JP2016184141A - 現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、現像剤を振動搬送する際に現像剤の流入出バランスを維持出来る現像剤容器を提供する。【解決手段】 開口19を有し、現像剤を収容する現像剤容器14であって、現像剤の搬送方向J1と、その反対方向となる現像剤の反搬送方向J2に移動することで現像剤を搬送する現像剤搬送板14bと、該現像剤搬送板14bにより搬送される現像剤の搬送量を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。【選択図】 図5

Description

本発明は、現像剤容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。ここで、画像形成装置とは、例えば、電子写真画像形成方式を用いて記録材に画像を形成する電子写真複写機がある。更に、例えば、レーザービームプリンタ、LED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)プリンタ等の電子写真プリンタ、ファクシミリ装置等である。
従来、特許文献1に記載されるように、画像形成装置の内部に着脱される現像剤容器の内部に、収納される現像剤を現像ローラに向かって撹拌しながら搬送する撹拌搬送部材が設けられる構成が開示される。この文献では撹拌搬送部材が複数使用されている。
また、特許文献2に記載されるように、揺動可能に支持された粉粒体用の担持部材と、該担持部材に振動を与える振動発生装置とを備え、前記担持部材を振動させることにより、該部材に担持された粉粒体を搬送する粉粒体用の搬送装置が開示されている。
特開2002−196585公報 特開昭59−227618公報
しかしながら、特許文献1の構成では、撹拌搬送部材は、回転半径内の現像剤のみを搬送する。このため収納容器の底面を断面円弧状で構成する必要がある。例えば、撹拌搬送部材が届かない収納容器の床面に凸部を形成し、該凸部の領域に現像剤が滞留しないようにする。この凸部はデッドスペースとなるため現像剤の収容容積が減少する。
また、特許文献2の構成では、担持部材全体が揺動するためのスペースを確保する必要があり、このスペースがデッドスペースとなる。
現像剤の搬送経路のデッドスペースを低減させるために、板状の搬送部材を現像剤の搬送方向に往復の加速度を持って揺動することで搬送部材上の現像剤を搬送することが考えられる。
板状の搬送部材を振動させて該搬送部材上の現像剤を搬送する場合、振動条件等によっては現像剤担持体に現像剤を供給する際に過不足が生じる場合がある。その結果、記録材上に形成されたトナー像上で濃度低下や白抜けが発生してしまう可能性がある。
以下、この理由について図14に示す比較例を用いて説明する。図14は現像剤容器14の底面を構成する現像剤搬送板14bを現像剤の搬送方向J1と、現像剤の反搬送方向J2とに交互に振動させる。そして、該現像剤搬送板14b上に載置された現像剤を搬送するプロセスカートリッジBの比較例の構成を示す断面説明図である。
図14において、現像剤容器14内の現像剤は、現像剤搬送板14bの振動により現像剤担持体となる現像ローラ10dに向かって現像剤の搬送方向J1に搬送され、現像室10iにおいて現像ローラ10dに供給される。
このとき、現像室10i内の現像剤量と、粉末からなる該現像剤の粉圧とが現像ローラ10dに供給される現像剤の供給性能に大きく影響する。現像室10i内の現像剤量が過多になって該現像剤の粉圧が高い状態が続くと、現像剤は粒同士が密集した状態になって粉体としての流動性が発揮できなくなる。
その結果、現像ローラ10dの表面付近に存在する現像剤は、現像ローラ10dに供給されるが、後続する現像剤の移動が流動性不足により供給不良となり、現像ローラ10dに対する現像剤の良好な供給状態を維持し難い。現像ローラ10dに対する現像剤の供給が滞ると、現像ローラ10dの表面上の現像剤担持量が不足してしまい、記録材2に形成されたトナー像に濃度低下や画像が白く抜ける白抜け等が発生してしまう可能性がある。
また、現像室10i内の現像剤量が少な過ぎる場合にも同様に現像ローラ10dに対する現像剤の供給量不足が起こる可能性がある。
このように現像室10i内の現像剤量と、該現像剤の粉圧とは、現像ローラ10dに対する現像剤の供給性能に大きく影響する。そして、現像室10i内の現像剤量と、該現像剤の粉圧とは、現像室10i内に流入する現像剤の流入速度Viと、該現像室10i内から流出する現像剤の流出速度Voとのバランスで決まる。以下の数1式に示す関係となれば現像室10iへ流入する現像剤量が該現像室10iから流出する現像剤量よりも大きい流入過多な状態になる。このとき、現像室10i内の現像剤量は増加し、該現像剤の粉圧は上昇する。
[数1]
Vi>Vo
逆に、以下の数2式に示す関係となれば現像室10iから流出する現像剤量が該現像室10iへ流入する現像剤量よりも大きい流出過多な状態になる。このとき、現像室10i内の現像剤量は減少し、該現像剤の粉圧は減少する。
[数2]
Vi<Vo
理想的には、以下の数3式に示す関係となれば現像室10i内の現像剤量と、該現像剤の粉圧とを適正な状態に保つことができ、現像ローラ10dに対する現像剤の供給状態を常に良好に保つことができる。
[数3]
Vi=Vo
図14に示すように、現像剤容器14内の現像剤を現像剤搬送板14bの振動により現像剤の搬送方向J1に搬送して現像室10i内の現像ローラ10dに供給する。現像ローラ10dの表面に担持された現像剤は画像形成により消費される。これにより現像室10i内の現像剤は、画像形成毎に随時減少する。
現像室10i内に流入する現像剤の流入速度Viに影響する要因としては、現像剤搬送板14bの振動条件や現像剤自体の搬送性能等が挙げられる。一方、現像室10iから流出する現像剤の流出速度Voに影響する要因としては、記録材2上に形成されるトナー像の印字比率等が挙げられる。
現像剤搬送板14bを所定の振動条件に設定した場合、現像室10iから流出する現像剤の流出速度Voや、現像剤自体の搬送性能が変化しない場合は良い。しかしながら、実際には、記録材2上に形成されるトナー像の印字比率は、印刷ジョブ毎に変化し、現像剤自体の搬送性能も使用を重ねるにつれて変化する。そのため現像剤搬送板14bの振動条件を固定した場合は、現像室10i内に流入する現像剤の流入速度Viと、該現像室10i内から流出する現像剤の流出速度Voとのバランスを常に最適に保ち続けるのは困難であった。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、現像剤を振動搬送する際に現像剤の流入出バランスを維持出来る現像剤容器を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る現像剤容器の代表的な構成は、開口を有し、現像剤を収容する現像剤容器であって、現像剤の搬送方向と、その反対方向に移動することで現像剤を搬送する搬送部材と、前記搬送部材により搬送される現像剤の搬送量を制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、現像剤を振動搬送する際に現像剤の流入出バランスを維持出来る。
