JP4000740B2 - 車両用シートのエアバッグ展開装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、側面衝突用のエアバッグ展開装置に関し、特に、車両用シートのシートバックに搭載されるエアバッグ展開装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の側面衝突時に乗員を保護する為、乗員と車両側壁との間、または乗員とドアとの間に延出するように、車両用シートのシートバックから展開されるエアバッグを使用することが知られている。これらのエアバッグ展開装置において、エアバッグモジュールは、車両用シートのシートフレームに装着される。エアバッグモジュール及びシートフレームは、パッド材によって被覆されている。パッド材は更にトリムカバーによって被覆されており、トリムカバーには破れ易い縫製部が形成されている。エアバッグは、展開時にパッド材とトリムカバーの破れ易い縫製部を破って、シートバックから乗員と車両側壁との間、または乗員とドアとの間に向かって延出するように展開する。エアバッグを適切に展開するために、様々な方法が提案されている。例えば、米国特許第5,700,028号明細書に開示されているように、エアバッグの展開方向を定めるために、破断し易い端部を有するボックスの中にエアバッグを収納するという方法がある。
【0003】
また、特開平8−258660号公報に開示されているように、エアバッグの展開方向を、一対の離間した可撓性ストラップによって、トリムカバーの縫目部分に向けることも公知である。各ストラップの一端はシートフレームに固定され、他端は、縫目線によって縫合される一対のトリムカバーの片側に縫い付けられている。各ストラップは、パッド材の内側輪郭に沿っている。インフレータが作動すると、インフレータから噴出するガスにより膨張したエアバッグは、一対のストラップの間を通って、トリムカバーの縫目部分に向かって展開する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の米国特許第5,700,028号明細書に開示されたエアバッグ展開装置では、シートバックの内部に、パッド材よりも硬質のボックスが配設されている為、該ボックスによって、シートバックのクッション性が阻害され、これにより、シートバックの人間工学や快適性を変化させてしまう。
【0005】
また、特開平8−258660号公報に開示されたエアバッグ展開装置においては、展開したエアバッグが、シートバックのパッド材をシート外側に向かって押圧するようにストラップがフォームの輪郭に沿って配設されている。このため、エアバッグ展開時には、エアバッグがパッド材を押圧した後に、縫目部分を破断させる為、パッド材を押圧する分、エアバッグ展開の為のエネルギーに損失が生じる。
【0006】
一方、特開平10−157550号公報には、ストラップが縫製部からトリムカバーの内側に沿って延在し、シートフレームの後部に連結されたシート用エアバッグ装置が開示されている。このシート用エアバッグ装置においては、ストラップがエアバッグモジュールのシート側方及び後方を囲うように配設されている。この公報に開示されたシートにおいて、シート側面及びシート後面のクッション性を確保する為に、シート側部及びシート後部にもパッド材を配設することが考えられる。この場合には、ストラップは、縫製部からシート側部のパッド材とトリムカバーとの間を通り、更にシート後部のパッド材の後方を通って、シートフレームに連結されることが考えられる。即ち、ストラップは、フレームから縫目線まで延びる間にシート後部及びシート側部のパッド材を囲繞する。このような構成においては、エアバッグが展開すると、ストラップがエアバッグの展開圧を受けてシート前方に向かって引張られる。このとき、ストラップは、シート後部のパッド材をシート前方に向かって圧縮する。このパッド材を圧縮することにより、エアバッグ展開の為のエネルギーに損失が生じ、また、ストラップのシート前方への移動がパッド材の変形分だけ許容されるため、縫製部の破断が適切に行われなくなる恐れがある。シート後面のクッション性をより高める為、あるいは、エアバッグモジュールをシートバックのより前側に配置する為に、シート後部のパッド材の厚さを厚くした場合には、上記の問題がより顕著に現れることとなる。従って、縫製部の破断をより確実に行う為に、インフレータのガス圧を高めるなどの対策が必要とされていた。
【0007】
上記の問題点に鑑み、本発明は、エアバッグ展開のためのガス圧が比較的低く、取付けが簡単で、安価な側面衝突用のエアバッグ展開装置を提供することを目的とする。
【0008】
