JP2006118189A - スライド蝶番 - Google Patents

スライド蝶番 Download PDF

Info

Publication number
JP2006118189A
JP2006118189A JP2004306426A JP2004306426A JP2006118189A JP 2006118189 A JP2006118189 A JP 2006118189A JP 2004306426 A JP2004306426 A JP 2004306426A JP 2004306426 A JP2004306426 A JP 2004306426A JP 2006118189 A JP2006118189 A JP 2006118189A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
link plate
door
pressing
frame member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004306426A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4291250B2 (ja
JP2006118189A5 (ja
Inventor
Ichiro Sayama
一郎 佐山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isokawa Industry Co Ltd
Original Assignee
Isokawa Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isokawa Industry Co Ltd filed Critical Isokawa Industry Co Ltd
Priority to JP2004306426A priority Critical patent/JP4291250B2/ja
Publication of JP2006118189A publication Critical patent/JP2006118189A/ja
Publication of JP2006118189A5 publication Critical patent/JP2006118189A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4291250B2 publication Critical patent/JP4291250B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Hinges (AREA)

Abstract

【課題】扉体の開放時には、扉体を本体から容易に分離可能とし、扉体の閉鎖時には、扉体を本体から分離不能とするスライド蝶番を得る。
【解決手段】本体8に固定した座金部材2と、座金部材2に着脱自在に接続し、外リンクプレート6及び内リンクプレート5を介して扉取付部材7に連結するフレーム部材3と、このフレーム部材3に回動可能に軸支した押圧体36とで構成する。そして、押圧体36に設けた係合部41と座金部材2に設けた係合受部23との付勢係合により、フレーム部材3を座金部材2に接続し、扉体10の開放状態では、係合部41と係合受部23の係合を解除可能とし、扉体10の閉鎖状態では、係合部41と係合受部23との係合を解除不能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ台等の本体に、扉体を取付け及び取り外し可能としたスライド蝶番に関するものである。
従来より、扉体に固定した扉取付部材と、本体に取り付けるための本体取付部材とを、リンクプレートを介して回動自在に連結したスライド蝶番が知られている。その中でも、特許文献1及び2に示す如く、本体から扉体を取り外し可能とするため、座金部材とフレーム部材を着脱可能に接続することのできるスライド蝶番が知られている。
特許文献1のスライド蝶番は、座金部材に、係合溝を形成した押圧体をコイルばねを介して接続し、この係合溝に、フレーム部材に設けた係合軸を付勢係合することにより、座金部材にフレーム部材を接続するものである。そして、コイルばねの付勢力に抗して押圧体を押圧し、係合溝と係合軸との付勢係合を解除することにより、座金部材からフレーム部材を分離可能なものとしている。
また、特許文献2のスライド蝶番は、上記特許文献1のスライド蝶番と同様に、フレーム部材の内部に架設した係合軸を、座金部材に設けた押圧体の係合溝に付勢係合することにより、座金部材とフレーム部材を接続するものであって、フレーム部材の天板に連結した係合体を、押圧体の上面に凹設した係合凹部に係合することにより、押圧体を押圧不能としたものである。そのため、このような係合体と係合凹部との係合により、押圧体の係合溝とフレーム部材の係合軸との係合が係合体が係合凹部に係合している状態では係合を解除することが不能となり、座金部材からフレーム部材を分離できないものとしている。
上記の如き従来のスライド蝶番はパチンコ台等に使用されており、廃棄時等に、座金部材とフレーム部材を分離することにより、扉体をパチンコ台本体から取り外すことが可能なものとなっている。また、このようなスライド蝶番を設けたパチンコ台は、スライド蝶番取付位置とは反対側に錠が取り付けられており、扉体を閉鎖して施錠することにより、錠を取り付けた側から本体と扉体を分離不能なものとし、パチンコ台の内部に設けたパチンコ盤の不正操作を防止しようとしている。
