JP6050010B2 - エアバッグモジュール装備シート及び取付部材 - Google Patents

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Description

本発明は、エアバッグモジュール装備シート及び取付部材に係り、エアバッグの展開方向を案内する力布の端部を被取付部に固定するエアバッグモジュール装備シート及び取付部材に関する。
従来、エアバッグモジュール装備シートとして、シートバックフレームのサイドフレームにエアバッグモジュールを取り付け、トリムカバーの各端末と二枚の力布の片端末を共縫いしてトリムカバーの破断部を形成し、破断部からトリムカバーの内側に引き込んだ二枚の力布でエアバッグモジュールを包み込んで、このエアバッグモジュールを含むシートバック全体をトリムカバーで被包するものが提案されている(例えば特許文献1)。
特許文献1では、エアバッグモジュールを内部に収容するモジュールカバーに、上下方向に伸びる棒状の掛け止めピンが設けられ、トリムカバーの破断部から連続する力布の破断部逆側端部には引っ掛けフックが連結されている。力布の破断部逆側端部は、引っ掛けフックをモジュールカバーの掛け止めピンに掛け止めることにより、モジュールカバーに連結固定されている。
特許文献1の発明によれば、力布をバックパッドの開口縁から空洞部の内側に夫々引き込み、空洞の内側でトリムコードの引掛けフックをモジュールカバーの掛止めピンに掛け止めるだけでよいため、力布をコンパクトにかつ簡単に組み付けられる。
特許第4560659号公報
しかし、特許文献1のような引っ掛けフックでは、エアバッグモジュール側に係止したフックが、エアバッグの展開時に掛かる力により回転する虞があった。
また、特許文献1のような、エアバッグモジュール側に力布の端末を連結する連結部材において、連結部材の取付作業の作業性がよく、連結部材の加工工数が少なく、また、連結部材をエアバッグモジュール側に取付けたときの剛性が高いものが望まれていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、力布をエアバッグモジュール側に取付ける取付部材のエアバッグ展開時の回転が抑制されたエアバッグモジュール装備シート及び取付部材を提供することにある。
本発明の他の目的は、力布をエアバッグモジュール側に取付ける取付部材を用いたものであって、取付部材を取付ける作業の作業性がよいエアバッグモジュール装備シート及び取付部材を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、力布をエアバッグモジュール側に取付ける取付部材を用いたものであって、取付部材の加工工数が少ないエアバッグモジュール装備シート及び取付部材を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、力布をエアバッグモジュール側に取付ける取付部材を用いたものであって、取付部材をエアバッグモジュール側に取付けたときの剛性が高いエアバッグモジュール装備シート及び取付部材を提供することにある。
前記課題は、請求項1のエアバッグモジュール装備シートによれば、エアバッグを格納するエアバッグモジュールを装備したシートであって、前記シートの側部に沿って延出し、前記エアバッグモジュールが取付けられるサイドフレームを備え、前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、該案内部材の端部側が取付けられ、前記サイドフレームに連結される取付部材と、を有し、前記サイドフレームと前記取付部材との間に、前記取付部材の前記サイドフレームに対する回転を抑制する回転抑制部を備え、該回転抑制部は、前記サイドフレームの前端よりも後方で、かつサイドフレームの後端よりも前方に設けられており、前記回転抑制部は、前記取付部材に設けられ、前記サイドフレームに係止する凹部であること、により解決される。
このように、取付部材のサイドフレームに対する回転を抑制する回転抑制部を、サイドフレームと取付部材との間に備えているため、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを効率的に抑制できる。特に、取付部材は、エアバッグ展開時に大きな力を受けて回転し易くなるが、本発明では、エアバッグ展開時においても、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを抑制できる。
また、取付部材をシートのサイドフレームに取付けることにより、案内部材のエアバッグモジュール側への取付をコンパクトに行いつつ、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを効率よく抑制できる。
また、簡単な構成で、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを効率よく抑制できる。
前記課題は、請求項2のエアバッグモジュール装備シートによれば、エアバッグを格納するエアバッグモジュールを装備したシートであって、前記シートの側部に沿って延出し、前記エアバッグモジュールが取付けられるサイドフレームを備え、前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、該案内部材の端部側が取付けられ、前記サイドフレームに連結される取付部材と、を有し、前記サイドフレームと前記取付部材との間に、前記取付部材の前記サイドフレームに対する回転を抑制する回転抑制部を備え、該回転抑制部は、前記サイドフレームの前端よりも後方で、かつサイドフレームの後端よりも前方に設けられており、前記回転抑制部は、前記サイドフレームの前記取付部材が当接する面に設けられた凸部であると好適である。
