JP2021140768A - データ処理方法、サーバ及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体の状況に応じたアクションを実行させる。【解決手段】データ処理方法は、実行されるアクションのトリガに関するトリガ情報と、前記アクションの実行主体に関する実行主体情報と、及び前記アクションの内容に関するアクション内容情報とを少なくとも含むアクション情報を記憶することと、前記移動体の移動及び状態の少なくとも一つに関する移動体情報を取得することと、前記移動体情報に基づいて、前記トリガ情報に対応するトリガが成立しているかどうかを判断することと、成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応する実行主体情報に少なくとも基づいて実行主体を特定することと、成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応するアクション内容情報に基づいて、実行させるアクション内容を特定することと、及び、前記特定された実行主体に対して、前記特定されたアクション内容の実行指示を送信することと、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、少なくとも移動体の情報に応じてアクションを実行させる情報処理技術に関する。
近年、ユーザが予め指定したルールに従って所定の処理を自動で実行する技術が普及している。
例えば、特許文献1は、所定の起動条件を満たすイベントが発生した場合、特定のプロセスを起動するように構成された携帯電話端末を開示している。
特開2012-088860号公報
コネクテッドカーへの注目に伴い、移動体(限定ではなく例として、自動車、二輪車、飛行機、船舶、人、動物等)の移動や状態に応じた処理を自動で実行することへのニーズが高まっている。
しかし、特許文献1の技術では、移動体の移動や状態を考慮していないので、移動体の移動や状態状況に応じた処理を実行させることはできない。
本発明の目的は、少なくとも移動体の移動や状態に応じたアクションを実行させることである。
本発明の一態様は、
アクションのトリガに関するトリガ情報と、前記アクションの実行主体に関する実行主体情報と、及び前記アクションの内容に関するアクション内容情報とを少なくとも含むアクション情報を記憶することと、
前記移動体の移動及び状態の少なくとも一つに関する移動体情報を取得することと、
少なくとも前記移動体情報に基づいて、前記トリガ情報に対応するトリガが成立しているかどうかを判断することと、
前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応する実行主体情報に少なくとも基づいて実行主体を特定することと、
前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応するアクション内容情報に少なくとも基づいて、実行させるアクション内容を特定することと、及び、
前記特定された実行主体に対して、前記特定されたアクション内容の実行指示を送信することと、を含む、データ処理方法である。
本発明によれば、移動体の状況に応じたアクションを実行させることができる。
本実施形態の情報処理システムの構成を示すブロック図である。 図1の情報処理システムの機能ブロック図である。 本実施形態の概要の説明図である。 本実施形態のユーザ情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。 本実施形態の乗員情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。 本実施形態の移動体情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。 本実施形態の移動ログ情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。 本実施形態のアクション情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。 本実施形態の実行ログ情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。 本実施形態のアクションの設定処理のシーケンス図である。 図10の情報処理において表示される画面例を示す図である。 本実施形態のアクションの実行処理のシーケンス図である。 図12のアクションの特定の詳細なフローチャートである。 変形例1の安全スコアログ情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。 変形例1の統計処理のシーケンス図である。 変形例1のアクションの実行処理のシーケンス図である。 変形例3の概要の説明図である。 変形例3のアクションの実行処理のシーケンス図である。 変形例4の概要の説明図である。 変形例4のアクションの実行処理のシーケンス図である。 変形例5の情報処理システムの構成を示すブロック図である。 変形例5の概要の説明図である。 変形例5のアクションの実行処理のシーケンス図である。 変形例6のアクションの実行処理のシーケンス図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(1)情報処理システムの構成
情報処理システムの構成を説明する。図1は、本実施形態の情報処理システムの構成を示すブロック図である。図2は、図1の情報処理システムの機能ブロック図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、クライアント装置10と、サーバ30と、移動体50と、実行デバイス70と、を備える。
クライアント装置10、サーバ30、移動体50、及び、実行デバイス70は、ネットワーク(例えば、インターネット又はイントラネット)NWを介して接続される。
クライアント装置10は、サーバ30にリクエストを送信するコンピュータ(「情報処理装置」の一例)である。クライアント装置10は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、又は、パーソナルコンピュータである。
サーバ30は、クライアント装置10から送信されたリクエストに応じたレスポンスをクライアント装置10に提供するコンピュータ(「情報処理装置」の一例)である。サーバ30は、例えば、ウェブサーバである。
移動体50は、例えば、以下の少なくとも1つである。
・四輪車
・二輪車
・パーソナルモビリティ
・船舶
・飛行体(ドローン及び航空機の少なくとも1つ)
・自律移動可能なロボット(例えば、ロボット掃除機)
実行デバイス70は、サーバ30から直接または間接に接続可能であって、何らかの動作を発生させることができるものであれば特に限定されないが、例えば、以下の少なくとも1つである。
・スマートフォン
・タブレット端末
・パーソナルコンピュータ
・サーバコンピュータ(一例として、メールサーバ及びウェブサーバの少なくとも1つ)
・ホストコンピュータ(一例として、ユーザが管理するネットワークに接続されたホストコンピュータ)
・サイネージのコントローラ
・スピーカのコントローラ
・ユーザが装着可能なウェアラブルデバイス
・交通インフラシステム(例えば、信号機、自動開閉ゲート(一例として、ETC(Electronic Toll Collection System)ゲート又は改札)、道路標識、及び、案内板の少なくとも1つ)のコントローラ
・都市インフラシステム(例えば、電灯、エスカレータ、エレベータ、水源(一例として、ダム又は河川)の水門又は下水の排水、及び、エネルギ(一例として、電力)のプラント)のコントローラ
・防災インフラシステム(例えば、自然災害(一例として、ゲリラ豪雨、地震、又は、津波)、火災、テロ、及び、感染症の少なくとも1つの緊急情報を伝達するシステム(一例として、防災無線))のコントローラ
・農林畜産インフラシステム(例えば、放水、肥料、及び、餌やりの少なくとも1つの処理を実行するシステム)のコントローラ
・物体に関する情報(例えば、路上に配置されたゴミ箱の集積量に関する情報)をサーバ30に送信するコンピュータ
(1−1)クライアント装置の構成
クライアント装置10の構成を説明する。
図2に示すように、クライアント装置10は、記憶装置11と、プロセッサ12と、入出力インタフェース13と、通信インタフェース14とを備える。
記憶装置11は、プログラム及びデータを記憶するように構成される。記憶装置11は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組合せである。
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のプログラム
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
プロセッサ12は、記憶装置11に記憶されたプログラムを起動することによって、クライアント装置10の機能を実現するように構成される。プロセッサ12は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又は、これらの組み合わせである。
入出力インタフェース13は、クライアント装置10に接続される入力デバイスからユーザの指示を取得し、かつ、クライアント装置10に接続される出力デバイスに情報を出力するように構成される。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイ、スピーカ、又は、それらの組合せである。
通信インタフェース14は、クライアント装置10と、サーバ30及び移動体50との間の通信を制御するように構成される。
(1−2)サーバの構成
サーバ30の構成を説明する。
図2に示すように、サーバ30は、記憶装置31と、プロセッサ32と、入出力インタフェース33と、通信インタフェース34とを備える。
記憶装置31は、プログラム及びデータを記憶するように構成される。記憶装置31は、例えば、ROM、RAM、及び、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組合せである。
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OSのプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理の実行結果
プロセッサ32は、記憶装置31に記憶されたプログラムを起動することによって、サーバ30の機能を実現するように構成される。プロセッサ32は、例えば、CPU、ASIC、FPGA、又は、これらの組み合わせである。
入出力インタフェース33は、サーバ30に接続される入力デバイスからユーザの指示を取得し、かつ、サーバ30に接続される出力デバイスに情報を出力するように構成される。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイである。
通信インタフェース34は、サーバ30と、クライアント装置10及び移動体50との間の通信を制御するように構成される。
なお、サーバ30の通信インタフェース34は、移動体50に備えられた通信インタフェース54と直接に通信を行うのではなく、間接に通信を行うこととしてもよい。例えば、移動体50が接触または近接することより、通信インタフェース54を通じて移動体50に関する移動体情報を取得する機器(不図示)があり、サーバ30は移動体情報をかかる機器から直接に、または更になんらかの装置を通じて取得することとしてもよい。例えば、そのような機器として以下が挙げられる。
・移動体50に配置された機器(不図示)から情報を受信することが可能な、道路等に配置された通信アンテナ(例えば、ITSスポット)
・所定の通信規格による無線通信(例えば、NFC、Bluetooth等)が可能である、ユーザが保有する機器またはデバイスから、情報を取得することが可能な機器(例えば、改札機、自動販売機等)
(1−3)移動体の構成
移動体50の構成を説明する。
図2に示すように、移動体50は、記憶装置51と、プロセッサ52と、入出力インタフェース53と、通信インタフェース54と、センサ55と、移動機構56と、を備える。
図2に示すように、移動体50は、記憶装置51と、プロセッサ52と、入出力インタフェース53と、通信インタフェース54と、センサ55と、移動機構56と、を備える。