本発明の他の目的は、展開方向の安定性が高く、従来のシートにおける人間工学を維持できる側面衝突用のエアバッグ展開装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明によれば、フレームと、該フレームのシート幅方向外側にてシート前後方向に沿って延在する左右一対の側方部分と該フレームのシート前方側にてシート幅方向に沿って延在しかつ一対の側方部分の前端部同士を繋ぐ前方部分と該フレームのシート後方側にて前記側方部分の後端部からシート幅方向内側へ向けて延出された後方部分とを含み、該フレームとの間に空洞を形成するパッド材と、前記側方部分と前記前方部分とで形成される角部近傍に配置されかつシート高さ方向に沿って延在する破れ易い縫製部を有すると共に前記パッド材を被覆するトリムカバーと、を備えたシートバックと、前記空洞内において、前記フレームに装着されかつ側面衝突時に乗員を保護するためのエアバッグを備えたエアバッグモジュールと、前記フレームに装着されるとともに、前記フレームの後部から前記エアバッグモジュールから離間した位置にて前記エアバッグモジュールと前記シートバックのパッド材の部分との間を前記シートバックのパッド材の部分に向かって延出されかつシート後方側となる面にエアバッグ展開荷重を支持するための反作用面形成された剛性アームを有する支持部材と、前記フレームに装着されるとともに、前記アームにおける前記反作用面のシート後方側通って前記シートバックの側面に向かって延在し、前記エアバッグの展開時に前記反作用面に反力をとることで前記エアバッグモジュールから離れる方向へ向かうよう一端が前記フレームの後部側に取り付けられかつ他端が前記縫製部において前記トリムカバーに取り付けられるストラップと、を備えたエアバッグ展開装置が提供される。
【0010】
請求項1に記載のエアバッグ展開装置では、エアバッグの展開時にストラップが支持部材の反作用面に反力をとって支持されているため、ストラップがシート前方に向かって移動する量が規制される。従って、ストラップの他端が連結された縫製部がパッド材の変形によってシート前方に移動することが規制され、エアバッグの展開圧を効果的に縫製部に伝え、縫製部を確実に破断させることができる。この結果、エアバッグの展開が安定して行われ、また、パッド材を必要以上に押圧することによるエアバッグの展開エネルギーのロスを低減することができる。従って、エアバッグの展開に必要なガス圧は、大きく減少する。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、前記ストラップが、前記反作用面に隣接して延在された請求項1に記載のエアバッグ展開装置が提供される。
【0012】
請求項2に記載のエアバッグ展開装置では、ストラップが、支持部材の反作用面に隣接している為、エアバッグ展開圧がストラップに作用したときに、ストラップと反作用面が接触することによって、ストラップがシート前方に向かって移動する量を規制することができる。従って、エアバッグの展開圧を効果的に縫製部に伝え、縫製部を確実に破断させることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明によれば、前記ストラップが、前記パッド材の側方部分をシート横方向に貫通して設けられた孔を通過して配設された請求項2に記載のエアバッグ展開装置が提供される。
【0014】
請求項3に記載のエアバッグ展開装置では、パッド材に設けられた孔をストラップが貫通する構造としたため、支持部材の反作用面から、パッド材の側方部分とトリムカバーとの間に最短距離でストラップを延設することができ、ストラップの長さを比較的短くすることができる。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、前記パッド材の後方部分は、前記エアバッグモジュールの後方に延在、該後方部分の一部が前記反作用面と前記ストラップとの間に挟まれ、前記後方部分の前記挟まれた部分の厚さが、前記ストラップの上下高さ全体にわたって均一の厚さである請求項1に記載のエアバッグ展開装置が提供される。
【0016】
請求項4に記載のエアバッグ展開装置では、ストラップと反作用面との間に挟まれたパッド材の後方部分の厚さが、ストラップの上下高さ全体にわたって均一の厚さとなるように形成されている。従って、エアバッグの展開圧が、ストラップと反作用面との間に挟まれたパッド材の後方部分に略均一に伝達される。これにより、エアバッグ展開時に、反作用面と接触する部分のパッド材が略均一に押圧される為、この部分のパッド材の変形量がストラップの上下高さ全体にわたって略均一となり、ストラップのねじれが抑制される。従って、ストラップから縫製部に伝達される力の大きさや向きが安定するため、縫製部を確実に破断させることができ、所定の方向にエアバッグが安定して展開する。また、支持部材の形状を変更することにより、パッド材の厚さを調整できるため、エアバッグモジュールをシートのより前側に配置した場合においても、適切にエアバッグを展開することが可能となる。また、支持部材の形状を僅かに変更するだけで、他の車種への適用が可能となる為、エアバッグ展開装置の他車種への汎用性が向上する。
