JP2002349404A - エンジン自動始動装置 - Google Patents

エンジン自動始動装置

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JP2002349404A
JP2002349404A JP2001160174A JP2001160174A JP2002349404A JP 2002349404 A JP2002349404 A JP 2002349404A JP 2001160174 A JP2001160174 A JP 2001160174A JP 2001160174 A JP2001160174 A JP 2001160174A JP 2002349404 A JP2002349404 A JP 2002349404A
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JP2001160174A
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Yoshitaka Ijima
淑隆 井島
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Suzuki Motor Corp
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0814Circuits or control means specially adapted for starting of engines comprising means for controlling automatic idle-start-stop
    • F02N11/0818Conditions for starting or stopping the engine or for deactivating the idle-start-stop mode
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/22Safety or indicating devices for abnormal conditions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/24Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
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    • F02D41/266Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor the computer being backed-up or assisted by another circuit, e.g. analogue
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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    • F02N2300/302Control related aspects of engine starting characterised by the use of digital means using data communication
    • F02N2300/304Control related aspects of engine starting characterised by the use of digital means using data communication with other systems inside the vehicle
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たなセンサ及び配線を必要とせずに、状況
に応じて適切にエンジンを始動又は停止させる。 【解決手段】 本発明のエンジン自動始動装置10は、
故障診断通信用標準コネクタ12に接続され、故障診断
通信用標準コネクタ12を介してエンジンコントローラ
14又はATコントローラ16から通信データDを取得
し、通信データDに基づきエンジンを自動的に始動又は
停止させる機能を備えたものである。故障診断通信用標
準コネクタ12は、例えば規格SAE J1962に準
拠したものである。故障診断通信用標準コネクタ12か
ら取得できる通信データのみを使用するので、新たなセ
ンサ及び配線は不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
