JP4801181B2 - センサ - Google Patents

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本発明はセンサに関し、詳しくは、例えば内燃機関から排出される排気ガス中の特定ガス成分の濃度を検出するための酸素センサやNOxセンサ、HCセンサ等のガスセンサや排気ガスの温度を検出するための温度センサ等のセンサに関する。
従来、自動車の空燃比制御に、排気ガス中の特定ガス成分の濃度に応じて電気的特性が変化するセンサ素子を備えたガスセンサが使用されている(特許文献1)。図18は、このようなガスセンサ(以下、センサとも言う)1を示したものである。このガスセンサ1は、例えば、酸素イオン伝導性を有する固体電解質よりなるセンサ素子(以下、単に素子ともいう)21と、この素子21を保持するための主体金具(金具本体)11と、この主体金具11の後端(図示上端)側に包囲状に設けられた金属製の保護筒(外筒)81などから構成されている。そして、保護筒81内には、端子包囲部材(セパレータともいわれる)70が配置されている。なお、本明細書において、センサ又はその構成部品若しくは部位(部分)に関して、「後端」というときは、図18のセンサ、構成部品等に関する上端をいい、「先端」というときは、その逆の端(下端)をいうものとする。
上記構成のセンサ1において、端子包囲部材70は、セラミック等の電気的な絶縁材からなり、図18に示したように、内部には、先後に真っ直ぐに貫通するよう形成された端子用空孔(以下、単に空孔ともいう)75を備えている。そして、その空孔75は、各端子金具51が位置決め収容され、保護筒81内面と、さらには端子金具51相互間の絶縁が保持されるように区画されている(図19参照)。端子金具51は、各空孔75において、先端の板バネ部である端子接続部53を、それ自身のバネ性によって、端子包囲部材70の中心に位置する素子21の側面24に設けられた各電極端子25に押付けて、その電気的な接続を確保している。また、端子金具51は、端子接続部53から中継線部55を介してその後端に位置する圧着部(バレル)57をかしめて、リード線61の先端(芯線部)に接続されている。そして、各リード線61は、保護筒81内に配置されたシール用弾性部材101に貫通、形成されたリード線挿通用の貫通孔(空孔)105を通されて外部に引き出されている。
上記従来のセンサ1において、センサ素子21は、長寸の平板状(帯板状)のものであり、その後端寄り部位の対向する両側面(対向する2つの主たる板面)24,24のうち、各側面(片面)には、例えば、3つの電極端子25が、横に並んで設けられている。なお、同図において、他(反対側)の一側面には2つの電極端子25が、横に並んで設けられている。一方、各端子金具51は、これらの電極端子25の配置に対応するようにして横に並ぶ形で端子包囲部材70内に区画、形成された各空孔75内に配置されており、それぞれの端子接続部53のバネ性によって、素子21の各電極端子25に押付けられて電気的に接続されている(図18参照)。なお、このセンサ1では、各端子金具51の圧着部57はそのカシメ片58を、素子21側(図18の軸線G側)に折り曲げてリード線61の先端を圧着している。
ところで、上記構成のセンサ1において端子金具51は、前記したように、端子包囲部材70内で横に並ぶ各空孔75内に配置されている(図19参照)。したがって、端子金具51の後端の各圧着部57に接続されて後方に引き出されるリード線61も、各圧着部57から同様の横並びの配置で、後方に延びる形で引き出されている。このため、各リード線61が通されているシール用弾性部材101の貫通孔105も、軸線G方向(センサの後端)から見ると、図19に示した各空孔75の配置に対応する配置であけられていた。
他方、シール用弾性部材101は、保護筒81の後端寄り部位のシール用筒部83内に配置されているが、そこでのシールを保持するため、そのシール用筒部83は外周面から縮径状にかしめられている。そして、シール用弾性部材101は、このかしめによる径方向の圧縮により、各リード線61を挿通している貫通孔105内におけるシールを保持している。このようなリード線61のシール構造においては、各貫通孔105に通されるリード線61が均等に効率よく圧縮されるのが好ましい。そして、そのためには、シール用弾性部材101が通常、横断面(センサの後端側から見た形状)が円形であることからして、その各貫通孔105は、図20に示したように、その円と同心の一円周(仮想円周)上に、等角度間隔又はそれに近い配置で設けられるのが好ましいといえる。
