JP2013090810A - ランドリーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】衣類に適した乾燥性能を得ることができるランドリーシステムを提供すること。
【解決手段】洗濯機100と衣類乾燥機200によって構成され、洗濯機100と衣類乾燥機200は、それぞれ、衣類を出し入れするための扉体52、55と、通信機能とを備え、洗濯機100は、洗濯時の運転コース、洗濯布量、脱水回転数、脱水時間のうち少なくとも一つを含む洗濯に関する情報を、通信機能によって衣類乾燥機200に送信し、衣類乾燥機200は、その送信に対する応答信号を、通信機能によって洗濯機100に送信することにより、衣類の素材や、衣類の含水量に応じた乾燥設定が可能となり、過乾燥や未乾燥を抑え、衣類に適した乾燥性能を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は衣類の洗濯機能を有した洗濯機と、衣類乾燥機能を有した衣類乾燥機とで構成されるランドリーシステムに関するものである。
従来、この種のランドリーシステムでは、洗濯機本体から赤外線を発信し、洗濯機関連機器を制御する洗濯機が提案されてきた(例えば、特許文献1参照)。
図7は、特許文献1に記載された従来の洗濯機のシステム構成図を示す。
図7において、洗濯が終了した時、洗濯機情報をコード化した信号で変調された赤外線4が、洗濯機本体2の赤外線発信部1から発信される。この発信された赤外線4は、衣類乾燥機14の前面に設けられた赤外線受光部16により受信され、衣類乾燥機14内部に設けられた制御装置(図示せず)により解読されるというように構成されている。
特開平07−124368号公報
しかしながら、前記従来の構成では、洗濯機本体から発信された洗濯機情報を衣類乾燥機が受信した時に、正しく受信されたかどうかの応答が、衣類乾燥機から洗濯機に対して発信されないので、正しく受信されたかが分からず、洗濯機情報をもとに、衣類に適した乾燥性能を得ることが困難になりかねないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、洗濯機と衣類乾燥機を通信機能で結び、洗濯機からの送信と、衣類乾燥機からの応答というやり取りを行なうことにより、洗濯機情報をもとに、使用者の手間をかけることなく、衣類に適した乾燥性能を得ることができるランドリーシステムを提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明のランドリーシステムは、洗濯機と衣類乾燥機によって構成され、洗濯機と衣類乾燥機は、それぞれ、衣類を出し入れするための扉体と、通信機能とを備え、洗濯機は、洗濯時の運転コース、洗濯布量、脱水回転数、脱水時間のうち少なくとも一つを含む洗濯に関する情報を、通信機能によって衣類乾燥機に送信し、衣類乾燥機は、その送信に対する応答信号を、通信機能によって洗濯機に送信することにより、使用者が、乾燥時に、衣類の素材や脱水率つまり含水量などに合わせた細かい衣類乾燥機能を設定する必要はなく、使用者の手間を省くと同時に、衣類に適した乾燥性能を得ることができる。
本発明のランドリーシステムは、それぞれ独立した洗濯機と衣類乾燥機を通信機能で結ぶことにより、使用者の手間をかけることなく、衣類に適した乾燥性能を得ることができる。
本発明の実施の形態1におけるランドリーシステムの概略外観図 同ランドリーシステムの洗濯機と衣類乾燥機のブロック回路図 乾燥行程中の吸気と排気の温度変化を示すグラフ 本発明の実施の形態1におけるランドリーシステムの洗濯機および衣類乾燥機の間の、処理の流れの一例図 同ランドリーシステムの、洗濯機の無線通信モジュールの情報送信に関するフローチャート 本発明の実施の形態2におけるランドリーシステムの洗濯機および衣類乾燥機の間の、処理の流れの一例図 従来の洗濯機のシステム構成図
