JP2015179445A - 運転情報収集システム、車載器、サーバ、運転情報収集方法、およびプログラム - Google Patents

運転情報収集システム、車載器、サーバ、運転情報収集方法、およびプログラム Download PDF

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智壽 川窪
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剛史 布本
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Abstract

【課題】車両運転時の情報を取得して利用するサービスを広く普及させ得る技術を提供する。
【解決手段】運転情報収集システム1は、車両運転時の運転情報を逐次取得する運転情報取得部110と、所定量のデータを保存可能な記憶領域に、取得された運転情報を保存する運転情報保存部120と、を有する車載器10と、車載器10と通信して記憶領域に保存されている運転情報を収集する運転情報収集部210と、収集された運転情報をサーバ30へ送信する運転情報送信部220と、を有する移動通信端末20と、運転情報を収集すべきタイミングを移動通信端末20に対して通知するタイミング通知部310と、移動通信端末20により収集された運転情報を受信して記憶手段に格納する運転情報格納部320と、を有するサーバ30と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載器を用いて取得される車両の運転情報を収集する運転情報収集システム、該運転情報収集システムに含まれる車載器およびサーバ、運転情報収集方法、およびプログラムに関する。
近年、車載器で取得された車両運転時の情報を利用する様々なサービスが普及してきている。
例えば、車載器で取得された情報を用いるサービスの一例が下記特許文献1に開示されている。下記特許文献1には、車両の走行履歴に関する車両走行情報を車載情報端末装置からサーバに送信し、サーバは受信した車両走行情報を用いて車両の走行状況を判断し、判断結果に応じて付与すべき賞罰を演算し、演算した賞罰に関する賞罰情報(賞罰ポイント)を車両走行情報発信元の車載情報端末装置に発信する手法が開示されている。
特許第3694654号公報
上述したようなサービスを広く普及させるためには、より多くの車両に車載器を取り付けてもらう必要がある。しかしながら、上述の特許文献に記載される車載器は、例えば3Gなどのネットワークを介してサーバと通信する装置を必要とする。このように外部のネットワークを介して通信可能に車載器を構成した場合、車載器の製造コストが増加し、サービスを普及させる際の障害になり得る。
本発明の目的は、車両運転時の情報を取得して利用するサービスを広く普及させ得る技術を提供することにある。
本発明によれば、
車載器と、移動通信端末と、サーバと、を備え、
前記車載器は、
車両運転時の運転情報を逐次取得する運転情報取得手段と、
所定量のデータを保存可能な記憶領域に、前記取得された運転情報を保存する運転情報保存手段と、
を有し、
前記移動通信端末は、
前記車載器と通信して前記記憶領域に保存されている運転情報を収集する運転情報収集手段と、
前記収集された運転情報を前記サーバへ送信する運転情報送信手段と、
を有し、
前記サーバは、
前記運転情報を収集すべきタイミングを前記移動通信端末に対して通知するタイミング通知手段と、
前記移動通信端末により収集された運転情報を受信して記憶手段に格納する運転情報格納手段と、
を有する、運転情報収集システムが提供される。
本発明によれば、
車載器と、移動通信端末と、サーバと、を備えるシステムにより実行される運転情報収集方法であって、
前記車載器が、
車両運転時の運転情報を逐次取得し、
所定量のデータを保存可能な記憶領域に、前記取得された運転情報を保存し、
前記移動通信端末が、
前記車載器と通信して前記記憶領域に保存されている運転情報を収集し、
前記収集された運転情報を前記サーバへ送信し、
前記サーバが、
前記運転情報を収集すべきタイミングを前記移動通信端末に対して通知し、
前記移動通信端末により収集された運転情報を受信して記憶手段に格納する、
ことを含む運転情報収集方法が提供される。
本発明によれば、上記運転情報収集方法において、上記運転情報収集システムに含まれる車載器、移動通信端末、およびサーバにそれぞれ対応する処理を、車載器、移動通信端末、およびサーバに実行させるプログラムが提供される。また、本発明によれば、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体が提供される。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
本発明によれば、車両運転時の情報を取得して利用するサービスの普及を促進させることができる。
第1実施形態における運転情報収集システムの処理構成を概念的に示すブロック図である。 車載器のハードウェア構成例を示す図である。 移動通信端末およびサーバのハードウェア構成例を示す図である。 第1実施形態における運転情報収集システムの処理の流れを示すシーケンス図である。 第2実施形態における運転情報収集システムの処理構成を概念的に示すブロック図である。 第2実施形態におけるサーバの処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態における運転情報収集システムの処理構成を概念的に示すブロック図である。 第3実施形態における運転情報収集システムの処理の流れを示すシーケンス図である。 第3実施形態におけるサーバの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の運転情報収集システムを用いた実施例の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
〔処理構成〕
図1は、第1実施形態における運転情報収集システム1の処理構成を概念的に示すブロック図である。運転情報収集システム1は、車載器10、移動通信端末20、サーバ30を有する。
本実施形態の運転情報収集システム1に含まれる車載器10は、図1に示されるように、運転情報取得部110と運転情報保存部120とを有する。車載器10は車両に着脱可能な機器であり、車両から運転情報を取得して保存する。車載器10に保存されている運転情報は、移動通信端末20によって収集され、サーバ30へ送信される。
運転情報取得部110は、車載器10が取り付けられている車両に関する運転情報を逐次取得する。また、運転情報取得部110は、運転情報を取得する際、運転情報を取得した日時を示す情報を併せて取得し、運転情報に紐付ける。そして、運転情報取得部110は、逐次取得した運転情報を運転情報保存部120へ送信する。
