JP6020611B2 - 車両データのリモート収集システム - Google Patents

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Description

本発明は、センターを介した要求に応じて車両データをリモートで収集する車両データのリモート収集システムに関する。
従来、この種のシステムとしては、特許文献1に記載のシステムが知られている。このシステムでは、車両データをセンターに送信するための送信条件をセンターから車両に予め指示しておく。そして、この指示された送信条件が車両側で成立したとき、データ取得項目として指示された車両データをデータ送信用バッファに格納する。その後、定期的又はセンターからの要求に応じてデータ送信用バッファに格納された車両データを車両からセンターに返信するようにしている。
特開2006−283651号公報
ところで、上記文献に記載のシステムでは、例えば指示されたデータ取得項目が車両側に存在しない等、車両データの収集の指示が車両にとって適切なものではないときには、センターを介した要求があったとしてもその要求に応じた車両データが車両からセンターに返信されない状況となることがある。もちろん、そのような状況の発生は未然に防ぐことが望ましい。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、センターを介した要求に応じて車両データを的確に収集することのできる車両データのリモート収集システムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する車両データのリモート収集システムは、複数の車両の走行情報を管理するセンターから対象車両に対し収集対象とされる車両データの種類、車両データを収集するときの条件式、車両データを収集するときのサンプリング周期、もしくは、条件式のチェック周期を無線通信にて指示し、その対象車両に対する指示に基づき収集される車両データを無線通信にてセンターに取り込む車両データのリモート収集システムであって、前記センターは、前記対象車両に対して指示する車両データの種類、条件式、サンプリング周期、チェック周期の少なくとも一つの妥当性を、前記センター自身が備えるチェック基準に基づきチェックするセンター側チェック部を備え、前記対象車両は、前記センターからの指示に基づく車両データの収集時における対象車両のリソースが適正であるか否かをチェックする車両側チェック部を備える。
収集対象とされる車両データの種類、車両データを収集するときの条件式、車両データを収集するときのサンプリング周期、及び条件式のチェック周期が対象車両にとって妥当なものであるか否かをチェックするときには、その妥当性のチェック基準を車種ごとに予め用意する必要がある。こうしたチェック基準は、特に、収集対象とする車両データの種類が多岐に亘る場合や車両データを収集するときの条件式に自由度を持たせたい場合に、そのデータ量が膨大になってしまうため、こうしたチェック基準はセンター側で管理するのが一般的である。そこで、上記構成では、車両データの種類、条件式、サンプリング周期、チェック周期の妥当性をセンター自身が備えるチェック基準に基づきセンター側でチェックするようにし、こうしたチェックの際に上述したチェック基準をセンターと対象車両との間で通信することを不要とした。また、センターからの指示に基づく車両データの収集時における対象車両のリソースが適正であるか否かをチェックするときには、その都度の対象車両のリソースを把握する必要があるが、こうした対象車両のリソースは対象車両側で取得可能なものである。そこで、上記構成では、対象車両のリソースを対象車両側でチェックするようにし、こうしたチェックの際にその都度の対象車両のリソースをセンターと対象車両との間で通信することを不要とした。すなわち、上述したチェックの何れについても対象車両とセンターとの間の通信が不要となるため、車両の通信環境等の影響を抑えつつ、センターを介した要求に応じて車両データを的確に収集することができるようになる。
上記車両データのリモート収集システムにおいて、前記センター自身が備えるチェック基準は、前記対象車両の車種と、その車種において取得可能な車両データの種類とが関連付けされたデータベースに規定されており、前記センター側チェック部は、前記データベースに基づいて前記対象車両の車種から該当する車両データの種類を割り出し、この割り出した車両データの種類と、前記対象車両に対して収集対象として指示した車両データの種類とが合致することを条件に、車両データの種類が妥当であると判断することが好まし
い。
上記構成によれば、センターがチェック基準として自ら備えるデータベースを用いて、センターから収集対象として指示された車両データの種類が対象車両にとって取得可能なものであるか否かをチェックすることができるようになる。
上記車両データのリモート収集システムにおいて、前記データベースには、車両データの取り得る値の範囲が車両データの種類に対して関連付けられており、前記センター側チェック部は、前記データベースに基づいて前記対象車両の車種から収集対象としている車両データの取り得る値の範囲を割り出し、この割り出した範囲内に前記対象車両に対して指示した条件式を満たす車両データのデータ値範囲が収まることを条件に、車両データの条件式が妥当であると判断することが好ましい。
上記構成によれば、センターがチェック基準として自ら備えるデータベースを用いて、センターから指示された条件式が対象車両にとって妥当なものであるか否かをチェックすることができるようになる。
上記車両データのリモート収集システムにおいて、前記データベースには、設定可能なチェック周期の範囲が条件式に対して関連付けられており、前記センター側チェック部は、前記データベースに基づいて前記対象車両の車種から該当する条件式において設定可能なチェック周期の範囲を割り出し、この割り出した範囲内に前記対象車両に対して指示したチェック周期が収まることを条件に、チェック周期が妥当であると判断することが好ましい。
