JP2017021244A - 蓋体開閉装置並びにこの蓋体開閉装置を備えた各種機器 - Google Patents

蓋体開閉装置並びにこの蓋体開閉装置を備えた各種機器 Download PDF

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Abstract

【課題】ヒンジシャフトの回りに発生する回転トルクを蓋体の0°から最大180°の間の開閉角度において制御することができるように成した蓋体開閉装置並びにこの蓋体開閉装置を用いた各種機器を提供する。【解決手段】蓋体開閉装置を、各種機器の装置本体の後部上端部に縦方向に取り付けられた取付部材と、前記取付部材に設けたスライダー収容部内に収装された弾性部材と、前記取付部材の上部にヒンジシャフトを介して回転可能に取り付けられたところの前記蓋体を支持する支持部材と、前記弾性部材の上部に被せられ前記スライダー収容部内を上下方向へスライド可能に設けられたスライダーとを有し、このスライダーの上端部に上りカム部と下りカム部から成る側面略山形を呈したカム部を設けると共に、前記支持部材に設けた当該支持部材の回転角度により前記上りカム部と下りカム部に当接する第1作動部及び第2作動部とで構成し、また、このように構成した蓋体開閉装置を用いた各種機器とすることで解決した。【選択図】図6

Description

本発明は、複写機、或は複合機、印刷機などといったと事務機器、その他の生産設備に用いる機器(以下各種機器という。)の蓋体の開閉用に用いて好適な蓋体開閉装置並びにこの蓋体開閉装置を備えた各種機器に関する。
従来、事務機器等の各種機器の蓋体開閉装置並びにこの蓋体開閉装置を用いた事務機器等の各種機器は、下記特許文献1に記載されているように、原稿圧着板とも称せられる蓋体をその閉成位置から最大で90°程度まで開くように構成されており、この開閉角度の範囲で蓋体がヒンジシャフトの周りに発生させる回転トルクを制御して、蓋体の開成時に於いてはその重量を感じさせることなく開くことができ、さらに中間開閉角度で蓋体が自然落下しないように保持でき、その上閉成時においては蓋体でコンタクトガラス上に載置した原稿を当該コンタクトガラス上に圧着できるように構成されている。この機能はこの機能で必要なものである。しかしながら、90°以上には開くようには構成されていない。他方、下記特許文献2に記載されているように、蓋体を90°以上開くことができるように構成されていても、この90°以上の開閉角度その際にヒンジシャフトの周りに発生する回転トルクを制御するようには構成されていない。
特許第4794144号公報 特許第5217002号公報
しかしながら、事務機器等の各種機器の装置本体内部の修理、点検時、或は蓋体に装備した原稿自動送り装置に対する修理、点検時において、これらの作業の邪魔にならないようにするために、蓋開閉装置は蓋体を90°以上開くことができるように構成することが望ましい場合がある。かかる場合、修理、点検時に開いた蓋体が急激に後方へ倒れて蓋体開閉装置や事務機器等の各種機器に衝撃を与えてしまわないように、蓋体がヒンジシャフトの周りに発生する回転トルクを制御して、急激に蓋体が後方へ開いてしまわないようにする機能を加えることが望まれている。
本発明は、かかる場合を考慮し、上記事務機器等の各種機器の蓋体を装置本体上面に対して0°から90°の開閉角度において蓋体がヒンジシャフトの周りに発生させるが回転トルクを制御できた上で、90°の以上の開閉角度でも開閉できるように構成し、この90°を超えた開閉角度においてもヒンジシャフトの回りに発生する回転トルクを制御することができるように構成した蓋体開閉装置並びにこの蓋体開閉装置を用いた事務機器等の各種機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本願請求項1発明は、事務機器等の各種機器の装置本体と蓋体の間に設けられ、前記蓋体を前記装置本体に対して開閉する蓋体開閉装置であって、前記装置本体の後部上端部に縦方向に取り付けられたところの縦方向にスライダー収容部を設けた取付部材と、前記スライダー収容部内に収装された弾性部材と、前記取付部材の上部にヒンジシャフトを介して回転可能に取り付けられたところの前記蓋体を支持する支持部材と、前記弾性部材の上部に被せられ前記スライダー収容部内を上下方向へスライド可能に設けられたスライダーとを有し、このスライダーの上端部に上りカム部と下りカム部から成るカム部を設けると共に、前記支持部材に設けた当該支持部材の回転角度により前記上りカム部と下りカム部に当接する第1作動部及び第2作動部とで構成したことを特徴とする。
その際に、請求項2発明においては、前記取付部材及び又は前記支持部材を、合成樹脂の成型品で構成することができる。
