JP2000190987A - 簡易袋容器 - Google Patents

簡易袋容器

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JP2000190987A
JP2000190987A JP11058840A JP5884099A JP2000190987A JP 2000190987 A JP2000190987 A JP 2000190987A JP 11058840 A JP11058840 A JP 11058840A JP 5884099 A JP5884099 A JP 5884099A JP 2000190987 A JP2000190987 A JP 2000190987A
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Isao Hirata
勲 平田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物の安定注ぎ出し。搬送時の変形防止。
最適な詰め替え。 【解決手段】 口元部1とサイドシール部3には、第1
絞り部13が設けられているので、筒形状の注出口部1
5を形成すると、第1絞り部13の保形作用により、注
出口部15が変形することのない成形品の口栓やストロ
ーとほぼ同様のものとなり、内容物を安定した状態で注
ぎ出すことができる。左右両サイドシール部3の入目線
B近傍から上方にかけての部分には、第2絞り部14が
設けられているので、第2絞り部14の保形作用によ
り、搬送時において、内容物が揺れて、簡易袋容器1A
の入目線B近傍から上方にかけての部分が変形するのを
防止できる。注出口部15の周辺に切欠46が形成され
るので、切欠46を他の容器49の口48に当接させて
支持させることにより、内容物の詰め替えが容易であ
り、かつ、注出口部15を小さくすれば、小さい口48
の他の容器49への詰め替えが最適となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばフレキシブ
ルな樹脂フィルム(合成樹脂フィルム)単層材、または
その樹脂フィルムに多種類の樹脂フィルムを積層したフ
レキシブルな積層材などからなる簡易袋容器に係り、特
に液体洗剤等のように粘度が大きい液体内容物の詰め替
え用の容器に最適な簡易袋容器であって、内容物を最後
まで安定した状態で注ぎ出すことができ、また、搬送時
の胴部の変形を防止することができ、さらに、口径が小
さい他の容器への詰め替えに最適である簡易袋容器に関
するものである。なお、本明細書において、簡易袋容器
と袋本体とは実質的には同意語である。
【0002】
【従来の技術】以下、この種の従来の簡易袋容器を図1
3乃至図16を参照して説明する。なお、この図13乃
至図16に示された例は、自立袋の簡易袋容器について
説明する。
【0003】[簡易袋容器の基本的構成の説明]図にお
いて、Aはポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンな
どの樹脂フィルム(フレキシブルフィルム)からなり、
筒形状の胴部5と、前記胴部5の上縁の開口した口元部
1と、前記胴部5の下縁の閉口した底部2と、を備えた
袋本体、すなわち従来の簡易袋容器である。この袋本体
Aは、通常図13及び図16(A)に示すように平面形
状に折り畳まれた状態にあり、内容物(例えば、液体洗
剤等のように粘度が大きい液体内容物、以下、単に内容
物と称する。)を充填すると図14及び図15及び図1
6(B)に示すように立体形状に構成されるものであ
る。
【0004】[簡易袋容器のフィルム構成の説明]前記
袋本体Aは、図16(A)に示すように、1枚のフレキ
シブルフィルムのほぼ中央部分をW字形状に折り込ん
で、表側部分(図面中表面側)100と、逆V字形状の
底側部分102と、裏側部分101とからなるものであ
る。又は、この袋本体Aは、図16(A)に示すよう
に、1枚のフレキシブルフィルムの表側部分(図面中表
面側)100の下端部と、同じく1枚のフレキシブルフ
ィルムの裏側部分101の下端部との間に、同じく1枚