第一の発明は、洗濯機と衣類乾燥機によって構成され、前記洗濯機と前記衣類乾燥機は、それぞれ、衣類を出し入れするための扉体と、通信機能とを備え、前記洗濯機は、洗濯時の運転コース、洗濯布量、脱水回転数、脱水時間のうち少なくとも一つを含む洗濯に関する情報を、前記通信機能によって前記衣類乾燥機に送信し、前記衣類乾燥機は、その送信に対する応答信号を、前記通信機能によって前記洗濯機に送信することにより、使用者が、乾燥時に、衣類の素材や脱水率つまり含水量などに合わせた細かい衣類乾燥機能を設定する必要はなく、使用者の手間を省くと同時に、衣類に適した乾燥性能を得ることができる。
第二の発明は、第一の発明において、洗濯機は、衣類乾燥機に送信した洗濯に関する情報に対する、衣類乾燥機からの応答信号を受信後か、あるいは洗濯終了後に扉体が開いてから所定の時間の経過後に、自らへの電源供給を切断することにより、消費電力の低減をすることができる。
第三の発明は、第一または第二の発明において、洗濯機は、押圧により自己発電する扉体開放用の扉スイッチを有し、洗濯終了後の自らへの電源供給を切断後に、扉体開放時の前記扉スイッチへの押圧により自己発電した電力により、洗濯時の運転コース、洗濯布量、脱水回転数、脱水時間のうち少なくとも一つを含む洗濯に関する情報を、通信機能によって衣類乾燥機に送信することにより、消費電力の低減をすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるランドリーシステムの概略外観図で、図2は、同ランドリーシステムの洗濯機と衣類乾燥機のブロック回路図である。
図1において、ランドリーシステムは洗濯機100と衣類乾燥機200とで構成されている。
洗濯機100はドラム式であり、内部には洗い動作や脱水動作を行なうための回転ドラム51が内包されており、前面には衣類を出し入れするための扉体52を有し、扉体52は開放用の扉スイッチ53を押圧することにより開放することができる。また、通信機能(図示せず)を有しており、洗濯時の運転コース、洗濯布量、脱水回転数、脱水時間などの洗濯に関する情報を、衣類乾燥機200に対して送信し、衣類乾燥機200からの通信を受信するようになっている。また、洗濯機100の前面には、使用者が洗濯条件を設定し、使用者への情報を表示する操作・表示手段107が設けられている。
衣類乾燥機200は、ドラム式であり、内部には乾燥動作を行なうための回転ドラム54が内包されており、前面には衣類を出し入れするための扉体55を有している。また、通信機能(図示せず)を有しており、洗濯機51との間で送信、受信を行なうようになっている。また、衣類乾燥機200の前面には、使用者が乾燥条件を設定し、使用者への情報を表示する操作・表示手段208が設けられている。
図2において、洗濯機100には、制御手段106によって制御される扉体開閉検知回路101、モータ駆動回路102、給水弁駆動回路103、排水弁駆動回路104、電源リレー駆動回路108などが搭載されている。
モータ駆動回路102によって駆動されるモータ(図示せず)は、洗濯機100内の回転ドラム51を回転させる。回転ドラム51内には洗濯の対象である衣類が収納され、回転ドラム51の回転により、洗濯動作が行なわれる。また、給水弁駆動回路103によって駆動される給水弁(図示せず)は、閉状態ならば給水口から洗濯機100への給水を止め、開状態では洗濯機100内の回転ドラム51を内包する水槽(図示せず)への給水を行う。そして、排水弁駆動回路104によって駆動される排水弁(図示せず)は、閉状態ならば水槽内に水を留め、開状態では水槽内の水を洗濯機100の機体へ排水する。扉体開閉検知回路101は、扉体52の開閉状態を検知するためのものである。扉体52は、洗濯中に閉められて、衣類投入や洗濯後の衣類の取り出し時に使用者によって開けられるものである。
制御手段106にはさらに、使用者からの操作および使用者への情報表示するための操作・表示手段107が接続されている。
洗濯機100への給電をするための電源リレー(図示せず)を駆動する電源リレー駆動回路108は、制御手段106によって、電源リレーを接続側に駆動すると洗濯機100に給電が行われ、切断側に駆動すると洗濯機100への給電が停止し、洗濯機100の電源が切断される。
