JP6235343B2 - エアバッグモジュール装備シート - Google Patents

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Description

本発明は、エアバッグモジュール装備シートに係り、シートバックの側部に設けられたエアバッグモジュールを包み込む力布がシートバック側に係止されたエアバッグモジュール装備シートに関する。
従来、エアバッグモジュール装備シートとしては、シートバックフレームのサイドフレームにエアバッグモジュールを取り付け、トリムカバーの各端末と二枚の力布の片端末を共縫いしてトリムカバーの破断部を形成し、破断部からトリムカバーの内側に引き込んだ二枚の力布でエアバッグモジュールを包み込んで、エアバッグモジュールを含むシートバック全体をトリムカバーで被包するものが提案されている(例えば特許文献1)。
特許文献1では、サイドフレームのエアバッグモジュール逆側の位置に、二つのリスティングワイヤが、知恵の輪状に相絡み合うように設けられている。破断部からエアバッグモジュールの両側に引き込まれた二枚の力布の端末は、エアバッグモジュールを包み込むようにして二つのリスティングワイヤまで伸ばされ、リスティングワイヤのそれぞれに取り付けられている。サイドフレームのエアバッグモジュール逆側に向かって立ち上がるように、金属製の棒状体から形成された掛け止め部材が設けられ、二つのリスティングワイヤは、この掛け止め部材に引っ掛けられながら、相互に絡め止められている。
掛け止め部材は、リスティングワイヤを掛け止める位置に、V字状に曲げられた谷曲げ部を備え、リスティングワイヤがこの谷曲げ部に係止されることにより、リスティングワイヤが掛け止め部材の長さ方向にずれることを防止できる。
特許文献1の発明によれば、リスティングワイヤが掛け止め部材の長さ方向にずれないため、組み付け時に、力布の端部が横幅方向にずれることがなく、エアバッグモジュールを力布の全面積で包め込める。そして、力布でエアバッグモジュールを直接包み込めると共に、各力布をリスティングワイヤで確実に引張止着できるため、力布により、エアバッグの膨張圧をトリムカバーの破断部となる縫い合わせ目に、効率よく集中させることができ、エアバッグの高い展開性能が達成できる。
特許第4452860号公報
しかし、特許文献1の発明では、リスティングワイヤの絡め止めの位置が、サイドフレームのエアバッグモジュール逆側に設けられ、しかも、リスティングワイヤを係止する掛け止め部材が、サイドフレームのエアバッグモジュール逆側に向かって立ち上がるように設けられている。また、一方の力布の端末をサイドフレームに締結するために、二つのリスティングワイヤと掛け止め部材の合計三点のワイヤ部材を必要としている。
そのため、一方の力布の端末の取付箇所が大掛かりとなって、コンパクト化の要請に沿わず、また、部品点数が多いためにコストも高くなる。
また、破断部からトリムカバーの内側に引き込んだ力布でエアバッグモジュールを包み込む構造では、エアバッグが膨張していない一般使用時に、力布の破断部逆側の端部がずれたり、抜けたりしないようにする必要もある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、エアバッグの高い展開性能を保ったまま、エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材の取付部周辺がコンパクトで、取付の容易なエアバッグモジュール装備シートを提供することにある。
本発明の他の目的は、エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材の破断部逆側の端部が、一般使用時にずれたり抜けたりしにくい構造を備えたエアバッグモジュール装備シートを提供することにある。
前記課題は、請求項1に係る発明によれば、エアバッグを格納するエアバッグモジュールを装備したシートであって、シートバックフレームと、該シートバックフレーム上に載置されるクッションパッドと、該クッションパッド及び前記シートバックフレームを覆うトリムカバーと、細長に形成されると共にその長手方向が上下方向を向くようにして前記シートバックフレーム左右に配置され、前記シートバックフレームを構成するサイドフレームと、該サイドフレームに取り付けられる前記エアバッグモジュールと、エアバッグの膨張による応力を前記トリムカバーの破断部に伝達する力布と、を備え、前記力布には、該力布を前記サイドフレームに連結するための線状部材が接続され、該線状部材の少なくとも一部は、前記サイドフレームの前記シート外側の面と、前記エアバッグモジュールの前記シート内側の面との間に配置され、前記線状部材は、その長手方向が前記サイドフレームの上下方向を向くように配置されて、前記サイドフレームの上方側と下方側で前記サイドフレーム側に係止され、前記線状部材は、前記力布が接続される力布接続部の下方に、前記力布の抜けを抑制する抜け止め部を備え、前記線状部材が前記サイドフレームの前記上方側で係止する上方係止部は、先端が前記シートの前記下方を向くよう屈曲されて前記サイドフレーム側に係止され、前記線状部材が前記サイドフレームの前記下方側で係止する下方係止部は、先端が前記シートの後方を向くよう屈曲されて前記サイドフレーム側に係止されていること、により解決される。
