JP2016510674A - 組織結紮装置およびそのための方法 - Google Patents

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Abstract

左心耳等の組織を結紮するための閉鎖装置および方法が本明細書に説明される。本閉鎖装置は、スネアと、スネアに取り外し可能に取着された縫合糸ループとを備えるスネアループアセンブリを備えてもよい。スネアは、閉鎖装置の伸長体から取り外し可能であってもよい。いくつかの変形例では、閉鎖装置は、ユーザが、スネアループアセンブリが捻転されているかどうかを決定することを可能にするための1つ以上のマーカーを備えてもよい。

Description

(関連出願への相互参照)
本願は、米国仮特許出願第61/778,251号(2013年3月12日出願、名称「TISSUE LIGATION DEVICES AND METHODS THEREFOR」)の優先権を主張し、それは、その全体が参照によって、本明細書に援用される。
(分野)
本発明は、概して、外科的、低侵襲的、または血管内アプローチを使用して、左心耳等の組織を結紮するための装置および方法に関する。
(背景)
心房細動は、何百万もの患者を苦しめている一般的問題である。心房細動は、左心房の心耳において血栓や凝血塊の形成をしばしば招く。血栓が移動し遠隔臓器を閉塞すると、卒中等の有害事象が起こり得、問題となる。このため、心房細動を患う患者のほとんどは、血栓の形成を防ぐため1つ以上の抗凝血剤による治療を受けている。但し、抗凝血剤は、特に高齢者において健康上のリスクを投げかける。出血等のこれらのリスクのため、利用者にはライフスタイルの大幅な変化がしばしば要求される。
左心耳における血栓形成の潜在的問題に対処するため、いくつかの方法が開発されてきた。一方法では、左心耳を、その基部、すなわち、左心耳が心房とつながる入口狭窄部に沿って縫合する。こうすることで心耳内への血流は遮断され、心耳における血栓形成リスクはなくなる。通常これは心臓切開手術によって行われるが、特に高リスクの人や心臓切開手技を別途受けている人への適用は制限される。加えて、心臓切開手術には全身麻酔が必要となるほか周知のリスクが数多くあるため、あまり望ましくない。
他の方法も、検討されてきた。これらの方法には、心耳の基部をステープルで留める方法や、空間を占拠または閉塞する部材で心耳を満たす方法がある。心耳は脆く破裂しやすいためステープリングは好ましくなく、閉塞装置は心耳内への全血流を効果的に防がない場合がある。
したがって、左心耳や他の好適な組織を閉鎖するさらなる装置および方法が望まれる。特に、胸部を切開する必要性を回避するためには、低侵襲技法、血管内技法、またはこれらの技法の組み合わせを使用し左心耳を閉鎖する装置および方法が望まれるであろう。当然ながら、切開外科手技用のさらなる装置も、特にこれが標準的な装置を凌ぐさらなる利点を提供するなら望ましい。
本明細書に説明されるのは、閉鎖装置と、1つ以上の閉鎖装置を使用して組織を閉鎖するための方法である。いくつかの変形例では、閉鎖装置は、伸長体と、少なくとも部分的に、伸長体から延在し、ループを形成する、スネアループアセンブリとを備えてもよい。スネアループアセンブリは、スネアと、スネアに取り外し可能に取着された縫合糸ループとを備えてもよい。スネアは、伸長体に対するスネアの第1の端部の前進が、ループの直径を増加させ、伸長体に対するスネアの第1の端部の後退が、ループの直径を減少させるように、第1の端部と、第2の端部とを備えてもよい。閉鎖装置はさらに、シャトルであって、スネアの第2の端部がそこに接続されるようなシャトルと、シャトルを伸長体に取り外し可能に結合するように構成される、係止要素とを備えてもよい。係止要素はさらに、シャトルを伸長体から解放するように構成されてもよい。いくつかの変形例では、伸長体は、伸長体の側壁内に陥凹を備えてもよく、シャトルは、シャトルが伸長体に取り外し可能に結合されると、陥凹内に位置付けられてもよい。いくつかの変形例では、係止要素は、ロックワイヤを備えてもよい。これらの変形例のうちのいくつかでは、ロックワイヤは、シャトルが伸長体に取り外し可能に結合されると、伸長体のロックワイヤ管腔およびシャトルのロックワイヤ管腔を通して延在してもよい。これらの変形例のうちのいくつかでは、ロックワイヤは、屈曲部を備えてもよい。これらの変形例のうちのいくつかでは、屈曲部は、シャトルが伸長体に取り外し可能に結合されると、少なくとも部分的に、シャトルの窓の中に延在してもよい。
いくつかの変形例では、シャトルは、伸長体の陥凹内のチャネル内に嵌合するように構成される、突出部を備えてもよい。突出部は、シャトルと伸長体との間の回転に抵抗するように構成されてもよい。他の変形例では、伸長体の陥凹は、シャトルのチャネル内に嵌合するように構成され、シャトルと伸長体との間の回転に抵抗するように構成される、突出部を備えてもよい。
いくつかの変形例では、本明細書に説明される閉鎖装置はさらに、伸長体に取着されるハンドルを備えてもよい。これらの変形例のうちのいくつかでは、ハンドルは、縫合糸ループを緊締するための縫合糸制御部と、スネアの第1の端部の移動を制御するスネア制御部と、シャトルを伸長体から解放するように構成される、スネア解放部とを備えてもよい。係止要素がロックワイヤを備える変形例では、スネア解放部は、ロックワイヤを後退させるように構成されてもよい。いくつかの変形例では、スネア解放部は、ボタンの押下に応じて、シャトルを解放するように構成される、ボタンを備えてもよい。これらの変形例のうちのいくつかでは、縫合糸制御部は、グリップ部分と、そこから延在する突起とを備えてもよい。突起は、スネア解放部のボタンを押下するようにサイズ合わせおよび構成されてもよい。他の変形例では、縫合糸制御部は、グリップ部分と、グリップ部分内のチャンバとを備えてもよい。チャンバは、少なくとも部分的に、スネア解放部を閉鎖するように構成されてもよい。
本明細書に説明される装置の他の変形例では、閉鎖装置は、伸長体と、少なくとも部分的に、伸長体から延在し、ループを形成する、スネアループアセンブリとを備えてもよい。スネアループアセンブリは、スネアと、スネアに取り外し可能に取着された縫合糸ループとを備えてもよい。スネアは、近位スネア部分と、遠位スネア部分とを備えてもよく、それぞれ、係合部分を備える。近位スネア部分の係合部分は、遠位スネア部分の係合部分に取り外し可能に係合するように構成されてもよい。スネアループアセンブリはさらに、近位および遠位スネア部分の係合を維持するように位置付けられる、拘束シースを備えてもよい。これらの変形例のうちのいくつかでは、遠位スネア部分の係合部分は、第1のフック部材を備えてもよく、近位スネア部分の係合部分は、第2のフック部材を備えてもよい。他の変形例では、遠位スネア部分の係合部分は、スラグを備えてもよく、近位スネア部分の係合部分は、カップ部材を備えてもよい。他の変形例では、遠位スネア部分の係合部分は、カップ部材を備えてもよく、近位スネア部分の係合部分は、スラグを備えてもよい。
いくつかの変形例では、閉鎖装置は、ハンドルを備えてもよい。ハンドルは、スネア制御部を備えてもよい。これらの変形例のうちのいくつかでは、スネア制御部は、近位スネア部分に動作可能に接続される第1の制御部と、拘束シースに動作可能に接続される第2の制御部とを備えてもよい。これらの変形例のうちのいくつかでは、第1および第2の制御部は、同時に、近位スネア部分および拘束シースを前進または後退させるようにともに移動されるように構成されてもよい。第1および第2の制御部はまた、第1の制御部に対する第2の制御部の近位移動が、近位スネア部分に対して拘束シースを引込み、近位スネア部分および遠位スネア部分を係脱させるように構成されてもよい。いくつかの変形例では、スネア制御部はさらに、第1の制御部および第2の制御部を結合するようにさらに構成される、取り外し可能なカバーを備えてもよい。これらの変形例のうちのいくつかでは、取り外し可能なカバーは、第1および/または第2の制御部の磁石に係合する、1つ以上の磁石を備えてもよい。
図1は、スネアループアセンブリを有する、例証的装置の遠位端の図である。 図2は、縫合糸フックを含む、スネアループアセンブリの遠位端の図である。 図3は、本明細書に説明されるように、例証的閉鎖装置の斜視図である。 図4Aおよび4Bは、取り外し可能スネアを有する、閉鎖装置の変形例の斜視図を描写する。 図5Aは、取り外し可能スネアを有する、閉鎖装置の変形例の斜視図を描写する。 図5Bは、図5Aに示される、閉鎖装置の先端の斜視図を示す。 図6Aおよび6Bは、取り外し可能スネアを有する、閉鎖装置の変形例の斜視図を描写する。 図6Cおよび6Dは、それぞれ、図6Aおよび6Bに示される、閉鎖装置の先端の上面図および正面図を示す。 図6E−6Hは、それぞれ、図6Aおよび6Bに示される、閉鎖装置と併用するためのシャトルの上面図、側面図、正面図、および背面図を示す。 図7Aは、取り外し可能スネアを有する、閉鎖装置の遠位部分の斜視図を示す。 図7B−7Dは、それぞれ、図7Aに示される、閉鎖装置の先端の斜視図、正面図、および上面図を示す。 図7B−7Dは、それぞれ、図7Aに示される、閉鎖装置の先端の斜視図、正面図、および上面図を示す。 図7B−7Dは、それぞれ、図7Aに示される、閉鎖装置の先端の斜視図、正面図、および上面図を示す。 図7E−7Iは、それぞれ、図7Aの閉鎖装置と併用するためのシャトルの上部斜視図、底部斜視図、正面図、上面図、および側面図を示す。 図7E−7Iは、それぞれ、図7Aの閉鎖装置と併用するためのシャトルの上部斜視図、底部斜視図、正面図、上面図、および側面図を示す。 図7E−7Iは、それぞれ、図7Aの閉鎖装置と併用するためのシャトルの上部斜視図、底部斜視図、正面図、上面図、および側面図を示す。 図7E−7Iは、それぞれ、図7Aの閉鎖装置と併用するためのシャトルの上部斜視図、底部斜視図、正面図、上面図、および側面図を示す。 図7E−7Iは、それぞれ、図7Aの閉鎖装置と併用するためのシャトルの上部斜視図、底部斜視図、正面図、上面図、および側面図を示す。 図7Jは、図7Aに示される、閉鎖装置の一部の断面側面図を示す。 図8Aは、本明細書に説明される閉鎖装置と併用するためのハンドルアセンブリの斜視図を示す。 図8Bは、図8Aに示される、ハンドルアセンブリと併用するための縫合糸制御部の斜視図を示す。 図8C−8Eは、図8Aに示される、ハンドルアセンブリの断面斜視図を示す。 図8C−8Eは、図8Aに示される、ハンドルアセンブリの断面斜視図を示す。 図8C−8Eは、図8Aに示される、ハンドルアセンブリの断面斜視図を示す。 図8Fは、図8Aに示される、ハンドルアセンブリと併用するためのスネア解放制御部の側面図を示す。 図9は、取り外し可能スネアを有する、閉鎖装置の一部の断面側面図を示す。 図10Aおよび10Bは、取り外し可能スネアの一変形例の側面図を示す。 図11Aおよび11Bは、取り外し可能スネアの一変形例の一部の側面図を示す。 図12A−12Cは、本明細書に説明される閉鎖装置と併用するためのハンドルアセンブリの上面図を描写する。図12Dは、図12A−12Cに示される、ハンドルアセンブリの一部の断面側面図を描写する。 図13Aおよび13Bは、本明細書に説明される閉鎖装置と併用するためのハンドルアセンブリの上面図を描写する。 図13Aおよび13Bは、本明細書に説明される閉鎖装置と併用するためのハンドルアセンブリの上面図を描写する。 図13Cは、図13Aおよび13Bに示される、ハンドルアセンブリの断面側面図を描写する。 図14は、本明細書に説明される装置と併用するために好適な伸長体の例証的変形例を描写する。 図15Aおよび15Bは、本明細書に説明される閉鎖装置の一変形例の遠位部分の上面図を描写する。 図16A−16Cは、本明細書に説明される装置と併用され得る、例証的保定部材を描写する。 図17Aおよび17Bは、本明細書に説明される閉鎖装置と併用するためのハンドルアセンブリの変形例の断面上面図を描写し、ハンドルアセンブリは、スネア解放ボタンを含む。 図18Aおよび18Bは、本明細書に説明される閉鎖装置と併用するためのハンドルアセンブリの別の変形例の断面上面図を描写し、ハンドルアセンブリは、スネア解放ボタンを含む。
(詳細な説明)
本明細書に説明されるのは、閉鎖装置と、1つ以上の閉鎖装置を使用して、組織を閉鎖するための方法である。概して、閉鎖装置は、伸長体と、少なくとも部分的に、伸長体から延在し、組織を捕捉および保持し得る、スネアループアセンブリとを備える。スネアループアセンブリは、典型的には、スネアと、スネアに取り外し可能に結合される、縫合糸ループとを備える。スネアループアセンブリは、組織の周囲で閉鎖され、一時的または恒久的に、組織を閉鎖、結紮、または別様に緊締してもよく、縫合糸ループは、緊締され、スネアから解放され、組織を閉鎖構成に保持または別様に維持してもよい。
本明細書に説明される閉鎖装置は、低侵襲的アクセス(例えば、胸郭の上方、下方、またはそれを通した小さい切開を通じた、肋軟骨または剣状突起内の切開を通じた、孔を通じた、あるいは血管系を通じた等)を使用して、左心耳に前進するために好適であり得る。閉鎖装置が、心膜空間等の限られた身体空間を通した低侵襲的アクセスを使用して前進されると、これらの緊密空間内またはそれを通したスネアループアセンブリの前進または操作は、スネアループアセンブリの1つ以上の部分の捻転をもたらし得る。故に、ユーザが、スネアループアセンブリが捻転されているかどうかを決定することを可能にするように、本明細書に説明される閉鎖装置を構成することが望ましくあり得る。例えば、いくつかの変形例では(以下により詳細に説明されるように)、閉鎖装置は、ユーザが、(例えば、直接的または間接的可視化を介して)スネアループアセンブリが捻転されているかどうかを決定することを可能にし得る、1つ以上のマーカーを備えてもよい。
加えて、いくつかの変形例では、スネアループアセンブリの1つ以上の部分は、スネアループアセンブリの前進または操作の間、1つ以上の組織構造の周囲に引っ掛かる、または別様にその周囲に詰まり得る。観血的外科手術手技を必要とせずに、閉鎖装置を身体から除去するために、スネアループアセンブリの1つ以上の部分が閉鎖装置の残りに対して解放され得るように、閉鎖装置を構成することが有用であり得る。例えば、いくつかの変形例では、閉鎖装置は、以下により詳細に説明されるように、取り外し可能スネアを有するように構成されてもよい。
本明細書に説明される閉鎖装置は、2012年6月7日出願の米国特許出願第13/490,919号「Tissue Ligation Devices and Tensioning Devices Therefor」(その内容は、参照することによって、全体として本明細書に組み込まれる)に説明されるもの等の任意の好適な要素または要素の組み合わせを含んでもよい。伸長体およびスネアループアセンブリを有することに加え、閉鎖装置は、典型的には、伸長体および/またはスネアループアセンブリの操作および前進を制御するための1つ以上の機構を備える。例えば、伸長体を通じてスネアループアセンブリを操作し、かつ作動させるには、ハンドルや他の操作機構(例えば、外科用マスタースレーブロボットシステム等)が使用されてもよい。ハンドルまたは他の操作機構は、以下により詳細に説明されるように、送達、すなわち「閉」形状と、展開、すなわち「開」形状との間で、および、その逆に、スネアループアセンブリを変化させてもよい。スネアループアセンブリを閉形状にすることにより、標的位置へのスネアループアセンブリの薄型前進が可能になってもよく、標的組織の周辺でスネアループアセンブリを閉じることが可能となってもよい。逆に、スネアループアセンブリを開形状にすることにより、1つ以上の標的組織の周辺にスネアループアセンブリを配置することが可能となってもよく、スネアループアセンブリが、スネアループアセンブリによって以前閉じられた1つ以上の標的組織を解放することが可能となってもよい。ハンドルまたは他の操作機構も、以下により詳細に説明されるように、スネアからの縫合糸ループの解放を制御してもよい。