このように、取付部材のサイドフレームに対する回転を抑制する回転抑制部を、サイドフレームと取付部材との間に備えているため、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを効率的に抑制できる。特に、取付部材は、エアバッグ展開時に大きな力を受けて回転し易くなるが、本発明では、エアバッグ展開時においても、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを抑制できる。
また、取付部材をシートのサイドフレームに取付けることにより、案内部材のエアバッグモジュール側への取付をコンパクトに行いつつ、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを効率よく抑制できる。
また、簡単な構成で、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを効率よく抑制できる。
このとき、請求項のように、前記凸部は、前記面を切起こして形成された切起こし部からなると好適である。
このように構成しているため、簡単な構成で、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを効率よく抑制できる。
このとき、請求項のように、前記サイドフレームの前記取付部材が取付けられる箇所の延長方向における、前記切起こし部の幅は、前記取付部材の前記延長方向における幅よりも小さいと好適である。
切起こし部を形成すると、サイドフレームには孔が形成されるが、この孔を、取付部材に対して小さくすることができるので、取付部材をサイドフレームに取付けたときの剛性の低下を抑制できる。
このとき、請求項のように、前記切起こし部は、前記エアバッグモジュールの前記サイドフレームへの取付位置とは異なる位置に設けられていると好適である。
このように構成しているため、取付部材とエアバッグモジュールをサイドフレームに取付るためのボルト等の部材との間の干渉を抑制でき、作業性が向上する。
このとき、請求項のように、前記凸部は、前記サイドフレームに取付けられた他の部材を取り付けるために前記サイドフレームに設けられた他部材取付部からなり、前記他の部材は、前記シートのシートバックに配置され、乗員の背中を支持する部材であると好適である。
このように構成しているため、既存部品を利用して取付部材の回転抑制を達成でき、回転抑制部材を別途設ける必要がなくなり、加工工数を低減できる。
また、既存の乗員の背中を支持する部材を利用して取付部材の回転抑制を達成でき、回転抑制部材を別途設ける必要がなくなり、加工工数を低減できる。
このとき、請求項のように、前記サイドフレームと前記取付部材の間に、該取付部材と前記サイドフレームを係止することにより連結する連結部を備えると好適である。
前記課題は、請求項の取付部材によれば、エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材の端部側を、前記エアバッグモジュールが取付けられるサイドフレームに取付ける取付部材であって、該取付部材には、前記案内部材の端部側が取付けられ、前記取付部材は、前記サイドフレームに連結される連結部を有し、前記サイドフレームとの間に、前記取付部材の前記サイドフレームに対する回転を抑制する回転抑制部を備え、前記回転抑制部は、前記取付部材に設けられ、前記サイドフレームに係止する凹部であること、により解決される。
このように、サイドフレームとの間に、取付部材のサイドフレームに対する回転を抑制する回転抑制部を備えているため、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを効率的に抑制できる。特に、取付部材は、エアバッグ展開時に大きな力を受けて回転し易くなるが、本発明では、エアバッグ展開時においても、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを抑制できる。
また、簡単な構成で、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを効率よく抑制できる。
請求項1及び2の発明によれば、取付部材のサイドフレームに対する回転を抑制する回転抑制部を、サイドフレームと取付部材との間に備えているため、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを効率的に抑制できる。特に、取付部材は、エアバッグ展開時に大きな力を受けて回転し易くなるが、本発明では、エアバッグ展開時においても、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを抑制できる。
また、取付部材をシートのサイドフレームに取付けることにより、案内部材のエアバッグモジュール側への取付をコンパクトに行いつつ、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを効率よく抑制できる。
また、簡単な構成で、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを効率よく抑制できる。
