JP2018055191A - データ収集システム - Google Patents

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元 土田
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Noboru Kiyama
昇 木山
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Satoshi Katsunuma
聡 勝沼
稲垣 幸秀
Yukihide Inagaki
幸秀 稲垣
加藤 淳
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Abstract

【課題】車両で取得されたデータをサーバにおいて適切なデータ収集頻度で収集する。【解決手段】テレマティクスセンタ100は、車両200におけるプローブデータの収集頻度を含むデータ収集条件を決定するデータ収集条件決定部111と、データ収集条件を車両200に配信するデータ収集条件配信部112と、車両200から送信されるプローブデータを受信して記憶装置120に蓄積するプローブ受信処理部113とを備える。車両200に搭載される中央演算処理装置210は、データを取得するデータ取得部212と、プローブデータをデータ収集条件の収集頻度ごとに抽出する収集データ絞込処理部213と、抽出されたプローブデータをテレマティクスセンタ100に送信するプローブデータ送信部214とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、データ収集システムに関する。
近年、自動車の走行履歴(プローブデータ)を活用した様々なテレマティクスサービスが提供されている。その中でも、ドライブレコーダで撮影された動画と、自動車の走行時の各種センサ情報(車速・ブレーキ・位置など)とを組み合わせることで、自動車の走行時の風景を活用したテレマティクスサービスも提供されている。またこのようなテレマティクスサービスは、今後の自動運転の普及に伴い、自動運転車の故障診断を実施するために必要となる等、重要性が増してくると予想される。
上記のテレマティクスサービスは、テレマティクスセンタと呼ばれるサーバと自動車(コネクティッドビークル)とを無線通信で接続することにより実現される。最近はテレマティスサービスの普及が進んでおり、これに伴ってテレマティクスセンタに接続される自動車の台数が爆発的に増加している。そのため、テレマティクスセンタと自動車間の通信量が膨大となり、テレマティクスセンタにおいてプローブデータを保存するために、非常に大規模なストレージが必要となっている。また、プローブデータとして動画データを収集する場合には、センサ情報等のプローブデータと比較して非常に大きなデータを扱うため、さらにデータの肥大化が進んでいる。加えて、自動運転を見据えて、自動車に搭載される車載カメラの台数や車載センサの数は近年増加傾向にある。したがって、これらのデータ全てをテレマティクスセンタで収集して解析し、様々なサービスに活用するビッグデータサービスとして、テレマティクスサービスを提供する場合には、膨大なコストが必要であるという問題点がある。
これらの問題の対策として、特許文献1に開示された技術が知られている。特許文献1に記載の車両データ収集管理システムにおいて、管理装置は、車両に搭載された端末が測定データを管理装置に送信する際のコストを示す送信コスト情報を、端末に通知する通知部を備える。端末は、測定データの情報としての価値を示す情報価値を算出する算出部と、情報価値および送信コスト情報に基づいて測定データを管理装置に送信するか否かを定める送信制御部とを備える。
特開2014−209311号公報
テレマティクスサービスでは、車両で取得されたデータが重要なデータであっても、車両のおかれた状況やデータの種類、データ蓄積量などに応じてデータを収集すべき頻度が変化することがある。しかしながら、特許文献1に記載のデータ収集管理システムでは、情報価値および送信コスト情報に基づいて、端末から管理装置に測定データを送信する否かが決定される。そのため、車両で取得された測定データを管理装置において適切なデータ収集頻度で収集することができない。
本発明によるデータ収集システムは、車両に搭載される車載装置と、前記車載装置とネットワークを介して通信を行うサーバとを備え、前記車両からプローブデータを収集するものであって、前記サーバは、前記車両における前記プローブデータの収集頻度を含むデータ収集条件を決定するデータ収集条件決定部と、前記データ収集条件決定部により決定されたデータ収集条件を前記車両に配信するデータ収集条件配信部と、前記車両から送信される前記プローブデータを受信して記憶装置に蓄積するプローブ受信処理部と、を備え、前記車載装置は、前記車両の周囲環境または状態に関するデータを取得するデータ取得部と、前記サーバから配信された前記データ収集条件に基づいて、前記データ取得部により取得されたデータから前記プローブデータを前記収集頻度ごとに抽出する収集データ絞込処理部と、前記収集データ絞込処理部により前記収集頻度ごとに抽出された前記プローブデータを前記サーバに送信するプローブデータ送信部と、を備える。
本発明によれば、車両で取得されたデータをサーバにおいて適切なデータ収集頻度で収集することができる。
本発明の一実施形態に係るデータ収集システムの構成例を示す図である。 テレマティクスセンタに格納されるデータ収集条件のテーブルフォーマットの一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るデータ収集システムの処理の流れを示す図である。 テレマティクスセンタのデータ収集条件決定部が行う処理の流れを示す図である。 車両の収集データ絞込処理部が行う処理の流れを示す図である。 テレマティクスセンタのプローブ受信処理部が行う処理の流れを示す図である。 故障予兆診断の実施時における車両のデータ収集条件の内容の一例を示す図である。 故障予兆診断の実施時における車両の更新後のデータ収集条件の内容の一例を示す図である。 故障予兆診断を車両で実施する場合の車両の収集対象データテーブルの一例を示す図である。 交通情報の利用時における車両のデータ収集条件の内容の一例を示す図である。 交通情報の利用時におけるテレマティクスセンタの収集対象データテーブルの一例を示す図である。
以下では、図1〜図11を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
(実施形態の概要)
図1は、本発明の一実施形態に係るデータ収集システムの構成例を示す図である。図1に示すデータ収集システムは、テレマティクスセンタ100および複数の車両200により構成される。テレマティクスセンタ100は、各車両200に対してデータ収集条件を指示し、そのデータ収集条件に応じたプローブデータを各車両200から収集する。各車両200は、走行中にデータを取得し、テレマティクスセンタ100から指示されたデータ収集条件に基づいて、取得したデータをプローブデータとしてテレマティクスセンタ100に送信する。なお、プローブデータとして収集されるデータには、たとえば、車載カメラで撮影して得られた画像データおよび動画データや、車載センサで取得された位置、車速、加速度、アクセル開度、ブレーキ開度、エンジン回転数等の測定データや、これらの測定データを取得した時刻のデータなどが含まれる。
テレマティクスセンタ100と各車両200の間には、ネットワーク10が設けられている。ネットワーク10としては、たとえば携帯電話網、インターネット網、無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信、あるいはそれら複数の組み合わせで構成されたものなどが挙げられる。テレマティクスセンタ100と車両200とは、ネットワーク10を介して互いに接続され、通信を行うことができる。
テレマティクスセンタ100は、中央演算処理装置110と、記憶装置120と、入出力装置130と、通信部140とを備える。