本発明に係る現像剤容器を有する現像装置を備えたプロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置の構成を示す断面説明図である。 本発明に係る現像剤容器を有する現像装置を備えたプロセスカートリッジの構成を示す断面説明図である。 本発明に係る現像剤容器に設けられる現像剤搬送装置の構成を示す断面説明図である。 本発明に係る現像剤容器を有する現像装置を備えたプロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置の第1実施形態の制御系の構成を示すブロック図である。 第1実施形態において現像装置の現像室内の現像剤量と、該現像剤の粉圧とが適正な状態を示す断面説明図である。 第1実施形態において現像装置の現像室内の現像剤量と、該現像剤の粉圧とが過多な状態を示す断面説明図である。 第1実施形態において現像装置の現像室内の現像剤量が過少な状態を示す断面説明図である。 第1実施形態を用いた実験1の概要を示す図である。 第1実施形態を用いた実験2の概要を示す図である。 本発明に係る現像剤容器を有する現像装置を備えたプロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置の第2実施形態の制御系の構成を示すブロック図である。 第2実施形態を用いた実験3の概要を示す図である。 本発明に係る現像剤容器を有する現像装置を備えたプロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置の第3実施形態の構成を示す断面説明図である。 (a)は本発明に係る現像剤容器を有する現像装置を備えたプロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置の第4実施形態の構成を示す断面説明図である。(b)は(a)の部分斜視図である。 画像形成装置に着脱可能に装着される比較例のプロセスカートリッジの構成を示す断面説明図である。
図により本発明に係る現像剤容器を有する現像装置を備えたプロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。ただし、以下の各実施形態に記載した構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等に限定する必要はない。また、以下の説明において、プロセスカートリッジの長手方向とは、像担持体の軸線方向である。
先ず、図1〜図9を用いて本発明に係る現像剤容器を有する現像装置を備えたプロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置の第1実施形態の構成について説明する。
<画像形成装置>
図1を用いて電子写真方式の画像形成装置100の全体構成について説明する。図1は第1実施形態のプロセスカートリッジBを装着した画像形成装置100の構成を示す断面説明図である。本実施形態の画像形成装置100はレーザービームプリンタに適用した一例である。
図1に示すように、画像形成装置100は、該画像形成装置100本体に着脱可能に装着されるプロセスカートリッジBを備える。プロセスカートリッジBには、像担持体となる感光ドラム7が設けられている。
また、画像形成装置100は、像露光手段となるレーザスキャナ1から画像情報に基づいたレーザ光1aを図2に示す帯電手段となる帯電ローラ8により一様に帯電された感光ドラム7の表面上に走査露光する。これにより感光ドラム7の表面上に静電潜像が形成される。
その後、図2に示す現像剤となるトナー30を担持する現像剤担持体となる現像ローラ10dに現像バイアス電圧が印加される。これにより該現像ローラ10dの表面に担持された現像剤となるトナー30が感光ドラム7の表面上に形成された静電潜像に供給されて現像され、トナー像が形成される。
一方、感光ドラム7の表面上にトナー像を形成する動作と同期して記録材2が図1に示す給送カセット3aからピックアップローラ3bにより繰り出される。記録材2の一例としては、紙、OHP(Over Head Projector)に使用される透明なシートからなるOHT(Over Head Transparency)シート、布等が適用出来る。そして、該ピックアップローラ3bに圧接された分離部材3cとの協働により記録材2が一枚ずつ分離給送される。
ピックアップローラ3bと分離部材3cとの協働により一枚ずつ分離給送された記録材2は、搬送ローラ20,21により順次搬送されて一旦停止しているレジストローラ22に先端部が突き当たる。そして、該記録材2の腰の強さにより該記録材2の先端部がレジストローラ22のニップ部に沿って付き当てられて斜行が矯正される。
その後、感光ドラム7の表面上に形成されたトナー像と位置合わせして記録材2がレジストローラ22により挟持搬送される。そして、該記録材2が搬送ガイド3f1に沿ってプロセスカートリッジBに設けられた感光ドラム7と、転写手段となる転写ローラ4とが対向する転写ニップ部Tに搬送される。
そして、転写ローラ4に転写バイアス電圧が印加されて感光ドラム7の表面上に形成されたトナー像が転写ニップ部Tに搬送された記録材2に転写される。トナー像が転写された記録材2は、搬送ガイド3f2に沿って定着手段となる定着装置5に搬送される。
定着装置5は、駆動ローラ5aと、ヒータ5bを内蔵すると共に支持体5cによって回転可能に支持された筒状シートで構成された定着回転体5dとを有して構成されている。そして、定着回転体5dと、駆動ローラ5aとの定着ニップ部を通過する記録材2に熱及び圧力を印加して該記録材2にトナー像が加熱定着される。
定着装置5によりトナー像が加熱定着された記録材2は、搬送ローラ23により排出ローラ3dに搬送される。排出ローラ3dは、トナー像が定着された記録材2を排出部6に排出する。このように画像形成装置100はトナー30を用いて記録材2に画像形成する。
図1及び図4に示すインターフェース部51は、パーソナルコンピュータ等の外部装置と、画像形成装置100とを接続するインターフェース (interface) である。インターフェース部51は、制御手段となるCPU(Central Processing Unit;中央演算装置)52に接続されている。
CPU52は、コントローラ50を介して画像形成装置100内部に設けられた各部品の駆動や電圧印加等の画像形成装置100の各種動作の制御やデータ処理を行う。コントローラ50は、現像剤となるトナー30を載置して搬送する搬送部材となる現像剤搬送板14bにより搬送される現像剤の搬送量を制御する制御手段を兼ねる。
現像剤搬送板14bは、図2に示す現像剤の搬送方向J1と、その反対方向となる現像剤の反搬送方向J2とに振動して移動することで該現像剤搬送板14b上に載置された現像剤を搬送する。コントローラ50は、振動付与部材13の振動動作を制御して搬送部材となる現像剤搬送板14bにより搬送される現像剤の搬送量を制御する。
