JP2012233788A - ガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタの位置をガスセンサの先端側から遠ざけてフィルタの通気性を維持すると共に、保護外筒と外筒との隙間腐食を防止し、保護外筒を外筒に強固に固定したガスセンサを提供する。
【解決手段】ガスセンサ素子3と、主体金具20と、第1通気孔41を有する筒状の外筒40と、外筒の後端側に内挿される弾性部材131と、第1通気孔を塞ぐように外筒の径方向外側に配置され、通気性を有するフィルタ50と、フィルタを径方向外側から囲むと共に、フィルタに連通する第2通気孔61を有する筒状の保護外筒60と、を備えたガスセンサ100であって、外筒と保護外筒とは、第1通気孔及び第2通気孔よりそれぞれ先後の2箇所でフィルタを介して加締められ、外筒と保護外筒とが直接接して加締められず、後端側加締め部Sが弾性部材の軸線方向の領域R内に位置し、先端側加締め部Sは外筒が径方向内側に凹むように変形している。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検出ガスの濃度を検出するガスセンサ素子を備えたガスセンサに関する。
自動車等の排気ガス中の特定ガス(例えば、酸素やNO)の濃度を検出するガスセンサとして、固体電解質を用いたガスセンサ素子を有するものが知られている。
図4に示すように、この種のガスセンサ1000は、軸線O方向に延びるガスセンサ素子3の径方向周囲を主体金具20で保持し、主体金具20の後端側に外筒400を取り付けて構成されている。そして、外筒400の内側でガスセンサ素子3の後端側に設けられた電極(図示せず)が端子金具71、91に電気的に接続され、さらに端子金具71、91に接続されたリード線141が外筒400の後端側に内挿された弾性部材(グロメット)131を挿通して外部に取り出される。
又、外筒400内部のガスセンサ素子3に基準酸素濃度の外気を導入するため、外筒400の側面に第1通気孔410が形成されており、そして第1通気孔410を通気性のフィルタ50で塞ぎつつ、さらにフィルタ50の外側から保護外筒600を被せ、保護外筒600と外筒400とを加締めてフィルタ50を固定している(特許文献1)。なお、保護外筒600にもフィルタに連通する第2通気孔610が開口しており、外気がフィルタ50を介して外筒400内部に導入されるようになっている。
特開2003−114210号公報 特開2006−145397号公報(図2)
ところで、特許文献1記載のガスセンサ1000の場合、保護外筒600を外筒400に強固に固定するために、フィルタ50より後端のグロメット131の位置S102で保護外筒600と外筒400とを直接加締めている。このため、樹脂製のフィルタ50の位置が、ガスセンサ1000の先端側(図3の下側)により近くなり(つまり、グロメット131が配置された位置よりも先端側に配置され)、熱源(例えば、排気管や排気ガス)からの受熱でフィルタ50がクリープして、フィルタ50の通気性が低下するおそれがある。
そこで、フィルタを熱源からできる限り離し、フィルタの通気性を維持するために、フィルタをガスセンサの後端側に配置されたグロメットの位置と重なるように配置し、グロメットの径方向外側でフィルタを介して保護外筒と外筒とを加締める技術が開発されている(特許文献2)。そして、特許文献2記載のガスセンサの場合、フィルタよりも先端側の位置で保護外筒と外筒とを直接加締めて直接加締め部を形成することで、保護外筒を外筒に強固に固定している。
しかしながら、上記した特許文献2記載の技術の場合、フィルタよりも先端側の位置で保護外筒と外筒とを直接加締めて直接加締め部を形成すると、隙間腐食が生じるという問題がある。
この隙間腐食は、直接加締め部よりも先端側に設けられた保護外筒と外筒との微少な隙間に、ガスセンサに被水した塩水等が表面張力によって長期間保持されることで、保護外筒と外筒との間で化学反応が起こり、外筒又は保護外筒が腐食する現象のことである。
