JP2016141160A - 電子制御装置及び電子制御システム - Google Patents

電子制御装置及び電子制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016141160A
JP2016141160A JP2015015860A JP2015015860A JP2016141160A JP 2016141160 A JP2016141160 A JP 2016141160A JP 2015015860 A JP2015015860 A JP 2015015860A JP 2015015860 A JP2015015860 A JP 2015015860A JP 2016141160 A JP2016141160 A JP 2016141160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diagnostic data
electronic control
turned
request
diagnostic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015015860A
Other languages
English (en)
Inventor
真一郎 小田
Shinichiro Oda
真一郎 小田
榎本 浩之
Hiroyuki Enomoto
浩之 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2015015860A priority Critical patent/JP2016141160A/ja
Priority to US15/003,971 priority patent/US9978188B2/en
Publication of JP2016141160A publication Critical patent/JP2016141160A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C5/00Registering or indicating the working of vehicles
    • G07C5/008Registering or indicating the working of vehicles communicating information to a remotely located station
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C2205/00Indexing scheme relating to group G07C5/00
    • G07C2205/02Indexing scheme relating to group G07C5/00 using a vehicle scan tool

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

【課題】車両ユーザが、専用コネクタに市販されている外部装置を接続した場合であっても、リモート診断サービスに必要なデータの送信を可能とした電子制御装置を提供すること。
【解決手段】専用コネクタ40に外部装置が接続されている場合、IGSW2がオンされている間、ECU10は、要求された診断データの送信のための処理を実行しない。一方、IGSW2がオフされた後は、外部装置の接続の有無によらず、診断データ送信処理を実行する。この結果、診断データの送信処理により、ECU10におけるオフボード診断処理に遅延を生じさせることを回避することができる。さらに、定期的に、リモート診断サービスに必要なデータを管理センター200に送信することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載され、外部診断装置からの要求に応じてオフボード診断を行う機能を備えた電子制御装置、及びその電子制御装置を含む電子制御システムに関する。
従来、例えば特許文献1に示されるように、診断ツールと称される外部診断装置からの要求に応じてオフボード診断を行う車載用電子制御装置が知られている。このオフボード診断では、診断ツールから車載用電子制御装置に指示を出して、オンボード診断の結果を含む種々の故障診断用データを読み出したり、通常とは異なる動作を行わせて、より高度な故障診断を行ったりする。
また、近年では、車両メーカが、ユーザに対するサービス向上のために、リモート診断サービスを提供するケースも増えている。このリモート診断サービスは、各車両から走行距離、故障診断用データ、ウォーニング情報などをデータ通信により管理センターに収集し、それら収集したデータに基づいて、例えば適切な時期に入庫を促すように通知を出したりするものである。
特開平7−46676号公報
診断ツールの要求に応じてオフボード診断が行われる場合、診断ツールは、専用のコネクタに接続され、その専用コネクタを介して車載用電子制御装置に対しリクエストメッセージを送信する。リクエストメッセージを受信した車載用電子制御装置は、所定の時間内にレスポンスメッセージを返送する。診断ツールは、その所定時間内にレスポンスメッセージを受信できない場合、例えば、車載用電子制御装置との通信に異常が生じたものと判断する。
このため、上述したリモート診断サービスを提供する場合には、診断ツールの要求に基づくオフボード診断処理を遅延させないように注意する必要がある。そこで、例えば、診断ツールが専用コネクタに接続されているときには、リモート診断サービスに係る処理を実行しないようにすることが考えられる。
しかしながら、専用コネクタから各種の車両情報が読み取り可能であるため、アフターマーケットにおいて、その専用コネクタを介して各種の情報(燃費、平均速度、水温など)を読み出して、表示するようにした表示装置が販売されている。この表示装置は、原則として、常時、専用コネクタに接続されて使用される。車載用電子制御装置は、専用コネクタに診断ツールが接続されたのか、あるいは市販の表示装置が接続されたのかを区別することは困難である。そのため、専用コネクタに外部装置が接続されたときに、リモート診断サービスに係る処理を実行しないようにすると、ユーザが上述した表示装置を専用コネクタに接続した場合に、車両から管理センターにリモート診断サービスに必要なデータを送信することができなくなってしまうという問題が生じる。
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、車両ユーザが、専用コネクタに市販されている外部装置を接続した場合であっても、リモート診断サービスに必要なデータの送信を可能とした電子制御装置及びその電子制御装置を含む電子制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電子制御装置(10)は、
車両(100)に搭載され、所定の制御処理を実行するものであって、
外部診断装置接続用のコネクタ(40)に接続された外部装置(50)からの要求に応じて、オフボード診断を実行するオフボード診断手段(S108、S218)と、
外部の管理センター(200)に送信する診断データを作成し、その作成した診断データを外部の管理センターに向けて送信させる診断データ送信手段(S114、S116、S202、S204)と、を備え、