伸長体の遠位端は、使用中に身体内の標的組織(左心耳等)に向けて前進させられてもよい。この前進は、低侵襲方式で行われてもよい。前進中はスネアループアセンブリを閉形状にすることで、組織や他の障害物にスネアループアセンブリが裂けたり、引っ掛かったりするのを防ぐ場合がある。伸長体の遠位端が標的組織または標的組織の近くに到達すると、スネアループアセンブリを展開形状に開いてもよい。次に、スネアループアセンブリを前進、移動、または別様に操作することで標的組織の少なくとも一部分を取り囲んでもよい。次に、取り囲まれた組織の周辺でスネアループアセンブリを閉じることにより、標的組織を閉じるか、結紮するか、または別様に制限し得る。必要に応じ、スネアループアセンブリを再び開き、移し、再び閉じてもよい。いくつかの例では、標的組織を閉じた状態に保つため、縫合糸ループ(図示せず)または他の制限装置が締められ得、閉鎖装置から解放され得る。閉鎖装置を身体から取り除くには、スネアループアセンブリを再び開いて標的組織を解放し得(縫合糸ループまたは他の閉鎖装置は、その場所にとどまり得ると理解されたい)、スネアループアセンブリと伸長体を引き込み得る。標的組織が解放されると、薄型引き込みを促進するためスネアループアセンブリを閉じ得る。閉鎖装置が、引張装置および機構を備える変形例では、引張装置または機構は、以下に詳述されるように、スネアループアセンブリから縫合糸ループを解放および/または縫合糸ループを締めるために使用されてもよい。
閉鎖装置(300)の一例証的変形例を図3に示す。この図には、スネアループアセンブリ(302)と、伸長体(304)と、ハンドル(306)とが、図示されている。前述したように、ハンドル(306)は、伸長体(304)を通じてスネアループアセンブリ(302)を操作しかつ作動させ、閉形状(図3に図示)と開展開形状(図示せず)との間で、および、その逆に、スネアループアセンブリ(302)を動かすため、使用されてもよい。開形状にあるとき、スネアループアセンブリ(302)および伸長体(304)は、連続ループ(308)を形成してもよい(例えば、スネアループアセンブリ(302)および伸長体(304)が、ループ(308)内に留置された組織を完全に包囲し得るように)。開形状から閉形状に移動されると、ループ(308)のサイズは、スネアループアセンブリ(306)の一部または全部が伸長体(304)の中に引込まれるにつれて減少されてもよい。本明細書に説明される閉鎖装置の個々の構成要素は、以下により詳細に説明される。
(伸長体)
前述で簡単に述べたように、本明細書に説明される閉鎖装置は、概して、伸長体を備える。伸長体は、依然として、伸長体を通してスネアループアセンブリの制御を可能にしながら、スネアループアセンブリの遠位端およびハンドルまたは作動機構を接続してもよい。具体的には、スネアループアセンブリ構成要素のいくつかの少なくとも一部は、伸長体内に格納されてもよく、伸長体を通してハンドルに接続されてもよい。いくつかの変形例では、伸長体の少なくとも一部は、可撓性であってもよく、これは、組織内およびそれを通して伸長体のナビゲーションを促進するのに役立ち得る。
図14は、本明細書に説明される閉鎖装置と併用するために好適な伸長体の一例証的変形例を示す。そこに示されるのは、ハンドル部分(1402)に取着された伸長体(1400)である。伸長体(1400)は、先端(1403)と、湾曲区画(1404)と、第1の管腔(1406)と、第2の管腔(1408)と、第3の管腔(1410)とを備えてもよい。単一湾曲区分(1404)を有するように図14に示されるが、伸長体(1400)は、湾曲区分を有していなくてもよく、または伸長体(1400)の異なる部分に複数の湾曲区分を有してもよい。さらに、いくつかの変形例では、閉鎖装置は、伸長体(1400)の形状を変化させるように作用または機能し得る、1つ以上の機構を備えてもよい。伸長体(1400)が1つ以上の湾曲部(1404)を備える場合は、伸長体を一時的に真っすぐに伸ばすため、管、心棒、または他の伸展機構(図示せず)が使用されてもよい。例えば、伸長体(1400)の1つ以上の管腔内に剛性の管または心棒が留置されてもよく、これが湾曲した部分を一時的に真っすぐに伸ばしてもよい。送達時(例えば、左心耳に使用される場合なら心膜腔に到達する前)は真っすぐに伸ばされてもよく、伸展機構が引き込まれ得ると伸長体(1400)は元の構成に戻る。伸展機構は、任意の好適な材料で作られてもよい。(例えば、剛性プラスチック、ステンレス鋼、これらの組み合わせ等)。
別の変形例では、あらかじめ曲げられた1つ以上の管または心棒を伸長体(1400)の中に挿入することで、1つ以上の湾曲した部分を作ってもよい。さらに別の変形例では、伸長体(1400)内、伸長体(1400)上、または伸長体(1400)の周辺に、1つ以上のプルワイヤが配置されてもよく、1つ以上のプルワイヤが引かれるか、押されるか、または別様に操作されると、伸長体(1400)は撓むか、または曲がり得る。ここで説明する装置のいずれかが操縦性のため構成され得ること、あるいはロボット用に構成(例えば、1つ以上のロボット装置または別様に自動装置用に構成)され得ることは、理解されたい。
ここで説明する伸長体は、任意の好適な数の管腔を有してもよい。ここで用語「管腔」が使われるとき、それは、伸長体または閉鎖装置の他の部分の長さに延在する穴または通路を表すため使われていることを理解されたい。管腔が、必ずしも、全面的に密閉されるとは限らないことを理解されたい(つまり、管腔は、その長さの一部または全部にわたって1つ以上の溝穴、細隙、間隙、または他の開口部を備えることがある)。伸長体は、1つ、2つ、3つ、4つ、または5つ以上の管腔を備えることがある。いくつかの管腔が、あるいは全ての管腔が、伸長体の全体にわたって延在することがある(すなわち、伸長体の近位端から伸長体の遠位端まで)。他の管腔は、伸長体の一部分の中だけを通過することもある(例えば、伸長体沿いの一端から中間点まで通過、あるいは伸長体沿いの2つの中間点の間を通過)。例えば、図14に見られる変形例では、第3の管腔(1410)は、伸長体(1400)の長さに沿って伸長体(1400)の近位端から中間点まで通っている一方、第1(1406)および第2(1408)の管腔は、先端(1403)から、伸長体(1400)の長さを通して延在してもよい。この変形例では、1つ以上のガイドワイヤ、視覚化装置、または作業装置(図示せず)を、第3の管腔(1410)の中に通してもよい。
スネアループアセンブリの種々の構成要素は、伸長体の管腔の中に収容されてもよい。例えば、いくつかの変形例では、1本の管腔内にスネアループアセンブリの全構成要素が収容されてもよい。別の変形例では、スネアループアセンブリの異なる部分が、少なくとも部分的に別々の管腔内に収容されてもよい。例えば、いくつかの変形例では、伸長体は少なくとも2つの管腔を備えてもよい。これらの変形例では、縫合糸ループの自由端が第1の管腔を通ってハンドル部分に至り、スネアの自由端は第2の管腔を通ってハンドル部分に至る。以下により詳細に説明されるように、縫合糸ループの余分な縫合糸が伸長体の中に収容される変形例では、この余分な縫合糸が好適な管腔内に収容されてもよい。例えば、いくつかの変形例では、余分な縫合糸は、縫合糸ループの自由端と同じ管腔内に、あるいはスネアの自由端と同じ管腔内に、あるいはまったく異なる管腔内に、収容されてもよい。
いくつかの変形例では、伸長体の1つ以上の管腔が少なくとも部分的に1つ以上の副管腔に分割されてもよい。具体的に、管腔は、上記で参照することによって組み込まれる、米国特許出願第13/490,919号に説明されるように、管腔の長さの一部分に沿って2つ以上の副管腔に分割されてもよい。
伸長体は、概して、その遠位端に先端部分を備える。いくつかの変形例では、伸長体の先端が伸長体とは別に形成されてもよく、装置を組み立てるときに伸長体へ取り付けられてもよい。他の変形例では、先端部分が、単一装置として一体的に形成されてもよい。先端部分は、閉鎖装置のため数々の有用機能を果たしてもよい。いくつかの事例では、先端は非外傷性となるよう構成されてもよく、伸長体の近位端が身体内で動かされるときに組織を損傷するリスクを緩和してもよい。以下により詳細に説明されるように、先端は、別の事例では、スネアの特定の部分が伸長体内を通過することを可能としてもよく、他の部分は伸長体に対し定位置に保持する。
先端部分は伸長体と同数の管腔を有し得るが、必ずしも伸長体と同数の管腔を有するとは限らない。実際、いくつかの変形例では、伸長体の1つ以上の管腔が先端部分により2つ以上の副管腔に分割され得る。別の変形例では、先端部分は、伸長体の1つ以上の管腔のサイズまたは形を変化させてもよい。
(スネアループアセンブリ)
前述のように、ここで説明する閉鎖装置のスネアループアセンブリは、1つ以上の標的組織を一時的に閉じるため、または制限するため、使用されてもよい。概して、スネアループアセンブリは、スネアと、スネアに取り外し可能に取着された縫合糸ループとを備える。いくつかの変形例では、スネアループアセンブリは、スネアと縫合糸ループとを少なくとも一時的に接合する保定部材を備えてもよい。図1はスネアループアセンブリ(100)と、先端(110)を有する伸長体(108)とを備える、閉鎖装置(101)の例証的変形例の遠位部分を示す。そこに示されるように、スネアループアセンブリ(100)は、スネア(102)と、縫合糸ループ(104)と、保定部材(106)とを備えてもよく、スネアループアセンブリ(100)の少なくとも一部が伸長体(108)から延在するように(例えば、先端(110)を介して)、伸長体(108)に対して配置されてもよい。図1には、スネアループアセンブリ(100)が開形状において図示されており、伸長体(104)の外に延在するスネアループアセンブリ(100)の部分は、それを通して開口(112)を有する、ループ(109)を形成してもよい。ループ(109)および対応する開口(112)は、スネアループアセンブリ(100)の1つ以上の構成要素(スネア等)によって画定されてもよく、左心耳等の組織を取り囲むのに好適であり得る。概して、スネア(102)は、以下により詳細に説明されるように、スネアループアセンブリ(100)を開きかつ閉じるために使用されてもよい。いくつかの例では、保定部材(106)は縫合糸ループ(104)とスネア(102)とを解放可能に結合するよう構成されてもよく、かつ縫合糸ループ(104)に十分な力がかかるとスネアループアセンブリ(100)から縫合糸ループ(104)を解放するよう構成されてもよい。
スネアを備えるスネアループアセンブリの変形例では、スネアは、スネアループアセンブリを開形状と閉形状との間で変化させるように少なくとも部分的に移動可能であってもよい。概して、スネアの一部分は伸長体内に収容されてもよく、スネアの別の部分は伸長体の遠位端の外に延在し、スネアループアセンブリのループおよび開口を少なくとも部分的に画定してもよい。いくつかの変形例では、スネアの一端は閉鎖装置の1つ以上の部分に対し固定され、他端は伸長体の中で前進または後退させてもよい。スネアの自由端の動きにより伸長体の外に配置されるスネアループアセンブリの量は変化し、それによって画定されるループおよび開口のサイズは変化し得る。具体的には、伸長体の中でスネアを前進させると、ループおよびスネアループアセンブリの開口のサイズは増加し得、スネアを後退させるとループおよびスネアループアセンブリの開口のサイズは減少し得、スネアループアセンブリは閉じ得る。スネアの自由端は、適切に操作されてもよい。いくつかの変形例では、スネアは、以下により詳細に説明されるように、ハンドルの1つ以上の部分に直接取り付けられてもよい。別の変形例では、ハイポチューブ、ロッド、または他の剛性構造がスネアの自由端へ取り付けられてもよい。この構造が、順に、ハンドルにより動かされることにより、伸長体内でのスネアの前進または引き込みは容易となり得る。
閉鎖装置に対しスネアの一端が固定される変形例では、装置の任意の好適な部分にスネアが固定されてもよい。例えば、いくつかの変形例では、スネアの一端が伸長体の先端またはこれの近くに固定状態に保持されてもよい。別の変形例では、伸長体の1つ以上の管腔内でスネアの固定端が添着される。さらに別の変形例では、スネアの固定端が、少なくとも一時的に装置のハンドルへ取り付けられてもよい。以下により詳細に説明されるように、スネアの一端は閉鎖装置に対し一時的に固定され得るが、この固定端を解放可能および/または移動可能に構成されてもよいことを理解されたい。
ここで説明するスネアは任意の好適な材料で、あるいは材料の組み合わせで、作られてもよい。例えば、いくつかの変形例では、スネアは、形状記憶合金(例えば、ニッケルチタン合金等)等の形状記憶材料で作られてもよく、あるいはステンレス鋼、ポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、これらの組み合わせ等で作られてもよい。スネアが形状記憶材料から作られる変形例では、スネアは、スネアループアセンブリが開形状に設定されるときに特定の形状または構成をおびるよう構成され得るが、スネアループアセンブリを閉形状に設定する際には少なくとも部分的に伸長体の中に引き込まれ得る。例えば、スネアは、スネアループアセンブリが開形状に設定されると、略円形、涙滴形状、卵形、または楕円形、または三角形ループを形成してもよい。さらにいくつかの変形例では、伸長体に対しスネアループに角度を付けてもよい。例えば、スネアは、伸長体の縦軸に対し一定の角度(θ)で退出してもよい。この角度(θ)は、任意の好適な角度であってもよい。例えば、角度(θ)は、約5°、約15°、約30°、約45°、約60°、約75°、約90°、約40°〜約50°、約35°〜約55°、約30°〜約60°等であってもよい。角度を付けることで、身体内で閉鎖装置が動かされるときに組織に対しスネアを位置決めしやすくなり得るため、伸長体に対し角度が付いたスネアはスネアで組織を捕捉するのに役立ち得る。
(縫合糸ループ)
ここで説明するスネアループアセンブリはまた、組織を閉じた状態に保つ縫合糸ループを備えてもよい。概して、縫合糸ループは、例えば、以下により詳細に説明されるように、保定部材により、スネアへ解放可能に取り付けられてもよい。さらに、縫合糸ループは縫合糸の結び目を備え得るが、必ずしも縫合糸の結び目を備えるとは限らない。この縫合糸の結び目は、引き結び(一方向引き結び等)を含むが、これに限定されない、任意の好適な結び目であってもよい。いくつかの変形例では、結び目の少なくとも一部分は伸長体の先端の中で保持されてもよい。別の変形例では、縫合糸の結び目が、少なくとも部分的に、伸長体の先端から延在してもよく、または先端の外側に位置付けられ、伸長体に対し固定関係で一時的に保持されてもよい。縫合糸ループが、結び目を備えるとき、縫合糸ループは、ループ部分と、結び目と、結び目から延在するテールとを備えてもよい。縫合糸テールは、結び目を通して引っ張られ、ループ部分の直径を減少させてもよい。
縫合糸ループが引き結びを備える変形例では、引き結びを通じて縫合糸を前進させるかまたは引き込むことにより縫合糸ループの大きさは変化し得る。縫合糸の結び目が伸長体の先端内またはそれに対して保持される場合は、縫合糸ループの大きさが変化しても縫合糸の結び目は動かない場合がある。以下により詳細に説明されるように、これは閉鎖装置が組織を損傷するのを防ぐのに役立ち得る。
いくつかの変形例では、縫合糸ループは、単方向係止構造をさらに備える。これらの変形例では、単方向係止構造は、縫合糸に沿って一方向に前進させることができ、但し、第2の方向での動きには逆らうことができる、任意の構造であってもよい。これらの変形例では、係止構造は、縫合糸ループの一部分にわたって前進させてもよく、縫合糸の結び目を定位置に係止するのに役立つ。例えば、いくつかの変形例では、単方向係止構造は、縫合糸を少なくとも部分的に取り囲むビードまたは機械構造を備えてもよい。これらの変形例では、ビードは、1つ以上の歯または突出部を備えてもよく、歯または突出部は、縫合糸に沿って一方向にビードが前進することを許すが、反対方向での動きは阻止するか、あるいは反対方向の動きに逆らう。係止構造は、ここで説明する閉鎖装置のいずれか1つにより前進させられ得、あるいは縫合糸ループが閉鎖装置から解放された後に独立した装置により前進させられ得る。
