JPH0577838A - 瓶代替用の簡易容器 - Google Patents

瓶代替用の簡易容器

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JPH0577838A
JPH0577838A JP12910391A JP12910391A JPH0577838A JP H0577838 A JPH0577838 A JP H0577838A JP 12910391 A JP12910391 A JP 12910391A JP 12910391 A JP12910391 A JP 12910391A JP H0577838 A JPH0577838 A JP H0577838A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 商品価値を向上させ、使い易い瓶代替用の簡
易容器を提供する。 【構成】 サイドシール垂直部とサイドシール傾斜部と
の境界の角部に、内容物を充填した際にその角部のみが
内側に食い込むための絞り部を、内側に絞って設ける。
この結果、容器本体中に内容物を充填した際に、絞り部
のみが内側に食い込むので、所定の位置に凹部が形成さ
れる。従って、立体に構成された容器本体の形状はほぼ
一定するので、瓶代替用の簡易容器としての商品価値が
向上される。また、上述のようにしてなる容器本体に保
形性を有する外板を接着することにより、保形性が良
く、自立性が良くなる。しかも、2本の折曲線の内側の
非接着部により、指の引っ掛かり部が形成され、その上
2本の折曲線の外側の折曲片により、前記引っ掛かり部
の強度が増すので、持ち易く、かつ使い易くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレキシブルな樹脂フ
ィルム単層材、またはその樹脂フィルムにアルミニウム
や紙などを積層したフレキシブルな積層材などからなる
袋状の簡易容器であって、ブロー成形やインジェクショ
ン成形などによる瓶形の樹脂成形容器、あるいは硝子瓶
など(以下、単に瓶と称する。)の代替用の簡易容器に
係り、特に商品価値が向上された瓶代替用の簡易容器、
また比較的大容量の容器であっても使い易い瓶代替用の
簡易容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、この種の従来の瓶代替用の簡易容
器を図11および図12を参照して説明する。図におい
て、Aはポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンなど
の樹脂フィルムからなる容器本体である。この容器本体
Aは、通常図11に示すように平面形状に折り畳まれた
状態にあり、液体や粉体などの内容物(以下、単に内容
物と称する。)を充填すると図12に示すように立体形
状に構成されるものである。前記容器本体Aは、上縁の
開口した口元部1と、下縁部のW字形状に形成したW底
部2と、そのW底部2から前記口元部1までの左右両サ
イドをシールしてなるサイドシール部であって、前記W
底部2から垂直にかつ平行に設けたサイドシール垂直部
3と、そのサイドシール垂直部3から内側に折り曲げて
傾斜させて設けたサイドシール傾斜部4と、そのサイド
シール傾斜部4から外側に折り曲げて前記口元部1まで
垂直にかつ平行に延長して設けたサイドシール延長部5
と、前記W底部2の下縁をシールしてなる下縁シール部
6と、前記W底部2の1本の山折り曲げ線7の両端の前
記サイドシール垂直部3との交点から前記W底部2の2
本の谷折り曲げ線(前記下縁シール部6の内側の縁)8
までの間を斜にシールしてなる左右のW底シール部9と
を備え、通常左右対称の平面形状をなす。かくして、通
常平面形状に折り畳まれた状態にある容器本体A中に内
容物を充填する。すると、その容器本体Aはフレキシブ
ルな材質からなるので、その平面形状の容器本体Aは立
体形状に構成される。すなわち、容器本体Aの表面側の
部分と裏面側の部分とが図面の紙面に対して前後に膨ら
むと共に、左右両サイドシール部3、4、5が図面の紙
面に対して左右に引っ込んで、平面形状の容器本体Aが
立体形状に構成される。それから、内容物を充填した
