JP2017018480A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】着脱可能な球払出装置が誤操作によって取り外されないようにしたパチンコ機を提供する。
【解決手段】球通路ユニット22と球払出装置23との間に解除スペースを確保すると共に、この解除スペースに対して連通孔26aを有するロックレバー26が挿入/離脱可能となっており、解除スペースの内部にロックレバー26が挿入されていないと、球払出装置23は解除スペースを利用して機器本体の取付面に着脱可能となっているが、解除スペースの内部にロックレバー26が挿入されることで球払出装置23の解除スペースへの移動が阻止された状態となる。そして、この状態で球通路ユニット22と球払出装置23が連通孔26aを介して連通されるため、ロックレバー26は連通孔26a内に残留する遊技球によってロック位置に維持される。
【選択図】図4

Description

本発明は、遊技機本体の背面に球払出装置が着脱自在に装着されるパチンコ機に関するものである。
一般的にパチンコ機は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の外枠と、この外枠にヒンジ部を介して開閉可能に取り付けられた機器本体と、この機器本体に設置された遊技盤と、機器本体の前面に別のヒンジ部を介して開閉可能に取り付けられたガラス扉とを備えており、ガラス扉の中央部に開設された窓孔には遊技盤の遊技領域を目視可能な透明板が取り付けられている。遊技盤には入賞口や演出表示装置等が設けられており、機器本体の背面には遊技に関する制御を行う制御処理装置等が設けられている。
また、機器本体の背面上部には遊技場の島設備から供給される遊技球を貯留するための貯留タンクが設けられており、貯留タンクに貯留された遊技球は所定の経路を通って球通路ユニットに誘導される。球通路ユニット内には遊技球を通過させるための蛇行した通路が設けられており、この通路に誘導されて球通路ユニット内を上方から下方へ流下した遊技球は球払出装置に導かれる。
球払出装置の内部には、ステッピングモータ等からなる球払出モータや、球払出モータの作動により所定数の遊技球を流下排出させる球送りロータ(スプロケット)や、排出経路を払出通路と球抜き通路のいずれかに切り替える切替機構等が組み込まれており、通常の遊技状態においては、球払出装置の払出通路から排出された遊技球が機器本体の前面に設けられた受け皿内に賞球として払い出される。一方、貯留タンクに貯留された遊技球をパチンコ機の外部に排出して回収する場合は、切替機構を作動させて球払出装置の排出経路を球抜き通路側へ切り替えることにより、球払出装置の球抜き通路から排出された遊技球が島設備に回収される。
通常、このような機能を有する球払出装置は、保守点検や修理・交換等が可能となるように、機器本体の背面に対して着脱可能に取り付けられている。例えば、特許文献1に記載されたパチンコ機は、球払出装置の外殻をなすハウジング部材の上端部に平面視コ字状の被覆壁を形成すると共に、ハウジング部材の下端部に左右一対のガイド溝を形成し、これらガイド溝を下通路部材の上端に形成した被ガイドに挿入しながらハウジング部材を機器本体の背面に押し付け、それに伴って被覆壁を上通路部材の下部に嵌め込むことにより、球払出装置を機器本体の背面に着脱可能に取り付けるようにしている。
このように構成されたパチンコ機では、球払出装置は前後方向と左右方向および上下方向に位置規制された状態で機器本体の背面に取り付けられるため、上通路部材に設けられた整流通路が球払出装置の上端側の受容口に連通されると共に、下通路部材に設けられた排出経路と球抜き通路がそれぞれ球払出装置の下端側の払出口と球抜き口に連通される。そして、球払出装置を機器本体の背面に取り付けた後、上通路部材に設けた係止レバーをスライド操作してハウジング部材の前面上部に係合させると共に、下通路部材に設けた別の係止レバーを回動操作してハウジング部材の前面下部に係合させることにより、球払出装置は機器本体からの脱落が防止されるようになっている。
特許第4915757号公報
