JP2016193162A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】前扉を筐体からネジ等を使用することなく、容易に着脱することができる遊技機を提供する。
【解決手段】上扉30に取り付けられた蝶番101の蝶番支持部102の軸部を、筐体に固定された蝶番受け150の前係合部153に係合したうえで、蝶番支持部102を軸部110回りに回転させて、付勢部材116の付勢力によって蝶番支持部102の係合爪111を後係合部154に係合させることによって、上扉30を筐体に取り付け、後係合部154から係合爪111を付勢部材116の付勢力に抗して外すとともに、蝶番支持部102を取付けの場合と逆方向に軸部110回りに回転させつつ、軸部110を前係合部153から外すことによって、上扉30を筐体からネジ等を使用することなく、容易に着脱することができる。
【選択図】図8
【解決手段】上扉30に取り付けられた蝶番101の蝶番支持部102の軸部を、筐体に固定された蝶番受け150の前係合部153に係合したうえで、蝶番支持部102を軸部110回りに回転させて、付勢部材116の付勢力によって蝶番支持部102の係合爪111を後係合部154に係合させることによって、上扉30を筐体に取り付け、後係合部154から係合爪111を付勢部材116の付勢力に抗して外すとともに、蝶番支持部102を取付けの場合と逆方向に軸部110回りに回転させつつ、軸部110を前係合部153から外すことによって、上扉30を筐体からネジ等を使用することなく、容易に着脱することができる。
【選択図】図8
Description
本発明は、筐体と、この筐体の前面開口を開閉する前扉と、この前扉の一方の側縁部を前記筐体に回動可能に連結するヒンジ構造とを備えた遊技機に関する。
遊技機の一つであるスロットマシンとして、遊技を行うための主要部であるリールユニット、このリールユニットの動作を制御する主基板等を有し、筐体に対して交換可能に設けられた交換ユニットや、筐体に対して固定的に設けられた電源ユニットおよびメダルを貯留するとともにメダルを払い出す払い出し装置としてのホッパーユニット等を備えているものが知られている。
筐体は前面が開口しており、この前面開口は前扉によって開閉可能となっている。この前扉は一般的に、ヒンジを介して筐体に取り付けられ、これにより、前面開口を閉鎖する閉鎖位置と、前面開口を開口する開放位置との二つの位置間を回動可能となっている。
筐体は前面が開口しており、この前面開口は前扉によって開閉可能となっている。この前扉は一般的に、ヒンジを介して筐体に取り付けられ、これにより、前面開口を閉鎖する閉鎖位置と、前面開口を開口する開放位置との二つの位置間を回動可能となっている。
このように前扉はヒンジを介して筐体に取り付けられているが、組立性やメンテナンス性を考慮すると、前扉を筐体から着脱可能な構造とするのが好ましい。
前扉を筐体から着脱可能とした遊技機の一例として特許文献1および2に記載のものが知られている。
前扉を筐体から着脱可能とした遊技機の一例として特許文献1および2に記載のものが知られている。
特許文献1に記載の遊技機では、前扉は、その枠状フレームに接合された補強部材にネジ止めされた扉側部を、筐体側の対応する筐側部に嵌め込むことで、筐体に回動可能に連結されている。また、所定の操作を行うことで、扉側部と筐側部とが容易に分離可能になっている。
特許文献2記載の遊技機では、前扉と筐体とが二軸ヒンジにより連結されており、この二軸ヒンジは、前扉側に接合される前扉側部と、筐体側に接合される筐体側部とに分離可能に形成されたものとなっている。
また、筐体側部には、前扉側の前扉側部を係止するラッチ機構と、前扉側の前扉側部の係止を解除するための解除レバーとが設けられている。
解除レバーは、筐体の内側面に沿って倒れている倒伏位置、および先端側が筐体の内側面に向かって押されることで、全体的に起きた状態となる起立位置の二つの位置間を揺動可能に設けられたものとなっている。
そしてラッチ機構は、解除レバーが倒伏位置に配置された状態では、前扉側部の係止を維持し、解除レバーが押されて起立位置に到達した状態では、前扉側部の係止を解除するようになっている。
また、筐体側部には、前扉側の前扉側部を係止するラッチ機構と、前扉側の前扉側部の係止を解除するための解除レバーとが設けられている。
解除レバーは、筐体の内側面に沿って倒れている倒伏位置、および先端側が筐体の内側面に向かって押されることで、全体的に起きた状態となる起立位置の二つの位置間を揺動可能に設けられたものとなっている。
そしてラッチ機構は、解除レバーが倒伏位置に配置された状態では、前扉側部の係止を維持し、解除レバーが押されて起立位置に到達した状態では、前扉側部の係止を解除するようになっている。
ところで、特許文献1には、「前扉の扉側部を、筐体側の対応する筐側部に嵌め込むことで、筐体に回動可能に連結し、また、所定の操作を行うことで、扉側部と筐側部とが容易に分離可能になっている。」旨は記載されているが、具体的なヒンジ構造については記載されていない。
同様に、特許文献2には、「二軸ヒンジが、前扉側に接合される前扉側部と、筐体側に接合される筐体側部とに分離可能に形成されている」旨や、「解除レバーが倒伏位置に配置された状態では、前扉側部の係止を維持し、解除レバーが押されて起立位置に到達した状態では、前扉側部の係止を解除する」旨は記載されているが、具体的な解除レバーの構造やその周辺の構造を含むヒンジ構造については記載されていない。
同様に、特許文献2には、「二軸ヒンジが、前扉側に接合される前扉側部と、筐体側に接合される筐体側部とに分離可能に形成されている」旨や、「解除レバーが倒伏位置に配置された状態では、前扉側部の係止を維持し、解除レバーが押されて起立位置に到達した状態では、前扉側部の係止を解除する」旨は記載されているが、具体的な解除レバーの構造やその周辺の構造を含むヒンジ構造については記載されていない。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、前扉がヒンジ構造を介して筐体に取り付けられている遊技機において、前扉を筐体に対してネジ等を使用することなく、容易に着脱することができる遊技機を提供すること目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の遊技機は、筐体と、この筐体の前面開口を開閉する前扉と、この前扉の一方の側縁部を前記筐体に回動可能に連結するヒンジ構造とを備えた遊技機であって、
前記ヒンジ構造は、前記前扉の一方の側縁部に取り付けられる蝶番と、前記筐体に固定されて、前記蝶番が取り付けられる蝶番受けとを備え、
前記蝶番受けの前部に前係合部が設けられ、前記蝶番受けの後部に後係合部が設けられ、
前記蝶番に、前記前係合部に係脱可能に係合する軸部と、前記後係合部に係脱可能に係合する係合爪と、この係合爪を前記後係合部に係合させる方向に付勢可能な付勢部材とが設けられ、
前記蝶番は、前記軸部を前記前係合部に係合したうえで、前記蝶番を前記軸部回りに回転させて、前記付勢部材の付勢力によって前記係合爪を前記後係合爪に係合させることによって、前記蝶番受けに取り付けられていること特徴とする。
前記ヒンジ構造は、前記前扉の一方の側縁部に取り付けられる蝶番と、前記筐体に固定されて、前記蝶番が取り付けられる蝶番受けとを備え、
前記蝶番受けの前部に前係合部が設けられ、前記蝶番受けの後部に後係合部が設けられ、
前記蝶番に、前記前係合部に係脱可能に係合する軸部と、前記後係合部に係脱可能に係合する係合爪と、この係合爪を前記後係合部に係合させる方向に付勢可能な付勢部材とが設けられ、
前記蝶番は、前記軸部を前記前係合部に係合したうえで、前記蝶番を前記軸部回りに回転させて、前記付勢部材の付勢力によって前記係合爪を前記後係合爪に係合させることによって、前記蝶番受けに取り付けられていること特徴とする。
ここで、蝶番受けの後部とは、前面が開口した筐体の奥側よりの部位を意味し、蝶番受けの前部とは筐体の前側よりの部位を意味する。
本発明においては、前扉を筐体に取り付ける場合、当該前扉の一方の側部に取り付けられた蝶番の軸部を、筐体に固定された蝶番受けの前係合部に係合したうえで、蝶番を軸部回りに回転させて、付勢部材の付勢力によって蝶番の係合爪を蝶番受けの後係合部に係合させることによって、前扉を筐体にネジ等を使用することなく、容易に取り付けることができる。
また、前扉を筐体から取り外す場合、蝶番受けの後係合部から蝶番の係合爪を付勢部材の付勢力に抗して外すとともに、蝶番をその取付けの場合と逆方向に軸部回りに回転させつつ、蝶番の軸部を蝶番受けの前係合部から外すことによって、前扉を筐体からネジ等を使用することなく、容易に取り外すことができる。
このように、前扉を筐体に対してネジ等を使用することなく、容易に着脱することができる。
また、前扉を筐体から取り外す場合、蝶番受けの後係合部から蝶番の係合爪を付勢部材の付勢力に抗して外すとともに、蝶番をその取付けの場合と逆方向に軸部回りに回転させつつ、蝶番の軸部を蝶番受けの前係合部から外すことによって、前扉を筐体からネジ等を使用することなく、容易に取り外すことができる。
このように、前扉を筐体に対してネジ等を使用することなく、容易に着脱することができる。
