JP2021140768A - データ処理方法、サーバ及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
アクションのトリガに関するトリガ情報と、前記アクションの実行主体に関する実行主体情報と、及び前記アクションの内容に関するアクション内容情報とを少なくとも含むアクション情報を記憶することと、
前記移動体の移動及び状態の少なくとも一つに関する移動体情報を取得することと、
少なくとも前記移動体情報に基づいて、前記トリガ情報に対応するトリガが成立しているかどうかを判断することと、
前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応する実行主体情報に少なくとも基づいて実行主体を特定することと、
前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応するアクション内容情報に少なくとも基づいて、実行させるアクション内容を特定することと、及び、
前記特定された実行主体に対して、前記特定されたアクション内容の実行指示を送信することと、を含む、データ処理方法である。
情報処理システムの構成を説明する。図1は、本実施形態の情報処理システムの構成を示すブロック図である。図2は、図1の情報処理システムの機能ブロック図である。
クライアント装置10、サーバ30、移動体50、及び、実行デバイス70は、ネットワーク(例えば、インターネット又はイントラネット)NWを介して接続される。
・四輪車
・二輪車
・パーソナルモビリティ
・船舶
・飛行体(ドローン及び航空機の少なくとも1つ)
・自律移動可能なロボット(例えば、ロボット掃除機)
・スマートフォン
・タブレット端末
・パーソナルコンピュータ
・サーバコンピュータ(一例として、メールサーバ及びウェブサーバの少なくとも1つ)
・ホストコンピュータ(一例として、ユーザが管理するネットワークに接続されたホストコンピュータ)
・サイネージのコントローラ
・スピーカのコントローラ
・ユーザが装着可能なウェアラブルデバイス
・交通インフラシステム(例えば、信号機、自動開閉ゲート(一例として、ETC(Electronic Toll Collection System)ゲート又は改札)、道路標識、及び、案内板の少なくとも1つ)のコントローラ
・都市インフラシステム(例えば、電灯、エスカレータ、エレベータ、水源(一例として、ダム又は河川)の水門又は下水の排水、及び、エネルギ(一例として、電力)のプラント)のコントローラ
・防災インフラシステム(例えば、自然災害(一例として、ゲリラ豪雨、地震、又は、津波)、火災、テロ、及び、感染症の少なくとも1つの緊急情報を伝達するシステム(一例として、防災無線))のコントローラ
・農林畜産インフラシステム(例えば、放水、肥料、及び、餌やりの少なくとも1つの処理を実行するシステム)のコントローラ
・物体に関する情報(例えば、路上に配置されたゴミ箱の集積量に関する情報)をサーバ30に送信するコンピュータ
クライアント装置10の構成を説明する。
・OS(Operating System)のプログラム
・情報処理を実行するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のプログラム
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイ、スピーカ、又は、それらの組合せである。
サーバ30の構成を説明する。
・OSのプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理の実行結果
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイである。
なお、サーバ30の通信インタフェース34は、移動体50に備えられた通信インタフェース54と直接に通信を行うのではなく、間接に通信を行うこととしてもよい。例えば、移動体50が接触または近接することより、通信インタフェース54を通じて移動体50に関する移動体情報を取得する機器(不図示)があり、サーバ30は移動体情報をかかる機器から直接に、または更になんらかの装置を通じて取得することとしてもよい。例えば、そのような機器として以下が挙げられる。
・移動体50に配置された機器(不図示)から情報を受信することが可能な、道路等に配置された通信アンテナ(例えば、ITSスポット)
・所定の通信規格による無線通信(例えば、NFC、Bluetooth等)が可能である、ユーザが保有する機器またはデバイスから、情報を取得することが可能な機器(例えば、改札機、自動販売機等)
移動体50の構成を説明する。
・OSのプログラム
・情報処理を実行するアプリケーションのプログラム
・情報処理において参照されるデータベース
・情報処理の実行結果
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイ、スピーカ、又は、それらの組合せである。
・走行情報(一例として、速度に関する速度情報、加速度に関する加速度情報、ジャイロに関するジャイロ情報、加速による荷重方向に関する荷重方向情報、及び、位置に関する位置情報の少なくとも1つ)
・環境情報(一例として、天候情報(例えば、天気に関する情報、及び、雨量等の天気に付随する情報)、風量に関する情報、風向に関する情報、温度に関する情報、湿度に関する情報、気圧に関する情報、地磁気に関する情報、方位に関する情報、環境汚染に関する情報(例えば、PM2.5等の環境汚染部室の度合に関する情報、並びに、香り及び匂いに関する情報の少なくとも1つ))
・位置情報(一例として、緯度、経度、高度、及び、基準点からの相対的な位置の少なくとも1つに関する情報)
・状態情報(一例として、移動体50の荷重に関する情報、移動体50の積載物の積載量に関する情報、タイヤ空気圧に関する情報、エンジン回転数に関する情報、燃費に関する情報、燃料残量に関する情報、移動機構56に対する操作の状態に関する情報、移動機構56に対する異常操作(例えば、アクセルの踏み間違え等の誤操作)に関する情報、移動距離に関する情報、移動体50内の状態(例えば、シートベルトの着脱状態、及び、エアバックの開閉状態等)に関する情報、並びに、移動体50の鍵の開閉状態に関する情報の少なくとも1つ)
