JP6217447B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、衝突等により乗物に衝撃が加わった場合に、乗物用シートに着座している乗員に接近した箇所でエアバッグを展開及び膨張させて、乗員を衝撃から保護するエアバッグ装置に関する。
衝突等により車両に衝撃が加わった場合に乗員をその衝撃から保護する装置として、ガス発生器から膨張用ガスを発生させ、その膨張用ガスにより乗員に接近した箇所でエアバッグを展開及び膨張させて衝撃を緩和するエアバッグ装置が有効である。
上記ガス発生器の一形態として、長尺状(シリンダ状)をなし、かつ一端部にガス噴出部を有するものがある。そして、このガス発生器を用いたエアバッグ装置の一形態として、ガス発生器の長さ方向についての中間部からガス噴出部までの領域が内配置領域とされ、エアバッグに開口された挿入口を通じてエアバッグの内壁面に沿って、同エアバッグの内部に挿入されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このエアバッグ装置では、ガス発生器の中間部から他端部までの領域は、エアバッグの外部であって、同エアバッグの外壁面に接近した箇所に配置される。
さらに、上記特許文献1に記載されたエアバッグ装置では、上記エアバッグが、挿入口を有する第1基布と、挿入口を有する第2基布とを重ね合わせることによって形成されている。第1基布の挿入口は、ガス発生器の長さ方向に沿って延びる長軸を有する楕円形状をなしている。第2基布の挿入口は、上記長軸よりも短い直径を有する円形状をなし、第1基布の挿入口内において、ガス発生器の挿入方向前側に位置している。
上記構成により、エアバッグの一部(第1基布の挿入口において第2基布の挿入口が重ならない部分)には、第2基布のみによって構成される剛性の低い部分が低剛性部として形成される。低剛性部は、その周囲の二重構造となっている箇所よりも柔らかい。そのため、エアバッグが展開及び膨張する際にガス発生器に作用する衝撃荷重を低剛性部によって減らすことができる。また、ガス発生器の内配置領域を、両挿入口を通じてエアバッグ内に挿入する作業がしやすい。
さらに、エアバッグ装置において、挿入口を有する第1基布と、挿入口を有する第2基布とを重ね合わせることによってエアバッグを二重構造にし、両挿入口を通じてエアバッグ内にガス発生器を挿入する構造は、上記特許文献1のほかにも種々提案されている。例えば、特許文献2及び特許文献3に記載されたエアバッグ装置では、第2基布の挿入口の周辺部分に弛み又はスリットを設けている。そして、エアバッグの展開及び膨張に伴い、第2基布の挿入口が引張られたときに、その挿入口の内縁部とガス発生器との間の空隙部が広がるのを、上記弛み又はスリットによって抑制し、エアバッグにおけるガス発生器の挿入部分から膨張用ガスが漏れ出るのを抑制しようとしている。
特開2013−86731号公報 特開2008−120290号公報 特開2010−95216号公報
ところが、上述した特許文献1〜特許文献3のいずれのエアバッグ装置でも、第1基布及び第2基布にそれぞれ挿入口が開口されていて、ガス発生器が両挿入口に挿入される構造を採っている。そのため、ガス発生器と各挿入口の内縁部との間には少なからず空隙部が生ずる。従って、上記のような二重構造を採らない場合よりは、空隙部からの膨張用ガスの漏出を抑制できるものの、その効果は充分ではなく、改良の余地がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、エアバッグにおけるガス発生器の挿入部分から膨張用ガスが漏れ出るのを一層抑制することのできるエアバッグ装置を提供することにある。
上記課題を解決するエアバッグ装置は、長尺状をなし、かつ一端部にガス噴出部を有するガス発生器と、前記ガス噴出部から噴出される膨張用ガスにより展開及び膨張するエアバッグとを備え、前記エアバッグには、前記ガス発生器の挿入口が開口され、前記ガス発生器の長さ方向についての中間部から前記ガス噴出部までの領域が、内配置領域として、前記挿入口を通じて前記エアバッグの内部に挿入されて、同エアバッグの内壁面に沿って配置されるとともに、前記中間部から他端部までの領域が前記エアバッグの外部で、同エアバッグの外壁面に沿って配置されるエアバッグ装置であって、前記エアバッグ内には、前記挿入口の内縁部と前記ガス発生器との間の空隙部を、前記内配置領域よりも内側から塞ぐ蓋シートが配置されており、前記蓋シートは、前記挿入口のうち、前記ガス発生器の挿入方向についての後側部分に沿って設けられた結合部により前記エアバッグに結合されている。
上記課題を解決するエアバッグ装置は、長尺状をなし、かつ一端部にガス噴出部を有するガス発生器と、前記ガス噴出部から噴出される膨張用ガスにより展開及び膨張するエアバッグとを備え、前記エアバッグには、前記ガス発生器の挿入口が開口され、前記ガス発生器の長さ方向についての中間部から前記ガス噴出部までの領域が、内配置領域として、前記挿入口を通じて前記エアバッグの内部に挿入されて、同エアバッグの内壁面に沿って配置されるとともに、前記中間部から他端部までの領域が前記エアバッグの外部で、同エアバッグの外壁面に沿って配置されるエアバッグ装置であって、前記エアバッグ内には、前記挿入口の内縁部と前記ガス発生器との間の空隙部を、前記内配置領域よりも内側から塞ぐ蓋シートが配置されており、前記蓋シートは、前記挿入口のうち、前記ガス発生器の挿入方向についての後側部分に沿って設けられた結合部により前記エアバッグに結合されており、前記挿入口は、略円形状に形成され、前記結合部は、前記挿入方向についての前記挿入口の後部を囲む半円状の湾曲部を有している。
上記構成のエアバッグ装置では、ガス発生器がエアバッグの内壁面に沿って、自身の長さ方向についての中間部まで挿入口を通じて挿入されることで、同ガス発生器の中間部からガス噴出部までの領域(内配置領域)が、エアバッグの内部に配置される。また、ガス発生器の中間部から他端部までの領域が、エアバッグの外部において、そのエアバッグの外壁面に近接した箇所に配置される。
エアバッグ装置が作動してガス噴出部から膨張用ガスが噴出されてエアバッグが展開及び膨張すると、そのエアバッグは挿入口を引張り、挿入口の内縁部とガス発生器との間の空隙部を広げようとする。
ところが、エアバッグ内に配置され、かつ結合部により同エアバッグに結合された蓋シートが、エアバッグの展開及び膨張に伴い挿入口が引張られて変形し、上記空隙部が広がるのを規制する。
