JP2017165412A - 取付部材及びエアバッグモジュール装備シート - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1の発明によれば、力布をバックパッドの開口縁から空洞部の内側に夫々引き込み、空洞の内側でトリムコードの引掛けフックをモジュールカバーの掛止めピンに掛け止めるだけでよいため、力布をコンパクトにかつ簡単に組み付けられる。
そこで、本出願人は、エアバッグモジュールを包み込む力布を係止する取付部材をサイドフレームの縁部に係止すると同時に、取付部材のサイドフレームの縁部の上下方向における係止位置を、位置決めする機構を備えたエアバッグモジュール装備シートを提案している(特願2012−036655)。
このように構成しているため、位置決め部が設けられた第二の壁部の撓み量が増加し、取付部材を被取付部に組み付けるときに位置決め部のある部分が更に撓み易くなり、組付け時の作業性が向上する。
このように、第二の壁部の先端部が、取付部材を構成する壁部の中で最も薄い薄肉部からなるため、位置決め部が設けられた部分を撓み易くしつつ、取付部材の軽量化が達成されると同時に、取付部材の他の部分の剛性が確保できる。
このように構成しているため、位置決め部が設けられた部分を更に撓み易くしつつ、取付部材の更なる軽量化が達成される。
このように構成しているため、一対の突起を組付けガイドとして、二本の指でそれぞれ押さえながら取付部材の被取付部への組付け作業を行うことができ、組付けの作業性が向上される。
このように、被取付部沿設部は、案内部材の延長方向に垂直な方向における両端側の部分がそれぞれ凹状に切欠かれて、案内部材の延長方向に垂直な方向における被取付部沿設部の中央部分が、切欠かれた部分よりも突出する突出部として形成されているため、切欠かれた部分が、二本の指でつまむための把持部となり、取付部材の被取付部への組付け時の作業性が向上される。
このように構成しているため、第二の壁部の根元に溝部を設けて第二の壁部の撓み量を確保できると同時に、第二の面の剛性を確保して、保持空間で案内部材の端部の保持強度を確保できる。また、エアバッグモジュール展開時に、保持空間から通路を通って案内部材の端部がスムーズに排出されるよう、案内部材の端部の排出路を提供できる。
図1は、本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートの外観図である。図2は、本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートのシートフレームの斜視図である。図3は、図1のA−A断面図であって、本発明の一実施形態に係る力布を破断部とサイドフレームとの間に配置した説明図である。図4は、本発明の一実施形態に係るトリムカバーと力布を破断部で共縫いした状態を示す説明図である。図5は、本発明の一実施形態に係る力布を、取付部材を介してサイドフレームに連結した状態を示す断面説明図である。図6は、本発明の一実施形態に係る力布を、取付部材を介してサイドフレームに連結した状態を示す斜視図である。図7は、本発明の一実施形態に係る取付部材の斜視図である。図8は、本発明の一実施形態に係る取付部材の斜視図である。図9は、本発明の一実施形態に係る取付部材の側面図である。図10は、本発明の一実施形態に係る力布を、本発明の他の実施形態に係る取付部材を介してサイドフレームに連結した状態を示す斜視図である。
車両用シートSの中には、図2に示すようなシートフレームFが設けられている。シートフレームFは、シートバックS1のフレームであるシートバックフレーム1と、着座部S2のフレームである着座フレーム2とから構成されている。着座フレーム2とシートバックフレーム1は、リクライニング機構3を介して連結されている。シートバックフレーム1および着座フレーム2の外側には、クッションおよびトリムカバーが設けられることで、シートバックS1および着座部S2が構成される。
シートバックフレーム1は、図1,図2に示すように、左右に離間して配置され上下方向に延在するサイドフレーム10と、このサイドフレーム10の上端部を連結する上部フレーム21と、下端部を連結する下部フレーム22とにより枠状に構成されている。
上部フレーム21には、ピラー支持部23が設けられ、ピラー支持部23には、不図示のヘッドレストフレームが設けられる。ヘッドレストフレームの外側にクッション部材を設けることでヘッドレストS3が構成される。
