成樹脂製の容器についても、環境負荷の低減が図られるようになっており、使用する樹脂量を減らした薄肉の容器が種々開発されている。また、各種の洗剤や食品等を収納する容器として、ガセット袋やパウチ等による詰替え容器が多く用いられている。詰替え容器は、収納した内容物を、注出スパウト等による注出部を備える被詰替え容器に詰め替えたり補充したりすることで、高価な被詰替え容器をその都度廃棄することなく、長期間使用できるようにする。
ガセット袋による詰替え容器は、一般に、柔軟性や可撓性に富んだ軟包材によって、底部と、前後一対の正面部と、これらの正面部の内側に折込み線を介して折り込み可能な側面折り込み部とを含んで形成されており、上端部に開口形成された詰替え流出口から、内溶液を被詰替え容器に詰め替える(例えば、特許文献1参照)。また、ガセット袋による詰替え容器は、内容液の詰め替えに伴って、折込み線に沿って側面折り込み部を折り曲げさせることにより、一対の正面部の内側に側面折り込み部が折り込まれるように誘導すれば、平坦に折り畳まれた状態に容易に変形することが可能なので、内部に残った内容液の残量を少なくして、効率良く内容液の詰め替えを行うことができるものと考えられる。
特開平10−129681号公報 特開2009−109615号公報
しかしながら、軟包材によって形成されたガセット袋による詰替え容器は、例えば詰替え流出口を開口形成した後に、傾けたり倒立させて充填した内容液を流出させながら袋が収縮変形する際に、特に収縮の初期においてはランダムに変形して収縮の方向や位置が定まり難いため、例えば詰替え流出口の近傍部分が、詰替え流出口とは反対側の底部の近傍部分よりも先に収縮変形して、詰替え流出口への流路が狭まることで、内容液をスムーズに流出させることが困難になる場合があり、またこれによって内容液が袋の内部に残り易くなる。
例えば特許文献2には、ガセット袋による現像剤収納容器において、側面折り込み部の折込み線の両側の内面に、移動差発生手段として、現像剤との摩擦係数がガセット袋を形成する軟包材よりも小さな材質の平板を貼り付け、これらの摩擦係数の差によって現像剤が移動する速さを早くして、折り目の内側には現像剤がほとんど残らないようにする技術が開示されているが、特許文献2の技術を、ガセット袋による簡易な詰替え容器に採用した場合、所定の材質の平板を別部材として袋に取り付ける必要があるため、材料コストや製造コストが高くなると共に、材料が増加することで環境負荷の低減を十分に図れなくなる。
本発明は、軟包材によって形成されるガセット袋の形状を工夫することによって、別部材を用いることなく、内容液の詰め替えに伴って袋が平坦に折り畳まれるように容易に袋の収縮変形を誘導できると共に、流出口への流路を確保し、また内容液の残量を少なくして、スムーズに且つ効率良く内容液を被詰替え容器に詰め替えることのできる軟包装ガセット袋容器を提供することを目的とする。
本発明は、柔軟性及び可撓性を備える軟包材によって形成され、底部と、前後一対の正面部と、該一対の正面部の両側又は一方の側の側縁部の間に配設された、折込み線を介して前記一対の正面部の内側に折り込み可能な側面折り込み部とを備えると共に、上端部に詰替え流出口が開口形成される詰替え用の軟包装ガセット袋容器であって、前記側面折り込み部の少なくとも前記底部と近接する部分に、前記一対の正面部との接合部分から前記折込み線に向けて、前記詰替え流出口が開口形成される上端部側に傾斜して斜めに延設する応力集中補強線が設けられていて、前記応力集中補強線の終点が前記折込み線上又は前記折込み線上付近に配置される軟包装ガセット袋容器を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の軟包装ガセット袋容器によれば、軟包材によって形成されるガセット袋の形状を工夫することによって、別部材を用いることなく、内容液の詰め替えに伴って袋が平坦に折り畳まれるように容易に袋の収縮変形を誘導できると共に、流出口への流路を確保し、また内容液の残量を少なくして、スムーズに且つ効率良く内容液を被詰替え容器に詰め替えることができる。