に搭載されるエンジン自動始動装置に関し、詳しくは、
タイマ設定や遠隔操作等によってエンジンを自動的に始
動又は停止させるエンジン自動始動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエンジン自動始動装置に
おいて、車両の周囲温度、エンジン状態、故障状態等に
よってはエンジンを始動させないように制御するものが
知られている(例えば特開平9−21377号公報、特
開平10−205421号公報等)。この従来のエンジ
ン自動始動装置では、周囲温度、エンジン状態、故障状
態等を検出するために、新たに水温センサや外気温セン
サなどを取り付けたり、エンジン制御用システムとして
既に設けられているセンサを強引に共用したりしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、新たに多
くのセンサ及び配線が必要となるので、コストアップ、
取り付けの手間、ハーネスの増加、エンジン制御システ
ムの入力信号への影響などの問題があった。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、新たなセンサ
及び配線を必要とせずに、状況に応じて適切にエンジン
を始動又は停止できる、エンジン自動始動装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエンジン自
動始動装置は、故障診断通信用標準コネクタに接続さ
れ、この故障診断通信用標準コネクタを介してエンジン
コントローラ又はATコントローラから通信データを取
得し、この通信データに基づきエンジンを自動的に始動
又は停止させる機能を備えたものである。この故障診断
通信用標準コネクタは、例えば規格SAE J1962
に準拠したものである。故障診断通信用標準コネクタか
ら取得できる通信データのみを使用するので、新たなセ
ンサ及び配線は不要である。
【0006】より具体的に言えば、本発明に係るエンジ
ン自動始動装置は、次の機能を備える。
【0007】通信データに基づき、AT車以外である、
シフトレバーがPレンジ以外である、又は故障が発生し
ていると判断された場合に、エンジンを始動させない機
能(請求項2)。通信データに基づき、水温が低いほ
ど、又はバッテリ電圧が低いほど最長クランキング時間
を長く設定する機能(請求項3)。通信データに基づ
き、クランキング時にエンジン回転数が一定値を越えた
ら、エンジンが始動したと判断し、クランキングを停止
させる機能(請求項4)。通信データに基づき、エンジ
ン始動後に水温が一定値を越えたら、暖機状態と判断し
てエンジンを停止させる機能(請求項5)。通信データ
に基づき、シフトレバーがPレンジからPレンジ以外に
なった、スロットル開度がアイドル時の値以上になっ
た、又は車両が動いたと判断された場合に、エンジンを
停止させる機能(請求項6)。キースイッチの操作を検
出し、当該操作があった場合にエンジンコントローラ又
はATコントローラから通信データを取得しない機能
(請求項7)。通信データに基づき、エンジンコントロ
ーラ又はATコントローラの品番に応じて、エンジンを
始動又は停止させる機能(請求項8)。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るエンジン自
動始動装置の一実施形態を示すブロック図である。以
下、この図面に基づき説明する。
【0009】本実施形態のエンジン自動始動装置10
は、故障診断通信用標準コネクタ12に接続され、故障
診断通信用標準コネクタ12を介してエンジンコントロ
ーラ(以下「ECM」という。)14又はATコントロ
ーラ(以下「TCM」という。)16から通信データD
を取得し、通信データDに基づきエンジン(図示せず)
を自動的に始動又は停止させる機能を備えている。
【0010】故障診断通信用標準コネクタ12は、規格
SAE J1962に準拠したものである。したがっ
て、故障診断通信用標準コネクタ12からエンジン自動
始動装置10を取り外して、故障診断通信用標準コネク
タ12に専用の故障診断装置(図示せず)を取り付けれ
ば、所定の故障診断を実施できる。通信データDには、
Pレンジ信号、水温、エンジン回転数、車速、スロット
ル開度、バッテリ電圧、ブレーキスイッチ信号、コント
ローラ品番等が含まれる。
【0011】車両18には、ECM14及びTCM16
の他に、ABSコントローラ20、キースイッチ22、
車両用ハーネス24等が設けられている。キースイッチ
22は、電源(+B)接点221、ACC接点222、
IG接点223、ST接点224等からなる。エンジン
