JP2017067505A - 車載用センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】センサの内部への水分の浸入をより効果的に防止することができる車載用センサを提供すること。
【解決手段】車載用センサ1は、センサ素子に電気的に接続された複数本のリード線2と、金属製の円筒状カバー3と、円筒状カバー3の端部の内周側に配置されたゴム製のブッシュ4とを備えている。車載用センサ1は、円筒状カバー3を縮径させブッシュ4を圧縮変形させることによって、各挿通穴41に各リード線2を保持する構造を有している。円筒状カバー3には、その端部の全周を内周側に屈曲させた屈曲部31が設けられている。ブッシュ4には、屈曲部31の軸線方向Lの外側に対向する鍔部43が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ブッシュによって複数本のリード線を保持する構造を有する車載用センサに関する。
ガスセンサ等の車載用センサにおいては、センサ素子に電気的に接続された複数本のリード線を、制御機器等に接続するために外部に引き出す部分が存在する。このリード線の引出し部分においては、センサの内部への水分の浸入を防止する工夫がなされている。
例えば、特許文献1の空燃比センサにおいては、保護カバーの内部に弾性絶縁部材が配置され、保護カバーを内方にかしめることにより、弾性絶縁部材のリード線挿通穴に挿通されたリード線を固定することが開示されている。そして、保護カバーをかしめて、弾性絶縁部材の外径を縮径させることにより、リード線をリード線挿通穴内に安定かつ確実にシール固定し、空燃比センサの防水性を向上させている。
特開平9−229897号公報
しかしながら、リード線をセンサの外部に引き出すための構造上、防水のためのかしめ部分は、保護カバーの端部付近に位置している。保護カバーの端部付近は、構造上強度が低い。また、保護カバーの端部付近は、かしめ部分との距離が近いために、かしめ変形の影響を受けて共連れ変形を生じることがある。そのため、保護カバーの端部付近の形状及びかしめ部分の形状が異常変形する場合がある。この異常変形の度合が大きい場合には、かしめ部分の周方向における圧縮状態が不均等となり、圧縮度合の低い部分からセンサ内に水が浸入しやすくなるという課題がある。
また、センサに用いられるリード線の本数が増加した場合等においては、リード線の本数の増加に伴い、リード線の周囲における圧縮度合の不均等及びシール面圧のばらつきが大きくなる。そのため、かしめによるリード線の圧縮度合を高めて、シール面圧を増大させることになる。この場合には、かしめによる保護カバーの共連れ変形、センサ内への水の浸入が更に生じやすくなる。この理由により、センサの防水性を確保して、リード線の本数を増加させることを難しくしている。
また、保護カバーの端面と弾性絶縁部材との隙間は、センサの内部への水分の浸入口となることから、センサの内部への水分の浸入をより効果的に防止するためには更なる工夫が必要とされる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、センサの内部への水分の浸入をより効果的に防止することができる車載用センサを提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、センサ素子(10)に電気的に接続された複数本のリード線(2)と、
金属製の円筒状カバー(3)と、
該円筒状カバーの端部の内周側に配置され、上記複数本のリード線を挿通させるための複数の挿通穴(41)が設けられたゴム製のブッシュ(4)と、を備え、
上記円筒状カバーを縮径させ上記ブッシュを圧縮変形させることによって、上記各挿通穴に上記各リード線を保持する構造を有する車載用センサ(1)において、
上記円筒状カバーには、その端部の全周を内周側に屈曲させた屈曲部(31)が設けられており、