(a)は、本発明の好ましい第1実施形態に係る軟包装ガセット袋容器の斜視図、(b)は側面図、(c)は底面図である。 本発明の好ましい第1実施形態に係る軟包装ガセット袋容器を用いて内容液を被詰替え容器に詰め替える状況を説明する斜視図である。 本発明の好ましい第2実施形態に係る軟包装ガセット袋容器の斜視図である。 (a)、(b)は、本発明の好ましい第2実施形態に係る軟包装ガセット袋容器を用いて内容液を被詰替え容器に詰め替える状況を説明する斜視図である。 (a)、(b)は、本発明の好ましい第3実施形態に係る軟包装ガセット袋容器の斜視図である。 本発明の好ましい第3実施形態に係る軟包装ガセット袋容器を用いて内容液を被詰替え容器に詰め替える状況を説明する斜視図である。 本発明の好ましい第4実施形態に係る軟包装ガセット袋容器の斜視図である。 (a)は、本発明の好ましい第5実施形態に係る軟包装ガセット袋容器の斜視図、(b)は側面図、(c)は底面図である。 (a)〜(c)は、本発明の軟包装ガセット袋容器の他の形態を説明する斜視図又は側面図である。
図1(a)〜(c)に示す本発明の好ましい第1実施形態に係る軟包装ガセット袋容器10は、柔軟性及び可撓性を備える軟包材によって形成されたサイドガセットタイプの袋容器であって、詰替え用の内容液として、例えば液体洗剤を封入した状態で充填収容すると共に、収容した内容液を、被詰替え容器として、例えばボトル容器20(図2参照)に、口首部21の上端開口を介して注ぎ入れることによって詰め替えるものである。ここで、ボトル容器20は、口首部21に、注出ノズルや計量部を備える公知の計量キャップ(図示せず)が着脱可能に装着されており、計量キャップを取り外して内容液を詰め替えた後に、再び計量キャップを装着して、ボトル容器20を長期間使用できるようになっている。本第1実施形態の軟包装ガセット袋容器10は、内容液の詰め替えに伴って、側面折り込み部11aを内側に折り込んで袋状本体部11が平坦に折り畳まれるように誘導する機能を備える。
そして、本第1実施形態の軟包装ガセット袋容器10は、柔軟性及び可撓性を備える軟包材によって形成され、底部11bと、前後一対の正面部11cと、該一対の正面部11cの両側又は一方の側(本第1実施形態では両側)の側縁部の間に配設された、折込み線12を介して一対の正面部11bの内側に折り込み可能な側面折り込み部11aとを備えると共に、上端部に詰替え流出口13が開口形成される詰替え用のガセットタイプの袋容器であって、側面折り込み部11aの少なくとも底部11bと近接する部分に、一対の正面部11cとの接合部分から折込み線12に向けて、詰替え流出口13が開口形成される上端部側に傾斜して斜めに延設する応力集中補強線14が設けられていて、応力集中補強線14の終点が折込み線12上又は折込み線12上付近に配置されるる。
また、本第1実施形態では、軟包装ガセット袋容器10の底部11bは、底部折込み線15を介して一対の正面部11cの内側に折り込み可能に形成されており、当該底部11bにおける正面部11cと側面折り込み部11aとの接合角部分から、底部折込み線14の中央部分に向けて斜めに延設する底部応力集中補強線16が設けられている。
本第1実施形態では、軟包装ガセット袋容器10を構成する袋状本体部11は、柔軟性及び可撓性を備える軟包材として、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂の中から選ばれた合成樹脂から形成される積層フィルムであることが好ましく、積層フィルムの厚さが80〜250μm程度のシート材料を、これらの周縁部をヒートシール等によって適宜接合する公知の方法によって形成される。袋状本体部11は、図1(a)〜(c)に示すように、底部11bと、前後一対の正面部11cと、左右一対の側面折り込み部11aと、肩部11dとからなり、側面折り込み部11aを折り曲げない状態で縦横60〜150mm程度の大きさの、略正方形の断面形状を有する中空の袋容器として形成される。袋状本体部11の肩部11dの中央部分には、流出口形成用首部17が上方に突出して設けられている。袋状本体部11の内部に内容液を充填収容して流出口形成用首部17が封止されている状態から、これの先端部分を切り取ることで詰替え流出口13を開口形成し、袋状本体部11を傾倒又は倒立させて、収容した内容液を詰替え流出口13から流出させる。
軟包装ガセット袋容器10を構成する袋状本体部11の一対の正面部11cは、略縦長矩形形状を有する平坦な平板状のシート部分である。一対の正面部11bは、両側の側縁部がヒートシール部18を介して一対の側面折り込み部11aに各々接合していると共に、底縁部がヒートシール部18を介して底部11bに接合している。一対の正面部11cの上縁部は肩部11dに接続している。