記憶装置51は、プログラム及びデータを記憶するように構成される。記憶装置51は、例えば、ROM、RAM、及び、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組合せである。
プログラムは、例えば、以下のプログラムを含む。
・OSのプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
データは、例えば、以下のデータを含む。
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理の実行結果
プロセッサ52は、記憶装置51に記憶されたプログラムを起動することによって、移動体50の機能を実現するように構成される。プロセッサ52は、例えば、CPU、ASIC、FPGA、又は、これらの組み合わせである。
入出力インタフェース53は、移動体50に接続される入力デバイスからユーザの指示を取得し、かつ、移動体50に接続される出力デバイスに情報を出力するように構成される。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイ、スピーカ、又は、それらの組合せである。
通信インタフェース54は、移動体50とサーバ30との間の通信を制御するように構成される。
センサ55は、例えば、移動体50に対して固定又は着脱可能に配置される。センサ55は、移動体50の移動体情報を取得するように構成される。移動体情報は、移動体50の移動及び状態の少なくとも1つに関する情報である。移動体情報は、例えば、以下の少なくとも1つを含む。
・走行情報(一例として、速度に関する速度情報、加速度に関する加速度情報、ジャイロに関するジャイロ情報、加速による荷重方向に関する荷重方向情報、及び、位置に関する位置情報の少なくとも1つ)
・環境情報(一例として、天候情報(例えば、天気に関する情報、及び、雨量等の天気に付随する情報)、風量に関する情報、風向に関する情報、温度に関する情報、湿度に関する情報、気圧に関する情報、地磁気に関する情報、方位に関する情報、環境汚染に関する情報(例えば、PM2.5等の環境汚染部室の度合に関する情報、並びに、香り及び匂いに関する情報の少なくとも1つ))
・位置情報(一例として、緯度、経度、高度、及び、基準点からの相対的な位置の少なくとも1つに関する情報)
・状態情報(一例として、移動体50の荷重に関する情報、移動体50の積載物の積載量に関する情報、タイヤ空気圧に関する情報、エンジン回転数に関する情報、燃費に関する情報、燃料残量に関する情報、移動機構56に対する操作の状態に関する情報、移動機構56に対する異常操作(例えば、アクセルの踏み間違え等の誤操作)に関する情報、移動距離に関する情報、移動体50内の状態(例えば、シートベルトの着脱状態、及び、エアバックの開閉状態等)に関する情報、並びに、移動体50の鍵の開閉状態に関する情報の少なくとも1つ)
移動機構56は、移動体50を移動させるための機構である。移動機構56は、乗員の操作、又は、プロセッサ52の制御に従って移動体50を移動させるように構成される。移動機構56は、例えば、以下の構成を含む。
・車輪
・ステアリング
・アクセル
・ブレーキ
・ギア
・プロペラ
・翼
・エンジン及びモータの少なくとも1つ
(2)実施形態の概要
本実施形態の概要を説明する。図3は、本実施形態の概要の説明図である。
図3に示すように、本実施形態は、クライアント装置10と、サーバ30と、移動体50と、実行デバイス70と、を含む。
クライアント装置10は、ユーザの指示に応じて、サーバ30に対して、アクション情報の設定を要求する。アクション情報は、アクションに関する情報であり、その詳細は後述する。
サーバ30は、クライアント装置10の要求に応じて、当該要求に対応するアクション情報を記憶する。
移動体50は、移動体情報をサーバ30に送信する。
サーバ30は、移動体50から送信された移動体情報を参照して、アクションの実行条件が成立するか否かを判定する。
アクションの実行条件が成立する場合、サーバ30は、アクションの実行主体(移動体50、及び、実行デバイス70の少なくとも1つ)に対して、アクションの実行指示を送信する。
実行主体は、サーバ30から送信された実行指示に対応するアクションを実行する。
本実施形態の第1例の各構成要素の具体例は、以下のとおりである。
・ユーザ:移動体50の車両保険サービスを提供する保険会社
・クライアント装置10:保険会社の従業員、及び、車両保険サービスを利用する顧客(法人又は個人)の少なくとも1人が使用するコンピュータ
・サーバ30:従業員、顧客等により設定されたアクション情報を管理するコンピュータ
・移動体50:顧客が使用する車両
・実行デバイス70:顧客が使用するコンピュータ
本実施形態の第2例の各構成要素の具体例は、以下のとおりである。
・ユーザ:移動体50の車両レンタルサービスを提供するレンタル会社
・クライアント装置10:レンタル会社の従業員、及び、車両レンタルサービスを利用する顧客(法人又は個人)の少なくとも1人が使用するコンピュータ
・サーバ30:従業員、顧客等により設定されたアクション情報を管理するコンピュータ
・移動体50:顧客が借りる車両
・実行デバイス70:顧客が使用するコンピュータ
本実施形態の第3例の各構成要素の具体例は、以下のとおりである。
・ユーザ:自治体
・クライアント装置10:自治体の職員が使用するコンピュータ
・サーバ30:職員、自治体の管轄地域に居住する住民等により設定されたアクション情報を管理するコンピュータ
・移動体50:自治体の住民が乗車する車両
・実行デバイス70:住民が使用するコンピュータ
本実施形態の第4例の各構成要素の具体例は、以下のとおりである。
・ユーザ:自動車メーカ及び自動車の販売会社の少なくとも1つ
・クライアント装置10:自動車メーカ及び自動車の販売会社の少なくとも1つの社員が使用するコンピュータ
・サーバ30:設定されたアクション情報を管理するコンピュータ
・移動体50:顧客及び乗員の少なくとも1人が乗車する車両
・実行デバイス70:顧客及び乗員の少なくとも1人が使用するコンピュータ
本実施形態の第5例の各構成要素の具体例は、以下のとおりである。
・ユーザ:複数の工事用車両を管理する企業
・クライアント装置10:複数の工事用車両の状況を管理するコンピュータ
・サーバ30:企業の従業員等により設定されたアクション情報を管理するコンピュータ
・移動体50:複数の工事用車両
・実行デバイス70:複数の工事用車両の乗務員それぞれが保持する、所定のアプリケーションがインストールされたスマートフォン、またはクライアント装置10自体
(3)データベース
本実施形態のデータベースを説明する。以下のデータベースは、記憶装置31に記憶される。
(3−1)ユーザ情報データベース
本実施形態のユーザ情報データベースを説明する。図4は、本実施形態のユーザ情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
図4のユーザ情報データベースには、ユーザ情報が格納されている。ユーザ情報は、ユーザに関する情報である。ユーザは、例えば、法人、自治体、及び、組織体の少なくとも1つである。
ユーザ情報データベースは、「ユーザID」フィールドと、「パスワード」フィールドと、「実行主体」フィールドと、「ユーザ名」フィールドと、「ユーザ属性」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
「ユーザID」フィールドには、ユーザ識別情報が格納される。ユーザ識別情報は、ユーザを識別する情報である。
「パスワード」フィールドには、サーバ30にユーザがログインするためのパスワードが格納される。
「実行主体」フィールドには、実行主体情報が格納される。実行主体情報は、ユーザによって指定されたアクションの実行主体に関する情報である。実行主体情報は、例えば、以下の少なくとも1つを含む。
・移動体識別情報
・実行デバイス70を識別するデバイス識別情報
「ユーザ名」フィールドには、ユーザ名に関する情報(例えば、テキスト)が格納される。
「ユーザ属性」フィールドには、ユーザ属性情報が格納される。ユーザ属性情報は、ユーザの属性に関する情報である。「ユーザ属性」フィールドは、「業種」フィールドと、「社員数」フィールドと、「保有移動体数」フィールドと、を含む。
「業種」フィールドには、ユーザの業種に関する情報が格納される。
「社員数」フィールドには、ユーザが雇用する社員の人数に関する情報が格納される。
「保有移動体数」フィールドには、ユーザが保有する移動体(以下「保有移動体」という)の数に関する情報が格納される。
(3−2)乗員情報データベース
本実施形態の乗員情報データベースを説明する。図5は、本実施形態の乗員情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
図5の乗員情報データベースには、乗員情報が格納されている。乗員情報は、移動体50の乗員に関する情報である。
乗員情報データベースは、「乗員ID」フィールドと、「乗員」フィールドと、「乗員属性」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
乗員情報データベースは、ユーザ識別情報に関連付けられる。
「乗員ID」フィールドには、乗員識別情報が格納される。乗員識別情報は、乗員を識別する情報である。乗員は、例えば、以下の少なくとも1つを含む。
・ユーザに所属する人物(一例として、ユーザが法人(つまり、雇用者)である場合、当該法人の被雇用者)
・ユーザが提供するサービスを利用する人物(一例として、ユーザが提供するサービスの顧客)
「乗員名」フィールドには、乗員名に関する情報(例えば、テキスト)が格納される。
「乗員属性」フィールドには、乗員属性情報が格納される。乗員属性情報は、乗員の属性に関する情報である。「乗員属性」フィールドは、「性別」フィールドと、「年齢」フィールドと、「グループ」フィールドと、を含む。
「性別」フィールドには、乗員の性別に関する情報が格納される。
「年齢」フィールドには、乗員の年齢に関する情報が格納される。
「グループ」フィールドには、グループ情報が格納される。グループ情報は、ユーザを構成するグループのうち、乗員が所属するグループに関する情報である。グループは、例えば、法人を構成する部門である。
(3−3)移動体情報データベース
本実施形態の移動体情報データベースを説明する。図6は、本実施形態の移動体情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
図6の移動体情報データベースには、移動体情報が格納されている。移動体情報は、ユーザの保有移動体に関する情報である。
移動体情報データベースは、「移動体ID」フィールドと、「月額保険料」フィールドと、「移動体属性」フィールドと、「リース」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
移動体情報データベースは、ユーザ識別情報に関連付けられる。
「移動体ID」フィールドには、移動体識別情報が格納される。移動体識別情報は、移動体50を識別する情報である。
「月額保険料」フィールドには、月額保険料に関する情報が格納される。「月額保険料」フィールドは、移動体50に掛けられた保険契約の更新の度に更新される。
「移動体属性」フィールドには、移動体属性情報が格納される。移動体属性情報は、移動体50の属性に関する情報である。「移動体属性」フィールドは、「車種」フィールドと、「用途」フィールドと、「管理グループ」フィールドと、を含む。
「車種」フィールドには、移動体50の車種に関する情報が格納される。
「用途」フィールドには、移動体50の用途に関する情報が格納される。
「管理グループ」フィールドには、移動体50を管理するグループ(以下「管理グループ」という)に関する情報が格納される。
その他にも、限定ではなく例として、図示しないが、移動体50についてユーザが利用しているガソリンスタンド、eV充電スポット、修理ディーラーなどに関する情報などを格納してもよい。
(3−4)移動ログ情報データベース
本実施形態の移動ログ情報データベースを説明する。図7は、本実施形態の移動ログ情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
図7の移動ログ情報データベースには、移動ログ情報が格納されている。移動ログ情報は、移動体50の移動の履歴に関する情報である。
移動ログ情報データベースは、「移動ログID」フィールドと、「日時」フィールドと、「移動」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