したがって、図18のセンサ1のように、素子21の電極端子25がその一側面(片面)24に3つ横に並んで設けられているものでは、その中央の電極端子25に接続される端子金具51の後端の圧着部57は、その両側の端子金具の後端の圧着部57より、図18において外側(図示右寄り部位)に設けられるのが好ましい。すなわち、図20に示したシール用弾性部材101における貫通孔105の配置と同様の配置となるように設けられるのが好ましい。一方、このようにするためには、その中央の端子金具51についてみると、例えば、端子接続部53と圧着部57との間の中継線部55を半径外方に、クランク状に屈曲させるか、或いは圧着部57をなすカシメ片58を外向きにするなどして、後端の圧着部57を外方に偏心(偏在)させるようにする必要がある。
特開2007−47093号公報
ところが、後端の圧着部57を外方に偏心させるとすると、端子包囲部材70の各空孔75のうち、その中央の端子金具51が配置される空孔75の後端寄り部位を、先端寄り部位に対して端子金具の形状に合わせて外方にクランク状に屈曲させるなど、空孔75を真っ直ぐの穴構造から複雑構造に変更する必要がある。しかし、このような構造とする場合には、端子包囲部材70自体の内部構造が複雑化する。
そこで考えられるのは、端子包囲部材70を、先端側包囲部材と後端側包囲部材とに先後に二分割し、先端側包囲部材の後端面と、後端側包囲部材の先端面とを突き合せて1つの端子包囲部材を構成するということである。このように2つの部材の組合せからなる1つの端子包囲部材とすれば、内部の空孔の構造や、その空孔内に配置する端子金具の形状、構造の設計の自由度が高められるため、前記課題も解消できる。すなわち、空孔を軸線に平行に真っ直ぐに延びるように形成するとしても、後端側包囲部材に設けられる空孔を、先端側包囲部材に設けられるそれに対して、適宜、外方に偏心させて設ければよいためである。しかも、このように二分割構造とすれば、両者の突合せ部において、例えば端子金具の一部を挟ませることも可能となり、端子金具が先後に動くことも防止できるといった別のメリットも得られる。
しかし、このように端子包囲部材を、先後に二分割して1つの端子包囲部材を構成する場合には、次のようなデメリットもある。というのは、端子包囲部材が2つの部材の組み合わせとなることから、センサが自動車に取付けられて使用されることで種々の振動を受けることを考慮すると、保護筒81内に配置された場合にはその位置が不安定となりやすいからである。すなわち、このような構成とする場合には、先端側包囲部材に対し、後端側包囲部材が相対的に軸線回りに回転するように動いたり、或いは、両者が相対的に横方に心ズレ状に動く危険性がある。そして、このような動きがあると、その内部の端子金具も動くことから端子金具が変形する可能性があり、また、素子の電極端子との導通不良(接触不良)を招くなど、電気的接続の信頼性が低くなる危険がある。
本発明は、センサ内に配置される端子包囲部材を、先後に分割して二分割構造とすることで、端子包囲部材内の空孔の構造や、その空孔内に配置する端子金具の形状、構造の設計の自由度が高められるようにするとともに、二分割構造としても、その一方が他方に対して相対的に軸線回りに回転したり、さらには、その一方が他方に対して軸線が横ずれするように動くのを防止できるようにして、端子包囲部材内に配置される素子の電極端子と端子金具との電気的接続の信頼性が低下する危険性を小さくすることにある。
上記課題を解決するための請求項1に記載の本発明は、センサ自身の先後方向に延び、複数の電極端子を備えたセンサ素子と、このセンサ素子の各電極端子に対し、端子接続部が押付けられて接続された複数の端子金具と、この複数の端子金具を先後に貫通する各空孔内に配置させ、かつ包囲するように形成された絶縁材からなる端子包囲部材と、前記端子金具に接続されてセンサ自身の後端から外部に引き出されてなるリード線とを有してなるセンサにおいて、
前記端子包囲部材を、先端側包囲部材と後端側包囲部材とに先後に分割し、該先端側包囲部材の後端面と該後端側包囲部材の先端面とを突き合せて構成し、
前記先端側包囲部材の後端面と前記後端側包囲部材の先端面とが突き合されている状態において、前記先端側包囲部材と前記後端側包囲部材とが、そのいずれか一方に対して他方が、センサの軸線回りに相対的に回るのが防止され、しかも、そのいずれか一方に対して他方が、センサの軸線と垂直な方向にずれるのが防止されるように、
前記後端面に対し、該後端面において前記先端側包囲部材の先端側に向けて凹む凹部、又は隆起状をなす凸部が1又は複数形成され、前記先端面に対し、前記凹部又は前記凸部に嵌合する凸部又は凹部が1又は複数形成されており、
さらに、前記端子金具のうちの少なくとも1つは、前記先端側包囲部材の後端面と前記後端側包囲部材の先端面との間に挟まれる部位に、側方に突出する突出片部が設けられており、
該突出片部を、前記先端側包囲部材の後端面と前記後端側包囲部材の先端面との間に挟ませたことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
前記後端面に対し、該後端面において前記先端側包囲部材の先端側に向けて凹む凹部、又は隆起状をなす凸部が1又は複数形成され、前記先端面に対し、前記凹部又は前記凸部に嵌合する凸部又は凹部が1又は複数形成されている、ことに代えて、
