JP2007106164A - 車両診断装置 - Google Patents

車両診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007106164A
JP2007106164A JP2005296620A JP2005296620A JP2007106164A JP 2007106164 A JP2007106164 A JP 2007106164A JP 2005296620 A JP2005296620 A JP 2005296620A JP 2005296620 A JP2005296620 A JP 2005296620A JP 2007106164 A JP2007106164 A JP 2007106164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
data
freeze frame
frame data
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005296620A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4677876B2 (ja
Inventor
Kazunori Okada
和憲 岡田
Kokichi Shimizu
孝吉 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2005296620A priority Critical patent/JP4677876B2/ja
Priority to EP06020844A priority patent/EP1777602B1/en
Priority to DE602006006520T priority patent/DE602006006520D1/de
Priority to US11/543,238 priority patent/US7809481B2/en
Priority to CN200610142368.7A priority patent/CN100501623C/zh
Publication of JP2007106164A publication Critical patent/JP2007106164A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4677876B2 publication Critical patent/JP4677876B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C5/00Registering or indicating the working of vehicles
    • G07C5/008Registering or indicating the working of vehicles communicating information to a remotely located station
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B23/00Testing or monitoring of control systems or parts thereof
    • G05B23/02Electric testing or monitoring
    • G05B23/0205Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults
    • G05B23/0259Electric testing or monitoring by means of a monitoring system capable of detecting and responding to faults characterized by the response to fault detection
    • G05B23/0264Control of logging system, e.g. decision on which data to store; time-stamping measurements
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07CTIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • G07C5/00Registering or indicating the working of vehicles
    • G07C5/08Registering or indicating performance data other than driving, working, idle, or waiting time, with or without registering driving, working, idle or waiting time
    • G07C5/0816Indicating performance data, e.g. occurrence of a malfunction

Abstract

【課題】内蔵するデータメモリに容量的な制約があろうとも、より高い信頼性の下でより多くの診断データを記憶保持させることのできる車両診断装置を提供する。