のフレキシブルフィルムを逆V字形状に折り曲げ形成し
た底側部分102の両下端部を、接続してなるものであ
る。
【0005】[簡易袋容器の具体的構成の説明]上述の
袋本体Aは、上縁が開口された口元部(後述する上縁開
口部を密封するためにシールするシール代10、及び袋
本体A中に内容物を充填する際に機械(図示せず)がチ
ャックするチャック代を含めた部分)1と、下縁部がW
字形状に形成されたW底部2と、そのW底部2から前記
口元部1までの左右両サイド(すなわち、胴部5の両側
縁であって、表側部分100と裏側部分101との間、
表側部分100と底側部分102との間、裏側部分10
1と底側部分102との間)がほぼ平行にシールしてな
るサイドシール部3と、前記W底部2の下縁がシールさ
れてなる下縁シール部6と、前記W底部2の1本の山折
り曲げ線7の両端の前記サイドシール部3との交点から
前記W底部2の2本の谷折り曲げ線(前記下縁シール部
6の内側の縁)8までの間が斜にシールされてなる左右
のW底シール部9と、前記サイドシール部3の片側又は
両側に設けた湾曲凹線よりなる保持凹部4とを備え、通
常左右対称の平面形状をなす。なお、図13に示すよう
に、上述の保持凹部4の破線4′より外側の部分を切除
しても良い。
【0006】[簡易袋容器への内容物の充填密封の説
明]上述の通常平面形状に折り畳まれた状態にある袋本
体A中に内容物を口元部1から充填する。すると、その
袋本体Aはフレキシブルな材質からなるので、その平面
形状の袋本体Aは立体形状に構成される。すなわち、図
14及び図15及び図16(B)に示すように、袋本体
Aの表側部分100及び裏側部分101の中央部分が前
後に膨らむと共に、左右両サイドシール部3と表側部分
100及び裏側部分101の左右両側部分とが左右(上
述の表側部分100及び裏側部分101の中央部分の前
後への膨らみ方向に対してほぼ直交する方向)に引き込
まれて、かつW底部2には底が形成されて、平面形状の
袋本体Aが立体形状に構成される。このとき、W底部2
の底(底側部分102)はほぼ正方形若しくは長方形を
なすと共に、前記口元部1からW底部2の谷折り曲げ線
8までの部分からなる胴部5のほぼ上半部が屋根形状を
なし、かつ胴部5のほぼ下半部がほぼ直方体をなし、前
記保持凹部4が内側に食い込んで立体的な袋本体Aの左
右両サイドシール部3に凹部11が形成される。それか
ら、内容物を充填した後、前記口元部1の上縁開口部の
表側部分100と裏側部分101とをシールすることに
より、内容物を密封することができる。
【0007】[簡易袋容器の開封の説明]次に、口元部
1のシール部10からサイドシール部3にかけて、図1
4中の二点鎖線にて示すカットラインC上をはさみやカ
ッター等でカットして、図15に示すように注出口部1
2を形成することにより、前記内容物を注出口部12か
ら他の容器に詰め替えることができる。そして、上述の
簡易袋容器Aは、フレキシブルな材質からなるので、使
用後ほぼ平面状に折り畳んで捨てることができるので、
ブロー成形されたブローボトルや瓶等の他の容器と比較
して嵩張らず、その分ごみの容積を小さくすることがで
き、ごみ処理が容易であり、広く使用されている。上述
の簡易袋容器Aとしては、例えば、特開平8−1132
49号公報に記載のものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の簡易袋容器Aは、フレキシブルフィルムからなるもの
であるから、開封された注出口部12から内容物を注ぎ
出す際に、内容物の内圧(内容物が簡易袋容器Aの内面
側にかかる圧力)変化により、注出口部12の開口形状
が簡単に変形してしまう。このために、従来の簡易袋容
器Aの注出口部12を他の容器の口に当てて内容物を詰
め替える際に、従来の簡易袋容器Aの注出口部12が簡
単に変形して、内容物が外に零れたりして、注出口部1
2から内容物を注ぎ出すことが難しい。例えば、注出口
部12の開口面積を大きくすると、注出口部12がさら
に変形し易くなり、内容物がさらに外に零れ易くなる。
逆に、注出口部12の開口面積を小さくすると、注出口
部12を開口し難くなり、また、液体洗剤等のように粘