自動始動装置10と車両18とは、故障診断通信用標準
コネクタ12及びキースイッチ用コネクタ26によって
電気的に接続されている。
【0012】エンジン自動始動装置10は、制御部10
1とスイッチ部102とを備えている。制御部101
は、図示しないマイクロコンピュータ、入出力回路、メ
モリ、プログラム等によって構成され、後述する多様な
機能を実現している。スイッチ部102は、キースイッ
チ用コネクタ26に接続されたスイッチSW1〜SW3
からなる。スイッチSW1〜SW3は、電子的スイッチ
又は継電器であり、制御部101からの出力信号によっ
て開閉が制御される。スイッチSW1は電源(+B)ラ
イン111とACCライン112とを接続し、スイッチ
SW2は電源ライン111とIGライン113とを接続
し、スイッチSW3は電源ライン111とSTライン1
14とを接続する。制御部101には、故障診断通信用
標準コネクタ12、アンテナ30、パーキングブレーキ
スイッチ32、ドアスイッチ34、ボンネットスイッチ
36等が電気的に接続されている。アンテナ30は、例
えば電磁波又は超音波からなるエンジン始動信号を受信
する。パーキングブレーキスイッチ32は、図示しない
パーキングブレーキのオン・オフに応じて開閉するスイ
ッチである。ドアスイッチ34は、図示しないドアの開
閉に応じて開閉するスイッチである。ボンネットスイッ
チ36は、図示しないボンネットの開閉に応じて開閉す
るスイッチである。パーキングブレーキスイッチ32、
ドアスイッチ34、ボンネットスイッチ36の開閉信号
は、制御部101へ出力される。
【0013】近年、自動車の排気ガス規制に伴い、ほと
んどの自動車のエンジンシステムには故障診断機能が搭
載されている。その故障診断用通信仕様に関して国際標
準規格(ISO−14230)で決められており、診断
ツールと接続コネクタとについても規格(SAE J1
962)で決められている。故障診断通信の内容として
は、エンジンシステムの故障情報、各センサからの入力
信号(水温、エンジン回転数、車速、バッテリ電圧、P
/Nポジションなど)、制御データなどの情報が含まれ
ている。そこで、ECM14やTCM16から故障診断
通信を使って各情報を取得することにより、新たにセン
サを追加することなく、始動許可判定や始動・停止判定
を行うことができる。
【0014】エンジン自動始動装置10は、次〜の
機能を有する。
【0015】.通信データDに基づき、AT車以外で
ある、シフトレバーがPレンジ以外である、又は故障が
発生していると判断された場合に、エンジンを始動させ
ない機能。詳しくは、TCM16に予め設定されている
ECUアドレスデータをTCM16へ送信し、通信がで
きればAT車と判断する。機械式AT車などのTCM1
6の無いAT車の場合には、ECM14の品番データ等
によりAT車か否かを判断する。Pレンジ信号データが
OFFの場合は、誤発進防止のため自動始動を禁止す
る。故障コードリードにより、現在故障が発生している
場合は、自動始動を禁止する。この機能によれば、AT
車であることを自動的に判別できるため、エンジン自動
始動装置10が誤ってMT車に取り付けられた場合の誤
発進を防止できる。エンジンシステムに故障が発生して
いる場合には始動を中止することにより、更にエンジン
にダメージを与えるのを防止できる。なお、1回の始動
命令に対して所定回数(例えば3回)以上の始動操作を
しても始動できなかった場合はエンジンを始動させない
機能、を付加してもよい。
【0016】.通信データDに基づき、水温が低いほ
ど、又はバッテリ電圧が低いほど最長クランキング時間
を長く設定する機能。この機能によれば、最適な最長ク
ランキング時間を設定できるので、始動不良による点火
プラグのかぶり等を防止できる。なお、始動できなかっ
た場合は、次の始動時の最長クランキング時間を長く設
定してもよい。また、エンジン始動前の水温に応じて最
高回転数を設定し、エンジン回転数が最高回転数を越え
たらクランキングを停止させてもよい。
【0017】.通信データDに基づき、クランキング
時にエンジン回転数が一定値を越えたら、クランキング
を停止させる機能。この機能によれば、始動状態を的確
に判定できるので、エンジンスタータ(図示せず。以
下、単に「スタ−タ」という。)のオーバ回転による損
耗を防止できる。
【0018】.通信データDに基づき、水温が一定値
を越えたらエンジンを停止させる機能。エンジン自動始
動装置10の目的である暖機状態を的確に判定できるの
で、無駄な燃料消費や排ガスの抑制を図ることができ
る。なお、エンジン始動前の水温に応じて最長エンジン
駆動時間を設定し、エンジンを始動してからその時間が