また、本発明の前記構成において、前記係合爪に、当該係合爪を前記付勢部材の付勢力に抗して前記後係合部から外す方向に動かすための解除レバーが設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、前扉を筐体から取り外す場合に、解除レバーを作業者が把持して動かすことによって、係合爪を付勢部材の付勢力に抗して後係合部から容易に外すことができるので、前扉を筐体からさらに容易に取り外すことができる。
また、本発明の前記構成において、前記蝶番に、前記係合爪が前記後係合部から外れる方向へ動くような前記解除レバーの動作を許否するロックスイッチが設けられているのが好ましい。
このような構成によれば、前扉が筐体に取り付けられている場合に、ロックスイッチによって、解除レバーの動作を阻止することによって、不意に解除レバーに作業者の手や物が触れた場合でも、係合爪が後係合部から外れて、前扉が筐体から外れて落下することがない。
本発明によれば、蝶番の軸部を蝶番受けの前係合部に係合したうえで、蝶番を軸部回りに回転させて、付勢部材に付勢力によって蝶番の係合爪を蝶番受けの後係合部に係合させることによって、前扉を容易に取り付けることができ、また、蝶番受けの後係合部から蝶番の係合爪を付勢部材の付勢力に抗して外すとともに、蝶番の取付けの場合と逆方向に軸部回りに回転させつつ、蝶番の軸部を蝶番受けの前係合部から外すことによって、前扉を筐体から容易に取り外すことができるので、前扉を筐体に対してネジ等を使用することなく、容易に着脱することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態は本発明を遊技機の一つであるスロットマシンに適用した場合を例にとって説明するが、本発明はスロットマシンに限ることなく、その他の遊技機に適用してもよい。
まず、発明が適用されるスロットマシンMの概略構成について説明する。
図1はスロットマシンMを示す斜視図である。このスロットマシンMは、筐体1を備えており、この筐体1は、底板、左右の側板、天板および背板を備え、当該筐体1の正面側に開口する正面開口部を有する箱形に形成されている。なお、底板の上面には、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット4、メダルを貯留するとともにメダルを払い出す払い出し装置としてのホッパーユニット5等が設けられている。
図1はスロットマシンMを示す斜視図である。このスロットマシンMは、筐体1を備えており、この筐体1は、底板、左右の側板、天板および背板を備え、当該筐体1の正面側に開口する正面開口部を有する箱形に形成されている。なお、底板の上面には、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット4、メダルを貯留するとともにメダルを払い出す払い出し装置としてのホッパーユニット5等が設けられている。
また、前記筐体1の左右の側板には、筐体1の高さ方向略中央で水平となるように中板(図示略)が設けられており、この中板によって筐体1内は上下に分割されている。したがって、筐体1の前記正面開口部は、その上部を開口する開口上部とその下部を開口する開口下部との2つに区画されている。
筐体1の正面には、筐体1の正面開口部を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられており、この前扉3は、前記開口上部を開閉可能に閉塞する上扉30と、前記開口下部を開閉可能に閉塞する下扉40とを備えている。
筐体1の正面には、筐体1の正面開口部を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられており、この前扉3は、前記開口上部を開閉可能に閉塞する上扉30と、前記開口下部を開閉可能に閉塞する下扉40とを備えている。
前記筐体1内には前記中板の上面に、交換ユニット2が着脱可能に設けられている。交換ユニット2は、種々の部品を設置あるいは固定するための支持体としての枠体21と、この枠体に固定されたリールユニット(図示略)および基板ユニット24とから構成されている。ここで、リールユニットは、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リールと、回転リールを回転させるための駆動モータ(ステッピングモータ)を有している。また、基板ユニットは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニットは、スロットマシンMの遊技を制御するための遊技制御装置として機能する。
上扉30には表示窓31が設けられ、この表示窓31の奥には、前記3個の回転リールが横一列に設けられている。各回転リールの外周面には複数種類の図柄が配列されており、回転リールが停止すると表示窓31を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。スロットマシンMでは、横3本と斜め2本とからなる計5本の入賞有効ラインが設定されている。
そして、3個の回転リールが停止したときに入賞有効ライン上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
また、上扉30の表示窓31の上部および左右両側部には、報知などを行うためのランプ33a,33b,33cが設けられている。
そして、3個の回転リールが停止したときに入賞有効ライン上に停止した図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
また、上扉30の表示窓31の上部および左右両側部には、報知などを行うためのランプ33a,33b,33cが設けられている。
また、上扉30は筐体1内に設けられた交換ユニット2にヒンジ構造100を介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口上部を開閉するようになっている。また、下扉40は筐体にヒンジ構造100を介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口下部を開閉するようになっている。
なお、このスロットマシンMは、分離型筐体タイプの構造を有するものであり、遊技店における機種の交換時に、上扉30が回動自在に取り付けられた交換ユニットを交換するようになっており、機種の交換時に筐体1、下扉40および筐体1内の電源ユニットやホッパ装置等は、遊技店の島設備に取り付けられたままで、交換されないようになっている。また、スロットマシンMは、分離型筐体タイプに限られるものではなく、機種交換時にスロットマシン全体を交換するものであってもよい。この場合に、前扉3を上扉30と下扉40に分けない一体の構造としてもよい。また、上扉30と下扉40とに分ける場合に、上扉30を、筐体1の側板にヒンジ機構100を介して回動自在に取り付けてもよい。
下扉40は筐体1の開口下部を開閉可能に閉塞するための扉である。下扉40は、外枠に中枠を嵌め込んで構成されている。
下扉40の一方の縦方向の側縁部に下扉側蝶番が設けられている。そして、この下扉側蝶番を、筐体1の一方の側板に設けられた筐体側蝶番と係合させることで、下扉40は、筐体1の一方の側板に回動自在に取り付けられている。また、上扉30の下端部には、下扉40の前面より後方側で下扉40の上端より下側に突出する係合部が設けられ、下扉40が閉じた状態で、上扉30を開放することができない構造になっている。
下扉40の一方の縦方向の側縁部に下扉側蝶番が設けられている。そして、この下扉側蝶番を、筐体1の一方の側板に設けられた筐体側蝶番と係合させることで、下扉40は、筐体1の一方の側板に回動自在に取り付けられている。また、上扉30の下端部には、下扉40の前面より後方側で下扉40の上端より下側に突出する係合部が設けられ、下扉40が閉じた状態で、上扉30を開放することができない構造になっている。
また、下扉40の上部には、スロットマシンMを操作するための操作部50が設けられている。操作部50には、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ52、ゲームを開始させるためのスタートレバー53、回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチ54、メダルを投入するためのメダル投入口42、メダル投入口42の下方のメダル通路内で発生したメダル詰まりを解消するリジェクトボタン55、最大数の3枚のメダルをゲームに投資するときに操作されるMAXベットスイッチボタン56等が設けられる他、遊技の演出等を選択するための比較的大型の操作盤57や、比較的大型の液晶パネル58が設けられている。操作盤57は操作部50の幅方向(左右方向)の略中央部に配置され、メダル投入口42およびリジェクトボタン55を挟んで、右側に液晶パネル58が配置されている。なお、操作盤57には、演出等の選択用の十字キー、決定ボタン、キャンセルボタン等を有している。
また、下扉40の下部には、スロットマシン内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口と、メダル払い出し口から排出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43とが形成されている。また、操作部50とメダル受け皿43との間には透明の前パネル45が取り付けられている。