【0017】
請求項5に記載の発明によれば、前記エアバッグ展開方向と前記ストラップのシート前後方向経路とが、シート高さ方向に鋭角を成しており、前記アームが、前記ストラップの経路と同一平面上に延在する複数のパネル部分によって形成された請求項1に記載のエアバッグ展開装置が提供される。
【0018】
請求項5に記載のエアバッグ展開装置では、前記エアバッグ展開方向と前記ストラップのシート前後方向経路とが、シート高さ方向に鋭角を成している場合であっても、ストラップが、フレームとの連結部分から縫製部まで、捩じれることなく延設され、エアバッグ展開時の展開圧を確実に縫製部に伝達することができる。
【0019】
請求項6に記載の発明によれば、前記エアバッグモジュールは、前記支持部材を介して前記フレームに装着される請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のエアバッグ展開装置が提供される。
【0020】
請求項6に記載のエアバッグ展開装置では、従来の構造と比べて、実質的に部品点数を増やすことなく、上述の効果を奏することができる。
請求項7に記載の発明によれば、前記エアバッグモジュールは、側面衝突時にガスを噴出するインフレータ及び折り畳み状態で格納されるとともに該インフレータから噴出されたガスによって膨張するエアバッグを備えており、前記支持部材は、前記エアバッグモジュールのインフレータ配置側をシート後方側から囲むように形成されて、側面衝突時に前記エアバッグモジュールを保護するプロテクタの役割を兼ねている請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のエアバッグ展開装置が提供される。
請求項7に記載のエアバッグ展開装置では、エアバッグモジュールはインフレータ及びエアバッグを備えており、支持部材におけるエアバッグモジュールのインフレータ配置側がシート後方側から囲むように形成されているので、側面衝突時に支持部材がプロテクタとして機能し、エアバッグモジュールが保護される。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を用いて本発明の各実施形態について説明する。尚、添付の図面において、矢印FRは車両の前方を示し、矢印INは車両の中心方向を示し、矢印UPは車両の上方を示す。
【0022】
図1から図4は、本発明のエアバッグ展開装置の第一実施形態を示している。図1に示されるように、シート12は、シートクッション13とシートバック14とから成り、シートバック14は、二つのシート側面17と、シート側面17の間に延在するシート前面15とを有する。シート前面15は、乗員を支持する形状に形成されている。シートバック14は、図2に示されるように、パッド材18と、パッド材18の外周を被覆するトリムカバー20と、パッド材18及びトリムカバー20を支持する略U字状のシートフレーム16とを備えている。シートフレーム16は、金属や炭素繊維複合材料のような剛性材料で作ることができる。シートフレーム16は、水平断面における中間部24と、中間部24から延出する後方フランジ22とを有する。パッド材18は、二つの側方部分28(図2では、片側のみを図示)と、各側方部分28の車両前方端部を連結する前方部分26と、各側方部分28の車両後方側端部からシート中心向きに延出する後方部分30とを備えた、概ねC字型の断面形状を成している。パッド材18の後方部分30は、シート12の後方からシート12を触ったときのクッション性を確保する役割を果たしている。シートパッド材18は、従来公知の発泡材料で作ることができる。シートフレーム16がパッド材18の前方部分26と後方部分30との間に挟まれるように、パッド材18はシートフレーム16を囲繞している。
【0023】
図2に示されるように、パッド材18の外周は、布または革で作られたトリムカバー20に被覆されている。トリムカバー20は、シート上下方向に延びる破れ易い縫製部32を有する。縫製部32は、シート前面15とシート側面17とが成す角部の近傍において、シートバック14の前面15に沿って、シート上下方向に延在する。縫製部32は、エアバッグ46の展開を可能にするのに十分な長さを備えている。このような縫製部32以外に、シートの全高にわたって設けられた縫製部を備える構成としても良い。
【0024】