洗濯機100の起動のためには、電源リレーと並列になるように電源投入用押しボタン(図示せず)による接続回路が挿入されており、使用者による電源投入用押しボタンが押されている間に洗濯機100に給電が開始される。押しボタンが押されている間の給電によって制御手段106が起動し、給電のための電源リレー駆動回路108を接続側に駆動することで、洗濯機100への給電が継続する。
制御手段106にはさらに、無線通信モジュール105が接続されている。この無線通信モジュール105は、所定のフォーマットを用いた無線情報の送受信を行うものである。
衣類乾燥機200には、制御手段207によって制御されるモータ駆動回路201、乾燥用循環ファン駆動回路202、ヒータ駆動回路203などが搭載されている。
モータ駆動回路201によって駆動されるモータ(図示せず)は、衣類乾燥機200内の回転ドラム54を回転させる。回転ドラム54内には乾燥の対象である、洗濯機によって洗濯、脱水されて湿った衣類が収納され、回転ドラム54の回転により、衣類の乾燥動作が行なわれる。
乾燥用循環ファン駆動回路202は、送風のための手段であり、衣類乾燥機200内に温風を循環させる。ヒータ駆動回路203は、加熱のための手段であり、回転ドラム54への送風経路に配置されたPTCヒータ(図示せず)を駆動し、循環空気を加熱する。
制御手段207にはさらに、循環空気の経路に配置された二つのサーミスタが接続されている。吸気温度測定用サーミスタ204でドラムに送風される温風の温度(吸気温度)を、排気温度測定用サーミスタ205で回転ドラム54から送風されて来る温風の温度(排気温度)を検知する。
制御手段207にはさらに、使用者からの操作および使用者への情報表示するための操作・表示手段208が接続されている。
制御手段207にはさらに、無線通信モジュール206が接続されている。この無線通信モジュール206は所定のフォーマットを用いた無線情報の送受信を行うものである。
以上のように構成した洗濯機100および衣類乾燥機200について、その動作、作用を説明する。
使用者は、操作・表示手段107により、洗濯機100が動作する際の運転コース、脱水回転数などの各種設定、及びコース運転開始を行うための操作を行う。複数の運転コースは、Cotton、Wool/Silk、Delicate、Duvet、ワイシャツ、ジーンズなどの洗濯対象物の特性に応じて、洗濯機100の動作を変えるために選択できるようになっている。使用者の操作によって行われた各種設定・操作は、操作・表示手段107と制御手段106との通信により制御手段106に送られる。
制御手段106は、各種設定および操作を受けて、洗い、すすぎ、脱水の各行程をモータ駆動回路102、給水弁駆動回路103、排水弁駆動回路104などを制御することによりコース運転を制御する。
制御手段106は、コース運転の開始に当たって、洗い行程の初期に、以下のような布量検知行程を実行する。
布量検知行程では、一定のトルクで回転ドラム51を回転させるようにモータ駆動回路102を制御する。一定のトルクを付加した場合、回転ドラム51内の衣類の重量によって実際の回転ドラム51の回転数が上昇するのにかかる時間が変わるので、この時間を判定することで回転ドラム51内の布量を推定することができる。
制御手段106は、布量検知行程の後に、洗い行程を以下のように実行する。
洗い行程では、まず給水弁駆動回路103を制御して、布量やコースによって決まる水量を回転ドラム51内に給水する。例えば、布量が多い場合には水量を増やし、デリケートな衣類を洗うコースでは水量を増やす。給水経路中には、洗剤を収納する洗剤収納部(図示せず)が配置されているため、回転ドラム51内には洗剤を含んだ水が洗濯水として給水される。給水後、モータ駆動回路102の制御によって回転ドラム51を回転させ、洗剤を含んだ洗濯水とともに衣類を撹拌させ、洗い行程を行なう。この撹拌を実行する時間は布量やコースによって変化させる。
次に、制御手段106は、洗い行程の後にすすぎ工程を以下のように実行する。
