JP2017088844A - 硬化性組成物、硬化物及び積層体 - Google Patents
硬化性組成物、硬化物及び積層体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017088844A JP2017088844A JP2016024977A JP2016024977A JP2017088844A JP 2017088844 A JP2017088844 A JP 2017088844A JP 2016024977 A JP2016024977 A JP 2016024977A JP 2016024977 A JP2016024977 A JP 2016024977A JP 2017088844 A JP2017088844 A JP 2017088844A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- component
- meth
- curable composition
- acrylate
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J7/00—Chemical treatment or coating of shaped articles made of macromolecular substances
- C08J7/04—Coating
- C08J7/046—Forming abrasion-resistant coatings; Forming surface-hardening coatings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/16—Layered products comprising a layer of synthetic resin specially treated, e.g. irradiated
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/18—Layered products comprising a layer of synthetic resin characterised by the use of special additives
- B32B27/24—Layered products comprising a layer of synthetic resin characterised by the use of special additives using solvents or swelling agents
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/30—Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising vinyl (co)polymers; comprising acrylic (co)polymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2/00—Processes of polymerisation
- C08F2/44—Polymerisation in the presence of compounding ingredients, e.g. plasticisers, dyestuffs, fillers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F265/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of unsaturated monocarboxylic acids or derivatives thereof as defined in group C08F20/00
- C08F265/04—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to polymers of unsaturated monocarboxylic acids or derivatives thereof as defined in group C08F20/00 on to polymers of esters
- C08F265/06—Polymerisation of acrylate or methacrylate esters on to polymers thereof
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Abstract
Description
成分(A):エチレン性不飽和結合を有する化合物
成分(B):平均一次粒子径が1〜100nmであり、かつレーザー回折式粒径分布計により測定したd90が100〜2,000nmである粒子群
[3]成分(B)が、レーザー回折式粒径分布計により測定したd10が10〜500nmであり、d50が30〜1,000nmである、[1]または[2]に記載の硬化性組成物。
[4] 成分(A)の重量平均分子量が2,100未満であり、かつ下記成分(C)を含み、その含有量が成分(A)100重量部に対して0.01〜20重量部である、[1]〜[3]のいずれか1つに記載の硬化性組成物。
成分(C):重量平均分子量(Mw)が2,100〜200,000である有機高分子化合物
[5] 成分(C)の溶解性パラメーター(SP値)が9.3〜12.6である、[4]に記載の硬化性組成物。
[7] 成分(A)として多官能(メタ)アクリレートを含む、[1]乃至[6]のいずれか1つに記載の硬化性組成物。
[8] 前記多官能(メタ)アクリレートとして、窒素原子含有複素環構造を有する多官能(メタ)アクリレート、デンドリマー構造を有する多官能(メタ)アクリレート及びハイパーブランチポリマー構造を有する多官能(メタ)アクリレートからなる群のうちの少なくとも1つを含み、かつその含有量の合計が成分(A)全体に対して1〜65重量%である、[7]に記載の硬化性組成物。
[10] 前記有機溶媒が、飽和炭化水素系溶媒、エステル系溶媒、エーテル系溶媒、ア
ルコール系溶媒及びケトン系溶媒からなる群から選ばれる少なくとも1種である、[9]に記載の硬化性組成物。
[11] 重合開始剤を含み、かつその含有量が成分(A)100重量部に対して0.01〜20重量部である、[1]〜[10]のいずれか1つに記載の硬化性組成物。
[13] 基材とハードコート層とを有する積層体であり、該ハードコート層が請求項[1]〜[10]のいずれか1つに記載の硬化性組成物を該基材上に塗布し、これに活性エネルギー線を照射して形成された層である積層体。
[14] 前記基材がプラスチック基材である、[13]に記載の積層体。
[16] 基材層とハードコート層とを有する積層体であり、該ハードコート層が下記成分(B)を含み、かつJIS K7136(2000年)に従って測定したヘーズ値が0.6%未満である積層体。
成分(B):平均一次粒子径が1〜100nmであり、かつレーザー回折式粒径分布計により測定したd90が100〜2,000nmである粒子群
[17]下記成分(B)を含み、かつその含有量がハードコートフィルム全体に対して0.01〜55重量%であるハードコートフィルム。
成分(B):平均一次粒子径が1〜100nmであり、かつレーザー回折式粒径分布計により測定したd90が100〜2,000nmである粒子群
成分(A):エチレン性不飽和結合を有する化合物
成分(B):平均一次粒子径が1〜100nmであり、かつレーザー回折式粒径分布計により測定したd90が100〜2,000nmである粒子群
本発明に用いる成分(A)はエチレン性不飽和結合を有する化合物である。本発明の硬化性組成物は成分(A)を含有することにより硬化性、耐傷付性が付与される。
