JP5429765B2 - 原稿圧着板開閉装置及び原稿圧着板を備えた事務機器 - Google Patents

原稿圧着板開閉装置及び原稿圧着板を備えた事務機器 Download PDF

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Description

本発明は、複写機、印刷機、ファクシミリ、スキャナー等の原稿圧着板を有する事務機器に用いて好適な原稿圧着板開閉装置及び原稿圧着板を備えた事務機器に関するものである。
複写機、印刷機、ファクシミリ、スキャナー等の事務機器の機器本体には、その機器本体の上面後部に原稿圧着板が原稿圧着板開閉装置を介して開閉可能に取り付けられている。原稿圧着板開閉装置は、一種のヒンジ機構であり、原稿圧着板をヒンジ軸まわりに回動可能に軸支して、機器本体の上面のコンタクトガラス上に原稿圧着板を圧着させることができると共に、そのコンタクトガラスを露出させることができる。原稿をコンタクトガラス上にセットするには、原稿圧着板を上方に回転させてコンタクトガラスを露出(開放)させ、そのコンタクトガラス上に原稿を載置した後、原稿圧着板を逆方向に回転させて閉じ、原稿圧着板で原稿をコンタクトガラス上に圧着させることにより、原稿をコンタクトガラス上にセットすることができる。
このような原稿圧着板開閉装置の中には、コンプレッションスプリングの付勢力により本来の重量を感じさせることなく原稿圧着板を開くことができる原稿圧着板開閉装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載されている原稿圧着板開閉装置は、事務機器の機器本体に取り付けられる取付部材と、この取付部材に第1ヒンジピンを介して回動可能に設けられていると共に原稿圧着板に取り付けられる支持部材と、支持部材を開成方向へ付勢するコンプレッションスプリングとを備えている。このコンプレッションスプリングによって支持部材を介して原稿圧着板が開成方向に回転するように付勢されるので、原稿圧着板を開成方向に回転するときには、コンプレッションスプリングの付勢力により本来の重量を感じさせることなく原稿圧着板を回転させることができる。
特許第3408111号
この特許文献1に記載されている原稿圧着板開閉装置では、例えば、コンプレッションスプリングが支持部材内に収容されて、コンプレッションスプリングの一端部がスライダーを介して取付部材に当接されていると共にその他端部が支持部材に当接されている。支持部材は、スプリングケースとしても機能し、高いクリープ特性を有する合成樹脂で有底筒体状に形成されているが、永年使用することによってコンプレッションスプリングが直接接触している底部に割れ目が入ったり底部が割れたりすることがあった。このため、支持部材の外周に、底部及び両側部を覆うように略U字状の補強枠体を設けることが提案されている。これにより、支持部材の割れ等を防止することができるが、しかしながら、コンプレッションスプリングが直接支持部材に接触しているために、このコンプレッションスプリングによる応力が特に支持部材の底部、コンプレッションスプリングの接触部のみに作用するので、支持部材が変形して(凹んで)割れたりすることが考えられる。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、スプリングケースの割れ等をより一層防止することができる原稿圧着板開閉装置及び原稿圧着板を備えた事務機器を提供することにある。
前記の目的を達成するために本発明に係る原稿圧着板開閉装置は、原稿圧着板を有する事務機器の機器本体に取り付けられる取付部材と、この取付部材にヒンジピンを軸に回動可能に設けられると共に前記原稿圧着板に取り付けられるスプリングケースを兼ねる支持部材と、前記取付部材側に設けた受圧部と、この受圧部に一端部側を当接させ前記支持部材の中にスライド可能に収装されたところのスプリング収装穴を有するカムスライダーと、このカムスライダーの前記スプリング収装穴と前記スプリングケース内頂部との間に弾設させたコンプレッションスプリングとから成り、このコンプレッションスプリングの弾力を利用して前記支持部材に取り付ける原稿圧着板の回転を制御するものにおいて、前記スプリングケース内に、前記カムスライダーと前記コンプレッションスプリングを囲んで金属製の補強ケースを設け、この補強ケースを前記コイルスプリングの一端部に当接する基部と、この基部の両側より折り曲げて前記コンプレッションスプリングと前記カムスライダーを収容させつつ前記スプリングケースの内壁に沿って伸びその各先端部を前記ヒンジピンに連結させた両側板部と、この両側板部のそれぞれの長手方向の両側部から内側へ折り曲げられつつ前記コンプレッションスプリングと前記カムスライダーを囲んで設けた摺動片とで構成したことを特徴とする。