まず、排水弁駆動回路104を開き、回転ドラム51内の洗浄液を洗濯機100の外へ排水する。その後、モータ駆動回路102の制御によって、回転ドラム51を高速回転させ、衣類に付着した洗浄液を遠心力で中間脱水する。その後、給水弁駆動回路103を制御して回転ドラム51内に給水を行った後、モータ駆動回路102の制御によって回転ドラム51を回転させ、給水した水と共に衣類を撹拌させ、すすぎ行程を行なう。このすすぎ行程は、コースに応じて決まる所定の回数繰りかえす。中間脱水時のドラムの高速回転の回転数はコースに応じて制御する。例えば、デリケートな衣類が対象となるDelicateコースでは回転数を低くする。また、布量によってすすぎの際の給水の水量を制御する。
次に、制御手段106は、すすぎ行程の後に、脱水行程を以下のように実行する。
まず、排水弁駆動回路104を開き、回転ドラム51内の洗浄液を洗濯機100の外へ排水する。その後、モータ駆動回路102の制御によって回転ドラム51を高速回転させ、衣類に付着した水分を遠心力で最終脱水する。脱水時の回転ドラム51の高速回転の回転数は、使用者が設定した脱水回転数を目標回転数とするが、衣類が均等に回転ドラム51内に張りついていないアンバランス状態であれば、大きな振動が発生したり、大電流がモータ駆動回路に流れたりして危険なことがある。そのため、回転ドラム51の高速回転に当たっては一気に目標回転数とするのではなく、徐々に回転数を上げていき、振動や電流の値が大きくなると、目標の回転数よりも低い回転数を最終脱水回転数として制限する制御を行う。回転ドラム51を高速回転させている脱水時間についてはコースに応じて制御する。
次に、制御手段106は、脱水行程の後に、以下のような布はがし行程を実行する。
最終脱水での回転ドラム51の高速回転によって、脱水後の衣類は回転ドラム51の内壁に強く張りついた状態となる。このまま長時間放置して衣類が自然乾燥していくと、大きなしわが衣類についた状態となる。このしわを軽減するために、制御手段106は、モータ駆動回路102の制御によって、回転ドラム51を適時に右廻り、左回りに揺り動かす。これにより回転ドラム51の内壁に張りついた衣類をはがすことが可能となる。この行程は使用者によって扉体52が開けられて衣類が取り出される時や、所定の時間が経過した段階で終了する。また、制御手段にはタイマーによる計時機能が搭載されており、それにより最終脱水からどれだけ時間が経過したかを計測する。
制御手段106は、コース運転を通して前述の各行程にどれだけの時間がかかるかを算出し、予想されるコース運転終了までの残時間を操作・表示手段107を経由して使用者に表示し続ける。
制御手段106は、コース運転における前述の各行程の制御によって、洗濯に関する情報を記憶する。それは、洗濯を行った洗濯機を特定する情報、使用者が設定した運転コース、脱水回転数、布量検知による布量、最終脱水時の最終脱水回転数、最終脱水後の経過時間である。制御手段106は、この洗濯に関する情報を、無線通信モジュール105に送り、無線通信モジュール105は、この洗濯情報を所定のフォーマットで無線にて送信する。
前述の、洗濯を行った洗濯機を特定する情報とは、その他の洗濯に関する情報を送る洗濯機を特定するための情報である。本発明の実施の形態では、洗濯機、衣類乾燥機各1台で構成したランドリーシステムを事例として説明しているが、洗濯機が複数の場合も当然考えられる。製造世代や製造者が異なる複数の洗濯機が存在する場合に、同じCottonコースで運転した場合でも、衣類に対して行われる洗濯行程の内容が異なる場合があるので、洗濯に関する情報を利用する際に、洗濯機を特定する情報が必要である。このため、洗濯機を特定する情報として、各洗濯機のID値をあらかじめ定めておき、洗濯機からの洗濯情報送信の際に、この洗濯機特定用ID値を含めて送信すれば、乾燥するための衣類を洗濯した洗濯機が特定でき、衣類乾燥機での乾燥条件設定が容易になる。
洗濯機100にて洗濯された衣類は、使用者の手で衣類乾燥機200へと移し変えられ、乾燥される。