度が大きい液体内容物は注出口部12から流れ出ず、さ
らに、内容物の注ぎ出しに伴って簡易袋容器Aが縮小変
形して取り扱い難くなる等の課題がある。
【0009】そこで、上述の従来の簡易袋容器Aに成形
品の口栓やストローを設けたものがあるが、この場合コ
ストが高くなり、また、簡易袋容器Aを搬送する際に大
きく嵩ばり搬送コストや在庫スペース上課題がある。
【0010】また、上述の従来の簡易袋容器Aは、フレ
キシブルフィルムからなるものであるから、搬送時にお
いて、内容物が揺れて、簡易袋容器Aの入目線(簡易袋
容器A中の内容物の上面)近傍から上方にかけての部分
が変形して、商品価値が低下する等の課題がある。
【0011】本発明の目的は、液体洗剤等のように粘度
が大きい液体内容物の詰め替え用の容器に最適な簡易袋
容器であって、内容物を最後まで安定した状態で注ぎ出
すことができ、また、搬送時の胴部の変形を防止するこ
とができ、さらに、口径が小さい他の容器への詰め替え
に最適である簡易袋容器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
(以下、単に第1発明と称する)は、図1に示すよう
に、口元部1と胴部5の側縁(サイドシール部3)と
に、筒形状の注出口部が形成され、かつ、その筒形状の
注出口部の変形が防止されるための第1絞り部13が、
それぞれ設けられていることを特徴とする。
【0013】この結果、第1発明の簡易袋容器は、図1
に示すように、第1絞り部13の端を結ぶカットライン
C上をカットすると、そのカットラインCから袋本体の
内部にかけての第1絞り部13の相対向する辺130に
より、筒形状の注出口部を形成することができ、しか
も、その第1絞り部13の保形作用により、その筒形状
の注出口部が変形することのない成形品の口栓やストロ
ーとほぼ同様のものとなる。このために、筒形状の注出
口部から内容物を注ぎ出す際に、内容物の内圧変化によ
り、筒形状の注出口部が簡単に変形することがないの
で、簡易袋容器の注出口部を他の容器の口に当てて内容
物を詰め替える際に、内容物が外に零れたりする虞がな
い。また、筒形状の注出口部は変形し難いので、注出口
部を大きく開口することができ、液体洗剤等のように粘
度が大きい液体内容物を注出口部から注ぎ出すことがで
きる。さらに、内容物の注ぎ出しに伴って外の空気が注
出口部を経て簡易袋容器中に流入することができ、簡易
袋容器が縮小変形することなく取り扱い易い。従って、
口栓やストローを使用せずに、成形容器と同様に内容物
を最後まで安定した状態で注ぎ出すことができる。
【0014】また、請求項2に記載の発明(以下、単に
第2発明と称する)は、図2に示すように、胴部5の両
側縁(左右両サイドシール部3)のうち、入目線B近傍
から上方にかけての部分に、搬送時の内容物の揺れによ
る胴部5の変形が防止されるための第2絞り部14が、
設けられていることを特徴とする。
【0015】この結果、第2発明の簡易袋容器は、内容
物を充填すると、第2絞り部の保形作用により、搬送時
において、内容物が揺れて、簡易袋容器の入目線B近傍
から上方にかけての部分が変形するのを防止することが
でき、商品価値の低下をも防止することができる。な
お、上述の第2絞り部14の下端140が入目線Bより
も下方に位置することが好ましい。
【0016】さらに、請求項4に記載の発明(以下、単
に第3発明と称する)は、筒形状の注出口部が他の容器
の口径が小さい口の中に挿入し得る大きさであり、か
つ、その注出口部の周辺に、他の容器の口に当接して支
持されるための切欠が、設けられていることを特徴とす
る。
【0017】この結果、第3発明の簡易袋容器は、上記
の構成により、筒形状の注出口部を他の容器の口径が小
さい口の中に挿入することができ、しかも、変形し難い
注出口部の周辺の切欠が他の容器の口に当接するので、
簡易袋容器が他の容器に支持されることとなる。従っ
て、口径が小さい他の容器への詰め替えにも最適とな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の簡易袋容器の実施
形態のうちの4例を図3乃至図12を参照して説明す