<プロセスカートリッジ>
次に図2を用いてプロセスカートリッジBの構成について説明する。図2はプロセスカートリッジBの構成を示す断面説明図である。図2に示すように、本実施形態のプロセスカートリッジBは、トナー像(現像剤像)を担持する像担持体としての感光ドラム7と、少なくとも一つの画像形成プロセス手段を備えて構成される。
画像形成プロセス手段は、感光ドラム7の表面を帯電させる帯電手段となる帯電ローラ8、感光ドラム7の表面上に形成された静電潜像を現像する現像手段となる現像装置10がある。更に、トナー像を転写した後に感光ドラム7の表面上に残留するトナー30をクリーニングするクリーニング手段となるクリーニングブレード11a等がある。
図2に示すドラムユニット11は、感光ドラム7を回転可能に支持するドラム枠体11dを有する。更に、ドラム枠体11dには、クリーニングブレード11aが設けられる。更に、ドラム枠体11dには、帯電ローラ8が回転可能に設けられている。更に、ドラム枠体11dには、除去トナー収容部11cと、掬(すく)いシート11bが設けられる。
現像装置10は、現像ローラ10dを回転可能に支持する現像枠体10f1を有する。現像枠体10f1には、現像室10iが設けられる。
プロセスカートリッジBは、感光層を有する感光ドラム7を回転し、帯電手段である帯電ローラ8に帯電バイアス電圧を印加して該感光ドラム7の表面を一様に帯電する。この帯電した感光ドラム7の表面に対して図1に示すレーザスキャナ1から画像情報に基づいたレーザ光1a(光像)を露光開口9bを通して露光走査して該感光ドラム7の表面に静電潜像を形成する。そして、感光ドラム7の表面に形成された静電潜像に現像装置10によってトナー30を供給してトナー像として現像する。
<現像剤容器>
トナー30を収容する現像剤容器14は、現像剤となるトナー30を収容する枠体としての枠部材14aと、トナー30を載置して搬送する板状の搬送部材となる現像剤搬送板14bとを有する。枠部材14aは、現像剤容器14の外郭をなす。現像剤搬送板14bは、現像剤容器14の底面として構成されており、枠部材14aに対して現像剤の搬送方向J1と、現像剤の反搬送方向J2とに移動可能に支持されている。
本実施形態の搬送部材となる現像剤搬送板14bは、現像剤容器14内(現像剤容器内)に移動可能に設けられている。振動付与部材13は、現像剤容器14の枠部材14aの一端部14a1と、搬送部材となる現像剤搬送板14bの端部14b1(一端部)との間に固定されている。振動付与部材13は、図2に示す現像剤の搬送方向J1において、開口19とは反対側に設けられる。本実施形態では、現像剤搬送板14bの現像剤の反搬送方向J2側の端部14b1に圧電素子からなる振動付与部材13が固定されている。
本実施形態の振動付与部材13は、電圧を印加することにより伸び、電圧の印加を切ることで元の大きさに縮む弾性部材(圧電素子)により構成されている。振動付与部材13に印加する電圧波形と、周波数とを適宜制御する。これにより現像剤搬送板14bを現像剤の搬送方向J1(往路)に移動する加速度a1と、現像剤の反搬送方向J2(復路)に移動する加速度a2との間に加速度差(a1<a2)を発生させることが出来る。
例えば、圧電素子からなる振動付与部材13に印加する電圧を500Vとし、電圧波形を矩形波とし、印加電圧の周波数を60Hzに設定する。具体的には、例えば、図示しない直流電源により振動付与部材13の両端部に設けられた電極に印加する直流電圧を緩慢に上昇させる。これにより現像剤搬送板14bを現像剤の搬送方向J1(往路)に移動する加速度a1を小さく作用させることが出来る。
更に、該振動付与部材13の両端部に設けられた電極に印加した直流電圧を急激に下降させる。これにより現像剤搬送板14bを現像剤の反搬送方向J2(復路)に移動する加速度a2を大きく作用させることが出来る。これにより現像剤搬送板14bを現像剤の搬送方向J1に移動する加速度a1と、現像剤の反搬送方向J2に移動する加速度a2との間に加速度差(a1<a2)を発生させることができる。
現像剤容器14は、更に、該現像剤容器14からトナー30を排出する開口19を備えた開口部材14cを有する。搬送部材となる現像剤搬送板14bと、開口部材14cと、枠部材14aとによりトナー30を収容する現像剤収容部14tを構成している。搬送部材となる現像剤搬送板14bは、開口19の下端部側に設けられている。
現像剤容器14は、現像剤収容部14t内にトナー30を収容する。現像剤容器14は、現像装置10に対して開口部材14cを連結させて接続し、該開口部材14cの開口19を介して、現像装置10の現像室10iと現像剤容器14の現像剤収容部14tとが連通する。本実施形態のプロセスカートリッジBは、ドラムユニット11と現像装置10と現像剤容器14とを有して構成される。
現像剤搬送板14bは、振動付与部材13の振動が伝達されて現像剤の搬送方向J1と、現像剤の反搬送方向J2とに交互に振動することにより現像剤収容部14t内のトナー30を開口部材14cの開口19を介して現像室10iに送り出す。
<画像形成プロセス>
次に、図1及び図2を用いてプロセスカートリッジBの画像形成プロセスについて説明する。図2において、先ず、感光層を有する感光ドラム7を回転し、帯電手段である帯電ローラ8に帯電バイアス電圧を印加して感光ドラム7の表面を一様に帯電する。
その後、図1に示すレーザスキャナ1から出射された画像情報に基づいたレーザ光1aをプロセスカートリッジBのドラム枠体11dに設けられた露光開口9bを通して一様に帯電した感光ドラム7の表面に露光走査する。これにより該感光ドラム7の表面に静電潜像を形成する。
その後、現像装置10に設けられた現像ローラ10dに現像バイアス電圧を印加し、該現像ローラ10dの表面に担持された現像剤となるトナー30を感光ドラム7の表面に形成された静電潜像に供給する。これにより感光ドラム7の表面に形成された静電潜像が現像されてトナー像として可視像化される。
現像装置10は、現像剤を担持する現像剤担持体としての現像ローラ10dを回転可能に支持している。本実施形態では、図2に示すように、現像剤の搬送方向上流から下流に向けて(図2の右から左に向けて)搬送部材となる現像剤搬送板14b、開口19、現像剤担持体となる現像ローラ10dの順に配置されている。
現像ローラ10dの回転と共に現像ブレード10eによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を該現像ローラ10dの表面に形成する。感光ドラム7の表面上の静電潜像に現像ローラ10dの表面に担持されたトナー30を転移させることによって感光ドラム7の表面上にトナー像を形成して可視像化する。
