JP6620836B2 - エアバッグモジュール装備シート - Google Patents

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Description

本発明は、エアバッグモジュール装備シートに係り、フレーム部材と、エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、当該案内部材をフレーム部材に取り付ける取付部材とを備えるエアバッグモジュール装備シートに関する。
従来から、エアバッグモジュール装備シートとして、シートバックフレームのサイドフレームにエアバッグモジュールが取り付けられたシートがある。例えば、表皮の各端末と二枚の力布(以下、案内部材ともいう)の片端末を共縫いして表皮の破断部を形成し、破断部から表皮の内側に引き込んだ二枚の力布でエアバッグモジュールを包み込んで、このエアバッグモジュールを含むシートバック全体を表皮で被包するものが提案されている(例えば特許文献1)。
特に、特許文献1には、力布をサイドフレームに取り付けるのに支持バー及びピアノ線等の線材から成る二個のワイヤが用いられたエアバッグモジュールシートが開示されている。
具体的には、二枚の力布のサイドフレームへの取り付けは、まず、二枚の力布におけるそれぞれの一端を表皮に縫い付け、二枚の力布のうち一方の力布における他端を二個のワイヤのうち一方のワイヤに、他方の力布における他端を他方のワイヤに縫い付ける。次に、サイドフレームに固定された支持バーにそれぞれのワイヤを絡めるようにして留める。
また、特許文献1に記載された力布は、ワイヤに縫い付けられた部位から末広がりとなるように形成された扇状の形状を成しており、エアバッグモジュールを覆うように形成されている。
特許3978741号公報
ここで、特許文献1に記載された二個のワイヤを用いて二枚の力布をサイドフレームに取り付ける構成によれば、二個のワイヤのそれぞれに力布を縫合し、更に、力布を引っ張った状態で二個のワイヤを支持バーに絡めるようにしなければならず、部品点数が多いとともに作業性が低かった。
また、力布が扇状を成して形成されているため、エアバッグが作動した場合のエアバッグの膨張圧が、扇状に広がる部位で縫合された力布と表皮との共縫いされた縫合部に広くかかることとなる。よって、シート上下方向における縫合部の範囲内において、縫合部の破断を異なるタイミングにするといったエアバッグの展開制御をすることが困難であった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、エアバッグの展開方向を案内する案内部材のフレーム部材への取り付けが容易であり、案内部材から異なる位置又は方向の荷重を表皮に伝達することが可能となるエアバッグモジュール装備シートを提供することにある。
前記課題は、本願発明のエアバッグモジュール装備シートによれば、フレーム部材と、該フレーム部材上に配設されたクッションパッドと、前記フレーム部材及び前記クッションパッドを覆う表皮と、前記フレーム部材に取り付けられ、少なくともインフレータとエアバッグを有するエアバッグモジュールと、前記表皮に接続され、前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、該案内部材を前記フレーム部材に取り付けるよう構成され、前記フレーム部材に取り付けられる取付部材と、を備え、該取付部材は、前記案内部材が周りで折り返される仕切部と、前記フレーム部材に形成された取付孔に挿入されて嵌合する本体部と、前記フレーム部材に当接する板状のフランジ部と、を備え、前記案内部材は、第一部分と、前記案内部材が前記仕切部の周りで折り返された状態で前記第一部分と対向する第二部分と、を備え、前記案内部材の前記第一部分と前記第二部分とが、連結部により互いに連結され、前記フランジ部は、切欠部を備え、前記案内部材の前記連結部は、前記仕切部よりもシート前後方向における前方に配置されるとともに、前記切欠部よりもシート前後方向における前方に配置されていること、により解決される。
また、前記課題は、本願発明のエアバッグモジュール装備シートによれば、フレーム部材と、該フレーム部材上に配設されたクッションパッドと、前記フレーム部材及び前記クッションパッドを覆う表皮と、前記フレーム部材に取り付けられ、少なくともインフレータとエアバッグを有するエアバッグモジュールと、前記表皮に接続され、前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、該案内部材を前記フレーム部材に取り付けるよう構成され、前記フレーム部材に取り付けられる取付部材と、を備え、該取付部材は、前記案内部材が周りで折り返される仕切部を備え、前記案内部材は、第一部分と、前記案内部材が前記仕切部の周りで折り返された状態で前記第一部分と対向する第二部分と、を備え、前記案内部材の前記第一部分と前記第二部分とが、連結部により互いに連結され、前記連結部が前記仕切部よりもシート前後方向における前方に配置され、前記案内部材は、前記仕切部の周りで折り返されている折り返し端部を有し、前記案内部材の前記折り返し端部は、前記取付部材から前記フレーム部材の内側方向に露出していること、により解決される。