また、請求項3発明においては、事務機器等の各種機器の装置本体と蓋体の間に設けられ、前記蓋体を前記装置本体に対して開閉する蓋体開閉装置であって、前記装置本体の後部上端部に縦方向に取り付けられた取付部材と、この取付部材に取り付けられたスライダーケースと、前記スライダーケースと前記取付部材とで形成されたスライダー収容部内に収装された弾性部材と、前記取付部材の上部にヒンジシャフトを介して回転可能に取り付けられたところの前記蓋体を支持する支持部材と、前記弾性部材の上部に被せられ前記スライダー収容部内を上下方向へスライド可能に設けられたスライダーとを有し、このスライダーの上端部に上りカム部と下りカム部から成るカム部を設けると共に、前記支持部材に設けた当該支持部材の回転角度により前記上りカム部と下りカム部に当接する第1作動部及び第2作動部とで構成したことを特徴とする。
また、請求項4発明においては、前記スライダーは、前記ヒンジシャフトに当接することによりその上昇方向のスライドを規制されることを特徴とする。
さらに、請求項5発明においては、前記スライダーは、前記支持部材に当接することによりその上昇方向のスライドを規制されることを特徴とする。
さらに、請求項6発明においては、前記第1作動部と第2作動部は、前記支持部材に取り付けられたピン状のものであることを特徴とする。
さらに、請求項7発明においては、前記第1作動部と第2作動部は、前記支持部材に設けられた樹脂製の凸部であることを特徴とする。
さらに、請求項8発明によれば、前記スライダーには、前記上りカム部と前記下りカム部の各頂部にまたがって位置するところに前記ヒンジシャフトを逃がす逃がし凹部を設けたことを特徴とする。
そして、請求項9発明によれば、事務機器等の各種機器が、上記請求項1〜8のいずれか1項に記載の蓋体開閉装置を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、回転中心となるヒンジシャフトを挟む位置に配置された一対の第1作動部と第2作動部に対して蓋体の開閉角度の伴いどちらか一方の第1作動部か第2作動部に常時上方へスライド付勢されているスライダーを押し付けることにより、蓋体のコンタクトガラスに対する0°から90°と90°から180°の間の開閉角度のどちらにおいても蓋体がヒンジシャフトの周りに生じさせる回転トルクを制御することができ、蓋体を軽く開くことができた上で、蓋体の急激な落下を防止することができるものである。
請求項2に記載の発明によれば、取付部材及び又は支持部材を合成樹脂の成形品とすることにより、製造コストを大幅に下げることができるものである。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様に、回転中心となるヒンジシャフトを挟む位置に配置された一対の第1作動部と第2作動部に対して蓋体の開閉角度に伴いどちらか一方の第1作動部か第2作動部に常時上方へスライド付勢されているスライダーを押し付けることにより、蓋体のコンタクトガラスに対する0°から90°と90°から180°の間の開閉角度のどちらにおいても蓋体がヒンジシャフトの周りに生じさせる回転トルクを制御することができ、蓋体を軽く開くことができた上で、蓋体の急激な落下を防止することができるものである。
請求項4と請求項5発明によれば、スライダーはその上昇動作時に所定位置でヒンジシャフトか支持部材に当たり、停止させられるので、当該スライダーが取付部材より外側へ飛び出してしまうのを防止できるものである。
請求項6と7発明によれば、第1作動部と第2作動部のいずれか一方或は双方が蓋体の装置本体上面に対する0°から180°の範囲の開閉角度においてスライダーに当接し、蓋体が開閉動作時にヒンジシャフトの周りに発生させる回転トルクを制御することができるものである。
請求項8発明によれば、スライダーの最上昇位置においてその逃がし凹部がヒンジシャフトを逃がすことができるので、スライダーのスライド動作に支障が生ぜず、スライダーにスムーズな動作を行わせることができるものである。
請求項9発明によれば、上述した作用効果を有する蓋体開閉装置を用いることにより、操作性が向上した事務機器等の各種機器を提供できるものである。
本実施形態の蓋体開閉装置介して、蓋体が装置本体に取り付けられた各種機器の1例である事務機器の外観を示す図である。 本実施形態の蓋体開閉装置のヒンジシャフトを支点に、蓋体が装置本体のコンタクトガラスに対し、0°〜180°まで開閉させた状態を示す図である。 蓋体開閉装置の斜視図である。 蓋体開閉装置の断面図である。 蓋体開閉装置の構成を示す分解斜視図である。 蓋体がヒンジシャフトを支点にコンタクトガラスとの間で0°〜180°まで開閉される状態を示す図であり、 (A)、(B)、(C)、(D)、及び(E)はそれぞれ、蓋体とコンタクトガラスとの間の角度が0°、45°、90°、135°、及び180°の場合のヒンジシャフト102、第1作動部110、第2作動部112と、上りカム部40A、及び下りカム部40Bとの位置関係を示す。 支持部材8がヒンジシャフト102を支点にコンタクトガラス4との間の角度が0°〜180°まで回転する際の蓋体3に作用するモーメントの大きさの変化を示したグラフである。 本発明に係る蓋体開閉装置の他の実施例を示す分解斜視図である。 図8に示した蓋体開閉装置を組み立てた状態の縦断面図である。