中央演算処理装置110は、たとえばCPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)などから構成され、所定の動作プログラムを実行することで、テレマティクスセンタ100の機能を実現するための処理を行う。中央演算処理装置110は、その機能として、データ収集条件決定部111、データ収集条件配信部112、プローブ受信処理部113を有する。データ収集条件決定部111は、記憶装置120に記録された各種データを基に、各車両200のデータ収集条件を決定する。データ収集条件配信部112は、データ収集条件決定部111が決定したデータ収集条件を走行中の各車両200に対して配信する。プローブ受信処理部113は、各車両200から送信されるプローブデータを受信し、記憶装置120に蓄積する。
記憶装置120は、たとえばHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ、ROM(Read Only Memory)などから構成される。記憶装置120には、中央演算処理装置110が実行するプログラムや、プログラムの実行に必要な各種データ群などが格納される。また、記憶装置120は、収集条件データベース(以下、「データベース」は「DB」と記す)121、プローブDB122、地図DB123、車両DB124およびユーザDB125として機能する。収集条件DB121は、データ収集条件決定部111が決定したデータ収集条件の情報を蓄積する。プローブDB122は、各車両200から送信されるプローブデータを蓄積する。地図DB123は、道路情報を含む地図データを蓄積する。車両DB124は、各車両200を特定するための車種情報などを蓄積する。ユーザDB125は、各車両200に乗車するユーザに関する情報を蓄積する。
入出力装置130は、タッチパネルやキーボード、マウスなどの組み合わせから構成され、テレマティクスセンタ100のオペレータからの操作が入力される入力部と、オペレータへの情報提示を行う表示部として機能する。
通信部140は、ネットワーク10で用いられる通信規格に準拠したネットワークカードなどから構成される。ネットワークカードは、たとえば有線LANなどの有線通信や無線LANなどの無線通信、あるいはその両方に必要な通信規格に準拠する。通信部140は、ネットワーク10を介して、各種プロトコルに基づき各車両200とデータを送受信する。各車両200から送信されて通信部140により受信されたプローブデータは、プローブ受信処理部113へ渡される。なお、通信部140が各車両200からプローブデータを受信する際には、通信部140の処理性能やプロトコルなどに応じた通信ビットレートの上限がある。この通信ビットレートの上限値は、テレマティクスセンタ100において既知であるものとする。
車両200は、中央演算処理装置210と、記憶装置220と、入出力装置230と、車載カメラ群240と、車載センサ群250と、ECU(Electronic Control Unit)群260と、通信部270とを備える。
中央演算処理装置210は、例えばCPUやRAMなどから構成され、所定の動作プログラムを実行することで、車両200においてデータ収集システムの機能を実現するための処理を行う。中央演算処理装置210は、その機能として、車両状態確認部211、データ取得部212、収集データ絞込処理部213、プローブデータ送信部214を有する。車両状態確認部211は、車載センサ群250やECU群260からの情報を基に車両200の状態を確認する。データ取得部212は、車載カメラ群240や車載センサ群250から車両200の周囲環境や状態に関するデータを取得して記憶装置220に蓄積する。収集データ絞込処理部213は、テレマティクスセンタ100から配信されたデータ収集条件に基づき、記憶装置220に蓄積されたデータの中からテレマティクスセンタ100にプローブデータとして送信するデータを絞り込む。プローブデータ送信部214は、収集データ絞込処理部213が絞り込んだデータをプローブデータとしてテレマティクスセンタ100に送信する。
記憶装置220は、例えば、HDD、SSD、フラッシュメモリ、ROMなどから構成される。記憶装置220には、中央演算処理装置210が実行するプログラムや、プログラム実行に必要な各種データ群などが格納される。また、記憶装置220は、プローブDB221、地図DB222および収集条件DB223として機能する。プローブDB221は、データ取得部212が車載カメラ群240や車載センサ群250から取得したデータを一時的に蓄積する。地図DB222は、道路情報を含む地図データを蓄積する。収集条件DB223は、テレマティクスセンタ100より受信したデータ収集条件の情報を蓄積する。
入出力装置230は、タッチパネルやキーボード、マウスなどの組み合わせから構成され、車両200の乗員からの操作が入力される入力部と、乗員への情報提示を行う表示部として機能する。
車載カメラ群240は、1つまたは複数の車載カメラにより構成される。車載カメラ群240の各車載カメラは、車両200の周囲風景、たとえば前方や後方の風景をそれぞれ撮影し、車両200の周囲環境に関する画像データまたは動画データを生成する。
車載センサ群250は、1つまたは複数の車載センサにより構成される。車載センサ群250の各車載センサは、車両200の状態に関する各種データをそれぞれ測定する。車載センサ群250には、たとえば車両200の進行方向の方位角(アジマス)を測定する方位センサや、GPS(Grobal Positioning System)や無線LANを用いて車両200の位置を測定する測位センサなどが含まれる。なお、測位センサとしてGPSを用いた場合には、車両200の位置に加えて現在時刻を取得することもできる。
ECU群260は、1つまたは複数のECUにより構成される。ECU群260の各ECUは、車両200の動作において必要な制御をそれぞれ行う。ECU群260には、たとえば車両200のエンジンを制御するエンジンECUや、車両200のブレーキを制御するブレーキECUなどが含まれる。
通信部270は、ネットワーク10で用いられる通信規格に準拠したネットワークカードなどから構成される。ネットワークカードは、たとえば有線LANなどの有線通信や無線LANなどの無線通信、あるいはその両方に必要な通信規格に準拠する。通信部270は、ネットワーク10を介して、各種プロトコルに基づきテレマティクスセンタ100とデータを送受信する。
図2は、テレマティクスセンタ100の収集条件DB121に格納されるデータ収集条件のテーブルフォーマットの一例を示す図である。図2においてデータ収集条件は、図2(a)に示すセンタ収集条件テーブル、図2(b)に示す車両収集トリガ条件テーブル、および図2(c)に示す収集対象データテーブルにより構成される。
図2(a)のセンタ収集条件テーブルは、データ収集システムにおいてプローブデータの収集を実行するための条件を示しており、条件ID300、開始条件301、終了条件302、対象車両303、車両収集トリガID304、動作周期305の各フィールドにより構成される。条件ID300には、各レコードが表すプローブデータの収集条件を一意に特定するための識別子が格納される。開始条件301には、プローブデータの収集開始条件が格納される。終了条件302には、プローブデータの収集終了条件が格納される。対象車両303には、プローブデータの収集対象とする車両200の条件を示す対象車両条件が格納される。車両収集トリガID304には、車両200が特定のプローブデータの収集を行う条件である車両収集トリガを一意に特定するための識別子が格納される。この車両収集トリガID304に格納された識別子により、当該レコードのデータ収集条件に対応する車両収集トリガを表すレコードを、図2(b)の車両収集トリガ条件テーブルにおいて参照することができる。動作周期305には、収集データ絞込処理部213の動作周期、すなわちプローブデータの収集周期が格納される。
なお、車両収集トリガID304には、1つまたは複数の識別子を格納することができる。別々のレコードで同じ識別子を車両収集トリガID304において指定してもよい。また、データの収集周期については、動作周期305を空欄(Null)として、図2(b)の車両収集トリガ条件テーブルや、図2(c)の収集対象データテーブルで指定してもよい。
図2(b)の車両収集トリガ条件テーブルは、図2(a)のセンタ収集条件テーブルによってプローブデータの収集対象に指定された各車両200におけるプローブデータの収集条件を示しており、条件ID310、開始条件311、終了条件312、収集対象データ条件ID313、動作周期314の各フィールドにより構成される。条件ID310には、図2(a)の車両収集トリガID304と共通の識別子が格納される。開始条件311には、車両収集トリガの開始条件が格納される。終了条件312には、車両収集トリガの終了条件が格納される。収集対象データ条件ID313には、収集対象とするプローブデータを一意に特定するための識別子が格納される。この収集対象データ条件ID313に格納された識別子により、当該レコードの車両収集トリガに対応する収集対象データを表すレコードを、図2(c)の収集対象データテーブルにおいて参照することができる。動作周期314には、収集データ絞込処理部213の動作周期、すなわちプローブデータの収集周期が格納される