また、前記課題は、本願発明のエアバッグモジュール装備シートによれば、フレーム部材と、該フレーム部材上に配設されたクッションパッドと、前記フレーム部材及び前記クッションパッドを覆う表皮と、前記フレーム部材に取り付けられ、少なくともインフレータとエアバッグを有するエアバッグモジュールと、前記表皮に接続され、前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、該案内部材を前記フレーム部材に取り付けるよう構成され、前記フレーム部材に取り付けられる取付部材と、を備え、該取付部材は、前記案内部材が周りで折り返される仕切部を備え、前記案内部材は、第一部分と、前記案内部材が前記仕切部の周りで折り返された状態で前記第一部分と対向する第二部分と、を備え、前記案内部材の前記第一部分と前記第二部分とが、連結部により互いに連結され、前記連結部が前記仕切部よりもシート前後方向における前方に配置され、前記取付部材は、第一貫通孔と第二貫通孔とを備え、前記案内部材の前記第一部分は前記第一貫通孔を通り、前記案内部材の前記第二部分は前記第二貫通孔を通ること、により解決される。
また、前記案内部材の前記連結部は、シート幅方向において前記フレーム部材と前記エアバッグモジュールとの間に挟まれていると、好適である。
また、前記仕切部は、前記取付部材の長手方向に沿って延在し、前記取付部材のシート前後方向における中央線よりも後方に配置されていると、好適である。
また、前記フレーム部材は、前端部をシート幅方向における内側に折り返して形成された前縁部と、後端部を前記シート幅方向における内側に屈曲させて形成された後縁部と、を有し、前記本体部の前記シート幅方向における内端は、前記フレーム部材の前記前縁部の内端と前記後縁部の内端とを結んだ仮想線よりも前記シート幅方向における外側に配置されていると、好適である。
また、前記連結部は、前記インフレータよりもシート前後方向における前方に配置されると、好適である。
また、前記仕切部の少なくとも一部は、前記フレーム部材の前端及び後端の間、且つシート幅方向における前記フレーム部材の内側端部及び外側端部の間に配置されていると、好適である。
また、前記案内部材の前記第一部分及び前記第二部分の少なくとも一部は、シート幅方向において前記フレーム部材と前記エアバッグモジュールとの間に挟まれていると、好適である。
また、前記連結部は、Z字状に形成されていると、好適である。
さらに、前記案内部材の前記第一部分は、前記クッションパッドの裏面に当接していると、好適である。
本発明によれば、エアバッグの展開方向を案内する案内部材を、取付部材によって容易にフレーム部材に取り付けることができる。
本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートの外観図である。 本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートのシートフレームの斜視図である。 図1のA−A断面図であって、本発明の一実施形態に係る取付部材を介して力布をサイドフレームに連結した状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るトリムカバーと力布を破断部で共縫いした状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る取付部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る取付部材の底面図である。 本発明の一実施形態に係る取付部材に、力布を折り返した先で二股に分かれるように縫合して取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の第1変形例に係る取付部材の底面図である。 参考例に係る取付部材に、力布を折り返した先で重なるように縫合して取り付けた状態を示す斜視図である。 本発明の第2変形例に係る取付部材に、力布を正面側及び背面側の二股に分かれて延在するように取り付けた状態を示す説明図である。
以下、本発明のエアバッグモジュール装備シートに相当し、本実施形態に係る案内部材をサイドフレームに取り付ける取付部材を備える車両用シートについて、図1〜図10を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートの外観図、図2は、本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートのシートフレームの斜視図、図3は、図1のA−A断面図であって、本発明の一実施形態に係る取付部材を介して力布をサイドフレームに連結した状態を示す説明図、図4は、本発明の一実施形態に係るトリムカバーと力布を破断部で共縫いした状態を示す説明図、図5は、本発明の一実施形態に係る取付部材の斜視図、図6は、本発明の一実施形態に係る取付部材の底面図、図7は、本発明の一実施形態に係る取付部材に、力布を折り返した先で二股に分かれるように縫合して取り付けた状態を示す斜視図、図8は、本発明の第1変形例に係る取付部材の底面図、図9は、参考例に係る取付部材に、力布を折り返した先で重なるように取り付けた状態を示す斜視図、図10は、本発明の第2変形例に係る取付部材に、力布を正面側及び背面側の二股に分かれて延在するように取り付けた状態を示す説明図である。
