JP2016200669A - キャリア芯材及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像メモリーなどの不具合の発生を抑制できるキャリア芯材を提供する。【解決手段】組成式MXFe3−XO4(但し、MはMg,Mn,Ca,Ti,Sr,Cu,Zn,Niからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属,0<X<1)で表される材料を主成分とするキャリア芯材であって、下記式から算出される包絡係数Eの平均値が5.0〜7.0の範囲であることを特徴とする。E=(L1−L2)/L2×100 ・・・・・・(1)(式中、L1:キャリア芯材投影像の周囲長,L2:キャリア芯材投影像の包絡線の長さ)【選択図】図1

Description

本発明はキャリア芯材及びその製造方法に関するものである。
電子写真方式を用いたファクシミリやプリンター、複写機などの画像形成装置では、感光体の表面に形成された静電潜像にトナーを付着させて可視像化し、この可視像を用紙等に転写した後、加熱・加圧して定着させている。高画質化やカラー化の観点から、現像剤としては、キャリアとトナーとを含むいわゆる二成分現像剤が広く使用されている。
二成分現像剤を用いた現像方式では、キャリアとトナーとを現像装置内で撹拌混合し、摩擦によってトナーを所定量まで帯電させる。そして、回転する現像ローラに現像剤を供給し、現像ローラ上で磁気ブラシを形成させて、磁気ブラシを介して感光体へトナーを電気的に移動させて感光体上の静電潜像を可視像化する。トナー移動後のキャリアは現像ローラ上に残留し、現像装置内で再びトナーと混合される。このため、キャリアの特性として、磁気ブラシを形成する磁気特性及び所望の電荷をトナーに付与する帯電特性が要求される。このようなキャリアとしては、マグネタイトや各種フェライト等からなるキャリア芯材の表面を樹脂で被覆した、いわゆるコーティングキャリアがこれまで多く用いられていた。また、コーティングキャリアに用いられていたこれまでのキャリア芯材は真球状であった。
例えば特許文献1では、包絡係数が4.5未満のキャリア芯材の表面を特定の樹脂で被覆したキャリアが提案されている。この提案のキャリアは、キャリア芯材表面の凹凸を少なくしてコート樹脂層を均一にすることによって、キャリアが感光体に付着する現象を抑制しようとするものである。
特開2005−106999号公報
近年、画像形成装置における画像形成速度の高速化という市場要求に対応するため、現像ローラの回転速度を速めて、現像領域への現像剤の単位時間当たりの供給量を増加させる傾向にある。
ところが、真球状のキャリア芯材を用いたコーティングキャリアでは、現像領域へのトナー供給が不十分となり画像濃度が低下する不具合があった。例えば、現像ローラの1周前の画像の影響を受けて画像濃度が低下する「現像メモリー」と呼ばれる不具合があった。
そこで、本発明の目的は、現像メモリーなどの不具合の発生を抑制できるキャリア芯材を提供することにある。
また本発明の他の目的は、長期間の使用においても安定して良好な画質画像を形成することができる電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤を提供することにある。
本発明によれば、組成式MFe3−X(但し、MはMg,Mn,Ca,Ti,Sr,Cu,Zn,Niからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属,0<X<1)で表される材料を主成分とするキャリア芯材であって、下記式から算出される包絡係数Eの平均値が5.0〜7.0の範囲であることを特徴とするキャリア芯材が提供される。なお、Mとして2種類以上の金属がある場合、Xは、それぞれの組成数の総計であり、当該2種類以上の金属によるFeとの置換数である。
E=(L−L)/L×100 ・・・・・・(1)
(式中、L:キャリア芯材投影像の周囲長,L:キャリア芯材投影像の包絡線の長さ)
ここで、前記キャリア芯材には、前記包絡係数Eが7.0以上である粒子が20個数%以上含まれているのが好ましい。
また、流動度としては30sec/50g〜50sec/50gの範囲であるのが好ましい。なお、本明細書において示す「〜」は、特に断りのない限り、その前後に記載の数値を下限値及び上限値として含む意味である。
キャリア芯材の体積平均粒径(以下、単に「平均粒径」と記すことがある)としては25μm〜40μmの範囲であるのが好ましい。
前記組成式のMとしてはMn又はMnMgであるのが好ましい。
そしてまた、本発明によれば、前記記載のキャリア芯材の表面を樹脂で被覆したことを特徴とする電子写真現像用キャリアが提供される。
さらに本発明によれば、前記記載の電子写真現像用キャリアとトナーとを含む電子写真用現像剤が提供される。
また本発明によれば、M成分原料(但し、MはMg,Mn,Ca,Ti,Sr,Cu,Zn,Niからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属)、Fe成分原料を含み、焼成してなる第1焼成物を用い、前記第1焼成物と、体積平均粒径が前記第1焼成物の体積平均粒径よりも小さい金属化合物粉とを混合して混合物を得る工程と、前記混合物を還元雰囲気下でさらに焼成して第2焼成物を得る第2焼成工程とを有することを特徴とするキャリア芯材の製造方法が提供される。