なお、動作周期314は、前述の図2(a)における動作周期305と同様に、空欄(Null)であってもよい。また、車両収集トリガの開始条件や終了条件が、図2(a)で指定されるプローブデータの収集開始条件や収集終了条件とそれぞれ同じである場合には、開始条件311や終了条件312を空欄としてもよい。
図2(c)の収集対象データテーブルは、図2(b)の車両収集トリガ条件テーブルにおける収集対象データの具体的な内容を示しており、条件ID320、データ種別321、サイズ絞込322、レート絞込323、収集期間324、収集計算式325、動作周期326の各フィールドにより構成される。条件ID320には、図2(b)の収集対象データ条件ID313と共通の識別子が格納される。データ種別321には、収集対象とするプローブデータの種別が格納される。なお、他のフィールドで指定される条件が同じであれば、データ種別321において複数のデータ種別を指定してもよい。サイズ絞込322には、データサイズの絞り込みに関する条件として、たとえばデータの圧縮・非圧縮や、データの記録方式を示す情報(データが変化しない場合は記録しない、基準値からの差分値を記録するなど)が格納される。レート絞込323には、プローブデータのサンプリングレートすなわち収集頻度に関する条件が格納される。たとえば、ある車載センサが100ミリ秒ごとに測定するデータについて、レート絞込323で指定されたサンプリングレートが1秒である場合には、当該車載センサから得られた測定データが1秒ごとに抽出され、プローブデータとして収集される。また、車載カメラで取得される動画データが収集対象データである場合には、レート絞込323において動画データのフレームレートなどを指定することもできる。収集期間324には、プローブデータの収集期間が格納される。収集計算式325には、プローブデータ収集に関する計算条件として、たとえばデータを加工するか否か、加工する場合の加工方法や計算式(移動平均など)が格納される。動作周期326には、収集データ絞込処理部213の動作周期、すなわちプローブデータの収集周期が格納される。
なお、車両200におけるプローブデータの収集頻度は、当該データを取得する車載センサや車載カメラの性能限界に依存する。そのため、レート絞込323においてこれらの性能限界を超えるサンプリングレートが指定されていたとしても、実際にはこれらの性能限界に応じた収集頻度でプローブデータ収集が行われる。たとえば50ミリ秒ごとにセンシングを行う車載センサの測定データに対して、その性能限界を超えるサンプリングレート、たとえば10ミリ秒のサンプリングレートがレート絞込323において設定されている場合、車両200では50ミリ秒ごとにプローブデータの収集が行われる。
テレマティクスセンタ100において、データ収集条件配信部112は、収集条件DB121に格納されている図2のようなデータ収集条件を各車両200に配信する。テレマティクスセンタ100から配信されたデータ収集条件は、各車両200において通信部270により受信され、収集条件DB223に格納される。したがって、収集条件DB223に格納されるデータ収集条件のテーブルフォーマットも、基本的な構成は図2と同様である。ただし、収集条件DB223にはテレマティクスセンタ100から配信されたデータ収集条件のみが格納されるため、収集条件DB121に格納されているデータ収集条件と全く同一とは限らない。また、収集条件DB223の容量が足りない場合、収集条件DB223に格納されているデータ収集条件のうち不要な部分を削除して、必要な容量を確保してもよい。たとえば、現在無効な条件、最も過去に使われた条件、最も古く登録された条件等を削除するなどの方法が考えられる。
図3は、本発明の一実施形態に係るデータ収集システムの処理の流れを示す図である。図3に示す処理は、テレマティクスセンタ100のデータ収集条件決定部111、データ収集条件配信部112およびプローブ受信処理部113と、車両200の車両状態確認部211、データ取得部212、収集データ絞込処理部213およびプローブデータ送信部214とによって行われる。
図3において、車両200の車両状態確認部211は、ドライバーが車両200の運転を開始したか否かを確認する(S400)。車両状態確認部211が運転開始を検知する方法としては、たとえば、ECU群260を介して車両200のイグニッションがONになったことを表す情報を取得する方法や、入出力装置230に「運転開始」を入力するボタンを設置し、ドライバーがそのボタンを押下したときに運転開始と判断する方法などが考えられる。また、たとえば車載センサ群250に含まれる測位センサを用いて、車両200の現在位置が急激に変化したことを検知したり、他の車載センサの測定値の変化を検知したりすることで、運転開始の判断を行ってもよい。
ステップS400において、車両状態確認部211が運転開始を検出できなかった場合(S400:No)には、再度運転開始を確認するため、ステップS400を繰り返し実行する。なお、上記の通りボタン押下を運転開始と見立てる場合は、ステップS400はイベントドリブンな処理であってもよい。一方、センサ値の変化を運転開始と見立てる場合は、ステップS400をループ処理として、所定時間ごとにセンサ値を確認するようにしてもよい。
車両状態確認部211が運転開始を検出した場合(S400:Yes)には、データ取得部212は、車両200でのセンシングを開始、すなわち車載カメラ群240や車載センサ群250から動画データや各種の測定データの取得を開始すると共に、これらのデータのプローブDB221への蓄積を開始する。また、通信部270を介して、センシングを開始したことをテレマティクスセンタ100に通知する(S401)。
テレマティクスセンタ100のプローブ受信処理部113は、ステップS401で車両200から送信されたセンシング開始通知を通信部140により受信すると(S410)、当該車両200が運転中であることを車両DB124に登録する。
次に、テレマティクスセンタ100のデータ収集条件決定部111は、車両200において収集対象とするデータと、そのデータを収集するための条件とを規定するデータ収集条件を決定する(S411)。なお、ステップS411の処理については、図4を参照してその詳細を後述する。
そして、テレマティクスセンタ100のデータ収集条件配信部112は、車両DB124を利用して走行中の車両200を特定し、全ての走行中の車両200に対して、ステップS411で決定したデータ収集条件を、通信部140を介して配信する(S412)。なお、全ての走行中の車両200に対してではなく、ステップS411で決定したデータ収集条件においてデータ収集対象に指定されている車両200のみに対して、データ収集条件を配信するようにしてもよい。また、このとき配信するデータ収集条件のうち、図2(a)に例示したセンタ収集条件テーブルにおいて、1つのレコードで複数の車両収集トリガの識別子が車両収集トリガID304に設定されていた場合、各車両収集トリガの優先度を付加するようにしてもよい。
車両200の収集データ絞込処理部213は、ステップS412でテレマティクスセンタ100から配信されたデータ収集条件を通信部270により受信すると(S402)、受信したデータ収集条件を収集条件DB223へ蓄積する。これにより、車両200においてデータ収取条件が更新される。
ステップS402でデータ収集条件を更新したら、車両状態確認部211は、車両状態を確認する(S403)。ここでは、たとえば車載カメラ群240で撮影された車両200の周囲の風景や、車載センサ群250から出力される各種測定値や、ECU群260から出力される情報に基づき、車両200の周囲環境、現在位置、運転操作状態、動作状態などの車両状態を確認する。