次に、前記ヒンジ構造100について説明する。
まず、ヒンジ構造100は、上扉30の一方の側縁部と交換ユニット2の側部とを上下2カ所で連結するとともに、下扉40の一方の側縁部と筐体1の側板とを上下2カ所で連結している。
なお、本実施の形態では、上扉30を交換ユニット2にヒンジ構造100によって連結しているが、上扉30を筐体1の側板にヒンジ構造100によって連結してもよい。
まず、ヒンジ構造100は、上扉30の一方の側縁部と交換ユニット2の側部とを上下2カ所で連結するとともに、下扉40の一方の側縁部と筐体1の側板とを上下2カ所で連結している。
なお、本実施の形態では、上扉30を交換ユニット2にヒンジ構造100によって連結しているが、上扉30を筐体1の側板にヒンジ構造100によって連結してもよい。
図3に示すように、ヒンジ構造100は、先端部が上扉30の一方の側縁部に取り付けられる蝶番101と、筐体1内に設けられた交換ユニット2の一方の内側面に固定されて、蝶番101の蝶番支持部102が取り付けられる蝶番受け150とを備えている。
蝶番101は、図4に示すように、蝶番支持部102と、この蝶番支持部102に後端部に基端部が回動可能に連結されたキャッチアーム103と、このキャッチアーム103の先端部に基端部が回動可能に連結されたスライドアーム104と、前記蝶番支持部102の先端部に基端部が回動可能に連結されたガイドアーム106と、このガイドアーム106の先端部に基端部が回動可能に連結された支持アーム107と、この支持アーム107の先端部に回動可能に連結されるとともに、前記スライドアーム104の先端部に回動可能に連結された支持ソケット108とを備えている。また、スライドアーム104の先端部および支持アーム107の先端部は、支持ソケット108に異なる位置で回動可能に連結されている。
蝶番101は、図4に示すように、蝶番支持部102と、この蝶番支持部102に後端部に基端部が回動可能に連結されたキャッチアーム103と、このキャッチアーム103の先端部に基端部が回動可能に連結されたスライドアーム104と、前記蝶番支持部102の先端部に基端部が回動可能に連結されたガイドアーム106と、このガイドアーム106の先端部に基端部が回動可能に連結された支持アーム107と、この支持アーム107の先端部に回動可能に連結されるとともに、前記スライドアーム104の先端部に回動可能に連結された支持ソケット108とを備えている。また、スライドアーム104の先端部および支持アーム107の先端部は、支持ソケット108に異なる位置で回動可能に連結されている。
支持ソケット108はその上下部にフランジ部108a,108aを有しており、このフランジ部108a,108aが上扉30の一方の側縁部の裏面にネジ止めされることで、上扉30を支持している。
このような構造の蝶番101は、キャッチアーム103がその基端部(軸103a)を軸として前側に回動するとともに、ガイドアーム106がその基端部(軸106a)を軸として前側に回動することによって、スライドアーム104および支持アーム107が前方に延び、これによって、上扉30をその側縁部が筐体1の側縁部(側板の前縁部)から所定距離だけ離間するようにして、軸103aおよび軸106aを軸として、大きく開かせるようになっている。
このような構造の蝶番101は、キャッチアーム103がその基端部(軸103a)を軸として前側に回動するとともに、ガイドアーム106がその基端部(軸106a)を軸として前側に回動することによって、スライドアーム104および支持アーム107が前方に延び、これによって、上扉30をその側縁部が筐体1の側縁部(側板の前縁部)から所定距離だけ離間するようにして、軸103aおよび軸106aを軸として、大きく開かせるようになっている。
また、蝶番受け150は、図5に示すように、略コ字形に形成された本体部151と、この本体部151の上下端部にそれぞれ設けられたフランジ部152を備えている。そして、図3に示すように、このフランジ部152,152を交換ユニット2の内側面に当接してねじ止めすることによって、蝶番受け150が交換ユニット2に固定されている。
また、図5に示すように、蝶番受け150の本体部151の上板151aおよび下板151aの前部(図5において左部)には、それぞれ前係合部153が設けられている。前係合部153,153は上板151aおよび下板151aの前端部の所定の部位を溝状に切り欠いて形成されたものであり、この溝の底面は半円弧面状に形成されている。なお上下の前係合部153,153は上下方向に同軸に形成されている。
一方、本体部151の上板151aおよび下板151aの後部(図5において右部)にはそれぞれ後係合部154が設けられている。後係合部154,154は上板151aおよび下板151aの後端部の所定の部位を矩形の溝状に切り欠いて形成されたものであり、この溝の対向する内壁面のうち、図5において手前側の内壁面の底面からの長さは、奥側の内壁面の同長さより短くなっている。なお、上下の後係合部154,154は上下方向に同軸に形成されている。
一方、本体部151の上板151aおよび下板151aの後部(図5において右部)にはそれぞれ後係合部154が設けられている。後係合部154,154は上板151aおよび下板151aの後端部の所定の部位を矩形の溝状に切り欠いて形成されたものであり、この溝の対向する内壁面のうち、図5において手前側の内壁面の底面からの長さは、奥側の内壁面の同長さより短くなっている。なお、上下の後係合部154,154は上下方向に同軸に形成されている。
また、上板151aおよび下板151aの後部には、それぞれ後係合部154に隣接して傾斜面151cが形成されている。この傾斜面151cは上板151aおよび下板151aの後方(図5において右方)に向かうにしたがって、後係合部154側に傾斜しており、蝶番支持部102を蝶番受け150に取り付ける際に、この傾斜面151cに後述する係合爪111が移動しつつ当たって、当該係合爪111を開かせるようになっている。
また、本体部151の上板151aの上面および下板151aの下面には、それぞれ円板状の凸部155と矩形板状の凸部156が設けられている。
また、本体部151の上板151aの上面および下板151aの下面には、それぞれ円板状の凸部155と矩形板状の凸部156が設けられている。
また、図6に示すように、蝶番支持部102は、略コ字形に形成されており、その上板102aと下板102aとの間でかつ前部(図6において左部)に、蝶番受け150の前係合部153に係脱可能に係合する円柱状の軸部110が設けられており、その上下端部が上板102aおよび下板102aに支持されている。この軸部110の直径は前係合部153の幅とほぼ等しいか若干小さくなっており、また、軸部110の曲率半径は前係合部153の半円弧面状の底面の曲率半径とほぼ等しいか若干小さくなっている。
したがって、前係合部153,153に軸部110の上下端部が係合した状態において、当該軸部110はその軸回りに正逆方向に回転可能となる。つまり、蝶番支持部102が軸部110回りに正逆方向に回転可能となる。
また、上板102aおよび下板102aの縁部には、それぞれ凸部155に横方向から係合する矩形状の係合凹部102dが設けられている。
したがって、前係合部153,153に軸部110の上下端部が係合した状態において、当該軸部110はその軸回りに正逆方向に回転可能となる。つまり、蝶番支持部102が軸部110回りに正逆方向に回転可能となる。
また、上板102aおよび下板102aの縁部には、それぞれ凸部155に横方向から係合する矩形状の係合凹部102dが設けられている。
また、図6および図7に示すように、蝶番支持部102の後部に、蝶番受け150の後係合部154に着脱可能に係合する係合爪111が上板102aの下面とおよび下板102aの上面にそれぞれ設けられている。上下の係合爪111,111は連結板112によって連結されており、この連結板112に解除レバー113が設けられている。この解除レバー113は蝶番支持部102の後方に向けて延出している。
また、係合爪111,111には軸部115が挿通されており、この軸部115回りに係合爪111,111が同期して正逆方向に回転するようになっている。この軸部115の上下端部はそれぞれ上板102aと下板102aに支持固定されている。
また、係合爪111,111には軸部115が挿通されており、この軸部115回りに係合爪111,111が同期して正逆方向に回転するようになっている。この軸部115の上下端部はそれぞれ上板102aと下板102aに支持固定されている。
また、図7に示すように、蝶番支持部102には、係合爪111,111を後係合部154,154に係合させる方向に付勢可能な付勢部材116が設けられている。この付勢部材116はねじりコイルバネ116であり、このねじりコイルバネ116が軸部115の外周側に軸部115と同軸に設けられている。
ねじりコイルバネ116の一端部116aは、蝶番支持部102の上板102aと下板102aを連結する壁102cの下端部に当接され、他端部116bは連結板112の上端部で下方に折曲され、当該連結板112に当接されている。そして、ねじりコイルバネ(付勢部材)116は、図7において連結板112を軸部115を軸として反時計回りに付勢可能となっている。したがって、このねじりコイルバネ(付勢部材)116は、係合爪111,111を反時計回り、つまり後係合部154,154に係合させる方向に付勢可能となっている。