後、前記口元部1をシールすることにより、内容物を密
封することができる。次に、使用に際しては、口元部1
のシール部10より下方の位置で容器本体Aを切って開
封する。そして、上述の簡易容器は、フレキシブルな材
質からなるので、使用後ほぼ平面状に折り畳んで捨てる
ことができるので、瓶と比較して嵩張らず、その分ごみ
の容積を小さくすることができ、ごみ処理が容易であ
る。また、上述の簡易容器に、フレキシブルな樹脂フィ
ルムに紙を一体に積層したものを、使用すれば、焼却可
能となるので、ごみ処理公害に対処することができる。
この結果、上述の簡易容器は、瓶の代替品として広く使
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかるフレキシブルな
樹脂フィルムからなる瓶代替用の簡易容器においては、
容器本体A中に内容物を充填し、若しくは内容物充填後
に口元部1をシールして、平面形状の容器本体Aを立体
形状に構成した際に、その平面形状から立体形状への変
形時における歪が剛性を有するサイドシール部3、4、
5に生じて、そのサイドシール部3、4、5の一部が内
側に食い込んで、その左右両サイドシール部3、4、5
に凹部11が形成される。ところが、上述の従来の瓶代
替用の簡易容器は、上述の凹部11に対する対応手段が
何等施されていないので、図12に示すように、樹脂フ
ィルムの強度や内圧などにより、上述の凹部11は左右
両サイドシール部3、4、5の区々の位置に形成され
る。このために、内容物を充填した簡易容器の形状が種
々様々となり、中には図12の二点鎖線に示すように口
元部1が傾いてしまった簡易容器が形成されたりし、瓶
代替用の簡易容器としての商品価値が下がるなどの問題
がある。
【0004】本発明の第1の目的は、内容物を充填した
際に形成される凹部を所定の位置に必ず形成されるよう
に構成して、瓶代替用の簡易容器の形状を一定にして、
商品価値を向上させた瓶代替用の簡易容器を提供するこ
とにある。また、本発明の第2の目的は、比較的大容量
の簡易容器であっても、さらに保形性が良く、自立性が
あり、かつ持ち易くって使い易い瓶代替用の簡易容器を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
(以下、第1の発明と称する。)は、サイドシール垂直
部とサイドシール傾斜部との境界の角部に、内容物を充
填した際にその角部のみが内側に食い込むための絞り部
を、内側に絞って設けたことを特徴とする。また、請求
項2に記載の発明(以下、第2の発明と称する。)は、
上述の第1の発明の簡易容器を容器本体とし、その容器
本体に保形性を有する外板を、容器本体の絞り部にかか
らないように接着し、その外板に2本の折曲線を手で持
ち得る幅をおいて設け、その2本の折曲線より外側の部
分に前記接着部に対して折り曲げることができる折曲片
を設け、かつ前記2本の折曲線より内側の部分に非接着
部を設けたことを特徴とする
【0006】
【作用】第1の発明は、上記の構成により、容器本体中
に内容物を充填して、平面形状の容器本体を立体形状に
構成した際に、樹脂フィルムの強度や内圧などとは無関
係に、サイドシール部のうち、内側に絞って設けられた
絞り部のみが内側に食い込み、一方その他の部分が内側
に食い込むのを防ぐことができる。その結果、前記絞り
部を設けたサイドシール垂直部とサイドシール傾斜部と
の境界の角部、すなわち所定の位置に凹部が形成され
る。従って、立体に構成された容器本体の形状はほぼ一
定するので、凹部が区々の位置に形成されて容器本体の
形状が種々様々な形状をなす従来の簡易容器と比較し
て、瓶代替用の簡易容器としての商品価値が向上され
る。また、第2の発明は、保形性を有する外板により、
内容物を充填した容器本体の形を保つことができるの
で、比較的大容量の簡易容器であっても、さらに保形性
が良く、自立性がある。しかも、2本の折曲線より内側
の非接着部により、外板に指が引っ掛かる箇所が形成さ
れる。その上、外板の接着部に対して折り曲げた2枚の
折曲片により、上述の指が引っ掛かる箇所の強度がさら
に増す。この結果、持ち易くなって使い易くなる。
【0007】
【実施例】以下、第1の発明の瓶代替用の簡易容器の実
