JPH11174804A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11174804A
JPH11174804A JP9337305A JP33730597A JPH11174804A JP H11174804 A JPH11174804 A JP H11174804A JP 9337305 A JP9337305 A JP 9337305A JP 33730597 A JP33730597 A JP 33730597A JP H11174804 A JPH11174804 A JP H11174804A
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JP
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toner
developer
image forming
forming apparatus
image
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JP9337305A
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Akira Domon
彰 土門
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像容器内での現像剤の粗粉発生を抑制し、
これに起因する画像低下の少ない画像形成装置を提供す
ること。 【構成】 少なくとも粉体状のトナー(現像剤)8と、
トナー8を担持する現像スリーブ(現像剤担持体)6
と、トナーを収容する現像容器13と、トナー8を前記
現像スリーブ6へ搬送する振動部材(現像剤搬送手段)
30を有する画像形成装置において、前記振動部材30
を微小振動させる。本発明によれば、振動部材30を微
小振動させるため、従来の回転式トナー搬送手段を用い
た場合に比べてトナー8を摺擦する部分が少なくなり、
トナー8の粗粉発生を抑制することができ、トナー8の
粗粉に起因する画像不良の発生を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を採
用するレーザービームプリンタや複写機等の画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザービームプリンタや複写機等の電
子写真方式を採用した画像形成装置ではトナーと呼ばれ
る現像剤を使用しているが、トナーは現像容器内に収容
され、トナー搬送手段によって現像剤担持体へ搬送さ
れ、現像剤担持体上に保持される。そして、トナーは現
像剤層厚規制部材により所定の電荷を付与され、像担持
体上の静電潜像形成部へ移動し、像担持体上の静電潜像
を現像してこれをトナー像として可視化する。その後、
このトナー像は転写手段により紙等の転写材へ転写さ
れ、定着装置によって転写材に定着される。
【0003】以上で一連の画像形成プロセスが終了し、
ユーザーは所望の画像を得ることができる。
【0004】ところで、安定した画像品位を保持するた
めには、現像容器内のトナーの搬送を良好に行い、トナ
ーを現像剤担持体に十分に供給することが非常に重要で
ある。従来、トナー搬送手段としては、図8及び図9に
ように、両端を回転自在に支持され、現像スリーブ6に
対して平行な部分を有する直径2mm程度の細い棒をト
ナー搬送手段12とし、これを回転させる回転式トナー
搬送手段がある。回転式トナー搬送手段12は図8の矢
印e方向に回転し、トナー8を現像スリーブ6へと搬送
する。この種の回転式トナー搬送手段12は、簡便な構
成であり、低コストで実現可能なために広く用いられて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、トナー
を使用した電子写真方式による画像形成装置は、転写材
上のトナー像を加圧及び加熱することによってこれを転
写材上に定着させている。
【0006】而して、定着を確実に行うには数100W
の大きな電力を必要とする。従って、より少ない電力で
定着を行うため、新たな定着方式や低温定着が可能な低
融点のトナーの開発が行われている。
【0007】しかし、画像形成装置の低消費電力化を可
能にするため、より低い温度で定着可能なトナーを回転
式トナー搬送手段を用いた画像形成装置で使用した場
合、以下のような問題が発生していた。
【0008】即ち、低温定着が可能なトナーは概して柔
らかいため、図8及び図9に示す回転式トナー搬送手段
12の回転軸(図9のA部)等と摺擦すると凝集し、直
径が20μm以上のトナー塊(所謂粗粉)が発生し易く
なり、生成された粗粉が現像剤スリーブ6へ搬送され、
現像スリーブ6と層厚規制部材5の間に挟まる。その結
果、トナー8の現像スリーブ6へのコートが阻害され、
画像上白すじとなって現れるという問題が発生してい
た。
【0009】又、回転式トナー搬送手段12によると、
現像容器13内のトナー8の量が少なくなるとトナー8
の搬送性が低下する。従って、トナー残量検出手段によ
ってトナー無し警告が発せられた場合若しくは現像濃度