従って、本発明は、フィルタの位置をガスセンサの先端側から遠ざけてフィルタの通気性を維持すると共に、保護外筒と外筒との隙間腐食を防止するためにフィルタよりも先端側に直接加締め部を形成せずに、保護外筒を外筒に強固に固定したガスセンサの提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のガスセンサは、軸線方向に延びるガスセンサ素子と、前記ガスセンサ素子の径方向周囲を取り囲んで該ガスセンサ素子を保持する筒状の主体金具と、前記主体金具に取り付けられると共に、前記主体金具よりも後端側に延び、自身の内部へ外気を導入する第1通気孔を有する筒状の外筒と、前記外筒の後端側に内挿され、前記外筒を封止する弾性部材と、前記第1通気孔を塞ぐように前記外筒の径方向外側に配置され、通気性を有するフィルタと、前記フィルタを径方向外側から囲むと共に、前記フィルタに連通する第2通気孔を有する筒状の保護外筒と、を備えたガスセンサであって、前記外筒と前記保護外筒とは、前記第1通気孔及び前記第2通気孔よりそれぞれ先後の2箇所で、前記フィルタを介して加締められた先端側加締め部及び後端側加締め部を有し、前記外筒と前記保護外筒とが直接接して加締められず、前記後端側加締め部が前記弾性部材の軸線方向の領域内に位置し、前記先端側加締め部は前記外筒が径方向内側に凹むように変形している。
このガスセンサによれば、後端側加締め部が弾性部材の軸線方向の領域内に位置している。これにより、フィルタをガスセンサの後端側に配置された弾性部材の位置と重なるように配置することができるので、フィルタの位置をガスセンサの先端側からより遠ざけることができ、熱源(排気管)からの受熱でフィルタがクリープして、フィルタの通気性が低下することを抑制できる。
また、外筒と保護外筒が直接接して加締められていない。これにより、外筒と保護外筒との直接加締め部に隙間腐食が生じることを防止できる。
その上、先端側加締め部において、外筒が内側に凹むように変形している。つまり、先端側加締め部において、外筒が径方向内側へ凹んで変形するまで強く加締められるので、保護外筒を外筒に強固に固定することができる。
さらに、本発明のガスセンサでは、前記後端側加締め部は前記外筒が径方向内側に凹むように変形している。後端側加締め部においては、径方向内側へ縮径する加締めに対して弾性部材が弾性力により反発するので、後端側加締め部の外筒が変形しなくとも、保護外筒を外筒に強固に固定できている。しかしながら、後端側加締め部においても、外筒が径方向内側へ凹んで変形するまで強く加締めているので、径方向内側へ縮径する加締めに対して弾性部材が弾性力により反発する力をより大きくすることができ、保護外筒を外筒により強固に固定することができる。
さらに、本発明のガスセンサは、前記先端側加締め部は前記弾性部材の先端よりも先端側に位置し、前記後端側加締め部よりも前記先端側加締め部にて、前記外筒が大きく変形している。これにより、弾性部材の弾性力を利用できず後端側加締め部よりも加締め力が弱くなる先端側加締め部においても、保護外筒を外筒に強固に固定することができる。
この発明によれば、フィルタの位置をガスセンサの先端側から遠ざけてフィルタの通気性を維持すると共に、保護外筒と該当との隙間腐食を防止するためにフィルタよりも先端側に直接加締め部を形成せずに、保護外筒を外筒に強固に固定することができる。
本発明の実施形態に係るガスセンサを軸方向に沿う面で切断した断面図である。 加締め前の外筒と保護外筒の配置状態を示す断面図である。 外筒の第1通気孔と保護外筒の第2通気孔との位置関係を示した別実施形態を示す斜視図である。 従来のガスセンサを軸方向に沿う面で切断した断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るガスセンサ100を軸線O方向(先端から後端に沿う方向)に沿う面で切断した断面構造を示す。この実施形態において、ガスセンサ100は自動車の排気管内に挿入されて先端(図1のプロテクタ7側)が排気ガス中に曝され、排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素センサになっている。
なお、図1の下側(プロテクタ7側)をガスセンサ100の先端側とし、図1の上側をガスセンサ100の後端側とする。
ガスセンサ100は、ガスセンサ素子3がハウジング(主体金具)20内に組み付けられている。このガスセンサ素子3は、酸素イオン伝導性の固体電解質体に一対の電極を積層した酸素濃淡電池を構成し、酸素量に応じた検出値を出力する公知の酸素ガスセンサ素子である。詳細には、ガスセンサ素子3は、先端に向かってテーパ状に縮径する有底筒状の固体電解質体と、固体電解質体の内周面と外周面にそれぞれ形成された内側電極及び外側電極(図示せず)とからなる。そして、ガスセンサ素子3の内部空間を基準ガス雰囲気とし、ガスセンサ素子3の外面に被検出ガスを接触させてガスの検知を行うようになっている。