パチンコ機においては、遊技中に発生した球詰まり等を解消するために作業者が機器本体を開放することがあるが、特許文献1に開示された従来技術では、係止レバーをハウジング部材の前面に当接させることで球払出装置の脱落を防止しているため、作業者が不用意に係止レバーを誤操作してしまう虞がある。その場合、係止レバーとハウジング部材との係止状態が解除され、球払出装置は前後方向に自由に移動できる状態となるため、上通路部材の整流通路に対する球払出装置の受容口の位置がずれてしまい、貯留タンクから上通路部材まで到達した遊技球が球払出装置まで導かれなくなってしまう。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、着脱可能な球払出装置が誤操作によって取り外されないようにしたパチンコ機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のパチンコ機は、遊技機本体の背面上部に設けられた貯留タンクと、この貯留タンクに貯留された遊技球を上方から下方へ流下させる球通路ユニットと、この球通路ユニットの下端に連設された球払出装置とを備え、前記球払出装置が入賞部への入賞に応じて所定数の遊技球を払い出すように構成されたパチンコ機において、前記遊技機本体の背面に前記球払出装置と係脱可能な係合部が設けられていると共に、この係合部に係止された前記球払出装置の上面と前記球通路ユニットの下面との間に、前記球払出装置と前記係合部の係止状態を解除する方向の動きを許可する解除スペースが確保されており、連通孔が設けられたロックレバーを前記解除スペースの内部に挿入することにより、前記球通路ユニットの下端出口が前記連通孔を介して前記球払出装置の上端入口に連通されると共に、前記連通孔内を通過する遊技球によって前記ロックレバーの前記解除スペースからの離脱が阻止されるようにした。
このように構成されたパチンコ機では、球通路ユニットの下方に解除スペースが確保されている場合、すなわち、解除スペースの内部にロックレバーが挿入されていないとき、球払出装置は解除スペースを利用して遊技機本体の所定位置に着脱可能となっているが、解除スペースの内部にロックレバーが挿入されている場合、ロックレバーによって球払出装置と係合部の係止状態を解除する方向の動きが阻止された状態となる。そして、この状態において球通路ユニットの下端出口と球払出装置の上端入口がロックレバーの連通孔を介して連通されるため、ロックレバーは連通孔内に残留する遊技球によってロック位置に維持され、ロックレバーを解除スペースから離脱させることはできなくなる。
なお、球払出装置を遊技機本体の所定位置から取り外す場合は、球払出装置の作動によって排出経路を球抜き通路側へ切り替えると、貯留タンクに貯留された遊技球が球抜き通路を通ってパチンコ機の外部に排出され、それに伴ってロックレバーの連通孔内に遊技球が残留しなくなるため、ロックレバーを解除スペースから離脱させることが可能となる。その結果、球通路ユニットと球払出装置との間に解除スペースが確保され、この解除スペースによって球払出装置と係合部の係止状態を解除する方向の動きが許容されるため、球払出装置を遊技機本体の背面から取り外すことができる。
上記の構成において、遊技機本体の背面に球通路ユニットと係脱可能な別の係合部が設けられており、解除スペースによって球通路ユニットと別の係合部との係止状態を解除する方向の動きが許容されると共に、解除スペースの内部に挿入されたロックレバーによって球通路ユニットと別の係合部との係止状態を解除する方向の動きが阻止されるようになっていると、遊技機本体の背面に対して球払出装置と球通路ユニットの両方を着脱可能に取り付けることができると共に、これら球払出装置と球通路ユニットが誤操作によって不用意に取り外されてしまうことを防止できる。
また、上記の構成において、ロックレバーが球通路ユニットの下端部と球払出装置の上端部のいずれか一方に回転可能に支持されていると、球払出装置の取り付け/取り外し作業を容易に行うことができる。
また、上記の構成において、連通孔の長さ寸法が遊技球1個分の直径よりも短く設定されていると、必ず1個の遊技球がロックレバーから突出した状態で連通孔内に残留するため、ロックレバーをロック位置に確実に維持することができる。
本発明のパチンコ機によれば、着脱可能な球払出装置が誤操作によって取り外されてしまうことを確実に防止できる。