・車輪
・ステアリング
・アクセル
・ブレーキ
・ギア
・プロペラ
・翼
・エンジン及びモータの少なくとも1つ
本実施形態の概要を説明する。図3は、本実施形態の概要の説明図である。
サーバ30は、クライアント装置10の要求に応じて、当該要求に対応するアクション情報を記憶する。
サーバ30は、移動体50から送信された移動体情報を参照して、アクションの実行条件が成立するか否かを判定する。
アクションの実行条件が成立する場合、サーバ30は、アクションの実行主体(移動体50、及び、実行デバイス70の少なくとも1つ)に対して、アクションの実行指示を送信する。
実行主体は、サーバ30から送信された実行指示に対応するアクションを実行する。
・ユーザ:移動体50の車両保険サービスを提供する保険会社
・クライアント装置10:保険会社の従業員、及び、車両保険サービスを利用する顧客(法人又は個人)の少なくとも1人が使用するコンピュータ
・サーバ30:従業員、顧客等により設定されたアクション情報を管理するコンピュータ
・移動体50:顧客が使用する車両
・実行デバイス70:顧客が使用するコンピュータ
・ユーザ:移動体50の車両レンタルサービスを提供するレンタル会社
・クライアント装置10:レンタル会社の従業員、及び、車両レンタルサービスを利用する顧客(法人又は個人)の少なくとも1人が使用するコンピュータ
・サーバ30:従業員、顧客等により設定されたアクション情報を管理するコンピュータ
・移動体50:顧客が借りる車両
・実行デバイス70:顧客が使用するコンピュータ
・ユーザ:自治体
・クライアント装置10:自治体の職員が使用するコンピュータ
・サーバ30:職員、自治体の管轄地域に居住する住民等により設定されたアクション情報を管理するコンピュータ
・移動体50:自治体の住民が乗車する車両
・実行デバイス70:住民が使用するコンピュータ
・ユーザ:自動車メーカ及び自動車の販売会社の少なくとも1つ
・クライアント装置10:自動車メーカ及び自動車の販売会社の少なくとも1つの社員が使用するコンピュータ
・サーバ30:設定されたアクション情報を管理するコンピュータ
・移動体50:顧客及び乗員の少なくとも1人が乗車する車両
・実行デバイス70:顧客及び乗員の少なくとも1人が使用するコンピュータ
・ユーザ:複数の工事用車両を管理する企業
・クライアント装置10:複数の工事用車両の状況を管理するコンピュータ
・サーバ30:企業の従業員等により設定されたアクション情報を管理するコンピュータ
・移動体50:複数の工事用車両
・実行デバイス70:複数の工事用車両の乗務員それぞれが保持する、所定のアプリケーションがインストールされたスマートフォン、またはクライアント装置10自体
本実施形態のデータベースを説明する。以下のデータベースは、記憶装置31に記憶される。
本実施形態のユーザ情報データベースを説明する。図4は、本実施形態のユーザ情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
ユーザ情報データベースは、「ユーザID」フィールドと、「パスワード」フィールドと、「実行主体」フィールドと、「ユーザ名」フィールドと、「ユーザ属性」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
・移動体識別情報
・実行デバイス70を識別するデバイス識別情報
本実施形態の乗員情報データベースを説明する。図5は、本実施形態の乗員情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
乗員情報データベースは、「乗員ID」フィールドと、「乗員」フィールドと、「乗員属性」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
乗員情報データベースは、ユーザ識別情報に関連付けられる。
・ユーザに所属する人物(一例として、ユーザが法人(つまり、雇用者)である場合、当該法人の被雇用者)
・ユーザが提供するサービスを利用する人物(一例として、ユーザが提供するサービスの顧客)
本実施形態の移動体情報データベースを説明する。図6は、本実施形態の移動体情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
移動体情報データベースは、「移動体ID」フィールドと、「月額保険料」フィールドと、「移動体属性」フィールドと、「リース」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
移動体情報データベースは、ユーザ識別情報に関連付けられる。
その他にも、限定ではなく例として、図示しないが、移動体50についてユーザが利用しているガソリンスタンド、eV充電スポット、修理ディーラーなどに関する情報などを格納してもよい。
本実施形態の移動ログ情報データベースを説明する。図7は、本実施形態の移動ログ情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
移動ログ情報データベースは、「移動ログID」フィールドと、「日時」フィールドと、「移動」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
移動ログ情報データベースは、移動体識別情報に関連付けられる。
本実施形態のアクション情報データベースを説明する。図8は、本実施形態のアクション情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
アクション情報データベースは、「アクションID」フィールドと、「フロー種別」フィールドと、「シナリオ」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
アクション情報データベースは、移動体識別情報に関連付けられる。
「シナリオ名」:悪天候下でのスピード過剰警告
「トリガ」:移動体50の位置における天候が雨または雪であり、移動体50の速度が50km/hを超過した
「実行主体」:移動体50に備えられたスピーカー装置