上記構成によれば、センターがチェック基準として自ら備えるデータベースを用いて、センターから指示されたチェック周期が対象車両にとって妥当なものであるか否かをチェックすることができるようになる。
上記車両データのリモート収集システムにおいて、前記データベースには、設定可能なサンプリング周期の範囲が車両データの種類に対して関連付けられており、前記センター側チェック部は、前記データベースに基づいて前記対象車両の車種から該当する車両データの種類において設定可能なサンプリング周期の範囲を割り出し、この割り出した範囲内に前記対象車両に対して指示したサンプリング周期が収まることを条件に、サンプリング周期が妥当であると判断することが好ましい。
上記構成によれば、センターがチェック基準として自ら備えるデータベースを用いて、センターから指示されたサンプリング周期が対象車両にとって妥当なものであるか否かをチェックすることができるようになる。
上記車両データのリモート収集システムにおいて、前記車両側チェック部によってチェック対象とされる対象車両のリソースは、当該対象車両に搭載されたメモリ又はストレージの空き容量を含むことが好ましい。
例えばセンターからの指示に基づき収集される車両データを格納するのに十分な空き容量がメモリ又はストレージに確保できないとすると、こうした車両データを対象車両から収集することができなくなる。そこで、上記構成では、車両データの収集を実行する前にメモリ又はストレージの空き容量を対象車両側で予めチェックするようにしたことで、センターを介した要求に応じて車両データを的確に収集することができるようになる。
上記車両データのリモート収集システムにおいて、前記車両側チェック部によってチェック対象とされる対象車両のリソースは、当該対象車両に搭載された車両ネットワークのバス占有率を含むことが好ましい。
センターからの指示に基づく車両データの収集時に車両ネットワークのバス占有率が過剰となる状況を未然に防ぐため、こうした状況が生じるときには、車両ネットワークのバス占有率が十分に低下するまで、車両ネットワークを通じた車両データの収集がしばらく中断されることもある。すなわち、こうしたバス占有率が過剰となるという状況が発生するときには、センターを介した要求に応じて車両データが迅速に収集できなくなることもある。この点、上記構成では、車両データの収集を実行する前に車両ネットワークのバス占有率を予め対象車両側でチェックするようにしたことで、センターを介した要求に応じて車両データを的確に且つ迅速に収集することができるようになる。
上記車両データのリモート収集システムにおいて、前記車両データの収集条件は、1乃至複数の命令が記述されたスクリプトにより指定されることが好ましい。
上記構成によれば、スクリプト入力を通じて、自由度の高い車両データの収集条件の指定が実現可能となる。なお、こうしたスクリプトの入力によれば、対象車両に対して指示可能な車両データの種類、条件式、サンプリング周期、及びチェック周期が多岐に亘ることから、それら指示項目の対象車両における妥当性が問題となりやすい。また、スクリプト自体のデータサイズやスクリプト実行時の処理負荷等も多様となるため、スクリプトが指定する収集条件に基づく車両データの収集時に対象車両のリソースが適正に維持されるか否かも問題となりやすい。この点、上記構成によれば、スクリプトが指定する収集条件に基づく車両データの収集が行われる前に予めセンター側及び車両側でチェックが行われるため、上述した問題の何れも生じにくくなる。
上記車両データのリモート収集システムにおいて、前記対象車両は、コントローラエリアネットワーク(CAN(登録商標))に接続された複数の車載制御装置を備えており、前記車両データは、CANプロトコルに規定される通信によって1乃至複数の車載制御装置から収集されることが好ましい。
上記構成によれば、車両に多く利用されている汎用性の高いCANプロトコルを利用して車両データを収集することができるようになる。
車両データのリモート収集システムの一実施の形態についてその概略構成を示すブロック図。 収集可能データテーブル(データベース)の規定内容の一例を示す模式図。 情報収集テーブルの規定内容の一例を示す模式図。 同実施の形態の車両データのリモート収集システムが車両データの収集時に実行する処理の流れを示す模式図。 同実施の形態の車両データのリモート収集システムが実行する条件式チェックの処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態の車両データのリモート収集システムが実行するデータ種類チェックの処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態の車両データのリモート収集システムが実行する周期チェックの処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態の車両データのリモート収集システムが実行するメモリチェックの処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態の車両データのリモート収集システムが実行するストレージチェックの処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態の車両データのリモート収集システムが実行するバス占有率チェックの処理手順を示すフローチャート。