ここで、運転情報は、車両運転時の情報であり、"車両がどのように走行したか"を示し得る情報であり、その具体的内容は限定されない。例えば、運転情報は各種センサ等を用いて取得される車両の加速度または車両の角速度といった、車両のコントローラを介して取得可能なCAN(Controller Area Network)情報以外の情報であってもよいし、CAN情報であってもよい。また、運転情報はこれらの情報を複数種組み合わせたものであってもよい。但し、要求される演算能力やデータ容量に応じて車載器10のコストが増加することを抑えるために、運転情報取得部110によって取得される運転情報は分析可能な最低限の情報であることが望ましい。そのため、運転情報取得部110によって取得される運転情報として、CAN情報は利用しないほうが好ましい。その理由は、メーカーや車種毎にOBD(On Board Diagnostics)IIのデータ規格が異なるため、車載器10を複数のOBDIIのデータ規格へ対応させる必要があり、車載器10のコストが増加し得るからである。運転情報取得部110によって逐次取得された運転情報は、時系列で並べることにより"車両がどのように走行したか"を示し得る情報となる。
運転情報保存部120は、所定量のデータを保存可能な記憶領域を有し、運転情報取得部110で取得された運転情報を当該記憶領域に保存する。運転情報保存部120は、運転情報取得部110で逐次取得された運転情報を部分的に記憶領域に保存することもできる。例えば、安全運転時または危険運転時に取得され得る運転情報のパターンを図示しない記憶部に用意しておき、運転情報保存部120は、そのパターンを基に実際に取得された運転情報を記憶領域に保存すべきか否かを判断することができる。具体的には、運転情報保存部120は、記憶部に記憶されたパターンと基に、例えば"危険運転"と判断される運転情報のみを記憶領域に保存するようにしてもよい。なお、これに限らず、運転情報保存部120は運転情報取得部110で逐次取得された運転情報の全てを記憶領域に保存するようにしてもよい。"所定量"は、車載器10が記憶可能なデータ量の最大値を上限として、製品仕様などに応じて適宜設定される。ここで、逐次取得される運転情報を記憶領域に保存していくと、いずれはほぼ所定量の運転情報が記憶領域に蓄積される。運転情報保存部120は、記憶領域の残容量が足りない状態で新たな運転情報を取得した場合には新しく取得された運転情報は保存せずに破棄する。例えば、記憶領域の残容量がない又は少ないことを示すフラグなどの情報を用いて、新しく取得された運転情報を保存せずに破棄したことを記録する。
なお、上記に限らず、運転情報保存部120は、記憶領域の残容量が足りない状態で新たな運転情報を取得した場合に、その新たな運転情報を優先して記憶領域に記憶するようにしてもよい。具体的には、運転情報保存部120は、古い運転情報が保存されている領域を解放し、その空いた領域に新たな運転情報を保存する。あるいは、運転情報保存部120は古い運転情報を新しい運転情報で上書きする。好ましくは、運転情報保存部120は、記憶領域に記憶されている運転情報のうち最も古いものから順に上述したような処理を実行し、新たな運転情報を保存する。このような場合、運転情報保存部120は、各運転情報が取得された日時を示す情報を参照することにより、運転情報の新旧を判断できる。
本実施形態の運転情報収集システム1に含まれる移動通信端末20は、図1に示されるように、運転情報収集部210と運転情報送信部220とを有する。移動通信端末20は、例えばBluetooth(登録商標)などの近距離通信によって車載器10と通信し、車載器10に保存される運転情報を収集する。また、移動通信端末20は、例えば、LTE(Long Term Evolution)、3G、またはWi-Fi(Wireless Fidelity)などのネットワークを介してサーバ30と通信し、車載器10から収集した運転情報をサーバ30へ送信する。
運転情報収集部210は、車載器10と通信し、車載器10の記憶領域に保存されている運転情報を収集する。詳細には、運転情報収集部210は、車載器10が対応している近距離通信規格に従って車載器10と通信し、車載器10に運転情報の送信を促す要求(収集要求)を送信する。車載器10は、この収集要求を受信すると、記憶領域に保存している運転情報を移動通信端末20に対して送信する。このようにして、運転情報収集部210は車載器10に保存されている運転情報を収集する。
車載器10は、上述のように、運転情報の記憶領域の残容量不足時に新たに収集された運転情報を破棄する場合には、運転情報が未収集の状態のまま破棄されることを防ぐために、収集された運転情報を記憶領域からクリアする。しかしながら、何らかの理由により運転情報を再送することが望まれる可能性もあるため、一度収集された運転情報を記憶領域から少なくとも一定期間は残しておいてもよい。車載器10は、収集済みの運転情報を区別するために、運転情報の収集に応じて、該運転情報が収集済みであることを示す情報を車載器10に備えられているメモリなどの記憶部(図示せず)に保持することもできる。そして、車載器10は、次の収集要求を受けた際、ここで保持された情報に基づいて、移動通信端末20へ収集すべき運転情報を判断することができる。また、古い運転情報がなくなるように、車載器10が新たに収集された運転情報を優先的に記憶領域に保存する場合には、収集された運転情報を記憶領域からクリアすること、及び、運転情報の収集状態を管理することは、必ずしも必要ではない。また、車載器10は、運転情報の収集状況を管理せず、運転情報保存部120に格納される全ての運転情報を常に送信するようにしてもよい。
運転情報送信部220は、上述したように、例えば、LTE、3G、またはWi-Fiなどのネットワークを介してサーバ30と通信し、車載器10から収集した運転情報をサーバ30へ送信する。
本実施形態の運転情報収集システム1に含まれるサーバ30は、図1に示されるように、タイミング通知部310と運転情報格納部320とを有する。
運転情報格納部320は、移動通信端末20によって収集された運転情報を受信して、収集情報記憶部322に格納する。なお、収集された運転情報を格納する収集情報記憶部322は、サーバ30に備えられていてもよいし、サーバ30と通信可能に接続された他の装置に備えられていてもよい。また、運転情報格納部320は、移動通信端末20から運転情報を受信した際、その受信日時と移動通信端末20を一意に識別可能な情報(例えば、端末識別用のIDなど)とを紐付け、図示しない記憶部に保持する。
タイミング通知部310は、運転情報を収集すべきタイミングを移動通信端末20に対して通知する。上述のように、車載器10の運転情報保存部120は、限られた容量の記憶領域を持つ。そのため、運転情報が長期間収集されない場合、運転情報が未収集の状態のままなくなってしまう(記憶領域に保存されずに破棄される、記憶領域から消される、又は記憶領域上で上書きされる)可能性がある。一方で、移動通信端末20は、ユーザによって携帯されるため、ユーザが乗車しない場合には、車載器10と通信することができない可能性が高い。このため、移動通信端末20による運転情報の収集は常に実行可能な状態にあるわけではない。更に、移動通信端末20が車両内に存在する場合でも、頻繁に運転情報の収集を行えば、移動通信端末20の電力消耗が激しくなる。運転情報を収集すべきタイミングは、このような状況に鑑みて、運転情報が未収集の状態のまま車載器10の運転情報保存部120の記憶領域からなくなってしまわないような、最長のタイミングに設定される。また、ユーザに移動通信端末20を操作させて運転情報を収集させる場合、その収集操作はユーザにとって煩わしい作業になり得る。例えば、当該タイミングは、「車載器10の記憶領域に保存されている未収集の運転情報の総データ量が所定量(記憶領域に保存可能なデータ量)を超えないタイミング」に設定される。但し、この「運転情報を収集すべきタイミング」はある程度の余裕をもって設定されるのが好ましい。例えば、乗車する時間が限られているユーザの移動通信端末20は、その通知によりすぐに車載器10と通信可能な状態となるとは限らないからである。よって、運転情報を収集すべきタイミングは、例えば「未収集の運転情報の総データ量が所定量の90%を超えたタイミング」などのように設定されるのが好ましい。なお、以降の説明では「運転情報を収集すべきタイミング」を「収集タイミング」と表記する。