本発明の実施形態例に係るパチンコ機の斜視図である。 図1に示すパチンコ機のガラス扉を開放した状態を示す斜視図である。 該パチンコ機に備えられる機器本体の背面図である。 図3のA部拡大図である。 図3に示す機器本体に装着される球通路ユニットの正面図である。 該球通路ユニットの側面図である。 該球通路ユニットの裏面図である。 該球通路ユニットの底面図である。 図6のIX−IX線に沿う断面図である。 該球通路ユニットに支持されたロックレバーの斜視図である。 図3に示す機器本体に装着される球払出装置の正面図である。 該球払出装置の裏面図である。 該球払出装置の側面図である。 図13のXIV−XIV線に沿う断面図である。 球通路ユニットを機器本体に取り付ける手順を示す斜視図である。 球払出装置を機器本体に取り付ける手順を示す斜視図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1に示すように、本発明の実施形態例に係るパチンコ機は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の外枠1と、外枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた機器本体2と、機器本体2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられたガラス扉3等を備えており、ガラス扉3にはガラスやプラスチック等からなる透明板4が取り付けられている。
外枠1の左側枠部には上側軸受け体5と下側軸受け体6が固着されており、これら一対の軸受け体5,6に機器本体2の左側枠部に設けられた上下のピン(図示せず)が軸支されることにより、機器本体2は外枠1に対して開閉自在となっている。
機器本体2の左側枠部には上側ヒンジ板7と下側ヒンジ板8が設けられており、図示せぬが、上側ヒンジ板7には取付孔が形成されると共に、下側ヒンジ板8には支軸が立設されている。そして、ガラス扉3の左側枠部の上部に設けた取付ピンを上側ヒンジ板7の取付孔に挿入すると共に、ガラス扉3の左側枠部の下面に設けた軸孔を下側ヒンジ板8の支軸に挿入することにより、ガラス扉3は機器本体2に対して開閉自在となっている。
機器本体2の上部内側には遊技盤9が収納されており、この遊技盤9の盤面(前面)はガラス扉3の透明板4を透して目視可能となっている。図2に示すように、遊技盤9はガイドレール10等によって区画形成された遊技領域11を有しており、この遊技領域11の中央部には遊技の演出を表示する液晶表示ユニット12が配設されている。詳細な説明は省略するが、遊技領域11にはそれ以外にも始動入賞口、一般入賞口、アタッカー装置、遊技釘、風車、アウト口等が設けられている。また、遊技盤9よりも下方の機器本体2はガラス扉3によって覆い隠される設置部2aとなっており、この設置部2aにはスピーカ13や発射装置14等が配設されている。
機器本体2の右側枠部にはシリンダ錠15aを有する施錠装置15が設置されており、図示せぬが、この施錠装置15は機器本体2の裏面に配置された後部施錠杆と機器本体2の前面に配置された前部施錠杆とを備えている。常態では、施錠装置15の後部施錠杆により外枠1に対して機器本体2が施錠されると共に、前部施錠杆により機器本体2に対してガラス扉3が施錠されている。そして、シリンダ錠15aの鍵穴に図示せぬ鍵を差し込み、この鍵を一方向(例えば時計回り)へ回動すると、後部施錠杆が上動して機器本体2が開錠されるようになっている。また、シリンダ錠15aの鍵穴に差し込んだ鍵を他方向(反時計回り)へ回動すると、前部施錠杆が上動してガラス扉3が開錠されるようになっている。
図1に示すように、ガラス扉3には遊技盤9の盤面に対向する大きな窓孔3aが開設されており、この窓孔3aは透明板4によって塞がれている。ガラス扉3前面下部には、遊技盤9の裏面に配設された球払出装置23(図3参照)から払い出された遊技球を収容する上段受皿16と、上段受皿16から排出された遊技球を収容する下段受皿17と、遊技者による押下および回転操作が可能な演出操作ユニット18とが設けられており、下段受皿18の斜め右下方には発射装置14の発射強度を調整するための操作ハンドル19が配設されている。さらに、下段受皿18の斜め右上方にはスピーカ13の音を放射するグリル部3bが設けられており、このスピーカ13によって遊技に関する様々な効果音を発するようになっている。
図3に示すように、機器本体2の背面側には、遊技場の島設備から供給される多数の遊技球を貯留可能な貯留タンク20と、貯留タンク20から排出された遊技球を一列に整列させて斜め下方へ誘導する樋状部材21と、樋状部材21から吐出された遊技球を上方から下方へ流下させる球通路ユニット22と、球通路ユニット22の下端に連続する球払出装置23等が設けられている。詳細な説明は省略するが、それ以外にも機器本体2の背面側には、遊技に関する主要な処理を行う主制御基板や、主制御基板からの指令を受けて液晶表示ユニット12やスピーカ13等の各種装置を制御する副制御基板、主制御基板からの指令を受けて球払出装置23を制御する払出制御基板、操作ハンドル19の回動量に応じて発射装置14の作動を制御する発射制御基板等が設けられており、そのうちのいくつかは開閉可能な裏カバー24によって覆われている。