サイドフレーム10には、乗員を後方から支持するSバネからなる一対の架設部材25の両端が係止される係止孔を備えた係止部15と、取付部材50を取付けるための一対の切起こし部16とが設けられている。
切起こし部16は、側板11の前縁部12に近い部分が、先端が前縁部12に対向するように湾曲して前縁部12側に切起こされてなる。切起こし部16先端16aのシート上下方向中央には、取付部材50の突起64が係止される係止孔16bが設けられている。
サイドフレーム10の前後の幅の狭い前後幅狭部は、サイドフレーム10下方の前後の幅の広い前後幅広部よりも剛性が低いが、上方の切起こし部16は、サイドフレーム10の前後幅狭部の中でも、上部フレーム21近くに配置されるため、剛性を補うことができている。
サイドフレーム10には、図3に示すように、シート外側の面に、エアバッグモジュール6が固定されている。
エアバッグモジュール6は、インフレータ6aをリテーナ6cで保持し、リテーナ6cの締付けボルト18を、エアバッグ6bより外部に突出させて、インフレータ6aをリテーナ6cと一体にエアバッグ6bの取付基部寄り内部に組み付け、更に、リテーナ6cの締付けボルト18を外部に突出させて全体をモジュールケースの内部に収容し、衝撃センサー等の関連機器と回路構成するのに必要なハーネス,コネクタを備えることにより組み立てられている。
モジュールケース6dは、開閉可能なリッドをケース本体にヒンジ接続して構成されている。
なお、本実施形態では、エアバッグモジュール6を、モジュールケース6dを備えたものから構成しているが、これに限定されるものでなく、ケースレスのものとして構成してもよい。
クッションパッド5には、図3に示すように、エアバッグモジュール6を格納するための空間7が形成されている。
前面マチ部41と側面マチ部42との土手部において膨出した頂点には、破断部40が形成されている。破断部40は、前面マチ部41と側面マチ部42の端部を、通常の使い勝手に耐えられる強度を保ちつつ、エアバッグの膨張による引張力で裂断可能なように、相互に縫製されている。
力布32は、伸縮性の小さい布状素材からなり、エアバッグの膨張による応力を破断部40に伝達する役割を果たす。力布32は、特許請求の範囲の案内部材に対応する。
係止片としてのトリムプレート37は、硬質樹脂製からなる矩形の板体である。トリムプレート37は、力布32の取付部36の端末の形状を保持するために用いられる。力布32の端末にトリムプレート37が固定されていることにより、力布32の端末を保持空間55に差込む際の作業性が向上する。本実施形態では、力布32の取付部36にトリムプレート37を固定しているが、これに限定されるものではなく、トリムプレート37を用いずに、力布32の取付部36の端末を複数回折り返して縫成したものや、複数重に巻回して縫成したもの、複数重に巻回して縫成したものを一方向に押し潰したものを取付部材50の保持空間55に挿入してもよい。
また、図3に示すように、トリムカバー4の側面マチ部42と後面マチ部43の縫合部44には、力布31の一端が縫い付けられており、この力布31の他端には、係止フック33が縫合により固定されている。力布31は、エアバッグモジュール6の後方で後面マチ部43の前方に配置されたクッションパッド5とエアバッグモジュール6との間の空間に引き込まれ、係止フック33がサイドフレーム10の後縁部13に係止されている。
掛け止め部52には、フランジ当接部51の前縁部12端部側に、取付部材50を前縁部12に掛け止めるための溝53が、フランジ当接部51から連続して形成されている。溝53は、フランジ当接部51と、フランジ当接部51の前縁部12側端部から分岐する延出部54との間の空間からなる。溝53は、前縁部12の端部を挟持している。
フランジ当接部51には、トリムプレート37を内部に保持して係止する保持空間55と、保持空間55から引き出される力布32の通路69が形成されている。
保持空間55は、側板11の延出方向と、前縁部12が側板11から起立する方向との間の方向に向かって伸びる面に沿って形成された直方体状の空間からなる。
保持空間55は、一端に通路69が形成された第一の面56と、第一の面56に平行に対向する第二の面57とに挟まれた空間である。
