JP2017217949A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】膨張部内の膨張用ガスが収容室を通って漏出するのを抑制する性能を高める。
【解決手段】サイドエアバッグ装置は、ガス噴出部21a及び非ガス噴出部21cを有するインフレータ21と、ガス噴出孔21bから噴出される膨張用ガスにより膨張する膨張部31を有するエアバッグ25とを備える。エアバッグ25は、収容壁部41,42により筒状に形成され、かつインフレータ21が収容される収容室32を膨張部31の外部に備える。少なくとも収容室32の一端部には、インフレータ21の挿入口46が設けられ、収容室32の他端部には、ガス噴出孔21bが膨張部31内に位置するように、非ガス噴出部21cを挿通させるための挿通部47を有する隔壁37が設けられる。隔壁37は、収容室32と膨張部31とを隔てるとともに、膨張部31内の膨張用ガスが、挿通部47の内壁面と非ガス噴出部21cとの隙間から収容室32へ漏出するのを規制する。
【選択図】図7

Description

本発明は、衝突等により乗物に衝撃が加わった場合に、乗物用シートに着座している乗員に接近した箇所でエアバッグを展開及び膨張させて、乗員を衝撃から保護するエアバッグ装置に関する。
衝突等により車両に衝撃が加わった場合に乗員をその衝撃から保護する装置として、エアバッグ装置が有効である。このエアバッグ装置の一形態として、例えば、特許文献1には、長尺状をなし、かつ一端部にガス噴出部を有するガス発生器と、ガス噴出部から噴出される膨張用ガスにより膨張する膨張部を有するエアバッグとを備えるものが記載されている。
エアバッグは、ガス発生器を収容するための筒状の収容室を、膨張部の外部に備えている。すなわち、エアバッグは第1の基布によって形成されている。第1の基布には、その内側から第2の基布が重ねられている。第1の基布と第2の基布とが縫合されるとともに、第1の基布に開口が設けられることにより、両端が開口された筒状の収容室が形成されている。第1の基布における開口は、ガス発生器の挿入口(開口部)とされており、この挿入口を通じ、ガス発生器が収容室に挿入されている。
さらに、エアバッグにおいて、挿入口とガス噴出部との間であって、ガス発生器を挟んで径方向に対向する2箇所には、第1の基布及び第2の基布を縫合することで、一対の絞り部が設けられている。両絞り部が設けられた箇所では、収容室の内壁面とガス発生器との隙間が、他の箇所よりも小さくされている。そのため、膨張部内の膨張用ガスが収容室を通って外部へ漏出することが抑制される。
特開2014−69585号公報
ところが、第1の基布と第2の基布とを縫合することにより一対の絞り部を形成する上記特許文献1では、その縫合により絞り部の剛性が高くなる。そのため、絞り部は、ガス発生器に沿って変形しにくい。従って、両絞り部が設けられた箇所では、収容室の内壁面とガス発生器との隙間を小さくするにも限度があり、シール性を高めるうえで改良の余地がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、膨張部内の膨張用ガスが収容室を通って漏出するのを抑制する性能を高めることのできるエアバッグ装置を提供することにある。
上記課題を解決するエアバッグ装置は、外周部に複数のガス噴出孔が設けられたガス噴出部と、前記ガス噴出部に隣接した状態で同ガス噴出部と同軸上に設けられた非ガス噴出部とを有する長尺状のガス発生器本体を備えるとともに、前記ガス噴出孔から噴出される膨張用ガスにより膨張する膨張部を有するエアバッグを備え、前記エアバッグは、収容壁部により筒状に形成され、かつ前記ガス発生器本体が収容される収容室を前記膨張部の外部に備え、少なくとも前記収容室の一端部には、前記ガス発生器本体の挿入口が設けられ、前記収容室の他端部には、前記ガス噴出孔が前記膨張部内に位置するように、前記非ガス噴出部を挿通させるための挿通部を有する隔壁が設けられ、前記隔壁は、前記収容室と前記膨張部とを隔てるとともに、前記膨張部内の膨張用ガスが、前記挿通部の内壁面と前記非ガス噴出部との隙間から前記収容室へ漏出するのを規制するものである。
上記の構成によれば、エアバッグは、膨張部の外部に収容室を備える構造を採る。収容室は筒状をなし、一端部に挿入口を有し、他端部に隔壁を有する。この隔壁により、膨張部と収容室とが隔てられる。
ガス発生器本体は、挿入口を通じて収容室に挿入される。また、ガス発生器本体の非ガス噴出部は、ガス噴出孔が膨張部内に位置するように、隔壁の挿通部に挿通される。隔壁は、特許文献1における縫合部分のような、挿通部の周りの部分の剛性を高める構成を有していない。挿通部の内壁面は、剛性を高められた場合よりも非ガス噴出部に沿って変形しやすい。そのため、非ガス噴出部と挿通部の内壁面との間には隙間が生ずるが、その隙間は、剛性が高められて変形しにくくなる特許文献1よりも小さくなる。
従って、エアバッグ装置が作動してガス噴出部のガス噴出孔から膨張用ガスが噴出されると、この膨張用ガスは膨張部に供給されて、同膨張部を膨張させる。この際、膨張部内に供給された膨張用ガスが、挿通部の内壁面と非ガス噴出部との隙間から収容室へ漏出しようとしても、その隙間が小さくなっていることから漏出しにくい。
上記エアバッグ装置において、前記挿通部は、その内壁面が前記非ガス噴出部に密着する大きさに形成されていることが好ましい。
挿通部が上記の大きさに形成されることで、挿通部に非ガス噴出部が挿通された状態では、挿通部の内壁面が非ガス噴出部に密着する。そのため、非ガス噴出部と挿通部の内壁面との間の隙間は採り得る最小又はそれに近い大きさとなり、この隙間から漏出する膨張用ガスが少なくなる。
上記エアバッグ装置において、前記非ガス噴出部は円柱状をなしており、前記挿通部は、その内壁面が前記非ガス噴出部の外周面に密着する円形の孔により構成されていることが好ましい。
