JP5960449B2 - 取付部構造,取付部材及びエアバッグモジュール装備シート - Google Patents
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特許文献1の発明によれば、力布をバックパッドの開口縁から空洞部の内側に夫々引き込み、空洞の内側でトリムコードの引掛けフックをモジュールカバーの掛止めピンに掛け止めるだけでよいため、力布をコンパクトにかつ簡単に組み付けられる。
そこで、本発明者らは、特願2011−260623号で、力布をエアバッグモジュール側に取付ける取付部材であって、エアバッグ展開時の回転が抑制されたものを提案した。
この取付部材は、取付部材自体をエアバッグモジュール側に取付ける連結部と、力布の端部を内部に保持する保持空間とを備えており、保持空間と連結部との位置関係が調整されることにより、エアバッグ展開時の取付部材の回転が抑制される。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、取付部材に取付けられる力布の端部が、取付部材から移動することを規制する取付部構造,取付部材及びエアバッグモジュール装備シートを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、力布の端部が取付部材の適切な位置に配置されたことを組み付け時に即時に知ることができるガイドを備えることにより、力布のシートバックフレームへの組付の作業性が向上された取付部構造,取付部材及びエアバッグモジュール装備シートを提供することにある。
また、着脱方向が、前記案内部材に掛かる引張力の方向に略直交する方向であるため、案内部材に掛かる引張力により、案内部材を着脱する部位が弱められることがない。また、取付部材の保持空間内で、案内部材の端部が案内部材に掛かる引張力の方向に略直交する方向に移動することを抑制できる。
また、移動抑制部が、前記保持空間を形成する壁面に設けられた凸部からなるため、簡単な構成で、取付部材の保持空間内で案内部材の端部を位置決めできる。また、取付部材による案内部材の端部の支持剛性を向上できる。
このように構成しているため、案内部材を、サイドフレームに直接取付けでき、取付を、コンパクトで簡単な構成で達成できる。
また、取付部材がサイドフレームと別体として構成されているため、案内部材のサイドフレームへの取付位置を最初から厳密に設計する必要がない。
このように、保持空間を形成する壁面及び案内部材の端部側の少なくとも一方は、案内部材の端部側を、壁面に対して、保持空間への案内部材の端部側の着脱方向に位置決めする移動抑制部を有するため、取付後に保持空間内で案内部材の端部が、着脱方向に移動することを抑制できる。また、案内部材端部側の着脱方向への位置決めが可能となり、案内部材の被取付部への取付が容易になる。
また、取付部を備えた取付部材であって、被取付部は、エアバッグモジュールを装備するシートのサイドフレームであり、取付部材は、サイドフレームとは別体からなるため、案内部材を、サイドフレームに直接取付けでき、取付を、コンパクトで簡単な構成で達成できる。
また、取付部材がサイドフレームと別体として構成されているため、案内部材のサイドフレームへの取付位置を最初から厳密に設計する必要がない。
また、移動抑制部が、保持空間を形成する壁面に設けられた凸部からなるため、簡単な構成で、取付部材の保持空間内で案内部材の端部を位置決めできる。また、取付部材による案内部材の端部の支持剛性を向上できる。
このように構成しているため、取付部材の保持空間内で案内部材の端部を位置決めできる。また、凹部が、案内部材の端部側が保持空間に取り付けられたときに凸部に対向する位置に設けられているため、案内部材の端部側を保持空間に組み付けるときに、凸部と凹部が係合することにより、クリック感を得ることができ、所定の位置に案内部材の端部側が設置された合図を得ることができるので、作業性が向上する。
また、凸部により、案内部材の端部が、保持空間内で、スリットに近接した位置からスリットに遠い側に押されるため、案内部材の端部の保持空間からの抜けの抑制効果も達成できる。
このように、プレートの一方の面上に、軟質のシート状体積層体を設けるため、凸部と凹部が係合する位置に達するまでのプレートの移動を容易にすると同時に、凸部と凹部が係合する位置にプレートが達したときの係合が容易となり、取付部材へのプレートの組み付け性が向上する。また、シート状体積層体を構成するシート状体の枚数を選定することにより、容易に凸部と凹部との係合状態を設定でき、適当な係合状態の移動抑制部を達成できる。
また、凹部がシート状体積層体だけでなくプレートまで到達しているため、プレート自体を取付部材に位置決めでき、上下方向のプレート及び案内部材の端部の移動をより強く抑制できる。