エアバッグモジュール38及び支持ブラケット40は、シートフレーム16とパッド材18との間に形成された空洞42内に配置されており、シートフレーム16の中間部分24に植込みボルト34によって固定されている。エアバッグモジュール38は、エアバッグ46とインフレータ44とを備えている。インフレータ44は、エアバッグ46を膨張させる為のインフレータガスを放出するポート(図示せず)を有し、長い円筒形に形成されている。インフレータ44は、エアバッグ展開時に放出するインフレータガスを発生させるための化学薬品を収納している。エアバッグ46は、エアバッグ構造に適したものならば、従来のいかなる布材料からも作ることができる。エアバッグ46は、空洞部42内に折り畳まれて収納されている。更に詳しくは、エアバッグ46は、空洞部42内で、インフレータ44の前面、すなわち縫製部32に近い側の面に連結されている。尚、本実施形態において、エアバッグモジュール38、インフレータ44、エアバッグ46は、それぞれ従来公知のものを使用することができる。
【0025】
図1と図2に示されるように、支持ブラケット40は、シートフレーム16への取付部50からパッド材18の側方部分28へと概ねシート外向きに延在するアーム57を備えている。支持ブラケット40の取付部50は、シートフレーム16の表面形状と一致しており、シートフレーム16からシートバック14の側面17近傍まで、シート外向き且つシート横方向に延在したアーム57を支持するのに必要な、いかなる形状でもよい。取付部50は、植込みボルト34が挿入される孔(図示せず)を有する。アーム57は、内側パネル部分54と、中間パネル部分55と、端部パネル部分56とを有する。内側パネル部分54は、取付部50からシート後方外側に傾斜し、シートフレーム16の傾斜部分の形状と一致している。中間パネル部分55は、内側パネル部分54の後端からシート側面17に向かって、シート横方向に延出する。端部パネル部分56は、シートバックの側面17と平行になるように中間パネル部分55から約90度折り曲げられ、シート前方に向かって延在している。中間パネル部分55のシート後方側の面によって、ストラップ58を支持する為の反作用面52が形成されている。支持ブラケット40は、金属のような剛性材料によって従来公知の方法で製造することができる。
【0026】
図1と図2に示されるように、ストラップ58のシート前方側の端部59は、トリムカバー20の縫製部32を形成する端部61付近において、トリムカバー20の内面に縫い付けられている。ストラップ58は、シート後方側の端部に取り付けられたU字型クリップ60まで延在している。クリップ60は、シートフレーム16の後方フランジ22と嵌合している。ストラップ58は、シートベルトの製造材料のような、弾性係数の小さい、適当な可撓性材料で製作すればよい。本実施形態において、ストラップ58の幅は約65mm、長さは約230mm、厚さは約0.2mm〜0.3mmである。図2と図3に示されるように、ストラップ58は、シートフレーム16から支持ブラケット40の中間パネル部分55の反作用面52に沿って延在し、パッド材18に設けられた孔62を通過している。孔62は、パッド材18の側方部分28をシート横方向に貫通している。孔62は、ストラップ58が自由に通過できるように、シート前後方向の幅が約20mm、上下長さが100mmである。ストラップ58は、孔62を出た後、約90度曲がってパッド材18の側方部分28とトリムカバー20の間を縫製部32まで延びている。
【0027】
次に本発明の第一実施形態の作用について、以下に説明する。
【0028】
図2に示されるように、エアバッグ46は、矢印「A」で示した概ね縫製部32の方向に展開する。図4から明らかなように、ストラップ58は、エアバッグ46の展開時に、エアバッグ46からの展開圧を受けて、縫製部32を破断させる。詳しくは、エアバッグ46内に、インレータ44からインフレータガスが噴出されると、エアバッグ46はシート横方向及びシート前方に向かって膨脹しようとする。このとき、エアバッグ46の展開圧によって、パッド材18の側方部分28及び前方部分26が押圧される。パッド材18の側方部分28の外周は、弾性係数の小さい、すなわち伸びが生じ難いストラップ58に囲われている為、側方部分28に作用するエアバッグ46の展開圧は、ストラップ58によって縫製部32に伝達される。この為、エアバッグ46の展開初期において、確実に縫製部32を破断させることができる。縫製部32の破断に伴い、エアバッグ46の展開圧を受けてパッド材18が破断し、この破断箇所からシート外側に向かってエアバッグ46が展開する。このとき、エアバッグ46が展開圧を受けて、端部パネル部分56付近の少量のパッド材18が支持ブラケット40の端部56に圧縮される。しかし、ストラップ58のシート後方側の部分は、支持ブラケット40の反作用面52に支持されているため、ストラップ58がシート前方に向かって移動する量が規制されている。従って、ストラップ58が連結された縫製部32がパッド材18の変形によってシート前方に移動することが規制され、エアバッグ46の展開圧を効果的に縫製部32に伝え、縫製部32を確実に破断させることができる。この結果、エアバッグ46の展開が安定して行われ、また、パッド材18を必要以上に押圧することによるエアバッグ46の展開エネルギーのロスを低減することができる。従って、インフレータ44に要求されるエアバッグの展開に必要なガス圧は、大きく減少する。すなわち、低出力のインフレータ44を使用することが可能となる。