電子制御装置は、車両のイグニッションスイッチ(2)がオフされた後も、継続して電源供給を受けて動作可能なものであり、
診断データ送信手段は、コネクタに外部装置が接続されている場合、イグニッションスイッチがオンされている間は外部の管理センターへの診断データの送信を行わず、イグニッションスイッチがオフされた後に診断データの送信を実行する。
このように、本発明に係る電子制御装置によれば、コネクタに外部装置が接続されている場合、イグニッションスイッチがオンされている間は、外部の管理センターへの診断データの送信を行わない。このため、コネクタに診断ツールが接続され、オフボード診断が行われている際に、そのオフボード診断処理に遅延を生じさせることを回避することができる。一方、イグニッションスイッチがオフされた後は、電子制御装置は、コネクタに接続された外部装置からの要求に応じる必要はない。そのため、本発明に係る電子制御装置は、車両のイグニッションスイッチがオフされた後も、継続して電源供給を受けて動作可能とすることで、イグニッションスイッチがオフされた後に診断データを送信することを可能とした。これにより、リモート診断サービスに必要なデータを管理センターに送信することができる。
また、本発明に係る電子制御システムは、
車両(100)に搭載され、所定の制御処理を実行する電子制御装置(10)を含み、
外部診断装置接続用のコネクタ(40)に接続された外部装置(50)からの要求に応じて、オフボード診断を実行するオフボード診断手段(S108、S218)と、
外部の管理センター(200)と通信するための通信手段(20)と、
診断データを作成し、前記通信手段により、作成した前記診断データを前記外部の管理センターに向けて送信させる診断データ送信手段(S114、S116、S202、S204)と、
前記電子制御システムに対して電源供給を行うものであって、前記車両のイグニッションスイッチ(2)がオフされた後も、電源供給を延長して行う電源供給手段(3〜5、11)と、を備え、
前記診断データ送信手段は、前記コネクタに前記外部装置が接続されている場合、前記イグニッションスイッチがオンされている間は前記外部の管理センターへの前記診断データの送信を行わず、前記イグニッションスイッチがオフされた後に前記診断データの送信を実行する。
電子制御システムが、このような構成を備えることにより、電子制御装置に関して説明したのと同様の作用効果を奏することができる。
上記括弧内の参照番号は、本発明の理解を容易にすべく、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、なんら本発明の範囲を制限することを意図したものではない。
また、上述した特徴以外の、特許請求の範囲の各請求項に記載した技術的特徴に関しては、後述する実施形態の説明及び添付図面から明らかになる。
第1実施形態に係る電子制御システムの全体構成を示した構成図である。 第1実施形態に係る電子制御システムにおいて、オフボード診断処理と診断データの送信処理とを調停するための処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る電子制御システムにおいて、オフボード診断処理と診断データの送信処理とを調停するための処理を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る電子制御システムにおいて、オフボード診断処理と診断データの送信処理とを調停するための処理を示すフローチャートである。 第4実施形態に係る電子制御システムにおいて、オフボード診断処理と診断データの送信処理とを調停するための処理を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る電子制御システムの全体構成を示した構成図である。
本実施形態の電子制御システムは、電子制御装置(以下、ECU)10、及び無線通信モジュール20を有している。ECU10と通信モジュール20とは、車両100に搭載され、例えばCAN(controller area network)などの通信プロトコルに準拠した車載ネットワークの通信バス30を介して相互に接続されている。従って、ECU10と通信モジュール20とは、通信バス30を介して、相互に通信可能となっている。
この通信バス30には、診断ツール50などの外部装置が接続可能な専用コネクタ40が接続されている。専用コネクタ40は、例えば、運転席周辺のダッシュボード下方に設置される。診断ツール50が専用コネクタ40に接続されると、診断ツール50は、通信バス30及び専用コネクタ40を介して、ECU10と通信可能となる。なお、図示しないが、専用コネクタ40には、診断ツール50を含む外部装置が接続されたことを検出するための機械的なスイッチが設けられている。
また、通信バス30には、ECU10とは別に、出力ECU60も接続されている。この出力ECU60は、例えば、ECU10が制御対象とする機器とは別の制御対象機器を駆動するための制御処理などを実行する。さらに、この出力ECU60は、車両100が走行を停止し、イグニッションスイッチ(IGSW)2がオフされたときに、外部の管理センター200になり代わって、ECU10に対して診断データの送信要求を出力する機能も有している。
無線通信モジュール20は、例えば携帯電話網を利用した無線通信により、管理センター200と通信を行うことが可能なものである。無線通信モジュール20と管理センター200との通信の具体例を、以下に説明する。まず、無線通信モジュール20は、管理センター200から診断データの送信要求を受信する。この場合、無線通信モジュール20は、ECU10に対して、受信した診断データの送信要求を出力する。この送信要求に応じて、ECU10は、要求された診断データを作成する。作成された診断データは、無線通信モジュール20に出力される。無線通信モジュール20は、ECU10から診断データを受信すると、その診断データを管理センター200に送信する。
これにより、管理センター200は、診断データとして各種の車両情報(例えば、走行距離、故障診断用データ、ウォーニング情報など)を取得することができる。そして、管理センター200は、例えば、取得した車両情報に基づいて、該当車両の適切なメンテナンス時期を判断し、車両ユーザに、そのメンテナンス時期を通知する。この通知は、無線通信モジュール20を利用して実行されても良いし、ユーザの携帯電話(スマートフォン)、パソコンなどにメールの形式で送信されても良い。
診断ツール50は、ECU10を含む電子制御システムにおいて、オフボード診断を行うためのものである。ECU10は、接続されるセンサやアクチュエータの他、ECU自身や周辺回路が正常であるか否かを、あらかじめ組み込まれたソフトウェアで判定し、その結果と関連データ(故障診断用データ)を記録する自己診断機能(オンボード診断機能)を有している。オフボード診断では、診断ツール50からの要求に応じて、ECU10は、オンボード診断による故障診断用データを読み出して送信したり、より高度な故障診断のために、制御対象機器等に通常とは異なる特殊な動作を行わせ、そのときの動作に関連するデータを取得して送信したりする。
このため、診断ツール50は、故障診断用データの読み出しや、特殊動作の実行を要求するリクエストメッセージをECU10に送信する。すると、ECU10は、リクエストメッセージに応じて、故障診断データを読み出したり、特殊動作時の動作関連データを検出したりする。そして、ECU10は、それらのデータを含み、要求された診断動作を行ったことを示すレスポンスメッセージを診断ツール50に送信する。