タイミング通知部310は、例えば、予め設定されたタイミングに応じて、上述の収集タイミングを移動通信端末20に通知する。「予め設定されたタイミング」は、例えば、各車両のユーザの年齢(年齢層)、性別、または職業などといった、車両の運転頻度に関係し得るユーザの属性別に設定されていることが望ましい。また、これに限らず、タイミング通知部310は、運転情報格納部320によって保持された、各移動通信端末20に対応する運転情報の受信日時と、所定の収集間隔とに基づいて上述の収集タイミングを算出するようにしてもよい。なお、以下の説明では、収集間隔に基づいて収集タイミングを算出する例を示す。
収集間隔は、「運転情報を収集すべき」と判断する量(例えば、所定量の90%など)のデータが保存されるまでに必要であると推定される時間の間隔である。この収集間隔は、例えば、車両を実際に運転して運転情報のデータ量の増加傾向を示すサンプルをいくつか取得し、該取得されたサンプルを分析するなどして、例えば「1ヶ月」などのように算出される。このように算出された収集間隔はタイミング通知部310に予め設定される。また、収集間隔は図示しない記憶部に記憶されており、タイミング通知部310はその記憶部から収集間隔を読み出してもよい。
ここで、タイミング通知部310が収集タイミングを通知する流れを説明する。具体的な例として、収集間隔が「1ヶ月」であり、ある移動通信端末20に関する運転情報の受信日時が「2014年3月1日」であることを示す情報が保持されている場合を考える。この場合、タイミング通知部310は、「2014年3月1日」という受信日時および「1ヶ月」という収集間隔に基づいて、移動通信端末20の収集タイミングを「2014年4月1日」と算出する。そして、タイミング通知部310は、算出した収集タイミングを移動通信端末20に対して通知する。また、タイミング通知部310が通知を出すタイミングは、算出された収集タイミング以前のタイミングであればよい。具体的には、タイミング通知部310は、収集タイミングに関する通知を「2014年4月1日」に出してもよいし、「2014年4月1日」より前(例えば、2〜3日前など)に出してもよい。
タイミング通知部310による通知手法は限定されない。例えば、タイミング通知部310は、メールやSMS(Short Message Service)やSNS(Social Networking Service)のプッシュ通知サービス等で移動通信端末20に対して通知することができる。更に、タイミング通知部310は、移動通信端末20のユーザのためのWEBページ等にその通知内容を掲載するようにしてもよい。
移動通信端末20はタイミング通知部310から収集タイミングに関する通知を受け取ると、その通知を表示画面などに表示して、収集タイミングを移動通信端末20のユーザ(すなわち、車両のユーザ)に知らせる。具体的な例としては、収集タイミング当日に通知を受け取った場合、移動通信端末20は、例えば「車載器10の情報を収集してください」といった、運転情報の収集を促すメッセージなどを、表示画面上に表示する。また、収集タイミングに関する通知を事前に受け取った場合、移動通信端末20は、例えば「2014年4月1日に車載器10の情報を収集してください」といった、収集タイミングを知らせるメッセージなどを、移動通信端末20の表示画面に表示する。また、移動通信端末20は、収集タイミングに関する通知を事前に受け取った場合に、通知を受け取ったタイミングではなく通知に含まれる収集タイミングに合わせて運転情報の収集を促すメッセージなどを表示するようにしてもよい。移動通信端末20のユーザは、このようなメッセージなどを確認して車載器10から運転情報を収集すべき適切なタイミングを把握できる。そして、移動通信端末20のユーザは、移動通信端末20上で運転情報を収集するためのアプリケーションプログラムを起動させるなどして、車載器10に保存されている運転情報を収集する。
〔車載器のハードウェア構成〕
図2は、車載器10のハードウェア構成例を示す図である。図2に示されるように、車載器10の基板アセンブリ101には、コネクタ102、DC/DCコンバータ103、加速度センサ104、近距離通信装置105、およびマイコン106が設けられている。なお、図2には、上述の車載器10の各処理部に関するハードウェア構成が記載されており、基板アセンブリ101上にはその他の図示しない部材も配置され得る。
コネクタ102は、車両に設けられているOBDII用の接続インターフェース(OBDポート)に接続可能なコネクタである。ここで、本発明の車載器10において、コネクタ102は基本的に車両側から電源供給を受けるために設けるようにしてもよい。すなわち、本発明の車載器10はOBDポートを介して取得可能であるCAN情報を取得しないようにしてもよい。その理由は、メーカーや車種毎にOBDIIのデータ規格が異なるため、車載器10を複数のOBDIIのデータ規格へ対応させる必要があり、車載器10のコストが増加し得るからである。
DC(Direct Current)/DCコンバータ103は、OBDポートを介して車載バッテリーなどから供給される直流電力の電圧を車載器10の駆動電圧に変換する。DC/DCコンバータ103を介して出力される電力は、基板アセンブリ101上の図示しない配線を介して基板アセンブリ101に設けられている各部材に供給される。
加速度センサ104は、複数方向の加速度を検知可能なセンサであり、車両運転時に生じる各方向の加速度(運転情報)を検知して出力する。すなわち、加速度センサ104は上述の運転情報取得部110に相当する機能を少なくとも有する。ここで、加速度センサ104は、例えば、2軸または3軸加速度センサなどである。また、加速度センサ104は、複数の1軸加速度センサを互いに異なる軸方向で組み合わせて、複数軸のそれぞれに関する加速度を検知可能に構成されていてもよい。加速度センサ104で取得された運転情報は基板アセンブリ101上で接続されたマイコン106に入力される。
近距離通信装置105は、移動通信端末20と近距離通信を行う。具体的には、近距離通信装置105は、Bluetooth(登録商標)などを用いて移動通信端末20と近距離通信を行う。なお、近距離通信装置105はその他の近距離通信規格を用いて移動通信端末20と通信可能に構成されていてもよい。近距離通信装置105は、移動通信端末20から車載器10が保存している運転情報に対する収集要求を受け付け、受け付けた収集要求をマイコン106に送信する。