移動ログ情報データベースは、移動体識別情報に関連付けられる。
「移動ログID」フィールドには、移動ログ識別情報が格納される。移動ログ識別情報は、移動ログを識別する情報である。
「日時」フィールドには、移動ログの対象となる日時に関する情報が格納される。
「移動」フィールドには、移動体情報の履歴が格納される。「移動」フィールドは、「走行」フィールドと、「環境」フィールドと、を含む。
「走行」フィールドには、移動体50の走行に関する走行情報が格納される。
「環境」フィールドには、移動体50の移動の環境に関する環境情報が格納される。
(3−5)アクション情報データベース
本実施形態のアクション情報データベースを説明する。図8は、本実施形態のアクション情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
図8のアクション情報データベースには、アクション情報が格納されている。
アクション情報データベースは、「アクションID」フィールドと、「フロー種別」フィールドと、「シナリオ」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
アクション情報データベースは、移動体識別情報に関連付けられる。
「アクションID」フィールドには、アクション識別情報が格納される。アクション識別情報は、アクション情報を識別する情報である。
「シナリオ」フィールドには、シナリオ情報が格納される。シナリオ情報は、アクションの内容(以下「シナリオ」という)に関する情報である。「シナリオ」フィールドは、「シナリオ名」フィールドと、「トリガ」フィールドと、「実行主体」フィールドと、「アクション内容」フィールドと、を含む。
「シナリオ名」フィールドには、シナリオ名に関する情報(例えば、テキスト)が格納される。
「トリガ」フィールドには、トリガ情報が格納される。アクションの実行条件(以下「トリガ」という)に関する情報である。
なお、トリガ情報の要素となりうるのは、センサ55によって取得された移動体情報に限られず、例えば、ユーザの業種などのユーザ情報、運転者の属性(例えば、年齢)などの乗員情報、天気などの環境情報、車種などであってもよい。
「実行主体」フィールドには、アクションの実行主体に関する情報である実行主体情報が格納される。
「アクション内容」フィールドには、アクション内容に関する情報が格納される。アクション内容に関する情報は、実行すべきアクションに関する情報である。
「アクション種別」フィールドには、アクション種別情報が格納される。アクション種別情報は、アクションの種別に関する情報である。アクションの種別は、リアルタイムタイプと、バッチタイプと、を含む。
シナリオ情報の一例を以下に挙げる。
「シナリオ名」:悪天候下でのスピード過剰警告
「トリガ」:移動体50の位置における天候が雨または雪であり、移動体50の速度が50km/hを超過した
「実行主体」:移動体50に備えられたスピーカー装置
「アクション」:「スピードが過剰です。スピードを落としてください」という音声をスピーカー装置から出力する ?「アクション種別」:リアルタイムタイプ
リアルタイムタイプは、移動体50から送信された移動体情報がトリガを成立させる場合にアクションを実行する種別である。つまり、リアルタイムタイプは、トリガを成立させる移動体情報が送信されたときに実行されるアクションである。
バッチタイプは、移動ログ情報データベースに格納された移動ログ情報がトリガを成立させる場合にアクションを実行する種別である。つまり、バッチタイプは、所定の日時(例えば、始業時刻である平日9時)になった場合や、ユーザ入力による指示があった場合など、移動体情報の送信とは無関係のタイミングでの何らかの契機に基づいて、トリガが成立するかどうかについて移動ログ情報を読み込むことにより判断され、トリガが成立する移動体情報場合に実行されるアクションである。
(3−6)実行ログ情報データベース
本実施形態の実行ログ情報データベースを説明する。図9は、本実施形態の実行ログ情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
図9の実行ログ情報データベースには、実行ログ情報が格納されている。実行ログ情報は、実行されたアクションの履歴に関する情報である。
実行ログ情報データベースは、「実行ログID」フィールドと、「日時」フィールドと、「実行主体」フィールドと、「ステータス」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
実行ログ情報データベースは、アクション識別情報に関連付けられる。
「実行ログID」フィールドには、実行ログ識別情報が格納される。実行ログ識別情報は、実行ログ情報を識別する情報である。
「日時」フィールドには、アクションが実行された日時に関する情報である。
「実行主体」フィールドには、アクションを実行した実行主体の実行主体情報が格納される。
「ステータス」フィールドには、ステータス情報が格納される。ステータス情報は、アクションの実行の結果(例えば、アクションの実行の成功又は失敗)に関する情報である。
(4)情報処理
本実施形態の情報処理を説明する。
(4−1)アクションの設定処理
本実施形態のアクション情報の設定処理を説明する。図10は、本実施形態のアクション情報の設定処理のシーケンス図である。図11は、図10の情報処理において表示される画面例を示す図である。
図10に示すように、クライアント装置10は、ログインリクエスト(S110)を実行する。
具体的には、プロセッサ12は、画面P10(図11)をディスプレイに表示する。
画面P10は、操作オブジェクトB10と、フィールドオブジェクトF10a〜F10bと、を含む。
フィールドオブジェクトF10aは、ユーザ識別情報の入力を受け付けるオブジェクトである。
フィールドオブジェクトF10bは、パスワードの入力を受け付けるオブジェクトである。
操作オブジェクトB10は、ログインリクエストを実行するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
ユーザが、フィールドオブジェクトF10aにユーザ識別情報を入力し、且つ、操作オブジェクトB10を操作すると、プロセッサ12は、ログインリクエストデータをサーバ30に送信する。
ログインリクエストデータは、以下の情報を含む。
・フィールドオブジェクトF10aに入力されたユーザ識別情報
・フィールドオブジェクトF10bに入力されたパスワード
ステップS110の後、サーバ30は、ログインレスポンス(S130)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、ユーザ情報データベース(図4)を参照して、ログインリクエストデータに含まれるユーザ識別情報に関連付けられた「パスワード」フィールドの情報を特定する。
プロセッサ32は、特定された「パスワード」フィールドの情報と、ログインリクエストデータに含まれるパスワードと、が一致する場合、ログインレスポンスデータをクライアント装置10に送信する。
ログインレスポンスデータは、以下の情報を含む。
・ログインリクエストデータに含まれるユーザ識別情報に関連付けられた「実行主体」フィールドの情報(つまり、実行主体情報)
ステップS130の後、クライアント装置10は、実行主体の設定(S111)を実行する。
具体的には、プロセッサ12は、画面P11(図11)をディスプレイに表示する。
画面P11は、指示オブジェクトOBJ11a〜OBJ11bと、操作オブジェクトB11と、領域オブジェクトA11と、を含む。
指示オブジェクトOBJ11a〜OBJ11bは、実行主体を設定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。指示オブジェクトOBJ11a〜OBJ11bには、それぞれ、ログインレスポンスデータに含まれる実行主体情報が割り当てられる。
領域オブジェクトA11は、指示オブジェクトOBJ11a〜OBJ11bの少なくとも1つを配置可能に構成される。
操作オブジェクトB11は、領域オブジェクトA11に配置された指示オブジェクトOBJ11a〜OBJ11bの少なくとも1つを実行主体として確定させるためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
例えば、ユーザが、ドラッグアンドドロップ操作により指示オブジェクトOBJ11aを領域オブジェクトA11に配置し、且つ、操作オブジェクトB11を操作すると、プロセッサ12は、指示オブジェクトOBJ11aに割り当てられた実行主体情報(例えば、移動体識別情報「M01」)を記憶装置11に記憶する。
ステップS111の後、クライアント装置10は、アクション内容の設定(S112)を実行する。
具体的には、プロセッサ12は、画面P12(図11)をディスプレイに表示する。
画面P12は、指示オブジェクトOBJ12a〜OBJ12bと、操作オブジェクトB12と、領域オブジェクトA12と、を含む。
指示オブジェクトOBJ12a〜OBJ12bは、アクション内容を設定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。指示オブジェクトOBJ12a〜OBJ12bには、それぞれ、アクション内容に関する情報が割り当てられる。
領域オブジェクトA12は、指示オブジェクトOBJ12a〜OBJ12bの少なくとも1つを配置可能に構成される。
操作オブジェクトB12は、領域オブジェクトA11に配置された指示オブジェクトOBJ12a〜OBJ12bの少なくとも1つを実行されるべきアクションとして確定させるためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
例えば、ユーザが、ドラッグアンドドロップ操作により指示オブジェクトOBJ12aを領域オブジェクトA12に配置し、且つ、操作オブジェクトB12を操作すると、プロセッサ12は、指示オブジェクトOBJ12aに割り当てられたアクション内容に関する情報(例えば、「ACT01」)を記憶装置11に記憶する。
ステップS112の後、クライアント装置10は、トリガの設定(S113)を実行する。
具体的には、プロセッサ12は、画面P13(図11)をディスプレイに表示する。
画面P13は、指示オブジェクトOBJ13a〜OBJ13bと、操作オブジェクトB13と、領域オブジェクトA13と、を含む。
指示オブジェクトOBJ13a〜OBJ13bは、トリガを設定するためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。指示オブジェクトOBJ13a〜OBJ13bには、それぞれ、トリガ情報が割り当てられる。
領域オブジェクトA13は、指示オブジェクトOBJ13a〜OBJ13bの少なくとも1つを配置可能に構成される。
操作オブジェクトB13は、領域オブジェクトA11に配置された指示オブジェクトOBJ13a〜OBJ13bの少なくとも1つをトリガとして確定させるためのユーザ指示を受け付けるオブジェクトである。
例えば、ユーザが、ドラッグアンドドロップ操作により指示オブジェクトOBJ13aを領域オブジェクトA13に配置し、且つ、操作オブジェクトB13を操作すると、プロセッサ12は、指示オブジェクトOBJ13aに割り当てられたトリガ情報(例えば、「TR01」)を記憶装置11に記憶する。
ステップS113の後、クライアント装置10は、アクション情報設定リクエスト(S114)を実行する。
具体的には、プロセッサ12は、アクション情報設定リクエストデータをサーバ30に送信する。アクション情報設定リクエストデータは、以下の情報を含む。
・ステップS112で記憶装置11に記憶された実行主体情報
・ステップS113で記憶装置11に記憶されたアクション内容情報
・ステップS114で記憶装置11に記憶されたトリガ情報
ステップS114の後、サーバ30は、アクション情報の設定(S131)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、アクション情報設定リクエストデータに含まれるトリガ情報を参照して、アクションの種別(つまり、リアルタイムタイプ又はバッチタイプ)を判定する。
プロセッサ32は、ログインリクエストデータに含まれるユーザ識別情報に関連付けられたアクション情報データベース(図8)に新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「アクションID」フィールド:新規のアクション識別情報