(メタ)アクリレート、エトキシ化ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート等の2官能(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス2−ヒドロキシエチルイソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンヘキサ(メタ)アクリレート等の3官能以上の多官能(メタ)アクリレート;これらの(メタ)アクリレートの一部をアルキル基やε−カプロラクトンで置換した多官能(メタ)アクリレート化合物の変性物;イソシアヌレート構造を有する多官能(メタ)アクリレート等の窒素原子含有複素環構造を有する多官能(メタ)アクリレート;デンドリマー構造を有する多官能(メタ)アクリレート、ハイパーブランチポリマー構造を有する多官能(メタ)アクリレート等の多分岐樹枝状構造を有する多官能(メタ)アクリレート;ジイソシアネート又はトリイソシアネートに水酸基を有する(メタ)アクリレートが付加したウレタン(メタ)アクリレート、イソシアネート化合物とジオール化合物を反応させて得られた末端にイソシアネート基を有する反応生成物に水酸基を有する(メタ)アクリレートが付加したウレタン(メタ)アクリレート等のウレタン(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらは1種のみを用いることも2種以上を組み合わせて用いることもできる。
、イソシアヌル酸EO変性ジ及びトリアクリレート(例えば、東亞合成社製 アロニックスM−313、アロニックスM−315、A−9300)等が挙げられる。
り、直鎖状の高分子に比べ低粘度で溶剤溶解性に優れたものである。デンドリマー構造を有する多官能(メタ)アクリレートとしては、例えば、大阪有機化学工業社製のビスコート#1000等を用いることができる。ハイパーブランチポリマー構造を有する多官能(メタ)アクリレートとしては、例えば、大阪有機化学工業社製のSTAR−501、SIRIUS−501、SUBARU−501等を用いることができる。
本発明に用いる成分(B)は、平均一次粒子径が1〜100nmであり、かつレーザー回折式粒径分布計により測定したd90(レーザー解析式粒度分布計により測定した結果において累積値が90%になる粒子径の値)が100〜2,000nmである粒子群である。ここで、d90が平均一次粒子径の値と異なる所定の範囲であることは、成分(B)が凝集体となっていることを示す。即ち、成分(B)は平均一次粒子径が特定範囲である粒子が特定の凝集状態で存在しているものである。本発明の硬化性組成物において、成分(B)は主としてアンチブロッキング性に寄与する。本発明の硬化性組成物を用いて得られる硬化物、積層体が特にアンチブロッキング性、透明性に優れるのは、成分(B)として平均一次粒子径が上記範囲でありながらも特定の凝集体となっていることにより、硬化性組成物を硬化させたときに成分(B)により表面に凹凸を形成してアンチブロッキング性を発現させながらも、光を十分に透過させることが可能であるためであると推定される。
以下であることが好ましく、550nm以下であることがより好ましく、525nm以下であることが更に好ましく、500nm以下であることが特に好ましく、475nm以下であることが最も好ましい。
本発明の硬化性組成物は、アンチブロッキング性、塗膜外観をより向上させる観点から、下記成分(C)を含むことが好ましい。
成分(C):重量平均分子量(Mw)が2,100〜200,000である有機高分子化合物
成分(C)が硬化物表面からブリードアウトすることを抑制することができ、また、アンチブロッキング性もより向上する傾向にある。これらの観点から、成分(C)のMwは、好ましくは2,200以上であり、より好ましくは2,300以上であり、更に好ましくは2,400以上である。一方、成分(C)のMwが200,000以下であることにより、硬化させた際の硬化物表面に成分(C)が偏析しやすくなり、アンチブロッキング性がより良好となる傾向にある。この観点から、成分(C)のMwは、好ましくは150,000以下であり、より好ましくは100,000以下であり、更に好ましくは70,000以下であり、特に好ましくは40,000以下である。なお、成分(C)の有機高分子化合物のMwは、後掲の実施例で示すようにゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー法(GPC法)により測定することができる。
K7121「プラスチックの転移温度測定方法」に従って測定することができるが、後掲の実施例のように、室温(23〜25℃)で液状である場合等にはガラス転移温度が室温以下であることを目視で確認することもできる。
)アクリル系モノマーを重合することにより得られる有機高分子化合物である。(メタ)アクリル樹脂は、側鎖に炭化水素基を有するものが好ましく、この炭化水素基の炭素数は通常1〜24であるが、2以上であることが好ましく、4以上であることがより好ましく、一方、22以下であることが好ましく、18以下であることがより好ましく、12以下であることが更に好ましく、8以下であることが特に好ましい。成分(C)の側鎖のアルキル基の炭素数が上記範囲内において、長鎖であるほど硬化物としたときに塗膜表面に偏析しやすくなりアンチブロッキング性は向上する傾向にあり、また、短鎖であるほど表面硬度が向上する傾向にある。(メタ)アクリル樹脂の側鎖の炭化水素基は直鎖状炭化水素基であっても、鎖状炭化水素基であっても、環状炭化水素基であってもよいが、鎖状炭化水素基であるものが好ましく、特に、直鎖状炭化水素基であることが好ましい。なお、本発明において、(メタ)アクリル樹脂における側鎖の炭化水素基とは主鎖の炭素原子に対し、少なくとも炭素以外の原子を介して結合しているものを意味する。
CH2=C(R1)−C(O)−X−R2 (1)
(R1は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基であり、R2は置換基として水酸基を有していてもよい炭素数1〜24のアルキル基であり、Xは−O−又は−NH−である。)
ロキシアルキル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。また、式(1)で表される化合物の例として、式(1)のXが−NH−である(メタ)アクリルアミドモノマーとしては、エチル(メタ)アクリルアミド、n−ブチル(メタ)アクリルアミド、i−ブチル(メタ)アクリルアミド、t−ブチル(メタ)アクリルアミド等のアルキル(メタ)アクリルアミド;N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド、N−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド等のN−ヒドロキシアルキル(メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
方法、イソシアネート基を有する(メタ)アクリル樹脂に(メタ)アクリロイル基及び水酸基を有する化合物を反応させる方法、水酸基を有する(メタ)アクリル樹脂に(メタ)アクリロイル基及びイソシアネート基を有する化合物を反応させる方法等が挙げられる。
ン酸オクチル、3−メルカプトプロピオン酸オクチル、メルカプトプロピオン酸2−エチルヘキシルエステル、チオグリコール酸2−エチルへキシル、ブチル−3−メルカプトプロピオネート、メチル−3−メルカプトプロピオネート、2,2−(エチレンジオキシ)ジエタンチオール、エタンチオール、4−メチルベンゼンチオール、オクタン酸2−メルカプトエチルエステル、1,8−ジメルカプト−3,6−ジオキサオクタン、デカントリチオール、ドデシルメルカプタン、ジフェニルスルホキシド、ジベンジルスルフィド、2,3−ジメチルカプト−1−プロパノ−ル、メルカプトエタノール、チオサリチル酸、チオグリセロール、チオグリコール酸、3−メルカプトプロピオン酸、チオリンゴ酸、メルカプト酢酸、メルカプトコハク酸、2−メルカプトエタンスルホン酸、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン等のチオール系化合物等が挙げられる。
