JP4380459B2 - 遠隔制御装置 - Google Patents

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本発明は、遠隔制御装置に係り、特に、車両、車両使用者により操作される携帯端末、又は、車両と車両使用者により操作される携帯端末との情報授受を仲介するセンタに設けられ、携帯端末の操作によって車両に搭載された所定車載機器の駆動(いわゆるリモート操作)を制御するうえで好適な遠隔制御装置に関する。
従来より、車両使用者に操作される携帯端末と、車両エンジンや空調装置等の所定車載機器を搭載する車載機と、からなる遠隔制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。このシステムにおいて、携帯端末が車両使用者により操作されると、携帯端末から車載機へ所定車載機器を駆動するための指示が送信されることにより所定車載機器が駆動される。従って、上記したシステムによれば、車両使用者が車両から離れている場所に位置するときにも携帯端末を操作することによって遠隔的に、車両に搭載された所定車載機器を駆動することが可能となる。
特開2003−78593号公報
しかしながら、上記したシステムにおいて、所定車載機器の遠隔駆動が、携帯端末が操作された場合に常に行われるものとすると、携帯端末を操作した人と車両との距離が大きくかけ離れている場合にも車載機器の遠隔駆動が可能となるため、安全上又はエネルギ損失上問題となるおそれがある。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、携帯端末の操作に基づく車載機器の遠隔駆動の実行を適切な状況下で行うことが可能な遠隔制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的は、車両使用者による携帯端末の操作により遠隔的に所定車載機器の駆動を制御する遠隔制御装置であって、
車両と前記携帯端末との相対距離を検出する相対距離検出手段と、
前記相対距離が所定距離以上である状況で前記携帯端末の操作が行われた場合、該操作時点では前記所定車載機器の駆動を禁止し、その後前記相対距離が前記所定距離未満となった時点で前記所定車載機器の駆動を開始する機器駆動制御手段と、を備え、前記機器駆動制御手段は、前記相対距離が前記所定距離以上である状況で前記携帯端末の操作が行われた後、所定時間が経過するまでに前記相対距離が前記所定距離未満とならない場合には、前記所定車載機器の駆動を中止する遠隔制御装置により達成される。
本発明において、車両と携帯端末との相対距離が所定距離以上である状況で携帯端末の操作が行われた場合は、所定車載機器の駆動は、その操作時点では禁止されるが、その後上記した相対距離が所定距離未満となった時点で開始される。かかる構成においては、車両使用者が車両から大きく離れている状態で携帯端末を操作した場合、その後車両に近づいた時点で所定車載機器の駆動が行われることとなるため、車両と携帯端末すなわち車両使用者とが大きくかけ離れた状態で車載機器が遠隔駆動されることに起因する不都合を回避することができる。
この場合、前記相対距離が前記所定距離以上である状況で前記携帯端末の操作が行われた後、所定時間が経過するまでに前記相対距離が前記所定距離未満とならない場合には、前記所定車載機器の駆動中止されることとすれば、携帯端末の操作から所定車載機器の駆動までの時間が長期間にわたるのを防止することができる。
尚、上記した遠隔制御装置において、前記所定車載機器は複数存在し、前記所定距離は、制御対象の前記所定車載機器ごとに設定されることとしてもよい。
また、上記の目的は、車両使用者による携帯端末の操作により遠隔的に所定車載機器の駆動を制御する遠隔制御装置であって、車両と前記携帯端末との相対距離及び相対移動速度に基づいて、該携帯端末を所持する車両使用者が所定時間以内に車両に到着するか否かを判別する到着判別手段と、前記携帯端末の操作が行われた場合、前記到着判別手段により前記車両使用者が前記所定時間以内に車両に到着しないと判別されるときには前記所定車載機器の駆動を禁止し、一方、前記到着判別手段により前記車両使用者が前記所定時間以内に車両に到着すると判別されるときには前記所定車載機器の駆動を実行する機器駆動制御手段と、を備える遠隔制御装置により達成される。
本発明において、携帯端末の操作が行われた場合、所定車載機器の駆動は、その携帯端末を携帯する車両使用者が所定時間以内に車両に到着しないと予測されるときには禁止される一方、その車両使用者が所定時間以内に車両に到着すると予測されるときには実行される。かかる構成においては、車両使用者が車両に到着するまでの時間が長いと予測されるときには、携帯端末の操作に基づく所定車載機器の駆動が禁止されるため、車載機器が駆動された後にその状態が長期間にわたって維持されるのを防止することができる。
尚、上記した遠隔制御装置において、前記所定車載機器は複数存在し、前記所定時間は、制御対象の前記所定車載機器ごとに設定されることとしてもよい。
発明によれば、携帯端末の操作に基づく車載機器の遠隔駆動の実行を適切な状況下で行うことができる。


以下、図面を用いて本発明の具体的な実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施例である遠隔制御システムの構成図を示す。本実施例のシステムは、車両に搭載される車載端末10と、その車両の運転者や所有者などの正規の車両使用者に携帯され操作される携帯電話やパソコン,PDA等の携帯端末12と、車載端末10と携帯端末12との間における情報を管理するセンタ14と、により構成されている。本実施例の遠隔制御システムは、携帯端末12が操作されることにより車載端末10の有する後述の車載機器の駆動を遠隔的に制御するリモート操作システムである。