前記後端面に対し、該後端面において前記先端側包囲部材の先端側に向けて凹む凹部、又は隆起状をなす凸部が複数形成され、前記先端面に対し、前記凹部又は前記凸部に嵌合する凸部又は凹部が複数形成されていることを特徴とするセンサである。
請求項3に記載の本発明は、
前記先端側包囲部材の先端側に向けて凹む凹部が、前記先端側包囲部材の外周面を切欠く形で形成されていることを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載のセンサである。
上記構成の本発明のセンサにおいては、端子包囲部材が、先端側包囲部材の後端面(以下、単に後端面ともいう)と、後端側包囲部材の先端面(以下、単に先端面ともいう)とが突き合されてなる2分割構造のものとされているが、上記のような嵌合構造を有している。このため、その嵌合状態においては、両部材が相対的に軸線回りに回ることもなく、しかも、両部材が相対的に横ずれするような動きも防止されている。これにより、前記端子包囲部材の内部に配置されている端子金具の変形や、素子の電極端子に対する端子金具の接触不良といった電気的接続の信頼性が低下する危険性も小さくできる。
すなわち、本発明のセンサにおいては、端子包囲部材を2分割構造としつつも、端子金具の変形や、素子の電極端子と端子金具との電気的接続の信頼性を損なうことがないため、端子包囲部材自体やその内部の空孔の形状、構造、さらにはその空孔内に配置される端子金具の形状、構造の設計の自由度が高められる。
ところで、先端面及び後端面に形成された凹部または凸部が1箇所ずつ設けられ、(例えば、先端面に凹部が一箇所、後端面に凸部が一箇所)且つ、凹部及び凸部がきっちり嵌り合う場合、両部材が相対的に軸線回りに回ることなく、且つ相対的に横ずれすることを防止できる構成として、特定の凹部や凸部の形状を選択することとなる。例えば、先端側包囲部材に凹部が形成されるとして、先端側包囲部材を後端側から見たときに、凹部が先端側包囲部材の外周面に露出しない場合は、楕円や多角形を選択し、凹部が先端側包囲部材の外周面を切り欠く形で設けられる場合は、先端側包囲部材の外周面側の部位がそれより中心側の部位よりも窄まる形状(例えば、楕円、台形状、扇形状等)を選択することになる。しかしながら、先端面及び後端面に形成された凹部または凸部が複数形成され、且つ、凹部及び凸部がきっちり嵌り合う場合、凹部や凸部の形状が特定されることなく、両部材が相対的に軸線回りに回ることなく、且つ、相対的に横ずれすることを防止できる。さらに、後端面に対し、先端側包囲部材の外周面を切り欠く形で凹む凹部、又は隆起状をなす凸部を形成し、先端面に対し、前記の凹部又は凸部に嵌合する凸部又は凹部を形成することで、端子金具を挿通させる空孔の配置に影響を与えることなく、しかも容易に包囲部材を作成することができる。
また、端子金具に突出片部を設けて、その突出片部を、先端側包囲部材の後端面と後端側包囲部材の先端面との間に挟ませることもできる。しかも、このような構成とした場合には、端子金具が先後に動くことを効果的に防止できるという顕著な効果が得られる。
本発明のセンサの実施の形態例を示す正面縦断面図、及び要部拡大図。 図1中の端子包囲部材を含む要部の拡大図、及び同図中のセンサ素子の右又は左側面図。 図1のセンサに用いられている先端側包囲部材と後端側包囲部材とを説明する図であって、下が先端側包囲部材を後端側から見た斜視図で、上が後端側包囲部材を先端側から見た斜視図。 図1のセンサに用いられている先端側包囲部材と後端側包囲部材とを説明する後端側から見た分解斜視図。 図1のセンサに用いられている先端側包囲部材を後端面側から見た図。 図5の先端側包囲部材の空孔を説明する先端側包囲部材の横断面図。 図1のセンサに用いられている後端側包囲部材を先端面側から見た図。 図7の後端側包囲部材の空孔を説明する、端子金具を空孔内に配置した後端側包囲部材の横断面図。 先端側包囲部材の後端面の凹部に、後端側包囲部材の先端面の凸部を嵌合させて突き合せる工程を説明する図。 先端側包囲部材に素子及び端子金具を配置した状態を後端面側から見た図。 図1のセンサを構成する端子包囲部材と端子金具を説明する分解斜視図。 端子包囲部材の別例を説明する図であって、Aは後端側包囲部材を先端面側から見た図、Bは先端側包囲部材を後端面側から見た図。 端子包囲部材の別例を説明する図であって、Aは後端側包囲部材を先端面側から見た図、Bは先端側包囲部材を後端面側から見た図。 端子包囲部材の別例(凹部、凸部をそれぞれ1箇所とした形態例)を説明する図であって、Aは後端側包囲部材を先端面側から見た図、Bは先端側包囲部材を後端面側から見た図。 図1のセンサを組立てる工程を説明する図。 図1のセンサを組立てる工程を説明する図。 図1のセンサを組立てる工程を説明する図。 従来のセンサを説明する正面縦断面図、及び同図中のセンサ素子の側面図。 図18のA−A線における端子包囲部材の横断面図。 シール用弾性部材に設けるべきリード線挿通用の貫通孔の配置を示す図。