また、前記の目的を達成するために本発明に係る原稿圧着板開閉装置は、原稿圧着板を有する事務機器の機器本体の後部上端に上下方向に設けた取付孔に摺動可能に挿入したスプリングケースを兼ねる取付部材と、このスプリングケースを兼ねる前記取付部材にヒンジピンを軸に回動可能に設けられた支持部材と、前記支持部材の側に設けたカム部と、このカム部に一端部側を当接させ前記スプリングケースを兼ねる取付部材内にスライド可能に収装されたところのスプリング収装穴を有するカムスライダーと、このカムスライダーの前記スプリング収装穴と前記スプリングケース内頂部との間に弾設させたコンプレッションスプリングとから成り、このコンプレッションスプリングの弾力を利用して前記支持部材に取り付ける原稿圧着板の回転を制御するものにおいて、前記スプリングケース内に、前記カムスライダーと前記コンプレッションスプリングを囲んで金属製の補強ケースを設け、この補強ケースを前記コイルスプリングの一端部に当接する基部と、この基部の両側より折り曲げて前記コンプレッションスプリングと前記カムスライダーを収容させつつ前記スプリングケースの内壁に沿って伸びその各先端部を前記ヒンジピンに連結させた両側板部と、この両側板部のそれぞれの長手方向の両側部から内側へ折り曲げられつつ前記コンプレッションスプリングと前記カムスライダーを囲んで設けた摺動片とで構成したことを特徴とする。
これらの発明によれば、スプリングケース内に、コンプレッションスプリングを囲んで断面略U字形状の補強ケースを設け、この補強ケースの少なくとも開放端側の両端部をヒンジピンに連結させたことで、コンプレッションスプリングの応力が補強ケースに作用して支持部材を兼ねるスプリングケースの底部にほとんど作用することがないので、スプリングケースの割れ等をより一層防止することができる。
本発明に係る原稿圧着板開閉装置において、前記補強ケースは、その両側板部に前記スプリングケースに設けた第1ストッパー挿通孔と連通する第2ストッパー挿通孔が設けられていることを特徴とする
また、前記の目的を達成するために本発明に係る原稿圧着板を備えた事務機器は、前記の本発明に係る原稿圧着板開閉装置を備えたことを特徴とする。この発明によれば、前述と同様に、スプリングケース内に、コンプレッションスプリングを囲んで補強ケースを設け、この補強ケースの少なくとも開放端側の両端部をヒンジピンに連結させたことで、コンプレッションスプリングの応力が補強ケースに作用して支持部材を兼ねるスプリングケースの底部にほとんど作用することがないので、スプリングケースの割れ等をより一層防止することができる。
以上説明したように本発明に係る原稿圧着板開閉装置及び原稿圧着板を備えた事務機器によれば、スプリングケース内に、コンプレッションスプリングを囲んで補強ケースを設け、この補強ケースの少なくとも開放端側の両端部をヒンジピンに連結させたことで、コンプレッションスプリングの応力が補強ケースに作用して支持部材を兼ねるスプリングケースの底部にほとんど作用することがないので、スプリングケースの割れ等をより一層防止することができる。
以下、本発明に係る原稿圧着板開閉装置及び原稿圧着板を備えた事務機器を添付図面に基づいて詳述する。
図1〜図5は本発明に係る第1の原稿圧着板開閉装置の一例を示す図である。本発明に係る第1の原稿圧着板開閉装置は、図1に示すように、事務機器10の機器本体11の後端部に、原稿圧着板12を回動可能に取り付けるものである。事務機器10としては、特に限定されず、例えば、複写機、印刷機、ファクシミリ、スキャナー等が挙げられ、特に複写機が好ましいものとして挙げられるが、特に限定せずに説明する。
本発明に係る第1の原稿圧着板開閉装置1は、図1〜図5に示すように、原稿圧着板12を有する事務機器10の機器本体11に取り付けられる取付部材21と、この取付部材21にヒンジピン24を軸に回動可能に設けられると共に原稿圧着板12に取り付けられる支持部材22と、取付部材21又は支持部材22のいずれか一方、例えば、支持部材22に設けられる合成樹脂製のスプリングケース28とを有し、このスプリングケース28内に収装させたコンプレッションスプリング23aの弾力を利用して、支持部材22に取り付ける原稿圧着板12の回転を制御するものにおいて、スプリングケース28内に、コンプレッションスプリング23aを囲んで断面略U字形状の補強枠体9を設け、補強枠体9の少なくとも開放端側の両端部をヒンジピン24に連結させたことに特徴がある。
機器本体11の上面には、例えば、コンタクトガラス(図示せず)が設けられ、このコンタクトガラスに原稿を原稿圧着板12によって密着させると共に、コンタクトガラスが原稿圧着板12によって覆い隠されるようになっている。機器本体11の上面の後端部近傍の2箇所には、上下方向(高さ方向ということがある。)に延びる取付孔15がそれぞれ設けられている。取付孔15は、横断面矩形状であって凹状に形成されている。
原稿圧着板開閉装置本体2は、取付部材21と支持部材22と弾性部材23とを備え、原稿圧着板12を回転させて機器本体11の上面を原稿圧着板12で覆う閉成状態とその上面を露出させる開成状態とを形成するものである。
取付部材21は、図1〜図7に示すように、例えば、脚部3を有する底部21aと、底部21aの両側端部からそれぞれ底部21aに対して略直交する方向に延びる両側部21bとを備えてなる。