上記の構成によるように、非ガス噴出部が円柱状をなしている場合、挿通部を円形の孔によって構成することで、同挿通部を他の形状にする場合に比べ、挿通部の内壁面を非ガス噴出部の外周面に密着させることが容易となる。
上記エアバッグ装置において、前記ガス発生器本体と、前記非ガス噴出部において、前記ガス噴出部から前記ガス発生器本体の軸線に沿う方向へ離間した1つ以上の箇所において、同軸線に直交する方向へ突設され、かつ前記非ガス噴出部の少なくとも外周部分を乗物に取付ける際に用いられる取付突起とによりガス発生器が構成され、前記挿通部と前記挿入口との間であって、前記収容壁部のうち前記膨張部とは反対側の部分には、前記取付突起が挿通される取付孔が設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、取付突起が、挿通部と挿入口との間であって、収容壁部のうち膨張部とは反対側の部分に設けられた取付孔に挿通されることで、取付突起をエアバッグ(膨張部及び収容室)の外部に位置させた状態で、非ガス噴出部の少なくとも外周部分がエアバッグに組付けられる。そして、この取付突起が乗物に取付けられることで、非ガス噴出部の少なくとも外周部分が収容室、ひいてはエアバッグを伴って乗物に固定される。
上記エアバッグ装置において、前記取付突起は、前記非ガス噴出部の少なくとも外周部分であって、前記ガス噴出部に対し前記軸線に沿う方向に隣接する箇所に設けられる特定取付突起を含み、前記隔壁は、前記特定取付突起が前記取付孔に挿通された状態の前記ガス発生器におけるその特定取付突起と前記ガス噴出部との間に配置されており、前記隔壁の少なくとも一部には、前記特定取付突起の長さ方向に伸縮可能に構成された伸縮部が形成されていることが好ましい。
非ガス噴出部の少なくとも外周部分に、ガス発生器本体の軸線に直交する方向へ突出する取付突起が設けられたガス発生器では、これをエアバッグに組付ける際に、非ガス噴出部の少なくとも外周部分及び取付突起を挿入口から収容室に挿入しながら、取付突起を取付孔に近づける必要がある。そのためには、収容室のうち、少なくとも挿入口と取付孔との間の領域では、軸線に直交する方向における寸法が、非ガス噴出部の少なくとも外周部分及び取付突起を挿入できる寸法になっていることが要求される。
また、取付突起がガス噴出部の近くに位置する特定取付突起であり、かつその特定取付突起の挿通される取付孔が隔壁に近い箇所に位置している場合、その隔壁は、上記軸線に直交する方向における収容室の大きさに影響を及ぼす。そのため、仮に、隔壁の寸法が適正値よりも小さいと、挿入口と取付孔との間の領域では、軸線に直交する方向における収容室の寸法が、非ガス噴出部の少なくとも外周部分及び取付突起を挿入できる寸法よりも小さくなってしまう。
この点、上記の構成によるように、隔壁に伸縮部が形成されていると、その隔壁は特定取付突起の長さ方向に伸縮することが可能である。従って、例えば、特定取付突起が取付孔に挿通される前に、隔壁を特定取付突起の長さ方向に伸張させることで、挿入口と取付孔との間の領域では、軸線に直交する方向における収容室の寸法を、非ガス噴出部の少なくとも外周部分及び特定取付突起を挿入できる寸法にすることが可能である。
また、非ガス噴出部が挿通部に挿通された状態のガス発生器本体の少なくとも外周部分を収容壁部に近づけると、隔壁が特定取付突起の長さ方向に収縮されつつ、特定取付突起が取付孔に挿通される。
上記エアバッグ装置において、前記伸縮部は、屈曲部において屈曲されて、前記取付突起の長さ方向に重ね合わされた複数の重ね合わせ部により構成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、隔壁では、屈曲部において隣り合う重ね合わせ部のなす角を変化させることで、伸縮部が取付突起の長さ方向に伸縮する。
上記エアバッグ装置において、前記伸縮部は、1つの屈曲部を介して屈曲されて、前記取付突起の長さ方向に重ね合わされた一対の重ね合わせ部により構成されており、前記挿通部は、孔により構成されており、自身の中心が、一対の前記重ね合わせ部の間の前記屈曲部よりも前記取付孔から遠い側に位置するように形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、隔壁では、屈曲部において隣り合う一対の重ね合わせ部のなす角が変化することで、伸縮部が特定取付突起の長さ方向に伸縮する。
また、特定取付突起が取付孔に挿通される前に、伸縮部を特定取付突起の長さ方向に伸張させることで、挿入口と取付孔との間の領域では、軸線に直交する方向における収容室の寸法を、非ガス噴出部の少なくとも外周部分及び特定取付突起を挿入できる寸法にすることが可能である。
一方、孔からなる挿通部の中心は、一対の重ね合わせ部間の屈曲部よりも取付孔から遠い側に位置している。挿通部の近くには、収容壁部のうち膨張部に近い側の部分が位置する。
従って、特定取付突起が収容壁部のうち膨張部から遠い側の部分に向かって延びるように、非ガス噴出部の少なくとも外周部分の姿勢を調整する。そして、非ガス噴出部の少なくとも外周部分を、挿入口から、収容壁部のうち膨張部に近い側の部分に沿って挿入することで、特定取付突起を取付孔へ導くことが可能となる。
上記エアバッグ装置において、前記挿通部の全体は、一対の前記重ね合わせ部のうち、前記取付孔から遠い側の重ね合わせ部に形成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、孔からなる挿通部の全体は、一対の重ね合わせ部のうち、取付孔から遠い側の重ね合わせ部に形成されている。この重ね合わせ部は、収容壁部のうち膨張部に近い側の部分に隣接している。
従って、姿勢の調整された非ガス噴出部の少なくとも外周部分を、挿入口から、収容壁部のうち膨張部に近い側の部分に沿って挿入することで、特定取付突起が取付孔へ的確に導かれる。
上記エアバッグ装置によれば、膨張部内の膨張用ガスが収容室を通って漏出するのを抑制する性能を高めることができる。