「アクション」:「スピードが過剰です。スピードを落としてください」という音声をスピーカー装置から出力する ?「アクション種別」:リアルタイムタイプ
本実施形態の実行ログ情報データベースを説明する。図9は、本実施形態の実行ログ情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
実行ログ情報データベースは、「実行ログID」フィールドと、「日時」フィールドと、「実行主体」フィールドと、「ステータス」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
実行ログ情報データベースは、アクション識別情報に関連付けられる。
本実施形態の情報処理を説明する。
本実施形態のアクション情報の設定処理を説明する。図10は、本実施形態のアクション情報の設定処理のシーケンス図である。図11は、図10の情報処理において表示される画面例を示す図である。
具体的には、プロセッサ12は、画面P10(図11)をディスプレイに表示する。
フィールドオブジェクトF10bは、パスワードの入力を受け付けるオブジェクトである。
ログインリクエストデータは、以下の情報を含む。
・フィールドオブジェクトF10aに入力されたユーザ識別情報
・フィールドオブジェクトF10bに入力されたパスワード
具体的には、プロセッサ32は、ユーザ情報データベース(図4)を参照して、ログインリクエストデータに含まれるユーザ識別情報に関連付けられた「パスワード」フィールドの情報を特定する。
プロセッサ32は、特定された「パスワード」フィールドの情報と、ログインリクエストデータに含まれるパスワードと、が一致する場合、ログインレスポンスデータをクライアント装置10に送信する。
ログインレスポンスデータは、以下の情報を含む。
・ログインリクエストデータに含まれるユーザ識別情報に関連付けられた「実行主体」フィールドの情報(つまり、実行主体情報)
具体的には、プロセッサ12は、画面P11(図11)をディスプレイに表示する。
具体的には、プロセッサ12は、画面P12(図11)をディスプレイに表示する。
具体的には、プロセッサ12は、画面P13(図11)をディスプレイに表示する。
具体的には、プロセッサ12は、アクション情報設定リクエストデータをサーバ30に送信する。アクション情報設定リクエストデータは、以下の情報を含む。
・ステップS112で記憶装置11に記憶された実行主体情報
・ステップS113で記憶装置11に記憶されたアクション内容情報
・ステップS114で記憶装置11に記憶されたトリガ情報
具体的には、プロセッサ32は、アクション情報設定リクエストデータに含まれるトリガ情報を参照して、アクションの種別(つまり、リアルタイムタイプ又はバッチタイプ)を判定する。
プロセッサ32は、ログインリクエストデータに含まれるユーザ識別情報に関連付けられたアクション情報データベース(図8)に新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「アクションID」フィールド:新規のアクション識別情報
・「アクション種別」フィールド:アクションの種別の判定結果に基づくアクション種別情報
・「実行主体」フィールド:アクション情報設定リクエストデータに含まれる実行主体情報
・「アクション内容」フィールド:アクション情報設定リクエストデータに含まれるアクション内容に関する情報
・「トリガ」フィールド:アクション情報設定リクエストデータに含まれるトリガ情報
本実施形態のアクションの実行処理を説明する。図12は、本実施形態のアクションの実行処理のシーケンス図である。図13は、図12のアクションの特定の詳細なフローチャートである。
具体的には、センサ55は、移動体50の移動体情報を取得する。
プロセッサ52は、以下の情報をサーバ30に送信する。
・移動体識別情報
・センサ55によって取得された移動体情報
・ステップS250の実行日時に関する情報
具体的には、プロセッサ32は、ステップS250で送信された移動体識別情報に関連付けられた移動ログ情報データベース(図7)に新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「移動ログID」フィールド:新規の移動ログ識別情報
・「日時」フィールド:ステップS251で送信された実行日時に関する情報
・「移動」フィールド:ステップS251で送信された移動体情報
具体的には、ステップS250で送信された移動体識別情報を含む移動体情報データベース(図6)に関連付けられたユーザ識別情報(以下「対象ユーザ識別情報」という)を特定する。
プロセッサ32は、ステップS251で送信された移動体情報を参照して、対象ユーザ識別情報に関連付けられたアクション情報データベース(図8)の「トリガ」フィールドのトリガ情報に対応するトリガが成立するレコードを特定する。
プロセッサ32は、特定されたレコードの「アクションID」フィールドのアクション識別情報(以下「対象アクション識別情報」という)を特定する。対象アクション識別情報は、実行すべきアクション(以下「対象アクション」という)を識別する情報である。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS2310で特定された対象アクション識別情報に関連付けられた「実行主体」フィールドの実行主体情報(以下「対象実行主体情報」という)を特定する。対象実行主体情報は、対象アクションの実行主体(以下「対象実行主体」という)を識別する情報である。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS2310で特定された対象アクション識別情報に関連付けられた「アクション」フィールドのアクション内容情報(以下「対象アクション内容情報」という)を特定する。特定されたアクション内容情報は、対象アクション内容(以下「対象アクション」という)に関する情報である。
この設定される条件における要素は、移動体情報についてのみでなく、サーバ30が他の移動体情報に基づいて取得する、または別途のサービス等から取得する、移動体50に関連する移動体の外部の状況情報、例えば、渋滞状況などを含めてもよく、その内容は特に限定されない。