ガスセンサ素子3の中央付近には、径方向外側に突出する鍔部3aが設けられている。一方、ハウジング20の先端寄りの内周面には内側に縮径する段部20eが設けられ、鍔部3aと段部20eの間にパッキン12が配置されている。そして、ガスセンサ素子3をハウジング20の内側に挿通し、鍔部3aをパッキン12に当てることにより、間接的に段部20eに後端側からガスセンサ素子3の鍔部3aが当接し、ガスセンサ素子3がハウジング20内に組み付けられている。
さらに、鍔部3aの後端側におけるガスセンサ素子3とハウジング20との径方向の隙間に、筒状のシール材(滑石粉末)6が充填され、さらにシール材6の後端側に筒状の絶縁部材(セラミックスリーブ)31が配置されている。そして、絶縁部材31の後端側に金属リング(ステンレス製の平ワッシャ)30を配し、ハウジング20の後端部を内側に屈曲して加締め部20aを形成することにより、絶縁部材31が先端側に押し付けられてシール材6を押し潰し、絶縁部材31及びシール材6が加締め固定されるとともに、ガスセンサ素子3とハウジング20の隙間がシールされる。
さらに、ハウジング20の後端には、ガスセンサ素子3の後端部を覆うため、金属製筒状の外筒40が接合されている。この外筒40は、例えば、SUS430、SUS304、SUS304L、SUS310S、SUS316、SUS316L等のステンレス鋼を用いることができる。外筒40は、ハウジング20に接続する先端部40aと先端部40aよりも縮径された後端部40bとを有し、先端部40aと後端部40bとの間には、段部43が設けられている。
外筒40の先端部40aの内側には、絶縁性の筒状のセパレータ111が配置されている。さらに、セパレータ111の2個の挿通孔には、それぞれ端子金具71、91の基部74、94が挿通されている。この各基部74、94の後端にはそれぞれ接続端部75、95が形成され、接続端部75、95にそれぞれリード線141、141が加締め接続されている。また、セパレータ111は、セパレータ111の後端面を段部43に当接させつつ、セパレータ111の先端面をセパレータ111よりも先端側に配置した保持金具45に当接させることで、外筒40内に保持される。この保持金具45は、セパレータ111よりも先端側に配置され、外筒40の先端部40aが加締められることで外筒40内に固定されている。
外筒40の後端部40bの内側には筒状のグロメット(特許請求の範囲の「弾性部材」に相当)131が内挿されて加締め固定されている。このグロメット131には、2個の挿通孔からそれぞれリード線141、141が外部に引き出されている。グロメット131としては、例えばシリコンゴムやフッ素ゴム等からなる弾性部材を用いることができる。又、本実施形態では、グロメット131の後端側がフランジ状に拡径しており、この拡径部分を外筒40の後端に載置することにより、グロメット131の位置決めが容易になる。
端子金具71は、筒形状を有し、ガスセンサ素子3の内側に内嵌され、ガスセンサ素子3の内側に設けられた内側電極と電気的に接続される。又、端子金具91は、筒形状を有し、ガスセンサ素子3の外側に外嵌めされ、ガスセンサ素子3の外側に設けられた外側電極と電気的に接続される。
一方、ハウジング20の先端部20fには金属製(ステンレスなど)で筒状のプロテクタ7が固定され、ハウジング20から突出するガスセンサ素子3の先端がプロテクタ7で覆われている。このプロテクタ7は、排気ガスをプロテクタ7の内部に取り込むための複数の孔部を有している。
なお、ハウジング20の中央付近には、径方向外側に突出し六角レンチ等を係合するための多角形の鍔部20cが設けられ、鍔部20cと先端部20fとの間のハウジング20外側面には雄ねじ部20dが形成されている。又、鍔部20cの先端面と雄ねじ部20dの後端との間の段部には、排気管に取付けた際のガス抜けを防止するガスケット(図示せず)が嵌挿されている。
そして、ハウジング20の雄ねじ部20dを排気管等のネジ孔に取付けることで、ガスセンサ素子3の先端を排気管内に露出させて被検出ガス(排気ガス)を検知している。
次に、本発明の特徴部分である外筒40の後端部40b、フィルタ50及び保護外筒60について説明する。