また、このときには、蓋シートが上記空隙部を内配置領域よりも内側から塞ぐ。さらに、上記蓋シートに対しては、エアバッグの内側から外側へ向かう膨張用ガスの圧力(内圧)が加わり、同蓋シートが内配置領域やエアバッグに押付けられる。
そのため、膨張用ガスは、エアバッグにおけるガス発生器の挿入部分から漏れ出にくくなる。
上記エアバッグ装置において、前記結合部は、前記湾曲部の両端から前記挿入口を挟み込んだ状態で前記挿入方向についての前方へ延びる一対の直線部を有していることが好ましい。
上記エアバッグ装置において、前記ガス発生器の前記内配置領域には、同ガス発生器を乗物に取付けるための取付け突起が、同ガス発生器の軸線に直交する方向へ突設されており、前記エアバッグの前記挿入口から離れた箇所には、前記取付け突起が挿通される孔が設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、ガス発生器の取付け突起が、エアバッグの内側から外側へ向けて孔に挿通されることで、ガス発生器がエアバッグに係止される。そして、この取付け突起が乗物に取付けられることで、ガス発生器がエアバッグを伴って乗物に固定される。
上記エアバッグ装置において、前記挿入口は、前記ガス発生器の挿入方向についての寸法が、同挿入方向に直交する寸法の寸法よりも長い長孔により構成されていることが好ましい。
上記の構成によれば、挿入口が上記の寸法関係を有する長孔により構成されることで、内配置領域を挿入口を通じてエアバッグの内部に挿入しやすくなる。特に、自身の軸線に直交する方向へ突出する取付け突起を内配置領域に有するガス発生器では、この取付け突起も挿入口を通過させなければならないが、上記のように挿入口が挿入方向へ長い長孔からなるため、取付け突起を含めたガス発生器が挿入口に挿入しやすくなる。
また、ガス発生器の挿入方向に直交する方向についての挿入口の寸法が、ガス発生器が通過できる最小の寸法に設定されれば、挿入方向に直交する方向についての挿入口とガス発生器との間の空隙部が最小となり、膨張用ガスは、ガス発生器の挿入部分から一層漏れ出にくくなる。
上記エアバッグ装置において、前記挿入口における前記挿入方向についての寸法は、前記取付け突起の根元部を前記エアバッグの内側から同挿入口の前記挿入方向についての前端に当て、同根元部を支点として前記ガス発生器を回転させることにより、前記ガス噴出部が同挿入口に挿入し得る長さに設定されていることが好ましい。
挿入口における挿入方向についての寸法が上記の条件を満たすように設定されれば、取付け突起の根元部をエアバッグの内側から同挿入口の挿入方向についての前端に当て、同取付け突起を支点としてガス発生器を回転させることにより、内配置領域を挿入口を通じてエアバッグ内へ比較的簡単に挿入することが可能である。
上記エアバッグ装置において、前記挿入口は、前記エアバッグにあけられた孔と、前記孔から前記ガス発生器の挿入方向についての前方へ延びるスリットとを備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、挿入口を通じてガス発生器の内配置領域をエアバッグ内に挿入する際には、ガス発生器の挿入方向に直交する方向ついてのスリットの両側部分が変形して開くことで、孔が同挿入方向へ拡張されたのと同様の状態となる。そのため、挿入口が孔のみによって構成される場合に比べ、ガス発生器が挿入しやすくなる。
また、上記孔及びスリットの組合わせからなる挿入口の開口は、長孔からなる挿入口の開口よりも小さくなる。そのため、ガス発生器と挿入口の内縁部との間に生ずる空隙部は、挿入口が長孔によって構成された場合の空隙部よりも小さくなり、空隙部を通じて漏れ出る膨張用ガスの量が少なくなる。
上記エアバッグ装置において、前記蓋シートは、前記空隙部を塞ぎ、かつ前記結合部により前記エアバッグに結合された部分を本体シート部として有するとともに、前記ガス発生器の挿入方向についての前記本体シート部の前側に、同挿入方向についての前方へ延びる拡張部を有することが好ましい。
上記の構成によれば、蓋シートの本体シート部は、上述したように、挿入口の内縁部とガス発生器との間の空隙部をガス発生器の内側から塞ぐ。これに加え、蓋シートの拡張部は、ガス発生器の挿入方向についての本体シート部の前側において、ガス発生器の内配置領域やエアバッグに接触する。そのため、ガス発生器の挿入部分から膨張用ガスが漏れ出ることが、さらに抑制される。
上記エアバッグ装置において、前記拡張部では、前記結合部による前記エアバッグとの結合が解除されていることが好ましい。
上記の構成によれば、膨張用ガスによりエアバッグが展開及び膨張する際には、拡張部に対しては、外側に向かう膨張用ガスの圧力が加わるだけでなく、種々の方向へ向かう膨張用ガスの圧力が加わる。
一方、拡張部では、結合部によるエアバッグとの結合が解除されているため、同拡張部はエアバッグに結合されている場合よりも動きやすい。そのため、拡張部は、上記膨張用ガスにより形を崩した状態となってガス発生器の内配置領域やエアバッグに接触し、ガス発生器の挿入部分から膨張用ガスが漏れ出るのをより抑制する。
上記エアバッグ装置によれば、エアバッグにおけるガス発生器の挿入部分から膨張用ガスが漏れ出るのを一層抑制することができる。
車両用のサイドエアバッグ装置に具体化した一実施形態を示す図であり、同装置が設けられた車両用シートを乗員とともに示す側面図。 一実施形態において、車両用シート、エアバッグモジュール、乗員及びボディサイド部の位置関係を示す平断面図。 (a)は、一実施形態におけるエアバッグモジュールを車内側から見た状態で示す側面図、(b)は、図3(a)の一部を拡大して示す部分側面図。 (a)は、一実施形態におけるエアバッグモジュールの内部構造を、車外側から見た状態で示す側断面図、(b)は図4(a)の一部を拡大して示す部分側断面図。 (a)は、一実施形態において、エアバッグモジュールが組み込まれたシートバックの側部の内部構造を示す部分平断面図、(b)は、図5(a)のエアバッグが展開及び膨張した状態を示す部分平断面図。 一実施形態におけるエアバッグモジュールの構成部品を分解して示す部分分解斜視図。 一実施形態を示す図であり、ガス発生器がエアバッグとともにサイドフレーム部に取付けられた状態を示す部分断面図。 一実施形態を示す図であり、ガス発生器が取付けられる前のエアバッグを車内側から見た状態で示す部分側面図。 一実施形態を示す図であり、ガス発生器が取付けられる前のエアバッグの内部構造を車外側から見た状態で示す部分側断面図。 (a),(b)は、一実施形態におけるガス発生器の内配置領域が挿入口を通じてエアバッグ内に挿入されて係止される様子を説明する部分断面図。 (a)〜(c)は、同じく、一実施形態におけるガス発生器の内配置領域が挿入口を通じてエアバッグ内に挿入されて係止される様子を説明する部分断面図。 ガス発生器の変形例を示す図であり、(a)はインフレータにリテーナが装着される前の状態を示す分解斜視図、(b)は装着された状態を示す斜視図。 図12(b)のガス発生器がエアバッグとともにサイドフレーム部に取付けられた状態を示す部分平断面図。 エアバッグにおける挿入口の変形例を示す部分正面図。 エアバッグ装置を膝保護用エアバッグ装置に適用した例を示す図であり、エアバッグが非膨張展開状態にされたエアバッグモジュールを示す正面図。