車両用のサイドエアバッグ装置に具体化した一実施形態を示す図であり、同装置が設けられた車両用シートを乗員とともに示す側面図。 (a)は、一実施形態において屈曲される前の収容布を示す展開図、(b)は、図2(a)の一部を拡大して示す部分展開図。 (a)は、一実施形態におけるエアバッグモジュールの内部構造を、車外側から見た状態で示す側断面図、(b)は図3(a)の一部を拡大して示す部分側断面図。 (a)は、一実施形態におけるエアバッグモジュールを車内側から見た状態で示す側面図、(b)は、図4(a)の一部を拡大して示す部分側面図。 (a)は、一実施形態において、周縁結合部による結合が解かれてエアバッグが平面状に広げられた状態のエアバッグモジュールを示す展開図、(b)は図5(a)の一部を拡大して示す部分展開図。 (a)は、図5(a)のエアバッグモジュールを裏面側から見た展開図、(b)は図6(a)の一部を拡大して示す部分展開図。 一実施形態を示す図であり、(a)は、ガス発生器がエアバッグとともに車両用シートのサイドフレーム部に取付けられた状態を示す部分断面図、(b)は、図7(a)の部分平断面図。 一実施形態におけるエアバッグモジュールの構成部品の部分分解斜視図。 一実施形態を示す図であり、(a)は、ガス発生器が取付けられる前のエアバッグの収容室周りの部分断面図、(b)は、ガス発生器が収容室に挿入される途中の状態を示す部分断面図。 (a)は、図9(b)におけるガス噴出部が挿通部に挿通され始めた状態を示す部分断面図、(b)は、図10(a)における非ガス噴出部が挿通部に挿通された状態を示す部分断面図。 エアバッグにおける膨張部の内圧の変化を測定した結果を示すグラフ。 インパクタを壁側へ移動させた場合のその移動量(ストローク)とインパクタに加わる荷重との関係を測定した結果を示すグラフ。
以下、エアバッグ装置を車両用のサイドエアバッグ装置に具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下の記載においては、車両の前進方向を前方として説明し、車両の後進方向を後方として説明する。また、車両の幅方向(車幅方向)における中央部を基準とし、その中央部に近づく側を「車内側」とし、中央部から遠ざかる側を「車外側」とするものとする。
また、車両用シートには、乗員として、標準的な体格を有する大人が、予め定められた正規の姿勢で着座しているものとする。
図1に示すように、車両10においてボディサイド部の車内側の近傍には車両用シート12が配置されている。ここで、ボディサイド部とは、車両10の側部に配置された車両構成部材を指し、主としてドア、ピラー等がこれに該当する。例えば、前席に対応するボディサイド部は、フロントドア、センターピラー(Bピラー)等である。また、後席に対応するボディサイド部は、サイドドア(リヤドア)の後部、Cピラー、タイヤハウスの前部、リヤクォータ等である。
車両用シート12は、シートクッション13と、そのシートクッション13の後側で斜め後ろ上方へ起立するシートバック14とを備えている。車両用シート12は、シートバック14が前方を向く姿勢で車両10に配置されている。このように配置された車両用シート12の幅方向は、車幅方向と合致する。
シートバック14内には、その骨格をなすシートフレームが配置されている。シートフレームの一部は、図7(a),(b)に示すように、シートバック14内の車外側部分に配置されたサイドフレーム部15によって構成されている。
シートバック14の車外側の側部内には収納部17が設けられ、ここにサイドエアバッグ装置の主要部を構成するエアバッグモジュールAMが組込まれている。エアバッグモジュールAMは、ガス発生器20及びエアバッグ25を主要な構成部材として備えている。次に、これらの構成部材の各々について説明する。
<ガス発生器20>
ガス発生器20は、その主要部をなすガス発生器本体と、ガス発生器本体をサイドフレーム部15に取付けるための1つ以上の取付突起とによって構成されている。
ガス発生器本体は、本実施形態では長尺状をなすインフレータ21によって構成されている。インフレータ21は、それぞれ円柱状をなすガス噴出部21a及び非ガス噴出部21cを備えている。非ガス噴出部21cは、ガス噴出部21aに隣接した状態で、そのガス噴出部21aと同軸上に設けられている。非ガス噴出部21cの内部には、膨張用ガスを発生するガス発生剤(図示略)が収容されている。ガス噴出部21aの外周部には、膨張用ガスを噴出する複数のガス噴出孔21bが設けられている。また、非ガス噴出部21cのガス噴出部21aとは反対側の端部(下端部)には、インフレータ21への作動信号の入力配線となるハーネス(図示略)が接続されている。
上記のようにガス発生剤を用いたインフレータ21は、一般に「パイロタイプ」と呼ばれる。なお、インフレータ21としては、こうしたパイロタイプに代えて、高圧の膨張用ガスの充填されたボンベの隔壁を火薬等によって破断してその膨張用ガスを噴出させるタイプ(ハイブリッドタイプ)が用いられてもよい。
非ガス噴出部21cの外周面であって、ガス噴出部21aに対しインフレータ21の軸線L1に沿う方向(下方)へ離間した2箇所には、取付突起としてのボルトが、その軸線L1に直交する方向であって互いに同一方向へそれぞれ突設されている。一方のボルトは、ガス噴出部21aに対し下側に隣接する箇所に設けられている。このボルトとガス噴出部21aの下端との間隔は、一般的なインフレータにおけるそれよりも狭くなっている。他方のボルトは、非ガス噴出部21cの下部に設けられている。両取付突起を区別するために、前者のボルトを「特定取付突起22」といい、後者のボルトを単に「取付突起23」というものとする。取付突起23としては、特定取付突起22と同じか、又は短い長さを有するものが用いられている。
上記のように、特定取付突起22がガス噴出部21aに接近した箇所に設けられることで、インフレータ21の軸線L1に沿う方向の小型化が図られている。
<エアバッグ25>