車載端末10は、タイマ機能を有する車載用電子制御ユニット(以下、車載ECUと称す)20を備えている。車載ECU20は、ROMなどの記憶装置に予め格納されたソフトウェアプログラムに従って動作する。車載ECU20は、自車両の電話番号を含む識別情報及び上記したセンタ14の電話番号などを格納する記憶装置を有している。
車載ECU20には、送受信機22が接続されている。送受信機22は、所定の通信ネットワークを通じてセンタ14と無線通信を行うことが可能となっている。送受信機22は、車載端末10の情報を通信ネットワークを介してセンタ14へ送信する機能、及び、センタ14から通信ネットワークを介して送信される情報を車載端末10に受信する機能を有している。車載ECU20は、送受信機22との間で送信データ及び受信データの授受を行う。
車載ECU20には、また、GPS(Global Positioning System)受信機24が接続されている。GPS受信機24は、GPS衛星から送信される電波を受信すること等により自車両の絶対位置に応じた信号を車載ECU20に対して供給する。車載ECU20は、GPS受信機24からの信号に基づいて自車両の絶対位置を検出する。車載ECU20は、必要に応じて、自車両の絶対位置データを自車両の識別情報と関連させて送受信機22からセンタ14へ送信する。
車載ECU20には、更に、車載機器としてのエンジン始動アクチュエータ26、ウィンドウアクチュエータ28、及びドアロックアクチュエータ30等が接続されている。エンジン始動アクチュエータ26は、車両動力であるエンジンを始動させる機器であり、車載ECU20から供給される指令に従ってエンジンを始動させる。ウィンドウアクチュエータ28は、各車両ドアに設けられたウィンドウを開閉する機器であり、車載ECU20から供給される指令に従ってウィンドウを開放し又は閉じる。ドアロックアクチュエータ30は、各車両ドアを施解錠させる機器であり、車載ECU20から供給される指令に従って車両ドアを解錠状態から施錠又は解錠させる。
車載ECU20は、後に詳述する如く、センタ14から送信された要求信号が送受信機22で受信された場合に、適宜、エンジン始動アクチュエータ26、ウィンドウアクチュエータ28、又はドアロックアクチュエータ30に対してその機能を発揮させるための指令信号を供給する。尚、車載ECU20は、その車両に対応する車両キー等を用いて車室内又は車室外において直接操作等が行われた場合に、上記のアクチュエータ26〜30に対してその機能を発揮させるための指令信号を供給することとしてもよい。
携帯端末12は、タイマ機能を有する携帯用電子制御ユニット(以下、携帯ECUと称す)32を備えている。携帯ECU32は、ROMなどの記憶装置に予め格納されたソフトウェアプログラムに従って動作する。携帯ECU32は、自携帯端末12に対応する車両の電話番号及び自携帯端末12のメールアドレスや電話番号を含む識別情報並びに上記したセンタ14の電話番号などを格納する記憶装置を有している。
携帯ECU32には、送受信機34が接続されている。送受信機34は、所定の通信ネットワークを通じてセンタ14と無線通信を行うことが可能となっている。送受信機34は、携帯端末12の情報を通信ネットワークを介してセンタ14へ送信する機能、及び、センタ14から通信ネットワークを介して送信される情報を携帯端末12に受信する機能を有している。携帯ECU32は、送受信機34との間で送信データ及び受信データの授受を行う。
携帯ECU32には、また、GPS受信機36が接続されている。GPS受信機36は、上記したGPS受信機24と同様に、GPS衛星から送信される電波を受信すること等により自己の携帯端末12の絶対位置に応じた信号を携帯ECU32に対して供給する。携帯ECU32は、GPS受信機36からの信号に基づいて自携帯端末12の絶対位置を検出する。携帯ECU32は、必要に応じて、自携帯端末12の絶対位置データを自携帯端末12の識別情報を付して送受信機34からセンタ14へ送信する。
携帯ECU32には、車両使用者により入力操作されると共に、車両使用者へ向けて表示出力する入出力部38が接続されている。携帯端末12は、webブラウザを有しており、入出力部38への入力操作により通信ネットワークを介して外部のwebサーバーに蓄積されたファイルやデータ等を閲覧可能であり、センタ14の提供する後述のリモート操作(具体的には、上記した車載機器26〜30の駆動)を要求するためのweb画面を取得可能である。
センタ14は、高速演算可能なホストコンピュータ40を備えている。ホストコンピュータ40は、ROMなどの記憶装置に予め格納されたソフトウェアプログラムに従って動作する。ホストコンピュータ40には、大容量のデータベース42が接続されている。データベース42には、センタ14を利用する利用者である車両の正規使用者の識別情報や携帯端末12のメールアドレス,電話番号及び車両の識別情報や電話番号などの顧客情報が格納されている。このデータベース42には、更に、車両使用者それぞれに対応した、後述する車両と携帯端末12との相対距離のしきい値に関する情報が格納されている。この相対距離のしきい値に関する情報は、車載機器26〜30によるリモート操作(具体的には、エンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロック)の態様ごとにそれぞれ設定された情報であり、車載機器26〜30ごとに外部から設定変更可能となっている。