ここで、以下の説明中、シートの前後方向とは、着座者がシートに座った状態における着座者から見た前後方向のことであり、以下では単に前後方向とも呼ぶ。また、上下方向とは、シートの上下方向のことである。
本実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートとしての車両用シートSは、図1で示すように、シートバックS1、着座部S2、ヘッドレストS3より構成されている。
車両用シートSの中には、図2に示すようなシートフレームFが設けられている。シートフレームFは、シートバックS1のフレームであるシートバックフレーム1と、着座部S2のフレームである着座フレーム2とから構成されている。着座フレーム2とシートバックフレーム1は、リクライニング機構3を介して連結されている。シートバックフレーム1及び着座フレーム2の外側には、クッション及びトリムカバーが設けられることで、シートバックS1及び着座部S2が構成される。
シートバックS1は、図1〜図3に示すように、シートバックフレーム1と、シートバックフレーム1上に載置されるクッションパッド5,5aと、シートバックフレーム1及びクッションパッド5,5aを覆うトリムカバー4と、トリムカバー4の破断部40に一端が縫い付けられた帯状の力布31,32を主要構成要素とする。なお、トリムカバー4及び力布32は、特許請求の範囲における表皮及び案内部材にそれぞれ対応する。
シートバックフレーム1は、図1,図2に示すように、シート幅方向左右に離間して配置され上下方向に延在するサイドフレーム10と、このサイドフレーム10の上端部を連結する上部フレーム21と、下端部を連結する下部フレーム22とにより枠状に構成されている。ここで、シートバックフレーム1は、特許請求の範囲のフレーム部材に対応する。
上部フレーム21には、ピラー支持部23が設けられ、ピラー支持部23には、不図示のヘッドレストフレームが設けられる。ヘッドレストフレームの外側にクッション部材を設けることでヘッドレストS3が構成される。
サイドフレーム10は、板金をプレス加工して成形され、上方よりも下方の幅が広くなるように湾曲した略板体からなる。図3に示すように、サイドフレーム10は、略平板状の側板11と、この側板11の前端部を内側にU字状に折り返してなる前縁部12と、後端部をL字型に内側に屈曲させた後縁部13とを有している。
サイドフレーム10には、乗員を後方から支持するSバネからなる一対の架設部材25の両端が係止される係止孔を備えた係止部15と、取付部材50を取り付けるための一対の取付孔16とが設けられている。
取付孔16は、高さ方向に長い略長方形の孔であり、前縁部12の傾斜に沿って設けられている。また、取付孔16は、高さ方向において略中央であって、後述するボルト18よりも下方、前後方向において側板11の前縁部12に近い部分であって、後述するボルト18よりも前方に形成されている。このような位置に取付孔16が形成されていることで、取付孔16に嵌められる取付部材50の位置が確定される。そして、図3に示して後述する取付部材50の前方に二股に延在する力布32が、ボルト18に干渉することを回避できる。なお、例えば取付孔16の長辺の長さは33mmであり、短辺の長さは11mmである。
取付部材50の取付孔16は、サイドフレーム10におけるエアバッグモジュール6を取り付けるボルト18の軸部とは異なる位置に形成されている。取付部材50を用いることによって、力布32をボルト18の軸部で支持する必要がなく、力布32自体に直接孔をあける必要がない。従って、力布32とサイドフレーム10との連結箇所の耐久性を向上できる。また、上記のように、エアバッグモジュール6のサイドフレーム10へのボルト18による取り付けと、力布32のサイドフレーム10への取付部材50による連結とを異なる位置で行うため、取付構造を単純化できると同時に、力布32のサイドフレーム10への連結構造により、エアバッグモジュール6のサイドフレーム10への取り付けが影響を受けることがない。
なお、本実施形態では、サイドフレーム10において、前縁部12に近い位置の一箇所のみに、インナー側の力布32取付用の取付孔16が形成されており、これに取付部材50を取り付ける構成を採用しているが、この実施形態に本願発明は限定されない。例えば、インナー側の力布32とアウター側の力布31の双方を、取付部材50を用いてサイドフレーム10に取り付けるようにしてもよい。この場合には、後縁部13に近い位置にも、アウター側の力布31取り付け用の取付孔16を設けるようにすればよい。
また、取付孔16は、側板11の高さ方向において略中央に一対設けられているものとして説明したが、この実施形態に本願発明は限定されず、例えば、高さ方向において複数対設けるようにしてもよく、エアバッグモジュール6のある片側のサイドフレーム10のみに形成されたものであってもよい。なお、両側のサイドフレーム10に一対の取付孔16が形成されているものであれば、例えば、エアバッグモジュール6が取り付けられる側の異なる助手席と運転席とにシートバックフレーム1を共用できることとなり、汎用性が高くなる。