診断ツール50では、リクエストメッセージを送信してから、レスポンスメッセージを受信するまでの時間を計時している。もし、レスポンスメッセージを受信することなく、その計時時間が所定時間に達すると、診断ツール50は、例えば、ECU10との通信に何らかの異常が生じたものと判断する。そのため、ECU10は、リクエストメッセージを受信してから、所定時間以内に、レスポンスメッセージを返送する必要がある。
ECU10は、電源IC11及びマイコン12を備えている。電源IC11は、ECU10、無線通信モジュール20、及び出力ECU60に電源を供給するリレー3の状態を制御するためのものである。マイコン12は、CPU、メモリ(ROM、RAM、EEPROM等)、通信インターフェース、及びこれらの構成を接続するバスライン等からなる周知の構成を有している。そして、ROM等に記憶されたプログラムに従って、制御対象機器の制御などの所定の制御処理に加え、診断ツール50からのリクエストメッセージに基づくオフボード診断処理、管理センター200からの要求に基づく、診断データの作成、送信処理などを行う。
また、マイコン12は、IGSW2を介して、車両100に搭載されたバッテリ1に電気的に接続されている。このため、マイコン12には、IGSW2のオン、オフを示すIG信号が入力される。このIG信号に基づき、マイコン12は、IGSW2がオンであるかオフであるかを検出することができる。なお、出力ECU60も、IGSW2がオフされたことを検出するために、IG信号が入力される。あるいは、ECU10のマイコン12が、IGSW2がオフされたことを、通信バス30を介して出力ECU60に伝えるように構成されても良い。
電源IC11は、バッテリ1より常時電源が供給されており、IGSW2がオフされたときにも動作可能である。ただし、電源IC11に対する電源供給は、後述する電源リレー3から行うようにしても良い。
この電源IC11の出力信号は、OR回路4に入力される。OR回路4には、IGSW2を介してIG信号も入力されている。そして、OR回路4の出力は、電源リレー3のコイルに接続されたトランジスタ5のベースに接続されている。このため、OR回路4からハイレベルの信号が出力されると、トランジスタ5がオンする。すると、リレー3のコイルに電流が流れて、リレー3の接点がオンする。一方、OR回路4からの出力信号がローレベルになると、トランジスタ5がオフする。そのため、リレー3のコイルへの通電が停止し、リレー3の接点がオフする。なお、図1に示す例では、OR回路4やトランジスタ5は、ECU10内部に設けられているが、これらの構成は、ECU10の外部に設けられても良い。
ここで、ECU10、通信モジュール20、及び出力ECU60に対する電源の供給について説明する。まず、IGSW2がオンされると、OR回路4にIG信号が入力される。このIG信号の入力により、OR回路4はハイレベルの信号を出力する。このため、リレー3の接点がオンし、ECU10、通信モジュール20、及び出力ECU60への電源供給が開始される。
ECU10に対して電源供給が開始されると、マイコン12は、電源IC11に対して、ハイレベルの出力信号を出力するよう指示する。これにより、IGSW2がオフされても、OR回路4はハイレベルの出力信号を維持可能となり、IGSW2のオフに応じて、即座にECU10、通信モジュール20、及び出力ECU60に対する電源供給が停止することが回避される。
マイコン12は、入力されるIG信号に基づいて、IGSW2がオフされたことを検出すると、電源IC11に対して、所定時間経過後に、出力信号をローレベルにするよう指示する。この指示に基づき、電源IC11は、所定時間の計時を開始し、所定時間が経過すると、出力信号のレベルをハイレベルからローレベルに切り換える。従って、IGSW2がオフされた後、所定時間は電源供給が維持され、その間、ECU10、通信モジュール20、及び出力ECUは動作可能となる。なお、上述した所定時間は、ECU10が、出力ECU60からの送信要求に応じて、送信すべき診断データを準備し、その診断データを送信する処理を実行できるように設定される(例えば、30秒)。
上述した構成を備える電子制御システムにおいて、専用コネクタ40に診断ツール50が接続された場合、マイコン12は、診断ツール50からリクエストメッセージを受信する。このリクエストメッセージに対して、マイコン12は、要求された診断動作を行ったり、必要なデータを用意したりした上で、遅滞なくレスポンスメッセージを返送する必要がある。そのため、本実施形態に係る電子制御システムでは、詳しくは後述するが、外部装置が専用コネクタ40に接続されたときには、ECU10におけるオフボード診断処理の遅延を生じさせないよう、管理センター200から診断データの送信要求を受信しても、管理センター200への診断データの送信を行わないこととした。
ここで、診断ツール50は、電子制御システムのオフボード診断を行うときに専用コネクタ40に接続される。従って、診断ツール50が専用コネクタ40に接続されるのは、通常、一時的に過ぎない。このため、診断ツール50だけが専用コネクタ40に接続されるのであれば、その間、管理センター200への診断データの送信を行わなくとも、特に問題とはならない。
しかしながら、近年、専用コネクタ40を介して各種の情報(燃費、平均速度、水温など)を読み出して、表示するようにした表示装置が販売されており、実際、その表示装置を利用するユーザも存在する。この表示装置は、原則として、常時、専用コネクタ40に接続されて使用される。電子制御システムでは、専用コネクタ40に接続された外部装置が、診断ツール50であるのか、あるいは市販の表示装置であるのかを区別することは困難である。そのため、単に、専用コネクタ40に外部装置が接続されたときに、管理センター200からの送信要求に対して診断データの送信を行わないようにすると、ユーザが市販の表示装置を専用コネクタ40に接続した場合に、車両100から管理センター200に全く診断データを送信できなくなってしまう。その場合、ユーザは、リモート診断サービスの提供を受けられなくなってしまう可能性がある。
そこで、本実施形態に係る電子制御システムでは、専用コネクタ40に外部装置が接続されている場合、IGSW2がオンされている間、ECU10は、要求された診断データの送信のための処理を実施できないようにする一方で、IGSW2がオフされた後、診断データ送信処理の実施を可能とした。換言すれば、ECU10が、管理センター200からの診断データの送信要求に応じるのは、専用コネクタ40に外部装置が接続されていないか、もしくは、IGSW2がオフされた後に限定した。このため、専用コネクタ40に診断ツール50が接続され、オフボード診断が行われている際に、診断データの送信処理により、ECU10におけるオフボード診断処理に遅延を生じさせることを回避することができる。
一方、IGSW2がオフされた後は、専用コネクタ40に接続された外部装置が診断ツール50であっても、ECU10は、その外部装置からの要求に応じる必要はない。そのため、ECU10は、IGSW2がオフされた後は、専用コネクタ40への外部装置の接続の有無に係わらず、管理センター200からの診断データの送信要求に応じて、診断データの送信処理を実施可能とした。