実公平6−29414号公報 特開2003−314131号公報
しかしながら、特許文献1のスライド蝶番は、特別な操作を必要とすることなく、常に押圧体の押圧が可能な状態となっている。また、特許文献2のスライド蝶番は、上記の如く係合体が係合凹部に係合している状態では押圧体を押圧することができないが、係合凹部に係合した係合体を回動することにより、容易に係合体と係合凹部との係合を解除することができるため、押圧体の押圧を可能な状態にすることは容易である。
従って、特許文献1及び特許文献2の如きスライド蝶番に於いては、扉体が閉鎖された状態であっても、不正行為者が扉体と本体の隙間から針金等の道具を差し込んで、押圧体を押圧したり、係合凹部から係合体を取り外して押圧体を押圧し、座金部材とフレーム部材との接続を解除することが可能なものであった。従って、このようなスライド蝶番をパチンコ台に使用した際には、上記の如くスライド蝶番取付位置とは反対側に取り付けた鍵を開錠することなく、スライド蝶番の座金部材とフレーム部材を分離して本体と扉体とを分離することにより、パチンコ台の内部に設けたパチンコ盤を不正に操作することが可能なものとなっていた。
そこで、本発明は、上述の如き課題を解決しようとするものであって、座金部材とフレーム部材とを着脱自在に接続可能とするスライド蝶番に於いて、座金部材にフレーム部材を接続した状態で、扉体の閉鎖時には、不正行為者が扉体と本体との隙間から針金等を挿入しても、座金部材とフレーム部材とを分離不能にし、本体と扉体とを分離できないものにしようとするものである。そして、パチンコ台等に使用する場合には、スライド蝶番側において本体と扉体との分離を不能なものとし、内部に設けたパチンコ盤等の不正操作を防止しようとするものである。
本発明は、扉体に固定するための扉取付部材と、本体に固定するための本体取付部材とを、外リンクプレート及び内リンクプレートを介して回動自在に連結し、本体取付部材は、本体に固定される座金部材と、この座金部材に着脱自在に接続され、外リンクプレート及び内リンクプレートを介して扉取付部材に連結するフレーム部材と、このフレーム部材に移動可能に設けた押圧体とから構成し、この押圧体に設けた係合部が、座金部材に設けた係合受部に着脱可能に付勢係合するよう押圧体を付勢手段により付勢することにより、フレーム部材を座金部材に接続し、扉体の開放状態で、押圧体を付勢手段の付勢力に抗して押圧移動可能なものとし、この押圧体の移動によって、座金部材の係合受部と押圧体の係合部との係合を解除し、座金部材とフレーム部材を分離可能なものとするとともに、扉体の閉鎖状態で、内リンクプレート又は外リンクプレートを押圧体の付勢方向に突き当たるよう配置することにより、扉体の閉鎖状態では押圧体を係合解除方向に移動不能なものとし、座金部材とフレーム部材を分離不能としたものである。
また、押圧体は、支軸にてフレーム部材に回動可能に軸支したものであってもよい。
また、座金部材は、押圧体側に係合受部を形成したものであってもよい。
また、座金部材は、本体に固定する座金本体と係合受部を形成した連結体とを別体に形成し、この座金本体と連結体とを接続固定することにより構成したものであってもよい。
また、押圧体は、内リンクプレート側に係合段部を設けるとともに、内リンクプレートには、扉体の閉鎖時に前記係合段部に当接可能な係合片を押圧体側に形成したものであってもよい。
また、押圧体は、外リンクプレート側に係合段部を設けるとともに、外リンクプレートには、扉体の閉鎖時に前記係合段部に当接可能な係合片を押圧体側に形成したものでってもよい。
本発明は、座金部材とフレーム部材とを着脱自在に接続可能としたものであって、座金部材にフレーム部材を接続して扉体を閉鎖することにより、押圧体の押圧を不能なものとしている。これにより、フレーム部材に設けた係合部と、座金部材と一体に固定した連結体の係合受部との係合を解除不能にして、座金部材とフレーム部材とを分離不能なものとしている。そのため、扉体の閉鎖状態では、スライド蝶番を操作して本体から扉体を取り外すことを不能なものとしている。そして、本発明のスライド蝶番をパチンコ台やパチスロ台等に使用した際には、スライド蝶番側において本体から扉体を分離不能なものとし、パチンコ盤やパチスロ盤等を不正に操作することを防止している。
本発明の第1実施例を図1〜5に於いて説明すれば、(1)は本体取付部材で、本体に固定される座金部材(2)と、この座金部材(2)に着脱可能に接続されるフレーム部材(3)と、このフレーム部材(3)に支軸(37)を介して回動可能に軸支した押圧体(36)とから構成している。そして、図1に示す如く、前記フレーム部材(3)には、内リンクプレート(5)及び外リンクプレート(6)を介して扉取付部材(7)を回動自在に連結している。尚、本実施例では、本発明のスライド蝶番をパチンコ台の本体(8)及びその扉体(10)に取り付けて使用した場合について説明する。
