JPH0723975B2 - 静電複写用フエライトキヤリアの製造方法 - Google Patents

静電複写用フエライトキヤリアの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、2成分系電子複写機用現象剤に用いられるキ
ャリアの製造方法に関し、更に詳しくは、マグネシウム
−亜鉛系フェライト材料を主成分とし、それを還元性雰
囲気中で熱処理することによって球状粒子の表面に低抵
抗層を形成し、現象電界強度に対する体積抵抗率を自由
に制御できるようにした静電複写用フェライトキャリア
の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 電子写真の現像法の一つとして乾式2成分現像法があ
り、現在最も広く利用されているのは、そのうちの磁気
ブラシ現象法と呼ばれるものである。この種の2成分系
現像剤で用いられるキャリアに必要な諸特性としては、
摩擦帯電性、磁気特性、流動性、耐久性等があり、これ
ら諸特性については様々な面から検討が試みられてい
る。
2成分系キャリア材料として現在広く利用されているの
がフェライトキャリアである。フェライトは周知のとお
り金属酸化物であるため、鉄粉キャリア等に比べて見掛
け密度が小さく現象剤として軽量化が可能であるし、更
に鉄粉に比べ磁気特性上、残留磁束密度が低く、また抗
磁力も小さく、磁化反転および磁化履歴に対して常に初
期特性を保持しうる特徴を有する。またフェライトは酸
化物であるため化学的に安定であり、高速現像や多数枚
複写による現像剤表面汚染等の画像劣化に強く、キャリ
アに適している。その上、組成を変えることによってフ
ェライトの半導体的性質により電気抵抗値をかなりの程
度の範囲で可変でき、帯電量制御により画像特性を向上
させることができる。この様な優れた特性を有するが故
に、フェライトキャリアは現在の電子複写機における現
像剤として不可欠の物質となっている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、従来のこの種のフェライトキャリアには
次のような欠点があり、未だ改善の余地が残されてい
た。それはキャリア粒子表面が粗く不規則であり、粒子
相互の機械的あるいは衝撃的接触により結晶体の剥離あ
るいは破壊現像が生じ、それにより生成したフェライト
微粒子が、静電現像によって感光体表面へ付着し、複写
紙面を汚染したりあるいは感光体自体を損耗するという
ことである。
また近年、静電複写機の開発の一つの方向として、低電
界を使用したべた黒特性の良い、かつ長期間にわたる繰
り返し複写でも画像の特性劣化がなく、保守作業を要し
ないようなメンテナンス・フリーの機種開発がある。こ
れには表面性が良好で初期から特性が劣化しにくいキャ
リアが必要となる。
従来、キャリアの寿命改善のため鉄粉に樹脂コーティン
グしたものもあるが、必ずしもその特性は十分ではな
く、製造も面倒である。そこで画像忠実性並びに階調性
が良好であるというフェライトキャリアの良さを生かす
ことが望まれるが、従来組成のフェライトを通常の大気
中焼成したのでは電気抵抗率が108〜1012Ω−cm程度で
あり、108Ω−cm以下の複写方式には対応しきれなかっ
た。そのため、低抵抗性として帯電量を小さくし、キャ
リア表面へのトナーの付着量を低くしうるフェライトキ
ャリア材料の開発が要求されていたである。
本発明の目的は、フェライトキャリアの長所を生かし、
かつ欠点を解消して、キャリア表面の平滑性を格段と向
上させるとともに、救状粒子の表面に低抵抗層を形成す
ることによって摩擦帯電による帯電量を小さくし、トナ
ーの付着量を抑えて長期間にわたる繰り返し複写でも特
性劣化が生じず、複写機のメンテナンス・フリーを実現
でき、安定かつ良好な静電複写性能を発揮させることが
できるようにした経済的なフェライトキャリアを製造す
る方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] このような問題点を解決することのできる本発明は、組
成的にはFe2O3 50〜65モル%,MgO 10〜30モル%,ZnO 5
〜30モル%,MnO 5モル%以下,CuO 1〜5モル%を含み、