以下、車両データのリモート収集システムの一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態の車両データのリモート収集システムは、対象とする複数の車両と、それら複数の車両の走行情報を管理するセンターと、センターを介した複数の車両からの車両データの収集を指示すべくエンジニア等により操作される外部端末とにより構成されている。外部端末は、例えばインターネット回線を介してセンターに接続されており、車両からの車両データの収集条件をセンターに入力可能となっている。ここで、車両データの収集条件は高い自由度で設定できることが望ましく、本実施の形態では、こうした自由度の高い収集条件の設定をスクリプト入力により実現している。このスクリプトは、車両データの収集時に実行される1乃至複数のコマンド(命令)を記述した文字列である。そして、外部端末から入力されたスクリプトがセンターを介して無線通信により車両に送信されると、この送信されたスクリプトに記述された複数のコマンドが車両側で順次実行されることにより、スクリプトに記述された条件に基づいて車両データが収集される。その後、この収集された車両データは無線通信によりセンターに返信され、この返信された車両データがセンターを介して外部端末に転送される。
具体的には、図1に示すように、センター100は、外部端末200から入力されたスクリプトを登録するスクリプト登録部101を備えている。本実施の形態において、このスクリプトには、以下の(a)〜(e)に列挙する項目が記述可能とされている。

(a)条件式:車内環境を判定するための条件式や車外環境を認識するための想定シー
ン(条件式)
(b)チェック周期:車両データが条件式を満たしているのか判定したり、画像に対し
てシーン分類するチェック周期
(c)データ収集期間:データ収集を開始してから終了するまでの期間
(d)サンプリング周期:データをストレージに収集する周期
(e)車両データ:収集対象のCAN(登録商標)データやECU内部値

また、センター100は、スクリプト登録部101に登録されたスクリプトが車両データの収集対象とする車両300にとって妥当であるか否かを解析するセンター側スクリプト解析部102を備えている。センター側スクリプト解析部102は、車両の車種と、その車種において車両データの収集条件として指定可能な条件式及び車両データの種類との関係を規定する収集可能データテーブルT1を備えている。また、この収集可能データテーブルT1には、車両データの取り得る値の範囲が車両データの種類に対して関連付けられている。
例えば図2に示すように、本実施の形態の収集可能データテーブルT1には、車両300の内部で流れている信号を条件式A(トリガー)の判定要素として指定するための変数A1と、これら変数A1が指定する信号の有無A2と、これら変数A1について条件式Aが比較対象とする値である設定値の範囲A3とが車種ごとに関連付けされている。なお、設定値の範囲A3は、変数A1として指定された信号が通常であれば取り得ることが想定される値の範囲を示したものである。例えば図2に示す例では、「ACC(アダプティブクルーズコントロール)信号」といった変数A1に対応する設定値の範囲A3として「ON or OFF」が設定されるとともに、「車速」といった変数A1に対応する設定値の範囲A3として「0以上」が設定されている。またこの例では、「車種A」及び「車種C」は、変数A1が指定する信号として「ACC信号」及び「車速」の双方を有する一方で、「車種B」は、これら信号のうち「車速」を有するものの「ACC信号」は有していない。
また、収集可能データテーブルT1には、車両データの収集時における車載ECUの動作の信頼性を高めるために、条件式Aの判定要素となる変数A1ごとに設定可能なチェック周期の下限値が関連付けられている。例えば図2に示す例では、「ACC信号」といった変数A1に対して設定可能なチェック周期の下限値C1として「Tc1」が設定されるとともに、「車速」といった変数A1に対して設定可能なチェック周期の下限値C2として「Tc2」が設定されている。
また、収集可能データテーブルT1には、車両データの種類Bが例えばCANからなる車両ネットワークNWを流れる信号の種類を示すCANデータB1と、車両ネットワークNWに接続された各種の車載ECU(電子制御装置)の内部を流れる信号の種類を示すECU内部値B2とに区分されている。そして、この収集可能データテーブルT1には、車両データの種類Bと、それら車両データの有無B3,B4とが車種ごとに関連付けられている。この例えば図2に示す例では、車両データの種類が、「ACC信号」及び「車速」といったCANデータB1と、主にスポーツ車に採用される走行モードの一種である「VSC(横滑り防止)スポーツモード」といったECU内部値B2とに区分されている。またこの例では、「車種A」は、「ACC信号」及び「車速」といったCANデータB1を有するものの、「VSCスポーツモード」といったECU内部値B2を有していない。その一方で、「車種B」は、「車速」といったCANデータB1を有するものの、「ACC信号」といったCANデータB1は有しておらず、また「VSCスポーツモード」といったECU内部値B2も有していない。また、「車種C」は、「ACC信号」及び「車速」といったCANデータB1を有するとともに、「VSCスポーツモード」といったECU内部値B2も有している。
また、収集可能データテーブルT1には、同じく車両データの収集時における車載ECUの動作の信頼性を高めるために、車両データの種類Bごとに設定可能なサンプリング周期の下限値が関連付けられている。例えば図2に示す例では、「ACC信号」といったCANデータB1に対して設定可能なサンプリング周期の下限値C2として「Ts1」が設定されるとともに、「車速」といったCANデータB1に対して設定可能なサンプリング周期の下限値C2として「Ts2」が設定されている。また、この例では、「VSCスポーツモード」といったECU内部値B2に対して設定可能なサンプリング周期の下限値C2として「Ts3」が設定されている。