本形態のセンサ1について、図1〜図10に基づいて詳細に説明する。本発明の要部はセンサ内の端子包囲部材を先後に2分割とし、かつ、それらが上記のような嵌合構造を有するものとした点にあるが、以下、センサ1の全体構成も含め、センサ全体を示す図1及び端子包囲部材を説明する各図に基づいて詳細に説明する。すなわち、本形態のセンサ1は、筒状をなす主体金具11(以下、単に本体11ともいう)の内側に、先端側(図示下端側)に検出部(図示せず)21aを備えた長寸で、横断面が矩形をなす帯板状のセラミック製のセンサ素子21が配置され、気密を保持して固定されている。主体金具11は、その内周面が先端(図1の下端)から後端に向けて順次大径となるように、同心で段付円筒状に形成されており、外周面の下端寄り部位にはエンジンの排気管(図示せず)への取付け用のネジ12が形成されている。
このような本体11の内側であってセンサ素子21の外側には、同素子21を気密を保持して固定する気密保持、固定手段が充填状に設けられている。この気密保持、固定手段は、本体11の内側の下方の段部に内ツバが支持されてなる筒体30が介挿され、その筒体30の内側であってその内ツバの上に、下からアルミナから形成されたホルダ31、シール材(本例では滑石)32、33が順次配置されている。そして、シール材33の上にはスリーブ35が配置され、リングワッシャ36を介して、本体11の後端寄り部位の円筒部15に連設された薄肉のカシメ用円筒部16を内側に折り曲げかつスリーブ35の後端を先端側に圧縮し、内部のシール材32、33等を圧縮することで、素子21を主体金具11の内側に気密状に固定している。
このように固定されている素子21は、検出部21aのある先端側を本体11の先端面より所定量(長さ)突出させており、後端(図1の上端)寄り部位23を本体11の後端およびスリーブ35の後端面より所定量(長さ)突出させている。また、このような素子21の先端(検出部21a)には、その周囲を包囲するように、複数の穴(通気孔)の設けられた二重構造からなるプロテクタ(保護カバー)18が被せられており、本体11の先端に外嵌されて固定されている。なお、本体11の軸線(中心軸線)G方向の中間部において、外周に突出状に形成された大径部19は、本体11を排気管(図示せず)へねじ込むための多角形部(工具係合部)であり、この下面にはシール用のガスケット20が取着されている。
このように本体11内に配置して固定された素子21のうち、スリーブ35の後端(図示上端)から突出している後端寄り部位23の両側面24,24には、それぞれ複数(例えば3つ)の電極端子(メタライズ層)25が横に並んで形成されている(図2の右図参照)。ただし、本例では、両横端に位置する電極端子25に対し、その中央に位置する電極端子25が後方(図示上)に位置し、それらは互いに先後(図示上下)に重ならない位置に形成されている。これらの電極端子25は、検出部21aからの検出出力取り出し用のものと、素子21に形成された図示しないヒーターへの電圧印加用のものであり、素子21と同時焼成で形成されている。
以上、説明したのは本形態のセンサ1のうち、素子21を含む先端側の略半分(図1の略下半分)であり、図17の左下に示したように、素子21が本体11内に固定されている素子側半組立体201の部分に相当する。本形態のセンサ1は、この素子側半組立体201と、センサ1の後端側の略半分(図1の略上半分)であり、図17の右上に示したところの、本発明の要部をなす端子包囲部材70を含む端子金具側半組立体301とを、後述するように組み付けることで製造される。次に、この端子包囲部材70を含む端子金具側半組立体301を構成するセンサ1の後端側部分について詳細に説明する。
すなわち、センサ1の後端側には異径円筒形状の保護筒81が配置されており、その内側であって、素子21の後端寄り部位23には、絶縁材(セラミック)からなる円筒状又は円柱状の端子包囲部材70が、主体金具11の軸線Gと軸線を同心として配置されている。次に、この端子包囲部材70について、図2〜図10を中心として詳細に説明する。なお、詳しくは後述するが、この端子包囲部材70内には、端子金具51a,51bが配置されており、その端子接続部をなす端子接続部53がバネ性にて素子21の各側面24の各電極端子25に押付けられ、それぞれ電気的に接続されている。
本形態のセンサ1を構成し、保護筒81内に同軸状に配置されている端子包囲部材70は、図2等に示したように、先端側に位置する先端側包囲部材71と、後端側に位置する後端側包囲部材271とに先後に分割されている。この両包囲部材71,271はそれぞれ円筒状又は円柱状をなしており、先端側包囲部材71の後端面73と後端側包囲部材271の先端面273とを突き合せて構成されている。
