JP2013238926A - 信号処理回路およびそれを用いた試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み込みCPUに対して少ない負担でメモリチェックを実行する。
【解決手段】メモリコントローラ6は、メモリ8と接続され、ECC(ErrorCheckandCorrect)機能を有しない。組み込みCPU4は、メモリコントローラ6を介してメモリにアクセス可能に接続される組み込む。メモリチェック回路10は、メモリコントローラ6を介してメモリにアクセス可能に接続され、組み込みCPU4の非動作期間にメモリ8にアクセスし、メモリ8に格納されるデータをチェックする。
【選択図】図3

Description

本発明は、信号処理回路に関する。
近年、多くの信号処理回路において、組み込みプロセッサ(Embedded Processor)が利用されている。図1は、本発明者が検討した信号処理回路の第1の構成を示すブロック図である。信号処理回路1002aは、組み込みCPU(Central Processing Unit)1004、メモリコントローラ1006、およびメモリ1008を備える。メモリ1008には、組み込みCPU1004が実行すべきプログラムが格納される。組み込みCPU1004は、メモリ1008から命令をフェッチし、命令を実行し、必要に応じてその結果に応じたデータを自身のキャッシュ、あるいはメモリ1008に書き込む。
メモリ1008のデータは、宇宙線などの影響により意図せずに破壊される。これをソフトエラーと称する。図1(a)のメモリコントローラ1006は、ECC機能を有しない。この場合、組み込みCPU1004は、メモリ1008に格納されたデータが破壊された場合に、それに気づくことができない。たとえば、メモリ1008に格納されるプログラム領域がソフトエラーによって破壊した場合、組み込みCPU1004が誤動作し、組み込みCPU1004が生成したデータが破壊した場合、間違った演算結果が得られることになってしまう。
この問題は、図1のメモリコントローラ1006にECC機能を実装することで解決される。図2は、本発明者が検討した信号処理回路の第2の構成を示すブロック図である。メモリコントローラ1006はECC機能を有しており、それによりソフトエラーが検出、訂正される。その結果、メモリ1008のデータが正しい値に保たれ、組み込みCPU1004の誤動作は防止できる。
しかしながら、ECC処理を効率よく行うためには、システム1002b全体が当初の機能を実現するために必要なデータ領域に加えて、ECC処理のための付加的なデータ領域が必要となる。一般的には、組み込みCPUを用いるシステムにはローコスト化が要求される場合が多いが、ECC機能を実装すると、メモリ1008の容量および/または枚数が、ECC処理を行わない図1の構成に比べて増大し、コストアップにつながる。具体的には、メモリの枚数の増大により、それらが実装されるプリント基板の面積が増え、またピン数が増大するためインタフェース回路のコストが増大する。
加えて、ECC機能を利用すると、組み込みCPU1004がメモリ1008にアクセスするたびに、ECC処理のための付加的なメモリアクセスが発生すること、それにともないメモリコントローラ1006内でパス・フェイル判定が行われることにより、組み込みCPU1004の1回のバスアクセスあたりのレイテンシが増大する。一般的に組み込みCPUは、高性能CPUに比べて単位時間あたりの処理能力が劣り、したがってパフォーマンスとのトレードオフで、ECC機能を利用することになる。
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、組み込みCPUに対して少ない負担でメモリチェックを実行可能な信号処理回路の提供にある。
本発明のある態様は、信号処理回路に関する。信号処理回路は、メモリと、メモリと接続され、ECC(Error Check and Correct)機能を有しないメモリコントローラと、メモリコントローラを介してメモリにアクセス可能に接続される組み込みプロセッサと、メモリコントローラを介してメモリにアクセス可能に接続され、組み込みプロセッサの非動作期間にメモリにアクセスし、メモリに格納されるデータをチェックするメモリチェック回路と、を備える。
