JP2006128807A - 車載情報通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、車載情報通信装置に関し、イグニションオフ後、真に必要な場合にのみ車両情報の送信処理を行うことで消費電力の低減或いは通信費の削減を図ることを目的とする。
【解決手段】 車両のイグニションオフかつアクセサリオフ後に車両情報としてのリモート確認情報及び操作忘れ情報をDCM20を介してセンタ14へ送信する車載機10に、自己の機能を果たすうえで電源消費量の比較的少ない、収集した車両情報をセンタ14へ送信する必要があるか否かを判別する送信判定機能を有するサブマイコン28と、自己の機能を果たすうえで電源消費量の比較的多い、DCM20に対して車両情報をセンタ14へ送信すべきことを要求する送信要求機能を有するメインマイコン26と、を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車載情報通信装置に係り、特に、車両のイグニションオフ後に車両情報を車載通信機を介してセンタへ送信する車載情報通信装置に関する。
従来より、車両のイグニションオフ後に消費電力の低減のためマイクロコンピュータからなる制御部が低消費電力モードとなる車載情報通信装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置においては、低消費電力モードにおいて緊急通報ボタンが押下されてセンタへの情報送信が要求されると、その低消費電力モードが解除されて制御部がウェイクアップし、車両とセンタとが通信接続されてセンタに対して緊急を示す車両情報が通報・送信される。
特開2000−276681号公報
しかしながら、上記の如く低消費電力モードが解除されてから車両情報がセンタへ送信されるシステムにおいて、車両で車両情報が収集された際に常に低消費電力モードが解除されてすべての車両情報がセンタへ送信されるものとすると、本来的には情報送信を行う必要がないときにもかかる送信が行われる事態が生じてしまう。この際には、制御部が無駄にウェイクアップし、車両からセンタへの情報送信が無駄に行われることが多くなり、その結果として、消費電力が過大となりかつ通信費が増大する不都合が生じてしまう。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、真に必要な場合にのみ車両情報の送信処理を行うことで消費電力の低減或いは通信費の削減を図ることが可能な車載情報通信装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、請求項1に記載する如く、車両のイグニションオフ後に車両情報を車載通信機を介してセンタへ送信する車載情報通信装置であって、収集した車両情報をセンタへ送信する必要があるか否かを判別する機能を有する第1のコンピュータと、車載通信機に対して車両情報をセンタへ送信すべきことを要求する機能を有する、前記第1のコンピュータとは異なる第2のコンピュータと、を備える車載情報通信装置により達成される。
本発明において、収集した車両情報をセンタへ送信する必要があるか否かを判別する機能を有する第1のマイコンと、車載通信機に対して車両情報をセンタへ送信すべきことを要求する機能を有する第2のマイコンとは、別個独立であって、互いに異なっている。かかる構成においては、車両のイグニションオフ後、第1のマイコンで車両情報のセンタへの送信が必要であると判別された場合にのみ、第2のマイコンへの電源投入を行うことができるので、従って、本発明によれば、イグニションオフ後における消費電力の低減を図ることができる。
この場合、請求項2に記載する如く、請求項1記載の車載情報通信装置において、前記第1のコンピュータは、車両のイグニションオフ後、収集した車両情報をセンタへ送信する必要があると判別したときに、前記第2のコンピュータへの電源投入を行うこととすればよい。
また、請求項3に記載する如く、請求項1又は2記載の車載情報通信装置において、前記第1のコンピュータは、車両使用者個々の要求に応じて書き換え可能な、車両からセンタへの車両情報の送信を許可するか否かを示すフラグの状態に基づいて、収集した車両情報をセンタへ送信する必要があるか否かを判別することとすれば、車両使用者が情報送信を許可している場合にのみセンタへの車両情報の送信を行うことができるため、不必要な車両情報の送信を規制し、消費電力の低減と通信費の削減とを図ることができる。
また、請求項4に記載する如く、請求項1又は2記載の車載情報通信装置において、前記第1のコンピュータは、今回収集した車両情報が前回収集した車両情報と異なるか否かに基づいて、今回収集した車両情報をセンタへ送信する必要があるか否かを判別することとすれば、今回収集した車両情報と前回収集した車両情報とが異なる場合にのみセンタへの車両情報の送信を行うことができるため、内容が一致する車両情報の送信が連続して行われるのを規制し、消費電力の低減と通信費の削減とを図ることができる。
尚、請求項5に記載する如く、請求項1乃至4の何れか一項記載の車載情報通信装置において、前記第1のコンピュータは、機能を果たすうえで電源消費量の比較的少ないコンピュータであり、かつ、前記第2のコンピュータは、機能を果たすうえで電源消費量の比較的多いコンピュータであることとすればよい。