その後、図1に示す転写ローラ4に感光ドラム7の表面上のトナー像と逆極性の転写バイアス電圧を印加する。これにより感光ドラム7の表面上のトナー像を記録材2に転写する。トナー像が記録材2に転写された後の感光ドラム7の表面上に残留したトナー30は、図2に示す固定部11hでドラム枠体11dに固定されたクリーニング手段となるクリーニングブレード11aによって掻き落とされる。更に、掬(すく)いシート11bによって掬(すく)い取られて除去トナー収容部11cに回収される。
<現像剤搬送装置>
次に図2〜図4を用いて現像剤搬送装置200の構成について説明する。図3は現像剤搬送装置200の構成を示す断面説明図である。図3に示すように、現像剤搬送装置200は、トナー30を収容する現像剤容器14を有する。現像剤容器14は、枠部材14a、現像剤搬送板14b、開口部材14cを有して構成される。更に、現像剤搬送板14bを現像剤の搬送方向J1と、現像剤の反搬送方向J2とに沿って振動させる振動付与部材13を有する。
本実施形態の現像剤搬送板14bとしては、厚さが300μm程度のシリコーンゴムを使用した。振動付与部材13としては、振動周波数、加速度、振幅等の振動条件が可変可能なピエゾアクチュエータ(圧電素子)を用いた。
図2に示すように、現像剤容器14の内部のトナー30は、開口19を介して現像ローラ10dに供給される。現像剤搬送板14bは、トナー30の下側に配置され、開口19から最も遠い側(図2の右側)の端部14b1には、ピエゾアクチュエータ(圧電素子)からなる振動付与部材13が固定されている。
そして、一方、開口19に最も近い側(図2の左側)の端部14b2は自由端になっている。端部14b2は、振動付与部材13が固定された端部14b1と反対側の端部である。
現像剤搬送板14bには、被振動部となる端部14b1に固定された振動付与部材13により図2に示す現像剤の搬送方向J1と、現像剤の反搬送方向J2との往復振動が付与される。振動付与部材13により図2に示す現像剤の搬送方向J1に作用する加速度a1は、現像剤の反搬送方向J2に作用する加速度a2よりも小さくなるように設定される。
これにより現像剤搬送板14bが図2に示す現像剤の搬送方向J1に移動する際には、現像剤搬送板14b上に載置された現像剤となるトナー30は、該現像剤搬送板14bと一体的に移動する。一方、現像剤搬送板14bが図2に示す現像剤の反搬送方向J2に移動する際には、現像剤搬送板14b上に載置された現像剤となるトナー30は、該現像剤搬送板14b上を滑って該現像剤搬送板14bに対して図2に示す現像剤の搬送方向J1に移動する。
このような往復振動を繰り返すことで現像剤搬送板14b上に載置された現像剤となるトナー30は、図2に示す現像剤の搬送方向J1に搬送される。
振動する現像剤搬送板14bにより図2に示す現像剤の搬送方向J1に搬送されるトナー30の搬送速度は、以下の通りである。コントローラ50により振動付与部材13の振動動作を制御することで適宜変更することができる。
例えば、コントローラ50により振動付与部材13の圧電素子の両端部の電極に印加する電圧を変更する。これにより搬送部材となる現像剤搬送板14bの振動周波数(振動付与部材13の振動周波数)を変更する。
或いは、コントローラ50により振動付与部材13の圧電素子の両端部の電極に印加する電圧を変更する。これにより搬送部材となる振動する現像剤搬送板14bの現像剤の搬送方向J1(往路)に作用する加速度a1と、現像剤の反搬送方向J2(復路)に作用する加速度a2との加速度差を変更する。
或いは、コントローラ50により振動付与部材13の圧電素子の両端部の電極に印加する電圧を変更する。これにより搬送部材となる振動する現像剤搬送板14bの振幅を変更する。
このようにコントローラ50により振動付与部材13の圧電素子の両端部の電極に印加する電圧を変更することにより振動付与部材13の種々の振動パラメータを変更することができる。
振動付与部材13は、図4に示すコントローラ50を介してCPU52により制御される。これにより振動する現像剤搬送板14bの種々の振動パラメータを所望のタイミングで自在に制御することができる。
<現像剤量検知手段>
次に図1及び図2を用いて現像装置10内(現像剤容器内)の現像剤担持体となる現像ローラ10dの近傍の現像剤量(トナー量)を検知する現像剤量検知手段(検知手段)の構成について説明する。図1に示す画像形成装置100には、二つの異なる方式の現像剤量検知手段が設けられている。
第一の現像剤量検知手段としては、記録材2にトナー像を形成する度に現像装置10内のトナー30が消費される。そのトナー30の消費量の変化に基づいて該現像装置10内(現像剤容器内)のトナー残量(現像剤の残量)を検知する現像剤残量検知手段である。
第二の現像剤量検知手段としては、記録材2にトナー像を形成する度に該記録材2の一枚毎に消費するトナー30の消費量(現像剤の消費量)を検知する現像剤消費量検知手段である。
<現像剤残量検知手段>
先ず、図2及び図4を用いて現像剤残量検知手段の構成について説明する。現像剤残量検知手段は、図2に示す現像ローラ10dと、該現像ローラ10dから所定の距離だけ離間して配置された対向板15との間の静電容量を測定する。これにより現像装置10の現像室10i内(現像剤容器内)の現像剤量(トナー量)を検知する。
対向板15は、導電性を有して構成され、現像ローラ10dの長手方向の長さと略同一の長さを有する。本実施形態の対向板15は、ステンレス(SUS)板を用いた。図2に示すように、対向板15と、アースGとの間には、抵抗16が電気的に接続されている。図4に示す検知回路17は、図2に示す電圧計17aにより抵抗16の両端の電圧を測定する。
図1に示す画像形成装置100の画像形成動作時に現像ローラ10dには直流と交流とを重畳した現像バイアス電圧が印加される。本実施形態では、−300Vの直流電圧と、ピーク間電圧Vppが1.6kVで周波数が1.8kHzの交流電圧とを重畳した現像バイアス電圧を現像ローラ10dに印加している。
現像バイアス電圧を現像ローラ10dに印加した状態で、該現像ローラ10dと対向板15との間に存在する現像剤となるトナー30の量に応じて静電容量が発生する。従って、現像ローラ10dと、対向板15と、両者の間に存在するトナー30とによりコンデンサが形成されたものとして考えることができる。
この静電容量は、現像ローラ10dと対向板15との間に存在するトナー30の量によって決まる。そして、プロセスカートリッジB内のトナー30の量の減少に伴って、現像ローラ10dと対向板15との間のトナー30の量が減ると、静電容量が変化する。この静電容量の変化は、図2に示す抵抗16の両端の出力電圧の変化として検出することができる。検知回路17に設けられた電圧計17aにより測定された抵抗16の両端の出力電圧データは、図4に示すCPU52に送られる。
制御手段となるCPU52は、予め図4に示す記憶手段となるRAM(Randon Access Memory;ランダムアクセスメモリ)12に以下のデータテーブルが記憶されている。該データテーブルには、抵抗16の両端の出力電圧値と、現像室10i内のトナー30の量との関係を実験的に求めたデータが格納されている。このデータテーブルに基づいて該現像室10i内のトナー30の量を検知することができる。