サイドフレーム10には、図3に示すように、シート幅方向外側の面にエアバッグモジュール6が固定されている。
本実施形態のエアバッグモジュール6は、モジュールケースを有しないケースレスエアバッグモジュールからなる。エアバッグモジュール6は、図3に示すように、インフレータ6aと、折り畳まれたエアバッグ6bと、インフレータ6aを保持するリテーナ6cと、エアバッグ6bを包むラップ材6dを備えている。
インフレータ6aの外周部は、車両用シートS内側に向かって立設されたボルト18により、リテーナ6c及びサイドフレーム10に固定されている。なお、インフレータ6aは、ボルト以外のインフレータ取付部材によりサイドフレーム10に固定されていてもよい。
インフレータ6aは、エアバッグ6b内に配設され、エアバッグ6bは、インフレータ6aから噴出されるガスによって車両用シートS前方に展開するようになっている。
エアバッグ6bは、布袋等からなるラップ材6dによって折り畳み状態に保持されており、このラップ材6dは、エアバッグ6bが展開する場合に、容易に破けるようになっている。
なお、本実施形態では、エアバッグモジュール6を、ケースレスのものから構成しているが、これに限定されるものでなく、モジュールケースを備えたものとして構成してもよい。
クッションパッド5には、図3に示すように、エアバッグモジュール6を格納するための開口8が形成され、この開口8により、空間7が形成されている。
トリムカバー4は、公知の材料からなり、図3,図4に示すように、座面中央から左右の土手面を被包する前面マチ部41と周側面から背面に至る側面マチ部42とを縫い合わせ、更に、側面マチ部42の前面マチ部41逆側の端部に不図示の後面マチ部を縫い合わせることにより袋状に縫製されている。
前面マチ部41と側面マチ部42との土手部において膨出した頂点には、破断部40が形成されている。破断部40は、前面マチ部41と側面マチ部42の端部を、通常の使い勝手に耐えられる強度を保ちつつ、エアバッグの膨張による引張力で裂断可能なように、相互に縫製されている。
図4に示すように、破断部40には、力布31,32が共縫いされている。力布31,32は、案内部材に対応し、エアバッグモジュール6の展開方向を案内する部材である。
力布32は、伸縮性の小さい布状素材からなり、エアバッグの膨張による応力を破断部40に伝達する役割を果たす。
力布32は、図4に示すように、取付部材50から上下に二股に分かれた布からなり、図3に示すように、破断部40から空間7へ引き込まれている。力布32は、取付部材50を介してサイドフレーム10の取付孔16に係止されている。また、図3に示すように、力布31の端末に係止フック33が縫合により固定されている。力布31は、エアバッグモジュール6の後方に配置されたクッションパッド5aとエアバッグモジュール6との間の空間に引き込まれ、係止フック33がサイドフレーム10の後縁部13に係止されている。
なお、アウター側の力布31のサイドフレーム10への取り付けにも取付部材50を用いるようにしてもよい。この場合には、サイドフレーム10の後縁部13の近くに取付孔16を設け、インナー側の力布32の場合と同様に、この取付孔16に、取付部材50を介して力布31を取り付ける。
力布31を、取付部材50を介してサイドフレーム10に取り付ける構成は、シート前後方向で逆に取り付けることを除いては、力布32の取付の構成と同様であるため、説明を省略する。
取付部材50は、硬質樹脂から一体成形されてなり、図5〜図7に示すように、略平行に延びる前側貫通孔59a及び後側貫通孔59bを有する略直方体状の本体部51と、本体部51における前側貫通孔59a及び後側貫通孔59bに略垂直な一面において四方に向かって張り出した板状のフランジ部52と、を備えている。
本体部51は、前壁53,水平壁54,後壁55,水平壁56と、水平壁54と水平壁56を架橋して前壁53及び後壁55に平行に延在し、特許請求の範囲における仕切部に対応する仕切壁58と、を備えている。
前側貫通孔59a又は後側貫通孔59bは、略矩形状の断面を有し、これらは、前壁53,水平壁54,後壁55,水平壁56,仕切壁58に囲まれて形成されている。前側貫通孔59a及び後側貫通孔59bは、仕切壁58によって隔てられ、力布32を取付部材50に通すためのものである。
また、取付部材50が車両用シートSの右側のサイドフレーム10に取り付けられる場合には、水平壁54が上方、水平壁56が下方に位置し、取付部材50が車両用シートSの左側のサイドフレーム10に取り付けられる場合には、水平壁54が下方、水平壁56が上方に位置する。
前壁53は、後述するフランジ部52から略垂直に(約85度〜約90度の傾斜で)立設して延出している。また、前壁53は、フランジ部52から平面的に立設して延在するのではなく、フランジ部52から約5mm離れるごとに約0.5mmずつ後壁55側に薄くなるように段付きで延在するようにしてもよい。
このように、複数段から成る前壁53を有する本体部51によれば、本体部51を取付孔16に挿入する際には、厚さの薄く外形の小さい側から取付孔16に挿入されることとなるため、フランジ部52から垂直に形成されたものよりも挿入が容易となる。