また場合によってはMnOの一部をNiOで置換したマグネシ
ウム−亜鉛系フェライト材を主成分とするものであり、
それを還元性雰囲気中で熱処理し、低抵抗性の表面層を
形成する静電複写用フェライトキャリアの製造方法であ
る。
ここで還元性雰囲気中での熱処理は、焼成過程の後段、
すなわち冷却時もしくは最高温度の後半の部分から冷却
時にかけて雰囲気調整を行うのが良いが、一旦焼成した
後、再び炉内にて熱処理するようにしてもよい。
[作用] 本発明によれば、上記のような特定組成のフェライト材
料を還元性の雰囲気で焼成することによって球状キャリ
ア粒子の表面に電気抵抗の低い層が形成される。そのた
め摩擦帯電によるトナー帯電が少なく、トナーが潜象に
移行しやすくなり、またべた黒特性が良く、表面性も良
好であるので、それらの利点が組み合わされて長期間に
わたる繰り返し複写によっても現像剤劣化が生じにく
く、保守を必要としないようなメンテナンス・フリーの
複写機を実現しうるものである。
[発明の具体的構成] 以下、本発明について更に詳しく説明する。本発明は、
前述の如くマグネシウム−亜鉛系フェライトを用い、そ
れを還元性雰囲気中で熱処理することによって球状キャ
リアの表面に低抵抗性の層を形成するようにしたフェラ
イトキャリアの製造方法である。即ちここで用いるマグ
ネシウム−亜鉛系フェライト材料は、Fe2O3 50〜65モル
%、MgO 10〜30モル%,ZnO 5〜30モル%,MnO 5モル%以
下,CuO 1〜5モル%なる組成のものである。この組成に
おいて、MnOの一部をNiOで置換したものでもよい。そし
て本発明にかかるフェライトキャリアの製造方法は、こ
のような組成のマグネシウム−亜鉛系フェライトを原料
として、それを焼成過程において、もしくは焼成後に還
元性雰囲気中で熱処理することによって、球状粒子に低
抵抗性の表面層を形成するものである。
このようなフェライトキャリアの製造方法は、焼成過程
を除けば従来技術とほぼ同様であり、噴霧乾燥法(スプ
レードライヤー法)あるいは流動造粒法等のような周知
の球状粒子を作成する方法によって製造することができ
る。例えば、バインダー、分散剤、水あるいは有機溶媒
等とともに前記組成のフェライト微粒子をよく混合し、
スラリー状にした溶液を適当な条件で噴霧乾燥して球状
ペレットを作成する。この工程で粉体比重を適当に制御
することができるし、また空孔の分散状態を所望の形に
制御することができる。このようにして作成した球状粒
子をキルンあるいは炉で焼成した後、篩別分級し、所望
の粒度分布を有するキャリアとするのである。
ここで本発明が従来技術と顕著に相違する点は、特にそ
の特定雰囲気中での熱処理であって、それによって球状
キャリアの表面に低抵抗性の層を形成する点である。こ
の雰囲気は、酸素−窒素混合ガスあるいは窒素ガス等に
よる還元性雰囲気である。この熱処理は、最も好ましく
は本焼成の後段、すなわち冷却時、あるいは最高温度を
保持している際の後半からその後の冷却時にかけての時
間であるが、一度焼成した後、前記のような還元性雰囲
気中で再度加熱するようにしてもよい。
本発明においてマグネシウム−亜鉛系フェライトを用い
ている理由は、従来一般に用いられているニッケル−亜
鉛系フェライトよりも安価であり、しかも静電複写用キ
ャリアに適した抵抗値範囲の材料だからである。そして
各成分の組成範囲は、通常この種のマグネシウム−亜鉛
系フェライト材料として用いられているものとほぼ同様
であるから、個々の組成範囲についての説明は簡単にす
るにとどめる。静電複写用キャリアとして要求される電
気抵抗率は、それを用いる複写機側の要求によってかな
り広い範囲にわたっているが、通常104〜1012Ω−cm程
度である。特に現在、複写機の主流となっている中速機
では104〜109Ω−cm程度である。本発明においては、前
記組成範囲において、その組成比率を変えることによっ
て電気抵抗率を適当な値に合わせることができる。
本発明において、酸化鉄(Fe2O3)の組成比率を50〜65
モル%としたのは、50モル%未満では還元性雰囲気での
熱処理効果がきかずキャリア粒子の表面に低抵抗層を形
成できないし、逆に65モル%を超えると抵抗値が低くな