センタ14には、送受信機44が接続されている。送受信機44は、所定の通信ネットワークを通じて車載端末10及び携帯端末12と無線通信を行うことが可能となっている。送受信機44は、センタ14の情報を通信ネットワークを介して車載端末10及び携帯端末12へ送信する機能、並びに、車載端末10及び携帯端末12から通信ネットワークを介して送信される情報をセンタ14に受信する機能を有している。センタ14のホストコンピュータ40は、送受信機44との間で送信データ及び受信データの授受を行う。
以下、本実施例の遠隔制御システムの動作について説明する。まず、本実施例の遠隔制御システムの基本的動作は、以下の手順で行われる。すなわち、本実施例において、車両使用者は、車両から離れた地点で、車載機器26〜30を駆動させて暖機等のためエンジンを始動させること、盗難防止等のため車両ドアのウィンドウを開いている状態から完全に若しくはある程度閉じること、車室内温度の上昇抑制等のため車両ドアのウィンドウを閉まっている状態からある程度若しくは完全に開けること、盗難防止等のため車両ドアを施錠させること、又は搭乗等のため車両ドアを解錠させることを希望する場合、携帯端末12の入出力部38を操作してwebブラウザを起動させる。
センタ14は、携帯端末12の操作によって遠隔的に車載端末10の車載機器26〜30を駆動させるのに必要なリモート操作(車載機器26〜30の駆動)を要求するフォーマットを格納している。携帯端末12は、webブラウザを起動した状態で車両使用者による操作に従ってセンタ14と通信ネットワークを介して無線通信接続し、センタ14の有するリモート操作を要求するためのweb画面を提供するようにセンタ14に要求する。センタ14は、携帯端末12からの要求に従ってリモート操作を要求するためのweb画面を携帯端末12に提供する。携帯端末12は、上記処理に従ってセンタ14からリモート操作を要求するためのweb画面を取得する。
このweb画面には、携帯端末12の操作によって遠隔制御することが可能なリモート操作の項目が設けられている。携帯端末12は、遠隔制御可能なリモート操作の項目ごとに設けられたチェックボックスにおけるチェックの有無に基づいて、何れの車載機器26〜30の遠隔駆動が車両使用者に希望されているか否かを判別する。携帯端末12は、車両使用者による操作によって上記何れかのチェックボックスにチェックが入った状態で送信要求がなされると、そのチェックに対応する車載機器26〜30の遠隔駆動が希望されていることをセンタ14に通知すべくそのリモート操作要求情報をセンタ14に対して送信する。
センタ14は、リモート操作を要求するためのweb画面を携帯端末12に提供した後に、その携帯端末12から送信されるリモート操作要求情報を受信した場合、携帯端末12における操作によって特定の車載機器26〜30の遠隔駆動が要求されていることを示すリモート操作要求情報を車載端末10に対して送信する。車載端末10は、センタ14から送信されるリモート操作要求情報を受信した場合、そのリモート操作要求に応じた車載機器26〜30の駆動を実行する。
このように本実施例の遠隔制御システムにおいては、車載機器26〜30の駆動が、携帯端末12が操作されることによってセンタ14を介して遠隔的に制御される。このため、車両使用者は、車両に搭乗していなくても車両から離れた場所において車載機器26〜30を駆動させることが可能である。従って、本実施例のシステムによれば、エンジン始動アクチュエータ26によるエンジン始動、ウィンドウアクチュエータ28によるウィンドウ開閉、及びドアロックアクチュエータ30による車両ドアロック・アンロックを遠隔操作によって実現することが可能となっている。
ところで、車載機器26〜30の遠隔駆動が、携帯端末12が車両使用者に操作されるごとに必ず行われるものとすると、その車両使用者と車両との距離が大きくかけ離れている場合にもリモート操作が現実に行われることとなり、場合によっては安全上又はエネルギ損失上問題となるおそれがある。具体的には、携帯端末12を用いた遠隔的なエンジン始動、ウィンドウ開放、及び車両ドアアンロックは、車両に乗員しようとする人がエンジン暖機の目的で、車室内温度上昇抑制の目的で、又は搭乗の目的で車両に乗車する直前に行うことが一般的である。従って、携帯端末12を所持する車両使用者と車両とが互いに大きくかけ離れた位置関係にある状況下において、その携帯端末12における操作によってエンジン始動要求、ウィンドウ開放要求、又はドアアンロック要求がなされた際に車載機器26〜30による駆動が実行されるものとすると、車両のアイドル状態が著しく長期間継続することとなってエンジン駆動が無駄に行われ、また、車両のセキュリティ性が著しく低下してしまう。
そこで、本実施例のシステムは、かかる点を考慮して携帯端末12の操作に基づく車載機器26〜30の遠隔駆動を行う点に特徴を有している。以下、図2を参照して、本実施例の特徴部について説明する。図2は、本実施例の遠隔制御システムにおいて実行される制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。