マイコン106は、加速度センサ104から入力された運転情報を図示しないメモリに保存する。すなわち、マイコン106は上述の運転情報保存部120に相当する機能を少なくとも有する。また、マイコン106は近距離通信装置105を介して移動通信端末20から収集要求を受信する。そして、マイコン106は、収集要求の受信に応じて、近距離通信装置105を介してメモリに保存した運転情報を移動通信端末20へ送信する。
なお、車載器10のハードウェア構成は図2に示される例に制限されない。例えば、車載器10は、運転情報となり得る情報を検知可能な他の種類のセンサを加速度センサ104と共に(あるいは代わりに)有していてもよい。具体的には、車載器10は、車両に加わる角速度を取得するジャイロセンサなどを加速度センサ104と共に(あるいは代わりに)有していてもよい。また、例えば、車載器10は、GPS(Global Positioning System)などのような、車両の位置情報を取得するための位置情報取得装置を備えていてもよい。また、例えば、車載器10はカーナビゲーション装置やシガーソケットなどに接続可能なコネクタを有し、カーナビゲーション装置やシガーソケットなどから電源供給可能に構成されていてもよい。
〔移動通信端末およびサーバのハードウェア構成〕
図3は、移動通信端末20およびサーバ30のハードウェア構成例を示す図である。移動通信端末20は、例えば、一般的な携帯電話、スマートフォン、またはタブレット端末などの機器である。また、サーバ30は、例えば、一般的な据え置き型の端末などである。
移動通信端末20は、例えば、バス205で相互に接続される、CPU201、メモリ202、入出力インタフェース(I/F)203、通信装置204等を有する。また、サーバ30も同様に、例えば、バス305で相互に接続される、CPU301、メモリ302、入出力インタフェース(I/F)303、通信装置304等を有する。メモリ202および302は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク等である。移動通信端末20およびサーバ30は、通信装置204および304を用い、公衆無線回線などを介して互いに通信を行う。また、移動通信端末20およびサーバ30は、通信装置204および304を介してその他のコンピュータや機器とも通信可能である。また、通信装置204および304には、可搬型記録媒体等も接続され得る。
入出力I/F203および303は、表示装置、入力装置等のユーザインタフェース装置(図示せず)と接続可能である。表示装置は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイのような、CPU201および03やGPU(Graphics Processing Unit)(図示せず)等により処理された描画データに対応する画面を表示する装置である。入力装置は、キーボードやマウス等のようなユーザ操作の入力を受け付ける装置である。なお、移動通信端末20およびサーバ30のハードウェア構成は制限されない。
先に説明した移動通信端末20の各処理部は、例えば、CPU201によってメモリ202に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。当該プログラムは、例えば、CD(Compact Disc)やメモリカード等のような可搬型記録媒体、あるいはネットワーク上の他のコンピュータから通信装置204等を介してインストールされ、メモリ202に格納される。同様に、先に説明したサーバ30の各処理部は、例えば、CPU301によってメモリ302に格納されるプログラムが実行されることにより実現される。当該プログラムは、例えば、CDやメモリカード等のような可搬型記録媒体、あるいはネットワーク上の他のコンピュータから通信装置304等を介してインストールされ、メモリ302に格納される。
〔動作例〕
図4を用いて、本実施形態における運転情報収集システム1の動作例を説明する。図4は、第1実施形態における運転情報収集システム1の処理の流れを示すシーケンス図である。
車載器10は、加速度センサ104などを用いて、該車載器10が取り付けられた車両から運転情報を逐次取得する(S101)。また、車載器10は、S101で取得した運転情報を、該運転情報を取得した日時を示す情報と共に車載器10の記憶領域に保存する(S102)。
サーバ30は、前回運転情報を収集した日時と現在設定されている収集間隔とに基づいて、移動通信端末20に対して通知すべき収集タイミングを算出する(S103)。そして、サーバ30は、算出結果に基づいて、移動通信端末20に対して収集タイミングを通知する(S104)。
移動通信端末20は、収集タイミングに関する通知を受け取ると、例えば、表示画面にメッセージを表示するなどして、受け取った収集タイミングを移動通信端末20のユーザに通知する(S105)。S105の通知を確認したユーザは、移動通信端末20上で車載器10の運転情報を収集するためのアプリケーションプログラムを起動するなどして、移動通信端末20と車載器10との間で近距離通信を実行させる。これにより、移動通信端末20から車載器10に対して運転情報の収集要求が送信される(S106)。車載器10は、運転情報の収集要求を受信すると、記憶領域に保存されている未収集の運転情報を移動通信端末20に向けて送信する(S107)。
移動通信端末20は、例えば、LTE、3G、またはWi-Fiなどのネットワークを介してサーバ30と通信し、S107で車載器10から収集した運転情報をサーバ30に送信する(S108)。サーバ30は、S108で受信した運転情報を収集情報記憶部322に記憶する(S109)。また、サーバ30は、次回の収集タイミングを算出する際に用いる情報として、移動通信端末20から運転情報を受信した日時を保持する。
〔第1実施形態の作用と効果〕
上述のように、本実施形態では、車載器10により運転情報が逐次取得され、記憶領域に保存される。一方で、記憶領域は有限であるために、移動通信端末20からの運転情報の収集タイミングによっては、運転情報が移動通信端末20により収集されることなく、なくなってしまう(記憶領域に保存されずに破棄される、記憶領域から消される、又は記憶領域上で上書きされる)可能性がある。そこで、本実施形態では、運転情報が未収集の状態のままなくなってしまうことのないようなタイミングが、運転情報を収集すべきタイミングとしてサーバ30から移動通信端末20に対して通知される。これにより、ユーザは収集すべきタイミング以外で車載器10の運転情報を収集する操作を無駄に実行しなくてもよく、該操作がユーザに与え得る煩わしさを低減させて車載器10を導入することに対するユーザの抵抗感を低減させることができる。これにより、本実施形態によれば、車載器10を多くの車両に取り付けてもらい、該車載器10で取得される運転情報を用いたサービスを普及させる効果が見込める。また、通知されたタイミングで運転情報が収集されれば、車載器10で取得された運転情報を漏らさず収集することができる。