以下に本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明するが、図1乃至図7に記載されたものは実施例1であり、図8乃至図9に記載されたものは実施例2である。
図面によれば、図1乃至図7は、実施例1に係る蓋体開閉装置5並びにこの蓋体開閉装置5を備えた各種機器の1例である事務機器1を示す。図面によれば、図1は蓋体3が装置本体2に対して開閉可能に取り付けられた更に事務機器1の1例である複合機の外観を示す図である。装置本体2の上面にはコンタクトガラス4が設けられ、コンタクトガラス4上に原稿が載置され、蓋体3が原稿をコンタクトガラス4側に圧着させ、コピーや印刷などが行われる。尚、本発明に係る各種機器は、複合機や複写機に限定されず、その他の印刷機等の事務機器並びにその他の生産設備用の各種機器が含まれている。
図2は、本実施例1に係る蓋体開閉装置5の支持部材8がヒンジシャフト102を支点に回転し、この支持部材8に取り付けられた蓋体3が装置本体2のコンタクトガラス4に対し、0°〜180°まで開閉される状態を示す図である。図面に示すように、蓋体3がコンタクトガラス4に対し0°の角度をなす閉成状態(図2(A))から、ユーザが蓋体3を持ち上げて開くと、該蓋体3がコンタクトガラス4に対し90°の角度を形成する状態(図2(B))を過ぎ、180°の角度を形成する状態(図2(C))にまで開き開閉させることができる。尚、この開閉角度は、180°であることに限定されない。それは0°から90°以上180°未満である。
ところで、従来の蓋体開閉装置は、蓋体がコンタクトガラスに対し90°の角度をなす状態を過ぎて開くことができるように構成したものは、ヒンジシャフトの周りに発生する回転トルクを制御することができなかった。
しかし、本発明では、詳細には後述するが、蓋体3がコンタクトガラス4に対し90°の角度をなす状態を過ぎてもヒンジシャフト102の周りに生ずる回転トルクを制御することができるものである。
次に、本実施例1の蓋体開閉装置5の構成を説明する。
図3は、蓋体開閉装置5の斜視図であり、図4は、蓋体開閉装置5の断面図であり、図5は、蓋体開閉装置5の構成を示す分解斜視図である。図5に示すように、蓋体開閉装置5は、スライダーケース6、スライダー7、支持部材8、取付部材9、弾性部材91を備えている。
スライダーケース6は、第1の側板12、第2の側板14、及び第1の側板12の一方(装置本体2側)の端に一方の端が接続された第1の抱持板16、第2の側板14の一方(装置本体2側)の端部に一方の端部が接続された第2の抱持板18を備えている。第1の側板12及び第2の側板14は互いに平行に配置され、第1の抱持板16及び第2の抱持板18は同一平面内に配置されている。また、第1の側板12及び第2の側板14に対して、第1の抱持板16及び第2の抱持板18を含む平面とは互いに直角となるように配置されている。第1の抱持板16及び第2の抱持板18の一方の面は、取付部材9を装置本体2の後部装甲板2A(図2参照)に取り付けた場合、当該後部装甲板2A側に当接する。第1の抱持板16の他方の端部16Aと第2の抱持板18の他方の端部18Aとの間は、所定距離離れている。
スライダーケース6は更に、第1の側板12及び第2の側板14において、背面側(装置本体2の反対側)の各端辺は、後板20で連結されており、後板20の下端部は、第1の側板12と第2の側板14の間に折り込まれて底板30を構成している。
尚、本発明においては、第1の抱持板16、第2の抱持板18、及び後板20の各面と直角な方向を前後方向と定義し、底板30に対して直角な方向を上下方向と定義する。
第1の側板12の上端部には第1の連結孔22が、第1の側板12において、底板30が接続される個所よりも下側の下端部には第1の下孔24が形成されている。第2の側板14にも、第1の側板12と同様に、第1の連結孔22と第1の下孔24とに対応する位置に、第2の連結孔26と第2の下孔28とが形成されている。第1の側板12、第2の側板14、第1の抱持板16、第2の抱持板18、後板20及び底板30で画成される空間が、スライダー7を上下移動自在に保持するスライダー収容部60となる。
