JP6195647B2 - エアバッグモジュール装備シート - Google Patents
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Description
特許文献1の発明によれば、力布をバックパッドの開口縁から空洞部の内側に夫々引き込み、空洞の内側でトリムコードの引っ掛けフックをモジュールカバーの掛止めピンに掛け止めるだけでよいため、力布をコンパクトにかつ簡単に組み付けられる。
また、引っ掛けフックのような取付部材を用いて力布をエアバッグモジュール側に取付けるため、取付時の作業性がよく、取付部材が外れにくく、取付機構周辺のクッションパッドとの間の収まりがよく、取付機構の周辺がコンパクトな構成が求められていた。
前記フランジ部の端部と、前記溝の奥側の面とは離間していると好適である。
以下、本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートについて、図1〜図6を参照しながら説明する。
シートバックフレーム1は、図1,図2に示すように、左右に離間して配置され上下方向に延在するサイドフレーム10と、このサイドフレーム10の上端部を連結する上部フレーム21と、下端部を連結する下部フレーム22とにより枠状に構成されている。
上部フレーム21には、ピラー支持部23が設けられ、ピラー支持部23には、不図示のヘッドレストフレームが設けられる。ヘッドレストフレームの外側にクッション部材を設けることでヘッドレストS3が構成される。
前縁部12は、図2に示すように、上部12aと、大曲率部12bと、下部12cと、を備えている。上部12aは、前縁部12の上端と大曲率部12bに挟まれた部分であり、後縁部13との間隔が略一定であるか、又は上方より下方が少し後縁部13より離れた位置にある。
下部12cは、大曲率部12bと前縁部12の下端とに挟まれた部分であり、後縁部13との間隔が最も大きい箇所である。
前縁部12は、端部がシートS内側に向かって湾曲した湾曲部12mと、湾曲部12mから更に延出してシートS後方に向かって折り返された返し部12nとを備えており、断面U字状に形成されている。但し、これに限定されず、端部をL字型にシートS内側に屈曲させて形成してもよい。
サイドフレーム10には、ボルト18により、エアバッグモジュール6が固定されている。ボルト18は、エアバッグモジュール6のサイドフレーム10側壁部とサイドフレーム10の側板11を貫通しており、ナットで固定されている。ボルト18は、図3に示すように、サイドフレーム10の前後方向の中央よりもシートS後方に配置されている。
クッションパッド5のシートS後方には、図3に示すように、エアバッグモジュール6を格納するための空間7が形成されている。クッションパッド5は、図3に示すように、サイドフレーム10及びエアバッグモジュール6のシートS前方からサイドフレーム10のシートS内側にかけて配置されている。
トリムカバー4には、前面マチ部41と側面マチ部42との土手部において膨出した頂点に、破断部40が形成されている。破断部40は、前面マチ部41と側面マチ部42の端部を、通常の使い勝手に耐えられる強度を保ちつつ、エアバッグの膨張による引張力で裂断可能なように、相互に縫製されている。
力布32は、伸縮性の小さい布状素材からなり、エアバッグの膨張による応力を破断部40に伝達する役割を果たす。力布32は、特許請求の範囲の案内部材に対応する。
トリムプレート37は、硬質樹脂製からなる矩形の板体である。トリムプレート37は、力布32の取付部36の端末の形状を保持するために用いられる力布端末形状保持部材である。力布32の端末にトリムプレート37が固定されていることにより、力布32の端末を係止部55に差込む際の作業性が向上する。本実施形態では、力布32の取付部36にトリムプレート37を固定しているが、これに限定されるものではなく、トリムプレート37を用いずに、力布32の取付部36の端末を複数回折り返して縫製したものや、複数重に巻回して縫製したもの、複数重に巻回して縫製したものを一方向に押し潰したものを係止部55に挿入してもよい。
幅広部51には、トリムプレート37を内部に保持して係止する係止部55と、係止部55から引き出される力布32の通路となるスリット69の両壁面を形成する第一の壁部59,第二の壁部60を備えている。
なお、係止部55は、上端又は下端の一方、好ましくは上端のみが開放され、他方が閉塞されていてもよい。係止部55の上端が開放され、下端が閉塞された取付部材50は、左右のサイドフレーム10のいずれか一方のみに用いる場合に特に適している。係止部55の上端及び下端の双方が開放された取付部材50は、左右のサイドフレーム10の双方に用いる場合に特に適している。このとき、左右のうち一方のサイドフレーム10に用いるときに上端だった側は、他方のサイドフレーム10に用いるときに下端側となる。
また、平面55cに対向して、湾曲面55aから連続する第一の壁部59の内壁面59iを備えている。内壁面59iは、平面55cよりも短く形成されている。湾曲面55a,55b,平面55cによって形成される壁面が、係止部55を区画する側壁を構成している。
第二延出部65は、その内壁面65iが、第一の壁部59の外壁面59oに沿って略平行に延出している。
第二延出部65の第一延出部64逆側には、第二延出部65から屈曲して、更に係止部55の外側へ延出する第三延出部66が設けられている。第三延出部66は、第一の壁部59の根元部分59bを被覆している。
第二延出部65の内壁面65i及び第三延出部66の内壁面66iは、第一の壁部59の外壁面59oとの間に一定の間隔の隙間を備えており、この隙間がスリット69を構成している。