袋状本体部11の一対の側面折り込み部11aは、略縦長矩形形状の平板状のシート部分であり、幅方向中央部を縦方向に縦断して、折込み線12が形成されている。折込み線12には、側面折り込み部11aが袋状本体部11の内側に向けて容易に折れ曲がることが可能なように、折れ癖が施されている。当該折込み線12を介して、側面折り込み部11aを二つ折りに折り重ねるようにして一対の正面部11cの内側に折り込むことで、一対の正面部11cを近接させた状態として、袋状本体部11を平坦に折り畳むことができる。
また、一対の側面折り込み部11aは、両側の側縁部がヒートシール部18を介して一対の正面部11cに各々接合していると共に、底縁部がヒートシール部18を介して底部11bに接合している。一対の側面折り込み部11aの上縁部は肩部11dに接続している。
そして、本第1実施形態では、側面折り込み部11aの底部11bと近接する部分に、一対の正面部11cとの接合部分から折込み線12に向けて、詰替え流出口13が開口形成される上端部側に傾斜して斜めに延設する応力集中補強線14が設けられている。本実施形態では、応力集中補強線14は、例えば側面折り込み部11aを構成するシート材料にエンボス加工等を施すことによって、例えば円弧断面形状を有する凸条や凹溝として容易に形成することができる。本第1実施形態では、応力集中補強線14は、各側面折り込み部11aにおける、底部11bと正面部11cとの両側の接合角部分から折込み線12に向けて、底部11bに対しての傾斜角度θ1で斜めに延設して、各々一対設けられており、傾斜角度θ1は15〜75°となっていることが好ましく、25〜65°となっていることがさらに好ましく、35〜55°となっていることが特に好ましい。
側面折り込み部11aの底部11bと近接する部分に応力集中補強線14が設けられていることにより、当該応力集中補強線14に応力が集中することで、側面折り込み部11aが補強線の無い正面部11cよりも優先的に変形し易くなって、正面部11cが折れ曲がるよりも先に、折込み線12に沿って側面折り込み部11aを折り曲げさせることが可能になると共に、一対の正面部11cの内側に側面折り込み部11aが先行して折り込まれるように誘導することが可能になる。
袋状本体部11の底部11bは、略正方形の平板状のシート部分であり、その四方の周縁部が、上述のように、一対の正面部11cや一対の側面折り込み部11aの底縁部と、ヒートシール部18を介して接合している。底部11bの中央部分には、正面部11cの底縁部とのヒートシール部18と略平行に延設して、当該底部11bを2分割する底部折込み線15が形成されている。底部折込み線15は、一対の側面折り込み部11aに形成された折込み線12と、ヒートシール部18を挟んで連設するように設けられる。底部折込み線15には、折込み線12と同様に、底部11bが容易に折れ曲がることが可能なように、折れ癖が施されている。当該底部折込み線14を介して、底部11aを二つ折りに折り重ねるようにして一対の正面部11cの内側に折り込むことで、底部11bに近接する部分の一対の正面部11cを近接させた状態として、特に底部11bと近接する部分の袋状本体部11を平坦に折り畳むことができる。
また、本第1実施形態では、袋状本体部11の底部11bには、当該底部11bにおける正面部11cと側面折り込み部11aとの4箇所の接合角部分から、底部折込み線15の中央部分に向けて斜めに延設する底部応力集中補強線16が設けられている。底部応力集中補強線16は、側面折り込み部11cに設けられた応力集中補強線14と同様に、例えば底部11bを構成するシート材料にエンボス加工等を施すことによって、例えば円弧断面形状を有する凸条や凹溝として容易に形成することができる。本第1実施形態では、底部応力集中補強線16は、4箇所の各接合角部分から底部折込み線15の中央部分に向けて、好ましくは一対の正面部11cや一対の側面折り込み部11aの底縁部との各ヒートシール部18に対して、略45度の傾斜角度θ2で、斜めに延設して略対角線上に設けられている。
底部11bに底部応力集中補強線16が設けられていることにより、当該底部応力集中補強線16に応力が集中することで、底部11bが補強線の無い正面部11cよりも優先的に変形し易くなって、正面部11cが折れ曲がるよりも先に、底部折込み線15に沿って底部11bを折り曲げさせることが可能になると共に、一対の正面部11cの内側に底部11bが先行して折り込まれるように誘導することが可能になる。