底部21aは、略矩形状に形成されている。底部21aの下面には、下面から下方に延びる脚部3が設けられている。側部21bには、ヒンジピン24が挿通されるシャフト孔21cが設けられている。側部21bのシャフト孔21cより前方には、受圧部21dが設けられている。受圧部21dは、カムスライダー25を介して弾性部材23が当接する箇所である。この受圧部21dには、支持部材22の回転を規制するカム係合部21eが設けられている。
脚部3は、例えば、取付孔15より若干小さな平面視略矩形状に形成されていることが好ましい。また、脚部3の長さは、特に限定されないが、取付孔15の長手方向(深さ方向)の長さより短い寸法で形成されていることが好ましい。この脚部3が機器本体11の取付孔15に摺動可能に挿入されて、取付部材21の底部21aが機器本体11の上面に接触した状態で原稿圧着板開閉装置本体2が機器本体11に取り付けられるようになっている。なお、脚部3を取付孔15に挿入することにより原稿圧着板開閉装置本体2を機器本体11に取り付けるが、これに限定されず、例えば、脚部を用いないで取付部材21をビス等により機器本体11に固定することで、原稿圧着板開閉装置本体2の取り付けを行うようにしてもよい。
脚部3の側面3aには、その上下方向に延びるガイド溝5が設けられていると共に、取付孔15の側壁15aには、ガイド溝5に案内されるローラ部材6が設けられていることが好ましい。なお、ガイド溝5は、取付孔15の側壁15aに設けるようにしてもよいが、本発明の実施の形態では脚部3の側面3aに設ける場合について説明する。また、ローラ部材6は、脚部3の側面3aに設けるようにしてもよいが、本発明の実施の形態では取付孔15の側壁15aに設ける場合について説明する。
ガイド溝5は、脚部3の側面3aにその上下方向に延びて設けられている。ガイド溝5は、図3〜図7に示すように、例えば、脚部3の両側面3aにそれぞれ設けるようにしてもよいし、脚部3の両側面3aを貫通して設けるようにしてもよい。なお、ガイド溝5としては、脚部3の両側面3aにそれぞれ設けられている場合について説明するが、これに限定されるものではない。ガイド溝5は、特に限定されないが、例えば、脚部3の側面3aの上方から下方までの間に設けられている。このガイド溝5の下方の端部は、ローラ部材6が係合して脚部3の抜け出を防止する終端部51として形成されている。
ローラ部材6は、取付孔15の側壁15aに回転可能に設けられている。ローラ部材6は、ガイド溝5に案内されるならば特に限定されず、例えば、取付孔15の両側壁15aに互いに対向する方向に延びる軸を中心に回転可能にそれぞれ設けてもよいし、ガイド溝が脚部3の両側面3aを貫通して設けられている場合には、このガイド溝を貫通させて両端部を取付孔の両側壁に取り付けるようにしてもよい。なお、ローラ部材6としては、取付孔15の両側壁15aにそれぞれ設けられている場合について説明するが、これに限定されるものではない。
ローラ部材6としては、特に限定されないが、例えば、取付孔15の側壁15aからその幅方向に突出して延びるシャフト61と、このシャフト61の軸回りに回転可能に支持されているローラ部62とからなる。このローラ部62は、ガイド溝5の両壁部5a間の寸法より細く、例えば若干細い径で形成され、脚部3を取付孔15に沿って移動させたとき、ガイド溝5内をローラ部62が回転しながら脚部3がスムーズに移動し得るようになっている。
ローラ部材6は、取付孔15の両側壁15aに複数個、例えば、2個設けられていることが好ましい。具体的には、ローラ部材6は、取付孔15の両側壁15aの上方と略中央部との2箇所に設けられていることが好ましい。2つのローラ部材6の位置は、側壁15aの幅方向に対して略同じ位置でもずれた位置でもどちらでもよい。上方のローラ部材6は、例えば、脚部3を取付孔15内に挿入して原稿圧着板開閉装置本体2を機器本体11に取り付けたとき、ガイド溝5の上端部との間に間隙があるように配置されていることが好ましい。これにより、脚部3(原稿圧着板開閉装置本体2)は、取付部材21の底部21aが機器本体11の上面に接触した状態から下方のローラ部材6がガイド溝5の下端部に接触するまでの間で上下方向に移動可能になっている。
ローラ部材6を有する取付孔15は、例えば、一方のローラ部材6を有する取付孔15の略半分例えば左半分が形成されている第1取付孔形成部材16と、他方のローラ部材6を有する取付孔15の残りの略半分例えば右半分が形成されている第2取付孔形成部材17とから形成されていることが好ましい。第1取付孔形成部材16及び第2取付孔形成部材17は、左右対称に形成されており、互いに合わされたとき、略矩形筒体状に形成されている。