球通路ユニット22は機器本体2に対して着脱可能な直方体形状の部材であり、図5〜図9に示すように、この球通路ユニット22の内部には蛇行した誘導通路25が設けられている。誘導通路25の上端入口は樋状部材21の吐出口に連通するようになっており、誘導通路25の下端出口は後述する解除スペースSを介して球払出装置23の上端入口と対向するようになっている。球通路ユニット22の上端と裏面側(機器本体2の背面に対峙する面)にはそれぞれ係合突起22a,22b,22cが設けられており、後述するように、これら係合突起22a,22b,22cが機器本体2の背面側に設けられた第1係合部に対して係脱可能となっている。
球通路ユニット22の下面にはロックレバー26が回転可能に支持されており、このロックレバー26はネジ27を用いて球通路ユニット22に取り付けられている。図10に示すように、ロックレバー26の平板部には連通孔26aが設けられており、ロックレバー26が球通路ユニット22の下面と重なる位置まで回転操作されると、連通孔26aが球通路ユニット22に設けられた誘導通路25の下端出口と連通するようになっている。なお、ロックレバー26の平板部の厚み寸法とその平板部に設けられた連通孔26aの長さ(深さ)寸法は、遊技球1個分の直径よりも短く設定されている。また、ロックレバー26の回転中心と反対側の端部には指掛部26bが設けられており、球通路ユニット22の下端部には指掛部26bを収容可能な切欠き22dが形成されている。
球払出装置23は機器本体2に対して着脱可能な箱型形状の部材であり、図11〜図14に示すように、この球払出装置23の内部には払出通路28aと球抜き通路28bに分岐された排出通路28が設けられている。球払出装置23の裏面側における上下3箇所には係合突起23aが設けられており、後述するように、これら係合突起23aが機器本体2の背面側に設けられた第2係合部に対して係脱可能となっている。
詳細な構成は図示省略されているが、球払出装置23の内部には、球払出モータや、球払出モータの作動により所定数の遊技球を流下排出させる球送りロータ(スプロケット)や、排出通路28の上端入口から入った遊技球を払出通路28aと球抜き通路28bに切り替える切替機構等が組み込まれており、通常の遊技状態においては、払出通路28aを通過した遊技球が上段受皿16内に賞球として払い出される。また、切替機構を作動させて排出経路を球抜き通路28b側へ切り替えると、排出通路28に入った遊技球は球抜き通路28bを通って回収球としてパチンコ機の外部に排出される。
次に、このように構成された球通路ユニット22と球払出装置23を機器本体2の裏面に取り付ける作業手順について図15と図16を参照しつつ説明する。なお、以下の説明では、機器本体2を背面側から見たときの方向を前後、左右および上下方向とし、これらの方向を図中に矢印で示してある。
図15に示すように、機器本体2の裏面側における右側部は球通路ユニット22と球払出装置23が組み付けられる取付面となっており、この取付面の上部領域に前述した第1係合部が設けられている。この第1係合部は、下面に開口部を有する2つの係合孔部29a,29bと、下端に突出部を有する片持ち梁状の係合受片29cとによって構成されており、係合受片29cは上端部を支点として前後方向へ揺動可能となっている。また、取付面の下部領域に前述した第2係合部が設けられており、この第2係合部は上面に開口部を有する3つの係合孔部30aによって構成されている。
まず、図15に示すように、球通路ユニット22を機器本体2の取付面に対して斜め上方へ押し込むことにより、球通路ユニット22の2つの係合突起22a,22bを機器本体2の対応する係合孔部29a,29bに挿入すると共に、残り1つの係合突起22cを係合受片29cの突出部に係合させる。その結果、図16に示すように、球通路ユニット22は機器本体2に仮保持されて下方への移動が規制された状態となり、球通路ユニット22に設けられた誘導通路25の上端入口が樋状部材21の吐出口と連通する。その際、ロックレバー26も球通路ユニット22と一緒に機器本体2に仮保持されるが、この時点でロックレバー26は必ずしも球通路ユニット22の下面に重なっていなくても良い。