このように、線状部材の少なくとも一部は、サイドフレームのシート外側の面と、エアバッグモジュールのシート内側の面との間に配置され、線状部材は、力布が接続される力布接続部の下方に、力布の抜けを抑制する抜け止め部を備えるため、力布と線状部材との接続箇所において、力布の下側が、抜け止め部によって支持されると同時に、力布のシート左右方向の移動が、エアバッグモジュールとサイドフレームとに制限されるため、線状部材から力布が抜けることが抑制される。
また、前記線状部材は、その長手方向が前記サイドフレームの上下方向を向くように配置されて、前記サイドフレームの上方側と下方側で前記サイドフレーム側に係止されているため、力布が撚れたり皺になったりしないように、サイドフレーム側に取り付けることができる。従って、エアバッグの展開時に、エアバッグの膨張圧をトリムカバーの破断部に効率よく集中させることができ、エアバッグの高い展開性能を保つことができる。
また、二つの連結部材と掛け止め部材を備える従来構造と異なり、線状部材と力布のサイドフレーム逆側への張り出しが抑制され、サイドフレーム周辺の省スペース化により、シートの幅方向の小型化が可能となる。
また、前記線状部材が前記サイドフレームの前記上方側で係止する上方係止部は、先端が前記シートの下方を向くよう屈曲されて前記サイドフレーム側に係止され、前記線状部材が前記サイドフレームの前記下方側で係止する下方係止部は、先端が前記シートの後方を向くよう屈曲されて前記サイドフレーム側に係止されているため、線状部材が外れ難くなり、エアバッグ非展開時に線状部材が外れることを抑制できる。
また、前記抜け止め部は、前記力布接続部の下端が曲げられた屈曲部から構成されていてもよい。
このように構成すると、力布下端が、力布接続部下端の屈曲部によって支持され、力布力布接続部の下方から抜けることが一層抑制される。
また、前記線状部材は、前記屈曲部から、前記力布接続部から離れる方向に延長する延長部を備えていてもよい。
このように構成すると、屈曲部により力布下端をよりしっかりと支持することができ、力布力布接続部の下方から抜けることをより一層抑制できる。
また、前記線状部材の少なくとも一部は、前記サイドフレームの前記シート外側の面又は前記エアバッグモジュールの前記シート内側の面に沿って、前記サイドフレームの前記シート外側の面又は前記エアバッグモジュールの前記シート内側の面の面上に配置されていてもよい。
このように構成すると、線状部材と力布のサイドフレーム逆側への張り出しが抑制されるため、サイドフレーム周辺の省スペース化により、シートの幅方向の小型化が可能となる。
また、前記線状部材の少なくとも一部は、前記シートの幅方向において、前記サイドフレームと、前記エアバッグモジュールとに挟まれていてもよい。
このように構成すると、エアバッグの非展開時において、力布を相互に引き離す方向の力が加わっても、サイドフレームとエアバッグモジュールとに挟まれた箇所で線状部材が保持される。特に、エアバッグの非展開時に、線状部材には常時、力布によりシート幅方向に引っ張る力が掛かるため、シート幅方向へ外れる可能性があるが、このように構成しているため、エアバッグの非展開時におけるシート幅方向への外れを抑制可能となる。
また、前記線状部材は、長手方向が前記サイドフレームの上下方向を向くように配置された前記力布接続部を備え、前記延長部は、前記エアバッグモジュールの下端に沿っており、前記エアバッグモジュールによって被覆されていなくてもよい。
このように構成すると、組付け時に線状部材の下方部がエアバッグモジュールと干渉することを抑制でき、組付けが容易となる。
また、前記下方係止部は、前記サイドフレームに設けられた係止孔に係止されていてもよい。
このように構成すると、追加部品なしで下方係止部をサイドフレームに取り付けることができ、構造を単純化できる。
また、前記延長部は、前記サイドフレームの前記シート外側の面から、該シート外側の面の後端部から屈曲した後端面まで回り込んで設けられ、前記下方係止部は、前記後端面の端部に係止されていてもよい。
このように構成すると、線状部材の下方係止部をサイドフレームの後端面まで回り込ませて係止するので、強固な取り付けが可能となる。
また、前記力布とは別の力布が第一の力として、前記サイドフレームの上下方向において前記上方係止部及び前記下方係止部と対向しない位置で、前記サイドフレームの前記シート外側の面の端部に取り付けられ、前記線状部材に連結された前記力布が第二の力布として備えられていてもよい。
このように構成すると、取付部材同士の干渉を抑制でき、作業性が向上する。