このうち、先端側包囲部材71の後端面73には、先端側に凹む(陥没する)ように形成された凹部79が、先端側包囲部材71の外周面を切欠く形で、後端面73から見て軸線Gを挟む対称配置で2つ設けられている(図2〜図5参照)。ただし、この凹部79は、平面視、すなわち後端側から見ると、図5に示したように、先端側包囲部材71の中心(軸線G)側が狭い台形状(又は扇形)を呈している。なお、先端側包囲部材71の内部には、中心部に素子21を挿入可能の空孔部76と、この空孔部76を挟んで、端子金具挿通用の空孔75を各側にそれぞれ3箇所有している(図5、図6参照)。そして、各側の端子用空孔75は、図5、図6、図10に示したように隣接して配置される各端子金具51a,51b相互の絶縁が保持されるように、先後に延びる壁(隔壁)78(図6等参照)で区画されている。なお、本形態では、後端面73のうち、各側の中央の空孔75の外方に対し、凹部79とは別の陥没部(凹部)77が形成されており、この陥没部77には、詳しくは後述するが、3つの空孔75のうち中央のそれに配置される端子金具51bに設けられた突出片部54が嵌り込むようにされている。また、本形態では、また、先端側包囲部材71の後端部外周にはフランジ74を突出状に備えている。
一方、後端側包囲部材271の先端面273には、前記した2つの各凹部79にそれぞれ嵌合するように、先端側に向けて、所定高さで隆起(突出)するように形成された凸部279が設けられている。なお、後端側包囲部材271の内部には、両包囲部材71,271が、その凹部79に凸部279を嵌合させて突合せている状態において、先端側包囲部材71の空孔75内に配置された各端子金具における圧着部が配置可能の断面円形の空孔275が、先端側包囲部材71の空孔75の配置に対応して設けられている。ただし、本形態では、素子21の各側面24の中央の電極端子25に接続される端子金具51bの圧着部57bを配置する空孔275は、後端側包囲部材271の軸線Gから離間する外方に、先端側包囲部材71の空孔75より偏在して設けられている。
このような本形態におけるセンサ1の端子包囲部材70は、図2、図9(右図)等に示したように、先端側包囲部材71の後端面73と、後端側包囲部材271の先端面273とを突き合せて構成されていると共に、その後端面73に設けられた凹部79に、先端面273に設けられた凸部279が嵌合する嵌合構造を有している。この嵌合時において、先端側包囲部材71と、後端側包囲部材271との各軸線Gは一致するように設定されている。これにより、先端側包囲部材71と後端側包囲部材271とは、そのいずれか一方に対して他方が、センサ1内において、両者の中心軸線Gの回りに相対的に回るのが防止されている。また、先端側包囲部材71と後端側包囲部材271の両者の軸線Gが偏心するように横にずれるのも防止されている。
また、本形態のセンサ1においては、先端側包囲部材71の中心の空孔部76内に素子21の後端寄り部位が内挿され、上記のような嵌合状態で突き合わされている両包囲部材71、271の内部の空孔75、275内に対し、各端子金具51a,51bが配置されている。これら各端子金具51a,51bは、それらの各端子接続部53を素子21の電極端子25にバネ性で押さえつけ、その電気的接続が確保されている。すなわち、本形態では、図1、図2の中心軸線Gを挟んで左右に、それぞれ3個の端子金具が、端子包囲部材70内において、素子21を挟んで、その各側面(図1,2の左右側)24側に配置されている(図10参照)。そして、各電極端子25に端子接続部53がバネ性で押さえつけられている。
なお、本形態では、図1、図2における右側に示した端子金具51bに対し、突出片部54が設けられている。そして、この突出片部54が、先端側包囲部材71の後端面73と後端側包囲部材271の先端面273との間に挟まれる構成とされている。ただし、上記もしたように、先端側包囲部材71の後端面73には、凹部79とは別個に設けられた陥没部77が形成されており、この陥没部77に、図2、4、10等に示したように、端子金具51bの突出片部54が嵌り込まされている。すなわち、両包囲部材71,271が各端面73,273で突き合わされている状態において、端子金具51bの突出片部54がこの陥没部77に嵌り込むように構成されている。これにより、この端子金具51bは、端子用空孔75内で先後方向に延びる仮想軸(図示せず)の回りに回るのが規制され、しかも、端子包囲部材70に対し、後方へも先方へもその移動が防止されている。
なお、各端子金具51a,51bは、先後方向に延びる端子金具本体(中継線部)52の先端で、素子21側(図1,2において軸線G側)において凸となす円弧形を呈するように折り返し状に曲げられ、バネ性を有する端子接続部53をなしている。そして、各空孔75内において各端子接続部53を、そのバネ性を利用して素子21の各側面24の電極端子25に押付けることで、その電気的接続が確保されている。なお、端子金具51a,51bは、本例では、素子21を挟む各側の端子用空孔75のうち、素子21の幅方向の両側(両横端)に配置される端子金具51aと、中央に配置される端子金具51bとが異なるものとされているのは上記した通りである(図11等参照)。また、図1、図2では、軸線Gの左側に位置する端子金具51aが、両横端に位置する端子金具51aとして図示されており、軸線Gの右側に位置する端子金具51bが、中央の端子金具51bとして図示されている。なお、中央の端子金具51bは他より短く形成されている。