<現像剤消費量検知手段>
次に、図1及び図4を用いて現像剤消費量検知手段の構成について説明する。画像形成装置100の画像形成動作により消費される現像剤消費量は、パーソナルコンピュータ等の入力装置からインターフェース部51を介して入力される画像データに基づいて予測することが出来る。入力装置から入力された画像データは、図4に示すCPU52に送られて画素数に変換される。
CPU52は、画像データから変換した画素数と、予めRAM12に記憶された1画素当たりのトナー30の消費量とから記録材2にトナー像を形成する度に該記録材2の一枚毎に消費するトナー30の消費量を算出して予測することができる。CPU52及びRAM12は、現像剤担持体となる現像ローラ10dの近傍の現像剤量を検知する検知手段を兼ねる。
<現像剤量検知結果を用いた振動条件設定>
次に図5〜図7を用いて前述した現像剤残量検知手段と現像剤消費量検知手段とによる現像剤量検知結果を用いて振動付与部材13の振動動作を制御する。これにより搬送部材となる現像剤搬送板14bにより搬送される現像剤の搬送量を制御する制御手段となるコントローラ50の構成について説明する。
コントローラ50は搬送部材となる現像剤搬送板14bの振動条件を調整可能な調整手段として構成される。そして、現像剤容器14内の現像剤量を検知する検知手段の検知結果に応じてコントローラ50により搬送部材となる現像剤搬送板14bの振動条件を調整する。
図1に示す画像形成装置100により記録材2に対して画像形成動作を行う際に、現像剤容器14の底面を構成する現像剤搬送板14bの振動により図5に示す現像剤の搬送方向J1に搬送されたトナー30は、開口19を介して現像室10i内に順次流入する。
一方、画像形成動作に伴うトナー消費により現像室10i内のトナー30は逐次流出する。このとき、現像ローラ10dに対するトナー30の供給が滞りなく行われる状態を維持するためには、現像室10i内のトナー30の量、及び粉体からなるトナー30の粉圧を適正な状態に保つことが望ましい。
尚、現像室10i内のトナー30の量や該トナー30の粉圧を適正な状態に維持する条件は、現像装置10の構成やトナー30の種類、トナー30の使用履歴等の種々の条件により異なる。
図5は現像室10i内のトナー30の量や該トナー30の粉圧が適正な状態を示す断面説明図である。図5に示す状態では、現像室10iへのトナー30の流入と、現像室10iからのトナー30の流出とのバランスがとれており、現像室10i内のトナー30の量及び該トナー30の粉圧は適正な状態になっている。
図6及び図7は、現像室10iへのトナー30の流入と、現像室10iからのトナー30の流出とのバランスが崩れた状態を示す。図6は現像室10iから流出するトナー30の量に対して、現像室10iに流入するトナー30の量が過剰になってしまった状態の一例を示す。図6に示す状態では、現像室10i内のトナー30の粉圧は、図5に示す適正状態における現像室10i内のトナー30の粉圧よりも高くなっている。
図6に示す状態が続くと、現像室10i内のトナー30が粉圧により押し固められてトナー30の粒同士が密集している。そのため粉体としてのトナー30の流動性が損なわれて現像ローラ10dへのトナー30の供給が不十分になり、記録材2に形成されたトナー像上では、トナー30の供給不十分な箇所で濃度低下や画像が白く抜けてしまう白抜けが発生する場合がある。
図7は現像室10iから流出するトナー30の量に対して、現像室10iに流入するトナー30の量が不足してしまった状態の一例を示す。図7に示す状態では、現像室10i内のトナー30の量は、図5に示す適正状態における現像室10i内のトナー30の量よりも少なくなっている。このため現像ローラ10dへのトナー30の供給が不十分になってしまう。この場合も記録材2に形成されたトナー像上では、トナー30の供給不十分な箇所で濃度低下や画像が白く抜けてしまう白抜けが発生する場合がある。
画像形成装置100内のトナー30の量は、画像形成動作に応じて時々刻々と変化する。更に、記録材2に形成されるトナー像毎に該記録材2の一枚毎のトナー30の消費量が変わる。本実施形態では、記録材2の一枚毎のトナー30の消費量によらず現像室10i内のトナー30の量及び該トナー30の粉圧が常に図5に示す適正状態を維持する。
具体的には、前述した現像剤残量検知手段と現像剤消費量検知手段とにより現像室10i内のトナー30の量及び該トナー30の粉圧を予測し、その予測結果に基づいて振動付与部材13により振動させる現像剤搬送板14bの振動を制御する。これにより現像室10i内へのトナー30の流入量を制御する。これにより現像室10i内へ流入するトナー30の量と、現像室10iから流出するトナー30の量とのバランスを維持する。
<制御手段>
図4は制御手段の構成を示すブロック図である。インターフェース部51から送られてくる画像データと、検知回路17から送られてくる現像ローラ10dと対向板15との間に存在するトナー30の量に応じた静電容量の測定値とは以下の通りである。CPU(Central Processing Unit;中央演算装置)52において処理される。そして、記録材2に形成されるトナー像毎のトナー30の消費量の予測値と、現像装置10内の現像剤量に変換される。
CPU52は、これらのうちの何れか一つ、或いは、両方の値に応じた適正な振動付与部材13の振動条件を選択する。そして、コントローラ50を介して現像剤搬送板14bが所望の振動条件で振動するように振動付与部材13の振動条件を調整する。
<実験1;現像剤消費量検知結果のみを用いる場合>
本実施形態の画像形成装置100を用いてA4サイズで1200枚の記録材2に印刷を行う実験を行った。本実験では、図8に示すように、印字率が30%(図8の画像(1))、印字率が5%(図8の画像(2))、印字率が1%(図8の画像(3))のように異なるパターンの画像を用いた。ここで印字率とは、A4サイズの範囲内に存在する全画素数に対して実際に画像を形成する画素数の比率のことをいう。
本実験では、異なるパターンの画像(1)〜(3)を記録材2が50枚毎に画像(1)、画像(2)、画像(3)の順に切り替えて、合計で記録材2が150枚を印刷ジョブの1サイクルとした。これを図8に示すように、8サイクル繰り返して、記録材2が2枚毎の間欠動作で、合計で1200枚の記録材2に画像形成を行い、途中、印刷ジョブの1サイクルが終了する毎に、全面ベタ画像を印刷し、濃度低下や白抜けが発生したか否かを確認した。
本実験では、前述した現像剤消費量検知手段により印刷一枚毎の印字率を算出した。そして直前の一枚の印字率に基づいて、次の一枚を印刷する際の振動付与部材13の振動条件を調整した。図8の右から2列目の枚数は、直前の一枚の印字率に基づいて振動付与部材13の振動条件を調整した後の記録材2の枚数を示す。ここでは、コントローラ50により振動付与部材13の振動条件のうちで振動周波数を調整した。