また、本実施形態では、収集した運転情報を管理するサーバ30と通信する機能を、広く普及している移動通信端末20が行うため、車載器10は移動通信端末20との間で近距離通信を行う機能を備えていればよい。近距離通信用の装置は、一般的に、無線キャリア等の公衆網を介して通信する装置よりも廉価である。これにより、車載器10の製造コストを削減することができる。また、本実施形態の車載器10では、OBDポートからは電源供給を受けるのみとし、OBDポートを介して取得可能なCAN情報は取得しないようにすることもできる。このように、CAN情報を車載器10が取得しないようにすることで、車載器10を複数のOBDIIのデータ規格へ対応させる必要がなくなり、車載器10の製造コストをさらに削減することができる。
以上より、本実施形態によれば、運転情報収集システム1で用いられる車載器10のコストを削減し、例えば、サービス提供者が車載器10を無償配布する際、あるいは、車両のユーザが車載器10を購入する際などに生じ得る金銭的な問題を軽減することができる。結果として、車載器10を多くの車両に導入させ、運転情報収集システム1で提供されるサービスの利用を促進させる効果が見込める。
また、上述の実施形態において、運転情報収集部210は、タイミング通知部310から通知されたタイミングに応じて、車載器10の記憶領域に保存されている運転情報を自動的に取得してもよい。具体的には、運転情報収集部210は、タイミング通知部310からの通知を受けた場合、その通知に含まれるタイミング(収集タイミング)で車載器10との通信を自動的に試みて、通信が確立された場合に収集要求を車載器10に送信してもよい。この場合、図4の処理の流れにおいて、S105の工程が不要になる。これにより、運転情報を収集するためにユーザが移動通信端末20を操作する必要がなくなり、ユーザビリティの向上が見込める。
[第2実施形態]
〔処理構成〕
図5は、第2実施形態における運転情報収集システム1の処理構成を概念的に示すブロック図である。図5に示させるように、本実施形態のサーバ30は、第1実施形態のサーバ30の構成に加え、タイミング調整部330をさらに有する。
タイミング調整部330は、移動通信端末20から1回に送信される運転情報のデータ量と所定の閾値とに基づいて収集間隔を調整することにより、運転情報を収集すべきタイミングを調整する。
ここで、「1回に送信される運転情報のデータ量」とは、例えば、最新の収集タイミングで送信された運転情報のデータ量であってもよいし、直近の数回分の収集タイミングそれぞれで送信された運転情報の統計的なデータ量であってもよい。後者の場合、タイミング調整部330は、例えば、各々の収集タイミングで送信された運転情報のデータ量の平均値や中間値などを算出し、その算出値を「1回に送信される運転情報のデータ量」として用いる。また、後者の場合、同一の収集間隔で収集された運転情報が対象となる。
また、「所定の閾値」は収集間隔の調整要否を判定する際の指標である。「所定の閾値」は、設定されている収集間隔によって定まる期間で車載器10に保存される運転情報のデータ量が、「運転情報を収集すべき」と判断するデータ量と比較して適切か否かを判定する際の指標ともいえる。「所定の閾値」は、仕様などに応じて、車載器10の記憶領域に保存可能なデータ量以下の任意の値に設定され得る。
所定の閾値としては、例えば、「運転情報を収集すべき」と判断するデータ量が設定される。具体的には、所定の閾値は「所定量(記憶領域に保存可能なデータ量)の90%」などのように設定される。この場合、タイミング調整部330は、1回に送信される運転情報のデータ量と所定の閾値とを比較した結果に基づいて収集間隔を調整する。具体的には、1回に送信される運転情報のデータ量が所定の閾値よりも少ない場合、タイミング調整部330は、現在設定されている収集間隔よりも長い間隔を新たな収集間隔として設定する。一方、1回に送信される運転情報のデータ量が所定の閾値よりも大きい場合、タイミング調整部330は、現在設定されている収集間隔よりも短い間隔を新たな収集間隔として設定する。このようにすることで、新たな収集間隔で車載器10に保存される運転情報のデータ量は「運転情報を収集すべき」と判断するデータ量に近づく。
また、所定の閾値は複数設定されていてもよい。具体的には、「収集間隔を長くすべき」と判断するデータ量を示す閾値および「収集間隔を短くすべき」と判断するデータ量を示す閾値の2つが、所定の閾値として設定されていてもよい。この場合、現在設定されている収集間隔で車載器10に保存されるデータ量が異なる2つの閾値によって定義される範囲に収まっていれば、その収集間隔は適切であると言える。よって、タイミング調整部330は、1回に送信される運転情報のデータ量が該2つの閾値によって定義される範囲内に収まるか否かによって、収集間隔の調整要否を判定する。
上記の各例において、収集間隔の増加幅および減少幅として採用される値は、予め設定された一定の値であってもよいし、1回に送信される運転情報のデータ量と所定の閾値との差分に対応する可変値であってもよい。また、「収集間隔を長くすべき」と判断する閾値および「収集間隔を短くすべき」と判断する閾値の各々が段階的に複数設定されていてもよい。この場合、タイミング調整部330は、各々の複数段階の閾値に基づいて、収集間隔の増加幅および減少幅を段階的に調整することができる。なお、所定の閾値やタイミング調整部330の動作は上述の例に制限されない。
〔動作例〕
図6を用いて、本実施形態における運転情報収集システム1の動作例を説明する。図6は、第2実施形態におけるサーバ30の処理の流れを示すフローチャートである。なお、図6に示される工程(S201〜204)は、図4のS103で移動通信端末20にタイミングを通知する前のいずれかのタイミングで実行される。例えば、図6に示される工程(S201〜204)は、次回運転情報を収集する際に備え、サーバ30が移動通信端末20から運転情報を受信したタイミングに合わせて実行される。
サーバ30は、収集情報記憶部322を参照して移動通信端末20を介して収集された運転情報を読み出し、該読み出された運転情報を基に、1回に送信される運転情報のデータ量を取得する(S201)。詳細には、サーバ30は、最新の収集タイミングに対応する運転情報を読み出し、その運転情報のデータ量を「1回に送信される運転情報のデータ量」として取得する。また、サーバ30は、直近の数回分の収集タイミングに対応する複数の運転情報を読み出し、その複数の運転情報のデータ量の統計値を「1回に送信される運転情報のデータ量」として取得する。そして、サーバ30は、1回に送信される運転情報のデータ量と閾値とに基づいて収集間隔の調整要否を判定する(S202)。収集間隔を調整する必要がある場合(S203:YES)、サーバ30は、例えば、1回ごとのデータ量と所定の閾値との差分などに基づいて収集間隔の長さを調整し(S204)、該調整した間隔を次の収集タイミングを算出する際に用いる新たな収集間隔として設定する。一方、収集間隔を調整する必要がない場合(S203:NO)、サーバ30は収集間隔を変更せずに処理を終了する。
〔第2実施形態の作用と効果〕
以上、本実施形態では、移動通信端末20から1回に送信される運転情報のデータ量に基づいて現在の収集間隔が調整される。これにより、結果として運転情報を収集するタイミングが調整される。ここで、車載器10によって取得および保存される運転情報のデータ量は、例えば、車両の運転頻度や運転時間などの要素に依存する。すなわち、一般的に、運転情報を収集すべきタイミングは車両ごとに異なる。本実施形態によれば、移動通信端末20から1回に送信される運転情報のデータ量を基に収集タイミングが調整されるため、各々の車両に対して適切な収集タイミングを通知することができる。