また、前記シートバックフレームは、前記上方係止部係止可能な係合部を有するブラケットを備えていてもよい。
このように構成すると、ブラケットのみで線状部材の上方係止部も係止できるので、上方係止部の取付のために部品点数が増加することを抑制できる。
本発明のエアバッグモジュール装備シートによれば、線状部材の少なくとも一部は、サイドフレームのシート外側の面と、エアバッグモジュールのシート内側の面との間に配置され、線状部材は、力布が接続される力布接続部の下方に、前記力布の抜けを抑制する抜け止め部を備えるため、力布と線状部材との接続箇所において、力布の下側が、抜け止め部によって支持されると同時に、力布のシート左右方向の移動が、エアバッグモジュールとサイドフレームとに制限されるため、線状部材から力布が抜けることが抑制される。
また、前記線状部材は、その長手方向が前記サイドフレームの上下方向を向くように配置されて、前記エアバッグモジュールの上下方向に延出し、前記サイドフレームの上方側と下方側で前記サイドフレーム側に係止されているため、力布が撚れたり皺になったりしないように、サイドフレーム側に取り付けることができる。従って、エアバッグの展開時に、エアバッグの膨張圧をトリムカバーの破断部に効率よく集中させることができ、エアバッグの高い展開性能を保つことができる。
また、二つの連結部材と掛け止め部材を備える従来構造と異なり、線状部材と力布のサイドフレーム逆側への張り出しが抑制され、サイドフレーム周辺の省スペース化により、シートの幅方向の小型化が可能となる。
また、前記線状部材が前記サイドフレームの前記上方側で係止する上方係止部は、先端が前記シートの下方を向くよう屈曲されて前記サイドフレーム側に係止され、前記線状部材が前記サイドフレームの前記下方側で係止する下方係止部は、先端が前記シートの後方を向くよう屈曲されて前記サイドフレーム側に係止されているため、線状部材が外れ難くなり、エアバッグ非展開時に線状部材が外れることを抑制できる。
本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートの外観図である。 本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートのシートフレームの斜視図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の一実施形態に係るブラケットの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトリムカバーと力布を破断部で共縫いした状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るリフティングワイヤの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリフティングワイヤの下方係止部の係止状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリフティングワイヤの下方係止部の係止箇所の変更例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリフティングワイヤの下方係止部の係止箇所の他の変更例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリフティングワイヤの上方係止部の係止状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリフティングワイヤの上方係止部,下方係止部と、他方の力布の係止部材との位置関係を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るリフティングワイヤの変形例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るリフティングワイヤの変形例を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係る取付ワイヤの取付位置を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートに係る図1のB−B線断面図である。 本発明の他の実施形態に係るトリムカバーと力布を破断部で共縫いした状態を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係る力布と取付ワイヤの設置位置を示す説明図である。 本発明の他の実施形態に係る力布と取付ワイヤの取付状態を示す説明図である。 本発明の他の実施形態の変形例に係る力布と取付ワイヤの取付状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートについて、図1〜図19を参照しながら説明する。
(第一の実施形態)