尚、本発明者の検討により、本実施形態の構成では、振動付与部材13の振動周波数が0Hz〜40Hzの間では、振動周波数が高いほど、振動する現像剤搬送板14bによるトナー30の搬送性能が高くなることが判明した。尚、振動周波数以外の振動条件は、現像剤搬送板14bの往復振動のうちで、現像剤の搬送方向J1(往路)の加速度a1を10m/secとした。
更に、現像剤の反搬送方向J2(復路)の加速度a2を15m/secに設定した。これにより現像剤搬送板14bの往復の加速度差は、5m/sec(=15m/sec−10m/sec)である。現像剤搬送板14bの振幅は0.8mmとした。
図8に示すように、印字率が30%の画像(1)を印刷した記録材2の次の一枚は、振動付与部材13の振動周波数を40Hzとした。印字率が5%の画像(2)を印刷した記録材2の次の一枚は、振動付与部材13の振動周波数を10Hzとした。印字率が1%の画像(3)を印刷した記録材2の次の一枚は、振動付与部材13の振動周波数を2Hzとした。現像室10i内からの現像剤の流出が多いときほど振動付与部材13の振動周波数を高くしてトナー30の搬送量を多くした。この実験を通して記録材2上に形成されたトナー像の濃度低下や白抜けが発生することは無かった。
<実験2;現像剤消費量検知結果と現像剤残量検知結果との併用>
前記実験1では、現像室10i内のトナー30の量及び該トナー30の粉圧を検知する検知手段として、現像剤消費量検知手段のみを用いた。本実験では、現像剤消費量検知手段に加えて現像剤残量検知手段を併用する。これにより更に精度良く現像室10i内のトナー30の量及び該トナー30の粉圧を適正状態に保つことができる。
例えば、図8において、印刷ジョブの1サイクル目と、8サイクル目とでは、現像装置10内のトナー30の量は大きく異なる。印刷ジョブの8サイクル目には、現像装置10内のトナー30はかなり消費している。このため印刷ジョブの1サイクル目よりも現像装置10内のトナー30の量は少なくなっている。そのため印字率が同じ場合でも印刷ジョブの1サイクル目と、8サイクル目とでは最適な振動付与部材13の振動条件が異なる。
具体的には現像剤搬送板14b上のトナー30の量が少ない方が搬送速度が低下する。このため印字率が同じでも印刷ジョブの1サイクル目よりもトナー30の量が少ない8サイクル目の振動付与部材13の振動周波数を高めに設定する。
ここで、検知手段となる現像剤消費量検知手段と現像剤残量検知手段とにより現像剤量が検知される。これらの検知手段により検知された現像剤消費量検知結果(現像剤の消費量)と、現像剤残量検知結果(現像剤の残量)とを併用した組み合わせから算出される値に基づいて図9に示す実験2を行った。実験方法は、前記実験1と同様である。図9では、右から3列目に、50枚の記録材2に印刷する毎に測定した現像装置10内のトナー残量の検知結果を示している。
図9において、印刷ジョブの2サイクル目と、8サイクル目とを比較する。印刷ジョブの2サイクル目を開始したときの現像装置10内のトナー残量は92g(印刷ジョブの1サイクル目が終了した時点のトナー残量)である。この結果に基づいて、記録材2が151枚〜200枚目の振動付与部材13の振動周波数は40Hzとしている。
一方、印刷ジョブの8サイクル目を開始したときの現像装置10内のトナー残量は44g(7サイクル目が終了した時点のトナー残量)である。印刷ジョブの2サイクル目を開始したときと比較すると、48g(=92g−44g)だけトナー30の量が減少している。そこで、1051枚〜1100枚目の記録材2に印刷するときの振動付与部材13の振動周波数は、現像装置10内のトナー30の量の減少を考慮して、印刷ジョブの2サイクル目を開始する40Hzよりも5Hz高い45Hzとしている。この実験を通して記録材2上に形成されたトナー像の濃度低下や白抜けが発生することは無かった。
ここで、前記実験1、2では、現像剤搬送板14bの振動条件として、振動付与部材13の振動周波数を調整した。他に、トナー搬送性に影響する振動条件であれば別の振動条件を調整することも可能である。例えば、現像剤搬送板14bの往復移動時の現像剤の搬送方向J1(往路)の加速度a1と、現像剤の反搬送方向J2(復路)の加速度a2との加速度差や現像剤搬送板14bの振幅等を調整することも可能である。
現像剤搬送板14bの往復移動において、現像剤の搬送方向J1(往路)は、低加速度で、トナー30と現像剤搬送板14bとがなるべく滑らないようにし、現像剤の反搬送方向J2(復路)は、高加速度で、トナー30と現像剤搬送板14bとを滑らせる。これにより現像剤の搬送方向J1(往路)に現像剤搬送板14bの移動に伴って搬送した先にトナー30を置いてくる。この繰り返しが現像剤搬送板14bの往復振動によるトナー30の搬送原理である。現像剤の搬送方向J1(往路)の加速度a1と、現像剤の反搬送方向J2(復路)の加速度a2との加速度差がトナー30の搬送性能に影響するのはこのためである。
本実施形態によれば、現像剤搬送板14bにより現像剤を振動搬送する際に、現像室10i内への現像剤の流入速度と流出速度のバランスを常に最適な状態に保ち、記録材2上に形成されたトナー像の濃度低下や白抜けのない良好な画像を形成できる。
次に、図10及び図11を用いて本発明に係る現像剤容器を有する現像装置を備えたプロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
本実施形態では、制御手段となるコントローラ50により振動付与部材13の振動動作を制御して搬送部材となる現像剤搬送板14bにより搬送される現像剤の搬送量を制御する。このような制御において、トナー30自体の搬送性能を加味したものである。
<トナー30自体の搬送性能を加味した振動制御>
現像装置10内のトナー30は一般的に使用を重ねると、流動性が低下していく。そして、流動性はトナー30の搬送性能に影響を及ぼす。同一のトナー30においては、使用を重ねて流動性が低下するにつれて振動する現像剤搬送板14bによる搬送性能は向上する。
本実施形態では、現像ローラ10dの回転時間情報を用いてトナー30の使用履歴から使用を重ねたことによる流動性の低下を推測し、その結果を現像剤搬送板14bの振動条件の調整に反映する。
現像ローラ10dの回転時間は、記憶手段となるRAM(Randon Access Memory;ランダムアクセスメモリ)12に記憶しておくことで把握する。CPU(Central Processing Unit;中央演算装置)52がコントローラ50に現像ローラ10dを回転駆動する駆動源となるモータ10d1の回転指示を出した時間を現像ローラ10dの回転時間とする。CPU52及びRAM12は、現像剤の搬送性能を検知する第二の検知手段を兼ねる。
現像ローラ10dの使用時間が長いほど、現像装置10内のトナー30の流動性は低下し、現像剤搬送板14bの振動によるトナー30の搬送性能は向上している。これによりコントローラ50は、振動付与部材13の圧電素子の両端部の電極に印加する電圧を変更する。これにより現像剤搬送板14bの振動によるトナー30の搬送量を抑制するように該振動付与部材13の振動動作を制御する。
<制御手段>