外筒40の後端部40bの側面のうち、グロメット131の先端131aより先端の位置には、周方向に等間隔で4個(図1では3個のみ図示)の第1通気孔41が開口し、外筒40内部へ外気を導入可能になっている。そして、外筒40の後端部40bの径方向外側には、第1通気孔41を塞ぐように環状の通気性のフィルタ50が被せられ、さらにフィルタ50を径方向外側から金属製筒状の保護外筒60が囲んでいる。この保護外筒60は、例えば、SUS430、SUS304、SUS304L、SUS310S、SUS316、SUS316L等のステンレス鋼を用いることができる。保護外筒60の側面には周方向に等間隔で4個(図1では2個のみ図示)の第2通気孔61が開口し、第2通気孔61からフィルタ50の外面の一部が露出することで第2通気孔61がフィルタ50に連通し、外気がフィルタ50を介して外筒40内部に導入されるようになっている。
フィルタ50は、例えばフッ素系樹脂等の樹脂の多孔質構造体からなり、撥水性を有しているため外部の水を通さずにセンサ素子3の内部空間に基準ガス(大気)を導入するようになっている。
また、保護外筒60は、後端部がグロメット131の後端面上に設けられるように径方向内側に折り曲げられてなり、後端部の中央に開口63が形成され、開口63からリード線141、141が外部に引き出されている。
ここで、外筒40(後端部40b)と保護外筒60とには、第1通気孔41及び第2通気孔61よりそれぞれ先後の2箇所で、かつフィルタ50を介して加締められた先端側加締め部S及び後端側加締め部Sが設けられている。このうち、後端側加締め部Sは、弾性部材131の軸線O方向の領域R内に位置する。
このようにして加締めると、フィルタ50をガスセンサ100の後端側に配置されたグロメット131の位置と重なるように配置することができるので、樹脂製のフィルタ50の位置をガスセンサ100の先端側からより遠ざけることができ、熱源(排気管)からの受熱でフィルタ50が収縮してシール性が低下することを防止できる。
又、ガスセンサ100は、外筒40と保護外筒60とが直接接して加締められていない。これにより、外筒40と保護外筒60との直接加締め部、もしくはそれよりも先端側の隙間が設けられず、外筒40と保護外筒60とに隙間腐食が生じることを防止できる。
さらに、ガスセンサ200は、先端側加締め部Sにおいて、外筒40が径方向内側に凹むように変形している。つまり、先端側加締め部Sにおいて、外筒40が径方向内側へ凹んで変形するまで強く加締められるので、加締めが十分となり、保護外筒60を外筒40に強固に固定できる。
さらに、ガスセンサ100では、後端側加締め部Sは外筒40が径方向内側に凹むように変形している。つまり、後端側加締め部Sにおいても、外筒40が径方向内側へ凹んで変形するまで強く加締めている。これにより、径方向内側へ縮径する加締めに対してグロメット131が弾性力により反発する力をより大きくすることができ、保護外筒60を外筒40により強固に固定することができる。
さらに、ガスセンサ100では、先端側加締め部Sはグロメット131の先端131aよりも先端側に位置し、後端側加締め部Sよりも先端側加締め部Sにて、外筒40が大きく変形している。これにより、グロメット131の弾性力を利用できず後端側加締め部Sよりも加締め力が弱くなる先端側加締め部Sにおいても、保護外筒60を外筒40に強固に固定することができる。
なお、後端側加締め部Sがグロメット131の軸線O方向の領域R内に位置するとは、後端側加締め部Sの一部が領域R内に位置することをいう。
また、外筒40及び保護外筒60の硬度が100〜400Hv、厚みは、0.2〜0.8mmであるとよい。
さらに、先端側加締め部S1、及び後端側加締め部S2は、第1通気孔41及び第2通気孔61の孔形状が変形しないように加締められることが好ましい。これにより、第1通気孔41及び第2通気孔61にて正確な通気量を確保することができる。
次に、本実施形態のガスセンサ100の製造方法について説明する。図2は、加締め前の外筒40と保護外筒60の配置状態を示す断面図である。まず、外筒40の内側にセパレータ111を配置する。この際、外筒40の段部43にセパレータ111の後端面を当接させる。次に、セパレータ111の先端側に保持金具45を配置し、外筒40(先端部40a)を加締めることで、保持金具45を固定する。これによりセパレータ111が外筒40の先端部40a内に固定される。
次に、外筒40の後端部40bにフィルタ50を配置すると共に、外筒40の後端にグロメット131が係合するようにグロメット131を配置する。次いで、外筒40の外側に保護外筒60を被せ、外筒40と保護外筒60との間にフィルタ50を介して加締め、先端側加締め部S及び後端側加締め部Sとを形成し、外筒40と保護外筒60とを固定する。