上記各部材を詳細に説明すると、図2に示す如く、座金部材(2)は、本体に固定するための座金本体(9)と、フレーム部材(3)に接続するための連結体(4)とから構成している。そして、座金本体(9)は側壁(11)及び上壁(12)から成る断面コ字型に形成するとともに、両側壁(11)の下端には、固定鍔(13)を直角に各々突出して設けている。そして、この固定鍔(13)に固定穴(14)を2箇所形成し、それぞれの固定穴(14)に固定ねじ(図示せず)を挿通することにより、座金本体(9)を本体(8)に固定可能なものとしている。また、上壁(12)には長さ方向に長穴(15)を1箇所形成するとともに、側壁(11)から固定鍔(13)にかけてL字型の調整穴(16)を形成しており、側壁(11)側を長さ方向に長尺なものとしている。
また、連結体(4)は、図2に示す如く、側面壁(17)及び上面壁(18)とから成り、上記座金本体(9)の側壁(11)間に挿入可能なものとしている。そして、側面壁(17)の一端には、U字型の凹溝(20)を上面壁(18)と平行に凹設しており、この凹溝(20)は、上部側の先端から上面壁(18)にかけてテーパー面(21)を形成するとともに、下部側を上部側よりも外方に突出し、垂直面(22)を介して側面壁(17)の下端に接続している。
また、側面壁(17)の他端には、係合受部(23)を上面壁(18)の長さ方向に凹設して設け、この係合受部(23)の下面(24)を、係合受部(23)の底部(25)から先端部(26)に向けて下方に傾斜するよう形成している。また、係合受部(23)の上面(46)の先端から上面壁(18)にかけて、上記テーパー面(21)とは反対側に傾斜した傾斜面(50)を設け、この傾斜面(50)と係合受部(23)の上面(46)とにより突出片(51)を形成している。
また、図2に示す如く、上面壁(18)には螺溝を形成したねじ孔(27)を設けるとともに、側面壁(17)には、フレーム部材(3)を接続した際に、フレーム部材(3)の軸方向への移動を制限する段付けピン(28)を架設し、この段付けピン(28)の両端を側面壁(17)から外方に突出させている。
そして、図1に示す如く、座金本体(9)の調整穴(16)を連結体(4)の段付けピン(28)に臨ませて、連結体(4)の上方から座金本体(9)を組み付けることにより、上記段付けピン(28)を座金本体(9)の側壁(11)から外方に突出させた状態で、座金本体(9)の内部に連結体(4)を配置している。そして座金本体(9)の長穴(15)を介してねじ孔(27)に締め付けねじ(30)を螺着締め付けすることにより、連結体(4)と座金本体(9)とを接続固定し、座金部材(2)を形成している。
尚、上記の如く、長穴(15)及び調整穴(16)を座金本体(9)の軸方向に長尺なものとしているため、製造に厳密な精度を要求しなくとも、座金本体(9)と連結体(4)との組み付けにおいて適宜調整可能なものとすることにより、厳密な精度による組み付けが可能となる。
また、図1に示す如く、フレーム部材(3)は側板(31)と天板(32)とから成り、内部に上記の如く座金本体(9)と連結体(4)とを組み付けて成る座金部材(2)を収納可能としている。また、フレーム部材(3)の天板(32)には、内部に長穴開口(33)を形成し、座金部材(2)にフレーム部材(3)を接続する際に、上記締め付けねじ(30)の一部を内部に挿入可能なものとしている。また、側板(31)の下端には、天板(32)方向に凹設した固定溝(34)を1箇所各々凹設している。
また、このフレーム部材(3)の一端には、連結体(4)の凹溝(20)に係合可能な係合軸(35)を側板(31)の内面間に架設するとともに、他端の内側には内リンクプレート(5)、及び他端の外側には外リンクプレート(6)の一端を連結軸支している。そして、この内リンクプレート(5)及び外リンクプレート(6)の他端を扉取付部材(7)に連結軸支することにより、上記フレーム部材(3)に扉取付部材(7)を回動自在に接続している。
また、このフレーム部材(3)の天板(32)には、押圧体(36)を支軸(37)により回動可能に軸支している。この押圧体(36)は、平板状に形成した押圧板(38)と、この押圧板(38)の両端からから垂直方向に延設した側片(40)とから成るものであって、図3に示す如く、内リンクプレート(5)に隣接して配置されている。
そして、この側片(40)の先端間には軸体にて形成した係合部(41)を架設するとともに、側片(40)の内リンクプレート(5)側には、内リンクプレート(5)に突設した係合片(42)と係合可能な係合段部(48)を凹設している。また、押圧体(36)の付勢手段としてコイルばね(43)を用い、このコイルばね(43)を押圧体の支軸(37)に装着するとともに、両端を押圧板(38)の内面とフレーム部材(3)の天板(32)内面との間に各々係合することにより、押圧板(38)を天板(32)から外部方向に付勢している。
また、上記の如く押圧体(36)はコイルばね(43)により付勢されているため、押圧体(36)の押圧板(38)を、フレーム部材(3)の天板(32)に形成した開口部(44)から外方に突出している。また、このコイルばね(43)の付勢状態で、係合部(41)を図3に示す如く連結体(4)の係合受部(23)に係合している。そして、押圧体(36)を付勢力に抗してフレーム部材(3)の内部方向に押圧することにより、押圧体(36)の側片(40)を、支軸(37)を中心として内リンクプレート(5)方向に回動可能なものとしている。