次に、収集データ絞込処理部213は、車載カメラ群240や車載センサ群250から取得されてプローブDB221に蓄積された動画データや各種の測定データの中から、テレマティクスセンタ100にプローブデータとして送信するデータを決定する。ここでは、ステップS403で取得した車両状態に基づき、プローブDB221に蓄積されたデータの中から、ステップS402で受信したデータ収集条件を満たすデータを抽出する。さらに、データ収集条件においてデータの圧縮方法や加工方法が指定されている場合には、これらの内容に基づき、抽出したデータの圧縮や加工を行う。これにより、テレマティクスセンタ100に送信するプローブデータが決定される。なお、ステップS404の処理については、図5を参照してその詳細を後述する。
そして、車両200のプローブデータ送信部214は、通信部270を介して、ステップS404で決定されたプローブデータをテレマティクスセンタ100に送信する(S405)。このとき、テレマティクスセンタ100においてどのデータ収集条件によるプローブデータであるかを判別できるように、対応するデータ収集条件を示すデータ収集IDをプローブデータに付与して送信してもよい。たとえば、図2(a)のセンタ収集条件テーブルにおいて条件ID300に格納されているデータ収集条件の識別子と、図2(b)の車両収集トリガ条件テーブルにおいて条件ID310に格納されている車両収集トリガの識別子と、図2(c)の収集対象データテーブルにおいて条件ID320に格納されている収集対象データの識別子とを、データ収集IDとしてプローブデータに付与することができる。
テレマティクスセンタ100のプローブ受信処理部113は、ステップS405で車両200から送信されたプローブデータを通信部140により受信すると(S413)、受信したプローブデータをプローブDB122に蓄積する。なお、受信したプローブデータに圧縮や加工等がされていた場合は、プローブデータを復元した上で蓄積する。なお、ステップS413の処理については、図6を参照してその詳細を後述する。
ステップS413で車両200から受信したプローブデータをプローブDB122に蓄積した後は、テレマティクスセンタ100は、最新のプローブデータを用いてデータ収集条件を決定するべく、再度ステップS411およびS412の処理を実行する。このとき、データ収集条件決定部111は、ステップS411において、記憶装置120に記憶された情報を用いて、データ収集条件を変更することができる。たとえば、ステップS413でプローブDB122に蓄積されたプローブデータなどを利用して、車両収集トリガの条件や収集対象とするデータの種別を適宜更新し、その内容に応じて、図2(b)に例示した車両収集トリガ条件テーブルや、図2(c)に例示した収集対象データテーブルを更新する。また、たとえばプローブDB122、地図DB123、車両DB124、ユーザDB125等に蓄積された情報を用いて、データ収集対象とする車両200の条件を適宜更新し、その内容に応じて、図2(a)に例示したセンタ収集条件テーブルにおいて対象車両303に格納されている対象車両条件を変更する。その後、データ収集条件配信部112は、ステップS412において、更新後のデータ収集条件においてプローブデータの収集対象とされた各車両200に対して、更新後のデータ収集条件を配信する。このとき、データ収集対象から除外された各車両200に対しては、プローブデータの収集を終了する旨の指示を行うことが好ましい。
ステップS405でプローブデータを送信したら、車両200の車両状態確認部211は、ドライバーが車両200の運転を終了したか否かを確認する(S406)。その結果、運転を継続中である場合(S406:No)には、車両200は、プローブデータの収集および送信を続けるべく、再度ステップS402〜S405の処理を実行する。一方、運転終了を検知した場合(S406:Yes)には、車両200のデータ取得部212は、車両200でのセンシングを終了、すなわち車載カメラ群240や車載センサ群250から動画データや各種の測定データの取得を終了する。また、通信部270を介して、センシングを終了したことをテレマティクスセンタ100に通知する(S407)。センシング終了の通知後、車両200は図3の処理を終了する。
テレマティクスセンタ100のプローブ受信処理部113は、ステップS407で車両200から送信されたセンシング終了通知を通信部140により受信すると(S414)、当該車両200が運転中ではないことを車両DB124に登録する。その後、テレマティクスセンタ100は当該車両200に対する図3の処理を終了する。
図4は、図3のステップS411でテレマティクスセンタ100のデータ収集条件決定部111が行う処理の流れを示す図である。
図4において、データ収集条件決定部111は、まず入出力装置130からのデータ収集条件の入力を受け付ける(S500)。テレマティクスセンタ100で車両向けのアプリケーションを提供している事業者等は、入出力装置130を用いたオペレータの操作により、データ収集条件を入力することができる。このデータ収集条件の入力を行う際のユーザインターフェースは、一例として、図2のようなテーブルを入出力装置130に画面表示し、このテーブルにおいて必要な条件を入力することが考えられる。たとえば、新規に条件を入力してもよいし、既存の条件を呼び出して追記または変更することで新たな条件としてもよいものとする。
ステップS500でデータ収集条件が入力されたら、データ収集条件決定部111は、入力された条件と、収集条件DB121に登録されている条件とを比較する(S501)。そして、ステップS501の比較結果に基づき、入力された条件が既に収集条件DB121に存在するか否かを判定する(S502)。その結果、入力された条件が既に収集条件DB121に存在する場合(S502:Yes)、データ収集条件決定部111は、入力された条件を収集条件DB121へ新たに登録する(S503)。
ステップS503の処理後、または入力された条件が既に収集条件DB121に存在する場合(S502:No)、データ収集条件決定部111は、収集条件DB121に登録されているデータ収集条件のうち、車両200へ送信するデータ収集条件を決定する(S504)。その後、データ収集条件決定部111は、決定したデータ収集条件をデータ収集条件配信部112へ渡して、図4の処理を終了する。
なお、図4の処理において、ステップS500でデータ収集条件を入力するオペレータは、ある条件の下で重点的に収集したいデータについては収集レートを細かく(短く)し、それ以外のデータについては収集レートを荒く(長く)するか、もしくは収集しないように、データ収集条件を設定することができる。これにより、テレマティクスセンタ100でアプリケーションを提供している事業者は、ターゲットとするプローブデータを効果的に収集することができる。
図5は、図3のステップS404で車両200の収集データ絞込処理部213が行う処理の流れを示す図である。
図5において、収集データ絞込処理部213は、まず収集条件DB223よりデータ収集条件を読み出す(S600)。このとき、読み出したデータ収集条件において図2の動作周期305、314または326に格納された値が表すプローブデータの収集周期と、収集期間324に格納された値が表すプローブデータの収集期間とを確認し、現在時刻が収集期間内の場合は、収集周期ごとに図5の処理を繰り返すこととする。なお、ステップS500の処理は、データ取得部212で実施し、その処理結果を収集データ絞込処理部213へ渡してもよい。
ステップS600でデータ収集条件を読み出した後、収集データ絞込処理部213は、読み出したデータ収集条件に基づいて、テレマティクスセンタ100への送信対象とするプローブデータのデータ種別を選別する(S601)。ここでは、読み出したデータ収集条件において図2(a)のセンタ収集条件テーブルや図2(b)の車両収集トリガ条件テーブルを参照することで、車両200に対して指定された車両収集トリガの条件を確認する。そして、図3のステップS403で確認した車両状態と比較することで、現在の車両状態が車両収集トリガの条件を満たすか否かを判断する。その結果、現在の車両状態がいずれかの車両収集トリガの条件を満たす場合には、図2のデータ種別321を参照することで、その車両収集トリガにおいて収集対象とするプローブデータの種別を判別する。これにより、送信対象とするプローブデータのデータ種別を特定する。
その後、収集データ絞込処理部213は、プローブDB221に一時的に記憶された車載カメラ群240や車載センサ群250からの取得データのうち、ステップS601で選別した種別のデータをプローブデータとして抽出する(S602)。ここでは、ステップS600で読み出したデータ収集条件において図2の収集期間324およびレート絞込323の情報を参照することで、収集期間内に取得されてプローブDB221に蓄積された収集対象のデータを、データ収集条件で指定されたサンプリングレートに応じた粒度すなわち収集頻度ごとに抽出する。たとえば、50ミリ秒ごとに取得されたデータについて指定されたサンプリングレートが1秒の場合、1秒毎のデータをプローブデータとして抽出する。