使用者は、衣類乾燥機200の電源投入後、操作・表示手段208により衣類乾燥機200が動作する際の運転コースや、洗濯機100で洗濯された時の脱水回転数などの各種設定、及びコース運転開始を行うための操作を行う。複数の運転コースは、Cotton、Wool/Silk、Delicate、Duvet、ワイシャツ、ジーンズなどの乾燥対象物の特性に応じて、衣類乾燥機200の動作を変えるために選択できるようになっている。洗濯時の脱水回転数は、使用者により、乾燥する対象の衣類が洗濯時にどれだけの回転数で脱水されたかを設定するのに利用される。使用者の操作によって行われた各種設定・操作は、操作・表示手段208と制御手段207との通信により制御手段207に送られる。
衣類乾燥機200の無線通信モジュール206は、衣類乾燥機200の電源投入時点から無線信号の受信を開始する。無線通信モジュール206は、洗濯機100の無線通信モジュール105からの情報を受信し、制御手段207にその情報を通知する。制御手段207はその情報を元に、使用者が設定した衣類乾燥機200のコース設定、洗濯時の脱水回転数、脱水時間を、衣類の特性に対して適切かどうか検証し、不適切と判定すれば変更し、操作・表示手段208を経由して変更後の設定を表示する。
つまり、洗濯機100の無線通信モジュール105からの洗濯情報受信により、例えば、実際に洗濯機で実施された最終脱水時の回転数が判明するので、使用者が設定した回転数と異なっていたら、衣類の含水量の推定にはこの最終脱水時の最終脱水回転数を用いる。乾燥のための運転コースや布量設定なども同様である。また、洗濯機100との通信が完了したことを、衣類乾燥機200に接続されたブザー(図示せず)にて、使用者に報知する。
制御手段207は、上記の各種設定および操作を受けて、下記のように乾燥行程を実施する。
PTCヒータによって加熱された空気を循環ファンによって回転ドラム54内に送風しながら、モータにより回転ドラム54を回転させて衣類を撹拌して乾燥させる。
図3は、乾燥行程中の吸気と排気の温度変化を示すグラフである。
図3において、曲線aが吸気温度、曲線bが排気温度を表している。乾燥行程の初期では、ヒータによる温風の加熱中なので吸気温度が上昇していく。所定の温度まで吸気温度があがった段階で、吸気温度がそれ以上あがらないようにヒータ駆動回路203を制御する。結果として吸気温度はほぼ一定の値に安定してくる。衣類の乾燥の度合いが進んでいない場合には、この回転ドラム54内に送風される温風は、衣類の乾燥のために熱量を奪われるため、温度が下がる。このため、回転ドラム54から送風されてくる温風の排気温度は吸気温度よりも低いものとなる。
乾燥の行程が進むと、この排気温度は、徐々に吸気温度へ近づいていく。つまり、この吸気温度と排気温度の差分は乾燥の行程が進んだ後では、乾燥の度合いを示す。乾燥行程の初期では吸気温度と排気温度はほとんど同じであるので、乾燥の度合いを示すものとはならない。そのため、制御手段207は、内蔵したタイマー機能によって乾燥経過時間を計時する。制御手段207は、乾燥経過時間が所定の時間を越えて乾燥行程が進んだ後に、前記の吸気温度と排気温度の差分が所定の閾値温度以下となっているかを検証して、乾燥を終了するかどうかの判定を実施する。乾燥むらによる未乾燥を防ぐために、この判定終了後、さらに所定の時間、乾燥を継続させた後、乾燥行程を終了させる。
制御手段207は、乾燥経過時間と吸気温度、排気温度の変化から、乾燥行程にどれだけの時間がかかるかを算出し、予想される運転終了までの残時間を、操作・表示手段208を経由して使用者に表示し続ける。
前述の、一定に保つ吸気温度や、乾燥終了を検知するための吸気温度と排気温度の差分の閾値温度、乾燥終了を検知するまでの時間、乾燥終了の判定をした後に乾燥を継続する時間については、乾燥対象の衣類や乾燥の仕上がり具合に影響するので、使用者によって設定された設定されたコースなどによって変化させる。