この態様によると、組み込みプロセッサが動作していないとき、言い換えれば組み込みプロセッサによるメモリアクセスが発生しない期間にメモリチェックを行うため、組み込みプロセッサのメモリアクセス時のレイテンシを短縮でき、組み込みプロセッサに対する負担を低減できる。本明細書において、組み込みプロセッサとは、組み込みCPU(Central Processing Unit)、組み込みMPU(Micro Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)内蔵のプロセッサなど、それらに類するプロセッサをいう。
組み込みプロセッサは、動作期間か非動作期間かを示す制御信号を、メモリチェック回路に出力してもよい。この場合、メモリチェック回路は、プロセッサからの制御信号にもとづいて、メモリチェックを実行できる。
メモリチェック回路は、メモリに格納されるチェック対象のデータに所定の演算処理を施すことにより期待値を生成するステップと、所定のチェックサイクルごとに、メモリに格納されるデータに所定の演算処理を施すことにより評価値を生成し、評価値を期待値と比較するステップと、を組み込みプロセッサの非動作期間において実行してもよい。
メモリチェック回路は、期待値をメモリに書き込んでもよい。
別の態様において、メモリチェック回路は、期待値をメモリとは別に設けられたレジスタに書き込んでもよい。この場合、メモリチェックにともなうメモリアクセスを減らすことができる。
メモリチェック回路がチェック対象とするデータ領域は、設定可能であってもよい。これにより、さまざまなシステムに対応できる。
チェックサイクルは設定可能であってもよい。チェックサイクルを短くすれば信頼性を高めることができ、チェックサイクルを長くすれば、メモリチェックに割かれるリソースを抑制できる。
期待値および評価値は、チェック対象のデータのビットの和であってもよい。この場合、期待値を格納するために必要な記憶領域のサイズを小さくできる。
期待値および評価値は、チェック対象のデータそのものであってもよい。この場合、ビットごとの対比が可能となるため、正確なエラーチェックが可能となる。
チェック対象のデータの値が固定的である場合、メモリチェック回路は、メモリに最初にデータが書き込まれた後に1回、期待値を生成してもよい。
メモリチェック回路は、メモリに格納されたデータにエラーが検出されたとき、メモリに格納されたデータを正しい値に訂正可能に構成されてもよい。
メモリコントローラを介してメモリにアクセス可能に接続され、組み込みプロセッサが実行すべきプログラムをメモリに書き込むホストプロセッサをさらに備えてもよい。ホストプロセッサは、メモリチェック回路によってエラーが検出されると、プログラムをメモリに再度書き込んでもよい。
これにより、メモリのコンテンツを正常な状態に保つことができる。
本発明の別の態様は半導体デバイスの試験装置に関する。試験装置は、上述のいずれかの態様の信号処理回路を備える。これによれば、組み込みプロセッサの誤動作が抑制されるため、デバイスの正確な検査が可能となる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、組み込みプロセッサに対して低負担でありかつ低コストな、信号処理回路を実現できる。
本発明者が検討した信号処理回路の第1の構成を示すブロック図である。 本発明者が検討した信号処理回路の第2の構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る信号処理回路の構成を示すブロック図である。 メモリチェック回路によるメモリチェック処理を示すフローチャートである。 図5(a)〜(c)は、期待値の生成に関するメモリの状態遷移を示す図である。 メモリチェック回路によるメモリチェック動作を示すタイムチャートである。 第2の変形例に係る信号処理回路の構成を示すブロック図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図3は、実施の形態に係る信号処理回路2の構成を示すブロック図である。信号処理回路2は、組み込みCPU4、メモリコントローラ6、メモリ8、メモリチェック回路10を備える。組み込みCPU4、メモリコントローラ6、メモリチェック回路10の一部または全部は、ひとつの半導体チップあるいはモジュールに集積化されてもよい。
