JP2018027180A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】つけおきコースを長時間かけて実行する場合において、洗濯水を温風により温める場合であっても、温風を生成するために消費される電力を必要最小限に抑えることができる洗濯機を提供する。【解決手段】本実施形態に係る洗濯機は、洗濯槽を収容する水槽と、前記水槽内に温風を供給する温風供給部と、前記洗濯槽内の洗濯物をつけおきするつけおきコースを実行する運転制御手段と、前記運転制御手段により前記つけおきコースが実行される場合に、前記温風供給部による温風の供給を制御することにより前記水槽内の水の温度を所定の温度範囲内に収める温風制御手段と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
例えば特許文献1に開示されている洗濯機は、乾燥機能を備えたものであり、乾燥機としても機能する。この種の洗濯機は、水槽内の洗濯槽内に洗濯物を収容し、この水槽内に供給する空気を温風供給装置のヒータにより加熱して温風化する構成である。これにより、水槽内に温風が供給され、洗濯槽内の洗濯物の乾燥が行われる。
特開2003−320194号公報
ところで、近年では、上述した温風供給装置を利用して、温風により洗濯水を温めて洗浄性能の向上を図ることが考えられている。ここで、洗濯槽内の洗濯物をつけおきするつけおきコースにおいては、より長いつけおき時間を確保することにより洗濯物の汚れが落ちやすくなることから、つけおきコースの実行時間を長くしたいというニーズがある。そのため、このように長時間化が求められるつけおきコースにおいて温風により洗濯水を温める場合には、温風を生成するために消費される電力がより多くなってしまう。
そこで、つけおきコースを長時間かけて実行する場合において、洗濯水を温風により温める場合であっても、温風を生成するために消費される電力を必要最小限に抑えることができる洗濯機を提供する。
本実施形態に係る洗濯機は、水槽、温風供給部、運転制御手段、温風制御手段を備える。水槽は、洗濯槽を収容する。温風供給部は、前記水槽内に温風を供給する。運転制御手段は、前記洗濯槽内の洗濯物をつけおきするつけおきコースを実行する。温風制御手段は、前記運転制御手段により前記つけおきコースが実行される場合に、前記温風供給部による温風の供給を制御することにより前記水槽内の水の温度を所定の温度範囲内に収める。
本実施形態に係る洗濯機の構成例を概略的に示す縦断背面図 洗濯機の制御系の構成例を概略的に示すブロック図 操作パネルの構成例を概略的に示す図 制御装置によるつけおきコースの制御例を示す図 制御装置による温風制御の制御例を示す図(その1) 制御装置による温風制御の制御例を示す図(その2)
以下、洗濯機に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に例示する洗濯機10は、洗濯物を洗濯する洗濯機能および洗濯物を乾燥する乾燥機能を備えた、いわゆる洗濯乾燥機である。洗濯機10は、洗濯槽の回転中心軸が垂直方向に延びる、いわゆる縦軸型の洗濯機である。洗濯機10は、その外郭を構成する外箱11の内部に、上面が開放した有底円筒状の水槽12を備える。水槽12は、弾性吊持機構13によって弾性的に支持されている。また、外箱11の上部には、水槽12の上方に位置して、図示しない蓋が開閉可能に設けられている。
外箱11の内部には、給水弁14aなどを備える給水部14が設けられている。水槽12の内部には、この給水部14から供給される水が貯留される。また、外箱11の内部には、排水弁15aなどを備える排水部15が設けられている。水槽12内の水は、この排水部15により機外に排水される。また、水槽12の内部には、上面が開放した有底円筒状の洗濯槽16が回転可能に設けられている。