経過したらエンジンを停止させる機能としてもよい。こ
の機能によっても、暖機状態を的確に判定できるので、
無駄な燃料消費や排ガスの抑制を図ることができる。
【0019】.通信データDに基づき、シフトレバー
がPレンジからPレンジ以外になった、スロットル開度
がアイドル時の値以上になった、又は車両が動いたと判
断された場合に、エンジンを停止させる機能。車両が動
いたか否かは、車速によって判断できる。これらの判断
基準に、フットブレーキが踏まれたか否かを加えてもよ
い。この機能によれば、盗難判定を行うことができる。
すなわち、エンジン自動始動装置10によりエンジンを
始動したにもかかわらず、Pレンジ以外にシフトされ
た、又はスロットルが開いた、又は車速信号が入力され
た場合は盗難されたと判定し、エンジンを停止させるこ
とにより盗難を防止できる。
【0020】.キースイッチ22の操作を検出し、当
該操作があった場合にECM14又はTCM16から通
信データDを取得しない機能。例えば、IGライン11
3の電圧を監視し、制御部101からスイッチSW2へ
閉指令が出力されていない状態において、IGライン1
13が電源電圧になった場合には、キースイッチ22に
よりIG接点223に電源電圧が印加されたと判断し、
ECM14及びTCM16との通信は行わないようにす
る。この機能によれば、キースイッチ22の操作による
エンジン始動時にECM14及びTCM16に対し、通
信による負荷を与えない。
【0021】.通信データDに基づき、ECM14又
はTCM16の品番に応じて、エンジンを始動又は停止
させる機能。例えば、各判定値をECM14又はTCM
16の品番に応じた値に設定する。この機能によれば、
エンジンシステム(車両)に合わせて的確に判定・制御
を行うことができる。
【0022】また、パーキングブレーキスイッチ32、
ドアスイッチ34及びボンネットスイッチ36をエンジ
ン自動始動装置10に接続することにより、エンジン自
動始動装置10は次の機能を有する。
【0023】(1)パーキングブレーキが解除、ドアが
開、又はボンネットが開と判断された場合に、エンジン
を始動させない機能。(2)パーキングブレーキが作動
から解除、ドアが閉から開、又はボンネットが閉から開
と判断された場合に、エンジンを停止させる機能。
【0024】図2及び図3は、エンジン自動始動装置1
0の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図
1乃至図3に基づき説明する。
【0025】エンジン自動始動装置10は遠隔操作式と
して動作する。また、スイッチのオンとはスイッチの接
点を閉にすることであり、スイッチのオフとはスイッチ
の接点を開にすることである。
【0026】まず、図示しない送信機からアンテナ30
を介して始動命令信号を受け取ったら(ステップS
1)、IGライン113の電圧を確認し、既にキースイ
ッチ22によりIG接点223に電源電圧が投入されて
いる場合には、ECM14及びTCM16との通信を行
わないように待機状態のままとする(ステップS2)。
【0027】一方、IG接点223に電源電圧が投入さ
れていない場合には、スイッチSW1,SW2をオンす
ることにより、ACCライン112及びIGライン11
3を電源ライン111に接続する(ステップS3)。そ
して、ECM14,TCM16に電源電圧を供給するこ
とにより動作を開始させ、各センサの値を入力するとと
もに通信可能状態にする。
【0028】続いて、ECM14又はTCM16からの
AT車、Pレンジ、エンジン故障状態などのデータと、
パーキングスイッチ32やドアスイッチ34からのデー
タとにより、例えばAT車、Pレンジ、故障無し、ドア
閉、かつパーキングブレーキオンの場合にエンジン始動
許可と判定する(ステップS4)。
【0029】続いて、1回の始動命令に対し始動回数が
3回を越えた場合は、始動制御を停止して待機状態に戻
す(ステップS5,S16)。
【0030】続いて、ECM14又はTCM16からの
水温、バッテリ電圧などのデータ及び始動回数に応じ
て、最長クランキング時間を設定する(ステップS
6)。例えば、水温が低いほど及びバッテリ電圧が低い
ほど、最長クランキング時間を長く設定する。続いて、
スイッチSW1をオフすることにより負荷を減らすと同
時に、スイッチSW3をオンすることによりスタータを
オンさせる(ステップS7)。
【0031】続いて、ECM14又はTCM16からの
エンジン回転数などのデータにより、例えばエンジン回
転数が600rpm以上を検出したら始動状態と判定し
(ステップS8)、スタータをオフさせる(ステップS
10)。一方、始動状態と判定できなかった場合は、最