以下、エアバッグ装置を車両用のサイドエアバッグ装置に具体化した一実施形態について、図1〜図11を参照して説明する。
なお、以下の記載においては、車両の前進方向を前方として説明し、車両の後進方向を後方として説明する。また、車両の幅方向(車幅方向)についての中央部を基準とし、その中央部に近づく側を「車内側」とし、中央部から遠ざかる側を「車外側」とするものとする。
また、車両用シートには、乗員として、標準的な体格を有する大人が、予め定められた姿勢(正規の姿勢)で着座しているものとする。
図1及び図2に示すように、車両10においてボディサイド部11の車内側の近傍には車両用シート12が配置されている。ここで、ボディサイド部11とは、車両10の側部に配置された車両構成部材を指し、主としてドア、ピラー等がこれに該当する。例えば、前席に対応するボディサイド部11は、フロントドア、センターピラー(Bピラー)等である。また、後席に対応するボディサイド部11は、サイドドア(リヤドア)の後部、Cピラー、タイヤハウスの前部、リヤクォータ等である。
車両用シート12は、シートクッション13と、そのシートクッション13の後側で斜め後ろ上方へ起立し、かつ傾き調整機構(図示略)により傾斜角度を調整されるシートバック14とを備えている。車両用シート12は、シートバック14が前方を向く姿勢で車両10に配置されている。このように配置された車両用シート12の幅方向は、車幅方向と合致する。
次に、シートバック14における車外側の側部の内部構造について説明する。
シートバック14内には、その骨格をなすシートフレームが配置されている。シートフレームの一部は、図5(a)に示すように、シートバック14内の車外側部分に配置されており、この部分(以下「サイドフレーム部15」という)は、金属板を曲げ加工することによって形成されている。サイドフレーム部15を含むシートフレームの前側には、弾性材からなるシートパッド16が配置され、同シートフレームの後側には、合成樹脂製の硬質のバックボード17が配置されている。なお、シートパッド16は表皮によって被覆されているが、図5(a),(b)ではその表皮の図示が省略されている。
シートパッド16内において、サイドフレーム部15の車外側近傍には収納部21が設けられている。この収納部21には、サイドエアバッグ装置の主要部をなすエアバッグモジュールAMが組み込まれている。
シートパッド16内において、収納部21の車外側かつ前側の角部からは、車外側の斜め前方に向けてスリット22が延びている。シートパッド16の前側の角部16cとスリット22とによって挟まれた箇所(図5(a)において二点鎖線の枠で囲んだ箇所)は、後述するエアバッグ30によって破断される破断予定部23を構成している。
エアバッグモジュールAMは、ガス発生器25及びエアバッグ30を主要な構成部材として備えている。次に、これらの構成部材の各々について説明する。
<ガス発生器25>
図5(a)及び図6に示すように、ガス発生器25の主要部はインフレータ26によって構成されている。インフレータ26は長尺状、より具体的には略円柱状をなしており、その内部には、膨張用ガスを発生するガス発生剤(図示略)が収容されている。インフレータ26は、一端部(図6では上端部)に、他の箇所よりも小径のガス噴出部26aを有している。なお、図示しないが、ガス噴出部26aの外周面には、複数のガス噴出孔が設けられている。また、インフレータ26の他端部(下端部)には、そのインフレータ26への作動信号の入力配線となるハーネス(図示略)が接続されている。
上記のようにガス発生剤を用いたインフレータ26は、一般に「パイロタイプ」と呼ばれる。なお、インフレータ26としては、こうしたパイロタイプに代えて、高圧の膨張用ガスの充填されたボンベの隔壁を火薬等によって破断して膨張用ガスを噴出させるタイプ(ハイブリッドタイプ)が用いられてもよい。
図7に示すように、インフレータ26の長さ方向についての中間部からガス噴出部26aの先端までの領域は、内配置領域Z1として、エアバッグ30の内部に配置される。これに対し、インフレータ26の長さ方向についての中間部から他端部までの領域は外配置領域Z2として、エアバッグ30の外部に配置される。これについては後で詳述する。
インフレータ26の外周面であって、その軸線L1に沿う方向に互いに離間した複数箇所(本実施形態では2箇所)には、ボルト27,28が同軸線L1に直交する方向へ突設されている。ガス噴出部26aに近い側のボルト27は内配置領域Z1から突出している。このボルト27は、インフレータ26を、同ボルト27の挿通されたエアバッグ30とともにサイドフレーム部15に取付けるための取付け突起を構成している。ガス噴出部26aから遠い側のボルト28は、外配置領域Z2から突出している。
上記ボルト27,28は、インフレータ26に直接固定されてもよいし、間接的に固定されてもよい。前者の場合、インフレータ26及び両ボルト27,28によってガス発生器25が構成される。後者の場合、例えば、インフレータ26の外周に帯状の補助部材(図示略)が装着され、この補助部材にボルト27,28が固定されてもよい。この場合には、インフレータ26、両ボルト27,28及び補助部材によってガス発生器25が構成される。
<エアバッグ30>
図3(a)は、エアバッグ30が膨張用ガスを充填させることなく平面状に展開させられた状態(以下「非膨張展開状態」という)のエアバッグモジュールAMを、車内側から見た状態で示している。また、図4(a)は、エアバッグモジュールAMの内部構造を示すべく、エアバッグ30が車幅方向の中央部分で切断されたエアバッグモジュールAMを、車外側から見た状態で示している。