本実施例において、車載端末10は、車両が停車してアクセサリオフ状態になったとき、GPS受信機24を用いて検出する自車両の絶対位置のデータを自車両の識別情報と関連させて送受信機22からセンタ14へ送信する(ステップ100)。そして、センタ14は、車載端末10からの自車両の位置データを送受信機44で受信した場合、その車両の識別情報に関連させて位置データを取得する(ステップ200)。
また、携帯端末12は、車両使用者による操作に従ってwebブラウザを起動した状態で、通信ネットワークを介して無線通信接続するセンタ14に、リモート操作を要求するためのweb画面の提供を要求すると、その後、センタ14から提供されるリモート操作要求のためのweb画面を取得する(ステップ300)。携帯端末12は、車両使用者による操作に従ってweb画面上で所定のリモート操作(具体的には、エンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロック)に関するチェックボックスにチェックが入った状態で送信要求がなされると、車載機器26〜30の遠隔駆動が希望されていることをセンタ14に通知すべく、その所定のリモート操作要求情報を自携帯端末12の識別情報等と関連させて送受信機34からセンタ14に対して送信する(ステップ302)。
上記したステップ302における携帯端末12からセンタ14へのリモート操作要求情報の送信には、携帯端末12がGPS受信機36を用いて検出する自携帯端末12の絶対位置のデータが含まれる。センタ14は、携帯端末12からの所定のリモート操作要求情報を送受信機44で受信した場合、その携帯端末12の識別情報及びその携帯端末12に対応する車両の識別情報に関連させて所定のリモート操作要求を取得すると共に、その携帯端末12の位置データを取得する(ステップ202)。
尚、携帯端末12は、センタ14からのweb画面取得後、上記した所定のリモート操作以外のリモート操作(具体的には、セキュリティ性向上のためのウィンドウ閉じ及びドアアンロック)に関するチェックボックスにチェックが入った状態で送信要求がなされても、上記ステップ302の処理と同様に、そのリモート操作要求情報を自携帯端末12の識別情報等と関連させて送受信機34からセンタ14に対して送信する。この場合には、センタ14は、そのリモート操作要求を取得すると直ちに、携帯端末12の操作によって車載機器28,30によるリモート操作(ウィンドウ閉じ又はドアロック)が要求されていることを示すリモート操作要求情報を車載端末10に対して送信する。そして、車載端末10は、センタ14から送信されるウィンドウ閉じ又はドアロックに係るリモート操作要求情報を受信した場合、そのリモート操作要求を取得し、ウィンドウアクチュエータ28又はドアロックアクチュエータ30に対してウィンドウ閉じ又はドアロックを実行させるための指令信号を供給する。
センタ14は、上記ステップ202においてエンジン始動、ウィンドウ開放、又はドアアンロックに係るリモート操作要求を取得した場合、その時点でステップ200において取得した車載端末10の車両位置データとステップ202において取得した携帯端末12の位置データとに基づいて、両位置間の相対距離(相対的な移動距離又は直線距離)が所定距離以上であるか否かを判別する(ステップ204)。尚、この所定距離は、車両のアイドル状態がエンジンを暖機させるのに過度に継続する或いはセキュリティ低下の状態が過度に継続すると判断される、車両と携帯端末12との最小の相対距離である。また、この所定距離は、要求されるリモート操作がエンジン始動であるかウィンドウ開放であるかドアアンロックであるかに応じてそれぞれ適当に設定されることが可能であり、携帯端末12を用いたweb画面上での操作に従って設定変更可能となっている。
センタ14は、ステップ204において車両と携帯端末12との相対距離が所定距離未満であることを判定したときは、携帯端末12の操作が乗車直前における乗員の行動であるとして、通常どおり、携帯端末12の操作によって車載機器26〜30による所定のリモート操作(エンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロック)が要求されていることを示す所定のリモート操作要求情報を車載端末10に対して送信する(ステップ206)。車載端末10は、センタ14から送信される所定のリモート操作要求情報を受信した場合、所定のリモート操作要求を取得する(ステップ102)。そして、車載端末10の車載ECU20は、エンジン始動アクチュエータ26、ウィンドウアクチュエータ28、又はドアロックアクチュエータ30に対してエンジン始動、ウィンドウ開放、又はドアアンロックを実行させるための指令信号を供給する(ステップ104)。
一方、センタ14は、ステップ204において車両と携帯端末12との相対距離が所定距離以上であることを判定したときは、携帯端末12の操作が乗車直前における乗員の行動ではないとして、車載端末10に対する所定のリモート操作要求情報の送信を行わず、車両と携帯端末12との現状の位置関係ではエンジン始動、ウィンドウ開放、又はドアアンロックが許可されないことを携帯端末12を所持する車両使用者に知らせるべく、その内容を示すメールをその携帯端末12に対して送信する(ステップ208)。携帯端末12は、車両使用者による操作に従って所定のリモート操作要求情報を送信した後に、センタ14から現状ではリモート操作が許可されないことを示すメールを受信したとき(ステップ304)、その内容を入出力部38のディスプレイに表示出力し或いはスピーカから音声出力する。