さらに、素子21の各側面24において、その両横端に位置する端子金具51a,51aの圧着部57aをなすカシメ片58は、素子21側(電極端子側)に折り曲げられてリード線(芯線先端)61を圧着して接続している。一方、中央に位置している端子金具51bの圧着部57bをなすカシメ片58は電極端子25側と反対側に折り曲げられてリード線61を圧着して接続している(図1,2、図11参照)。なお、両横端に位置する端子金具51a,51aは、それぞれ先端に、先端側包囲部材71の先端面71aの溝状の凹部71bに係止して後方への移動が止められるフック(ランス)59をそれぞれ張出し状に備えている(図11参照)。
このような本例センサ1では、各リード線61は、保護筒81の後端内にて径方向に圧縮されたシール用弾性部材101に貫通、形成された各貫通孔105を通されて金属製の保護筒81の後端(図示上端)から外部に引き出されている(図1参照)。なお、各貫通孔105は、後端側包囲部材271の端子用空孔275と略同配置で形成されている。
また、図1に示したように、端子包囲部材70をなす先端側包囲部材71、後端側包囲部材271の周囲には、これらを包囲するように異径円筒状に形成された保護筒81が配置されている。この保護筒81は、その後端に軸線G側に向けて連なる環状の肩部84を介して相対的に小径をなすように同軸で円筒状に形成されたシール用筒部83を有しており、この筒部83内にシール用弾性部材101を配置している。そして、この保護筒81は、シール用筒部83より大径をなす大径筒部82を先端(図示下端)側に有しており、この先端を、主体金具11の後端寄り部位の円筒部15に外嵌し、その外嵌部位の外周面を例えば加締め後に溶接して本体11に固定している。
なお、本形態では、図1に示したように、保護筒81の大径筒部82における内周面と、先端側包囲部材71の間の環状の空間には、縦断面において後端93が内側に折り返し状に曲げられて環状をなす支持部材91が同軸状に配置され、保護筒81の内面に固定されている。この支持部材91は、金属板(薄板)から略円筒状に成形され、それ自身の後端93において内側に折り返し状に曲げられてなるバネ片95を有している。そして、保護筒81の大径筒部82の中間部位85をかしめて軸線G方向に向けて縮径状に変形させることで、その変形によりバネ片95を先端側包囲部材71の外周面72aに押付けて、保護筒81内において先端側包囲部材71を固定している。本形態では、その支持部材91の後端(上端)93の折り返し部が先端側包囲部材71のフランジ74の先端向き面に係止するように配置され、後端側包囲部材271の後端が保護筒81内に固定されたシール用弾性部材101の先端向き面に係止するように配置され、突き合わされてなる端子部材包囲部材70がセンサ1内で、先後へ移動するのが防止されている。
以上のように構成された本形態のセンサ1においては、次のような効果が得られる。すなわち、本形態のセンサ1を構成する端子包囲部材70は、先端側包囲部材71と後端側包囲部材271とが、その各端面73,273において突き合わされていると共に、凹部79と凸部279とで上記したように嵌合している。このため、その嵌合状態で両包囲部材71,271が相対的に軸線G回りに回ることもなく、しかも、両包囲部材71,271が相対的に横ずれするように動くこともなく、センサ1内にて安定して配置されている。したがって、両包囲部材71,271内の各空孔75,275内に配置されている各端子金具51a,51bが、その内部において動いて変形したり、素子21の電極端子25との電気的接続の信頼性が低下することもない。
しかも、端子包囲部材70を先後における二分割構造としたことから、その内部の空孔75、275の構造や、その空孔75、275内に配置する端子金具の形状、構造の設計の自由度が高められる。すなわち、二分割構造としたことから、1つの端子包囲部材70としてみたとき、その各空孔が先後にストレートでなくとも、問題なく形成できる。さらに、先端面273及び後端面73に形成された凹部79又は凸部279が、それぞれ複数形成されているので、凹部79や凸部279の形状が特定されることなく、両部材が相対的に軸線回りに回ることを防止し、且つ相対的に横ずれすることを防止できる。
また、上記形態では、端子金具51bに上記したような突出片部54を形成し、その突出片部54を両包囲部材71,271の端面間に挟ませているため、それが端子包囲部材70に対し、後方へも先方へも移動することも防止できる。加えて、本形態では、その端子金具51bにおける突出片部54は、単に端面間に挟まれているだけでなく、上記した陥没部77嵌り込んでいるため、その端子金具51bの後端、又はそれに接続されているリード線61に、先後方向を軸(仮想軸)としてねじり作用がかかったとしても、端子金具51bはそれが配置されている端子包囲部材70の空孔内において、その仮想軸回りに回ることもない。なお、上記形態では、凹部79を先端側包囲部材71の後端面73において、その外周寄り部位に、外周面を切欠く形で形成したため、端子金具を挿通させる空孔75の配置に影響を与えることもなく、しかもその凹部79の構造も外周面側に壁のない簡易な構造として具体化できるため、セラミック製とする場合に好適である。