本実施の形態に係るエアバッグモジュール装備シートとしての車両用シートSは、図1で示すように、シートバックS1、着座部S2、ヘッドレストS3より構成されている。
車両用シートSの中には、図2に示すようなシートフレームFが設けられている。シートフレームFは、シートバックS1のフレームであるシートバックフレーム1と、着座部S2のフレームである着座フレーム2とから構成されている。着座フレーム2とシートバックフレーム1は、リクライニング機構3を介して連結されている。シートバックフレーム1及び着座フレーム2の外側には、クッション及びトリムカバーが設けられることで、シートバックS1及び着座部S2が構成される。
シートバックS1は、図1〜図3に示すように、シートバックフレーム1と、シートバックフレーム1上に載置されるクッションパッド5と、シートバックフレーム1及びクッションパッド5を覆うトリムカバー4と、トリムカバー4の破断部40に一端が縫い付けられた第一の力布31(アウター力布),第二の力布32(インナー力布)とを主要構成要素とする。
シートバックフレーム1は、左右に離間して配置され上下方向に延在するサイドフレーム10と、サイドフレーム10の上端部を連結する上部フレーム21と、下端部を連結する下部フレーム22とにより枠状に構成されている。
サイドフレーム10は、板金をプレス加工して成形され、図1,図2に示すように、前端の辺が前方に湾曲して張り出した略D字状の略板体からなる。サイドフレーム10は、図3に示すように、ほぼ平板状の側板11と、この側板11の前端部を内側にU字状に折り返してなる前縁部12と、後端部をL字型に内側に屈曲させた後縁部13とを有している。
前縁部12は、上半部が、下方が前方に張り出すように、車両用シートSの上下方向に対して傾斜した傾斜部となっている。
サイドフレーム10には、エアバッグモジュール6が固定されている。
エアバッグモジュール6は、公知の構成からなり、特に図示しないが、インフレータをリテーナで保持し、そのリテーナの締付けボルトをエアバッグより外部に突出させて、インフレータをリテーナと一体にエアバッグの取付基部寄り内部に組み付け、更に、リテーナの締付けボルトを外部に突出させて全体をモジュールケースの内部に収容し、衝撃センサー等の関連機器と回路構成するのに必要なハーネス,コネクタを備えることにより組み立てられている。
モジュールケースとしては、開閉可能なリッドをケース本体にヒンジ接続したもの、または、V溝等による脆弱部を前部面に設けたケース本体とロアプレートとからなるハウジングにより、エアバッグの膨張圧で開放可能なものが備え付けられている。
上部フレーム21には、上部フレーム21がサイドフレーム10の上端に連結される箇所より少し上方に、図2,図4に示すブラケット60が溶接により取り付けられている。
ブラケット60は、エアバッグモジュール6の上端側をシートバックフレーム1に固定するための金属製の取付部材であり、図4に示すように、シートバックフレーム1に溶接により固定するためのフレーム取付部61と、エアバッグモジュール6に取り付けるためのモジュール取付部62と、を備えている。
フレーム取付部61は、筒状体からなる上部フレーム21の外側面の形状に合うよう、断面円弧状になった板状部分61aと、板状部分61aの湾曲した方向の一端側の両側に、板状部分61aの両側から立ち上がる壁部61bと、を備えている。
モジュール取付部62は、フレーム取付部61の湾曲した方向の一端側から連続して形成された略板体からなる。モジュール取付部62は、板状部分61a中央の接面及び壁部61bに対して略直角に延出した板状部分62aと、板状部分62aのフレーム取付部61側を除く三方の端部に、板状部分62aから立ち上がる壁部62bと、を備えている。板状部分62aの中央には、エアバッグモジュール6を取り付けるためのボルト孔63が設けられている。
壁部61bの壁部62b側の部分と壁部62bの壁部61b側の部分とは、略同一面上にあり、壁部61bと壁部62bとの間は、図4に示すように、リスティングワイヤ50が嵌合可能な幅の切欠き64となっている。この切欠き64は、リスティングワイヤ50の上方係止部54を係止可能であり、上方係止部54の移動を規制する。
上部フレーム21には、ピラー支持部23が設けられ、ピラー支持部23には、図示しないヘッドレストフレームが設けられる。ヘッドレストフレームの外側にクッション部材を設けることでヘッドレストS3が構成される。
クッションパッド5には、図3に示すように、エアバッグモジュール6を格納するための空間7が形成されている。
トリムカバー4は、公知の材料からなり、図3,図5に示すように、座面中央から左右の土手面を被包する前面マチ部41と周側面から背面に至る側面マチ部42とを縫い合わせ、更に、不図示の背面マチ部を不図示のスライドファスナーで側面マチ部42に対して開閉自在に連結することにより袋状に縫製されている。