が薄くなった場合にユーザーはプロセスカートリッジを
画像形成装置本体から取り出し、トナー8を現像スリー
ブ6の近傍に供給するためにプロセスカートリッジを振
らなければならず、この作業はユーザーにとって煩わし
い作業であった。
【0010】従って、本発明は、現像容器内での現像剤
の粗粉発生を抑制し、これに起因する画像低下の少ない
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】又、本発明は、特に現像剤残量の少ない場
合における現像剤の搬送性が回転式トナー搬送手段のそ
れに比して優れた画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、少なくとも粉体状の現像剤
と、現像剤を担持する現像剤担持体と、現像剤を収容す
る現像容器と、現像剤を前記現像剤担持体へ搬送する現
像剤搬送手段を有する画像形成装置において、前記現像
剤搬送手段を微小振動させることを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記現像容器内の現像剤量を検知する現像
剤量検出手段を設け、該現像剤検出手段から発せられる
検出信号値が所定の値になったときに前記現像剤搬送手
段の振動振幅を増加させることを特徴とする。
【0014】従って、請求項1記載の発明によれば、現
像剤搬送手段を微小振動させるため、従来の回転式トナ
ー搬送手段を用いた場合に比べて現像剤を摺擦する部分
が少なくなり、現像剤の粗粉発生を抑制することがで
き、現像剤の粗粉に起因する画像不良の発生を防ぐこと
ができる。
【0015】又、請求項2記載の発明によれば、現像剤
検出手段から発せられる検出信号値が所定の値になった
ときに現像剤搬送手段の振動振幅を増加させるようにし
たため、現像剤の搬送力を高めることができ、プロセス
カートリッジを画像形成装置本体から取り外して振る回
数を減らしてユーザーの負担を軽減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0017】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る画像形成装置要部の断面図、図2は同画像形
成装置の動作タイミングを示すタイミングチャートであ
る。尚、本実施の形態では、少なくとも帯電部材と潜像
担持体及び現像剤を含むプロセスカートリッジを使用す
る画像形成装置を例に挙げて説明を行うが、その他の形
態の画像形成装置をも本発明の適用対象に含むことは勿
論である。
【0018】先ず、本実施の形態に係る画像形成装置の
構成を図1に基づいて説明する。
【0019】本実施の形態に係る画像形成装置は、電子
写真プロセス的に大別すると、帯電装置、潜像担持体、
露光手段、現像装置、転写装置、クリーニング装置及び
定着装置によって構成されている。
【0020】本実施の形態に係るプロセスカートリッジ
は、上記プロセス手段のうち帯電手段である帯電ローラ
1、潜像担持体である感光ドラム2、現像装置17及び
クリーニング装置19をコンパクトに一体化して構成さ
れている。
【0021】上記感光ドラム2は、中空円筒状のアルミ
ニウムを基体とし、その上に感光層を塗布した外径24
mmの有機感光体である。この感光ドラム2は、画像形
成装置本体側に設けられた不図示の駆動系により図示矢
印a方向に周速36mm/secで回転する。
【0022】又、前記帯電ローラ1は、感光ドラム2に
対して両端から加圧され、感光ドラム2に所定の当接幅
で当接している。そして、感光ドラム2の図示矢印a方
向の回転に従動して図示矢印c方向に回転し、不図示の
帯電バイアス電源から所定のバイアスを印加される。
尚、所望の帯電電位に帯電せしめられた感光ドラム2表
面にレーザースキャナーユニット20から発せられたレ
ーザー光10を照射することにより感光ドラム2に静電
潜像が形成される。
【0023】前記現像装置17は、図示矢印方向bに回
転する現像スリーブ6と、円筒状のマグネットローラ4
と、現像剤規制部材である弾性ゴムブレード5と、該弾
性ゴムブレード5を支持する金属部材7と、感光ドラム
2上に形成された静電潜像を顕像化するための1成分磁
性現像剤(以下、トナーと称する)8と、トナー8を収
容する現像容器13とで構成されている。
【0024】尚、前記現像スリーブ6は外径16mmの
中空円筒状に成形され、感光ドラム2と一定間隔を保っ
て配置され、その周速は感光ドラム2と同じ36mm/
secであり、これには現像バイアス電源24から所定
のAC電圧とDC電圧が印加される。又、前記マグネッ
トローラ4は、現像スリーブ6の内部に両端を固定さ
れ、回転運動を行わず静止しており、その内部には複数
の磁極を有している。更に、前記弾性ゴムブレード5
は、現像スリーブ6に当接して該現像スリーブ6上のト
ナー8のコート層厚さを規制するものである。
【0025】ところで、現像容器13の内壁には、トナ
ー搬送手段である振動部材30が設けられており、この
振動部材30は所定の電圧の印加を受けることによって
所定の周波数で振動し、印加する電圧によって振動の振
幅が変化するものである。尚、振動部材30の長手方向