請求項の発明によれば、簡単な構成で、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを効率よく抑制できる。
請求項の発明によれば、切起こし部を形成すると、サイドフレームには孔が形成されるが、この孔を、取付部材に対して小さくすることができるので、取付部材をサイドフレームに取付けたときの剛性の低下を抑制できる。
請求項の発明によれば、取付部材とエアバッグモジュールをサイドフレームに取付けるためのボルト等の部材との間の干渉を抑制でき、作業性が向上する。
請求項の発明によれば、既存部品を利用して取付部材の回転抑制を達成でき、回転抑制部材を別途設ける必要がなくなり、加工工数を低減できる。
また、既存の乗員の背中を支持する部材を利用して取付部材の回転抑制を達成でき、回転抑制部材を別途設ける必要がなくなり、加工工数を低減できる。
請求項の発明によれば、サイドフレームとの間に、取付部材のサイドフレームに対する回転を抑制する回転抑制部を備えているため、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを効率的に抑制できる。特に、取付部材は、エアバッグ展開時に大きな力を受けて回転し易くなるが、本発明では、エアバッグ展開時においても、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを抑制できる。
また、簡単な構成で、取付部材が、サイドフレームに対して回転することを効率よく抑制できる。
本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートの外観図である。 本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートのシートフレームの斜視図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の一実施形態に係るトリムカバーと力布を破断部で共縫いした状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る取付部材を介して力布をシートバックフレームに連結した状態を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る取付部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る取付部材に切起こし部が当接している状態を示す斜視説明図である。 本発明の一実施形態に係る取付部材に切起こし部が当接している状態を示す断面説明図である。 本発明の変形例に係る切起こし部を備えた取付部材の斜視説明図である。 図9のB−B断面図である。 本発明の変形例に係る切起こし部が係合する取付部材の係止溝部の凸部の斜視説明図である。 本発明の変形例に係る切起こし部の説明図であって、最初に挿入された先端部が、開口に到達し、根元部が側壁と凸部の間に差しかかり、他方の先端部が係止溝の外に残っている状態において、切起こし部と取付部材の係止溝付近を、開口において、取付部材の延長方向に垂直な面で切断した場合の断面説明図である。 本発明の一実施形態に係る取付部材をシートバックフレームに設置した状態を示す斜視説明図である。 図13のC−C断面図である。
本発明は、エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材の端部側を被取付部に取付ける取付部材に関する。本発明は、エアバッグモジュールの展開を案内する案内部材と取付部材があれば、車両用シートに限らず、その他ドア等の車両用内装材にも用いることができる。
エアバッグモジュールとしては、車両前席のシートのサイドフレームやドアに設けられるサイドエアバッグのほか、ハンドルやインパネに設けられる運転席用,助手席用エアバッグ,ニーエアバッグや、車両のサイドウインドウ上部に設けられるサイドカーテンエアバッグ,後部座席のセンターコンソールに設けられる後席センターエアバッグ等、車両に設けられるあらゆるエアバッグモジュールを含む。
本発明の案内部材は、表皮よりも伸縮性に乏しいシート状部材であって、エアバッグモジュールの格納箇所の表皮等に設けられた破断部に一端が縫合されて、エアバッグ展開時に掛かる力を破断部に伝達して、エアバッグの展開を促進する力布や、エアバッグ展開時にエアバッグ膨張に伴う力によりクッションパッド等の他の部材が破損しないよう、エアバッグモジュールと他の部材との間に配置される力布等を含む。
以下、本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シート及び取付部材について、図1〜図14を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートの外観図である。図2は、本発明の一実施形態に係るエアバッグモジュール装備シートのシートフレームの斜視図である。図3は、図1のA−A断面図である。図4は、本発明の一実施形態に係るトリムカバーと力布を破断部で共縫いした状態を示す説明図である。図5は、本発明の一実施形態に係る取付部材を介して力布をシートバックフレームに連結した状態を示す説明図である。図6は、本発明の一実施形態に係る取付部材の斜視図である。図7は、本発明の一実施形態に係る取付部材に切起こし部が当接している状態を示す斜視説明図である。図8は、本発明の一実施形態に係る取付部材に切起こし部が当接している状態を示す断面説明図である。図9は、本発明の変形例に係る切起こし部を備えた取付部材の斜視説明図である。図10は、図9のB−B断面図である。図11は、本発明の変形例に係る切起こし部が係合する取付部材の係止溝部の凸部の斜視説明図である。図12は、本発明の変形例に係る切起こし部の説明図であって、最初に挿入された先端部が、開口に到達し、根元部が側壁と凸部の間に差しかかり、他方の先端部が係止溝の外に残っている状態において、切起こし部と取付部材の係止溝付近を、開口において、取付部材の延長方向に垂直な面で切断した場合の断面説明図である。図13は、本発明の一実施形態に係る取付部材をシートバックフレームに設置した状態を示す斜視説明図である。図14は、図13のC−C断面図である。