したがって、解除レバー113を作業者が把持して、ねじりコイルバネ(付勢部材)116の付勢力に抗して、図7において時計回りに回転させることで、係合爪111,111が同方向に回転し、後係合部154から外れるようになっている。
ねじりコイルバネ116の一端部116aは、蝶番支持部102の上板102aと下板102aを連結する壁102cの下端部に当接され、他端部116bは連結板112の上端部で下方に折曲され、当該連結板112に当接されている。そして、ねじりコイルバネ(付勢部材)116は、図7において連結板112を軸部115を軸として反時計回りに付勢可能となっている。したがって、このねじりコイルバネ(付勢部材)116は、係合爪111,111を反時計回り、つまり後係合部154,154に係合させる方向に付勢可能となっている。
したがって、解除レバー113を作業者が把持して、ねじりコイルバネ(付勢部材)116の付勢力に抗して、図7において時計回りに回転させることで、係合爪111,111が同方向に回転し、後係合部154から外れるようになっている。
また、蝶番支持部102には、係合爪111が後係合部154から外れる方向へ動くような解除レバー113の動作を許否するロックスイッチ120が設けられている。このロックスイッチ120は、図6に示すように、壁102cに沿って上下にスライド可能に設けられている。
そして、ロックスイッチ120が壁102cの上端部に位置している状態では、当該ロックスイッチ120に解除レバー113が近接または当接しており、当該解除レバー113の図7における時計回り方向、つまり係合爪111が後係合部154,154から外れる方向への動きを阻止している。
一方、作業者がロックスイッチ120を下方にスライドさせて、当該ロックスイッチ120が壁102cの下端部に位置している状態では、当該ロックスイッチ120は、解除レバー113の図7における時計回り方向に位置していない。したがって、この状態では、解除レバー113が時計回りに回転可能となるので、係合爪111は後係合部154,154から外れる方向へ回転可能となる。
そして、ロックスイッチ120が壁102cの上端部に位置している状態では、当該ロックスイッチ120に解除レバー113が近接または当接しており、当該解除レバー113の図7における時計回り方向、つまり係合爪111が後係合部154,154から外れる方向への動きを阻止している。
一方、作業者がロックスイッチ120を下方にスライドさせて、当該ロックスイッチ120が壁102cの下端部に位置している状態では、当該ロックスイッチ120は、解除レバー113の図7における時計回り方向に位置していない。したがって、この状態では、解除レバー113が時計回りに回転可能となるので、係合爪111は後係合部154,154から外れる方向へ回転可能となる。
次に、蝶番受け150に蝶番101を取り付ける方法について、図8および図9を参照して説明する。
なお、蝶番受け150は筐体1に固定された交換ユニット2に固定され、蝶番101は上扉30に取り付けられているが、図8および図9では、筐体1、交換ユニット2、蝶番101の蝶番支持部102以外の部分については図示を省略し、蝶番支持部102と蝶番受け150とを図示している。
なお、蝶番受け150は筐体1に固定された交換ユニット2に固定され、蝶番101は上扉30に取り付けられているが、図8および図9では、筐体1、交換ユニット2、蝶番101の蝶番支持部102以外の部分については図示を省略し、蝶番支持部102と蝶番受け150とを図示している。
まず、図8(a)に示すように、作業者が前扉(図示略)を持って、蝶番支持部102の軸部110を、蝶番受け150の前係合部153に前方側から挿入して係合する。この際、蝶番支持部102は蝶番受け150から軸部110を軸として離れる方向に回転した状態としておく。なお、ロックスイッチ120は下方にスライドさせておき、係合爪111の動き(回転)による解除レバー113の動きを許容しておく。
また、係合爪111は、図7および図9(a)に示すように、閉じており、連結板112にねじりコイルバネ116の他端部116bが当接している。
また、係合爪111は、図7および図9(a)に示すように、閉じており、連結板112にねじりコイルバネ116の他端部116bが当接している。
次に、図8(b)に示すように、蝶番支持部102を軸部110を軸として、反時計回りに回転させて、蝶番受け150に係合していく。
すると、図9(a)に示すように、蝶番支持部102の係合爪111が蝶番受け150の傾斜面151cに当たり、当該係合爪111が軸部110を軸としてねじりコイルバネ116の付勢力に抗して開き(時計回りに回転し)、さらに、蝶番支持部102を回転させていくと、係合爪111が傾斜面151cを後係合部154側に向けて移動し、図9(b)に示すように、この傾斜面151cを越えると、図9(c)に示すように、ねじりコイルバネ116の付勢力によって係合爪111が閉じ(反時計回りに回転し)て、後係合部154に係合する。また、図8(c)に示すように、蝶番支持部102の係合凹部102dが蝶番受け150の凸部155に係合するとともに、蝶番支持部102の上板102aと下板102aのそれぞれの縁部が蝶番受け150の凸部156に当接する。
このようにして、蝶番支持部102を蝶番受け150に取り付ける。
最後に、図8(c)に示すように、ロックスイッチ120を上方にスライドさせて、解除レバー113の動作を阻止する。
すると、図9(a)に示すように、蝶番支持部102の係合爪111が蝶番受け150の傾斜面151cに当たり、当該係合爪111が軸部110を軸としてねじりコイルバネ116の付勢力に抗して開き(時計回りに回転し)、さらに、蝶番支持部102を回転させていくと、係合爪111が傾斜面151cを後係合部154側に向けて移動し、図9(b)に示すように、この傾斜面151cを越えると、図9(c)に示すように、ねじりコイルバネ116の付勢力によって係合爪111が閉じ(反時計回りに回転し)て、後係合部154に係合する。また、図8(c)に示すように、蝶番支持部102の係合凹部102dが蝶番受け150の凸部155に係合するとともに、蝶番支持部102の上板102aと下板102aのそれぞれの縁部が蝶番受け150の凸部156に当接する。
このようにして、蝶番支持部102を蝶番受け150に取り付ける。
最後に、図8(c)に示すように、ロックスイッチ120を上方にスライドさせて、解除レバー113の動作を阻止する。
一方、蝶番受け150から蝶番支持部102を取り外す場合は、ロックスイッチ120を下方にスライドさせた後、解除レバー113を把持してねじりコイルバネ116の付勢力に抗して、図9(c)において軸部115を軸として時計回りに回転させることで、係合爪111を後係合部154から外す。
その後、蝶番支持部102を軸部110を軸として、上述した蝶番支持部102の取付けの場合とは逆方向(図9(c)において時計回り)に回転させたうえで、軸部110を蝶番受け150の前係合部153から外すことによって行う。
その後、蝶番支持部102を軸部110を軸として、上述した蝶番支持部102の取付けの場合とは逆方向(図9(c)において時計回り)に回転させたうえで、軸部110を蝶番受け150の前係合部153から外すことによって行う。
このように本実施の形態では、上扉30を筐体1に固定された交換ユニット2に取り付ける場合、当該上扉30の一方の側部に支持ソケット108が取り付けられた蝶番101の蝶番支持部102の軸部110を、交換ユニット2に固定された蝶番受け150の前係合部153に係合したうえで、蝶番支持部102を軸部110回りに回転させて、ねじりコイルバネ(付勢部材)116の付勢力によって蝶番支持部102の係合爪111を蝶番受け150の後係合部154に係合させることによって、上扉30を交換ユニット2にネジ等を使用することなく、容易に取り付けることができる。
また、上扉30を交換ユニット2から取り外す場合、蝶番受け150の後係合部154から蝶番支持部102の係合爪111をねじりコイルバネ(付勢部材)116の付勢力に抗して外すとともに、蝶番支持部102を取付けの場合と逆方向に軸部110回りに回転させつつ、蝶番支持部102の軸部110を蝶番受け150の前係合部153から外すことによって、上扉30を交換ユニット2からネジ等を使用することなく、容易に取り外すことができる。
このように、上扉30を筐体1に固定された交換ユニット2に対してネジ等を使用することなく、容易に着脱することができる。
このように、上扉30を筐体1に固定された交換ユニット2に対してネジ等を使用することなく、容易に着脱することができる。
また、係合爪111に、当該係合爪111をねじりコイルバネ(付勢部材)116の付勢力に抗して後係合部154から外す方向に動かすための解除レバー113が設けられているので、上扉30を交換ユニット2から取り外す場合に、解除レバー113を作業者が把持して動かすことによって、係合爪111をねじりコイルバネ(付勢部材)116の付勢力に抗して後係合部154から外すことができるので、上扉30を交換ユニット2からさらに容易に取り外すことができる。