の幅は少なくとも有効現像幅以上とする。又、振動部材
30はその最下部が少なくとも現像スリーブ6の回転軸
中心よりも下方になるように設けられている。
【0026】次に、本実施の形態に係る画像形成装置の
作用、特に本発明の特徴である振動部材30の動作を図
2に基づいて説明する。
【0027】振動部材30を動作させないで画像形成を
行うと、現像スリーブ6近傍のトナー8のみが消費さ
れ、画像形成を重ねるに従って現像スリーブ6近傍には
トナー8が供給されないで空隙を生じる。その結果、現
像容器13内に十分なトナー8が存在しながらも、早期
に白抜け画像が発生してしまう。この現象は、特にトナ
ー8が凝集し易い高温高湿環境下で顕著に発生する。
【0028】そこで、上記現象を回避するため、本実施
の形態では振動部材30を以下のように動作させる。
【0029】即ち、画像形成装置にプリント信号が入力
されると、画像形成装置の駆動モータが動作して感光ド
ラム2が回転し始め、帯電ローラ1により感光ドラム2
の表面が帯電される。これよりやや遅れて給紙ローラQ
が動作し、カセットKから転写材Pをピックアップし、
転写材Pの搬送を開始する。
【0030】そして、駆動モータの作動開始と同時にト
ナー搬送部材である振動部材30へ交流電圧を印加す
る。これにより発生する振動部材30の振動とトナー8
の自重により、トナー8を現像スリーブ6への良好に搬
送することができる。従って、現像スリーブ6近傍には
十分なトナー8が存在することになる。
【0031】感光ドラム2への像露光は、転写材Pの搬
送と同期して開始される。そして、静電潜像が形成され
た感光ドラム2上の部分が現像スリーブ6と対向する位
置に達したときに現像スリーブ6に現像バイアスを印加
し、感光ドラム2上への現像を開始し、現像バイアス印
加開始と同時に振動部材30への交流電圧印加を停止す
る。これは、振動部材30の振動によって現像工程が不
安定になるのを防止するためである。
【0032】而して、感光ドラム2上のトナー像の先端
が転写部に達すると、転写ローラ16に転写バイアスを
印加し、トナー像の転写材Pへの転写を開始する。その
後、感光ドラム2上への現像が終了し、感光ドラム2上
に形成されたトナー像が転写材Pへ転写され終わると、
再び振動部材30への交流電圧印加を開始する。その
後、転写材Pが定着装置25を通過して画像形成装置外
に排出されると、駆動モータが停止し、振動部材30へ
の交流電圧印加も停止する。これをもって本実施の形態
における一連の画像形成過程が終了する。
【0033】以上、説明したように本実施の形態によれ
ば、振動部材30の微小振動によつてトナー8の搬送を
行うため、従来の回転式トナー搬送手段を用いた場合に
比べてトナー8を摺擦する部分が少なくなり、トナー粗
粉の発生が抑制される。
【0034】従って、トナー粗粉に起因する画像不良、
例えば、粗粉が弾性ゴムブレード5と現像スリーブ6と
の間に詰まることによる画像白すじ等の発生に伴う画質
低下を防ぐことができる。
【0035】又、振動部材30の最下部が現像スリーブ
6付近にあるため、現像スリーブ6付近でのトナー8の
凝集及び空隙の発生を防ぐことができ、早期の白抜けを
防ぐことができる。
【0036】更に、回転式トナー搬送手段に比べて駆動
トルクを大きく低減することが可能となるという効果も
得られる。
【0037】尚、以上の効果は特に低融点のトナーを使
用した画像形成において顕著に現れる。
【0038】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図3及び図4に基づいて説明する。尚、図3は本
実施の形態に係る画像形成装置要部の断面図、図4は同
画像形成装置の動作タイミングを示すタイミングチャー
トであり、図3においては図1に示したと同一要素には
同一符号を付しており、以下、それらについての説明は
省略する。
【0039】本実施の形態に係る画像形成装置の構成を
図3に基づいて説明する。
【0040】本実施の形態は、トナー搬送部材である振
動部材30を現像容器13の内部ではなく、現像容器1
3の外部に設けることを特徴とする。
【0041】トナー搬送手段である振動部材30は、プ
ロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着する際に
プロセスカートリッジが現像容器13の下部に接触する
部分に設けられている。本実施の形態においては、現像
容器13の下部は転写材Pの搬送を補助する転写材搬送
ガイド50に接触している。従って、本実施の形態にお
いては、振動部材30を転写材搬送ガイド50のプロセ
スカートリッジと接触する側に設けている。そして、振
動部材30は、その長手方向の幅が少なくとも有効現像
幅より長く設定されている。
【0042】ここで、本実施の形態における振動部材3
0及び画像形成装置の動作を図4に基づいて説明する。
【0043】画像形成装置にプリント信号が入力される
と、不図示の駆動モータが作動し、給紙ローラQによる
転写材Pの搬送が開始される。これと同時に振動部材3
0に交流電圧を印加して振動部材30を振動させる。こ
の振動部材30の振動が現像容器13の外壁介してトナ