ステップS602でプローブデータの抽出後、収集データ絞込処理部213は、ステップS600で読み出したデータ収集条件に収集計算式が設定されているかどうかを確認する(S603)。その結果、収集条件式が設定されていない場合(S603:No)は、ステップS605の処理へ移行する。一方、収集条件式が設定されている場合(S603:Yes)は、データ収集条件において図2のデータ収集計算式325に設定された収集計算式に従って、ステップS602で抽出したプローブデータを加工する(S604)。その後、ステップS605の処理へ移行する。
ステップS605において、収集データ絞込処理部213は、ステップS600で読み出したデータ収集条件にデータサイズの絞込方法が設定されているかどうかを確認する。その結果、データサイズの絞込方法が設定されていない場合(S605:No)は、ステップS607の処理へ移行する。一方、データサイズの絞込方法が設定されている場合(S605:Yes)は、データ収集条件において図2のサイズ絞込322に設定されたデータサイズの絞込方法に従って、ステップS602で抽出したプローブデータ、またはステップS602で抽出してステップS604で加工したプローブデータの絞り込みを実施する(S606)。その後、ステップS607の処理へ移行する。
ステップS607において、収集データ絞込処理部213は、ステップS602でプローブDB221から抽出し、さらに必要に応じてステップS604の加工処理やステップS606の絞り込み処理が施されたプローブデータを、プローブデータ送信部214へ渡す。このとき前述のように、プローブデータ送信部214がデータ収集IDをプローブデータに付与して送信できるようにするため、ステップS600で読み出したデータ収集条件において、図2(a)の条件ID300、図2(b)の条件ID310、図2(c)の条件ID320にそれぞれ格納されている識別子を、プローブデータと併せてプローブデータ送信部214へ渡してもよい。
図6は、図3のステップS413でテレマティクスセンタ100のプローブ受信処理部113が行う処理の流れを示す図である。
図6において、プローブ受信処理部113は、図3のステップS405で車両200から送信されたプローブデータを受信し(S700)、そのプローブデータに付加されたデータ収集IDを確認する(S701)。そして、ステップS701で確認したデータ収集IDをキーとして、収集条件DB121への問い合わせを発行し(S702)、データ収集IDに該当するデータ収集条件で設定されているデータサイズの絞り込み方法を取得する。ここでは、データ収集条件において図2のサイズ絞込322を参照することで、データサイズの絞り込み方法を取得する。
ステップS702の実行後、プローブ受信処理部113は、受信したプローブデータに対してデータサイズの絞り込み方法が設定されているかどうかを確認する(S703)。ステップS702でデータサイズの絞り込み方法を取得できなかった場合は、データサイズの絞り込み方法が設定されていないと判定し(S703:No)、ステップS705の処理へ移行する。一方、ステップS702でデータサイズの絞り込み方法を取得できた場合は、データサイズの絞り込み方法が設定されていると判定し(S703:Yes)、その方法に従ってプローブデータの復元を実施する(S704)。ここでは、たとえば圧縮されたプローブデータを解凍したり、プローブデータが示す基準値からの差分値を基準値に加算したりすることで、プローブデータを復元する。
その後、プローブ受信処理部113は、ステップS700で受信し、さらに必要に応じてステップS704の復元処理を施したプローブデータを、プローブDB122へ格納する(S705)。
ここまで、本発明の実施形態の概要の一例を示してきた。以下では、本発明の実施形態を用いた具体的な実施例を説明する。なお本発明は、ここに説明する実施例に限定されるものではなく、広く適用可能である。
(実施例1:故障予兆診断の実施例)
本発明の実施例の一つに、車両の故障や故障の予兆を診断する、故障予兆診断がある。以下では、車両の制動装置の故障予兆診断における本発明の適用方法の一例を説明する。なお、本発明は制動装置だけでなく、他のセンサから取得した値で実施する故障予兆診断にも適用可能である。
図7に、故障予兆診断の実施時における、車両200の収集条件DB223に格納されるデータ収集条件の内容の一例を示す。図7のデータ収集条件は、図7(a)に示す車両収集条件テーブル、図7(b)に示す車両収集トリガ条件テーブル、および図7(c)に示す収集対象データテーブルにより構成される。
図7(a)の車両収集条件テーブルは、車両200においてプローブデータの収集を実行するための車両収集条件C#11を示しており、テレマティクスセンタ100の収集条件DB121に格納されたデータ収集条件における図2(a)のセンタ収集条件テーブルに対応するものである。図7(a)の車両収集条件テーブルは、条件ID800、開始条件801、終了条件802、対象車両803、車両収集トリガID804、動作周期805の各フィールドにより構成されている。なお、これらの各フィールドに格納される情報は、図2(a)のセンタ収集条件テーブルと同様である。
図7(b)の車両収集トリガ条件テーブルは、車両200におけるプローブデータの収集条件である車両収集トリガVT#11を示しており、テレマティクスセンタ100の収集条件DB121に格納されたデータ収集条件における図2(b)の車両収集トリガ条件テーブルに対応するものである。図7(b)の車両収集トリガ条件テーブルは、条件ID810、開始条件811、終了条件812、収集対象データ条件ID813、動作周期814の各フィールドにより構成される。なお、これらの各フィールドに格納される情報は、図2(b)の車両収集トリガ条件テーブルと同様である。
図7(c)の収集対象データテーブルは、図7(b)の車両収集トリガ条件テーブルにおける収集対象データ条件D#11の具体的な内容を示しており、テレマティクスセンタ100の収集条件DB121に格納されたデータ収集条件における図2(c)の収集対象データテーブルに対応するものである。図7(c)の収集対象データテーブルは、条件ID820、データ種別821、サイズ絞込822、レート絞込823、収集期間824、収集計算式825、動作周期826の各フィールドにより構成される。なお、これらの各フィールドに格納される情報は、図2(c)の収集対象データテーブルと同様である。
なお、図7に示した3つのテーブルは、全てテレマティクスセンタ100より配布されたデータ収集条件を構成するものである。これらのテーブルは、車両200において受信されると収集条件DB223に保存され、中央演算処理装置210より参照される。
以下では、図7のデータ収集条件の内容に従い、車両200における図3の処理でのプローブデータ収集の動作の具体例を説明する。
車両200の収集データ絞込処理部213は、図3のステップS402において、図7に記載されたデータ収集条件を受信する。図7のデータ収集条件において、図7(a)の車両収集条件テーブルでは、車両収集条件C#11として、車両200が車種Bであった場合に、エンジンがオンのときにデータ収集を開始し、エンジンがオフになるまで、図7(b)のテーブルに示す車両収集トリガVT#11の条件に従って、60秒ごとにプローブデータを収集することを示している。また、図7(b)の車両収集トリガ条件テーブルでは、車両収集トリガVT#11として、図7(c)のテーブルに示す収集対象データ条件D#11に従ったデータをプローブデータとして収集することを示している。なお、図7(b)の車両収集トリガ条件テーブルでは、開始条件811、終了条件812、動作周期814のいずれにも値が設定されていない。そのため、車両200において車両収集条件C#11が満たされると、同時に車両収集トリガVT#11も満たされ、図7(c)の収集対象データ条件D#11に従ってプローブデータの収集が行われる。