スライダー7は、略直方体形状を有し、スライダーケース6のスライダー収容部60内に収容された状態で、上下方向へスライド可能である。スライダー7は、第1の側板12と第2の側板14に対向する第1の側面部34と第2の側面部36を備え、更に後板20に対向する後面44と、第1の抱持板16及び第2の抱持板18に対向する前面42を有している。スライダー7の上面にはその前後方向に位置して上りカム部40Aと下りカム部40Bから成るカム部40が設けられ、上りカム部40Aと下りカム部40Bの各頂部にまたがって、その中央に位置して底部断面が半円形状を呈した逃がし凹部38が設けられている。この逃がし凹部38の両側に隣接して、同じくその底部断面が半円状を呈した第1逃がし溝38A1、38A2が左右方向に沿って形成されている。各第1逃がし溝38A1と38A2に隣接して更に深く形成された第2逃がし溝34A3、34A4(図5では隠れている)が形成されている。
尚、逃がし凹部38は、スライダー7の上昇時にヒンジシャフト102を受け入れ係合することにより、スライダー7の上昇時のストッパーとして機能させることもできる。この逃がし凹部38は、実施例では上りカム部40Aと下りカム部40Bの各頂部にまたがって、その中央に位置して底部断面が半円形状を呈しているが、この逃がし凹部38の形状と設置位置については、実施例に限定されない。それは、例えばスライダー7が作動部110、112や支持部材8に設けた何らかのストッパー部に当接するように構成しても良い。
第1の側面部34と第2の側面部36は対称形状であって同様の構成であるので、第1の側面部34の構成のみ説明し第2の側面部36の構成の説明を省略する。第1の側面部34において、前記第1逃がし溝38A1の下側に、更に外側に突出する第2逃がし溝34A3が形成されている。この第2逃がし溝34A3によって上方に臨む角部34A1、34A2が形成されている。この面は、前面42に接続する角部34A1の高さが最も高く、後面44(図5では隠れている)に近づくにつれて徐々に高さが低くなりかつ逃がし凹部38に対応する位置で最も低く、後面44に位置する角部34A2まで一定の高さとなる。第2の側面部36にも、第2逃がし溝34A4(図5では隠れている)によって形成される角部34A1、34A2に対応する角部(図5では隠れている)が形成されている。このような第2逃がし溝34A3、34A4の幅は、後述する側板50、52の厚さと同一又は少し大きく形成されている。
前面42の中央部には上下方向に伸びる凸部42Aが形成されている。凸部42Aの上下方向に沿いかつ前面42に向かって右側と左側とに位置する2つの側面にはそれぞれ、第1の摺接部42B1と第2の摺接部42B2とが形成されている。
スライダー7には、図4に示すように、下側が開放された空間が形成され、弾性部材(圧縮コイル弾性部材)91を収容する収容部73を有している。
支持部材8は、それぞれ上下方向に配置され、互いに平行な側板50及び側板52、側板50に接続された第1の側板66、側板52に接続された第2の側板68、及び、第1の側板66と第2の側板68とを橋渡すように配置された支持プレート部70を備えている。側板50と側板52には、後述するそれぞれピン状の第1作動部110と第2作動部112を取り付ける第1取付孔56A、56Bと第2取付孔58A、58Bが設けられている。支持プレート部70には、前後方向に並んで第1の孔72と第2の孔74とが形成されている。側板50及び第1の側板66と、側板52及び第2の側板68とはそれぞれ、1枚のSUS等の金属製プレートで構成することができる。第1作動部110と第2作動部112は、それぞれの各端部をフランジ部とかしめ或はEリングによる公知組み合わせを適宜用いることにより、第1取付孔56A、56Bと第2取付孔58A、58Bに対して抜け止め規制されている。
取付部材9は、スライダーケース6の第1の側板12に平行な第1の側板76と、スライダーケース6の第2の側板14に平行な第2の側板82とを備えている。第1の側板76の上端部には、第1の側板12の第1の連結孔22に対応する位置に第1のヒンジシャフト取付孔78が形成されている。第2の側板82の上端部には、第2の側板14の第2の連結孔26に対応する位置に第2のヒンジシャフト取付孔84が形成されている。
第1の側板76と第2の側板82との後側の端部には、後板88の両端部が接続されている。第1の側板76の前側の端部には、第1の取付部90の一端部が接続されている。第2の側板82の前側の端部には、第2の取付部92の一端部が接続されている。第1の取付部90の他端部は、第2の側板82から離れる方向に位置し、第1の取付部90の面は第1の側板76と垂直となるように位置している。第2の取付部92の他端部は、第1の側板76から離れる方向に位置し、第2の取付部92の面は、第2の側板82と垂直となるように位置している。第1の取付部90の上側には第1の孔94Aが、下側には第2の孔96Aがそれぞれ形成されている。第2の取付部92にも、第1の孔94Aと第2の孔96Aに対応する位置に、第1の孔94Bと第2の孔96Bが形成されている。