ここで、携帯端末12は、リモート操作要求情報を送信してから一定時間の間又はセンタ14からリモート操作完了通知を受けるまでの期間、定期的に、GPS受信機36を用いて検出する自携帯端末12の絶対位置のデータを送受信機34からセンタ14に対して送信する(ステップ306)。センタ14は、携帯端末12から送信される位置データを送受信機44で受信すると、その携帯端末12に対応する車両の識別情報に関連させてその位置データを取得する(ステップ210)。
センタ14は、上記ステップ204において肯定判定を行ったときは、以後定期的に、かかるステップ204と同様に、上記ステップ200で取得した車載端末10の車両位置データと携帯端末12から送信され取得する携帯端末の位置データとに基づいて、両位置間の相対距離が所定距離以上であるか否かを判別する(ステップ212)。その結果、肯定判定がなされる場合は、上記ステップ202でリモート操作要求が取得されてから一定時間が経過するまで(ステップ214で肯定判定されるまで)継続してかかる判別を行う。尚、この一定時間は、リモート操作要求を保持しておく継続時間である。
そして、センタ14は、かかる一定時間が経過しても車両と携帯端末12との相対距離が所定距離未満とならないときには、携帯端末12を所持する車両使用者が車両に近づいてこなかったとして、携帯端末12からのリモート操作要求を解除すると共に、リモート操作を中止した旨を携帯端末12を所持する車両使用者に知らせるべく、その内容を示すメールをその携帯端末12に対して送信する(ステップ216)。携帯端末12は、車両使用者による操作に従って所定のリモート操作要求情報を送信した後に、センタ14からリモート操作要求を解除してそのリモート操作を中止したことを示すメールを受信したとき(ステップ308)、その内容を入出力部38のディスプレイに表示出力し或いはスピーカから音声出力する。
また、センタ14は、上記した一定時間が経過するまでに車両と携帯端末12との相対距離が所定距離未満となったときには、携帯端末12を所持する車両使用者が車両に近づいたとして、携帯端末12の操作によって車載機器26〜30による所定のリモート操作(エンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロック)が要求されていることを示す所定のリモート操作要求情報を車載端末10に対して送信する(ステップ218)。車載端末10は、センタ14から送信される所定のリモート操作要求情報を受信した場合、所定のリモート操作要求を取得し(ステップ102)、エンジン始動アクチュエータ26、ウィンドウアクチュエータ28、又はドアロックアクチュエータ30に対してエンジン始動、ウィンドウ開放、又はドアアンロックを実行させるための指令信号を供給する(ステップ104)。
このように本実施例の遠隔制御システムにおいては、車載機器26〜30の遠隔駆動によるエンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロックを行うべく携帯端末12からセンタ14へのリモート操作要求がなされた場合、携帯端末12の操作時点で車両の存在する位置とその携帯端末12の存在する位置とがあまりかけ離れていないときには、センタ14が車載端末10にリモート操作要求情報を供給することにより、車載機器26〜30の遠隔駆動によるエンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロックが実行される。一方、携帯端末12の操作時点で両位置が大きくかけ離れているときには、センタ14から車載端末10へのエンジン始動要求情報の供給が行われず、上記した車両におけるリモート操作が禁止・規制される。
また、本実施例の遠隔制御システムにおいては、携帯端末12の操作時点では車両位置と携帯端末位置とが大きくかけ離れていることに起因してエンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロックに係るリモート操作が禁止されたときにも、その後、両位置がある程度接近した時点すなわち携帯端末12を所持する車両使用者が車両に近づいた時点でかかるリモート操作が開始されて、エンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロックが実行される。
すなわち、本実施例のシステムによれば、車両使用者が携帯端末12を操作して特定のリモート操作を要求した場合、その携帯端末12と車両との相対距離が大きいときにはそのリモート操作を禁止・規制することが可能になると共に、かかる禁止・規制の後、車両使用者が車両に近づいて両者間の相対距離が小さくなったときに始めてそのリモート操作を実行することが可能になる。従って、携帯端末12を用いた遠隔的な車載機器26〜30によるエンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロックを、車両のアイドル状態を長期間継続させることのないすなわち無駄なエンジン駆動を招くことのない適切な状況、又は、ウィンドウ開放やドアアンロックに起因するセキュリティ性の低下を長期間にわたって継続させることのない適切な状況下で実現させることが可能となっている。
また、本実施例のシステムにおいて、車両使用者は、一旦車載機器26〜30の所定リモート操作を要求すべく携帯端末12を車両位置と携帯端末位置とが大きくかけ離れている状態で操作すれば、その後車両に近づいた際にそのリモート操作を実現すべく携帯端末12を再度操作することは不要である。このため、車載機器26〜30の所定リモート操作を実現するうえでの車両使用者による携帯端末12の操作の利便性向上が図られている。