・「アクション種別」フィールド:アクションの種別の判定結果に基づくアクション種別情報
・「実行主体」フィールド:アクション情報設定リクエストデータに含まれる実行主体情報
・「アクション内容」フィールド:アクション情報設定リクエストデータに含まれるアクション内容に関する情報
・「トリガ」フィールド:アクション情報設定リクエストデータに含まれるトリガ情報
(4−2)アクションの実行処理
本実施形態のアクションの実行処理を説明する。図12は、本実施形態のアクションの実行処理のシーケンス図である。図13は、図12のアクションの特定の詳細なフローチャートである。
図12に示すように、移動体50は、移動体情報の送信(S250)を実行する。
具体的には、センサ55は、移動体50の移動体情報を取得する。
プロセッサ52は、以下の情報をサーバ30に送信する。
・移動体識別情報
・センサ55によって取得された移動体情報
・ステップS250の実行日時に関する情報
ステップS250の後、サーバ30は、移動ログ情報データベースの更新(S230)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS250で送信された移動体識別情報に関連付けられた移動ログ情報データベース(図7)に新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「移動ログID」フィールド:新規の移動ログ識別情報
・「日時」フィールド:ステップS251で送信された実行日時に関する情報
・「移動」フィールド:ステップS251で送信された移動体情報
ステップS230の後、サーバ30は、アクション情報の特定(S231)を実行する。
図13に示すように、サーバ30は、対象ユーザの特定(S2310)を実行する。
具体的には、ステップS250で送信された移動体識別情報を含む移動体情報データベース(図6)に関連付けられたユーザ識別情報(以下「対象ユーザ識別情報」という)を特定する。
プロセッサ32は、ステップS251で送信された移動体情報を参照して、対象ユーザ識別情報に関連付けられたアクション情報データベース(図8)の「トリガ」フィールドのトリガ情報に対応するトリガが成立するレコードを特定する。
プロセッサ32は、特定されたレコードの「アクションID」フィールドのアクション識別情報(以下「対象アクション識別情報」という)を特定する。対象アクション識別情報は、実行すべきアクション(以下「対象アクション」という)を識別する情報である。
ステップS2310の後、サーバ30は、対象実行主体の特定(S2311)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS2310で特定された対象アクション識別情報に関連付けられた「実行主体」フィールドの実行主体情報(以下「対象実行主体情報」という)を特定する。対象実行主体情報は、対象アクションの実行主体(以下「対象実行主体」という)を識別する情報である。
ステップS2311の後、サーバ30は、対象アクションの特定(S2312)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS2310で特定された対象アクション識別情報に関連付けられた「アクション」フィールドのアクション内容情報(以下「対象アクション内容情報」という)を特定する。特定されたアクション内容情報は、対象アクション内容(以下「対象アクション」という)に関する情報である。
ここで、前述の説明では、対象実行主体の特定の後に、対象アクションの特定を行うこととしているが、対象アクションの特定の後に、対象実行主体の特定を行うこととしてもよく、順番は特に限定されない。
なお、本実施形態においては、アクション情報の設定時に実行主体を具体的に特定することとしているが、この方法に限られない。例えば、サーバ30に記憶される実行主体情報の設定を、アクション実行時において移動体M01から半径rキロメートル以内に位置する実行デバイス70として、トリガ成立時における移動体50の移動体情報に応じたものとすることができる。その後、サーバ30が実行リクエストを行う際に、この設定された条件に対応する実行デバイス70を特定し、それらの実行デバイス70に対して実行リクエストを行うこととしてもよい。換言すれば、実行主体の設定は、具体的な実行デバイス70を特定することに限られず、何らかの条件を満たす実行主体としてもよく、また、実行主体の特定は、アクション情報を設定する時点で行うことに限られず、アクションを実行する時点など、アクション情報の設定からアクション実行までの期間の任意の時点で実行主体を特定することとしてもよい。
この設定される条件における要素は、移動体情報についてのみでなく、サーバ30が他の移動体情報に基づいて取得する、または別途のサービス等から取得する、移動体50に関連する移動体の外部の状況情報、例えば、渋滞状況などを含めてもよく、その内容は特に限定されない。
同様に、本実施形態においては、アクション情報の設定時にアクション内容を具体的に特定することとしているが、この方法に限られない。例えば、サーバ30に記憶されるアクション内容情報の設定を、アクション実行時において移動体M01が移動中であると判断された場合は移動体M01内に備えられたスピーカーからメッセージを出力し、停止している場合(例えば、アイドリング状態またはエンジンを切っている状態である)は、移動体M01に備えられたディスプレイにメッセージを出力する、などとして、トリガ成立時における移動体50の状況に応じたものとすることができる。その後、サーバ30が実行リクエストを行う際に、この設定された条件に対応するアクション内容を特定し、実行デバイス70に対してこの特定されたアクション内容の実行リクエストを行うこととしてもよい。換言すれば、アクション内容の設定は、具体的なアクション内容を特定することに限られず、何らかの条件に基づいて決定されるアクション内容としてもよく、また、アクション内容の特定は、アクション情報を設定する時点で行うことに限られず、アクションを実行する時点など、アクション情報の設定からアクション実行までの期間の任意の時点で実行主体を特定することとしてもよい。
??この設定される条件における要素は、移動体情報についてのみでなく、サーバ30が他の移動体情報に基づいて取得する、または別途のサービス等から取得する、移動体50に関連する移動体の外部の状況情報、例えば、渋滞状況などを含めてもよく、その内容は特に限定されない。
更に、アクション内容の特定は、その前に特定された実行主体に基づいて行われてもよい。例えば、サーバ30に記憶される実行主体情報の設定を「アクション実行時において移動体M01から半径r1キロメートル以内に位置するサイネージ」とし、アクション内容情報の設定を「渋滞が発生している旨を画像情報または文字情報で出力する」としていた場合に、トリガ成立時に当該設定に対応する実行デバイス70であるサイネージが、渋滞情報を示す画像情報の表示が可能であればその画像の表示をアクション内容とし、画像情報の表示が不可能であれば渋滞発生の旨の文字情報の表示をアクション内容として特定する。
更に、実行主体の特定は、その前に特定されたアクション内容に基づいて行われてもよい。例えば、サーバ30に記憶されるアクション内容情報の設定を「移動体M01から半径r2キロメートル以内に位置する移動体に渋滞発生の旨を通知する」としていた場合に、ディスプレイ装置を備えている移動体においてはそのディスプレイ装置を実行主体として、その旨のメッセージを表示させ、ディスプレイ装置を備えていない移動体においては別途の装置(例えば、スピーカー装置や、移動体の運転手が保有するスマートフォン)を実行主体として、メッセージを通知(音声通知、表示通知など)する。
ステップS231の後、サーバ30は、実行リクエスト(S232)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS2311で特定された対象実行主体(クライアント装置10、移動体50、及び、実行デバイス70の少なくとも1つ)に実行リクエストデータを送信する。実行リクエストデータは、以下の情報を含む。
・ステップS2312で特定された対象アクション情報
ステップS232の後、移動体50は、アクションを実行する(S251)。
具体的には、プロセッサ52は、実行リクエストデータに含まれるアクション内容情報に対応するアクションを実行する。
ステップS251で実行されるアクションは、例えば、以下が挙げられる。しかしながら、移動体50において実行されるアクション内容は特に限定されず、移動体50その他から得られた情報が所定の条件を満たすことにより発生したトリガが、移動体50における何らかの手段または機能を動作させるものであればよい。
(例1)
・トリガ:移動体50の速度が所定速度(例えば、130km/h)以上である。
・アクション:移動体50のシートを振動させる。
(例2)
・トリガ:移動体50の位置が所定位置を基準として所定範囲内(例えば、半径100m以内)である。
・アクション:移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(一例として、「目的地が近づいています」というメッセージ)を表示する。
(例3)
・トリガ:移動体50の位置が目的地までnkm以内になった。
・アクション:移動体50に配置されたスピーカから所定の音声メッセージ(一例として、「目的地が近づいています」という音声メッセージ)を出力する。
(例4)
・トリガ:移動体50の目的地への到着予想時刻がn分以内になった。
・アクション:移動体50に配置されたスピーカから所定の音声メッセージ(一例として、「まもなく到着です」という音声メッセージ)を出力する。
(例5)
・トリガ:移動体50が他の移動体から危険行為(一例として、あおり運転)を受けた(n分以内に他の移動体から複数回にわたってpメートル以内に後方から接近された)。
・アクション:移動体50に配置されたディスプレイに所定の音声メッセージ(一例として、「後方に危険車両が接近しています」という音声メッセージ)を出力する。
(例6)
・トリガ:移動体50の乗員の運転歴が一定期間(一例として、2年)以下であり、かつ、移動体50が位置する地点において天気が雨であった。
・アクション:移動体50に配置されたスピーカから所定の音声メッセージ(一例として、「スピードを落として、慎重に運転しましょう」という音声メッセージ)を出力する。
ステップS251の後、移動体50は、実行結果通知(S252)を実行する。
具体的には、プロセッサ52は、アクションの実行の結果に関する通知(以下「実行結果通知」という)をサーバ30に送信する。実行結果通知は、以下の情報を含む。
・アクションを実行した実行主体(つまり、移動体50)の実行主体情報
・実行されたアクションのアクション識別情報
・アクション(つまり、ステップS251)の実行日時に関する情報
・ステータス情報
ステップS232の後、実行デバイス70は、アクションを実行する(S270)。
具体的には、実行デバイス70は、実行リクエストデータに含まれるアクション内容情報に対応するアクションを実行する。
ステップS270で実行されるアクションは、例えば、以下が挙げられる。しかしながら、移動体50において実行されるアクション内容は特に限定されず、移動体50その他から得られた情報に基づき成立したトリガに対応し、実行デバイス70における何らかの手段または機能を動作させるものであればよい。
(例1)
・トリガ:移動体50から移動体情報がn分以上送信されなかった。
・アクション:乗員が使用するスマートフォンに所定のメッセージ(一例として、「移動体50との通信が解除されています」というメッセージ)を通知する。
(例2)
・トリガ:移動体50が所定位置を通過した。
・アクション:所定位置の周辺に配置された街灯を点灯又は消灯させる。
(例3)
・トリガ:移動体50が、移動体情報データベースにおいて当該移動体50に紐付けて登録されているガソリンスタンドから一定距離(例えば、300m)の範囲内に入り、かつ、移動体50に搭載されている燃料残量が一定値(例えば、20%)未満であった。
・アクション: 所定位置の周辺に配置されたサイネージに所定の画像、例えば、登録されているガソリンスタンドへ進行するよう促すような表示(例えば、燃料残量が少なくなっている旨、及びガソリンスタンドへの進行方向を示す矢印画像との組み合わせ)をする。
(例4)
・トリガ:移動体50が所定の位置から半径nkm以内で定義される円領域に入った。