施例のうちの3例、また第2の発明の瓶代替用の簡易容
器の一実施例を説明する。図1および図2は第1の発明
の瓶代替用の簡易容器の第1の実施例を示し、図1は平
面形状に折り畳まれた状態の正面図、図2は図1に示す
容器本体中に内容物を充填密封した状態の正面図であ
る。この例は上述の図11および図12に示す従来の瓶
代替用の簡易容器を利用した例について説明する。図
中、図7および図8と同符号は同一のものを示す。図に
おいて、12は図1中の一点鎖線で示したサイドシール
垂直部3とサイドシール傾斜部4との境界(サイドシー
ル部の内側)13の角部に内側に円弧状に絞って設けた
絞り部である。この実施例における本発明の簡易容器
(容器本体A1)の寸法は以下の通りとなる。すなわ
ち、口元部1の左右両サイドシール延長部5の内側の間
の長さB1は50mm、左右両サイドシール垂直部3の
内側の間の長さC1は100mm、谷折り曲げ線8にお
ける下縁シール部6と左右のW底シール部9との両交点
の間の長さD1は50mm、その両交点と左右両サイド
シール垂直部3の内側との間の長さE1はそれぞれ25
mm、口元部1の上縁と谷折り曲げ線8との間の高さF
1は170mm、W底部2の山折り曲げ線7と谷折り曲
げ線8との間の高さ(以下W底部2の折込幅と称す
る。)G1は25mmである。前記境界13の高さ位置
は前記口元部1の上縁と前記谷折り曲げ線8との間の高
さF1の2分の1の高さ位置に位置する。前記絞り部1
2の内側への絞り幅H1を、前記境界13において前記
W底部2の折込幅G1の約0.2倍の5mmとし、また
前記絞り部12の上下の絞り長さI1を、前記境界13
をほぼ中点として前記W底部2の折込幅G1の約1.1
倍の27.5mmとする。この容器本体Aは、シール部
の内側の形状において、通常左右対称の平面形状をな
す。
【0008】この実施例における本発明の瓶代替用の簡
易容器は、以上の如き構成からなるので、容器本体A1
中に内容物を充填すると、平面形状の容器本体A1が立
体形状に構成される際に、樹脂フィルムの強度や内圧な
どとは無関係に、サイドシール部3、4、5のうち、内
側に絞って設けられた絞り部12のみが内側に食い込
み、一方その他の部分が内側に食い込むのを防ぐことが
できる。その結果、図2に示すように、前記絞り部12
を設けたサイドシール垂直部3とサイドシール傾斜部4
との境界13の角部、すなわち所定の位置に凹部11が
形成される。従って、図2に示すように、立体に構成さ
れた容器本体A1の形状はほぼ一定するので、凹部が区
々の位置に形成されて容器本体の形状が種々様々な形状
をなす従来の簡易容器と比較して、瓶代替用の簡易容器
としての商品価値が向上される。
【0009】かくして、前記口元部1をシールすること
により、内容物を密封することができる。次に、使用に
際しては、口元部1のシール部10より下方の位置で容
器本体A1を切って開封する。図3および図4は第1の
発明の瓶代替用の簡易容器の第2の実施例を示し、図3
は平面形状に折り畳まれた状態の正面図、図4は図3に
示す容器本体中に内容物を充填密封した状態の正面図で
ある。この例は所謂広口瓶の瓶代替用の簡易容器の例に
ついて説明する。図中、図1および図2および図11お
よび図12と同符号は同一のものを示す。この実施例に
おける本発明の瓶代替用の簡易容器は、所謂広口瓶に応
用した例であるから、サイドシール垂直部3とサイドシ
ール傾斜部4との境界13の角部、すなわち絞り部12
が、上述の第1の実施例のものにおいては口元部1とW
底部2との間のほぼ中間に位置するのに対して、口元部
1付近に位置するものである。図において、14は口元
部1の内側に一体に設けたチャックで、このチャック1
4は一方が凸部をなし、他方が凹部をなし、着脱可能に
嵌合することにより、口元部1を着脱可能に密封するこ
とができる。
【0010】この実施例における本発明の簡易容器(容
器本体A2)の寸法は以下の通りとなる。すなわち、口
元部1の左右両サイドシール延長部5の内側の間の長さ
B2は140mm、左右両サイドシール垂直部3の内側
の長さC2は200mm、谷折り曲げ線8における下縁
シール部6と左右のW底シール部9との両交点の間の長
さD2は前記口元部1の内側の間の長さB2と等しい1