??この設定される条件における要素は、移動体情報についてのみでなく、サーバ30が他の移動体情報に基づいて取得する、または別途のサービス等から取得する、移動体50に関連する移動体の外部の状況情報、例えば、渋滞状況などを含めてもよく、その内容は特に限定されない。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS2311で特定された対象実行主体(クライアント装置10、移動体50、及び、実行デバイス70の少なくとも1つ)に実行リクエストデータを送信する。実行リクエストデータは、以下の情報を含む。
・ステップS2312で特定された対象アクション情報
具体的には、プロセッサ52は、実行リクエストデータに含まれるアクション内容情報に対応するアクションを実行する。
(例1)
・トリガ:移動体50の速度が所定速度(例えば、130km/h)以上である。
・アクション:移動体50のシートを振動させる。
(例2)
・トリガ:移動体50の位置が所定位置を基準として所定範囲内(例えば、半径100m以内)である。
・アクション:移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(一例として、「目的地が近づいています」というメッセージ)を表示する。
(例3)
・トリガ:移動体50の位置が目的地までnkm以内になった。
・アクション:移動体50に配置されたスピーカから所定の音声メッセージ(一例として、「目的地が近づいています」という音声メッセージ)を出力する。
(例4)
・トリガ:移動体50の目的地への到着予想時刻がn分以内になった。
・アクション:移動体50に配置されたスピーカから所定の音声メッセージ(一例として、「まもなく到着です」という音声メッセージ)を出力する。
(例5)
・トリガ:移動体50が他の移動体から危険行為(一例として、あおり運転)を受けた(n分以内に他の移動体から複数回にわたってpメートル以内に後方から接近された)。
・アクション:移動体50に配置されたディスプレイに所定の音声メッセージ(一例として、「後方に危険車両が接近しています」という音声メッセージ)を出力する。
(例6)
・トリガ:移動体50の乗員の運転歴が一定期間(一例として、2年)以下であり、かつ、移動体50が位置する地点において天気が雨であった。
・アクション:移動体50に配置されたスピーカから所定の音声メッセージ(一例として、「スピードを落として、慎重に運転しましょう」という音声メッセージ)を出力する。
具体的には、プロセッサ52は、アクションの実行の結果に関する通知(以下「実行結果通知」という)をサーバ30に送信する。実行結果通知は、以下の情報を含む。
・アクションを実行した実行主体(つまり、移動体50)の実行主体情報
・実行されたアクションのアクション識別情報
・アクション(つまり、ステップS251)の実行日時に関する情報
・ステータス情報
具体的には、実行デバイス70は、実行リクエストデータに含まれるアクション内容情報に対応するアクションを実行する。
(例1)
・トリガ:移動体50から移動体情報がn分以上送信されなかった。
・アクション:乗員が使用するスマートフォンに所定のメッセージ(一例として、「移動体50との通信が解除されています」というメッセージ)を通知する。
(例2)
・トリガ:移動体50が所定位置を通過した。
・アクション:所定位置の周辺に配置された街灯を点灯又は消灯させる。
(例3)
・トリガ:移動体50が、移動体情報データベースにおいて当該移動体50に紐付けて登録されているガソリンスタンドから一定距離(例えば、300m)の範囲内に入り、かつ、移動体50に搭載されている燃料残量が一定値(例えば、20%)未満であった。
・アクション: 所定位置の周辺に配置されたサイネージに所定の画像、例えば、登録されているガソリンスタンドへ進行するよう促すような表示(例えば、燃料残量が少なくなっている旨、及びガソリンスタンドへの進行方向を示す矢印画像との組み合わせ)をする。
(例4)
・トリガ:移動体50が所定の位置から半径nkm以内で定義される円領域に入った。
・アクション:所定の位置にいる人物が保有する携帯通信装置(例えば、スマートフォン、スマートウォッチ等)に所定のメッセージ(一例として、「移動体50がまもなく到着します」というメッセージ)を通知する。
具体的には、実行デバイス70は、アクションの実行結果通知をサーバ30に送信する。実行結果通知は、例えば、以下の情報を含む。
・アクションを実行した実行主体(つまり、実行デバイス70)の実行主体情報
・実行されたアクションのアクション識別情報
・アクション(つまり、ステップS270)の実行日時に関する情報
・ステータス情報
具体的には、プロセッサ32は、クライアント装置10、移動体50、及び、実行デバイス70の少なくとも1つから実行結果通知を受信すると、実行結果通知に含まれるアクション識別情報に関連付けられた実行ログ情報データベース(図9)に、新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「実行ログID」フィールド:新規の実行ログ識別情報
・「日時」フィールド:実行結果通知に含まれる実行日時に関する情報
・「実行主体」フィールド:実行結果通知に含まれる実行主体情報
・「ステータス」フィールド:実行結果通知に含まれるステータス情報
本実施形態の変形例を説明する。
変形例1を説明する。変形例1は、1台の移動体50の移動の履歴を参照してバッチタイプのアクションを実行する例である。
変形例1の安全スコアログ情報データベースを説明する。図14は、変形例1の安全スコアログ情報データベースのデータ構造の一例を示す図である。
安全スコアログ情報データベースは、「安全スコアログID」フィールドと、「日付」フィールドと、「統計」フィールドと、「安全スコア」フィールドと、を含む。各フィールドは、互いに関連付けられている。
安全スコアログ情報データベースは、移動体識別情報に関連付けられる。
変形例1の情報処理を説明する。
変形例1の統計処理を説明する。図15は、変形例1の統計処理のシーケンス図である。