さらに、蝶番支持部102に、係合爪111が後係合部154から外れる方向へ動くような解除レバー113の動作を許否するロックスイッチ120が設けられているので、上扉30が筐体1に固定された交換ユニット2に取り付けられている場合に、ロックスイッチ120によって、解除レバー113の動作を阻止することによって、不意に解除レバー113に作業者の手や物が触れた場合でも、係合爪111が後係合部154から外れて、上扉30が交換ユニット2から外れて落下することがない。
なお、本実施の形態では、上扉30を交換ユニット2にヒンジ構造100によって連結する場合を例にとって説明したが、下扉40も同様に筐体1の開口下部にヒンジ構造100によって取り付けられている。
また、本実施の形態では、前扉3を上扉30と下扉40に分けた構造としたが、前扉3を一体のものとしてもよい。この場合も、一体形の前扉3をヒンジ構造100によって筐体1に取り付ければよい。
また、本実施の形態では、前扉3を上扉30と下扉40に分けた構造としたが、前扉3を一体のものとしてもよい。この場合も、一体形の前扉3をヒンジ構造100によって筐体1に取り付ければよい。
また、本実施の形態の遊技機では、図10および図11に示すように、交換ユニット2の一方の側部(図10および図11において、向かって右側の側部)に施錠ユニット200が設けられている。なお、図10および図11では、上扉30は矩形状のフレーム30a、このフレーム30aに設けられたプレート30b、このプレート30bに設けられたサブ基板30c等を図示しており、その他の部材は図示を省略してある。
この施錠ユニット200は、図12に示すように、上扉30に係脱可能に係合する前係合部材201と、筐体1に係脱可能に係合する後係合部材202と、第1方向(下方)およびこの第1方向と異なる第2方向(上方)に移動可能な操作部材203と、この操作部材203の第1方向(下方)への移動により前係合部材201と上扉30との係合を解除し、操作部材203の第2方向(上方)への移動により、後係合部材202と筐体1との係合を解除する係合解除機構204とを備えている。
前係合部材201、後係合部材202および係合解除機構204は、取付フレーム205に設けられており、この取付フレーム205が交換ユニット2の側面に、前係合部材201を前側に向けて取り付けられている。
取付フレーム205は、図12および図13に示すように、上下に長尺な部材であり、上下に長尺な長方形板状の基板205aと、この基板205aの左右の長辺部および上側の短辺部にそれぞれ立設された壁205b,205cと、一方の壁205bおよび壁205cの先端部にそれぞれ基板205aと平行に設けられたフランジ部205d,205eとから構成されており、フランジ部205d,205eを交換ユニット2の側面に当接してねじ止めすることによって、取付フレーム205が交換ユニット2の側面に取り付けられている。
取付フレーム205は、図12および図13に示すように、上下に長尺な部材であり、上下に長尺な長方形板状の基板205aと、この基板205aの左右の長辺部および上側の短辺部にそれぞれ立設された壁205b,205cと、一方の壁205bおよび壁205cの先端部にそれぞれ基板205aと平行に設けられたフランジ部205d,205eとから構成されており、フランジ部205d,205eを交換ユニット2の側面に当接してねじ止めすることによって、取付フレーム205が交換ユニット2の側面に取り付けられている。
前係合部材201は、取付フレーム205の上下端部にそれぞれ設けられている。また、前係合部材201は、基板205aに支点201a回りに正逆方向に回転可能に取り付けられており、先端部には係合爪201bが設けられている。係合爪201bは上扉30に係脱可能に係合するものであり、基板205aと壁205bの交差部に形成された縦長のスリット状の開口部206を貫通して壁205bから突出している。係合爪201bが開口部206の上端に当接している場合に、当該係合爪201bは上扉30に係合している。
前係合部材201は、図12において、支点201aを軸として時計回り(正方向)に回転することによって、係合爪201bと上扉30との係合が解除されるようになっている。
また、前係合部材201はばね207によって反時計回り(逆方向)に付勢されている。すなわち、ばね207はねじりばねであり、その一端部が基板205aに設けられた係止部205fに係止され、他端部が前係合部材201に設けられた係止部201cに係止されている。ばね207はその一端部と他端部とが近付くように圧縮された状態で、係止部205f,201cに係止されており、これによって、前係合部材201を反時計回りに付勢している。
また、前係合部材201には、支点201aと係合爪201bとの間において、凸部201dが突出して設けられており、この凸部201dが操作部材203に設けられた開口部203aに挿入されている。そして、前係合部材201がばね207によって反時計回り(逆方向)に付勢されているが、凸部201dが開口部203aの上端部に当接することで、前係合部材201のそれ以上の反時計回り(逆方向)の回動が阻止されている。
また、前係合部材201はばね207によって反時計回り(逆方向)に付勢されている。すなわち、ばね207はねじりばねであり、その一端部が基板205aに設けられた係止部205fに係止され、他端部が前係合部材201に設けられた係止部201cに係止されている。ばね207はその一端部と他端部とが近付くように圧縮された状態で、係止部205f,201cに係止されており、これによって、前係合部材201を反時計回りに付勢している。
また、前係合部材201には、支点201aと係合爪201bとの間において、凸部201dが突出して設けられており、この凸部201dが操作部材203に設けられた開口部203aに挿入されている。そして、前係合部材201がばね207によって反時計回り(逆方向)に付勢されているが、凸部201dが開口部203aの上端部に当接することで、前係合部材201のそれ以上の反時計回り(逆方向)の回動が阻止されている。
後係合部材202は、取付フレーム205の上端部に上側の前係合部材201より下方位置において設けられている。また、後係合部材202は、基板205aに支点202a回りに正逆方向に回転可能に取り付けられており、先端部には係合爪202bが設けられている。係合爪202bは筐体1の内側面に設けられた係合部210(図16参照)に係脱可能に係合するものであり、基板205aと壁205bの交差部に形成された縦長のスリット状の開口部211を貫通して壁205bから突出している。係合爪202bが開口部211の下端に当接している場合に、当該係合爪202bは係合部210に係合している。
係合部210は、図16に示すように、断面L形の金具で構成されており、この係合部210は筐体1の内側面(図16において向かって右側の内側面)の上部に取り付けられている。そして、係合部210の先端部210aに前記後係合部材202の係合爪202bが係合するようになっている。なお、先端部210aは筐体1の内側面に対してほぼ直角に立ち上がっており、先端縁が上下方向に沿っている。
係合部210は、図16に示すように、断面L形の金具で構成されており、この係合部210は筐体1の内側面(図16において向かって右側の内側面)の上部に取り付けられている。そして、係合部210の先端部210aに前記後係合部材202の係合爪202bが係合するようになっている。なお、先端部210aは筐体1の内側面に対してほぼ直角に立ち上がっており、先端縁が上下方向に沿っている。
後係合部材202は、図12に示すように、支点202aを軸として、時計回り(正方向)に回転することによって、係合爪202bと係合部210との係合が解除されるようになっている。
また、後係合部材202はばね212によって反時計回り(逆方向)に付勢されている。すなわち、ばね212はねじりばねであり、その一端部が基板205aに設けられた係止部205gに係止され、他端部が後係合部材202に設けられた係止部202cに係止されている。ばね212はその一端部と他端部とが近付くように圧縮された状態で、係止部205g,202cに係止されており、これによって、後係合部材202を反時計回りに付勢している。
また、後係合部材202には、支点202aと係合爪202bとの間において、凸部202dが突出して設けられており、この凸部202dが操作部材203に設けられた開口部203aに挿入されている。そして、後係合部材202がばね212によって反時計回り(逆方向)に付勢されているが、凸部202dが操作部材203の後述する後操作部材214の上端に当接することで、後係合部材202のそれ以上の反時計回り(逆方向)の回動が阻止されている。
また、後係合部材202はばね212によって反時計回り(逆方向)に付勢されている。すなわち、ばね212はねじりばねであり、その一端部が基板205aに設けられた係止部205gに係止され、他端部が後係合部材202に設けられた係止部202cに係止されている。ばね212はその一端部と他端部とが近付くように圧縮された状態で、係止部205g,202cに係止されており、これによって、後係合部材202を反時計回りに付勢している。