【0029】
また、本実施形態は、孔62をストラップ58が貫通する構造としたため、支持ブラケット40の反作用面52から、パッド材18の側方部分28とトリムカバー20との間に最短距離でストラップ58を延設することができ、ストラップ58の長さを比較的短くすることができる。また、孔62にパッド材18外側と連通するスリット(図示せず)を設けて、このスリットからストラップ58を孔62内に挿入するようにすれば、ストラップ58の組付けが容易となり、シートを組み立てる際の作業性が向上する。
【0030】
次に、本発明のエアバッグ展開装置の第二実施形態を、図5から図9に従って以下に説明する。
【0031】
第二実施形態において、支持ブラケット70とパッド材18の周囲を通るストラップ72が第一実施形態と異なる。また、第一実施形態で説明したパッド材18の孔62は、第二実施形態では必要としない。図5に示されるように、支持ブラケット70は、ストラップ72がパッド材18周囲の経路を通る際に、ストラップ72の経路と略平行になるように形成された反作用面76を備えるアーム74を有する。ストラップ72は、シートバック14の後面75において、シートフレーム16からトリムカバー20の内側へとシート後方に延びてから、パッド材18の外側且つトリムカバー20の内側を通る。ストラップ72は、トリムカバー20の内側に沿って縫製部32まで延びる。
【0032】
図7と図9に示されるように、支持ブラケット70は、インフレータ(図示せず)を保持するための上下一対のリング78と、アーム74とを備えた取付部50を有している。シートバック14の外形状は、図7に示されるように、シート後面に対してシート前面が傾斜しており、また、図6に示されるように、シート左右方向でシート上方に向かうにつれてシート中心側に傾斜していてもよいため、アーム74は、ストラップ72の経路と略平行に形成された4枚のパネル部分を有している。尚、図6、図7は、図5中に示した6−6線、7−7線における断面図を示しているが、説明を明確にする為にこれらの断面図にストラップ72を追加して図示している。インフレータ(エアバッグモジュール)は、シート前面と略平行に固定されている。すなわち図9に示されるように、アーム74は、内側パネル部分80、後方パネル部分82、コーナーパネル部分84、端部パネル部分86の4枚のパネル部分を有している。
【0033】
内側パネル部分80は、アーム74の上端88から下端90まで、第1折曲げ線92と第2折曲げ線94との間に延在している。内側パネル部分80は、図5に示されるように、取付部50の第1折り曲げ線92からシートバック14の後面75に向かって角度を成して延びている。後方パネル部分82は、第2折曲げ線94と第3折曲げ線96とにより画定された楔形である。後方パネル部分82は、シートバックの後面75と略平行である。コーナーパネル部分84は、第3折曲げ線96と第4折曲げ線98とにより画定された楔形である。
【0034】
図7と図9に示されるように、コーナーパネル部分84は、下端90よりも上端88において幅が広く、トリムカバー20の内側面に沿ってシート後方から回り込む際に、シートバック14の形状と略平行になるように、アーム74の下端90より上端88がインフレータ44に近づくように傾斜している。端部パネル部分86は、アーム74の上端88よりも下端90の幅が広い楔形で、シートバック14の側面17と略平行に、アーム74の下端90より上端88がインフレータ44に近づくように傾斜している。このため、アーム74は下端90よりも上端88が小さくなっている。
【0035】
図5に示されるように反作用面76は、ストラップ72と反作用面76との間に挟まれたパッド材18の後方部分30の厚さが、ストラップ72の上下高さの全体にわたって略一定となるように形成されている。図8において、図5に示したパッド材18の後方部分30は省略してある。従って、図8において、アーム74のコーナーパネル部分84とストラップ72との間には、隙間が存在している。ストラップ72は、ストラップ72の上下高さ全体にわたって、パッド材18の後方部分30の内面とアーム74とを略均一に接触させる。アーム74とパッド材18の後方部分30の内面との均一な接触関係により、エアバッグ46の展開圧が、ストラップ72と反作用面76との間に挟まれたパッド材18の後方部分30に略均一に伝達される。これにより、エアバッグ展開時に、アーム74と接触する部分のパッド材18の後方部分30が略均一に押圧される為、ストラップ72の上下高さ全体にわたって、パッド材18の後方部分30の変形量が略均一となり、ストラップ72のねじれが抑制される。従って、ストラップ72から縫製部32に伝達される力の大きさや向きが安定し、縫製部32を確実に破断させることができる。従って、所定の方向にエアバッグ46が安定して展開する。