洗濯槽16は、垂直な軸線を中心に回転するように構成されており、洗濯物を洗う洗い行程および洗濯物をすすぐすすぎ行程における洗濯槽、および、洗濯物を脱水する脱水行程における脱水槽として兼用される。また、この洗濯槽16を収容する水槽12は、洗濯物を乾燥する乾燥行程においては、乾燥対象である洗濯物が収容される乾燥室として機能する。洗濯槽16の内部の底部には、パルセータ17が回転可能に設けられている。水槽12の下部の中央部には、洗濯槽16およびパルセータ17を回転させるための駆動部18が設けられている。駆動部18は、図示しないモータ、クラッチなどを備えている。
水槽12の上部には、水槽カバー12aが取り付けられている。水槽カバー12aには、図示しない開口部が形成されている。この開口部は、水槽カバー12aに設けられている図示しない内蓋によって開閉される。ユーザは、外箱11の蓋を開き、且つ、内蓋を開くことにより、開口部を介して洗濯槽16への洗濯物の出し入れが可能となっている。
また、洗濯機10は、循環風路21を備えている。循環風路21は、水槽12の外部において、水槽カバー12aに設けられている出口部12bおよび入口部12cに接続されている。乾燥運転の際には、水槽12内の空気は、出口部12bから循環風路21内へ排出され、循環風路21内において温風化されて入口部12cから水槽12内へ戻される。即ち、循環風路21は、例えば乾燥運転の際に温風を生成して水槽12内に供給する温風供給装置22を備えている。温風供給装置22は、温風供給部の一例である。
温風供給装置22は、ファン装置23、ヒータ24、フィルタ25などを備えている。ファン装置23は、ファンモータ23aによりファン23bを回転させることにより、水槽12内の空気を出口部12bから循環風路21内に引き込み、入口部12cから水槽12内に戻す。これにより、ファン装置23は、水槽12内の空気を、循環風路21を通して循環させる。ヒータ24は、ファン装置23による循環作用により循環風路21内を循環する空気を加熱して温風化する。ヒータ24は、例えばPTCヒータ(PTC:Positive Temperature Coefficient)で構成される。
フィルタ25は、循環風路21の上流部、この場合、出口部12bとファン装置23との間に設けられている。水槽12内から循環風路21内に引き込まれる空気、換言すれば、循環風路21内を流れて水槽12内に供給される空気には、例えば洗濯物から発生したリントや埃などの異物が含まれている。フィルタ25は、このように循環風路21内を流れる空気に含まれる異物を捕獲する。
また、図2に例示する制御装置31は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、洗濯機10の動作全般を制御する。制御装置31は、例えば外箱11の上部に設けられる操作パネル19の裏面側に設けられている。制御装置31には、操作パネル19、給水弁14a、排水弁15a、駆動部18、ファン装置23、ヒータ24などが接続されている。制御装置31は、給水弁14a、排水弁15a、駆動部18の動作を制御することにより、洗い運転、すすぎ運転、脱水運転などの各種の運転を実行する。また、制御装置31は、駆動部18、ファン装置23、ヒータ24の動作を制御することにより、洗濯物を乾燥する乾燥運転を実行する。
図3に例示するように、操作パネル19には、洗濯機10の電源をオンする電源入ボタン、洗濯機10の電源をオフする電源切ボタン、運転をスタートさせるスタートボタン、運転コースを選択するためのコース選択ボタン、洗い行程、すすぎ行程、脱水行程、乾燥行程などの各行程の内容を設定するための行程設定ボタンなどが設けられている。また、操作パネル19には、温風供給装置22が発生する温風の温度を調整するための温風ボタン19aが設けられている。
ユーザは、この温風ボタン19aを操作することにより、温風供給装置22が発生する温風の温度を調整することができる。この場合、温風ボタン19aの操作回数に応じて、温風「強」レベル、および、温風「弱」レベルの2段階で温風の温度を調整できるようになっている。温風「強」レベルが設定された場合には、温風供給装置22が発生する温風の温度が所定の標準温度よりも高くなるようになっている。この場合、例えばファン装置23の回転速度を例えば4200rpm、ヒータ24の出力を強レベルとすることにより、より高温の温風を供給することができる。また、温風「弱」レベルが設定された場合には、温風供給装置22が発生する温風の温度が所定の標準温度よりも低くなるようになっている。この場合、例えばファン装置23の回転速度を例えば3000rpm、ヒータ24の出力を弱レベルとすることにより、より低温の温風を供給することができる。