このように構成しているので、凸部と凹部とのより強固な係合が可能となる。
このように構成しているので、案内部材に係る引張荷重を受ける面で、案内部材の端部が保持空間に位置決めされるため、剛性の高い位置で荷重を受けることとなり、取付部材の回転が抑制される。
前記課題は、請求項11のエアバッグモジュール装備シートによれば、エアバッグを格納するエアバッグモジュールを装備したシートであって、前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、該案内部材の端部側を被取付部に取付ける取付部を備えた取付部材と、前記取付部により前記案内部材の端部側が取付けられる前記被取付部と、を有し、前記被取付部は、前記シートのサイドフレームであり、前記取付部材は、前記サイドフレームとは別体からなり、前記取付部は、前記案内部材の端部側を着脱可能に内部に保持する保持空間を備え、前記保持空間を形成する壁面及び前記案内部材の端部側の少なくとも一方は、前記案内部材の端部側を、前記壁面に対して、前記保持空間への前記案内部材の端部側の着脱方向に位置決めする移動抑制部を有し、前記移動抑制部は、前記保持空間を形成する壁面に設けられた凸部を備えること、により解決される。
また、着脱方向が、前記案内部材に掛かる引張力の方向に略直交する方向であるため、案内部材に掛かる引張力により、案内部材を着脱する部位が弱められることがない。また、取付部材の保持空間内で、案内部材の端部が案内部材に掛かる引張力の方向に略直交する方向に移動することを抑制できる。
また、移動抑制部が、前記保持空間を形成する壁面に設けられた凸部からなるため、簡単な構成で、取付部材の保持空間内で案内部材の端部を位置決めできる。また、取付部材による案内部材の端部の支持剛性を向上できる。
また、取付部材がサイドフレームと別体として構成されているため、案内部材のサイドフレームへの取付位置を最初から厳密に設計する必要がない。
また、取付部を備えた取付部材であって、被取付部は、エアバッグモジュールを装備するシートのサイドフレームであり、取付部材は、サイドフレームとは別体からなるため、案内部材を、サイドフレームに直接取付けでき、取付を、コンパクトで簡単な構成で達成できる。
また、取付部材がサイドフレームと別体として構成されているため、案内部材のサイドフレームへの取付位置を最初から厳密に設計する必要がない。
また、移動抑制部が、保持空間を形成する壁面に設けられた凸部からなるため、簡単な構成で、取付部材の保持空間内で案内部材の端部を位置決めできる。また、取付部材による案内部材の端部の支持剛性を向上できる。
また、凸部により、案内部材の端部が、保持空間内で、スリットに近接した位置からスリットに遠い側に押されるため、案内部材の端部の保持空間からの抜けの抑制効果も達成できる。
また、凹部がシート状体積層体だけでなくプレートまで到達しているため、プレート自体を取付部材に位置決めでき、上下方向のプレート及び案内部材の端部の移動をより強く抑制できる。
請求項9の発明によれば、案内部材に係る引張荷重を受ける面で、案内部材の端部が保持空間に位置決めされるため、剛性の高い位置で荷重を受けることとなり、取付部材の回転が抑制される。
また、着脱方向が、前記案内部材に掛かる引張力の方向に略直交する方向であるため、案内部材に掛かる引張力により、案内部材を着脱する部位が弱められることがない。また、取付部材の保持空間内で、案内部材の端部が案内部材に掛かる引張力の方向に略直交する方向に移動することを抑制できる。
また、移動抑制部が、前記保持空間を形成する壁面に設けられた凸部からなるため、簡単な構成で、取付部材の保持空間内で案内部材の端部を位置決めできる。また、取付部材による案内部材の端部の支持剛性を向上できる。
請求項11の発明によれば、保持空間を形成する壁面及び案内部材の端部側の少なくとも一方は、案内部材の端部側を、壁面に対して、保持空間への案内部材の端部側の着脱方向に位置決めする移動抑制部を有するため、取付後に保持空間内で案内部材の端部が、着脱方向に移動することを抑制できる。また、案内部材端部側の着脱方向への位置決めが可能となり、案内部材の被取付部への取付が容易になる。
また、取付部を備えた取付部材であって、被取付部は、エアバッグモジュールを装備するシートのサイドフレームであり、取付部材は、サイドフレームとは別体からなるため、案内部材を、サイドフレームに直接取付けでき、取付を、コンパクトで簡単な構成で達成できる。
また、取付部材がサイドフレームと別体として構成されているため、案内部材のサイドフレームへの取付位置を最初から厳密に設計する必要がない。
また、移動抑制部が、保持空間を形成する壁面に設けられた凸部からなるため、簡単な構成で、取付部材の保持空間内で案内部材の端部を位置決めできる。また、取付部材による案内部材の端部の支持剛性を向上できる。