図4(a),(b)は、エアバッグ25が膨張用ガスを充填させることなく平面状に展開させられた状態(以下「非膨張展開状態」という)のエアバッグモジュールAMを、車内側から見た状態で示している。また、図3(a),(b)は、エアバッグモジュールAMの内部構造を示すべく、非膨張展開状態のエアバッグ25が車幅方向の中央部分で切断されたエアバッグモジュールAMを、車外側から見た状態で示している。さらに、図5(a),(b)は、周縁結合部29による結合が解かれてエアバッグ25が平面状に広げられた状態のエアバッグモジュールAMを示している。
図3(a)、図4(a)及び図5(a)に示すように、エアバッグ25の主要部は、1枚の布片(基布、パネル布等とも呼ばれる)を、その幅方向の中央部に設定された屈曲部としての折り線26において二つ折りして車幅方向に重ね合わせ、その重ね合わされた部分を結合させることにより形成されている。ここでは、エアバッグ25の重ね合わされた2つの部分を区別するために、車内側に位置するものを第1布部27といい、車外側に位置するものを第2布部28というものとする。
第1布部27及び第2布部28としては、強度が高く、かつ可撓性を有していて容易に折り畳むことのできる素材、例えばポリエステル糸、ポリアミド糸等を用いて形成した織布等が適している。
第1布部27及び第2布部28の上記結合は、それらの周縁部に設けられた周縁結合部29においてなされている。本実施形態では、周縁結合部29は第1布部27及び第2布部28の周縁部のうち、後端部(折り線26の近傍部分)等を除く部分を、縫製(縫糸で縫合)することにより形成されている。このように、結合が縫製による点は、後述する結合部45についても同様である。
上記縫製に関し、図3〜図7、図9及び図10では、3つの線種によって縫製部分が表現されている。1つ目の線種は、一定長さの太線を断続的に並べて表現した線(破線の一種)であり、これは、縫合部分を車外側又は車内側から見た状態で示している(図4(a)における周縁結合部29等参照)。2番目の線種は、一定長さ(一般的な破線よりも長い長さ)の細線を断続的に並べて表現した線であり、これは、例えば布片の奥に位置していて直接は見えない(隠れている)縫糸の状態を示している(図9(b)における結合部45等参照)。3番目の線種は、点を一定間隔おきに並べて表現した線(破線の一種)であり、これは、例えば縫合の対象となる第1布部27及び第2布部28の間における縫糸の状態を示している(図3(a)における周縁結合部29等参照)。すなわち、縫製が3番目の線種で表現されている図は、縫製部分を通る断面に沿った断面構造を示している。
なお、周縁結合部29は、上記縫糸を用いた縫合とは異なる手段、例えば接着剤を用いた接着によって形成されてもよい。この点は、結合部45についても同様である。
図7(a)に示すように、エアバッグ25は、上記ガス噴出部21aから噴出される膨張用ガスにより膨張する膨張部31を備えるとともに、インフレータ21を収容するための筒状の収容室32を膨張部31の外部に備えている。
これらの膨張部31及び収容室32の形成のために、上記第1布部27及び第2布部28と同様の素材からなる1枚の縦長の収容布33が用いられている。図2(a)は、屈曲される前の収容布33を示している。図2(a),(b)及び図9(a)に示すように、収容布33の長さ方向における中央部には、屈曲部として、幅方向(図2(a),(b)の左右方向)に延びる谷折り線34が設定されている。また、収容布33の長さ方向における中央部分であって、谷折り線34を長さ方向の両側から挟み込む箇所には、それぞれ幅方向に延びる一対の山折り線35,36が屈曲部として設定されている。
収容布33において、両山折り線35,36によって挟まれた部分(谷折り線34を含む)は、収容室32と膨張部31とを隔てる隔壁37を構成している。隔壁37のうち、谷折り線34と一方の山折り線35とによって挟まれた部分は、重ね合わせ部38を構成している。隔壁37のうち、谷折り線34と他方の山折り線36とによって挟まれた部分は、重ね合わせ部39を構成している。両重ね合わせ部38,39は、屈曲部(谷折り線34)を介して屈曲可能に接続されている。屈曲部(谷折り線34)において屈曲されて重ね合わされた一対の重ね合わせ部38,39によって、特定取付突起22の長さ方向に伸縮し得る伸縮部40が構成されている。
さらに、収容布33において、隔壁37を収容布33の長さ方向両側から挟み込む2つの部分のうち、山折り線35に隣接するものは収容壁部41を構成し、山折り線36に隣接するものは収容壁部42を構成している。重ね合わせ部38と収容壁部41とは、屈曲部(山折り線35)を介して屈曲可能に接続され、重ね合わせ部39と収容壁部42とは、屈曲部(山折り線36)を介して屈曲可能に接続されている。
そして、収容布33は、谷折り線34に沿って谷折り(屈曲)され、かつ各山折り線35,36に沿って山折り(屈曲)されることで、蛇腹状に折り畳まれている。両重ね合わせ部38,39及び両収容壁部41,42は、それらの厚み方向に重ねられている。この厚み方向は、上記特定取付突起22の長さ方向と同一である。両重ね合わせ部38,39は、両収容壁部41,42間の上端部に位置している。
上記のように蛇腹状に折り畳まれることで長さ方向の寸法を小さくされた収容布33(図8参照)は、図5(a),(b)及び図6(a),(b)に示すように、第1布部27及び第2布部28の間であって、折り線26を跨ぐ箇所に配置されている。蛇腹状に折り畳まれた上記収容布33は、その周縁部のうち上縁部を除く部分に沿って略U字状に設けられた結合部45によって第1布部27と、第1布部27及び第2布部28の境界部分とに結合されている。結合部45の多くは、収容布33の多くの部分を第1布部27に結合している。結合部45の一部は、折り線26上に設けられている。