トリムカバー4には、前面マチ部41と側面マチ部42との土手部において膨出した頂点に、破断部40が形成されている。破断部40は、前面マチ部41と側面マチ部42の端部を、通常の使い勝手に耐えられる強度を保ちつつ、エアバッグの膨張による引張力で裂断可能なように、相互に縫製されている。
第一の力布31,第二の力布32は、伸縮性の小さい布状素材からなり、エアバッグの膨張による応力を破断部40に伝達する役割を果たす。エアバッグモジュール6を包み込み、エアバッグの展開時にトリムカバー4の各端末を離間し得るよう一端部がトリムカバー4の破断部40に取付けられる。
第一の力布31は、図5に示すように、引張力が掛かる方向に長くなった略矩形の布からなり、一端は、破断部40で、トリムカバー4の前面マチ部41と側面マチ部42の端部及び第二の力布32の一端と共縫いされている。第一の力布31の他端には、樹脂製からなり断面略J字状で長尺の係止部材33が縫い付けられている。
第二の力布32は、図5に示すように、破断部40側の辺34と破断部40逆側の辺35とが略平行で、破断部40側の辺34が長く形成された略台形の布からなる。
破断部40側の辺34と破断部40逆側の辺35とをつなぐ二つの辺のうち一方の辺38は、サイドフレーム10の前縁部12の上半部が上方から下方に向かって前方に傾斜して張り出している傾斜部の形状に沿うよう、破断部40側の辺34及び破断部40逆側の辺35に対して斜辺として形成されている。
辺35,38は、長さ方向に沿って端末が折り曲げられ輪状に縫い合わされ、縫い合わされた輪内に、線状部材としてのリスティングワイヤ50が挿通されている。
リスティングワイヤ50は、図6に示すように、硬鋼線,ピアノ線等の剛直な線材が屈曲されて形成されており、取付時にエアバッグモジュール6の下前方部の前方に配設される前方部51、取付時にエアバッグモジュール6の上方部に沿って配設される上方部52、取付時にエアバッグモジュール6の下端より下方に配設される下方部53と、リスティングワイヤ50を上端及び下端でそれぞれサイドフレーム10側に係止するための上方係止部54及び下方係止部55が一体形成されてなる。前方部51及び上方部52が、特許請求の範囲の力布接続部に該当する。
上方部52は、組付け時に、上方係止部54の係止を容易にするため、上方係止部54の近傍が、上方係止部54に平行に近くなるように屈曲されている。下方部53は、エアバッグモジュール6の下端の形状に合うよう、中央が下方に凸になるように屈曲されている。前方部51、上方部52、下方部53は、同一平面上にあり、取付時にサイドフレーム10の側板11及びエアバッグモジュール6のサイドフレーム側の面と一致する。上方係止部54は、取付時に車両用シートSの下方を向くよう、前方部51の上端から屈曲され、下方係止部55は、取付時に車両用シートSの後方を向くよう、下方部53の後端から屈曲されている。前方部51の下端で下方部53に向かって屈曲された部分が、特許請求の範囲の屈曲部に該当し、下方部53が、延長部に該当する。
リスティングワイヤ50は、図2に示すように取付けられる。取付時、前方部51、上方部52、下方部53は、側板11の車両用シートS外側の面に沿っており、上方部52は、側板11の外側の面とエアバッグモジュール6の車両用シートS内側の面とに挟まれている。
前方部51は、エアバッグモジュール6よりも前方を通って、エアバッグモジュール6の前方下端の外側で屈曲して下方部53につながり、下方部53は、エアバッグモジュール6の下端よりも下方を通って下方係止部55につながっている。下方部53は、エアバッグモジュール6の下方端部とサイドフレーム10との合わせ面とに沿っている。前方部51、下方部53、上方係止部54、下方係止部55は、エアバッグモジュール6には覆われずに、車両用シートSの外側に向かって空間7内へ露出している。
下方係止部55は、図7に示すように、サイドフレーム10の下端付近で、後縁部13に係止される。
なお、下方係止部55は、後縁部13ではなく、図8に示すように、側板11に設けた貫通孔11aに係止してもよい。また、図9に示すように、後縁部13に設けた貫通孔13aに係止してもよい。
上方部52は、上方の端部側で屈曲されて、上方の端部側が上部フレーム21に沿って延びて、上方係止部54に達している。上方係止部54は、図10に示すように、エアバッグモジュール6の上端付近で、上部フレーム21に固定されたブラケット60の切欠き64に係止されている。
上方係止部54及び下方係止部55は、図11に示すように、サイドフレーム10の長さ方向において、第一の力布31に連結された係止部材33と対向しないよう、上下方向において異なる位置に設けられている。
なお、リスティングワイヤ50の代わりに、図12,図13に示すリスティングワイヤ50´を用いてもよい。リスティングワイヤ50´は、前方部51が途中でフック状に屈曲されたフック部51´を備えているほかは、リスティングワイヤ50の構成と同様である。