車両200の収集データ絞込処理部213は、図7のデータ収集条件に従って、9時から18時の間に、ブレーキ、アクセル、速度、エンジン回転数、ハンドル角度の各測定データを1秒ごとにプローブデータとして収集し、収集したこれらのプローブデータをZIP形式で圧縮する。なお、図7(c)の収集対象データ条件D#11では、収集計算式825に何も設定されていないため、収集データ絞込処理部213は、プローブデータの加工は実施しない。また、動作周期326にも何も設定されていないため、プローブデータ送信部214は、図7(a)の車両収集条件C#11に従い、収集したプローブデータを60秒ごとにテレマティクスセンタ100へ送信する処理を実施する。
ここで、図7のデータ収集条件でプローブデータ収集を実施していた車種Bの各車両200に対して、あるタイミングでデータ収集条件決定部111が車両収集トリガVT#12と収集対象データ条件D#12、D#13を新たに決定し、これらの内容を示すデータ収集条件をデータ収集条件配信部112が車両200に配信したとする。このデータ収集条件を受信すると、車両200において収集条件DB223の内容が更新され、更新後のデータ収集条件に従ってプローブデータ収集が行われる。
図8に、故障予兆診断の実施時における、車両200の収集条件DB223に格納される更新後のデータ収集条件の内容の一例を示す。図8のデータ収集条件は、図7に示した更新前のデータ収集条件と比較して、図8(a)の車両収集条件テーブルにおいて、車両収集トリガID904に新たな車両収集トリガVT#12が追加されている。また、図8(b)の車両収集トリガにおいて、車両収集トリガVT#12のレコードが追加されると共に、車両収集トリガVT#11、VT#12の優先度が格納された優先度915のフィールドが追加されている。図8の例では、新規に追加された車両収集トリガVT#12の方が、それまでの車両収集トリガVT#11よりも優先度が高いことを示している。さらに、図8(c)の収集対象データテーブルにおいて、車両収集トリガVT#12に対応する収集対象データ条件D#12、D#13の各レコードが追加されている。
車両200の収集データ絞込処理部213は、図8に示した更新後のデータ収集条件に従って、次のようにプローブデータ収集を実施する。まず、図8(b)の車両収集トリガでは、前述のように新規に追加された車両収集トリガVT#12の方が、それまでの車両収集トリガVT#11よりも優先度が高いことを示している。また、車両収集トリガVT#12のレコードにおいて、開始条件911と終了条件912のフィールドには、車両200において車両収集トリガVT#12を開始する条件がブレーキオンの2秒前であり、終了する条件がブレーキオフの1秒後であることが示されている。そのため、収集データ絞込処理部213は、車両200のブレーキがオンされる2秒前からブレーキがオフされた1秒後までの期間では、図8(b)の車両収集トリガVT#12のレコードにおいて収集対象データ条件ID913に格納された値に基づき、図8(c)のテーブルに示す収集対象データ条件D#12およびD#13に従って、プローブデータの収集を実施する。一方、それ以外の期間では、図8(b)の車両収集トリガVT#11のレコードにおいて収集対象データ条件ID913に格納された値に基づき、図8(c)のテーブルに示す収集対象データ条件D#11に従って、プローブデータの収集を実施する。なお、車両収集トリガVT#11と車両収集トリガVT#12のどちらに従ってプローブデータの収集を行うかは、収集データ絞込処理部213が行う前述の図5のステップS601の処理により決定される。すなわち、これらの車両収集トリガにおいて開始条件911や終了条件912で指定された条件と、車両状態確認部211によって確認された車両状態とを比較し、その比較結果に基づいて、収集対象データ条件D#11と、収集対象データ条件D#12およびD#13とのどちらに従って、プローブデータを収集するかが決定される。
ここで、図8(c)の収集対象データテーブルにおける収集対象データ条件D#12は、制動装置の異常検知を目的に追加されたものであり、データ種別321においてブレーキ、アクセル、速度の各データが指定され、レート絞込323において50msのサンプリングレートが指定されている。収集データ絞込処理部213は、車両収集トリガVT#12で指定された上記のブレーキ前後の期間においては、この収集対象データ条件D#12に従って、制動装置の作動状態に応じたブレーキ量およびアクセル量の測定データと、これらに連動して定まる速度の測定データとを、他の期間よりも細かい粒度でプローブデータとして収集する。すなわち、これらのプローブデータについては、他の期間よりも短い収集頻度に変更する。また、収集対象データ条件D#13には、収集対象データ条件D#11で指定されているデータ種別のうち、収集対象データ条件D#12には含まれない残りのデータ種別に関する条件が記述されている。これにより、ブレーキ前後の期間でもこれらのプローブデータを収集可能としている。
テレマティクスセンタ100では、上記のようにして収集されたプローブデータを解析することで、制動装置の作動状態を細かく分析することができる。そのため、制動装置の異常検知を高精度に行うことが可能となる。
(実施例1の変形例)
なお、上記の実施例1では、車両200において収集したプローブデータをテレマティクスセンタ100に送信する例を説明したが、収集したプローブデータに基づき、車両200に搭載された中央演算処理装置210のリソースを用いて故障予兆診断を実施することも考えられる。以下では、その具体例について説明する。
図9に、故障予兆診断を車両200で実施する場合に、車両200の収集条件DB223に格納される収集対象データテーブルの一例を示す。図9の収集対象データテーブルは、たとえば図8(a)の車両収集条件テーブルおよび図8(b)の車両収集トリガと組み合わせて用いられるものであり、図8(c)に示した収集対象データテーブルと比較して、収集計算式1025および動作周期1026のフィールドにそれぞれ情報が格納されている。収集計算式1025の情報は、収集対象データ条件D#11、D#12、D#13のそれぞれについて、点列10点の移動平均を取得し、かつ診断アルゴリズムAで故障予兆を診断することを示している。ここで、診断アルゴリズムAはテレマティクスセンタ100より予め配布されたものであり、固定のアルゴリズムでもよいし、機械学習アルゴリズムでもよい。また、動作周期1026の情報は、車両200において30秒ごとに故障予兆診断を行うことを示している。
車両200の中央演算処理装置210は、図9の収集対象データテーブルに基づいて測定データを収集すると共に、収集した各測定データを用いて、診断アルゴリズムAによる故障予兆診断を30秒ごとに実施する。そして、データ収集条件において指定されたプローブデータの収集周期、たとえば60秒毎に、診断結果をテレマティクスセンタ100へ送信する。このとき、診断アルゴリズムAとして機械学習アルゴリズムを用いた場合には、機械学習により変更された診断アルゴリズムも送信することが好ましい。こうすることで、機械学習により診断アルゴリズムが変更されても、テレマティクスセンタ100においてその変更を把握可能となる。また、通信量の制限を考えた場合、診断アルゴリズムの送信は、診断結果の送信とは別のタイミング、たとえば車両200がWi-Fi等に接続されたタイミングで行ってもよい。
また、上記の実施例1および変形例では、故障予兆診断の実施例を説明してきたが、本発明の応用例として、車両200のドライバーの運転診断に適用することも考えられる。ドライバーの運転診断では、故障予兆診断と同様に、アクセル、ブレーキ、速度、エンジン回転数、ハンドル角度などの情報を取得することが多い。すなわち、故障予兆診断と運転診断では、取得するデータの種類において共通点がある。このため、データ収集の対象車両やデータ収集レート等を適宜変更することで、故障予兆診断と運転診断の両方に対応可能なデータ収集システムを構成することができる。
運転診断への適用例では、テレマティクスセンタ100にドライバーごとの過去の診断スコアを蓄積しておき、その診断スコアに応じてデータ収集条件を変更してもよい。たとえば、蓄積された診断スコアが低く、事故に繋がりかねない危険運転をしがちなドライバーが運転する車両200については、データ収集レートを細かく指定する。反対に、診断スコアが高いドライバーが運転する車両200については、データ収集レートを荒く設定する。このようにすれば、ドライバーごとに適したデータ収集レートを設定できる。なお、運転診断のアルゴリズムについては説明を省略する。
(実施例2:交通情報利用の実施例)