ー8へと伝達される。これにより現像容器13内におい
て現像スリーブ6近傍へトナー8が供給される。
【0044】そして、振動部材30が振動を開始してか
らT秒後に転写材Pの先端が転写材搬送ガイド50に接
触するが、その直前に振動部材30への交流電圧印加を
停止する。これは、転写材搬送ガイド50が振動するこ
とによる転写材Pの搬送性低下を回避するためである。
【0045】その後、転写材Pが更に進行して転写材P
の後端が転写材搬送ガイド50を離れ、転写工程が終了
した後、再び、振動部材30への交流電圧印加を開始
し、振動部材30を振動させる。即ち、転写材搬送ガイ
ド50に転写材Pが接触せず、且つ、転写工程が行われ
ていない状態においては常に振動部材30を振動させる
のである。これによって、トナー8を現像スリーブ6へ
良好に供給しつつ、転写材Pの搬送性を低下させない
で、転写工程を安定に行うことができる。
【0046】又、振動部材30を画像形成装置本体に配
設するため、プロセスカートリッジの構成を簡略化する
ことができ、プロセスカートリッジのコストダウンが可
能になる。
【0047】更に、前記実施の形態1と同様に、現像容
器13内で回転運動を行う部材が存在しないため、トナ
ー粗粉の発生を回避でき、これに起因する画像不良を完
全に回避することができる。
【0048】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図5乃至図7に基づいて説明する。尚、図5は本
実施の形態に係る画像形成装置の現像装置要部の断面
図、図6は画像形成回数とトナー残量検知の尺度である
静電容量値との関係を示す図、図7は本実施の形態に係
る画像形成装置の動作タイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【0049】本実施の形態は、トナー残量検知と振動部
材30の動作を関連付けていることを特徴としている。
従って、以下はこの点についてのみ詳細に説明し、画像
形成装置の構成については実施の形態1及び2と重複す
るので説明を省略する。
【0050】本実施の形態に係る現像装置の構成を図5
に基づいて説明する。
【0051】直径2mmのSUS製の細棒(以下、アン
テナと称する)40を現像スリーブ6に平行に約2mm
隔てて配置する。そして、画像形成装置本体には、現像
スリーブ6とアンテナ40に間の静電容量を測定するた
めの静電容量検出回路41を設ける。尚、現像スリーブ
6とアンテナ40に間の静電容量は現像スリーブ6とア
ンテナ40間に存在するトナー量に比例するため、トナ
ー残量の目安となる。そして、この静電容量値は画像形
成過程中において所定の周期でサンプリングされる。
【0052】而して、現像容器13内にトナー8が十分
に存在する場合は、画像形成回数を重ねても現像スリー
ブ6とアンテナ40間に存在するトナー8の量が大きく
変化しないため、静電容量値も殆ど変化しない(図6の
A部)。
【0053】しかしながら、更に画像形成回数を重ね、
現像容器13内のトナー8の量が少なくなると、現像ス
リーブ6とアンテナ40間のトナー8の量も減少し、静
電容量値もこれに対応して減少する(図6のB部)。そ
して、遂には現像スリーブ6近傍のトナー8の量が不足
し、画像白抜けが発生する(図6のC部)。この画像白
抜けの発生を未然に防ぐため、静電容量が予め設定され
た所定の値E以下になると、画像形成過程終了後に、画
像形成装置本体に設けられた操作パネルの表示灯によっ
てユーザーにトナー無しの警告を行う。
【0054】すると、ユーザーは上記警告を受けて画像
形成装置本体から現像装置を含むプロセスカートリッジ
を取り出し、トナー8を強制的に現像スリーブ6へ十分
に供給するためにプロセスカートリッジを振らなければ
ならず、この作業はユーザーにとって煩わしいものであ
る。
【0055】そこで、本実施の形態においては、以下の
ような方法によってユーザーがプロセスカートリッジを
画像形成装置本体から取り出してこれを振る動作回数を
極力軽減するようにした。
【0056】画像形成を繰り返していくと、現像容器1
3内のトナー8が減少し、更には、現像スリーブ6とア
ンテナ40間のトナー8の量も減少する。これにより静
電容量が減少し、静電容量値が図6に示すEの値となっ
たとき、振動部材30を含む画像形成装置は次のように
動作する。
【0057】即ち、静電容量値が図6のEとなると、転
写工程が完全に終了してから(即ち、後回転に入ってか
ら)、振動部材30に印加する交流電圧の振幅を大きく
する。すると、振動部材30の振幅が大きくなり、これ
によってトナー8の搬送力が増し、現像容器13上部等
に残存しているトナー8が現像スリーブ6の近傍へ新た
に搬送される。その結果、現像スリーブ6近傍に十分に
トナー8が存在することになり、現像スリーブ6とアン
テナ40間の静電容量が増大する。そして、静電容量値
がEより大きい任意の値(図7のD)となったとき、画
像形成装置の動作を停止する。そして、所定の後回転時
間中に静電容量がDに達したときに画像形成装置の動作
を停止する。尚、所定の後回転時間を経てから画像形成