ユーザは、操作パネル19を操作することにより、例えば、各種の運転コースの設定や、乾燥運転における乾燥温度の設定など、各種の設定を行うことができる。また、制御装置31は、操作パネル19に設けられている表示部に、各種の設定内容や、エラー内容などを表示することが可能となっている。
また、制御装置31には、水槽12内の水の温度を検知するための水温検知センサ41が接続されている。水温検知センサ41は、水温検知部の一例である。また、制御装置31には、例えば洗濯機10を制御するための制御プログラムや各種のデータ類が格納されるメモリ42が接続されている。このメモリ42には、水温検知センサ41により検出される水温などのデータも格納される。
また、制御装置31は、制御プログラムを実行することにより、運転制御処理部51、温風制御処理部52をソフトウェアにより仮想的に実現する。なお、運転制御処理部51、温風制御処理部52は、ハードウェアにより構成してもよいし、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせにより構成してもよい。運転制御処理部51は、運転制御手段の一例であり、ユーザによる設定操作に応じて、例えば、標準コース、つけおきコース、おしゃれ着コース、念入りコース、スピーディコース、毛布コースなどの各種の運転コースを実行可能である。
標準コースは、例えば、周知の重量センシング処理により特定された洗濯槽16内の洗濯物量に応じて水槽12内の水位や運転時間などを自動的に設定して運転を行う標準的な運転コースである。重量センシング処理は、例えば、洗濯物量に応じてパルセータ17の回転負荷が変化することを利用するもので、例えば水槽12内への給水前の状態で、パルセータ17を所定の短時間だけ回転させ、その際の駆動機構部18のモータの回転数の変化を検出することにより行われる。
つけおきコースは、洗濯槽16内の洗濯物を水槽12内の水につけおきするつけおき行程を含む運転コースである。このつけおき行程においては、洗濯槽16の回転やパルセータ17の回転を停止させることが好ましいが、これら洗濯槽16やパルセータ17を多少回転させることは許容される。また、運転制御処理部51は、つけおきコースにおけるつきおき行程の実行時間を調整可能に構成されている。この場合、運転制御処理部51は、つきおき行程の実行時間、つまり、つけおき時間を、例えば、ユーザ操作に応じて調整するように構成してもよいし、水温検知センサ41により検知される水槽12内の水の温度などに応じて自動的に調整するように構成してもよい。
おしゃれ着コースは、洗濯による型崩れ、傷み、縮みなどが発生しやすいデリケートな洗濯物を洗うための運転コースである。おしゃれ着コースは、多水量コースの一例であり、洗濯槽16内の洗濯物量あたりの水量を、例えば標準コースにおける水量よりも多くして実行される運転コースである。念入りコースは、例えば厚手の洗濯物を念入りに洗うための運転コースであり、洗濯物の汚れ落ちを重視する運転コースである。念入りコースは、少水量コースの一例であり、洗濯槽16内の洗濯物量あたりの水量を、例えば標準コースにおける水量よりも少なくして実行される運転コースである。スピーディコースは、例えば標準コースよりも短い時間で洗濯物を洗うための運転コースである。毛布コースは、例えば毛布などの厚手で大きい洗濯物を洗うための運転コースである。
温風制御処理部52は、温風制御手段の一例であり、運転制御処理部51によりつけおきコースが実行される場合には、温風供給装置22により温風を生成して水槽12内に供給することが可能である。温風制御処理部52は、例えば操作パネル19において温風ボタン19aが操作されている場合に、つけおきコースにおいて水槽12内に温風を供給する。温風制御処理部52は、つけおきコースにおいて水槽12内に温風を供給する場合には、温風供給装置22による温風の供給動作を制御することにより水槽12内の水の温度を所定のつけおきコース用温度範囲内に収めるように制御する。この場合、つけおきコース用温度範囲は、上限値が例えば35±2℃、下限値が例えば25℃±2℃で設定されている。近年の洗剤には汚れを分解する酵素が含まれているものがある。よって、水槽12内の水の温度を上記の温度範囲内に収めることにより、洗剤に含まれる酵素の活性を効果的に発揮させることができ、洗浄性能の向上を図ることができる。