前記金属化合物粉の体積平均粒径としては0.5μm〜17μmの範囲であるのが好ましい。
前記金属化合物粉の混合量としては、前記第1焼成物に対して5wt%〜50wt%の範囲であるのが好ましい。
前記金属化合物粉の組成は、前記第1焼成物の組成と同一であるのが好ましい。
第1焼成工程における焼成温度としては700℃〜1300℃の範囲であるのが好ましい。
第2焼成工程における焼成温度としては1050℃〜1300℃の範囲であるのが好ましい。
本発明に係るキャリア芯材によれば、現像メモリーなどの不具合の発生を抑制できる。これにより、本発明に係るキャリア芯材を含む現像剤を用いれば、長期間の使用においても安定して良好な画質画像を形成することができる。
また、本発明に係る製造方法によれば、前記特性を有するキャリア芯材を効率的に製造できる。
本発明のキャリア芯材の製造方法を説明する概説図 実施例1のキャリア芯材の部分拡大SEM写真である。 実施例2のキャリア芯材の部分拡大SEM写真である。 比較例1のキャリア芯材の部分拡大SEM写真である。 比較例2のキャリア芯材の部分拡大SEM写真である。 磁気ブラシ現像を行う現像装置の一例を示す概説図である。
本発明者等は、現像メモリーなどの不具合の発生を抑制できないか鋭意検討を重ねた結果、キャリア芯材の表面を樹脂で被覆してキャリアとしたときに、トナー保持性がよく且つトナーの帯電立ち上がりがよいと現像メモリーが抑制される傾向あるとの知見を得た。そしてさらに検討を続け、トナー保持性及びトナー帯電立ち上がり性を向上させるには、樹脂被覆キャリアとしたときに、被覆樹脂層に厚い部分と薄い部分とが存在していることが重要であることを見出した。被覆樹脂の電気抵抗は高く、被覆樹脂層の厚い部分でトナーが帯電され保持される。一方、被覆樹脂層の薄い部分は電気抵抗が低く、この部分からキャリアに溜まった電荷が放出されることでトナーの帯電立ち上がりが向上する。
そして、キャリア芯材の被覆樹脂層の厚い部分と薄い部分とを設けるためには、キャリア芯材を凹凸形状とすればよいとの着想を得た。
そこで、本発明では、粒子形状を示す一つの指標である包絡係数Eの平均値が5.0以上7.0以下の範囲であることを規定した。包絡係数Eは、粒子表面の凹凸が少ないほどゼロに近づく。本発明では、キャリア芯材の包絡係数Eを前記範囲とし、すなわちキャリア芯材表面に所定の凹凸を形成することによって、樹脂被覆キャリアとしたときに、被覆樹脂層の厚い部分と薄い部分とが存在するようにした。包絡係数Eの平均値が5.0未満であると、キャリア芯材表面の凹凸が少なく、被覆樹脂層の層厚が全体的に均一となり、トナー保持性とトナーの帯電立ち上がり性を同時に満足させることが出来ない。一方、包絡係数Eの平均値が7.0を超えると、キャリア芯材表面の凹凸が大きすぎて、トナーとの混合性が悪化し現像剤撹拌時にトナーとの混合が十分に行われず、良好な帯電の立ち上がり性が得られないために現像メモリーが発生するおそれがある。包絡係数Eの平均値のより好ましい範囲は6.0〜7.0の範囲である。
また、本発明のキャリア芯材では、包絡係数Eが7.0以上である粒子が20個数%以上含まれているのが望ましい。このような表面凹凸の大きい粒子が含まれていることによって、現像ローラ上にキャリアによる磁気ブラシを形成した際に、磁気ブラシ先端部のキャリアと根本部のキャリアとを大きく循環させることができ、画像形成速度が速くなっても十分な画像濃度が得られるようになる。これにより現像メモリーの発生が一層抑制される。
本発明のキャリア芯材の流動度は、30sec/50g〜50sec/50gの範囲が好ましい。キャリア芯材の流動度が30sec/50g未満であると、キャリア芯材の流動性がよいためトナーとの混合性は良好であるが、トナーとの摩擦力が低下し、十分な帯電の付与が行われないおそれがある。一方、キャリア芯材の流動度が50sec/50gを超えると、現像剤撹拌時にトナーとの混合が十分に行われず、良好な帯電の立ち上がり性が得られないことによる現像メモリーの発生が起こるおそれがある。
本発明のキャリア芯材の体積平均粒径としては、25μm以上40μm未満の範囲が好ましく、より好ましくは30μm以上40μm以下の範囲である。
本発明のキャリア芯材を構成するフェライト粒子の組成に特に限定はなく、組成式MFe3−X(但し、Mは、Mg,Mn,Ca,Ti,Sr,Cu,Zn,Niからなる群より選択される少なくとも1種の金属元素、0<X<1)で表されるものが例示される。これらの中でもMnMgフェライト、Mnフェライトが好ましい。
本発明のキャリア芯材は以下に説明する製造方法が好適である。図1に、本発明のキャリア芯材の製造方法を説明する概説図をSEM写真を交えて示す。まず特定組成の第1焼成物(フェライト粒子)を作製する。そして、第1焼成物と金属化合物粉とを混合して混合物を得る。金属化合物粉は第1焼成物よりも粒径が細かく、第1焼成物の表面に付着させる。次いで、この混合物を焼成する(第2焼成工程)。これにより第1焼成物の表面に付着した金属化合物粉が第1焼成物と共にフェライト化し、第2焼成物の表面に凹凸が形成される。以下、それぞれの工程について詳述する。