その後は、公知の方法にてガスセン100を作成する。具体的には、ガスセンサ素子3、主体金具10、プロテクタ7等にて形成された下部組立体に上述の保護外筒60が固定された外筒40を組み付け、外筒40と主体金具10とをレーザ溶接等により固定する。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
本実施形態では、後端側加締め部Sは、外筒40が変形していたが、これに限らず、外筒40が変形していない構成であっても良い。後端側加締め部Sは、径方向内側へ縮径する加締めに対してグロメット131が弾性力により反発するので、後端側加締め部Sの外筒40が変形しなくとも、保護外筒60を外筒40に強固に固定できる。
さらに、図3は、外筒40の第1通気孔41と保護外筒60の第2通気孔61との位置関係を示した別実施形態である。第1通気孔41と第2通気孔61との位置は一致する必要はなく、図3のように、第1通気孔41と第2通気孔61とが周方向に互い違いに配置されていてもよい。これは、第1通気孔41と第2通気孔61とがそれぞれフィルタ50に連通しているので、外気を外筒40内部に導入することができるためである。このように、第1通気孔41と第2通気孔61とをそれぞれ周方向に複数個設けると、外筒40の第1通気孔41と保護外筒60の第2通気孔61とが重なるように位置決めする必要がなく、生産性が向上する。
又、軸線O方向に見て、第1通気孔41は、グロメット131の先端131aより先端に位置する必要があるが、第2通気孔61は後端側加締め部Sより先端側であればグロメット131の先端131aより後端に位置してもよい。
また、本実施形態では、第1通気孔41のすべてがグロメット131の先端131aより先端に位置していたが、これに限らず、第1通気孔41の一部がグロメット131の先端131aよりも先端に位置していても良い(つまり、第1通気孔41がグロメット131の先端131aを跨ぐように位置しても良い)。
又、上記実施形態では、第1通気孔41と第2通気孔61とをそれぞれ周方向に複数個設けたが、第1通気孔41と第2通気孔61の形成位置及び個数は上記に限られない。
さらに、本実施形態では、フィルタ50は環状形状を有していたが、これに限られず、第1通気孔41と第2通気孔61とを連通する形態であれば、周方向に部分的に設けられていても良い。
さらに、ガスセンサ素子としては、上記した酸素センサ素子(全領域空燃比センサ素子)の他、λセンサ素子、NOセンサ素子、アンモニアセンサ素子を用いることができ、筒型の素子だけでなく、板型の素子であってもよい。
3 ガスセンサ素子
20 主体金具
40 外筒
41 第1通気孔
50 フィルタ
60 保護外筒
61 第2通気孔
100 ガスセンサ
131 弾性部材
141 リード線
O 軸線方向
先端側加締め部
後端側加締め部
R 弾性部材の領域

Claims (3)

  1. 軸線方向に延びるガスセンサ素子と、
    前記ガスセンサ素子の径方向周囲を取り囲んで該ガスセンサ素子を保持する筒状の主体金具と、
    前記主体金具に取り付けられると共に、前記主体金具よりも後端側に延び、自身の内部へ外気を導入する第1通気孔を有する筒状の外筒と、
    前記外筒の後端側に内挿され、前記外筒を封止する弾性部材と、
    前記第1通気孔を塞ぐように前記外筒の径方向外側に配置され、通気性を有するフィルタと、
    前記フィルタを径方向外側から囲むと共に、前記フィルタに連通する第2通気孔を有する筒状の保護外筒と、
    を備えたガスセンサであって、
    前記外筒と前記保護外筒とは、前記第1通気孔及び前記第2通気孔よりそれぞれ先後の2箇所で、前記フィルタを介して加締められた先端側加締め部及び後端側加締め部を有し、
    前記外筒と前記保護外筒とが直接接して加締められず、
    前記後端側加締め部が前記弾性部材の軸線方向の領域内に位置し、
    前記先端側加締め部は前記外筒が径方向内側に凹むように変形しているガスセンサ。
  2. 前記後端側加締め部は、前記外筒が径方向内側に凹むように変形している請求項1又は2に記載のガスセンサ。
  3. 前記先端側加締め部は前記弾性部材の先端よりも先端側に位置し、
    前記後端側加締め部よりも前記先端側加締め部にて、前記外筒が大きく変形している請求項2に記載のガスセンサ。
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