本実施の形態に係るエアバッグモジュール装備シートSは、図1で示すように、シートバックS1、着座部S2、ヘッドレストS3より構成されている。
エアバッグモジュール装備シートSの中には、図2に示すようなシートフレームFが設けられている。シートフレームFは、シートバックS1のフレームであるシートバックフレーム1と、着座部S2のフレームである着座フレーム2とから構成されている。着座フレーム2とシートバックフレーム1は、リクライニング機構3を介して連結されている。シートバックフレーム1および着座フレーム2の外側には、クッションおよびトリムカバーが設けられることで、シートバックS1および着座部S2が構成される。
シートバックS1は、図1乃至図3に示すように、シートバックフレーム1と、シートバックフレーム1上に載置されるクッションパッド5と、シートバックフレーム1及びクッションパッド5を覆うトリムカバー4と、トリムカバー4の破断部40に一端が縫い付けられた力布32を主要構成要素とする。
シートバックフレーム1は、図1,図2に示すように、左右に離間して配置され上下方向に延在するサイドフレーム10と、このサイドフレーム10の上端部を連結する上部フレーム21と、下端部を連結する下部フレーム22とにより枠状に構成されている。
上部フレーム21には、ピラー支持部23が設けられ、ピラー支持部23には、不図示のヘッドレストフレームが設けられる。ヘッドレストフレームの外側にクッション部材を設けることでヘッドレストS3が構成される。
サイドフレーム10は、板金をプレス加工して成形され、前端の辺が湾曲して前端の下側部分が前方に張り出した略D字状の略板体からなる。図3に示すように、ほぼ平板状の側板11と、この側板11の前端部を内側にU字状に折り返してなる前縁部12と、後端部をL字型に内側に屈曲させた後縁部13とを有している。サイドフレーム10の前縁部12は、特許請求の範囲の被取付部及びフランジ部に対応する。なお、本実施形態では、フランジ部を、U字状に折り返した前縁部12として構成しているが、これに限定されず、端部をL字型に屈曲させ、先端を折り返していないものとして構成してもよい。
サイドフレーム10には、ボルト18により、エアバッグモジュール6が固定されている。ボルト18は、エアバッグモジュール6の不図示のリテーナ壁部とサイドフレーム10の側板11を貫通しており、ナットで固定されている。
エアバッグモジュール6は、公知の構成からなり、少なくともインフレータとエアバッグを備えたものをいい、モジュールケースの有無は問わない。モジュールケースを備えたエアバッグモジュール6の例としては、特に図示しないが、インフレータをリテーナで保持し、そのリテーナの締付け用のボルト18をエアバッグより外部に突出させて、インフレータをリテーナと一体にエアバッグの取付基部寄り内部に組み付け、更に、リテーナの締付け用のボルト18を外部に突出させて全体をモジュールケースの内部に収容し、衝撃センサー等の関連機器と回路構成するのに必要なハーネス,コネクタを備えることにより組み立てられたものがある。
モジュールケースとしては、開閉可能なリッドをケース本体にヒンジ接続したもの、または、V溝等による脆弱部を前部面に設けたケース本体とロアプレートとからなるハウジングにより、エアバッグの膨張圧で開放可能なものが備え付けられている。
クッションパッド5には、図3に示すように、エアバッグモジュール6を格納するための空間7が形成されている。
一対のサイドフレーム10の側板11には、図3,図7,図8に示すように、切起こし部17が形成されている。切起こし部17は、前縁部12に近い位置に設けられ、側板11からシートS内側に向かって立設した後、シート前方の前縁部12側に向かって屈曲している。
また、一対のサイドフレーム10には、図2に示すように、上方の後縁部13寄りの位置と、中央より下方の前縁部12寄りの位置に、係止部15,16がそれぞれ設けられている。係止部16は、図13に示すように、絞り加工により車両用シートS内側に向かって突設するように形成された湾曲部16aと、湾曲部16aの上下に、上下方向に伸びるように設けられた孔16b,16cから構成されている。係止部15は、係止部16と同様に構成されている。
一対のサイドフレーム10の間には、図2に示すように、ばね性を有するスチール線材から形成されたSばねからなる架設部材25,26が架け渡され、各架設部材25,26は、図2に示すように、端部25e,26eが係止部15,16に係止されている。
なお、架設部材25,26としては、Sばねに限らず、板ばねなど、乗員の背中を後方から支持可能な構造であれば、どのような部材を用いてもよい。
トリムカバー4は、公知の材料からなり、図3,図4に示すように、座面中央から左右の土手面を被包する前面マチ部41と周側面から背面に至る側面マチ部42とを縫い合わせ、更に、不図示の背面マチ部を不図示のスライドファスナーで側面マチ部42に対して開閉自在に連結することにより袋状に縫製されている。