メモリ8は、組み込みCPU4が実行すべきプログラムや、組み込みCPU4のデータ処理によって生成される中間的なデータなどが格納される。また、メモリ8には、後述するメモリチェック回路10により生成される期待値も格納される。
メモリコントローラ6は、メモリ8と接続される。メモリコントローラ6は、メモリ8以外の回路と、メモリ8とのインタフェース回路である。本実施の形態において、メモリコントローラ6はECC(Error Check and Correct)機能を有しない。
組み込みCPU4は、メモリコントローラ6を介してメモリ8にアクセス可能に接続される。組み込みCPU4は、メモリ8に格納されたプログラムを読み出し、それを実行する。また組み込みCPU4は、必要に応じて中間的に生成されるデータをメモリ8に格納する。具体的には、組み込みCPU4が実行すべきプログラムは、メモリ8の固定領域に格納され、組み込みCPU4によって値が書き換えられるデータは、メモリ8の変動領域に格納される。
メモリチェック回路10は、組み込みCPU4と同様に、メモリコントローラ6を介してメモリ8にアクセス可能に接続される。メモリチェック回路10は、組み込みCPU4の非動作期間においてメモリ8にアクセスし、メモリ8に格納されるデータをチェックする。メモリチェック回路10は、エラーを検出すると、それを組み込みCPU4あるいは外部のユニットに通知する割込信号SERRをアサートする。
組み込みCPU4は、時分割的に、動作期間と非動作期間を繰り返しており、いま現在、動作期間か非動作期間かを示す制御信号CNTを、メモリチェック回路10に出力する。動作期間とは、組み込みCPU4がプログラムの命令を実行中であり、メモリアクセスが発生しうる期間である。また非動作期間とは、組み込みCPU4がプログラムの実行を停止しており、したがってメモリアクセスが発生し得ない期間であり、外部からの指示を待機しているアイドル状態に相当する。
以下、メモリチェック回路10による具体的なメモリチェックの処理について説明する。
図4は、メモリチェック回路10によるメモリチェック処理を示すフローチャートである。
信号処理回路2が起動すると、メモリ8のある領域に、組み込みCPU4が実行すべきプログラムがロードされ、また組み込みCPU4が利用可能なデータ領域が確保される(S100)。
続いて、メモリ8に格納されるデータのうち、メモリチェック回路10によるチェックの対象領域が指定される(S102)。チェック対象の領域、具体的にはその個数や範囲は、外部から任意に設定可能となっており、メモリ8にロードされるプログラムやデータの種類によって適宜変更される。
続いて、制御信号CNTにもとづいて、組み込みCPU4が動作期間か非動作期間かが判定される(S104)。そして動作期間であれば(S104のY)、待機する。組み込みCPU4が非動作期間であれば(S104のN)、メモリチェック回路10は、チェック対象の領域のデータを読み出し、読み出したデータに所定の演算処理を施すことにより期待値を生成する(S106)。期待値は、メモリ8に最初にデータが書き込まれた後に1回生成され、その後は継続的に同じ値が使用される。
期待値の生成方法は特に限定されるものではない。たとえばメモリチェック回路10は、チェック対象のデータに含まれるビットをすべて加算し、それらの和を期待値としてもよい。生成された期待値は、メモリ8に書き込まれる。
続いて、制御信号CNTにもとづいて、組み込みCPU4が動作期間か非動作期間かが判定される(S108)。そして動作期間であれば(S108のY)、待機する。組み込みCPU4が非動作期間であれば(S108のN)、メモリチェック回路10は、チェック対象の領域のデータを読み出し、読み出したデータに、期待値を生成したときと同じ演算処理を施すことにより評価値を生成する(S110)。
続いてメモリチェック回路10は、評価値を期待値と比較する(S112)。メモリ8のデータが破壊されていなければ、期待値と評価値は一致するはずである。期待値と評価値が一致していれば(S112のY)、処理S108に戻る。期待値と評価値が一致しない場合(S112のN)、エラーが検出される(S114)。エラーが検出された旨は、組み込みCPU4および/または別のユニットに通知され、必要な処理が行われる。