まず、Fe成分原料、M成分原料を秤量する。なお、MはMg、Mn、Ca、Ti、Sr,Cu、Zn、Niからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属元素である。Fe成分原料としては、Fe等が好適に使用される。M成分原料としては、MnであればMnCO、Mn等が使用でき、MgであればMgO、Mg(OH)、MgCOが好適に使用できる。また、Ca成分原料としては、CaO、Ca(OH)、CaCO等から選択される少なくとも1種の化合物が好適に使用される。Sr成分原料としては、SrCO、Sr(NOなどが好適に使用される。
次いで、原料を分散媒中に投入しスラリーを作製する。本発明で使用する分散媒としては水が好適である。分散媒には、前記原料の他、必要によりバインダー、分散剤等を配合してもよい。バインダーとしては、例えば、ポリビニルアルコールが好適に使用できる。バインダーの配合量としてはスラリー中の濃度が0.5質量%〜2質量%程度とするのが好ましい。また、分散剤としては、例えば、ポリカルボン酸アンモニウム等が好適に使用できる。分散剤の配合量としてはスラリー中の濃度が0.5質量%〜2質量%程度とするのが好ましい。その他、潤滑剤や焼結促進剤等を配合してもよい。スラリーの固形分濃度は50質量%〜90質量%の範囲が望ましい。より好ましくは60質量%〜80質量%である。60質量%以上であれば、造粒物中の粒子内細孔が少なく、焼成時の焼結不足を防ぐことができる
なお、秤量した原料を混合し仮焼成し解粒した後、分散媒に投入しスラリーを作製してもよい。仮焼成の温度としては750℃〜900℃の範囲が好ましい。750℃以上であれば、仮焼による一部フェライト化が進み、焼成時のガス発生量が少なく、固体間反応が十分に進むため、好ましい。一方、900℃以下であれば、仮焼による焼結が弱く、後のスラリー粉砕工程で原料を十分に粉砕できるので好ましい。また、仮焼成時の雰囲気としては大気雰囲気が好ましい。
次に、以上のようにして作製されたスラリーを湿式粉砕する。例えば、ボールミルや振動ミルを用いて所定時間湿式粉砕する。粉砕後の原材料の平均粒径は5μm以下が好ましく、より好ましくは1μm以下である。振動ミルやボールミルには、所定粒径のメディアを内在させるのがよい。メディアの材質としては、鉄系のクロム鋼や酸化物系のジルコニア、チタニア、アルミナなどが挙げられる。粉砕工程の形態としては連続式及び回分式のいずれであってもよい。粉砕物の粒径は、粉砕時間や回転速度、使用するメディアの材質・粒径などによって調整される。
そして、粉砕されたスラリーを噴霧乾燥させて造粒する。具体的には、スプレードライヤーなどの噴霧乾燥機にスラリーを導入し、雰囲気中へ噴霧することによって球状に造粒する。噴霧乾燥時の雰囲気温度は100℃〜300℃の範囲が好ましい。これにより、粒径10μm〜100μmの球状の造粒物が得られる。次いで、得られた造粒物を振動ふるいを用いて分級し所定の粒径範囲の造粒物を作製する。
次に、前記の造粒物を所定温度に加熱した炉に投入して、第1焼成物としてのフェライト粒子を合成するための一般的な手法で第1焼成を行いフェライト粒子を生成させる。焼成温度としては700℃〜1300℃の範囲が好ましい。焼成温度が700℃未満であると、粒子の強度が十分に得られず以降の金属化合物粉との混合工程において粒子の割れが発生し、粒子形状が悪化してしまう不具合が生じる。また、焼成温度が1300℃を超えると、過剰焼結により以降の解粒工程において粒子の割れ欠けが発生し粒子形状が悪化してしまう不具合が生じる。また、第1焼成工程における焼成炉内の雰囲気については特に指定はない。コストの面からは大気雰囲気下で行うことが好ましいが、窒素雰囲気下など還元雰囲気下で実施してもよい。
このようにして得られた第1焼成物としてのフェライト粒子を解粒する。具体的には、例えば、ハンマーミル等によって焼成物を解粒する。解粒工程の形態としては連続式及び回分式のいずれであってもよい。
解粒処理後、必要により、粒径を所定範囲に揃えるため分級を行う。分級方法としては、風力分級や篩分級など従来公知の方法を用いることができる。また、風力分級機で1次分級した後、振動篩や超音波篩で粒径を所定範囲に揃えるようにしてもよい。さらに、分級工程後に、磁場選鉱機によって非磁性粒子を除去するようにしてもよい。フェライト粒子の粒径としては25μm以上50μm未満が好ましい。なお、第1焼成物は、予め製造された粉を用いても構わない。
その後、得られたフェライト粒子(第1焼成物)と金属化合物粉とを混合して混合物を作製する。ここで使用する金属化合物粉は、平均粒径がフェライト粒子の平均粒径よりも小さいものを用いる。小ささとしては、第1焼成物の平均粒径に対して、金属化合物の平均粒径が50%以下値のものがより好ましい。すなわち、混合することによってフェライト粒子表面に金属化合物粉を付着させる。金属化合物粉の組成に特に限定はないが、フェライト粒子の組成と同じ組成であるのが好ましい。組成は、組成式MFe3−Xにおいて、組成のXが、金属化合物と第1焼成物との比で300%以内、20%以上に同一であれば問題はない。組成の違いがあっても混合比で調整すれば良いからである。ただし、粉体の特性を安定するため、110%以内、90%以上が好ましい。