尚、本実施例のシステムにおいては、携帯端末12の操作時に携帯端末12と車両との相対距離が大きいことに起因して車載機器26〜30による特定のリモート操作が禁止された後、一定時間が経過してもその相対距離が小さくならないときには、その経過時点でリモート操作要求が解除され、そのリモート操作が中止されることで、操作済みの携帯端末12の操作に基づくエンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロックが実行されるのは回避される。このため、携帯端末12の操作から車載機器26〜30による実際のリモート操作までの時間が不必要に長期間にわたるのを防止することが可能となっている。
更に、本実施例のシステムにおいては、携帯端末12と車両との相対距離の、センタ14に格納されるリモート操作要求情報を車両へ送信するか否かのしきい値が、車載機器26〜30によるリモート操作(具体的には、エンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロック)の態様ごとにそれぞれ設定されている。この点、各しきい値をそれぞれ自己のリモート操作態様に応じた適切な値に設定することが可能であるため、携帯端末12を用いた遠隔的な車載機器26〜30によるエンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロックに係るリモート操作のすべてをそれぞれ適切な状況下で実現させることが可能となっている。
また、本実施例のシステムにおいては、上記した相対距離のしきい値が、携帯端末12を用いたweb画面上での操作に従ってその所持者によって設定変更可能である。この点、かかるしきい値を車両使用者の好みや特性等に合わせて適宜変更することが可能であるため、携帯端末12を用いた遠隔的な車載機器26〜30によるエンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロックに係るリモート操作を車両使用者に合わせた適切な状況下で行うことが可能となっている。
ところで、上記の第1実施例においては、センタ14が特許請求の範囲に記載した「遠隔制御装置」に、車載機器26〜30が特許請求の範囲に記載した「所定車載機器」に、それぞれ相当していると共に、センタ14のホストコンピュータ40が、図2に示すルーチン中ステップ200で取得した車両位置とステップ202,210で取得した携帯端末位置との相対距離を検出することにより特許請求の範囲に記載した「相対距離検出手段」が、ステップ204,208,212,214,218の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「機器駆動制御手段」が、それぞれ実現されている。
尚、上記の第1実施例においては、車両と携帯端末12との相対距離が所定距離以上であるか否かをセンタ14に判別させると共に、センタ14から車載端末10へリモート操作要求情報を送信・供給しないことにより特定のリモート操作を禁止・規制することとしているが、携帯端末12に、車載端末10からセンタ14を介して車両位置データを取得させ、かつ、車両と携帯端末12との相対距離が所定距離以上であるか否かを判別させると共に、携帯端末12における特定のリモート操作要求を規制すること(例えば入力部38での特定のリモート操作に関するチェックボックスへのチェックを不能にすることなど)により或いは携帯端末12からセンタ14へリモート操作要求情報を送信しないことにより特定のリモート操作を禁止・規制することとしてもよい。更に、車載端末10に、携帯端末12からセンタ14を介してその携帯端末12の位置データを取得させ、かつ、車両と携帯端末12との相対距離が所定距離以上であるか否かを判別させると共に、その判別結果に基づいて、携帯端末12又はセンタ14から特定のリモート操作要求情報が送信・供給されたときにも特定のリモート操作を禁止・規制することとしてもよい。
上記した第1実施例では、携帯端末12を所持する車両使用者が車両にある程度距離的に近づいた時点で車載機器26〜30の遠隔駆動を行うこととしている。これに対して、本発明の第2実施例のシステムにおいては、車両使用者による携帯端末12の操作が行われた場合、その時点での車両使用者と車両との相対移動速度及び相対距離から車両使用者が所定時間以内に車両に到着すると予測されるときにのみ、車載機器26〜30の遠隔駆動を行うこととしている。本実施例のシステムは、上記図1に示すシステムにおいて、車載端末10、携帯端末12、及びセンタ14に上記図2に示すルーチンに代えて図3に示すルーチンを実行させることにより実現される。
図3は、本実施例の遠隔制御システムにおいて実行される制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。尚、図3において、上記図2に示すステップと同一の処理を実行するステップについては、同一の符号を付してその説明を省略又は簡略する。
すなわち、本実施例の遠隔制御システムにおいて、携帯端末12は、リモート操作要求情報をセンタ14へ送信した後において、前回GPS受信機36を用いて自携帯端末12の絶対位置を検出してから単位時間が経過した時点で再びGPS受信機36を用いて自携帯端末12の絶対位置を検出し、その位置データを送受信機34からセンタ14に対して送信する。センタ14は、ステップ202においてエンジン始動、ウィンドウ開放、又はドアアンロックに係るリモート操作要求を取得した後、ステップ200において取得した車両位置データと適宜取得する携帯端末12の位置データとに基づいて、車両と携帯端末12との相対距離を検出すると共に、また、その検出した相対距離の単位時間当たりの変化すなわち両者間の相対移動速度を検出する。