また、後係合部材202には、支点202aと係合爪202bとの間において、凸部202dが突出して設けられており、この凸部202dが操作部材203に設けられた開口部203aに挿入されている。そして、後係合部材202がばね212によって反時計回り(逆方向)に付勢されているが、凸部202dが操作部材203の後述する後操作部材214の上端に当接することで、後係合部材202のそれ以上の反時計回り(逆方向)の回動が阻止されている。
操作部材203は、取付フレーム205の長手方向に沿って延在する長尺部材であり、上下に移動可能となるように取付フレーム205に取り付けられている。
また、操作部材203は、前係合部材201をばね207の付勢力に抗して回転させる前操作部材213と、この前操作部材213の長手方向中央部より上方側において当該前操作部材213に重ねて配置されて、後係合部材202をばね212の付勢力に抗して回転させる後操作部材214とを備えている。
また、操作部材203は、前係合部材201をばね207の付勢力に抗して回転させる前操作部材213と、この前操作部材213の長手方向中央部より上方側において当該前操作部材213に重ねて配置されて、後係合部材202をばね212の付勢力に抗して回転させる後操作部材214とを備えている。
前操作部材213は取付フレーム205の上端部から下端部に向けて延在する長尺な板状のプレートで構成されており、当該前操作部材213の下端部には、作業者が操作部材203を操作する際に把持する把持部213aが設けられている。
前操作部材213は上下に移動可能となるように取付フレーム205に取り付けられている。すなわち、取付フレーム205の上下端部にそれぞれピン215が立設されており、このピン215を前操作部材213の上下端部にそれぞれ設けられた長孔213bに上下に摺動可能に挿通することによって、前操作部材213が上下に移動可能となっている。
前操作部材213は上下に移動可能となるように取付フレーム205に取り付けられている。すなわち、取付フレーム205の上下端部にそれぞれピン215が立設されており、このピン215を前操作部材213の上下端部にそれぞれ設けられた長孔213bに上下に摺動可能に挿通することによって、前操作部材213が上下に移動可能となっている。
前記開口部203aは前操作部材213に設けられ、この開口部203aに前係合部材201の凸部201dが挿入され、図12に示す状態において、凸部201dは開口部203aの上端部に当接している。
したがって、作業者が把持部213aを把持して、前操作部材213を下方(第1方向)に移動させることによって、開口部203aの上端によって凸部201d下方に押されることで、前係合部材201がばね207の付勢力に抗して時計回りに回転して、前係合部材201と上扉30との係合を解除できるようになっている。
したがって、作業者が把持部213aを把持して、前操作部材213を下方(第1方向)に移動させることによって、開口部203aの上端によって凸部201d下方に押されることで、前係合部材201がばね207の付勢力に抗して時計回りに回転して、前係合部材201と上扉30との係合を解除できるようになっている。
後操作部材214は、前操作部材213より短い板状のプレートで構成されており、その上下端部には上下に長尺な長孔214aがそれぞれ設けられている。また、後操作部材214には、長孔214a,214aの間において上下に長尺なガイド孔214b,214bがそれぞれ設けられている。
一方、前操作部材213には、ピン216,216が上下に離間して立設されているとともに、ピン216,216間においてスライダ217,217が上下に離間して設けられている。
そして、ピン216およびスライダ217を長孔214aおよびガイド孔214bにそれぞれ上下に摺動可能に挿通することによって、後操作部材214が上下に移動可能となっている。
一方、前操作部材213には、ピン216,216が上下に離間して立設されているとともに、ピン216,216間においてスライダ217,217が上下に離間して設けられている。
そして、ピン216およびスライダ217を長孔214aおよびガイド孔214bにそれぞれ上下に摺動可能に挿通することによって、後操作部材214が上下に移動可能となっている。
図12に示す状態において、ピン216は長孔214aの上端部に当接している。したがって、この状態において、前操作部材213を上方(第2方向)に移動させると、後操作部材214がピン216によって上方に押されて、当該後操作部材214が上方に移動するようになっている。
後係合部材202の凸部202dは、後操作部材214の上端に当接しているので、作業者が把持部213aを把持して、前操作部材213を上方(第2方向)に移動させることによって、後係合部材202がばね212の付勢力に抗して時計回りに回転して、後係合部材202と筐体1の係合部210との係合を解除できるようになっている。
後係合部材202の凸部202dは、後操作部材214の上端に当接しているので、作業者が把持部213aを把持して、前操作部材213を上方(第2方向)に移動させることによって、後係合部材202がばね212の付勢力に抗して時計回りに回転して、後係合部材202と筐体1の係合部210との係合を解除できるようになっている。
また、図11および図17に示すように、上扉30には、前係合部材201が上扉30に係合している状態において、操作部材の第2方向(上方)への移動を阻止するストッパ220が設けられている。
すなわち、上扉30のフレーム30aの縦部材の下端部には、上扉30の裏面側から突出する矩形板状のストッパ220が設けられている。
一方、操作部材203の前操作部材213の下端部には、当該前操作部材213の表面から突出する矩形板状の突出部221が設けられている。
また、図2および図18に示すように、上扉30のフレーム30aの縦部材には、係合部30d,30dが上下に離間して設けられている。この係合部30dは矩形板状のプレートによって形成されており、その下縁側から前係合部材201の係合爪201が係合部30dの裏面に係合することによって、係合部30dに前係合部材201,201の係合爪201bが係合するようになっている。
また、図11に示すように、上扉30のフレーム30aの縦部材にはストッパ220より上方位置において、係合凸部222が上扉30の裏面側から突出して設けられ、一方、施錠ユニット200の上下方向の中央部より下側に、係合凹部223が設けられている。
すなわち、上扉30のフレーム30aの縦部材の下端部には、上扉30の裏面側から突出する矩形板状のストッパ220が設けられている。
一方、操作部材203の前操作部材213の下端部には、当該前操作部材213の表面から突出する矩形板状の突出部221が設けられている。
また、図2および図18に示すように、上扉30のフレーム30aの縦部材には、係合部30d,30dが上下に離間して設けられている。この係合部30dは矩形板状のプレートによって形成されており、その下縁側から前係合部材201の係合爪201が係合部30dの裏面に係合することによって、係合部30dに前係合部材201,201の係合爪201bが係合するようになっている。
また、図11に示すように、上扉30のフレーム30aの縦部材にはストッパ220より上方位置において、係合凸部222が上扉30の裏面側から突出して設けられ、一方、施錠ユニット200の上下方向の中央部より下側に、係合凹部223が設けられている。
そして、上扉30が閉じている状態において、つまり前係合部材201の係合爪201bが上扉30の係合部30dに係合している状態において、係合凸部222が係合凹部223に係合するとともに、ストッパ220が突出部221に上方から当接している。この当接している状態において、ストッパ220は平面視において突出部221と略直交している。このように、上扉30が閉じている状態では、ストッパ220によって前操作部材213の第2方向(上方)への移動が阻止されている。
また、施錠ユニット200は、後係合部材202と筐体1の係合部210との係合を解除した状態を保持する保持機構230を備えている。
すなわち、図12に示すように、取付フレーム205の基板205aの上下方向略中央部には、前レバー231が支点231a(図13参照)回りに正逆方向に回転可能に設けられている。前レバー231の先端部231bは、基板205aと壁205bの交差部に形成された縦長のスリット状の開口部232を貫通して壁205bから突出している。
また、前レバー231に設けられた係止部231cと、後操作部材214に設けられた係止部214cとにスプリング233が掛けられている。
また、後操作部材214の下端部には係合凹部234,235が上下二段に設けられており、当該係合凹部234,235に、前レバー231に設けられた凸部231dが係合可能となっている。また、係合凹部235は係合凹部234より深さが深くなっている。
すなわち、図12に示すように、取付フレーム205の基板205aの上下方向略中央部には、前レバー231が支点231a(図13参照)回りに正逆方向に回転可能に設けられている。前レバー231の先端部231bは、基板205aと壁205bの交差部に形成された縦長のスリット状の開口部232を貫通して壁205bから突出している。
また、前レバー231に設けられた係止部231cと、後操作部材214に設けられた係止部214cとにスプリング233が掛けられている。