図10は本実施形態の制御手段の構成を示すブロック図である。図4に示して前述した第1実施形態の制御手段の構成と異なるのは以下の通りである。トナー30の搬送性の予測情報として、現像ローラ10dを回転駆動するモータ10d1の回転時間を利用する。モータ10d1の回転時間は、コントローラ50を介してCPU52に送られてくる。本実施形態では、現像剤搬送板14bの振動制御にモータ10d1の回転時間情報をフィードバックする。現像剤消費量検知情報か現像剤残量検知情報、或いは、その両方の検知情報を用いて、現像剤搬送板14bの振動制御を行う点は、前記第1実施形態の構成と同様であるため重複する説明は省略する。
<実験3>
本実施形態の現像剤搬送板14bの振動調整を適用した画像形成装置100を用いて実験を行った。実験方法は、前記実験1と同様であるため重複する説明は省略する。
図11に示す右から3列目に50枚の記録材2に印刷した毎の現像ローラ10dの積算回転時間を示す。図11を用いて印刷ジョブの2サイクル目と、8サイクル目とを比較する。印刷ジョブの2サイクル目を開始したときの現像ローラ10dの回転時間は600秒(印刷ジョブの1サイクル目が終了した時点の現像ローラ10dの回転時間)である。この結果に基づいて記録材2が152枚〜201枚目の振動付与部材13の振動周波数は40Hzとしている。
一方、印刷ジョブの8サイクル目を開始したときの現像ローラ10dの回転時間は4200秒(7サイクル目が終了した時点の現像ローラ10dの回転時間)である。印刷ジョブの2サイクル目と比較すると3600秒(=4200秒−600秒)だけ増加しており、トナー30の流動性が低下していることが想定される。
そこで、記録材2が1052枚〜1101枚目の印刷を行なうときの振動付与部材13の振動周波数は、これを考慮して、印刷ジョブの2サイクル目を開始するときの振動付与部材13の振動周波数が40Hzよりも2Hz低い38Hzとしている。この実験を通して記録材2上に形成されたトナー像の濃度低下や白抜けが発生することは無かった。
尚、本実施形態では、トナー30自体の搬送性を判断する手段として現像ローラ10dの回転時間を用いた。他に、例えば、像担持体となる感光ドラム7の回転時間や、トナー30の流動性を直接測定する各種の検知手段等を用いることが考えられる。
また、本実施形態においても前記第1実施形態と同様に、現像剤搬送板14bの振動条件として、振動付与部材13の振動周波数を調整した一例である。他に、トナー30の搬送性に影響する振動条件であれば、前述した他の各種の振動条件を調整することが可能である。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
上記各実施形態では、現像装置10内のトナー30の量が時々刻々と変化したり、記録材2に印刷する毎にトナー30の消費量が変化しても、それらの変化を検知し、その検知結果に応じて現像剤搬送板14bの振動条件を逐次適性化する。これにより現像室10i内のトナー30の量及び該トナー30の粉圧が常に適正な状態を維持する。これにより記録材2上に形成されたトナー像の濃度低下や白抜け等の画像不良がない良好な画像を提供し続けることができる。
次に、図12を用いて本発明に係る現像剤容器を有する現像装置を備えたプロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置の第3実施形態の構成について説明する。尚、各実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
本実施形態では、搬送部材となる現像剤搬送板14bにより搬送される現像剤の搬送量を制御する制御手段は、以下の通り構成される。図12に示すように、現像剤容器14の枠部材14aに嵌合される蓋部材14dに対して、現像ローラ10dの長手方向に沿って長尺板状の規制部材14eが回動軸14fを中心に回動可能に支持されている。
規制部材14eの現像剤容器14の外側に突出された当接部14e1は、画像形成装置100本体の装置フレームに移動可能に設けられた位置決め手段となる位置決めボス18に当接して係止される。これにより現像剤容器14の現像剤収容部14t内に挿入された規制部材14eの堰止部14e2の回動角度θが制御される。
規制部材14eの回動軸14fには、図示しない捩りコイルバネが嵌装されており、該捩りコイルバネにより規制部材14eは回動軸14fを中心に図12の時計回り方向に常時付勢されている。画像形成装置100本体の装置フレームに移動可能に設けられた位置決めボス18は、該捩りコイルバネの付勢力に抗して当接部14e1に当接して支持する。
規制部材14eが図12に示す状態で保持されているとき、搬送部材となる現像剤搬送板14bにより搬送される現像剤が堰止部14e2に当接して堰き止められる。これにより現像剤搬送板14bの上表面14b3と、堰止部14e2の下端との間の隙間hからのみ現像剤搬送板14bにより搬送される現像剤が現像剤の搬送方向J1に搬送される。
規制部材14eは、位置決め手段となる位置決めボス18により回動位置が変更可能に位置決めされる。位置決めボス18は、コントローラ50により制御される図示しない移動手段により移動可能に構成されている。他の構成は前記各実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
次に、図13(a),(b)を用いて本発明に係る現像剤容器を有する現像装置を備えたプロセスカートリッジを着脱可能に装着する画像形成装置の第4実施形態の構成について説明する。尚、各実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
本実施形態では、搬送部材となる現像剤搬送板14bにより搬送される現像剤の搬送量を制御する制御手段は、以下の通り構成される。図13(a),(b)に示すように、搬送部材となる現像剤搬送板14bは、現像剤容器14の枠部材14aの底板14g上を現像剤の搬送方向J1と、その反対方向となる現像剤の反搬送方向J2とに移動自在に支持されている。
現像剤搬送板14bの図13(a),(b)の左側の端部14b2の下面には、コイルバネからなる付勢部材24が設けられている。付勢部材24の伸長力により現像剤搬送板14bを図13(a)に示す現像剤の搬送方向J1とは反対方向となる現像剤の反搬送方向J2に常時付勢している。
現像剤搬送板14bの図13(a),(b)の左側の端部14b2の上面には、該現像剤搬送板14bの上表面14b3から突出した被振動部となる当接部14b4が設けられている。現像剤容器14の枠部材14aの側板14hには、複数の当接部25aを有する回転部材25が回転可能に軸支されている。本実施形態の当接部25aは、回転部材25の回転中心から径方向に45度ずつずれた位置に8個設けられている。
回転部材25は、画像形成装置100本体に設けられた図示しない駆動源となるモータから駆動ギア列を介してコントローラ50により回転制御される。回転部材25が図13(a),(b)の時計回り方向に回転されると、複数の当接部25aが順次、現像剤搬送板14bの上表面14b3から突出した被振動部となる当接部14b4に周期的に当接する。これにより付勢部材24の付勢力に抗して現像剤搬送板14bを現像剤の搬送方向J1に押圧する。