・アクション:所定の位置にいる人物が保有する携帯通信装置(例えば、スマートフォン、スマートウォッチ等)に所定のメッセージ(一例として、「移動体50がまもなく到着します」というメッセージ)を通知する。
ステップS270の後、実行デバイス70は、実行結果通知(S271)を実行する。
具体的には、実行デバイス70は、アクションの実行結果通知をサーバ30に送信する。実行結果通知は、例えば、以下の情報を含む。
・アクションを実行した実行主体(つまり、実行デバイス70)の実行主体情報
・実行されたアクションのアクション識別情報
・アクション(つまり、ステップS270)の実行日時に関する情報
・ステータス情報
ステップS252及びS271の少なくとも1つの後、サーバ30は、実行ログ情報データベースの更新(S233)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、クライアント装置10、移動体50、及び、実行デバイス70の少なくとも1つから実行結果通知を受信すると、実行結果通知に含まれるアクション識別情報に関連付けられた実行ログ情報データベース(図9)に、新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「実行ログID」フィールド:新規の実行ログ識別情報
・「日時」フィールド:実行結果通知に含まれる実行日時に関する情報
・「実行主体」フィールド:実行結果通知に含まれる実行主体情報
・「ステータス」フィールド:実行結果通知に含まれるステータス情報
本実施形態によれば、サーバ30が、移動体50の移動体情報を取得し、且つ、当該移動体情報に応じたアクションの実行指示を、アクションの実行主体に送信する。これにより、移動体50の移動及び状態の少なくとも1つに応じたアクションを実行させることができる。
特に、本実施形態によれば、サーバ30が、移動体50の移動体情報を取得したときに、当該移動体情報に応じた対象アクション情報を特定する。これにより、移動体50の移動及び状態の少なくとも1つに応じてアクションを実行させることができる。
特に、本実施形態によれば、サーバ30が、少なくとも1つの移動体50を対象実行主体として特定する。これにより、少なくとも1つの移動体50に対象アクションを実行させることができる。
特に、本実施形態によれば、サーバ30が、移動体情報を送信した移動体50を対象実行主体として特定する。これにより、移動体情報を送信した移動体50に、当該移動体情報に応じた対象アクションを実行させることができる。
特に、本実施形態によれば、サーバ30が、ユーザによって指定された実行主体(例えば、移動体50及び実行デバイス70の少なくとも1つ)を対象実行主体として特定する。これにより、ユーザによって指定された実行主体に対象アクションを実行させることができる。
特に、本実施形態によれば、サーバ30が、ユーザによって作成されたアクション情報とユーザ識別情報とを関連付けて記憶する。これにより、ユーザによって作成されたアクション情報をユーザ毎に管理することができる。
特に、本実施形態によれば、サーバ30が、アクションの実行の履歴に関する情報を記憶する。これにより、アクションの実行の履歴に関する情報を管理することができる。
特に、本実施形態によれば、サーバ30が、移動体50に配置されたセンサ55によって検出された移動体情報に応じたアクションを実行する。これにより、より正確な移動体情報を用いたアクションの実行が可能になる。
(5)変形例
本実施形態の変形例を説明する。
(5−1)変形例1
変形例1を説明する。変形例1は、1台の移動体50の移動の履歴を参照してバッチタイプのアクションを実行する例である。
(5−1−1)安全スコアログ情報データベース
変形例1の安全スコアログ情報データベースを説明する。図14は、変形例1の安全スコアログ情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
図14の安全スコアログ情報データベースには、安全スコアログ情報が格納されている。安全スコアログ情報は、安全スコアの履歴に関する情報である。安全スコアは、移動体50の走行の安全レベルに関する情報である。
安全スコアログ情報データベースは、「安全スコアログID」フィールドと、「日付」フィールドと、「統計」フィールドと、「安全スコア」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
安全スコアログ情報データベースは、移動体識別情報に関連付けられる。
「安全スコアログID」フィールドには、安全スコアログ識別情報が格納される。安全スコアログ識別情報は、安全スコアログを識別する情報である。
「日付」フィールドには、安全スコアの対象となる走行の日付に関する情報が格納される。
「統計」フィールドには、統計情報が格納される。統計情報は、移動体情報に対する統計結果に関する情報である。「統計」フィールドは、「急加速回数」フィールドと、「急減速回数」フィールドと、「急ハンドル回数」フィールドと、「加速度分布」フィールドと、「総走行距離」フィールドと、「総走行時間」フィールドと、を含む。
「急加速回数」フィールドには、急加速の回数に関する情報が格納される。
「急減速回数」フィールドには、急減速の回数に関する情報が格納される。
「急ハンドル回数」フィールドには、急ハンドルの回数に関する情報が格納される。
「加速度分布」フィールドには、加速度の分布に関する情報が格納される。
「総走行距離」フィールドには、総走行距離に関する情報が格納される。
「総走行時間」フィールドには、総走行時間に関する情報が格納される。
「安全スコア」フィールドには、安全スコアに関する情報が格納される。
(5−1−2)情報処理
変形例1の情報処理を説明する。
(5−1−2−1)統計処理
変形例1の統計処理を説明する。図15は、変形例1の統計処理のシーケンス図である。
図15の統計処理は、所定のタイミング(例えば、1日のうちの所定時刻)に実行される。
図15に示すように、サーバ30は、統計(S330)を実行する。
具体的には、記憶装置31には、統計モデルが記憶されている。統計モデルには、移動ログ情報と統計情報の相関関係が記述されている。
プロセッサ32は、各移動体識別情報に関連付けられた移動ログ情報データベース(図7)を特定する。
プロセッサ32は、特定された移動ログ情報データベースのうち、所定期間(例えば、図15の処理の実行日と同一の日)に該当するレコードを特定する。
プロセッサ32は、特定されたレコードの「移動」フィールドの情報(以下「対象移動体情報」という)を統計モデルに入力することにより、対象移動体情報に対応する統計情報を計算する。
統計情報は、例えば、以下の少なくとも1つを含む。
・急加速の回数
・急減速の回数
・急ハンドルの回数
・加速度分布
・総走行距離
・総走行時間
・総アイドリング時間
・燃費(一例として、移動ログ情報に含まれる日時に関する情報毎の燃費、又は、走行別の燃費)
・残燃料から計算される走行可能距離
・予想天気
・誤操作の回数
・乗員人数
・事故の有無
・乗員の人体のストレスレベル
・二酸化炭素の排出量
ステップS330の後、サーバ30は、安全スコアの計算(S331)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、記憶装置31には、安全スコア計算モデルが記憶されている。安全スコア計算モデルには、統計情報と安全スコアの相関関係が記述されている。
プロセッサ32は、ステップS330で得られた統計情報を安全スコア計算モデルに入力することにより、統計情報に対応する安全スコアを計算する。
ステップS331の後、サーバ30は、安全スコアログ情報データベースの更新(S332)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、全ての移動体識別情報に関連付けられた安全スコアログ情報データベース(図14)に新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「安全スコアログID」フィールド:新規の安全スコアログ識別情報
・「日付」フィールド:図15の実行日に関する情報
・「統計」フィールド:ステップS330で得られた統計情報
・「安全スコア」フィールド:ステップS331で得られた安全スコアに関する情報
(5−1−2−2)アクションの実行処理
変形例1のアクションの実行処理を説明する。図16は、変形例1のアクションの実行処理のシーケンス図である。
図16に示すように、サーバ30は、アクション情報の特定(S430)を実行する。
図13に示すように、サーバ30は、対象アクション情報の特定(S2310?S2312)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS2310の処理の対象となる対象ユーザ識別情報を任意に決定する。
プロセッサ32は、対象ユーザ識別情報に関連付けられた移動体情報データベース(図5)の「移動体ID」フィールドの移動体識別情報のうち、ステップS2310の処理の対象となる対象移動体識別情報を任意に決定する。
プロセッサ32は、対象移動体識別情報に関連付けられた安全スコアログ情報データベース(図14)の「統計」フィールドの情報及び「安全スコア」フィールドの情報の少なくとも1つを参照して、対象ユーザ識別情報に関連付けられたアクション情報データベース(図8)の「トリガ」フィールドのトリガ情報に対応するトリガが成立するレコードを特定する。
プロセッサ32は、特定されたレコードの「アクションID」フィールドの対象アクション識別情報を特定する。
ステップS2310の後、サーバ30は、本実施形態(図13)と同様に、対象実行主体の特定(S2311)及び対象アクションの特定(S2312)を実行する。
ステップS430の後、サーバ30は、本実施形態(図12)と同様に、実行リクエスト(S232)を実行する。
ステップS232の後、移動体50は、本実施形態(図12)と同様に、アクションの実行(S251)〜実行結果通知(S252)を実行する。
変形例1のステップS251で実行されるアクションは、例えば、以下の少なくとも1つである。
(例1)
・トリガ:同一の移動体50が所定の位置をn回通過した。
・アクション:移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(一例として、「道に迷っている可能性があります。」というメッセージ)を表示する。
(例2)
・トリガ:特定の移動体50のn日あたりのアイドリング時間がm分以上になった。
・アクション:移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(例えば、アイドリング時間が過剰であることを警告するメッセージ)を表示する。
(例3)
・トリガ:1回の走行において、nG以上の急操作がm回発生した。
・アクション:移動体50に配置されたスピーカから所定の音声メッセージ(例えば、過剰な急操作を行っていることを警告する音声メッセージ)を出力する。
(例4)
・トリガ:誤操作の回数が1日n回以上発生した。
・アクション:移動体50を安全地帯に強制停車させるよう移動機構56を制御する制御信号を送信し、且つ、移動体50に配置されたスピーカから所定の音声メッセージ(例えば、運転することが危険な状態であることを警告する音声メッセージ)を出力する。
(例5)
・トリガ:移動体50が、所定位置について、過去の所定期間(例えば、3ヶ月間)において通過した回数が所定回数(例えば、10回)を超過した。
・アクション:移動体50内に備えられたディスプレイに表示される広告のうち、所定位置に関連する広告を表示する優先度を高くする。
ステップS232の後、実行デバイス70は、本実施形態(図12)と同様に、アクションの実行(S270)〜実行結果通知(S271)を実行する。
変形例1のステップS270で実行されるアクションは、例えば、以下の少なくとも1つである。
(例1)
・トリガ:移動体50のn日あたりの総走行距離がmkmになった。
・アクション:ユーザの職員のメールアドレスに所定のメッセージ(例えば、メンテナンスを推奨するメッセージ)を送信する。
(例2)
・トリガ:特定の移動体50のn日あたりのエンジンの始動又は停止の回数がm回になった。
・アクション:乗員が使用するスマートフォンに所定のメッセージ(例えば、移動体50のメンテナンスを推奨するメッセージ)を送信する。
(例3)
・トリガ:移動体50のn日あたりの法定速度超過回数がm回になった。