図3(a)及び図4(a)に示すように、エアバッグ30は、1枚の布片(基布、パネル布等とも呼ばれる)を、折り線32に沿って二つ折りして車幅方向に重ね合わせ、その重ね合わされた部分を結合させることにより形成されている。ここでは、エアバッグ30の重ね合わされた2つの部分を区別するために、車内側に位置するものを布部33といい、車外側に位置するものを布部34(図5(a),(b)参照)というものとする。
なお、本実施形態では、折り線32がエアバッグ30の後端部に位置するように布片が二つ折りされているが、折り線32がエアバッグ30の他の端部、例えば前端部、上端部、下端部等に位置するように布片が二つ折りされてもよい。また、エアバッグ30は折り線32に沿って分割された2枚の布片からなるものであってもよい。この場合には、エアバッグ30は、2枚の布片を車幅方向に重ね合わせ、両布片の周縁部を結合させることにより形成される。さらに、エアバッグ30は3枚以上の布片からなるものであってもよい。
両布部33,34としては、強度が高く、かつ可撓性を有していて容易に折り畳むことのできる素材、例えばポリエステル糸、ポリアミド糸等を用いて形成した織布等が適している。
両布部33,34の上記結合は、それらの周縁部に設けられた周縁結合部35においてなされている。本実施形態では、周縁結合部35は両布部33,34の周縁部のうち、後端部(折り線32の近傍部分)等を除く部分を、縫製(縫糸で縫合)することにより形成されている。このように、結合が縫製による点は、後述する結合部45についても同様である。
上記縫製に関し、図3、図4、図8、図9、図14及び図15では、2つの線種によって縫製部分が表現されている。1つ目の線種は、一定長さの太線を断続的に並べて表現した線(破線の一種)であり、これは、縫合部分を車外側又は車内側から見た状態で示している(図3(a)における周縁結合部35等参照)。2番目の線種は、点を一定間隔おきに並べて表現した線(破線の一種)であり、これは、例えば縫合の対象となる布部33,34間における縫糸の状態を示している(図4(a)における周縁結合部35等参照)。すなわち、縫製が2番目の線種で表現されている図は、縫製部分を通る断面に沿った断面構造を示している。
なお、周縁結合部35は、上記縫糸を用いた縫合とは異なる手段、例えば接着剤を用いた接着によって形成されてもよい。この点は、後述する結合部45についても同様である。
図1及び図2に示すように、両布部33,34間であって、周縁結合部35によって囲まれた空間は、膨張用ガスによって乗員Pの上半身の一部(胸部PTから肩部PSにかけての部位)の側方で展開及び膨張することにより、同部分を拘束して衝撃から保護するための膨張部36となっている。
図3(b)、図4(b)、図8及び図9に示すように、車内側の布部33の下部であって、上記折り線32に接近した箇所には、エアバッグ30の外部からガス発生器25の内配置領域Z1を挿入するための挿入口37が開口されている。挿入口37は、長円からなる長孔によって構成されている。長円は、円を、その中心を通る分割線によって2つの半円に分割し、それらの半円を分割線に対して直交する方向へ離間させ、離間させた半円の端部同士を2本の直線で結ぶことにより形成される形状である。この挿入口37では、ガス発生器25の挿入方向についての寸法M1が、同挿入方向に直交する方向の寸法M2よりも長く設定されている。後者の寸法M2は、インフレータ26の外径よりも僅かに大きな値に設定されている。
ここで、挿入口37の寸法M1は、図10(a),(b)に示すように、ボルト27の根元部27aをエアバッグ30の内側からガス発生器25の挿入方向についての挿入口37の前端に当て、同根元部27aを支点としてガス発生器25を回転させることにより、ガス噴出部26aが挿入口37に挿入し得る長さに設定されている。
図8及び図9に示すように、車内側の布部33において、挿入口37の略上方には、ガス発生器25の一方のボルト27を挿通するための孔38があけられている。
そして、図7に示すようにガス発生器25の内配置領域Z1が、挿入口37を通じてエアバッグ30の内部に挿入されて、同エアバッグ30(布部33)の内壁面に沿って配置されるとともに、外配置領域Z2がエアバッグ30の外部で、同エアバッグ30(布部33)の外壁面に沿って配置されている。ガス発生器25の一方のボルト27が、エアバッグ30の内側から外側へ向けて孔38に挿通されている。ガス発生器25の他方のボルト28は、エアバッグ30に挿通されることなく同エアバッグ30の外部に位置している。
図6〜図8に示すように、エアバッグ30内には、上記両布部33,34と同様の素材からなる蓋シート40が配置されている。蓋シート40は、本体シート部41と、ガス発生器25の挿入方向についての本体シート部41の前側に位置して、同挿入方向についての前方へ延びる拡張部42とを備えている。本体シート部41は、挿入口37の内縁部37aとガス発生器25との間の空隙部G1を内配置領域Z1よりも内側から塞ぐ機能を担っている。拡張部42は、上記挿入方向についての挿入口37の上記空隙部G1よりも前側部分とガス発生器25の内配置領域Z1とに対し内側から接触して、膨張用ガスの漏出抑制効果を高める機能を担っている。
本体シート部41は、挿入口37のうち、ガス発生器25の挿入方向についての後側部分に沿って設けられた結合部45によってエアバッグ30に結合されている。結合部45は、ガス発生器25の挿入方向についての挿入口37の後部を囲む半円状の湾曲部45aと、湾曲部45aの両端から、挿入口37を挟み込んだ状態で前記挿入方向についての前方へ延びる一対の直線部45bとによって構成されている。本実施形態では、両直線部45bの上記挿入方向についての前端が、挿入口37の前端よりも後方に位置しているが、挿入口37の前端の側方に位置してもよいし、同前端よりも前方に位置してもよい。また、拡張部42では、結合部45によるエアバッグ30との結合が解除されている。
ところで、エアバッグモジュールAMは、非膨張展開状態のエアバッグ30(図3、図4参照)が折り畳まれることにより、図5(a)に示すコンパクトな形態(以下「収納用形態」という)にされている。これは、エアバッグモジュールAMを、シートバック14における限られた大きさの収納部21に対し、収納に適したものとするためである。エアバッグ30が折り畳まれたエアバッグモジュールAMは、結束テープ(図示略)等の保持手段によって収納用形態に保持される。