長クランキング時間が経過したら(ステップS9)、ス
タータをオフさせる(ステップS10)。
【0032】スタータオフ後のエンジン回転数などのデ
ータにより、例えばエンジン回転数が300rpm以下
を検出したら、エンジン停止状態と判定し(ステップS
11)、再始動処理へ移る(ステップS15)。
【0033】続いて、アイドリング回転を続けている場
合には、ECM14又はTCM16からの水温データに
より、例えば水温が80℃以上の場合は暖機状態と判定
し(ステップS12)、IGライン113への電源電圧
供給をオフさせてエンジンを停止させる(ステップS1
6)。又は、始動後所定時間(例えば20分)経過した
場合(ステップS13)もエンジンを停止させる(ステ
ップS16)。
【0034】また、アイドリング回転中に、ECM14
又はTCM16からのPレンジ、スロットル開度、車速
などのデータと、パーキングスイッチ32、ドアスイッ
チ34などからのデータとにより、例えばPレンジから
他のレンジにシフトした、スロットルが開いた、車速信
号が入力された、ドアが開けられた、又はパーキングブ
レーキが解除された場合(ステップS14)などには、
盗難された可能性があるためIGライン113への電源
電圧供給をオフさせてエンジンを停止させる(ステップ
S16)。
【0035】なお、上記各判定値は、予めECM14又
はTCM16からの品番データにより車種等を判別し、
そのエンジンシステムに合わせた判定値を設定するよう
にしてもよい。
【0036】なお、本発明は、言うまでもなく、上記実
施形態に限定されるものではない。例えば、オートエア
コンコントローラと通信し、車室内温度及び設定温度デ
ータにより設定温度になったらエンジンを停止させるシ
ステムにも応用できる。また、車内LAN(Local Area
Network)例えばCAN(Controller Area Network)
通信などを利用している車両においては、エンジン自動
始動装置をネットワーク上に接続し、ECMやTCMか
らデータを取得することも可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明に係るエンジン自動始動装置によ
れば、故障診断通信用標準コネクタに接続され、ECM
又はTCMから車両状態(故障情報、各センサの値、E
CM品番など)に関する通信データを取得することによ
り、新たなセンサ、配線などを必要とせずに、状況に応
じて適切にエンジンを始動又は停止できる。
【0038】また、シリアル通信を利用することから、
多くの情報をハーネス数を増やすことなく受け取ること
が可能になる。既に車両に標準装備されている故障診断
通信用標準コネクタに接続するだけであるため、取り付
けが簡単である。故障診断通信用標準コネクタに接続す
るため、あらゆる自動車メーカの車両にたいしても同じ
ように取り付けできる。故障診断通信用標準コネクタを
使用することで、故障診断装置又はエンジン自動始動装
置のどちらか一方にしか取り付けられないため、通信が
衝突することがない。
【0039】請求項2記載のエンジン自動始動装置によ
れば、ECM又はTCMからの情報(AT車、Pレン
ジ、故障状態など)から始動許可判定を行うことによ
り、次の効果を奏する。AT車であることを自動的に判
別できるため、誤ってMT車に取り付けられた場合の誤
発進を防止できる。エンジンシステムに故障が発生して
いる場合には始動を中止することにより、更にエンジン
にダメージを与えるのを防止できる。
【0040】請求項3記載のエンジン自動始動装置によ
れば、ECM又はTCMからの情報(水温、バッテリ電
圧など)から最適な最長クランキング時間を設定するこ
とにより、始動不良による点火プラグのかぶり等を防止
できる。
【0041】請求項4記載のエンジン自動始動装置によ
れば、ECM又はTCMからの情報(エンジン回転数)
に基づき始動状態を的確に判定できるので、スタータの
オーバ回転による損耗を防止できる。
【0042】請求項5記載のエンジン自動始動装置によ
れば、ECM又はTCMからの情報(水温)に基づき、
エンジン自動始動装置の目的である暖機状態を的確に判
定できるので、無駄な燃料消費や排ガスの抑制を図るこ
とができる。
【0043】請求項6記載のエンジン自動始動装置によ
れば、ECM又はTCMからの情報(Pレンジ、スロッ
トル開度、車速など)から盗難判定を行うことができ
る。すなわち、エンジン自動始動装置によりエンジンを
始動したにもかかわらず、Pレンジ以外にシフトされ
た、又はスロットルが開いた、又は車速信号が入力され
た場合は盗難されたと判定し、エンジンを停止させるこ
とにより盗難を防止できる。