なお、メモリチェック回路10によるメモリチェックの途中、具体的には処理S110やS112の途中で、組み込みCPU4の動作状態のフラグが立った場合には、その時点でメモリチェック回路10はその処理を一旦中止し、非動作状態のフラグが立つまで待機する。その後、非動作状態のフラグが立つと、メモリチェック回路10は、中断した処理を再開する。
メモリチェック回路10は、所定のチェックサイクルごとに、評価値を生成し、期待値と比較する。チェックサイクルの長さは信号処理回路2の設計者が任意に設定可能である。
以上が信号処理回路2の構成である。続いてその動作を説明する。
図5(a)〜(c)は、期待値の生成に関するメモリ8の状態遷移を示す図である。信号処理回路2の起動直後、図5(a)に示すようにメモリ8は空である。図5(b)はメモリ8にプログラムがロードされた状態を示す。この例では、先頭の1ワードが、値変動領域であり、続く連続する128ワードが値固定領域となっている。
続いて、メモリチェック回路10がチェック対象とするデータ領域が指定される。データ領域の個数および各データデータの長さ(ワード数)は任意に設定可能となっている。この例では、128ワードの値変動領域が、先頭の64ワードと、それに続く64ワードに分割され、それぞれがデータ領域A、データ領域Bに設定される。続いて各データ領域A、Bごとの期待値が生成され、図5(c)に示すようにメモリ8の一部に格納される。
その後、メモリチェック回路10は、図4の処理S110、S112を、所定のチェックサイクル毎に繰り返し実行し、データ領域A、データ領域Bそれぞれのエラーの有無を検出する。
図6は、メモリチェック回路10によるメモリチェック動作(S110、S112)を示すタイムチャートである。制御信号CNTはハイレベルが組み込みCPU4の動作状態に対応し、ローレベルが非動作状態に対応する。またメモリチェックのハイレベルは、メモリチェック処理(S110、S112)が行われている状態を示す。図6に示すように、期待値が生成された後は、組み込みCPU4の非動作期間において、所定のチェックサイクルTpごとに、メモリチェックが行われる。組み込みCPU4の動作期間中は、メモリチェックは行われない。
以上が信号処理回路2の動作である。続いてその利点を説明する。
図2に示すアーキテクチャでは、組み込みCPU4によるメモリアクセス時に、リアルタイム、ダイレクトにエラー検出、訂正を行うものであった。これに対して、実施の形態に係る信号処理回路2では、メモリチェック回路10によるメモリチェックは、組み込みCPU4が動作していないとき、言い換えれば組み込みCPU4によるメモリアクセスが発生しない期間に集中的に行われる。この点において、信号処理回路2は、ノンダイレクトのメモリチェックを行っていると言える。その結果、組み込みCPU4のメモリアクセス時には、メモリチェックに関連するデータアクセスが発生しないため、レイテンシを短縮でき、組み込みCPU4の負担を低減できる。
また信号処理回路2によれば、従来のECCと比べて、エラーチェックのために必要な付加的なデータ領域を小さくできる。その結果、メモリの容量、枚数を低減でき、コストの増大も抑制できる。特に、高性能CPUを用いるシステムと比べて、組み込みCPU4を用いるシステムでは、コストおよび面積の観点からメモリの容量を最小限とする要求が強く、実施の形態に係る信号処理回路2はこうした用途に適している。
理想的には、メモリチェック回路10は、メモリ8のすべてのデータを、チェック対象とすることが望ましいが、現実的にはメモリチェック回路10の処理速度、すなわちスループットは有限であり、組み込みCPU4が非動作状態という限られた時間の中で、すべてのデータをチェックすることは難しい場合もある。この問題は、チェック対象とするデータ領域を任意に設定可能としたことにより解決される。たとえばメモリ8の容量が大きく、メモリチェック回路10のリソースの観点からメモり8の全体をチェックすることが難しい場合には、壊れると深刻な影響を及ぼすデータ、別の観点からいえば、高い信頼性が要求されるデータを、優先的にチェック対象とすればよい。また、メモリ8にロードされるデータの配置が、信号処理回路2が実行するプログラムごとに大きく異なる場合もあるが、この場合にも、チェック対象のデータ領域を適切に設定できる。
したがって、チェック対象のデータ領域の柔軟な選択性によって、さまざまなシステムに対応できる。