また、後操作部材214の下端部には係合凹部234,235が上下二段に設けられており、当該係合凹部234,235に、前レバー231に設けられた凸部231dが係合可能となっている。また、係合凹部235は係合凹部234より深さが深くなっている。
図12に示す状態、すなわち、後係合部材202と筐体1の係合部210とが係合している状態において、前レバー231の凸部231dは上段の係合凹部234に係合している。また、図15に示す状態、すなわち、後係合部材202と筐体1の係合部210との係合を解除した状態において、後操作部材214が上方(第2方向)に移動しているので、この後操作部材214によって、スプリング233が上方に引張られることで、前レバー231が反時計回りに回転する。これによって、前レバー231の凸部231dが反時計回りに回転するので、上段の係合凹部234から外れて下段の係合凹部235に係合する。
この状態において、前レバー231はスプリング233によって反時計回りに付勢されているので、凸部231dの係合凹部235への係合状態が保持される。したがって、後操作部材214は上昇した位置で保持されるので、後係合部材202の凸部202d下方への移動が阻止され、これによって、後係合部材202と筐体1の係合部210との係合を解除した状態が保持される。
この状態において、前レバー231はスプリング233によって反時計回りに付勢されているので、凸部231dの係合凹部235への係合状態が保持される。したがって、後操作部材214は上昇した位置で保持されるので、後係合部材202の凸部202d下方への移動が阻止され、これによって、後係合部材202と筐体1の係合部210との係合を解除した状態が保持される。
また、図12に示すように、施錠ユニット200は、上扉30を閉じることで、保持機構230による保持状態を解除して、後係合部材202を筐体1の係合部210に係合させる保持解除係合機構240を備えている。
すなわち、前レバー231の先端部231bの先端231eは円弧面状に形成されており、この円弧面状の先端231eに上扉30のフレーム30aの縦部材が当たると、この縦部材によって前レバー231の先端231eが下方に向かう力を受ける。このため、前レバー231はスプリング233の付勢力に抗して、時計回りに回転し、これによって、凸部231dが係合凹部235から外れて、係合凹部234に係合する。すると、後操作部材214は下方に移動可能となるので、後係合部材202がばね212の付勢力によって、反時計回りに回転するとともに、後操作部材214が下方に移動して、後係合部材202の係合爪202bが筐体1の係合部210に係合することになる。
すなわち、前レバー231の先端部231bの先端231eは円弧面状に形成されており、この円弧面状の先端231eに上扉30のフレーム30aの縦部材が当たると、この縦部材によって前レバー231の先端231eが下方に向かう力を受ける。このため、前レバー231はスプリング233の付勢力に抗して、時計回りに回転し、これによって、凸部231dが係合凹部235から外れて、係合凹部234に係合する。すると、後操作部材214は下方に移動可能となるので、後係合部材202がばね212の付勢力によって、反時計回りに回転するとともに、後操作部材214が下方に移動して、後係合部材202の係合爪202bが筐体1の係合部210に係合することになる。
本実施の形態の遊技機では、図10および図12に示す状態、すなわち前扉3の上扉30が筐体1の正面開口部の上部を閉じている状態で、作業者が操作部材203の把持部213aを把持して、下方(第1方向)に引張って、前操作部材213を下方(第1方向)に移動させると、係合解除機構204によって、前係合部材201と上扉30との係合が解除される。
すなわち、図12に示した状態において、前操作部材213を下方(第1方向)に移動させると、図14に示すように、前係合部材201の凸部201dが前操作部材213の開口部203aの上端によって下方に引張られる。これによって、前係合部材201が時計回りに回転して、その先端部の201bが上扉30の係合部30dから外れて、前係合部材201と上扉30との係合が解除される。
この状態では、図17に示すように、ストッパ220が前操作部材213の突出部221に上から当接していることによって前操作部材213の上方(第2方向)への移動が阻止されている。
すなわち、図12に示した状態において、前操作部材213を下方(第1方向)に移動させると、図14に示すように、前係合部材201の凸部201dが前操作部材213の開口部203aの上端によって下方に引張られる。これによって、前係合部材201が時計回りに回転して、その先端部の201bが上扉30の係合部30dから外れて、前係合部材201と上扉30との係合が解除される。
この状態では、図17に示すように、ストッパ220が前操作部材213の突出部221に上から当接していることによって前操作部材213の上方(第2方向)への移動が阻止されている。
次に、作業者が上扉30を開くと、ストッパ220が突出部221から外れて、前操作部材213は上方(第2方向)への移動が可能となるので、作業者が把持部213aを把持して前操作部材213を上方に移動させる。
すると、図15に示すように、前操作部材213のピン216が後操作部材214の長孔214aの上端に当接しているので、このピン216によって、後操作部材214が上方に押される。後操作部材214が上方に押されて移動すると、当該後操作部材214の上端によって後係合部材202の凸部202dが上方に押される。これによって、後係合部材202はばね212の付勢力に抗して、時計回りに回転するので、後係合部材202の係合爪202bが筐体1の係合部210から外れて、交換ユニット2が筐体1から取り出し可能となる。
すると、図15に示すように、前操作部材213のピン216が後操作部材214の長孔214aの上端に当接しているので、このピン216によって、後操作部材214が上方に押される。後操作部材214が上方に押されて移動すると、当該後操作部材214の上端によって後係合部材202の凸部202dが上方に押される。これによって、後係合部材202はばね212の付勢力に抗して、時計回りに回転するので、後係合部材202の係合爪202bが筐体1の係合部210から外れて、交換ユニット2が筐体1から取り出し可能となる。
一方、保持機構230によって、後係合部材202と筐体1の係合部210との係合を解除した状態が保持される。
すなわち、図15に示すように、後係合部材202と筐体1の係合部210との係合を解除する際に、後操作部材214が上方(第2方向)に移動するので、この後操作部材214によって、スプリング233が上方に引張られることで、前レバー231が反時計回りに回転する。これによって、前レバー231の凸部231dが反時計回りに回転するので、この凸部231dが上段の係合凹部234から外れて下段の係合凹部235に係合する。
この状態において、前レバー231はスプリング233によって反時計回りに付勢されているので、凸部231dの係合凹部235への係合状態が保持される。したがって、後操作部材214は上昇した位置で保持されるので、後係合部材202と筐体1の係合部210との係合を解除した状態が保持される。
その後、作業者が交換ユニット2を筐体1から引き出すことによって取り外す。
すなわち、図15に示すように、後係合部材202と筐体1の係合部210との係合を解除する際に、後操作部材214が上方(第2方向)に移動するので、この後操作部材214によって、スプリング233が上方に引張られることで、前レバー231が反時計回りに回転する。これによって、前レバー231の凸部231dが反時計回りに回転するので、この凸部231dが上段の係合凹部234から外れて下段の係合凹部235に係合する。
この状態において、前レバー231はスプリング233によって反時計回りに付勢されているので、凸部231dの係合凹部235への係合状態が保持される。したがって、後操作部材214は上昇した位置で保持されるので、後係合部材202と筐体1の係合部210との係合を解除した状態が保持される。
その後、作業者が交換ユニット2を筐体1から引き出すことによって取り外す。
筐体1から取り外され、調整等がなされた交換ユニット2、または新たな交換ユニット2を筐体1に再び取り付ける場合、当該交換ユニット2を筐体1の中板の上面に載置したうえで、奥側に押し込む。
そして、後係合部材202が開いている状態、つまり、図15に示すように、前レバー231が上方に回転しており、当該前レバー231の凸部231dが後操作部材214の係合凹部235に係合している状態の交換ユニット2の場合、当該交換ユニット2を前記中板の奥側の所定に位置に載置する。
この状態において、後係合部材202の係合爪202bは筐体1の係合部210より上方位置にあり、当該係合部210と係合していない。
そして、後係合部材202が開いている状態、つまり、図15に示すように、前レバー231が上方に回転しており、当該前レバー231の凸部231dが後操作部材214の係合凹部235に係合している状態の交換ユニット2の場合、当該交換ユニット2を前記中板の奥側の所定に位置に載置する。
この状態において、後係合部材202の係合爪202bは筐体1の係合部210より上方位置にあり、当該係合部210と係合していない。