そして、センター側スクリプト解析部102は、上述した収集可能データテーブルT1を参照しつつ、スクリプト登録部101に登録されたスクリプトの妥当性を解析する(図5、図6、図7)。
すなわち、センター側スクリプト解析部102は、スクリプトが指定する条件式の妥当性をチェックする際には、まずスクリプトから条件式を抽出する(図5のステップS11)。続いて、収集可能データテーブルT1を参照して対象とする車両300の車種から該当する変数A1を割り出す。そして、この割り出した変数A1と、スクリプトが指定する条件式の変数とが合致するか否かに基づき、条件式の変数が利用可能であるか否かを判定する(図5のステップS13)。また、条件式の変数が利用可能であると判定したときには(図5のステップS13=YES)、再び収集可能データテーブルT1を参照してスクリプトが指定する条件式の変数から該当する設定値の範囲A3を割り出す。そして、設定値の範囲A3内にスクリプトが指定する条件式の設定値が収まるか否かを判定する(図5のステップS14)。
その後、センター側スクリプト解析部102は、条件式の設定値が設定値の範囲A3内に収まるときには(図5のステップS14=YES)、スクリプトが指定する条件式が妥当であると判断する。その一方で、センター側スクリプト解析部102は、条件式の変数が利用可能ではないとき(図5のステップS13=NO)、又は、条件式の設定値が設定値の範囲A3内にないときには(図5のステップS14=NO)、スクリプトが指定する条件式が妥当ではないと判断する。
また、センター側スクリプト解析部102は、スクリプトが指定する車両データの種類の妥当性をチェックする際には、まずスクリプトから車両データの種類を抽出する(図6のステップS21)。続いて、収集可能データテーブルT1を参照して対象とする車両300の車種から該当する車両データの種類Bを割り出す(図6のステップS22)。そして、この割り出した車両データの種類Bと、スクリプトが収集対象として指定する車両データの種類とが合致するか否かに基づき、スクリプトが収集対象として指定する車両データの種類が利用可能であるか否かを判定する(図6のステップS23)。
その後、センター側スクリプト解析部102は、車両データの種類が利用可能であるときには(図6のステップS23=YES)、スクリプトが指定する車両データの種類が妥当であると判断する。その一方で、センター側スクリプト解析部102は、車両データの種類が利用可能でないときには(図6のステップS23=NO)、スクリプトが指定する車両データの種類が妥当ではないと判断する。
また、センター側スクリプト解析部102は、スクリプトが指定するチェック周期及びサンプリング周期の妥当性をチェックする際には、まずスクリプトからこれら周期情報を抽出する(図7のステップS31)。続いて、収集可能データテーブルT1を参照してスクリプトが指定する条件式の変数から該当するチェック周期の下限値Tc1,Tc2を割り出すとともに、スクリプトが収集対象として指定する車両データの種類から該当するサンプリング周期の下限値Ts1,Ts2,Ts3を割り出す(図7のステップS32)。
続いて、スクリプトが指定するチェック周期が下限値Tc1,Tc2以上であるか否かを判定する(図7のステップS33)。そして、スクリプトが指定するチェック周期が下限値Tc1,Tc2以上であるときには(図7のステップS33=YES)、スクリプトが指定するサンプリング周期が下限値Ts1,Ts2,Ts3以上であるか否かを判定する(図7のステップS34)。
その後、センター側スクリプト解析部102は、スクリプトが指定するサンプリング周期が下限値Ts1,Ts2,Ts3以上であるときには(図7のステップS34=YES)、スクリプトが指定する周期情報が妥当であると判断する。その一方で、センター側スクリプト解析部102は、スクリプトが指定するチェック周期が下限値Tc1,Tc2を下回るとき(図7のステップS33=NO)、又は、スクリプトが指定するサンプリング周期が下限値Ts1,Ts2,Ts3を下回るときには(図7のステップS34=NO)、スクリプトが指定する周期情報が妥当ではないと判断する。
例えば、対象とする車両300が「車種B」であって、且つ、スクリプト登録部101に登録されたスクリプトが指定する条件式の変数が「ACC信号」であれば、「車種B」が「ACC信号」を有さないことから、このスクリプトが妥当ではないと判断される。また、対象とする車両が「車種C」であって、且つ、スクリプト登録部101に登録されたスクリプトが指定する条件式が「車速<0」であれば、「車速」に対応する設定値の範囲A3として「0以上」が設定されていることから、このスクリプトが妥当ではないと判断される。また、対象とする車両300が「車種A」であって、且つ、スクリプト登録部101に登録されたスクリプトが指定する条件式の変数が「ACC信号」であるときに、スクリプトが指定するチェック周期が「Tc1」を下回るのであれば、このスクリプトが妥当ではないと判断される。また、対象とする車両300が「車種B」であって、且つ、スクリプト登録部101に登録されたスクリプトが収集対象として指定するCANデータが「ACC信号」であれば、「車種B」が「ACC信号」を有さないことから、このスクリプトが妥当ではないと判断される。また、対象とする車両が「車種A」であって、且つ、スクリプト登録部101に登録されたスクリプトが収集対象として指定するECU内部値が「VSCスポーツモード」であれば、「車種A」が「VSCスポーツモード」を有さないことから、このスクリプトが妥当ではないと判断される。また、対象とする車両300が「車種A」であって、且つ、スクリプト登録部101に登録されたスクリプトが収集対象として指定するCANデータが「ACC信号」であるときに、スクリプトが指定するサンプリング周期が「Ts1」を下回るのであれば、このスクリプトが妥当ではないと判断される。