金属化合物粉の平均粒径としては、0.5μm以上17μm以下の範囲が好ましくは、より好ましくは1μm以上15μm以下の範囲である。金属化合物粉の平均粒径が0.5μmより小さい場合は、焼成物の表面に付着する粒子が小さく十分な凹凸形状が得られないおそれがある。一方、金属化合物粉の平均粒径が17μmより大きい場合は、第2焼成工程の後の解粒工程においてキャリア芯材表面に形成された凸部が剥がし取られ十分な凹凸形状が得られないおそれがある。
金属化合物粉の混合量としては、第1焼成物としてのフェライト粒子に対して5重量%以上50重量%以下さらに好ましくは5重量%以上30重量%以下が好ましい。混合量が5重量%より少ないとフェライト粒子の表面に十分な量の金属化合物粉が付着せず良好な凹凸形状が得られないおそれがある。一方、金属化合物粉の混合量が50重量%より多いとフェライト粒子の表面に付着しなかった金属化合物粉同士が焼結し異形粒子を形成して、流動度を悪化させるおそれがある。
混合装置としては従来公知のものを用いることができる。例えばヘンシェルミキサー、V型混合機、タンブラーミキサー、ハイブリタイザー等を用いることができる。
次に、得られた混合物を所定温度に加熱した炉に投入して、フェライトを合成するための一般的な手法で第2焼成を行う。これにより表面に凹凸が形成された第2焼成物が生成される。焼成温度としては800℃〜1300℃の範囲が好ましい。焼成温度が800℃未満であると、フェライト粒子と金属化合物粉との結着強度が十分に得られず金属化合物粉がフェライト粒子から剥離する不具合が生じる。また、焼成温度が1300℃を超えると、過剰焼結により以降の解粒工程において第2焼成物の割れ欠けが発生し粒子形状が悪化してしまう不具合が生じる。
このようにして得られた第2焼成物を必要により解粒する。具体的には、ハンマーミル等によって第2焼成物を解粒する。解粒工程の形態としては連続式及び回分式のいずれであってもよい。
解粒処理後、必要により、粒径を所定範囲に揃えるため分級を行う。分級方法としては、風力分級や篩分級など従来公知の方法を用いることができる。また、風力分級機で1次分級した後、振動篩や超音波篩で粒径を所定範囲に揃えるようにしてもよい。さらに、分級工程後に、磁場選鉱機によって非磁性粒子を除去するようにしてもよい。第2焼成物の粒径としては25μm以上40μm以下の範囲が好ましい。
その後、必要に応じて、分級後の第2焼成物を酸化性雰囲気中で加熱して、粒子表面に酸化被膜を形成して第2焼成物の高抵抗化を図ってもよい(高抵抗化処理)。酸化性雰囲気としては大気雰囲気又は酸素と窒素の混合雰囲気のいずれでもよい。また、加熱温度は、200℃〜800℃の範囲が好ましく、250℃〜600℃の範囲がさらに好ましい。加熱時間は0.5時間〜5時間の範囲が好ましい。
以上のようにして作製した第2焼成物を本発明のキャリア芯材として用いる。そして、所望の帯電性等を得るために、キャリア芯材の外周を樹脂で被覆して電子写真現像用キャリアとする。
キャリア芯材の表面を被覆する樹脂としては、従来公知のものが使用でき、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリ塩化ビニリデン、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)樹脂、ポリスチレン、(メタ)アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、並びにポリ塩化ビニル系やポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系等の熱可塑性エストラマー、フッ素シリコーン系樹脂などが挙げられる。
キャリア芯材の表面を樹脂で被覆するには、樹脂の溶液又は分散液をキャリア芯材に施せばよい。塗布溶液用の溶媒としては、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶媒;テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル類溶媒;エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール系溶媒;エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ系溶媒;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド系溶媒などの1種又は2種以上を用いることができる。塗布溶液中の樹脂成分濃度は、一般に0.001質量%〜30質量%、特に0.001質量%〜2質量%の範囲内にあるのがよい。
キャリア芯材への樹脂の被覆方法としては、例えばスプレードライ法や流動床法あるいは流動床を用いたスプレードライ法、浸漬法等を用いることができる。これらの中でも、少ない樹脂量で効率的に塗布できる点で流動床法が特に好ましい。樹脂被覆量は、例えば流動床法の場合には吹き付ける樹脂溶液量や吹き付け時間によって調整することができる。
キャリアの粒子径は、一般に、体積平均粒子径で25μm以上40μm以下の範囲、特に30μm以上40μm以下の範囲が好ましい。