収納用形態に保持されたエアバッグモジュールAMは、ガス発生器25を後側に位置させ、かつエアバッグ30の大部分を前側に位置させた状態で収納部21に配設されている。そして、図7に示すように、インフレータ26の内配置領域Z1から突出してエアバッグ30の孔38に挿通されたボルト27と、エアバッグ30の外部に配置されたボルト28とがサイドフレーム部15に挿通され、それぞれナット29によって締付けられている。これらの締付けにより、ガス発生器25がエアバッグ30と一緒にサイドフレーム部15に固定されている。
サイドエアバッグ装置は、上述したエアバッグモジュールAMのほかに、図1に示す衝撃センサ51及び制御装置52を備えている。衝撃センサ51は加速度センサ等からなり、車両10のボディサイド部11等に取付けられており、同ボディサイド部11に外側方から加わる衝撃を検出する。制御装置52は、衝撃センサ51からの検出信号に基づきインフレータ26の作動を制御する。
さらに、車両10には、車両用シート12に着座した乗員Pを拘束するためのシートベルト装置が装備されているが、図1等ではこのシートベルト装置の図示が省略されている。
ところで、上述したエアバッグ30は、その製造過程において、ガス発生器25の組付けられていない状態で折り畳まれた形態を採る。この形態を、上述した収納用形態と区別するために「中間形態」というものとする。この中間形態のエアバッグ30は、サイドエアバッグ装置を異なる2つの製造拠点(第1の製造拠点、第2の製造拠点)間で輸送等する際の、輸送に適した形態(流通用中間形態)として設定されている。
次に、上記のように構成された本実施形態のサイドエアバッグ装置の作用について説明する。
最初に、中間形態のエアバッグ30にガス発生器25を組付ける手順について、図7、図10及び図11を参照して説明する。
この組付けに際しては、長尺状をなすガス発生器25の内配置領域Z1が挿入口37を通じてエアバッグ30の内部に挿入される(図7参照)。このときの挿入の対象となる部位には、インフレータ26だけでなく、その軸線L1に直交する方向へ突出するボルト27も含まれる。ボルト27が固定された箇所では、軸線L1に直交する方向のガス発生器25の寸法が、ボルト27の分だけ大きい。
この点、本実施形態では、ガス発生器25の挿入方向についての挿入口37の寸法M1が、同挿入方向に直交する方向の寸法M2よりも長い長孔により構成されている(図8参照)。しかも、前者の寸法M1が、ボルト27の根元部27aを、エアバッグ30の内側からガス発生器25の挿入方向についての挿入口37の前端に当て、同根元部27aを支点としてガス発生器25を回転させることにより、ガス噴出部26aが挿入口37に挿入し得る長さに設定されている。そのため、例えば、図10(a)に示すように、両ボルト27,28をインフレータ26よりも上側に位置させ、かつガス噴出部26aをエアバッグ30側に位置させた状態で、ガス発生器25がエアバッグ30側ほど低くなるように傾斜させられる。この状態で、ガス噴出部26aが挿入口37に近づけられる。ボルト27が挿入口37に差し込まれ、図10(b)に示すように、そのボルト27の根元部27aがエアバッグ30の内側からガス発生器25の挿入方向についての挿入口37の前端(図10(b)では上端)に当てられ、同根元部27aを支点としてガス発生器25が同図10(b)の反時計回り方向へ回転させられる。この回転により、ガス発生器25の内配置領域Z1の一部(先端部分)が挿入口37を通じてエアバッグ30内へ挿入される。この際、ガス発生器25は、軸線L1に直交する方向へはほとんど動かない。
続いて、ボルト27の先端部を支点として、図10(b)において矢印で示すように、ガス発生器25が同図の反時計回り方向へ回転させられる。これに伴い、図11(a)に示すように、ガス発生器25の内配置領域Z1の先端部分が挿入口37を通ってエアバッグ30内に入り込む。ボルト27は、その先端部においてエアバッグ30の布部33に接触し、かつ同布部33に対し傾斜した状態となる。
同図11(a)において矢印で示すように、ボルト27の先端部が上記布部33に接触させられた状態で、同ガス発生器25が略上方(孔38)側へ平行移動させられる。図11(b)に示すように、インフレータ26がガス発生器25の挿入方向についての挿入口37の先端側の内縁部37aに接触したところで、インフレータ26のその接触箇所を支点として、ガス発生器25が同図11(b)の反時計回り方向へ回転させられる。すると、ガス噴出部26aに近い側のボルト27が孔38に挿通され、図11(c)に示すように、ガス発生器25がエアバッグ30に係止される。なお、ボルト28は、エアバッグ30に挿通されることなく同エアバッグ30の外部に位置する。
図7に示すように、ガス発生器25の内配置領域Z1が、エアバッグ30の内部において、布部33の内壁面に接近した箇所に位置する。また、ガス発生器25の外配置領域Z2がエアバッグ30の外部で、布部33の外壁面に接近した箇所に位置する。
なお、上記の手順は一例に過ぎず、これとは異なる手順によってガス発生器25が中間形態のエアバッグ30に組付けられてもよい。
次に、本実施形態のサイドエアバッグ装置の動作について説明する。
ボディサイド部11に対し側方から衝撃が加わったことが衝撃センサ51によって検出されないときには、制御装置52からインフレータ26に対し、これを作動させるための作動信号が出力されず、インフレータ26から膨張用ガスが噴出されない。エアバッグ30は、収納用形態でガス発生器25とともに収納部21に収納され続ける(図5(a)参照)。
これに対し、車両10の走行中等に、側突等によりボディサイド部11に所定値以上の衝撃が加わり、そのことが衝撃センサ51によって検出されると、その検出信号に基づき制御装置52からインフレータ26に対し、これを作動させるための作動信号が出力される。この作動信号に応じて、インフレータ26は膨張用ガスをガス噴出部26aから噴出する。
この膨張用ガスが、収納用形態のエアバッグ30に供給され、同エアバッグ30の膨張部36が膨張を開始する。この膨張は、折り状態の解消(展開)を伴いながらなされる。
この展開及び膨張するエアバッグ30によってシートバック14のシートパッド16が押圧され、破断予定部23(図5(a)参照)において破断される。図5(b)に示すように、エアバッグ30は、その一部(後部)を収納部21に残した状態で、破断された箇所を通じてシートバック14から、前方へ飛び出す。