デリケートな衣類が対象となるDelicateコースでは吸気温度を下げる。綿素材の衣類を対象とするCottonコースの場合は、より高温に耐えうる素材なので目標とする吸気温度を上げる。
洗濯時の脱水回転数が低く設定されている場合には、洗濯時の脱水で衣類の含水量が多くなっているので、より乾燥しにくい。この場合、乾燥終了を判定するための吸排気温度の差は高めにし、乾燥行程の終了を検知し始める乾燥経過時間を短く、乾燥終了と判定してからの乾燥継続時間も長く設定する。
図4は、本発明の実施の形態1におけるランドリーシステムの洗濯機100および衣類乾燥機200の間の、処理の流れの一例図である。
図4において、洗濯機100の制御手段106は、洗濯動作の終了(ステップST1)後、洗濯動作によって取得した洗濯時情報を、無線通信モジュール105に通知する(ステップST2)。次に、制御手段106は、洗濯機100の扉体52が開かれたことを扉体開閉検知回路101によって検知し(ステップST3)、無線通信モジュール105に無線による洗濯情報の通信開始を指令する(ステップST4)。そして、無線通信モジュール105は、洗濯時情報を所定のフォーマットにて、衣類乾燥機200の無線通信モジュール206へ無線送信する(ステップST5)。
次に、衣類乾燥機200の無線通信モジュール206は、ステップST5で送信された洗濯時情報を受信し(ステップST6)、受信完了を通知するための応答を所定のフォーマットにて、洗濯機100の無線通信モジュール105へ無線送信する(ステップST7)。無線通信モジュール105は、ステップST7で送信された応答を受信し(ステップST8)、洗濯時情報の送信の完了を制御手段106に通知する(ステップST9)。そして、制御手段106は、洗濯機100の電源を切断する(ステップST10)。
衣類乾燥機200では、ステップST7で受信完了を応答した後、無線通信モジュール206は、無線で受信した洗濯時情報を制御ユニット207に通知する(ステップST11)。次に、制御ユニット207は、この洗濯時情報を用いて、使用者が設定した衣類乾燥機200での乾燥に関する設定を、衣類の特性に対して適切かどうか検証し、不適切と判定すれば変更する(ステップST12)。
図5は、本発明の実施の形態1におけるランドリーシステムの、洗濯機100の無線通信モジュール105の情報送信に関するフローチャートであり、前述の図3の流れの中での、無線通信モジュール105の動きをさらに詳細に説明する。
図5において、まず、ステップST20にて、図4のステップST4で指令された無線信号の送信指令を受信すると、衣類乾燥機200の無線通信モジュール206へ洗濯情報の送信を行う(ステップST21)。
次に、ステップST21の洗濯情報の送信に対する、衣類乾燥機200の無線通信モジュール206からの応答の受信を開始する(ステップST22)。そして、ステップST23で、ステップST22の受信開始から所定の時間(Ta)内に受信を完了すれば、送信完了とし、ステップST24にて、前述の図4のステップST9に相当する、制御手段106への送信完了の通知を行う。
ステップST23で、所定の時間Ta内に受信を完了できなかった場合は、ステップST21にて送信した洗濯情報を、衣類乾燥機200が受信していないとして、洗濯情報の再送信を試みるためにステップST25へと移行する。
ステップST25では、ステップST21の無線送信指令をうけてからの時間が、所定の時間(Tb)を超えていないかを判定する。ステップST25で所定の時間Tbを越えていない場合には、洗濯情報の再送信を実施するためにステップST21以降の動作を再実行する。ステップST25で所定の時間Tbを超えた場合には、洗濯情報を受信する相手としての衣類乾燥機200が動作状態にないとして、洗濯情報の送信をタイムアウトとし、制御ユニット106へ送信タイムアウトの通知を行う(ステップST26)。制御ユニット106は、前述のステップST24による送信完了通知を受けた場合に加え、ステップST26による送信タイムアウトの通知を受けた場合も、電源リレー駆動回路108を制御することで洗濯機100の電源を切断する。上記の時間Tbは、洗濯終了後に使用者が衣類を洗濯機から衣類乾燥機へと移し換える程度の時間として、数分程度とする。