フック部51´は、前方部51の途中で、側板11の平面に対して立ち上がるように垂直に曲げられた後、側板11の平面に対して垂直な面上で前縁部12に係止可能なフック形に曲げられ、その後再度垂直に曲げられて前方部51に平行な部分が形成されている。その後再度側板11の平面に対して垂直に曲げられて側板11の平面に対して垂直な面上で前縁部12に係止可能なフック形が形成されたのち、再度垂直に曲げられて、前方部51に連結している。
なお、本実施形態では、連結部材として線状部材であるリスティングワイヤ50,50´を用いているが、サイドフレーム10の上方及び下方で、サイドフレーム10又は上部フレーム21に両端部側が連結される長尺の連結部材であればよく、例えば、長尺の板状体から形成されていてもよい。
(第二の実施形態)
本発明の第二の実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートとしての車両用シートS´について説明する。なお、第一の実施形態と同じ部材については、同じ符号を使用し、説明を省略する。
車両ドア側の本実施形態のサイドフレーム10´の側板11´には、図14に示すように、上下一対のエアバッグモジュール6´取付用のエアバッグ取付孔14a,14bが形成されている。一対のエアバッグ取付孔14a,14bの上下方向の間には、取付ワイヤ70を取付けるための一対の上部孔15a,15bと、下部孔16とが形成されている。
本実施形態のエアバッグモジュール6´は、モジュールケースを有しないケースレスエアバッグモジュールからなる。エアバッグモジュール6´は、図15に示すように、インフレータ6aと、折り畳まれたエアバッグ6bと、インフレータ6aを保持するリテーナ6cと、エアバッグ6bを包むラップ材6dを備えている。
インフレータ6aの外周部は、車両用シートS´内側に向かって立設され、サイドフレームのエアバッグ取付孔14bに通されたボルト18により、リテーナ6c及びサイドフレーム10´に固定されている。なお、インフレータ6aは、ボルト以外のインフレータ取付部材によりサイドフレーム10´に固定されていてもよい。
また、リテーナ6cは、エアバッグ取付孔14bに挿通されてインフレータ6aをサイドフレーム10´に固定するボルト18と、エアバッグ取付孔14aに挿通される不図示のボルトによって、サイドフレーム10´に固定されている。
インフレータ6aは、エアバッグ6b内に配設され、エアバッグ6bは、インフレータ6aから噴出されるガスによって車両用シートS´前方に展開するようになっている。
エアバッグ6bは、布袋等からなるラップ材6dによって折り畳み状態に保持されており、このラップ材6dは、エアバッグ6bが展開する場合に、容易に破けるようになっている。
なお、本実施形態では、エアバッグモジュール6´を、ケースレスのものから構成しているが、これに限定されるものでなく、モジュールケースを備えたものとして構成してもよい。
図16に示すように、本実施形態のトリムカバー4の破断部40では、前面マチ部41と側面マチ部42の端部と、第一の力布31´(アウター力布),第二の力布32´(インナー力布)の一端が、共縫いされている。
第一の力布31´,第二の力布32´は、引張力が掛かる方向に長くなった略矩形の布からなる。第二の力布32´の破断部40逆側端部には、樹脂製からなり断面略J字状で長尺のJフックからなる係止部材33が縫い付けられている。
第一の力布31´の破断部40逆側端部は、長さ方向に沿って端末が折り曲げられて輪状に縫い合わされ、縫い合わされた輪内に、線状部材としての取付ワイヤ70が挿通されている。
取付ワイヤ70は、図16に示すように、硬鋼線,ピアノ線等の剛直な一本の連続する線材を折り曲げて形成されている。
取付ワイヤ70は、サイドフレーム10´への組付け時に下方に配置される下側短辺71,サイドフレーム10´への組付け時に上方に配置される上側短辺73,サイドフレーム10´への組付け時にシートS´後方に位置する後側長辺75,取付ワイヤ70の一対の長辺のうち、サイドフレーム10´への組付け時にシートS´前方に位置する前側長辺76によって形成される概略長方形の枠形状を備えている。
後側長辺75,前側長辺76が、特許請求の範囲の力布接続部に該当する。後側長辺75,前側長辺76それぞれと下側端辺71との間の屈曲した部分が、特許請求の範囲の屈曲部に該当する。また、下側端辺71が、特許請求の範囲の延長部に該当する。
下側短辺71の中央には、枠形状により形成される面に対して垂直に立設するよう、折り曲げて形成されたコの字(C字)状の立設部72を備えている。
また、上側短辺73の中央には、線材の両端部が位置しており、この両端部が、立設部72と同じ方向に、枠形状により形成される面に対して垂直に立設するよう、折り曲げられて、一対の折曲端部74a,74bが形成されている。
後側長辺75には、係止部材33を介して第一の力布31´が連結される。また、前側長辺76には、第二の力布32´が連結される。