また、請求項6に記載する如く、請求項1乃至5の何れか一項記載の車載情報通信装置において、車両情報は、車両使用者により操作可能な車載機器の状態が車両使用者の操作忘れに該当することを示す情報であることとしてもよい。
また、請求項7に記載する如く、請求項1乃至5の何れか一項記載の車載情報通信装置において、車両情報は、車両の状態を示す情報であることとしてもよい。
請求項1乃至7記載の発明によれば、イグニションオフ後、真に必要な場合にのみ車両情報の送信処理を行うことで消費電力の低減或いは通信費の削減を図ることができる。
図1は、本発明の一実施例である情報通信システムの構成図を示す。本実施例のシステムは、車両に搭載される車載機10と、その車両の運転者や所有者などの正規の車両使用者に携帯・所持される携帯電話やパソコン,PDA等の携帯端末12と、車載機10と携帯端末12との間における情報を管理するセンタ14と、により構成されている。本実施例のシステムは、例えばイグニションがオフされた車両からの車両使用者の降車後等に、車両において車両使用者が直接的に操作可能な車載機器(例えば、灯火類の点灯・消灯やドアのロック・アンロック,パワーウィンドウの開閉等)が車両使用者による操作忘れを伴って放置されていることを示す情報(以下、操作忘れ情報と称す)を、また、車両の位置情報や残走行可能距離,平均燃費,ドア状態などの車両状態を示す情報(以下、リモート確認情報と称す)をセンタ14或いはセンタ14を経由して携帯端末12へ送信することが可能なシステムである。
車載機10は、主に車両に搭載されたバッテリ16から電源供給されて作動する。車載機10は、所定の通信ネットワークを通じて上記したセンタ14と無線通信を行うことが可能なデータ通信モジュール(以下、DCMと称す)20と、DCM20に通信線22を介して接続するマスタ電子制御ユニット(以下、マスタECUと称す)24と、を備えている。DCM20は、データ通信アンテナ20aを有し、車載機10の各種情報をデータ通信アンテナ20aから通信ネットワークを介してセンタ14へ送信する機能、及び、センタ14から通信ネットワークを介して送信される各種情報をデータ通信アンテナ20aで受信する機能を有している。
マスタECU24は、互いに別個独立であって異なるメインコンピュータ(以下、メインマイコンと称す)26とサブコンピュータ(以下、サブマイコンと称す)28とを備えている。メインマイコン26及びサブマイコン28はそれぞれ、CPU、入出力インタフェース、及びROM,RAMなどのメモリを有している。メインマイコン26とサブマイコン28とは、通信線を介して互いに接続されている。メインマイコン26及びサブマイコン28は、上記したバッテリ16に接続されており、車両のイグニションオフ時においてはバッテリ16から電源供給されて作動する。メインマイコン26が以下に示す自己の機能を果たすうえで必要な電源消費量は比較的多く、また、サブマイコン28が以下に示す自己の機能を果たすうえで必要な電源消費量は比較的少ない。
メインマイコン26は、自車両の識別情報や上記したセンタ14の電話番号などを格納する記憶装置と、各種車両情報を一時記憶するバッファメモリと、を有している。メインマイコン26には、上記したDCM20が接続されており、メインマイコン26は、主に、DCM20に対して、マスタECU24で収集した各種情報を自己の識別情報と共にセンタ14へ送信すべきことを要求する機能を有している。尚、メインマイコン26は、GPS受信機等を用いて自車両の位置を検出する機能を有し、また、DVD等の記録媒体等から読み取った地図データ及び自車位置データを乗員の視認可能なマルチディスプレイに出力する機能を有することとしてもよい。
また、サブマイコン28には、車両に搭載された被制御ECU群を構成する各種のスレーブECUが接続されている。サブマイコン28は、マスタECU24と各スレーブECUとの入出力を制御する機能を有すると共に、各スレーブECU等から各種の車両情報を収集して、その収集した車両情報をDCM20からセンタ14へ送信する必要があるか否かを判別する機能を有している。
スレーブECUとしては、サブマイコン28に第1バス30を介して接続する、ゲートウェイECU32、エンジンECU34、及びVSC(Vehicle Stability Control System)−ECU36等と、ゲートウェイECU32に第2バス40を介して接続する、メータECU42、ドアECU44、及びボデーECU46等(以下、これらを総括してボデー系ECUと称す)と、がある。ゲートウェイECU32は、第1バス30側と第2バス40側との双方向通信を可能とするゲートウェイ機能を有している。尚、第1バス30と第2バス40とは、例えば情報の送信スピードなどの通信プロトコルを異にするものであってもよい。
上記したエンジンECU34は、エンジン水温や吸気温、スロットル開度等を検出して、それらの検出値に基づいて燃料噴射量や点火時期等を制御するユニットである。VSC−ECU36は、車両の加速度やヨーレート、ステアリング舵角、車輪速度、ブレーキ油圧等を検出して、それらの検出値に基づいて車両の旋回挙動を制御するユニットである。また、メータECU42は、自己に接続するセンサ(例えば、エアバッグ起動に用いられる衝突センサ等)やスイッチ類(例えば、ターンシグナルスイッチ等)、及び、第2バス40やゲートウェイECU32を介して第1バス30に接続する各スレーブECUなどの出力する信号を入力して、車両に関する現在の各種情報(残走行可能距離や平均燃費等;以下、メータ情報と称す)を検出するユニットである。
