JP7479876B2 - サイドエアバッグ装置の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載され、当該車両に対する側方からの衝突の衝撃から乗員を保護するサイドエアバッグ装置の取付構造に関する。
一般に、サイドエアバッグ装置は、車両のボディサイド部と車室内のシートに着座した乗員との間で展開及び膨張するエアバッグを備えている。こうしたサイドエアバッグ装置は、シート内に配置され、傾斜壁(取付部材)を介してシートフレームに取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。この場合、傾斜壁は、シートの外側に向かって傾斜した傾斜部分(案内部)を有しており、当該傾斜部分により展開及び膨張するエアバッグをシートの外側に導くことでエアバッグを正常な方向へ展開及び膨張させるようにしている。
特開平9-323609号公報
ところで、上述のようなサイドエアバッグ装置のエアバッグは、展開及び膨張する際に傾斜壁の傾斜部分によってシートの外側に導かれるようになっている。しかし、傾斜壁の傾斜部分は、サイドエアバッグ装置全体と対応するように延びているため、傾斜壁が大型化して重くなってしまう。したがって、傾斜壁を軽量化する上では改善の余地を残すものとなっている。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされた。その目的は、エアバッグをシート内に取り付けるための取付部材を軽量化することができるサイドエアバッグ装置の取付構造を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するサイドエアバッグ装置の取付構造は、インフレータから供給されるガスの圧力により車室内のシートに着座する乗員の横で展開及び膨張するエアバッグを備えたサイドエアバッグ装置の取付構造において、前記エアバッグは、取付部材を介して前記シート内に取り付けられ、前記取付部材は、展開及び膨張する前の前記エアバッグを支持する支持部と、前記シート内に取り付けられる取付部と、前記エアバッグが展開及び膨張する際に前記エアバッグを前記シートの外側に導く案内部とを備え、前記案内部は、前記支持部に支持された前記エアバッグの一部と対応するように設けられていることを要旨とする。
この構成によれば、案内部がエアバッグの一部と対応するように設けられているため、案内部をエアバッグ全体と対応するように設ける場合に比べて小さくすることができる。したがって、エアバッグをシート内に取り付けるための取付部材を軽量化することができる。
上記サイドエアバッグ装置の取付構造において、前記シート内において、前記エアバッグから見て前記エアバッグが展開及び膨張する方向よりも前記シートの内側となる方向には、前記エアバッグの不正な展開及び膨張を許容する許容領域が形成され、前記案内部は、前記許容領域と対応する位置に配置されていることが好ましい。
通常、エアバッグは、シート内に例えば隙間などのエアバッグの不正な展開及び膨張を許容する許容領域があれば、その許容領域のある方向に展開及び膨張するおそれがある。この点、この構成によれば、エアバッグがシート内の許容領域に向かう方向に展開及び膨張することを案内部によって抑制できる。すなわち、シート内においてエアバッグから見てエアバッグが正常に展開及び膨張する方向よりもシートの内側となる方向に許容領域が形成されていても、案内部によってエアバッグの展開及び膨張する方向を当該許容領域のある方向よりもシートの外側に向かう方向に矯正できる。
上記サイドエアバッグ装置の取付構造において、前記案内部は、前記取付部よりも前記シートの外側に位置していることが好ましい。
この構成によれば、エアバッグが展開及び膨張する際にエアバッグを案内部によってシートの外側に導き易くすることができる。
上記サイドエアバッグ装置の取付構造において、前記取付部における前記シート内に対する取付面は、平面視において車両の前方に向かって延びており、前記案内部は、平面視において前記取付面に沿って延びる第1面と、平面視において前記第1面の先端から前記第1面に対して交差するように前記シートの外側に向かって延びる第2面とを有していることが好ましい。