第1取付孔形成部材16及び第2取付孔形成部材17の底部側の端部にはフランジ部16a、17aがそれぞれ設けられている。このフランジ部16a、17aには、第1取付孔形成部材16及び第2取付孔形成部材17を機器本体11にビス等によって固定するための固定孔16b、17bが設けられている。また、第1取付孔形成部材16及び第2取付孔形成部材17のどちらか一方の取付孔形成部材、例えば、第1取付孔形成部材16には、その幅方向に延びると共に内面にネジ溝を有する取付孔16cが例えば6個設けられ、第1取付孔形成部材16及び第2取付孔形成部材17のどちらか他方の取付孔形成部材、例えば、第2取付孔形成部材17の取付孔16cに対向する6箇所には、その幅方向に延びると共に貫通される取付孔17cがそれぞれ設けられており、第1取付孔形成部材16と第2取付孔形成部材17とが互いに合わされてビスやネジ等により互いに固定されるようになっている。また、第1取付孔形成部材16及び第2取付孔形成部材17の互いに対向する面には、その高さ方向に延びると共に取付孔15を形成するための凹状の取付孔形成凹部18、19がそれぞれ設けられている。これら取付孔形成凹部18、19には、ローラ部材6のシャフト61をビスやネジ63等で固定するための固定孔18a、19aがそれぞれ2つ設けられている。
支持部材22は、図1〜図6及び図8に示すように、例えば、一端部が閉塞された略矩形筒体状すなわち有底筒体状に合成樹脂等で形成されている。この支持部材22内に弾性部材23が収容されており、支持部材22は、スプリングケース28を兼ねている。支持部材22の両側部には、原稿圧着板12の後端側にビス等で取り付けられる取付片22aがそれぞれ設けられている。この両側部の他端部(開口部側端部)には、シャフト挿通孔22cがそれぞれ設けられている。これらシャフト挿通孔22cと取付部材21のシャフト孔21cとが孔合わせされ、これら孔22c、21cにワッシャー等を介してヒンジピン24が挿通されることによって、支持部材22が取付部材21にヒンジピン24を軸に回動可能に連結されている。また、支持部材22の両側部には、第1ストッパー挿通孔22eが設けられていることが好ましい。この第1ストッパー挿通孔22eは、例えば、ストッパーピン等を挿通させて、後述するように、装置の組立時にカムスライダー25がコンプレッションスプリング23aの付勢力によってシャフト挿通孔22cを塞ぎ、ヒンジピン24による取付部材21と支持部材22の連結を困難にすることを防止するために設けられたものである。
コンプレッションスプリング23aは、原稿圧着板12を開成方向に回転付勢するものであり、弾性部材23の一種である。なお、本発明において開成方向とは、原稿圧着板12を回転させる際に原稿圧着板12がコンタクトガラスから離間する方向をいう。本発明において閉成方向とは、開成方向とは反対の方向で原稿圧着板12を回転させる際に原稿圧着板12がコンタクトガラスに近づく方向をいう。また、コンプレッションスプリング23aに限定されず、他の弾性部材23を用いるようにしてもよい。
コンプレッションスプリング23aは、支持部材22内に収容されて支持部材22の閉塞部22dと受圧部21dとの間に弾設されている。コンプレッションスプリング23aは、その個数は特に限定されず、1個でも2個以上でもよく図示例では2個である。コンプレッションスプリング23aの一端部は閉塞部22dに当接されていると共に、コンプレッションスプリング23aの他端部は、例えば、スライダーであるカムスライダー25に収容され、このカムスライダー25を介して受圧部21dに当接されている。
カムスライダー25は、図3〜図5及び図10に示すように、例えば、コンプレッションスプリング23aの他端部を収容する円形状の収容部25aを2つ有する有底筒体状に形成されている。受圧部21dに当接されるカムスライダー25の端面には、カム凸部25eが設けられ、このカム凸部25eが受圧部21dに摺接されてカム係合部21eに係合する範囲で取付部材21に対して支持部材22が回動するようになっている。また、カムスライダー25の下面には、両側部側がそれぞれ凹んだ摺動部25bが設けられており、これら摺動部25bは、カムスライダー25を支持部材22内の長手方向に摺動させるものである。
補強枠体9は、支持部材22(スプリングケース28)内に設けられている。補強枠体9は、例えば、支持部材22の閉塞部22d(底部)の内面と弾性部材23の他端部との間に位置される補強部26aを有する補強ケース26である。補強ケース26は、例えば、合成樹脂で形成されている支持部材22のクリープ(補強)対策として用いるもので、鋼板等を折り曲げて形成されている。補強ケース26は、図9に示すように、例えば、支持部材22の閉塞部22dの内面に面接触する補強部26aと、この補強部26aの両端部を略直角に折り曲げて支持部材22の側部に面接触する側部26bとから略U字状に形成されている。側部26bの長さは、支持部材22の側部のシャフト挿通孔22cより長い寸法で形成されていることが好ましい。この補強ケース26の両側部26bには、シャフト挿通孔22cに対応した位置にヒンジピン24が挿通されるピン孔26cが設けられている。また、補強ケース26の両側部26bには、第2ストッパー挿通孔26dが設けられていることが好ましい。この第2ストッパー挿通孔26dは、支持部材22の第1ストッパー挿通孔22eと連通しており、上述したように、装置の組立時に、例えばストッパーピン等を挿通させて、カムスライダー25がコンプレッションスプリング23aの付勢力によってシャフト挿通孔22cを塞いでヒンジピン24による取付部材21と支持部材22の連結を困難にすることを防止するものである。補強ケース26の上端部及び下端部には、摺動片26e、26fがそれぞれ設けられている。上方の摺動片26eは、カムスライダー25の上面に接触すると共に、下方の摺動片26fは、カムスライダー25の下面の摺動部25bに接触し、この状態のままカムスライダー25が摺動するようになっている。