40mm、その両交点と左右両サイドシール垂直部3の
内側との間の長さE2は30mm、W底部2の山折り曲
げ線7と谷折り曲げ線8との間の高さ(以下W底部2の
折込幅と称する。)G2は30mmである。前記境界1
3の高さ位置は前記口元部1のチャック14から前記W
底部2の折込幅G2と等しい距離、すなわち30mmを
おいた高さ位置に位置する。前記絞り部12の内側への
絞り幅H2を、前記境界13において前記W底部2の折
込幅G2の約0.3倍の9mmとし、また前記絞り部1
2の上下の絞り長さI2を、前記W底部2の折込幅G2
と等しい30mmとする。この容器本体Aは、シール部
の内側の形状において、通常左右対称の平面形状をな
す。
【0011】この実施例における本発明の瓶代替用の簡
易容器は、以上の如き構成からなるので、上述の第1の
実施例のものと同様の作用効果を達成することができ
る。特に、この実施例においては、口元部1の内側の間
の長さB2と谷折り曲げ線8における両交点の間の長さ
D2とが等しく、また所謂広口瓶に応用して、境界13
の位置を口元部1付近に位置させて平行な左右両サイド
シール垂直部3を口元部1付近まで延設したものである
から、内容物を充填して立体形状に構成した際に、口元
部1付近の絞り部12からW底部2にかけて四角柱形状
となり均整の取れた簡易容器を提供することができる。
【0012】図5および図6は第1の発明の瓶代替用の
簡易容器の第3の実施例を示し、図5は平面形状に折り
畳まれた状態の正面図、図6は図5に示す容器本体中に
内容物を充填密封した状態の正面図である。図中、図1
乃至図4および図11および図12と同符号は同一のも
のを示す。この実施例における本発明の瓶代替用の簡易
容器は、上述の第2の実施例のものの変形例である。す
なわち、左右両サイドシール垂直部3の間の幅を、W底
部2の山折り曲げ線7から口元部1付近の境界13にか
けて徐々に狭くしてなるものである。例えば、左右両サ
イドシール垂直部3の間の幅のうち、W底部2における
幅C2は200mm、境界13における幅J2は184
mmとする。その他の寸法は、上述の第2の実施例のも
のと同寸法とする。図において、15は図5中の一点鎖
線で示したサイドシール垂直部3とサイドシール傾斜部
4との境界(サイドシール部の内側)13の角部に内側
に直線状にくの字形に絞って設けた絞り部である。この
実施例における本発明の瓶代替用の簡易容器は、以上の
如き構成からなるので、上述の第1の実施例のものおよ
び第2の実施例のものと同様の作用効果を達成すること
ができる。
【0013】なお、上述の実施例において、W底部2
は、1枚の樹脂フィルムをW字形状に折り込んで形成し
ても良いし、または表側の樹脂フィルムと裏側の樹脂フ
イルムとの間にへの字形の底側の樹脂フィルムを挟ん
で、その3枚の樹脂フィルムの下縁をシートして形成し
ても良い。また、上述の実施例において、下縁シール部
6を特に形成しなくても良い。さらに、上述の第1およ
び第2および第3の実施例において、容器本体A1およ
びA2の一面に保形性を有する板材を接着すれば、内容
物を充填した容器本体A1およびA2の形を保つことが
でき、自立させることができる。また、板材の両側に非
接着部を設ければ、その部分に指の引っ掛かり部が形成
されるので、持ち易く、かつ使い易くなる。
【0014】図7乃至図10は第2の発明の瓶代替用の
簡易容器の一実施例を示し、図7は外板の裏側の展開
図、図8は図7に示す外板を容器本体に接着した平面状
態の正面図、図9は図8に示す容器本体中に内容物を充
填密封した状態の正面図、図10は図9に示す簡易容器
の外板の折曲片を折り曲げた状態の正面図である。図
中、図1乃至図6および図11および図12と同符号は
同一のものを示す。容器本体A3としては、上述の第1
の実施例の容器本体A1のサイドシール垂直部3とサイ
ドシール傾斜部4との境界(サイドシール部の内側)1
3の角部に、上述の第3の実施例の直線状のくの字の絞
り部15を内側に絞って設けたものを使用する。図にお
いて、16は保形性を有する厚紙からなる外板である。
この外板16の幅が容器本体A3の幅とほぼ等しい。こ
の外板16に4本の平行な縦折曲線(図7中2本線にて