りすぎ複写時に真っ黒くなってしまうからである。酸化
マグネシウム(MgO)は、鉄の量が同じ場合にはそれを
入れることによって飽和磁化を高くすることができ好ま
しいが、他の成分に比しコスト高であるので配合量には
自ら限界がある。良好な組成比率は10〜30モル%程度で
ある。酸化亜鉛(ZnO)の組成割合は5〜30モル%であ
る。酸化亜鉛は、マグネシウム−亜鉛系フェライトを作
るために必須のものであり、その組成範囲は従来から用
いられているのとほぼ同様である。本発明ではこれらに
5モル%以下の酸化マンガン(MnO)と1〜5モル%の
酸化銅(CuO)が入れられる。酸化マンガンは、これを
入れると抵抗率が高くなるので、できるだけ少ない領域
で用いるのがよい。ただし完全に無くするとフェライト
としての性質が極端に変化し、帯電量が減少し、画像階
調性が悪く、かぶりが生じる。少量の酸化マンガンの添
加は抵抗値を安定化させ好ましい。5モル%以下とした
理由はこれらのことを勘案しての結果である。酸化銅
(CuO)はキャリア粒子の表面を平滑化する作用を果た
す。しかし多過ぎると抵抗率が極端に低下し好ましくな
い。1〜5モル%とした理由はこのことに基づいてい
る。
いずれにしてもこのような組成のマグネシウム−亜鉛系
フェライトを用い、それを還元性雰囲気中で熱処理し、
球状粒子に低抵抗性の表面層を形成する点に本発明の一
つの大きな特徴があり、それによって所望の特性を発現
せているのである。特に酸化銅が適量含有されているこ
とにより、焼結時の結晶成長段階において結晶粒子の濡
れ性が改善され、粒成長の促進と相俟てフェライトキャ
リアの表面の平滑性が大幅に改善され、従来技術の欠点
を著しく改善することができる。そして還元性雰囲気で
熱処理することによって、球状粒子に低抵抗性の表面層
を形成し、現象電界強度に対する体積抵抗率を自由に制
御できるようになっているのである。
キャリア表面の平滑性については、特に電子顕微鏡によ
る観察によって明瞭に把握できる。それによれば、酸化
銅を添加した本発明品は、無添加のものに比し、表面の
粗さが大幅に改善されていることが確認されている。
本発明においてキャリアの粒径は5〜200μm程度とす
るのがよい。2成分系の現像剤において画像の分解能を
向上させるためにはキャリア粒子が細かいほうがよい
が、5μmよりも細かすぎると流動性が極端に悪くな
り、トナーと均一に混ざりにくくなってしまうからであ
る。逆に200μmを超えて大きくなると、画像の分解能
が著しく悪くなってしまう。
次に、本発明の実施例について説明する。
[実施例] 第1表に示すように、Fe2O3,MgO,ZnO,MnO,CuOの各成分
を種々変化させた試料A〜試料Gの7種類の粉体を用意
し、それぞれボールミルで混合する。なお、第1表にお
いて、各成分の割合はモル%で表わしてある。
次にこれを乾燥した後、900℃で1時間仮焼きし、再び
ボールミルで粉砕する。この溶液にバインダ、分散剤を
加え、噴霧乾燥法により球状ペレットを造粒し、得られ
たペレットを、それぞれ次の三つの条件で焼成した。
a.空気中焼成 空気中において100〜200℃/hrの速度で昇温し最高温度1
300℃で2時間保持する。その後、150℃/hrの速度で室
温まで冷却する。
b.雰囲気焼成I 空気中において100〜200℃/hrの速度で昇温し、最高温
度1300℃で焼成する。その後、酸素濃度を3〜20容積%
の窒素ガス雰囲気として1〜2時間保持した後、150℃/
hrの速度で降温し、1150〜1100℃間の所定の温度で1容
積%の酸素濃度の窒素ガス雰囲気に切換えてそのまま室
温まで冷却する。
c.雰囲気焼成II 空気中において100〜200℃/hrの速度で昇温し、最高温
度1300℃で焼成する。その後、酸素濃度を3〜20容積%
の窒素ガス雰囲気として1〜2時間保持した後、300℃/
hrの速度で降温し、1150〜1100℃間の温度で0.5容積%
の酸素濃度の窒素ガス雰囲気に切換えてそのまま室温ま
で冷却する。
このようにして焼成した球状粒子を分級して、20〜200
μmのフェライトキャリアを得た。
得られたフェライトキャリアの諸特性を第2表に示す。
ここで雰囲気a,b,cとはそれぞれ前記空気中焼成、雰囲