【0036】
本実施形態においては、支持ブラケット70の形状を変更することにより、パッド材18の厚さを調整できるため、エアバッグモジュール38をシートバック14のより前側に配置した場合においても、適切にエアバッグ46を展開することが可能となる。また、支持ブラケット70の形状を僅かに変更するだけで、他の車種への適用が可能となる為、エアバッグ展開装置の他車種への汎用性が向上する。
【0037】
次に、本発明のエアバッグ展開装置の第三実施形態を、図10から図14に従って説明する。第三実施形態では、パッド材18の孔62を通るストラップ58を備えた第一実施形態と同様の支持ブラケット110が使用される。尚、第三実施形態において、インフレータ44(エアバッグモジュール38)は、図7に示した第二実施形態と同様に、シート前面と略平行に、シート後面に対して傾斜して取付けられている。図11と図12に示されるように、支持ブラケット110は、取付部50とアーム112とを備える単体に打抜き加工すればよい。アーム112は、内側パネル部分114と中間パネル部分116と端部パネル部分118とを有する。内側パネル部分114と中間パネル部分116とは、シートバック14の側面17に向かってシートフレーム16から概ねシート横方向外向きに延出している。
【0038】
図11と図12に示されるように、中間パネル部分116と端部パネル部分118とは、アーム112の下端120より上端122がインフレータ44に近づくように傾斜している。このため端部パネル118は、上端122より下端120において幅が広い。言いかえれば、ストラップ58は、アーム112に沿って、クリップ60がシートフレーム16に取り付けられた部分から上下方向で傾斜して延在している。このように形成された支持ブラケット110を使用することによって、ストラップ58は、シートフレーム16との連結部分近傍において、インフレータ(エアバッグモジュール)の軸線方向に垂直に、すなわち、エアバッグ展開方向に平行に延設し、かつシート側面部分においては、略水平方向に延設される。従って、第二実施形態を示す図7と同様に、インフレータの軸線に垂直な方向、即ちエアバッグ展開方向とストラップ58のシート前後方向経路とは、シート側面から見て、シート高さ方向に鋭角を成している。支持ブラケット110を使用することによって、ストラップ58は、シートフレーム16との連結部分から縫製部32まで、捩じれることなく延設される。エアバッグ展開時には、ストラップ58がアーム112に対して、アーム112の上下端で片当たりすることなく略均等に接触し、エアバッグ展開圧を確実に縫製部に伝達することができる。
【0039】
前述した第一から第三の実施形態における支持ブラケット40、70、110は、エアバッグモジュール38を囲うプロテクタの役割も兼ねている。このエアバッグモジュールを囲うプロテクタは、車両の側面衝突時に、車両側方からの衝突物がシート側に侵入してきた際に、衝突物からエアバッグモジュールを保護する為のプロテクタである。従って、上記第一から第三の実施形態は、従来の構造と比べて、実質的に部品点数を増やすことなく、上述の効果を奏することができる。
【0040】
前述した第一から第三実施形態における支持ブラケット40、70、110は、図13に示した支持ブラケット134のように、二つの部品、すなわち、ともに溶着された取付部分132とアーム134とで形成してもよい。
【0041】
また、支持ブラケット40、70、110は、図14に示した支持ブラケット115と、シートフレーム16の後部に直接取り付けるためのフランジ142をシート内側端部に有するアーム140のように別部品で構成してもよい。
なお、上記支持ブラケット40、70、110が本発明における「支持部材」に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態におけるエアバッグ展開装置が搭載された車両シートの概略斜視図である。
【図2】本発明のエアバッグ展開装置の第一実施形態が搭載された車両用シートの部分断面図であり、エアバッグの展開前の状態を示す図である。
【図3】図2の3−3線に沿った車両用シートの部分断面図である。
【図4】本発明のエアバッグ展開装置の第一実施形態が搭載された車両用シートの部分断面図であり、エアバッグの展開状態を示す図である。
【図5】本発明のエアバッグ展開装置の第二実施形態が搭載された車両用シートの部分断面図であり、エアバッグの展開前の状態を示す図である。