本発明に係る電子写真用現像剤は、以上のようにして作製したキャリアとトナーとを混合してなる。キャリアとトナーとの混合比に特に限定はなく、使用する現像装置の現像条件などから適宜決定すればよい。一般に現像剤中のトナー濃度は1質量%〜15質量%の範囲が好ましい。トナー濃度が1質量%未満の場合、画像濃度が薄くなりすぎ、他方トナー濃度が15質量%を超える場合、現像装置内でトナー飛散が発生し機内汚れや転写紙などの背景部分にトナーが付着する不具合が生じるおそれがあるからである。より好ましいトナー濃度は3質量%〜10質量%の範囲である。
トナーとしては、重合法、粉砕分級法、溶融造粒法、スプレー造粒法など従来公知の方法で製造したものが使用できる。具体的には、熱可塑性樹脂を主成分とする結着樹脂中に、着色剤、離型剤、帯電制御剤等を含有させたものが好適に使用できる。
トナーの粒径は、一般に、コールターカウンターによる体積平均粒径で5μm〜15μmの範囲が好ましく、7μm〜12μmの範囲がより好ましい。
トナー表面には、必要により、改質剤を添加してもよい。改質剤としては、例えば、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化マグネシウム、ポリメチルメタクリレート等が挙げられる。これらの1種又は2種以上を組み合わせて使用できる。
キャリアとトナーとの混合は、従来公知の混合装置を用いることができる。例えばヘンシェルミキサー、V型混合機、タンブラーミキサー、ハイブリタイザー等を用いることができる。
本発明の現像剤を用いた現像方法に特に限定はないが、磁気ブラシ現像法が好適である。図6に、磁気ブラシ現像を行う現像装置の一例を示す概説図を示す。図6に示す現像装置は、複数の磁極を内蔵した回転自在の現像ローラ3と、現像部へ搬送される現像ローラ3上の現像剤量を規制する規制ブレード6と、水平方向に平行に配置され、互いに逆向きに現像剤を撹拌搬送する2本のスクリュー1,2と、2本のスクリュー1,2の間に形成され、両スクリューの両端部において、一方のスクリューから他方のスクリューに現像剤の移動を可能とし、両端部以外での現像剤の移動を防ぐ仕切板4とを備える。
2本のスクリュー1,2は、螺旋状の羽根13,23が同じ傾斜角で軸部11,21に形成されたものであって、不図示の駆動機構によって同方向に回転し、現像剤を互いに逆方向に搬送する。そして、スクリュー1,2の両端部において一方のスクリューから他方のスクリューに現像剤が移動する。これによりトナーとキャリアからなる現像剤は装置内を常に循環し撹拌されることになる。
一方、現像ローラ3は、表面に数μmの凹凸を付けた金属製の筒状体の内部に、磁極発生手段として、現像磁極N1、搬送磁極S1、剥離磁極N2、汲み上げ磁極N3、ブレード磁極S2の5つの磁極を順に配置した固定磁石を有してなる。現像ローラ3が矢印方向に回転すると、汲み上げ磁極N3の磁力によって、スクリュー1から現像ローラ3へ現像剤が汲み上げられる。現像ローラ3の表面に担持された現像剤は、規制ブレード6により層規制された後、現像領域へ搬送される。
現像領域では、直流電圧に交流電圧を重畳したバイアス電圧が転写電圧電源8から現像ローラ3に印加される。バイアス電圧の直流電圧成分は、感光体ドラム5表面の背景部電位と画像部電位との間の電位とされる。また、背景部電位と画像部電位とは、バイアス電圧の最大値と最小値との間の電位とされる。バイアス電圧のピーク間電圧は0.5〜5kVの範囲が好ましく、周波数は1〜10kHzの範囲が好ましい。またバイアス電圧の波形は矩形波、サイン波、三角波などいずれであってもよい。これによって、現像領域においてトナー及びキャリアが振動し、トナーが感光体ドラム5上の静電潜像に付着して現像がなされる。
その後現像ローラ3上の現像剤は、搬送磁極S1によって装置内部に搬送され、剥離電極N2によって現像ローラ3から剥離して、スクリュー1,2によって装置内を再び循環搬送され、現像に供していない現像剤と混合撹拌される。そして汲み上げ極N3によって、新たに現像剤がスクリュー1から現像ローラ3へ供給される。
なお、図6に示した実施形態では現像ローラ3に内蔵された磁極は5つであったが、現像剤の現像領域での移動量を一層大きくしたり、汲み上げ性等を一層向上させるために、磁極を8極や10極、12極と増やしてももちろん構わない。
実施例1
原料として、Fe(平均粒径:0.6μm)21.5kg、Mn(平均粒径:0.9μm)10.0kg、SrCO(平均粒径:0.6μm)0.28kgを純水10.43kg中に分散し、還元剤としてカーボンブラックを126g、分散剤としてポリカルボン酸アンモニウム系分散剤を190g添加して混合物とした。この混合物を湿式ボールミル(メディア径2mm)により粉砕処理し、混合スラリーを得た。
この混合スラリーをスプレードライヤーにて約130℃の熱風中に噴霧し、粒径10μm〜75μmの乾燥造粒物を得た。この造粒物から粒径25μm以下の微小な粒子は篩を用いて除去した。
この造粒物を、電気炉に投入し1175℃まで4.5時間かけて昇温した。その後1175℃で3時間保持することにより第一の焼成を行った。その後10時間かけて室温まで冷却した。昇温及び保持時、冷却時の電気炉内の雰囲気は大気下で焼成を行った。