る。図3乃至図5は本発明(第1発明及び第2発明)の
簡易袋容器の第1実施形態を示す。図中、図1及び図2
及び図13乃至図16と同符号は同一のものを示す。図
3において、1Aは袋本体である。この袋本体1Aは、
表側部分100と、裏側部分101と、その表側部分1
00と裏側部分101との間の逆V字形状の底側部分1
02と、から構成されたフレキシブルフィルム製からな
る。この袋本体1Aは、上縁が開口された口元部1と、
下縁部がW字形状に形成されたW底部2と、前記口元部
1から前記W底部2までの左右両サイドであって、表側
部分100と裏側部分101、及び表側部分100と底
側部分102、及び裏側部分101と底側部分102
が、それぞれシールされてなるサイドシール部3とを備
える。
【0019】そして、図3に示すように、口元部1と胴
部5の側縁(左サイドシール部3)とには、筒形状の注
出口部15が形成され、かつ、その筒形状の注出口部1
5の変形が防止されるための第1絞り部13が、それぞ
れ設けられている。この口元部1側の第1絞り部13
は、三点16、17、18を結ぶほぼ三角形形状をな
し、一方、左サイドシール部3側の第1絞り部13は、
後述する第2絞り部14と一体となし、四点19、2
0、21、22を結ぶ細長いほぼ三角形形状をなすもの
のうち上方部分(図3中の一点鎖線より上方部分)から
なる。この2個の第1絞り部13の相対向する辺130
は、カットラインCから袋本体1Aの内部にかけて末広
形状をなす。
【0020】また、図3に示すように、胴部5の左右両
サイドシール部3のうち、入目線B近傍から上方にかけ
ての部分には、搬送時の内容物の揺れによる胴部5の変
形が防止されるための第2絞り部14が、それぞれ設け
られている。この第2絞り部14は、四点19、20、
21、22を結ぶ細長いほぼ三角形形状をなすものであ
る。この左側サイドシール部3側の第2絞り部14の上
方部分は、上述の第1絞り部13と一体となす。また、
この第2絞り部14の下端点22は、入目線Bよりも若
干下方に位置する。
【0021】上述の第1絞り部13の先端点16と19
とを結ぶカットラインCよりも若干外側の部分には、開
封用シール部23が設けられていると共に、その開封用
シール部23及び口元部1側の第1絞り部13のカット
ラインC上には、V字形のノッチ(単なる直線形のノッ
チでも良い)24が設けられている。
【0022】上述の第1絞り部13及び第2絞り部14
及び開封用シール部23は、シール部3、6、9と同時
にシールされる。なお、図1中の左上角部の二点鎖線の
部分を切除する(なお、切除しなくても良い)。
【0023】この実施形態における本発明の簡易袋容器
は、以上の如き構成からなるものであるから、口元部1
の未シール部10(図3中二点鎖線にて示す部)から内
容物を簡易袋容器1A中に充填し、その未シール部10
をシールすることにより、図4に示すように、内容物は
簡易袋容器1A中に充填密封される。このとき、第2絞
り部14の下端点22が入目線Bよりも若干下方に位置
するので、この第2絞り部14の下端点22の部分が内
容物の充填密封に伴って、簡易袋容器1Aの内部側に引
張られて、この第2絞り部14に保形作用が作用する。
この第2絞り部14の保形作用により、搬送時におい
て、内容物が揺れて、簡易袋容器1Aの入目線B近傍か
ら上方にかけての部分が変形するのを防止することがで
き、商品価値の低下をも防止することができる。
【0024】そして、図5に示すように、ノッチ24か
ら開封用シール部23よりも若干内側のカットラインC
をカットして開封用シール部23を切除すると、そのカ
ットラインCから袋本体(簡易袋容器1A)の内部にか
けての第1絞り部13の相対向する辺130により、楕
円形の筒形状の注出口部15が大きく簡単に形成され
る。特に、この実施形態のように、第1絞り部13の相
対向する辺130が末広形状をなすことにより、上述の
楕円形の筒形状の注出口部15がさらに簡単に形成され
ることとなる。しかも、この注出口部15は、第1絞り
部13の保形作用により、変形することのない成形品の
口栓やストローとほぼ同様のものとなる。
【0025】このために、筒形状の注出口部15から内