図4(a),(b)及び図5(a),(b)に示すように、エアバッグ25における上記膨張部31は、第1布部27及び第2布部28の間であって、周縁結合部29によって囲まれた空間によって構成されている。この膨張部31は、図1に示すように、乗員Pの上半身の一部(胸部PTから肩部PSにかけての部位)の側方で展開及び膨張することにより、同部分を拘束して衝撃から保護する機能を担っている。図7(a)に示すように、収容布33における一方の収容壁部42は、収容室32の一部と膨張部31の一部とを構成している。
また、上記収容室32の主要部は、収容布33の両収容壁部41,42間であって、結合部45と隔壁37とで囲まれた空間によって構成されている。第1布部27のうち収容壁部41が結合された領域もまた収容室32の一部を構成している。このように構成された収容室32は、膨張部31の外部で上下方向に延びる筒状をなしている。
図5(a),(b)に示すように、第1布部27、屈曲部(折り線26)及び第2布部28は、共通の布により形成されている。図9(a),(b)に示すように、両重ね合わせ部38,39及び両収容壁部41,42は、屈曲部(谷折り線34及び両山折り線35,36)において屈曲されることにより、第1布部27及び第2布部28の間で厚み方向に重ね合わされている。
図8に示すように、一方の収容壁部41の下部と、第1布部27のうち結合部45によって収容壁部41が結合される領域の下部とには、インフレータ21の挿入口46がそれぞれ設けられている。挿入口46は、屈曲部(折り線26)を起点とし、その屈曲部(折り線26)に直交する方向のうち第2布部28から遠ざかる側へ延びるスリットによって構成されている。挿入口46(スリット)の長さは、ガス発生器20が挿入し得る長さに設定されている。
図2(a),(b)に示すように、隔壁37の一部には、ガス噴出孔21bが膨張部31内に位置するように非ガス噴出部21cを挿通させるための挿通部47が設けられている。挿通部47は、自身の内壁面が非ガス噴出部21cの外周面に密着する大きさの円形の孔によって構成されている。本実施形態では、収容布33が布によって形成されていて、若干の伸縮性を有していることを考慮し、挿通部47の内径が非ガス噴出部21cの外径と同一か、それよりも僅かに小さな値に設定されている。
円形の孔からなる挿通部47の中心は、一対の重ね合わせ部38,39間の屈曲部(谷折り線34)よりも後述する取付孔48,49から遠い側に位置している。本実施形態では、挿通部47の全体が、取付孔48,49から遠い側(収容壁部42に近い側)の重ね合わせ部39に形成されている。
図7(a),(b)に示すように、隔壁37は、上記のように収容室32と膨張部31とを隔てる機能を有するほかに、膨張部31内の膨張用ガスが、挿通部47の内壁面と非ガス噴出部21cの外周面との隙間から収容室32へ漏出するのを規制する機能も有している。
図9(a),(b)に示すように、収容布33の膨張部31から遠い側の収容壁部41と、第1布部27のうち同収容壁部41が重ね合わされた領域とにおいて、挿入口46よりもガス発生器20の挿入方向前方の箇所、本実施形態では、挿入口46と挿通部47との間の2箇所には、取付孔48,49がそれぞれあけられている。図7(a)に示すように、一方の取付孔49は、非ガス噴出部21cのガス噴出部21aとの境界部分が挿通部47によって取り囲まれた状態で、収容壁部41及び第1布部27において特定取付突起22と対向する箇所に設けられている。他方の取付孔48は、上記と同じ状態で、収容壁部41及び第1布部27において取付突起23と対向する箇所に設けられている。
ところで、エアバッグモジュールAMは、非膨張展開状態のエアバッグ25(図4(a)参照)が折り畳まれることにより、コンパクトな形態(以下「収納用形態」という)にされている(図7(b)参照)。これは、エアバッグモジュールAMを、シートバック14における限られた大きさの収納部17に対し、収納に適したものとするためである。エアバッグ25が折り畳まれたエアバッグモジュールAMは、結束テープ(図示略)等の保持手段によって収納用形態に保持される。
収納用形態に保持されたエアバッグモジュールAMは収納部17に配設されている。そして、図7(a),(b)に示すように、特定取付突起22及び取付突起23が、サイドフレーム部15にあけられた孔16にそれぞれ挿通されている。特定取付突起22及び取付突起23のそれぞれにナット18が締付けられることにより、ガス発生器20がエアバッグ25と一緒にサイドフレーム部15に固定されている。
サイドエアバッグ装置は、上述したエアバッグモジュールAMのほかに、図1に示す衝撃センサ61及び制御装置62を備えている。衝撃センサ61は加速度センサ等からなり、車両10のボディサイド部に取付けられており、同ボディサイド部に外側方から加わる衝撃を検出する。制御装置62は、衝撃センサ61からの検出信号に基づきインフレータ21の作動を制御する。
さらに、車両10には、車両用シート12に着座している乗員Pを拘束するためのシートベルト装置が装備されているが、図1ではこのシートベルト装置の図示が省略されている。
次に、上記のように構成された本実施形態のサイドエアバッグ装置の作用について説明する。
最初に、エアバッグ25にガス発生器20を組付ける手順について説明する。
図9(a)に示すように、インフレータ21と特定取付突起22及び取付突起23とにより構成されるガス発生器20をエアバッグ25に組付ける際には、同ガス発生器20を、開口された挿入口46から収容室32に挿入しながら、特定取付突起22を取付孔49に近づけ、取付突起23を取付孔48に近づける必要がある。そのためには、収容室32のうち、少なくとも挿入口46と取付孔49との間の領域では、図9(b)に示すように、インフレータ21の軸線L1に直交する方向における寸法が、ガス発生器20を挿入できる寸法になっていることが要求される。
また、特定取付突起22がガス噴出部21aの近くに位置し、かつ取付孔49が隔壁37に近い箇所に位置している本実施形態では、その隔壁37は、上記軸線L1に直交する方向における収容室32の大きさに影響を及ぼす。そのため、仮に、隔壁37の寸法が適正値よりも小さいと、挿入口46と取付孔49との間の領域では、軸線L1に直交する方向における収容室32の寸法が、ガス発生器20を挿入できる寸法よりも小さくなってしまう。