トリムカバー4には、前面マチ部41と側面マチ部42との土手部において膨出した頂点に、破断部40が形成されている。破断部40は、前面マチ部41と側面マチ部42の端部を、通常の使い勝手に耐えられる強度を保ちつつ、エアバッグの膨張による引張力で裂断可能なように、相互に縫製されている。
図4に示すように、側面マチ部42の破断部40逆側の端辺42eは、中央付近の領域が両側の領域よりも長く形成され、樹脂製からなり断面略J字状で長尺の係止部材33が縫い付けられている。係止部材33は、端辺42eの中央の領域をサイドフレーム10の後縁部13に係止するために用いられる。
力布32は、伸縮性の小さい布状素材からなり、エアバッグの膨張による応力を破断部40に伝達する役割を果たす。力布32は、特許請求の範囲の案内部材に対応する。
力布32は、図4に示すように、破断部40側の辺34と破断部40逆側の辺35とが略平行で、破断部40側の辺34が長く形成された略台形の布からなる。破断部40逆側の辺35は、矩形状に突出したトリムプレート37取付用の取付部36が、複数設けられている。取付部36が、特許請求の範囲の案内部材の端部側に対応する。
トリムプレート37は、硬質樹脂製からなる矩形の板体である。トリムプレート37は、力布32の取付部36の端末の形状を保持するために用いられる力布端末形状保持部材である。力布32の端末にトリムプレート37が固定されていることにより、力布32の端末を係止部55に差込む際の作業性が向上する。本実施形態では、力布32の取付部36にトリムプレート37を固定しているが、これに限定されるものではなく、トリムプレート37を用いずに、力布32の取付部36の端末を複数回折り返して縫製したものや、複数重に巻回して縫製したもの、複数重に巻回して縫製したものを一方向に押し潰したものを係止部55に挿入してもよい。
力布32は、図3に示すように、破断部40より空間7へ引き込まれている。力布32の他端のトリムプレート37は、取付部材50を介してサイドフレーム10の前縁部12に取付けられている。また、サイドフレーム10の後縁部13には、側面マチ部42の破断部40逆側の端辺42eの中央の領域に縫い付けられた係止部材33が係止されている。
取付部材50は、硬質樹脂から一体成形されてなり、図5,図6に示すように、サイドフレーム10の前縁部12の内壁の断面U字状の形状に略沿った断面略U字状の外面形状を有する幅広部51と、幅広部51の前縁部12端部側に形成された掛け止め部52と、掛け止め部52の幅広部51逆側の端部が力布32の延長側へ延出し、前縁部12の外側の面に覆い被さるように設けられた延出部54を備えている。取付部材50は、取付時前縁部12に沿う方向に略同じ断面形状を備えている。
掛け止め部52には、幅広部51の前縁部12端部側に、取付部材50を前縁部12に掛け止めるための溝53が、幅広部51から連続して形成されている。溝53は、幅広部51と、幅広部51の根本の部分から分岐する延出部54との間の空間からなる。溝53は、前縁部12の端部を挟持している。
幅広部51には、トリムプレート37を内部に保持して係止する係止部55と、係止部55から引き出される力布32の通路となるスリット69の両壁面を形成する第一の壁部59,第二の壁部60を備えている。
このように、トリムプレート37を内部に保持する係止部55が、サイドフレーム10の前縁部12及び側板11に囲まれる領域に配置されているので、トリムプレート37が、力布32からの引張力を受けたときに、取付部材50の幅広部51の外壁面が、前縁部12及び側板11の壁面により支持され、取付部材50の図5のE方向への回転が抑制される。
係止部55は、トリムプレート37を内部に係止可能な大きさの空間からなり、上端及び下端が開放されて、上端から下端まで達する開口として形成されている。
なお、係止部55は、上端又は下端の一方、好ましくは上端のみが開放され、他方が閉塞されていてもよい。係止部55の上端が開放され、下端が閉塞された係止部材50は、左右のサイドフレーム10のいずれか一方のみに用いる場合に特に適している。係止部55の上端及び下端の双方が開放された取付部材50は、左右のサイドフレーム10の双方に用いる場合に特に適している。このとき、左右のうち一方のサイドフレーム10に用いるときに上端だった側は、他方のサイドフレーム10に用いるときに下端側となる。
図6に示すように、係止部55は、平面55cの一端に、トリムプレート37の断面長さ方向の一端側を囲む湾曲面55aを備え、他端に、トリムプレート37の断面長さ方向の他端側を囲む湾曲面55bを備えている。湾曲面55aは、スリット69側から見て奥側、湾曲面55bは、スリット69に近い側にある。
また、平面55cに対向して、湾曲面55aから連続する第一の壁部59の内壁面59iを備えている。内壁面59iは、平面55cよりも短く形成されている。
第一の壁部59は、湾曲面55aから延長し、第二の壁部60は、湾曲面55bから延長している。第一の壁部59と第二の壁部60とは、相互に逆方向に向かって延出し、係止部55の掛け止め部52逆側の壁を構成している。図8に示すように、第二の壁部60は、第一延出部64,第二延出部65,第三延出部66を備えている。第一延出部64は、その内壁面64iが、第一の壁部59の端部59eに対向しながら、第一の壁部59に対して、係止部55の外側に向かうに従って第一の壁部59側に近づく向きに、傾斜して延出している。第一延出部64の外壁面64oは、取付部材50の前縁部12取付時に、サイドフレーム10の側板11の内壁面に当接する。