具体的には、記憶装置31には、統計モデルが記憶されている。統計モデルには、移動ログ情報と統計情報の相関関係が記述されている。
プロセッサ32は、各移動体識別情報に関連付けられた移動ログ情報データベース(図7)を特定する。
プロセッサ32は、特定された移動ログ情報データベースのうち、所定期間(例えば、図15の処理の実行日と同一の日)に該当するレコードを特定する。
プロセッサ32は、特定されたレコードの「移動」フィールドの情報(以下「対象移動体情報」という)を統計モデルに入力することにより、対象移動体情報に対応する統計情報を計算する。
統計情報は、例えば、以下の少なくとも1つを含む。
・急加速の回数
・急減速の回数
・急ハンドルの回数
・加速度分布
・総走行距離
・総走行時間
・総アイドリング時間
・燃費(一例として、移動ログ情報に含まれる日時に関する情報毎の燃費、又は、走行別の燃費)
・残燃料から計算される走行可能距離
・予想天気
・誤操作の回数
・乗員人数
・事故の有無
・乗員の人体のストレスレベル
・二酸化炭素の排出量
具体的には、プロセッサ32は、記憶装置31には、安全スコア計算モデルが記憶されている。安全スコア計算モデルには、統計情報と安全スコアの相関関係が記述されている。
プロセッサ32は、ステップS330で得られた統計情報を安全スコア計算モデルに入力することにより、統計情報に対応する安全スコアを計算する。
具体的には、プロセッサ32は、全ての移動体識別情報に関連付けられた安全スコアログ情報データベース(図14)に新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「安全スコアログID」フィールド:新規の安全スコアログ識別情報
・「日付」フィールド:図15の実行日に関する情報
・「統計」フィールド:ステップS330で得られた統計情報
・「安全スコア」フィールド:ステップS331で得られた安全スコアに関する情報
変形例1のアクションの実行処理を説明する。図16は、変形例1のアクションの実行処理のシーケンス図である。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS2310の処理の対象となる対象ユーザ識別情報を任意に決定する。
プロセッサ32は、対象ユーザ識別情報に関連付けられた移動体情報データベース(図5)の「移動体ID」フィールドの移動体識別情報のうち、ステップS2310の処理の対象となる対象移動体識別情報を任意に決定する。
プロセッサ32は、対象移動体識別情報に関連付けられた安全スコアログ情報データベース(図14)の「統計」フィールドの情報及び「安全スコア」フィールドの情報の少なくとも1つを参照して、対象ユーザ識別情報に関連付けられたアクション情報データベース(図8)の「トリガ」フィールドのトリガ情報に対応するトリガが成立するレコードを特定する。
プロセッサ32は、特定されたレコードの「アクションID」フィールドの対象アクション識別情報を特定する。
(例1)
・トリガ:同一の移動体50が所定の位置をn回通過した。
・アクション:移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(一例として、「道に迷っている可能性があります。」というメッセージ)を表示する。
(例2)
・トリガ:特定の移動体50のn日あたりのアイドリング時間がm分以上になった。
・アクション:移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(例えば、アイドリング時間が過剰であることを警告するメッセージ)を表示する。
(例3)
・トリガ:1回の走行において、nG以上の急操作がm回発生した。
・アクション:移動体50に配置されたスピーカから所定の音声メッセージ(例えば、過剰な急操作を行っていることを警告する音声メッセージ)を出力する。
(例4)
・トリガ:誤操作の回数が1日n回以上発生した。
・アクション:移動体50を安全地帯に強制停車させるよう移動機構56を制御する制御信号を送信し、且つ、移動体50に配置されたスピーカから所定の音声メッセージ(例えば、運転することが危険な状態であることを警告する音声メッセージ)を出力する。
(例5)
・トリガ:移動体50が、所定位置について、過去の所定期間(例えば、3ヶ月間)において通過した回数が所定回数(例えば、10回)を超過した。
・アクション:移動体50内に備えられたディスプレイに表示される広告のうち、所定位置に関連する広告を表示する優先度を高くする。
(例1)
・トリガ:移動体50のn日あたりの総走行距離がmkmになった。
・アクション:ユーザの職員のメールアドレスに所定のメッセージ(例えば、メンテナンスを推奨するメッセージ)を送信する。
(例2)
・トリガ:特定の移動体50のn日あたりのエンジンの始動又は停止の回数がm回になった。
・アクション:乗員が使用するスマートフォンに所定のメッセージ(例えば、移動体50のメンテナンスを推奨するメッセージ)を送信する。
(例3)
・トリガ:移動体50のn日あたりの法定速度超過回数がm回になった。
・アクション:ユーザの職員のメールアドレスに所定のメッセージ(例えば、運転停止を推奨するメッセージ)を送信する。
変形例2を説明する。変形例2は、複数の移動体50の移動体情報を参照してバッチタイプのアクションを実行する例である。
具体的には、プロセッサ32は、ステップS2310の処理の対象となる対象ユーザ識別情報を任意に決定する。
プロセッサ32は、対象ユーザ識別情報に関連付けられた移動体情報データベース(図5)の「移動体ID」フィールドの移動体識別情報のうち、ユーザが指定した条件を満たす複数の移動体識別情報を、対象移動体識別情報として特定する。
プロセッサ32は、複数の対象移動体識別情報に関連付けられた安全スコアログ情報データベース(図14)の「統計」フィールドの情報及び「安全スコア」フィールドの情報の少なくとも1つを参照して、対象ユーザ識別情報に関連付けられたアクション情報データベース(図8)の「トリガ」フィールドのトリガ情報に対応するトリガが成立するレコードを特定する。
プロセッサ32は、特定されたレコードの「アクションID」フィールドの対象アクション識別情報を特定する。
(例1)