この点、一対の重ね合わせ部38,39からなる伸縮部40が隔壁37に形成されている本実施形態では、隔壁37において、隣り合う重ね合わせ部38,39のなす角を屈曲部(谷折り線34)において変化させることで、伸縮部40を特定取付突起22の長さ方向に伸縮させることが可能である。
従って、特定取付突起22が取付孔49に挿通される前に、伸縮部40を伸張させることで、挿入口46と取付孔49との間の領域では、軸線L1に直交する方向における収容室32の寸法を、ガス発生器20を挿入できる寸法にすることが可能である。ガス発生器20を収容室32に支障なく挿入させて、特定取付突起22を取付孔49へ導き、取付突起23を取付孔48に導くことが可能である。
一方、孔からなる挿通部47の全体は、一対の重ね合わせ部38,39のうち、取付孔49から遠い側(膨張部31に近い側)の重ね合わせ部39に形成されている。重ね合わせ部39には収容壁部42が隣接している。
従って、特定取付突起22が収容壁部41に向かって延びるようにガス発生器20の姿勢を調整する。図9(b)に示すように、収容室32に対し、ガス発生器20を挿入口46から、収容壁部42に沿って挿入する。こうすることで伸縮部40が伸張し、挿入口46と取付孔49との間の領域では、軸線L1に直交する方向における収容室32の寸法が、ガス発生器20を挿入できる寸法になる。図10(a),(b)に示すように、ガス噴出部21aを挿通部47へ導き、特定取付突起22を取付孔49へ導き、かつ取付突起23を取付孔48へ導くことができる。
図10(b)に示すように、非ガス噴出部21cが、ガス噴出部21aとの境界部分まで挿通部47に挿通されると、全てのガス噴出孔21bが膨張部31内に位置する。隔壁37は、特許文献1における縫合部分のような、挿通部47の周りの部分の剛性を高める構成を有していない。挿通部47の内壁面は、剛性を高められた場合よりも非ガス噴出部21cの外周面に沿って変形しやすい。そのため、非ガス噴出部21cと挿通部47の内壁面との間には隙間が生ずるが、その隙間を、剛性が高められて変形しにくくなる特許文献1よりも小さくすることができる。
本実施形態では、挿通部47を、円柱状をなす非ガス噴出部21cの外形形状に対応する円形の孔によって構成している。そのため、挿通部47を他の形状にする場合に比べ、挿通部47の内壁面を非ガス噴出部21cの外周面に密着させることが容易である。
しかも、本実施形態では、挿通部47の内径を、非ガス噴出部21cの外径と同一か、又はそれよりも僅かに小さくしている。そのため、挿通部47に非ガス噴出部21cが挿通された状態では、挿通部47の内壁面が非ガス噴出部21cの外周面に密着する。非ガス噴出部21cと挿通部47の内壁面との間の隙間は採り得る最小又はそれに近い大きさとなる。
上記のように、非ガス噴出部21cが、ガス噴出部21aとの境界部分まで挿通部47に挿通されると、特定取付突起22が取付孔49に対向し、かつ取付突起23が取付孔48に対向する。そのため、非ガス噴出部21cが挿通部47に挿通された上記状態のガス発生器20を収容壁部41に近づける。すると、隔壁37を特定取付突起22の長さ方向に収縮させつつ、特定取付突起22が取付孔49に挿通させられ、取付突起23が取付孔48に挿通させられる。その結果、特定取付突起22及び取付突起23をエアバッグ25(膨張部31及び収容室32)の外部に位置させた状態で、ガス発生器20がエアバッグ25に組付けられる。
次に、本実施形態のサイドエアバッグ装置の動作について説明する。
ボディサイド部に対し側方から衝撃が加わったことが衝撃センサ61によって検出されないときには、制御装置62からインフレータ21に対し、これを作動させるための作動信号が出力されず、インフレータ21から膨張用ガスが噴出されない。エアバッグ25は、収納用形態でガス発生器20とともに収納部17に収納され続ける(図7(b)参照)。
これに対し、車両10の走行中等に、側突等によりボディサイド部に所定値以上の衝撃が加わり、そのことが衝撃センサ61によって検出されると、その検出信号に基づき制御装置62からインフレータ21に対し、これを作動させるための作動信号が出力される。この作動信号に応じて、インフレータ21は膨張用ガスをガス噴出部21aのガス噴出孔21bから噴出する。
この膨張用ガスは膨張部31に供給される。この際、膨張部31内に供給された膨張用ガスが、挿通部47の内壁面と非ガス噴出部21cの外周面との隙間から収容室32へ漏出しようとしても、その隙間が小さくなっていることから漏出しにくい。
膨張部31は、上記のようにして供給された膨張用ガスにより膨張を開始する。この膨張は、折り状態の解消(展開)を伴いながらなされる。エアバッグ25は、その一部(後部)を収納部17に残した状態で、シートバック14から、前方へ飛び出す。
その後も膨張用ガスが供給されるエアバッグ25は、ボディサイド部と、車両用シート12に着座している乗員Pの上半身(胸部PTから肩部PSにかけての領域)との間で前方へ向けて折り状態を解消(展開)しながら膨張する(図1参照)。このときにも、挿通部47の内壁面と非ガス噴出部21cの外周面との隙間から収容室32へ漏出する膨張用ガスは僅かである。
このように展開及び膨張したエアバッグ25が、乗員Pの上半身と、車内側へ進入してくるボディサイド部との間に介在する。このエアバッグ25によって上半身が車内側へ押圧されて拘束される。そして、ボディサイド部を通じて上半身に伝わる側方からの衝撃が、エアバッグ25によって緩和されて、同上半身が保護される。