加えて、メモリチェック回路10は、チェックサイクルも設定可能となっている。したがって、メモリチェック回路10の処理速度に余裕がある場合には、チェックサイクルを短くして信頼性を高めることができ、処理速度に余裕が無い場合には、チェックサイクルを長くすることができる。
またチェック対象として複数のデータ領域が設定される場合、高信頼性が要求されるデータ領域については、その他のデータ領域よりもチェックサイクルを相対的に短くすることも可能である。
最後に、信号処理回路2の用途を説明する。信号処理回路2は任意の信号処理システムに利用できるが、たとえば図3あるいは図7の信号処理回路2は、半導体試験装置(単に試験装置という)に利用できる。これにより、メモリ8のソフトエラーを検出し、検出された場合には適切な処理を実行することにより、組み込みCPU4の、ひいては試験装置全体の誤動作を防止できる。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(第1の変形例)
図3のメモリチェック回路10は、メモリ8に発生したエラーを検出し、組み込みCPU4等に通知するのみであった。第1の変形例において、メモリチェック回路10は、メモリ8に格納されたデータにエラーが検出されたとき、メモリ8に格納されたデータを正しい値に訂正可能に構成される。すなわちメモリチェック回路10に、ECC機能が実装される。メモリ8には、期待値に加えて、エラー訂正のための冗長なビットなど、ECCに必要なデータが格納される。
メモリチェック回路10は、メモリチェックの結果、エラーが検出されると、誤り訂正を行い、正しいデータをメモリ8に書き戻す。第1の変形例においても、メモリチェック回路10によるメモリ8へのアクセスは、組み込みCPU4の非動作期間に限定して行われるため、組み込みCPU4のメモリアクセスのレイテンシを短縮できる。
(第2の変形例)
図7は、第2の変形例に係る信号処理回路2aの構成を示すブロック図である。信号処理回路2aは、図3の信号処理回路2に加えてホストCPU12をさらに備える。
ホストCPU12は、メモリコントローラ6を介してメモリ8にアクセス可能に接続される。ホストCPU12は、組み込みCPU4が実行すべきプログラムをメモリ8にロードする。そして、ホストプロセッサ12は、メモリチェック回路10によってエラーが検出されると、プログラムをメモリ8に再度書き込む。この変形例によれば、エラー発生時に、メモリ8のデータを正しい値に書き戻すことができる。
この変形例において、ホストCPU12は、メモリ8のどのアドレスに、いかなるデータがロードされるかを知っている。そこで、ホストCPU12は、メモリチェック回路10がチェック対象とするデータ領域を指定するデータS1、および/または、チェックサイクルを指定するデータを生成し、メモリチェック回路10に送信してもよい。この構成によれば、メモリチェック回路10によるメモリチェック処理を最適化できる。
(第3の変形例)
実施の形態では、一旦生成した期待値を持続的に使用する場合を説明したが、チェックサイクルよりも低いレートで、定期的に更新するようにしてもよい。
(第4の変形例)
実施の形態では、期待値は、チェック対象のデータ領域のビット和であったが、本発明はそれには限定されない。たとえばチェック対象のデータ領域のデータそのものを、期待値および評価値として利用してもよい。この場合、必要なメモリ容量の増大と引き替えに、エラー検出の精度を高めることができる。
(第5の変形例)
実施の形態では、メモリチェック回路10のメモリチェック中に、組み込みCPU4が動作状態に遷移した場合に、メモリチェックを中断する場合を説明したが、それとは反対に、途中の処理が完了するまで、組み込みCPU4のメモリアクセスを待たせてもよい。
(第6の変形例)
実施の形態では、メモリチェック回路10は、組み込みCPU4からの制御信号CNTにもとづいて、組み込みCPU4の動作状態の有無を判定したが、本発明はそれには限定されない。図7の信号処理回路2aにおいて、組み込みCPU4の動作状態がホストCPU12によって制御される場合には、制御信号CNTをホストCPU12によって生成してもよい。
実施の形態にもとづき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
1…試験装置、2…信号処理回路、4…組み込みCPU、6…メモリコントローラ、8…メモリ、10…メモリチェック回路、12…ホストCPU。