その後も膨張用ガスが供給されるエアバッグ30は、図2において二点鎖線で示すように、ボディサイド部11と、車両用シート12に着座している乗員Pの上半身(胸部PTから肩部PSにかけての領域)との間で前方へ向けて折り状態を解消(展開)しながら膨張する。
このように展開及び膨張したエアバッグ30が、乗員Pの上半身と、車内側へ進入してくるボディサイド部11との間に介在する。このエアバッグ30によって上半身が車内側へ押圧されて拘束される。そして、ボディサイド部11を通じて上半身に伝わる側方からの衝撃が、エアバッグ30によって緩和されて、同上半身が保護される。
ところで、上記のようにエアバッグ30が展開及び膨張する際には、そのエアバッグ30は、例えば、図7において矢印Aで示す方向へ挿入口37を引張って変形させ、挿入口37の内縁部37aとガス発生器25との間の空隙部G1を広げようとする。
この点、本実施形態では、結合部45によりエアバッグ30に結合された蓋シート40の本体シート部41、より具体的には、本体シート部41のうち結合部45の湾曲部45a及び両直線部45bによって囲まれた部分が、挿入口37が引張られて変形するのを規制する。そのため、上記空隙部G1が広がりにくい。
また、このときには、本体シート部41が上記空隙部G1を内配置領域Z1よりも内側から塞ぐ。さらに、本体シート部41に対しては、エアバッグ30の内側から外側へ向かう膨張用ガスの圧力(内圧)が加わり、同蓋シート40がガス発生器25やエアバッグ30に押付けられる。そのため、エアバッグ30内の膨張用ガスは、上記空隙部G1から同エアバッグ30の外部へ漏れ出にくい。
これに加え、蓋シート40の拡張部42は、挿入口37の空隙部G1よりもガス発生器25の挿入方向についての前側部分及びガス発生器25の内配置領域Z1に対し、内側から接触する。そのため、上記空隙部G1からの膨張用ガスの漏出が一層抑制される。
さらに、膨張用ガスによりエアバッグ30が展開及び膨張する際には、上記拡張部42に対しては、外側に向かう膨張用ガスの圧力が加わるだけでなく、種々の方向、例えば下方へ向かう膨張用ガスの圧力が加わる。
一方、拡張部42では、結合部45によるエアバッグ30との結合が解除されているため、同拡張部42はエアバッグ30に結合されている場合よりも動きやすい(変形しやすい)。そのため、拡張部42は、上記膨張用ガスにより形を崩した状態(くしゃくしゃになった状態)となってガス発生器25の内配置領域Z1やエアバッグ30に接触する。この点も、膨張用ガスの漏出を抑制するうえで有効である。
また、挿入口37の寸法M2が寸法M1よりも小さい。しかも、寸法M2がガス発生器25が通過できる最小の寸法に設定されている。そのため、ガス発生器25の挿入方向に直交する方向についての空隙部G1が最小となり、膨張用ガスが空隙部G1から一層漏れ出にくい。
以上詳述した本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)エアバッグ30内に蓋シート40を配置し、この蓋シート40を、挿入口37のうち、ガス発生器25の挿入方向についての後側部分に沿って設けられた結合部45によってエアバッグ30に結合する。そして、この蓋シート40によって、挿入口37の内縁部37aとガス発生器25との間の空隙部G1を、ガス発生器25の内配置領域Z1よりも内側から塞ぐようにしている(図7)。
そのため、エアバッグ30におけるガス発生器25の挿入部分(空隙部G1)から膨張用ガスが漏れ出るのを蓋シート40によって一層抑制することができる。その結果、インフレータ26からの膨張用ガスをエアバッグ30の展開及び膨張に有効に使用することができる。
(2)ガス発生器25の内配置領域Z1には、同ガス発生器25を車両10(サイドフレーム部15)に取付けるためのボルト27を取付け突起として、同ガス発生器25の軸線L1に直交する方向へ突設し、このボルト27を、エアバッグ30に設けられた孔38に挿通するようにしている(図7)。
そのため、孔38へのボルト27の挿通により、ガス発生器25をエアバッグ30に係止することができる。また、このボルト27をナット29によってサイドフレーム部15に締結することで、ガス発生器25をエアバッグ30と一緒にサイドフレーム部15に固定することができる。
(3)挿入口37を、ガス発生器25の挿入方向についての寸法M1が、同挿入方向に直交する方向の寸法M2よりも長い長孔により構成している(図8)。
そのため、ガス発生器25の内配置領域Z1を、挿入口37を通じてエアバッグ30の内部に挿入しやすくなり、挿入作業性が向上する。
特に、ガス発生器25として、軸線L1に直交する方向へ突出するボルト27を内配置領域Z1に有するものが用いられた本実施形態では、このボルト27も挿入口37を通過させなければならないが、上記のように挿入口37が挿入方向へ長い長孔からなるため、ボルト27を含めた内配置領域Z1を挿入口37に挿入しやすくなる。
(4)また、挿入口37の上記寸法M2をインフレータ26が通過できる最小の寸法に設定している(図8)。
そのため、挿入方向に直交する方向についての挿入口37とガス発生器25との空隙部G1を最小にすることができる。挿入口37を、上記寸法M1と同じ直径を有する丸孔のみによって構成した場合に比べ、エアバッグ30内の膨張用ガスを、空隙部G1から漏れ出にくくすることができる。
(5)挿入口37の上記寸法M1を、ボルト27の根元部27aを、エアバッグ30の内側からガス発生器25の挿入方向についての挿入口37の前端に当て、かつ同根元部27aを支点としてガス発生器25を回転させることによりガス噴出部26aが挿入口37に挿入し得る長さに設定している(図10、図11)。
そのため、ボルト27の根元部27aを支点としたガス発生器25の上記回転により、ガス発生器25の内配置領域Z1を、挿入口37を通じてエアバッグ30内へ比較的簡単に挿入することができる。
(6)蓋シート40のうち、空隙部G1を塞ぎ、かつ結合部45によってエアバッグ30に結合される部分を本体シート部41とする。ガス発生器25の挿入方向についての本体シート部41の前側に拡張部42を延長して設けている(図8、図9)。
そのため、この拡張部42がないものに比べ、ガス発生器25の挿入部分(空隙部G1)から膨張用ガスが漏れ出るのをさらに抑制することができる。