通路69は、第一の面56と第二の面57をつなぐ壁面が第一の面56側に延長した面と、第一の面56の前縁部12寄りの端部56aとの間に形成され、第一の面56を内側の面とした第一の壁部59と、フランジ当接部51から前縁部12逆側に延出した第二の壁部60との間に形成された空間に連続している。
突出部58は、断面三角形状からなり、取付部材50の上端から下端まで同じ形状で延びるように形成されている。
突出部58は、前縁部12に近い側、つまり通路69に近い側の面58aが、第二の面57との間の角度が鋭角で、傾斜の緩やかな面であり、通路69に遠い側の面58bが、第二の面57に略直交する面として形成されている。ここで、略直交とは、80°から100°程度の角度をいう。
面58aが第二の面57となす角度は、面58bが第二の面57となす角度よりも小さくなっている。
突出部58の先端58cは、トリムプレート37を保持空間55に配置したときに、トリムプレート37の通路69に遠い側の端部37aよりも若干中央側の位置に対向する位置に形成されている。これにより、エアバッグモジュール6の展開時に、トリムプレート37を、端部37aを中心として回転させ、かつ端部37aが第二の面57上を通路69側に滑らせようとする力が掛かったときに、端部37aに近い位置に先端58cを当接させて、トリムプレート37が通路69側に滑りにくくすることができる。
第二の面57の前縁部沿設面62側の部分は、図6に示すように、上端側及び下端側が直方体状に切欠かれ、上下方向の中央部分のみが、第二の面57上にある。このように、第二の面57の前縁部沿設面62側の部分が切り欠かれているため、第二の壁部60の取付部材50本体に対する撓み量が大きくなり、取付部材50の組付けが容易になる。また、トリムプレート37及び力布32の保持空間55への挿入が容易になる。
外側面61は、図6に示すように、溝53を深さ方向に延長した位置において、上端側及び下端側が断面扇形の扇柱状に切欠かれ、上下方向の中央部分のみが突出した突出部61aとして形成されている。突出部61aは、延出部54と外側面61の第一の壁部59側の面とを、力布32の延設面に沿って橋渡すように伸びている。このように、突出部61aの上下が切り欠かれているため、突出部61a上下の切欠き部分に人差し指と中指を当てて取付部材50を掴むことが可能となり、サイズの小さい取付部材50の取り扱いが容易になると同時に、取付部材50を切起こし部16に係止させる作業が容易になる。
前縁部沿設面62は、図6、図8に示すように、保持空間55を、上下方向に垂直な横断面における長尺方向の前縁部12側に延長した位置において、上端側及び下端側が柱状に切欠かれ、上下方向の中央部分のみが突出した突出部62aとして形成されている。突出部62aは、第二の壁部60と溝53の内壁面とを、前縁部12の内側の面に沿って橋渡すように伸びている。このように、突出部62aの上下が切り欠かれているため、突出部61a上下の切欠き部分に人差し指と中指を当てると同時に、突出部62aに親指を当てて取付部材50を掴むことが可能となり、サイズの小さい取付部材50の取り扱いが容易になると同時に、取付部材50を切起こし部16に係止させる作業が容易になる。
前縁部沿設面62には、溝部53に近い位置と、前縁部沿設面62のR形状の頂点の位置に、上下方向に延びる突起62aが設けられ、前縁部12に当接可能となっている。また、側板沿設部63にも上下方向に延びる突起63aが設けられ、側板11に当接可能となっている。
第二の壁部60の通路69逆側の外側面であって、テーパ部60aの付け根の部分には、上下方向の中央の一部分に、図6に示すように、先端が頂部となった断面三角形状の突起64が形成されている。
この突起64は、サイドフレーム10に設けられた切起こし部16の係止孔16bに係止され、取付部材50を切起こし部16に位置決めすると同時に、一般使用時及びエアバッグモジュール6の膨張時に、取付部材50がサイドフレーム10から外れることを抑制する。
突起64は、図5に示すように、つまり、テーパ部60aの付け根側の面64aは、テーパ部60a先端側の面64bよりも、テーパ部60aに対して緩やかな傾斜になるように形成されており、取付部材50の組付け時に突起64が係止孔16b内に入り易くすると共に、組付け後には突起64が係止孔16bから抜けにくくされている。
第二の壁部60の外側面には、直方体の一端側を斜めに切り欠いた形状からなる突起が、斜めに切り欠いた斜辺60c、60dに沿って形成されており、第二の壁部60を切起こし部16に係止させる際の位置決めの役割を果たしている。