ドアECU44は、各車両ドアのロックポジションを検知すると共に、各車両ドアに設けられたパワーウィンドウの開閉状態を検知する機能を有する。また、ドアECU44は、車両ドアのロックポジションをロック(施錠)とアンロック(解錠)との間で切り替える制御を行うと共に、パワーウィンドウの開閉を制御するユニットである。ドアロックポジションの切り替えは、車両乗員により車両キーがキーシリンダに挿入されて操作された場合や、車両乗員により車両キーに設けられた施錠・解錠ボタンが押下されて車両と車両キーとの間の無線通信による照合が行われた場合、車両乗員が車両キーを携帯して車両に近づき若しくはドアノブ等に設けられた所定スイッチを押下して車両と車両キーとの間の無線通信による照合が行われた場合等に行われる。また、パワーウィンドウの開閉は、車両乗員により車室内で開閉ボタンが操作された場合等に行われる。また、ボデーECU46は、車両の有する灯火類(例えば、ターンシグナルランプやハザードランプ,ヘッドランプ,ルームランプ等)の点灯・消灯状態を検知すると共に、これらの灯火類の点灯・消灯を制御するユニットである。
サブマイコン28は、第1バス30及び第2バス40を介して上記した各スレーブECUから、センタ14又は携帯端末12を通じて車両使用者に対して送信すべき各種の車両情報を収集する。この車両情報としては、例えば、主にメータECU42から出力される車両の残走行可能距離や平均燃費,平均車速等のメータ情報や車両位置情報であるリモート確認情報と、主にドアECU44やボデーECU46から出力される、ドアロックポジションやパワーウィンドウの開閉状態,灯火類の点灯・消灯状態等の車載機器がイグニションオフ後にあるべき状態にないことを示す操作忘れ情報と、がある。
サブマイコン28は、リモート確認情報をセンタ14へ送信するのを許可するか否かを示すフラグ(以下、リモート確認情報フラグと称す)と、操作忘れ情報をセンタ14へ送信するのを許可するか否かを示すフラグ(以下、操作忘れ通知フラグと称す)と、を有している。これらのフラグはそれぞれ、車両使用者の要求に応じて書き換え可能となっており、車両使用者の要求に応じたものへ設定変更が可能である。尚、この設定変更は、車載機10における直接的な操作に従って行うこととしてもよく、また、携帯端末12における間接的な操作に基づくセンタ14からの指令に従って行うこととしてもよい。サブマイコン28は、リモート確認情報フラグの状態及び操作忘れ通知フラグの状態に基づいて、収集した車両情報をセンタ14へ送信する必要があるか否かを判別する。
また、サブマイコン28は、センタ14側からの指令に従って各スレーブECUに所定の処理を実行させることが可能である。具体的には、携帯端末12からセンタ14を経由して上記した各種車載機器のリモート操作(例えば、ドアのロック・アンロックやターンシグナルランプの点灯・消灯,パワーウィンドウの開閉,エンジン始動・停止など)が要求されていることをDCM20から通知されると、第1バス30又は第2バス40を介してその車載機器のリモート操作を司るスレーブECUに対してリモート操作を行うべきことを指示する。スレーブECUは、サブマイコン28から車載機器のリモート操作すべきことを指示されると、その車載機器をアクチュエータを用いて自動的に制御する。
携帯端末12は、自携帯端末12のメールアドレスや電話番号又は自携帯端末12に対応する自車両の電話番号を含む識別情報並びに上記したセンタ14の電話番号などを格納しており、通信ネットワークを通じてセンタ14と無線通信を行うことが可能となっている。携帯端末12は、自己の情報を通信ネットワークを介してセンタ14へ送信する機能、及び、センタ14から通信ネットワークを介して送信される情報を受信する機能を有している。
携帯端末12は、使用者により手動入力操作されると共に、車両使用者へ向けて音声出力や表示出力を行う入出力部を有している。携帯端末12は、webブラウザを有し、センタ14の提供する情報例えば車載機器のリモート操作を要求するためのweb画面を取得可能である。携帯端末12は、入出力部への入力操作により通信ネットワークを介して外部のwebサーバに蓄積されたファイルやデータを閲覧可能であり、また、入出力部に入力された内容をwebサーバに送信可能である。
また、センタ14は、高速演算可能なホストコンピュータと、センタ14を利用する利用者である車両の正規使用者の識別情報や携帯端末12のメールアドレス,電話番号及び車両の識別情報や電話番号などの顧客情報を格納する大容量のデータベースと、を備えている。センタ14は、通信ネットワークを通じて車載機10及び携帯端末12と無線通信を行うことが可能となっており、自己の情報を通信ネットワークを介して車載機10及び携帯端末12へ送信する機能、並びに、車載機10及び携帯端末12から通信ネットワークを介して送信される情報を受信する機能を有している。また、センタ14は、各種車載機器のリモート操作を要求するためのweb画面を携帯端末12に対して提供可能である。