一方、取付孔16に取付部材50が取り付けられた状態においては、取付孔16の内面に対して前壁53が略垂直に当接することとなるため、後壁55側に傾斜して形成されたものよりも取付部材50の回動が抑制されて、取付部材50が取付孔16から抜けることを抑制できる。
後壁55は、水平壁54,水平壁56から連続して形成されており、後壁55のフランジ部52からの高さは、前壁53のフランジ部52からの高さ仕切壁58の高さと略同じ高さで形成されている。また、後壁55の上下方向の中央には、スリット55sが形成されている。このスリット55sにより、後壁55とフランジ部52の後方部分が中央で二つに分割されている。このように、スリット55sによって後壁55とフランジ部52の後方部分が分断されていることによって、詳細には後述するが、後壁55におけるスリット55s側の端部の前壁53側への撓みが許容されることとなる。
後壁55のシート後側の外面には、図5〜図7に示すように、スリット55sを挟んだ両側に、それぞれ突起60が形成されている。
突起60は、フランジ部52側の面60aが、後壁55に対して直角に近い角度を成し、フランジ部52逆側の面60bが、後壁55に対して、小さい鋭角の角度を成した略三角柱状からなる。面60aとフランジ部52との間の距離は、サイドフレーム10の取付孔16における厚みと同じかそれより僅かに大きく形成されている。面60aは、フランジ部52に対向した面となっており、面60aとフランジ部52との間に、取付孔16の縁部を挟持して、取付孔16から取付部材50が抜けることを抑制可能となっている。
また、取付部材50を取付孔16に取り付ける際、力の付加がされていない自然状態に取付部材50があるときは突起60が取付孔16の内面に当接するため、その挿入が阻まれる。上記のように、スリット55sによって後壁55が分断されており、更に突起60が略三角柱状に形成されていることによって、取付部材50を取付孔16側に押し込むと突起60が取付孔16の内面に当接して後壁55に前壁53側の力が加わって後壁55が撓むこととなる。後壁55が撓むことで取付部材50の外周が取付孔16の内面と同じか小さくなるため、取付部材50を取付孔16に取り付けることが可能となる。
仕切壁58における、前壁53の仕切壁58側の二縁、及び後壁55の仕切壁58側の二縁は、面取状に形成されている。このように仕切壁58が形成されていることで、取付部材50は、仕切壁58の縁に接する力布32を好適に保持可能となる。また、仕切壁58のシート前後方向の幅は、前側貫通孔59a又は後側貫通孔59bのシート前後方向の幅よりも大きく形成されている。このように形成されていることで、力布32による張力が加わる際にも、力布32を好適に保持可能な所定の剛性が確保されている。
フランジ部52は、サイドフレーム10に当接する当接面52aと、当接面52aの裏側の押え面52bとを備えた平板状からなる。当接面52aは、平面からなり、押え面52bは、端部が当接面52aの端部に交わるよう、周囲の縁の部分が、当接面52aに向かって湾曲した曲面52cを形成している。
フランジ部52は、本体部51よりも前方の部分が、後方の部分よりも長く形成され、サイドフレーム10への組付け時に、サイドフレーム10の側板11と前縁部12との境界部分に力布32が接触して傷つくことを抑制可能となっている。
また、本体部51に形成された前側貫通孔59a及び後側貫通孔59bは、本体部51からフランジ部52を貫通して、フランジ部52の面に交差する方向に形成されている。
更に、図5〜図7に示すように、フランジ部52は、後壁55に沿う方向における突起60に交差する位置からスリット55sの位置を含む範囲には形成されていない。換言すると、フランジ部52は、突起60の近傍においては形成されていない。
このように、フランジ部52が形成されていることで、中子を用いずに、二つの型割により突起60を有する取付部材50の形成が可能となる。
取付部材50は、図3に示すように、フランジ部52の長く形成された部分を前方にして、本体部51のフランジ部52側の端部の外面をサイドフレーム10の取付孔16の内面に当接させて、取付孔16に挿通されている。このとき、取付孔16の後方部分の縁は、フランジ部52と突起60により挟持されている。
このように、取付部材50は、取付孔16に挿通されているため、取付部材50の上下前後方向の取付位置を、取付孔16と取付部材50の当接面により容易に規制できると同時に、力布32の引張方向によって、力布32がサイドフレーム10の端部に接触することが抑制される。
力布32は、図7に示すように、前側貫通孔59a又は後側貫通孔59bの一方にフランジ部52側から通されて、フランジ部52側の逆側において仕切壁58で折り返されて前側貫通孔59a又は後側貫通孔59bの他方を通ってフランジ部52から出されている。そして、フランジ部52から出された力布32同士は、所定の角度を形成するようにしてフランジ部52近傍において、特許請求の範囲の連結部に対応する縫合部39aで縫合されて、取付部材50に取り付けられている。
力布32は、フランジ部52側の開口から、取付部材50の外側に導出されており、取付部材50の仕切壁58に掛けられた状態でサイドフレーム10に固定されている。このため、取付部材50を用いずに、力布32自体に孔をあけてこの孔にサイドフレーム10側の軸を挿通して固定するような場合と比較し、力布32が、エアバッグ6bの膨張による引張力を受けたときの耐久性を向上できる。