気焼成I、雰囲気焼成IIを意味しており、抵抗率の単位
はΩ−cm、帯電量の単位はμc/gである。またODとは、
べた黒印字濃度のことである。
各試料についての冷却時酸素濃度と電気抵抗率との関係
を第1図に示す。また、第2図、第3図、第4図はそれ
ぞれ空気中および前記の雰囲気中で焼成した場合の電界
強度に対する体積抵抗率をプロットしたものである。
これらのデータから判るように、まずFe2O3の組成比率
が50モル%未満だと体積抵抗率が109Ω−cm以上で還元
性雰囲気による焼成効果がほとんどきかない(特に第1
図参照)。そのためエッジ効果により細線解像度は向上
するもののべた黒特性は悪く、メンテナンス・フリーと
いう条件には適合しない。また、第2図に示すように、
空気中焼成の場合には、電界強度に対する抵抗値の傾斜
(変化)がほとんど生じない。この抵抗値の傾斜が画像
階調性に大きな影響を及ぼすので、空気中焼成では画像
階調性がかなり悪くなる。
これに対して、特に試料B〜試料Eのものは、解像度及
び階調性とも良好で、体積抵抗率が比較的低いためべた
黒特性もすぐれている。
なお、本発明ではCuOを適量添加しているめ、大きな大
結晶化率(ユニットグレンの大きい粒子の存在確率)が
得られる。大結晶化率が増大するということは、換言す
れば粒子の平滑性が良好となるということであり、この
ことは電子顕微鏡によって確認されている。つまり、Cu
O無添加の場合、キャリア粒子の表面には鋭く細かい凹
凸が無数に存在するが、CuOを適量添加した場合には、
キャリア粒子の表面の平滑性が著しく改善される。
[発明の効果] 本発明は上記のように構成した静電複写用フェライトキ
ャリアの製造方法であり、キャリア粒子の表面に低抵抗
層を形成し、現像電界強度に対する体積抵抗率を自由に
制御することができるため、摩擦帯電による帯電量を小
さくし、トナーの付着量を抑えて長期間にわたる繰り返
し複写を行っても現像剤の特性劣化が生じず、複写機の
メンテナンス・フリーを実現することができる。また、
キャリアを構成する粒子中の結晶粒子が成長することに
よってキャリア表面の平滑性を良好ならしめ、画像特性
の安定化と流動性の向上を図ることができ、それ故キャ
リア粒子相互の機械的あるいは衝撃的接触等が生じても
結晶体の剥離あるいは破損現象がほとんど生じず、複写
紙面の汚染あるいは感光体自体の損耗といった従来技術
の欠点を完全に解消することができる。
また本発明によれば、フェライトキャリア自体が表面平
滑性を有しており、また前記のように摩擦帯電量を小さ
くできるため、粒子表面のコーディングが不要であり、
原料自身が安価であることと相俟て低廉なキャリアを得
ることができるなど数々すぐれた効果を奏しうるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例で用いた各試料についての冷却時酸素濃
度と体積抵抗率との関係を示す図、第2図は空気中焼成
品の電界強度に対する体積抵抗率の関係を示す図、第3
図および第4図はそれぞれ還元性雰囲気I,II焼成品の電
界強度に対する体積抵抗率の関係を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 昆布谷 五郎 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−90345(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Fe2O3 50〜65モル%,MgO 10〜30モル%,Zn
    O 5〜30モル%,MnO 5モル%以下,CuO 1〜5モル%なる
    組成を有するマグネシウム−亜鉛系フェライトキャリア
    を還元性雰囲気中で熱処理し、球状粒子の表面に低抵抗
    層を形成することを特徴とする静電複写用フェライトキ
    ャリアの製造方法。
  2. 【請求項2】還元性雰囲気中での熱処理が、フェライト
    キャリアの焼結過程の後半で行われる特許請求の範囲第
    1項記載の製造方法。
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