上記形態では、先端側包囲部材71の後端面73に凹部79を2箇所形成し、後端側包囲部材271の先端面273に凸部279を2箇所形成した場合で説明したが、逆に、先端側包囲部材71の後端面73に凸部を形成し、後端側包囲部材271の先端面273に凹部を形成してもよいことは、技術的に見て明らかである。また、例えば先端側包囲部材71の後端面73に凹部と凸部とを各1箇所設け、後端側包囲部材271の先端面273にこれらに嵌合する凸部と凹部を各1箇所設けてもよい。すなわち、本発明では、先後に2分割された先端側包囲部材の後端面と後端側包囲部材の先端面とが突き合されている状態において、その両者が、いずれか一方に対して他方が、それぞれの軸線回りに相対的に回るのが防止され、しかも、その両者が、そのいずれか一方に対して他方が、軸線と垂直な方向にずれるのが防止されるように、前記後端面と前記先端面とに形成された凹部又は凸部が互いに嵌合してなる嵌合構造を有していればよい。したがって、その嵌合構造をなす凹部又は凸部の各端面視(軸線方向から見たとき)における形状や凹部又は凸部の数は、1箇所でもよいし、3箇所以上でもよいなど、各端面の適所において適宜の設定で具体化できる。
具体的には、先端側包囲部材71の後端面73から見た凹部79の形状は、図12、13の各図Bに示したように、円形、又は矩形としてもよいなど、適宜のものとして具体化できる。なお、図12、13の各図のAは、後端側包囲部材271をその先端面273側から見た図であり、先端面273には、凹部79に嵌合する凸部279が隆起状に形成されている。図12、図13中、凹部79、凸部279以外は、上記の実施形態例で説明したのものと同じであるため、同一部位には同一の符号を付すに止、その説明を省略する。以下の例でも同様とする。また、図13のBに示したように、先端側包囲部材71の後端面73に形成した凹部79を、その後方から見て矩形とし、かつ独立の穴とした場合で、後端側包囲部材271の先端面273に設ける凸部279を、図13のAに示したように、その矩形穴からなる凹部79に略隙間なく嵌合するよう形成した場合には、凹部79、凸部279はそれぞれ1箇所とすることも可能である。
さらに、上記形態のように、先端側包囲部材71に凹部79が形成されるとして、先端側包囲部材71を後端側から見たときに、凹部79が先端側包囲部材71の外周面に露出しない場合は、楕円や多角形を選択できる。また、凹部79が先端側包囲部材71の外周面を切り欠く形で設けられる場合は、図14に示すように、先端側包囲部材71の外周面側の部位がそれより中心側の部位より窄まる台形状や、その他、楕円や扇形状等を選択することとなる。
なお、図1のセンサ1は、図17の左下図の素子側半組立体201と、同図の右上図に示した端子金具側半組立体301とを別個に組立てて、組み付けることで製造されるが、その前に、端子金具側半組立体301の組み立てについて詳述すると次のようである(図15、図16参照)。すなわち、各リード線61の端部(先端)を、シール用弾性部材101の各リード線挿通用の各貫通孔105を通すと共に、後端側包囲部材271に設けられた各端子用空孔275に通す。このとき、中央の端子金具51bに接続するリード線以外のリード線61は先端側包囲部材71の各端子用空孔75を通す(図15の左側参照)。そして、各リード線61の端部の芯線部に、各端子金具51a,51bの後端の圧着部57a,57bをなすカシメ片58を上記したようにそれぞれ折り曲げて圧着して接続する(図15参照)。このとき、図15に示したように、いずれも端子接続部53が素子21の各面24(軸線G)側を向くようにする。
そして、各端子金具の端子接続部53を先端側包囲部材71の各端子用空孔75に上記の配置となるように通すとともに、端子金具51bの突出片部54を先端側包囲部材71の後端面73の陥没部77に嵌り込ませる。そして、先端側包囲部材71の後方に突出する圧着部57a,57bを後端側包囲部材271の各端子用空孔275に通すようにしつつ、先端側包囲部材71の後端面73に後端側包囲部材271の先端面273を突き合せる。このとき、先端側包囲部材71の後端面73の各凹部79に、後端側包囲部材271の先端面273の各凸部279を嵌合させる。次で、後端側包囲部材271の後端(図示上端)とシール用弾性部材101の先端(図示下端)とが接するようにする(図16参照)。