そして、センター側スクリプト解析部102は、スクリプトが妥当ではないと判断したときには、エラー応答をセンター通信機103を通じて外部端末200に出力する(図5のステップS16、図6のステップS25、図7のステップS36)。その一方で、センター側スクリプト解析部102は、スクリプトが妥当であると判断したときには、正常応答として、そのスクリプトを含む送信メッセージを作成するとともに、その作成した送信メッセージをセンター通信機103から無線通信にて車両300に送信する(図5のステップS15、図6のステップS24、図7のステップS35)。
車両300は、センター100との間で無線通信にて上記送信メッセージを含めた各種の情報を授受する車載通信機310を備えている。車載通信機310は、センター100からの送信メッセージを通信部311を通じて受信したときには、その受信した送信メッセージからスクリプトを抽出してスクリプト格納部312に一時保存するとともに、その保存したスクリプトを車両側スクリプト解析部313に入力する。
車両側スクリプト解析部313は、入力されたスクリプトが指定する条件に基づき車両データを収集したとしても、車両のリソースが適正に維持されるか否かを解析する。
具体的には、車両側スクリプト解析部313は、車両リソースの一種として、車載通信機310が車両データの収集時にデータを一時的に保存するためのメモリの空き容量を解析する(図8)。この際、車両側スクリプト解析部313は、まず以下の[式1]に基づきスクリプトの実行時に必要となる追加のメモリ使用量を算出する(図8のステップS41)。

追加のメモリ使用量=(スクリプト実行領域サイズ)+(トリガー変数合計サイズ)
+(一時格納データサイズ)・・・[式1]

なお、「スクリプト実行領域サイズ」とは、スクリプトを格納したファイルのデータサイズを意味している。また、「トリガー変数合計サイズ」とは、車両データの収集時に用いられる条件式Aにおいて変数A1として使用する車両データのデータサイズの合計を意味している。また、「一時格納データサイズ」とは、以下の(D1)〜(D3)のデータサイズの合計を意味している。

(D1)スクリプトにより収集対象として指定されているCANデータの一時格納デー
タサイズ
(D2)CCP(CANキャリブレーションプロトコル)にて収集するECU内部値の
一時格納データサイズ
(D3)ダイアグ通信にて収集するECU内部値の一時格納データ量

なお、CCPとは、車両ネットワークNWに接続された複数の車載ECUにおけるECU内部値の同期(キャリブレーション)を図るためのプロトコルの一種である。そして、このCCPで定められたキャリブレーションを実行することにより、時間同期の図られたECU内部値がダイアグ通信を通じて複数の車載ECUから取得されることとなる。
続いて、車両側スクリプト解析部313は、算出した追加のメモリ使用量を現在のメモリ使用量に合算し、その合算したメモリ使用量が予め設定したメモリ使用量の上限値を超えないか否かを判断する(図8のステップS42)。
ここで、車両側スクリプト解析部313は、メモリ使用量の上限値を超えると判断したときには(図8のステップS42=NO)、スクリプトが指定する条件に基づく車両データの収集を実行したとすると車両のリソースが適正に維持されない旨の解析結果を得る。その結果、車両側スクリプト解析部313は、スクリプトが指定する条件に基づく車両データの収集を実行すべきではない旨を示すエラー応答を通信部311を介してセンター通信機103を経由して外部端末200に出力する(図8のステップS44)。
その一方で、車両側スクリプト解析部313は、メモリ使用量の上限値を超えないと判断したときには(図8のステップS42=YES)、スクリプトが指定する条件に基づく車両データの収集を実行したとしても車両のリソースが適正に維持される旨の解析結果を得る。その結果、車両側スクリプト解析部313は、正常応答として、スクリプトが指定する条件に基づく車両データの収集を開始すべく、その解析対象となったスクリプトをスクリプト解釈実行部314に入力する(図8のステップS43)。
また、車両側スクリプト解析部313は、車両リソースの一種として、車載通信機310が収集後の車両データを保存するためのストレージの空き容量も解析する(図9)。この際、車両側スクリプト解析部313は、スクリプトの実行時に必要となる追加のストレージ使用量を算出する(図9のステップS51)。ここで、追加のストレージ使用量とは、以下の(D4)〜(D6)のデータ量の合計を意味している。

(D4)スクリプトにより収集対象として指定されているCANデータのデータ量
(D5)CCPにて収集するECU内部値のデータ量
(D6)ダイアグ通信にて収集するECU内部値のデータ量

そして、車両側スクリプト解析部313は、算出した追加のストレージ使用量を現在のストレージ使用量に合算し、その合算したストレージ使用量が予め設定したストレージ使用量の上限値を超えないか否かを判断する(図9のステップS52)。
ここで、車両側スクリプト解析部313は、ストレージ使用量の上限値を超えると判断したときには(図9のステップS52=NO)、スクリプトが指定する条件に基づく車両データの収集を実行したとすると車両のリソースが適正に維持されない旨の解析結果を得る。その結果、車両側スクリプト解析部313は、スクリプトが指定する条件に基づく車両データの収集を実行すべきではない旨を示すエラー応答を通信部311を介してセンター通信機103を経由して外部端末200に出力する(図9のステップS54)。
その一方で、車両側スクリプト解析部313は、ストレージ使用量の上限値を超えないと判断したときには(図9のステップS52=YES)、スクリプトが指定する条件に基づく車両データの収集を実行したとしても車両のリソースが適正に維持される旨の解析結果を得る。その結果、車両側スクリプト解析部313は、正常応答として、スクリプトが指定する条件に基づく車両データの収集を開始すべく、その解析対象となったスクリプトをスクリプト解釈実行部314に入力する(図9のステップS53)。