ただし、電子制御システムが、毎回、IGSW2がオフされたタイミングで、管理センター200からの送信要求を受信するとは限らない。そのため、本実施形態では、IGSW2がオフされたときに、出力ECU60が、管理センター200になり代わって、診断データの送信要求を出力するように構成されている。これにより、定期的かつ確実に、リモート診断サービスに必要なデータを管理センター200に送信することができる。
上述したオフボード診断処理と診断データの送信処理とを調停するための処理について、図2のフローチャートを参照しつつ詳細に説明する。なお、図2のフローチャートに示す処理は、所定時間が経過する毎に、ECU10において繰り返し実行されるものである。
最初のステップS100では、IGSW2がオンとなっているか否かを、IG信号に基づいて判定する。IGSW2がオンであると判定された場合には、ステップS102の処理に進む。一方、IGSW2がオフであると判定された場合には、ステップS110の処理に進む。
ステップS102では、専用コネクタ40に外部装置が接続されているか否かを判定する。そして、専用コネクタ40に外部装置が接続されていると判定された場合には、ステップS104の処理に進み、接続されていないと判定された場合には、ステップS112の処理に進む。
ステップS104では、専用コネクタ40に接続された外部装置もしくは管理センター200からの要求を受信したか否かを判定する。要求を受信したと判定した場合には、ステップS106の処理に進み、要求を受信していないと判定した場合には、図2のフローチャートを抜ける。
ステップS106では、受信した要求が、専用コネクタ40に接続された外部装置からのものであるか否かを判定する。この判定処理において、受信した要求が、専用コネクタ40に接続された外部装置からの要求であると判定した場合には、ステップS108の処理に進む。一方、受信した要求は、管理センター200からの要求であると判定した場合には、図2のフローチャートを抜ける。すなわち、IGSW2がオンされ、かつ、専用コネクタ40に外部装置が接続されている場合、管理センター200からの診断データの送信要求を受信しても、ECU10は、その送信要求に応じることはない。
ステップS108では、オフボード診断処理を実行する。すなわち、外部装置からのリクエストメッセージに応じて、故障診断データを読み出したり、制御対象機器等に特殊動作を行わせつつ、その特殊動作時の動作関連データを検出したりする。そして、それらのデータを含み、要求された診断動作を行ったことを示すレスポンスメッセージを外部装置に返送する。
一方、IGSW2がオフであると判定されたときに実行されるステップS110では、IGSW2がオフされてからの経過時間が所定時間T未満であるか否かを判定する。つまり、ECU10は、内部タイマなどを用いて、IGSW2がオフされてからの経過時間を計時しており、その経過時間が、まだ所定時間Tに達していないかどうかを判定する。この判定処理において、経過時間が所定時間未満であると判定されると、ステップS112の処理に進む。一方、経過時間が所定時間以上であると判定されると、図2のフローチャートを抜ける。
ステップS112では、管理センター200への診断データの送信の許可、禁止を示すデータ送信フラグが「許可」にセットされているか否かを判定する。「許可」にセットされている場合には、ステップS114の処理に進み、「禁止」にセットされている場合には、ステップS122の処理に進む。なお、データ送信フラグは、初期値として「禁止」にセットされている。
ステップS114では、データ送信フラグが「許可」にセットされているので、要求された診断データをメモリから読み出したり、センサによって検出したりして、送信データを作成する処理を行う。そして、ステップS116において、作成した送信データの送信処理を実行する。すなわち、ECU10は、要求に応じて作成した送信データを通信モジュール20に出力し、通信モジュール20から管理センター200に向けて送信データを送信させる。
続くステップS118では、送信すべきすべての送信データの送信が完了したか否かを判定する。すべての送信データの送信が完了したと判定した場合には、ステップS120の処理に進む。一方、まだ送信すべき診断データが残されていると判定した場合には、一旦、図2のフローチャートを抜ける。この場合、次回、図2のフローチャートの処理が実行されたときに、未送信の送信データの送信が行われることになる。
そして、ステップS120では、すべての送信データの送信が完了したので、データ送信フラグを、「許可」から「禁止」に変更する。
ステップS112にて、データ送信フラグが「禁止」と判定された場合に実行されるステップS122では、専用コネクタ40に接続された外部装置もしくは管理センター200からの要求を受信したか否かを判定する。要求を受信したと判定した場合には、ステップS124の処理に進み、要求を受信していないと判定した場合には、図2のフローチャートを抜ける。
ステップS124では、受信した要求が、専用コネクタ40に接続された外部装置からのものであるか否かを判定する。この判定処理において、受信した要求は、専用コネクタ40に接続された外部装置からの要求であると判定した場合には、図2のフローチャートを抜ける。一方、受信した要求は、管理センター200からの要求であると判定した場合には、ステップS126の処理に進む。
ステップS126では、データ送信フラグを「許可」にセットする。これにより、次回、図2のフローチャートの処理が実行されたとき、ステップS112における判定結果が「YES」となり、ステップS116においてデータ送信処理が行われることになる。
なお、上述した図2のフローチャートの説明における、「管理センター200からの要求」には、管理センター200からの実際の要求の他、出力ECU60から出力される要求も含まれる。
上述したように、本実施形態では、IGSW2がオンされており、かつ専用コネクタ40に外部装置が接続されている場合には、管理センター200から送信要求を受信しても、ECU10は、診断データの送信を行わない。このため、専用コネクタ40に接続された外部装置が診断ツール50であって、オフボード診断が行われている際に、そのオフボード診断処理に遅延を生じさせることを極力回避することができる。
ただし、IGSW2がオンであっても、専用コネクタ40に外部装置が接続されていない場合には、図2のフローチャートにおいて、ステップS102の判定結果が「NO」となり、ステップS112の処理に進む。このため、専用コネクタ40に外部装置が接続されていなければ、IGSW2がオンであっても、ECU10は、管理センター200からの要求に応じた診断データの送信処理を実行することができる。
また、本実施形態では、ECU10、通信モジュール20、及び出力ECU60は、IGSW2がオフされた後、所定時間は電源供給が継続され動作可能となっている。そして、IGSW2がオフされたことを契機として、出力ECU60は、管理センター200になり代わって、診断データの送信要求を出力する。この送信要求に応じて、ECU10は、ステップS114及びステップS116の処理により、診断データの送信処理を実行するようになっている。このため、専用コネクタ40に市販の表示装置が常時接続されている場合であっても、定期的に、リモート診断サービスに必要なデータを管理センター200に送信することができる。