・トリガ:n台の移動体50が所定位置(例えば、工場のゲート)を通過した。
・アクション:n台目に所定位置を通過した移動体50に所定のメッセージ(例えば、「あなたがn台目の通過者です。」)を送信する。
(例2)
・トリガ:所定区域内で1車線nkmあたりm台の移動体50が走行している。
・アクション:所定区域手前xkmの所定位置を通過した移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(例えば、「この先渋滞が発生している」)を表示する。
(例3)
・トリガ:所定区域内でn台の移動体50がm回の急加速・急減速等の挙動を示した。
・アクション:所定区域付近の移動体50に所定のメッセージ(例えば、「この付近ではご注意ください」と)を送信する。
(例4)
・トリガ:所定区域内でn台の移動体50に対してm回の挙動(例えば、ワイパーの作動、ラジオ、音楽、及び、映像の少なくとも1つの再生、又は、ナビゲーションシステムの作動)を示した。
・アクション:所定区域付近の移動体50に所定のメッセージ(例えば、「この付近で雨が降っています」)を送信する。
(例5)
・トリガ:所定区域内に所定台数以上の移動体50が探知され、その平均速度が所定速度以下であった。
・アクション:所定区域に向かって走行している移動体50に対し、迂回を推奨するき旨のメッセージ(例えば、「この先渋滞が発生しています。迂回を推奨します。」など)を送信する。
(例1)
・トリガ:1日平均n台の移動体50が所定位置に停止(例えば、駐車場に駐車)した。
・アクション:駐車場管理会社の職員の実行デバイス70に所定のメッセージ(例えば、駐車場の稼働率を示すメッセージ)を送信する。
(例2)
・トリガ:所定区域内で1車線nkmあたりm台の移動体50が走行している。
・アクション:所定区域の手前xkmの実行デバイス70(例えば、案内板)に迂回路を強調表示する。
変形例3を説明する。変形例3は、移動体50の外部に配置されたセンサ55によって取得された移動体情報を用いてアクションを実行する例である。
変形例3の概要を説明する。図17は、変形例3の概要の説明図である。
・移動体50とは異なる移動体(以下「外部移動体」という)に配置されたカメラ(一例として、外部移動体に配置されたドライブレコーダのカメラ)
・移動体50の移動経路上に配置された監視カメラ
サーバ30は、クライアント装置10の要求に応じて、当該要求に対応するアクション情報を記憶する。
サーバ30は、外部カメラ90から送信された移動体画像情報を参照して、アクションの実行条件が成立するか否かを判定する。
アクションの実行条件が成立する場合、サーバ30は、アクションの実行主体(移動体50、及び、実行デバイス70の少なくとも1つ)に対して、アクションの実行指示を送信する。
実行主体は、サーバ30から送信された実行指示に対応するアクションを実行する。
変形例3のアクションの実行処理を説明する。図18は、変形例3のアクションの実行処理のシーケンス図である。
具体的には、外部カメラ90は、移動中の移動体50を撮影することにより、移動体画像情報を生成する。
外部カメラ90は、以下の情報をサーバ30に送信する。
・外部カメラ90を識別するセンサ識別情報
・外部カメラ90の位置(以下「センサ位置」という)に関するセンサ位置情報
・移動体画像情報
具体的には、プロセッサ32は、ステップS590で送信されたセンサ識別位置情報を参照して、移動体画像情報に対応する位置情報を特定する。
プロセッサ32は、移動体画像情報に所定の画像解析モデルを適用することにより、以下の情報を特定する。
・移動体50の移動体識別情報
・移動体50の走行情報
具体的には、プロセッサ32は、ステップS530で特定された移動体識別情報に関連付けられた移動ログ情報データベース(図7)に新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、以下の情報が格納される。
・「移動ログID」フィールド:新規の移動ログ識別情報
・「日時」フィールド:ステップS530の実行日時に関する情報
・「走行」フィールド:ステップS530で特定された位置情報及び走行情報
(例1)
・トリガ:移動体画像情報に含まれる移動体50のアイドリング時間がm分以上になった。
・アクション:当該移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(例えば、アイドリング時間が過剰であることを警告するメッセージ)を表示する。
(例2)
・トリガ:移動体画像情報に含まれる移動体50がn時間連続走行を続けている。
・アクション:当該移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(例えば、連続走行を停止し休息を促す警告するメッセージ)を表示する。
(例3)
・トリガ:移動体50が所定の位置から所定の範囲内にあると移動体画像情報に基づいて判断された。
・アクション:当該移動体50に配置されたディスプレイに所定のコンテンツ画像(例えば、前記所定の位置に関連する乗員の興味関心の高いコンテンツ、又は、乗員との親和性の高いコンテンツ)を表示する。
(例1)
・トリガ:カメラに映っている移動体の停車時間がm分以上になった。
・アクション:乗員が使用するスマートフォンに所定のメッセージ(一例として、「移動体50の駐車料金がx円発生しました」というメッセージ)を通知する。
(例2)
・トリガ:カメラに映っている移動体がn時間連続走行を続けている。
・アクション:移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(例えば、連続走行を停止し、且つ、休息を促すメッセージ)を表示する。
(例3)
・トリガ:カメラに映っている移動体50がディスプレイに近づいた。
・アクション:移動体50に配置されたディスプレイに所定のメッセージ(例えば、乗員の興味関心の高いコンテンツや乗員との親和性の高いコンテンツ)を表示する。
変形例4を説明する。変形例4は、人及び動物の少なくとも1つの移動体情報を参照してアクションを実行する例である。
変形例4の概要を説明する。図19は、変形例4の概要の説明図である。
