JP5735877B2 - フェライト粒子の製造方法 - Google Patents
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Description
Mnフェライト粒子を下記方法で作製した。出発原料として、Fe2O3(平均粒径:0.6μm)を10.75kg(67.3mol)と、Mn3O4(平均粒径:2μm)を4.25kg(19.0mol)と、水5.0kg中に分散し、分散剤としてポリカルボン酸アンモニウム系分散剤を90g、還元剤としてカーボンブラックを45g、SiO2原料としてコロイダルシリカ(固形分濃度50%)を30g(0.25mol)添加して混合物とした。この混合物の固形分濃度は75重量%であった。この混合物を湿式ボールミル(メディア径2mm)により粉砕処理し、混合スラリーを得た。
得られたフェライト粒子の磁気特性、抵抗特性、見掛け密度、円形度を前記と同様にして測定した。表2に測定結果をまとめて示す。また、図6に、作製したフェライト粒子のSEM写真を示す。
室温専用振動試料型磁力計(VSM)(東英工業社製「VSM−P7」)を用いて、外部磁場0〜10000/(4π)kA/m(10000エルステッド)の範囲で1サイクル連続的に印加して、飽和磁化σs(A・m2/kg)、残留磁化σr(A・m2/kg)、保磁力Hc(A/m×103/(4π))、磁化σ1k(Am2/kg)及び磁化σ500(Am2/kg)を測定した。
表面を電解研磨した厚さ2mmの電極としての真鍮板2枚を、距離2mm離して対向するように配置した。電極間にフェライト粒子200mgを装入した後、それぞれの電極の背後に断面積240mm2の磁石(表面磁束密度が1500ガウスのフェライト磁石)を配置して、電極間にフェライト粒子のブリッジを形成させた。そして、直流電圧50Vを電極間に印加し、フェライト粒子に流れる電流値を測定し、フェライト粒子の抵抗値を算出した。
フェライト粒子の見掛け密度はJIS Z 2504に準拠して測定した。
クロスセクションポリッシャー(SM-09019(JEOL) 電圧:6kV、時間:4h)を用いてキャリア粒子をカットし、その断面を走査型電子顕微鏡(JSM-6510LA型 加速電圧:5kV、スポットサイズ:45、倍率:1000倍)で撮影し、その画像を画像解析装置(LEXT-OLS3000 analySIS(OLYMPUS))で解析して、下記式からフェライト粒子の円形度を算出した。
円形度=(粒子の投影面積と同じ面積を有する円の周長)2/(粒子投影図の輪郭の長さ)2
第1焼成工程における焼成時間を1.5時間とし、第2焼成工程における焼成温度を1100℃、焼成時間を3時間とした以外は実施例1と同様にして前駆体及びフェライト粒子を作製した。そして、得られた前駆体及びフェライト粒子の磁気特性、抵抗特性、見掛け密度、円形度を実施例1と同様にそれぞれ測定した。前駆体の測定結果を表1に示し、フェライト粒子の測定結果を表2に示す。また、図7に、作製したフェライト粒子のSEM写真を示す。
第2焼成工程における焼成温度を1125℃、焼成時間を1時間とした以外は実施例1と同様にして前駆体及びフェライト粒子を作製した。そして、得られた前駆体及びフェライト粒子の磁気特性、抵抗特性、見掛け密度、円形度を実施例1と同様にそれぞれ測定した。前駆体の測定結果を表1に示し、フェライト粒子の測定結果を表2に示す。また、図8に、作製したフェライト粒子のSEM写真を示す。
第2焼成工程における焼成温度を1200℃、焼成時間を0.5時間とした以外は実施例1と同様にして前駆体及びフェライト粒子を作製した。そして、得られた前駆体及びフェライト粒子の磁気特性、抵抗特性、見掛け密度、円形度を実施例1と同様にそれぞれ測定した。前駆体の測定結果を表1に示し、フェライト粒子の測定結果を表2に示す。また、図9に、作製したフェライト粒子のSEM写真を示す。
第1焼成工程における焼成温度を1200℃とし、第2焼成工程における焼成温度を1150℃、焼成時間を3時間とした以外は実施例1と同様にして前駆体及びフェライト粒子を作製した。そして、得られた前駆体及びフェライト粒子の磁気特性、抵抗特性、見掛け密度、円形度を実施例1と同様にそれぞれ測定した。前駆体の測定結果を表1に示し、フェライト粒子の測定結果を表2に示す。また、図10に、作製したフェライト粒子のSEM写真を示す。
第1焼成工程における焼成温度を1275℃とし、第2焼成工程における焼成温度を1150℃、焼成時間を3時間とした以外は実施例1と同様にして前駆体及びフェライト粒子を作製した。そして、得られた前駆体及びフェライト粒子の磁気特性、抵抗特性、見掛け密度、円形度を実施例1と同様にそれぞれ測定した。前駆体の測定結果を表1に示し、フェライト粒子の測定結果を表2に示す。また、図11に、作製したフェライト粒子のSEM写真を示す。
実施例1と同様にして作製した造粒粉を、窒素雰囲気下の電気炉に投入し1150℃で3時間焼成した。得られた焼成物をハンマーミルで解粒した後に振動ふるいを用いて分級し、平均粒径35μmのフェライト粒子を得た。そして、得られたフェライト粒子の磁気特性、抵抗特性、見掛け密度、円形度を実施例1と同様にそれぞれ測定した。測定結果を表2に合わせて示す。また、図12に、作製したフェライト粒子のSEM写真を示す。
Claims (5)
- MnXFe3−XO4(但し、0<X≦1)で表される組成のフェライト粒子が生成するように成分調整されたFe成分原料及びMn成分原料を媒体液中に投入してスラリーを得る工程と、前記スラリーを噴霧乾燥させて造粒物を得る工程と、前記造粒物を酸化雰囲気下で焼成して前駆体を得る第1焼成工程と、得られた前駆体を還元雰囲気下で焼成温度1050℃〜1300℃の範囲でさらに焼成して焼成物を得る第2焼成工程とを有することを特徴とするフェライト粒子の製造方法。
- 第1焼成工程における焼成温度が1150℃〜1300℃の範囲である請求項1記載のフェライト粒子の製造方法。
- 第1焼成工程における焼成時間が1.5時間以上である請求項1又は2記載のフェライト粒子の製造方法。
- 第2焼成工程における焼成時間が0.5時間以上である請求項1〜3のいずれかに記載のフェライト粒子の製造方法。
- 第2焼成工程における酸素濃度が1%以下である請求項1〜4のいずれかに記載のフェライト粒子の製造方法。
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