・アクション:ユーザの職員のメールアドレスに所定のメッセージ(例えば、運転停止を推奨するメッセージ)を送信する。
ステップS251及びS270の少なくとも1つの後、サーバ30は、本実施形態(図12)と同様に、実行ログ情報データベースの更新(S233)を実行する。
変形例1によれば、サーバ30が、移動体50の移動ログ情報を蓄積し、且つ、当該移動ログ情報に応じたアクションの実行指示を、アクションの実行主体に送信する。これにより、移動体50の移動の履歴に応じたアクションを実行させることができる。
(5−2)変形例2
変形例2を説明する。変形例2は、複数の移動体50の移動体情報を参照してバッチタイプのアクションを実行する例である。
図16に示すように、サーバ30は、アクション情報の特定(S430)を実行する。
図13に示すように、サーバ30は、対象アクション情報の特定(S2310?S2312)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS2310の処理の対象となる対象ユーザ識別情報を任意に決定する。
プロセッサ32は、対象ユーザ識別情報に関連付けられた移動体情報データベース(図5)の「移動体ID」フィールドの移動体識別情報のうち、ユーザが指定した条件を満たす複数の移動体識別情報を、対象移動体識別情報として特定する。
プロセッサ32は、複数の対象移動体識別情報に関連付けられた安全スコアログ情報データベース(図14)の「統計」フィールドの情報及び「安全スコア」フィールドの情報の少なくとも1つを参照して、対象ユーザ識別情報に関連付けられたアクション情報データベース(図8)の「トリガ」フィールドのトリガ情報に対応するトリガが成立するレコードを特定する。
プロセッサ32は、特定されたレコードの「アクションID」フィールドの対象アクション識別情報を特定する。
ステップS2310の後、サーバ30は、本実施形態(図13)と同様に、対象実行主体の特定(S2311)及び対象アクション内容の特定(S2312)を実行する。
ステップS430の後、サーバ30は、本実施形態(図12)と同様に、実行リクエスト(S232)を実行する。
ステップS232の後、移動体50は、本実施形態(図12)と同様に、アクションの実行(S251)〜実行結果通知(S252)を実行する。
変形例2のステップS2751で実行されるアクションは、例えば、以下の少なくとも1つである。
(例1)
・トリガ:n台の移動体50が所定位置(例えば、工場のゲート)を通過した。
・アクション:n台目に所定位置を通過した移動体50に所定のメッセージ(例えば、「あなたがn台目の通過者です。」)を送信する。
(例2)
・トリガ:所定区域内で1車線nkmあたりm台の移動体50が走行している。
・アクション:所定区域手前xkmの所定位置を通過した移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(例えば、「この先渋滞が発生している」)を表示する。
(例3)
・トリガ:所定区域内でn台の移動体50がm回の急加速・急減速等の挙動を示した。
・アクション:所定区域付近の移動体50に所定のメッセージ(例えば、「この付近ではご注意ください」と)を送信する。
(例4)
・トリガ:所定区域内でn台の移動体50に対してm回の挙動(例えば、ワイパーの作動、ラジオ、音楽、及び、映像の少なくとも1つの再生、又は、ナビゲーションシステムの作動)を示した。
・アクション:所定区域付近の移動体50に所定のメッセージ(例えば、「この付近で雨が降っています」)を送信する。
(例5)
・トリガ:所定区域内に所定台数以上の移動体50が探知され、その平均速度が所定速度以下であった。
・アクション:所定区域に向かって走行している移動体50に対し、迂回を推奨するき旨のメッセージ(例えば、「この先渋滞が発生しています。迂回を推奨します。」など)を送信する。
ステップS232の後、実行デバイス70は、本実施形態(図12)と同様に、アクションの実行(S270)〜実行結果通知(S271)を実行する。
変形例2のステップS270で実行されるアクションは、例えば、以下の少なくとも1つである。
(例1)
・トリガ:1日平均n台の移動体50が所定位置に停止(例えば、駐車場に駐車)した。
・アクション:駐車場管理会社の職員の実行デバイス70に所定のメッセージ(例えば、駐車場の稼働率を示すメッセージ)を送信する。
(例2)
・トリガ:所定区域内で1車線nkmあたりm台の移動体50が走行している。
・アクション:所定区域の手前xkmの実行デバイス70(例えば、案内板)に迂回路を強調表示する。
変形例2によれば、サーバ30は、複数の移動体50の移動体情報を参照して、対象アクション情報を特定する。これにより、複数の移動体50の移動体情報に応じて、バッチタイプのアクションを実行させることができる。
(5−3)変形例3
変形例3を説明する。変形例3は、移動体50の外部に配置されたセンサ55によって取得された移動体情報を用いてアクションを実行する例である。
(5−3−1)変形例3の概要
変形例3の概要を説明する。図17は、変形例3の概要の説明図である。
図17に示すように、変形例3は、クライアント装置10と、サーバ30と、移動体50と、外部カメラ90と、を含む。
外部カメラ90は、例えば、以下の少なくとも1つである。
・移動体50とは異なる移動体(以下「外部移動体」という)に配置されたカメラ(一例として、外部移動体に配置されたドライブレコーダのカメラ)
・移動体50の移動経路上に配置された監視カメラ
クライアント装置10は、ユーザの指示に応じて、サーバ30に対して、アクション情報の設定を要求する。
サーバ30は、クライアント装置10の要求に応じて、当該要求に対応するアクション情報を記憶する。
外部カメラ90は、移動体50の画像情報(以下「移動体画像情報」という)をサーバ30に送信する。
サーバ30は、外部カメラ90から送信された移動体画像情報を参照して、アクションの実行条件が成立するか否かを判定する。
アクションの実行条件が成立する場合、サーバ30は、アクションの実行主体(移動体50、及び、実行デバイス70の少なくとも1つ)に対して、アクションの実行指示を送信する。
実行主体は、サーバ30から送信された実行指示に対応するアクションを実行する。
(5−3−2)変形例3のアクションの実行処理
変形例3のアクションの実行処理を説明する。図18は、変形例3のアクションの実行処理のシーケンス図である。
図18に示すように、外部カメラ90は、移動体画像情報の取得(S590)を実行する。
具体的には、外部カメラ90は、移動中の移動体50を撮影することにより、移動体画像情報を生成する。
外部カメラ90は、以下の情報をサーバ30に送信する。
・外部カメラ90を識別するセンサ識別情報
・外部カメラ90の位置(以下「センサ位置」という)に関するセンサ位置情報
・移動体画像情報
ステップS590の後、サーバ30は、画像解析(S530)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS590で送信されたセンサ識別位置情報を参照して、移動体画像情報に対応する位置情報を特定する。
プロセッサ32は、移動体画像情報に所定の画像解析モデルを適用することにより、以下の情報を特定する。
・移動体50の移動体識別情報
・移動体50の走行情報
ステップS530の後、サーバ30は、移動ログ情報データベースの更新(S531)を実行する。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS530で特定された移動体識別情報に関連付けられた移動ログ情報データベース(図7)に新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「移動ログID」フィールド:新規の移動ログ識別情報
・「日時」フィールド:ステップS530の実行日時に関する情報
・「走行」フィールド:ステップS530で特定された位置情報及び走行情報
ステップS531の後、サーバ30は、本実施形態(図12)と同様に、実行リクエスト(S232)を実行する。
ステップS232の後、移動体50は、本実施形態(図12)と同様に、アクションの実行(S251)〜実行結果通知(S252)を実行する。
変形例3のステップS251で実行されるアクションは、例えば、以下の少なくとも1つである。
(例1)
・トリガ:移動体画像情報に含まれる移動体50のアイドリング時間がm分以上になった。
・アクション:当該移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(例えば、アイドリング時間が過剰であることを警告するメッセージ)を表示する。
(例2)
・トリガ:移動体画像情報に含まれる移動体50がn時間連続走行を続けている。
・アクション:当該移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(例えば、連続走行を停止し休息を促す警告するメッセージ)を表示する。
(例3)
・トリガ:移動体50が所定の位置から所定の範囲内にあると移動体画像情報に基づいて判断された。
・アクション:当該移動体50に配置されたディスプレイに所定のコンテンツ画像(例えば、前記所定の位置に関連する乗員の興味関心の高いコンテンツ、又は、乗員との親和性の高いコンテンツ)を表示する。
ステップS232の後、実行デバイス70は、本実施形態(図12)と同様に、アクションの実行(S270)〜実行結果通知(S271)を実行する。
変形例3のステップS270で実行されるアクションは、例えば、以下の少なくとも1つである。
(例1)
・トリガ:カメラに映っている移動体の停車時間がm分以上になった。
・アクション:乗員が使用するスマートフォンに所定のメッセージ(一例として、「移動体50の駐車料金がx円発生しました」というメッセージ)を通知する。
(例2)
・トリガ:カメラに映っている移動体がn時間連続走行を続けている。
・アクション:移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(例えば、連続走行を停止し、且つ、休息を促すメッセージ)を表示する。
(例3)
・トリガ:カメラに映っている移動体50がディスプレイに近づいた。
・アクション:移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(例えば、乗員の興味関心の高いコンテンツや乗員との親和性の高いコンテンツ)を表示する。
ステップS252及びS271の少なくとも1つの後、サーバ30は、本実施形態(図12)と同様に、実行ログ情報データベースの更新(S233)を実行する。
変形例3によれば、外部カメラ90によって生成された移動体画像情報を用いて、アクションを実行させる。移動体50にセンサ55が配置されていない場合であっても、移動体情報に応じたアクションを実行させることができる。
変形例3では、センサ55及び外部カメラ90の組合せによって得られた移動体情報を参照して、リアルタイムタイプのアクションを実行してもよい。
変形例3では、外部カメラ90によって得られた移動体情報を用いて、バッチタイプのアクションを実行してもよい。
変形例3では、センサ55及び外部カメラ90の組合せによって得られた移動体情報を用いて、リアルタイムタイプのアクションを実行してもよい。
変形例3では、移動体の外部にカメラを設置する場合について説明したが、この形態に限られない。例えば、移動体自体にカメラを設置して、当該カメラから得られる画像に基づいて分析した情報を用いてアクションを実行してもよい。
(5−4)変形例4
変形例4を説明する。変形例4は、人及び動物の少なくとも1つの移動体情報を参照してアクションを実行する例である。
(5−4−1)変形例4の概要
変形例4の概要を説明する。図19は、変形例4の概要の説明図である。
図19に示すように、変形例4は、クライアント装置10と、サーバ30と、センサ55と、実行デバイス70と、を含む。クライアント装置10及び実行デバイス70は、本実施形態(図3)と同様である。
センサ55は、例えば、以下の少なくとも1つである。
・人が保持するスマートフォンに配置されたセンサ(例えば、加速度センサ、温度センサ、及び、GPS(Global Positioning System)モジュール)
・人が装着するウェアラブルデバイスに配置されたセンサ(例えば、加速度センサ、温度センサ、GPSモジュール、及び、生体センサ)
・動物が装着するウェアラブルデバイスに配置されたセンサ(例えば、加速度センサ、温度センサ、GPSモジュール、及び、生体センサ)