縫合糸ループは、締出しまたは閉鎖に役立つ任意の好適な材料から作られてもよい。例えば、これは、生分解性材料(例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリラクティックコグリコリック酸等)から作られてもよく、あるいは非生分解性材料(例えば、金属、スチール、ポリエステル、ナイロン、プロピレン、絹、これらの組み合わせ等)から作られてもよい。
組織を閉じるため縫合糸ループが締められると、縫合糸ループの縫合糸の結び目に組織が引き込まれる可能性があり得る。あまりにも多くの組織が縫合糸の結び目に引き込まれると、縫合糸の結び目が詰まる、またはつかえり、縫合糸ループをさらに締めることができなくなり得る。いくつかの変形例では、縫合糸ループは、縫合糸の結び目の一部分を遮蔽するため、上記で参照することによって組み込まれる、米国特許出願第13/490,919号に説明されるように、1つ以上のプレジェットまたは管部分を備えてもよい。
(保定部材)
本明細書に説明されるスネアループアセンブリが、スネアおよび縫合糸ループを取り外し可能に結合する保定部材を備えるとき、保定部材は、二重管腔管類等の任意の好適な部材であってもよい。ここで説明する装置に使用され得る、例証的保定部材を図16A〜16Cに示す。図16Aに見られる保定部材(1614)の端面図で、保定部材(1614)は閉鎖要素と縫合糸ループとを保持する第1および第2の管腔(1616、1618)を有する。この変形例で、第2の管腔(1618)はその長さに沿って細隙または他の開口部(1620)を有し、展開される縫合糸をここに通すことができる。当然ながら、第1および第2の管腔を互いに適切に配置または配向でき、また同様に、第2の管腔の細隙または他の開口部を第1の管腔に対し適切に配置または配向されてもよいことを理解されたい(例えば、これを第1の管腔(1616)から約180°、約160°、約120°、約90°、約60°、約30°等であってもよい)。図16Bは、第1の管腔(1622)と、第2の管腔(1624)と、細隙(1626)とを有する、保定部材の例証を提供している。この変形例で、細隙(1626)は、図16Aの細隙より第1の管腔(1622)の近くに配置されている。細隙開口部の幅または間隔は、任意に、あるいは適切に、選択されてもよい。同様に、細隙は、必ずしも保定部材の全長に沿って延在するとは限らない、あるいは必ずしも保定部材の全長に沿って連続するとは限らない。いくつかの変形例では、細隙は、縫合糸をそこに捕捉しかつ保持するため、その長さに沿って突起またはアームを有してもよい。別の変形例では、細隙は、縫合糸を留めるため、あるいは保持するため、一時的に使用される生分解性ポリマーにより、間隔を置いて覆われてもよい。当然ながら、さらに別の変形例では、保定部材は、細隙を備えず、代わりに、前述した突起や鋲等、タイプの異なる保持機構を備える。さらに別の変形例では、保定部材に細隙や開口部はなく、縫合糸ループは、保定部材を除去または引き込んで装置を閉じるときに解放される。
図16Cは、保定部材の別の変形例を提供する。この変形例では、保定部材は、第1の管腔(1628)と、第2の管腔(1630)と、分離領域(1632)とを有する。分離領域は、任意の好適な方法で構成されてもよい。例えば、分離領域は、力がかかることにより穿孔し縫合糸を解放するよう構成された穿孔領域を備えてもよい。代替として、分離領域は、壊れて縫合糸を解放するよう構成され得る、薄い壁からなり得、あるいはタイプの異なる、脆弱領域であり得る。保定部材が任意の好適な形状または形を有し、また任意の好適な材料から作られてもよいことを理解されたい。同様に、管腔は、必ずしも完全な円であるとは限らず、また必ずしも円形の断面形状を有するとは限らない。これらの保定部材やタイプの異なる保定部材が使用される場合、縫合糸ループは、適切に配置され望ましく締められた後、保定部材から引き離される、引き出される、または別様に解放されてもよい。
スネアの一端が閉鎖装置に対して固定され得る変形例では、閉鎖装置は、選択的に、伸長体に対してスネアを解放および固定解除するように構成されてもよい。スネアの固定端を解放可能に構成することは、一時的または恒久的装置故障が、スネアの可動部分が詰ったり、引っ掛かったりする結果をもたらす事例において、スネアによって捉えられた組織の解放を可能にし得る。
(余分な縫合糸の管理)
閉鎖装置の操作にあたっては、スネアアセンブリから縫合糸ループを早期に解放することなくスネアループアセンブリを開閉できることが望まれ得る。それによって画定されるスネアループアセンブリおよび開口のループの大きさは、スネアループアセンブリの開閉に伴い変化するため、この開口の大きさの変化に対応し、スネアループアセンブリから縫合糸が早期に解放されるのを防ぐため、縫合糸ループの大きさは変化する必要があり得る。いくつかの変形例では、スネアループアセンブリを開くと、引き結びを通じて縫合糸が引かれ、縫合糸ループは大きくなり得る。但し、縫合糸ループに十分な力がかかると縫合糸は破断するか、あるいは切れる場合がある。この望ましくない結果を防ぐため、縫合糸ループのサイズは、スネアループアセンブリが開形状になったとき、スネアループアセンブリのループによって画定される開口と同じくらいか、または該開口よりも大きくしてもよい。これにより、スネアループアセンブリが開形状に移動され、縫合糸の結び目を通じてさらなる縫合糸を前進させずとも、縫合糸ループは略同じ大きさになる。但し、あらかじめ縫合糸ループのサイズをそのようなサイズに設定すると、スネアループアセンブリが閉形状になったときに縫合糸ループに余分なたるみができ得る。解剖学的構造、器具、または他の障害物に余分な縫合糸が絡んだり、引っ掛かったりするのを防ぐため、スネアループアセンブリが開くおよび/または閉じるときには、縫合糸ループのたるみの一部または全部が伸長体の中で保持されてもよい。
そこで、ここで説明する閉鎖装置は、好適な方法で使用され得る1つ以上の余剰縫合糸管理機能を、備えてもよい。いくつかの事例では、この機能は、装置が開形状および/または閉形状になっているときに余分な縫合糸に力をかけるよう構成されてもよい。この力は、伸長体の中に余分な縫合糸を引き込む働きをしてもよく、あるいは余分な縫合糸が伸長体から退出するのを一時的に防いでもよい。加えて、この力は、余分な縫合糸が結ばれたりもつれたりして装置の性能に悪影響がおよび得るのを防ぐ働きをし得る。
いくつかの変形例では、伸長体の中で余分な縫合糸を保持するため縫合糸フックが使用されてもよい。図2は、そのような縫合糸フック(202)を有するスネアループアセンブリ(200)の一変形例を示している。そこには、スネア(204)と、縫合糸の結び目(208)を有する縫合糸ループ(206)と、保定部材(210)とが見られる。図2に図示されているように、縫合糸フック(202)は、縫合糸ループ(206)の余分な縫合糸を伸長体(図示せず)の中で保持し得る。伸長体が多数の管腔を有する変形例では、縫合糸フック(202)は任意の好適な管腔内で余分な縫合糸を保持してもよい。
いくつかの変形例では、上記で参照することによって組み込まれる、米国特許出願第13/490,919号に説明されるように、スネアが伸長体から前進するときに、あるいはスネアが伸長体の中に引き込まれるときに、縫合糸フックの近位端は、伸長体に対し動くことができてもよい。加えて、または代替として、閉鎖装置は、上記で参照することによって組み込まれる、米国特許出願第13/490,919号に説明されるように、伸長体内に過剰縫合糸を維持するのに役立てるために使用され得、それによって、伸長体からの過剰縫合糸の暴露または解放を制限し得る、1つ以上の部片の分離管類またはプーリー縫合糸を備えてもよい。
(取り外し可能スネア)
前述のように、いくつかの変形例では、本明細書に説明される閉鎖装置は、取り外し可能スネアを備えてもよい。いくつかの変形例では、スネアは、その長さに沿って取り外し可能であって、スネアを2つの別個のスネア部分に分離するように構成されてもよい。他の変形例では、閉鎖装置は、伸長体に対して固定される端部を有するスネアを備えてもよく、閉鎖装置はさらに、スネアの固定端を解放するように構成されてもよい。これらの変形例では、スネアの固定端は、任意の好適な様式において、閉鎖装置から解放されてもよい。例えば、図4Aおよび4Bは、取り外し可能スネア(404)を伴うスネアループアセンブリ(402)を有する、閉鎖装置(400)の1つのそのような遠位部分を図示する。図4Aに示されるように、閉鎖装置(400)は、先端(408)を有する伸長体(406)を備えてもよく、スネアループアセンブリ(402)は、少なくとも部分的に、先端(408)から延在してもよい。スネアループアセンブリ(402)が、先端(408)から延在すると、それを通して開口を有するループを形成してもよい(前述の図1に関して前述のように)。スネアループアセンブリ(402)は、スネア(404)を縫合糸ループに取り外し可能に接続する、スネア、縫合糸ループ、および保定部材を備えてもよいが、スネア(404)および保定部材(414)のみ、図4Aに図示される。スネア(404)は、閉鎖装置(400)の制御部分(図示せず)の1つ以上の部分に接続される、第1の端部(図示せず)と、ハブ(420)に接続される、第2の端部(418)とを有してもよい。ハブ(420)は、すぐ下に説明されるように、スネア(404)の第2の端部(418)を伸長体(406)に対して固定するように構成されてもよい。ハブ(420)が、スネア(404)の第2の端部(418)を伸長体(406)に対して固定すると、スネアの第1の端部(404)は、(例えば、制御部を介して)操作され、スネア(404)およびスネアループアセンブリ(402)を開閉してもよい。
ハブ(420)(および、それとともに、スネア(404)の第2の端部(418))を伸長体(406)に対して固定するために、スネアループアセンブリ(402)はさらに、ハブ(420)を伸長体(406)に対して取り外し可能に固定するように構成される、解放構成要素(416)を備えてもよい。具体的には、解放構成要素(416)は、一時的に、ハブ(420)と結合されるように構成されてもよい。解放構成要素(416)およびハブ(420)は、結合されると、軸方向に固定されるが、1つ以上の半径方向に係脱し得るように構成されてもよい。伸長体(406)はさらに、ハブ(420)および解放構成要素(416)が一時的に結合されると、ハブ(420)および解放構成要素(416)を受容するようにサイズ合わせされるおよび成形される、開口(422)(伸長体(406)の先端(408)内に位置付けられるように図4Aに示される)を備えてもよい。結合されたハブ(420)および解放構成要素(416)が、開口(422)内に位置付けられると、開口(422)は、ハブ(420)の解放構成要素(416)からの係脱を防止するようにサイズ合わせおよび成形されてもよい。故に、ハブ(420)および解放構成要素(416)が、結合され、開口(422)内に位置付けられ得ると、ハブ(420)および解放構成要素(416)は、相互に対して固定され得る(例えば、開口(422)は、ハブ(420)および解放構成要素(416)の係脱を防止するように構成されるため)。解放構成要素(416)は、伸長体(406)に対して固定されてもよく、これは、ハブ(420)を伸長体(406)に対して定位置に係止させる。
ハブ(420)が伸長体(406)に対して定位置に固定されると、スネア(404)の第2の端部(418)もまた、伸長体(406)に対して固定され、スネア(404)の第1の端部は、前述のように、スネアループアセンブリ(402)を開閉するように操作されてもよい。スネア(404)の固定された第2の端部(418)を解放する必要がある場合、解放構成要素(416)は、伸長体(406)に対して係止解除され、前進されてもよい。解放構成要素(416)の前進は、ハブ(420)を開口(422)から前進させ得る。ハブ(420)が、開口(422)から退出し、開口(422)が、もはやハブ(420)および解放構成要素(416)を結合構成に保持しなくなるにつれて、ハブ(420)は、解放構成要素(416)から分断し、それによって、スネア(404)の第2の端部を解放構成要素(416)(および、それとともに、伸長体(406))から解放してもよい。
ハブ(420)および解放構成要素(416)は、一時的に、任意の好適な様式において結合するように構成されてもよい。例えば、図4Bは、ハブ(420)および解放構成要素(416)の一変形例を描写する。そこに示されるように、解放構成要素(416)は、伸長ロッド部材(424)と、伸長ロッド部材(424)の側面から延在する、突出部(426)とを備えてもよい。ハブ(420)は、順に、突出部(426)を受容するようにサイズ合わせおよび構成される、開口(428)を備えてもよい。一時的に、ハブ(420)および解放構成要素(416)を結合するために、突出部(426)は、ハブ(420)の開口(428)の中に挿入されてもよい。突出部(426)が、開口(428)内に位置付けられると、本係合は、実質的に、ハブ(420)が解放構成要素(416)に対して軸方向に移動しないように防止し得る。加えて、伸長体(406)の開口(422)内に位置付けられると、開口(422)の拘束は、突出部(426)がハブ(420)の開口(428)から退出しないように防止し得る。逆に言えば、ハブ(420)および解放構成要素(416)が、伸長体(406)の開口(422)によって拘束されないと、突出部(426)は、ハブ(420)の開口(428)から自由に退出し、ハブ(420)(および、それとともに、スネア(404)の第2の端部)を解放構成要素(416)および伸長体(406)から解放し得る。解放構成要素(416)は、突出部(426)を有するように図4Bに示されるが、いくつかの変形例では、ハブ(420)は、解放構成要素内の開口に係合し得る、突出部を備えてもよいことを理解されたい。
解放構成要素(416)は、任意の好適な様式において、伸長体(406)に対して移動可能であってもよい。例えば、解放構成要素(416)が、図4Bに示される変形例のようなロッド部材(424)を備える変形例では、ロッド部材(424)の近位部分は、解放構成要素(416)を前進および/または後退させるために使用され得る、1つ以上の制御部に動作可能に接続されてもよい。制御部はさらに、少なくとも一時的に、解放構成要素(416)の位置を伸長体に対して固定するように構成されてもよい。例えば、制御部は、解放構成要素(416)の遠位部分を伸長体(406)の開口(422)から前進させてもよい。解放構成要素(416)は、ハブ(420)と係合されてもよく(前述のように)、解放構成要素(416)は、制御部を介して後退され、解放構成要素(416)およびハブ(420)を伸長体(406)の開口(422)の中に引っ張り、ハブ(420)および解放構成要素(416)をともに係止してもよい。解放構成要素(416)は、次いで、一時的に、定位置に係止され、ハブ(420)およびスネア(404)の第2の端部(418)を伸長体(406)に対して定位置に固定してもよい。スネア(404)の第2の端部を解放するために、解放構成要素(416)は、係止解除され、制御部を介して前進され、ハブ(420)を開口(422)から押し出し、それによって、スネア(404)およびハブ(420)が、解放構成要素(416)を係脱することを可能にしてもよい。