本実施形態の取付ワイヤ70を用いた第一の力布31´,第二の力布32´のサイドフレーム10´への取付について説明する。
まず、図14,図15,図17に示すように、第二の力布32´に連結された取付ワイヤ70の下側短辺71の立設部72を、サイドフレーム10´の下部孔16に嵌合させ、上側短辺73の折曲端部74a,74bを、サイドフレーム10´の上部孔15a,15bにそれぞれ挿入する。これにより、取付ワイヤ70は、概略長方形の枠形状の部分が、サイドフレーム10´に当接して連結される。
次いで、エアバッグモジュール6´を、取付ワイヤ70をサイドフレーム10´との間で挟むようにして、上下一対のボルト18及び不図示のボルトで、サイドフレーム10´に固定する。
その後、第一の力布31´をエアバッグモジュール6´の車両用シートS´外側の外面に、第一の力布31´に連結された係止部材33を被せながら、エアバッグモジュール6´とサイドフレーム10´とが当接している位置で引き込み、後側長辺75に係止する。このとき、係止部材33のうち第一の力布31´が連結された側が、サイドフレーム6´に対向し、第一の力布31´が連結されていない側の係止部材33の端部が、エアバッグモジュール6´に対向するように配置する。
その後、後方のクッションパッド5a,側面マチ部42をエアバッグモジュール6´に被せることにより、取付を完了する。
なお、本実施形態では、第一の力布31´,第二の力布32´を備えているが、第一の力布31´を備えない場合は、取付ワイヤ70の後側長辺75には、何も連結しないままとしてもよい。また、取付ワイヤ70の代わりに、図19に示すように、取付ワイヤ80を用いてもよい。
図19の取付ワイヤ80は、下側短辺71,上側短辺73を中心で取付ワイヤ70を左右に二分割したような形状からなり、第二の力布32´を連結するための直線状の連結部86と、連結部86の端部のうち、サイドフレーム10´への組付け時に上方に配置される端部が垂直に屈曲されて延出する上部83と、連結部86の端部のうち、サイドフレーム10´への組付け時に下方に配置される端部が垂直に屈曲されて延出する下部81と、を備えている。
上部83と下部81は、互いに平行であり、連結部86,上部83,下部81は、同一平面上に載っている。
上部83の連結部85逆側の端部は、上部83から更に垂直に屈曲されて延出する折曲端部84bが形成されている。折曲端部84bは、連結部85及び上部83に対して垂直である。
また、下部81の連結部85逆側の端部は、下部81から更に垂直に屈曲されて延出する折曲端部85が形成されている。折曲端部85は、連結部86及び上部81に対して垂直である。折曲端部85の他端は、更に垂直に屈曲されて、連結部86,折曲端部85に対して垂直且つ下部81に対して平行な延長部82が形成されている。
第二の力布32´を取付ワイヤ80を用いて取付けるときには、まず、折曲端部85を下部孔16に挿入して掛け止め、折曲端部84bを上部孔15bに挿入する。これにより、取付ワイヤ80は、連結部86,上部83,下部81によって構成されるコ字(C字)状の枠形状の部分が、サイドフレーム10´に当接して連結される。その後、取付ワイヤ70の取付と同様の工程により、取付を行う。
本実施形態において、前記線状部材は、前記延長部の両側に、一対の前記力布接続部を備えていてもよい。
このように構成すると、エアバッグモジュール装備シートが力布を一対備えた場合に、双方の力布を追加部品なしで連結部材に掛け止めることができる。
また、前記一対の力布接続部のうち、一方には、第一の前記力布の端部が接続された掛止部材が、前記第一の力布材の端部との接続部を前記サイドフレーム側に対向させて掛止され、他方には、第二の前記力布の端部側が接続されていてもよい。
このように、一対の力布接続部のうち、一方には、第一の力布の端部が接続された掛止部材が、第一の力布の端部との接続部をサイドフレーム側に対向させて掛止されるため、第一の力布は、一方の力布接続部に掛止させるだけで、サイドフレーム側に連結することができる。
また、掛止部材が、第一の力布の端部との接続部をサイドフレーム側に対向させて掛止されるため、掛止部材と力布の接続部との掛け止め状態を、シート側方から容易に確認できる。
S,S´ 車両用シート、 S1 シートバック、 S2 着座部、 S3 ヘッドレスト、F シートフレーム、 1 シートバックフレーム、 2 着座フレーム、 3 リクライニング機構、 4 トリムカバー、 5,5a クッションパッド、 6,6´ エアバッグモジュール、 6a インフレータ、 6b エアバッグ、 6c リテーナ、 6d ラップ材、 7 空間、 10,10´ サイドフレーム、 11,11´ 側板、 11a 貫通孔、 12 前縁部、 13 後縁部、 13a 貫通孔、 14a,14b エアバッグ取付孔、 15a,15b 上部孔, 16 下部孔、 18 ボルト、 21 上部フレーム、 22 下部フレーム、 23 ピラー支持部、 31,31´ 第一の力布、 32,32´ 第二の力布、 33 係止部材、 34,35,38 辺、 40 破断部、 41 前面マチ部、 42 側面マチ部、 50,50´ リスティングワイヤ、 51 前方部、 51´ フック部、 52 上方部、 53 下方部、 54 上方係止部、 55 下方係止部、 60 ブラケット、 61 フレーム取付部、 61a,62a 板状部分、 61b,62b 壁部、 62 モジュール取付部、 63 ボルト孔、 64 切欠き、 70,80 取付ワイヤ、 71 下側短辺、 72 立設部、 73 上側短辺、 74a,74b,84b,85 折曲端部、 75 後側長辺、 76 前側長辺、 81 下部、 82 延長部、 83 上部、 86 連結部