なお、上述した第1実施形態では、IGSW2がオフされたときに、出力ECU60が、管理センター200になり代わって、診断データの送信要求を出力するように構成した例について説明した。しかしながら、ECU10が、IGSW2がオフされたことを検出したときに、他のECUからの要求によらず、所定の診断データを管理センター200に送信するようにプログラムすることも可能である。この場合、出力ECU60から診断データの送信要求を受信することは不要となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態に係る電子制御システムは、第1実施形態に係る電子制御システムと同様に構成されるため、構成に関する説明は省略する。
上述した第1実施形態では、ECU10のマイコン12は、入力されるIG信号に基づいて、IGSW2がオフされたことを検出すると、電源IC11に対して、所定時間経過後に、出力信号をローレベルにするよう指示するものであった。それに対して、本実施形態は、マイコン12が電源供給の停止タイミングを判定するようにし、その停止タイミングが到来したと判定したとき、電源IC11に電源供給の停止を指示するようにしたものである。
具体的には、例えば、図3のフローチャートに示すように、ステップS110において、IGSW2がオフされてからの経過時間が所定時間T以上と判定されたとき、そのまま、フローチャートを抜けるのではなく、ステップS128において電源遮断処理を実行し、電源IC11に即座に電源供給を停止するようにすれば良い。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態に係る電子制御システムも、第1実施形態に係る電子制御システムと同様に構成されるため、構成に関する説明は省略する。
上述した第2実施形態では、IGSW2がオフされてから所定時間が経過したタイミングで、ECU10のマイコン12が、電源IC11に電源供給の停止を指示するものであった。それに対して、本実施形態は、なんからの事情で、所定時間内に、診断データの送信が完了しない場合であっても、すべての診断データの送信が完了するまでは、電源遮断処理を実行しないようにしたものである。
以下、図4のフローチャートを参照して、本実施形態における、オフボード診断処理と診断データの送信処理とを調停するための処理について説明する。
最初のステップS200では、管理センター200への診断データの送信の許可、禁止を示すデータ送信フラグが「許可」にセットされているか否かを判定する。「許可」にセットされている場合には、ステップS102の処理に進み、「禁止」にセットされている場合には、ステップS108の処理に進む。なお、データ送信フラグは、初期値として「禁止」にセットされている。
ステップS202では、データ送信フラグが「許可」にセットされているので、要求された診断データをメモリから読み出したり、センサによって検出したりして、送信データを作成する処理を行う。そして、ステップS204において、作成した送信データの送信処理を実行する。すなわち、ECU10は、要求に応じて作成した送信データを通信モジュール20に出力し、通信モジュール20から管理センター200に向けて送信データを送信させる。
続くステップS206では、送信すべきすべての送信データの送信が完了したか否かを判定する。すべての送信データの送信が完了したと判定した場合には、ステップS208の処理に進む。一方、まだ送信すべき送信データが残されていると判定された場合には、一旦、図4のフローチャートを抜ける。この場合、次回、図2のフローチャートの処理が実行されたときに、未送信の送信データの送信が行われることになる。
そして、ステップS208では、すべての送信データの送信が完了したので、データ送信フラグを、「許可」から「禁止」に変更する。
ステップS200にて、データ送信フラグが「禁止」と判定された場合に実行されるステップS210では、IGSW2がオンとなっているか否かを、IG信号に基づいて判定する。IGSW2がオンであると判定された場合には、ステップS212の処理に進む。一方、IGSW2がオフであると判定された場合には、ステップS220の処理に進む。
ステップS212では、専用コネクタ40に外部装置が接続されているか否かを判定する。そして、専用コネクタ40に外部装置が接続されていると判定された場合には、ステップS214の処理に進み、接続されていないと判定された場合には、ステップS222の処理に進む。
ステップS214では、専用コネクタ40に接続された外部装置もしくは管理センター200からの要求を受信したか否かを判定する。要求を受信したと判定した場合には、ステップS216の処理に進み、要求を受信していないと判定した場合には、図4のフローチャートを抜ける。
ステップS216では、受信した要求が、専用コネクタ40に接続された外部装置からのものであるか否かを判定する。この判定処理において、受信した要求は、専用コネクタ40に接続された外部装置からの要求であると判定した場合には、ステップS218の処理に進む。一方、受信した要求は、管理センター200からの要求であると判定した場合には、図4のフローチャートを抜ける。
ステップS218では、オフボード診断処理を実行する。すなわち、外部装置からのリクエストメッセージに応じて、故障診断データを読み出したり、制御対象機器等に特殊動作を行わせつつ、その特殊動作時の動作関連データを検出したりする。そして、それらのデータを含み、要求された診断動作を行ったことを示すレスポンスメッセージを外部装置に返送する。
ステップS210にてIGSW2がオフと判定されたときに実行されるステップS220では、IGSW2がオフされてからの経過時間が所定時間T未満であるか否かを判定する。この判定処理において、経過時間が所定時間T未満であると判定されると、ステップS222の処理に進む。一方、経過時間が所定時間T以上であると判定されると、ステップS228の処理に進む。
ステップS222では、専用コネクタ40に接続された外部装置もしくは管理センター200からの要求を受信したか否かを判定する。要求を受信したと判定した場合には、ステップS224の処理に進み、要求を受信していないと判定した場合には、図4のフローチャートを抜ける。
ステップS224では、受信した要求が、専用コネクタ40に接続された外部装置からのものであるか否かを判定する。この判定処理において、受信した要求は、専用コネクタ40に接続された外部装置からの要求であると判定した場合には、図4のフローチャートを抜ける。一方、受信した要求は、管理センター200からの要求であると判定した場合には、ステップS226の処理に進む。
ステップS226では、データ送信フラグを「許可」にセットする。これにより、次回、図2のフローチャートの処理が実行されたとき、ステップS200における判定結果が「YES」となり、ステップS204においてデータ送信処理が行われることになる。
一方、ステップS220において、IGSW2がオフされてからの経過時間が所定時間以上と判定されたときに実行されるステップS228では、電源遮断処理を実行し、電源IC11に即座に電源供給を停止するよう指示する。