容物を注ぎ出す際に、内容物の内圧変化により、筒形状
の注出口部15が簡単に変形することがないので、簡易
袋容器1Aの注出口部15を他の容器(図示せず)の口
に当てて内容物を詰め替える際に、内容物が外に零れた
りする虞がない。また、筒形状の注出口部15は変形し
難いので、注出口部15を大きく開口することができ、
液体洗剤等のように粘度が大きい液体内容物を注出口部
15から注ぎ出すことができる。さらに、内容物の注ぎ
出しに伴って外の空気が注出口部15を経て簡易袋容器
1A中に流入することができ、簡易袋容器1Aが縮小変
形することなく取り扱い易い。従って、口栓やストロー
を使用せずに、成形容器と同様に内容物を最後まで安定
した状態で注ぎ出すことができる。
【0026】図6及び図7は本発明(第1発明及び第2
発明)の簡易袋容器の第2実施形態を示す。図中、図1
乃至図5及び図13乃至図16と同符号は同一のものを
示す。この第2実施形態における簡易袋容器1Bは、第
2絞り部14(左サイドシール部3側の第1絞り部13
(図6中の一点鎖線よりも上方部分)を含む)の形状が
三点25、26、27を結ぶ細長い三角形形状をなすも
のである。また、この第2絞り部14の下端点27が入
目線Bよりも若干下方に位置する。なお、右側の第2絞
り部14においては、図6中の二点鎖線に示すように、
点26から上縁の一点250を結んだ形状であっても良
い。この第2実施形態のものは、上述の第1実施形態の
ものと同様の作用効果を達成することができる。
【0027】図8及び図9は本発明の(第1発明及び第
2発明)の簡易袋容器の第3実施形態を示す。図中、図
1乃至図7及び図13乃至図16と同符号は同一のもの
を示す。この第3実施形態における簡易袋容器1Cは、
第2絞り部14(左サイドシール部3側の第1絞り部1
3(図8中の一点鎖線よりも上方部分)を含む)の形状
が上述の第2実施形態の第2絞り部14よりも細長い三
角形形状をなすものである。また、この第2絞り部14
の下端点27が入目線Bよりも若干下方に位置する。さ
らに、開封用シール部23が設けられていない。なお、
右側の第2絞り部14においては、図8中の二点鎖線に
示すように、点26から上縁の一点250を結んだ形状
であっても良い。特に、左右両サイドシール部3のほぼ
中間部分には、四点28、29、30、31を結ぶ小台
形形状をなす第3絞り部32が設けられている。
【0028】この第3実施形態のものは、上述の第1実
施形態及び第2実施形態のものと同様の作用効果を達成
することができる。特に、この第3実施形態のものは、
左右両サイドシール部3のほぼ中間部分の第3絞り部3
2により、内容物を充填密封すると、第3絞り部32が
大きく内側に食い込んで、横V字形状の凹部33が形成
されるので、この凹部33の上側の角部34が指の引っ
掛かり部分となるので、持ちやすくなる。しかも、横V
字形状の凹部33の保形作用により、外力に対して強い
簡易袋容器となる。
【0029】図10乃至図12は本発明の簡易袋容器の
第4実施形態を示す。図中、図1乃至図9及び図13乃
至図16と同符号は同一のものを示す。この第4実施形
態の簡易袋容器1Dにおいて、口元部1側の第1絞り部
13は、四点35、36、37、38を結ぶ形状をな
し、一方、左サイドシール部3側の第1絞り部13は、
後述する第2絞り部14と一体となし、五点39、4
0、41、42、43を結ぶ形状をなすもののうち上方
部分(図10中の一点鎖線より上方部分)からなる。ま
た、第2絞り部14は、五点39、40、41、42、
43を結ぶ形状をなすものである。この左側サイドシー
ル部3側の第2絞り部14の上方部分は、上述の第1絞
り部13と一体となす。また、この第2絞り部14の下
端点43は、入目線Bよりも若干下方に位置する。
【0030】前記口元部1側の第1絞り部13には、後
述する切欠46形成用の切れ線44が、ノッチ24から
カットラインCにかけてL字(若しくはV字)形状に設
けられている。また、前記左サイドシール3側の第1絞
り部13には、後述する切欠46形成用の切れ線45
が、左縁からカットラインCにかけてL字(若しくはV
字)形状に設けられている。さらに、右サイドシール3