センタ14は、かかる相対距離の検出結果及び相対移動速度の検出結果に基づいて、携帯端末12を所持する車両使用者が所定時間以内に車両に到着するか否かを判別する(ステップ250)。尚、この所定時間は、車両のアイドル状態がエンジンを暖機させるのに過度に継続する或いはセキュリティ低下の状態が過度に継続すると判断される最低時間である。また、この所定時間は、要求されるリモート操作がエンジン始動であるかウィンドウ開放であるかドアアンロックであるかに応じてそれぞれ適当に設定されることとしてもよく、また、携帯端末12を用いたweb画面上での操作に従って設定変更可能となっていてもよい。
センタ14は、ステップ250において所定時間内に車両使用者が車両に到着すると予測されるときには、携帯端末12の操作によって車載機器26〜30による所定のリモート操作(エンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロック)が要求されていることを示す所定のリモート操作要求情報を車載端末10に対して送信する(ステップ206)。この場合、車載端末10は、エンジン始動アクチュエータ26、ウィンドウアクチュエータ28、又はドアロックアクチュエータ30に対して指令信号を供給してエンジン始動、ウィンドウ開放、又はドアアンロックを実行させる(ステップ102)。
一方、センタ14は、ステップ250において所定時間内に車両使用者が車両に到着しないと予測されるときには、車載端末10に対する所定のリモート操作要求情報の送信を行わず、車両と携帯端末12との位置関係ではエンジン始動、ウィンドウ開放、又はドアアンロックが許可されないことを携帯端末12を所持する車両使用者に知らせるべく、その内容を示すメールをその携帯端末12に対して送信する(ステップ208)。この場合、携帯端末12は、車両使用者による操作に従ってリモート操作要求情報を送信した後に、センタ14から遠隔的なリモート操作が許可されないことを示すメールを受信したとき(ステップ304)、その内容を入出力部38のディスプレイに表示出力し或いはスピーカから音声出力する。
このように本実施例の遠隔制御システムにおいては、車載機器26〜30の遠隔駆動によるエンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロックを行うべく携帯端末12からセンタ14へのリモート操作要求がなされた場合、その携帯端末12を所持する車両使用者が所定時間以内に車両に到着すると予測されるときには、センタ14が車載端末10にリモート操作要求情報を供給することにより、車載機器26〜30の遠隔駆動によるエンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロックが実行される。一方、その携帯端末12を所持する車両使用者が所定時間以内に車両に到着しないと予測されるときには、センタ14から車載端末10へのリモート操作要求情報の供給が行われず、上記した車両におけるリモート操作が禁止・規制される。
かかる構成においては、車両使用者が携帯端末12を操作してリモート操作を要求した場合、その携帯端末12と車両との相対距離が大きくても両者間の相対移動速度が接近側に大きければそのリモート操作を実行することが可能になる一方、その携帯端末12と車両との相対距離が小さくても両者間の相対移動速度が接近側に小さい或いは離間側にあればそのリモート操作を禁止・規制することが可能になる。従って、本実施例のシステムによれば、携帯端末12を用いた遠隔的な車載機器26〜30によるエンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロックを、車両のアイドル状態を長期間継続させることのないすなわち無駄なエンジン駆動を招くことのない適切な状況、又は、ウィンドウ開放やドアアンロックに起因するセキュリティ性の低下を長期間にわたって継続させることのない適切な状況下で実現させることが可能となっており、かかるリモート操作が行われた後にその状態が長期間にわたって無駄に維持されるのを防止することが可能となっている。
更に、本実施例のシステムにおいては、携帯端末12を所持する車両使用者が車両に到着するか否かを判別するうえでの所定時間が、車載機器26〜30によるリモート操作(具体的には、エンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロック)の態様ごとにそれぞれ設定されている。この点、各所定時間をそれぞれ自己のリモート操作態様に応じた適切な値に設定することが可能であるため、携帯端末12を用いた遠隔的な車載機器26〜30によるエンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロックに係るリモート操作のすべてをそれぞれ適切な状況下で実現させることが可能となっている。
また、本実施例のシステムにおいては、上記した所定時間が、携帯端末12を用いたweb画面上での操作に従ってその所持者によって設定変更可能である。この点、かかる所定時間を車両使用者の好みや特性等に合わせて適宜変更することが可能であるため、携帯端末12を用いた遠隔的な車載機器26〜30によるエンジン始動、ウィンドウ開放、及びドアアンロックに係るリモート操作を車両使用者に合わせた適切な状況下で行うことが可能となっている。