上述した図4のフローチャートによれば、IGSW2のオフからの経過時間の判定(ステップS220)よりも先に、データ送信フラグが「許可」に設定されているか否かの判定(ステップS200)が行われる。そして、このデータ送信フラグは、すべての送信データの送信が完了しない限り、「許可」の状態に維持される。従って、IGSW2がオフされた後に、診断データの送信要求を受信し、ステップS226において、データ送信フラグが「許可」に設定されると、たとえ所定時間Tが経過した後であっても、送信データの送信処理が継続される。そして、すべての送信データの送信が完了すると、ステップS208にてデータ送信フラグが「禁止」の状態に設定されるので、次回、図4のフローチャートの処理が実行されたときに、ステップS200→S210→S220→S228と処理が進んで、電源遮断処理が実行される。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、第4実施形態に係る電子制御システムも、第1実施形態に係る電子制御システムと同様に構成されるため、構成に関する説明は省略する。
上述した第1実施形態では、専用コネクタ40に外部装置が接続されているか否かを、専用コネクタ40に設けた機械的なスイッチによって検出していた。それに対して、本実施形態は、そのような機械的なスイッチによらず、専用コネクタ40への外部装置の接続を検出することを可能としたものである。
具体的には、例えば、図5のフローチャートのステップS219に示すように、専用コネクタ40に接続された外部装置からの要求を受信して、オフボード診断処理を実行したときに、リセットされるコネクタ接続タイマを設ける。そして、ステップS213に示すように、コネクタ接続タイマが計時する時間がリセットされずに所定時間T1(例えば、30秒)に達したとき、専用コネクタ40への外部装置の接続は解除されたことを検出する。
なお、図5には、第3実施形態のECU10の処理において、コネクタ接続タイマを用いた外部装置の接続解除の検出手法を適用した例を示した。しかしながら、第1実施形態あるいは第2実施形態のECU10の処理に対しても、同様に、コネクタ接続タイマを用いた外部装置の接続解除の検出手法を適用することが可能である。
1 バッテリ
3 電源リレー
10 ECU
11 電源IC
12 マイコン
20 無線通信モジュール
30 通信バス
40 専用コネクタ
50 診断ツール
60 出力ECU
100 車両
200 管理センター

Claims (14)

  1. 車両(100)に搭載され、所定の制御処理を実行する電子制御装置であって、
    外部診断装置接続用のコネクタ(40)に接続された外部装置(50)からの要求に応じて、オフボード診断を実行するオフボード診断手段(S108、S218)と、
    外部の管理センター(200)に送信する診断データを作成し、その作成した前記診断データを前記外部の管理センターに向けて送信させる診断データ送信手段(S114、S116、S202、S204)と、を備え、
    前記電子制御装置は、前記車両のイグニッションスイッチ(2)がオフされた後も、継続して電源供給を受けて動作可能なものであり、
    前記診断データ送信手段は、前記コネクタに前記外部装置が接続されている場合、前記イグニッションスイッチがオンされている間は前記外部の管理センターへの前記診断データの送信を行わず、前記イグニッションスイッチがオフされた後に前記診断データの送信を実行する電子制御装置。
  2. 前記診断データ送信手段は、前記診断データの送信要求を受けたことに応じて、前記診断データを作成し、前記外部の管理センターに向けて送信させる請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記車両内に、前記イグニッションスイッチがオフされたことに基づいて、前記診断データ送信手段に対して前記診断データの送信要求を出力する出力手段(60)が設けられる請求項2に記載の電子制御装置。
  4. 前記電子制御装置は、前記イグニッションスイッチのオフ後、少なくとも所定時間の間、継続して電源供給を受ける請求項1乃至3のいずれかに記載の電子制御装置。
  5. 前記電子制御装置は、前記イグニッションスイッチのオフ後の電源供給時間を制御可能なものであり、前記診断データ送信手段が、前記イグニッションスイッチのオフ後に前記診断データの送信を行う場合、前記診断データの送信が完了するまで、電源供給を継続させる請求項1乃至4のいずれかに記載の電子制御装置。
  6. 前記外部装置が前記コネクタに接続されている否かを検出する検出手段(S102、S212、S213)を備える請求項1乃至5のいずれかに記載の電子制御装置。
  7. 前記検出手段(S213)は、前記外部装置からの要求が途絶えてから所定時間が経過すると、前記外部装置は前記コネクタに接続されていないことを検出するものである請求項6に記載の電子制御装置。
  8. 車両(100)に搭載され、所定の制御処理を実行する電子制御装置(10)を含む電子制御システムであって、
    外部診断装置接続用のコネクタ(40)に接続された外部装置(50)からの要求に応じて、オフボード診断を実行するオフボード診断手段(S108、S218)と、
    外部の管理センター(200)と通信するための通信手段(20)と、
    診断データを作成し、前記通信手段により、作成した前記診断データを前記外部の管理センターに向けて送信させる診断データ送信手段(S114、S116、S202、S204)と、
    前記電子制御システムに対して電源供給を行うものであって、前記車両のイグニッションスイッチ(2)がオフされた後も、電源供給を延長して行う電源供給手段(3〜5、11)と、を備え、
    前記診断データ送信手段は、前記コネクタに前記外部装置が接続されている場合、前記イグニッションスイッチがオンされている間は前記外部の管理センターへの前記診断データの送信を行わず、前記イグニッションスイッチがオフされた後に前記診断データの送信を実行する電子制御システム。
  9. 前記診断データ送信手段は、前記診断データの送信要求を受けたことに応じて、前記診断データを作成し、前記外部の管理センターに向けて送信させる請求項8に記載の電子制御システム。
  10. 前記車両内に設けられ、前記イグニッションスイッチがオフされたことに基づいて、前記診断データ送信手段に対して前記診断データの送信要求を出力する出力手段(60)を備える請求項9に記載の電子制御システム。
  11. 前記電源供給手段は、前記イグニッションスイッチのオフ後、少なくとも所定時間の間、電源供給を延長するものである請求項8乃至10のいずれかに記載の電子制御システム。
  12. 前記診断データ送信手段が、前記イグニッションスイッチのオフ後に前記診断データの送信を行う場合、前記電源供給手段は、前記診断データの送信が完了するまで、電源供給を延長する請求項8乃至11のいずれかに記載の電子制御システム。
  13. 前記外部装置が前記コネクタに接続されている否かを検出する検出手段(S102、S212、S213)を備える請求項8乃至12のいずれかに記載の電子制御システム。
  14. 前記検出手段(S213)は、前記外部装置からの要求が途絶えてから所定時間が経過すると、前記外部装置は前記コネクタに接続されていないことを検出するものである請求項13に記載の電子制御システム。