そして、図16に示したように、先端側包囲部材71の外周面72aにその先端側(図示下側)から支持部材91を外嵌めして、その後端部93をフランジ74の先端向き面に当接するように組付ける。次に、シール用弾性部材101、後端側包囲部材271、及び先端側包囲部材71を包囲するように、これらに対して後方(図示上方)から保護筒81を被せる。次に、このように被せた状態において、保護筒81の大径筒部82の外周面のうち、支持部材91の先後の中間部位に対応する部位85を縮径する(絞り込む)ようにかしめる。こうすることで、図17右上の端子金具側半組立て体301を得る。
以後、このようにして組み付けられた端子金具側半組立て体301を、図17に示したように、素子側半組立体201の素子21の後端寄り部位23が、端子金具側半組立て体301における端子金具51a,51bに挟まれるように、両半組立体201,301を互いの軸線Gを一致させ。そして、相互に近接するようにして、素子21の後端寄り部位23を対向する各端子金具51a,51b間に挿入して、その各端子接続部53を素子21の各側面24の電極端子25に押付けるようにする。次いで、保護筒81の大径筒部82の先端を、主体金具11の後端寄り部位の円筒部15に嵌合して、その嵌合部位を外周面側から加締め、その後溶接して固定する。最後に、保護筒81の後端(図示上端)のシール用筒部83を縮径するようにかしめて、シール用弾性部材101を径方向に圧縮、固定する。こうすることで、図1に示したセンサ1が得られる。
本発明のセンサは、上記形態のものに限定されるものではなく、適宜に変更して具体化できる。上記形態のセンサ1においては、一部の端子金具51bに、突出片部54を設け、この突出片部54が、先端側包囲部材71の後端面73と後端側包囲部材271の先端面273との間に挟ませてなるものを例示したが、このような構成とする必要は必ずしもない。また、本発明の端子包囲部材は、端子金具やリード線の数、形状等に基づいて適宜の形状、構造のものとして具体化できる。さらに、上記においては、ガスセンサにおいて具体化したが、本発明のセンサは温度センサなど、その他のセンサにおいても具体化できる。
1 センサ
21 センサ素子
25 電極端子
51a,51b 端子金具
53 端子接続部
61 リード線
70 端子包囲部材
71 先端側包囲部材
73 先端側包囲部材の後端面
73 先端側包囲部材の後端面に形成された凸部
75,275 端子包囲部の空孔
271 後端側包囲部材
273 後端側包囲部材の先端面
279 後端側包囲部材の先端面に形成された凸部
G センサ、先端側包囲部材及び後端側包囲部材の軸線

Claims (3)

  1. センサ自身の先後方向に延び、複数の電極端子を備えたセンサ素子と、このセンサ素子の各電極端子に対し、端子接続部が押付けられて接続された複数の端子金具と、この複数の端子金具を先後に貫通する各空孔内に配置させ、かつ包囲するように形成された絶縁材からなる端子包囲部材と、前記端子金具に接続されてセンサ自身の後端から外部に引き出されてなるリード線とを有してなるセンサにおいて、
    前記端子包囲部材を、先端側包囲部材と後端側包囲部材とに先後に分割し、該先端側包囲部材の後端面と該後端側包囲部材の先端面とを突き合せて構成し、
    前記先端側包囲部材の後端面と前記後端側包囲部材の先端面とが突き合されている状態において、前記先端側包囲部材と前記後端側包囲部材とが、そのいずれか一方に対して他方が、センサの軸線回りに相対的に回るのが防止され、しかも、そのいずれか一方に対して他方が、センサの軸線と垂直な方向にずれるのが防止されるように、
    前記後端面に対し、該後端面において前記先端側包囲部材の先端側に向けて凹む凹部、又は隆起状をなす凸部が1又は複数形成され、前記先端面に対し、前記凹部又は前記凸部に嵌合する凸部又は凹部が1又は複数形成されており、
    さらに、前記端子金具のうちの少なくとも1つは、前記先端側包囲部材の後端面と前記後端側包囲部材の先端面との間に挟まれる部位に、側方に突出する突出片部が設けられており、
    該突出片部を、前記先端側包囲部材の後端面と前記後端側包囲部材の先端面との間に挟ませたことを特徴とするセンサ。
  2. 請求項1において、
    前記後端面に対し、該後端面において前記先端側包囲部材の先端側に向けて凹む凹部、又は隆起状をなす凸部が1又は複数形成され、前記先端面に対し、前記凹部又は前記凸部に嵌合する凸部又は凹部が1又は複数形成されている、ことに代えて、
    前記後端面に対し、該後端面において前記先端側包囲部材の先端側に向けて凹む凹部、又は隆起状をなす凸部が複数形成され、前記先端面に対し、前記凹部又は前記凸部に嵌合する凸部又は凹部が複数形成されていることを特徴とするセンサ。
  3. 前記先端側包囲部材の先端側に向けて凹む凹部が、前記先端側包囲部材の外周面を切欠く形で形成されていることを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載のセンサ。
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