他の変形例では、スネアは、伸長体(または、その先端)の側壁から取り外し可能であり得る、固定端を有してもよい。図5Aおよび5Bは、取り外し可能スネア(504)を有するスネアループアセンブリ(502)を有する、閉鎖装置(500)の別の変形例を描写する。具体的には、図5Aに示されるように、閉鎖装置は、伸長体(506)と、伸長体(506)の遠位端における先端(508)とを備えてもよい。スネアループアセンブリ(502)は、スネアと、縫合糸ループと、スネアを縫合糸ループに取り外し可能に接続する保定部材とを備えてもよいが、スネア(504)および保定部材(510)のみ、図5Aに示される。スネアループアセンブリ(502)は、前述でより詳細に論じられたように、先端(508)から延在し、開口を画定するループを形成し、組織の周囲に留置されてもよい。スネア(504)は、1つ以上の制御部に動作可能に接続される、第1の端部(図示せず)と、シャトル(512)に接続される、第2の端部(510)とを有してもよい。概して、シャトル(512)は、以下により詳細に説明されるように、スネア(504)に接続し、閉鎖装置の伸長体(506)に取り外し可能に結合されるように構成され、したがって、スネア(504)の第2の端部(510)を伸長体(506)に対して固定するように構成され得る、構造であってもよい。シャトル(512)が、スネア(504)の第2の端部(510)を伸長体(506)に対して固定すると、スネア(504)の第1の端部は、前進または引込まれ(例えば、制御部を介して)、スネア(504)およびスネアループアセンブリ(502)を開閉してもよい。シャトルは、例えば、1つ以上の金属(例えば、ステンレス鋼)、1つ以上の剛性プラスチック、または同等物等の任意の好適な材料または複数の材料から形成されてもよい。いくつかの変形例では、シャトル(504)は、伸長体(506)の一部(例えば、伸長体(506)の先端(508))と同一の材料または複数の材料から形成されてもよいが、そうである必要はない。
シャトル(512)を伸長体(506)に対して固定するために、先端(508)は、シャトル(512)を受容するための先端(508)の側壁内に陥凹(514)を備えてもよい。図5Bは、先端(508)および陥凹(514)の斜視図を示す。陥凹(514)は、シャトル(512)が陥凹(514)内に位置付けられると、シャトル(512)の軸方向移動を防止するように構成される、後面表面(516)および正面表面(518)を備えてもよい。加えて、先端(508)は、シャトル(512)が陥凹(514)内に位置付けられると、スネア(504)が窓(520)を通して延在し得るように、陥凹(514)の正面表面(518)と先端(508)の遠位端との間に延在する窓(520)を備えてもよい。窓(520)はまた、先端(508)の側面の中に開放されてもよく、これは、シャトル(512)が、陥凹(514)の中に挿入される、またはそこから除去されると、スネアが、先端(508)の側面を通して窓(520)に進入し、そこから退出することを可能にし得る。
また、図5Bに示されるのは、先端(508)および伸長体(506)を通して延在する、第1の管腔(522)および第2の管腔(524)である。スネア(504)の第1の端部は、第1の管腔(522)を通して延在してもよく、そこで、制御部(図示せず)に動作可能に接続されてもよい。制御部は、前述により詳細に説明されるように、第1のスネア(504)を前進および後退させ、スネアループアセンブリ(502)のサイズを制御してもよい。縫合糸ループ(図示せず)は、保定部材(512)によって、スネア(504)に結合されるため、スネア(504)の第1の端部の移動は、縫合糸ループの一部および保定部材(512)を第1の管腔(522)の中にまたはそこから移動させ得る。加えて、縫合糸ループが、過剰縫合糸の量を有するようにサイズ合わせされる変形例では(以下により詳細に説明されるように)、本過剰縫合糸の一部または全部は、第1の管腔(522)内に保持または別様に維持されてもよい。縫合糸ループが、結び目(図示せず)を備えるとき、縫合糸ループの結び目およびテールは、第2の管腔(524)内に位置付けられる、および/またはそれを通して延在してもよい。
スネアループアセンブリ(520)はさらに、シャトル(512)が陥凹(514)内に位置付けられるとき、シャトル(512)を先端(508)に対して固定するためのロックワイヤ(526)を備えてもよい。具体的には、先端(508)は、ロックワイヤ(526)が、ロックワイヤ管腔(528)を通して、陥凹(514)の中に前進され得るように、伸長体(506)を通して、陥凹(514)の中に延在するロックワイヤ管腔(528)を備えてもよい。シャトル(512)は、それを通して延在するロック管腔(530)を備えてもよく、シャトル(512)は、シャトル(512)が陥凹(514)内に位置付けられると、ロック管腔(530)がロックワイヤ管腔(528)と整合されるように構成されてもよい。シャトル(512)が陥凹(514)内に位置付けられ、ロック管腔(530)とロックワイヤ管腔(528)を整合させると、ロックワイヤ(526)は、ロックワイヤ管腔(528)からシャトル(512)のロック管腔(530)を通して前進されてもよい(および、いくつかの変形例では、さらに、陥凹(514)の反対側のロックワイヤ管腔(528)の第2の部分を通して前進されてもよい)。ロックワイヤ(526)、先端(508)、およびシャトル(512)間の係合は、シャトル(512)を陥凹(514)内の定位置に保持し、それによって、シャトル(512)(および、それとともに、スネア(504)の第2の端部(510))を先端(508)に対して固定してもよい。固定スネア(504)の第2の端部(510)を解放するために、ロックワイヤ(526)は、ロックワイヤ管腔(528)の中に引込まれ、ロックワイヤ(526)をシャトル(512)から係脱してもよい。
シャトルおよび先端の陥凹の相対的形状に応じて、スネアの第2の端部の回転は、シャトルを伸長体の先端に対して回転させる傾向を有し得る。故に、いくつかの変形例では、スネアは、シャトル(および、したがって、スネアの固定端)の伸長体に対する回転を最小限にするのに役立つように構成されてもよい。例えば、図6A−6Hは、取り外し可能スネア(604)を伴うスネアループアセンブリ(602)を有する、閉鎖装置(600)の1つのそのような変形例を描写する。具体的には、図6Aおよび6Bは、閉鎖装置(600)の遠位部分の斜視図を示す。そこに示されるように、閉鎖装置(600)は、伸長体(606)と、先端(608)とを備えてもよい。スネアループアセンブリ(602)は、スネアと、縫合糸ループと、スネアを縫合糸ループに取り外し可能に接続する保定部材とを備えてもよいが、スネア(604)のみ、図6Aおよび6Bに図示される。スネア(604)は、制御部(図示せず)の1つ以上の部分に接続される、第1の端部(図示せず)と、シャトル(612)に接続される、第2の端部(610)とを有してもよい。シャトル(612)は、スネア(604)の第2の端部(610)を伸長体(606)に固定するように構成されてもよく、スネア(604)の第1の端部は、(例えば、制御部を介して)前進または引込まれ、スネア(604)およびスネアループアセンブリ(602)を開閉してもよい。
先端(608)は、前述により詳細に説明されるように、シャトル(612)を受容するための陥凹(614)を備えてもよい。具体的には、シャトル(612)は、図6Aに示されるように、陥凹(614)内に位置付けられてもよく、一時的に、先端(608)に対して定位置に固定され、スネア(604)の定位置第2の端部(610)を伸長体(604)に対して係止してもよい。スネア(604)を解放するために、シャトル(612)は、図6Bに示されるように、先端(608)から係脱されてもよい。いくつかの変形例では、シャトル(612)は、シャトル(612)が陥凹(614)内に留置されると、シャトル(612)の外側表面が先端(608)の側壁の輪郭に一致するようにサイズ合わせおよび成形されてもよい。シャトル(612)の輪郭と先端(608)の側壁を一致させることによって、シャトル(612)および先端(608)は、閉鎖装置(600)の前進の間、組織を損傷させる可能性を低減させ得る。
図6Cおよび6Dは、それぞれ、閉鎖装置の先端(608)の上面図および正面図を描写する。そこに示されるように、陥凹(614)は、シャトル(612)の陥凹(614)に対する軸方向移動を防止するように構成され得る、後面表面(616)および正面表面(618)を備えてもよい。先端(608)はさらに、正面表面(618)と先端(608)の遠位端との間に延在し、先端(608)の側面の中に開放する、窓(620)を備えてもよい。シャトル(612)が、図6Aに示されるように、陥凹(614)内に位置付けられると、スネア(604)は、先端(608)の遠位端から窓(620)を通して延在してもよい。また、図6Dに示されるのは、第1(622)および第2(624)管腔である。スネア(604)の第1の端部は、前述により詳細に説明されるように、第1の管腔(622)を通して延在してもよい。同様に、縫合糸ループの結び目およびテールは、前述により詳細に説明されるように、第2の管腔(624)内に位置付けられ、および/またはそれを通して延在してもよい。
スネアループアセンブリ(620)はさらに、シャトル(612)が陥凹(614)内に位置付けられると、シャトル(612)を先端(608)に対して固定するためのロックワイヤ(626)を備えてもよい。具体的には、先端(608)は、ロックワイヤ(626)がロックワイヤ管腔(628)を通して、陥凹(614)の中に前進され得るように、伸長体(606)を通して、陥凹(614)の中に延在するロックワイヤ管腔(628)を備えてもよい。図6E−6Hは、それぞれ、図6Aおよび6Bのシャトル(612)の上面図、側面図、正面図、および背面図を示す。そこに示されるように、シャトル(612)は、それを通して延在するロック管腔(630)を備えてもよく、ロック管腔(630)は、シャトル(612)が陥凹(614)内に位置付けられると、ロックワイヤ管腔(628)と整合してもよい。シャトル(612)が陥凹(614)内に位置付けられると、ロックワイヤ(626)は、ロックワイヤ管腔(628)からシャトル(612)のロック管腔(630)を通して前進されてもよい(および、いくつかの変形例では、さらに、陥凹(614)の反対側のロックワイヤ管腔(628)の第2の部分を通し前進されてもよい)。ロックワイヤ(626)、シャトル(612)およびロックワイヤ管腔(628)間の係合は、シャトル(612)が、陥凹(614)から退出しないように防止し、それによって、シャトル(612)(および、それとともに、スネア(604)の第2の端部(610))を先端(608)に対して固定してもよい。スネア(604)の固定された第2の端部(610)を解放するために、ロックワイヤ(626)は、ロックワイヤ管腔(628)の中に引込まれ、ロックワイヤ(626)をシャトル(612)から係脱してもよい。スネア(604)は、図6Gおよび6Hに示されない。代わりに、図6Gおよび6Hは、シャトル(612)内のスネア管腔(632)を描写し、その中にスネア(604)が、留置および添着されてもよい(例えば、1つ以上の接着剤、溶接、機械的接続、または同等物を介して)。
前述のように、シャトル(612)は、シャトル(612)の陥凹(614)に対する回転を最小限にするのに役立つように構成されてもよい。具体的には、図6A−6Hに示される閉鎖装置(600)の変形例では、シャトル(612)は、チャネル(634)を備えてもよく、陥凹(614)は、シャトル(612)が先端(608)の陥凹(614)内に位置付けられると、シャトル(612)のチャネル(634)内に位置付けられ、それに係合するように構成される、突出部(636)を備えてもよい。突出部(636)とシャトル(612)のチャネル(634)との間の係合は、シャトル(612)の先端(608)に対する回転を防止し得る。
他の変形例では、シャトル(612)は、先端(608)内の陥凹に係合し得る、1つ以上の突出部を備えてもよい。例えば、図7A−7Jは、閉鎖装置(700)の1つのそのような変形例の変形例を示す。閉鎖装置(700)は、いくつかの特徴を図6A−6Hに示される閉鎖装置(600)の変形例と共有してもよく、共通特徴は、具体的には、説明されないであろう。図7Aは、先端(708)と、シャトル(712)と、ロックワイヤ(726)とを備える、閉鎖装置(700)の遠位部分の斜視図を示す。図7B−7Dは、それぞれ、先端(708)の斜視図、正面図、および上面図を示す。そこに示されるように、先端(708)は、後面表面(716)および正面表面(718)を有する陥凹(714)と、第1(722)および第2(724)の管腔と、正面表面(718)と先端(708)の遠位端との間に延在する開口(720)と、ロックワイヤ管腔(728)とを備えてもよい。また、そこに示されるのは、陥凹(714)内にさらに配置される、トラック(742)である。
図7E−7Iは、それぞれ、シャトル(712)の上部斜視図、底部斜視図、正面図、上面図、および側面図を示す。そこに示されるように、シャトル(712)は、ロック管腔(730)と、スネア管腔(732)とを備える。シャトル(712)はまた、シャトル(712)の底部表面から延在し得る、突出部(744)を備えてもよい。シャトル(712)が陥凹(714)内に位置付けられると、突出部(744)は、少なくとも部分的に、先端(708)のトラック(742)内に嵌合および係合するように構成されてもよい。突出部(704)とトラック(702)との間の本係合は、シャトル(712)と先端(708)との間の回転を防止し得る。図7E−7Iに示されるシャトル(612)の変形例では、突出部(744)は、傾斜部分(746)を備えてもよい。シャトル(712)が先端(708)から解放されると(例えば、前述により詳細に説明されるように、ロックワイヤ(728)の引込によって)、傾斜部分(706)は、傾斜部分(706)のトラック(702)からのより容易な摺動を助長し得、これは、シャトル(712)が陥凹(714)内に詰まる可能性を低減させ得る。
本明細書に説明される取り外し可能スネアの変形例が、ロックワイヤを使用して定位置に固定されるとき、ロックワイヤが、シャトルから早期に引込まれ、スネアの固定端を解放し得る可能性を低減させることが望ましくあり得る。例えば、伸長体の屈曲または捻転は、1回以上の引張力をロックワイヤに提供し得る。これらの変形例では、ロックワイヤをシャトルから引っ張るために要求される力を増加させることが望ましくあり得る。例えば、いくつかの変形例では、1つ以上の接着剤が、使用され、一時的に、ロックワイヤをシャトル(例えば、そのロック管腔)および/または伸長体(例えば、そのロックワイヤ管腔)のいずれかに結合してもよい。これらの事例では、接着剤によって提供される接着は、ロックワイヤに印加される付随的力が、ロックワイヤの早期解放を生じさせるために十分ではあり得ないように、ロックワイヤのシャトルからの引込に抵抗し得る。シャトルを伸長体から解放するために、ロックワイヤに印加される力(例えば、以下により詳細に論じられるように、コントローラを介して)は、ロックワイヤと接着剤との間の接続を破壊するために十分な大きさである必要があろう。