また、温風制御処理部52は、運転制御処理部51によりおしゃれ着コースが実行される場合も、温風供給装置22により温風を生成して水槽12内に供給することが可能である。温風制御処理部52は、例えば操作パネル19において温風ボタン19aが操作されている場合に、おしゃれ着コースにおいて水槽12内に温風を供給する。温風制御処理部52は、おしゃれ着コースにおいて水槽12内に温風を供給する場合には、つけおきコース用温度範囲の上限値を所定値だけ下げたおしゃれ着コース用温度範囲を設定する。そして、温風制御処理部52は、温風供給装置22による温風の供給動作を制御することにより水槽12内の水の温度をおしゃれ着コース用温度範囲内に収めるように制御する。おしゃれ着コース用温度範囲を設定する際の所定値、つまり、上限値の下げ量は、適宜調整して実施することができる。おしゃれ着コース用温度範囲は、上限値下げ温度範囲の一例であり、上限値が例えば30℃、下限値が例えば20℃で設定される。なお、温風制御処理部52は、操作パネル19の温風ボタン19aの操作により温風「弱」が設定された場合に、おしゃれ着コース用温度範囲を設定するように構成してもよい。
また、温風制御処理部52は、運転制御処理部51により念入りコースが実行される場合も、温風供給装置22により温風を生成して水槽12内に供給することが可能である。温風制御処理部52は、例えば操作パネル19において温風ボタン19aが操作されている場合に、念入りコースにおいて水槽12内に温風を供給する。温風制御処理部52は、念入りコースにおいて水槽12内に温風を供給する場合には、つけおきコース用温度範囲の上限値を所定値だけ上げた念入りコース用温度範囲を設定する。そして、温風制御処理部52は、温風供給装置22による温風の供給動作を制御することにより水槽12内の水の温度を念入りコース用温度範囲内に収めるように制御する。念入りコース用温度範囲を設定する際の所定値、つまり、上限値の上げ量は、適宜調整して実施することができる。念入りコース用温度範囲は、上限値上げ温度範囲の一例であり、上限値が例えば40℃、下限値が例えば30℃で設定される。なお、温風制御処理部52は、操作パネル19の温風ボタン19aの操作により温風「強」が設定された場合に、念入りコース用温度範囲を設定するように構成してもよい。
また、運転制御処理部51は、おしゃれ着コースあるいは念入りコースにおいて水槽12内に温風を供給する場合には、パルセータ17の回転量、つまり、洗濯槽16内の洗濯物の攪拌量を、温風を供給しない場合よりも抑えることにより、水温検知センサ41による水温の検知精度を向上させる。即ち、パルセータ17の回転量が大きく水槽12内の水が激しく攪拌される状態では、水槽12内の水の温度を正確に検知することが困難となる。そのため、運転制御処理部51は、パルセータ17の回転量を抑えて、水槽12内の水が正確な水温検知が可能な程度に適度に攪拌される状態を形成し、これにより、水温検知センサ41による水温の検知精度を向上させる。
次に、制御装置31によるつけおきコースの制御例について説明する。即ち、図4に例示するように、制御装置31は、つけおきコースを開始すると、まず、水槽12内に水を供給する給水行程を実行する。そして、制御装置31は、給水行程を完了すると、つけおき行程を実行する。このつけおき行程において、制御装置31は、温風供給装置22を駆動して水槽12内に温風を供給する。このとき、制御装置31は、水槽12内の水の温度をつけおきコース用温度範囲内に収めるように温風供給装置22を制御する。即ち、制御装置31は、水槽12内の水の温度がつけおきコース用温度範囲の上限値を超える場合には、温風供給装置22をオフあるいは出力を弱め、逆に、水槽12内の水の温度がつけおきコース用温度範囲の下限値を下回る場合には、温風供給装置22をオンあるいは出力を強める。制御装置31は、このつけおき行程を、設定されたつけおき時間をかけて実行する。つけおき時間の設定は、例えば操作パネル19を介したユーザ操作に応じて調整することができる。