以下、図2乃至図6を参照して、本実施例の情報通信システムの動作について説明する。図2は、本実施例の情報通信システムの有する各要素間での情報授受を車両のアクセサリオン時とアクセサリオフ時とを区別して説明するための図を示す。図3及び図4は、本実施例の情報通信システムにおいて実行される制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。また、図5及び図6は、本実施例の情報通信システムの有する車載機10のマスタECU24において実行される制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。尚、この情報通信システムにおいて、車載機10、携帯端末12、及びセンタ14はそれぞれ、以下に示す機能を実現するためのプログラムをROM等に有し、そのプログラムに従って動作する。これらのプログラムは、CDやDVD,ハードディスクなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されることが可能である。
本実施例の情報通信システムにおいて、車載機10は、車両使用者により車両がイグニションオフされかつアクセサリオフされる前は、マスタECU24等へバッテリ16から電源供給を行いつつ、マスタECU24のメインマイコン26で検出する車両位置情報をメインマイコン26の有するメモリに定期的(例えば数秒ごと)に一時保存すると共に(ステップ100)、その位置情報をメインマイコン26からDCM20へ定期通知して(ステップ102)、その位置情報をDCM20の有するメモリに一時保存する(ステップ104)。この際、メモリには、車両位置情報の最新値がリモート確認情報として一時保存されることとなる。
また、車載機10において第2バス40に接続するボデー系ECUのメータECU42は、車両使用者により車両がイグニションオフされかつアクセサリオフされる前は、検出する車両に関する現在のメータ情報を定期的(例えば数秒ごと)に第2バス40、ゲートウェイECU32、及び第1バス30を介してマスタECU24のサブマイコン28へ通知してサブマイコン28に取得させる(ステップ106)。車載機10は、車両使用者により車両がイグニションオフされかつアクセサリオフされる前は、メータECU42から定期通知されるメータ情報をサブマイコン28の有するメモリに一時保存する(ステップ108)。この際、メモリには、メータ情報の最新値がリモート確認情報として一時保存されることとなる。
車載機10は、かかる状況から、車両使用者により車両がイグニションオフされかつアクセサリオフされる(ステップ110)と、まず、マスタECU24のメインマイコン26へのバッテリ16からの電源供給を停止して、メインマイコン26をスリープ状態に移行させる(ステップ112)。また、車載機10のボデー系ECU(具体的にはドアECU44及びボデーECU46)は、イグニションオフ及びアクセサリオフが共に実現されると、その時点で検出したドアロックポジション等の所定の操作忘れ情報を第2バス40、ゲートウェイECU32、及び第1バス30を介してマスタECU24のサブマイコン28へ通知してサブマイコン28に取得させる(ステップ114)。車載機10は、イグニションオフかつアクセサリオフ後は、ボデーECUから通知される操作忘れ情報をサブマイコン28の有するメモリに“今回値”として一時保存する(ステップ116)。
尚、車載機10は、第1及び第2バス30,40にデータが流れないときは、そのバス30,40をスリープ状態とする。車載機10は、アクセサリオフ後、第1バス30がスリープする(ステップ118の肯定判定)まで上記したステップ114及び116の処理を繰り返し行う。このため、サブマイコン28のメモリには、第1バス30がスリープする直前における操作忘れ情報の最新値が今回値として一時保存される。また、この操作忘れ情報の今回値は、車両のアクセサリスイッチがオフ状態からオン状態へ切り替わる際にクリアされる。
また、各ボデー系ECUは、上記の如くアクセサリオフ後に操作忘れ情報をサブマイコン28へ通知した後、ドアアンロック等のイベントの発生がセンサやスイッチを用いて検出されない限り、それらのセンサやスイッチのみ駆動可能なスリープ状態(低消費電力モード)となる(ステップ120)。ボデー系ECUは、スリープ時にイベントが発生するごとにウェイクアップする。
車載機10のサブマイコン28は、第1バス30がスリープ状態に移行した後所定時間(例えば1分等)が経過したか否かを判別する(ステップ122)。その結果、所定時間が経過したと判別された場合は、次にそのバススリープがアクセサリオフ後初めて(1回目)のバススリープであるか否かを判別する(ステップ124)。
サブマイコン28は、上記ステップ124でバススリープが1回目のものであると判別するときは、リモート確認情報フラグの状態を確認して、そのフラグがセンタ14への送信を許可するオン状態にあるか否かを判別する(ステップ126)。そして、リモート確認情報フラグがオン状態にあるときは、上記ステップ108でメモリに一時保存された最新のリモート確認情報をセンタ14へ送信すべき車両情報としてセットする処理を実行する(ステップ128)。