ここで、図11のグラフは、膨張用ガスが供給されて展開及び膨張する膨張部31の内圧が時間の経過に従いどのように変化するかを測定した結果を示している。図11中の比較例1は、ガス発生器の全体を内装した状態で第1布部及び第2布部を周縁結合部によって結合したものをエアバッグモジュールとした場合を示している。エアバッグには、インフレータから延びるハーネスを通すための挿通部が設けられているが、これは、ガス発生器の挿入口に比べると小さい。比較例2は、最初にエアバッグを製作し、その後に、エアバッグに形成された挿入口を通じてガス発生器が挿入されたものをエアバッグモジュールとした場合を示している。比較例2では、本実施形態とは異なり、挿通部を有する隔壁は設けられていない。
比較例1では、膨張部からの膨張用ガスの漏出が比較例2よりも少なく、比較例2に比べて膨張部の内圧の最大値が高くなる。本実施形態では、内圧が時間の経過とともに、比較例1と同程度の高い値で変化する。このことから、本実施形態では、膨張用ガスの膨張部31からの漏出が比較例1と同程度に少ないことが判る。
また、図12のグラフは、エアバッグが膨張されたエアバッグモジュールを壁とインパクタとで挟み込み、インパクタを壁側へ移動させていった場合のその移動量(ストローク)とエアバッグからインパクタに加わる荷重との関係を測定した結果を示している。図12中の一点鎖線は、壁の位置を示している。比較例1及び比較例2は、先に説明したものと同じである。
比較例1では、比較例2よりも少ないストロークで荷重が多く増加し、比較例2よりも衝撃吸収量が多いところ、本実施形態では、ストロークに対する荷重の特性が、比較例1と同等となることが判る。
なお、上記実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
<ガス発生器20について>
・特定取付突起22及び取付突起23は、上記実施形態のように、非ガス噴出部21cに直接固定されてもよいし、間接的に固定されてもよい。後者の場合、例えば、非ガス噴出部21cの外周に帯状の補助部材(図示略)が装着され、この補助部材に特定取付突起22又は取付突起23が固定されてもよい。
・ガス発生器本体として、ガス噴出部21a及び非ガス噴出部21cを有するインフレータ21と、この非ガス噴出部21cを覆う筒状のリテーナとによって構成されるものが用いられてもよい。この場合、リテーナがガス発生器本体の外周部分を構成することになる。リテーナは、かしめ等の手段によってインフレータ21に固定される。特定取付突起22及び取付突起23のうち少なくとも特定取付突起22は、インフレータ21に代えてリテーナに設けられる。
・上記のように、ガス発生器本体がインフレータ21とリテーナとによって構成される場合、そのガス発生器本体をエアバッグ25に組付ける態様としては、次の2態様がある。
第1の態様:インフレータ21がリテーナに装着された形態のガス発生器本体を、特定取付突起22及び取付突起23とともに挿入口46から収容室32に挿入することで、エアバッグ25に組付ける態様。
第2の態様:リテーナとインフレータ21とを別々にエアバッグ25に組付ける態様。この態様では、最初に、リテーナを少なくとも特定取付突起22とともに挿入口46から収容室32に挿入し、特定取付突起22を取付孔49に挿通させることでエアバッグ25に組付ける。その後、インフレータ21を挿入口46から収容室32内のリテーナに挿入し、非ガス噴出部21cを隔壁37の挿通部47に挿通させる。
上記第1の態様及び第2の態様のいずれであっても、ガス発生器本体の外周部から特定取付突起22が突出するものをガス発生器としているため、インフレータ21のみによってガス発生器本体が構成される上記実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
・特定取付突起22及び取付突起23の少なくとも一方は、インフレータ21を乗物に固定することのできるものであることを条件に、ボルトとは異なる部材に変更されてもよい。
・取付突起23は、非ガス噴出部21cのうち、インフレータ21の軸線L1に沿う方向における複数箇所に設けられてもよい。取付突起23が複数箇所に設けられる場合、全部の取付突起23が同じ形態(例えば、ボルトとナットとによる締結)でサイドフレーム部15に固定されてもよいし、異なる形態で固定されてもよい。
・取付突起が特定取付突起22のみによって構成されてもよい。この場合には、取付突起23が省略される。
・インフレータ21として、特定取付突起22が、非ガス噴出部21cのうち、ガス噴出部21aから軸線L1に沿う方向へ上記実施形態よりも遠く離れたタイプが用いられてもよい。この場合には、隔壁37から伸縮部40を省略することが可能である。
これは、伸縮部40がなくても、隔壁37が、軸線L1に直交する方向における収容室32の大きさに及ぼす影響が少ないからである。挿入口46と取付孔49との間の領域では、軸線L1に直交する方向における収容室32の寸法を、インフレータ21及び特定取付突起22を挿入できる寸法よりも大きくすることが可能である。
・非ガス噴出部21cは、必ずしも全てのガス噴出孔21bが膨張部31内に位置するように挿通部47に挿通されなくてもよい。すなわち、非ガス噴出部21cは、非ガス噴出部21cに近いガス噴出孔21bの一部が挿通部47によって取り囲まれるように同挿通部47に挿通されてもよい。
<膨張部31について>
・エアバッグ25は、その略全体が上記実施形態のように膨張部31からなるものであってもよいが、膨張用ガスが供給されず膨張することのない非膨張部を一部に有するものであってもよい。
・膨張部31は、複数の部屋(膨張室)に区画されてもよい。
<隔壁37について>
・挿通部47が孔に代えてスリットによって構成されてもよい。
・伸縮部40は、隔壁37の一部にのみ設けられてもよい。
・伸縮部40は、上記実施形態よりも多い数(3以上)の重ね合わせ部によって構成されてもよい。
・挿通部47は、その中心が、一対の重ね合わせ部38,39間の屈曲部(谷折り線34)よりも取付孔49から遠い側に位置することを条件に、上記実施形態とは異なる箇所に形成されてもよい。例えば、挿通部47は、図2(b)において二点鎖線で示すように、重ね合わせ部38,39に跨って形成されてもよい。