他の変形例では、ロックワイヤの形状が、ロックワイヤを縫合糸から引込むために要求される力を増加させ得る。いくつかの変形例では、ロックワイヤは、シャトルおよび/または伸長体に対する移動に抵抗し得る、1つ以上の屈曲部またはコイルを備えてもよい。例えば、図7A−7Jに示される閉鎖装置(700)の変形例では、ロックワイヤ(726)は、シャトル(712)の一部に係合するように構成され得る、屈曲部(750)を備えてもよい。具体的には、シャトル(712)は、ロック管腔(730)からシャトル(712)の外部まで延在する、窓(752)を備えてもよい。ロックワイヤ(726)が、シャトル(712)を先端(708)に対して定位置に係止するように位置付けられると、ロックワイヤ(726)の屈曲部(750)は、少なくとも部分的に、シャトル(712)の窓(752)の中に延在するように位置付けられ得る。例えば、図7Jに示されるように、ロックワイヤ(726)は、シャトル(712)の近位のロックワイヤ管腔(728)の第1の部分から、ロック管腔(730)を通して、シャトル(712)の遠位のロックワイヤ管腔(728)の第2の部分の中に延在し、シャトル(712)を先端(708)に対して係止してもよい。ロックワイヤ(726)の屈曲部(750)が、少なくとも部分的に、シャトル(712)の窓(752)の中に延在すると(図7Jに示されるように)、屈曲部(750)は、ロックワイヤ(728)のシャトル(712)に対する近位移動に抵抗してもよい。本抵抗は、ロックワイヤ(726)のシャトル(712)からの偶発的解放を防止し得る。ロックワイヤ(726)を解放するために、ユーザは、ロック管腔(750)に進入し、それを通して通過し得るように、屈曲部(752)を直線にするために十分な近位力を印加してもよい(例えば、制御部を介して)。屈曲部(752)は、シャトル(712)内に位置付けられるように図7Jに示されるが、他の事例では、屈曲部(752)は、屈曲部(752)が、シャトル(712)のロック管腔(730)および/またはロックワイヤ管腔(728)のいずれかの中に引っ張られないように抵抗するように、シャトル(712)の近位または遠位のいずれかのシャトル(712)とロックワイヤ管腔(728)との間に位置付けられてもよい。加えて、屈曲部(752)を備えるように図7Jに示されるが、ロックワイヤ(726)は、加えて、または代替として、すぐ上で論じられるように、シャトル(712)のロック管腔(730)および/またはロックワイヤ管腔(728)を通して引っ張られないように抵抗し得る、コイル状部分を備えてもよい。
説明される閉鎖装置が、一時的に、シャトルおよびロックワイヤを介して、伸長体に固定されるスネアを備えるとき、ロックワイヤは、任意の好適な様式において、引込まれてもよい。例えば、図8A−8Fは、ロックワイヤを引込むことによって、スネア(図示せず)の固定端を解放するように構成される、ハンドルアセンブリ(800)の一変形例を描写する。図8Aは、ハンドルアセンブリ(800)の斜視図を示す。そこに示されるように、ハンドルアセンブリ(800)は、ハンドル本体(802)と、スネア制御部(804)と、縫合糸制御部(806)と、スネア解放部(808)とを備えてもよい。これらの変形例では、スネアの第1の端部は、前述のように、スネア制御部(804)に動作可能に接続されてもよく、スネアの第2の端部は、シャトルおよびロックワイヤを介して、伸長体に固定されてもよい。スネア制御部(804)は、トラック(805)に沿って前進および後退され、スネアの第1の端部を伸長体に対して前進および後退させてもよい。スネアの第1の端部の前進および後退は、それぞれ、スネアループアセンブリを開閉させ得る。縫合糸制御部(806)は、縫合糸ループ(図示せず)のテール(810)に接続されてもよい。縫合糸制御部(806)は、引っ張られ、縫合糸ループを緊締してもよい。具体的には、縫合糸ループのテール(810)が引込まれるにつれて、縫合糸ループの縫合糸は、縫合糸ループの結び目を通して引っ張られ、縫合糸ループのサイズを低減させてもよい。同様に、スネア解放部(808)は、ロックワイヤ(812)に動作可能に接続されてもよく、ロックワイヤ(812)を伸長体に対して近位に引っ張るように引っ張られる、または別様に操作されてもよい(および、それによって、シャトルおよびスネアの固定端を伸長体から解放する)。
いくつかの変形例では、ハンドルアセンブリ(800)は、スネアの固定端が早期に解放される可能性を最小限にするように構成されてもよい。例えば、図8A−8Eに示されるハンドルアセンブリ(800)の変形例では、縫合糸制御部(806)は、少なくとも一時的に、スネア解放部(808)へのアクセスを遮蔽するように構成されてもよい。例えば、図8Bは、縫合糸制御部(806)の斜視図を示す。そこに示されるように、縫合糸制御部(806)は、縫合糸取着部分(814)と、グリップ部分(816)と、グリップ部分(816)内に配置されるチャンバ(818)とを備えてもよい。縫合糸制御部(806)の縫合糸取着部分(814)は、縫合糸ループのテール部分(810)に取着されてもよく、縫合糸取着部分(814)は、図8Cに示されるように、ハンドル本体(802)内の第1の開口部(820)内に位置付けられ、一時的に、縫合糸制御部(806)をハンドル本体(802)に結合してもよい。同様に、スネア解放部(808)は、図8Cに示されるように、ロックワイヤ(812)に取着されてもよく、少なくとも部分的に、ハンドル本体(802)の第2の開口部(822)内に位置付けられ、一時的に、スネア解放部(808)をハンドル本体(802)に結合してもよい。縫合糸制御部(806)およびスネア解放部(808)が、部分的に、第1(820)および第2(822)開口部内に位置付けられると、ハンドル本体(802)から延在するスネア解放部(808)の部分は、縫合糸制御部(806)のチャンバ(818)内に位置付けられてもよい。故に、縫合糸制御部(806)は、一時的に、スネア解放部(808)を遮蔽し得、ユーザが、縫合糸制御部(806)が定位置にある間、スネア解放部(808)にアクセスしないように防止し得る。スネア解放部(808)にアクセスするために、縫合糸制御部(806)は、最初に、図8Dに示されるように、ハンドル本体(802)から係脱され、近位に引っ張られ、スネア解放部(808)を暴露させてもよい。スネア解放部(808)は、次いで、図8Eに示されるように、ハンドル本体(802)に対して近位に引っ張られ、ロックワイヤ(812)を引っ張ってもよい。ロックワイヤ(812)の本引込は、前述により詳細に説明されるように、スネアの固定端を解放し得る。
いくつかの変形例では、スネア解放部(808)が引込まれると、スネア解放部(808)は、スネア解放部(808)が引っ張られ得る距離を制御するように構成されてもよい。例えば、図8Fは、スネア解放部(808)の変形例の拡大図を示す。そこに示されるように、スネア解放部(808)は、主要本体(824)と、主要本体(824)に取着される、第1(826)および第2(828)停止部とを有してもよい。第1(826)および第2(828)停止部はそれぞれ、個別のアーム(832)から延在する、1つ以上のキャッチ(830)を備えてもよい。アーム(832)は、順に、主要本体(824)に接続されてもよい(例えば、図8Fに示される変形例では、各停止部は、第1および第2のアームを備え、それぞれ、キャッチを有する)。第1の停止部(826)はさらに、第1の停止部(826)のアーム(832)に取着される、グリップ部分(834)を備えてもよい。スネア解放部(808)が、最初に、第2の開口部(822)内に位置付けられると、第1の停止部(826)のキャッチ(830)は、筐体本体(802)に係合し、スネア解放部(808)を第1の位置に保持してもよい(図8Dに示されるように)。そのように位置付けられると、第1の停止部(826)のキャッチ(830)は、スネア解放部(808)の引込を防止し得る。スネア解放部(808)が引込まれ得る前に、ユーザは、グリップ部分(834)に圧力を印加し、第1の停止部(826)のアーム(832)およびキャッチ(830)をスネア解放部(808)の主要本体(824)に向かって偏向させてもよく、これは、キャッチ(830)が、筐体本体(802)を係脱させ、制御本体(802)の第2の開口部(822)を通して通過することを可能にし得る。第1の停止部(826)のキャッチ(830)が筐体本体(802)から係脱されると、スネア解放部(808)は、図8Eに示されるように、第2の停止部(828)のキャッチ(830)が筐体本体(802)に係合し、それによって、スネア解放部(808)を第2の位置に留置するまで、近位に引っ張られ得る。第1(826)および第2(828)停止部のキャッチ(830)間の距離(すなわち、第1の位置と第2の位置との間の距離)は、第1(826)の停止部と第2(828)停止部との間の移動を制限するようにサイズ合わせされてもよい。
図13A−13Cは、ロックワイヤをスネアの固定端から解放するように構成される、ハンドルアセンブリ(1300)の別の変形例を描写する。具体的には、図13Aおよび13Bは、ハンドルアセンブリ(1300)の斜視図を示す。そこに示されるように、ハンドルアセンブリ(1300)は、ハンドル本体(1301)と、スネア制御部(1302)と、縫合糸制御部(1304)と、スネア解放ボタン(1308)とを備えてもよい。スネア制御部(1302)は、スネアの第1の端部に取着されてもよく、スネアループアセンブリを開閉するように、トラック(1303)に沿って移動可能であってもよい。ロックワイヤ(1314)は、前述により詳細に説明されるように、スネアの第2の端部(図示せず)を固定するために使用されてもよく、スネア解放ボタン(1308)を使用して解放されてもよい。縫合糸制御部(1304)は、縫合糸ループ(図示せず)のテール(1306)に接続されてもよく、ハンドル本体(1301)に対して引込まれ、縫合糸ループを緊締してもよい。縫合糸制御部(1304)はまた、以下により詳細に説明されるように、スネア解放ボタン(1308)を作動させるために使用されてもよい。
スネア解放ボタン(1308)は、スネア解放ボタン(1308)が押下されると、スネア解放ボタン(1308)がロックワイヤ(1314)を伸長体(1316)に対して近位に引っ張るように(例えば、ロックワイヤ(1314)をシャトル(図示せず)から係脱するため)、ロックワイヤ(1314)に取着される、または別様にそれに対して位置付けられてもよい。図13A−13Cに示されるようないくつかの変形例では、スネア解放ボタン(1308)は、スネア解放ボタン(1308)が偶発的に押下される可能性を低減させるように構成されてもよい。例えば、スネア解放ボタン(1308)は、ハンドル本体(1301)の外側表面から延在しないように構成されてもよい。加えて、スネア解放ボタン(1308)は、通常の成人の指によって押下されるには小さすぎるようにサイズ合わせされてもよい。例えば、いくつかの変形例では、スネア解放ボタン(1308)は、直径約0.20インチ以下を有してもよい。いくつかの変形例では、スネア解放ボタン(1308)は、長軸約0.20インチおよび短軸約0.18インチを有する楕円断面を有してもよい。いくつかの変形例では、ハンドルアセンブリ(1300)は、縫合糸制御部(1304)がスネア解放ボタン(1308)を作動させ得るように構成されてもよい。具体的には、縫合糸制御部(1304)は、グリップ部分(1312)と、そこから延在する突起(1310)とを備えてもよい。縫合糸のテール(1306)は、図8A−8Fの縫合糸制御部(806)に関して前述のように、突起(1310)に取着されてもよく、縫合糸ループを緊締するために使用されてもよい。縫合糸は、縫合糸制御部(1304)から係脱されてもよく、突起(1310)は、図13Cにおける断面側面図に示されるように、スネア解放ボタン(1308)を押下するために使用され得るようにサイズ合わせされてもよい。縫合糸制御部(1304)が、スネア解放ボタン(1308)を押下し、スネアを解放するために使用されるとき、ユーザは、スネアの解放に先立って、縫合糸ループをスネアループアセンブリから解放するように強制されてもよい。
スネア解放ボタンは、いくつかの方法において、ロックワイヤを伸長体に対して近位に引っ張るように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、ロックワイヤは、ハンドル本体の固定部分に取着されてもよく、その実施例は、図17Aおよび17Bに描写される一方、他の実施形態では、ロックワイヤは、ハンドル本体に対して移動するように構成される構成要素に取着されてもよく、その実施例は、図18Aおよび18Bに描写される。ロックワイヤをハンドル本体の固定部分に取着することは、以下により詳細に説明されるように、スネア解放ボタンが、ロックワイヤを係脱するために押下される必要がある量を低減させ得る。逆に言えば、ロックワイヤを可動構成要素に接続することは、ユーザがロックワイヤを係脱するために縫合糸ボタンに印加する必要がある力を低減させ得る。
図17Aおよび17Bは、図13A−13Dに関して前述のように、ハンドルアセンブリ(1700)の変形例の断面上面図を描写する。そこに示されるように、ハンドルアセンブリ(1700)は、ハンドル本体(1701)と、スネア解放ボタン(1702)とを備えてもよい。スネア解放ボタン(1702)は、ボタン筐体(1718)内に移動可能に位置付けられてもよく、これは、順に、ハンドル本体(1701)の内部に接続されてもよい。ボタン筐体(1718)は、ハンドル本体(1701)と一体的に形成されてもよく、またはハンドル本体(1701)と別個に形成され、そこに取着されてもよい(例えば、1つ以上の接着剤、接合、機械的接続、または同等物を介して)。概して、ボタン筐体(1718)は、縫合糸制御部の一部(例えば、図17Bに示されるように、縫合糸制御部(1704)の突起(1710))のハンドル本体(1701)の中への挿入が、スネア解放ボタン(1702)をボタン筐体(1718)に対して移動させ得るように、スネア解放ボタン(1702)を摺動可能に格納してもよい。例えば、いくつかの変形例では、ボタン筐体(1718)は、スネア解放ボタン(1702)の移動を拘束し得る、トラックまたは管腔(例えば、図17Aおよび17Bに示されるように、ボタントラック(1713))を含んでもよい。これらの変形例のうちのいくつかでは、ボタン筐体(1718)は、いくつかの変形例では、ハンドル本体(1701)の縦軸に垂直であり得る、線形方向に沿ったスネア解放ボタン(1702)の移動を拘束してもよい(例えば、ボタントラック(1713)を介して)。加えて、いくつかの変形例では、スネア解放ボタン(1702)は、ハンドル本体(1701)から退出しないように防止し得るように構成されてもよい。図17Aおよび17Bに示されるもの等のいくつかの変形例では、スネア解放ボタン(1702)は、ステム部分(1716)と、ヘッド(1708)とを有してもよい。これらの変形例のうちのいくつかでは、ステム部分(1716)は、ボタン筐体(1718)内に摺動可能に位置付けられてもよい一方、ヘッド(1708)は、ボタン筐体(1718)に進入しないように防止されるようにサイズ合わせされてもよい。他の変形例では、ステム部分(1716)は、少なくとも部分的に、ハンドル本体(1701)内の開口部(1711)を通して延在するようにサイズ合わせされてもよい一方、ヘッド(1708)は、ハンドル本体(1701)内の開口部(1711)を通して通過しないように防止され得るようにサイズ合わせされる。
また、図17Aおよび17Bに示されるのは、ロックワイヤ(1714)である(前述により詳細に説明される、ロックワイヤのいずれかであってもよい)。スネア解放ボタン(1702)は、それを通して(例えば、スネア解放ボタン(1702)のステム部分(1716)または別の部分を通して)延在する管腔(1726)を備えてもよい。ロックワイヤ(1714)は、スネア解放ボタン(1702)の管腔(1726)およびボタン筐体(1718)の少なくとも一部を通して延在するように位置付けられてもよい。例えば、ボタン筐体(1718)は、少なくとも部分的に、それを通して延在する、ロックワイヤトラック(1720)を備えてもよく、ロックワイヤ(1714)は、少なくとも部分的に、ロックワイヤトラック(1720)を通して延在するように位置付けられてもよい。ボタン筐体(1718)は、ロックワイヤトラック(1720)およびボタントラック(1713)が暴露されて描写されるが、ボタン筐体(1718)は、カバーを備えてもよく、あるいはロックワイヤトラック(1720)およびボタントラック(1713)の一部または全部を封入するように別様に構成されてもよいことを理解されたい。