次に、本発明に係る第1の原稿圧着板開閉装置1及び事務機器10の作用を説明する。
原稿圧着板12は、機器本体11が使用されていない状態では、図1に示すように、機器本体11のコンタクトガラスに密着されてコンタクトガラスが覆い隠されている。コンタクトガラス上に原稿を載置するには、まず、原稿圧着板開閉装置本体2が取り付けられている箇所とは反対側の原稿圧着板12の端部又はその近傍等を持って、原稿圧着板12を上方に持ち上げる。すなわち、原稿圧着板12をヒンジピン24を軸に回転させてコンタクトガラス面を外部に露出させる。このように原稿圧着板12を回転させるとき、原稿圧着板12は、コンプレッションスプリング23aの付勢力によって開成方向に回転付勢されているので、重量を感じさせることなく開成方向に回転することができる。原稿圧着板12は、カム凸部25eがカム係合部21eに当接するまで開くことができる(図4参照。)。
露出したコンタクトガラス面上に原稿を載置した後、持ち上げた原稿圧着板12を降ろす。すなわち、原稿圧着板12をコンタクトガラスと接触する閉成方向にヒンジピン24を軸に回転させて下方に移動させて閉成状態にする。このとき、原稿が薄物例えば薄い紙1枚であると、原稿圧着板12はヒンジピン24を軸に回転のみして原稿圧着板12によって原稿がコンタクトガラス上から浮き上がることなくコンタクトガラスに密着されると共に、外光が機器本体11の内部へ侵入して露光が妨げられるのが極力防止されるので、原稿を良好に複写等することができる。
原稿が本のように厚さが厚い場合、開いた原稿圧着板12を閉じる方向に回転させると、原稿圧着板12が閉成状態になる前、すなわち、原稿圧着板12が機器本体の上面(コンタクトガラス)と略平行になる前に、原稿圧着板12が原稿の端部に接触して、この原稿の端部とは反対側の端部と原稿圧着板12との間に空間が形成される。すなわち、原稿圧着板12は、原稿圧着板開閉装置本体2と反対側の端部が浮いた状態となる。その浮いている側の原稿圧着板12を機器本体11側に押圧したり原稿圧着板12の自重により、脚部3が取付孔15から抜け出る方向(上方)に移動して原稿圧着板開閉装置本体2が上方に移動すると共に、原稿圧着板12がヒンジピン24を軸に回転する。すなわち、原稿の上部を覆うように原稿圧着板開閉装置本体2の高さが自動的に調節されて原稿圧着板12が移動する(例えば、図5参照。)。例えば、その原稿の上部が平坦面である場合には、この上部に原稿圧着板12が面接触する。その結果、厚さが厚い原稿が安定してコンタクトガラスに密着されることになる。よって、原稿圧着板12は、原稿の厚さに関係なく原稿を安定してコンタクトガラスに密着することができる。
このように、脚部3が取付孔15内を高さ方向に移動するとき、取付孔15の両側壁15aに2個ずつ設けられているローラ部材6がそれぞれ脚部3のガイド溝5に案内されるので、脚部3の移動が確実にスムーズに行われる。また、原稿圧着板12の脚部3を取付孔15から抜こうとしても下方のローラ部材6がガイド溝5の終端部51に係合して脚部3の取付孔15から抜け出ることがない。
原稿圧着板12が開閉するときには、コンプレッションスプリング23aが伸縮すると共に、カムスライダー25が支持部材22内を摺動する。すなわち、原稿圧着板12が閉じられている状態では、図3に示すように、コンプレッションスプリング23aが縮んだ状態であり、この状態から原稿圧着板12をヒンジピン24を軸に開成方向に回転させる。すると、カムスライダー25のカム凸部25eが受圧部21d上を摺接しながらカム係合部21e方向に移動して原稿圧着板12が開いた状態となる。このとき、カム凸部25eが接触する受圧部21dと支持部材22の閉塞部22dとの間隔が広くなり、コンプレッションスプリング23aの付勢力によりカムスライダー25が支持部材22内を摺動する。そして、カム凸部25eがカム係合部21eに当接すると、原稿圧着板12が最大に開いた状態になる。この状態が、図4に示すように、コンプレッションスプリング23aが伸びた状態である。
この状態から原稿圧着板12を閉成方向にヒンジピン24を軸に回転させることにより、原稿圧着板12を閉じることができる。このとき、カム凸部25eが接触する受圧部21dと支持部材22の閉塞部22dとの間隔が狭くなり、コンプレッションスプリング23aの付勢力に抗してカムスライダー25が支持部材22内を摺動しつつコンプレッションスプリング23aが縮む。