フランジ部52は、当接面52aを側板11に当接させて配置されている。また、フランジ部52の押え面52bは、力布32を押え面52bとリテーナ6cとの間に挟んだ状態で、リテーナ6cにより押さえ付けられている。このようにして、力布32は、フランジ部52の押え面52bとリテーナ6cに挟まれてこれらに面接触することによって、他の部位に局所的に接触することなく保護されている。特に、力布32のうち縫合部39aは、フランジ部52と、リテーナ6cの間に位置するように形成されて保護されている。
力布31,32の端部及びエアバッグモジュール6のサイドフレーム10への取付手順について説明する。
まず、力布32を、フランジ部52側から前側貫通孔59a又は後側貫通孔59bの一方に通して、仕切壁58を跨ぐように折り返して、前側貫通孔59a又は後側貫通孔59bの他方に通してフランジ部52側から出す。
そして、図7に示すように、前側貫通孔59a又は後側貫通孔59bから延出する力布32の双方を、フランジ部52に重なる部分において所定の角度を形成するように縫い付けて、縫合部39aを形成する。
更に、図4に示すように、前面マチ部41と側面マチ部42とに、二股に分かれた力布32のそれぞれをシート前面側で共縫いして、上破断部40a及び下破断部40bを形成する。このときに、係止フック33が縫合された力布31についても、前面マチ部41と側面マチ部42とにシート後面側に共縫いする。
ここで、上破断部40aを、乗員の胸の高さ近傍の位置に設け、下破断部40bを、乗員の腰の高さ近傍の位置に設けるようにすると好適である。
このようにすれば、エアバッグ6bの膨張時に、力布32からの上破断部40a及び下破断部40bに、破断のための荷重を胸及び腰近傍に局所的に加えることができ、迅速な保護が必要な胸及び腰の近傍の位置において、エアバッグ6bが膨出するタイミングを早めることができる。
次に、トリムカバー4と力布32とを一体的に縫合した後に、力布32に取り付けられた取付部材50の本体部51を、サイドフレーム10のシート外側から取付孔16に挿入し、取付孔16の内面のうち後側がフランジ部52と突起60との間に挟まれるまで、取付部材50を押し込む。
このとき、具体的には前述のように、取付部材50を取付孔16側に押し込むと突起60が取付孔16の内面に当接して後壁55に前壁53側の力が加わり、その力によって後壁55が撓むことで取付孔16に本体部51を挿入可能となる。更に、突起60が取付孔16の内面を越える位置まで取付部材50を挿入すると後壁55の撓みが解消されて、取付部材50が取付孔16に嵌合することとなる。
更に、力布31に縫合された係止フック33を後縁部13に係止する。
このようにして、力布31,32は、取付部材50及び係止フック33によってサイドフレーム10に取り付けられる。
次に、エアバッグモジュール6を、シート外側から組付ける。このとき、リテーナ6cが、フランジ部52の少なくとも一部を押さえ付けるようにして、ボルト18により固定する。
その後、クッションパッド5aをエアバッグモジュール6の外側に配置し、トリムカバー4でクッションパッド5aごと被覆して完成する。
上記実施形態に係る取付部材50の前側貫通孔59aを形成する前壁53の後面のうち、フランジ部52に形成された角部の面取り形状の曲率半径をシート上側になる程大きくし、一方、後側貫通孔59bを形成する仕切壁58の後面のうち、フランジ部52に形成された角部の面取り形状の曲率半径をシート下側になる程大きくするようにしてもよい。このようにすれば、力布32を円滑に二股に延出させることができる。
<第1変形例>
上記実施形態に係る取付部材50の前側貫通孔59a及び後側貫通孔59bは、略矩形状の断面を有するものとして説明したが、本願発明はこの形態に係る取付部材50を備えるものに限定されない。
力布32を所定の角度で二股に分かれた状態で縫合しやすいように、例えば、前側貫通孔59a及び後側貫通孔59bについては、その縁が曲面形状であるもの又は傾斜を有するものであってもよい。
例えば、図8に示すように、前側貫通孔70aの前縁面である前壁53の壁面が湾曲して前側貫通孔70aが形成されて、後側貫通孔70bの前縁面である仕切壁58の壁面が湾曲して後側貫通孔70bが形成された取付部材70であると好ましい。
具体的には、前側貫通孔70aの前縁面は、中央から上下両端にかけて前側に向かうように曲面状に形成されており、後側貫通孔70bの前縁面は、中央から上下両端にかけて後ろ側に向かうように曲面状に形成されている。このように、前側貫通孔70a及び後側貫通孔70bが形成されていることで、これらに通された力布32は、上下に位置をずらされることで、前側貫通孔70aの前縁面に沿ってフランジ部52から円滑に二股に分かれて延出することとなる。このため、力布32を所定の角度で二股に分かれた状態で縫合する作業が容易となる。
更に、取付部材50,70において、前側貫通孔59a,70a又は後側貫通孔59b,70bは、本体部51側からフランジ部52側にかけて、末広がりに形成されたものとしてもよい。このように形成することで、前側貫通孔59a,70a又は後側貫通孔59b,70bの縁面に沿って力布32がフランジ部52から円滑に二股に分かれて延出することとなる。