加えて、図17Aおよび17Bに示される変形例では、ロックワイヤ(1714)の近位端は、ハンドルアセンブリ(1700)の固定部分に取着されてもよい。これらの変形例では、ロックワイヤ(1714)の近位端は、ハンドル本体(1701)に対して固定される、ハンドルアセンブリ(1700)の任意の部分に接続されてもよい。これらの変形例のうちのいくつかでは、ロックワイヤ(1714)は、直接、ハンドル本体(1701)に接続されてもよい。図17Aおよび17Bに示されるもの等のこれらの変形例のその他では、ロックワイヤ(1714)は、ボタン筐体(1718)の一部に接続されてもよい。ロックワイヤ(1714)の近位端は、任意の好適な様式において(例えば、接着剤、溶接、はんだ付け、フック、ボルト、ねじを使用した機械的接続、または同等物を介して)、ハンドルアセンブリ(1700)に接続されてもよい。例えば、いくつかの変形例では、接着剤は、ロックワイヤ管腔(1720)の一部を充填し、ロックワイヤ(1714)の近位端をボタン筐体(1718)に固定してもよい。
スネア解放ボタン(1702)は、前述でより詳細に論じられたように、初期位置(図17Aに示されるように)から押下位置(図17Bに示されるように)に作動されてもよく、これは、ロックワイヤ(1714)をシャトルから係脱し、スネアの固定端を解放し得る。いくつかの変形例では、図17Aおよび17Bに図示されるように、力が、縫合糸制御部(1704)の突起(1710)をハンドル本体(1701)内の開口部(1711)を通して挿入することによって、スネア解放ボタン(1702)に印加されてもよい。しかしながら、別の構造が、開口部(1711)の中に挿入され、力をスネア解放ボタン(1702)に印加し、それを押下してもよいことも理解されたい。スネア解放ボタン(1702)が押下構成に移動されるにつれて、スネア解放ボタン(1702)は、ロックワイヤ(1714)をボタン筐体(1718)の中に引っ張ってもよい。例えば、スネア解放ボタン(1702)が、図17Aに示される初期位置にあるとき、スネア解放ボタン(1702)の管腔(1726)は、ロックワイヤ管腔(1720)と整合されてもよい。スネア解放ボタン(1702)が押下されるにつれて、スネア解放ボタン(1702)の管腔(1726)およびロックワイヤ(1714)の一部は、ロックワイヤ管腔(1720)との整合から押し出され得、これは、ロックワイヤ(1714)のある長さをボタン筐体(1718)の中に引っ張り得る。これは、順に、前述でより詳細に論じられたように、ロックワイヤ(1714)の遠位端を引っ張り、それをシャトルから係脱させ得る。加えて、ロックワイヤ(1714)は、スネア解放ボタン(1702)が押下されるにつれて、スネア解放ボタン(1702)の両側でロックワイヤ管腔(1720)との整合から押し出されるため、ロックワイヤ(1714)の遠位部分が、スネア解放ボタン(1702)が変位される距離より大きい距離だけ、近位に引っ張られ得る。いくつかの変形例では、スネア解放ボタン(1702)は、スネア解放ボタン(1702)が変位される距離の2倍の距離だけ、近位に引っ張られ得る。
図18Aおよび18Bは、スネア解放ボタン(1802)を有するハンドルアセンブリ(1800)の別の実施形態を図示する。そこに描写されるように、スネア解放ボタン(1802)は、ボタン筐体(1808)内に移動可能に位置付けられてもよく、これは、順に、ハンドル本体(1801)の内部に接続されてもよい。ボタン筐体(1808)は、ハンドル本体(1801)と一体的に形成されてもよく、またはハンドル本体(1801)と別個に形成され、そこに取着されてもよい(例えば、1つ以上の接着剤、接合、機械的接続、または同等物を介して)。図17Aおよび17Bに関して前述のように、ボタン筐体(1808)は、縫合糸制御部の一部(例えば、図18Bに示されるように、縫合糸制御部(1804)の突起(1810))のハンドル本体(1801)の開口部(1811)の中への挿入が、スネア解放ボタン(1802)をボタン筐体(1808)に対して移動させ得るように、スネア解放ボタン(1802)を摺動可能に格納してもよい。例えば、ボタン筐体(1808)は、前述のように、スネア解放ボタン(1802)の移動を拘束し得る、ボタントラック(1816)を備えてもよい。いくつかの変形例では、ボタントラック(1816)は、ハンドル本体(1801)の縦軸に垂直方向に沿って、スネア解放ボタン(1802)の移動を拘束してもよい。ボタン筐体(1808)はさらに、ロックワイヤトラック(1818)を備えてもよく、それを通してロックワイヤ(1814)は、ボタン筐体(1808)に進入してもよい。筐体はまた、カバー(図示せず)を備えてもよく、またはロックワイヤトラック(1818)およびボタントラック(1816)の一部または全部を封入するように別様に構成されてもよいが、そうである必要はない。図18Aおよび18Bに示されるもの等のいくつかの変形例では、スネア解放ボタン(1802)は、ステム部分(1820)と、ヘッド(1822)とを備えてもよい。いくつかの変形例では、ステム部分(1820)は、少なくとも部分的に、ハンドル本体(1801)内の開口部(1811)を通して嵌合するようにサイズ合わせされる(図18Aに示されるように)一方、ヘッド(1808)は、ハンドル本体(1801)内の開口部(1811)を通して通過しないように防止され得るようにサイズ合わせされてもよい。これは、スネア解放ボタン(1802)がハンドル本体(1801)から退出しないように防止し得る。
図18Aおよび18Bに示される変形例では、ロックワイヤ(1814)の近位端は、スネア解放ボタン(1802)に接続されてもよい。具体的には、ロックワイヤ(1814)は、ロックワイヤトラック(1818)を通してボタン筐体(1808)に進入し、スネア解放ボタン(1802)に接続してもよい。ロックワイヤ(1814)は、任意の好適な様式において(例えば、接着剤、溶接、はんだ付け、機械的接続、または同等物を介して)、スネア解放ボタン(1802)に接続されてもよい。例えば、図18Aおよび18Bに示される変形例では、ロックワイヤ(1814)は、支柱(1806)(ねじまたは同等物等)を備えてもよく、ロックワイヤ(1814)は、支柱の周囲に巻着し、ロックワイヤ(1814)をそこに固着してもよい。いくつかの変形例では、ロックワイヤ(1814)の一部は、支柱(1806)の一部とスネア解放ボタン(1802)との間に保持されてもよい。加えて、または代替として、接着剤もまた、ロックワイヤ(1814)に塗布され、ロックワイヤ(1814)を支柱(1806)に固着させるのに役立ててもよい。
スネア解放ボタン(1802)は、前述でより詳細に論じられたように、作動され、ロックワイヤ(1814)の遠位部分をシャトルから係脱させ、スネアの固定端を解放してもよい。具体的には、力が、スネア解放ボタン(1802)に印加され、スネア解放ボタン(1802)を初期位置(図18Aに示されるように)から押下位置(図18Bに示されるように)に移動させてもよい。いくつかの変形例では、図18Aおよび18Bに示されるように、力が、縫合糸制御部(1804)の一部(例えば、縫合糸制御部(1804)の突起(1810))をハンドル本体(1801)内の開口部(1811)を通して挿入することによって、スネア解放ボタン(1802)に印加されてもよい。しかしながら、別の構造が、開口部(1811)の中に挿入され、力をスネア解放ボタン(1802)に印加し、それを押下してもよいことを理解されたい。スネア解放ボタン(1802)が、ボタントラック(1816)に沿って移動されるにつれて、スネア解放ボタン(1802)が、ロックワイヤ(1814)の一部をボタントラック(1816)の中に引っ張り得、これは、順に、ロックワイヤ(1814)の一部をボタン筐体(1808)の中に引っ張り得る。ロックワイヤ(1814)の近位部分が、スネア解放ボタン(1802)によって引っ張られるにつれて、ロックワイヤ(1814)の遠位部分もまた、閉鎖装置の伸長体に沿って近位に引っ張られ得、これは、順に、ロックワイヤ(1814)をシャトルから係脱させ得る。これらの変形例では、ロックワイヤ(1814)の近位端のスネア解放ボタン(1802)への接続は、スネア解放ボタン(1802)を移動させるために要求される力を低減させ得る(例えば、ロックワイヤ(1814)の近位端がハンドル本体(1801)の固定部分に取着されるときに生じ得る抵抗力を除去することによって)。
いくつかの変形例では、ハンドルアセンブリおよび/または伸長体内のある量の弛みを有するように、閉鎖装置のロックワイヤを構成および位置付けることが望ましくあり得る。例えば、本明細書に説明される閉鎖装置が加熱されるとき(例えば、滅菌の間)、伸長体は、ロックワイヤに対して長さが増加し得る。例えば、図13A−13Cに示されるハンドルアセンブリ(1300)の変形例では、ロックワイヤ(1314)は、ハンドル本体(1301)内にある程度の弛み(1318)を有するように構成されてもよい。伸長体(1316)の拡張は、ロックワイヤ(1314)がシャトルから引っ張られる代わりに、ロックワイヤ(1314)の弛み(1318)が緊張するように引っ張らせ得る。ロックワイヤ(1314)の弛みがなければ、伸長体の拡張は、ロックワイヤをシャトルから引込み、スネアを早期に解放し得る。ロックワイヤ(1314)は、任意の好適な量の弛み(1318)(例えば、少なくとも約2mm、少なくとも約5mm、または同等物)を有するように構成されてもよい。スネア解放部(図13A−13Cに示されるスネア解放ボタン(1308)等)が、ロックワイヤを伸長体に対して引込むように使用されるとき、スネア解放部はまた、ロックワイヤを引っ張り、弛みを除去し得る。
前述の取り外し可能スネアは、スネアの固定端を解放するように構成されるが、本明細書に説明される取り外し可能スネアの他の変形例は、スネアの長さに沿ってスネアを解放するように構成されてもよい。例えば、図9は、取り外し可能スネア(902)を有するスネアループアセンブリ(900)の変形例を示す。また、図9に示されるのは、本明細書全体を通して説明されるように、縫合糸ループ(904)と、縫合糸ループ(904)をスネア(902)に結合する保定部材(906)である。取り外し可能スネア(902)は、一時的に、相互に接続され得る、近位部分(908)と、遠位部分(910)とを有してもよい。具体的には、スネアの近位部分(908)は、第1の端部(図示せず)および第2の端部(912)を有してもよく、スネア(902)の遠位部分(910)は、第1の端部(914)および第2の端部(916)を有してもよい。遠位部分(910)の第2の端部(916)は、閉鎖装置の伸長体(図示せず)に対して固定されてもよい一方、遠位部分(910)の第1の端部(914)は、近位部分の第2の端部(912)に取り外し可能に接続されてもよい。近位部分(908)の第1の端部は、前述のように、スネアループアセンブリ(900)を開閉するために、スネア(902)を伸長体に対して前進または後退させるように操作され得る、スネア制御部に動作可能に接続されてもよい。スネア(900)を解放するために、スネア(902)の近位部分(908)の第2の端部(912)は、遠位部分(910)の第1の端部(914)から係脱され、遠位部分(910)を解放してもよい。
スネア(902)の近位(908)および遠位(910)部分は、任意の好適な様式において、取り外し可能に接続されてもよい。図10Aおよび10Bは、取り外し可能スネア(1000)の第1のそのような変形例を描写する。図10Aに示されるように、スネア(1000)は、近位部分(1004)に取り外し可能に接続される、遠位部分(1002)を備えてもよい。遠位部分(1002)は、スネア(1000)の遠位部分(1002)の第1の端部(1008)に接続される、第1の係合部分(1006)を有してもよく、近位部分(1004)は、スネア(1000)の近位部分(1004)の第2の端部(1012)に接続される、第2の係合部分(1010)を備えてもよい。概して、第1(1006)および第2(1010)係合部分は、第1(1006)および第2(1010)係合部分がスネア(1000)の縦軸に沿って軸方向に固定されるように、一時的に、相互に係合するように構成されてもよいが、第1(1006)の係合部分と第2(1010)係合部分との間の半径方向移動が、第1(1006)および第2(1010)係合部分の係脱を生じさせ得るように構成されてもよい。第1(1006)および第2(1010)係合部分を軸方向固定構成に保持するために、スネア(1000)はさらに、拘束シース(1013)を備えてもよい。第1(1006)および第2(1010)係合部分が、係合され、係合部分を軸方向に固定すると、拘束シース(1013)は、図10Aに示されるように、第1(1006)および第2(1010)係合部分の周囲に位置付けられ得る。拘束シース(1013)は、第1(1006)および第2(1010)係合部分を半径方向に拘束してもよく、それによって、第1(1006)および第2(1010)係合部分が半径方向に係脱しないように防止してもよい。スネアの遠位部分(1002)を解放するために、拘束シース(1013)は、図10Bに示されるように、引込まれ、第1(1006)および第2(1010)係合部分を暴露してもよい。暴露された係合部分は、次いで、係脱し、スネア(1000)の遠位部分(1002)をスネア(1000)の近位部分(1004)に対して解放させてもよい。
第1(1006)および第2(1010)係合部分は、半径方向に相互に係合および係脱することができ、係合されると、軸方向に固定され得る、任意の好適な構造であってもよい。例えば、図10Aおよび10Bに示されるスネア(1000)の変形例では、第1(1006)および第2(1010)係合部分は、対応する形状を有するフック部材(1014)を備えてもよく、それぞれ、リップ(1016)を備える。第1(1006)および第2(1010)係合部分のフック部材(1014)は、フック部材(1014)のリップ(1016)が相互に引っ掛かり(図10Bに示されるように)、第1(1006)および第2(1010)係合部分が、軸方向に引き離されないように防止するように位置付けられてもよい。
図11Aおよび11Bは、取り外し可能スネア(1100)の第2の変形例を示す。そこに示されるように、スネア(1100)は、遠位部分(1102)と、近位部分(1104)とを備えてもよく、遠位部分(1102)は、遠位部分(1102)の第1の端部(1108)に取着される第1の係合部分(1106)を備え、近位部分(1104)は、近位部分(1104)の第2の端部(1112)に取着される第2の係合部分(1110)を備える。スネア(1100)はさらに、前述のような拘束シース(1113)を備えてもよい。これらの変形例では、第1の係合部分(1106)は、スラグ(1114)を備えてもよく、第2の係合部分(1110)は、少なくとも部分的に、スラグ(1114)を格納するように構成される、部分的中空カップ(1116)を備えてもよい。第1(1106)および第2(1108)係合部分を軸方向に固定するために、スラグ(1114)は、少なくとも部分的に、カップ(1116)内に位置付けられてもよく、拘束シース(1113)は、図11Aに示されるように、スラグ(1114)およびカップ(1116)の周囲に留置され、スラグ(1114)およびカップ(1116)が係脱しないように防止してもよい。加えて、カップ(1116)は、スラグ(1114)がカップ(1116)から軸方向に引き離されないように防止し得る(例えば、スネア(1100)の縦軸に沿って)、遠位リップ(1118)を備えてもよい。前述のように、拘束シース(1113)は、図11Bに示されるように、スラグ(1114)が、カップ(1116)を係脱し、スネア(1100)の遠位部分(1102)をスネア(1102)の近位部分(1104)から解放し得るように、引込まれ、第1(1106)および第2(1108)係合部分を暴露させてもよい。第1の係合部分(1106)は、スラグ(1114)を有するように図11Aおよび11Bに示され、第2の係合部分(1108)は、カップ(1116)を有するように示されるが、他の変形例では、第1の係合部分(1106)は、カップ(1116)を備えてもよい一方、第2の係合部分(1108)は、スラグ(1114)を備えてもよいことを理解されたい。