以上のように、本実施の形態1においては、洗濯機での洗濯に関する、洗濯時の運転コース、洗濯布量、脱水回転数、脱水時間などの情報を、衣類乾燥機に対して通信機能により送信し、衣類乾燥機は、その送信に対する応答信号を、前記通信機能によって洗濯機に送信することにより、使用者が、乾燥時に、衣類の素材や、脱水率つまり含水量などに合わせた細かい衣類乾燥条件を設定することなく、簡便に衣類乾燥機での乾燥に関する設定をすることができる。これにより、使用者の手間を省くと同時に、過乾燥や未乾燥を防ぎ、衣類に適した乾燥性能を実現することができる。
また、独立した洗濯機と衣類乾燥機の間の無線通信を成立させる為には、洗濯機と衣類乾燥機の両方が無線送信可能な状態である必要があるが、消費電力の低減のためには、洗濯機は洗濯が終了後はできるだけ早くに電源を落とすことが必要となる。本実施の形態1においては、扉体が開いたことの検知の後、無線情報を送信開始し、最長でも使用者が衣類を衣類乾燥機に移し変えるのに相当する時間だけ送信を繰り返すことになる。つまり、洗濯機が洗濯情報を送信しているのは、洗濯終了後に、使用者が扉体をあけて衣類を衣類乾燥機に移し変えている時間程度であり、その後速やかに電源を切断することになる。これにより、無線通信を成立させつつ、消費電力の低減をすることが可能となる。
なお、布量を検知する機能が衣類乾燥機にあれば、洗濯前の乾燥した状態の衣類の布量と、乾燥前の濡れた状態で水と衣類の合計としての布量とが得られることとなる。衣類の含水量をこの洗濯機と衣類乾燥機での布量の差分として得られるので、それに応じて衣類乾燥機での乾燥の制御をより細かく実施することができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2におけるランドリーシステムの洗濯機100および衣類乾燥機200の間の、処理の流れの一例図である。
図6において、洗濯機100の制御手段106は、洗濯機100での洗濯動作の終了(ステップST30)後、洗濯動作につれて取得した洗濯情報を、無線通信モジュール105に通知する(ステップST31)。無線通信モジュール105は、ステップST31で通知された洗濯情報を、不揮発性のメモリに記憶する(ステップST32)。不揮発性のメモリに記憶することにより、電源切断後に再度起動した際に当該情報を読み出すことが可能となる。次に、制御手段106は洗濯機100の電源を切断する(ステップST33)。このステップST33の後、洗濯機100は、電力を消費しない状態となる。
その後、ステップST34で、使用者による洗濯機100の扉体52開放のために扉スイッチ53が押圧されると、扉スイッチ53内部には、圧電素子により自己発電する発電機構が組み込まれており、一時的に電力供給が可能となり、その電力が無線通信モジュール105に供給され、無線通信モジュール105は再起動する。
その後、無線通信モジュール105は、ステップST32で記憶した洗濯時情報を不揮発性のメモリから読み出し(ステップST35)、所定のフォーマットにて、衣類乾燥機200の無線通信モジュール206へ無線送信する(ステップST36)。
そして、無線通信モジュール105は、省電力モードへ移行する(ステップST37)。この省電力モードではタイマーによる計時機能のみ動作するものとして、消費電力を低減させた状態を保った後、ステップST38で、省電力モードから復帰して、ステップST36と同様に、再度洗濯時情報を所定のフォーマットで無線送信する(ステップST39)。この後も無線通信モジュール105は、扉体52開放時に得た電力で可能な限り洗濯情報の無線送信を実施する。
衣類乾燥機200では、無線通信モジュール206が、上記のステップST36、ST39、およびそれ以降に送信された洗濯情報の無線を受信する(ステップST40、ST41、・・・)と、その洗濯時情報を制御ユニット207に通知する(ステップST42)。次に、制御ユニット207は、この洗濯時情報を用いて、使用者が設定した衣類乾燥機200での乾燥に関する設定を、衣類の特性に対して適切かどうか検証し、不適切と判定すれば変更する(ステップST43)。