本発明の別の実施例として、車両から交通情報を収集して利用する形態も考えられる。たとえば、ある地域の幹線道路の交通情報として、その道路を走行中の車両から周囲の混雑状況の画像を収集し、他の車両へ配信するような利用形態が挙げられる。以下では、このような利用形態における本発明の適用方法の一例を説明する。
図10に、交通情報の利用時における、車両200の収集条件DB223に格納されるデータ収集条件の内容の一例を示す。図10のデータ収集条件は、図10(a)に示す車両収集条件テーブル、図10(b)に示す車両収集トリガ条件テーブル、および図10(c)に示す収集対象データテーブルにより構成される。
図10(a)の車両収集条件テーブルは、車両200においてプローブデータの収集を実行するための車両収集条件C#21を示しており、テレマティクスセンタ100の収集条件DB121に格納されたデータ収集条件における図2(a)のセンタ収集条件テーブルに対応するものである。図10(a)の車両収集条件テーブルは、条件ID1100、開始条件1101、終了条件1102、対象車両1103、車両収集トリガID1104、動作周期1105の各フィールドにより構成されている。なお、これらの各フィールドに格納される情報は、図2(a)のセンタ収集条件テーブルと同様である。
図10(b)の車両収集トリガ条件テーブルは、車両200におけるプローブデータの収集条件である車両収集トリガVT#21を示しており、テレマティクスセンタ100の収集条件DB121に格納されたデータ収集条件における図2(b)の車両収集トリガ条件テーブルに対応するものである。図10(b)の車両収集トリガ条件テーブルは、条件ID1110、開始条件1111、終了条件1112、収集対象データ条件ID1113、動作周期1114、優先度1115の各フィールドにより構成される。なお、これらの各フィールドに格納される情報は、優先度1115以外は図2(b)の車両収集トリガ条件テーブルと同様である。また、優先度1115については、図8(b)の車両収集トリガ条件テーブルと同様である。
図10(c)の収集対象データテーブルは、図10(b)の車両収集トリガ条件テーブルにおける収集対象データ条件D#21の具体的な内容を示しており、テレマティクスセンタ100の収集条件DB121に格納されたデータ収集条件における図2(c)の収集対象データテーブルに対応するものである。図10(c)の収集対象データテーブルは、条件ID1120、データ種別1121、サイズ絞込1122、レート絞込1123、収集期間1124、収集計算式1125、動作周期1126の各フィールドにより構成される。なお、これらの各フィールドに格納される情報は、図2(c)の収集対象データテーブルと同様である。
以下では、図10のデータ収集条件の内容に従い、車両200における図3の処理でのプローブデータ収集の動作の具体例を説明する。
車両200の収集データ絞込処理部213は、図3のステップS402において、図10に記載されたデータ収集条件を受信する。図10のデータ収集条件において、図10(a)の車両収集条件テーブルでは、車両収集条件C#21として、車両200が東京都港区内を走行しているときに、図10(b)のテーブルに示す車両収集トリガVT#21の条件に従って、5分ごとにプローブデータを収集することを示している。なお、図10(a)の車両収集条件テーブルにおいて、対象車両1103には、プローブデータの収集対象に指定された車両200が東京都内を走行している車両のうち20%に該当するものであることを示している。テレマティクスセンタ100では、たとえば全ての車両からランダムに選択したり、過去の情報収集の履歴から積極的に情報をアップロードする車両を優先して選択したりするなど、様々な方法でプローブデータの収集対象とする車両を決定することができる。
また、図10(b)の車両収集トリガ条件テーブルでは、車両収集トリガVT#21として、車両200が動的看板Aから500m以内を走行しているときに、図10(c)のテーブルに示す収集対象データ条件D#21に従ったデータをプローブデータとして収集することを示している。動的看板Aは、車両200が走行する道路付近に設置されている看板のうち、たとえば時刻や状況に応じて表示する情報が変化する看板である。
車両200の収集データ絞込処理部213は、図10のデータ収集条件に従って、16時から18時の間で車両200が動的看板Aから500m以内の地点を走行しているときに、収集対象データ条件D#21の撮影条件で動的看板Aを撮影した動画データをプローブデータとして収集する。なお、図10(c)の収集対象データ条件D#21では、動作周期1126にも何も設定されていないため、プローブデータ送信部214は、図10(a)の車両収集条件C#21に従い、収集したプローブデータを5分ごとにテレマティクスセンタ100へ送信する処理を実施する。
テレマティクスセンタ100では、収集されたプローブデータを用いて交通状況を監視すると共に、車両200から送信されるプローブデータのデータ量に応じて、プローブデータの収集対象とする車両200を変更する。この処理は、テレマティクスセンタ100の収集条件DB121に登録されているデータ収集条件に基づいて、たとえば以下のように行うことができる。
図11に、交通情報の利用時における、テレマティクスセンタ100の収集条件DB121に格納される収集対象データテーブルの一例を示す。図11の収集対象データテーブルは、テレマティクスセンタ100の収集対象データ条件D#31を示しており、これは図10(c)に示した車両200の収集対象データ条件D#21に対応するものである。図11の収集対象データテーブルは、図10(c)の収集対象データテーブルと同様の条件ID1220、データ種別1221、サイズ絞込1222、レート絞込1223、収集期間1224、収集計算式1225、動作周期1226の各フィールドに加えて、さらに下限閾値1227、上限閾値1228、収集上限量1229の各フィールドにより構成される。下限閾値1227、上限閾値1228には、テレマティクスセンタ100が車両200から収集するプローブデータの単位時間当たりの下限値と上限値がそれぞれ格納される。図11の例では、車両200からプローブデータとして送信される動画データの1時間あたりデータ量の下限値が300Mbyteであり、上限値が300Mbyteであることを示している。収集上限量1229には、テレマティクスセンタ100が一つの車両200から収集するプローブデータの累計量の上限値が格納される。図11の例では、一つの車両200からプローブデータとして送信される動画データの累計データ量の上限値が1Gbyteであることを示している。
テレマティクスセンタ100のデータ収集条件決定部111は、図11の収集対象データテーブルが示す収集対象データ条件D#31に基づき、収集対象とする車両200を変更する。たとえば、車両200からプローブデータとして送信される動画データの1時間当たりのデータ量が下限値の300Mbyteを下回る場合には、プローブデータの収集対象とする車両の台数を一定量増加させる。このときデータ収集条件配信部112は、新たにプローブデータの収集対象に指定された車両200に対して、変更後のデータ収集条件を配信する。反対に、車両200からプローブデータとして送信される動画データの1時間当たりのデータ量が上限値の700Mbyteを上回る場合には、プローブデータの収集対象とする車両の台数を一定量減少させる。この場合、既にプローブデータを送信済みの車両を収集対象から除外してもよいし、あるいは前述のように、収集対象から除外する車両を全ての車両からランダムに選択したり、過去の情報収集の履歴から決定したりすることも考えられる。
また、ある車両200からプローブデータとして送信された動画データの累計データ量が1Gbyteに達したら、データ収集条件決定部111は、当該車両200からのプローブデータの収集を終了するべく、当該車両200をプローブデータの収集対象から除外する。この場合、テレマティクスセンタ100は、当該車両200へ収集停止命令を送信する。この収集停止命令を受信した車両200は、指定されたデータ収集条件を収集条件DB223から削除する。なお、テレマティクスセンタ100から収集停止命令を受信せずに、引き続きプローブデータをテレマティクスセンタ100へ送信した車両200については、テレマティクスセンタ100がプローブデータを受信後に適当なタイミングで収集停止命令を返信する。これを受信した車両200は、指定されたデータ収集条件を収集条件DB223から削除する。
以上説明した本発明の実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