また、サブマイコン28は、上記ステップ124でバススリープがアクセサリオフ後2回目以降のものであると判別するとき、上記ステップ126でリモート確認情報フラグがオフ状態にあると判別するとき、及び上記ステップ128で最新のリモート確認情報をセンタ14へ送信すべき車両情報としてセットしたときは、次に、操作忘れ通知フラグの状態を確認して、そのフラグがセンタ14への送信を許可するオン状態にあるか否かを判別する(ステップ130)。そして、操作忘れ通知フラグがオン状態にあるときは、上記ステップ116でメモリに一時保存された操作忘れ情報の今回値が前回値と異なるか否かを判別する(ステップ132)。尚、操作忘れ情報の前回値は、今回よりも一つ前の前回第1バス30がスリープした直前における操作忘れ情報のことである。また、この前回値も、今回値と同様に、車両のアクセサリスイッチがオフ状態からオン状態へ切り替わる際にクリアされる。このため、アクセサリオフ後初めてのバススリープ時には、操作忘れ情報の今回値と前回値とは互いに異なる。サブマイコン28は、操作忘れ情報の今回値が前回値と異なるときは、上記ステップ116でメモリに一時保存された操作忘れ情報をセンタ14へ送信すべき車両情報としてセットする処理を実行する(ステップ134)。
サブマイコン28は、上記ステップ130で操作忘れ通知フラグがオフ状態にあると判別するとき、上記ステップ132で操作忘れ情報の今回値が前回値と一致すると判別するとき、及び上記ステップ134で操作忘れ情報の今回値をセンタ14へ送信すべき車両情報としてセットしたときは、次に、リモート確認情報および操作忘れ情報の少なくとも何れか一方がセンタ14へ送信すべき車両情報としてセットされているか否かを判別する(ステップ136)。
その結果、リモート確認情報および操作忘れ情報の何れもセンタ14へ送信すべき車両情報としてセットされていないときは、以後何ら処理を進めることなく今回のルーチンを終了する。一方、何れかの情報がセンタ14へ送信すべき車両情報としてセットされているときは、メインマイコン26をウェイクアップさせて車載機10からセンタ14へその車両情報を送信させる(ステップ138)べく、まず、メインマイコン26への電源投入を行う(ステップ140)と共に、メインマイコン26に対してスリープ状態を解消するよう要求するウェイクアップ要求を行う(ステップ142)。
メインマイコン26は、スリープ時にバッテリ16からの電源投入を施されかつサブマイコン28からウェイクアップ要求されると、その機能を発揮可能にウェイクアップして、そのウェイクアップ状態に移行したことをサブマイコン28に応答する(ステップ144)。サブマイコン28は、メインマイコン26にウェイクアップ要求を行った後にそのメインマイコン26からそのウェイクアップ応答を受信した場合は、次に、メインマイコン26に対して、収集したセンタ14へ送信すべき車両情報としてのリモート確認情報および操作忘れ情報をセンタ14へ送信するよう要求するアップロード要求を行う(ステップ146)。
メインマイコン26は、サブマイコン28からアップロード要求されると、まず、DCM20に対して時刻情報を送信するよう要求する処理を行う(ステップ148)。DCM20は、メインマイコン26から時刻情報の送信を要求されると、現時点の時刻情報を付してメインマイコン26に応答する(ステップ150)。メインマイコン26は、DCM20に時刻情報の送信要求を行った後にそのDCM20から時刻情報を受信した場合は、次に、DCM20に対して、センタ14へ送信すべきリモート確認情報および操作忘れ情報を時刻情報と合わせてセンタ14へSMTP送信するよう要求する処理を行う(ステップ152)。
DCM20は、メインマイコン26から車両情報のセンタ14への送信を要求されると、収集したセンタ14へ送信すべき車両情報としてのリモート確認情報および操作忘れ情報をセンタ14へSMTP送信する処理を行う(ステップ154)。センタ14は、車載機10から送信される車両情報を受信すると、以後必要に応じて携帯端末12へその車両情報を転送すると共に、その車載機10からの車両情報を正常に受信した旨を車載機10へ応答する処理を行う(ステップ156)。DCM20は、車両情報のセンタ14への送信処理を行った後所定時間内にセンタ14から正常応答の旨を受信した場合、メインマイコン26に対して、センタ14が正常に車両情報を受信した旨を通知する(ステップ158)。
メインマイコン26は、DCM20に対する車両情報のセンタ14への送信要求を行った後、DCM20からセンタ14の正常応答の通知を受けた場合は、まず、車両情報が車載機10からセンタ14へアップロードされたことをサブマイコン28に対して応答する(ステップ160)。サブマイコン28は、メインマイコン26へのアップロード要求後にそのメインマイコン26からアップロード応答を行った場合、上記ステップ116でメモリに一時保存した今回値を“前回値”に書き込む処理を行う(ステップ162)。
一方、センタ14は、車載機10から送信される車両情報を正常に受信できなかった場合は、車両情報の受信が異常である旨を車載機10へ応答する。DCM20は、車両情報のセンタ14への送信処理を行った後に、センタ14から異常応答の旨を受信した場合又はその後所定時間内にセンタ14から正常応答の旨を受信しなかった場合、メインマイコン26に対して、センタ14が車両情報を異常受信した旨又は正常応答しなかった旨を通知する(ステップ164)。