本発明の硬化性組成物は、有機溶媒を含むことが好ましい。また、本発明の硬化性組成物が有機溶媒を含む場合、固形分濃度が5〜95重量%であることが好ましい。固形分濃度が5重量%以上であることが、成分(B)の分散性を良好なものとし、透明性の観点で好ましく、また、硬化性組成物の意図しない硬化反応(ゲル化等)を防ぐためにも好ましい。また、固形分濃度が95重量%以下であることが塗工性、保存安定性の観点から好ましい。これらの観点から固形分濃度は、より好ましくは10重量%以上であり、更に好ましくは15重量%以上であり、また、より好ましくは90重量%以下であり、更に好ましくは85重量%以下であり、特に好ましくは80重量%以下である。なお、本発明において、「固形分」とは溶媒を除いた成分を意味するものであり、固体の成分のみならず、半固形や粘稠な液状物のものをも含むものとする。
ングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、アニソール、フェネトール等のエーテル系溶媒;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソプロピル、エチレングリコールジアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のエステル系溶媒;ジメチルホルムアミド、ジエチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等のアミド系溶媒;メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ系溶媒;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール系溶媒;ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン系溶媒等が挙げられる。
本発明の硬化性組成物は、硬化性を向上させるために、重合開始剤を含有することが好ましい。重合開始剤としては光重合開始剤が好ましく、例えば、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオニル)−ベンジル]フェニル}−2−メチル-プロパン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジ
フェニル−フォスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド等が挙げられる。これらの重合開始剤は1種のみで用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の硬化性組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で成分(A)、成分(B)、成分(C)、有機溶媒及び重合開始剤以外のその他の成分を含んでいてもよい。その他の成分としては、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光安定剤、充填剤(ただし、成分(B)に該当するものを除く。)、シランカップリング剤(ただし、成分(B)に該当するものを除く。)、反応性希釈剤(ただし、成分(A)に該当するものを除く。)、帯電防止剤、有機顔料、スリップ剤、分散剤、チクソトロピー性付与剤(増粘剤)、消泡剤、酸化防止剤、熱可塑性樹脂(ただし、成分(C)に該当するものを除く。)等が挙げられる。
本発明の硬化性組成物の製造方法は特に制限されないが、例えば、成分(A)、成分(B)、成分(C)及び必要により適宜、有機溶媒、重合開始剤、その他の成分等を混合することにより得ることができる。各成分の混合に際しては、ディスパーザー、撹拌機等で均一に混合することが好ましい。
本発明の硬化性組成物に活性エネルギー線を照射する等して硬化させることにより硬化物(「本発明の硬化物」と称することがある。)を得ることができる。また、硬化性組成物を基材の上に塗布し、これに活性エネルギー線を照射してハードコート層を形成することにより、積層体とすることができる。特に、硬化性組成物を基材の上等に塗布し、フィルム状に硬化させることで、ハードコートフィルムを得ることができる。なお、本発明において、「塗布」とは一般的に「塗工」と呼ばれるものも含む概念として用いることとする。また、本発明において「ハードコート」とは、硬化性組成物を塗布して硬化したものを意味する。
本発明の硬化性組成物は、保存安定性に優れ、塗工条件の自由度が高く、様々な塗工条件で得られる硬化物、積層体がアンチブロッキング性、透明性、リコート性、耐傷付性、耐カール性等に優れたものである。このため、これらの性能が要求される用途においていずれの用途においても好適に用いることが可能であり、例えば、位相差フィルム、輝度向上フィルム等の光学調整フィルム;偏光板に使用される保護フィルム;タッチパネル、電磁波防止フィルムに使用されるITOフィルム等の光学フィルムとして好適である。更に、これらの光学フィルムは銀行ATM、自動販売機、携帯情報端末(PDA)、複写機、ファクシミリ、ゲーム機、博物館及びデパート等の施設に設置される案内表示装置、カーナビゲーション、マルチメディアステーション(コンビニエンスストアに設置される多機能端末機)、携帯電話、鉄道車両のモニタ装置、スマートフォン、タブレット等の表示装置(液晶ディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、エレクトロルミネセンスディスプレイ、蛍光ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル等)に用いることができる。
り何ら限定されるものではない。なお、以下の実施例における各種の製造条件や評価結果の値は、本発明の実施態様における上限又は下限の好ましい値としての意味をもつものであり、好ましい範囲は前記した上限又は下限の値と、下記実施例の値又は実施例同士の値との組み合わせで規定される範囲であってもよい。
以下の実施例及び比較例で製造した硬化性組成物及び硬化膜(ハードコートフィルム)の評価方法は以下の通りである。
ハードコートフィルムを2枚用意し、23℃、相対湿度60%の雰囲気でハードコートフィルムの各実施例で製造した硬化性組成物を硬化した面(クリアハードコート材をコートした面の逆側)同士で重ね合わせ、指圧にて約1kgの荷重を負荷した後、硬化膜面同士が易滑性を有しているか否かを確認し、以下の基準でアンチブロッキング性の評価を行った。
◎:容易に滑らせることができるもの
○:滑らせることができ音が鳴ることもないもの
△:滑らせることは可能であるが音が鳴るもの
×:硬化膜面同士が密着して硬化膜面同士を滑らせることができないもの
ハードコートフィルムを23℃、相対湿度60%の恒温室に12時間放置した後の透明性をJIS K7136(2000年)に従ってヘーズ値(H%)で評価し、以下の基準で評価を行った。
○:硬化膜のヘーズ値が0.6%未満
△:硬化膜のヘーズ値が0.6%以上1.0%未満
×:硬化膜のヘーズ値が1.0%以上
ハードコートフィルムの各実施例で製造した硬化性組成物を硬化した面(クリアハードコート材をコートした面の逆側)に、油性マジックマーカー(ゼブラ社製 マッキーケア極細(黒)の細)で線を描き、線を描いてから30秒後、線のはじきの有無により以下のように評価した。線のはじきが無いことがリコート性の観点で好ましい。
○:線をはじいていない
×:線をはじく