さらに、本第1実施形態では、袋状本体部11の底部11bは、好ましくは正面部11c及び側面折り込み部11aを形成する軟包材よりも、ループスティフネスの低い柔らかい材質の軟包材によって形成されている。すなわち、正面部11c及び側面折り込み部11aを形成する軟包材のループスティフネスは、好ましくは5〜15gf/10mmとなっているのに対して、底部11bを形成する軟包材のループスティフネスは、上記範囲内から選択された値であり、正面部11c及び側面折り込み部11aのループスティフネスよりも低い値となっている。
底部11bを形成する軟包材が、正面部11c及び側面折り込み部11aを形成する軟包材よりもループスティフネスの低い柔らかい材質の軟包材となっていることにより、袋状本体部11の詰替え流出口13の近傍部分よりも、底部11b及び底部11bの近傍部分を先に平坦となるように収縮変形させて、詰替え流出口への流路を狭めることなく、内容液を安定した状態でスムーズに流出させることが可能になる。
そして、上述の構成を備える本第1実施形態の軟包装ガセット袋容器10によれば、その形状を工夫することによって、別部材を用いることなく、内容液の詰め替えに伴って袋状本体部11が平坦に折り畳まれるように、袋状本体部11の収縮変形を容易に誘導できると共に、詰替え流出口13への流路を確保し、また内容液の残量を少なくして、スムーズに且つ効率良く内容液をボトル容器20に詰め替えることができる。
すなわち、本第1実施形態によれば、例えばエンボス加工等により袋状本体部11のシート材料に凸条や凹溝を形成するだけの簡易な構成によって、別部材を用いることなく、応力集中補強線14や底部応力集中補強線16を容易に設けることができると共に、応力集中補強線14や底部応力集中補強線16によって、正面部11cの変形よりも側面折り込み部11aや底部11bの変形を先行させて、側面折り込み部11aや底部11bを、折込み線12や底部折込み線15に沿って折り曲げさせながら一対の正面部11cの内側に折り込まれるようにスムーズに誘導することが可能になる。これによって、袋状本体部11を、詰替え流出口13への流路を確保しつつ一対の正面部11cを近接させた状態で平坦に折り畳まれるように変形させて、内容液の残量を少なくすることが可能になると共に、スムーズに且つ効率良く内容液をボトル容器20に詰め替えることが可能になる。
また、本第1実施形態の軟包装ガセット袋容器10によれば、側面折り込み部11aや底部11bを内側に折り込んだ意図した形状に潰れるため、、袋状本体部11が閉塞するのを効果的に抑制できると共に、応力集中補強線14のある側面折り込み部11aが自然に潰れて内容液が押し出されるため、この押出し圧力によって詰替え流出口13を広く開口させることが可能になる。さらに、側面折り込み部11aに応力集中補強線14が形成されることで、袋状本体部11の折れを防ぎ、袋状本体部11の起立性を向上させることが可能になると共に、応力集中補強線14のある側面折り込み部11aが自然に潰れて内容液が押し出されるため、袋状本体部11を絞らなくても、内容液の残量を少なくすることが可能になる。
これらによって、詰め替え時における詰替え流出口13や袋状本体部11の閉塞が無く、内容液の注出安定性や袋の起立性に優れ、詰め替え後の残量の少ない軟包装ガセット袋容器10を得ることが可能になる。また、応力集中補強線14や底部応力集中補強線16のある側面折り込み部11aや底部11aが、自然に潰れて内容液が押し出されるため、詰め替え時に袋が自然に折り畳まれる視覚的効果を、詰め替えを実際に行う消費者に与えることが可能になる。
図3は、本発明の好ましい第2実施形態に係る軟包装ガセット袋容器30を示すものである。本第2実施形態の軟包装ガセット袋容器30は、上記第1実施形態の軟包装ガセット袋容器10と略同様の構成を備える他、側面折り込み部11aにおける一対の正面部11cとの接合部分から折込み線12に向けて上端部側に斜めに延設する応力集中補強線14が、底部11bと近接する部分の他、側面折り込み部11aの略全体に亘って、これの高さ方向中央部分及び上部に、一対づつ3段に設けられている。応力集中補強線14が、側面折り込み部11aの略全体に亘って複数段に設けられていることにより、側面折り込み部11aを、折込み線12に沿って折り曲げさせながら一対の正面部11cの内側に折り込まれるように、さらにスムーズに誘導することが可能になる。