エアバッグモジュールとしては、車両前席のシートのサイドフレームやドアに設けられるサイドエアバッグのほか、ハンドルやインパネに設けられる運転席用,助手席用エアバッグ,ニーエアバッグや、車両のサイドウインドウ上部に設けられるサイドカーテンエアバッグ,後部座席のセンターコンソールに設けられる後席センターエアバッグ等、車両に設けられるあらゆるエアバッグモジュールを含む。
取付部は、被取付部に一体に形成されていてもよいし、被取付部と別体の取付部材に形成されていてもよい。
以下、本発明の一実施形態に係る連結部材及びエアバッグモジュール装備シートについて、図1〜図11を参照しながら説明する。
車両用シートSの中には、図2に示すようなシートフレームFが設けられている。シートフレームFは、シートバックS1のフレームであるシートバックフレーム1と、着座部S2のフレームである着座フレーム2とから構成されている。着座フレーム2とシートバックフレーム1は、リクライニング機構3を介して連結されている。シートバックフレーム1および着座フレーム2の外側には、クッションおよびトリムカバーが設けられることで、シートバックS1および着座部S2が構成される。
シートバックフレーム1は、図1,図2に示すように、左右に離間して配置され上下方向に延在するサイドフレーム10と、このサイドフレーム10の上端部を連結する上部フレーム21と、下端部を連結する下部フレーム22とにより枠状に構成されている。
上部フレーム21には、ピラー支持部23が設けられ、ピラー支持部23には、不図示のヘッドレストフレームが設けられる。ヘッドレストフレームの外側にクッション部材を設けることでヘッドレストS3が構成される。
サイドフレーム10には、エアバッグモジュール6が固定されている。
クッションパッド5には、図3に示すように、エアバッグモジュール6を格納するための空間7が形成されている。
トリムカバー4には、前面マチ部41と側面マチ部42との土手部において膨出した頂点に、破断部40が形成されている。破断部40は、前面マチ部41と側面マチ部42の端部を、通常の使い勝手に耐えられる強度を保ちつつ、エアバッグの膨張による引張力で裂断可能なように、相互に縫製されている。
力布32は、伸縮性の小さい布状素材からなり、エアバッグの膨張による応力を破断部40に伝達する役割を果たす。力布32は、特許請求の範囲の案内部材に対応する。
力布32の破断部40側の辺34は、破断部40で、トリムカバー4の前面マチ部41と側面マチ部42の端部と共縫いされている。力布32逆側の辺35の取付部36には、それぞれ、図4に示すように、トリムプレート37が縫い付けられている。
取付部36には、トリムプレート37が縫い付けられた位置から、トリムプレート37の力布32の引っ張り方向の幅の略1.5倍程度の箇所に、図4に示す切込み38が入っている。なお、切込み38の代わりに、円形,楕円形,多角形等の開口を設けてもよい。
トリムプレート37は、硬質樹脂製からなる矩形の板体である。トリムプレート37は、力布32の取付部36の端末の形状を保持するために用いられる力布端末形状保持部材である。力布32の端末にトリムプレート37が固定されていることにより、力布32の端末を係止部55に差込む際の作業性が向上する。
掛け止め部52には、幅広部51の前縁部12端部側に、取付部材50を前縁部12に掛け止めるための溝53が、幅広部51から連続して形成されている。溝53は、前縁部12の端部を挟持している。
幅広部51には、トリムプレート37を内部に保持して係止する係止部55と、係止部55から引き出される力布32の通路となるスリット69の両壁面を形成する第一の壁部59,第二の壁部60を備えている。係止部55は、特許請求の範囲のプレート保持空間に該当する。
スリット69は、係止部55の側壁の溝53逆側の位置に設けられ、取付部材50の外側面まで伸びる開口であって、第一の壁部59と第二の壁部60とに囲まれた隙間からなる。
第一の壁部59と第二の壁部60とは、係止部55の掛け止め部52逆側の壁を構成している。
スリット69は、図5,図7に示すように、力布32の通路となり、力布32は、第一の壁部59の外面に押し付けられるように密着して伸びている。
なお、本実施形態では、力布32に切込み38を形成しているが、切込み38を形成しなくてもよい。切込み38を形成しない場合でも、トリムプレート37に力布32が巻き付けられており、力布32がトリムプレート37表面上でクッションのような役割を果たす。従って、凸部70によって、トリムプレート37が、スリット69に遠い側の奥の湾曲面55aに向かって押し付けられ、係止部55内でのトリムプレート37の移動が規制される。凸部70及び切込み38が、特許請求の範囲の移動抑制部に対応する。なお、移動抑制部は、係止部55内でのトリムプレート37の位置を規制する位置規制部としても機能する。