上記ブッシュには、上記屈曲部の軸線方向(L)の外側に対向する鍔部(43)が設けられている、車載用センサにある。
上記車載用センサにおいては、円筒状カバーとブッシュとの形状に工夫をしており、車載用センサの防水性をさらに高めることができる。
具体的には、円筒状カバーには、その端部の全周を内周側に屈曲させた屈曲部が設けられている。この屈曲部の形成により、円筒状カバーの端部の強度が高くなる。そして、各挿通穴に各リード線が挿通されたブッシュを円筒状カバーの端部の内周側に配置して、この円筒状カバーを縮径させるときには、屈曲部の存在により、円筒状カバーに座屈等の変形が生じにくくなる。これにより、円筒状カバーの変形を防止して、円筒状カバーを縮径させる量及びブッシュの圧縮変形量を大きくすることができる。そして、特にリード線の本数が増加した場合等においても、円筒状カバーとブッシュとの間、ブッシュの挿通穴とリード線との間のシール面圧を高く維持することができる。
また、ブッシュには、円筒状カバーの屈曲部の軸線方向の外側に対向する鍔部が設けられている。そして、屈曲部の先端が鍔部によって覆われることにより、円筒状カバーの屈曲部の先端とブッシュとの隙間からセンサの内部へ水分が浸入しにくくすることができる。
このように上記車載用センサにおいては、円筒状カバーに屈曲部を設けた効果と、屈曲部の外側に配置する鍔部をブッシュに設けた効果とが相乗的に発揮される。
それ故、上記車載用センサによれば、その内部への水分の浸入をより効果的に防止することができる。
実施形態にかかる、車載用センサを示す断面説明図。 実施形態にかかる、車載用センサの円筒状カバー及びブッシュの周辺を、円筒状カバーを縮径させる前の状態で示す断面説明図。 実施形態にかかる、車載用センサの円筒状カバー及びブッシュの周辺を、円筒状カバーを縮径させた後の状態で示す断面説明図。 実施形態にかかる、車載用センサのブッシュ及びリード線の周辺を、軸線方向から見た状態で示す説明図。 実施形態にかかる、従来の車載用センサのブッシュ及びリード線の周辺を示す説明図。
上述した車載用センサにかかる好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
車載用センサ1は、図1に示すように、センサ素子10に電気的に接続された複数本のリード線2と、金属製の円筒状カバー3と、円筒状カバー3の端部の内周側に配置されたゴム製のブッシュ4とを備えている。ブッシュ4には、複数本のリード線2を挿通させるための複数の挿通穴41が設けられている。
車載用センサ1は、図2、図3に示すように、円筒状カバー3を縮径させてブッシュ4を圧縮変形することによって、各挿通穴41に各リード線2を保持する構造を有している。円筒状カバー3には、その端部の全周を内周側に屈曲させた屈曲部31が設けられている。ブッシュ4には、屈曲部31の外側に対向する鍔部43が設けられている。
車載用センサ1は、四輪自動車、二輪自動車等の車両に搭載されるものであり、本形態の車載用センサ1は、ガスの濃度を検出するガスセンサを構成する。ガスセンサは、内燃機関の排気管に配置され、排気管を流れる排ガスにおける酸素濃度、NOx(窒素酸化物)等の特定ガス濃度の検出を行うものである。
図1に示すように、ガスセンサのセンサ素子10は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体と、固体電解質体の両側に設けられた電極と、固体電解質体を加熱するヒータとを有している。電極には、排ガスに晒される3つの電極と、大気に晒される1つの電極とがある。複数本のリード線2は、4つの電極に金具21を介して繋がる4本のリード線2と、ヒータの発熱線における両端のリード部に金具21を介して繋がる2本のリード線2とがある。