・人が保持するNFC規格対応のICカードまたはICカードの情報を取り込んだスマートフォンから、当該ICカードの情報を接触または近距離無線通信によって受信できるセンサ(例えば、駅における自動改札機など)
センサ55は、人及び動物の少なくとも1つの移動体情報をサーバ30に送信する。移動体情報は、人及び動物の少なくとも1つの移動に応じて変化する情報である。移動体情報は、例えば、以下の少なくとも1つを含む。
・走行情報
・生体情報(一例として、体温、脈拍、及び、呼吸周波数、血圧の少なくとも1つに関する情報)
・心理情報(一例として、心理的負荷レベルに関する情報、喜怒哀楽のレベルに関する情報、認知力に関する情報)
・活動状態に関する情報(一例として、眠気に関する情報、睡眠状態に関する情報、及び、覚醒状態に関する情報)
サーバ30は、センサ55から送信された移動体情報を参照して、アクションの実行条件が成立するか否かを判定する。
アクションの実行条件が成立する場合、サーバ30は、アクションの実行主体(移動体50、及び、実行デバイス70の少なくとも1つ)に対して、アクションの実行指示を送信する。
実行主体は、サーバ30から送信された実行指示に対応するアクションを実行する。
本実施形態の第1例の各構成要素の具体例は、以下のとおりである。
・ユーザ:対象者を雇用する雇用主
・クライアント装置10:雇用主の担当者が使用するコンピュータ
・サーバ30:雇用主によって設定されたアクションを管理するコンピュータ
・センサ55:対象者が保持するスマートフォン、又は、対象者が装着するウェアラブルデアバイス
・実行デバイス70:雇用主の上司が使用するコンピュータ
本実施形態の第2例の各構成要素の具体例は、以下のとおりである。
・ユーザ:動物を管理する牧場
・クライアント装置10:牧場の社員が使用するコンピュータ
・サーバ30:牧場の社員によって設定されたアクションを管理するコンピュータ
・センサ55:動物に装着されたウェアラブルデバイス
・実行デバイス70:牧場の社員が使用するコンピュータ
(5−4−2)アクションの実行処理
変形例4のアクションの実行処理を説明する。図20は、変形例4のアクションの実行処理のシーケンス図である。
図20に示すように、センサ55は、移動体情報の送信(S650)を実行する。
具体的には、センサ55は、人及び動物の少なくとも1つの移動体情報を取得する。
プロセッサ52は、以下の情報をサーバ30に送信する。
・人及び動物の少なくとも1つを識別する情報(以下「対象識別情報」という)
・センサ55によって取得された移動体情報
・ステップS650の実行日時に関する情報
ステップS650の後、サーバ30は、移動ログ情報データベースの更新(S630)を実行する。
具体的には、記憶装置31には、対象識別情報に関連付けられた移動ログ情報データベースが記憶されている。
プロセッサ32は、ステップS650で送信された対象識別情報に関連付けられた移動ログ情報データベースに新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、ステップS650で送信された情報(移動体情報及びステップS650の実行日時に関する情報)が格納される。
ステップS630の後、サーバ30は、本実施形態(図12)と同様に、アクション情報の特定(S231)及び実行リクエスト(S232)を実行する。
ステップS232の後、実行デバイス70は、本実施形態(図12)と同様に、アクションの実行(S270)及び実行結果通知(S271)を実行する。
ステップS270で実行されるアクションは、例えば、以下の少なくとも1つを含む。
(例1)
・トリガ:対象者が所定の位置に到達した。
・アクション:対象者の上司が使用するスマートフォンに所定のメッセージ(一例として、「対象者が目的地に到達しました」というメッセージ)を通知する。
(例2)
・トリガ:動物がnkm以上の速度で移動した。
・アクション:動物に装着されたウェアラブルデバイスのスピーカから警告音を出力する。
ステップS271の後、サーバ30は、本実施形態(図12)と同様に、実行ログ情報データベースの更新(S233)を実行する。
変形例4によれば、サーバ30が、人及び動物の少なくとも1つの移動体情報を取得し、且つ、当該移動体情報に応じたアクションの実行指示を、アクションの実行主体に送信する。これにより、人及び動物の少なくとも1つの移動の状況に応じたアクションを容易に実行させることができる。
変形例4では、人及び動物の少なくとも1つの移動体情報を用いたリアルタイムタイプのアクションを実行する例を示したが、変形例4の範囲はこれに限られない。変形例4は、当該移動体情報を用いたバッチタイプのアクションを実行する例にも適用可能である。
(5−5)変形例5
変形例5の概要を説明する。変形例5は、トリガ成立の判断をサーバ30が行いつつ、トリガ成立後の実行主体及びアクション内容の特定、並びにアクション実行指示をサーバ30とは異なる装置(例えば、ローカルサーバ80)が実行する例である。
(5−5−1)変形例5の概要
図21は、変形例5における情報処理システムの構成を示すブロック図である。図21に示すように、変形例5における情報システム構成は、上記説明した本実施形態における情報処理システムの構成に、ローカルサーバ80を追加したものとなっている。
ローカルサーバ80の構成は、サーバ30と同様に、記憶装置と、プロセッサと、入出力インタフェースと、通信インタフェースを有するものとなっている。更に、例えば、ローカルサーバ80の管理内容に対応する領域の情報を取得するデバイスやセンサ(例えば、監視カメラ)から情報を取得できるよう、通信インタフェースを通じてこれらデバイスやセンサと接続されていてもよい。
変形例5におけるアクション実行の前提として、アクション情報の設定においては、トリガに関する設定がサーバ30において行われ、また、アクション内容及び実行主体に関する設定がローカルサーバ80に対して行われる。これら設定された情報はそれぞれサーバ30及びローカルサーバ80において、同一のアクションIDに紐づけられて記憶される。
ローカルサーバ80の性質は特に限定されないが、例えば、移動体50を管理する企業が利用するサーバであったり、ある領域における交通を管理するサーバであったり等、所定の領域について独自の管理を行う役割を担うものが例として挙げられる。
図22は、変形例5の概要の説明図である。図22に示すように、サーバ30がトリガ成立情報をローカルサーバ80に送信し、トリガ成立情報の送信を受けたローカルサーバ80は、対応するアクション内容及び実行主体を決定し、決定された実行主体に対しアクション実行を指示する構成となっている他は、本実施形態(図3)と同様である。
(5−5−2)アクションの実行処理
変形例5のアクションの実行処理を説明する。図23は、変形例5のアクションの実行処理のシーケンス図である。
図23に示すように、移動体50に設置されたセンサ55は、移動体情報の送信(S750)を実行する。
プロセッサ52は、以下の情報をサーバ30に送信する。
・移動体識別情報
・センサ55によって取得された移動体情報
・ステップS750の実行日時に関する情報
ステップS750の後、サーバ30は、移動ログ情報データベースの更新(S230)を実行する。実行される内容は、本実施形態と同様であるため、説明を省略する。
ステップS230の後、サーバ30は、トリガが成立するかどうかを判断し、トリガが成立した場合、ローカルサーバ80に対して、成立したトリガに対応するアクションIDを送信する(S230A)。
ローカルサーバ80は、アクションIDを受信すると、当該アクションIDに対応するアクション内容及び実行主体を特定する(S731)。そして、特定された実行主体に対してアクション内容に対応するアクションを実行するよう、実行リクエスト(S732)を行う。
アクション内容及び実行主体は、ローカルサーバ80において設定することができる。例えば、ローカルサーバ30が独自に取得できる情報、例えば、所定の領域における監視カメラ映像による情報などに基づいて、実行されるパターンが動的に決定されるように設定することとしてもよい。すなわち、サーバ30は少なくとも移動体50に関する移動体情報に基づいてトリガが成立するかどうかを判断し、ローカルサーバ80はアクションが実行される現地の状況に応じてアクション内容及び実行主体を決定する。
ステップS732の後、実行デバイス70は、本実施形態(図12)と同様に、アクションの実行(S270)及び実行結果通知(S271)を実行する。
ステップS271の後、サーバ30は、本実施形態(図12)と同様に、実行ログ情報データベースの更新(S233)を実行する。
変形例5によれば、トリガ成立判断と、アクション内容及び実行主体の特定とを別個に行うので、サーバ30における負荷を減少させることができる。また、ローカルサーバ80において独自にアクション内容及び実行主体の設定を行うことができることから、ローカルサーバ80が管理する領域の実態に合った対応を実施することができる。
なお、上述の説明では、トリガ成立判断をサーバ30で、アクション内容及び実行主体の特定をローカルサーバ80にて行うこととしているが、これに限られない。例えば、トリガ成立判断とアクション内容の特定をサーバ30で、実行主体の特定をローカルサーバ80で行うこととしてもよい。逆に、トリガ成立判断と実行主体の特定をサーバ30で、アクション内容の特定をローカルサーバ80で行うこととしてもよい。
(5−6−1)変形例6の概要
変形例6の概要を説明する。変形例6は、アクションを実行するに際して、トリガ成立判断に必要となる過去の移動体情報の全部または一部を移動ログ情報データベースから予め読み込んで加工を施したものを、サーバ30の記憶装置31において参照可能に格納しておく例である。
変形例6に係るシステム構成は本実施形態(図3)と同様であるため、説明は省略する。本実施形態との差異部分は、アクション情報の特定(本実施形態においてはS231)において、トリガが成立しているかどうかを判断するために必要となる、移動ログ情報データベースの読み込みの一部または全部を省略することにあり、その詳細については以下に説明する。
変形例6のアクションの実行処理を説明する。図24は変形例6のアクションの実行処理のシーケンス図である。なお、移動体50および実行デバイス70にかかる処理は本実施形態と差異がないため、以下の説明においては、同一のステップ番号を使用する。
図24に示すように、サーバ30は、アクション情報の特定に備えて、予め、アクション情報に含まれるトリガ成立の判断に必要となる過去の移動体情報の読み込みを行っておき、トリガ成立の判断を容易化できるよう適宜加工した値(加工情報)を取得する(S810)。具体的には、例えば、過去10日間、所定領域において測定された速度値の期待値から所定値(例えば、30km/h)以上大きい値が観測されることをトリガ成立の条件とした場合、かかる値(過去10日間における所定領域において測定された速度値の期待値に30km/hを足した値)を取得する。そして、加工情報を記憶装置31に記憶する(S811)。
ここで、トリガに対応した加工情報の生成は、所定の周期(例えば、1時間ごと)で行ってもよいし、ステップS250において移動体情報の送信が移動体50から行われる都度、または所定の回数の送信が行われる都度行うこととしてもよく、そのタイミングは特に限定されない。
次に、移動体50に設置されたセンサ55は、移動体情報の送信(S250)を実行する。本ステップの内容は本実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
サーバ30は、送信を受けた移動体情報と、記憶装置31に記憶された加工情報に基づいて、トリガが成立するかどうかを判断する。前述の例においては、加工情報の値と移動体情報に含まれる速度値とを比較し、後者が前者以上であればトリガが成立したと判断する。そして、成立すると判断されたトリガに対応するアクション情報を特定する(S812)。そして、特定されたアクション情報に対応する移動体50または実行デバイス70に対し、実行リクエストを行う(S813)。
すなわち、アクション情報の特定においては、移動ログ情報データベースを読み込むのではなく、記憶装置31に記憶された加工情報及び送信された移動体情報を参照し、トリガが成立しているかどうかを判断して行われる。
この後、移動体50及び/又は実行デバイス70において対応するアクションが実行され(S251、S270)、実行結果通知が移動体50及び/又は実行デバイス70からサーバ30に対して行われる(S252、S271)。