第一延出部64の湾曲面55b逆側には、第一延出部64から屈曲して、更に係止部55の外側へ延出する第二延出部65が設けられている。
第二延出部65は、その内壁面65iが、第一の壁部59の外壁面59oに沿って略平行に延出している。
第二延出部65の第一延出部64逆側には、第二延出部65から屈曲して、更に係止部55の外側へ延出する第三延出部66が設けられている。第三延出部66は、第一の壁部59の根元部分59bを被覆している。
第二延出部65の内壁面65i及び第三延出部66の内壁面66iは、第一の壁部59の外壁面59oとの間に一定の間隔の隙間を備えており、この隙間がスリット69を構成している。
第三延出部66の外壁面66oには、図7,図8に示すように、サイドフレーム10の側板11に形成された切起こし部17の先端が当接する位置に、凹部66dが形成されている。
取付部材50は、力布32が取付けられたトリムプレート37を係止部55に保持した状態で、切起こし部17と前縁部12との間に幅広部51が挟持されるように取付けられる。取付部材50を前縁部12に組み付けたとき、切起こし部17は、凹部66dに係止し、切起こし部17と凹部66dによって、取付部材50が位置決めされる。また、切起こし部17及び凹部66dは、回転抑制部材として機能し、取付部材50が、サイドフレーム10の前縁部12の端部12eを中心として、前縁部12の外面側、換言すると、延出部54側、つまり、図8の矢印E方向に回転するのを抑制する。
図7,図8の例では、切起こし部17は、この回転の軸方向、つまり、前縁部12及び取付部材50の延長方向の幅が、取付部材50の同方向における幅よりも短く形成されている。但し、これに限定されるものでなく、取付部材50の延長方向における幅と同じ長さ、又は取付部材50の延長方向における幅よりも長く形成されていてもよい。
なお、図7,図8の例では、凹部66dを設けているが、凹部66dを設けていなくてもよい。
また、図3に示すように、切起こし部17は、エアバッグモジュール6をサイドフレーム10に取付けるボルト18とは異なる位置に設けられている。切起こし部17は、ボルト18よりもシートS前方に設けられ、シートS前後方向に距離をおいて配設されている。
本発明の切起こし部の変形例を図9〜図12に示す。
本例の切起こし部17´は、前縁部12´に近い位置に前縁部12´と略平行に設けられ、側板11´からシートS内側に向かって立設している。切起こし部17´は、図9に示すように、根元部17´aよりも、先端部17´bが、前縁部12´の延長方向に長くなったT字状に形成されている。先端部17´bのすべての端部の角は、先端部17´bの係止溝67´への挿通を容易にするため、R形状になっている。
また、先端部17´bの根元部17´aに連続していない部分の下端面は、中央の根元部17´a側が低くなるように傾斜した斜面となっている。このように、先端部17´bの根元部17´aに連続していない部分の下端面が、根元部17´a側が低くなるように傾斜した斜面となっていることにより、先端部17´bの係止溝67´への挿通が容易になる。
本例の切起こし部17´が設けられたサイドフレーム10´には、図9〜図12に示す取付部材50´が取付けられる。取付部材50´の第二延出部65´には、切起こし部17´が係合する係止溝67´が設けられている。
係止溝67´は、開口67´aが、第二延出部65´の外壁面65´oに設けられ、第一延出部64´の外壁面64´oに対して垂直で、第三延出部66´の外壁面66´oに対して平行な溝として形成されている。係止溝67´は、取付部材50´の延長方向の両端部間、すなわち、上端から下端に亘っている。
第三延出部66´は、外壁面66´oが、第三延出部66´の端部66´e逆側方向へ延長し、この延長された部分が、係止溝67´の第一延出部64´逆側の側壁67´bを構成している。
係止溝67´の側壁67´bは、取付部材50´の延長方向の中央付近において、略矩形状に切り欠かれ、開口67´cとなっている。この開口67´cの取付部材50´の延長方向の長さは、切起こし部17´の根元部17´aの延長方向の幅よりも大きく形成されている。
開口67´cにより、側壁67´bは二つに分割され、第三延出部66´から側壁67´bに至る領域は、コの字形状となっている。
側壁67´bに対向する側壁67´dには、開口67´aの長さ方向に沿って、取付部材50´の延長方向に伸びる凸部67´eが形成されている。凸部67´eは、係止溝奥側の面が、側壁67´dから垂直に立設されているが、側壁67´dに対して鈍角に形成されていてもよい。凸部67´eは、図11に示すように、側壁67´bに対向する箇所にのみ形成され、開口67´cに対向する箇所には形成されていない。
取付部材50´は、切起こし部17´の先端部17´bの下端が凸部67´eに係止された状態になることにより、前縁部12´に取付けられる。
取付部材50´の取付は、次のように行う。まず、力布32の端部が取付けられたトリムプレート37を取付部材50´の係止部55´に係止する。
この状態で、溝53´を前縁部12´に係止する。取付部材50´の係止溝67´を、先端部17´bのシートS上方又は下方の端部に突き当て、取付部材50´を前縁部12´に沿ってスライドさせて、先端部17´bを係止溝67´に挿入する。
先端部17´bのみが係止溝67´内を進行し、根元部17´aが係止溝67´の外にあるときには、先端部17´bと凸部67´eは相互に突き当たることがなく、先端部17´bの側面と、側壁67´b,67´dとが、略平行な状態である。