#0000のスチールウールを使用して、加重176g/cm2にて、ハードコートフィルムの各実施例で製造した硬化性組成物を硬化した面(クリアハードコート材をコートした面の逆側)を10往復擦り、それによる硬化膜の傷付きの程度を以下の通り評価した。なお、傷が少ないほど好ましい。
○:傷が0〜10本
△:傷が11〜100本
×:傷が101本以上
硬化性組成物を50℃に静置し、ゲル化するまでの時間を測定し、以下の基準で評価した。
◎:90日経過時にゲル化していない
○:30日経過時にはゲル化していないが、90日経過時までにゲル化する
×:30日経過時までにゲル化する
四隅をガラス板に固定した厚さ100μmのPETフィルム上に、バーコーターを用いて硬化性組成物(塗液)を乾燥後の塗膜厚さが3〜5μmとなるように塗布し、80℃で1分間加熱乾燥し、積算光量500mJ/cm2となるようにアイグラフィックス社製紫外線照射装置 型番:UB0452−0752[水銀ランプ(365nmを主波長とし、254nm、303nm、313nmの波長の紫外線を放射するもの)]を用い、紫外線を照射して硬化した。その後、10cm×10cmにカットした。カットした直後に四隅のカール値を机上からの高さとして測定した。測定した4点の平均値をカール値とし、以下の基準で評価した。
○:カール値が11mm未満
△:カール値が11mm以上25mm未満
×:カール値が25mm以上
基材(PET)上の硬化膜の屈折率をATAGO社製のデジタルアッベ屈折計DR−A1を用いて測定した。
硬化性組成物の原料として用いた成分(A)〜(C)は以下の通りである。
A−1:日本化薬社製 カヤラッドDPHA
ジペンタエリスリトールテトラアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサアクリレートとの混合物、重量平均分子量(Mw):700
イソシアヌル酸エチレンオキサイド(EO)変性ジアクリレート(分子量:369)とイソシアヌル酸エチレンオキサイド(EO)変性トリアクリレート(分子量:423)の混合物
デンドリマーアクリレート(分岐型ポリエステルポリオール末端アクリレート)、
Mw):1,900
なお、上記A−1及びA−3のMwの測定方法は後掲の成分(C)の場合と同様である。
成分(B)として用いた粒子は以下の表−1の通りである。なお、表−1中、「形状」及び「分散状態」は、走査型電子顕微鏡により確認したものである。
くなっている。この理由は、平均一次粒子径が走査型電子顕微鏡により確認しているのに対し、粒度分布はレーザー回折式粒径分布計による光学的な手法により測定したものであり、方法の違いに起因するものと推定される。特に、b−2についてはある程度長い鎖状の粒子が凝集しているために粒度分布として正確な値が測定されなかったためであると推定される。また、b−3及びb−4は凝集状態ではなく、分散状態を取っていることに起因するものと推定される。
C−1〜C−5については市販品を用い、C−6〜C〜11については以下に記載する方法で合成したものを用いた。なお、以下において用いた略語は次の通りである。
・DT:ドデカンチオール
・EA:エチルアクリレート(前記式(1)中、R1が水素原子、R2がエチル基である化合物)
・BMA:ブチルメタクリレート(前記式(1)中、R1がメチル基、R2がブチル基である化合物)
・HEA:ヒドロキシエチルアクリレート(前記式(1)中、R1が水素原子、R2がヒドロキシエチル基である化合物)
・BA:ブチルアクリレート(前記式(1)において、R1が水素原子、R2がブチル基である化合物)
・LMA:ラウリルメタクリレート(前記式(1)中、R1がメチル基、R2がドデシル基である化合物)
・HEMA:ヒドロキシエチルメタクリレート(前記式(1)中、R1がメチル基、R2がヒドロキシエチル基である化合物)
・EHA:2−エチルヘキシルアクリレート(前記式(1)中、R1が水素原子、R2が2−エチルヘキシル基である化合物)
アクリルポリマー(室温で液状)、Mw:10,000、SP値:9.6
アクリルポリマー(室温で液状)、Mw:10,000、SP値:9.7
アクリルポリマー(室温で液状)、Mw:2,400、SP値:9.9
アクリルポリマー(室温で液状)、Mw:2,200、SP値:10.3
アクリルポリマー(室温で液状)、Mw:12,000、SP値:9.6
温度計、攪拌機及び還流冷却管を備えたフラスコに、MEK250.33g、DT15.00g、EA25.00g、BMA25.00g及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1.20gを入れ、EA25.00g、BMA25.00g及びMEK10.40gの混合液を1.5時間かけて滴下しながら、65℃で3時間反応させた。その後、さらに2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.60gを加えて3時間反応させた後、MEK10.80gとp−メトキシフェノール0.50g
を加え100℃まで加熱させることで(メタ)アクリル樹脂(室温で液状)を得た。
Mw:2,600、SP値:10.2
温度計、攪拌機及び還流冷却管を備えたフラスコに、MEK243.33g、DT15.00g、HEA9.00g、BA20.00g、EHA21.00g及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1.20gを入れ、HEA9.00g、BA20.00g、EHA21.00g及びMEK21.40gの混合液を1.5時間かけて滴下しながら、65℃で3時間反応させた。その後、さらに2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.60gを加えて3時間反応させた後、MEK8.97gとp−メトキシフェノール0.50gを加え100℃まで加熱させることでアクリル樹脂(室温で液状)を得た。
Mw:3,400、SP値:10.8
温度計、攪拌機及び還流冷却管を備えたフラスコに、MEK131.67g、DT5.00g、EA20.00g、BMA20.00g、HEMA10.00g及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1.20gを入れ、EA20.00g、BMA20.00g、HEMA10.00g及びMEK21.40gの混合液を1.5時間かけて滴下しながら、65℃で3時間反応させた。その後、さらに2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.60gを加えて3時間反応させた後、MEK8.90gとp−メトキシフェノール0.50gを加え100℃まで加熱させることで(メタ)アクリル樹脂(室温で液状)を得た。
Mw:6,100、SP値:11.0
温度計、攪拌機及び還流冷却管を備えたフラスコに、MEK131.67g、DT5.00g、EA20.00g、BMA20.00g、LMA10.00g及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1.20gを入れ、EA20.00g、BMA20.00g、LMA10.00g及びMEK21.40gの混合液を1.5時間かけて滴下しながら、65℃で3時間反応させた。その後、さらに2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.60gを加えて3時間反応させた後、MEK8.90gとp−メトキシフェノール0.50gを加え100℃まで加熱させることで(メタ)アクリル樹脂(室温で液状)を得た。
Mw:6,400、SP値:10.2