【図6】図5の6−6線に沿った車両用シートの部分断面図である。
【図7】図5の7−7線に沿った車両用シートの部分断面図である。
【図8】本発明のエアバッグ展開装置の第二実施形態を示す斜視図である。
【図9】本発明の第二実施形態における支持ブラケットの斜視図である。
【図10】本発明のエアバッグ展開装置の第三実施形態が搭載された車両用シートの部分断面図である。
【図11】本発明の第三実施形態における支持ブラケットの斜視図である。
【図12】本発明の第三実施形態における支持ブラケットの上面図である。
【図13】本発明の第三実施形態における支持ブラケットの変形例を示す上面図である。
【図14】本発明の第三実施形態における支持ブラケットの更なる変形例を示す上面図である。
【符号の説明】
12…シート
13…シートクッション
14…シートバック
16…シートフレーム
17…シート側面
18…パッド材
20…トリムカバー
26…前方部分
28…側方部分
30…後方部分
32…縫製部
38…エアバッグモジュール
40、70、110…支持ブラケット(支持部材)
42…空洞
44…インフレータ
46…エアバッグ
50…取付部
52、76…反作用面
57、74,112…アーム
58、72…ストラップ
62…孔

Claims (7)

  1. フレームと、該フレームのシート幅方向外側にてシート前後方向に沿って延在する左右一対の側方部分と該フレームのシート前方側にてシート幅方向に沿って延在しかつ一対の側方部分の前端部同士を繋ぐ前方部分と該フレームのシート後方側にて前記側方部分の後端部からシート幅方向内側へ向けて延出された後方部分とを含み、該フレームとの間に空洞を形成するパッド材と、前記側方部分と前記前方部分とで形成される角部近傍に配置されかつシート高さ方向に沿って延在する破れ易い縫製部を有すると共に前記パッド材を被覆するトリムカバーと、を備えたシートバックと、
    前記空洞内において、前記フレームに装着されかつ側面衝突時に乗員を保護するためのエアバッグを備えたエアバッグモジュールと、
    前記フレームに装着されるとともに、前記フレームの後部から前記エアバッグモジュールから離間した位置にて前記エアバッグモジュールと前記シートバックのパッド材の部分との間を前記シートバックのパッド材の部分に向かって延出されかつシート後方側となる面にエアバッグ展開荷重を支持するための反作用面形成された剛性アームを有する支持部材と、
    前記フレームに装着されるとともに、前記アームにおける前記反作用面のシート後方側通って前記シートバックの側面に向かって延在し、前記エアバッグの展開時に前記反作用面に反力をとることで前記エアバッグモジュールから離れる方向へ向かうよう一端が前記フレームの後部側に取り付けられかつ他端が前記縫製部において前記トリムカバーに取り付けられるストラップと、
    を備えたエアバッグ展開装置。
  2. 前記ストラップは、前記反作用面に隣接して延在するとともに前記パッド材の側方部分と前記トリムカバーとの間を通って前記縫製部まで延在された請求項1に記載のエアバッグ展開装置。
  3. 前記ストラップが、前記パッド材の側方部分をシート横方向に貫通して設けられた孔を通過して配設された請求項2に記載のエアバッグ展開装置。
  4. 前記パッド材の後方部分は、前記エアバッグモジュールの後方に延在、該後方部分の一部が前記反作用面と前記ストラップとの間に挟まれ、前記後方部分の前記挟まれた部分の厚さが、前記ストラップの上下高さ全体にわたって均一の厚さである請求項1に記載のエアバッグ展開装置。
  5. 前記エアバッグ展開方向と前記ストラップのシート前後方向経路とが、シート高さ方向に鋭角を成しており、前記アームが、前記ストラップの経路と同一平面上に延在する複数のパネル部分によって形成された請求項1に記載のエアバッグ展開装置。
  6. 前記エアバッグモジュールは、前記支持部材を介して前記フレームに装着される請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のエアバッグ展開装置。
  7. 前記エアバッグモジュールは、側面衝突時にガスを噴出するインフレータ及び折り畳み状態で格納されるとともに該インフレータから噴出されたガスによって膨張するエアバッグを備えており、
    前記支持部材は、前記エアバッグモジュールのインフレータ配置側をシート後方側から囲むように形成されて、側面衝突時に前記エアバッグモジュールを保護するプロテクタの役割を兼ねている請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のエアバッグ展開装置。
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