・人が保持するスマートフォンに配置されたセンサ(例えば、加速度センサ、温度センサ、及び、GPS(Global Positioning System)モジュール)
・人が装着するウェアラブルデバイスに配置されたセンサ(例えば、加速度センサ、温度センサ、GPSモジュール、及び、生体センサ)
・動物が装着するウェアラブルデバイスに配置されたセンサ(例えば、加速度センサ、温度センサ、GPSモジュール、及び、生体センサ)
・人が保持するNFC規格対応のICカードまたはICカードの情報を取り込んだスマートフォンから、当該ICカードの情報を接触または近距離無線通信によって受信できるセンサ(例えば、駅における自動改札機など)
・走行情報
・生体情報(一例として、体温、脈拍、及び、呼吸周波数、血圧の少なくとも1つに関する情報)
・心理情報(一例として、心理的負荷レベルに関する情報、喜怒哀楽のレベルに関する情報、認知力に関する情報)
・活動状態に関する情報(一例として、眠気に関する情報、睡眠状態に関する情報、及び、覚醒状態に関する情報)
アクションの実行条件が成立する場合、サーバ30は、アクションの実行主体(移動体50、及び、実行デバイス70の少なくとも1つ)に対して、アクションの実行指示を送信する。
実行主体は、サーバ30から送信された実行指示に対応するアクションを実行する。
・ユーザ:対象者を雇用する雇用主
・クライアント装置10:雇用主の担当者が使用するコンピュータ
・サーバ30:雇用主によって設定されたアクションを管理するコンピュータ
・センサ55:対象者が保持するスマートフォン、又は、対象者が装着するウェアラブルデアバイス
・実行デバイス70:雇用主の上司が使用するコンピュータ
・ユーザ:動物を管理する牧場
・クライアント装置10:牧場の社員が使用するコンピュータ
・サーバ30:牧場の社員によって設定されたアクションを管理するコンピュータ
・センサ55:動物に装着されたウェアラブルデバイス
・実行デバイス70:牧場の社員が使用するコンピュータ
変形例4のアクションの実行処理を説明する。図20は、変形例4のアクションの実行処理のシーケンス図である。
具体的には、センサ55は、人及び動物の少なくとも1つの移動体情報を取得する。
プロセッサ52は、以下の情報をサーバ30に送信する。
・人及び動物の少なくとも1つを識別する情報(以下「対象識別情報」という)
・センサ55によって取得された移動体情報
・ステップS650の実行日時に関する情報
具体的には、記憶装置31には、対象識別情報に関連付けられた移動ログ情報データベースが記憶されている。
プロセッサ32は、ステップS650で送信された対象識別情報に関連付けられた移動ログ情報データベースに新規レコードを追加する。新規レコードの各フィールドには、ステップS650で送信された情報(移動体情報及びステップS650の実行日時に関する情報)が格納される。
ステップS232の後、実行デバイス70は、本実施形態(図12)と同様に、アクションの実行(S270)及び実行結果通知(S271)を実行する。
(例1)
・トリガ:対象者が所定の位置に到達した。
・アクション:対象者の上司が使用するスマートフォンに所定のメッセージ(一例として、「対象者が目的地に到達しました」というメッセージ)を通知する。
(例2)
・トリガ:動物がnkm以上の速度で移動した。
・アクション:動物に装着されたウェアラブルデバイスのスピーカから警告音を出力する。
変形例5の概要を説明する。変形例5は、トリガ成立の判断をサーバ30が行いつつ、トリガ成立後の実行主体及びアクション内容の特定、並びにアクション実行指示をサーバ30とは異なる装置(例えば、ローカルサーバ80)が実行する例である。
図21は、変形例5における情報処理システムの構成を示すブロック図である。図21に示すように、変形例5における情報システム構成は、上記説明した本実施形態における情報処理システムの構成に、ローカルサーバ80を追加したものとなっている。
ローカルサーバ80の構成は、サーバ30と同様に、記憶装置と、プロセッサと、入出力インタフェースと、通信インタフェースを有するものとなっている。更に、例えば、ローカルサーバ80の管理内容に対応する領域の情報を取得するデバイスやセンサ(例えば、監視カメラ)から情報を取得できるよう、通信インタフェースを通じてこれらデバイスやセンサと接続されていてもよい。
変形例5のアクションの実行処理を説明する。図23は、変形例5のアクションの実行処理のシーケンス図である。
プロセッサ52は、以下の情報をサーバ30に送信する。
・移動体識別情報
・センサ55によって取得された移動体情報
・ステップS750の実行日時に関する情報
変形例6の概要を説明する。変形例6は、アクションを実行するに際して、トリガ成立判断に必要となる過去の移動体情報の全部または一部を移動ログ情報データベースから予め読み込んで加工を施したものを、サーバ30の記憶装置31において参照可能に格納しておく例である。
すなわち、アクション情報の特定においては、移動ログ情報データベースを読み込むのではなく、記憶装置31に記憶された加工情報及び送信された移動体情報を参照し、トリガが成立しているかどうかを判断して行われる。
無論、本実施形態と同様に、センサ55から移動体情報の送信(S250)があった後に、サーバ30は移動ログ情報データベースの更新を行ってもよい。即ち、移動体情報の受信に対応する移動ログ情報データベースの更新、及び実行結果通知に対応する移動ログ情報データベースの更新タイミングは特に限定されない。
更に、トリガ成立判断に必要となる過去の移動体情報の全てを読み出すのではなく、その一部を読み出して加工情報を生成してもよい。この場合、加工情報の生成には使用されなかったが、トリガ成立の判断には必要となる分の過去の移動体情報を移動ログ情報データベースから読み出す必要性が生じる。しかしながら、既に加工情報を生成した部分に対応する移動体情報については読み出す必要がないため、かかる場合であっても効率的に処理を行うことができる。
例えば、複数のトリガの成立をそれぞれ判断するにあたり、それぞれのアクション情報からその共通部分に該当する過去の移動体情報を特定して読み出し、加工しておくことで、効率的に複数のトリガについての成立の判断を行うことができる。