このようにして球通路ユニット22を機器本体2に仮保持させた後、図16に示すように、球払出装置23を球通路ユニット22の下方位置で機器本体2の取付面に取り付けるが、その前にロックレバー26を図の矢印P1方向へ回転操作して球通路ユニット22の下方に解除スペースSを確保しておく。そして、この状態で球払出装置23の上端を解除スペースS内に挿入して下方へスライド移動すると、球払出装置23の3つの係合突起23aが機器本体2の対応する係合孔部30aに嵌め込まれるため、球通路ユニット22と球払出装置23の両方が機器本体2に仮保持された状態となる。ただし、かかる仮保持状態の球払出装置23は解除スペースSの範囲内で上方へ移動することが可能であるため、球通路ユニット22の下方に解除スペースSが確保されていれば、係合突起23aと係合孔部30aの係止状態を解除して球払出装置23を取り外すことができる。
しかる後、ロックレバー26を図16の矢印P2方向へ回転操作して、ロックレバー26の平板部を球通路ユニット22と球払出装置23との間に確保された解除スペースSの内部に挿入すると、ロックレバー26の連通孔26aが球通路ユニット22の誘導通路25に連通されると共に、この連通孔26aが球払出装置23の排出通路28の上端に連通されることになる。その結果、解除スペースSの内部にロックレバー26が挿入されているかぎり、球払出装置23を上方へ移動して係合突起23aと係合孔部30aの係止状態を解除することができなくなると共に、球通路ユニット22を下方へ移動して係合突起22a,22bと係合孔部29a,29bの係止状態を解除することができなくなる。
そして、通常のパチンコ機の使用状態においては、図3に示すように、貯留タンク20から排出された多数の遊技球が樋状部材21と球通路ユニット22の誘導通路25およびロックレバー26の連通孔26aを経て球払出装置23の払出通路28aまで導かれているため、ロックレバー26は連通孔26a内に残留する遊技球によってロック位置に維持される。ここで、図4に示すように、連通孔26aの長さ寸法は遊技球1個分の直径よりも短く設定されているため、連通孔26a内で残留する遊技球の位置を厳密に規定しなくても、必ず1個の遊技球がロックレバー26から上下方向に突出した状態で連通孔26a内に残留することになり、その残留球によってロックレバー26はロック位置に確実に維持される。したがって、作業者が不用意にロックレバー26を回転操作させようとしても、ロックレバー26を解除スペースSから離脱させることはできず、球払出装置23と球通路ユニット22は両方共に機器本体2の取付面から取り外すことができなくなる。
なお、球払出装置23を保守点検や修理・交換等のために機器本体2の取付面から取り外す場合は、まず、球払出装置23に付設された図示せぬスイッチを投入して切替機構を作動させることにより、球払出装置23の排出通路28を払出通路28aから球抜き通路28b側へと切り替える。これにより、貯留タンク20内に貯留された多数の遊技球は、樋状部材21と球通路ユニット22の誘導通路25およびロックレバー26の連通孔26aを通過した後、球払出装置23の球抜き通路28bを通ってパチンコ機の外部に回収球として排出される。
その結果、ロックレバー26の回転を阻止していた連通孔26a内の残留球がなくなるため、作業者がロックレバー26を回転操作して解除スペースSから離脱させれば、球払出装置23は解除スペースSの範囲内で上方へ移動可能となり、それに伴って係合突起23aと係合孔部30aの係止状態を解除して球払出装置23を取り外すことができる。
また、球通路ユニット22を保守点検や修理・交換等のために機器本体2の取付面から取り外す場合は、上述したようにロックレバー26を解除スペースSから離脱する方向へ回転操作して、球払出装置23を機器本た2の取付面から取り外した後、球通路ユニット22の下端部を手前に引いて係合突起22cと係合受片29cの係合を解除してから下方へ移動すれば、係合突起22a,22bと係合孔部29a,29bの係止状態が解除されて球通路ユニット22を取り外すことができる。