なお、保持空間55は、上端又は下端の一方、好ましくは上端のみが開放され、他方が閉塞されていてもよい。保持空間55の上端が開放され、下端が閉塞された取付部材50は、左右のサイドフレーム10のいずれか一方のみに用いる場合に特に適している。保持空間55の上端及び下端の双方が開放された取付部材50は、左右のサイドフレーム10の双方に用いる場合に特に適している。このとき、左右のうち一方のサイドフレーム10に用いるときに上端だった側は、他方のサイドフレーム10に用いるときに下端側となる。
取付部材50を介した力布32のサイドフレーム10への取付は、次の手順で行われる。
作業者はまず、力布32の取付部36を、トリムプレート37と取付部36の境界で一回折り曲げた状態で、トリムプレート37及び力布32を保持空間55及び通路69に押し込んで、力布32が取付けられたトリムプレート37と取付部材50との連結を完了する。
次いで、取付部材50の溝53を、サイドフレーム10の前縁部12の切起こし部16に隣接した位置に係止し、前縁部沿設面62を前縁部12に押し付けながら、外側面61を側板11側に押し込む。
第二の壁部60の突起64は、最初は切起こし部16の先端16aに当接するが、押し込む力により、第二の壁部60が第一の壁部59側に撓んで、突起64が、切起こし部16の先端16aと係止孔16bとの間の部分の内面に当接しながら係止孔16b方向に摺動し、係止孔16bに係止する。以上で、取付部材50のサイドフレーム10への取付作業が完了する。
以上の作業を、すべての取付部材50について行い、取付部材50を介した力布32のサイドフレーム10への取付を完了する。
このとき、トリムプレート37は、通路69に遠い側の端部37aを軸として、端部37bが通路69に引き込まれるR1方向に回転させようとする力と、R1方向の回転の軸となる端部37aを第一の面56上を通路69に近い側にスライドさせようとする力を受ける。第一の面56には、突出部58が形成されているため、トリムプレート37は、これらの二つの力を受けたときでも、これらの力が一定の力を超えるまでは、端部37aを覆う力布32と突出部58との間の摩擦力により、R1方向の回転と通路69に近い側への摺動が抑制される。
段差56cを形成することにより、エアバッグモジュール6展開時に、トリムプレート37の端部37bに掛かる力が一定の力を超えるまでは、段差56cに押し付けられて、端部37bが通路69内に引き込まれることが抑制される。
本明細書では、シートバックフレーム1のサイドフレーム10に取付部材50を取付けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、着座フレーム2の側部又はサイドフレームに取付部材50を取付け可能であることは当然である。その場合、着座フレーム2の側部又はサイドフレームに、切起こし部16を形成し、切起こし部16に、取付部材50を取付ける。
S1 シートバック
S2 着座部
S3 ヘッドレスト
F シートフレーム
1 シートバックフレーム
2 着座フレーム
3 リクライニング機構
4 トリムカバー
5 クッションパッド
6 エアバッグモジュール
6a インフレータ
6b エアバッグ
6c リテーナ
6d モジュールケース
7 空間
10 サイドフレーム
11 側板
12 前縁部
13 後縁部
15 係止部
16 切起こし部
16a 先端
16b 係止孔
18 締付けボルト
21 上部フレーム
22 下部フレーム
23 ピラー支持部
25 架設部材
31、32 力布
33 係止フック
35 辺
36 取付部
37 トリムプレート
37a、37b、57d 端部
40 破断部
41 前面マチ部
42 側面マチ部
43 後面マチ部
44 縫合部
50 取付部材
51 フランジ当接部
52 掛け止め部
53 溝部
54 延出部
54a、62a、63a 突起
55 保持空間
56 第一の面
56a 端部
56c 段差
57 第二の面
58 突出部
58a、58b、64a、64b 面
58c 先端
59 第一の壁部
60 第二の壁部
60a テーパ部
60c、60d 斜辺
61 外側面
61a、62a 突出部
62 前縁部沿設面
63 側板沿設部
64 突起
69 通路
Claims (8)
- エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材の端部側を被取付部に取付ける取付部材であって、
該取付部材は、前記被取付部に係止される被取付部係止部と、前記案内部材の端部を着脱可能に内部に保持する保持空間と、該保持空間の側壁から前記取付部材の外側面まで伸びる通路と、を備え、
前記通路は、前記保持空間側の第一の壁部と、該第一の壁部の外側に設けられた第二の壁部と、に挟まれた空間からなり、
前記第二の壁部の前記被取付部に対向する部分の先端部に、前記取付部材を前記被取付部に位置決めする位置決め部が設けられていることを特徴とする取付部材。 - 前記保持空間は、前記第一の壁部の内側の面からなる第一の面と、該第一の面に対向する第二の面を備え、
前記第二の壁部は、前記第二の面から延出して前記取付部材の外側面まで達しており、
前記第二の面は、前記第二の壁部側の端部に、前記第一の面逆側に向かって凹む凹部を備えていることを特徴とする請求項1記載の取付部材。 - 前記第二の壁部の先端部は、前記取付部材を構成する壁部の中で最も薄い薄肉部からなり、
該薄肉部に前記位置決め部が設けられ、
該位置決め部は、前記薄肉部から突出する凸部からなることを特徴とする請求項1又は2記載の取付部材。 - 前記第二の壁部の先端部は、前記案内部材の延長方向に垂直な方向における両端がそれぞれ斜めに切り欠かれた一対の斜辺を有し、
前記薄肉部は、前記一対の斜辺に挟まれた領域に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の取付部材。 - 前記第二の壁部の外側面には、前記一対の斜辺にそれぞれ隣接するように、一対の突起が設けられ、
該一対の突起は、前記位置決め部よりも前記先端部逆側に位置することを特徴とする請求項4記載の取付部材。 - 前記位置決め部は、前記案内部材の延長方向に垂直な方向における前記取付部材の中央に設けられ、
前記第二の壁部の外側面は、前記先端部逆側が、前記被取付部に沿って配置される被取付部沿設部に連続しており、
前記被取付部沿設部は、前記案内部材の延長方向に垂直な方向における両端側の部分がそれぞれ凹状に切欠かれて、前記案内部材の延長方向に垂直な方向における前記被取付部沿設部の中央部分が、前記切欠かれた部分よりも突出する突出部として形成され、
該突出部は、前記案内部材の延長方向に垂直な方向において前記位置決め部と一致する位置に設けられていることを特徴とする請求項4又は5記載の取付部材。 - 前記第二の面の前記凹部は、前記案内部材の延長方向に垂直な方向における前記第二の面の両端側の部分がそれぞれ凹状に切欠かれた一対の溝部からなり、
前記案内部材の延長方向に垂直な方向における前記第二の面の中央に、前記第二の面の前記溝部以外の部分と同じ高さになるように、前記溝部よりも突出する凸部が設けられ、
該凸部は、前記案内部材の延長方向に垂直な方向において前記突出部と一致する位置に設けられていることを特徴とする請求項6記載の取付部材。 - エアバッグを格納するエアバッグモジュールを装備した車両用シートであって、
該車両用シートのサイド部に沿って延出するサイドフレームと、
該サイドフレームに取り付けられる前記エアバッグモジュールと、
該エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、
該案内部材の端部側が取付けられると共に、前記サイドフレームに取付けられる取付部材と、を有し、
前記取付部材は、前記サイドフレームに係止されるサイドフレーム係止部と、前記案内部材の端部を着脱可能に内部に保持する保持空間と、該保持空間の側壁から前記取付部材の外側面まで伸びる通路と、を備え、
前記通路は、前記保持空間側の第一の壁部と、該第一の壁部の外側に設けられた第二の壁部と、に挟まれた空間からなり、
前記第二の壁部の前記サイドフレームに対向する部分の先端部に、前記取付部材を前記サイドフレームに位置決めする位置決め部が設けられていることを特徴とするエアバッグモジュール装備シート。
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- 2017-06-15 JP JP2017117915A patent/JP6495974B2/ja active Active
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