根元部17´aが、係止溝67´に挿入されると、根元部17´aの湾曲した外側の面が凸部67´eに突き当たる。
係止溝67´と先端部17´bとの間には、若干の隙間がある。従って、図12のように、側壁67´bの端部を根元部17´aの湾曲した内側の面に当接させ、凸部67´eの先端を根元部17´aの湾曲した外側の面に当接させて、取付部材50´を、第一延出部64´側が側板11´から若干離れるように傾斜させると、根元部17´aを、係止溝67´と先端部17´bとの間を挿通可能である。
このように、係止溝67´と先端部17´bとの間に隙間を設けていることにより、係止溝67´と先端部17´bとの間の公差を吸収することができる。
なお、係止溝67´と先端部17´bとの間に、隙間を設けなくてもよい。係止溝67´と先端部17´bとの間に、隙間を設けない場合には、切起こし部17´が係止溝67´内で回転することを抑制できる。
図12は、最初に挿入された先端部17´bが、開口67´cに到達し、根元部17´aが側壁67´bと凸部67´eの間に差しかかり、他方の先端部17´bが係止溝67´の外に残っている状態において、切起こし部17´と取付部材50´の係止溝67´付近を、開口67´aにおいて、取付部材50´の延長方向に垂直な面で切断した場合の断面説明図である。
このとき、先端部17´bの側面と、側壁67´b,67´dとが、相互に傾斜した状態である。
根元部17´aが、凸部67´eと側壁67´bの間を通過すると、図9,図10のように、開口67´cに対向した範囲内に、収容される。ここでは、凸部67´eがなく、障害にならないため、取付部材50´は、再び、先端部17´bの側面と、側壁67´b,67´dとが、略平行な状態に戻る。
先端部17´bは、凸部67´eと係合し、係止溝67´内に格納される。従って、係止部55´に係止されたトリムプレート37が、力布32からの引張力を受けることにより、取付部材50´が、サイドフレーム10´の前縁部12´の端部12´eを中心として、前縁部12´の外面側、換言すると、延出部54´側、つまり、図10の矢印E方向に回転するのを抑制することができる。
また、先端部17´bは、側壁67´bの先端を軸として取付部材50´を第一延出部64´側が側板11´から離れる方向に傾斜させなければ、凸部67´eと側壁67´bとの間を通過できず、取付部材50´の上下方向に移動することができない。この方向は、力布32からの引張力を受けたときに、取付部材50´が回転しようとする方向と逆方向であって、本実施形態のシートS使用中には回転し難い方向である。従って、シートSの使用中には、先端部17´bは、取付部材50´の上下方向に移動し難い状態になり、切起こし部17´により、取付部材50´の上下位置規制が達成される。
更に、切起こし部17´の根元部17´aを収容する開口67´cが、取付部材50´の上下方向の中央に設けられるため、取付部材50´の上下位置規制が達成される。
また、切起こし部17´が、略T字状に構成されているため、切起こし部17´をコンパクトにしつつも、先端部17´bと凸部67´eとの係合長を長くとることが可能となり、切起こし部17´による支持剛性が向上する。
係止溝67´を、取付部材50´が側板11´と当接する面の中でも、最も厚肉に形成された第二延出部65´に形成しているので、係止溝67´による切起こし部17´の支持剛性を確保することができる。
本実施形態では、取付部材50の回転を、切起こし部及び凹部または係止溝により抑制しているが、これに限定されず、回転抑制部材の他の例として、図13,図14のように、架設部材26を用いてもよい。
取付部材50は、図13,図14に示すように、係止部16の上方に配置されている。取付部材50の下端面50lは、係止部16の湾曲部16a上に載置され、湾曲部16aがサイドフレーム10の車両用シートS内側の面から内側に突出している部分により支持されている。このように、取付部材50が係止部16上に載置されているため、取付部材50が下方に移動することがなく、力布が重力によって下方に偏ることを抑制できる。
取付部材50の第三延出部66は、外壁面66oが架設部材26と当接し、取付部材50の幅広部51から第二の壁部60までの部分が、架設部材26により前縁部12側に付勢されて押し付けられている。これにより、係止部55に係止されたトリムプレート37が、力布32からの引張力を受けることにより、取付部材50が、サイドフレーム10の前縁部12の端部12eを中心として、前縁部12の外面側、換言すると、延出部54側、つまり、図14の矢印E方向に回転するのを抑制することができる。
架設部材26が、特許請求の範囲の他の部材に該当する。
このとき、第三延出部66は、Sばねからなる架設部材26のばねの伸長方向に対して垂直な方向に最も変位した山部,換言すると、波形からなるSばねの最も振幅の大きい位置で、支持されている。
また、第二の壁部60の第三延出部66の外壁面66oの、架設部材26が当接する位置に、山部に係合する凹部を設け、架設部材26と第三延出部66とを位置決めしてもよい。
また、サイドフレーム10の前縁部12の近くに、他の部材の取付用に絞り加工された孔があれば、孔の周囲の絞り加工により突出した部分と前縁部12との間に取付部材50を配設してもよい。このとき、突出した部分と取付部材50の第三延出部66の外壁面66oとが当接するようにする。このように構成した場合、不図示の絞り加工により突出した部分が、特許請求の範囲の他部材取付部に対応する。
本実施形態では、取付部材50を、被取付部に対応する前縁部12に取り付けるための溝53と、力布32の端部側が取り付けられたトリムプレート37を内部に格納する係止部55とを備えたものとして構成しているが、これに限定されるものではなく、力布32の端部側が取り付けられたJフックとして構成してもよい。
S シート
S1 シートバック
S2 着座部
S3 ヘッドレスト
F シートフレーム
1 シートバックフレーム
2 着座フレーム
3 リクライニング機構
4 トリムカバー
5 クッションパッド
6 エアバッグモジュール
7 空間
10,10´ サイドフレーム
11,11´ 側板
12,12´ 前縁部
12e,12´e,25e,26e,59e,66´e 端部
13 後縁部
15,16,55,55´ 係止部
16a 湾曲部
16b,16c 孔
17,17´ 切起こし部
17´a 根元部
17´b 先端部
17´c 突出した部分
18 ボルト
21 上部フレーム
22 下部フレーム
23 ピラー支持部
25,26 架設部材
32 力布
33 係止部材
34 破断部側の辺
35 破断部逆側の辺
36 取付部
37 トリムプレート
40 破断部
41 前面マチ部
42 側面マチ部
42e 端辺
50,50´ 取付部材
50l 下端面
51 幅広部
52 掛け止め部
53,53´ 溝
54,54´ 延出部
55a,55b 湾曲面
55c 平面
59 第一の壁部
59b 根元部分
59i,64i,65i,66i 内壁面
59o,64o,65o,66o,64´o,65´o,66´o 外壁面
60 第二の壁部
64,64´ 第一延出部
65,65´ 第二延出部
66,66´ 第三延出部
66d 凹部
67´ 係止溝
67´a,67´c 開口
67´b,67´d 側壁
67´e 凸部
69 スリット

Claims (8)

  1. エアバッグを格納するエアバッグモジュールを装備したシートであって、
    前記シートの側部に沿って延出し、前記エアバッグモジュールが取付けられるサイドフレームを備え、
    前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、該案内部材の端部側が取付けられ、前記サイドフレームに連結される取付部材と、を有し、
    前記サイドフレームと前記取付部材との間に、前記取付部材の前記サイドフレームに対する回転を抑制する回転抑制部を備え、
    該回転抑制部は、前記サイドフレームの前端よりも後方で、かつサイドフレームの後端よりも前方に設けられており、
    前記回転抑制部は、前記取付部材に設けられ、前記サイドフレームに係止する凹部であることを特徴とするエアバッグモジュール装備シート。
  2. エアバッグを格納するエアバッグモジュールを装備したシートであって、
    前記シートの側部に沿って延出し、前記エアバッグモジュールが取付けられるサイドフレームを備え、
    前記エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材と、該案内部材の端部側が取付けられ、前記サイドフレームに連結される取付部材と、を有し、
    前記サイドフレームと前記取付部材との間に、前記取付部材の前記サイドフレームに対する回転を抑制する回転抑制部を備え、
    該回転抑制部は、前記サイドフレームの前端よりも後方で、かつサイドフレームの後端よりも前方に設けられており、
    前記回転抑制部は、前記サイドフレームの前記取付部材が当接する面に設けられた凸部であることを特徴とするエアバッグモジュール装備シート。
  3. 前記凸部は、前記面を切起こして形成された切起こし部からなることを特徴とする請求項記載のエアバッグモジュール装備シート。
  4. 前記サイドフレームの前記取付部材が取付けられる箇所の延長方向における、前記切起こし部の幅は、前記取付部材の前記延長方向における幅よりも小さいことを特徴とする請求項記載のエアバッグモジュール装備シート。
  5. 前記切起こし部は、前記エアバッグモジュールの前記サイドフレームへの取付位置とは異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項又は記載のエアバッグモジュール装備シート。
  6. 前記凸部は、前記サイドフレームに取付けられた他の部材を取り付けるために前記サイドフレームに設けられた他部材取付部からなり、
    前記他の部材は、前記シートのシートバックに配置され、乗員の背中を支持する部材であることを特徴とする請求項又は記載のエアバッグモジュール装備シート。
  7. 前記サイドフレームと前記取付部材の間に、該取付部材と前記サイドフレームを係止することにより連結する連結部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のエアバッグモジュール装備シート。
  8. エアバッグモジュールの展開方向を案内する案内部材の端部側を、前記エアバッグモジュールが取付けられるサイドフレームに取付ける取付部材であって、
    該取付部材には、前記案内部材の端部側が取付けられ、
    前記取付部材は、前記サイドフレームに連結される連結部を有し、前記サイドフレームとの間に、前記取付部材の前記サイドフレームに対する回転を抑制する回転抑制部を備え、
    前記回転抑制部は、前記取付部材に設けられ、前記サイドフレームに係止する凹部であることを特徴とする取付部材。
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