実行結果通知を受けたサーバ30は、S250にて送信を受けた移動体情報、及び実行結果通知に基づいて、移動ログ情報データベースの更新を行う(S814)。すなわち、本実施形態においては、移動体情報の受信の度、及び実行結果の通知の度に移動ログ情報データベースの更新を行うこととしているが、変形例6においては、移動体情報の受信及び実行結果の通知を一単位として、移動ログ情報データベースの更新を行う。アクションの実行が無かった場合には、S813をスキップして移動ログ情報データベースの更新が行われる。
換言すると、本実施形態においては、移動体情報の送信(S250)の後に移動ログ情報データベースの更新(S230)を行い、その後にアクション情報の特定(S231)を実行することとしているが、この順番に限られず、変形例6のように、移動体情報の送信(S250)の後にアクション情報の特定(S231)を行い、その後に移動ログ情報データベースの更新(S230)を行うこととしてもよい。
無論、本実施形態と同様に、センサ55から移動体情報の送信(S250)があった後に、サーバ30は移動ログ情報データベースの更新を行ってもよい。即ち、移動体情報の受信に対応する移動ログ情報データベースの更新、及び実行結果通知に対応する移動ログ情報データベースの更新タイミングは特に限定されない。
なお、全てのアクション情報についてこのように加工情報を生成してもよく、または一部のトリガについてのみ、加工情報を生成してもよい。一部のトリガについてのみ加工情報を生成する場合は、例えば、効率化の観点から、優先度を高く設定されたトリガや、ユーザにより指定されたトリガについて行うこととし、それ以外のトリガについては、本実施形態のように移動ログ情報データベースを読み込んでトリガ成立を判断することが好ましい。
更に、トリガ成立判断に必要となる過去の移動体情報の全てを読み出すのではなく、その一部を読み出して加工情報を生成してもよい。この場合、加工情報の生成には使用されなかったが、トリガ成立の判断には必要となる分の過去の移動体情報を移動ログ情報データベースから読み出す必要性が生じる。しかしながら、既に加工情報を生成した部分に対応する移動体情報については読み出す必要がないため、かかる場合であっても効率的に処理を行うことができる。
例えば、複数のトリガの成立をそれぞれ判断するにあたり、それぞれのアクション情報からその共通部分に該当する過去の移動体情報を特定して読み出し、加工しておくことで、効率的に複数のトリガについての成立の判断を行うことができる。
加工情報の例を更に挙げる。トリガ成立の要件として、過去24時間において訪問した地域を、移動体50が再訪した、とするものがあった場合、過去24時間における訪問地の位置情報を予め移動ログ情報データベースから読み込んで、読み込んだ位置情報を簡略化する。例えば、位置情報として取得したGPS情報(緯度経度情報)そのままでは情報量が多いため、取得したGPS情報をそれぞれ所定の桁数に基づいて丸めた値を加工情報とするとともに、加工情報が重複するときは一つのみしか記憶しない態様で、記憶装置31に記憶する。そして、移動体情報の送信があった時に、記憶装置31に記憶されている加工情報を参照して、トリガが成立するかどうか、すなわち、加工情報における位置情報から所定の距離範囲内にあるかどうかが判断される。
変形例6によれば、過去の移動体情報に基づいた条件を、現在の移動体情報の内容が満たすかどうかによってトリガ成立判断するにあたり、参照すべき内容である全ての過去の移動体情報を逐一移動ログ情報データベースから読み出すことなく、予め読み込んで適宜加工したデータを参照することでトリガ成立の判断を行うことができるため、トリガ成立判断に関する処理を効率的に行うことができる。
(7)その他の変形例
その他の変形例を説明する。
記憶装置11は、クライアント装置10の外部に備えられ、ネットワークNWを介して、クライアント装置10と接続されてもよい。記憶装置31は、ネットワークNWを介して、サーバ30と接続されてもよい。記憶装置51は、ネットワークNWを介して、移動体50と接続されてもよい。
上記の情報処理の各ステップは、クライアント装置10及びサーバ30の何れでも実行可能である。
例えば、クライアント装置10が上記の情報処理の全てのステップを実行可能である場合、クライアント装置10は、サーバ30にリクエストを送信することなく、スタンドアロンで動作する情報処理装置として機能する。
通信機能を有するコンピュータ(以下「通信端末」という)がセンサ55と通信接続可能な場合、入出力インタフェース53及び通信インタフェース54は省略可能である。この場合、通信端末が、センサ55によって取得された移動体情報をサーバ30に送信する。通信端末は、例えば、スマートフォン又はタブレット端末である。一例として、乗員が移動体50内に通信端末を持ち込む(つまり、センサ55から所定距離以内に通信端末を配置する)ことにより、通信端末はセンサ55と通信接続可能になる。
本実施形態では、ユーザについて法人及び組織体を例示したが、本実施形態の範囲はこれに限られるものではない。本実施形態は、ユーザが個人である場合にも適用可能である。
本実施形態では、画面P11〜P13(図11)に表示されたオブジェクトに対応するアクションを設定する例を示したが、本実施形態の範囲はこれに限られない。本実施形態は、ユーザによってカスタマイズされたアクションを設定する場合にも適用可能である。
本実施形態では、移動体50の移動体情報に応じたアクションを実行させる例を示したが、本実施形態の範囲はこれに限られない。本実施形態は、例えば、モバイルデバイス(例えば、スマートフォン)の移動体情報に応じたアクションを実行させるケースにも適用可能である。
本実施形態では、トリガとして人間によって内容が設定可能な形式のものを用いる例を示したが、これらに限定されない。特に、人間によって内容が認知可能なトリガに限定されるものではなく、機械学習によって得られる識別器によるトリガなど、人間が認知できずともコンピュータによっては認知できるものであってもよい。
この場合、アクション情報データベースに格納されるトリガ情報は、移動体情報が満たすべき条件内容を記載する代わりに、限定でなく例として、そのトリガを構成する識別器の情報(例えば、認識器データが格納されているURLなど)が記載されることとしてもよい。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。また、上記の実施形態及び各変形例は、任意に組合せ可能である。
1 :情報処理システム
10 :クライアント装置
11 :記憶装置
12 :プロセッサ
13 :入出力インタフェース
14 :通信インタフェース
30 :サーバ
31 :記憶装置
32 :プロセッサ
33 :入出力インタフェース
34 :通信インタフェース
50 :移動体
51 :記憶装置
52 :プロセッサ
53 :入出力インタフェース
54 :通信インタフェース
55 :センサ
56 :移動機構
70 :実行デバイス
80 :ローカルサーバ
90 :外部カメラ

Claims (11)

  1. アクションのトリガに関するトリガ情報と、前記アクションの実行主体に関する実行主体情報と、及び前記アクションの内容に関するアクション内容情報とを少なくとも含むアクション情報を記憶することと、
    前記移動体の移動及び状態の少なくとも一つに関する移動体情報を取得することと、
    少なくとも前記移動体情報に基づいて、前記トリガ情報に対応するトリガが成立しているかどうかを判断することと、
    前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応する実行主体情報に少なくとも基づいて実行主体を特定することと、
    前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応するアクション内容情報に少なくとも基づいて、実行させるアクション内容を特定することと、及び、
    前記特定された実行主体に対して、前記特定されたアクション内容の実行指示を送信することと、
    を含む、データ処理方法。
  2. 請求項1に記載のデータ処理方法であって、
    前記トリガ情報を記憶することと、前記取得することと、及び、前記判断することは、装置第一のにおいて行われ、
    前記実行主体情報及び前記アクション内容情報を記憶することと、前記実行主体を特定することと、前記アクション内容を特定することと、並びに前記実行指示を送信することは、前記第一の装置とは異なる第二の装置にて行われる。
  3. 請求項2に記載のデータ処理方法は、
    前記移動体の外部状況情報を前記第二の装置において取得することを更に含み、
    前記実行主体の特定は、前記実行主体情報と、前記取得した前記移動体の外部状況情報に基づいて行われる。
  4. 請求項2に記載のデータ処理方法は、
    前記移動体の外部状況情報を前記第二の装置において取得することを更に含み、
    前記実行主体の特定は、前記実行主体情報と、前記特定されたアクション内容に基づいて行われる。
  5. 請求項2に記載のデータ処理方法は、
    前記移動体の外部の情報を前記第二の装置にて取得することを更に含み、
    前記アクション内容の特定は、前記アクション内容情報と、前記取得した前記移動体の外部の情報に基づいて行われる。
  6. 請求項2に記載のデータ処理方法は、
    前記移動体の外部の情報を前記第二の装置にて取得することを更に含み、
    前記アクション内容の特定は、前記アクション内容情報と、前記特定された実行主体に基づいて行われる。
  7. 請求項1乃至請求項6に記載のデータ処理方法であって、
    前記判断は、前記移動体情報の取得に対応して行われる。
  8. 請求項1乃至請求項7に記載のデータ処理方法であって、
    前記トリガ情報に対応する移動体情報の少なくとも一部から、トリガ成立判断に用いる加工情報を生成することをさらに含み、
    前記判断は、前記移動体情報及び前記生成された加工情報に基づいて行われる。
  9. 請求項8に記載のデータ処理方法であって、
    前記加工情報の生成は、複数のアクション情報に基づいて行われる。
  10. 移動体と通信可能に接続されるサーバであって、
    実行されるアクションのトリガに関するトリガ情報と、前記アクションの実行主体に関する実行主体情報と、及び前記アクションの内容に関するアクション内容情報とを少なくとも含むアクション情報を記憶する記憶部と、
    前記移動体の移動及び状態の少なくとも一つに関する移動体情報を取得する取得部と、
    前記移動体情報に基づいて、前記トリガ情報に対応するトリガが成立しているかどうかを判断するトリガ成立判断部と、
    前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応する実行主体情報に少なくとも基づいて実行主体を特定する実行主体特定部と、
    前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応するアクション内容情報に少なくとも基づいて、実行させるアクション内容を特定するアクション内容特定部と、及び、
    前記特定された実行主体に対して、前記特定されたアクション内容の実行指示を送信する送信部と、
    を備える。
  11. コンピュータに、
    実行されるアクションのトリガに関するトリガ情報と、前記アクションの実行主体に関する実行主体情報と、及び前記アクションの内容に関するアクション内容情報とを少なくとも含むアクション情報を記憶することと、
    前記移動体の移動及び状態の少なくとも一つに関する移動体情報を取得することと、
    前記移動体情報に基づいて、前記トリガ情報に対応するトリガが成立しているかどうかを判断することと、
    前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応する実行主体情報に少なくとも基づいて実行主体を特定することと、
    前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応するアクション内容情報に少なくとも基づいて、実行させるアクション内容を特定することと、及び、
    前記特定された実行主体に対して、前記特定されたアクション内容の実行指示を送信することと、
    を実行させるためのプログラム。

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