制御装置31は、つけおき行程を開始してから所定のつけおき時間が経過すると、洗濯槽16内の洗濯物を洗う周知の洗い行程に移行する。この洗い行程において、水槽12内の水には酵素を含む洗剤が溶けている場合がある。そのため、制御装置31は、この洗い行程においても温風供給装置22を駆動して水槽12内に温風を供給するようにしてもよい。制御装置31は、洗い行程を終了すると、周知のすすぎ行程、脱水行程を順に実行して運転コースを修了する。
本実施形態に係る洗濯機10によれば、制御装置31は、つけおきコースにおいてつけおき行程が実行される場合には、温風供給装置22による温風の供給動作を制御することにより水槽12内の水の温度を所定のつけおきコース用温度範囲内に制御する。この構成によれば、つけおきコースのつけおき行程において水槽12内の洗濯水を温風により温める場合であっても、水槽12内の水の温度を、熱すぎず、且つ、冷たすぎない適切な範囲内に収めることができる。よって、つけおきコースを長時間、例えば、3時間、6時間、8時間などをかけて実行する場合であっても、温風を生成するために消費される電力を必要最小限に抑えることができる。
また、洗濯機10によれば、制御装置31は、おしゃれ着コースが実行される場合には、水槽12内の水の温度を、つけおきコース用温度範囲の上限値を下げたおしゃれ着コース用温度範囲内に収めるように温風供給装置22を制御する。この構成によれば、おしゃれ着コースの実行中における水槽12内の水の温度の上限値を低くすることができ、デリケートな洗濯物が高温の水によって傷んでしまうことを回避することができる。
また、洗濯機10によれば、制御装置31は、念入りコースが実行される場合には、水槽12内の水の温度を、つけおきコース用温度範囲の上限値を上げた念入りコース用温度範囲内に収めるように温風供給装置22を制御する。この構成よれば、念入りコースの実行中における水槽12内の水の温度の上限値を高くすることができ、例えば厚手の洗濯物をより高温の水により洗うことができ、洗浄性能の向上を図ることができる。
また、洗濯機10によれば、制御装置31は、おしゃれ着コースおよび念入りコースにおいて水槽12内に温風を供給する場合には、洗濯槽16内の洗濯物の攪拌量を抑えることにより、水温検知センサ41の検知精度を向上させる。この構成によれば、水槽12内の水の温度をより正確に検知できるので、おしゃれ着コースおよび念入りコースにおける水温を精度良く制御することができ、洗濯物の種類や汚れの度合などに応じた最適な運転を行うことができる。
また、洗濯機10によれば、制御装置31は、例えば操作パネル19を介したユーザ操作に応じて、つけおきコースに含まれるつけおき行程の実行時間を調整可能である。そのため、洗濯物の種類や汚れの度合などに応じた最適な時間で洗濯物のつけおきを行うことができる。
本実施形態は、上述した一実施形態に限られるものではなく、例えば、次のように拡張または変更することができる。例えば、本実施形態は、洗濯槽の回転中心軸が横軸あるいは傾斜軸となる、いわゆる横軸型の洗濯機にも適用することができる。
また、水槽12内に水が存在しない状態で温風を供給すると、洗濯槽16内の洗濯物に温風が直接的にあたってしまうため、洗濯物を傷めてしまうおそれがある。そのため、上述した実施形態のように、水槽12内への温風の供給は、水槽12内に水を供給する給水行程の後に行うことが好ましい。但し、本実施形態は、水槽12内に水が存在しない状態で温風を供給することを除外するものではない。従って、水槽12内への温風の供給を給水行程の前に行うことも許容される。また、水槽12内への温風の供給を給水行程の途中から開始することも許容される。また、水槽12内への温風の供給を、給水行程の後の行程である例えば洗い行程やすすぎ行程において行うことも許容される。