また、車両側スクリプト解析部313は、車両リソースの一種として、車両データの収集時における車両ネットワークNWのバス占有率を解析する(図10)。この際、車両側スクリプト解析部313は、スクリプトの実行時に必要となる追加のバス占有率を算出する(図10のステップS61)。ここで、追加のバス占有率とは、以下の(D7)〜(D8)のバス占有率の合計を意味している。

(D7)CCPによりECU内部値を収集した場合のバス占有率
(D8)ダイアグ通信によりECU内部値を収集した場合のバス占有率

そして、車両側スクリプト解析部313は、算出した追加のバス占有率を現在のバス占有率に合算し、その合算したバス占有率が予め設定したバス占有率の上限値を超えないか否かを判断する(図10のステップS62)。
ここで、車両側スクリプト解析部313は、バス占有率の上限値を超えると判断したときには(図10のステップS62=NO)、スクリプトが指定する条件に基づく車両データの収集を実行したとすると車両のリソースが適正に維持されない旨の解析結果を得る。その結果、車両側スクリプト解析部313は、スクリプトが指定する条件に基づく車両データの収集を実行すべきではない旨を示すエラー応答を通信部311を介してセンター通信機103を経由して外部端末200に出力する(図10のステップS64)。
その一方で、車両側スクリプト解析部313は、バス占有率の上限値を超えないと判断したときには(図10のステップS62=YES)、スクリプトが指定する条件に基づく車両データの収集を実行したとしても車両のリソースが適正に維持される旨の解析結果を得る。その結果、車両側スクリプト解析部313は、正常応答として、スクリプトが指定する条件に基づく車両データの収集を開始すべく、その解析対象となったスクリプトをスクリプト解釈実行部314に入力する(図10のステップS63)。
スクリプト解釈実行部314は、スクリプトの命令を順次読み込んで実行することにより、スクリプトが指定する条件に基づく車両データの収集を車両ネットワーク通信部315を通じて行う。
車両ネットワーク通信部315には、各種の車載装置の動作を制御するための車載ECUが車両ネットワークNWを介して接続されている。ここで、車載ECUには、例えば車両の窓やドア等の電装品の動作を制御するボディECU320や、ブレーキの動作を制御するブレーキECU321等が含まれる。なお、ボディECU320には、エンジンの電源モードをIG(イグニッション)モード、ACCモード、及びOFFモード等の間で切り替える際に操作されるエンジンスイッチ322が接続されている。また、ブレーキECU321には、車両300の車速を検出する車速センサ323や、ドライバによるブレーキペダルの踏込み量を検出するブレーキセンサ324が接続されている。
また、車両ネットワーク通信部315は、収集対象とする車両データの種類と、それら車両データの取得元となる車載ECUやそれら車載ECUのネットワーク識別値との関係を規定する情報収集テーブルT2を備えている。
例えば図3に示すように、本実施の形態の情報収集テーブルT2には、「車速」及び「ブレーキ踏込み量」といった車両データの取得元となる車載ECUとして「ブレーキECU」が、またそのネットワーク識別値として「CAN‐ID1」がそれぞれ関連付けられている。また、この情報収集テーブルT2には、「IG‐ON回数」といった車両データの取得元となる車載ECUとして「ボディECU」が、またそのネットワーク識別値として「CAN‐ID2」がそれぞれ関連付けられている。
そのためこの例では、例えばスクリプトが収集対象となる車両データの種類として「車速」及び「IG‐ON回数」といった車両データを指定していれば、車両ネットワーク通信部315は、これら車両データに関連付けられたネットワーク識別値として「CAN‐ID1」及び「CAN‐ID2」を情報収集テーブルT2から特定する。そして、車両ネットワーク通信部315は、この特定したネットワーク識別値からそれら車両データの取得元である「ブレーキECU」及び「ボディECU」をそれぞれ割り出し、「車速」及び「IG‐ON回数」といった車両データを車両ネットワークNWを通じてそれぞれ収集する。
そして、図1に示すように、車両ネットワーク通信部315は、車両ネットワークNWを通じて収集した車両データを上述したストレージとして機能する車両データ格納部316に格納する。この車両データ格納部316に格納された車両データは、車載通信機310からセンター通信機103に送信された後、センター100が備える車両データ格納部104に一時的に格納されるなどして外部端末200に取り込まれる。
次に、本実施の形態の車両データのリモート収集システムの作用について図4を参照して説明する。
図4に示すように、外部端末200を通じてエンジニア等からスクリプトが入力されると、その入力されたスクリプトがセンター100に登録される。そして、この登録されたスクリプトの妥当性のチェックが収集可能データテーブルT1を参照しつつセンター100側で行われる。このスクリプトの妥当性のチェックには、車両データを収集するときの条件式Aの妥当性のチェック(「条件式チェック」)、収集対象としている車両データの種類の妥当性のチェック(「データ種類チェック」)、及び、車両データを収集するときのチェック周期及びサンプリング周期のチェック(「周期チェック」)が含まれる。ここで、本実施の形態では、車両データを収集するときの収集条件の指定がスクリプト入力により高い自由度を持って実現されていることから、条件式Aの判定要素として指定される変数A1の種類、及び、収集対象とする車両データの種類Bが多岐に亘っている。そのため、収集可能データテーブルT1は、そのデータ量が膨大となることは避けられず、ストレージ容量に限りのある車両300側で管理することは困難である等の理由から、ストレージ容量に比較的自由度のあるセンター100側で管理されている。そして、こうした収集可能データテーブルT1を参照しつつスクリプトの妥当性のチェックが行われる際には、収集可能データテーブルT1の情報はセンター100内で処理されることとなり、センター100と車両300との間で通信されることはない。