次に、上扉30を閉める。すると、上扉30のフレーム30aの縦部材が前レバー231の先端231eに当たる。これによって、前レバー231の先端231eが下方に向かう力を受けるので、前レバー231はスプリング233の付勢力に抗して、時計回りに回転し、これによって、凸部231dが係合凹部235から外れて、係合凹部234に係合するとともに、後操作部材214は下方に移動可能となるので、後係合部材202がばね212の付勢力によって、反時計回りに回転して、後係合部材202の係合爪202bが筐体1の係合部210に係合する。
また、上扉30を閉め始めると、前係合部材201の係合爪201bの傾斜面に、上扉30の係合部30dの先端(下端)が当たる。係合爪201bの傾斜面は奥側に向かうほど上方に傾斜しているので、この傾斜面に係合部30dの先端(下端)が当たると、係合部30dによって係合爪201bがばね207の付勢力に抗して開き(時計回りに回転し)、さらに上扉30を閉めることによって、係合爪201bが係合部30dの先端(下端)を越えると、係合爪201bがばね207の付勢力によって、閉じ(反時計回りに回転し)、係合部30dに係合する。これによって、上扉30が閉じた状態でロックされる。
また、上扉30を閉め始めると、前係合部材201の係合爪201bの傾斜面に、上扉30の係合部30dの先端(下端)が当たる。係合爪201bの傾斜面は奥側に向かうほど上方に傾斜しているので、この傾斜面に係合部30dの先端(下端)が当たると、係合部30dによって係合爪201bがばね207の付勢力に抗して開き(時計回りに回転し)、さらに上扉30を閉めることによって、係合爪201bが係合部30dの先端(下端)を越えると、係合爪201bがばね207の付勢力によって、閉じ(反時計回りに回転し)、係合部30dに係合する。これによって、上扉30が閉じた状態でロックされる。
一方、後係合部材202が閉じている状態、つまり、図12に示すように、前レバー231が下方に回転しており、当該前レバー231の凸部231dが後操作部材214の係合凹部234に係合している状態の交換ユニット2の場合、当該交換ユニット2を筐体1の奥側に押し込むと、後係合部材202の係合爪202bの傾斜面に、筐体1の係合部210の先端部210aが当たる。係合爪202bの傾斜面は奥側に向かうほど上方に傾斜しているので、この傾斜面に係合部210の先端部210aが当たると、係合部210によって係合爪202bがばね212の付勢力に抗して開き(時計回りに回転し)、さらに筐体1を押し込むことによって、係合爪202bが係合部210の先端部210aを越えると、係合爪202bがばね212の付勢力によって、閉じ(反時計回りに回転し)、係合部210に係合する。
その後、上扉30を閉じると、上述したように、係合爪201bが係合部30dに係合し、上扉30が閉じた状態でロックされる。
その後、上扉30を閉じると、上述したように、係合爪201bが係合部30dに係合し、上扉30が閉じた状態でロックされる。
このように、交換ユニット2を筐体1の中板に載置したうえで、奥側に押し込み、上扉30を閉めることによって、交換ユニット2を筐体1に固定できるとともに、上扉30を閉じた状態で固定(ロック)できる。
以上のように本実施の形態によれば、作業者が操作部材203の前操作部材213を第1方向(下方)に移動させると、係合解除機構204によって、前係合部材201の係合爪201bと上扉30の係合部30dとの係合が解除されるので、上扉30を開くことができ、次いで、作業者が前操作部材213を第2方向(上方)に移動させることで、後操作部材214を第2方向(上方)に移動させると、係合解除機構204によって、後係合部材202と筐体1の係合部210との係合が解除されるので、交換ユニット2を筐体1から取り外すことが可能となる。
このように、操作部材203の第1方向(下方)への移動によって、上扉30を開くことができ、操作部材203の第2方向(上方)のへの移動によって、交換ユニット2を筐体1から取り外すことが可能となるので、交換ユニット2の取り外し作業を容易に行うことができる。
このように、操作部材203の第1方向(下方)への移動によって、上扉30を開くことができ、操作部材203の第2方向(上方)のへの移動によって、交換ユニット2を筐体1から取り外すことが可能となるので、交換ユニット2の取り外し作業を容易に行うことができる。
また、上扉30に、前係合部材201が上扉30の係合部30dに係合している状態において、操作部材203の第2方向(上方)への移動を阻止するストッパ220が設けられているので、上扉30を開くために、前係合部材201と係合部30dとの係合を解除する際に、間違えて操作部材203を第2方向(上方)へ移動させて、後係合部材202と筐体1との係合を解除することがない。
したがって、上扉30を開いた後、操作部材203を第2方向(上方)へ移動させて、後係合部材202と筐体1との係合を解除することができる。
したがって、上扉30を開いた後、操作部材203を第2方向(上方)へ移動させて、後係合部材202と筐体1との係合を解除することができる。
さらに、施錠ユニット200は、後係合部材202の係合爪202bと筐体1の係合部210との係合を解除した状態を保持する保持機構230を備えているので、操作部材203の第2方向(上方)のへの移動によって、後係合部材202の係合爪202bと筐体1の係合部210との係合が解除されて、交換ユニット2を筐体1から取り外すことが可能となっている際に、保持機構230によって、後係合部材202と筐体1との係合を解除した状態が保持されるので、交換ユニット2を筐体1から確実に取り外すことができる。
加えて、施錠ユニット200は、上扉30を閉じることで、保持機構230による保持状態を解除して、後係合部材202の係合爪202bを筐体1の係合部210に係合させる保持解除係合機構240を備えているので、交換ユニット2を筐体1に装填したうえで、上扉30を閉じると保持解除係合機構240によって、後係合部材202の係合爪202bと筐体1の係合部210との係合を解除した保持状態が解除されて、後係合部材202の係合爪202bを筐体1の係合部210に係合させるので、交換ユニット2が筐体1に固定されていない状態で放置されることがなく、交換ユニット2を確実に筐体1に固定できる。
なお、本実施の形態では、操作部材203の移動方向として、下方を第1方向、上方を第2方向とした場合を例にとって説明したが、本発明では、その逆、つまり上方を第1方向、下方を第2方向としてもよい。この場合、操作部材203を上方に移動させることによって、前係合部材と前扉との係合を解除し、操作部203を下方に移動させることにより、後係合部材と筐体との係合を解除するように、係合解除機構204を構成すればよい。また、操作部材203の移動方向は上下に限らず、横方向やその他の方向としてもよい。
また、本実施の形態では、前扉3を上扉30と下扉40に分けた構造としたが、前扉3を一体のものとしてもよい。この場合、施錠ユニット200の前係合部材202を前扉3に係脱可能にすればよい。
また、本実施の形態では、前扉3を上扉30と下扉40に分けた構造としたが、前扉3を一体のものとしてもよい。この場合、施錠ユニット200の前係合部材202を前扉3に係脱可能にすればよい。
M スロットマシン(遊技機)
1 筐体
2 交換ユニット
30 上扉(前扉)
100 ヒンジ構造
101 蝶番
111 係合爪
113 解除レバー
116 ねじりコイルバネ(付勢部材)
150 蝶番受け
153 前係合部
154 後係合部
1 筐体
2 交換ユニット
30 上扉(前扉)
100 ヒンジ構造
101 蝶番
111 係合爪
113 解除レバー
116 ねじりコイルバネ(付勢部材)
150 蝶番受け
153 前係合部
154 後係合部
Claims (3)
- 筐体と、この筐体の前面開口を開閉する前扉と、この前扉の一方の側縁部を前記筐体に回動可能に連結するヒンジ構造とを備えた遊技機であって、
前記ヒンジ構造は、前記前扉の一方の側縁部に取り付けられる蝶番と、前記筐体に固定されて、前記蝶番が取り付けられる蝶番受けとを備え、
前記蝶番受けの前部に前係合部が設けられ、前記蝶番受けの後部に後係合部が設けられ、
前記蝶番に、前記前係合部に係脱可能に係合する軸部と、前記後係合部に係脱可能に係合する係合爪と、この係合爪を前記後係合部に係合させる方向に付勢可能な付勢部材とが設けられ、
前記蝶番は、前記軸部を前記前係合部に係合したうえで、前記蝶番を前記軸部回りに回転させて、前記付勢部材の付勢力によって前記係合爪を前記後係合爪に係合させることによって、前記蝶番受けに取り付けられていること特徴とする遊技機。 - 前記係合爪に、当該係合爪を前記付勢部材の付勢力に抗して前記後係合部から外す方向に動かすための解除レバーが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記蝶番に、前記係合爪が前記後係合部から外れる方向へ動くような前記解除レバーの動作を許否するロックスイッチが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
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