この構成によれば、取付部材における展開及び膨張する前のエアバッグの支持スペースを第1面によって確保しつつ、エアバッグが展開及び膨張する際に第2面によってエアバッグをシートの外側に導くことができる。
上記サイドエアバッグ装置の取付構造において、前記取付部材は、前記サイドエアバッグ装置に含まれることが好ましい。
この構成によれば、取付部材を容易に取り扱うことができる。
本発明によれば、エアバッグをシート内に取り付けるための取付部材を軽量化することができる。
一実施形態において、エアバッグが膨張したときのサイドエアバッグ装置を示す側面図。 シートバックの内部におけるサイドエアバッグ装置の取り付け状態を示す断面模式図。 車両におけるシートとボディサイド部との位置関係を示す平面図。 取付部材の斜視図。 取付部材の平面図。 変更例において、シートバックの内部におけるサイドエアバッグ装置の取り付け状態を示す断面模式図。
以下、サイドエアバッグ装置の取付構造の一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、サイドエアバッグ装置11は、車両のシート12におけるシートバック13の内部に折り畳まれた状態で収容されるエアバッグ14と、エアバッグ14に対して膨張用のガスを供給するためのインフレータ15とを備えている。インフレータ15は、エアバッグ14と一緒に、シートバック13内のフレーム16における車外側の端部に対して取付部材17を介して取り付けられている。
すなわち、サイドエアバッグ装置11は、フレーム16に対して取付部材17を介して取り付けられている。シートバック13の内部に収容されたインフレータ15は、ボルト18及びナット19により、折り畳まれた状態のエアバッグ14と一緒に取付部材17を介してフレーム16における車外側の面である被取付面20に固定されている。
シートバック13内には、サイドエアバッグ装置11、取付部材17、及びフレーム16における車外側の端部を囲むように、例えばウレタンフォーム等の弾性材料からなるシートパッド21が配置されている。シートパッド21は、図示しない表皮によって被覆されている。シートバック13内のシートパッド21におけるエアバッグ14の前面の車幅方向(前後方向及び上下方向の両方と直交する方向)の中央部よりも車外側寄りの位置と対向する位置には、スリット22が斜め前且つ車外側に向けて延びるように形成されている。
シートパッド21は、エアバッグ14の展開及び膨張するときの圧力によってスリット22から裂けるように破断される。したがって、エアバッグ14から見てスリット22のある方向は、エアバッグ14を展開及び膨張させたい方向、すなわちエアバッグ14が正常に展開及び膨張するときのエアバッグ14の展開及び膨張する方向(図2に矢印Aで示す方向)になっている。
シートバック13内におけるエアバッグ14の上端部の前側の位置であってスリット22よりもシート12の内側となる位置には、エアバッグ14の不正な展開及び膨張を許容する許容領域の一例としての隙間Sが形成されている。すなわち、シートバック13内においてエアバッグ14の上端部から見てエアバッグ14が正常に展開及び膨張する方向よりもシート12の内側となる方向には、隙間Sが形成されている。
インフレータ15は、車両に搭載された制御装置23に電気的に接続され、制御装置23によってエアバッグ14への膨張用のガスの供給が制御される。制御装置23には、車両の側部に搭載されて車両の側突を検出するための衝撃センサ24が電気的に接続されている。衝撃センサ24は、側突の衝撃が車両に加わると、制御装置23に対して検出信号を出力する。制御装置23は、衝撃センサ24からの検出信号に基づき、インフレータ15を作動させてエアバッグ14に対して膨張用のガスを供給する。
そして、折り畳まれた状態のエアバッグ14に対してインフレータ15から膨張用のガスが供給されると、当該ガスの圧力によってエアバッグ14が展開及び膨張してインフレータ15付近の部分をシートバック13内に残しつつシートバック13から前方に飛び出す。シートバック13から飛び出したエアバッグ14は、図3に二点鎖線で示すように、車室内のシート12に着座した乗員Pと車両におけるドア及びピラー等のボディサイド部25との間において、車両の前方に向けて展開及び膨張される。