また、スクリプトの妥当性のチェックがセンター100側で行われた後には、そのスクリプトが指定する条件に基づき車両データを収集したときの車両のリソースのチェックが車両側で行われる。この車両のリソースのチェックには、車載通信機310のメモリの空き容量のチェック(「メモリチェック」)、車載通信機310のストレージの空き容量のチェック(「ストレージチェック」)、及び、車両ネットワークNWのバス占有率のチェック(「バス占有率チェック」)が含まれる。そして、こうした車両300のリソースのチェックが行われる際、その都度の車両のリソースの情報は車両300側で取得されることとなり、センター100と車両300との間で通信されることはない。
また、車両のリソースのチェックが車両300側で行われた後には、そのスクリプトの実行に伴ってスクリプトが指定する条件に基づく車両データの収集が車両300側で行われる。この収集された車両データは、車両300からセンター100に送信された後、センター100が備えるデータ閲覧UI(ユーザインタフェース)によって外部端末200に出力表示される。
以上説明したように、上記実施の形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)条件式A、車両データの種類B、条件式Aのチェック周期、及び車両データのサンプリング周期の妥当性をセンター100自身が備える収集可能データテーブルT1に基づきセンター100側でチェックするようにした。また、スクリプトが指定する条件に基づき車両データを収集したときの車両のリソースの適正度合いを車両300側でチェックするようにした。そのため、上述したチェックの何れについても車両300とセンター100との間の通信が不要となるため、車両300の通信環境等の影響を抑えつつ、センター100を介した要求に応じて車両データを的確に収集することができるようになる。
(2)センター100が備える収集可能データテーブルT1には、車両300の車種と、その車種において取得可能な車両データの種類Bとが関連付けされている。そのため、センター100は、この収集可能データテーブルT1を用いて、スクリプトが収集対象として指定している車両データの種類Bが車両300にとって収集可能なものであるか否かをチェックすることができるようになる。
(3)センター100が備える収集可能データテーブルT1には、車両データの取り得る値の範囲が車両データの種類Bに対して関連付けられている。そのため、センター100は、この収集可能データテーブルT1を用いて、スクリプトが指定する条件式Aが車両300にとって妥当なものであるか否かをチェックすることができるようになる。
(4)センター100が備える収集可能データテーブルT1には、設定可能なチェック周期の下限値Tc1,Tc2が条件式Aの変数A1に関連付けられている。そのため、センター100は、この収集可能データテーブルT1を用いて、スクリプトが指定するチェック周期が車両300にとって妥当なものであるか否かをチェックすることができるようになる。
(5)センター100が備える収集可能データテーブルT1には、設定可能なサンプリング周期の下限値Ts1,Ts2,Ts3が車両データの種類Bに対して関連付けられている。そのため、センター100は、この収集可能データテーブルT1を用いて、スクリプトが指定するサンプリング周期が車両300にとって妥当なものであるか否かをチェックすることができるようになる。
(6)車両データの収集を実行する前に車載通信機310のメモリ及びストレージの空き容量を車両300側で予めチェックするようにした。そのため、センター100を介した要求に応じて車両データを的確に収集することができるようになる。
(7)車両データの収集を実行する前に車両ネットワークNWのバス占有率を予め車両300側でチェックするようにした。そのため、センター100を介した要求に応じて車両データを的確に且つ迅速に収集することができるようになる。
(8)車両データの収集条件は、車両データの収集の際に実行される複数の命令が記述されたスクリプトにより指定されるようにしている。そのため、スクリプトの入力を通じて自由度の高い車両データの収集条件の指定が実現されるようになる。なお、こうしたスクリプトの入力によれば、車両300に対して指示可能な条件式A、車両データの種類B、サンプリング周期、及びチェック周期が多岐に亘ることとなり、それら指示項目の車両300における妥当性が問題となりやすい。また、スクリプト自体のデータサイズやスクリプト実行時の処理負荷等も多様となるため、スクリプトが指定する収集条件に基づき車両データを収集したときの対象車両のリソースが適正に維持されるか否かも問題となりやすい。この点、上記実施の形態によれば、スクリプトが指定する収集条件に基づく車両データの収集が行われる前に予めチェックが行われるため、上述した問題の何れも生じにくくなる。
(9)車両300は、CANからなる車両ネットワークNWに接続された複数の車載ECUを備えており、車両データは、CANプロトコルに規定される通信によって複数の車載ECUから収集される。そのため、車両300に多く利用されている汎用性の高いCANプロトコルを利用して車載ECUからの車両データを収集することができるようになる。
なお、上記実施の形態は、以下のような形態にて実施することもできる。