(1)車両200からプローブデータを収集するデータ収集システムは、車両200に搭載される車載装置である中央演算処理装置210と、中央演算処理装置210とネットワークを介して通信を行うサーバであるテレマティクスセンタ100とを備える。テレマティクスセンタ100は、車両200におけるプローブデータの収集頻度を表すレート絞込323に格納されている情報を含むデータ収集条件を決定するデータ収集条件決定部111と、データ収集条件決定部111により決定されたデータ収集条件を車両200に配信するデータ収集条件配信部112と、車両200から送信されるプローブデータを受信して記憶装置120に蓄積するプローブ受信処理部113とを備える。中央演算処理装置210は、車両200の周囲環境または状態に関するデータを取得するデータ取得部212と、テレマティクスセンタ100から配信されたデータ収集条件に基づいて、データ取得部212により取得されたデータからプローブデータをデータ収集条件の収集頻度ごとに抽出する収集データ絞込処理部213と、収集データ絞込処理部213によりデータ収集条件の収集頻度ごとに抽出されたプローブデータをテレマティクスセンタ100に送信するプローブデータ送信部214とを備える。このようにしたので、車両で取得されたデータをサーバにおいて適切なデータ収集頻度で収集することができる。
(2)データ収集条件は、プローブデータの収集頻度を変更するための条件を示す車両収集トリガをさらに含む。収集データ絞込処理部213は、テレマティクスセンタ100から配信されたデータ収集条件に含まれる車両収集トリガに基づいて、実施例1で説明したような方法で収集頻度を変更する。このようにしたので、状況に応じて適切な収集頻度でプローブデータを収集することができる。
(3)中央演算処理装置210は、車両200の状態を確認する車両状態確認部211をさらに備える。収集データ絞込処理部213は、車両状態確認部211により確認された車両200の状態と車両収集トリガとを比較し、その比較結果に基づいて収集頻度を変更する。このようにしたので、車両200の状態に応じて適切なタイミングで収集頻度を変更することができる。
(4)データ収集条件決定部111は、記憶装置120のプローブDB122に蓄積されたプローブデータに基づいて、データ収集条件を変更することができる。このようにすれば、プローブデータの収集状況などを考慮して、データ収集条件の最適化を図ることができる。
(5)データ収集条件は、プローブデータの収集対象とする車両200の条件を示す対象車両条件として、図2(a)に例示したセンタ収集条件テーブルにおいて対象車両303に格納されている情報をさらに含む。データ収集条件配信部112は、この対象車両条件に基づいてデータ収集条件を配信する車両200を決定する。このようにしたので、データ収集条件を配信する車両200を容易に決定することができる。
(6)データ収集条件決定部111は、記憶装置120のプローブDB122に蓄積されたプローブデータ、および記憶装置120の地図DB123、車両DB124、ユーザDB125等に予め蓄積されたデータの少なくともいずれか一つに基づいて、対象車両303に格納されている対象車両条件を変更することができる。このようにすれば、状況に応じてプローブデータの収集対象とする車両200の最適化を図ることができる。
(7)データ取得部212は、車両200に搭載されている車載カメラ群240で車両200の周囲を撮影して得られた画像データまたは動画データと、車両200に搭載されている車載センサ群250で得られた測定データと、の少なくともいずれか一つを含むデータを、車両200の周囲環境または状態に関するデータとして取得する。このようにしたので、プローブデータの元として適切なデータを、車両200の周囲環境または状態に関するデータとして取得することができる。
なお、以上説明した実施形態や各種の変形例はあくまで一例であり、発明の特徴が損なわれない限り、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。また、上記では種々の実施形態を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
100:テレマティクスセンタ
110:中央演算処理装置
111:データ収集条件決定部
112:データ収集条件配信部
113:プローブ受信処理部
120:記憶装置
121:収集条件DB
122:プローブDB
123:地図DB
124:車両DB
125:ユーザDB
130:入出力装置
140:通信部
200:車両
210:中央演算処理装置
211:車両状態確認部
212:データ取得部
213:収集データ絞込処理部
214:プローブデータ送信部
220:記憶装置
221:プローブDB
222:地図DB
223:収集条件DB
230:入出力装置
240:車載カメラ群
250:車載センサ群
260:ECU群
270:通信部

Claims (7)

  1. 車両に搭載される車載装置と、前記車載装置とネットワークを介して通信を行うサーバとを備え、前記車両からプローブデータを収集するデータ収集システムであって、
    前記サーバは、
    前記車両における前記プローブデータの収集頻度を含むデータ収集条件を決定するデータ収集条件決定部と、
    前記データ収集条件決定部により決定されたデータ収集条件を前記車両に配信するデータ収集条件配信部と、
    前記車両から送信される前記プローブデータを受信して記憶装置に蓄積するプローブ受信処理部と、を備え、
    前記車載装置は、
    前記車両の周囲環境または状態に関するデータを取得するデータ取得部と、
    前記サーバから配信された前記データ収集条件に基づいて、前記データ取得部により取得されたデータから前記プローブデータを前記収集頻度ごとに抽出する収集データ絞込処理部と、
    前記収集データ絞込処理部により前記収集頻度ごとに抽出された前記プローブデータを前記サーバに送信するプローブデータ送信部と、を備えるデータ収集システム。
  2. 請求項1に記載のデータ収集システムにおいて、
    前記データ収集条件は、前記プローブデータの収集頻度を変更するための条件を示す車両収集トリガをさらに含み、
    前記収集データ絞込処理部は、前記サーバから配信された前記データ収集条件に含まれる前記車両収集トリガに基づいて、前記収集頻度を変更するデータ収集システム。
  3. 請求項2に記載のデータ収集システムにおいて、
    前記車載装置は、前記車両の状態を確認する車両状態確認部をさらに備え、
    前記収集データ絞込処理部は、前記車両状態確認部により確認された前記車両の状態と前記車両収集トリガとを比較し、その比較結果に基づいて前記収集頻度を変更するデータ収集システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のデータ収集システムにおいて、
    前記データ収集条件決定部は、前記記憶装置に蓄積されたプローブデータに基づいて、前記データ収集条件を変更するデータ収集システム。
  5. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のデータ収集システムにおいて、
    前記データ収集条件は、前記プローブデータの収集対象とする前記車両の条件を示す対象車両条件をさらに含み、
    前記データ収集条件配信部は、前記対象車両条件に基づいて前記データ収集条件を配信する車両を決定するデータ収集システム。
  6. 請求項5に記載のデータ収集システムにおいて、
    前記データ収集条件決定部は、前記記憶装置に蓄積されたプローブデータおよび前記記憶装置に予め蓄積されたデータの少なくともいずれか一つに基づいて、前記対象車両条件を変更するデータ収集システム。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載のデータ収集システムにおいて、
    前記データ取得部は、前記車両に搭載されている車載カメラで前記車両の周囲を撮影して得られた画像データまたは動画データと、前記車両に搭載されている車載センサで得られた測定データと、の少なくともいずれか一つを含むデータを、前記車両の周囲環境または状態に関するデータとして取得するデータ収集システム。
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