・隔壁37は、非ガス噴出部21cのうちガス噴出孔21bから上記実施形態よりも遠く離れた箇所に配置されてもよい。
<挿入口46について>
・挿入口46が、スリットに代えて孔によって構成されてもよい。
<適用できるエアバッグ装置の種類について>
・エアバッグ装置は、ガス噴出部21a及び非ガス噴出部21cを有する長尺状のガス発生器本体と、ガス噴出部21aのガス噴出孔21bから噴出される膨張用ガスにより膨張する膨張部31を有するエアバッグ25とを備えるものであれば、サイドエアバッグ装置とは異なる種類のエアバッグ装置にも適用可能である。
その1つとして、膝保護用エアバッグ装置(ニーエアバッグ装置とも呼ばれる)がある。このタイプのエアバッグ装置は、乗物に加わる衝撃に応じ、乗物用シートに着座した乗員の下肢の前下方でエアバッグを膨張させることにより、同乗員の脛部から膝部にかけての部位を保護するものである。
そのほかにも、エアバッグ装置は、シートクッションエアバッグ装置にも適用可能である。このタイプのエアバッグ装置は、乗物に加わる衝撃に応じ、乗物用シートのシートクッション内に配置されたエアバッグを膨張用ガスにより膨張させて座面を隆起させ、シートクッション上の乗員が前方へ移動するのを規制するものである。
<その他>
・上記サイドエアバッグ装置は、シートバック14が車両の前方とは異なる方向、例えば側方を向く姿勢で車両用シート12が配置された車両において、その車両用シート12に対し側方(車両の前後方向)から衝撃が加わった場合に、同衝撃から乗員Pを保護するタイプのサイドエアバッグ装置にも適用可能である。
・乗員Pの上半身のうち、サイドエアバッグ装置によって保護される部位が、上記実施形態とは異なる部位に変更されてもよい。この場合、エアバッグ25の形状や大きさが、乗員Pの対象となる部位を保護できる形状や大きさに変更される。
・上記エアバッグ装置が適用される車両には、自家用車に限らず各種産業車両も含まれる。
・上記エアバッグ装置は、車両以外の乗物、例えば航空機、船舶等における乗物用シートに装備されるエアバッグ装置にも適用可能である。
10…車両(乗物)、20…ガス発生器、21…インフレータ(ガス発生器本体)、21a…ガス噴出部、21b…ガス噴出孔、21c…非ガス噴出部、22…特定取付突起(取付突起)、23…取付突起、25…エアバッグ、31…膨張部、32…収容室、34…谷折り線(屈曲部)、35,36…山折り線(屈曲部)、37…隔壁、38,39…重ね合わせ部、40…伸縮部、41,42…収容壁部、46…挿入口、47…挿通部、48,49…取付孔、L1…軸線。

Claims (8)

  1. 外周部に複数のガス噴出孔が設けられたガス噴出部と、前記ガス噴出部に隣接した状態で同ガス噴出部と同軸上に設けられた非ガス噴出部とを有する長尺状のガス発生器本体を備えるとともに、前記ガス噴出孔から噴出される膨張用ガスにより膨張する膨張部を有するエアバッグを備え、
    前記エアバッグは、収容壁部により筒状に形成され、かつ前記ガス発生器本体が収容される収容室を前記膨張部の外部に備え、
    少なくとも前記収容室の一端部には、前記ガス発生器本体の挿入口が設けられ、
    前記収容室の他端部には、前記ガス噴出孔が前記膨張部内に位置するように、前記非ガス噴出部を挿通させるための挿通部を有する隔壁が設けられ、
    前記隔壁は、前記収容室と前記膨張部とを隔てるとともに、前記膨張部内の膨張用ガスが、前記挿通部の内壁面と前記非ガス噴出部との隙間から前記収容室へ漏出するのを規制するものであるエアバッグ装置。
  2. 前記挿通部は、その内壁面が前記非ガス噴出部に密着する大きさに形成されている請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記非ガス噴出部は円柱状をなしており、
    前記挿通部は、その内壁面が前記非ガス噴出部の外周面に密着する円形の孔により構成されている請求項2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記ガス発生器本体と、前記非ガス噴出部において、前記ガス噴出部から前記ガス発生器本体の軸線に沿う方向へ離間した1つ以上の箇所において、同軸線に直交する方向へ突設され、かつ前記非ガス噴出部の少なくとも外周部分を乗物に取付ける際に用いられる取付突起とによりガス発生器が構成され、
    前記挿通部と前記挿入口との間であって、前記収容壁部のうち前記膨張部とは反対側の部分には、前記取付突起が挿通される取付孔が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
  5. 前記取付突起は、前記非ガス噴出部の少なくとも外周部分であって、前記ガス噴出部に対し前記軸線に沿う方向に隣接する箇所に設けられる特定取付突起を含み、
    前記隔壁は、前記特定取付突起が前記取付孔に挿通された状態の前記ガス発生器におけるその特定取付突起と前記ガス噴出部との間に配置されており、
    前記隔壁の少なくとも一部には、前記特定取付突起の長さ方向に伸縮可能に構成された伸縮部が形成されている請求項4に記載のエアバッグ装置。
  6. 前記伸縮部は、屈曲部において屈曲されて、前記取付突起の長さ方向に重ね合わされた複数の重ね合わせ部により構成されている請求項5に記載のエアバッグ装置。
  7. 前記伸縮部は、1つの屈曲部を介して屈曲されて、前記取付突起の長さ方向に重ね合わされた一対の重ね合わせ部により構成されており、
    前記挿通部は、孔により構成されており、自身の中心が、一対の前記重ね合わせ部の間の前記屈曲部よりも前記取付孔から遠い側に位置するように形成されている請求項6に記載のエアバッグ装置。
  8. 前記挿通部の全体は、一対の前記重ね合わせ部のうち、前記取付孔から遠い側の重ね合わせ部に形成されている請求項7に記載のエアバッグ装置。
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