Claims (14)

  1. メモリと、
    前記メモリと接続され、ECC(Error Check and Correct)機能を有しないメモリコントローラと、
    前記メモリコントローラを介して前記メモリにアクセス可能に接続される組み込みプロセッサと、
    前記メモリコントローラを介して前記メモリにアクセス可能に接続され、前記組み込みプロセッサの非動作期間に前記メモリにアクセスし、前記メモリに格納されるデータをチェックするメモリチェック回路と、
    を備えることを特徴とする信号処理回路。
  2. 前記組み込みプロセッサは、動作期間か非動作期間かを示す制御信号を、前記メモリチェック回路に出力することを特徴とする請求項1に記載の信号処理回路。
  3. 前記メモリチェック回路は、
    前記メモリに格納されるチェック対象のデータに所定の演算処理を施すことにより期待値を生成するステップと、
    所定のチェックサイクルごとに、前記メモリに格納されるデータに前記所定の演算処理を施すことにより評価値を生成し、前記評価値を前記期待値と比較するステップと、
    を前記組み込みプロセッサの非動作期間において実行することを特徴とする請求項1または2に記載の信号処理回路。
  4. 前記メモリチェック回路は、前記期待値を前記メモリに書き込むことを特徴とする請求項3に記載の信号処理回路。
  5. 前記メモリチェック回路は、前記期待値を前記メモリとは別のレジスタに書き込むことを特徴とする請求項3に記載の信号処理回路。
  6. 前記メモリチェック回路がチェック対象とするデータ領域は設定可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の信号処理回路。
  7. 前記チェックサイクルは設定可能であることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の信号処理回路。
  8. 前記期待値および前記評価値は、チェック対象のデータのビットの和であることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の信号処理回路。
  9. 前記期待値および前記評価値は、チェック対象のデータそのものであることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の信号処理回路。
  10. チェック対象のデータの値が固定的である場合、前記メモリチェック回路は、前記メモリに最初にデータが書き込まれた後に1回、前記期待値を生成することを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の信号処理回路。
  11. 前記メモリチェック回路は、前記メモリに格納されたデータにエラーが検出されたとき、前記メモリに格納されたデータを正しい値に訂正可能に構成されることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の信号処理回路。
  12. 前記メモリコントローラを介して前記メモリにアクセス可能に接続され、前記組み込みプロセッサが実行すべきプログラムを前記メモリに書き込むホストプロセッサをさらに備え、
    前記ホストプロセッサは、前記メモリチェック回路によってエラーが検出されると、前記プログラムを前記メモリに再度書き込むことを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の信号処理回路。
  13. 前記メモリコントローラを介して前記メモリにアクセス可能に接続され、前記組み込みプロセッサが実行すべきプログラムを前記メモリに書き込むホストプロセッサをさらに備え、
    前記ホストプロセッサは、前記組み込みプロセッサが動作期間か非動作期間かを示す制御信号を、前記メモリチェック回路に出力することを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の信号処理回路。
  14. 請求項1から13のいずれかに記載の信号処理回路を備えることを特徴とする試験装置。
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