JP6596993B2 - 収納容器 - Google Patents
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Description
また、製袋した収納容器は注出路付近が大きく盛り上がった状態となっているため、内容物充填前の収納容器を輸送・保管する場合に余計なスペースを要してしまう。
また、前記注出路天シール部の付け根部が未シール部になっていると、なお良い。
れていることにより、プラスチックボトル開口部に接した際に、当該未シール部の表裏一対のフィルムが外方に少し折れ曲がるようになり、点や線ではなく、面で接するようになることにより、プラスチックボトル開口部内での収納容器の注出路の位置が安定し、詰め替え作業中にも外れることなく、容易に詰め替えを行うことが可能となる。
さらに、前記注出路側端シール部の付け根部には、内容物収納部側に凹む凹部が形成された場合には、くびれや溝形状に比べ保持力が向上するため、上記の効果をより高めることが可能となる。
さらに、前記注出路天シール部の付け根部には、内容物収納部側に凹む凹部が形成された場合には、くびれや溝形状に比べ保持力が向上するため、上記の効果をより高めることが可能となる。
以下、本発明を実施するための第1の実施形態につき図1〜6を参照して説明する。
基材としては、1層ないしは数層からなる金属箔や合成樹脂フィルムを使用する。一例を挙げれば、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、高密度ポリエチレン樹脂(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリオレフィン系エラストマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリエチレンナフタレート樹脂(PEN)等のポリエステル系樹脂、セロハン、三酢酸セルロース(TAC)等のセルロース系樹脂、ポリメチルメタアクリレート(PMMA)樹脂、エチレン−酢酸ビニル系共重合樹脂(EVA)、アイオノマー樹脂、ポリブテン系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリスチレン系樹脂(PS)、ポリ塩化ビニル系樹脂(PVC)、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(PVDC)、ポリカーボネート樹脂(PC)、フッ素系樹脂、ウレタン系樹脂等の合成樹脂フィルム、金属箔等が単体または、複合して使用される。なお、基材には、必要に応じて印刷層や接着剤層が含まれる。
ここで、肩部521と注出路側端シール部61との間が90度よりも大きな鈍角を構成してしまうと、注出路60をプラスチックボトル500の開口部501に挿入する際に、未シール部で止まらずにもっと奥まで入り込んでしまう可能性があり、その結果、内容物収納部4が開口部501によって圧縮されてしまい、注出路60に至るより前に、収納容器1内の内容物が開口部501付近で詰まってしまうため、詰め替えをスムーズに行うことができなくなってしまう可能性がある。
ここで、接続シール部66と注出路天シール部62との間が90度よりも大きな鈍角を構成してしまうと、詰め替え作業の終盤に、注出路天シール部62の付け根部をプラスチックボトル500の開口部501に係合させる際に、係合せずに斜めに傾き過ぎてしまう可能性があり、その結果、内容物収納部4が開口部501によって圧縮されてしまい、注出路60に至るより前に、収納容器1内の内容物が開口部501付近で詰まってしまうため
、詰め替えを最後までスムーズに行うことができなくなってしまう可能性がある。
なお、底テープには、表フィルム2及び裏フィルム3と同様の積層体が適用可能である。
以下、本発明を実施するための第2の実施形態につき図7及び図8を参照して説明する。
以下、本発明を実施するための第3の実施形態につき図9を参照して説明する。
実施例1には、本発明の第1の実施形態の収納容器1を用いた。
収納容器1に、内容物として水道水300gを充填し、プラスチックボトルへの詰め替え作業を10回実施した。このとき、プラスチックボトルの開口部へ収納容器1を差し込む際の液こぼれの回数、及び、詰め替え作業中に収納容器1の注出路がプラスチックボトルから外れた回数をカウントし、詰め替え開始から詰め替え終了までの詰め替え時間を測定して平均の詰め替え時間を算出した。その結果を表1に示す。
比較例1は、図10に示すように、未シール部10を設けない以外は実施例1と同様の収納容器300とした。
収納容器300に、内容物として水道水300gを充填し、プラスチックボトルへの詰め替え作業を10回実施した。このとき、プラスチックボトルの開口部へ収納容器300を差し込む際の液こぼれの回数、及び、詰め替え作業中に収納容器300の注出路がプラスチックボトルから外れた回数をカウントし、詰め替え開始から詰め替え終了までの詰め替え時間を測定して平均の詰め替え時間を算出した。その結果を表1に示す。
比較例2は、図11に示すように、未シール部10を設けず、注出路60内に成型パーツ401を挿入した以外は実施例1と同様の収納容器400とした。
収納容器400に、内容物として水道水300gを充填し、プラスチックボトルへの詰め替え作業を10回実施した。このとき、プラスチックボトルの開口部へ収納容器400を差し込む際の液こぼれの回数、及び、詰め替え作業中に収納容器400の注出路がプラスチックボトルから外れた回数をカウントし、詰め替え開始から詰め替え終了までの詰め替え時間を測定して平均の詰め替え時間を算出した。その結果を表1に示す。
表1を見ると、未シール部を有しない比較例1が、液こぼれやボトル外れを起こしているのに対し、実施例1の収納容器1は、そうした問題がなく詰め替えも比較的短時間で終えていることが分かる。
さらに、比較例2の収納容器400は、特許文献1に対する問題として上述した通り、容器の製造工程で別部材を配する特別な工程が必要となり、コストアップの原因となってしまう上に、製袋した収納容器は注出路付近が大きく盛り上がった状態となっているため、内容物充填前の収納容器を輸送・保管する場合に余計なスペースを要してしまうという問題を抱えている。