装置を停止するのは言うまでもない。但し、所定の後回
転時間内に静電容量値がDに達しない場合は、前述した
ような方法にてユーザーにトナー無しの警告を行う。
【0058】以上、説明したように本実施の形態によれ
ば、プロセスカートリッジを画像形成装置本体から取り
出すことなくトナー8を現像スリーブ6に供給すること
ができるため、ユーザーの煩わしさ(具体的には、プロ
セスカートリッジを画像形成装置本体から取り出して振
り、又、装着するという動作の回数)を軽減することが
できる。
【0059】又、実施の形態1及び2と同様に、本発明
に係るトナー搬送方式では、従来の回転トナー搬送手段
を用いた場合に比べてトナーを摺擦する部分が少なくな
るため、トナー粗粉の発生を抑制することができる。従
って、トナー粗粉に起因する画像不良、例えば、粗粉が
トナー層厚規制部に詰まることによって生じる白抜け画
像の発生を防ぐことができる。
【0060】尚、本実施の形態においては、トナーの残
量検知は現像スリーブ6と平行にSUS等の金属棒で構
成されるアンテナ40を設け、現像スリーブ6とアンテ
ナ40の間に存在するトナー8の量の変化による静電容
量の変化を検知する方式を採用したが、これ以外のトナ
ー残量検知方式、例えば光透過型の検知方法や磁気セン
サーを用いた方法等であっても本発明の効果が損なわれ
るものではない。
【0061】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、現像剤搬送手段を微小振動させる
ため、従来の回転式トナー搬送手段を用いた場合に比べ
て現像剤を摺擦する部分が少なくなり、現像剤の粗粉発
生を抑制することができ、現像剤の粗粉に起因する画像
不良の発生を防ぐことができるという効果が得られる。
【0062】又、請求項2記載の発明によれば、現像剤
検出手段から発せられる検出信号値が所定の値になった
ときに現像剤搬送手段の振動振幅を増加させるようにし
たため、現像剤の搬送力を高めることができ、プロセス
カートリッジを画像形成装置本体から取り外して振る回
数を減らしてユーザーの負担を軽減することができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置要部
の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の動
作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置要部
の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る画像形成装置の動
作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置の現
像装置要部の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置にお
ける画像形成回数と静電容量値との関係を示す図であ
る。
【図7】本発明の実施の形態3に係る画像形成装置の動
作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図8】従来の画像形成装置要部の断面図である。
【図9】従来の画像形成装置の現像装置部の断面図であ
る。
【符号の説明】
6 現像スリーブ(現像剤担持体) 8 トナー(現像剤) 13 現像容器 30 振動部材(現像剤搬送手段) 40 アンテナ(現像剤量検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも粉体状の現像剤と、現像剤を
    担持する現像剤担持体と、現像剤を収容する現像容器
    と、現像剤を前記現像剤担持体へ搬送する現像剤搬送手
    段を有する画像形成装置において、 前記現像剤搬送手段を微小振動させることを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記現像容器内の現像剤量を検知する現
    像剤量検出手段を設け、該現像剤検出手段から発せられ
    る検出信号値が所定の値になったときに前記現像剤搬送
    手段の振動振幅を増加させることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
JP9337305A 1997-12-08 1997-12-08 画像形成装置 Pending JPH11174804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9337305A JPH11174804A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 画像形成装置

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JP9337305A JPH11174804A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 画像形成装置

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