上記のように、図4に示すように、スライダー7は、収容部73に弾性部材91を収容して、スライダーケース6内のスライダー収容部60(図5)内に収容されている。弾性部材91の下側は、スライダーケース6の底板30の上面に当接している。図5に示すように、スライダー7がスライダーケース6に収容される際、スライダーケース6の第1の抱持板16の端部16Aは、スライダー7の前面42の凸部42Aにおける第1の摺接部42B1に摺接し、スライダーケース6の第2の抱持板18の端部18Aは、凸部42Aにおける第2の摺接部42B2に摺接される。よって、スライダー7は、端部16A及び端部18Aに沿って上下方向に移動可能である。
スライダー7の上には支持部材8が配置される。スライダー7の上に支持部材8が配置された状態では、側板50と側板52とがそれぞれ、第1の側面部34の第2逃がし溝34A3と第2の側面部36の第2逃がし溝34A4(図5では隠れている)とに収容されるように位置する。
スライダー7が収容部73に弾性部材91を収容してスライダーケース6に収容され、スライダー7の上に支持部材8が載置された状態で、取付部材9は、第1の側板76、第2の側板82、及び後板88により形成される空間に、スライダーケース6、スライダー7、及び支持部材8の側板50、側板52を収容する。
取付部材9がスライダーケース6、スライダー7、側板50、側板52を収容する際、取付部材9の第1の側板76の第1のヒンジシャフト取付孔78及び第2の側板82の第2のヒンジシャフト取付孔84、スライダーケース6の第1の側板12の第1の連結孔22及び第2の側板14の第2の連結孔26、側板50の第1の中心孔54A及び側板52の第2の中心孔54Bが対応するように位置決めされると共に、これらの孔に、第1の中心孔54Aに位置する軸受筒部106及び側板52の第2の中心孔54Bに位置する軸受筒部104を介して、ヒンジシャフト102が挿入される。軸受筒部106は第1逃がし溝38A1によって逃がされ、軸受筒部104は第1逃がし溝38A2によって逃がされてスライダー7のスライド動作に影響を与えない。ヒンジシャフト102には、その一端部側にEリング108が装着され、他端部側は十分に図示されていないがかしめることにより、各軸受筒部104と106に対して抜け止め規制されている。尚、このかしめに代えてフランジ部を設けてもよい。このフランジ部を設けた場合には、Eリングを廃してかしめに代えてもよい。
スライダーケース6の第1の側板12の第1の下孔24と第2の側板14の第2の下孔28、取付部材9の第1の側板76の第1の支承ピン取付孔80と第2の側板82の第2の支承ピン取付孔86には、底板30を支えるように支承ピン114が挿入される。この支承ピン114の一端部側にはEリング115が装着され、他端部側はかしめることによって、第1の支承ピン取付孔80と第2の支承ピン取付孔86に対し抜け止め規制されている。尚、かしめに代えてフランジ部を設けるようにしてもよい。このフランジ部を設けた場合には、Eリングを廃してかしめに代えてもよい。
以上の状態で、取付部材9の第1の取付部90の第1の孔94Aと第2の孔96Aにそれぞれねじ116(図2参照)とねじ117(図2参照)とが挿入され(第2の取付部92も同様)、取付部材9の第1の取付部90及び第2の取付部92が事務機器1の装置本体2の後部装甲板2Aに取り付けられることにより、蓋体開閉装置5が事務機器1に取り付けられる。また、支持部材8の支持プレート部70に形成された第1の孔72と第2の孔74とに、ねじ118(図2参照)とねじ119(図2参照)とが挿入され、支持部材8の支持プレート部70に蓋体3が取り付けられる。
上記のように、図4と図6に示すように、スライダー7は、収容部73に弾性部材91を収容している。弾性部材91の自然長は、スライダー7が最も上に位置する場合における底板30からスライダー7の収容部73の天井までの高さよりも長い。よって、弾性部材91はスライダー7を常時上方向に押し上げている。スライダー7が最も上に位置する場合において弾性部材91が縮められる長さは、スライダー7が最も上に位置する場合においても、蓋体3に十分なトルクを作用させることができるだけの予め計算された長さである。
なお、弾性部材91は、本発明の押し上げ手段の一例である。スライダー7を常時上方向に押し上げる手段は、弾性部材(圧縮コイル弾性部材)に限定されるものではなく、板状の弾性部材であってもよい。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記のように、支持部材8がヒンジシャフト102を中心にコンタクトガラス4との間の角度が0°〜180°まで回転すると、蓋体3を装置本体2のコンタクトガラス4に対し、0°〜180°まで開閉させることができる。以上の支持部材の回転乃至蓋体の開閉動作の様子を更に説明する。
図6は、支持部材8がヒンジシャフト102を中心にコンタクトガラス4との間の角度が0°〜180°まで回転する様子を示す図である。