メインマイコン26は、サブマイコン28へのアップロード応答を行った後、或いは、DCM20からセンタ14の異常応答又はタイムアウトの通知を受けた後、サブマイコン28に対して、マスタECU24及びDCM20が電源供給が中止されてシャットダウンするようなスリープ処理の要求を行う(ステップ166)。サブマイコン28は、メインマイコン26からスリープ処理要求を受信した場合、車載機10からセンタ14へアップロードすべき新たなデータが存在しないか否かを確認する(ステップ168)。その結果、新たなデータが存在する場合は、メインマイコン26に対してそのデータをセンタ14へ送信するよう要求するアップロード要求を行い、一方、新たなデータが存在しない場合或いはアップロード要求後所定時間(例えば5分)内にスリープ処理要求を受信しない場合は、メインマイコン26に対してスリープするよう要求するスリープ要求を行う(ステップ170)と共に、自身もスリープ処理を行う。
メインマイコン26は、サブマイコン28からのスリープ要求を受信した場合、DCM20に対してスリープ要求を行う(ステップ172)と共に、自身もシャットダウン/スリープ処理を行う(ステップ174)。DCM20は、メインマイコン26からのスリープ要求を受信した場合、自身のシャットダウン/スリープ処理を行う。
尚、ボデー系ECUは、サブマイコン28のスリープ中にドアアンロック等のイベント発生を検出した場合(ステップ180)、サブマイコン28に対してウェイクアップを要求するウェイクアップ要求を行う(ステップ182)。サブマイコン28は、ボデー系ECUからのウェイクアップ要求を受信した場合、自身のスリープ状態を解除してウェイクアップする(ステップ184)。また、ボデー系ECUは、サブマイコン28に対するウェイクアップ要求を行った場合、その後、その時点で検出する操作忘れ情報をサブマイコン28へ通知する(ステップ114)。そして、車載機10及びセンタ14は、第1バス30のスリープがアクセサリオフ後2回目以降のバススリープであるとして上記ステップ116以降の処理を実行する。
このように本実施例の情報通信システムにおいては、車両使用者がイグニションオフかつアクセサリオフの操作を行って車両使用を中止した際には、その時点でのリモート確認情報(主にメータ情報)及び車載機器の操作忘れ情報を、また、その後は必要に応じて車載機器の操作忘れ情報を、車載機10からセンタ14へ或いはセンタ14を通じて携帯端末12へ送信することができる。この場合、センタ14又は携帯端末12を所持する車両使用者は、車両停車位置や平均燃費,車載機器の操作忘れ等の車両情報を車両から離れた場所で知ることができる。従って、車両のアクセサリオフ後、車両使用者が灯火類等のオフ操作や車両ドアのロック操作,ウィンドウの閉操作をうっかり忘れていたとき等にも、センタ14や車両使用者にその後の対応を適切に取らせることが可能となっている。
また、本実施例のシステムにおいて、車両使用者は、特に車両から離れた地点で、自発的に或いはセンタ14から携帯端末12を介して車載機器の操作忘れ情報を通知されたときに、例えば盗難防止等のため、車両ドアのロック、ウィンドウの閉じ、又は灯火類の消灯を希望する場合、携帯端末12の入出力部を操作してwebブラウザを起動させる。センタ14は、携帯端末12の操作によって遠隔的に車載機10の有する車載機器を駆動させるのに必要なリモート操作を要求するフォーマットを格納している。携帯端末12は、webブラウザを起動した状態で車両使用者による操作に従ってセンタ14と通信ネットワークを介して無線通信接続し、センタ14の有するリモート操作を要求するためのweb画面を提供するようにセンタ14に要求する。センタ14は、携帯端末12からの要求に従ってリモート操作を要求するためのweb画面を携帯端末12に提供する。携帯端末12は、上記処理に従ってセンタ14からリモート操作を要求するためのweb画面を取得する。
このweb画面には、携帯端末12の操作によって遠隔制御することが可能なリモート操作の項目が設けられている。携帯端末12は、遠隔制御可能なリモート操作の項目ごとに設けられたチェックボックスにおけるチェックの有無に基づいて、何れの車載機器のリモート操作が車両使用者に希望されているか否かを判別する。携帯端末12は、車両使用者による操作によって上記何れかのチェックボックスにチェックが入った状態で送信要求がなされると、そのチェックに対応する車載機器の遠隔駆動が希望されていることをセンタ14に通知すべくそのリモート操作要求情報をセンタ14に対して送信する。
センタ14は、リモート操作を要求するためのweb画面を携帯端末12に提供した後に、その携帯端末12から送信されるリモート操作要求情報を受信した場合、携帯端末12での操作によって特定の車載機器のリモート操作が要求されていることを示すリモート操作指令信号を車載機10に対して送信する。車載機10は、センタ14から送信されるリモート操作指令信号を受信した場合、適当なアクチュエータ44へ指令信号を供給してそのリモート操作要求に応じた車載機器の駆動を実行する。
このように本実施例においては、車載機器の駆動は、車両に対する車両使用者の手動操作に従って行われ得ると共に、更に、車両使用者による携帯端末12の操作によってセンタ14から車載機10へリモート操作要求がなされることに従って行われ得る。このため、車両使用者は、車両に搭乗していなくても車両から離れた場所において携帯端末12の操作により車載機器のリモート操作を実現させることができる。従って、本実施例のシステムによれば、車両使用者が車両において車載機器の手動操作を忘れていた場合等において上記の如く操作忘れ通知を受けた後にも、携帯端末12の操作によって遠隔的に車載機器を所望の状態へ移行させることが可能である。