上記の如く構成したものにおいて、座金部材(2)とフレーム部材(3)との接続及び分離関係について以下に説明する。まず、上記の如く連結体(4)を組み付けた座金本体(9)の固定穴(14)に固定ねじ(図示せず)を挿通することにより、座金部材(2)をパチンコ台の本体(8)に固定している。また、扉体(10)の内側には、扉取付部材(7)に形成した扉体固定穴(45)に扉体固定ねじ(図示せず)を挿通することにより、扉体(10)に扉取付部材(7)を固定している。
この時点では、上記扉取付部材(7)に内リンクプレート(5)及び外リンクプレート(6)を介してフレーム部材(3)を接続しているのみで、座金部材(2)とフレーム部材(3)とは分離した状態となっており、本体(8)と扉体(10)は分離し別体となっている。そして、フレーム部材(3)を座金部材(2)に接続するには、まずフレーム部材(3)の係合軸(35)を連結体(4)の凹溝(20)に係合しながら、フレーム部材(3)を座金部材(2)の上方に配置する。この時、押圧体(36)の係合部(41)は、連結体(4)の突出片(51)に形成した傾斜面(50)上に当接して配置されるため、フレーム部材(3)は、内リンクプレート(5)側が上方に傾斜した状態となっている。
そして、フレーム部材(3)の内リンクプレート(5)側の天板(32)を座金部材(2)の方向に押圧すると、押圧体(36)が回動し、連結体(4)の傾斜面(50)上に当接していた押圧体(36)の係合部(41)が、コイルばね(43)の付勢力に抗して傾斜面(50)上を先端まで内リンクプレート(5)方向に移動した後、突出片(51)を乗り越えた時点で、コイルばね(43)の付勢力により係合受部(23)内に入り込む。これにより、係合部(41)と係合受部(23)は付勢係合した状態となる。
また、係合受部(23)の下面(24)を、上記の如く底部(25)から先端部(26)に向けて下方に傾斜するよう形成しているため、係合部(41)は押圧体(36)の係合受部(23)方向への回動に伴って、係合受部(23)の下面(24)に沿って底部(25)まで円滑に移動する。以上より、座金部材(2)へのフレーム部材(3)の接続が完了する。
ここで、上記の如くフレーム部材(3)を座金部材(2)に接続した状態で、フレーム部材(3)に扉取付部材(7)の接続側とは反対方向に力が加えられると、押圧体(36)の係合部(41)が内リンクプレート(5)方向に回動してフレーム部材(3)が座金部材(2)の軸方向に移動し、開閉時における扉体(10)の作動が不安定となるおそれがある。
そこで、本実施例では上記の如く、フレーム部材(3)に固定溝(34)を形成するとともに、座金本体(9)及び連結体(4)に段付けピン(28)を貫通して組み付け、段付けピン(28)をフレーム部材(3)の固定溝(34)内に配置してフレーム部材(3)を接続することにより、座金部材(2)に接続したフレーム部材(3)の軸方向への移動を制限している。
上記の如く、座金部材(2)にフレーム部材(3)を接続することにより、本体(8)に扉体(10)を開閉可能に取り付けることができる。そして、図5に示す如く、内リンクプレート(5)及び外リンクプレート(6)を介して扉取付部材(7)を回動させて、この扉取付部材(7)の先端をフレーム部材(3)の先端に当接することにより、扉体(10)を完全に閉鎖することが可能となる。
そして、扉体(10)を閉鎖方向に移動させることにより、内リンクプレート(5)の扉取付部材(7)側の一端が位置移動し、扉体(10)が完全に閉鎖した時点で、図5に示す如く、押圧体(36)側に突出形成した係合片(42)の係合当部(47)が、押圧体(36)の側片(40)に形成した係合段部(48)に当接する。そのため、押圧体(36)を押圧しても、押圧体(36)をフレーム部材(3)の内方に押圧することができなくなり、押圧体(36)の係合部(41)と連結体(4)の係合受部(23)との係合を解除することが困難となる。
従って、座金部材(2)からフレーム部材(3)を分離することができないため、本体(8)から扉体(10)を分離することができないものとなる。尚、この状態に於いて扉体(10)は図示しない錠により施錠されており、スライド蝶番取付側とは反対側から開放することができない状態となっている。
一方、図3に示す如く、扉体(10)を開放した状態では、内リンクプレート(5)の係合片(42)は押圧体(36)の係合段部(48)に係合しないため、押圧体(36)をフレーム部材(3)の内部方向に押圧することが可能となる。従って、図4に示す如く、押圧体(36)を押圧すると、押圧体(36)が回動して係合部(41)が係合受部(23)から内リンクプレート(5)の方向に移動するため、係合受部(23)と係合部(41)との係合を解除することが可能となる。そのため、座金部材(2)とフレーム部材(3)との分離が可能となり、扉体(10)を本体(8)から分離することが可能となる。
以上より、本発明のスライド蝶番は、フレーム部材(3)を座金部材(2)及び連結体(4)に着脱可能に接続するものであって、扉体(10)の閉鎖時は、押圧体(36)の押圧を不能なものとし、座金部材(2)からフレーム部材(3)を分離できないものとしている。そのため、本実施例の如くパチンコ台に使用した場合には、扉体(10)の閉鎖時にスライド蝶番の取付側から扉体(10)を分離することができないため、扉体(10)を分離して行うパチンコ盤の不正操作を防止することが可能となる。また、扉体(10)の開放時には、押圧体(36)の押圧を可能なものとし、この押圧体(36)の押圧によって本体(8)と扉体(10)を容易に分離することができるものである。