以上のように、本実施の形態2においては、洗濯機は、制御手段が、洗濯終了後の洗濯時情報送信の前に、洗濯機の電源切断後に、押圧により自己発電する扉体開放用の扉スイッチを有しているため、洗濯機から扉体を開けて衣類を取り出す時に、扉スイッチが押圧されて自己発電して得た電力により、無線通信モジュール105が再起動し、洗濯時情報を通信機能により衣類乾燥機に送信することにより、消費電力を低減することができる。
なお、扉体開放のための扉スイッチへの押圧によって無線通信モジュールの起動の電力を得るとしたが、実際の扉体の開閉の際に生じる機械力や、回転ドラムから衣類を取り出す際の洗濯機内の構造物の振動による機械力によって発電してもよい。
なお、衣類乾燥機内の無線通信モジュールは、衣類乾燥機の電源投入後に受信を開始することとなるが、洗濯機での機械力による発電と同様に、使用者による衣類乾燥機の扉体開のための扉体開放用スイッチ押圧の機械力や、扉体を開けるための開閉の際に生じる機械力により発電し、無線通信モジュールが洗濯情報の受信を行っても良い。この場合、無線通信モジュールは洗濯情報の受信の後に不揮発性メモリに当該情報を記憶しておき、その後、使用者によって衣類乾燥機に電源が投入された後、無線通信モジュールから制御ユニットに洗濯情報を通知し、制御ユニットはその情報を乾燥用の設定値を変更するのに利用すれば良い。
なお、前記実施の形態1および2では洗濯機と衣類乾燥機の間の通信に無線を利用するとしたが、独立した洗濯機と衣類乾燥機の間の通信が成立する手段であればこれに限定されるものではない。たとえば電力線などの有線ケーブルを通信回線として利用しても良い。
本発明のランドリーシステムは、独立した洗濯機と衣類乾燥機の間で洗濯に関する情報を通信することで、衣類の素材や、衣類の含水量に応じた乾燥設定が可能となるので、各種の電気機器の用途に適用できる。
52 扉体(洗濯機用)
53 扉スイッチ
55 扉体(衣類乾燥機用)
100 洗濯機
200 衣類乾燥機

Claims (3)

  1. 洗濯機と衣類乾燥機によって構成され、前記洗濯機と前記衣類乾燥機は、それぞれ、衣類を出し入れするための扉体と、通信機能とを備え、前記洗濯機は、洗濯時の運転コース、洗濯布量、脱水回転数、脱水時間のうち少なくとも一つを含む洗濯に関する情報を、前記通信機能によって前記衣類乾燥機に送信し、前記衣類乾燥機は、その送信に対する応答信号を、前記通信機能によって前記洗濯機に送信することを特徴とするランドリーシステム。
  2. 洗濯機は、衣類乾燥機に送信した洗濯に関する情報に対する、衣類乾燥機からの応答信号を受信後か、あるいは洗濯終了後に扉体が開いてから所定の時間の経過後に、自らへの電源供給を切断することを特徴とする請求項1に記載のランドリーシステム。
  3. 洗濯機は、押圧により自己発電する扉体開放用の扉スイッチを有し、洗濯終了後の自らへの電源供給を切断後に、扉体開放時の前記扉スイッチへの押圧により自己発電した電力により、洗濯時の運転コース、洗濯布量、脱水回転数、脱水時間のうち少なくとも一つを含む洗濯に関する情報を、通信機能によって衣類乾燥機に送信することを特徴とする請求項1または2に記載のランドリーシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018027180A (ja) * 2016-08-17 2018-02-22 東芝ライフスタイル株式会社 洗濯機
JP2019000345A (ja) * 2017-06-15 2019-01-10 株式会社プレックス リネン設備
JP2019154612A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 シャープ株式会社 洗濯機

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