図示する。)17を、容器本体A3のサイドシール垂直
部3の内側、および下縁シール部6と左右のW底シール
部9との両交点にそれぞれ対応させて設ける。この外板
16に横折曲線(図7中2本線にて図示する。)18お
よび横切線(図7中太線にて図示する。)19を、前記
4本の縦折曲線17に対して直交するように設けて、上
部側の表板20と下部側の裏板21とに形成する。この
横折曲線18は、前記横切線19の両側で、前記容器本
体A3のサイドシール垂直部3の幅に対応して設けられ
ている。前記表板20の上縁部のうち、前記中2本の縦
折曲線17間の部分を上方に山形に突出させる。この表
板20の上縁部のうち、前記2本の縦折曲線17より外
側の部分の高さを、容器本体A3の下縁から絞り部15
の下端までの高さとし、外板16(表板20)の上縁部
の左右両側の部分が容器本体A3の絞り部15にかから
ないように構成する。また、前記裏板21の高さを、容
器本体A3の下縁から山折り曲げ線7までの高さとす
る。前記表板20の中2本の縦折曲線17の外側に折曲
片形成用の2本の横切線22および1本の縦切抜23を
それぞれ設けて、非接着部分の折曲片24をそれぞれ設
ける。前記横切線22のほぼ中間に繋ぎ部25を設け
る。前記表板20の中2本の縦折曲線17の内側に非接
着部26を設ける。前記外板16の内面に接着剤(図7
中点々にて示す。)を塗布する。前記外板16の表板2
0を容器本体A3の一面に容器本体の下縁から絞り部1
5にかからないように接着し、かつその外板16の裏板
21を横折曲線18および横切線19の所で折り曲げて
容器本体A3の他面に容器本体の下縁から山折り曲げ線
7まで接着する(図8を参照)。前記容器本体A3中に
内容物を充填し、口元部1をシールして内容物を密封す
る(図9を参照)。すると、容器本体A3の絞り部15
を設けたサイドシール垂直部3とサイドシール傾斜部4
との境界13の角部に凹部11が形成され、立体に構成
された容器本体A3の形状がほぼ一定となる。さらに、
その上容器本体A3に接着した外板16の保形性によ
り、立体形状の容器本体A3の形を保つことができ、か
つ自立性もある。また、上述の図8に示すような平面形
状の状態のとき、また図9に示すような立体形状の状態
のとき、折曲片24は繋ぎ部25を介して外板16に繋
がっているの、本発明の簡易容器の運搬や保管中に折曲
片24が外板16から起立して邪魔になるような虞はな
い。使用に際しては、繋ぎ部22を切り離して2枚の折
曲片24を2本の縦折曲線17の所で折り曲げて起こす
(図10を参照)。この2枚の折曲片24を折り曲げて
起こした後の空所に指を挿入して、かつ前記2本の縦折
曲線17の内側の非接着部26に指を引っ掛けることに
より、保形性の有る外板16を介して容器本体A3を持
つことができる。しかも、切り起こした折曲片24によ
り、外板16の指の引っ掛かり部分(非接着部26)の
強度が増すので、持ち易くかつ使い易いなどの作用効果
を達成することができる。
【0015】なお、上述の第2の発明の瓶代替用の簡易
容器は、上述の実施例にのみ限定されない。
【0016】
【発明の効果】以上から明らかなように、第1の発明の
瓶代替用の簡易容器は、サイドシール垂直部とサイドシ
ール傾斜部との境界の角部に、内容物を充填した際にそ
の角部のみが内側に食い込むための絞り部を、内側に絞
って設けたものであるから、容器本体中に内容物を充填
した際に、絞り部のみが内側に食い込むので、所定の位
置に凹部が形成される。この結果、立体に構成された容
器本体の形状はほぼ一定するので、凹部が区々の位置に
形成されて容器本体の形状が種々様々な形状をなす従来
の簡易容器と比較して、瓶代替用の簡易容器としての商
品価値が向上される。また、第2の発明は、上述の第1
の発明の簡易容器を容器本体とし、その容器本体に保形
性を有する外板を、容器本体の絞り部にかからないよう
に接着したものであるから、所定の位置に凹部が形成さ
れ、かつ内容物を充填した容器本体の形を保つことがで
きるので、比較的大容量の簡易容器であっても、さらに
保形性が良く、自立性がある。しかも、外板に手で持ち
得る幅をおいて2本の折曲線を設け、かつその2本の折
曲線より内側の部分に非接着部を設けたので、その部分