図8,図9の取付部材50Aでは、トリムプレート37を取付部材50Aに対して位置決めするための凸部70Aが、平面55Acの略中央付近に設けられている。凸部70Aは、図8に示すように、溝53Aの底部付近に対向するように設けられ、サイドフレーム10へ取付けたときに、前縁部12の端部と対向する位置に設けられている。このように構成することにより、取付部材50Aをサイドフレーム10に取付けた時の支持剛性を向上することができる。
平面55Acは、トリムプレート37の平面部分が対向する係止部55Aの側壁であって、略平面からなる。平面55Acは、トリムプレート37取付時において、トリムプレート37のスリット69逆側の平面に対向する面、すなわち、スリット69側から見て係止部55Aの奥側の面である。
力布32は、端部32eがスリット69側の平面37aに当接し、スリット69に遠い奥側の湾曲面55Aa側を通って奥側の平面55Acに当接した後、スリット69に近い側の湾曲面55Ab側からスリット69を通って取付部材50Aの外側へ導かれている。
トリムプレート37には、スリット側の平面37aに力布32の端部32eが当接している。また、奥側の平面37bに、力布32のスリット側の平面37a側から折り返された部分32aが当接し、この部分32aの上に複数の力布の切片を積層した切片積層体39Aが重層されている。この端部32e,トリムプレート37,力布32の部分32a及び切片積層体39Aからなる積層体71Aが、図8に示すように縫合されている。力布の切片が、特許請求の範囲のシート状体、切片積層体39Aが、特許請求の範囲のシート状体積層体に該当する。
凹部72Aは、切片積層体39Aの表面から、切片積層体39Aに含まれる複数の力布の切片の数枚に至る深さを有する。凹部72Aは、力布32の部分32a及びトリムプレート37には到達していない。凹部72Aを備えていることにより、凸部70Aとの係合により、より明確で分かりやすいクリック感を作業者に与えることが可能となる。
取付部材50A及びトリムプレート37,力布32のその他の構成は取付部材50及びトリムプレート37,力布32と同様である。
なお、積層体71Aは、力布32の上に力布の切片を積層して形成されているが、これに限定されるものではなく、軟質樹脂の薄いシートや、布,不織布,フェルト等他の軟質シートから構成してもよいし、また、力布32をトリムプレート37の周囲に複数回巻回すことにより形成してもよい。
積層体71Bの構成は、積層体71Aの構成と同様である。
また、凸部70Bは、凸部70Aよりも高く形成されている。
凹部72Bは、切片積層体39Bに含まれる力布の切片積層体39B及び第二の力布の部分32aを貫通し、トリムプレート37まで到達している。取付部材50B及び積層体71Bのその他の構成は取付部材50A及び積層体71Aと同様である。
S1 シートバック
S2 着座部
S3 ヘッドレスト
F シートフレーム
1 シートバックフレーム
2 着座フレーム
3 リクライニング機構
4 トリムカバー
5 クッションパッド
6 エアバッグモジュール
7 空間
10 サイドフレーム
11 側板
12 前縁部
13 後縁部
21 上部フレーム
22 下部フレーム
23 ピラー支持部
32 力布
32a 部分
32e,59e,60e 端部
33 係止部材
34 破断部側の辺
35 破断部逆側の辺
36 取付部
37 トリムプレート
37a,37b,55c,55Ac,55Bc 平面
38 切込み
39A,39B 切片積層体
40 破断部
41 前面マチ部
42 側面マチ部
42e 端辺
50,50A,50B 取付部材
51 幅広部
52 掛け止め部
53,53A 溝
54 延出部
55,55A,55B 係止部
55a,55b,55Aa,55Ab 湾曲面
59i,59o,60i 面
59 第一の壁部
60 第二の壁部
61 当接部
62 起立部
69 スリット
70,70A,70B 凸部
71A,71B 積層体
72A,72B 凹部
Claims (11)
- エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材の端部側を被取付部に取付ける取付部の構造であって、
前記取付部は、前記案内部材の端部側を着脱可能に内部に保持する保持空間を備え、
前記保持空間を形成する壁面及び前記案内部材の端部側の少なくとも一方は、前記案内部材の端部側を、前記壁面に対して、前記保持空間への前記案内部材の端部側の着脱方向に位置決めする移動抑制部を有し、
前記着脱方向は、前記案内部材に掛かる引張力の方向に略直交する方向であり、
前記移動抑制部は、前記保持空間を形成する壁面に設けられた凸部を備えることを特徴とする取付部構造。 - 請求項1記載の取付部構造を備えた取付部材であって、