[第3実施形態]
〔処理構成〕
図7は、第3実施形態における運転情報収集システム1の処理構成を概念的に示すブロック図である。図7に示されるように、本実施形態の車載器10は、第1実施形態の車載器10の構成に加え、端末情報取得部130と時間情報取得部140とをさらに有する。また、本実施形態のサーバ30は、第1実施形態のサーバ30の構成に加え、運転傾向学習部340と運転者情報生成部350とをさらに有する。なお、本実施形態のサーバ30は、第2実施形態のタイミング調整部330をさらに有していてもよい。
端末情報取得部130は移動通信端末20ごとに固有の情報である端末情報を取得する。この端末情報の例としては、例えば、シリアル番号やIMEI(International Mobile Equipment Identity)といった移動通信端末20ごとに一意に設定される情報や、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)といった各々の移動通信端末20のユーザを示す情報などが挙げられる。また、本実施形態の運転情報保存部120は、運転情報が取得されたタイミングに対応する端末情報を、その運転情報と紐付けて記憶領域に保存する。具体的には、本実施形態の運転情報保存部120は、運転情報取得部110で運転情報と、該運転情報が取得された際に端末情報取得部130で取得された端末情報とを紐付けて記憶領域に保存する。本実施形態において、移動通信端末20は、車載器10から運転情報と該運転情報に紐付けられた端末情報とを収集し、サーバ30に送信する。そして、サーバ30は、移動通信端末20から受信した、運転情報と該運転情報に紐付けられた端末情報とを収集情報記憶部322に記憶する。
時間情報取得部140は運転情報が取得された時間を示す時間情報を取得する。また、本実施形態の運転情報保存部120は、運転情報取得部110で取得された運転情報と、該運転情報に対応する時間情報と紐付けて記憶領域に保存する。本実施形態において、移動通信端末20は、車載器10から運転情報と該運転情報に紐付けられた時間情報とを収集し、サーバ30に送信する。そして、サーバ30は、移動通信端末20から受信した、運転情報と該運転情報に紐付けられた時間情報とを収集情報記憶部322に記憶する。
運転傾向学習部340は、収集情報記憶部322に保存された運転情報に基づいて、車両の運転操作の傾向(運転傾向)を学習する。ここで、一般的に車両の運転操作に関しては個人差があり、例えば、加速時のアクセルの踏み方、減速時のブレーキの踏み方、あるいは、ハンドルの切り方などの癖として現れる。そこで、運転傾向学習部340は、収集情報記憶部322に保存された運転情報を分析して、加速パターン(アクセルの踏み方)、減速パターン(ブレーキの踏み方)といった運転傾向を学習する。また、運転傾向学習部340は、加速度センサの左右加速度を用いて、車両の左右加速度の変化パターン(ハンドルの切り方)といった運転傾向を学習することもできる。また、車載器10が角速度センサを搭載していれば、運転傾向学習部340は、該角速度センサから得られる角速度パターンを基に、ハンドルの切り方を学習することもできる。また、複数のユーザが1つの車両を共有している場合、各ユーザの運転により生成された、異なる運転傾向を示す運転情報が取得され得る。運転傾向学習部340は、このような運転情報の分析結果に基づいて、ユーザごとの運転傾向を学習する。
また、運転傾向学習部340は、運転情報に紐付けられた端末情報に基づいて、ユーザごとの運転傾向を学習することもできる。具体的には、運転情報とある移動通信端末20に関する端末情報とが共に取得された場合、その端末情報に対応する移動通信端末20のユーザが車両を運転したことによりその運転情報が取得された可能性が高い。この考えに基づいて、運転傾向学習部340は、運転情報に紐付けられた端末情報から、その運転情報とユーザとの対応関係を推定する。具体的には、シリアル番号やIMEIなどの端末情報とユーザとを対応付けた情報を図示しない記憶部に準備しておき、運転傾向学習部340は、運転情報に紐付けられた端末情報を基にその記憶部を参照して、その運転情報に対応するユーザを推定する。そして、運転傾向学習部340は、推定されたユーザと運転情報との対応関係に基づいて運転情報をユーザごとに分析し、各々のユーザの運転傾向を学習する。
また、車両の運転時間や運転頻度はユーザのライフスタイルに依存し得るため、運転傾向学習部340は、運転情報に紐付けられた時間情報に基づいて、ユーザごとの運転傾向を学習することもできる。具体的には、例えば、平日に会社で働いているようなユーザは、平日の昼間に車両を運転する可能性は低いと考えられる。また、専業主婦などのユーザは、買い物などに出かけるため夕方の時間帯に車両を運転する可能性が高いと考えられる。また、ある車両を複数人のユーザが共有している場合も、上述したように、曜日や時間帯に応じて車両を運転する可能性の高いユーザが変わり得る。この考えに基づいて、運転傾向学習部340は、運転情報に紐付けられた時間情報から、その運転情報とユーザとの対応関係を推定する。具体的には、曜日や時間帯と各ユーザが運転する可能性とを対応付けた情報を図示しない記憶部に準備しておき、運転傾向学習部340は、運転情報に紐付けられた時間情報を基にその記憶部を参照して、該運転情報に対応するユーザを推定する。なお、各ユーザが運転する可能性の高い曜日や時間帯は、例えば、実際に運転情報が取得された時間を基に学習できる。そして、運転傾向学習部340は、推定されたユーザと運転情報との対応関係に基づいて運転情報をユーザごとに分析し、各々のユーザの運転傾向を学習する。
また、運転傾向学習部340は、端末情報と時間情報の双方に基づいて車両を運転しているユーザを推定し、ユーザごとの運転傾向を学習することも可能である。例えば、複数の人物が車両に乗っている場合には、複数の移動通信端末20に関する複数の端末情報が端末情報取得部130によって取得され、運転情報に紐付けられる可能性がある。このような場合に、運転傾向学習部340は、運転情報に紐付けられた時間情報をさらに用いて、車両を運転している可能性が高いユーザを推定し、その推定結果に従ってユーザごとの運転傾向を学習することができる。
運転者情報生成部350は、運転情報に紐付けられた端末情報または時間情報を基に、運転者情報を生成する。また、運転者情報生成部350は、移動通信端末20から受信した運転情報と運転傾向学習部340で学習した運転傾向とに基づいて、運転者情報を生成する。
運転者情報は、車載器10から収集された運転情報に対応するユーザ(運転者)を示す情報である。運転者情報生成部350は、例えば、上述の運転傾向学習部340と同様に、運転情報に紐付けられた端末情報や時間情報を基にその運転情報がどのユーザの運転操作に応じて取得されたかを推定し、推定されたユーザと運転情報との対応関係を示す情報を運転者情報として生成する。また、運転者情報生成部350は、例えば、上述の運転傾向学習部340と同様に、運転情報から分析される運転傾向を基にその運転情報がどのユーザの運転操作に応じて取得されたかを推定し、推定されたユーザと運転情報との対応関係を示す情報を運転者情報として生成する。