以上説明したように、本実施形態例に係るパチンコ機では、球通路ユニット22と球払出装置23との間に解除スペースSを確保すると共に、この解除スペースSに対して連通孔26aを有するロックレバー26が挿入/離脱可能となっており、解除スペースSの内部にロックレバー26が挿入されていないときだけ、球払出装置23は解除スペースSを利用して機器本体2の取付面に着脱可能となっているが、解除スペースSの内部にロックレバー26が挿入されているときは、ロックレバー26によって球払出装置23の解除スペースSへの移動(上動)が阻止された状態となっている。そして、この状態において球通路ユニット22の誘導通路25と球払出装置23の排出通路28とがロックレバー26の連通孔26aを介して連通されるため、ロックレバー26は連通孔26a内に残留する遊技球によってロック位置に維持され、ロックレバー26を解除スペースSから離脱させることができなくなる。したがって、作業者がロックレバー26を不注意により回転させてしまったり、機器本体2の背面側に引き回されたワイヤーハーネスがロックレバー26に引っ掛かって回転させてしまう等、球払出装置23がロックレバー26の誤操作によって取り外されてしまうことを確実に防止できる。
また、球通路ユニット22が機器本体2に対して着脱可能となっており、解除スペースSの内部にロックレバー26が挿入されているときは、ロックレバー26によって球通路ユニット22の解除スペースSへの移動(下動)が阻止されようになっているため、球払出装置23だけでなく球通路ユニット22も保守点検や修理・交換等を行うことができると共に、これら球払出装置23と球通路ユニット22が誤操作によって不用意に取り外されてしまうことを防止できる。
なお、上記実施形態例では、球通路ユニット22と球払出装置23が両方共に着脱可能となっているが、球通路ユニット22については、ねじ止めやスナップ結合等の手段を用いて機器本体2に固定されたものであっても良い。
また、上記実施形態例では、ロックレバー26が球通路ユニット22の下面に回転可能に支持されているが、ロックレバー26が支持される部材は球通路ユニット22の代わりに球払出装置23や機器本体2でも良く、また、ロックレバー26を回転の代わりにスライド可能に支持するようにしても良く、要は、球通路ユニット22と球払出装置23との間に確保された解除スペースSに対してロックレバー26が挿入/離脱可能となっていれば良い。
1 外枠
2 機器本体(遊技機本体)
3 ガラス扉
9 遊技盤
11 遊技領域
20 貯留タンク
21 樋状部材
22 球通路ユニット
22a,22b,22c 係合突起
22d 切欠き
23 球通路ユニット
23a 係合突起
25 誘導通路
26 ロックレバー
26a 連通孔
26b 指掛部
28 排出通路
28a 払出通路
28b 球抜き通路
29a,29b 係合孔部
29c 係合受片
30a 係合孔部
S 解除スペース

Claims (4)

  1. 遊技機本体の背面上部に設けられた貯留タンクと、この貯留タンクに貯留された遊技球を上方から下方へ流下させる球通路ユニットと、この球通路ユニットの下端に連設された球払出装置とを備え、前記球払出装置が入賞部への入賞に応じて所定数の遊技球を払い出すように構成されたパチンコ機において、
    前記遊技機本体の背面に前記球払出装置と係脱可能な係合部が設けられていると共に、この係合部に係止された前記球払出装置の上面と前記球通路ユニットの下面との間に、前記球払出装置と前記係合部の係止状態を解除する方向の動きを許可する解除スペースが確保されており、
    連通孔が設けられたロックレバーを前記解除スペースの内部に挿入することにより、前記球通路ユニットの下端出口が前記連通孔を介して前記球払出装置の上端入口に連通されると共に、前記連通孔内を通過する遊技球によって前記ロックレバーの前記解除スペースからの離脱が阻止されることを特徴とするパチンコ機。
  2. 請求項1の記載において、前記遊技機本体の背面に前記球通路ユニットと係脱可能な別の係合部が設けられており、前記解除スペースによって前記球通路ユニットと前記別の係合部との係止状態を解除する方向の動きが許容されると共に、前記解除スペースの内部に挿入された前記ロックレバーによって前記球通路ユニットと前記別の係合部との係止状態を解除する方向の動きが阻止されることを特徴とするパチンコ機。
  3. 請求項1または2の記載において、前記ロックレバーが前記球通路ユニットの下端部と前記球払出装置の上端部のいずれか一方に回転可能に支持されていることを特徴とするパチンコ機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項の記載において、前記連通孔の長さ寸法が遊技球1個分の直径よりも短く設定されていることを特徴とするパチンコ機。
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