制御手段となるコントローラ50は、回転部材25の回転動作を制御して現像剤搬送板14bにより搬送される現像剤の搬送量を制御する。例えば、付勢部材24の伸長力により現像剤搬送板14bを図13(a)に示す現像剤の反搬送方向J2に作用する加速度a2を考慮する。更に、回転部材25が回転して当接部25aが当接部14b4を押圧する際に作用する加速度a1を考慮する。現像剤の反搬送方向J2の加速度a2を、現像剤の搬送方向J1の加速度a1よりも大きくする。これにより現像剤搬送板14bの上表面14b3上に載置された現像剤が現像剤の搬送方向J1に移動する。他の構成は前記各実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
J1…現像剤の搬送方向
J2…現像剤の反搬送方向
14…現像剤容器
14b…現像剤搬送板(搬送部材)
19…開口

Claims (18)

  1. 開口を有し、現像剤を収容する現像剤容器であって、
    現像剤の搬送方向と、その反対方向に移動することで現像剤を搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材により搬送される現像剤の搬送量を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする現像剤容器。
  2. 前記制御手段は、前記現像剤容器に回動可能に支持され、前記搬送部材により搬送される現像剤を堰き止める規制部材を有し、
    前記規制部材は、位置決め手段により回動位置が変更可能に位置決めされることを特徴とする請求項1に記載の現像剤容器。
  3. 前記搬送部材は、
    前記現像剤容器に対して現像剤の搬送方向と、その反対方向に移動自在に支持された現像剤搬送板と、
    前記現像剤搬送板を現像剤の搬送方向とは反対方向に付勢する付勢部材と、
    前記現像剤搬送板に設けられた被振動部に周期的に当接して前記付勢部材の付勢力に抗して前記現像剤搬送板を現像剤の搬送方向に押圧する回転部材と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記回転部材の回転動作を制御して前記搬送部材により搬送される現像剤の搬送量を制御することを特徴とする請求項1に記載の現像剤容器。
  4. 前記搬送部材は、
    前記現像剤容器に対して現像剤の搬送方向と、その反対方向に移動可能に支持された現像剤搬送板と、
    前記現像剤搬送板に設けられた被振動部を振動させる振動付与部材と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記振動付与部材の振動動作を制御して前記搬送部材により搬送される現像剤の搬送量を制御することを特徴とする請求項1に記載の現像剤容器。
  5. 前記制御手段により前記振動付与部材の振動周波数を制御することを特徴とする請求項4に記載の現像剤容器。
  6. 前記制御手段により前記振動付与部材の振動による前記搬送部材の往路と復路との加速度差を制御することを特徴とする請求項4に記載の現像剤容器。
  7. 前記制御手段により前記振動付与部材の振動による前記搬送部材の振幅を制御することを特徴とする請求項4に記載の現像剤容器。
  8. 前記振動付与部材は、前記現像剤容器の一端部と、前記現像剤搬送板の一端部との間に固定されたことを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項に記載の現像剤容器。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の現像剤容器と、
    前記搬送部材により搬送された現像剤を担持する現像剤担持体と、
    を有することを特徴とする現像装置。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の現像剤容器、または請求項9に記載の現像装置のいずれか1つを有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の現像剤容器、または請求項9に記載の現像装置、または請求項10に記載のプロセスカートリッジのいずれか1つを有し、
    前記現像剤を用いて画像形成する画像形成装置であって、
    前記現像剤容器内の現像剤量を検知する検知手段を有し、
    前記検知手段の検知結果に応じて前記制御手段により前記搬送部材による現像剤の搬送量を制御することを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記検知手段は、前記搬送部材により搬送された現像剤を担持する現像剤担持体の近傍の現像剤量を検知することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記検知手段により検知される現像剤量は、現像剤の残量であることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記検知手段により検知される現像剤量は、現像剤の消費量であることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の画像形成装置。
  15. 前記検知手段により検知される現像剤量は、現像剤の残量と、現像剤の消費量との組み合わせから算出される値であることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の画像形成装置。
  16. 現像剤の搬送性能を検知する第二の検知手段を有し、
    前記制御手段により前記搬送部材による現像剤の搬送量を制御する際に前記第二の検知手段の検知結果を用いることを特徴とする請求項11〜15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 前記第二の検知手段は、前記搬送部材により搬送された現像剤を担持する現像剤担持体の回転時間を検知することで現像剤の搬送性能を検知し、
    前記制御手段により前記搬送部材による現像剤の搬送量を制御する際に前記第二の検知手段により検知した現像剤の搬送性能を用いることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 現像剤を収容する枠体と、
    現像剤を搬送する搬送部材と、
    前記現像剤容器内の現像剤量を検知する検知手段と、
    前記搬送部材の振動条件を調整可能な調整手段と、
    を有し、
    前記検知手段の検知結果に応じて前記調整手段により前記搬送部材の振動条件を調整することを特徴とする画像形成装置。
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