温度計、攪拌機及び還流冷却管を備えたフラスコに、MEK131.67g、HEA9.00g、EHA21.00g、BA20.00g及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)1.20gを入れ、HEA9.00g、EHA21.00g、BA20.00g及びMEK21.40gの混合液を1.5時間かけて滴下しながら、65℃で3時間反応させた。その後、さらに2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.60gを加えて3時間反応させた後、MEK8.90gとp−メトキシフェノール0.50gを加え100℃まで加熱させることでアクリル樹脂(室温で液状)を得た。
Mw:21,600、SP値:11.1
温度計、攪拌機及び還流冷却管を備えたフラスコに、MEK131.67g、BMA25.00g、EA25.00g及び2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)1.20gを入れ、BMA25.00g、EA25.00g及びMEK21.40gの混合液を1.5時間かけて滴下しながら、65℃で3時間反応させた。その後、さらに2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.60gを加えて3時間反応させた後、MEK8.90gとp−メトキシフェノール0.50gを加え100℃まで加熱させることで(メタ)アクリル樹脂(室温で液状)を得た。
Mw:19,900、SP値:10.4
GPC法により以下の条件で測定した。
機器 :東ソー社製「HLC−8120GPC」
カラム:東ソー社製「TSKgel Super H1000+H2000+H3000」
検出器:示差屈折率検出器(RI検出器/内蔵)
溶媒 :テトラヒドロフラン
温度 :40℃
流速 :0.5mL/分
注入量:10μL
濃度 :0.2重量%
較正試料:単分散ポリスチレン
較正法:ポリスチレン換算
イルガキュア184:BASF社製、イルガキュア(商標)184、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン
[クリアハードコート付基材]
四つ口フラスコ中において、ジペンタエリスリトールテトラアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサアクリレートとの混合物(日本化薬社製 カヤラッドDPHA)を100重量部、アクリルポリマー(共栄社化学社製 ポリフローNo.75)を0.5重量部配合した後、重合開始剤として1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン(BASF社製イルガキュア(商標)184)を5重量部加え、更にメチルエチルケトン105.5重量部を加えることで、クリアハードコート材を得た。厚さ125μmの透明な二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(三菱樹脂社製 ダイアホイル(商標)O321E125に、上記のクリアハードコート材をバーコーターにより乾燥後の塗膜厚さが1〜2μmとなるように塗布し、80℃で1分間加熱乾燥し、積算光量300mJ/cm2となるように紫外線を照射して硬化させた。なお、上記のクリアハードコート材は基材そのものの凹凸によるヘーズを補償するために塗布したものである。
四つ口フラスコ中において、成分(A)、成分(B)、成分(C)を表−2に記載した配合量で混合した後、固形分が50重量%となるようにメチルエチルケトンで希釈することで硬化性組成物を得た。
PETフィルムのクリアハードコート材を塗布した面とは逆側の面に、バーコーターを用いて乾燥後の塗膜厚さが1〜2μm(屈折率評価に使用したものについては5〜10μm)となるように硬化性組成物を塗布し、80℃で1分間加熱乾燥した。
硬化性組成物の塗膜が形成されたPETフィルムを、出力密度120W/cmの高圧水銀灯を光源として、光源下15cmの位置で、アイグラフィック社製EYE UV METER UVPF−A1、PD365を使用して積算光量300mJ/cm2(耐カール性評価に使用したものについては500mJ/cm2)となるように紫外線を照射して硬化膜を得た。
調製した硬化性組成物と形成された硬化膜(ハードコートフィルム)について、アンチブロッキング性(AB性)、透明性、屈折率、リコート性、耐傷付性、保存安定性及び耐カール性についての評価を行い、結果を表−2に示した。
硬化性組成物の配合組成を表−2〜表−9示す通り変更した以外は実施例1−1と同様にして硬化性組成物を得た。得られた各硬化性組成物を実施例1−1と同様にして塗布工程、硬化工程を実施して硬化膜(ハードコートフィルム)を得た。得られた硬化性組成物、ハードコートフィルムを用いてアンチブロッキング性(AB性)、透明性、リコート性及び耐傷付性の評価を行い、結果を表−2〜表−9に示した。なお、実施例1−2〜1−4については保存安定性及び耐カール性の評価を行い、結果を表−2に示した。
表−2に示すように、本発明の硬化性組成物に該当し、更に成分(C)を配合した実施例1−1〜1−8はいずれもアンチブロッキング性(AB性)、透明性、リコート性、耐傷付性のいずれも良好であった。また、実施例1−1〜1−3は成分(A)として窒素原子含有複素環構造を有する多官能(メタ)アクリレートに該当する「A−2」、デンドリマー構造を有する多官能(メタ)アクリレートに該当する「A−3」を使用したため、これらを使用しなかった実施例1−4よりも耐カール性が良好であった。実施例1−9は本発明の硬化性組成物に該当し、AB性、透明性、リコート性、耐傷付性のいずれも良好であったが、成分(B)としてd10の値が比較的小さい粒子を使用したために実施例1−1〜1〜8と比較するとAB性がやや劣っていた。また、実施例1−10は本発明の硬化性組成物に該当し、AB性、透明性、リコート性、耐傷付性のいずれも良好であったが、成分(C)を使用しなかったために実施例1−1〜1〜8と比較するとAB性がやや劣っていた。
表−4に示す実施例1−22〜1−26は実施例1−4に対し、成分(B)の種類を変更した例であるが、いずれもAB性、透明性、リコート性、耐傷付性が良好であった。
また、表−6、表−7に示すように成分(A)、成分(B)及び成分(C)のそれぞれについて、種類、配合量を変更したが、いずれもAB性、透明性、リコー性、耐傷付性が良好であった。特に、表−7に示すように成分(B)の種類及びその配合量を変更することにより、屈折率を容易に制御することができる。
例であるが、透明性が悪かった。更に、比較例1−9は実施例1−4に対し、本発明に用いる成分(B)の代わりに成分(B)以外の粒子として、平均一次粒子径は成分(B)と同等であるものの、d90の値が成分(B)よりも大きい粒子を使用した例であるが、透明性が悪かった。
表−10〜表−13に示すように、実施例1−1〜1−3、実施例1−27と同様の配合組成の硬化性組成物のいずれかを用い、前述のクリアハードコート付基材のクリアハードコート材を塗布した面の逆面に、バーコーターにより乾燥後の塗膜厚さが1〜2μmとなるようにして塗布、乾燥させた。次いで、紫外線を照射して硬化膜を得た。以上の操作においては塗工時の湿度、乾燥温度、紫外線(UV)照射量、紫外線(UV)照度をそれぞれ表−10〜表−13に示す条件として実施した。得られた硬化膜について、アンチブロッキング性(AB性)及び透明性の評価を行い、その結果を表−10〜表−13に示した。
実施例2−1〜2−7、実施例2−8〜2−14、実施例2−15〜2−21及び実施例2−22〜2−28は、それぞれ、実施例1−1、実施例1−2、実施例1−3及び実施例1−27の硬化性組成物と同様の配合として塗工条件を変更した例である。表−10〜表−13に示すようにいずれの塗工条件においてもアンチブロッキング性及び透明性に優れたものであることがわかる。