なお、二股に分かれて延出する力布32は、上記実施形態に記載されているように取付部材50,70から前側(エアバッグモジュール6の内側)に延出するものに限定されず、後ろ側(エアバッグモジュール6の外側)に延出するものを二股に分かれるように延出させてもよい。
更には、係止フック33を用いずに、取付部材50を前後に取り付けるようにして、取付部材50の前側及び後ろ側の両側の力布31,32を二股に分かれるように延出させてもよい。
<参考例>
上記実施形態においては、縫合部39aによって二股に分岐するように縫合された力布32が、上破断部40a及び下破断部40bでトリムカバー4に縫い付けられているものとして説明した。
これについて、例えば参考例として図9に示すように、前側貫通孔59a及び後側貫通孔59bから延出する力布32が相互に厚さ方向に重なるようにして、縫合部39bにて縫合された形態も考えられる。この場合には、エアバッグ6bの膨張時に、トリムカバー4をより破断しやすくすることができる。つまり、力布32の2枚がトリムカバー4の破断部40に縫い付けられていることで、安定的にトリムカバー4に縫合されるとともに破断部40に加わる荷重の上限を大きくすることができ破断しやすくなる。
<第2変形例>
上記実施形態においては、取付部材50,70から前方又は後方のいずれか一方のみにおいて二股に力布32が延出するものとして説明したが、本願発明はこのような形態に限定されない。
例えば、図10に示すように、帯状の力布80を前側貫通孔59a及び後側貫通孔59bに通して、力布80の両端部を破断部40で前面マチ部41及び側面マチ部42と共縫いし、エアバッグモジュール6を力布80によって前後に挟むようにして取付部材50を側板11に取り付けるようにしてもよい。つまり、力布80は、取付部材50から前側と後ろ側の二股に延出し、エアバッグモジュール6の内側と外側と二手に分かれて延出することとなる。ここで、二股状の力布80のうち一肢であるエアバッグモジュール6のシート幅方向内側に延出する側が、インナー側案内部材に対応し、他肢であるエアバッグモジュール6のシート幅方向外側に延出する側が、アウター側案内部材に対応する。
このようにして、取付部材50によって、力布80を取り付けるようにすれば、力布を二枚要さず、また、別途の取付部材50や係止フック33を要さずに、エアバッグモジュール6の前後を覆うようにできる。
このため、部品点数を削減することができるとともに、力布80の側板11への取り付けが容易となる。
本実施形態では、主として本発明に係る案内部材取付用の取付部材に関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
S 車両用シート(エアバッグモジュール装備シート)
S1 シートバック
S2 着座部
S3 ヘッドレスト
F シートフレーム
1 シートバックフレーム(フレーム部材)
2 着座フレーム
3 リクライニング機構
4 トリムカバー(表皮)
5,5a クッションパッド
6 エアバッグモジュール
6a インフレータ
6b エアバッグ
6c リテーナ
6d ラップ材
7 空間
8 開口
10 サイドフレーム(フレーム部材)
11 側板
12 前縁部
13 後縁部
15 係止部
16 取付孔
18 ボルト
21 上部フレーム
22 下部フレーム
23 ピラー支持部
25 架設部材
31,32 力布(帯状部材、案内部材)
33 係止フック
39a 縫合部(連結部)
39b 縫合部
40 破断部
40a 上破断部
40b 下破断部
41 前面マチ部
42 側面マチ部
50 取付部材
51 本体部
52 フランジ部
52a 当接面
52b 押え面
52c 曲面
53 前壁
54 水平壁
55 後壁
55a 角部
55s スリット
56 水平壁
58 仕切壁(仕切部)
59a 前側貫通孔
59b 後側貫通孔
60 突起
60a,60b 面
70 取付部材
70a 前側貫通孔
70b 後側貫通孔
80 力布(帯状部材、案内部材)

Claims (11)

  1. フレーム部材と、
    該フレーム部材上に配設されたクッションパッドと、
    前記フレーム部材及び前記クッションパッドを覆う表皮と、
    前記フレーム部材に取り付けられ、少なくともインフレータとエアバッグを有するエアバッグモジュールと、
    前記表皮に接続され、前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、
    該案内部材を前記フレーム部材に取り付けるよう構成され、前記フレーム部材に取り付けられる取付部材と、を備え、
    該取付部材は、前記案内部材が周りで折り返される仕切部と、前記フレーム部材に形成された取付孔に挿入されて嵌合する本体部と、前記フレーム部材に当接する板状のフランジ部と、を備え、
    前記案内部材は、第一部分と、前記案内部材が前記仕切部の周りで折り返された状態で前記第一部分と対向する第二部分と、を備え、
    前記案内部材の前記第一部分と前記第二部分とが、連結部により互いに連結され、
    前記フランジ部は、切欠部を備え、