ところで、本実施例において、車載機10のマスタECU24は、各スレーブECUから車両情報を収集する情報収集機能と、収集した車両情報をセンタ14へ送信する必要があるか否かを判別する送信判定機能と、DCM20に対してその車両情報をセンタ14へ送信すべきことを要求する送信要求機能と、を有している。ここで、仮にこれらの機能を単一のマイコンで処理するものとすると、車両のイグニションオフかつアクセサリオフ後における車載機10の消費電力が過大となるおそれがある。例えば車両情報をセンタ14へ送信する必要がないときにも、マイコンの、送信要求機能を受け持つ部位に電源供給がなされる事態が生じてしまう。
そこで、本実施例においては、マスタECU24内に互いに別個独立の2つのマイコン(メインマイコン26及びサブマイコン28)を設け、サブマイコン28に情報収集機能及び送信判定機能を、また、メインマイコン26に送信要求機能を、それぞれ持たせることとしている。そして、サブマイコン28は、イグニションオフかつアクセサリオフ後、車両情報をセンタ14へ送信する必要がある場合にのみメインマイコン26への電源投入を行う機能も持たせ、また、メインマイコン26は、サブマイコン28からの指令により電源供給されて、その機能を発揮することが可能である。
従って、かかる構成によれば、車両のイグニションオフかつアクセサリオフ後にメインマイコン26への電源供給ができるだけ制限されることとなるので、イグニションオフ後における車載機10の消費電力の低減を図ることが可能となっている。尚、上記の如く、メインマイコン26が自己の機能を果たすうえで必要な電源消費量は比較的多く、また、サブマイコン28が自己の機能を果たすうえで必要な電源消費量は比較的少ない。このため、本実施例によれば、イグニションオフ後における車載機10の消費電力の低減がより効果的なものとなっている。
ところで、また、車載機10において車両情報が収集された際に常にメインマイコン26への電源投入を行って車両情報のすべてをセンタ14へ送信するものとすると、本来的には情報送信を行う必要がないときにもかかる送信が行われることとなり、その結果として、無駄な情報送信に起因して車載機10の消費電力が過大となり、また、車載機10とセンタ14との通信費およびセンタ14と携帯端末12との通信費が不必要に増大する不都合が生じてしまう。
そこで、本実施例においては、収集したリモート確認情報を車載機10からセンタ14へ送信するうえではサブマイコン28の有するリモート確認情報フラグの状態が確認されると共に、収集した操作忘れ情報を車載機10からセンタ14へ送信するうえではサブマイコン28の有する操作忘れ通知フラグの状態が確認される。その確認の結果、フラグがセンタ14への情報送信を許可するものであるときには、車両情報をセンタ14へ送信する必要があるとして、サブマイコン28によるメインマイコン26の電源投入が行われてメインマイコン26のウェイクアップが施されるが、一方、フラグがセンタ14への情報送信を許可しないものであるときには、車両情報をセンタ14へ送信する必要がないとして、サブマイコン28によるメインマイコン26の電源投入は行われず、メインマイコン26のウェイクアップも行われない。
上記したリモート確認情報フラグ及び操作忘れ通知フラグはそれぞれ、車両使用者の要求に応じて書き換え可能なフラグである。従って、本実施例によれば、車両使用者がリモート確認情報のセンタ14への送信を許可している場合にのみ、メインマイコン26への電源供給を行い、リモート確認情報の車載機10からセンタ14へのアップロードを行うことができ、また、車両使用者が操作忘れ通知情報のセンタ14への送信を許可している場合にのみ、メインマイコン26への電源供給を行い、操作忘れ通知情報の車載機10からセンタ14へのアップロードを行うことができる。
このため、車両使用者が車載機10からセンタ14への送信を許可しない車両情報の送信が禁止されて、不必要なメインマイコン26への電源投入及び車両情報の送信が規制されるので、車載機10における消費電力の低減を図ることが可能であると共に、車載機10とセンタ14との間及びセンタ14と携帯端末12との間の通信費の削減を図ることが可能である。また、車両使用者の自由意思で車両情報のセンタ14へのアップロードが規制されるので、車載機10からセンタ14を介した携帯端末12への車両情報の送信に関し車両使用者に煩わしさをできるだけ与えないようにすることが可能である。
更に、本実施例においては、収集した操作忘れ情報を車載機10からセンタ14へ送信するうえでは、その今回収集した操作忘れ情報の内容が前回収集して車載機10からセンタ14へアップロードした操作忘れ情報の内容と異なるか否かが確認される。その確認の結果、今回と前回との操作忘れ情報の内容が異なるときには、今回の操作忘れ情報をセンタ14へ送信する必要があるとして、サブマイコン28によるメインマイコン26の電源投入が行われてメインマイコン26のウェイクアップが施されるが、一方、今回と前回との操作忘れ情報の内容が一致するときには、今回の操作忘れ情報をセンタ14へ送信する必要がないとして、サブマイコン28によるメインマイコン26の電源投入は行われず、メインマイコン26のウェイクアップも行われない。