その他の変形例を説明する。
例えば、クライアント装置10が上記の情報処理の全てのステップを実行可能である場合、クライアント装置10は、サーバ30にリクエストを送信することなく、スタンドアロンで動作する情報処理装置として機能する。
この場合、アクション情報データベースに格納されるトリガ情報は、移動体情報が満たすべき条件内容を記載する代わりに、限定でなく例として、そのトリガを構成する識別器の情報(例えば、認識器データが格納されているURLなど)が記載されることとしてもよい。
10 :クライアント装置
11 :記憶装置
12 :プロセッサ
13 :入出力インタフェース
14 :通信インタフェース
30 :サーバ
31 :記憶装置
32 :プロセッサ
33 :入出力インタフェース
34 :通信インタフェース
50 :移動体
51 :記憶装置
52 :プロセッサ
53 :入出力インタフェース
54 :通信インタフェース
55 :センサ
56 :移動機構
70 :実行デバイス
80 :ローカルサーバ
90 :外部カメラ
Claims (11)
- アクションのトリガに関するトリガ情報と、前記アクションの実行主体に関する実行主体情報と、及び前記アクションの内容に関するアクション内容情報とを少なくとも含むアクション情報を記憶することと、
前記移動体の移動及び状態の少なくとも一つに関する移動体情報を取得することと、
少なくとも前記移動体情報に基づいて、前記トリガ情報に対応するトリガが成立しているかどうかを判断することと、
前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応する実行主体情報に少なくとも基づいて実行主体を特定することと、
前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応するアクション内容情報に少なくとも基づいて、実行させるアクション内容を特定することと、及び、
前記特定された実行主体に対して、前記特定されたアクション内容の実行指示を送信することと、
を含む、データ処理方法。 - 請求項1に記載のデータ処理方法であって、
前記トリガ情報を記憶することと、前記取得することと、及び、前記判断することは、装置第一のにおいて行われ、
前記実行主体情報及び前記アクション内容情報を記憶することと、前記実行主体を特定することと、前記アクション内容を特定することと、並びに前記実行指示を送信することは、前記第一の装置とは異なる第二の装置にて行われる。 - 請求項2に記載のデータ処理方法は、
前記移動体の外部状況情報を前記第二の装置において取得することを更に含み、
前記実行主体の特定は、前記実行主体情報と、前記取得した前記移動体の外部状況情報に基づいて行われる。 - 請求項2に記載のデータ処理方法は、
前記移動体の外部状況情報を前記第二の装置において取得することを更に含み、
前記実行主体の特定は、前記実行主体情報と、前記特定されたアクション内容に基づいて行われる。 - 請求項2に記載のデータ処理方法は、
前記移動体の外部の情報を前記第二の装置にて取得することを更に含み、
前記アクション内容の特定は、前記アクション内容情報と、前記取得した前記移動体の外部の情報に基づいて行われる。 - 請求項2に記載のデータ処理方法は、
前記移動体の外部の情報を前記第二の装置にて取得することを更に含み、
前記アクション内容の特定は、前記アクション内容情報と、前記特定された実行主体に基づいて行われる。 - 請求項1乃至請求項6に記載のデータ処理方法であって、
前記判断は、前記移動体情報の取得に対応して行われる。 - 請求項1乃至請求項7に記載のデータ処理方法であって、
前記トリガ情報に対応する移動体情報の少なくとも一部から、トリガ成立判断に用いる加工情報を生成することをさらに含み、
前記判断は、前記移動体情報及び前記生成された加工情報に基づいて行われる。 - 請求項8に記載のデータ処理方法であって、
前記加工情報の生成は、複数のアクション情報に基づいて行われる。 - 移動体と通信可能に接続されるサーバであって、
実行されるアクションのトリガに関するトリガ情報と、前記アクションの実行主体に関する実行主体情報と、及び前記アクションの内容に関するアクション内容情報とを少なくとも含むアクション情報を記憶する記憶部と、
前記移動体の移動及び状態の少なくとも一つに関する移動体情報を取得する取得部と、
前記移動体情報に基づいて、前記トリガ情報に対応するトリガが成立しているかどうかを判断するトリガ成立判断部と、
前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応する実行主体情報に少なくとも基づいて実行主体を特定する実行主体特定部と、
前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応するアクション内容情報に少なくとも基づいて、実行させるアクション内容を特定するアクション内容特定部と、及び、
前記特定された実行主体に対して、前記特定されたアクション内容の実行指示を送信する送信部と、
を備える。 - コンピュータに、
実行されるアクションのトリガに関するトリガ情報と、前記アクションの実行主体に関する実行主体情報と、及び前記アクションの内容に関するアクション内容情報とを少なくとも含むアクション情報を記憶することと、
前記移動体の移動及び状態の少なくとも一つに関する移動体情報を取得することと、
前記移動体情報に基づいて、前記トリガ情報に対応するトリガが成立しているかどうかを判断することと、
前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応する実行主体情報に少なくとも基づいて実行主体を特定することと、
前記成立していると判断されたトリガの前記トリガ情報に対応するアクション内容情報に少なくとも基づいて、実行させるアクション内容を特定することと、及び、
前記特定された実行主体に対して、前記特定されたアクション内容の実行指示を送信することと、
を実行させるためのプログラム。
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