【解決手段】エンジン制御装置110は、車載機器の故障が検出されたときに該車載機器の稼働状況を示すデータであるフリーズフレームデータが格納されるデータメモリ111を内蔵する。ここで、このエンジン制御装置110は、データメモリ111に格納されているフリーズフレームデータを車両外部の管理センター200内の記憶装置201に対し無線通信にて待避させる。また、同エンジン制御装置110は、該通信の適正性を判断し、同通信が適正になされたとの判断の下に、該当するフリーズフレームデータを上記データメモリ111から消去するメモリ操作を行う。
【選択図】図1

Description

この発明は、車載機器の故障診断を行うとともに、該車載機器の故障が検出された時点での同車載機器の稼働状況を示すデータであるフリーズフレームデータをデータメモリに格納して記憶保持する車両診断装置に関する。
周知のように、車両では、例えば車載エンジンの燃料噴射等の制御など、各種の車載機器に関する制御が行われる。ちなみに、この車載エンジンの燃料噴射等の制御では通常、排気管内の酸素濃度を検出する酸素センサによる出力信号に基づいて燃焼に供された混合気の空燃比がその都度認識され、その認識(リッチまたはリーン)に応じた燃料噴射量制御を行うことによって排気ガスに含まれる有害物質の低減を図っている。しかしながら、このような制御では、例えば上記酸素センサの故障などによって、上記燃料噴射量等に関する適正な制御が行われなくなると、エンジン出力に悪影響を及ぼすことはもとより、排気ガスに含まれる有害物質が逆に増加しかねない。
そこで従来は、車載エンジンを含めた車載機器の故障診断を実行する車両診断装置を車両に搭載することが提案されている。すなわち、このような車両診断装置では、例えば車載機器の稼働状況に応じて変化する物理量を検出するセンサからの出力信号に基づいてその故障診断を行う。そして、同車両診断装置は、上記センサやその他の車載機器の故障が検出された場合には、その該当する異常コードや、該故障が検出された時点での該車載機器の稼働状況を示すデータであるフリーズフレームデータなどの診断データをデータメモリに格納してこれを記憶保持する。また併せて、該記憶保持された異常コードに応じて予め設定されているフェールセーフを実行し、さらには他の制御装置に対し同フェールセーフの実行を指示する。こうした処理を通じて上述の懸念を解消するようにしている。なお、上記データメモリに格納されたデータのうち、上記フリーズフレームデータは通常、例えば上記車載機器の修理や点検に際して有線通信により上記データメモリから外部ツールに出力され、上記車載機器の故障発生の原因の解析に供されることとなる。
ただし近年、車両では、環境保全や車両の安全性などへの要求に対応すべく、例えば上述の車載エンジンの燃料噴射等の制御や車両のブレーキ制御等のように、変動する物理特性に対してこれを補償するための制御が頻繁に行われている。そして、こうした制御を実現するための車載機器としても、排気管内の酸素濃度を検出する酸素センサや車両の走行速度を検出する車速センサなど、その種類や量が年々増加する傾向にある。すなわち、このような車両診断装置にあっては、上記データメモリに格納される上記診断データの種類や量が増加しつつあり、該データメモリの容量によってはそれら診断データを適切に記憶保持することが困難ともなりかねない。
そのため従来は、例えば特許文献1に見られるように、上記データメモリに格納される診断データのうち、上記フリーズフレームデータを、車両の外部に設けられて当該車両診断装置との間で無線通信による情報授受を行う管理センター内のデータ格納部に退避(転送)させるようにした車両診断装置なども提案されている。
すなわち上述の通り、上記フリーズフレームデータは上記車載機器の故障発生の原因の解析に役立てるために記憶保持されるものであり、その意味では、こうしたデータが必ずしも当該車両診断装置内のデータメモリに記憶保持されている必要はない。この点、上記特許文献1に記載の車両診断装置によれば、該フリーズフレームデータが上記管理センター内のデータ格納部にて記憶保持されるため、上記データメモリ内の該当するデータについてはこれを消去することもできるようになる。
特開平11−65645号公報
このように、上記従来の車両診断装置では、上記転送を完了したフリーズフレームデータについてはそのデータメモリからの消去が可能となるため、より多くの診断データを同データメモリに記憶保持(蓄積)させることができるようになる。
しかし、上記従来の車両診断装置では、上記データメモリに格納されているフリーズフレームデータの上記管理センターへの無線通信による送信(転送)に際して該フリーズフレームデータの転送エラー等も生じかねず、ひいてはこうしたエラーデータが上記管理センター内のデータ格納部に格納されることにもなりかねない。そして、このような状況下で上記データメモリに記憶保持されているフリーズフレームデータが消去されるようなことがあれば、フリーズフレームデータとしての信頼性そのものも大きく低下することともなる。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、内蔵するデータメモリに容量的な制約があろうとも、より高い信頼性の下でより多くの診断データを記憶保持させることのできる車両診断装置を提供することにある。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の車両診断装置では、車載機器の異常解析に用いられる異常解析用のデータを内部のデータメモリに格納するとともに、このデータメモリに格納されている異常解析用のデータを別途設けられた記憶装置に対し通信にて待避させつつ、この通信の適正性を判断して、同通信が適正になされたとの判断の下に、該当する異常解析用のデータを前記データメモリから消去するメモリ操作を行うメモリ操作手段を備えるようにした。