上フィルム等の光学調整フィルム;偏光板に使用される保護フィルム;タッチパネル、電磁波防止フィルムに使用されるITOフィルム等の光学フィルムとして好適である。更に、これらの光学フィルムは銀行ATM、自動販売機、携帯情報端末(PDA)、複写機、ファクシミリ、ゲーム機、博物館及びデパート等の施設に設置される案内表示装置、カーナビゲーション、マルチメディアステーション(コンビニエンスストアに設置される多機能端末機)、携帯電話、鉄道車両のモニタ装置、スマートフォン、タブレット等の表示装置(液晶ディスプレイ、発光ダイオードディスプレイ、エレクトロルミネセンスディスプレイ、蛍光ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル等)に用いることができる。
Claims (17)
- 下記成分(A)及び成分(B)を含み、成分(A)の100重量部に対して成分(B)を0.01〜150重量部含む硬化性組成物。
成分(A):エチレン性不飽和結合を有する化合物
成分(B):平均一次粒子径が1〜100nmであり、かつレーザー回折式粒径分布計により測定したd90が100〜2,000nmである粒子群 - 成分(B)の[平均一次粒子径]/[d90]の値が0.01〜0.40である、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 成分(B)が、レーザー回折式粒径分布計により測定したd10が10〜500nmであり、かつd50が30〜1,000nmである、請求項1または2に記載の硬化性組成物。
- 成分(A)の重量平均分子量が2,100未満であり、かつ下記成分(C)を含み、その含有量が成分(A)100重量部に対して0.01〜20重量部である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
成分(C):重量平均分子量(Mw)が2,100〜200,000である有機高分子化合物 - 成分(C)の溶解性パラメーター(SP値)が9.3〜12.6である、請求項4に記載の硬化性組成物。
- 成分(C)として(メタ)アクリル樹脂を含む、請求項4または5に記載の硬化性組成物。
- 成分(A)として多官能(メタ)アクリレートを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- 前記多官能(メタ)アクリレートとして、窒素原子含有複素環構造を有する多官能(メタ)アクリレート、デンドリマー構造を有する多官能(メタ)アクリレート及びハイパーブランチポリマー構造を有する多官能(メタ)アクリレートからなる群のうちの少なくとも1つを含み、かつその含有量の合計が成分(A)全体に対して1〜65重量%である、請求項7に記載の硬化性組成物。
- 有機溶媒を含み、固形分濃度が5〜95重量%である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- 前記有機溶媒が、飽和炭化水素系溶媒、エステル系溶媒、エーテル系溶媒、アルコール系溶媒、及びケトン系溶媒からなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項9に記載の硬化性組成物。
- 重合開始剤を含み、かつその含有量が成分(A)100重量部に対して0.01〜20重量部である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- 請求項1〜11のいずれか1項に記載の硬化性組成物に活性エネルギー線を照射してなる硬化物。
- 基材とハードコート層とを有する積層体であり、該ハードコート層が請求項1〜11の
いずれか1項に記載の硬化性組成物を該基材上に塗布し、これに活性エネルギー線を照射して形成された層である積層体。 - 前記基材がプラスチック基材である、請求項13に記載の積層体。
- 前記プラスチック基材が、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、及びポリメチルメタクリレート樹脂からなる群から選ばれる1種以上である、請求項14に記載の積層体。
- 基材層とハードコート層とを有する積層体であり、該ハードコート層が下記成分(B)を含み、かつJIS K7136(2000年)に従って測定したヘーズ値が0.6%未満である積層体。
成分(B):平均一次粒子径が1〜100nmであり、かつレーザー回折式粒径分布計により測定したd90が100〜2,000nmである粒子群 - 下記成分(B)を含み、かつその含有量がハードコートフィルム全体に対して0.01〜55重量%であるハードコートフィルム。
成分(B):平均一次粒子径が1〜100nmであり、かつレーザー回折式粒径分布計により測定したd90が100〜2,000nmである粒子群
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021111616A JP2021169613A (ja) | 2015-02-13 | 2021-07-05 | 硬化性組成物、硬化物及び積層体 |
Applications Claiming Priority (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015026828 | 2015-02-13 | ||
JP2015026828 | 2015-02-13 | ||
JP2015219627 | 2015-11-09 | ||
JP2015219626 | 2015-11-09 | ||
JP2015219627 | 2015-11-09 | ||
JP2015219626 | 2015-11-09 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021111616A Division JP2021169613A (ja) | 2015-02-13 | 2021-07-05 | 硬化性組成物、硬化物及び積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017088844A true JP2017088844A (ja) | 2017-05-25 |
Family
ID=56614421
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016024977A Pending JP2017088844A (ja) | 2015-02-13 | 2016-02-12 | 硬化性組成物、硬化物及び積層体 |
JP2021111616A Pending JP2021169613A (ja) | 2015-02-13 | 2021-07-05 | 硬化性組成物、硬化物及び積層体 |
JP2023070667A Pending JP2023090792A (ja) | 2015-02-13 | 2023-04-24 | 硬化性組成物、硬化物及び積層体 |
Family Applications After (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021111616A Pending JP2021169613A (ja) | 2015-02-13 | 2021-07-05 | 硬化性組成物、硬化物及び積層体 |
JP2023070667A Pending JP2023090792A (ja) | 2015-02-13 | 2023-04-24 | 硬化性組成物、硬化物及び積層体 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (3) | JP2017088844A (ja) |
TW (1) | TW201639925A (ja) |
WO (1) | WO2016129507A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200031223A (ko) * | 2018-09-14 | 2020-03-24 | 주식회사 엘지화학 | 폴리카보네이트 기재 투명 도전체 |