スネアループアセンブリが、スネアの近位部分に取り外し可能に接続される遠位部分を有する取り外し可能スネアと、遠位部分と近位部分との間の接続を維持する拘束シースとを備えるとき、スネアは、任意の好適な様式において、移動および解放されてもよい。例えば、スネアの近位および遠位部分が結合されると、スネアの近位部分の前進および後退は、順に、スネアの遠位部分を前進および後退させ、スネアループアセンブリを開閉させてもよい。スネアの近位および遠位部分が、前進および後退されると、また、スネアを伴う拘束シースを移動させ、スネアの近位部分と遠位部分との間の係合を維持することが必要であり得る。例えば、図12A−12Dは、スネアを作動させ、スネアの遠位部分をスネアの近位部分から解放するためのハンドルアセンブリ(1200)の1つのそのような変形例を描写する。具体的には、図12Aは、ハンドル本体(1202)と、スネア制御部(1204)とを備える、ハンドルアセンブリ(1200)の上面図を示す。スネア制御部(1204)は、前進または引込まれ、それぞれ、スネアを前進および引込させてもよい。
図12Dは、ハンドル本体(1202)の一部の断面側面図を示す。そこに示されるように、スネア制御部(1202)は、第1の制御部(1206)と、第2の制御部(1208)とを備えてもよい。第1の制御部(1206)は、スネア(1210)の近位部分(1209)に接続されてもよい一方、第2の制御部(1208)は、拘束シース(1212)に接続されてもよい。第1(1206)および第2(1208)制御部は、独立して、またはともに、トラック(1214)に沿って移動可能であって、それぞれ、スネア(1210)の近位部分(1209)および拘束シース(1212)を移動させてもよい。第1(1206)および第2(1208)制御部が、トラック(1214)に沿ってともに移動されると、スネア(1210)の近位部分(1209)の拘束シース(1212)に対する位置も操作されてもよい(例えば、拘束シース(1212)がスネア(1210)の近位(1209)および遠位(図示せず)部分を接続された様式で保持し続けることを可能にするように)。逆に言えば、第1(1206)制御部と第2(1208)制御部との間の相対的移動は、拘束シース(1212)をスネア(1210)の近位部分(1209)に対して移動させ得、これは、スネア(1210)の遠位部分(図示せず)を解放させるために使用されてもよい。
例えば、閉鎖装置は、最初に、スネア(1210)の近位(1209)および遠位部分が、拘束シース(1212)によって結合され、係合されて保持されるように構成されてもよい。閉鎖装置のスネアループアセンブリを操作するために、第1(1206)および第2(1208)制御部は、ともに移動され、スネア(1210)を前進および後退させ、それによって、スネアループアセンブリを開閉させてもよい。いくつかの変形例では、スネア制御部(1202)は、第1(1206)および第2(1208)制御部をともに移動させるために機構を備える。例えば、図12Bに示されるように、スネア制御部(1200)は、一時的に、第1の制御部(1206)を第2の制御部(1208)に結合するように構成され得る、カバー(1216)を備えてもよい。具体的には、カバー(1216)は、ユーザが、カバー(1216)を前進または後退させ、それぞれ、第1(1206)および第2(1208)制御部の両方を前進または後退させ得るように、第1(1206)および第2(1208)制御部のそれぞれの一部を封入してもよい。いくつかの変形例では、カバー(1216)は、図12Aに示されるように、第1(1206)および/または第2(1208)制御部の磁石(1218)を磁気的に誘引および係合し、カバー(1216)を第1(1206)および第2(1208)制御部に対して定位置に保持し得る、磁石(図示せず)を備えてもよい。第2(1208)制御部のみが、磁石(1218)を有するように図12Bに示されるが、いくつかの変形例では、第1の制御部(1206)のみ、磁石を備えてもよく、他の変形例では、第1(1206)および第2(1208)制御部の両方が、磁石(1218)を備えてもよいことを理解されたい。
スネアの遠位端を解放するために、カバー(1216)は、図12Bに示されるように、第1(1206)および第2(1208)制御部から係脱され、第1(1206)および第2(1208)制御部を暴露してもよい。第2の制御部(1208)は、図12Cに示されるように、第1の制御部(1206)に対して近位に引込まれ、拘束シース(1212)をスネア(1210)の近位部分(1209)に対して引込んでもよい。拘束シース(1212)の引込は、近位および遠位スネア部分の係合部分を暴露し、近位および遠位部分の係合部分が係脱することを可能にし得る。
(引張装置)
前述の閉鎖装置が、縫合糸ループを組織の周囲に留置し、締め付けるために使用されるとき、縫合糸ループが締め付けられるにつれて、縫合糸に印加される張力を管理することが望ましくあり得る。故に、本明細書に説明される閉鎖装置は、閉鎖装置の縫合糸ループの一部(例えば、縫合糸ループの尾部)に印加される張力を管理するための1つ以上の引張装置または機構を備えてもよい。いくつかの例では、締め付けの間の異なる時点において、縫合糸ループに印加される最大張力を制限することが望ましくあり得る。例えば、十分に大きな張力が、縫合糸ループに印加される場合、縫合糸ループは、捕捉された組織を切り裂く、剪断する、または別様に損傷を及ぼし得、および/または閉鎖装置の1つ以上の構成要素を破断あるいは損傷し得る。いくつかの変形例では、説明される閉鎖装置は、縫合糸ループの締め付けの間、縫合糸ループに印加される張力を制限するように構成されてもよい。例えば、縫合糸が、縫合糸制御部に取り付けられる変形例では、縫合糸制御部は、縫合糸制御部への所定力(例えば、約8ポンド〜約10ポンド)の印加に応じて、縫合糸から断裂し、縫合糸に印加される張力を制限するように構成されてもよい。
他の例では、縫合糸ループの締め付けの間、縫合糸への少なくとも最小張力の印加を促進することが望ましくあり得る。例えば、本明細書に説明される閉鎖装置が、左心耳の一部(例えば、左心耳の頸部)を閉鎖するために使用されるとき、左心耳の閉鎖を最大限にすることが望ましくあり得、これは、血液または他の物質が、左心耳の小孔を通して、左心耳内外に通過する可能性を低減させ得る。故に、少なくとも最小所定張力を縫合糸に印加することによって、縫合糸ループを締め付けることは、以下により詳細に説明されるように、左心耳の閉鎖を改善するのに役立ち得る。いくつかの変形例では、閉鎖装置は、締め付けの間、少なくとも所定最小張力が縫合糸の印加を促進し得る、1つ以上の引張装置を備えてもよい。加えて、縫合糸への別の所定張力の印加は、縫合糸ループをスネアループアセンブリから解放させ得る。ユーザが、1つ以上の所定張力を印加することを可能にすることによって、引張装置は、異なる手技間のユーザ変動を低減させるのに役立ち得、これは、複数の手技にわたる引張の再現性を改善するのに役立ち得る。
さらに他の例では、引張装置は、最大所定張力を超えず、縫合糸ループへの少なくとも最小所定張力の印加を促進するように構成されてもよい。加えて、または代替として、引張装置は、複数の所定張力(または、張力の範囲)の印加を促進するように構成されてもよい。例えば、いくつかの変形例では(以下により詳細に説明されるように)、引張装置は、引張装置が縫合糸への第1の所定張力の印加を促進する第1の構成と、引張装置が縫合糸への第2の所定張力の印加を促進する第2の構成とを有してもよい。以下により詳細に説明されるように、ユーザが、第1の所定張力を縫合糸に第1の時点で印加し、第2の所定張力を縫合糸に第2の時点で印加することを可能にすることが望ましくあり得る。好適な引張装置の実施例は、米国特許出願第13/490,919号に説明されており、上記で参照することによって組み込まれる。
(マーカー)
前述のように、いくつかの変形例では、ユーザが、スネアループアセンブリが捻転されているかどうかを決定することを可能にすることが望ましくあり得る。例えば、いくつかの変形例では、閉鎖装置は、スネアループアセンブリが捻転されているときの第1の構成と、スネアループアセンブリが捻転されていないときの第2の構成とを有し得る、1つ以上のマーカーを備えてもよい。例えば、図15Aおよび15Bは、閉鎖装置(1500)の1つのそのような変形例の遠位部分を描写する。そこに示されるように、閉鎖装置(1500)は、先端(1502)と、そこから延在するスネアループアセンブリ(1504)とを有する、伸長体を備えてもよい。スネアループアセンブリ(1504)は、前述のように、スネアと、縫合糸ループと、保定部材とを備えてもよいが、保定部材(1506)のみ、図15Aおよび15Bに示される。この変形例では、閉鎖装置(1500)は、第1(1508)および第2(1510)マーカーを備えてもよい。マーカーは、直接、可視化されてもよく、または間接的に可視化されてもよい(例えば、蛍光透視法、X線、または超音波可視化を介して)。
マーカーは、ユーザが、スネアループアセンブリ(1504)が伸長体の先端(1502)に対して捻転されているかどうかを決定することを可能にするように構成されてもよい。具体的には、第1のマーカー(1508)は、先端(1502)上または内に位置付けられてもよく、第1のマーカー(1508)が、先端(1502)の縦軸に対して対称ではないように構成されてもよい。例えば、第1のマーカー(1508)は、L−形状であるように図15Aおよび15Bに示されるが、第1のマーカー(1508)は、任意の好適な非対称形状であってもよいことを理解されたい。第1のマーカー(1508)は、ユーザが、先端(1502)の配向を決定することを可能にしてもよい。例えば、先端(1502)が第1の回転配向にあるとき、第1のマーカー(1508)の脚部(1509)は、第1の方向(例えば、図15Aおよび15Bに示されるように、左)を指向してもよく、先端(1502)が反転されるとき、反対方向を指向してもよい。第2のマーカー(1510)は、スネアループアセンブリ(1504)に取着されてもよく、また、第2のマーカー(1510)が先端(1502)の縦軸に対して非対称であるように構成されてもよい。図15Aおよび15Bに示される、閉鎖装置(1500)の変形例では、第2のマーカー(1510)は、スネアループアセンブリ(1504)によって画定されるループのサブ区分に沿って延在してもよい(すなわち、第2のマーカー(1510)は、ループを完全に包囲しなくてもよい)。例えば、図15Aに示される第2のマーカー(1510)は、弧区画(1511)を備えてもよい。弧区画(1511)は、スネアループアセンブリ(1504)が捻転されていないとき、第1のマーカー(1508)に対して第1の方向に延在し、スネアループアセンブリ(1505)が捻転されているとき、第1のマーカー(1508)に対して反対方向に延在してもよい。例えば、図15Aおよび15Bに描写される弧区画(1511)は、スネアループアセンブリ(1504)が捻転されていないとき(図15Aに示されるように)、第1のマーカー(1508)の脚部(1509)と反対方向に延在してもよく、スネアループアセンブリ(1504)が捻転されているとき(図15Bに示されるように)、第1のマーカー(1508)の脚部(1509)と同一の方向に延在してもよい。故に、ユーザは、第1のマーカー(1508)と第2のマーカー(1510)との間の相対的配向を見て、スネアループアセンブリ(1504)が捻転されているかどうかを決定してもよい。第2のマーカー(1510)は、スネアループアセンブリ(1504)の保定部材(1506)に接続されるように図15Aおよび15Bに示されるが、第2のマーカー(1510)は、スネアループアセンブリ(1504)の任意の好適な部分または複数の部分(例えば、スネア、縫合糸ループ、および/または保定部材)に取着されてもよい。
(方法)
ここでは左心耳を閉じる方法も説明する。ここで説明する装置のいずれかを、ここで説明する1つ以上の方法と併せて、あるいは米国特許出願第13/490,919号(上記に参照することによって組み込まれる)で説明されている1つ以上の方法と併せて、使用できることを理解されたい。概して、ここで説明する方法は、左心耳にアクセスすることを備える。アクセスが達成されると、左心耳まで閉鎖装置(前述したもの等)を前進させてもよい。いくつかの変形例では、閉鎖装置は、1つ以上の誘導装置(例えば、磁気整合要素)および/または米国特許出願第13/490,919号(上記で参照することによって組み込まれる)に説明されるもの等の1つ以上の安定化/位置決め装置(例えば、拡張可能部材等)の助けを借りて、前進され、位置決めされてもよい。これらの変形例のうちのいくつかでは、伸長体の先端上の第1のマーカーとスネアループアセンブリの一部上の第2のマーカーとの間の相対的配向は、前述により詳細に説明されるように、スネアループアセンブリが捻転されている、または捻転されていないかどうかを決定するために可視化されてもよい。スネアループアセンブリが捻転されている場合、閉鎖装置は、スネアループアセンブリの捻転を解除するのに役立つように、後退または別様に操作されてもよい。閉鎖装置は、左心耳をスネアにより捕捉し、閉じるため、使用されてもよい。左心耳を閉形状に保持するため、縫合糸ループまたは閉鎖要素が締められ、閉鎖装置から解放されてもよい。1つ以上の引張装置が、縫合糸ループを締められおよび/または解放するために使用されてもよい。閉鎖装置は引き込まれ、縫合糸の一部分は切断されてもよい。これらのステップは、以下により詳細に説明される。加えて、閉鎖装置の1つ以上の部分は、閉鎖装置の前進、操作、または他の使用の間、組織に詰まる、または別様に引っ掛かり得る。これらの事例では、本方法はさらに、スネアループアセンブリのスネアの1つ以上の部分を解放するステップを含んでもよい。スネアの一部が解放されると、それらは、前述のもの等の任意の好適な様式において解放されてもよい。
前述のように、ここで説明する方法のいくつかの変形例は、左心耳へのアクセスを得ることを備えてもよい。いくつかの変形例では、左心耳を閉じる方法は、心臓の内部と心臓の外部から左心耳にアクセスすることを含む。心臓の内部にアクセスするには、血管系が通常使用される。例えば、1つ以上の種々の静脈または動脈(頚静脈、大腿脈、または頚動脈など)を経由しアクセスを得てもよい。いくつかの変形例では、標準セルジンガー技法とニードルを使用し、総大腿静脈(例えば、左総大腿静脈)を経由し心臓の内部にアクセスする。次に、ニードルを通じてイントロデューサワイヤを前進させ、その後イントロデューサシースを前進させてもよい。次に、イントロデューサワイヤは取り除かれてもよい。いくつかの変形例では、イントロデューサシースの代わりにガイディングカテーテルシースが留置されてもよく、あるいは最初のシースがガイディングカテーテルシースに差し替えられてもよい。
蛍光透視法を使用し、シース、シースの中に留置されたカテーテル、ガイディングカテーテルシース、またはこれらの任意の組み合わせを通じて血管造影を行い、左心房への経中隔アクセスのためアクセス経路の解剖学的特徴と検討材料を観察してもよい(例えば、ねじれ、凝血塊、大静脈フィルタ等の装置等)。蛍光透視法、超音波、心内心エコー法、心外心エコー法、経食道心エコー法、またはこれらの組み合わせを左心房への経中隔アクセスを視覚化するのに役立て得、標準的な経中隔アクセス技法を用いて左心房へのアクセスを得てもよい。
外部から心臓にアクセスする場合は、サブソラシックアクセスポイントを使用してもよい。このアクセスポイントは通常、患者の解剖学的特徴に基づいて特定される。いくつかの変形例では、アクセスポイントは任意の好適な場所であってもよい(例えば、胸骨切開術、胸郭開口術、または開胸術による肋間アクセス、剣状突出部の右、患者左肩向き、または肋軟骨または剣状突出部そのもの)。アクセスポイントが決まると、蛍光透視下で標準的な心膜穿刺技法を使用し、ニードル(例えば、17Gチューヒーニードル)を前進させてもよい。心膜へのアクセスが得られると、心膜嚢の中で蛍光透視映像のもとニードルを通じてガイドワイヤを前進させてもよい。その後、ニードルは取り除かれ得る。こうして心膜腔へのアクセスが得られる。