また、本第2実施形態の軟包装ガセット袋容器30では、当該ガセット袋容器30の詰替え流出口が開口形成される上端部分に栓部材31が取り付けられており、この栓部材31は、薄肉線によって区画された詰替え流出口の開口予定部(図示せず)を備えており、薄肉線を破断させることで詰替え流出口が開口形成されるようになっている。
図4(a)、(b)に示すように、本第2実施形態の軟包装ガセット袋容器30は、容器本体22と注出キャップ23とを備える円筒状のボトル容器(被詰替え容器)24に内容液を詰め替え可能となっており、ボトル容器24の注出キャップ23は、容器本体22の口首部25の内周面に沿って配置される内筒壁26と、内筒壁26の下端部に連設する底面壁(図示せず)と、底面壁から立設する注出スパウト27とを備える、公知のキャップ部材となっている。一方、軟包装ガセット袋容器30に取り付けられた栓部材31には、詰替え流出口の開口予定部を囲んで、注出キャップ23の注出スパウト27の外周形状に沿った内周形状部分を有するガイド壁32が設けられている。
本第2実施形態の軟包装ガセット袋容器30は、例えば袋状本体部11を倒立させた状態で、ガイド壁32の内側に注出スパウト27の先端部分を挿入してガイドさせつつ、栓部材31をボトル容器24の口首部25に向けて押し込むことにより、注出キャップ23の注出スパウト27によって薄肉線を破断させて、詰替え流出口が開口形成される。これによって、軟包装ガセット袋容器30の詰替え流出口を、ボトル容器24の口首部25の内部とスムーズに連通させて、内容液をこぼすことなくさらに安定した状態で被詰替え容器24に詰め替えることが可能になる。また、注出キャップ23の注出スパウト27に栓部材31のガイド壁32を嵌め込むことで、倒立させた状態を保持して(図4(b)参照)、好ましくは手を離したままでも、袋状本体部11が平坦に折り畳まれるように誘導しながら内容液を詰め替えてゆくことが可能になる。
図5(a)、(b)は、本発明の好ましい第3実施形態に係る軟包装ガセット袋容器33を示すものである。本第3実施形態の軟包装ガセット袋容器33は、上記第2実施形態の軟包装ガセット袋容器30と略同様の構成を備える他、当該ガセット袋容器30の詰替え流出口が開口形成される上端部分に、プルリング形式の栓部材34が取り付けられている。本第3実施形態の軟包装ガセット袋容器33では、栓部材34のプルリング35を指で引き破って詰替え流出口36を開口形成した後に、図6に示すように、袋状本体部11を傾倒させて、ボトル容器20に内容液を詰め替えることができる。
図7は、本発明の好ましい第4実施形態に係る軟包装ガセット袋容器37を示すものである。本第4実施形態の軟包装ガセット袋容器37は、上記第1実施形態の軟包装ガセット袋容器10と略同様の構成を備える他、側面折り込み部11aには、各対向する角部を結ぶニ対の対角に沿って応力集中補強線38が形成されることで、側面折り込み部11aの少なくとも底部11bと近接する部分に、一対の正面部11cとの接合部分から折込み線12に向けて斜めに延設する応力集中補強線が設けられている。
図8(a)〜(c)は、本発明の好ましい第5実施形態に係る軟包装ガセット袋容器39を示すものである。本第5実施形態の軟包装ガセット袋容器39では、側面折り込み部11a’は、前後一対の正面部11c’の一方の側の側縁部の間にのみ配設されることで、袋状本体部11’は、側面折り込み部11a’を折り曲げない状態で一辺が80〜200mm程度の大きさの、略正三角形の断面形状を有する中空の袋容器として形成される。また、本第5実施形態では、側面折り込み部11a’の少なくとも底部11b’と近接する部分に設けられる、正面部11c’との接合部分から折込み線12’に向けて斜めに延設する応力集中補強線14’は、側面折り込み部11a’ の底部11b’と近接する部分、高さ方向中央部分、及び上部において、折込み線12’を挟んだ片側に一本づつ千鳥状に配置されて設けられている。
さらに、本第5実施形態では、袋状本体部11’の底部11b’は、3本の底部折込み線15’を介して一対の正面部11c’の内側に折り込み可能に形成されており、当該底部11b’における正面部11c’と側面折り込み部11a’との接合角部分や一対の正面部11c’の接合角部分から、底部折込み線12’に向けて斜めに延設する底部応力集中補強線16’が設けられている。