このような構成では、内蔵するデータメモリに格納されている異常解析用のデータのその外部への退避が適正になされたと判断されることを条件に、該当する異常解析用のデータを前記データメモリから消去するため、より高い信頼性の下でより多くの診断データを記憶保持させることができるようになる。
なお、請求項1に記載の車両診断装置において、上記異常解析用のデータとしては、請求項2に記載の車両診断装置によるように、車載機器の稼働状況に応じて変化する物理量を検出するセンサのセンサ出力に基づき実行される車載機器の故障診断に際し、該故障診断により車載機器の故障が検出されたときの当該車載機器の稼働状況を示すデータであるフリーズフレームデータを採用するようにすることが実用上望ましい。
また、この場合には特に、請求項3に記載の車両診断装置によるように、前記メモリ操作手段が、前記フリーズフレームデータの待避中に車両のキースイッチがオフ操作されることに基づいて車載バッテリから当該車両診断装置への給電状態をその退避に要する時間だけ保持する機能をさらに備えるようにすることが、上記フリーズフレームデータを上記記憶装置に対して適切に退避させる上でより望ましい。
また、請求項2または3に記載の車両診断装置において、請求項4に記載の車両診断装置では、前記記憶装置が車両の外部にて前記フリーズフレームデータを管理する管理センターに設けられてなり、前記通信による前記フリーズフレームデータの待避がこの管理センターとの間での無線通信によって行われるとき、前記メモリ操作手段が、同管理センターからフリーズフレームデータの受信が適正に行われた旨を示す情報が通知されることに基づいて前記通信が適正になされたことを判断するようにしている。このような構成では、車両内の記憶媒体の容量を好適に抑制することができるようになる。また、上記管理センターが、上記フリーズフレームデータを複数の車両から受信して統括管理するものである場合には、
・車両のユーザ(ドライバ)に対して上記車載機器の故障が検出された旨の通知を行う。
・車載機器の故障を例えば車種や生産ロット毎に統計し、その統計の結果を車両開発(安全対策など)に役立てる。
等々、上記フリーズフレームデータの有効利用がより容易なものとなり、特に車両メンテナンスの面で適切なサービスの実現が可能となる。
また、請求項4に記載の車両診断装置において、請求項5に記載の車両診断装置によるように、前記メモリ操作手段が、前記フリーズフレームデータを送信した後、所定期間内に前記管理センターから同フリーズフレームデータの受信が適正に行われた旨を示す情報が通知されないことに基づいて当該フリーズフレームデータを前記管理センターに再送信する機能をさらに備えるようにすれば、上記車両及び上記管理センター間での無線通信による情報授受をより確実に行うことができるようになる。
ただし、請求項5に記載の車両診断装置においては、上記車両や上記管理センターの通信機能自体が故障している場合もあるため、請求項6に記載の車両診断装置によるように、前記メモリ操作手段が、前記フリーズフレームデータの再送信の連続実行回数を計数し、該計数した連続実行回数が所定回数に達しても前記管理センターからフリーズフレームデータの受信が適正に行われた旨を示す情報が通知されないとき、前記車両と前記管理センターとの間での通信に異常が生じたとして前記フリーズフレームデータの再送信を中止する機能をさらに備えるようにすることが実用上望ましい。また併せて、請求項7に記載の車両診断装置によるように、前記メモリ操作手段が、前記フリーズフレームデータの再送信の連続実行回数を計数し、該計数した連続実行回数が所定回数に達しても前記管理センターからフリーズフレームデータの受信が適正に行われた旨を示す情報が通知されないとき、前記車両と前記管理センターとの間での通信に異常が生じた旨を示す情報をユーザに通知する機能をさらに備えるようにすることがより望ましい。
また、請求項4〜7のいずれか一項に記載の車両診断装置においては、請求項8に記載の車両診断装置によるように、前記メモリ操作手段が、前記フリーズフレームデータの送信に際して前記管理センターとの間での通信環境が整っているか否かを判断し、該通信環境が整っているとの判断の下に当該フリーズフレームデータを送信するようにすることが、上記車両と上記管理センターとの間での通信を適切に行う上でより望ましい。
また、この場合には特に、請求項9に記載の車両診断装置によるように、前記メモリ操作手段が、前記管理センターとの間での無線通信を行い得る位置に前記車両があるか否かを判断し、該位置に車両があることに基づいて前記通信環境が整っていることを判断するようにすれば、該判断を的確且つ容易に行うことができるようになる。
なお、この請求項9に記載の車両診断装置を実現する上では、例えば請求項10に記載の車両診断装置によるように、