このように、原稿圧着板12が閉じた状態が、通常、機器本体11が使用されていない状態であり、コンプレッションスプリング23aは縮んだ状態である。このコンプレッションスプリング23aの応力が特に支持部材22の閉塞部22d側に作用するが、コンプレッションスプリング23aの他端部と支持部材22の閉塞部22dとの間には、補強ケース26の補強部26aが設けられているために、コンプレッションスプリング23aの応力が補強ケース26に作用して支持部材22の閉塞部22dにほとんど作用することがない。従って、本発明に係る第1の原稿圧着板開閉装置1は、スプリングケースの割れ等をより一層防止することができる。
また、コンプレッションスプリング23aの一端部が収装されているカムスライダー25は、原稿圧着板12の開閉操作により支持部材22内に設けられている補強ケース26内を摺動するので、支持部材22(スプリングケース28)が確実に割れたりすることがない。すなわち、カムスライダー25の上面には、補強ケース26の上方の摺動片26eが設けられていると共に、カムスライダー25の両側面には、補強ケース26の両側部26bが設けられ、かつ、カムスライダー25の下面には、下方の摺動片26fが設けられているために、カムスライダー25が支持部材22内を摺動する際には、カムスライダー25が支持部材22に接触することなく摺動するので、支持部材22(スプリングケース28)の割れ等をより一層確実に防止することができる。
図15及び図16は本発明に係る第2の原稿圧着板開閉装置の一例を示す図である。本発明に係る第2の原稿圧着板開閉装置は、図15及び図16に示すように、脚部にスプリングケースを設け、このスプリングケース内に補強枠体9を設けたことに特徴がある。なお、以下に、第2の原稿圧着板開閉装置100について説明するが、前記の第1の原稿圧着板開閉装置1と同一の部分には同一の名称を付しその説明を省略することがある。
脚部103は、取付部材121から下方に突設されている。この脚部103は、例えば、下端部(底部)が閉塞された略矩形筒体状すなわち有底筒体状に合成樹脂等で形成されている。この脚部103内に弾性部材23であるコンプレッションスプリング23aが収容されており、脚部103がスプリングケース28を兼ねている。この脚部103内にカムスライダー125が摺動可能に収挿されている。取付部材121にはヒンジピン124を軸に支持部材122が回動可能に連結されている。支持部材122にはカム部122aが設けられ、このカム部122aにカムスライダー125が圧接されている。尚、図15及び図16中、符号127は実際にカム部122aと圧接するレバーピンを示す。
補強枠体9は、脚部103(スプリングケース28)内に設けられている。補強枠体9は、例えば、脚部103の底部103aの内面とコンプレッションスプリング23aの端部との間に位置される補強部126aを有する補強ケース126である。補強ケース126は、例えば、合成樹脂で形成されている支持部材122のクリープ(補強)対策として用いるもので、鋼板等を折り曲げて形成されている。補強ケース126は、例えば、脚部103の底部103aの内面に面接触する補強部126aと、この補強部126aの両側端部を略直角に折り曲げて脚部103の側部に面接触する側部126bとから略コ字状に形成されている。側部126bの長さは、ヒンジピン124が位置されている位置より長い寸法で形成されていることが好ましい。この補強ケース126の両側部126bには、ヒンジピン124が挿通されるピン孔(図示せず)が設けられている。また、補強ケース26の両側端部には、摺動片126e、126fがそれぞれ設けられている。これら摺動片126e、126f及び側部126b内でカムスライダー125が摺動するようになっている。
次に、本発明に係る第2の原稿圧着板開閉装置100及び事務機器10の作用を説明する。原稿圧着板12は、機器本体11が使用されていない状態では、機器本体11のコンタクトガラスに密着されてコンタクトガラスが覆い隠されている。コンタクトガラス上に原稿を載置するには、原稿圧着板12をヒンジピン124を軸に回転させてコンタクトガラス面を外部に露出させる。このように原稿圧着板12を回転させるとき、原稿圧着板12は、コンプレッションスプリング23aの付勢力によって開成方向に回転付勢されているので、重量を感じさせることなく開成方向に回転することができる。
露出したコンタクトガラス面上に原稿を載置した後、持ち上げた原稿圧着板12を降ろす。このとき、原稿が薄物例えば薄い紙1枚であると、原稿圧着板12はヒンジピン124を軸に回転のみして原稿圧着板12によって原稿がコンタクトガラス上から浮き上がることなくコンタクトガラスに密着されると共に、外光が機器本体11の内部へ侵入して露光が妨げられるのが極力防止されるので、原稿を良好に複写等することができる。