に指が引っ掛かる箇所が形成される。その上、外板の2
本の折曲線より内側の部分に非接着部の折曲片を設けた
ので、その2枚の折曲片を接着部に対して折り曲げるこ
とにより、上述の指が引っ掛かる箇所の強度がさらに増
す。この結果、持ち易くなって使い易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の瓶代替用の簡易容器の第1の実施
例を示し、平面形状に折り畳まれた状態の正面図であ
る。
【図2】図1に示す容器本体中に内容物を充填密封した
状態の正面図である。
【図3】第1の発明の瓶代替用の簡易容器の第2の実施
例を示し、平面形状に折り畳まれた状態の正面図であ
る。
【図4】図3に示す容器本体中に内容物を充填密封した
状態の正面図である。
【図5】第1の発明の瓶代替用の簡易容器の第3の実施
例を示し、平面形状に折り畳まれた状態の正面図であ
る。
【図6】図5に示す容器本体中に内容物を充填密封した
状態の正面図である。
【図7】第2の発明の瓶代替用の簡易容器の一実施例を
示し、外板の裏側の展開図である。
【図8】図7に示す外板を容器本体に接着した平面状態
の正面図である。
【図9】図8に示す容器本体中に内容物を充填密封した
状態の正面図である。
【図10】図9に示す簡易容器の外板の折曲片を折り曲
げた状態の正面図である。
【図11】従来の瓶代替用の簡易容器を示し、平面形状
に折り畳まれた状態の正面図である。
【図12】図11に示す容器本体中に内容物を充填密封
した状態の正面図である。
【符号の説明】
A1 容器本体 A2 容器本体 1 口元部 2 W底部 3 サイドシール垂直部 4 サイドシール傾斜部 5 サイドシール延長部 6 下縁シール部 7 山折り曲げ線 8 谷折り曲げ線 9 W底部シール部 10 口元部1のシール部 11 凹部 12 絞り部 13 境界 14 チャック 15 絞り部 16 外板 17 縦折曲線 24 折曲片 26 非接着部 27 接着部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上縁の開口した口元部と、下縁部のW字
    形状に形成したW底部と、そのW底部から前記口元部ま
    での左右両サイドをシールしてなるサイドシール部であ
    って、前記W底部からほぼ垂直に設けたサイドシール垂
    直部と、そのサイドシール垂直部から内側に折り曲げて
    傾斜させて設けたサイドシール傾斜部とを備え、内容物
    を充填して前記口元部をシールして使用する瓶代替用の
    簡易容器において、 前記サイドシール垂直部とサイドシール傾斜部との境界
    の角部に、内容物を充填した際にその角部のみが内側に
    食い込んで所定の位置に凹部が形成されるための絞り部
    を、内側に絞って設けたことを特徴とする瓶代替用の簡
    易容器。
  2. 【請求項2】 容器本体と、その容器本体に接着した保
    形性を有する外板とを備え、前記容器本体中に内容物を
    充填して使用する瓶代替用の簡易容器において、 前記容器本体は、上縁の開口した口元部と、下縁部のW
    字形状に形成したW底部と、そのW底部から前記口元部
    までの左右両サイドをシールしてなるサイドシール部で
    あって、前記W底部からほぼ垂直に設けたサイドシール
    垂直部と、そのサイドシール垂直部から内側に折り曲げ
    て傾斜させて設けたサイドシール傾斜部と、前記サイド
    シール垂直部とサイドシール傾斜部との境界の角部に内
    側に絞って設け、内容物を充填した際にその角部のみが
    内側に食い込んで所定の位置に凹部が形成されるための
    絞り部とからなり、 前記外板は、前記容器本体に前記絞り部にかからないよ
    うに接着する接着部と、手で持ち得る幅をおいて設けた
    2本の折曲線と、その2本の折曲線より外側の部分であ
    って前記接着部に対して折り曲げることができる折曲片
    と、前記2本の折曲線より内側の部分の非接着部とから
    なることを特徴とする瓶代替用の簡易容器。
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