得られた焼成物をハンマーミルで解粒した後に振動ふるいを用いて分級することにより平均粒径35.0μmの第1焼成物を得た。また、ふるい分けより得られた粗粒粉と微粒粉を振動ボールミル(メディア径5mm)を用いて300分間粉砕処理を行い、平均粒径3μmの混合用金属化合物粉を得た。
その後、第1焼成物10kgと混合用金属化合物粉2kgをV型混合機を用いて300分間混合処理を行った。得られた混合物を、電気炉に投入し1200℃まで4.5時間かけて昇温した。その後1200℃で3時間保持することにより第2焼成を行った。その後10時間かけて室温まで冷却した。昇温及び保持時、冷却時の電気炉内の雰囲気は酸素濃度1.5%雰囲気下で第2焼成を行った。得られた第2焼成物をハンマーミルで解粒した後に振動ふるいを用いて分級することにより平均粒径34.6μmの第2焼成物であるキャリア芯材を得た。
得られたキャリア芯材の組成、物性、磁気特性などを後述の方法で測定した。測定結果を表2に示す。また、図2に、実施例1のキャリア芯材のSEM写真を示す。
実施例2
混合用金属化合物粉の作製時の粉砕時間を50分、混合用金属化合物粉の平均粒径を9μmとした以外は、実施例1と同様にしてキャリア芯材、キャリア、現像剤を作製し、特性評価及び実機評価を行った。評価結果を表2に合わせて示す。また、図3に、実施例2のキャリア芯材のSEM写真を示す。
実施例3
第1焼成物10kgと混合用金属化合物粉3kgをV型混合機を用いて300分間混合処理を行い、第2焼成工程後に解粒、分級した焼成物を大気雰囲気下で温度370℃で1時間酸化処理した以外は、実施例2と同様にしてキャリア芯材、キャリア、現像剤を作製し、特性評価及び実機評価を行った。評価結果を表2に合わせて示す。
実施例4
第2焼成工程の焼成温度を1230℃とし、第2焼成工程後に解粒、分級した焼成物を大気雰囲気下で温度370℃で1時間酸化処理した以外は、実施例2と同様にしてキャリア芯材、キャリア、現像剤を作製し、特性評価及び実機評価を行った。評価結果を表2に合わせて示す。
実施例5
混合用金属化合物粉の作製時の粉砕時間を30分、混合用金属化合物粉の平均粒径を14μmとした以外は、実施例1と同様にしてキャリア芯材、キャリア、現像剤を作製し、特性評価及び実機評価を行った。評価結果を表2に合わせて示す。
実施例6
原料として、SrCO(平均粒径:0.6μm)0.18kgを使用、純水8.96kg中に分散し、第1焼成物10kgと混合用金属化合物粉1kgをV型混合機を用いて300分間混合処理を行った以外は、実施例2と同様にしてキャリア芯材、キャリア、現像剤を作製し、特性評価及び実機評価を行った。評価結果を表2に合わせて示す。
実施例7
原料として、Fe(平均粒径:0.6μm)21.5kg、Mn(平均粒径:0.9μm)8.45kg、MgO(平均粒径:0.8μm)0.35kg、SrCO(平均粒径:0.6μm)0.07kgを純水10.43kg中に分散し、還元剤としてカーボンブラックを126g、分散剤としてポリカルボン酸アンモニウム系分散剤を190g添加して混合物とし、第1焼成物10kgと混合用金属化合物粉0.5kgをV型混合機を用いて300分間混合処理を行い、第2焼成工程の焼成温度を1300℃とし、第2焼成工程後に解粒、分級した焼成物を大気雰囲気下で温度370℃で1時間酸化処理した以外は、実施例6と同様にしてキャリア芯材、キャリア、現像剤を作製し、特性評価及び実機評価を行った。評価結果を表2に合わせて示す。
比較例1
原料として、Fe(平均粒径:0.6μm)21.5kg、Mn(平均粒径:0.9μm)10.0kg、SrCO(平均粒径:0.6μm)0.28kgを純水10.43kg中に分散し、還元剤としてカーボンブラックを126g、分散剤としてポリカルボン酸アンモニウム系分散剤を190g添加して混合物とした。この混合物を湿式ボールミル(メディア径2mm)により粉砕処理し、混合スラリーを得た。
この混合スラリーをスプレードライヤーにて約130℃の熱風中に噴霧し、粒径10μm〜75μmの乾燥造粒物を得た。この造粒物から粒径25μm以下の微小な粒子は篩を用いて除去した。
この造粒物を、電気炉に投入し1200℃まで4.5時間かけて昇温した。その後1200℃で3時間保持することにより第1焼成を行った。その後10時間かけて室温まで冷却した。昇温及び保持時、冷却時の電気炉内の雰囲気は酸素濃度1.5%雰囲気下で焼成を行った。得られた焼成物をハンマーミルで解粒した後に振動ふるいを用いて分級することにより平均粒径33.5μmのキャリア芯材を得た。
得られたキャリア芯材の組成、物性、磁気特性などを後述の方法で測定した。測定結果を表2に示す。また、図4に、比較例1のキャリア芯材のSEM写真を示す。
比較例2
焼成温度を1230℃とした以外は、比較例1と同様にしてキャリア芯材、キャリア、現像剤を作製し、特性評価及び実機評価を行った。評価結果を表2に合わせて示す。また、図5に、比較例2のキャリア芯材のSEM写真を示す。
比較例3
第1焼成物10kgと混合用金属化合物粉7kgをV型混合機を用いて300分間混合処理を行った以外は、実施例3と同様にしてキャリア芯材、キャリア、現像剤を作製し、特性評価及び実機評価を行った。評価結果を表2に合わせて示す。
比較例4