運転者情報生成部350で生成される運転者情報は、特定のユーザを示すものでなくてもよい。例えば、運転者情報生成部350は、運転情報に含まれる加速パターンなどの運転傾向の違い、運転情報に紐付けられた端末情報の違い、あるいは車両が運転された曜日や時間帯の違いなどから、異なる複数のユーザが存在することを検知し、異なる複数のユーザの各々と運転情報との対応関係をそれぞれ示す情報を運転者情報として生成してもよい。
〔動作例〕
図8および図9を用いて、本実施形態における運転情報収集システム1の動作例を説明する。図8は、第3実施形態における運転情報収集システム1の処理の流れを示すシーケンス図である。図9は、第3実施形態におけるサーバ30の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、図8を用いて、本実施形態における運転情報収集システム1の処理の流れを説明する。なお、以下の説明では、上述の各実施形態と異なる工程(S301〜S305)について主に説明する。
車載器10は、運転情報と該運転情報が取得された時間を示す時間情報とを取得する(S301)。さらに、車載器10は移動通信端末20に対して端末情報を要求する(S302)。移動通信端末20は、端末情報の要求を受け取ると、車載器10に対して端末情報を送信する(S303)。車載器10は、S301で取得された運転情報を保存するとき(S304)、併せて取得された時間情報を紐付ける。また、車載器10は、S301で取得された運転情報を保存するとき(S304)、S302で取得された端末情報を紐付ける。その後、第1実施形態で説明したように、収集タイミングの通知に応じて車載器10から運転情報と該運転情報に紐付けられた各情報とが収集され、サーバ30に送信される(S103〜S108)。サーバ30は、S108で取得した運転情報と該運転情報に紐付けられた各情報とを収集情報記憶部322に格納する(S305)。
次に、図9を用いて、本実施形態のサーバ30の処理の流れを説明する。
サーバ30は、収集情報記憶部322に格納されている運転情報を読み出す(S401)。そして、サーバ30は読み出した運転情報を基に、例えば、アクセルの踏み方やブレーキの踏み方といった運転傾向を学習する(S402)。またS402において、サーバ30は、運転傾向の違い、または運転情報に紐付けられた端末情報や時間情報の違いなどを基に、ユーザごとの運転傾向を学習してもよい。そして、サーバ30は、収集情報記憶部322から読み出された運転情報と学習した運転傾向とを基に、運転情報に対応する運転者を示す運転者情報を生成する(S403)。具体的には、サーバ30は、読み出された運転情報から読み取れる加速パターンや減速パターンなどと、学習した各ユーザ特有の運転傾向とを比較することにより、その運転情報がどのユーザによって取得されたかを判定することができる。また、サーバ30は、上述したように、読み出された運転情報に紐付けらえた情報(時間情報や端末情報)を基に該運転情報に対応するユーザを示す運転者情報を生成してもよい(S404)。
〔第3実施形態の作用と効果〕
以上、本実施形態では、運転情報が取得された時間を示す時間情報や、運転情報が取得されたタイミングに対応して取得された端末情報が、運転情報に紐付けられて収集情報記憶部322に格納される。また、運転情報に紐付けられた端末情報や時間情報を用いて、該運転情報に対応するユーザを示す運転者情報が生成される。そして、運転情報と運転者情報との対応関係を基に様々な分析が可能となる。例えば、ある運転情報に深夜の時間帯を示す時間情報が紐付けられており、かつ、その運転情報から危険運転を示すパターンが検出された場合、その運転情報に対応するユーザが酒気帯び運転をしていた可能性がある、といった分析が可能になる。また、その運転情報に端末情報がさらに紐付けられていれば、そのような危険な運転をしたユーザをより正確に特定することもできる。
また、本実施形態では、取得された運転情報を基に、各ユーザの運転傾向がサーバ30で学習される。これにより、学習された運転傾向に基づいて、収集された運転情報がどのユーザの運転に応じて取得されたものかを判別することが可能になる。
なお、本実施形態において、車載器10は、端末情報取得部130および時間情報取得部140のうちのいずれか一方のみを有していてもよい。その場合、移動通信端末20は、運転情報と該運転情報に紐付けられた端末情報または時間情報のいずれか一方とを車載器10から収集し、サーバ30に送信する。そして、サーバ30は、移動通信端末20から受信した、運転情報と該運転情報に紐付けられた端末情報または時間情報のいずれか一方とを収集情報記憶部322に記憶する。
以下に実施例を挙げ、本発明の運転情報収集システム1を具体的に説明する。なお、本発明は以下の実施例から何ら限定を受けない。
図10は、本発明の運転情報収集システム1を用いた実施例の構成を示すブロック図である。図10では、本発明の運転情報収集システム1を、所謂テレマティクス保険に適用した場合を例示している。以下、図10を用いて本実施例を説明する。
まず、保険事業者は、運転情報収集システム1で利用される車載器を各車両のユーザ(保険利用者)に無償で配布する。ここで、上述の実施形態で説明したとおり、車載器10のコストは抑えられているため、車載器10を無償で配布したとしても保険事業者が負担するコストを抑えることができる。
サーバ30は、上述したように、移動通信端末20を介して各車両に取り付けられた車載器10から運転情報を収集し、収集情報記憶部322に格納する。分析部360は、収集情報記憶部322に格納された運転情報を基に、各保険利用者の運転を分析する。具体的には、分析部360は、収集情報記憶部322に格納された各車両の運転情報を基に、各車両のユーザである保険利用者の安全運転の度合を分析し、該分析結果に応じて、安全運転の度合が高い保険利用者ほど多くのポイントを付与する。また、分析部360で得られる各保険利用者の安全運転の度合といった分析結果は、例えば、保険事業者が各保険利用者に対して適切な保険料を設定する際の参考情報などとして活用される。
また、分析部360で付与されるポイントはポイント基板40で管理される。詳細には、分析部360で付与されるポイントは、ポイント変換部410において、運転情報収集システム1と連携する外部ポイントシステム50のポイントに変換され、外部ポイントシステム50に加入している各店舗で利用可能となる。また、各保険利用者は、情報出力部420を介して現在利用可能なポイントを端末60上に表示させて確認することができる。
本実施例によれば、保険利用者は、例えば外部ポイントシステム50を介して利用可能なポイントや安全運転度合に応じた将来の保険料割引などの様々な特典を得ることができる。これにより、新たな保険利用者の増加や保険利用者の安全運転に対するモチベーションの向上といった効果が見込める。結果として、保険事業者は、例えば、ブランディング効果による保険利用者の増加、優良な保険利用者の契約継続率の向上、または事故発生率の低減などの有利な効果を得ることができる。また、運転情報収集システム1と連携する外部ポイントシステム50に加入している店舗事業者は、例えば、来店客の増加による収益の増加といった有利な効果を得ることができる。また、外部ポイントシステム50の運用事業者は、例えば、ポイント取引量の増加による手数料収入の増加といった有利な効果を得ることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態や実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