    前記案内部材の前記連結部は、前記仕切部よりもシート前後方向における前方に配置されるとともに、前記切欠部よりもシート前後方向における前方に配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール装備シート。
  2. フレーム部材と、
    該フレーム部材上に配設されたクッションパッドと、
    前記フレーム部材及び前記クッションパッドを覆う表皮と、
    前記フレーム部材に取り付けられ、少なくともインフレータとエアバッグを有するエアバッグモジュールと、
    前記表皮に接続され、前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、
    該案内部材を前記フレーム部材に取り付けるよう構成され、前記フレーム部材に取り付けられる取付部材と、を備え、
    該取付部材は、前記案内部材が周りで折り返される仕切部を備え、
    前記案内部材は、第一部分と、前記案内部材が前記仕切部の周りで折り返された状態で前記第一部分と対向する第二部分と、を備え、
    前記案内部材の前記第一部分と前記第二部分とが、連結部により互いに連結され、
    前記連結部が前記仕切部よりもシート前後方向における前方に配置され、
    前記案内部材は、前記仕切部の周りで折り返されている折り返し端部を有し、
    前記案内部材の前記折り返し端部は、前記取付部材から前記フレーム部材の内側方向に露出していることを特徴とするエアバッグモジュール装備シート。
  3. フレーム部材と、
    該フレーム部材上に配設されたクッションパッドと、
    前記フレーム部材及び前記クッションパッドを覆う表皮と、
    前記フレーム部材に取り付けられ、少なくともインフレータとエアバッグを有するエアバッグモジュールと、
    前記表皮に接続され、前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、
    該案内部材を前記フレーム部材に取り付けるよう構成され、前記フレーム部材に取り付けられる取付部材と、を備え、
    該取付部材は、前記案内部材が周りで折り返される仕切部を備え、
    前記案内部材は、第一部分と、前記案内部材が前記仕切部の周りで折り返された状態で前記第一部分と対向する第二部分と、を備え、
    前記案内部材の前記第一部分と前記第二部分とが、連結部により互いに連結され、
    前記連結部が前記仕切部よりもシート前後方向における前方に配置され、
    前記取付部材は、第一貫通孔と第二貫通孔とを備え、
    前記案内部材の前記第一部分は前記第一貫通孔を通り、前記案内部材の前記第二部分は前記第二貫通孔を通ることを特徴とするエアバッグモジュール装備シート。
  4. 前記案内部材の前記連結部は、シート幅方向において前記フレーム部材と前記エアバッグモジュールとの間に挟まれていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエアバッグモジュール装備シート。
  5. 前記仕切部は、前記取付部材の長手方向に沿って延在し、前記取付部材のシート前後方向における中央線よりも後方に配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のエアバッグモジュール装備シート。
  6. 前記フレーム部材は、前端部をシート幅方向における内側に折り返して形成された前縁部と、後端部を前記シート幅方向における内側に屈曲させて形成された後縁部と、を有し、
    前記本体部の前記シート幅方向における内端は、前記フレーム部材の前記前縁部の内端と前記後縁部の内端とを結んだ仮想線よりも前記シート幅方向における外側に配置されていることを特徴とする請求項に記載のエアバッグモジュール装備シート。
  7. 前記連結部は、前記インフレータよりもシート前後方向における前方に配置されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のエアバッグモジュール装備シート。
  8. 前記仕切部の少なくとも一部は、前記フレーム部材の前端及び後端の間、且つシート幅方向における前記フレーム部材の内側端部及び外側端部の間に配置されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のエアバッグモジュール装備シート。
  9. 前記案内部材の前記第一部分及び前記第二部分の少なくとも一部は、シート幅方向において前記フレーム部材と前記エアバッグモジュールとの間に挟まれていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のエアバッグモジュール装備シート。
  10. 前記連結部は、Z字状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のエアバッグモジュール装備シート。
  11. 前記案内部材の前記第一部分は、前記クッションパッドの裏面に当接していることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載のエアバッグモジュール装備シート。
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