また、上記第1実施例では、内リンクプレート(5)に係合片(42)を突設するとともに、押圧体(36)にはこの係合片(42)と係合可能な係合段部(48)を凹設し、扉体(10)の閉鎖により内リンクプレート(5)の係合片(42)の係合当部(47)が押圧体(36)の係合段部(48)に突き当たるよう配置することにより、扉体(10)の閉鎖状態に於いて押圧体(36)を係合解除方向に回動不能なものとしている。一方、本発明の第2実施例では、上記第1実施例と異なり、外リンクプレート(6)を押圧体(36)の係合段部(48)に突き当たるよう配置し、扉体(10)の閉鎖状態で押圧体(36)を回動不能なものとしている。
本発明の第2実施例を図6及び図7に於いて説明すると、フレーム部材(3)の一端には、第1実施例と同様に、内リンクプレート(5)及び外リンクプレート(6)の一端を連結軸支するとともに、内リンクプレート(5)及び外リンクプレート(6)の他端を扉取付部材(7)に連結軸支することにより、フレーム部材(3)に扉取付部材(7)を回動自在に連結している。
尚、第1実施例では外リンクプレート(6)のフレーム部材(3)側の一端を、フレーム部材(3)の外側に連結しているのに対し、本実施例ではフレーム部材(3)の内側に連結している。そして、この外リンクプレート(6)には、押圧体(36)の方向に突出した係合片(52)を形成するとともに、押圧体(36)の側片(40)には、上記係合片(52)と係合可能な係合段部(48)を外リンクプレート(6)側に凹設している。また、本実施例では上記第1実施例と異なり、内リンクプレート(5)には係合片(42)を設けていない。
そして、上記の如く形成した内リンクプレート(5)及び外リンクプレート(6)を介して扉取付部材(7)を連結したフレーム部材(3)を、座金本体(9)及び連結体(4)を組み付けて成る座金部材(2)に接続することにより、本体(8)に扉体(10)を開閉可能に取り付けている。
上記の如く構成したスライド蝶番に於いて、図6に示す如く、扉体(10)を開放した状態では、外リンクプレート(6)の係合片(52)は押圧体(36)の係合段部(48)と係合せずに分離しているため、押圧体(36)をコイルばね(43)の付勢力に抗して押圧することが可能なものとなっている。従って、押圧体(36)は外リンクプレート(6)方向に回動することにより、押圧体(36)の係合部(41)と連結体(4)の係合受部(23)との係合を解除することが可能となる。そのため、係合部(41)と係合受部(23)との係合を解除することにより、座金部材(2)とフレーム部材(3)との分離が可能となり、本体(8)から扉体(10)を分離することが可能となる。
また、上記に示した扉体(10)の開放状態から扉体(10)を閉鎖方向に移動させることにより、扉取付部材(7)に連結した外リンクプレート(6)の一端が位置移動し、図7に示す如く、扉体(10)が完全に閉鎖した時点で、外リンクプレート(6)に形成した係合片(52)の係合当部(53)が押圧体(36)の係合段部(48)に当接する。そのため、押圧体(36)を押圧しても、押圧体(36)をフレーム部材(3)の内方に回動させることができなくなり、押圧体(36)の係合部(41)と連結体(4)の係合受部(23)との係合を解除することが困難となる。従って、座金部材(2)からフレーム部材(3)を分離できず、本体(8)から扉体(10)を分離不能なものとしている。
また、本実施例及び第1実施例では、本体(8)に固定する座金本体(9)と係合受部(23)を形成した連結体(4)とを別体に形成し、この座金本体(9)と連結体(4)とを接続固定することにより座金部材(2)を形成しているが、図8に示す如く、上記座金本体(9)と連結体(4)とを一体形成するとともに、係合受部(23)を設けた座金部材(2)を用いることも可能である。
本実施例の座金部材(2)は、実施例1及び2と同様に、一端に凹溝(20)を形成するとともに、他端に係合受部(23)を形成しており、段付けピン(28)を両垂直壁(54)から外方に突設している。また、両垂直壁(54)の下端に設けた固定鍔(13)には、固定穴(14)を設けることにより、座金部材(2)を本体(8)に固定可能なものとしている。
また、上記実第1実施例〜第3実施例では、本発明をパチンコ台の本体(8)と扉体(10)の接続に用いたが、他の一般家具、建具、展示ケース、遊戯機器等の本体(8)と扉体(10)との接続に用いることも可能である。
本発明の一実施例を示すフレーム部材、扉取付部材、連結体及び座金部材の斜視図。 本発明の第1実施例を示す、座金部材及び連結体の分解斜視図。 第1実施例の本体に接続した扉体の開放状態を示す断面図。 第1実施例の扉体の開放状態で、押圧体を押圧した状態を示す断面図。 第1実施例の本体に接続した扉体の閉鎖状態を示す断面図。 本発明の第2実施例において、本体に接続した扉体の開放状態を示す断面図。 第2実施例の本体に接続した扉体の閉鎖状態を示す断面図。 第3実施例の座金部材を示す斜視図。
符号の説明
1 本体取付部材
2 座金部材
3 フレーム部材
4 連結体
5 内リンクプレート
6 外リンクプレート
7 扉取付部材
8 本体
9 座金本体
10 扉体
23 係合受部
36 押圧体
41 係合部
42 係合片
48 係合段部
52 係合片