すなわち、エアバッグ14は、車室内のシート12に着座した乗員Pの横で展開及び膨張される。この場合、展開及び膨張した状態のエアバッグ14の大きさは、例えば乗員Pの胸部から腰部にかけての部位を保護することができる大きさとなっている。すなわち、エアバッグ14は、乗員Pの胸部から腰部にかけての部位と対応するように展開及び膨張する。
さらに、この場合、車室内のシート12に着座する乗員Pは、衝突試験用のダミーと同様の体格を有している。このダミーは、例えば国際統一側面衝突ダミー(WorldSID)のAM50(米国成人男性の50%をカバーするモデル)である。なお、図3の白抜き矢印は、車両の側突によってボディサイド部25に衝撃が加わるときの当該衝撃の加わる方向を示している。
次に、取付部材17の構成について詳述する。
図2、図4及び図5に示すように、取付部材17は、板金部品によって構成され、上下方向に延びる略矩形板状の支持部30と、支持部30における上下方向の中央部に設けられた略矩形板状の取付部31と、支持部30における上端部に設けられた略矩形板状の案内部32とを備えている。支持部30は、その短手方向が車幅方向と一致するように配置されている。
支持部30は、車外側の端縁部全体を前側にほぼ直角に湾曲してなる湾曲部33を有している。支持部30は、エアバッグ14が棒状に折り畳まれた状態のサイドエアバッグ装置11を前面全体と湾曲部33とで支持する。すなわち、支持部30は、エアバッグ14が展開及び膨張する前の状態のサイドエアバッグ装置11を前面全体と湾曲部33とで支持する。支持部30における上下方向の中央部の車内側の端縁部には、車内側に向かって突出する突出部34が形成されている。突出部34は、上下方向に延びる細長い略矩形板状をなしている。
取付部31は、上下方向に延びる略矩形板状をなしており、突出部34における車内側の端縁部全体から前方に向かって突出するように延びている。取付部31は、上下方向の長さが突出部34と同じになっている。取付部31は、長手方向が上下方向と一致し、短手方向が前後方向と一致するように配置されている。つまり、取付部31は、支持部30に対してほぼ直角に配置されている。
取付部31には、ボルト18が挿入可能な一対の貫通孔35が上下方向に間隔をおいて形成されている。取付部31は、一対の貫通孔35において一対のボルト18と一対のナット19とによりフレーム16の被取付面20に面接触した状態でサイドエアバッグ装置11と一緒にフレーム16に取り付けられている。取付部31におけるフレーム16の被取付面20に対する取付面36は、車内側を向いており、平面視において車両の前方に向かって延びている。
案内部32は、支持部30における上端部の車内側の端縁部から前方に向かって延びている。したがって、案内部32は、支持部30に支持されたサイドエアバッグ装置11の上端部(一部)と対応するように、支持部30に設けられている。この場合、案内部32は、隙間Sと同じ高さになる位置に配置されている。
案内部32は、突出部34の車幅方向の長さ分だけ取付部31よりもシート12の外側(車外側)に位置している。案内部32は、支持部30から前方に延びる一般部37と、一般部37の前端(先端)から前方に対して例えば約45°の角度分だけ車外側を向いた方向に屈曲して延びる屈曲部38とを有している。一般部37は、取付部31に対して平行に配置されている。
一般部37の車外側の面は第1面39とされ、屈曲部38の車外側の面は第2面40とされている。第1面39は平面視において取付面36に沿って延びており、第2面40は平面視において第1面39の前端(先端)から第1面39に対して約45°の角度で交差するようにシート12の外側(車外側)に向かって延びている。
屈曲部38は、案内部32の車外側に位置する折り畳まれた状態のエアバッグ14の上端部と隙間Sとを仕切っている。案内部32は、支持部30に支持されたエアバッグ14が展開及び膨張する際に、屈曲部38の第2面40によりエアバッグ14をシート12の外側(車外側)に導く。
案内部32の支持部30からの前方への突出量は、取付部31の支持部30からの前方への突出量よりも若干多くなっている。本実施形態における案内部32の上下方向の長さは、取付部31の上下方向の長さの約3分の1程度に設定されている。なお、取付部材17における案内部32とその周辺、すなわち取付部材17における取付部31よりも上側の部分は、合成樹脂によってコーティングされている。