JP2015015860A 2015-01-29 2015-01-29 電子制御装置及び電子制御システム Pending JP2016141160A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015015860A JP2016141160A (ja) 2015-01-29 2015-01-29 電子制御装置及び電子制御システム
US15/003,971 US9978188B2 (en) 2015-01-29 2016-01-22 Vehicle electronic control device and system with off-board diagnostic function

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015015860A JP2016141160A (ja) 2015-01-29 2015-01-29 電子制御装置及び電子制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016141160A true JP2016141160A (ja) 2016-08-08

Family

ID=56554572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015015860A Pending JP2016141160A (ja) 2015-01-29 2015-01-29 電子制御装置及び電子制御システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9978188B2 (ja)
JP (1) JP2016141160A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020083139A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 株式会社デンソー 車両電子制御装置及び診断システム
CN111552268A (zh) * 2020-04-22 2020-08-18 深圳市元征科技股份有限公司 一种车辆远程诊断方法、设备连接器及车辆连接器
WO2022024874A1 (ja) * 2020-07-28 2022-02-03 Kyb株式会社 情報収集装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6020611B2 (ja) * 2015-01-20 2016-11-02 トヨタ自動車株式会社 車両データのリモート収集システム
JP2016143908A (ja) 2015-01-29 2016-08-08 株式会社デンソー 電子制御装置及び電子制御システム
CN108305395A (zh) * 2017-01-11 2018-07-20 宁波轩悦行电动汽车服务有限公司 一种基于租车间隔的电动汽车状态判定方法
CN106926796B (zh) * 2017-01-23 2022-04-15 斑马信息科技有限公司 车辆服务系统及其服务方法
KR102327195B1 (ko) * 2017-07-05 2021-11-17 현대자동차주식회사 차량의 원격 제어방법과 이를 위한 차량 및 이동통신 단말
CN113126598B (zh) * 2021-04-15 2022-09-30 重庆金康赛力斯新能源汽车设计院有限公司 汽车电子控制单元的诊断方法、电子设备和存储介质

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1151817A (ja) * 1997-07-30 1999-02-26 Yuhshin Co Ltd 車輌用の故障検出装置
JPH11326140A (ja) * 1998-05-13 1999-11-26 Denso Corp 車両診断システム
JP2006128807A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Toyota Motor Corp 車載情報通信装置
JP2007106164A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Denso Corp 車両診断装置
JP2008290666A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Denso Corp 電子制御装置
JP2011076322A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Hitachi Automotive Systems Ltd 車載通信端末装置および車両内部データ配信方法
JP2014078800A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Denso Corp 中継装置
WO2015002023A1 (ja) * 2013-07-02 2015-01-08 株式会社テクトム 車載器、その制御方法および制御プログラム

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0776731B2 (ja) 1988-04-04 1995-08-16 富士重工業株式会社 車輌診断システム
US5200745A (en) 1989-10-09 1993-04-06 Nissan Motor Company, Limited System and method for communicating data between control unit and master station applicable to automotive vehicle
JPH0723722Y2 (ja) 1990-06-13 1995-05-31 日産ディーゼル工業株式会社 車両用故障診断装置
JP3089905B2 (ja) 1993-07-30 2000-09-18 株式会社デンソー 車両診断用通信システム
US8024084B2 (en) * 1995-06-07 2011-09-20 Automotive Technologies International, Inc. Vehicle diagnostic techniques
US20080161989A1 (en) * 1995-06-07 2008-07-03 Automotive Technologies International, Inc. Vehicle Diagnostic or Prognostic Message Transmission Systems and Methods
JP3134078B2 (ja) 1995-07-04 2001-02-13 防衛庁技術研究本部長 マルチスペクトラムレピータ
JP3333378B2 (ja) 1996-02-05 2002-10-15 本田技研工業株式会社 車両診断方法および装置
US6285931B1 (en) 1998-02-05 2001-09-04 Denso Corporation Vehicle information communication system and method capable of communicating with external management station
JP2006316638A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Denso Corp メインリレー故障診断方法及び電子制御装置