ところで、上記の第2実施例においては、センタ14が、上記図3に示すルーチン中ステップ250の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「到着判別手段」が、ステップ206,208の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した「機器駆動制御手段」が、それぞれ実現されている。
尚、上記の第2実施例においては、携帯端末12を所持する車両使用者が所定時間以内に車両に到着するか否かをセンタ14に判別させると共に、センタ14から車載端末10へリモート操作要求情報を送信・供給しないことにより特定のリモート操作を禁止・規制することとしているが、携帯端末12に、車載端末10からセンタ14を介して車両位置データを取得させ、かつ、車両使用者が所定時間以内に車両に到着するか否かを判別させると共に、携帯端末12における特定のリモート操作要求を規制すること(例えば入力部38での特定のリモート操作に関するチェックボックスへのチェックを不能にすることなど)により或いは携帯端末12からセンタ14へリモート操作要求情報を送信しないことにより特定のリモート操作を禁止・規制することとしてもよい。更に、車載端末10に、携帯端末12からセンタ14を介してその携帯端末12の位置データを取得させ、かつ、車両使用者が所定時間以内に車両に到着するか否かを判別させると共に、その判別結果に基づいて、携帯端末12又はセンタ14から特定のリモート操作要求情報が送信・供給されたときにも特定のリモート操作を禁止・規制することとしてもよい。
また、上記の第2実施例においては、携帯端末12からセンタ14へ携帯端末12の位置データを送信させ、センタ14で車両と携帯端末12との相対距離の時間変化から両者の相対移動速度を検出することとしているが、携帯端末12で自己の移動速度を検出し、その検出した移動速度を簡易的に車両と携帯端末12との相対移動速度として用いることとしてもよい。
ところで、上記の第1及び第2実施例においては、遠隔制御システムを、車両に搭載される車載端末10と、車両使用者に携帯される携帯端末12と、情報管理を行うセンタ14とにより構成するものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、センタ14を有さない車載端末10と携帯端末12とにより構成されるシステムに適用することとしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施例においては、遠隔駆動の対象である車載機器として、エンジン始動を行うエンジン始動アクチュエータ26、ウィンドウを開閉するウィンドウアクチュエータ28、及び車両ドアをロック・アンロックするドアロックアクチュエータ30を用いることとしているが、例えば車両ドアやトランクを開ける或いは閉じる機器や車両天井部分に設けられるスライドルーフを開ける或いは閉じる機器,灯火類を消灯する機器,ホーンやブザーによる警報を発する或いは警報解除を行う機器などに適用することも可能である。
本発明の一実施例である遠隔制御システムの構成図である。 本実施例の遠隔制御システムにおいて実行される制御ルーチンのフローチャートである。 本発明の第2実施例である遠隔制御システムにおいて実行される制御ルーチンのフローチャートである。
符号の説明
10 車載端末
12 携帯端末
14 センタ
26 エンジン始動アクチュエータ
28 ウィンドウアクチュエータ
30 ドアロックアクチュエータ
42 データベース

Claims (4)

  1. 車両使用者による携帯端末の操作により遠隔的に所定車載機器の駆動を制御する遠隔制御装置であって、
    車両と前記携帯端末との相対距離を検出する相対距離検出手段と、
    前記相対距離が所定距離以上である状況で前記携帯端末の操作が行われた場合、該操作時点では前記所定車載機器の駆動を禁止し、その後前記相対距離が前記所定距離未満となった時点で前記所定車載機器の駆動を開始する機器駆動制御手段と、を備え
    前記機器駆動制御手段は、前記相対距離が前記所定距離以上である状況で前記携帯端末の操作が行われた後、所定時間が経過するまでに前記相対距離が前記所定距離未満とならない場合には、前記所定車載機器の駆動を中止することを特徴とする遠隔制御装置。
  2. 前記所定車載機器は複数存在し、
    前記所定距離は、制御対象の前記所定車載機器ごとに設定されることを特徴とする請求項1記載の遠隔制御装置。
  3. 車両使用者による携帯端末の操作により遠隔的に所定車載機器の駆動を制御する遠隔制御装置であって、
    車両と前記携帯端末との相対距離及び相対移動速度に基づいて、該携帯端末を所持する車両使用者が所定時間以内に車両に到着するか否かを判別する到着判別手段と、
    前記携帯端末の操作が行われた場合、前記到着判別手段により前記車両使用者が前記所定時間以内に車両に到着しないと判別されるときには前記所定車載機器の駆動を禁止し、一方、前記到着判別手段により前記車両使用者が前記所定時間以内に車両に到着すると判別されるときには前記所定車載機器の駆動を実行する機器駆動制御手段と、
    を備えることを特徴とする遠隔制御装置。
  4. 前記所定車載機器は複数存在し、
    前記所定時間は、制御対象の前記所定車載機器ごとに設定されることを特徴とする請求項記載の遠隔制御装置。
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