のうち、後述する空気流入口47形成用のカットライン
C′上にもノッチ24が設けられている。
【0031】ここで、この実施形態における本発明の簡
易袋容器1Dは、口径(口48)が小さい他の容器49
への詰め替えが最適である簡易袋容器であるから、注出
口部15は小さくする。この例では、第1絞り部13の
点35と点40とを結ぶ直線距離Dを10〜15mm、
好ましくは13mmとする。ちなみに、この例における
簡易袋容器1Dの図示の寸法は、T1が95mm、T2
が100mm、Wが94mmであり、また、この例の簡
易袋容器1Dの容量は、250mlである。
【0032】また、この実施形態における本発明の簡易
袋容器1Dは、小さい注出口部15がほぼ真円形状とな
るように、表側部分100と裏側部分101とが均等に
ほぼ半円形に開くように構成されている。この構成は、
口元部1の第1絞り部13の点35と点37とを結ぶ線
(口元シール部の内縁)と、点35と点38とを結ぶ線
分とのなす角度θを約30°とする。
【0033】この実施形態における本発明の簡易袋容器
1Dは、以上の如き構成からなるので、口元部1の未シ
ール部10から内容物(調味料や洗剤等)を充填して、
その未シール部10をシールすることにより、図11に
示すように、内容物が充填密閉される。そして、簡易袋
容器1Dの左上角の部分をノッチ24からカットライン
Cに沿って切り取ることにより、図12に示すように、
口径が小さく、かつ、ほぼ真円形状の注出口部15が形
成される。また、この注出口部15の周辺近くには、切
欠46が形成される。すなわち、簡易袋容器1Dの左上
角の部分をノッチ24からカットラインCに沿って切り
取ると、カットラインCと切れ線44とで囲まれた部
分、また、カットラインCと切れ線45と左縁とで囲ま
れた部分が切除されて切欠46が形成される。さらに、
簡易袋容器1Dの右上角の部分をノッチ24からカット
ラインC′に沿って切ると、図12に示すように、空気
流入口47が形成される。それから、上述のようにして
形成された注出口部15を他の容器49の口48中に挿
入し、かつ、切欠46を他の容器49の口48に当接さ
せ、その状態で、簡易袋容器1D中の内容物を他の容器
49中に詰め替えることができる。
【0034】このように、この実施形態における本発明
の簡易袋容器1Dは、小さい注出口部15を他の容器4
9の小さい口48の中に挿入することができ、しかも、
変形し難い注出口部15の周辺近くの切欠46が他の容
器49の口48に当接するので、簡易袋容器1Dが他の
容器49に支持されることとなり、口径が小さい他の容
器49への詰め替えに最適である。
【0035】なお、上述の切欠形成用の切れ線44、4
5は、少なくとも何れか一方(口元部1側の切れ線44
の方が好ましい)設けるだけでも良い。また、空気流入
口47形成用のカットラインC′やノッチ24は、必ず
しも設ける必要はない。
【0036】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の簡易
袋容器は、液体洗剤等のように粘度が大きい液体内容物
の詰め替え用の容器に最適な簡易袋容器であって、内容
物を最後まで安定した状態で注ぎ出すことができ、ま
た、搬送時の胴部の変形を防止することができ、さら
に、口径が小さい他の容器への詰め替えに最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の簡易袋容器の原理を示し、平面形状
に折り畳まれた状態の正面図である。
【図2】第2発明の簡易袋容器の原理を示し、平面形状
に折り畳まれた状態の正面図である。
【図3】本発明の簡易袋容器の第1実施形態を示し、平
面形状に折り畳まれた状態の正面図である。
【図4】同じく、袋本体中に内容物を充填密封した状態
の斜視図である。
【図5】同じく、注出口部を形成した状態の斜視図であ
る。
【図6】本発明の簡易袋容器の第2実施形態を示し、平
面形状に折り畳まれた状態の正面図である。
【図7】同じく、注出口部を形成した状態の斜視図であ
る。
【図8】本発明の簡易袋容器の第3実施形態を示し、平
面形状に折り畳まれた状態の正面図である。