混合用金属化合物粉を混合することなしに第2焼成を行った以外は、実施例1と同様にしてキャリア芯材、キャリア、現像剤を作製し、特性評価及び実機評価を行った。評価結果を表2に合わせて示す。
比較例5
混合用金属化合物粉作製時の粉砕時間を30分、混合用金属化合物粉の平均粒径を18μmとし、第2焼成後に解粒、分級した焼成物を大気雰囲気下で温度370℃で1時間酸化処理した以外は、実施例1と同様にしてキャリア芯材、キャリア、現像剤を作製し、特性評価及び実機評価を行った。評価結果を表1に合わせて示す。
(組成分析)
(Feの分析)
鉄元素を含むキャリア芯材を秤量し、塩酸と硝酸の混酸水に溶解させた。この溶液を蒸発乾固させた後、硫酸水を添加して再溶解し過剰な塩酸と硝酸とを揮発させる。この溶液に固体Alを添加して液中のFe3+を全てFe2+に還元する。続いて、この溶液中のFe2+イオンの量を過マンガン酸カリウム溶液で電位差滴定することにより定量分析し、Fe(Fe2+)の滴定量を求めた。
(Mnの分析)
キャリア芯材のMn含有量は、JIS G1311−1987記載のフェロマンガン分析方法(電位差滴定法)に準拠して定量分析を行った。本願発明に記載したキャリア芯材のMn含有量は、このフェロマンガン分析方法(電位差滴定法)で定量分析し得られたMn量である。
(Mgの分析)
キャリア芯材のMg含有量は、以下の方法で分析を行った。本願発明に係るキャリア芯材を酸溶液中で溶解し、ICPにて定量分析を行った。本願発明に記載したキャリア芯材のMg含有量は、このICPによる定量分析で得られたMg量である。
(Srの分析)
キャリア芯材のSr含有量は、Mgの分析同様にICPによる定量分析で行った。
(見掛密度)
キャリア芯材の見掛け密度はJIS Z 2504に準拠して測定した。
(流動度)
キャリア芯材の流動度はJIS Z 2502に準拠して測定した。
(平均粒径)
キャリア芯材の平均粒径は、レーザー回折式粒度分布測定装置(日機装社製「マイクロトラックModel9320−X100」)を用いて測定した。
(磁気特性)
室温専用振動試料型磁力計(VSM)(東英工業社製「VSM−P7」)を用いて、外部磁場を0〜79.58×10A/m(10000エルステッド)の範囲で1サイクル連続的に印加して、飽和磁化、残留磁化、保磁力及び79.58×10A/m(1000エルステッド)の磁場における磁化σ1k(Am/kg)をそれぞれ測定した。
(電気抵抗)
電極として表面を電解研磨した板厚2mmの真鍮板2枚を電極間距離が2mmとなるように配置し、2枚の電極板の間の空隙にキャリア芯材200mgを装入したのち、それぞれの電極板の背後に断面積240mmの磁石を配置して電極間に被測定粉体のブリッジを形成させた状態で電極間に100V、250V、500V、1000Vの直流電圧を印加し、キャリア芯材を流れる電流値を4端子法により測定した。その電流値と、電極間距離2mmおよび断面積240mmからキャリア芯材の電気抵抗を算出した。
(包絡係数)
走査型電子顕微鏡(日本電子製「JSM−6510LA」)を用いて、加速電圧は5kV、スポットサイズは45,倍率は450倍として、粒子が重ならないように撮影した。その画像情報を、インターフェースを介してメディアサイバネティクス社製画像解析ソフト(Image−Pro PLUS)に導入して解析を行い、粒子の周囲長及び粒子の包絡線の長を求め、前記式(1)より包絡係数Eを算出した。また、包絡係数Eは、1粒子毎に算出し、250粒子の平均値を算出した。また、各粒子の包絡係数が7.0以上の粒子割合を算出した。
(現像剤の作製)
得られたキャリア芯材の表面を樹脂で被覆してキャリアを作製した。具体的には、シリコーン樹脂450重量部と、(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン9重量部とを、溶媒としてのトルエン450重量部に溶解してコート溶液を作製した。このコート溶液を、流動床型コーティング装置を用いてキャリア芯材50000重量部に塗布し、温度300℃の電気炉で加熱してキャリアを得た。以下、全ての実施例、比較例についても同様にしてキャリアを得た。
得られたキャリアと平均粒径5.0μm程度のトナーとを、ポットミルを用いて所定時間混合し、二成分系の電子写真現像剤を得た。この場合、キャリアとトナーとをトナーの重量/(トナーおよびキャリアの重量)=5/100となるように調整した。以下、全ての実施例、比較例についても同様にして現像剤を得た。得られた現像剤を、図6に示す構造の現像装置(現像スリーブの周速度Vs:406mm/sec,感光体ドラムの周速度Vp:205mm/sec,感光体ドラム−現像スリーブ間距離:0.3mm)に投入した。
(現像メモリーの評価)
感光体ドラムの長手方向にベタ画像部と非画像部とが隣り合い、その後は広い面積の中間調が続く画像を初期と20万枚画像形成後に取得し、現像ローラ2周目の現像ローラ1周目のベタ画像が現像された領域とそうでない領域との画像濃度を反射濃度計(東京電色社製の型番TC−6D)を用いて測定し、その差を求め下記基準で評価した。結果を表2に合わせて示す。
「◎」:0.003未満
「○」:0.003以上0.006未満
「△」:0.006以上0.020未満
「×」:0.020以上