次に、サイドエアバッグ装置11の作動時の取付部材17の作用について説明する。
側突に基づく衝撃が車両に加わると、シート12におけるシートバック13の内部で折り畳まれているエアバッグ14に対してインフレータ15から膨張用のガスが供給されてエアバッグ14が展開及び膨張する。このとき、エアバッグ14は、取付部材17の案内部32の屈曲部38によりシート12の外側(車外側)に導かれる。このため、エアバッグ14が隙間Sを介してシート12の内側(車内側)の乗員Pに向かって展開及び膨張することが抑制される。
これにより、例えば乗員Pとして幼い子供がシート12上にシートバック13側を向いて膝で立つように着座した状態(out of position)でエアバッグ14が展開及び膨張しても、当該幼い子供がエアバッグ14の展開及び膨張時にエアバッグ14から受ける衝撃が効果的に低減される。
シート12の外側(車外側)に導かれたエアバッグ14は、その膨張の圧力によってシートパッド21をスリット22から裂くように破断させてシートバック13内から前方に対してやや車外側寄りの方向(図2に矢印Aで示す方向)に飛び出す。シートバック13内から飛び出したエアバッグ14は、シート12に着座した乗員Pと車両のボディサイド部25との間の正常な位置で膨張し、乗員Pを側突の衝撃から適切に保護する。
このように、取付部材17は、サイドエアバッグ装置11の上端部と対応するように配置された案内部32だけで、展開及び膨張するエアバッグ14を容易に正規の方向(図2に矢印Aで示す方向)に導くことができる。
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)取付部材17の案内部32は、支持部30に支持されたサイドエアバッグ装置11の上端部と対応するように設けられている。この構成によれば、案内部32をサイドエアバッグ装置11の全体と対応するように設ける場合に比べて小さくすることができる。したがって、サイドエアバッグ装置11をシートバック13内に取り付けるための取付部材17を軽量化することができる。
(2)取付部材17の案内部32は、シートバック13内の隙間Sと対応する位置に配置されている。通常、エアバッグ14は、シートバック13内に隙間Sがあれば、その隙間Sのある方向に展開及び膨張するおそれがある。この点、この構成によれば、エアバッグ14がシートバック13内の隙間Sに向かう方向に展開及び膨張することを案内部32によって抑制できる。すなわち、シートバック13内においてエアバッグ14から見てエアバッグ14が正常に展開及び膨張する方向よりもシート12の内側となる方向に隙間Sが形成されていても、案内部32によってエアバッグ14の展開及び膨張する方向を当該隙間Sのある方向よりもシート12の外側に向かう方向に矯正できる。
(3)取付部材17の案内部32は、取付部31よりもシート12の外側に位置している。この構成によれば、エアバッグ14が展開及び膨張する際にエアバッグ14を案内部32によってシート12の外側(車外側)に導き易くすることができる。
(4)取付部材17の案内部32は、平面視において取付面36に沿って延びる第1面39と、平面視において第1面39の前端から第1面39に対して交差するようにシート12の外側(車外側)に向かって延びる第2面40とを有している。この構成によれば、取付部材17における展開及び膨張する前のエアバッグ14の支持スペースを第1面39によって確保しつつ、エアバッグ14が展開及び膨張する際に第2面40によってエアバッグ14をシート12の外側(車外側)に導くことができる。
(5)取付部材17の案内部32は、合成樹脂によってコーティングされている。この構成によれば、エアバッグ14が展開及び膨張する際に案内部32に擦れても、案内部32の表面が合成樹脂によって滑り易くなっているため、エアバッグ14が案内部32に引っ掛かって破れたり、エアバッグ14の展開及び膨張時の挙動が案内部32によって阻害されたりすることを効果的に抑制できる。
(変更例)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。また、上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図6に示すように、取付部材17の案内部32において、屈曲部38を一般部37の前端(先端)から前方に対して例えば約90°の角度分だけ車外側を向いた方向に屈曲して延びるように構成してもよい。