原稿が本のように厚さが厚い場合、開いた原稿圧着板12を閉じる方向に回転させると、原稿圧着板12が閉成状態になる前、すなわち、原稿圧着板12が機器本体の上面(コンタクトガラス)と略平行になる前に、原稿圧着板12が原稿の端部に接触して、この原稿の端部とは反対側の端部と原稿圧着板12との間に空間が形成される。すなわち、原稿圧着板12は、原稿圧着板開閉装置本体2と反対側の端部が浮いた状態となる。その浮いている側の原稿圧着板12を機器本体11側に押圧したり原稿圧着板12の自重により、脚部103が取付孔115から抜け出る方向(上方)に移動して原稿圧着板開閉装置本体2が上方に移動すると共に、原稿圧着板12がヒンジピン124を軸に回転する。すなわち、原稿の上部を覆うように原稿圧着板開閉装置本体2の高さが自動的に調節されて原稿圧着板12が移動する。例えば、その原稿の上部が平坦面である場合には、この上部に原稿圧着板12が面接触する。その結果、厚さが厚い原稿が安定してコンタクトガラスに密着されることになる。よって、原稿圧着板12は、原稿の厚さに関係なく原稿を安定してコンタクトガラスに密着することができる。
原稿圧着板12が開閉するときには、コンプレッションスプリング23aが伸縮すると共に、カムスライダー125が脚部103内を摺動する。すなわち、原稿圧着板12が閉じられている状態では、コンプレッションスプリング23aが縮んだ状態であり、この状態から原稿圧着板12をヒンジピン124を軸に開成方向に回転させる。すると、カムスライダー125のレバーピン127が支持部材122のカム部122a上を摺接しながら移動して原稿圧着板12が開いた状態となる。このとき、レバーピン127と脚部103の底部103aとの間隔が広くなり、コンプレッションスプリング23aの付勢力によりカムスライダー125が脚部103内を摺動する。
この原稿圧着板12が開いた状態から原稿圧着板12を閉成方向にヒンジピン124を軸に回転させることにより、原稿圧着板12を閉じることができる。このとき、レバーピン127と脚部103の底部103aとの間隔が狭くなり、コンプレッションスプリング23aの付勢力に抗してカムスライダー125が脚部103内を摺動しつつコンプレッションスプリング23aが縮む。
このように、原稿圧着板12が閉じた状態が、通常、機器本体11が使用されていない状態であり、コンプレッションスプリング23aは縮んだ状態である。このコンプレッションスプリング23aの応力が特に脚部103の底部103a側に作用するが、コンプレッションスプリング23aの他端部と脚部103の底部103aとの間には、補強ケース126の補強部126aが設けられているために、コンプレッションスプリング23aの応力が補強ケース126に作用して脚部103の底部103aにほとんど作用することがない。従って、本発明に係る第2の原稿圧着板開閉装置100は、スプリングケースの割れ等をより一層防止することができる。
また、コンプレッションスプリング23aの一端部が収装されているカムスライダー125は、原稿圧着板12の開閉操作により脚部103内に設けられている補強ケース126内を摺動するので、脚部103(スプリングケース28)が割れたりすることがない。すなわち、カムスライダー125が脚部103内を摺動する際には、カムスライダー125が脚部103に接触することなく摺動するので、脚部103(スプリングケース28)の割れ等をより一層確実に防止することができる。
以上説明したように本発明に係る原稿圧着板開閉装置は、支持部材や取付部材の脚部を兼ねるスプリングケース内に、コンプレッションスプリングを囲んで補強ケースを設け、この補強ケースの少なくとも開放端側の両端部をヒンジピンに連結させたことで、コンプレッションスプリングの応力が補強ケースに作用してスプリングケースを兼ねる支持部材や取付部材の脚部の底部にほとんど作用することがないので、スプリングケースの割れ等をより一層防止することができることから、特に複写機、印刷機、ファクシミリ、スキャナー等の事務機器の原稿圧着板開閉装置として好適に用いられるものである。
本発明に係る原稿圧着板開閉装置を備えた事務機器の一例を示し、原稿圧着板を閉じた状態を示す図で、(a)は概略平面図、(b)は概略側面図である。 本発明に係る第1の原稿圧着板開閉装置の一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は側面図、(d)は正面図、(e)は(c)中のA−A線矢視断面図である。 図2(d)中のB−B線矢視断面図である。 本発明に係る第1の原稿圧着板開閉装置における開成状態の一例を示す断面図である。 本発明に係る原稿圧着板開閉装置本体が浮いた状態を示す断面図である。 本発明に係る第1の原稿圧着板開閉装置本体の一例を示す図で、(a)及び(b)は斜視図、(c)は側面図、(d)は背面図である。 本発明に係る取付部材の一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は(c)中のC−C線矢視断面図である。 本発明に係る支持部材の一例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は側面図、(e)は(c)中のD−D線矢視断面図である。 