別の変形例では、前述したアクセス手順は実行せず、ここで説明するシステムおよび装置を使用し、左心耳は閉じられてもよい。例えば、いくつかの変形例では、方法は、近位端と遠位端とを有する第1のガイドを左心耳の中へ前進させることを備え、左心耳を通って左心耳の外にガイドを出すことにより、近位端または遠位端のいずれか一方は血管系の中に留置され、近位端または遠位端のいずれか一方はサブソラシックスペースの中に留置される。
左心耳へのアクセスを得ることにより、アラインメント部材を有する1つ以上のガイドを左心耳まで前進させてもよい。例えば、米国特許出願第13/490,919号(上記で参照することによって組み込まれる)に説明されるように、アラインメント部材を有する第1および第2のガイドが、手技を誘導するため使用されてもよい。アラインメント部材は任意の好適なアラインメント部材であってもよい(例えば、相互接続要素、1つ以上の真空部材、放射線不透過性またはエコー発生性マーカー、可聴応答を発するよう構成された部材、磁石等)。いくつかの変形例では、アラインメント部材はガイドの遠位端に位置する磁石である。磁石は、例えば、ネオジム鉄ボロン、コバルトサマリウム等の希土類磁石、または他の強力な固定磁石要素等、任意の好適な磁性物質から作られるか、あるいは適当な磁性物質を備えてもよい。これらのガイドは、さらなる器具および/または装置を左心耳へ誘導するために使用され得る。
例えば、いくつかの変形例では、第1のガイドを左心耳の中へ前進させ、第2のガイドは左心耳に近接する心膜腔の中へ前進させてもよい。これらのガイドのいずれかは、例えば、蛍光透視視覚化、超音波視覚化、これらの組み合わせ等、様々な視覚化技法のいずれかにより前進させてもよい。第1および第2のガイド部材を左心耳まで前進させると、1つ以上の位置決めおよび/または安定化要素(例えば、バルーンまたは拡張可能構造)を、第1のガイドに沿って前進させ、あるいは第1のガイドとともに前進させ(例えば、位置決めおよび/または安定化要素は第1のガイドに結合されるか、または第1のガイドの一部をなす)、左心耳へ入れる。同様に、閉鎖装置を第2のガイドに沿って左心耳の外側まで前進させてもよい。閉鎖装置が上記で説明する閉鎖装置のいずれかであり得ることを理解されたい。
左心耳内に留置されたら、位置決め要素を使用し閉鎖装置のスネアループアセンブリを位置決めしてもよい。いくつかの変形例では、左心耳の開口部またはこれの近くで拡張可能構造を膨張または別様に拡張させ、拡張可能構造の遠位端で閉鎖装置のスネアループアセンブリを左心耳の周辺で閉じてもよい。これらの変形例では、拡張可能構造は閉鎖装置をクマジン稜から離して位置決めするのに役立ち得る。別の変形例では、拡張可能部材は左心耳の中で拡張され得る。これらの変形例では、拡張可能部材が拡張されると左心耳は膨らみ得、その形を略円錐形から略球形に変えるため、左心耳と左心房との接合部は明瞭になる。加えて、拡張した状態の拡張可能部材の圧力は左心房そのもののそれより大きくあり得るため、左心耳と左心房との間に大きな張力の差が生じる。これらの変形例では、拡張可能部材は左心耳の基部の近くで閉鎖装置を位置決めするのに役立ち得る。さらに別の変形例では、左心耳の開口部またはこれの近くで1つの拡張可能構造を拡張させ得、左心耳の中で第2の拡張可能構造を拡張させ得る。これらの変形例では、2つの拡張可能構造の間で閉鎖装置のスネアループアセンブリが左心耳の周辺で閉じられ得るため、正確な装置の位置決めを助長し得る。
拡張可能構造が任意の好適な拡張可能構造であり得ることを理解されたい。いくつかの変形例では、1つ以上の拡張可能構造はバルーン等の膨張可能構造であってもよい。これらの変形例では、バルーンはカテーテルへ取り付けられてもよい。いくつかの変形例では、バルーンまたは膨張可能構造は、左心耳の中で膨張した状態で分離されるよう構成されてもよい。別の変形例では、拡張可能構造は拡張可能メッシュまたはケージ構造を備えてもよい。このメッシュは自己拡張型であるかまたは機械的に拡張可能であってもよく、任意の好適な材料(例えば、プラチナ、ニチノール、ステンレス鋼、ダクロンウール、PTFE、これらの組み合わせ等)から作られてもよい。再度、拡張可能メッシュまたはケージ構造は左心耳の中で拡張した状態で分離されるよう構成されてもよく、但し、必ずしもそのように構成されるとは限らない。
拡張可能部材が拡張状態になっているときに、スネアループアセンブリは開形状になるまで動かされてもよく、左心耳の一部分の周辺に留置されてもよい。左心耳の周辺に留置されると、スネアループアセンブリは、左心耳の周辺で閉じられてもよい。いくつかの変形例では、バルーンがしぼんだ状態または拡張していない状態になっているときにスネアループアセンブリを左心耳の周辺に留置し、スネアループアセンブリを閉じた後にバルーンを拡張する。場合によっては、縫合糸を締める前に心耳が適切に閉じられていることを確認することが望まれ得る。適切にまたは別様に所望状態に閉じられていない場合は、スネアループアセンブリを開き、再配置し、閉じ、もう一度確認し得る。
適切に閉じられると、スネアループアセンブリから縫合糸ループを解放するため縫合糸ループは締められてもよい。いくつかの変形例では、スネアループアセンブリはこのとき開形状に戻されてもよく、縫合糸ループは再び締められてもよい。こうすることで縫合糸ループは左心耳の周辺で確実に締められ得る。いくつかの変形例では、ユーザはある程度の時間待った後に縫合糸ループを再度締めてもよい。この待ち時間により縫合糸ループの中で組織がなじんで落ち着き得、組織をよりしっかりと閉じ得る。この時間は任意の好適な時間であってよく、例えば、約30秒超、約1分超、または約2分超であってよい。スネアループアセンブリから縫合糸ループを解放した後には、閉鎖装置を引き込んでもよい。いくつかの変形例では、閉鎖装置が引き込まれた後に縫合糸ループをさらに締めることが望まれ得る。これは1つ以上のさらなる装置(例えば、結び目プッシャ)により達成され得る。
前述の引張装置のうちの1つ以上は、米国特許出願第13/490,919号(上記で参照することによって組み込まれる)に説明されるように、縫合糸ループの締め付けの間、縫合糸ループに印加される張力を管理するために利用され得、ユーザ変動を低減させることによって、縫合糸ループ締め付けの再現性を増加させ得ることを理解されたい。
ガイド部材または位置決め要素の一部または全部が、方法が行われている間の任意の好適な時点で左心耳から除去され得ることを理解されたい。例えば、いくつかの変形例では、これらの装置構成要素の一部または全部は、スネアループアセンブリを閉じてからスネアループアセンブリから縫合糸ループを解放する前に、左心耳から取り除かれてもよい。別の変形例では、これらの構造の一部または全部は、スネアループアセンブリから縫合糸ループを解放した後に取り除かれてもよい。縫合糸ループは、これらの要素の一部または全部が取り除かれた後にさらに締められてもよい。さらに別の変形例では、1つ以上の拡張可能部材が分離されてもよく、左心耳に残ってもよい。これらの変形例では、拡張した部材は左心耳から血液を変位させ得、さらなる血液が左心耳に入るのを防ぐ働きをする。拡張可能部材がバルーンまたは膨張可能構造を備える場合、バルーンは、任意の好適な物質で、例えば、生理食塩水や1つ以上の親水性ポリマー(例えば、メタクリル酸ヒドロキシエチル)で、満たされてもよい。
さらに別の変形例において、左心耳内に留置されるガイド部材または他の要素のいずれか1つは、除去に先立ち、閉じられた左心耳へ1つ以上の物質を放出するよう構成されてもよい。この物質は閉じられた左心耳を止血または塞栓する働きをしてもよく、閉じられた左心耳での血液の出入りを防いでもよい。好適な物質の例は、ゼラチン(例えばゲルフォーム)、液体塞栓剤(例えば、n−ブチル−2−シアノアクリレート、エチドル)、ゼラチンミクロスフェア(例えば、ポリビニールアルコールアクリルミクロスフェア)、または血栓性物質(例えば、プラチナ、ステンレス鋼、ダクロンウール、これらの組み合わせ等)を含み、但し、これらに限定されない。
いくつかの変形例では、左心耳の周辺で縫合糸ループが締められると、縫合糸の結び目を定位置に係止することが望まれ得る。いくつかの変形例では、縫合糸の結び目は、前述により詳細に説明されるように、1つ以上の単方向係止構造を用いて係止されてもよい。別の変形例では、結び目は、1つ以上のバイオグルーまたは他の生体適合性接着剤(例えば、シアノアクリレート)により定位置に係止されてもよい。さらに別の変形例では、結び目を定位置で溶かすためにエネルギー(例えば、RFエネルギー、熱エネルギー、光エネルギー等)が使用されてもよい。さらに別の変形例では、縫合糸の結び目の1つ以上の部分は、1つ以上の刺激を受けて拡張するよう構成されてもよい。例えば、いくつかの変形例では、縫合糸はコラーゲンフィラメントを備えてもよく、このコラーゲンフィラメントは縫合糸が切断されると水分に曝され得る。水分に曝されたコラーゲンは拡張し、縫合糸の結び目を定位置に係止してもよい。
縫合糸ループが適切に配置されると、縫合糸は、その長さ(すなわち、左心耳にある結び目のすぐ近くから皮膚表面の近位または遠位まで)に沿った任意の好適な場所で任意の好適な方法により切断されてもよい。場合によっては、結び目のところで縫合糸を切断することが望まれ得る(例えば、縫合糸にかかる張力を完全に解放することが望まれる場合)。縫合糸は任意の好適な方法により、例えば、機械的に切ることにより、あるいはエネルギーの印加により、切断されてもよい。例えば、光エネルギー、熱エネルギー、RFエネルギー、電気エネルギー、磁気エネルギー、電磁エネルギー、運動エネルギー、化学エネルギー、これらの組み合わせの印加により、縫合糸は切断されてもよい。
前述の発明は、明確性および理解の目的のために、例証および実施例として、ある程度詳細に説明されたが、ある変更および修正が、実践されてもよく、添付の請求項の範囲内にあることが意図されることは明白であろう。加えて、本明細書に説明される閉鎖装置は、前述の装置構成要素および特徴の任意の組み合わせを備えてもよいことを理解されたい。

Claims (24)

  1. 標的組織を閉鎖するための装置であって、前記装置は、
    伸長体と、
    前記伸長体から少なくとも部分的に延在し、ループを形成するスネアループアセンブリであって、前記スネアループアセンブリは、スネアと、前記スネアに取り外し可能に取着された縫合糸ループとを備え、前記スネアは、第1の端部および第2の端部を備え、前記伸長体に対する前記スネアの第1の端部の前進は、前記ループの直径を増加させ、前記伸長体に対する前記スネアの第1の端部の後退は、前記ループの直径を減少させる、スネアループアセンブリと、
    シャトルであって、前記スネアの第2の端部が前記シャトルに接続される、シャトルと、
    係止要素であって、前記係止要素は、前記シャトルを前記伸長体に取り外し可能に結合するように構成され、さらに、前記シャトルを前記伸長体から解放するように構成される、係止要素と
    を備える、装置。
  2. 伸長体は、前記伸長体の側壁内に陥凹を備え、前記シャトルは、前記シャトルが前記伸長体に取り外し可能に結合されると、前記陥凹内に位置付けられる、請求項1に記載の装置。
  3. 前記係止要素は、ロックワイヤを備える、請求項2に記載の装置。
  4. 前記ロックワイヤは、前記シャトルが前記伸長体に取り外し可能に結合されると、前記伸長体のロックワイヤ管腔および前記シャトルのロック管腔を通って延在する、請求項3に記載の装置。
  5. 前記ロックワイヤは、屈曲部を備える、請求項4に記載の装置。
  6. 前記屈曲部は、前記シャトルが前記伸長体に取り外し可能に結合されると、前記シャトルの窓内へ少なくとも部分的に延在する、請求項5に記載の装置。
  7. 前記シャトルは、突出部を備え、前記突出部は、前記伸長体の陥凹内のチャネル内に嵌合するように構成され、前記シャトルと前記伸長体との間の回転に抵抗するように構成される、請求項2に記載の装置。
  8. 前記伸長体の陥凹は、突出部を備え、前記突出部は、前記シャトルのチャネル内に嵌合するように構成され、前記シャトルと前記伸長体との間の回転に抵抗するように構成される、請求項2に記載の装置。
  9. 前記伸長体に取着されるハンドルをさらに備える、請求項1に記載の装置。
  10. 前記ハンドルは、前記縫合糸ループを緊締するための縫合糸制御部と、前記スネアの第1の端部の移動を制御するスネア制御部と、前記シャトルを前記伸長体から解放するように構成されるスネア解放部とを備える、請求項9に記載の装置。
  11. 前記係止要素は、ロックワイヤを備え、前記スネア解放部は、前記ロックワイヤを後退させるように構成される、請求項10に記載の装置。
  12. 前記スネア解放部は、ボタンを備え、前記ボタンは、前記ボタンの押下に応じて、前記シャトルを解放するように構成される、請求項10に記載の装置。
  13. 前記縫合糸制御部は、グリップ部分と、前記グリップ部分から延在する突起とを備え、前記突起は、前記スネア解放部のボタンを押下するようにサイズ合わせおよび構成される、請求項12に記載の装置。
  14. 前記縫合糸制御部は、グリップ部分と、前記グリップ部分内のチャンバとを備え、前記チャンバは、前記スネア解放部を少なくとも部分的に包囲するように構成される、請求項10に記載の装置。
  15. 標的組織を閉鎖するための装置であって、前記装置は、
    伸長体と、
    前記伸長体から少なくとも部分的に延在し、ループを形成するスネアループアセンブリであって、前記スネアループアセンブリは、スネアと、前記スネアに取り外し可能に取着された縫合糸ループとを備え、前記スネアは、近位スネア部分と、遠位スネア部分とを備え、それぞれ、係合部分を備え、前記近位スネア部分の係合部分は、前記遠位スネア部分の係合部分に取り外し可能に係合するように構成される、スネアループアセンブリと、
    前記近位スネア部分および遠位スネア部分の係合を維持するように位置付けられる拘束シースと
    を備える、装置。
  16. 前記遠位スネア部分の係合部分は、第1のフック部材を備え、前記近位スネア部分の係合部分は、第2のフック部材を備える、請求項15に記載の装置。
  17. 前記遠位スネア部分の係合部分は、スラグを備え、前記近位スネア部分の係合部分は、カップ部材を備える、請求項15に記載の装置。
  18. 前記遠位スネア部分の係合部分は、カップ部材を備え、前記近位スネア部分の係合部分は、スラグを備える、請求項15に記載の装置。
  19. ハンドルをさらに備え、前記ハンドルは、スネア制御部を備える、請求項15に記載の装置。
  20. 前記スネア制御部は、前記近位スネア部分に動作可能に接続される第1の制御部と、前記拘束シースに動作可能に接続される第2の制御部とを備える、請求項19に記載の装置。
  21. 前記第1の制御部および第2の制御部は、前記近位スネア部分および前記拘束シースを同時に前進または後退させるようにともに移動させられるように構成される、請求項20に記載の装置。
  22. 前記第1の制御部および第2の制御部は、前記第1の制御部に対する前記第2の制御部の近位移動が、前記近位スネア部分に対して前記拘束シースを引込み、前記近位スネア部分および遠位スネア部分を係脱させるように構成される、請求項21に記載の装置。
  23. 前記スネア制御部はさらに、前記第1の制御部および前記第2の制御部を結合するように構成される取り外し可能なカバーを備える、請求項22に記載の装置。
  24. 前記取り外し可能なカバーは、前記第1の制御部および/または第2の制御部の磁石に係合する1つ以上の磁石を備える、請求項23に記載の装置。
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