(7)拡張部42では、結合部45によるエアバッグ30との結合を解除している(図8、図9)。
そのため、拡張部42を動きやすくし、拡張部42を、膨張用ガスにより形を崩した状態にしてガス発生器25の内配置領域Z1に接触させることで、膨張用ガスの漏出を一層抑制することが可能となる。
なお、上記実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
<ガス発生器25について>
・インフレータ26に対し、図12(a),(b)及び図13に示すリテーナ57が装着されることでガス発生器25が構成されてもよい。
上記リテーナ57は、耐熱性を有する材料、例えば、金属板等の板材を用い、これを曲げ加工等することによって形成されている。より具体的には、リテーナ57は、インフレータ26とエアバッグ30(布部33)との間で上下方向へ延びる基部58と、基部58の上部から車外側へ延びて、ガス噴出部26aの後半部を取り囲むように曲げ形成された延長部59とを備えている。基部58において、上下方向に互いに離間した箇所にはボルト孔61,62があけられている。そして、インフレータ26から突出する一対のボルト27,28が、基部58の対応するボルト孔61,62に挿通されることで、ガス噴出部26aの後半部が延長部59によって囲まれた状態で、インフレータ26がリテーナ57に係止される。
なお、図12及び図13では、前述した実施形態で説明したものと同様の要素に同一の符号が付されている。
上記の構成を有するものがガス発生器25として用いられると、エアバッグ30(布部33)の後部とガス噴出部26aとの間にリテーナ57の延長部59が介在する。この延長部59は、サイドエアバッグ装置の作動時に、ガス噴出部26aから後方へ噴出された膨張用ガスを受け止めて、同膨張用ガスがエアバッグ30(布部33)の後部に直接触れるのを抑制する。
・上記のようにリテーナ57が使用される場合、ボルト27,28がインフレータ26に代え、リテーナ57に固定されてもよい。インフレータ26は、別途の固定手段によって、例えばかしめ等によってリテーナ57に固定される。
・取付け突起としては、インフレータ26を乗物に固定することのできるものであることを条件に、ボルト27とは異なる部材が採用されてもよい。
・取付け突起は、インフレータ26の軸線L1に沿う方向についての複数箇所に設けられてもよい。取付け突起が複数箇所に設けられる場合、全部の取付け突起が同じ形態(例えば、ボルトとナットとによる締結)でサイドフレーム部15に固定されてもよいし、異なる形態で固定されてもよい。
<膨張部36について>
・エアバッグ30は、その略全体が上記実施形態のように膨張部36からなるものであってもよいが、膨張用ガスが供給されず膨張することのない非膨張部を一部に有するものであってもよい。
<挿入口37について>
・挿入口の形状が、長円からなる挿入口37とは異なる形状に変更されてもよい。図14はその一例を示している。
この変形例では、エアバッグ30の車内側の布部33には、インフレータ26の外径よりも若干大きな径を有する、丸孔からなる孔54が形成されている。さらに、布部33には、上記孔54からガス発生器25の挿入方向についての前方(図14の上方)へ延びるスリット55が形成されている。スリット55は、孔54の上記挿入方向についての前方に形成された小孔56に繋がっている。小孔56は、上記孔54よりも径の小さな丸孔によって構成されている。そして、これらの孔54、スリット55及び小孔56によって挿入口53が構成されている。
なお、図14では、前述した実施形態で説明したものと同様の要素に同一の符号が付されている。
このようにすると、挿入口53を通じて内配置領域Z1をエアバッグ30内に挿入する際には、スリット55と、孔54及び小孔56の共通接線と、孔54の内縁部とによって囲まれた部分(図14において網点が付された2つの部分)55aがそれぞれ変形して開くことで、孔54が挿入方向についての前方へ拡張されたような形態になる。そのため、挿入口53が孔54のみによって構成される場合に比べ、ガス発生器25が挿入しやすくなる。
なお、小孔56は、ガス発生器25の挿入時に、布部33に力が加わってスリット55が初期の長さよりも長くなるのを抑制する機能を担っている。
また、上記のように拡張された挿入口53の開口は、長孔からなる上記実施形態の挿入口37の開口(図14の二点鎖線参照)よりも小さくなる。そのため、ガス発生器25と挿入口53の内縁部との間に生ずる空隙部は、長孔からなる挿入口37の場合の空隙部よりも小さくなり、この空隙部を通じて漏れ出る膨張用ガスの量が少なくなる。
なお、上記孔54は、丸孔とは異なる形状を有するものに変更されてもよい。また、小孔56については適宜省略可能である。
<蓋シート40について>
・蓋シート40は、拡張部42が省略されて、本体シート部41のみによって構成されてもよい。
・拡張部42についても本体シート部41と同様に、結合部45によってエアバッグ30に結合されてもよい。
<結合部45について>
・結合部45は、湾曲部45aと一対の直線部45bとの組合わせからなる上記実施形態とは異なる形状に変更されてもよい。
<エアバッグモジュールAMの収納箇所について>
・車両用シート12のシートバック14に代えて、ボディサイド部11に収納部21に相当する箇所が設けられ、ここにエアバッグモジュールAMが組み込まれてもよい。
<適用できるエアバッグ装置の種類について>
・エアバッグ装置は、長尺状のガス発生器25を使用するエアバッグ装置であって、ガス発生器25の長さ方向についての一部がエアバッグ30内に配置され、かつ残部がエアバッグ30の外部に配置されるものであれば、サイドエアバッグ装置とは異なる種類のエアバッグ装置にも適用可能である。
その一例として、図15に示す膝保護用エアバッグ装置(ニーエアバッグ装置とも呼ばれる)がある。このタイプのエアバッグ装置は、車両用シート(図示略)に着座した乗員の下肢の前下方でエアバッグ68を膨張させることにより、同乗員の脛部から膝部にかけての部位を保護するものであり、ステアリングコラムの下方や、インストルメントパネルにおいて助手席の乗員の前下方に組込まれる。
なお、図15では、エアバッグ68が非膨張展開状態で図示されている。また、同図15中、符号69で示される部分は、エアバッグ68の内部に設けられて、膨張部36を仕切ったり、膨張部36の膨張厚みを規制したりするための部材(テザー)である。