WO2022149602A1 (ja) * | 2021-01-08 | 2022-07-14 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 熱硬化性樹脂組成物及び電子部品装置 |
WO2023223784A1 (ja) * | 2022-05-17 | 2023-11-23 | 凸版印刷株式会社 | 光学フィルム及びこれを用いた画像表示装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108137726B (zh) * | 2015-10-13 | 2020-05-08 | Dic株式会社 | 活性能量射线固化型树脂组合物、涂料、涂膜和薄膜 |
JP7031659B2 (ja) * | 2017-03-14 | 2022-03-08 | Dic株式会社 | 成形体の製造方法 |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005076005A (ja) * | 2003-09-03 | 2005-03-24 | Nippon Kayaku Co Ltd | ハードコート用感光性樹脂組成物 |
JP2005288490A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Nof Corp | はんだ付け用フラックス組成物およびはんだペースト |
JP2006233168A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-09-07 | Jsr Corp | 硬化性組成物、その硬化物及び積層体 |
WO2010035782A1 (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-01 | 旭硝子株式会社 | 含フッ素重合体組成物 |
JP2012215693A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学積層体 |
JP2014162154A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Mitsubishi Chemicals Corp | 積層体およびロール状積層体 |
WO2014192654A1 (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-04 | Dic株式会社 | 活性エネルギー線硬化性組成物及びそれを用いたフィルム |
JP5697223B1 (ja) * | 2014-06-24 | 2015-04-08 | アイカ工業株式会社 | 紫外線硬化型樹脂組成物及びフィルム並びに導電性フィルム |
JP2015071665A (ja) * | 2013-10-02 | 2015-04-16 | 三菱化学株式会社 | 硬化性組成物 |
JP2015096877A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | リンテック株式会社 | ハードコートフィルムおよびハードコートフィルムの製造方法 |
JP2015096297A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | リンテック株式会社 | ハードコートフィルム、透明導電性フィルムおよび静電容量タッチパネル |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3897583B2 (ja) * | 2000-11-30 | 2007-03-28 | 三菱レイヨン株式会社 | 光ディスク |
JP5512970B2 (ja) * | 2006-10-10 | 2014-06-04 | 大阪有機化学工業株式会社 | 多分枝ポリマー,その製造方法及び樹脂組成物 |
JP2011183644A (ja) * | 2010-03-08 | 2011-09-22 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | ハードコートフィルム |
JP4816986B1 (ja) * | 2010-09-06 | 2011-11-16 | Jsr株式会社 | 硬化性組成物および反射防止用積層体 |
JP5786297B2 (ja) * | 2010-09-21 | 2015-09-30 | 大日本印刷株式会社 | 光学積層体、透明導電性フィルム及び静電容量タッチパネル |
JP5699738B2 (ja) * | 2011-03-29 | 2015-04-15 | コニカミノルタ株式会社 | ハードコートフィルムと、それを用いた熱線遮断フィルム及び有機素子デバイス |
JP2013035768A (ja) * | 2011-08-05 | 2013-02-21 | Dic Corp | 新規シラン化合物、表面処理された無機粒子、及び硬化性樹脂組成物 |
JP5760833B2 (ja) * | 2011-08-10 | 2015-08-12 | 日立化成株式会社 | 光硬化性樹脂組成物及びそれを用いた光学部材 |
JP5458215B1 (ja) * | 2013-03-11 | 2014-04-02 | 太陽インキ製造株式会社 | 光硬化性樹脂組成物、そのドライフィルムおよび硬化物、並びにそれらを用いて形成された硬化皮膜を有するプリント配線板 |
JP6232879B2 (ja) * | 2013-03-27 | 2017-11-22 | 大日本印刷株式会社 | 転写シート及びそれを用いた被覆部材 |
-
2016
- 2016-02-04 WO PCT/JP2016/053418 patent/WO2016129507A1/ja active Application Filing
- 2016-02-05 TW TW105104058A patent/TW201639925A/zh unknown
- 2016-02-12 JP JP2016024977A patent/JP2017088844A/ja active Pending
-
2021
- 2021-07-05 JP JP2021111616A patent/JP2021169613A/ja active Pending
-
2023
- 2023-04-24 JP JP2023070667A patent/JP2023090792A/ja active Pending
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005076005A (ja) * | 2003-09-03 | 2005-03-24 | Nippon Kayaku Co Ltd | ハードコート用感光性樹脂組成物 |
JP2005288490A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Nof Corp | はんだ付け用フラックス組成物およびはんだペースト |
JP2006233168A (ja) * | 2004-10-27 | 2006-09-07 | Jsr Corp | 硬化性組成物、その硬化物及び積層体 |
WO2010035782A1 (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-01 | 旭硝子株式会社 | 含フッ素重合体組成物 |
JP2012215693A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-08 | Dainippon Printing Co Ltd | 光学積層体 |