Claims (10)

  1. エアバッグを格納するエアバッグモジュールを装備したシートであって
    ートバックフレームと、
    該シートバックフレーム上に載置されるクッションパッドと、
    該クッションパッド及び前記シートバックフレームを覆うトリムカバーと
    細長に形成されると共にその長手方向が上下方向を向くようにして前記シートバックフレーム左右に配置され、前記シートバックフレームを構成するサイドフレームと、
    該サイドフレームに取り付けられる前記エアバッグモジュールと、
    エアバッグの膨張による応力を前記トリムカバーの破断部に伝達する力布と、を備え
    前記力布には、該力布を前記サイドフレームに連結するための線状部材が接続され、
    該線状部材の少なくとも一部は、前記サイドフレームの前記シート外側の面と、前記エアバッグモジュールの前記シート内側の面との間に配置され
    記線状部材は、その長手方向が前記サイドフレームの上下方向を向くように配置されて、前記サイドフレームの上方側と下方側で前記サイドフレーム側に係止され、
    前記線状部材は、前記力布が接続される力布接続部の下方に、前記力布の抜けを抑制する抜け止め部を備え、
    前記線状部材が前記サイドフレームの前記上方側で係止する上方係止部は、先端が前記シートの前記下方を向くよう屈曲されて前記サイドフレーム側に係止され、前記線状部材が前記サイドフレームの前記下方側で係止する下方係止部は、先端が前記シートの後方を向くよう屈曲されて前記サイドフレーム側に係止されていることを特徴とするエアバッグモジュール装備シート。
  2. 前記抜け止め部は、前記力布接続部の下端が曲げられた屈曲部から構成されることを特徴とする請求項1記載のエアバッグモジュール装備シート。
  3. 前記線状部材は、前記屈曲部から、前記力布接続部から離れる方向に延長する延長部を備えることを特徴とする請求項2記載のエアバッグモジュール装備シート。
  4. 前記線状部材の少なくとも一部は、前記サイドフレームの前記シート外側の面又は前記エアバッグモジュールの前記シート内側の面に沿って、前記サイドフレームの前記シート外側の面又は前記エアバッグモジュールの前記シート内側の面の面上に配置されていることを特徴とする請求項3記載のエアバッグモジュール装備シート。
  5. 前記線状部材の少なくとも一部は、前記シートの幅方向において、前記サイドフレームと、前記エアバッグモジュールとに挟まれていることを特徴とする請求項3又は4記載のエアバッグモジュール装備シート。
  6. 前記線状部材は、長手方向が前記サイドフレームの上下方向を向くように配置された前記力布接続部を備え、
    前記延長部は、前記エアバッグモジュールの下端に沿っており、前記エアバッグモジュールによって被覆されていないことを特徴とする請求項乃至5いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。
  7. 前記下方係止部は、前記サイドフレームに設けられた係止孔に係止されることを特徴とする請求項6記載のエアバッグモジュール装備シート。
  8. 前記延長部は、前記サイドフレームの前記シート外側の面から、該シート外側の面の後端部から屈曲した後端面まで回り込んで設けられ、
    前記下方係止部は、前記後端面の端部に係止されることを特徴とする請求項6又は7記載のエアバッグモジュール装備シート。
  9. 前記力布とは別の力布が第一の力として、前記サイドフレームの上下方向において前記上方係止部及び前記下方係止部と対向しない位置で、前記サイドフレームの前記シート外側の面の端部に取り付けられ、
    前記線状部材に連結された前記力布が第二の力布として備えられることを特徴とする請求項4乃至8いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。
  10. 前記シートバックフレームは、前記上方係止部係止可能な係合部を有するブラケットを備えることを特徴とする請求項4乃至9いずれか記載のエアバッグモジュール装備シート。
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