本発明に係る補強ケースの一例を示す図で、(a)及び(b)は斜視図、(c)は平面図、(d)は正面図である。 本発明にカムスライダーの一例を示す図で、(a)及び(b)は斜視図、(c)は側面図、(d)は(c)中のE−E線矢視断面図である。 本発明に係るローラ部材を有する第1取付孔形成部材の一例を示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図である。 本発明に係るローラ部材を有する第2取付孔形成部材の一例を示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図である。 本発明に係る第1取付孔形成部材の一例を示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図である。 本発明に係る第2取付孔形成部材の一例を示す図で、(a)は正面図、(b)は平面図である。 本発明に係る第2の原稿圧着板開閉装置の一例を示す断面図である。 図15中のF−F線矢視断面図である。
1 第1の原稿圧着板開閉装置
3 脚部
9 補強枠体
10 事務機器
11 機器本体
12 原稿圧着板
21 取付部材
22 支持部材
22e 第1ストッパー挿通孔
23 弾性部材
23a コンプレッションスプリング
24 ヒンジピン
25 カムスライダー(スライダー)
26 補強ケース
26a 補強部
26d 第2ストッパー挿通孔
26e 摺動片
26f 摺動片
28 スプリングケース
100 第2の原稿圧着板開閉装置
103 脚部
121 取付部材
122 支持部材
124 ヒンジピン
125 カムスライダー(スライダー)
126 補強ケース
126a 補強部
126e 摺動片
126f 摺動片

Claims (4)

  1. 原稿圧着板を有する事務機器の機器本体に取り付けられる取付部材と、この取付部材にヒンジピンを軸に回動可能に設けられると共に前記原稿圧着板に取り付けられるスプリングケースを兼ねる支持部材と、前記取付部材側に設けた受圧部と、この受圧部に一端部側を当接させ前記支持部材の中にスライド可能に収装されたところのスプリング収装穴を有するカムスライダーと、このカムスライダーの前記スプリング収装穴と前記スプリングケース内頂部との間に弾設させたコンプレッションスプリングとから成り、このコンプレッションスプリングの弾力を利用して前記支持部材に取り付ける原稿圧着板の回転を制御するものにおいて、
    前記スプリングケース内に、前記カムスライダーと前記コンプレッションスプリングを囲んで金属製の補強ケースを設け、この補強ケースを前記コイルスプリングの一端部に当接する基部と、この基部の両側より折り曲げて前記コンプレッションスプリングと前記カムスライダーを収容させつつ前記スプリングケースの内壁に沿って伸びその各先端部を前記ヒンジピンに連結させた両側板部と、この両側板部のそれぞれの長手方向の両側部から内側へ折り曲げられつつ前記コンプレッションスプリングと前記カムスライダーを囲んで設けた摺動片とで構成したことを特徴とする、原稿圧着板開閉装置。
  2. 原稿圧着板を有する事務機器の機器本体の後部上端に上下方向に設けた取付孔に摺動可能に挿入したスプリングケースを兼ねる取付部材と、このスプリングケースを兼ねる前記取付部材にヒンジピンを軸に回動可能に設けられた支持部材と、前記支持部材の側に設けたカム部と、このカム部に一端部側を当接させ前記スプリングケースを兼ねる取付部材内にスライド可能に収装されたところのスプリング収装穴を有するカムスライダーと、このカムスライダーの前記スプリング収装穴と前記スプリングケース内頂部との間に弾設させたコンプレッションスプリングとから成り、このコンプレッションスプリングの弾力を利用して前記支持部材に取り付ける原稿圧着板の回転を制御するものにおいて、
    前記スプリングケース内に、前記カムスライダーと前記コンプレッションスプリングを囲んで金属製の補強ケースを設け、この補強ケースを前記コイルスプリングの一端部に当接する基部と、この基部の両側より折り曲げて前記コンプレッションスプリングと前記カムスライダーを収容させつつ前記スプリングケースの内壁に沿って伸びその各先端部を前記ヒンジピンに連結させた両側板部と、この両側板部のそれぞれの長手方向の両側部から内側へ折り曲げられつつ前記コンプレッションスプリングと前記カムスライダーを囲んで設けた摺動片とで構成したことを特徴とする、原稿圧着板開閉装置。
  3. 前記補強ケースは、その両側板部に前記スプリングケースに設けた第1ストッパー挿通孔と連通する第2ストッパー挿通孔が設けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の原稿圧着板開閉装置。
  4. 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の原稿圧着板開閉装置を備えたことを特徴とする、原稿圧着板を備えた事務機器。
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