図6(A)、図6(B)、図6(C)、図6(D)、及び図6(E)はそれぞれ、支持部材8とコンタクトガラス4との間の角度が0°、45°、90°、135°、及び180°の場合のヒンジシャフト102、第1作動部110、第2作動部112と、上りカム部40A、逃がし凹部38、及び下りカム部40Bとの位置関係を示す。
図7は、支持部材8がヒンジシャフト102を中心にコンタクトガラス4との間の角度が0°〜180°まで回転する際の蓋体3に作用するモーメントの大きさの変化を示したグラフである。
ここで、図7の蓋体モーメント150は、従来の蓋体に加わるモーメントを示し、設計値160は、本実施形態における蓋体3に加わるモーメントを示す。
図2に示すように、蓋体3とコンタクトガラス4との間の開閉角度が0°の場合には、図4と図6の(A)に示したように、第1作動部110が上りカム部40Aの頂部付近に当設している。この開閉角度0°の状態において、図7に示したように、蓋体3がヒンジシャフト102の周りに生じさせる回転トルクは、弾性部材91の弾力より勝っていることとから、蓋体3はコンタクトガラス4に対し圧着状態にある。
次に、図6(A)に示した状態からユーザが蓋体3を持ち上げて開くと、支持部材8はヒンジシャフト102を中心に時計方向に回転し、図6(B)と(C)に示したように、弾性部材91の弾力により支持部材8と共に蓋体3はその本来の重さを感じさせることなく軽く開かれて行き、実施例では図6の(C)に示したように、ヒンジシャフト102が逃がし凹部38と係合当接し、支持部材8を介して蓋体3を開成方向へ付勢する力は0となる。
図6(C)では、この状態においてスライダーの上りカム部40Aと下りカム部40Bが双方とも第1作動部110と第2作動部112に当接しているので、支持部材8を介して蓋体3を開成方向へ付勢する力は0となるように構成することもできる。
この90°の開成状態では、スライダー7は最も高い位置に位置し、弾性部材91は最も伸びた状態となる。ただし、上記のように、弾性部材91の自然長は、スライダー7が最も上に位置する場合における底板30からスライダー7の中の収容部73の天井までの高さよりも長い。従って、スライダー7は最も高い位置に位置しても、弾性部材91はスライダー7を上方向に押し上げている。以上より、上記角度が90°の場合、蓋体3に作用するモーメントは、図7に示したように、他の角度より小さいが0ではないが、スライダー7が開成角度90°以前において他の部材と接触する場合には0の場合もあり得る。
図6(C)に示す状態からユーザが蓋体3を更に開くと、スライダー7の下りカム部40Bが支持部材8に取り付けた第2作動部112と接触するので、図6(D)と(E)に示したように、ヒンジシャフト102は逃がし凹部38から脱出し、蓋体3は自然落下することなく当該蓋体3を後方へ押すことによって180°まで開かれることになる。
図6(E)に示す状態から蓋体3を逆に回転させると、以上説明したこととは逆の現象が生ずるので、その説明を省略する。なお、支持部材8とコンタクトガラス4との間の角度が0°となると、支持部材8の支持プレート部70(図5)が側面部34の上面における、前面42に位置する角部34A1に当たると共に、蓋体3はコンタクトガラス4に当たり(図2)、蓋体3は0°を超えて回転することはできない。
ところで、上りカム部40Aは、逃がし凹部38に近接した部分の傾斜が、前面42側に比べて緩やかとなるように構成されており、かつ、下りカム部40Bに比較して、逃がし凹部38に接続した部分の高さも低くなっている。つまり、図7に示されているように、支持部材8とコンタクトガラス4と間の角度が0°の場合の回転トルクは、180°の場合の回転トルクよりも小さく設定されている。これは、支持部材8とコンタクトガラス4との間の角度が0°の場合、コンタクトガラス4の上に載せられた原稿を、蓋体3が自重によって十分に圧着できる荷重を付与させるためである。また、蓋体3を0°の状態から上方へ開く場合には、十分な回転トルクが得られるように、0°から開き始めると、回転トルクが増加し、25°前後で最大となるように設定されている。開放角度に応じた回転トルクの変化は、上りカム部40Aの傾斜角度を調整することで可能となる。
つまり、上りカム部40Aは、逃がし凹部38に近接した部分の傾斜が、前面42側に比べて緩やかとなっているので、蓋体3を0°の状態から上方へ開き始めると、第1作動部110は、上りカム部40A上を滑りながら移動するが、上りカム部40Aの傾斜が略水平に近いので、スライダー7の動きは少なく、弾性部材91の変形量の変化は少ない。つまり、弾性部材91から得られる押し上げ力(ベクトル量)は略一定となる。一方、支持部材8が回転することによって、ヒンジシャフト102と第1作動部110の位置関係が変化し、ヒンジシャフト102と押し上げ力(ベクトル量)と回転中心(ヒンジシャフト102)の距離が広がり、モーメントの値(回転トルク)は、距離が伸びただけ増加する。このような理由により、蓋体3を0°の状態から上方へ開き始めると、回転トルクが増加し、25°前後で最大となる。