前記被取付部は、前記エアバッグモジュールを装備するシートのサイドフレームであり、
前記取付部材は、前記サイドフレームとは別体からなり、前記取付部と、前記サイドフレームに係止される溝とを備えることを特徴とする取付部材。 - エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材の端部側を被取付部に取付ける取付部を備えた取付部材であって、
前記被取付部は、前記エアバッグモジュールを装備するシートのサイドフレームであり、
前記取付部材は、前記サイドフレームとは別体からなり、
前記取付部は、前記案内部材の端部側を着脱可能に内部に保持する保持空間を備え、
前記保持空間を形成する壁面及び前記案内部材の端部側の少なくとも一方は、前記案内部材の端部側を、前記壁面に対して、前記保持空間への前記案内部材の端部側の着脱方向に位置決めする移動抑制部を有し、
前記移動抑制部は、前記保持空間を形成する壁面に設けられた凸部を備えることを特徴とする取付部材。 - 前記移動抑制部は、更に、前記案内部材の端部側に設けられた凹部を備え、
該凹部は、前記案内部材の端部側が前記保持空間に取付けられたときに前記凸部に対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載の取付部材。 - 前記保持空間は、前記取付部材の上端から下端まで伸びる開口からなり、
前記保持空間の側壁には、前記取付部材の外側面まで伸びるスリットが設けられ、
前記保持空間の前記側壁には、前記スリットに近接した位置に、前記凸部が設けられていることを特徴とする請求項2乃至4いずれか記載の取付部材。 - 前記保持空間には、前記案内部材の前記端部側が取付けられたプレートが保持され、
前記保持空間内において、前記保持空間の前記側壁と前記プレートとの間には、軟質のシート状体が挟持され、
前記移動抑制部は、前記側壁に設けられた凸部と、前記シート状体に設けられた凹部からなり、
該凹部は、前記プレートが前記保持空間に取り付けられたときに前記凸部に対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項5記載の取付部材。 - 前記シート状体は、前記プレートの一方の面上に前記シート状体が複数積層されたシート状体積層体からなり、
前記凹部は、前記シート状体積層体を構成するすべての前記シート状体を貫通し、前記プレートまで到達していることを特徴とする請求項6記載の取付部材。 - 前記案内部材の前記端部側は、前記プレートに縫着されており、
前記凸部は、前記プレートと前記端部の縫着部に対向しない位置に設けられていることを特徴とする請求項6又は7記載の取付部材。 - 前記凸部は、エアバッグの展開に伴って前記案内部材に掛かる引張荷重を受ける面に設けられることを特徴とする請求項2乃至8いずれか記載の取付部材。
- エアバッグを格納するエアバッグモジュールを装備したシートであって、
前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、該案内部材の端部側を被取付部に取付ける取付部と、該取付部により前記案内部材の端部側が取付けられる前記被取付部と、を有し、
前記取付部は、前記案内部材の端部側を着脱可能に内部に保持する保持空間を備え、
前記保持空間を形成する壁面及び前記案内部材の端部側の少なくとも一方は、前記案内部材の端部側を、前記壁面に対して、前記保持空間への前記案内部材の端部側の着脱方向に位置決めする移動抑制部を有し、
前記着脱方向は、前記案内部材に掛かる引張力の方向に略直交する方向であり、
前記移動抑制部は、前記保持空間を形成する壁面に設けられた凸部を備えることを特徴とするエアバッグモジュール装備シート。 - エアバッグを格納するエアバッグモジュールを装備したシートであって、
前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、該案内部材の端部側を被取付部に取付ける取付部を備えた取付部材と、前記取付部により前記案内部材の端部側が取付けられる前記被取付部と、を有し、
前記被取付部は、前記シートのサイドフレームであり、
前記取付部材は、前記サイドフレームとは別体からなり、
前記取付部は、前記案内部材の端部側を着脱可能に内部に保持する保持空間を備え、
前記保持空間を形成する壁面及び前記案内部材の端部側の少なくとも一方は、前記案内部材の端部側を、前記壁面に対して、前記保持空間への前記案内部材の端部側の着脱方向に位置決めする移動抑制部を有し、
前記移動抑制部は、前記保持空間を形成する壁面に設けられた凸部を備えることを特徴とするエアバッグモジュール装備シート。
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