返し部12nの表面側は、図3,図5に示すように、延出部54により被覆されている。延出部54は、掛け止め部52の他の部分よりも薄肉に形成されている。
力布32の端部である取付部36は、サイドフレーム10のエアバッグモジュール6取付面の逆側の面11iと、湾曲部12m,返し部12nに囲まれた領域内に配置されている。
図3,図6に示すように、前縁部12の端部12eは、係止部55のうち最もシートS前方の位置,すなわち最もシートS前後方向外側にある図6の湾曲面55bよりも、シートS後方,すなわちシートS前後方向内側に位置している。
取付部材50は、外側面のうち、シートS後方からシートS内側に至る部分と、クッションパッド5との間には、シートS後方から取付部材50を目視で確認できる程度に隙間70sが空いている。この隙間70sにより、シートS後方の係止部材33を取り外したときに、シートSの外側から、取付部材50の取付状態が確認可能である。
クッションパッド5裏面の前縁部12よりもシートS後方の部分は、図3に示すように、シートS後方内側に向かって、サイドフレーム10の側板11に傾斜して延出している。
取付部材50は、図2に示すように、サイドフレーム10の前縁部12の大曲率部12b以外の位置,すなわち、上部12a又は下部12cに取付けられる。図2は、取付部材50を下部12cに取付けた例を示している。
S1 シートバック
S2 着座部
S3 ヘッドレスト
F シートフレーム
l 直線
1 シートバックフレーム
2 着座フレーム
3 リクライニング機構
4 トリムカバー
5 クッションパッド
6 エアバッグモジュール
7 空間
10 サイドフレーム
11 側板
11i 面
11o エアバッグモジュール取付面
12 前縁部
12a 上部
12b 大曲率部
12c 下部
12e,54e,59e 端部
12m 湾曲部
12n 返し部
13 後縁部
18 ボルト
21 上部フレーム
22 下部フレーム
23 ピラー支持部
32 力布
33 係止部材
34 破断部側の辺
35 破断部逆側の辺
36 取付部
37 トリムプレート
40 破断部
41 前面マチ部
42 側面マチ部
42e 端辺
50 取付部材
51 幅広部
52 掛け止め部
53 溝
54 延出部
55 係止部
55a,55b 湾曲面
55c 平面
59 第一の壁部
59b 根元部分
59i,64i,65i,66i 内壁面
59o,64o 外壁面
60 第二の壁部
64 第一延出部
65 第二延出部
66 第三延出部
69 スリット
70s 隙間
Claims (7)
- エアバッグを格納するエアバッグモジュールを装備したシートであって、
前記シートのサイド部に設けられ、端部に前記シートの内側に屈曲したフランジ部が形成されるサイドフレームと、
前記サイドフレームに取り付けられる前記エアバッグモジュールと、
前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、
前記フランジ部に取り付けられるとともに、前記案内部材の端部が係止される取付部材と、を備え、
前記取付部材は、前記案内部材に沿って延出し、前記フランジ部の外側面の少なくとも一部を覆う延出部を有し、
前記取付部材に形成されたスリットの奥側の空間に、前記案内部材の端部が保持され、
前記取付部材の前記延出部は、前記フランジ部と前記案内部材との間に配置されることを特徴とするエアバッグモジュール装備シート。 - 前記フランジ部の端部は、前記延出部の端部と前記案内部材の端部とを結ぶ直線よりも前記シートの内側に配置されることを特徴とする請求項1記載のエアバッグモジュール装備シート。
- 前記フランジ部は、前記取付部材に形成される溝に係止して取り付けられ、
前記フランジ部の端部と、前記溝の奥側の面とは離間していることを特徴とする請求項1又は2記載のエアバッグモジュール装備シート。 - 前記サイドフレームの前方に設けられたクッションパッドを更に備え、
前記取付部材の前記シートの内側側部の少なくとも一部と、前記クッションパッドとは離間していることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。 - 前記クッションパッドの裏面において前記フランジ部よりも後方の部分は、前記サイドフレームに対し、前記シートの後方内側に向けて傾斜して延出することを特徴とする請求項4記載のエアバッグモジュール装備シート。
- 前記案内部材に引張力が掛かっていない状態において、前記延出部の端部と、前記フランジ部とは離間していることを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。
- エアバッグを格納するエアバッグモジュールを装備したシートであって、
前記シートのサイド部に設けられ、端部に前記シートの内側に屈曲したフランジ部が形成されるサイドフレームと、
前記サイドフレームに取り付けられる前記エアバッグモジュールと、
前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、
前記フランジ部に取り付けられるとともに、前記案内部材の端部が係止される取付部材と、
前記サイドフレームの前方に設けられたクッションパッドと、を備え、
前記取付部材の前記シートの内側側部の少なくとも一部と、前記クッションパッドとは離間しており、
前記取付部材は、前記案内部材に沿って延出し、前記フランジ部の外側面の少なくとも一部を覆う延出部を有し、
前記延出部の少なくとも一部は、前記案内部材を介して前記クッションパッドの裏面と当接することを特徴とするエアバッグモジュール装備シート。
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