次に、本実施例1の作用効果を説明する。
上記のように、ユーザは、蓋体3をコンタクトガラス4に対して、0°〜180°の角度の範囲で開閉させることができる。
ところで、従来の蓋体開閉装置のヒンジでは、蓋体がコンタクトガラスに対し90°の角度をなす状態を過ぎると、蓋体に十分なトルクを作用させることはできない。
しかし、上記のように、図4に示すように、スライダー7は、内部の収容部73に弾性部材91を収容している。弾性部材91の自然長は、スライダー7が最も上に位置する場合における底板30からスライダー7の中の中空の天井までの高さよりも長い。従って、弾性部材91はスライダー7を常時上方向に押し上げている。よって、蓋体がコンタクトガラスに対し90°の角度をなす状態を過ぎても、蓋体に十分なトルクを作用させることはできる。
さらに、上りカム部40A、下りカム部40Bの傾斜角度の変化を調整することによって、蓋体3とコンタクトガラス4との内角に応じた、回転トルクの変化を適宜調整することが可能となる。
図8と図9は他の実施例を示す。この実施例2に係る蓋体開閉装置120は、とくに取付部材を合成樹脂製としたものである。実施例1に係る蓋体開閉装置5は、スライダーケース6、スライダー7、支持部材8、取付部材9、弾性部材91を備えているが、この実施例2に係る蓋体開閉装置は、スライダーケース6を有していない点で、構成が簡単になっている。
合成樹脂製の取付部材121は、一体成型した前板部121aと後板部121b、及び両側板部121c、121cから成る角筒状のケース部121dと、このケース部121dの両側板部121c、121cから外側へ突設した取付プレート部121e、121eから成り、ケース部121d内にはスライダー収容部121fが設けられ、このスライダー収容部121f内にスライダー122が上下方向へスライド可能に収容されている。尚、この合成樹脂製の取付部材121は、取付プレート部121e、121eを省略して、それ自身を装置本体に上下方向に設けた収装孔に着脱可能に収装させる公知構成のものであっても良い。
支持部材123は実施例2では、実施例1と同じ材料(例えばSUS・ステンレス鋼)をプレス加工によって製作したもので、その構成は実施例1と同じである。即ち、支持部材123は、実施例1の蓋体3を取り付ける際に用いられる取付孔123b、123bを有し、蓋体3に取り付けられる支持プレート部123aと、この支持プレート部123aの両側から下方に垂下させた両側板123c、123cから成り、両側板123c、123cには、後述するヒンジシャフト124を軸受させる軸受筒部125、125用の軸受筒部取付孔123d、123dが設けられ、この軸受筒部取付孔123d、123dの外側に位置して、上下方向に後述する第1作動部129と第2作動部130を取り付ける第1取付孔126、126と第2取付孔127、127(一方のみ表示)が設けられている。尚、この支持部材123も全体を公知構成の合成樹脂成型品とすることができる。
軸受筒部125、125は、その一端部側外周にフランジ部125a、125aと係止凸条125b、125bが設けられ、係止凹部123e、123e(一方のみ表示)を有する軸受筒部取付孔123d、123dに、係止凸条125b、125bを係合させつつ挿入係止されている。支持部材123は、各軸受筒部125、125を通したヒンジシャフト124を取付部材121の両側板部121c、121cに設けたヒンジシャフト連結孔121g、121gへ取り付け、当該ヒンジシャフト124の一端部をかしめることにより、このヒンジシャフト124を支点に取付部材121に対して回転可能となっている。
スライダー122は、スライダー収容部121f内に上下方向にスライド可能に収容されており、このスライダー122に設けた収容部122d内にその上部側を収容させて、圧縮コイルスプリングから成る弾性部材128が取付部材121の底板121hとの間に弾設されている。スライダー122の上端部側には、上りカム部122aと下りカム部122bから成るカム部122eが山形状を呈して設けられ、上りカム部122aと下りカム部122bの各頂部を挟んで逃がし凹部122cが設けられている。
支持部材123の両側板123c、123cに設けた第1取付孔126、126と第2取付孔127,127には、ピン状の第1作動部129と第2作動部130が取り付けられている。尚、この第1作動部129と第2作動部130は、実施例1と実施例2ではピン状のものであるが、これを第1作動部と第2作動部の部分に凸部を設けた合成樹脂で一体に形成したものを用いてもよい。