また、上述の説明で用いたシーケンス図やフローチャートでは、複数の工程(処理)が順番に記載されているが、各実施形態で実行される工程の実行順序は、その記載の順番に制限されない。各実施形態では、図示される工程の順番を内容的に支障のない範囲で変更することができる。また、上述の各実施形態や実施例は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
1 運転情報収集システム
10 車載器
101 基板アセンブリ
102 コネクタ
103 入出力I/F
104 加速度センサ
105 近距離通信装置
106 マイコン
110 運転情報取得部
120 運転情報保存部
130 端末情報取得部
140 時間情報取得部
20 移動通信端末
201 CPU
202 メモリ
203 入出力I/F
204 通信装置
210 運転情報収集部
220 運転情報送信部
30 サーバ
301 CPU
302 メモリ
303 入出力I/F
310 タイミング通知部
320 運転情報格納部
322 収集情報記憶部
330 タイミング調整部
340 運転傾向学習部
350 運転者情報生成部
360 分析部
40 ポイント基板
410 ポイント変換部
420 情報出力部
50 外部ポイントシステム
60 端末

Claims (13)

  1. 車載器と、移動通信端末と、サーバと、を備え、
    前記車載器は、
    車両運転時の運転情報を逐次取得する運転情報取得手段と、
    所定量のデータを保存可能な記憶領域に、前記取得された運転情報を保存する運転情報保存手段と、
    を有し、
    前記移動通信端末は、
    前記車載器と通信して前記記憶領域に保存されている運転情報を収集する運転情報収集手段と、
    前記収集された運転情報を前記サーバへ送信する運転情報送信手段と、
    を有し、
    前記サーバは、
    前記運転情報を収集すべきタイミングを前記移動通信端末に対して通知するタイミング通知手段と、
    前記移動通信端末により収集された運転情報を受信して記憶手段に格納する運転情報格納手段と、
    を有する、運転情報収集システム。
  2. 前記サーバは、
    前記移動通信端末から1回に送信される運転情報のデータ量と前記所定量以下の閾値とに基づいて、前記タイミングを調整するタイミング調整手段をさらに有する、
    請求項1に記載の運転情報収集システム。
  3. 前記サーバは、
    前記運転情報に基づいて運転傾向を学習する運転傾向学習部と、
    前記運転情報と前記学習した運転傾向とに基づいて運転者情報を生成する運転者情報生成手段をさらに有する、
    請求項1または2に記載の運転情報収集システム。
  4. 前記車載器は、
    移動通信端末ごとに固有の情報である端末情報を取得する端末情報取得手段をさらに有し、
    前記取得された運転情報と、該運転情報が取得されたタイミングに対応する端末情報と、を紐付けて前記記憶領域に保存し、
    前記移動通信端末は、
    前記運転情報と該運転情報に紐付けられた所有者特定情報とを前記サーバへ送信し、
    前記サーバは、
    前記移動通信端末から受信した運転情報と該運転情報に紐付けられた端末情報とを前記記憶手段に格納する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の運転情報収集システム。
  5. 前記車載器は、
    前記運転情報が取得された時間を示す時間情報を取得する時間情報取得手段をさらに有し、
    前記取得された運転情報と、該運転情報に対応する時間情報とを紐付けて前記記憶領域に保存し、
    前記移動通信端末は、
    前記運転情報と該運転情報に紐付けられた時間情報とを前記サーバへ送信し、
    前記サーバは、
    前記移動通信端末から受信した運転情報と該運転情報に紐付けられた時間情報とを前記記憶手段に格納する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の運転情報収集システム。
  6. 前記サーバは、
    前記運転情報に紐付けられた情報に基づいて運転者情報を生成する運転者情報生成手段を更に有する、
    請求項4または5に記載の運転情報収集システム。
  7. 前記運転情報収集手段は、
    前記通知されたタイミングに応じて、前記記憶領域に保存されている運転情報を取得する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の運転情報収集システム。
  8. 請求項1から7の少なくともいずれか1項に記載の運転情報収集システムに含まれる車載器。
  9. 請求項1から7の少なくともいずれか1項に記載の運転情報収集システムに含まれるサーバ。
  10. 車載器と、移動通信端末と、サーバと、を備えるシステムにより実行される運転情報収集方法であって、
    前記車載器が、
    車両運転時の運転情報を逐次取得し、
    所定量のデータを保存可能な記憶領域に、前記取得された運転情報を保存し、
    前記移動通信端末が、
    前記車載器と通信して前記記憶領域に保存されている運転情報を収集し、
    前記収集された運転情報を前記サーバへ送信し、
    前記サーバが、
    前記運転情報を収集すべきタイミングを前記移動通信端末に対して通知し、
    前記移動通信端末により収集された運転情報を受信して記憶手段に格納する、
    ことを含む運転情報収集方法。
  11. 請求項1から7の少なくともいずれか1項に記載の運転情報収集システムに含まれる車載器を、
    車両運転時の運転情報を逐次取得する運転情報取得手段、
    所定量のデータを保存可能な記憶領域に、前記取得された運転情報を保存する運転情報保存手段、
    として機能させるためのプログラム。
  12. 請求項1から7の少なくともいずれか1項に記載の運転情報収集システムに含まれる移動通信端末を、
    車両運転時の運転情報を逐次取得して保存する車載器と通信して、前記車載器に保存されている運転情報を収集する運転情報収集手段、
    前記収集された運転情報をサーバへ送信する運転情報送信手段、
    として機能させるためのプログラム。
  13. 請求項1から7の少なくともいずれか1項に記載の運転情報収集システムに含まれるサーバを、
    車両運転時の運転情報を保存する車載器から前記運転情報を収集すべきタイミングを前記移動通信端末に対して通知するタイミング通知手段、
    前記移動通信端末により収集された運転情報を受信して記憶手段に格納する運転情報格納手段、
    として機能させるためのプログラム。
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