第2実施形態〜第5実施形態の軟包装ガセット袋容器30,33,37,39によっても、側面折り込み部11a,11a’や底部11b,11b’に、応力集中補強線14,14’や底部応力集中補強線16,16’が設けられていることにより、上記本第1実施形態の軟包装ガセット袋容器10と同様の作用効果が奏される。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、図9(a)に示すように、底部に底部応力集中補強線が設けられていなくても良い。また、軟包装ガセット袋容器を構成する袋状本体部は、側面折り込み部を折り曲げない状態で略正方形や略正三角形の断面形状を有している必要は必ずしも無く、例えば図9(b)に示すような矩形形状等のその他の種々の断面形状を有していても良い。さらに、軟包装ガセット袋容器に収容される詰替え用の内容液は、液体洗剤以外の、例えば化粧料や調味料等のその他の種々の詰替え用の液体であっても良い。図9(c)に示すように、側面折り込み部の少なくとも底部近接する部分に設けられた応力集中補強線の終点は、折込み線上に配置される他、折込み線と離れた折込み線上付近に配置されても良い。
10,30,33,37,39 軟包装ガセット袋容器
11,11’ 袋状本体部
11a,11a’ 側面折り込み部
11b,11b’ 底部
11c,11c’ 正面部
12,12’ 折込み線
13,36 詰替え流出口
14,14’,38 応力集中補強線
15,15’ 底部折込み線
16,16’ 底部応力集中補強線
17 流出口形成用首部
18 ヒートシール部
20,24 ボトル容器(被詰替え容器)
21,25 口首部
23 注出キャップ
26 内筒壁
27 注出スパウト
31,34 栓部材
32 ガイド壁

Claims (6)

  1. 柔軟性及び可撓性を備える軟包材によって形成され、底部と、前後一対の正面部と、該一対の正面部の両側又は一方の側の側縁部の間に配設された、折込み線を介して前記一対の正面部の内側に折り込み可能な側面折り込み部とを備えると共に、上端部に詰替え流出口が開口形成される詰替え用の軟包装ガセット袋容器であって、
    前記側面折り込み部の少なくとも前記底部と近接する部分に、前記一対の正面部との接合部分から前記折込み線に向けて、前記詰替え流出口が開口形成される上端部側に傾斜して斜めに延設する応力集中補強線が設けられていて、前記応力集中補強線の終点が前記折込み線上又は前記折込み線上付近に配置される軟包装ガセット袋容器。
  2. 前記底部は、底部折込み線を介して前記一対の正面部の内側に折り込み可能に形成されており、当該底部における前記正面部と前記側面折り込み部との接合角部分から、前記底部折込み線の中央部分に向けて斜めに延設する底部応力集中補強線が設けられている請求項1記載の軟包装ガセット袋容器。
  3. 前記底部は、前記正面部及び前記側面折り込み部を形成する軟包材よりも、ループスティフネスが低い材質の軟包材によって形成されている請求項1又は2記載の軟包装ガセット袋容器。
  4. ガセット袋容器の前記詰替え流出口が開口形成される上端部分に栓部材が取り付けられており、該栓部材は、薄肉線によって区画された詰替え流出口の開口予定部を備えており、前記薄肉線を破断させることで前記詰替え流出口が開口形成される請求項1〜3のいずれか1項記載の軟包装ガセット袋容器。
  5. 容器本体と注出キャップとを備える被詰替え容器に内容液を詰め替え可能となっており、該被詰替え容器の注出キャップは、前記容器本体の口首部の内周面に沿って配置される内筒壁と、該内筒壁の下端部に連設する底面壁と、該底面壁から立設する注出スパウトとを備えており、
    前記栓部材の前記詰替え流出口の開口予定部を囲んで、前記注出スパウトの外周形状に沿った内周形状部分を有するガイド壁が設けられており、
    該ガイド壁の内側に前記注出スパウトの先端部分を挿入してガイドさせつつ、前記栓部材を前記口首部に向けて押し込むことにより、前記注出キャップの前記注出スパウトによって、前記薄肉線を破断させて前記詰替え流出口が開口形成される請求項4記載の軟包装ガセット袋容器。
  6. 前記注出スパウトに前記ガイド壁を嵌め込むことで、倒立させた状態を保持して内容液を詰め替え可能となっている請求項5記載の軟包装ガセット袋容器。
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