Claims (6)

  1. 扉体に固定するための扉取付部材と、本体に固定するための本体取付部材とを、外リンクプレート及び内リンクプレートを介して回動自在に連結し、本体取付部材は、本体に固定される座金部材と、この座金部材に着脱自在に接続され、外リンクプレート及び内リンクプレートを介して扉取付部材に連結するフレーム部材と、このフレーム部材に移動可能に設けた押圧体とから構成し、この押圧体に設けた係合部が、座金部材に設けた係合受部に着脱可能に付勢係合するよう押圧体を付勢手段により付勢することにより、フレーム部材を座金部材に接続し、扉体の開放状態で、押圧体を付勢手段の付勢力に抗して押圧移動可能なものとし、この押圧体の移動によって、座金部材の係合受部と押圧体の係合部との係合を解除し、座金部材とフレーム部材を分離可能なものとするとともに、扉体の閉鎖状態で、内リンクプレート又は外リンクプレートを押圧体の付勢方向に突き当たるよう配置することにより、扉体の閉鎖状態では押圧体を係合解除方向に移動不能なものとし、座金部材とフレーム部材を分離不能としたことを特徴とするスライド蝶番。
  2. 押圧体は、支軸にてフレーム部材に回動可能に軸支したことを特徴とする請求項1のスライド蝶番。
  3. 座金部材は、押圧体側に係合受部を形成したことを特徴とする請求項1のスライド蝶番。
  4. 座金部材は、本体に固定する座金本体と係合受部を形成した連結体とを別体に形成し、この座金本体と連結体とを接続固定することにより構成したものであることを特徴とする請求項1または2のスライド蝶番。
  5. 押圧体は、内リンクプレート側に係合段部を設けるとともに、内リンクプレートには、扉体の閉鎖時に前記係合段部に当接可能な係合片を押圧体側に形成したことを特徴とする請求項1のスライド蝶番。
  6. 押圧体は、外リンクプレート側に係合段部を設けるとともに、外リンクプレートには、扉体の閉鎖時に前記係合段部に当接可能な係合片を押圧体側に形成したことを特徴とする請求項1のスライド蝶番。
JP2004306426A 2004-10-21 2004-10-21 スライド蝶番 Expired - Fee Related JP4291250B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004306426A JP4291250B2 (ja) 2004-10-21 2004-10-21 スライド蝶番