JP2014162154A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Mitsubishi Chemicals Corp | 積層体およびロール状積層体 |
WO2014192654A1 (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-04 | Dic株式会社 | 活性エネルギー線硬化性組成物及びそれを用いたフィルム |
JP2015071665A (ja) * | 2013-10-02 | 2015-04-16 | 三菱化学株式会社 | 硬化性組成物 |
JP2015096877A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | リンテック株式会社 | ハードコートフィルムおよびハードコートフィルムの製造方法 |
JP2015096297A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | リンテック株式会社 | ハードコートフィルム、透明導電性フィルムおよび静電容量タッチパネル |
JP5697223B1 (ja) * | 2014-06-24 | 2015-04-08 | アイカ工業株式会社 | 紫外線硬化型樹脂組成物及びフィルム並びに導電性フィルム |
Non-Patent Citations (6)
Title |
---|
BYKコーティング・インキ用添加剤, vol. 第43版, JPN6019032326, 2015, ISSN: 0004479527 * |
JETI, vol. 59, no. 1, JPN6020006679, 2011, pages 101 - 105, ISSN: 0004479528 * |
NDH 2000, vol. 遅くとも2008年2月26日までに掲載, JPN6019032319, ISSN: 0004479524 * |
コンバーテック, vol. 10月号, JPN6020006680, 19 October 2015 (2015-10-19), pages 82 - 85, ISSN: 0004479529 * |
江原健 外: "ポリマービーズのアンチブロッキング剤への適用", 住友化学 技術誌, JPN6019032320, 2001, pages 55 - 61, ISSN: 0004479525 * |
表面調整剤の種類と特徴, vol. 遅くとも2014年3月26日には公開, JPN6019032323, ISSN: 0004479526 * |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200031223A (ko) * | 2018-09-14 | 2020-03-24 | 주식회사 엘지화학 | 폴리카보네이트 기재 투명 도전체 |
KR102366703B1 (ko) * | 2018-09-14 | 2022-02-23 | 주식회사 엘지화학 | 폴리카보네이트 기재 투명 도전체 |
WO2022149602A1 (ja) * | 2021-01-08 | 2022-07-14 | 昭和電工マテリアルズ株式会社 | 熱硬化性樹脂組成物及び電子部品装置 |
WO2023223784A1 (ja) * | 2022-05-17 | 2023-11-23 | 凸版印刷株式会社 | 光学フィルム及びこれを用いた画像表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2023090792A (ja) | 2023-06-29 |
JP2021169613A (ja) | 2021-10-28 |
WO2016129507A1 (ja) | 2016-08-18 |
TW201639925A (zh) | 2016-11-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9884977B2 (en) | Hard coating composition | |
JP6300838B2 (ja) | プラスチックフィルム | |
JP2023090792A (ja) | 硬化性組成物、硬化物及び積層体 | |
JP5407114B2 (ja) | 反応性分散体を含有する活性エネルギー線硬化型コーティング剤組成物、反応性分散体の製造方法および硬化被膜 | |
US9778398B2 (en) | Hard coating film and preparation method thereof | |
JP6303948B2 (ja) | 硬化性組成物、硬化物及び積層体 | |
JP2015525147A (ja) | ハードコーティングフィルム | |
JP2013173871A (ja) | 組成物、帯電防止性コート剤及び帯電防止性積層体 | |
JP5958710B2 (ja) | 親油性高分岐ポリマー及びそれを含む光重合性組成物 | |
JP6645316B2 (ja) | 硬化性組成物、硬化物及び積層体 | |
JP6565235B2 (ja) | 硬化性組成物、硬化物及び積層体 | |
WO2015045200A1 (ja) | 光硬化性樹脂組成物及びその硬化膜 | |
JP6295652B2 (ja) | 光硬化性重合体、光硬化性樹脂組成物、その硬化物、及び硬化塗膜 | |
JP6772461B2 (ja) | 積層体及び表示体カバーの製造方法 | |
WO2015019758A1 (ja) | 屈折率調整用コート材組成物及びその積層体 | |
JP5666226B2 (ja) | 樹脂組成物 | |
JP6394258B2 (ja) | 硬化性組成物、硬化物及び積層体 | |
JP6255860B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物、硬化物、積層体、ハードコートフィルム及びフィルム積層体 | |
JP6311549B2 (ja) | 硬化性組成物、硬化物及び積層体 | |
JP2022100691A (ja) | 硬化性組成物、偏光子保護フィルム及び偏光板 | |
JP2021088666A (ja) | 硬化性組成物、偏光子保護フィルム及び偏光板 | |
JP2021088667A (ja) | 硬化性組成物、偏光子保護フィルム及び偏光板 | |
JP2018197318A (ja) | 硬化性組成物、硬化物及び積層体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20170421 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180926 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190814 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190827 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20191025 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200225 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20200427 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20200427 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201027 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201224 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210406 |