US7802115B2 (en) 2007-01-31 2010-09-21 Giga-Byte Technology Co., Ltd. Apparatus and method for energizing a computer in a vehicle
US8452673B2 (en) * 2009-10-20 2013-05-28 Procon, Inc. System for processing data acquired from vehicle diagnostic interface for vehicle inventory monitoring
US20130345903A1 (en) * 2011-05-25 2013-12-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle information acquiring apparatus, vehicle information supplying apparatus, and information communicating system of vehicle having vehicle information acquiring apparatus and vehicle information supplying apparatus
US20140052531A1 (en) * 2012-08-17 2014-02-20 Uniglass, L.L.C. Automotive diagnostics and marketing systems and methods
JP2016143908A (ja) 2015-01-29 2016-08-08 株式会社デンソー 電子制御装置及び電子制御システム

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1151817A (ja) * 1997-07-30 1999-02-26 Yuhshin Co Ltd 車輌用の故障検出装置
JPH11326140A (ja) * 1998-05-13 1999-11-26 Denso Corp 車両診断システム
JP2006128807A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Toyota Motor Corp 車載情報通信装置
JP2007106164A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Denso Corp 車両診断装置
JP2008290666A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Denso Corp 電子制御装置
JP2011076322A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Hitachi Automotive Systems Ltd 車載通信端末装置および車両内部データ配信方法
JP2014078800A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Denso Corp 中継装置
WO2015002023A1 (ja) * 2013-07-02 2015-01-08 株式会社テクトム 車載器、その制御方法および制御プログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020083139A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 株式会社デンソー 車両電子制御装置及び診断システム
JP7211036B2 (ja) 2018-11-28 2023-01-24 株式会社デンソー 車両電子制御装置及び診断システム
CN111552268A (zh) * 2020-04-22 2020-08-18 深圳市元征科技股份有限公司 一种车辆远程诊断方法、设备连接器及车辆连接器
CN111552268B (zh) * 2020-04-22 2023-10-24 深圳市元征科技股份有限公司 一种车辆远程诊断方法、设备连接器及车辆连接器
WO2022024874A1 (ja) * 2020-07-28 2022-02-03 Kyb株式会社 情報収集装置
JP7538648B2 (ja) 2020-07-28 2024-08-22 カヤバ株式会社 情報収集装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20160225197A1 (en) 2016-08-04
US9978188B2 (en) 2018-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016141160A (ja) 電子制御装置及び電子制御システム
US10243760B2 (en) Communication device, communication method, and communication system
CN111193649B (zh) 车辆通信系统及其控制方法
CN112703706B (zh) 中继装置系统及中继装置
JP4509200B2 (ja) ネットワークシステム
JP2010285001A (ja) 電子制御システム、機能代行方法
JP2008290666A (ja) 電子制御装置
JP2008242995A (ja) 電子制御装置
JP2013106200A (ja) 車両用通信中継装置、スリープ制御方法
JP6555559B1 (ja) 電子制御装置、監視方法、プログラム及びゲートウェイ装置
JP2007206827A (ja) 電子制御ユニット及び車載デバイス制御用プログラムの生成方法
JP2016143908A (ja) 電子制御装置及び電子制御システム
JP2011093389A (ja) 制御システム、電子装置、制御装置及び装置起動方法
KR102109125B1 (ko) Autosar 기반 차량 ecu 상태 관리 방법
JP7347380B2 (ja) 処理装置、通信システム、及び処理装置用プログラム
JP2014031077A (ja) 車両動作検証システム
WO2011034052A1 (ja) 車両用電子制御装置
JP5614365B2 (ja) データ中継装置、車載ネットワーク
JP5223512B2 (ja) 車両用異常解析システム、車両用異常解析方法、及び車両用故障解析装置
JP6172754B2 (ja) 通信装置及び通信方法
JP2018131030A (ja) 電子制御装置
CN115668872A (zh) 车载装置、车载通信系统和通信控制方法
JP2015112962A (ja) 情報処理装置
JP5764043B2 (ja) 車両の制御システム
US20240174259A1 (en) Vehicle controls supporting multiple ads ecus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181019

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190326