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004306426A JP4291250B2 (ja) 2004-10-21 2004-10-21 スライド蝶番

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006118189A true JP2006118189A (ja) 2006-05-11
JP2006118189A5 JP2006118189A5 (ja) 2007-04-05
JP4291250B2 JP4291250B2 (ja) 2009-07-08

Family

ID=36536319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004306426A Expired - Fee Related JP4291250B2 (ja) 2004-10-21 2004-10-21 スライド蝶番

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4291250B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013175983A1 (ja) * 2012-05-21 2013-11-28 スガツネ工業株式会社 ヒンジ装置
JP2016193162A (ja) * 2015-04-02 2016-11-17 株式会社オリンピア 遊技機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013175983A1 (ja) * 2012-05-21 2013-11-28 スガツネ工業株式会社 ヒンジ装置
CN104220689A (zh) * 2012-05-21 2014-12-17 世嘉智尼工业株式会社 合叶装置
JP5695756B2 (ja) * 2012-05-21 2015-04-08 スガツネ工業株式会社 ヒンジ装置
CN104220689B (zh) * 2012-05-21 2016-08-24 世嘉智尼工业株式会社 合叶装置
JP2016193162A (ja) * 2015-04-02 2016-11-17 株式会社オリンピア 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4291250B2 (ja) 2009-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010050560A1 (ja) ラッチ装置
JPH0534279U (ja) スライドヒンジ
JP6542467B2 (ja) 非干渉前面開閉型フレーム構造
US7543409B2 (en) Door pull and sash window having the door pull
KR101254436B1 (ko) 회동체의 어시스트기구
US7159909B1 (en) Cabinet enclosure handle
JP4291250B2 (ja) スライド蝶番
KR200441129Y1 (ko) 발로 개폐 가능한 여닫이 문
CN107100455B (zh) 移门用门锁
JP2012083972A (ja) 自動販売機の扉ロック装置
JP3442342B2 (ja) 左右兼用ドアシステム
JP4514732B2 (ja) 鎖錠用ハンドル装置
JP3215685U (ja) 補助錠用金具及び補助錠
KR102523293B1 (ko) 창호용 크리센트
JP3980369B2 (ja) フラップ扉付キャビネットにおける扉のラッチ装置
JP5297984B2 (ja) 錠前のこじ開け防止装置
JP5187613B2 (ja) ドア用補助錠
KR102188250B1 (ko) 방화문용 도어록 장치
KR100756702B1 (ko) 냉장고용 힌지 조립체
TWI384349B (zh) 滑蓋結構及應用該滑蓋結構之攜帶式電子裝置
KR101068187B1 (ko) 도어 고정 장치
KR101033072B1 (ko) 힌지 장치 및 이를 구비한 도어 시스템
JP2010101075A (ja) 戸当り
JP6620470B2 (ja) キャビネットにおける扉の開閉装置
JP2004137841A (ja) ハンドル錠

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070219

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090324

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4291250

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120410

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130410

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140410

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees