JP2013154144A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機主部を外枠に容易にかつ迅速に取り付け、取り外す。
【解決手段】遊技機主部21の一端部に取り付けられた軸部材2101と、外枠22の一端部に取り付けられた、遊技機主部21の軸部材の抜けを防止する抜け止め部1728に対して移動を許容するヒンジ受け部材1721と、を有し、遊技機主部21を外枠22に移動させることにより、軸部材2101をヒンジ受け部材1721に取り付けられる構成であり、軸部材2101をヒンジ受け部材1721の開口部1724に近づけるときに、軸部材2101を開口部1724の開口縁に当接させ、そのまま軸部材2101を該開口部1724内に進入させるように、両開口縁に段差L2を設けた。
【選択図】図19

Description

本発明は、遊技機、例えばパチンコ機を構成する遊技機主部を外枠などに容易に取り付けることができる遊技機に関する。
遊技機、例えばパチンコ機は、遊技場に取り付ける際に釘が打ち込まれるために一部が木製で構成された外枠を備えている。パチンコ機の入れ替え時には、遊技場のパチンコ島内を構成する個々の取付枠に外枠を嵌め込む。そして、取付枠に対して外枠の上部の内面から上方に向けて釘を数本上部枠板に打ち込み、同様に外枠の下部の内面から下方に向けて釘を数本下部枠板に打ち込んで、外枠をパチンコ島の取付枠に固定する。その後に、外枠に対して、遊技機の本体部分となる遊技機主部を取り付けると、遊技機主部が外枠に対して前方に開閉可能な状態で取り付けられる。
例えば、特許文献1の特開2000−153045に「パチンコ機の外枠」が提案されている。この外枠に遊技機主部を取り付ける際には、遊技機主部の下側のヒンジ構造を構成する軸受け孔に、外枠の軸部材を差し込み、次に遊技機主部の上側のヒンジ構造を構成する軸部材を外枠の軸受け孔に差し込む。このとき下側のヒンジ構造を差し込んだ後に遊技機主部の上側を横方向に微妙に傾けて移動して取り付ける。
遊技機主部を取り外す際には、遊技機主部を開錠し、外枠から開放した後に遊技機主部を上方に持ち上げて上下側のヒンジ構造を外す。
特開2000−153045
しかし、このような遊技機において入れ替えや点検するときに外枠から遊技機主部を取り付ける際に、遊技機主部が10〜15kg程度の重量があるために、遊技機主部と外枠の軸部材と軸受け孔の位置合わせが困難であるという問題点があった。そこで、遊技機主部を外枠に取り付ける作業時間が長くかかることがあった。
本発明は、上述した問題点等を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、遊技機主部を外枠に容易にかつ迅速に取り付け、取り外すことができる遊技機を提供することにある。
本発明は、所定の遊技部品を含む遊技部材が支持部材に対して着脱可能に構成されると共に、該遊技部品が該支持部材に対して開閉可能に構成された遊技機であって、前記遊技部材の一端部に取り付けられた軸部材と、前記支持部材の一端部に取り付けられた、前記遊技部材の軸部材の抜けを防止するストッパー部に対して、水平又は略水平方向に対する移動を許容する弾性変形部を備えたヒンジ受け部材と、を有し、前記遊技部材を前記支持部材に水平又は略水平方向から移動させることにより、前記軸部材を前記ヒンジ受け部材に水平又は略水平方向から取り付けられる構成であり、前記軸部材を前記ヒンジ受け部材の開口部に近づけるときに、該軸部材を該開口部の開口縁に当接させ、そのまま該軸部材を該開口部内に進入させるように、両開口縁に段差を設けた、ことを特徴とする。
前記ヒンジ受け部材の開口部に、該開口部の外枠寄りの開口縁が、これに対向する開口縁より引っ込んだ状態になるように段差を形成している。
前記ヒンジ受け部材は、前記開口部から最奥の軸受け部まで案内路の一部を略く字形状にしたものである。
前記ヒンジ受け部材のストッパー部は、該ヒンジ受け部材内で回動自在に軸支され、その一端に形成された抜け止め部に、前記軸部材を掛け止める位置決め凹部を形成したものである。
上記構成の発明では、遊技機主部を支持部材に、容易かつ迅速に取り付け、取り外すことができる。
一実施の形態におけるパチンコ機を示す斜視図である。 パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。 パチンコ機の主要な構成を展開して示す斜視図である。 パチンコ機の構成を示す背面図である。 遊技機ベースユニットの構成を示す正面図である。 遊技盤の構成を示す正面図である。 遊技機ベースユニットの構成を示す背面図である。 遊技機前面ユニットの構成を示す背面図である。 裏パックユニットの構成を示す正面図である。 裏パックユニットの構成を示す分解斜視図である。 実施例1のヒンジ受け部材を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は側断面図である。 実施例1のヒンジ受け部材内の抜け止め具を示す拡大斜視図であり、(a)は抜け止め部を前方に置いた状態、(b)は抜け止め部を後方に置いた状態である。 実施例1のヒンジ受け部材に軸部材が取り付けられる動作状態を示す拡大平面図であり、(a)はヒンジ受け部材に軸部材を近づける状態、(b)はヒンジ受け部材の開口部から軸部材が進入する状態、(c)は軸部材が軸受け部まで進入した状態である。 抜け止め具の抜け止め部と軸受け部との位置関係を示す拡大平面図である。 外枠に遊技機主部を取り付ける動作状態を示す斜視図であり、(a)は外枠に対して遊技機主部を開放した状態の位置関係でヒンジ受け部材に軸部材を近づける状態、(b)はヒンジ受け部材に軸部材を取り付けた状態、(c)は外枠に遊技機主部を閉じた状態である。 外枠に遊技機主部を取り付ける動作状態を示す一部省略した正面図であり、(a)は外枠に対して遊技機主部を開放した状態の位置関係でヒンジ受け部材に軸部材を近づける状態、(b)は遊技機主部下側の軸受け孔に、外枠の軸部材を差し込んだ状態、(c)はヒンジ受け部材に軸部材を取り付ける状態、(d)はヒンジ受け部材に軸部材を取り付け、上側のヒンジ受け部材と下側の軸受け孔に軸部材が完全に取り付けられた状態、(e)は外枠に遊技機主部を閉じた状態である。 実施例1のヒンジ受け部材の変形例1を示し、(a)は側断面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 実施例1のヒンジ受け部材の変形例2を示し、(a)は側断面図、(b)は側面図、(c)は部分拡大図である。 実施例2のヒンジ受け部材を示す平面図である。 実施例2のヒンジ受け部材に軸部材が取り付けられる動作状態を示す平面図であり、(a)は軸部材を外枠に当てる状態、(b)は軸部材を外枠をなぞりながらヒンジ受け部材に近づける状態、(c)は軸部材をヒンジ受け部材の開口部までなぞるように近づける状態、(d)は軸部材が段差部分で開口部内に進入した状態である。 実施例2のヒンジ受け部材の変形例1を示す平面図である。 実施例2のヒンジ受け部材の変形例2を示す平面図である。 実施例2のヒンジ受け部材の変形例3を示す抜け止め具の拡大平面図である。 実施例2のヒンジ受け部材の変形例3を示す平面図である。 実施例2のヒンジ受け部材の変形例4を示す平面図である。 実施例3のヒンジ受け部材を示す平面図である。 実施例3のヒンジ受け部材の変形例5を示す平面図である。 実施例3のヒンジ受け部材の変形例6を示す平面図である。 実施例3のヒンジ受け部材の変形例7を示す平面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明のパチンコ機10の遊技機主部21と外枠11とが嵌合した状態を示す斜視図である。図2及び図3はパチンコ機10の主要な構成を展開して示す斜視図である。図4はパチンコ機10の背面図である。なお、図2では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
パチンコ機10は、当該パチンコ機10の外殻を形成する外枠11と、この外枠11に対して前方に回動可能に取り付けられた遊技機主部21とを有する。本発明は、この外枠11と遊技機主部21とが着脱自在に分離する構造になっている。
<遊技機10の全体構成>
外枠11は、板材12〜15を四辺に連結し構成されるものであって矩形枠状をなしている。外枠11を構成する板材12〜15は、左右の板材12,13がアルミなどの金属製となっており、上下の板材14,15が木製となっている。パチンコ機10は、外枠11の上下の板材14,15を島設備に取り付け固定することにより、遊技ホールに設置される。
上記のように左右の板材12,13を金属製とすると共に上下の板材14,15を木製とすることで、島設備への固定を可能としつつ外枠11の補強を行うことができる。なお、外枠11の構成は上記のものに限定されることはなく、全ての板材12〜15を木製としてもよく、全ての板材12〜15を金属製としてもよい。また、板材12〜15の全部又は一部を合成樹脂製としてもよい。
外枠11の左側の板材12には、その上下の各端部に支持金具17,18が取り付けられている。これら支持金具17,18に支持させるようにして、図2及び図3に示すように、遊技機主部21が外枠11に対して回動可能に取り付けられている。本発明は、これら支持金具17,18に遊技機主部21を着脱自在に取り付ける構造になる。
遊技機主部21は、図3に示すように、遊技機ベースユニット(本体枠又は内枠)22と、その遊技機ベースユニット22の前方に配置される遊技機前面ユニット(前面扉又は前枠)23と、遊技機ベースユニット22の後方に配置される裏パックユニット24とを備えている。遊技機主部21のうち遊技機ベースユニット22が外枠11に対して回動可能に支持されている。詳細には、正面視で左側を回動基端(開閉基端)側とし右側を回動先端(開閉先端)側として遊技機ベースユニット22が前方へ回動可能(開閉可能)とされている。
遊技機前面ユニット23には、手前側へ膨出した第1膨出部95が窓パネル部91の下方に設けられており、その第1膨出部95内側には、上方に開口した上皿95aが設けられている。上皿95aは、第1払出口231より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら下流側(本実施の形態では右側)へ導くための球受皿である。
第1膨出部95には、上皿95aの下流側に上皿球抜きスイッチ232が設けられると共に、上皿95aの前方に貸球操作部233が配設されている。上皿球抜きスイッチ232は、上皿95aに貯留された遊技球を排出するために操作されるものである。
貸球操作部233には、球貸しボタン234と、返却ボタン235とが設けられている。球貸しボタン234は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が払い出される。返却ボタン235は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。
また、第1膨出部95の前面側中央部には、球貸しボタン234と返却ボタン235との間に、遊技者により操作可能なプッシュ式の演出スイッチ236が設けられている。演出スイッチ236には図示しないランプが内蔵されており、選択操作が有効とされる状況下ではランプが点灯表示され、選択操作が無効とされる状況下ではランプが消灯表示されるようになっている。そして、当該ランプが点灯表示されている状況下で演出スイッチ236を操作された場合、後述する図柄表示装置71の表示モードが変更されるようになっている。
遊技機前面ユニット23の下部位置には、手前側へ膨出した第2膨出部96が設けられており、その第2膨出部96内側には、上方に開口した下皿96aが設けられている。下皿96aは、第2払出口237より払い出された遊技球を一旦貯留するための球受皿である。下皿96aには、例えば下皿球抜きスイッチ233を操作された場合、上皿95aに貯留された遊技球が第2払出口237より排出されるようになっている。
第2膨出部96前面側には、下皿96aに貯留された遊技球を下方に排出するための上球抜きスイッチ238が設けられている。また、第2膨出部96の右方には、手前側へ突出するようにして遊技球発射ハンドル84が設けられている。遊技球発射ハンドル84は、板材12の背面側に設けられた遊技球発射機構80(図5参照)に連結されており、上皿95aに貯留された遊技球は、遊技者が遊技球発射ハンドル84を回転させることにより、遊技盤61に形成された遊技領域に向けて発射される。
遊技機ベースユニット22は、図2及び図3に示すように、外枠11の開口全体を覆う大きさを有しており、その背面側であって回動先端側には施錠装置31が取り付けられている。施錠装置31は長尺状の連動杆32を備えており、当該連動杆32には上下一対の鉤金具33が設けられている。外枠11に対して遊技機ベースユニット22を閉鎖した際には、鉤金具33が外枠11の右側の板材13に設けられた受け金具34に係止され、施錠装置31により施錠状態とされるようになっている。また、遊技機ベースユニット22にはシリンダ錠35が設けられており、シリンダ錠35の操作によって連動杆32を上方向又は下方向のうち予め定められた方向に移動させると、外枠11に対する遊技機ベースユニット22の施錠状態が解除される。
遊技機ベースユニット22には、図2に示すように、遊技機前面ユニット23が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端(開閉基端)側とし右側を回動先端(開閉先端)側として前方へ回動可能(開閉可能)とされている。また、遊技機ベースユニット22には、図3に示すように、裏パックユニット24が回動可能に支持されており、正面視で左側を回動基端(開閉基端)側とし右側を回動先端(開閉先端)側として後方へ回動可能(開閉可能)とされている。
次に、遊技機ベースユニット22、遊技機前面ユニット23及び裏パックユニット24のそれぞれについて詳細に説明する。
<遊技機ベースユニット22>
先ず、遊技機ベースユニット22の構成について詳細に説明する。図5は遊技機ベースユニット22の正面図である。図6は遊技機ベースユニット22に搭載された遊技盤61の正面図である。図7は遊技機ベースユニット22の背面図である。なお、図5では便宜上パチンコ機10の遊技領域内の構成を省略している。
遊技機ベースユニット22は、外形が外枠11とほぼ同一形状をなす樹脂ベース41を主体に構成されている。樹脂ベース41の中央部には略楕円形状の窓孔51が形成されている。樹脂ベース41にはその後方から遊技盤61が着脱可能に取り付けられている。詳細には、樹脂ベース41の裏面には、図7に示すように、複数(本実施の形態では4箇所)の固定金具52〜55が設けられており、これら固定金具52〜55によって遊技盤61は後方へ脱落しないように固定されている。固定金具52〜55は手動で回動操作することができ、固定位置(ロック位置)と固定解除位置(アンロック位置)とに切り換えることができるよう構成されている。
遊技盤61は合板より成り、遊技盤61の前面に形成された遊技領域が樹脂ベース41の窓孔51を通じて遊技機ベースユニット22の前面側に露出した状態となっている。
ここで、遊技盤61の構成を図6に基づいて説明する。遊技盤61には、ルータ加工が施されることによって前後方向に貫通する大小複数の開口部が形成されている。各開口部には一般入賞口62,可変入賞装置63,上作動口64,下作動口65,スルーゲート66及び可変表示ユニット67等がそれぞれ設けられている。このうち、可変入賞装置63、上作動口64、下作動口65及び可変表示ユニット67は、遊技盤61の左右方向の中央において上下方向に並べて設けられており、上から可変表示ユニット67、上作動口64、下作動口65及び可変入賞装置63の順となっている。また、一般入賞口62は、遊技盤61の下部において、左側に2個及び右側に2個の合計4個設けられている。ちなみに、遊技盤61の左側は遊技機前面ユニット23の回動基端側に相当し、遊技盤61の右側は遊技機前面ユニット23の回動先端側に相当する。
一般入賞口62、可変入賞装置63、上作動口64及び下作動口65に遊技球が入球すると、それが検知スイッチにより検知され、その検知結果に基づいて所定数の賞球の払い出しが実行される。具体的には、一般入賞口62に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として10個の遊技球が払い出され、可変入賞装置63に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として15個の遊技球が払い出され、上作動口64に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として3個の遊技球が払い出され、下作動口65に一の遊技球が入球すると単位遊技球数として4個の遊技球が払い出される。
その他に、遊技盤61の最下部にはアウト口68が設けられており、各種入賞口等に入らなかった遊技球はアウト口68を通って遊技領域から排出される。また、遊技盤61には、遊技球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘69が植設されていると共に、風車等の各種部材(役物)が配設されている。
可変表示ユニット67には、いずれかの作動口64,65への入賞をトリガとして図柄を可変表示する図柄表示装置71が設けられている。また、可変表示ユニット67には、図柄表示装置71を囲むようにしてセンターフレーム72が配設されている。センターフレーム72の上部には、第1特定ランプ部73及び第2特定ランプ部74が設けられている。また、センターフレーム72の上部及び下部にはそれぞれ保留ランプ部75,76が設けられている。下側の保留ランプ部75は、図柄表示装置71及び第1特定ランプ部73に対応しており、遊技球が作動口64,65を通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部75の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。上側の保留ランプ部76は、第2特定ランプ部74に対応しており、遊技球がスルーゲート66を通過した回数は最大4回まで保留され保留ランプ部76の点灯によってその保留個数が表示されるようになっている。
図柄表示装置71は、液晶ディスプレイを備えた液晶表示装置として構成されており、後述する表示制御装置により表示内容が制御される。図柄表示装置71には、例えば左、中及び右に並べて図柄が表示され、これらの図柄が上下方向にスクロールされるようにして変動表示されるようになっている。そして、予め設定されている有効ライン上に所定の組合せの図柄が停止表示された場合には、特別遊技状態(以下、大当たりという)が発生することとなる。なお、図柄表示装置71は、CRT,ドットマトリックス,7セグメント等その他のタイプにより表示画面を構成したものであってもよい。
第1特定ランプ部73では、作動口64への入賞をトリガとして所定の順序で発光色の切り替えが行われ、予め定められた色で停止表示された場合には大当たりが発生する。また、第2特定ランプ部74では、遊技球のスルーゲート66の通過をトリガとして所定の順序で発光色の切り替えが行われ、予め定められた色で停止表示された場合には下作動口65に付随する電動役物65aが所定時間だけ開放状態となる。
ちなみに、下作動口65は、開閉手段としての電動役物65aが開放状態の場合に入球が可能となり、閉鎖状態の場合に入球が不可となる。なお、これに限定されることはなく、電動役物65aが開放状態の場合に入球し易くなり、閉鎖状態の場合に入球しがたくなる構成としてもよい。
可変入賞装置63は、開閉手段としての開閉扉63aが通常は遊技球が入球できない又は入球しがたい閉鎖状態になっており、大当たりの際に遊技球が入球しやすい所定の開放状態に切り換えられるようになっている。可変入賞装置63の開放態様としては、所定時間(例えば30秒間)の経過又は所定個数(例えば10個)の入賞を1ラウンドとして、複数ラウンド(例えば15ラウンド)を上限として可変入賞装置63が繰り返し開放されるものが一般的である。
遊技盤61には、内レール部77と外レール部78とが取り付けられており、これら内レール部77と外レール部78とにより誘導レールが構成され、遊技球発射機構から発射された遊技球が遊技領域の上部に案内されるようになっている。ちなみに、図5に示すように、樹脂ベース41の窓孔51の右上部には返しゴム79が設けられており、所定以上の勢いで発射された遊技球は返しゴム79に当たり、遊技領域の中央寄りに跳ね返されるようになっている。この場合、返しゴム79はその遊技球が当たる面が遊技領域の中央側に向けて傾斜させて形成されているため、遊技領域の中央に向けた遊技球の跳ね返しが良好に行われるようになっている。
遊技球発射機構80は、図5に示すように、樹脂ベース41における窓孔51の下方に取り付けられている。遊技球発射機構80は、電磁式のソレノイド81と、発射レール82と、球送り機構83とからなり、ソレノイド81への電気的な信号の入力により当該ソレノイド81の出力軸が伸縮方向に移動し、球送り機構83によって発射レール82上に置かれた遊技球を遊技領域に向けて打ち出す。ソレノイド81への電気的な信号の入力は、遊技機前面ユニット23の下部に設けられた遊技球発射ハンドル84(図1等参照)が操作されることに基づいて発生する。
樹脂ベース41の前面における回動基端側にはその上端部及び下端部に支持金具42,43が取り付けられており、これら支持金具42,43に対して遊技機前面ユニット23が支持されていることで当該遊技機前面ユニット23が遊技機ベースユニット22に対して前方に回動可能となっている。また、樹脂ベース41の前面における回動先端側には、遊技機前面ユニット23の背面に設けられた鉤金具44(図2参照)を挿入するための挿入孔45が上下方向に離間させて複数設けられている。遊技機ベースユニット22に対して遊技機前面ユニット23を閉鎖した状態では、遊技機前面ユニット23の鉤金具44が挿入孔45内に入り込み、当該鉤金具44は上述した施錠装置31に係止される。これにより、遊技機ベースユニット22に対して遊技機前面ユニット23が施錠された状態となる。この施錠状態はシリンダ錠35の操作によって施錠装置31の連動杆32を、外枠11に対する遊技機ベースユニット22の解錠を行う場合とは反対側に移動させることで解除される。
<遊技機前面ユニット23>
ここで、遊技機前面ユニット23の構成について説明する。図8は遊技機前面ユニット23の背面図である。
遊技機前面ユニット23は遊技機ベースユニット22の前面側全体を覆うようにして設けられている。遊技機前面ユニット23には、図1に示すように、上記遊技領域のほぼ全域を前方から視認することができるようにした略楕円形状の窓パネル部91が設けられている。窓パネル部91の周囲には、各種ランプ等の発光手段が設けられている。例えば、窓パネル部91の周縁に沿ってLED等の発光手段を内蔵した環状電飾部92が設けられている。環状電飾部92では、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて点灯や点滅が行われる。また、環状電飾部92の中央であってパチンコ機10の最上部には所定のエラー時に点灯するエラー表示ランプ部93が設けられている。また、窓パネル部91の左上方及び右上方には、遊技状態に応じた効果音などが出力されるスピーカ部94が設けられている。
遊技機前面ユニット23における窓パネル部91の下方には、手前側へ膨出した上側膨出部95と下側膨出部96とが上下に並設されている。上側膨出部95内側には上方に開口した上皿95aが設けられており、下側膨出部96内側には同じく上方に開口した下皿96aが設けられている。上皿95aは、後述する払出装置より払い出された遊技球を一旦貯留し、一列に整列させながら後述する遊技球発射機構側へ導くための機能を有する。また、下皿96aは、上皿95a内にて余剰となった遊技球を貯留する機能を有する。なお、下側膨出部96の右方には、上述した遊技球発射ハンドル84が設けられている。
遊技機前面ユニット23の背面における回動基端側(図8の右側)には、その上端部及び下端部に突起軸97,98が設けられている。これら突起軸97,98は遊技機ベースユニット22に対する組付機構を構成する。また、遊技機前面ユニット23の背面における回動先端側(図8の左側)には、上述した鉤金具44が上下方向に複数並設されている。
また、遊技機前面ユニット23の背面には、図8に示すように、前面側通路ユニット271が取り付けられている。前面側通路ユニット271は、合成樹脂により成形されており、上皿95aに通じる前扉側上皿通路と、下皿96aに通じる前扉側下皿通路とが形成されている。前面側通路ユニット271の詳細については後に説明する。
<遊技機ベースユニット22の背面構成>
次に、遊技機ベースユニット22の背面構成について図7を用いて詳細に説明する。
樹脂ベース41の背面における回動先端側には既に説明した施錠装置31が設けられている。また、樹脂ベース41の中央には上記のとおり遊技盤61が取り付けられている。
遊技盤61の中央に配置された可変表示ユニット67には、図3及び図7に示すように、センターフレーム72を後方から覆う合成樹脂製のフレームカバー100が後方に突出させて設けられており、フレームカバー100に対して後側から上述した図柄表示装置71が取り付けられていると共に、その図柄表示装置71を駆動するための表示制御装置101が取り付けられている。これら図柄表示装置71及び表示制御装置101は前後方向に重ねて配置され(図柄表示装置71が前、表示制御装置101が後)、さらにその後方に音声ランプ制御装置ユニット102が搭載されている。音声ランプ制御装置ユニット102は、音声ランプ制御装置103と、取付台104とを具備する構成となっており、取付台104上に音声ランプ制御装置103が装着されている。
音声ランプ制御装置103は、後述する主制御装置からの指示に従い音声やランプ表示、及び表示制御装置の制御を司る音声ランプ制御基板を具備しており、音声ランプ制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックスに収容されて構成されている。
遊技盤61の背面であって可変表示ユニット67の下方には、主制御装置ユニット105が搭載されている。主制御装置ユニット105は、合成樹脂製の取付台106を有し、取付台106に主制御装置107が搭載されている。主制御装置107は、遊技の主たる制御を司る機能(主制御回路)と、電源を監視する機能(停電監視回路)とを有する主制御基板を具備しており、当該主制御基板が透明樹脂材料等よりなる基板ボックス108に収容されて構成されている。なお、当該基板ボックス108には、当該基板ボックスの開放痕跡手段としてカシメ構造や図示しない封印シールが設けられていると共に、取付台106に対する主制御装置107の離脱痕跡手段としてカシメ構造が設けられている。
遊技盤61の背面における主制御装置ユニット105により覆われた領域には、図示しない集合板ユニットが設けられている。集合板ユニットには、各種入賞口に入賞した遊技球を回収するための遊技球回収機構や、各種入賞口等への遊技球の入賞を検知するための入賞検知センサなどが設けられている。遊技球回収機構にて回収された遊技球は後述する排出通路を介してパチンコ機10外部に排出される。また、入賞検知センサは主制御装置107と電気的に接続されており、遊技球の入賞を検知した場合の検知信号は主制御装置107にて入力される。
樹脂ベース41の背面における回動基端側(図7の右側)には、軸受け金具111,112,113が取り付けられている。軸受け金具111〜113は上下に離間させて3個設けられている。なお、軸受け金具111〜113の数は任意であり、2個であってもよく、4個以上であってもよい。これら軸受け金具111〜113に対して軸支させて遊技機ベースユニット22には裏パックユニット24が取り付けられている。裏パックユニット24により、図5に示すように、可変表示ユニット67の全部及び主制御装置ユニット105の一部が後方から覆われており、裏パックユニット24を開放させない限り可変表示ユニット67及び主制御装置ユニット105を樹脂ベース41から取り外すことができないようになっている。
樹脂ベース41の背面には、図3及び図7に示すように、裏パックユニット24を遊技機ベースユニット22に固定するための固定金具115が設けられている。固定金具115は手動で回動操作することができ、固定位置(ロック位置)と固定解除位置(アンロック位置)とに切り換えることができるよう構成されている。また、図7に示すように、樹脂ベース41の背面には締結孔部116が形成されており、当該締結孔部116に対して裏パックユニット24に設けられた締結具117(図9参照)を締結させることによっても裏パックユニット24が遊技機ベースユニット22に固定される。
<裏パックユニット24>
次に、裏パックユニット24の構成について詳細に説明する。図9は裏パックユニット24の正面図である。図10は裏パックユニット24の分解斜視図である。
裏パックユニット24は、当該裏パックユニット24の上部及び中央部分を構成する第1裏パックユニット121と、当該第1裏パックユニット121に連続させて設けられ裏パックユニット24の下部を構成する第2裏パックユニット141とを備えている。第1裏パックユニット121にはその下部に開口部122が形成されており、第2裏パックユニット141の上部は当該開口部122の下縁部分を構成している。
第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141には、図9に示すように、それぞれ軸金具123,139が設けられており、それら軸金具123,139はそれぞれ個別に軸受け金具111〜113に支持されている。これにより、第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とは、遊技機ベースユニット22に対してそれぞれ個別に回動可能となっている。
ここで、上記のとおり、第2裏パックユニット141はその上部が第1裏パックユニット121の開口部122の下縁部分を構成しており、当該下縁部分において、第1裏パックユニット121がパチンコ機10前方となるようにして第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とが前後に重なっている。したがって、第1裏パックユニット121を遊技機ベースユニット22に対して閉鎖した状態で第2裏パックユニット141を開放させることはできるが、第2裏パックユニット141を閉鎖した状態で第1裏パックユニット121を開放させることはできない。なお、これに限定されることはなく、開閉の関係が第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とで逆であってもよく、第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とが相互に干渉することなく開閉可能な構成であってもよい。さらには、第1裏パックユニット121と第2裏パックユニット141とが一体化され個別に開閉できない構成としてもよい。
次に、第1裏パックユニット121の構成について詳細に説明する。
第1裏パックユニット121は、裏パック124を備えており、当該裏パック124に対して、払出機構部125が取り付けられている。裏パック124は透明性を有する合成樹脂により成形されており、払出機構部125などが取り付けられるベース部126と、パチンコ機10後方に突出し略直方体形状をなす保護カバー部127とを有する。保護カバー部127は左右側面及び上面が閉鎖され且つ下面のみが開放された形状をなし、少なくとも可変表示ユニット67を囲むのに十分な大きさを有する。
ベース部126には、その右上部に外部端子板131が設けられている。外部端子板131には各種の出力端子が設けられており、これらの出力端子を通じて遊技ホール側の管理制御装置に対して各種信号が出力される。また、ベース部126には上述した第1裏パックユニット121の軸金具123が設けられている。
ベース部126には、保護カバー部127を迂回するようにして払出機構部125が配設されている。払出機構部125は、タンク132と、タンクレール133と、上下通路ユニット134とを備えている。タンク132は上方に開放されており、裏パック124の最上部に設けられている。タンク132には遊技ホールの島設備から遊技球が逐次補給される。タンクレール133は、タンク132の下方において当該タンク132に連結されており、下流側に向けて緩やかに傾斜している。当該タンクレール133の下流部に連結させて上下通路ユニット134が設けられている。上下通路ユニット134は上下方向に延びており、その途中位置に払出装置135が設けられている。また、上下通路ユニット134の下流側には、球受け部、裏パック側通路部、本体側通路部及び前面側通路部が設けられており、前面側通路部は上皿95a及び下皿96aに連通されている。
つまり、タンク132と、上皿95a及び下皿96aの受け皿との間には、タンクレール133、上下通路ユニット134、球受け部、裏パック側通路部、本体側通路部及び前面側通路部からなる誘導通路部が設けられており、タンク132に貯留されている遊技球は当該誘導通路部を通じて上皿95a又は下皿96aに払い出される。なお、上下通路ユニット134の構成、及びそれよりも下流側の構成については後に詳細に説明する。
払出機構部125には、裏パック基板136が設置されている。裏パック基板136には、例えば交流24ボルトの主電源が供給され、電源スイッチ137の切替操作により電源ON又は電源OFFとされるようになっている。
次に、第2裏パックユニット141の構成について詳細に説明する。
第2裏パックユニット141は、排出通路盤142と制御装置集合ユニット143とを備えている。排出通路盤142は第2裏パックユニット141の前側を構成し、制御装置集合ユニット143は第2裏パックユニット141の後側を構成している。そして、これら排出通路盤142と制御装置集合ユニット143とが前後に組み付けられて第2裏パックユニット141が構成されている。
排出通路盤142は、制御装置集合ユニット143と対向する面に後方に開放された排出通路144が形成されており、当該排出通路144の開放部は制御装置集合ユニット143によって塞がれている。排出通路144は、遊技ホールの島設備等へ遊技球を排出するように形成されており、上述した各種入賞口等から排出通路144に導出された遊技球は当該排出通路144を通ることでパチンコ機10外部に排出される。
制御装置集合ユニット143は、横長形状をなす取付台145を有し、取付台145に払出制御装置146と電源及び発射制御装置147とが搭載されている。これら払出制御装置146と電源及び発射制御装置147とは、払出制御装置146がパチンコ機10後方となるように前後に重ねて配置されている。
払出制御装置146は、基板ボックス148内に払出装置135を制御する払出制御基板が収容されている。なお、払出制御装置146から払出装置135への払出指令の信号は上述した裏パック基板136により中継される。また、払出制御装置146には状態復帰スイッチ148aが設けられている。例えば、払出装置135における球詰まり等、払出エラーの発生時において状態復帰スイッチ148aが押されると、球詰まりの解消が図られるようになっている。
電源及び発射制御装置147は、基板ボックス149内に電源及び発射制御基板が収容されており、当該基板により、各種制御装置等で要する所定の電源が生成されて出力され、さらに遊技者による遊技球発射ハンドル84の操作に伴う遊技球の打ち出しの制御が行われる。また、電源及び発射制御装置147にはRAM消去スイッチ149aが設けられている。本パチンコ機10は各種データの記憶保持機能を有しており、万一停電が発生した際でも停電時の状態を保持し、停電からの復帰の際には停電時の状態に復帰できるようになっている。したがって、例えば遊技ホールの営業終了の場合のように通常手順で電源を遮断すると遮断前の状態が記憶保持されるが、RAM消去スイッチ149aを押しながら電源を投入すると、RAMデータが初期化されるようになっている。
<軸部材2101が着脱容易なヒンジ受け部材1701>
図11は実施例1のヒンジ受け部材1701を示し、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は側断面図である。図12はヒンジ受け部材1701内の抜け止め具1706を示す拡大斜視図であり、(a)は抜け止め部1708を前方に置いた状態、(b)は抜け止め部1708を後方に置いた状態である。図13はヒンジ受け部材1701に軸部材2101が取り付けられる動作状態を示す平面図であり、(a)はヒンジ受け部材に軸部材を近づける状態、(b)はヒンジ受け部材の開口部から軸部材が進入する状態、(c)は軸部材が軸受け部まで進入した状態である。
実施例1のヒンジ受け部材1701は、外枠11の左上部の上側支持金具17を構成する部材である。ヒンジ受け部材1701は、この図11の拡大平面図に示すように、例えば金属製の略四角形状の板材をその周囲を下側に曲折した本体1702と、この本体1702内においてその面方向に可動し、遊技機主部21側に設けられた軸部材2101の抜け止めを行う抜け止め具1706とから成る。
このヒンジ受け部材1701は、外枠11を構成する上部の板材14と左右の板材または金属枠12とを連結する連結具1201に連続して設けられたものである。図示例ではヒンジ受け部材1701とこの連結具1201とが一体的に構成されている。このヒンジ受け部材1701は10kgから15kg程度の重量のある遊技機主部21を支持し、かつ頻繁に開閉されるもので大きな荷重がかかる箇所である。そこで、強度的に強固な構造が望ましい。勿論ヒンジ受け部材1701と外枠11とが別構成になったものを接続したものでもよい。また、ヒンジ受け部材1701の素材は、主に金属であるが、剛性、耐久性の高いものであれば合成樹脂を用いることも可能である。
このヒンジ受け部材1701は、図11(a)の拡大平面図に示すように、遊技機主部21側に設けられた軸部材2101が掛け止められるように切り欠いた案内路1703が設けられている。この案内路1703は、開口部1704から最奥の軸受け部1705まで約90度の角度で軸部材2101が移動する形状になる。この案内路1703の角度であれば、ヒンジ受け部材1701から軸部材2101が不用意に外れないからである。軸部材2101は、この軸受け部1705の位置で止められ、回動自在に掛け止められる。
実施例1のヒンジ受け部材1701の開口部1704は、図11(a)の拡大平面図に示すように、ヒンジ受け部材1701の手前側(図示面では下側)が開口部1704の奥側(図示面では上側)より左側に引っ込んだ状態になり、段差(L1)を形成している。この段差(L1)は遊技機主部21を外枠11に取り付ける際に、遊技機主部21の軸部材2101をヒンジ受け部材1701に当たるように押し当てるだけで、ヒンジ受け部材1701の開口部1704の位置を容易に探せるようにするためである。
このヒンジ受け部材1701には、図12の斜視図に示すように、軸部材2101が掛け止められた際に、この軸部材2101が抜けないように、抜け止め具1706が設けられている。この抜け止め具1706は、ヒンジ受け部材1701の本体1702内で一端が回動自在に軸支部1707で軸支され、その他端に抜け止め部1708が形成された部材である。抜け止め部1708は案内路1703の開口部1704と軸受け部1705の間で、軸部材2101を通過させ、その通過後は抜け止めとして機能する。
抜け止め具1706には、抜け止め部1708を元の位置に戻す押圧板ばね部1709が設けられている。この押圧板ばね部1709の先端は下側に曲折した本体1702の壁面に当たるようになっている。また、軸支部1707には他端にこの抜け止め部1708が押圧板ばね部1709の弾性力で、開口部1704から飛び出さず、所定の位置に留まるように過回動を防止する過回動防止部1710が突設されている。
抜け止め具1706は、軸支部1707と抜け止め部1708とが連結板ばね1711で連結されている。これは、軸支部1707と抜け止め部1708とが同一の部材で構成されていると、遊技機主部21を外枠11に取り付ける際に、軸部材2101がヒンジ受け部材1701の案内路1703から抜け止め具1706の上面に上方から誤って当たることがある。このときに、抜け止め具1706を折損し、または軸支部1707を破損するおそれがある。そこで、誤って軸部材2101が抜け止め具1706の抜け止め部1708の上面から当たっても、この連結板ばね1711が撓ることにより、抜け止め具1706を折損し、または軸支部1707を破損することがない。また、この連結板ばね1711は、軸部材2101がヒンジ受け部材1701の案内路1703を通過する際に軸部材2101からの押圧荷重を緩和する作用がある。
なお、反発作用がある部材であれば、連結板ばね1711に代えてコイルばねその他の弾性部材でもよい。但し、この抜け止め部1708は、軸部材2101が抜けないようにする機能を第1の目的とするものであるから、この軸部材2101が抜け止め部1708側(図11(a))の図示面での上方側へ掛かる荷重では容易に撓らない程度の剛性は必要である。
図14は抜け止め具1706の抜け止め部1708と、軸受け部1705との位置関係を示す平面図である。
抜け止め具1706の抜け止め部1708は、軸部材2101が軸受け部1705の位置から抜けないようにする部材である。図示面でこの抜け止め具1706の軸支部1707の中心点からこの抜け止め部1708までを結ぶ仮想直線VLより図示面で左側に接するように構成した。この位置であれば、軸部材2101が抜け止め部1708を押圧するように荷重が加わったときに、抜け止め部1708は図示面で右方向へ回動するように動作する。しかし、この抜け止め具1706は、過回動防止部1710部分でそれ以上の回動は阻止される。そこで、軸部材2101が奥側(図示面では上側)への荷重が加わったときに、ヒンジ受け部材1701から軸部材2101が不用意に外れないようになる。
<ヒンジ受け部材1701に軸部材2101を取り付ける動作状態>
図15は外枠11に遊技機主部21を取り付ける動作状態を示す斜視図であり、(a)は外枠に対して遊技機主部を開放した状態の位置関係でヒンジ受け部材1701に軸部材2101を近づける状態、(b)はヒンジ受け部材に軸部材を取り付けた状態、(c)は外枠に遊技機主部を閉じた状態である。図16は外枠11に遊技機主部21を取り付ける動作状態を示す一部省略した正面図であり、(a)は外枠に対して遊技機主部を開放した状態の位置関係でヒンジ受け部材1701に軸部材2101を近づける状態、(b)は遊技機主部の下側の軸受け孔に、外枠の軸部材を差し込んだ状態、(c)はヒンジ受け部材に軸部材を取り付ける状態、(d)はヒンジ受け部材に軸部材を取り付け、上側のヒンジ受け部材と下側の軸受け孔に軸部材が完全に取り付けられた状態、(e)は外枠に遊技機主部を閉じた状態である。
この外枠11に遊技機主部21を取り付ける際には、図15(a)と図16(a)、(b)に示すように、遊技機主部21の下側のヒンジ構造を構成する軸受け孔2103に、外枠11の軸部材1101を差し込む。このとき下側のヒンジ構造を差し込んだ後に遊技機主部21の上側を横方向に微妙に傾けて移動して取り付ける(図16(b)参照)。
次に、図15(b)と図16(c)、(d)に示すように、外枠11のヒンジ受け部材1701に遊技機主部21の軸部材2101を取り付ける。このときヒンジ受け部材1701の手前側(図示面では下側)が開口部1704の奥側(図示面では上側)より左側に引っ込んだ状態の段差(L1)が形成されている。この位置は遊技機主部21を外枠11に取り付ける際に、遊技機主部21の軸部材2101をヒンジ受け部材1701に押し当てるだけで、ヒンジ受け部材1701の開口部1704の位置を容易に探せる。そのまま左側へ押し込むことにより、軸部材2101をヒンジ受け部材1701に迅速に取り付けることができる。
または、軸部材2101をヒンジ受け部材1701の本体1702の丸みのある角部からこの引っ込んだ本体1702の壁面を伝わらせながら案内された状態で、開口部1704まで移動させる。この開口部1704の位置で、遊技機主部21の軸部材2101を左側へ倒すように移動させ、軸部材2101が抜け止め具1706を通過したら抜けなくなる。これにより、本発明は、外枠11に対して、遊技機主部21を押し込み、軸部材2101が開口部1704に入ったら、手前に引き戻すような動作で組み付けが容易に完了する。
従来の構造の遊技機10の場合は、下側の軸受け孔2103から軸部材1101が抜けない程度に遊技機主部21を持ち上げて、外枠11上側の軸受け孔2103に遊技機主部21の軸部材2101を差し込んでいた。このときに遊技機主部21を高く持ち上げ過ぎると、下側の軸受け孔2103から下側の軸部材1101が外れ、最初からやり直していた。逆に持ち上げる高さが低いと、外枠11上側の軸受け孔に軸部材2101を差し込めないといった困難さがあった。本発明ではこのような不具合を解消した。
最後に、図15(c)と図16(e)に示すように、外枠11に遊技機主部21を閉じた状態にして取り付けが完了する。その後施錠する。
このように、実施例1の本発明では、遊技機主部21を外枠11に取り付ける際に、遊技機主部21の下側の軸受け孔2103に下側の軸部材1101を下向きに差し込んでから、遊技機主部21の上側を横方向に移動することにより、遊技機主部21の軸部材2101を外枠11のヒンジ受け部材1701に容易に取り付けることができ、遊技機主部21を迅速に取り付けることができる。
一方、この遊技機主部21を外枠11から取り外す際には、従来の構造の遊技機10の場合と同様に、図15(c)と図16(d)、(e)の状態から、ヒンジ受け部材1701に回動自在に取り付けられている上側の軸部材2101を上方に持ち上げると、遊技機主部21の下側を外枠11から開放される。同時に遊技機主部21の軸部材2101もヒンジ受け部材1701から抜き取ることができ、遊技機主部21を迅速に取り外すことができる。
上述した例では、本発明のヒンジ受け部材1701を外枠11の上側に設けた実施例を説明している。しかし、反対の構成に即ちこのヒンジ受け部材1701を外枠11の下側に設けることも可能である(図示していない)。ヒンジ受け部材1701を外枠11の下側に設けることにより、下側の軸部材1101の位置合わせが容易になり、遊技機主部21を外枠11に迅速に組み付けることができる。
<ヒンジ受け部材1701の変形例1>
図17は実施例1のヒンジ受け部材1701の変形例1を示し、(a)は側断面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
実施例1のヒンジ受け部材1701の抜け止め具1706は、軸支部1707と抜け止め部1708とは連結板ばね1711で連結されている。これは、抜け止め具1706の上面に軸部材2101が上方から誤って当たったときに、抜け止め部1708の折損、または軸支部1707の破損を防止するためである。そこで、この変形例1では、抜け止め部1708と軸支部1707とを同一の部材で構成するが、軸支部1707において、その周囲に回動すると共に、この軸の軸方向に抜け止め部1708と共に軸支部1707が移動する構成になっている。図示例では、軸支部1707が図11で示したものより長く、先端(下端)にフランジ1712が設けられ、コイルばね1713で抜け止め部1708と軸支部1707とは常時本体1702内に押し上げられるようになっている。
このヒンジ受け部材1701の変形例1では、軸部材2101が誤って抜け止め具1706の抜け止め部1708の上面から当たっても、軸支部1707が軸方向に移動し得るので、抜け止め部1708又は軸支部1707に無理な荷重が掛からないようになっている。そこで、抜け止め部1708の折損、または軸支部1707の破損を防止することができる。なお、軸支部1707の移動距離は、押圧板ばね部1709と過回動防止部1710が本体1702の内壁面から外れない程度の短い距離にする。
変形例1の抜け止め具1706であっても、ヒンジ受け部材1701における軸部材2101の抜け止めとしての本来の機能を果たす必要がある。そこで、コイルばね1713は抜け止め具1706全体を本体1702から容易に外れないように下から強固に押し上げるようにする。
<ヒンジ受け部材1701の変形例2>
図18は実施例1のヒンジ受け部材の変形例2を示し、(a)は側断面図、(b)は側面図、(c)は部分拡大図である。
更に、抜け止め具1706の変形例2として、抜け止め部1708と軸支部1707とを同一の部材で構成するが、この軸支部1707の構成を水平方向の回動と共に、逆円錐状に揺動可能な状態にすることで、軸部材2101による抜け止め部1708の折損、または軸支部1707の破損を防止することができる。例えば、図18(c)に示すように、軸支部1707における抜け止め具1706の軸孔を、単純に円筒形状にするのではなく、ドーナッツの穴のように縦断面が半円形が向かい合った形状にする。このような軸孔の形状であれば、逆円錐状に揺動可能な状態になる。軸支部1707の先端(下端)にフランジ1712が設けられ、コイルばね1713で抜け止め部1708と軸支部1707とは常時本体1702内に押し上げられるようになっている。
この変形例2のヒンジ受け部材1701でも、軸部材2101が誤って抜け止め具1706の抜け止め部1708の上面から当たっても、軸支部1707が軸部分で首振り状態になるので、抜け止め部1708又は軸支部1707に無理な荷重が掛からず、抜け止め部1708の折損、または軸支部1707の破損を防止することができる。
<軸部材2101が着脱容易なヒンジ受け部材1721>
図19は実施例2のヒンジ受け部材1721を示す平面図である。
実施例2のヒンジ受け部材1721は、基本的な構成は実施例1のヒンジ受け部材1701と略同様な構成を有する部材である。実施例2のヒンジ受け部材1721は、例えば金属製の略四角形状の板材をその周囲を下側に曲折した本体1722と、この本体1722内においてその平面方向に可動し、遊技機主部21側に設けられた軸部材2101の抜け止めを行うストッパー部として機能する抜け止め具1726とから成る。
この実施例2のヒンジ受け部材1721も、外枠11を構成する上部の板材14と左右の板材または金属枠12とを連結する連結具1201に連続して設けられたものである。図示例ではヒンジ受け部材1721とこの連結具1201とが一体的に構成されているものを示している。実施例2のヒンジ受け部材1721でも、外枠11と別構成になったものを接続したものでもよい。また、ヒンジ受け部材1721の素材は、主に金属であるが、剛性、耐久性の高いものであれば合成樹脂を用いることも可能である。
このヒンジ受け部材1721は、図19の拡大平面図に示すように、遊技機主部21側に設けられた軸部材2101が掛け止められるように切り欠いた案内路1723が設けられている。この案内路1723は、開口部1724から最奥の軸受け部1725まで約90度の角度で軸部材2101が移動する形状になる。軸部材2101は、この軸受け部1725の位置で止められ、回動自在に掛け止められる。
実施例2のヒンジ受け部材1721の開口部1724は、両開口縁に段差(L2)を設けた。この開口部1724の段差(L2)により、軸部材2101を開口部1724に近づけ、この開口部1724の何れかの開口縁に当接させることで、そのまま軸部材2101を開口部1724内に進入させることができる。図19の拡大平面図に示すように、開口部1724の奥側(図示面では上側)が、ヒンジ受け部材1721の手前側(図示面では下側)より左側に引っ込んだ状態になり、段差(L2)を形成している。これは、図11(a)に示した実施例1の構成とは逆の構成になる。実施例2では、この段差(L2)を利用して軸部材2101を左側に寄せるような簡単な動作で軸部材2101を容易に掛け止められる。
<ヒンジ受け部材1721に軸部材2101を取り付ける動作状態>
図20は実施例2のヒンジ受け部材1721に軸部材2101が取り付けられる動作状態を示す平面図であり、(a)は軸部材を外枠に当てる状態、(b)は軸部材を外枠をなぞりながらヒンジ受け部材に近づける状態、(c)は軸部材をヒンジ受け部材の開口部までなぞるように近づける状態、(d)は軸部材が段差部分で開口部内に進入した状態である。
実施例2のヒンジ受け部材1721に軸部材2101が取り付けられるとき、即ち外枠11に遊技機主部21を取り付ける際には、図15(a)と図16(a)、(b)に示したように、遊技機主部21の下側のヒンジ構造を構成する軸受け孔2103に、外枠11の軸部材1101を差し込む。このとき下側のヒンジ構造を差し込んだ後に遊技機主部21の上側を横方向に微妙に傾けて移動して取り付ける。
実施例2のヒンジ受け部材1721に遊技機主部21の軸部材2101を取り付けるときは、図20(a)から(d)に示すように、このヒンジ受け部材1721は、開口部1724の奥側(図示面では上側)が、ヒンジ受け部材1721の手前側(図示面では下側)より左側に引っ込んだ状態の段差(L2)が形成されている。軸部材2101を、外枠11と続けてヒンジ受け部材1721をなぞるように左側に寄せる動作で容易に掛け止めることができる。
先ず、図20(a)に示すように、下側のヒンジ構造を差し込んだ後に遊技機主部21の軸部材2101を外枠11に当てるように遊技機主部21を外枠11に近づける。図20(b)に示すように、軸部材2101は外枠11をなぞるようにヒンジ受け部材1721に近づける。このとき、下側のヒンジ構造を差し込んだまま遊技機主部21の上側を横方向に移動させる。
次に、図20(c)に示すように、軸部材2101をヒンジ受け部材1721の開口部1724までなぞるように近づける。このとき、開口部1724には段差(L2)があるので、軸部材2101を移動させているときに、開口部1724の位置で止めることができる。そのまま、図20(d)に示すように、遊技機主部21を左側に寄せる動作により、軸部材2101は段差(L2)部で開口部1724から進入させることができる。
この段差(L2)の間隔は、原則として軸部材2101の軸の半径より長く、最低でもこの軸の直径程度の間隔は必要である。軸部材2101を止めやすくするためである。この段差(L2)間隔が、軸部材2101の軸の半径より短か過ぎると、軸部材2101が開口部1724の開口縁を乗り越えやすく、軸部材2101を止めるづらくなるからである。
最後に、軸部材2101が案内路1723から抜け止め具1726の抜け止め部1708を通過し、案内路1723の奥の軸受け部1725に到達し、この抜け止め部1708が元に位置に戻ったら抜けなくなる。これらの一連の動作により、外枠11に対して、遊技機主部21を押し込み、軸部材2101が開口部1724に入ったら、遊技機主部21(軸部材2101)を手前に引き戻すような動作で組み付けが容易に完了する。
<ヒンジ受け部材1721の変形例1>
図21は実施例2のヒンジ受け部材1721の変形例1を示す平面図である。
変形例1のヒンジ受け部材1721は、開口部1724から最奥の軸受け部1725まで案内路1723の一部を、基本構成の約90度の形状から略く字形状にした。即ち、軸受け部1725の案内路1723を外枠11の平面との略平行状態(図19参照)から、開口部1724の開口縁側が外枠11に近づくような形状にした。略く字形状部1732は平行状態から軸受け部1725を基準にして所定角度αで変形した形状である。この略く字形状部1732は、開口部1724の段差(L2)と相まって軸部材2101を円滑に軸受け部1725まで案内させる機能を有する。
この変形例1のようなヒンジ受け部材1721では、遊技機主部21の軸部材2101を受け止めやすく、軸受け部1725まで迅速に移動させることができる。そこで、外枠11に対して、遊技機主部21を押し込み、軸部材2101が開口部1724に入ったら、遊技機主部21(軸部材2101)を手前に引き戻すような動作で組み付けが更に容易になる。
<ヒンジ受け部材1721の変形例2>
図22は実施例2のヒンジ受け部材1721の変形例2を示す平面図である。
変形例2のヒンジ受け部材1721は、本体1722の一部に遊技機主部21の軸部材2101の動作を円滑にさせるアール1733を形成した。軸部材2101を外枠11でなぞるようにヒンジ受け部材1721に近づけ、軸部材2101をヒンジ受け部材1721の開口部1724までなぞるように近づけるときに、ヒンジ受け部材1721の本体1722と外枠11とで形成される部分が平面視で直角状態である。そこで、この直角の移動動作を回避して動作を円滑にするために、この位置にアール1733を形成した。
このように軸部材2101を直角状態での移動を阻止し、ヒンジ受け部材1721に軸部材2101が横から当たり、この軸部材2101又はヒンジ受け部材1721が衝撃を受けるおそれがある。そこで、この軸部材2101に円滑な動作をさせ、この軸部材2101又はヒンジ受け部材1721の損傷を回避することができる。
<ヒンジ受け部材1721の変形例3>
図23は実施例2のヒンジ受け部材1721の変形例3を示す抜け止め具1726の拡大平面図である。図24は実施例2のヒンジ受け部材1721の変形例3を示す平面図である。
抜け止め具1726の抜け止め部1728は、軸部材2101が軸受け部1725の位置から抜けないようにする部材である。そこで、この変形例3の抜け止め部1728には軸部材2101を掛け止める位置に位置決め凹部1734を形成した。この位置決め凹部1734を形成する位置は、抜け止め具1726の軸支部1727の中心点からこの抜け止め部1728までを結ぶ仮想直線VLより図示面で左側である。この位置であれば、軸部材2101が抜け止め部1728を押圧するように荷重が加わったときに、抜け止め部1728は図示面で右方向へ回動するように動作する。そこで、軸部材2101が奥側(図示面では上側)への荷重が加わったときに、ヒンジ受け部材1721から軸部材2101が不用意に外れないようになる。
<ヒンジ受け部材1721の変形例4>
図25は実施例2のヒンジ受け部材1721の変形例4を示す平面図である。
変形例4のヒンジ受け部材1721は、開口部1724から最奥の軸受け部1725まで案内路1723の一部を、基本構成の約90度の形状から略く字形状部1732を形成し、かつ本体1722の一部に遊技機主部21の軸部材2101の動作を円滑にさせるアール1733を形成した。更に、抜け止め部1728には軸部材2101を掛け止める位置決め凹部1734を形成した。
この変形例4のヒンジ受け部材1721では、軸部材2101の直角の移動動作を回避して円滑な動作をさせ、この軸部材2101又はヒンジ受け部材1721の損傷を回避することができる。更に、抜け止め部1728に設けた位置決め凹部1734により軸部材2101が奥側(図示面では上側)への荷重が加わったときに、ヒンジ受け部材1721から軸部材2101が不用意に外れない。
<軸部材2101が着脱容易なヒンジ受け部材1721>
図26は実施例3のヒンジ受け部材1721を示す平面図である。
実施例3のヒンジ受け部材1721は、基本的な構成は実施例1,2のヒンジ受け部材1701と略同様な構成を有する部材である。実施例3のヒンジ受け部材1721は、例えば金属製の略四角形状の板材をその周囲を下側に曲折した本体1722と、この本体1722内においてその平面方向に可動し、遊技機主部21側に設けられた軸部材2101の抜け止めを行うストッパー部として機能する抜け止め具1726とから成る。
この実施例3のヒンジ受け部材1721も、外枠11を構成する上部の板材14と左右の板材または金属枠12とを連結する連結具1201に連続して設けられたものである。図示例ではヒンジ受け部材1721とこの連結具1201とが一体的に構成されているものを示している。実施例3のヒンジ受け部材1721でも、外枠11と別構成になったものを接続したものでもよい。また、ヒンジ受け部材1721の素材は、主に金属であるが、剛性、耐久性の高いものであれば合成樹脂を用いることも可能である。
このヒンジ受け部材1721は、図26の拡大平面図に示すように、遊技機主部21側に設けられた軸部材2101が掛け止められるように切り欠いた案内路1723が設けられている。実施例3の案内路1723は、開口部1724から最奥の軸受け部1725まで略直線形状になる。更にこの開口部1724が外枠11の連結具1201から略直線状に形成され、軸部材2101が開口部1724から略直線状に移動するようになる。図示するように、装着に際して軸部材2101を外枠11の連結具1201に当てるようにして左側に移動させることにより、軸部材2101は開口部1724から案内路1723を移動する。この案内路1723が略直線形状であるため、軸部材2101を円滑に移動させることができる。更に、開口部1724から軸受け部1725までの案内路1723の距離が長くなると軸部材2101が抜けづらくなる。
図示例では軸受け部1725部分で少し、曲折した状態になっているが、案内路1723から軸受け部1725まで単純に直線状に形成したものでもよい。但し、本来のヒンジ受け部材1721について軸部材2101を支える機能と共にその強度面を考慮すると、ヒンジ受け部材1721の本体1722の略中央に軸受け部1725が配置されることが望ましい。また、この軸受け部1725の配置は、案内路1723の開閉を行う抜け止め部1728の動作状態を考慮する必要がある。
<ヒンジ受け部材1721の変形例5>
図27は実施例3のヒンジ受け部材1721の変形例5を示す拡大平面図である。
実施例3のヒンジ受け部材1721の変形例5は、開口部1724の奥側(図示面では上側)が、ヒンジ受け部材1721の手前側(図示面では下側)より左側に引っ込んだ状態になる段差(L3)を形成している。この変形例5では、この開口部1724の段差(L3)により、軸部材2101を開口部1724に近づけ、この開口部1724の開口縁に当接させることで、そのまま軸部材2101を開口部1724内に進入させることができる。即ち、軸部材2101をヒンジ受け部材1721の周囲でなぞるようにして外枠11側に近づけると、案内路1723内に進入した軸部材2101が抜けづらくなり、そのまま遊技機主部21を手前側に引き戻す動作で軸部材2101を軸受け部1725に掛け止めることができる。
<ヒンジ受け部材1721の変形例6>
図28は実施例3のヒンジ受け部材1721の変形例6を示す平面図である。
実施例3のヒンジ受け部材1721の変形例6は、変形例5とは逆の配置になり、開口部1724の手前側(図示面では下側)が、ヒンジ受け部材1721の奥側(図示面では上側)より左側に引っ込んだ状態になり、段差(L4)を形成している。この変形例6では、軸部材2101を開口部1724に近づけ、この開口部1724奥側の開口縁に当接させ、次に左側に移動させることで、そのまま軸部材2101を案内路1723内に進入させることができる。
<ヒンジ受け部材1721の変形例7>
図29は実施例3のヒンジ受け部材1721の変形例7を示す平面図である。
実施例3のヒンジ受け部材1721の変形例7は、変形例6のヒンジ受け部材1721に、開口部1724の一端縁に軸部材2101の動作を円滑にさせるアール1733を形成した。この変形例7では、軸部材2101を外枠11でなぞるようにヒンジ受け部材1721に近づけ、さらに開口部1724までなぞるように近づけるときに、ヒンジ受け部材1721の本体1722と外枠11との境界部分にアール1733が形成されているので、軸部材2101の移動動作を円滑にすることができる。
なお、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(1)上記実施の形態では、残存遊技球数が29個となるように、上下通路ユニット134において切換片から払出装置135の回転体までの通路長を設定したが、残存遊技球数は29個に限定されることはなく、単位遊技球数のいずれの整数倍とも一致しない数であれば具体的な数は任意である。例えば、上記実施の形態における単位遊技球数の設定において、残存遊技球数を17個、19個、23個等としてもよい。
(2)入賞口62〜65に対する単位遊技球数の設定は、上記実施の形態のものに限定されることはなく、任意である。但し、単位遊技球数の設定を変更した場合には、それら単位遊技球数のいずれの整数倍とも一致しないように残存遊技球数を変更する必要がある。ちなみに、可変入賞装置63に対する単位遊技球数を15個に代えて、14個としてもよい。当該構成であっても、残存遊技球数を29個とすることで、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(3)上記実施の形態では、単位遊技球数が異なる入賞口の種類を4種類としたが、これに限定されることはなく、1種類、2種類、3種類又は5種類以上であってもよい。この場合であっても、残存遊技球数を単位遊技球数のいずれの整数倍とも一致しないようにすることで、上記実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(4)上記実施の形態では、図柄表示装置71を備えたパチンコ機10に対して本発明を適用したが、それ以外のタイプのパチンコ機に適用してもよい。例えば、遊技球転動部や有利口などが設けられた入賞役物装置を備えたパチンコ機や、他の役物を備えたパチンコ機、アレンジボール機、雀球等の遊技機にも、本発明を適用できる。また、受け皿として上皿95a及び下皿96aが設けられているのではなく、単一の受け皿が設けられたパチンコ機にも、本発明を適用できる。
<上記実施の形態から抽出される発明群について>
以下、上述した実施の形態から抽出される発明群の特徴について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。なお以下においては、理解の容易のため、上記実施の形態において対応する構成を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
遊技機A
遊技機、例えばパチンコ機は、遊技場に取り付ける際に釘が打ち込まれるために一部が木製で構成された外枠を備えている。パチンコ機の入れ替え時には、遊技場のパチンコ島内を構成する個々の取付枠に外枠を嵌め込む。そして、取付枠に対して外枠の上部の内面から上方に向けて釘を数本上部枠板に打ち込み、同様に外枠の下部の内面から下方に向けて釘を数本下部枠板に打ち込んで、外枠をパチンコ島の取付枠に固定する。その後に、外枠に対して、遊技機の本体部分となる遊技機主部を取り付けると、遊技機主部が外枠に対して前方に開閉可能な状態で取り付けられる。
例えば、特許文献2の特開2000−153045に「パチンコ機の外枠」が提案されている。この外枠に遊技機主部を取り付ける際には、遊技機主部の下側のヒンジ構造を構成する軸受け孔に、外枠の軸部材を差し込み、次に遊技機主部の上側のヒンジ構造を構成する軸部材を外枠の軸受け孔に差し込む。このとき下側のヒンジ構造を差し込んだ後に遊技機主部の上側を横方向に微妙に傾けて移動して取り付ける。
遊技機主部を取り外す際には、遊技機主部を開錠し、外枠から開放した後に遊技機主部を上方に持ち上げて上下側のヒンジ構造を外す。
特開2000−153045
しかし、このような遊技機において入れ替えや点検するときに外枠から遊技機主部を取り外す際に、遊技機主部が10〜15kg程度の重量があるために、遊技機主部と外枠の軸部材と軸受け孔の位置を合わせが困難であるという問題点があった。そこで、遊技機主部を外枠に取り付ける作業時間が長くかかることがあった。
本発明は、上述した問題点等を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、遊技機主部を外枠に容易にかつ迅速に取り付け、取り外すことができる遊技機を提供することにある。
遊技機A1は、所定の遊技部品を含む遊技部材が支持部材に対して着脱可能に構成されると共に、該遊技部品が該支持部材に対して開閉可能に構成された遊技機であって、
前記遊技部材の一端部に取り付けられた軸部材と、
前記支持部材の一端部に取り付けられた、前記遊技部材の軸部材の抜けを防止するストッパー部に対して、水平又は略水平方向に対する移動を許容する弾性変形部を備えたヒンジ受け部材と、を有し、
前記遊技部材を前記支持部材に水平又は略水平方向から移動させることにより、前記軸部材を前記ヒンジ受け部材に水平又は略水平方向から取り付けられる構成である、ことを特徴とする遊技機。
遊技機A1では、遊技部材を支持部材に取り付ける際に、遊技部材の下側を下向きに差し込んでから、遊技部材上側を横方向に移動することにより、遊技部材の軸部材を支持部材のヒンジ受け部材に容易に取り付けることができ、遊技部材を迅速に取り付けることができ、軸部材がストッパー部から抜けない。
一方、支持部材から遊技部材を取り外す際は、ヒンジ受け部材に回動自在に取り付けられている軸部材を上方に持ち上げると、遊技部材の下側が支持部材から開放され、同時に支持部材上側のヒンジ受け部材から軸部材を抜き取ることができ、遊技部材を迅速に取り外すことができる。
遊技機A2は、所定の遊技部品を含む遊技部材が支持部材に対して着脱可能に構成されると共に、前記遊技部品が前記支持部材に対して開閉可能に構成された遊技機であって、
前記支持部材の一端部に取り付けられた軸部材と、
前記遊技部材の一端部に取り付けられた、該遊技部材の軸部材の抜けを防止するストッパー部に対して、水平又は略水平方向に対する移動を許容する弾性変形部を備えたヒンジ受け部材と、を有し、
前記遊技部材を前記支持部材に水平又は略水平方向から移動させることにより、前記ヒンジ受け部材に前記軸部材を水平又は略水平方向から取り付けられる構成である、ことを特徴とする遊技機。
遊技機A2では、軸部材とヒンジ受け部材とを上下逆に配置したときも、略同様な手順で遊技部材を支持部材に容易にかつ迅速に取り付け、取り外すことができる。
遊技機A3は、前記ヒンジ受け部材は、前記ストッパー部の抜けを防止する方向に付勢する押圧部を更に備えている、ことを特徴とする遊技機A1又はA2の遊技機。
遊技機A3では、着脱容易なヒンジ受け部材であるが、遊技機主部を開放しているときは、軸部材に大きな荷重が前方側にかかる。そこで、ヒンジ受け部材内でストッパー部を押圧部により、該軸部材の抜けを防止する方向に付勢し、その荷重に耐えられる。
遊技機A4は、前記ヒンジ受け部材は、前記ストッパー部の上下方向に対する移動を許容する弾性変形部を更に備えている、ことを特徴とする遊技機A1又はA2の遊技機。
遊技機A4では、ヒンジ受け部材のストッパー部に軸部材が上方から押圧するように当たることがある。そこで、このストッパー部を回動自在に支持する支持部との間とを弾性部材で連結することにより、ストッパー部に軸部材が上から当たった時にもこのストッパー部(抜け止め具)の破損を防止できる。
遊技機B
遊技機、例えばパチンコ機は、遊技場に取り付ける際に釘が打ち込まれるために一部が木製で構成された外枠を備えている。パチンコ機の入れ替え時には、遊技場のパチンコ島内を構成する個々の取付枠に外枠を嵌め込む。そして、取付枠に対して外枠の上部の内面から上方に向けて釘を数本上部枠板に打ち込み、同様に外枠の下部の内面から下方に向けて釘を数本下部枠板に打ち込んで、外枠をパチンコ島の取付枠に固定する。その後に、外枠に対して、遊技機の本体部分となる遊技機主部を取り付けると、遊技機主部が外枠に対して前方に開閉可能な状態で取り付けられる。
例えば、特許文献3の特開2000−153045に「パチンコ機の外枠」が提案されている。この外枠に遊技機主部を取り付ける際には、遊技機主部の下側のヒンジ構造を構成する軸受け孔に、外枠の軸部材を差し込み、次に遊技機主部の上側のヒンジ構造を構成する軸部材を外枠の軸受け孔に差し込む。このとき下側のヒンジ構造を差し込んだ後に遊技機主部の上側を横方向に微妙に傾けて移動して取り付ける。
遊技機主部を取り外す際には、遊技機主部を開錠し、外枠から開放した後に遊技機主部を上方に持ち上げて上下側のヒンジ構造を外す。
特開2000−153045
しかし、このような遊技機において入れ替えや点検するときに外枠から遊技機主部を取り付ける際に、遊技機主部が10〜15kg程度の重量があるために、遊技機主部と外枠の軸部材と軸受け孔の位置合わせが困難であるという問題点があった。そこで、遊技機主部を外枠に取り付ける作業時間が長くかかることがあった。
本発明は、上述した問題点等を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、遊技機主部を外枠に容易にかつ迅速に取り付け、取り外すことができる遊技機を提供することにある。
遊技機B1は、所定の遊技部品を含む遊技部材が支持部材に対して着脱可能に構成されると共に、該遊技部品が該支持部材に対して開閉可能に構成された遊技機であって、
前記遊技部材の一端部に取り付けられた軸部材と、
前記支持部材の一端部に取り付けられた、前記遊技部材の軸部材の抜けを防止するストッパー部に対して、水平又は略水平方向に対する移動を許容する弾性変形部を備えたヒンジ受け部材と、を有し、
前記遊技部材を前記支持部材に水平又は略水平方向から移動させることにより、前記軸部材を前記ヒンジ受け部材に水平又は略水平方向から取り付けられる構成であり、
前記軸部材を前記ヒンジ受け部材の開口部に近づけるときに、該軸部材を該開口部の開口縁に当接させ、そのまま該軸部材を該開口部内に進入させるように、両開口縁に段差を設けた、ことを特徴とする遊技機。
遊技機B1では、遊技機主部を支持部材に、容易かつ迅速に取り付け、取り外すことができる。
遊技機B2は、前記ヒンジ受け部材の開口部に、該開口部の外枠寄りの開口縁が、これに対向する開口縁より引っ込んだ状態になるように段差を形成している、ことを特徴とする遊技機B1の遊技機。
遊技機B2では、ヒンジ受け部材の開口部は、両開口縁に段差を設けたことにより、軸部材を開口部に近づけ、この開口部の何れかの開口縁に当接させることで、そのまま軸部材を開口部内に進入させることができる。この段差を利用して軸部材2101を左側に寄せる簡単な動作で軸部材2101を容易に掛け止められる。
遊技機B3は、前記ヒンジ受け部材は、前記開口部から最奥の軸受け部まで案内路の一部を略く字形状に形成した、ことを特徴とする遊技機B1の遊技機。
遊技機B3では、このヒンジ受け部材が、遊技機主部の軸部材を受け止めやすく、軸受け部まで迅速に移動させることができる。そこで、外枠に対して、遊技機主部を押し込み、軸部材が開口部に入ったら、遊技機主部(軸部材)を手前に引き戻すような動作で組み付けが更に容易になる。
遊技機B4は、前記ヒンジ受け部材のストッパー部は、該ヒンジ受け部材内で回動自在に軸支され、その一端に形成された抜け止め部に、前記軸部材を掛け止める位置決め凹部を形成した、ことを特徴とする遊技機B1の遊技機。
遊技機B4では、抜け止め部に形成された位置決め凹部により、軸部材が奥側への荷重が加わったときに、ヒンジ受け部材から軸部材が不用意に外れないようになる。
因みに、特徴B1乃至特徴B4のいずれか1つ又はそれらの組み合わせを上記特徴A1乃至A4に適用してもよいし、それら特徴B1乃至特徴B4を相互に組み合せてもよい。
以下に、以上の各特徴を適用し得る遊技機の基本構成を示す。
パチンコ遊技機:遊技者が操作する操作手段(遊技球発射ハンドル84)と、その操作手段の操作に基づいて遊技球を発射する遊技球発射手段(遊技球発射機構80のソレノイド81)と、その発射された遊技球を所定の遊技領域に導く球通路と、遊技領域内に配置された各遊技部品(釘等)とを備え、それら各遊技部品のうち所定の通過部(作動口64,65等)を遊技球が通過した場合に遊技者に特典を付与する遊技機。
遊技機10、A1〜A4、B1〜B4のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機であることを特徴とする遊技機である。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードヘ書き込まれるデータ等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機10、A1〜A4、B1〜B4のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機である。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(ストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機10、A1〜A4、B1〜B4のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機である。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手投(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
本発明の遊技機は、主にパチンコ機の遊技機に利用することができるが、外枠等の枠状部材を有する構成の遊技機であれば、パチンコ機以外の様々な遊技機に利用することができる。
10 遊技機としてのパチンコ機
11 外枠
17 上側支持金具
1721 ヒンジ受け部材
1726 抜け止め具
1725 軸受け部
1728 抜け止め部
1729 押圧板ばね部
1732 略く字形状部
1733 アール
1734 位置決め凹部
L2 段差
2101 軸部材
23 遊技機前面体としての遊技機前面ユニット
34 受け金具
61 遊技盤
62 開放入球部としての一般入賞口
63 開閉入球部としての可変入賞装置
63a 開閉手段としての開閉扉
64 開放入球部としての上作動口
65 開閉入球部としての下作動口
65a 開閉手段としての電動役物
71 図柄表示装置
80 遊技球発射機構
84 遊技球発射ハンドル
91 窓パネル部
95 第1膨出部
95a 外側貯留部としての上皿
95b 貯留部
95c ねじボス
95d 周縁
95e 反し部
96a 外側貯留部としての下皿
103 音声ランプ制御装置
107 主制御装置
132 内側貯留部としてのタンク
135 払出装置
146 払出制御装置

Claims (4)

  1. 所定の遊技部品を含む遊技部材が支持部材に対して着脱可能に構成されると共に、該遊技部品が該支持部材に対して開閉可能に構成された遊技機であって、
    前記遊技部材の一端部に取り付けられた軸部材と、
    前記支持部材の一端部に取り付けられた、前記遊技部材の軸部材の抜けを防止するストッパー部に対して、水平又は略水平方向に対する移動を許容する弾性変形部を備えたヒンジ受け部材と、を有し、
    前記遊技部材を前記支持部材に水平又は略水平方向から移動させることにより、前記軸部材を前記ヒンジ受け部材に水平又は略水平方向から取り付けられる構成であり、
    前記軸部材を前記ヒンジ受け部材の開口部に近づけるときに、該軸部材を該開口部の開口縁に当接させ、そのまま該軸部材を該開口部内に進入させるように、両開口縁に段差を設けた、ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記ヒンジ受け部材の開口部に、該開口部の外枠寄りの開口縁が、これに対向する開口縁より引っ込んだ状態になるように段差を形成している、ことを特徴とする請求項1の遊技機。
  3. 前記ヒンジ受け部材は、前記開口部から最奥の軸受け部まで案内路の一部を略く字形状に形成した、ことを特徴とする請求項1の遊技機。
  4. 前記ヒンジ受け部材のストッパー部は、該ヒンジ受け部材内で回動自在に軸支され、その一端に形成された抜け止め部に、前記軸部材を掛け止める位置決め凹部を形成したものである、ことを特徴とする請求項1の遊技機。
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