そして、前突等により、車両に前方から衝撃が加わったことが衝撃センサによって検知されると、エアバッグ68の膨張部36がガス発生器25からの膨張用ガスにより膨張を開始し、乗員の下肢とステアリングコラム等との間で膨張及び展開する。
この膝保護用エアバッグ装置の場合にも、エアバッグ68に挿入口37が開口され、ガス発生器25の内配置領域Z1が挿入口37を通じてエアバッグ68の内部に挿入されて、同エアバッグ68の内壁面に沿って配置されるとともに、外配置領域Z2がエアバッグ68の外部で、同エアバッグ68の外壁面に沿って配置されてもよい。そして、エアバッグ68内に、上記実施形態と同様に蓋シート40が配置され、結合部45によってエアバッグ68に結合されてもよい。このタイプのエアバッグ装置でも上記実施形態と同様の効果が得られる。
・また、エアバッグ装置は、カーテンシールドエアバッグ装置にも適用可能である。このエアバッグ装置は、エアバッグがルーフにおけるサイドドアの近傍に収納され、側突による車両外側方からの衝撃に応じて乗員の頭部とドアウインドウとの間で展開膨張するタイプのエアバッグ装置である。
<その他>
・サイドエアバッグ装置による乗員Pの上半身の保護対象は、上記実施形態と異なっていてもよい。
・上記サイドエアバッグ装置は、シートバック14が車両の前方とは異なる方向、例えば側方を向く姿勢で車両用シート12が配置された車両において、その車両用シート12に対し側方(車両の前後方向)から衝撃が加わった場合に、同衝撃から乗員Pを保護するタイプのサイドエアバッグ装置にも適用可能である。
・上記エアバッグ装置が適用される車両には、自家用車に限らず各種産業車両も含まれる。
・上記エアバッグ装置は、車両以外の乗物、例えば航空機、船舶等における乗物用シートに装備されるエアバッグ装置にも適用可能である。
10…車両(乗物)、25…ガス発生器、26a…ガス噴出部、27…ボルト(取付け突起)、27a…根元部、30,68…エアバッグ、37,53…挿入口、37a…内縁部、38,54…孔、40…蓋シート、41…本体シート部、42…拡張部、45…結合部、55…スリット、G1…空隙部、L1…軸線、M1,M2…寸法、Z1…内配置領域。

Claims (9)

  1. 長尺状をなし、かつ一端部にガス噴出部を有するガス発生器と、前記ガス噴出部から噴出される膨張用ガスにより展開及び膨張するエアバッグとを備え、
    前記エアバッグには、前記ガス発生器の挿入口が開口され、
    前記ガス発生器の長さ方向についての中間部から前記ガス噴出部までの領域が、内配置領域として、前記挿入口を通じて前記エアバッグの内部に挿入されて、同エアバッグの内壁面に沿って配置されるとともに、前記中間部から他端部までの領域が前記エアバッグの外部で、同エアバッグの外壁面に沿って配置されるエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグ内には、前記挿入口の内縁部と前記ガス発生器との間の空隙部を、前記内配置領域よりも内側から塞ぐ蓋シートが配置されており、
    前記蓋シートは、前記挿入口のうち、前記ガス発生器の挿入方向についての後側部分に沿って設けられた結合部により前記エアバッグに結合されているエアバッグ装置。
  2. 長尺状をなし、かつ一端部にガス噴出部を有するガス発生器と、前記ガス噴出部から噴出される膨張用ガスにより展開及び膨張するエアバッグとを備え、
    前記エアバッグには、前記ガス発生器の挿入口が開口され、
    前記ガス発生器の長さ方向についての中間部から前記ガス噴出部までの領域が、内配置領域として、前記挿入口を通じて前記エアバッグの内部に挿入されて、同エアバッグの内壁面に沿って配置されるとともに、前記中間部から他端部までの領域が前記エアバッグの外部で、同エアバッグの外壁面に沿って配置されるエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグ内には、前記挿入口の内縁部と前記ガス発生器との間の空隙部を、前記内配置領域よりも内側から塞ぐ蓋シートが配置されており、
    前記蓋シートは、前記挿入口のうち、前記ガス発生器の挿入方向についての後側部分に沿って設けられた結合部により前記エアバッグに結合されており、
    前記挿入口は、略円形状に形成され、
    前記結合部は、前記挿入方向についての前記挿入口の後部を囲む半円状の湾曲部を有しているエアバッグ装置。
  3. 前記結合部は、前記湾曲部の両端から前記挿入口を挟み込んだ状態で前記挿入方向についての前方へ延びる一対の直線部を有している請求項に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記ガス発生器の前記内配置領域には、同ガス発生器を乗物に取付けるための取付け突起が、同ガス発生器の軸線に直交する方向へ突設されており、前記エアバッグの前記挿入口から離れた箇所には、前記取付け突起が挿通される孔が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
  5. 前記挿入口は、前記ガス発生器の挿入方向についての寸法が、同挿入方向に直交する方向の寸法よりも長い長孔により構成されている請求項に記載のエアバッグ装置。
  6. 前記挿入口における前記挿入方向についての寸法は、前記取付け突起の根元部を前記エアバッグの内側から同挿入口の前記挿入方向についての前端に当て、同根元部を支点として前記ガス発生器を回転させることにより、前記ガス噴出部が同挿入口に挿入し得る長さに設定されている請求項に記載のエアバッグ装置。
  7. 前記挿入口は、前記エアバッグにあけられた孔と、前記孔からから前記ガス発生器の挿入方向についての前方へ延びるスリットとを備えている請求項に記載のエアバッグ装置。
  8. 前記蓋シートは、前記空隙部を塞ぎ、かつ前記結合部により前記エアバッグに結合された部分を本体シート部として有するとともに、前記ガス発生器の挿入方向についての前記本体シート部の前側に、同挿入方向についての前方へ延びる拡張部を有する請求項1〜のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
  9. 前記拡張部では、前記結合部による前記エアバッグとの結合が解除されている請求項に記載のエアバッグ装置。
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