・上記実施の形態において、車両300によるチェック対象とされる車両のリソースとして、例えば、車両データの取得元となる車載ECUのメモリ及びストレージの空き容量等も含めるようにしてもよい。
・上記実施の形態において、車両300によるチェック対象とされる車両のリソースは、車両300に搭載されたメモリ及びストレージの空き容量、並びに車両ネットワークNWのバス占有率のうちの一部のみが含まれる場合であってもこの発明を適用することはできる。
・上記実施の形態において、車両データを収集するときの条件式A、収集対象とされる車両データの種類B、及び、車両データを収集するときのチェック周期及びサンプリング周期のうちの一部のみがセンター100によるチェック対象として含まれる場合であってもこの発明を適用することはできる。
・上記実施の形態において、車両データの収集経路を構成する車両ネットワークNWの通信規格はCANに限らず、例えばFlexRayやイーサネット(登録商標)等の他の通信規格であってもこの発明を適用することはできる。
100…センター、101…スクリプト登録部、102…センター側スクリプト解析部、103…センター通信機、104…車両データ格納部、200…外部端末、300…車両、310…車載通信機、311…通信部、312…スクリプト格納部、313…車両側スクリプト解析部、314…スクリプト解釈実行部、315…車両ネットワーク通信部、316…車両データ格納部、320…ボディECU、321…ブレーキECU、322…エンジンスイッチ、323…車速センサ、324…ブレーキセンサ、T1…収集可能データテーブル、T2…情報収集テーブル。

Claims (9)

  1. 複数の車両の走行情報を管理するセンターから対象車両に対し収集対象とされる車両データの種類、車両データを収集するときの条件式、車両データを収集するときのサンプリング周期、もしくは、条件式のチェック周期を無線通信にて指示し、その対象車両に対する指示に基づき収集される車両データを無線通信にてセンターに取り込む車両データのリモート収集システムであって、
    前記センターは、前記対象車両に対して指示する車両データの種類、条件式、サンプリング周期、チェック周期の少なくとも一つの妥当性を、前記センター自身が備えるチェック基準に基づきチェックするセンター側チェック部を備え、
    前記対象車両は、前記センターからの指示に基づく車両データの収集時における対象車両のリソースが適正であるか否かをチェックする車両側チェック部を備える
    ことを特徴とする車両データのリモート収集システム。
  2. 前記センター自身が備えるチェック基準は、前記対象車両の車種と、その車種において取得可能な車両データの種類とが関連付けされたデータベースに規定されており、
    前記センター側チェック部は、前記データベースに基づいて前記対象車両の車種から該当する車両データの種類を割り出し、この割り出した車両データの種類と、前記対象車両に対して収集対象として指示した車両データの種類とが合致することを条件に、車両データの種類が妥当であると判断する
    請求項1に記載の車両データのリモート収集システム。
  3. 前記データベースには、車両データの取り得る値の範囲が車両データの種類に対して関連付けられており、
    前記センター側チェック部は、前記データベースに基づいて前記対象車両の車種から収集対象としている車両データの取り得る値の範囲を割り出し、この割り出した範囲内に前記対象車両に対して指示した条件式を満たす車両データのデータ値範囲が収まることを条件に、車両データの条件式が妥当であると判断する
    請求項2に記載の車両データのリモート収集システム。
  4. 前記データベースには、設定可能なチェック周期の範囲が条件式に対して関連付けられており、
    前記センター側チェック部は、前記データベースに基づいて前記対象車両の車種から該当する条件式において設定可能なチェック周期の範囲を割り出し、この割り出した範囲内に前記対象車両に対して指示したチェック周期が収まることを条件に、チェック周期が妥当であると判断する
    請求項2又は請求項3に記載の車両データのリモート収集システム。
  5. 前記データベースには、設定可能なサンプリング周期の範囲が車両データの種類に対して関連付けられており、
    前記センター側チェック部は、前記データベースに基づいて前記対象車両の車種から該当する車両データの種類において設定可能なサンプリング周期の範囲を割り出し、この割り出した範囲内に前記対象車両に対して指示したサンプリング周期が収まることを条件に、サンプリング周期が妥当であると判断する
    請求項2〜4の何れか一項に記載の車両データのリモート収集システム。
  6. 前記車両側チェック部によってチェック対象とされる対象車両のリソースは、当該対象車両に搭載されたメモリ又はストレージの空き容量を含む
    請求項1〜5の何れか一項に記載の車両データのリモート収集システム。
  7. 前記車両側チェック部によってチェック対象とされる対象車両のリソースは、当該対象車両に搭載された車両ネットワークのバス占有率を含む
    請求項1〜6の何れか一項に記載の車両データのリモート収集システム。
  8. 前記車両データの収集条件は、1乃至複数の命令が記述されたスクリプトにより指定される
    請求項1〜7の何れか一項に記載の車両データのリモート収集システム。
  9. 前記対象車両は、コントローラエリアネットワーク(CAN(登録商標))に接続された複数の車載制御装置を備えており、
    前記車両データは、CANプロトコルに規定される通信によって1乃至複数の車載制御装置から収集される
    請求項1〜8の何れか一項に記載の車両データのリモート収集システム。
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