また、図5に例示するように、洗濯機10が設置されている部屋の温度あるいは槽内の温度などに応じて、温風を供給するタイミング、つまり、給水行程の前か後かを異ならせてもよいし、温風を生成するためのファン装置23やヒータ24の動作を異ならせるように構成してもよい。室温や槽内温度が低い場合は、洗剤が溶けにくかったり、酵素が働きにくかったりする。そのため、給水行程の前から槽内に温風を供給するようにすれば、室温や槽内温度を高めることができ、洗浄性能を高めることができる。しかし、室温や槽内温度が例えば30℃を超える場合には、給水行程前に温風を供給することは避けた方がよい。室温が高いと温風の温度も高くなるため、高温かつ水が無い状態で洗濯物にこの温度の高い温風があたると、洗濯物を傷めやすいからである。また、室温や槽内温度が例えば40℃を超える場合には、さらに温風の温度も高くなるため、給水行程後であっても温風を供給することは避けた方がよい。このような高温状態では、水が存在しているとしても洗濯物を傷めてしまう可能性があるからである。洗濯機10が設置されている部屋の温度や槽内の温度は、例えば温度センサにより特定することができる。
また、図6に例示するように、制御装置31は、実行される運転コースに応じて、温風を供給するタイミングを異ならせてもよいし、温風を生成するためのファン装置23やヒータ24の動作を異ならせるように構成してもよい。
本実施形態に係る洗濯機によれば、運転制御手段によりつけおきコースが実行される場合には、温風供給部による温風の供給を制御することにより水槽内の水の温度を所定の温度範囲内に収めるように制御する。この構成によれば、つけおきコースを長時間かけて実行する場合において、洗濯水を温風により温める場合であっても、温風を生成するために消費される電力を必要最小限に抑えることができる。
なお、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は洗濯機、12は水槽、16は洗濯槽、22は温風供給装置(温風供給部)、41は水温検知センサ(水温検知部)、51は運転制御処理部(運転制御手段)、52は温風制御処理部(温風制御手段)を示す。

Claims (5)

  1. 洗濯槽を収容する水槽と、
    前記水槽内に温風を供給する温風供給部と、
    前記洗濯槽内の洗濯物をつけおきするつけおきコースを実行する運転制御手段と、
    前記運転制御手段により前記つけおきコースが実行される場合に、前記温風供給部による温風の供給を制御することにより前記水槽内の水の温度を所定の温度範囲内に収める温風制御手段と、
    を備える洗濯機。
  2. 前記運転制御手段は、さらに、前記洗濯槽内の洗濯物量あたりの水量を多くする多水量コースを実行可能に構成され、
    前記温風制御手段は、前記運転制御手段により前記多水量コースが実行される場合には、前記温度範囲の上限値を下げた上限値下げ温度範囲を設定し、前記温風供給部による温風の供給を制御することにより前記水槽内の水の温度を前記上限値下げ温度範囲内に収める請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記運転制御手段は、さらに、前記洗濯槽内の洗濯物量あたりの水量を少なくする少水量コースを実行可能に構成され、
    前記温風制御手段は、前記運転制御手段により前記少水量コースが実行される場合には、前記温度範囲の上限値を上げた上限値上げ温度範囲を設定し、前記温風供給部による温風の供給を制御することにより前記水槽内の水の温度を前記上限値上げ温度範囲内に収める請求項1または2に記載の洗濯機。
  4. 前記水槽内の水の温度を検知する水温検知部をさらに備え、
    前記運転制御手段は、前記多水量コースおよび前記少水量コースにおいては、前記洗濯槽内の洗濯物の攪拌量を抑えることにより、前記水温検知部の検知精度を向上させる請求項2または3に記載の洗濯機。
  5. 前記運転制御手段は、前記つけおきコースの実行時間を調整可能である請求項1から4の何れか1項に記載の洗濯機。
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