図4に示すように、複数本のリード線2及び複数の挿通穴41は、ブッシュ4の横断面において、ブッシュ4の中心Oを通ってブッシュ4を2分割する仮想線Kを対称軸とする線対称になる位置に設けられている。本形態の複数本のリード線2及び複数の挿通穴41は、仮想線Kを対称軸とする左右の領域において3箇所ずつ配置されている。そして、複数本のリード線2がブッシュ4の周方向Cに配置されたピッチは、部分的に異なっている。より具体的には、左右いずれかの領域に配置された3本のリード線2間のピッチと、仮想線Kを跨ぐ左右の領域にそれぞれ配置されたリード線2間のピッチとは互いに異なっている。
図1に示すように、センサ素子10は、長尺形状に形成されており、センサ素子10の長手方向は、円筒状カバー3の軸線方向Lと平行である。以下、車載用センサ1の各構成部品において、円筒状カバー3の軸線方向Lに平行な方向を、軸線方向Lの先端側又は後端側として示す。センサ素子10は、絶縁碍子11に保持されており、絶縁碍子11は、ハウジング12に配置されている。センサ素子10の軸線方向Lの先端部に設けられたセンサ検知部101は、絶縁碍子11から突出しており、センサ検知部101は、ハウジング12に取り付けられた先端側カバー13によって覆われている。円筒状カバー3は、車載用センサ1の最外周に位置する部品であり、ハウジング12の軸線方向Lの後端側に取り付けられている。ブッシュ4は、円筒状カバー3の後端部の内周側に配置されており、円筒状カバー3の軸線方向Lの後端側から車載用センサ1の内部へ水分が浸入することを防止するものである。
図2、図3に示すように、円筒状カバー3とブッシュ4とのかしめ加工を行うためのかしめ部30は、屈曲部31の軸線方向Lの先端側に隣接する部位に設けられている。円筒状カバー3の軸線方向Lの後端部の付近には、屈曲部31の外径よりも外径が縮径されたかしめ凹部32が形成されている。
かしめ加工を行う治具等によってかしめ凹部32が形成されるときには、かしめ凹部32の軸線方向Lの後端側に隣接する屈曲部31と、かしめ凹部32の軸線方向Lの先端側に位置する部分とが外周側に膨らむ。屈曲部31は、外周側に膨らむときに、内周側に略直角に折り曲げられた状態から、センサ素子10の軸方向に傾斜する状態に変化する。
図4に示すように、リード線2は、銅線等の導体部21と、導体部21の周りを被覆する樹脂の被覆部22とによって構成されている。ブッシュ4が圧縮変形されるときには、リード線2の被覆部22が圧縮されて、リード線2の被覆部22とブッシュ4の挿通穴41とが密着される。図3に示すように、各リード線2は、かしめ凹部32の縮径する変形を受けて、かしめ凹部32の内周側に対向する部分が内周側に曲がっている。
図3に示すように、円筒状カバー3の内周側とブッシュ4の外周側との間には、水等の液体を通過させない一方、空気等の気体を通過させる性質を有するフィルター5が挟み込まれている。フィルター5は、通気可能な微細繊維状構造を有する樹脂材料によって構成されている。円筒状カバー3における、フィルター5に対向する部位には、貫通穴34が形成されている。貫通穴34は、円筒状カバー3を縮径させる際にブッシュ4が圧縮変形される部位よりも軸線方向Lの先端側に位置する。
フィルター5と貫通穴34とを設けた工夫により、車載用センサ1内への水等の浸入を防止して、車載用センサ1内の換気及び圧力の調整を行うことができる。
円筒状カバー3は、軸線方向Lの先端側であって内周側に配置される第1カバー部3Aと、第1カバー部3Aの後端部に外周側から重なって配置される第2カバー部3Bとに分割されている。フィルター5の軸線方向Lの後端側部分は、かしめ凹部32の縮径する変形を受けてブッシュ4と第2カバー部3Bとの間に挟まれている。フィルター5の軸線方向Lの先端側部分は、別のかしめ凹部33の縮径する変形を受けて第1カバー部3Aと第2カバー部3Bとの間に挟まれている。
ブッシュ4は、円筒状カバー3の第2カバー部3Bの内周側に配置される本体部42と、本体部42の軸線方向Lの後端部において、外周側に突出する鍔部43とを有している。鍔部43は、第2カバー部3Bの屈曲部31の先端に当接し、屈曲部43を軸線方向Lの後端側から覆っている。