2・・・表フィルム
3・・・裏フィルム
4・・・内容物収納部
10、20・・・未シール部
30・・・凹部
40・・・凸状加工部
51・・・天シール部
52・・・側端シール部
53・・・底シール部
60・・・注出路
61・・・注出路側端シール部
62・・・注出路天シール部
63・・・つまみ部
64・・・切り取り予定線
65・・・切り込み線
66・・・接続シール部
67・・・注出口
401・・・成型パーツ
500・・・プラスチックボトル
501・・・開口部
Claims (11)
- 重ね合わせた表裏一対のフィルムの周端部に、天シール部、左右の側端シール部、及び、底シール部が設けられ、
これらのシール部で囲まれた内部に、内容物収納部が形成された収納容器であって、
該内容物収納部より外方の隅部に向かって突き出た注出路の両側に、一対の注出路シール部が形成され、
前記一対の注出路シール部のうちの一方は前記天シール部側に形成される注出路天シール部であり、他方の注出路シール部は一方の前記側端シール部側に形成される注出路側端シール部であり、
前記注出路側端シール部の付け根部には、外端より、注出路には達しない未シール部が形成されていることを特徴とする収納容器。 - 請求項1に記載の収納容器であって、
前記注出路側端シール部は、斜めに形成され、
一方の前記側端シール部の上端には、外端が内側に曲がって前記注出路側端シール部の付け根部に連接する肩部が形成され、
前記注出路側端シール部の付け根部が前記未シール部となっていることを特徴とする収納容器。 - 請求項2に記載の収納容器であって、
前記肩部と前記注出路側端シール部との間の角度は90度以下であることを特徴とする収納容器。 - 請求項2または3に記載の収納容器であって、
前記注出路側端シール部の付け根部には、前記内容物収納部側に凹む凹部が形成されていることを特徴とする収納容器。 - 請求項1〜4のいずれか1に記載の収納容器であって、
前記注出路の先端には、前記注出路天シール部から前記注出路側端シール部にかけて切り取って注出口を形成するための切り取り予定線が設けられており、
前記切り取り予定線に接続して、前記注出路の先端の外方につまみ部を形成するように、切り込み線が設けられていることを特徴とする収納容器。 - 請求項1〜5のいずれか1に記載の収納容器であって、
前記注出路天シール部は、斜めに形成され、前記注出路天シール部の付け根部は、先端部より下方に位置していることを特徴とする収納容器。 - 請求項6に記載の収納容器であって、
前記注出路の先端には、前記注出路天シール部から前記注出路側端シール部にかけて切り取って注出口を形成するための切り取り予定線が設けられており、
前記切り取り予定線に接続して、前記注出路の先端の外方につまみ部を形成するように、切り込み線が設けられており、
前記つまみ部を切り取った後の前記天シール部の上端と、前記注出路天シール部の付け根部との間に接続シール部が形成され、
前記接続シール部と前記注出路天シール部との間の角度は90度以下であることを特徴とする収納容器。 - 請求項6または7に記載の収納容器であって、
前記注出路天シール部の付け根部には、内容物収納部側に凹む凹部が形成されていることを特徴とする収納容器。 - 請求項6〜8のいずれか1に記載の収納容器であって、
前記注出路天シール部の付け根部には、前記切り込み線より、前記注出路には達しない領域に未シール部が形成されていることを特徴とする収納容器。 - 請求項1〜9のいずれか1に記載の収納容器であって、
前記未シール部を構成している表裏一対のフィルムのうち少なくとも一方のフィルムには、表裏のフィルムが離れる方向に凸となる凸状加工が施されていることを特徴とする収納容器。 - 請求項1〜10のいずれか1に記載の収納容器であって、
前記底シール部は、前記表裏一対のフィルムの下端に、二つ折りされた底テープが折り部を上にして下端部分に差し込まれてシールされ、自立性袋を形成していることを特徴とする収納容器。
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JP2015135008A JP6596993B2 (ja) | 2015-07-06 | 2015-07-06 | 収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015135008A JP6596993B2 (ja) | 2015-07-06 | 2015-07-06 | 収納容器 |
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JP2017013881A JP2017013881A (ja) | 2017-01-19 |
JP6596993B2 true JP6596993B2 (ja) | 2019-10-30 |
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JP2015135008A Active JP6596993B2 (ja) | 2015-07-06 | 2015-07-06 | 収納容器 |
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Family Cites Families (3)
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JP5422273B2 (ja) * | 2009-06-26 | 2014-02-19 | 藤森工業株式会社 | 包装袋の製造方法 |
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2015
- 2015-07-06 JP JP2015135008A patent/JP6596993B2/ja active Active
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