【0044】請求項7記載のエンジン自動始動装置によ
れば、キースイッチの操作があった場合にECM又はT
CMから通信データを取得しないことにより、キースイ
ッチ操作によるエンジン始動時に、ECM及びTCMに
対して通信による負荷を与えない。
【0045】請求項8記載のエンジン自動始動装置によ
れば、ECM又はTCMの品番に応じて、エンジンを始
動又は停止させることにより、エンジンシステム(車
両)に合わせて的確に判定・制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジン自動始動装置の一実施形
態を示すブロック図である。
【図2】図1のエンジン自動始動装置における動作の一
例を示すフローチャートである。
【図3】図1のエンジン自動始動装置における動作の一
例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 エンジン自動始動装置 101 制御部 102 スイッチ部 12 故障診断通信用標準コネクタ 14 エンジンコントローラ(ECM) 16 ATコントローラ(TCM) 18 車両 22 キースイッチ D 通信データ SW1,SW2,SW3 スイッチ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 17/00 F02D 17/00 Q 29/02 29/02 H K 45/00 358 45/00 358K F02N 15/00 F02N 15/00 E F Fターム(参考) 3G084 DA00 DA27 EA07 EA11 EB22 FA03 FA10 FA20 FA33 FA36 3G092 AC03 CA02 EA08 EA17 FA30 FB06 HA06Z HE01Z HE08Z HF02Z HF12Z HF21Z 3G093 AA04 AA05 BA12 BA21 BA22 CA02 CB14 DA01 DA05 DA06 DA12 DB00 DB05 DB11 DB19 DB23 FA11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 故障診断通信用標準コネクタに接続さ
    れ、この故障診断通信用標準コネクタを介してエンジン
    コントローラ又はAT(オートマチック・トランスミッ
    ション)コントローラから通信データを取得し、この通
    信データに基づきエンジンを自動的に始動又は停止させ
    る機能を備えた、 エンジン自動始動装置。
  2. 【請求項2】 前記通信データに基づき、AT車以外で
    ある、シフトレバーがP(パーキング)レンジ以外であ
    る、又は故障が発生していると判断された場合に、前記
    エンジンを始動させない機能を備えた、 請求項1記載のエンジン自動始動装置。
  3. 【請求項3】 前記通信データに基づき、水温が低いほ
    ど、又はバッテリ電圧が低いほど最長クランキング時間
    を長く設定する機能を備えた、 請求項1記載のエンジン自動始動装置。
  4. 【請求項4】 前記通信データに基づき、クランキング
    時にエンジン回転数が一定値を越えたら当該クランキン
    グを停止させる機能を備えた、 請求項1記載のエンジン自動始動装置。
  5. 【請求項5】 前記通信データに基づき、水温が一定値
    を越えたら前記エンジンを停止させる機能を備えた、 請求項1記載のエンジン自動始動装置。
  6. 【請求項6】 前記通信データに基づき、シフトレバー
    がPレンジからPレンジ以外になった、スロットル開度
    がアイドル時の値以上になった、又は車両が動いたと判
    断された場合に、前記エンジンを停止させる機能を備え
    た、 請求項1記載のエンジン自動始動装置。
  7. 【請求項7】 キースイッチの操作を検出し、当該操作
    があった場合に前記エンジンコントローラ又は前記AT
    コントローラから通信データを取得しない機能を備え
    た、 請求項1記載のエンジン自動始動装置。
  8. 【請求項8】 前記通信データに基づき、前記エンジン
    コントローラ又は前記ATコントローラの品番に応じ
    て、前記エンジンを始動又は停止させる機能を備えた、 請求項1乃至7のいずれかに記載のエンジン自動始動装
    置。
  9. 【請求項9】 前記故障診断通信用標準コネクタが規格
    SAE J1962に準拠したものである、 請求項1乃至8のいずれかに記載のエンジン自動始動装
    置。
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