ガスセンサを組み付ける際には、図2に示すように、第2カバー部3Bの先端側部分を第1カバー部3Aの外周側に重ね合わせるとともに、第1カバー部3Aの後端側部分と第2カバー部3Bとの間にフィルター5を配置する。また、第2カバー部3B及びフィルター5の内周側に、各挿通穴41に各リード線2が挿通されたブッシュ4を配置する。そして、図3に示すように、かしめ治具を用いて第2カバー部3Bの後端側部分を縮径させ、ブッシュ4の一部を内周側に圧縮変形させるとともに、ブッシュ4の各挿通穴41に各リード線2を密着させる。こうして、かしめ治具によって、第2カバー部3Bとフィルター5とブッシュ4とがかしめられ、これらの隙間が閉じられるとともに、ブッシュ4の各挿通穴41と各リード線2との隙間が閉じられる。また、第2カバー部3Bにおけるかしめが行われた部位には、かしめ凹部32が形成される。
車載用センサ1においては、円筒状カバー3の第2カバー部3Bの後端部の全周に、内周側に屈曲する屈曲部31が設けられていることにより、第2カバー部3Bの後端部の強度が高くなる。そして、第2カバー部3Bを縮径させて、第2カバー部3Bとフィルター5とブッシュ4とをかしめたときには、屈曲部31の存在により、第2カバー部3Bに座屈等の変形が生じにくくなる。
これにより、第2カバー部3Bの変形を防止して、第2カバー部3Bを縮径させる量及びブッシュ4の圧縮変形量を大きくすることができる。そして、特にリード線2の本数が増加した場合等においても、第2カバー部3Bとブッシュ4との間、ブッシュ4の挿通穴41とリード線2との間のシール面圧を高く維持することができる。
また、ブッシュ4には、第2カバー部3Bの屈曲部31の外側に対向する鍔部43が設けられている。そして、屈曲部31の先端が鍔部43によって覆われ、車載用センサ1の内部に水が浸入する経路の入口となる、第2カバー部3Bの屈曲部31の先端とブッシュ4との隙間が、鍔部43によって閉塞される。これにより、車載用センサ1の内部へ水分が浸入しにくくすることができる。
このように車載用センサ1においては、第2カバー部3Bに屈曲部31を設けた効果と、屈曲部31の外側に配置する鍔部43をブッシュ4に設けた効果とが相乗的に発揮される。
次に、本形態の車載用センサ1の利点を、円筒状カバー93の端部において内周側に屈曲された屈曲部931を、ブッシュ94の端面に配置した、図5に示す、従来の車載用センサ9と比較して示す。
同図に示すように、円筒状カバー93を縮径させて、円筒状カバー93とブッシュ94とをかしめた場合には、かしめによって円筒状カバー93に形成されたかしめ凹部932の周辺に位置する屈曲部931は、構造上必ず、ブッシュ94から離れる外側方向に変形する。この変形を、同図において二点鎖線で示す。この場合には、屈曲部931とブッシュ94の端面との間には隙間Sが生じ、この隙間Sが、車載用センサ9の内部へ水分を浸入させるための入口を形成することになる。そのため、従来の車載用センサ9は、防水性の観点から不利となる。また、この場合には、屈曲部931とブッシュ94の端面との間に、水分を溜めるための空間を形成することになり、従来のセンサ9は、円筒状カバー93の腐食の観点からも不利となる。
一方、本形態の車載用センサ1においては、円筒状カバー3を縮径させて、円筒状カバー3とブッシュ4とをかしめたときには、このかしめによって外側方向に変形した屈曲部31の先端が、ブッシュ4の鍔部43を押圧することになる。これにより、屈曲部31の先端と、弾性体である鍔部43との間において、簡易的なシール構造を形成することができる。そのため、車載用センサ1は、その内部への水分の浸入を効果的に防止することができ、防水性の観点から有利となる。また、屈曲部31の先端と鍔部43との間には水分が溜まりにくく、車載用センサ1は、円筒状カバー3の腐食の観点からも有利となる。