【図9】同じく、袋本体中に内容物を充填密封した状態
の斜視図である。
【図10】本発明の簡易袋容器の第4実施形態を示し、
平面形状に折り畳まれた状態の正面図である。
【図11】同じく、袋本体中に内容物を充填密封した状
態の斜視図である。
【図12】同じく、注出口部を形成して口径の小さい他
の容器に内容物を詰め替えている状態の斜視図である。
【図13】従来の簡易袋容器を示し、平面形状に折り畳
まれた状態の正面図である。
【図14】図13に示す袋本体中に内容物を充填密封し
た状態の斜視図である。
【図15】図14に示す袋本体に注出口部を形成した状
態の斜視図である。
【図16】(A)は平面形状に折り畳まれた状態の各部
を示した概略横断面図、(B)は袋本体中に内容物を充
填密封した状態の各部を示した概略横断面図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D…袋本体(簡易袋容器)、1…
口元部、2…W底部、3…サイドシール部、5…胴部、
6…下縁シール部、7…山折り曲げ線、8…谷折り曲げ
線、9…W底部シール部、10…シール代、13…第1
絞り部、130…相対向する辺、14…第2絞り部、1
40、22、27…第2絞り部の下端点、15…注出口
部、32…第3絞り部、46…切欠、48…口、49…
他の容器、B…入目線、C…カットライン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルフィルムからなり、筒形状
    の胴部と、前記胴部の上縁の開口した口元部と、前記胴
    部の下縁の閉口した底部と、を備え、通常平面形状をな
    し、前記口元部から内容物を充填することにより立体形
    状をなし、前記口元部をシールして前記内容物を密封
    し、かつ注出口部を開封することにより前記内容物を出
    すことができる簡易袋容器において、 前記口元部と前記胴部の側縁とには、筒形状の注出口部
    が形成され、かつ、前記筒形状の注出口部の変形が防止
    されるための絞り部が、設けられている、ことを特徴と
    する簡易袋容器。
  2. 【請求項2】 フレキシブルフィルムからなり、筒形状
    の胴部と、前記胴部の上縁の開口した口元部と、前記胴
    部の下縁の閉口した底部と、を備え、通常平面形状をな
    し、前記口元部から内容物を充填することにより立体形
    状をなし、前記口元部をシールして前記内容物を密封
    し、かつ注出口部を開封することにより前記内容物を出
    すことができる簡易袋容器において、 前記胴部の両側縁のうち、前記内容物の上面近傍から上
    方にかけての部分には、搬送時の前記内容物の揺れによ
    る前記胴部の変形が防止されるための絞り部が、設けら
    れている、ことを特徴とする簡易袋容器。
  3. 【請求項3】 フレキシブルフィルムからなり、筒形状
    の胴部と、前記胴部の上縁の開口した口元部と、前記胴
    部の下縁の閉口した底部と、を備え、通常平面形状をな
    し、前記口元部から内容物を充填することにより立体形
    状をなし、前記口元部をシールして前記内容物を密封
    し、かつ注出口部を開封することにより前記内容物を出
    すことができる簡易袋容器において、 前記口元部と前記胴部の側縁とには、筒形状の注出口部
    が形成され、かつ、前記筒形状の注出口部の変形が防止
    されるための絞り部が、設けられていると共に、前記胴
    部の両側縁のうち、前記内容物の上面近傍から上方にか
    けての部分には、搬送時の前記内容物の揺れによる前記
    胴部の変形が防止されるための絞り部が、設けられてい
    る、ことを特徴とする簡易袋容器。
  4. 【請求項4】 前記筒形状の注出口部は、他の容器の口
    径が小さい口の中に挿入し得る大きさであり、前記注出
    口部の周辺には、前記他の容器の口に当接して支持され
    るための切欠が設けられている、ことを特徴とする請求
    項1又は3に記載の簡易袋容器。
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