そして、その作用効果は実施例1のものと同じである。また、その他の部材で、指示記号の同じものは実施例1のものと同じ部材を示し、その作用効果も同じであるので、説明を省略する。尚、本発明に係る蓋体開閉装置の構成は、実施例1と2のものに限定されず、要するに取付部材は、スライダーと弾性部材を収容し、スライダーを取付部材の上方へ付勢させる構成であれば足り、他の公知構成のものに適用できる。さらに、支持部材も上述したように、金属プレートをプレス加工して作ったもの以外にも合成樹脂製であってもよい。
本発明は以上のように構成したので、蓋体がその開閉操作時にヒンジシャフトの周りに発生させる回転トルクを0°から90°以上の開閉角度に渡って制御できる、とくに、複写機、或は複合機、印刷機などといったと事務機器を始めとする生産設備用の各種機器の蓋体開閉装置として、或はこのような構成の蓋体開閉装置を用いた前記事務機器等の各種機器として好適に用いられるものである。
1 事務機器(各種機器)
2 装置本体
3 蓋体
5 蓋体開閉装置
6 スライダーケース
7 スライダー
8 支持部材
9 取付部材
16A 端部
18A 端部
38 逃がし凹部
40 カム部
40A 上りカム部
40B 下りカム部
42A 凸部
60 スライダー収容部
91 弾性部材
102 ヒンジシャフト
110 第1作動部
112 第2作動部
120 蓋体開閉装置
121 取付部材
121f スライダー収容部
122 スライダー
122a 上りカム部
122b 下りカム部
122c 逃がし凹部
122e カム部
123 支持部材
124 ヒンジシャフト
128 弾性部材
129 第1作動部
130 第2作動部

Claims (9)

  1. 各種機器の装置本体と蓋体の間に設けられ、前記蓋体を前記装置本体に対して開閉する蓋体開閉装置であって、前記装置本体の後部上端部に縦方向に取り付けられたところの縦方向にスライダー収容部を設けた取付部材と、前記スライダー収容部内に収装された弾性部材と、前記取付部材の上部にヒンジシャフトを介して回転可能に取り付けられたところの前記蓋体を支持する支持部材と、前記弾性部材の上部に被せられ前記スライダー収容部内を上下方向へスライド可能に設けられたスライダーとを有し、このスライダーの上端部に上りカム部と下りカム部から成るカム部を設けると共に、前記支持部材に設けた当該支持部材の回転角度により前記上りカム部と下りカム部に当接する第1作動部及び第2作動部とで構成したことを特徴とする、蓋体開閉装置。
  2. 前記取付部材及び又は前記支持部材は、合成樹脂の成型品であることを特徴とする、請求項1に記載の蓋体開閉装置。
  3. 各種機器の装置本体と蓋体の間に設けられ、前記蓋体を前記装置本体に対して開閉する蓋体開閉装置であって、前記装置本体の後部上端部に縦方向に取り付けられた取付部材と、この取付部材に取り付けられたスライダーケースと、前記スライダーケースと前記取付部材とで形成されたスライダー収容部内に収装された弾性部材と、前記取付部材の上部にヒンジシャフトを介して回転可能に取り付けられたところの前記蓋体を支持する支持部材と、前記弾性部材の上部に被せられ前記スライダー収容部内を上下方向へスライド可能に設けられたスライダーとを有し、このスライダーの上端部に上りカム部と下りカム部から成るカム部を設けると共に、前記支持部材に設けた当該支持部材の回転角度により前記上りカム部と下りカム部に当接する第1作動部及び第2作動部とで構成したことを特徴とする、蓋体開閉装置。
  4. 前記スライダーは、前記ヒンジシャフトに当接することによりその上昇方向のスライドを規制されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓋体開閉装置。
  5. 前記スライダーは、前記支持部材に当接することによりその上昇方向のスライドを規制されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓋体開閉装置。
  6. 前記第1作動部と前記第2作動部は、前記支持部材に取り付けられたピン状のものであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓋体開閉装置。
  7. 前記第1作動部と前記第2作動部は、前記支持部材に設けられた樹脂製の凸部であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の蓋体開閉装置。
  8. 前記スライダーには、前記上りカム部と前記下りカム部の各頂部にまたがって位置するところに前記ヒンジシャフトを逃がす逃がし凹部を設けたことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の蓋体開閉装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の蓋体開閉装置を備えたことを特徴とする、各種機器。
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