また、本形態の車載用センサ1においては、複数本のリード線2がブッシュ4の周方向Cに配置されたピッチが部分的に異なっている。この場合には、リード線2の周囲に位置するブッシュ4の部分の厚みの変化、及び隣接するリード線2との間隔の変化の影響を受けて、リード線2の周囲に生じる面圧のばらつきが大きくなる。そのため、円筒状カバー3及びブッシュ4にかしめを行う変形量を大きくして、リード線2の周囲に生じる面圧を確保する。
本形態においては、円筒状カバー3の第2カバー部3Bの後端部の全周に屈曲部31を設ける工夫によって、第2カバー部3Bの端部の強度を増加させている。そして、第2カバー部3B及びブッシュ4のかしめ変形量を増加させた場合においても、第2カバー部3Bにしわが寄るような座屈等の異常変形、及びこの異常変形に起因する、車載用センサ1の内部への水分の浸入が生じることを防止している。
これにより、複数本のリード線2がブッシュ4の周方向Cに配置されたピッチが部分的に異なっているような特殊な場合においても、第2カバー部3Bとブッシュ4との間、ブッシュ4の挿通穴41とリード線2との間のシール面圧を高く維持することができる。
それ故、車載用センサ1によれば、その内部への水分の浸入をより効果的に防止することができる。
また、本形態の車載用センサ1においては、屈曲部31の先端が、屈曲部31の軸線方向Lにおける、ブッシュ4の鍔部43とフィルター5の端部51との間に配置されている。円筒状カバー3及びフィルター5の内側にブッシュ4を組み付ける際には、フィルター5の端部51は屈曲部31の先端によって覆われている。そのため、ブッシュ4を組み付ける際には、ブッシュ4の鍔部43は屈曲部31の先端によって必ず受け止められ、鍔部43がフィルター5の先端を押さえ付けることが防止される。
フィルター5は、通気を行うための複数の微細孔を形成するために、微細繊維状構造を有する樹脂材料によって構成されている。そのため、フィルター5が、その表面に沿った方向に押圧又は圧縮されると、微細繊維状構造における複数の微細孔が閉塞され、フィルター5の通気性能が損なわれるおそれがある。
車載用センサ1においては、屈曲部31の先端がブッシュ4の鍔部43を受け止める構造を有していることにより、ブッシュ4の組付時に、フィルター5がその表面に沿った方向に押圧又は圧縮されることがなくなり、フィルター5の通気性能を確保することができる。そのため、ブッシュ4の組付時の組付精度を厳密に管理しなくても、車載用センサ1の通気性能を維持することができる。
1 車載用センサ
10 センサ素子
2 リード線
3 円筒状カバー
31 屈曲部
4 ブッシュ
41 挿通穴
43 鍔部

Claims (4)

  1. センサ素子(10)に電気的に接続された複数本のリード線(2)と、
    金属製の円筒状カバー(3)と、
    該円筒状カバーの端部の内周側に配置され、上記複数本のリード線を挿通させるための複数の挿通穴(41)が設けられたゴム製のブッシュ(4)と、を備え、
    上記円筒状カバーを縮径させ上記ブッシュを圧縮変形させることによって、上記各挿通穴に上記各リード線を保持する構造を有する車載用センサ(1)において、
    上記円筒状カバーには、その端部の全周を内周側に屈曲させた屈曲部(31)が設けられており、
    上記ブッシュには、上記屈曲部の軸線方向(L)の外側に対向する鍔部(43)が設けられている、車載用センサ。
  2. 上記複数本のリード線が上記ブッシュの周方向(C)に配置されたピッチは、部分的に異なっている、請求項1に記載の車載用センサ。
  3. 上記円筒状カバーと上記ブッシュとの間には、液体を通過させない一方、気体を通過させる性質を有するフィルター(5)が挟み込まれており、
    上記円筒状カバーにおける、上記フィルターに対向する部位には、貫通穴(34)が形成されている、請求項1又は2に記載の車載用センサ。
  4. 上記軸線方向における、上記ブッシュの上記鍔部と上記フィルターの端部との間には、上記円筒状カバーの上記屈曲部の先端が配置されている、請求項3に記載の車載用センサ。
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