表1及び表2から明らかなように、実施例1は、第1焼成工程、金属化合物粉混合工程、第2焼成工程を行った例であり、芯材表面に適度な凹凸が形成されており、包絡係数が5.6と高い芯材が得られ、現像メモリーにおいても良好な結果を示した。
実施例2は、実施例1に対し、混合する金属化合物粉の粒子径を3μmから9μmに大きくした例であり、芯材表面に付着する金属化合物粉により形成される凸部が大きくなると考えられる。包絡係数は6.2と高い芯材が得られ、現像メモリーにおいても良好な結果を示した。
実施例3は、実施例2に対し、混合する金属化合物粉量を増やした例であり、芯材表面に付着す金属化合物粉が増加することにより凸部が多く形成されると考えられる。包絡係数は6.8と高い芯材が得られ、現像メモリーにおいても良好な結果を示した。
実施例4は、実施例2に対し第2焼成工程の焼成温度を高めた例であり、焼成温度を高めることにより混合された金属化合物粉がより強く芯材表面に付着し凸部が多く形成されると考えられる。包絡係数は6.7と高い芯材が得られ、現像メモリーにおいても良好な結果を示した。
比較例1は、第1焼成のみを行った例であり、包絡係数が4.6と小さく、コーティング後の樹脂被覆層の薄い部分の形成が不十分であると考えられ、現像メモリーにおいて劣るものとなった。
比較例2は、第1焼成工程の焼成温度を高めた例であり、包絡係数が4.6と小さく、コーティング後の樹脂被覆層の薄い部分の形成が不十分であると考えられ、現像メモリーにおいて劣るものとなった。
比較例3は、金属化合物粉の混合量を高めた例であり、9.5と高い包絡係数を有する芯材が得られたが、現像メモリーにおいて劣る結果となった。これは、凹凸度が高すぎるために逆に流動性が51.3secと良好でなくトナーとの混合性が悪化し、帯電付与が不十分なトナーが現像スリーブに付着したためと考えられる。
比較例4は、金属化合物粉の混合を行わなかった例であり、包絡係数4.5と小さく、コーティング後の樹脂被覆層の薄い部分の形成が不十分であると考えられ、現像メモリーにおいて劣るものとなった。
比較例5は、金属化合物粉の粒子径を18μmに高めた例であり、得られた芯材の包絡係数は4.5と小さく、コーティング後の樹脂被覆層の薄い部分の形成が不十分であると考えられ、現像メモリーにおいても劣るものとなった。これは、第2焼成工程で芯材表面に付着した金属化合物粉が大きすぎるために、続く解粒工程において芯材表面からはがれてしまい狙いの凹凸形状が得られなかったためと考えられる。
3 現像ローラ
5 感光体ドラム

Claims (13)

  1. 組成式MFe3−X(但し、MはMg,Mn,Ca,Ti,Sr,Cu,Zn,Niからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属,0<X<1)で表される材料を主成分とするキャリア芯材であって、
    下記式から算出される包絡係数Eの平均値が5.0〜7.0の範囲であることを特徴とするキャリア芯材。
    E=(L−L)/L×100 ・・・・・・(1)
    (式中、L:キャリア芯材投影像の周囲長,L:キャリア芯材投影像の包絡線の長さ)
  2. 前記包絡係数Eが7.0以上である粒子が20個数%以上含まれる請求項1記載のキャリア芯材。
  3. 流動度が30sec/50g〜50sec/50gの範囲である請求項1又は2記載のキャリア芯材。
  4. 体積平均粒径が25μm〜40μmである請求項1〜3のいずれかに記載のキャリア芯材。
  5. 前記組成式のMがMn又はMnMgである請求項1〜4のいずれかに記載のキャリア芯材。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のキャリア芯材の表面を樹脂で被覆したことを特徴とする電子写真現像用キャリア。
  7. 請求項6記載の電子写真現像用キャリアとトナーとを含む電子写真用現像剤。
  8. M成分原料(但し、MはMg,Mn,Ca,Ti,Sr,Cu,Zn,Niからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属)、Fe成分を含み、焼成してなる第1焼成物を用い、
    前記第1焼成物と、体積平均粒径が前記第1焼成物の体積平均粒径よりも小さい金属化合物粉とを混合して混合物を得る工程と、
    前記混合物を還元雰囲気下でさらに焼成して第2焼成物を得る第2焼成工程とを有する
    ことを特徴とするキャリア芯材の製造方法。
  9. 前記金属化合物粉の体積平均粒径が0.5μm〜17μmの範囲である請求項8記載の製造方法。
  10. 前記金属化合物粉の混合量が、前記第1焼成物に対して5wt%〜50wt%の範囲である請求項8又は9記載の製造方法。
  11. 前記金属化合物粉の組成が、前記第1焼成物の組成と同一である請求項8〜10のいずれかに記載の製造方法。
  12. 第1焼成工程における焼成温度が700℃〜1300℃の範囲である請求項8〜11のいずれかに記載の製造方法。
  13. 第2焼成工程における焼成温度が1050℃〜1300℃の範囲である請求項8〜12のいずれかに記載の製造方法。
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