・エアバッグ14の不正な展開及び膨張を許容する許容領域は、例えば、隙間Sをシートパッド21と同質のクッション材または当該クッション材とは異なる性質の空間を塞ぐもので塞いだ領域によって構成してもよい。
・取付部材17の案内部32は、必ずしも取付部31よりもシート12の外側に位置している必要はない。すなわち、案内部32は、車幅方向の位置が取付部31と同じであってもよいし、取付部31よりもシート12の内側に位置していてもよい。
・取付部材17の案内部32は、必ずしもシートバック13内の隙間Sと対応する位置に配置する必要はない。
・取付部材17において、案内部32は、支持部30に支持されたサイドエアバッグ装置11の一部と対応するように支持部30に設けられていれば、必ずしも支持部30に支持されたサイドエアバッグ装置11の上端部と対応するように支持部30に設ける必要はない。すなわち、取付部材17において、案内部32は、支持部30に支持されたサイドエアバッグ装置11の中央部と対応するように支持部30に設けてもよいし、支持部30に支持されたサイドエアバッグ装置11の下端部と対応するように支持部30に設けてもよい。
・取付部材17は、合成樹脂製であってもよい。
・取付部材17において、案内部32は、平坦な矩形板状にして支持部30の車内側の端縁部から支持部30に対して車外側に傾斜して延びるように設けてもよい。
・上記実施形態では取付部材17がサイドエアバッグ装置11に含まれない構成としたが、取付部材17がサイドエアバッグ装置11に含まれる構成としてもよい。このようにすれば、取付部材17を容易に取り扱うことができる。
・サイドエアバッグ装置11は、シートバック13内のフレーム16における車内側の端部に対して取付部材17を介して取り付けた、いわゆるファーサイドエアバッグ装置であってもよい。
11…サイドエアバッグ装置
12…シート
14…エアバッグ
15…インフレータ
17…取付部材
30…支持部
31…取付部
32…案内部
36…取付面
39…第1面
40…第2面
P…乗員
S…許容領域の一例としての隙間

Claims (4)

  1. インフレータから供給されるガスの圧力により車室内のシートに着座する乗員の横で展開及び膨張するエアバッグを備えたサイドエアバッグ装置の取付構造において、
    前記エアバッグは、取付部材を介して前記シート内に取り付けられ、
    前記取付部材は、車幅方向に延びるとともに展開及び膨張する前の前記エアバッグを支持する支持部と、前記支持部における車内側の端縁部に設けられるとともに前記車内側に向かって突出する突出部と、前記シート内に取り付けられるとともに前記突出部における前記車内側の端縁部から前方に向かって突出するように延びる取付部と、前記支持部における上端部の前記車内側の端縁部から前方に向かって延びるとともに前記エアバッグが展開及び膨張する際に前記エアバッグを前記シートの外側に導く案内部とを備えていて
    前記取付部材は、前記案内部と前記取付部とを離間して備えていて、前記支持部により前記案内部と前記取付部とが連結されていることを特徴とするサイドエアバッグ装置の取付構造。
  2. 前記案内部は、前記取付部よりも前記シートの外側に位置していることを特徴とする請求項に記載のサイドエアバッグ装置の取付構造。
  3. 前記取付部における前記シートに対する取付面は、平面視において車両の前方に向かって延びており、
    前記案内部は、平面視において前記取付面に沿って延びる第1面と、平面視において前記第1面の先端から前記第1面に対して交差するように前記シートの外側に向かって延びる第2面とを有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサイドエアバッグ装置の取付構造。
  4. 前記取付部材は、前記サイドエアバッグ装置に含まれることを特徴とする請求項1~請求項のうちいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置の取付構造。
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