従って、本実施例によれば、今回収集した操作忘れ情報と前回収集した操作忘れ情報とが内容的に互いに異なる場合にのみ、メインマイコン26への電源供給を行い、操作忘れ通知情報の車載機10からセンタ14へのアップロードを行うことができる。このため、内容が一致する操作忘れ情報の連続した送信が禁止されて、不必要なメインマイコン26への電源投入及び操作忘れ情報の送信が規制されるので、車載機10における消費電力の低減を図ることが可能であると共に、車載機10とセンタ14との間及びセンタ14と携帯端末12との間の通信費の削減を図ることが可能である。また、同一内容の操作忘れ情報が頻繁にセンタ14へアップロードされるのが規制されるので、車載機10からセンタ14を介した携帯端末12への操作忘れ情報の送信に関し車両使用者に煩わしさをできるだけ与えないようにすることが可能である。
尚、本実施例のシステムにおいて、車載機器の操作忘れが携帯端末12を通じて車両使用者に通知されると、車両使用者は、その車載機器の操作忘れ状態を解消しようとして、携帯端末12を用いたその車載機器のリモート操作を行うことが考えられるが、上記の如く車載機10からの操作忘れ情報の送信が規制されているので、車載機器のリモート操作も不必要に行われることはなく、この点からも、車載機10における消費電力の低減効果及び通信費の削減効果が十分に発揮されることとなっている。
ところで、上記の実施例においては、車載機10が特許請求の範囲に記載した「車載情報通信装置」に、サブマイコン28が特許請求の範囲に記載した「第1のコンピュータ」に、メインマイコン26が特許請求の範囲に記載した「第2のコンピュータ」に、DCM20が特許請求の範囲に記載した「車載通信機」に、それぞれ相当している。
尚、上記の実施例においては、メインマイコン26とサブマイコン28とを同一のマスタECU24に設けることとしているが、それぞれ別個のECUに設けることとしてもよい。
本発明の一実施例である情報通信システムの構成図である。 本実施例の情報通信システムの有する各要素間での情報授受を車両のアクセサリオン時とアクセサリオフ時とを区別して説明するためのである。 本実施例の情報通信システムにおいて実行される制御ルーチンのフローチャート(その1)である。 本実施例の情報通信システムにおいて実行される制御ルーチンのフローチャート(その2)である。 本実施例の情報通信システムの有する車載機において実行される制御ルーチンのフローチャート(その1)である。 本実施例の情報通信システムの有する車載機において実行される制御ルーチンのフローチャート(その2)である。
符号の説明
10 車載機
12 携帯機
14 センタ
16 バッテリ
20 DCM
26 メインコンピュータ(メインマイコン)
28 サブコンピュータ(サブマイコン)

Claims (7)

  1. 車両のイグニションオフ後に車両情報を車載通信機を介してセンタへ送信する車載情報通信装置であって、
    収集した車両情報をセンタへ送信する必要があるか否かを判別する機能を有する第1のコンピュータと、
    車載通信機に対して車両情報をセンタへ送信すべきことを要求する機能を有する、前記第1のコンピュータとは異なる第2のコンピュータと、
    を備えることを特徴とする車載情報通信装置。
  2. 前記第1のコンピュータは、車両のイグニションオフ後、収集した車両情報をセンタへ送信する必要があると判別したときに、前記第2のコンピュータへの電源投入を行うことを特徴とする請求項1記載の車載情報通信装置。
  3. 前記第1のコンピュータは、車両使用者個々の要求に応じて書き換え可能な、車両からセンタへの車両情報の送信を許可するか否かを示すフラグの状態に基づいて、収集した車両情報をセンタへ送信する必要があるか否かを判別することを特徴とする請求項1又は2記載の車載情報通信装置。
  4. 前記第1のコンピュータは、今回収集した車両情報が前回収集した車両情報と異なるか否かに基づいて、今回収集した車両情報をセンタへ送信する必要があるか否かを判別することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の車載情報通信装置。
  5. 前記第1のコンピュータは、機能を果たすうえで電源消費量の比較的少ないコンピュータであり、かつ、
    前記第2のコンピュータは、機能を果たすうえで電源消費量の比較的多いコンピュータであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項記載の車載情報通信装置。
  6. 車両情報は、車両使用者により操作可能な車載機器の状態が車両使用者の操作忘れに該当することを示す情報であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項記載の車載情報通信装置。
  7. 車両情報は、車両の状態を示す情報であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項記載の車載情報通信装置。
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