・前記車両にはナビゲーションシステムを構成するナビゲーション制御装置が搭載され、前記メモリ操作手段が、このナビゲーション制御装置を通じて得られる位置情報に基づいて前記無線通信を行い得る位置に前記車両があるか否かを判断する。
あるいは、請求項11に記載の車両診断装置によるように、
・前記車両と前記管理センターとの間では、前記フリーズフレームデータに関するデータ以外のデータについての情報授受も併せて行われ、前記メモリ操作手段が、該情報授受にかかる感度の状況に基づいて前記無線通信を行い得る位置に前記車両があるか否かを判断する。
等々の採用が有効である。特に、上記請求項11に記載の車両診断装置を採用した場合には、上記ナビゲーションシステムの上記車両への搭載いかんにかかわらず、該車両の位置に基づいて同車両と上記管理センターとの間での通信環境を的確に判断することができるようになる。
ところで、当該車両診断装置が通信線を介して外部ツールと接続可能とされるものであるときには、例えばディーラーや修理工場などにおいて、該外部ツールから上記フリーズフレームデータについての出力要求が通知されることもある。ただしこの際、上記フリーズフレームデータが上記データメモリから消去されているとすれば、上記ディーラーや修理工場などにおいて適宜のサービスが適切に提供されなくなるなどといった懸念が生ずる。この点、請求項4〜11のいずれか一項に記載の車両診断装置において、請求項12に記載の車両診断装置では、当該車両診断装置が通信線を介して外部ツールと接続可能とされるものであるとき、前記メモリ操作手段が、前記外部ツールから前記フリーズフレームデータについての出力要求に基づき前記管理センターに対して前記フリーズフレームデータの返送要求を通知し、該管理センターから返送されるフリーズフレームデータを前記外部ツールに出力する機能をさらに備えるようにしたため、上述の懸念を解消することができるようになる。
また、この場合には特に、請求項13に記載の車両診断装置によるように、前記メモリ操作手段が、前記フリーズフレームデータの返送要求を通知した後、所定期間内に前記管理センターから同フリーズフレームデータが返送されないことに基づいて当該フリーズフレームデータが前記管理センターにて記憶保持されている旨を示す情報を前記外部ツールに出力する機能をさらに備えるようにすることが、上述の懸念を解消する上でより望ましい。
また、請求項4〜13のいずれか一項に記載の車両診断装置において、請求項14に記載の車両診断装置によるように、前記メモリ操作手段が、前記管理センターとの間での無線通信を行う通信手段を備えて構成されるものであれば、上記フリーズフレームデータの外部への退避に際し、車内に構築される車載ネットワークなどの通信線にかかる負荷を好適に抑制することができるようになる。
他方、請求項2または3に記載の車両診断装置において、請求項15に記載の車両診断装置では、前記記憶装置が車両の内部にて前記フリーズフレームデータを管理する車載制御装置に設けられてなり、前記通信による前記フリーズフレームデータの待避がこの車載制御装置との間での有線通信により行われるシステムにあって、前記メモリ操作手段が、同車載制御装置からフリーズフレームデータの受信が適正に行われた旨を示す情報が通知されることに基づいて前記通信が適正になされたことを判断するようにしている。このような構成であれ、当該車両診断装置が内蔵する上記データメモリの容量を好適に抑制することができるようになる。
また、請求項4〜15のいずれか一項に記載の車両診断装置において、請求項16に記載の車両診断装置によるように、前記データメモリが揮発性メモリ及び不揮発性メモリからなるとき、前記メモリ操作手段が、前記故障診断により車載機器の故障が検出されることに基づきその時点での当該車載機器の稼働状況を示すデータを前記揮発性メモリに格納し、この揮発性メモリに格納されたデータを前記フリーズフレームデータとして前記不揮発性メモリに一時的に退避させるようにすれば、該フリーズフレームデータが外部の管理センターへ退避されるまでの間、同フリーズフレームデータを上記データメモリにて適切に記憶保持することができるようになる。
一方、請求項4〜15のいずれか一項に記載の車両診断装置において、請求項17に記載の車両診断装置では、上記フリーズフレームデータとして、前記車載機器の故障が検出された時点及びその前後での前記車載機器の稼働状況を示すデータである時系列フリーズフレームデータを採用するようにしている。
すなわち、このような時系列フリーズフレームデータは、上記車載機器が故障に至る前からその後までの当該車載機器の稼働状況の推移を示しており、その故障発生の原因についてのより詳細な解析を可能とするものである。ただし、このような時系列フリーズフレームデータは、そのデータ構造上、上記車載機器が故障した時点での上記車載機器の稼働状況を示すデータのみからなるフリーズフレームデータよりも該データに含まれる情報量が多く、上記データメモリの空き容量への影響が避けられないものでもある。この点、上記構成では、内蔵するデータメモリに格納されているフリーズフレームデータのその外部の記憶装置への退避が適正になされたと判断されることを条件に、該当するフリーズフレームデータが上記データメモリから消去される上記請求項4〜15のいずれか一項に記載の車両診断装置にあって、このような時系列フリーズフレームデータを採用することとしたため、内蔵するデータメモリに容量的な制約があろうとも、より高い信頼性の下で時系列フリーズフレームデータを記憶保持させることができるようになり、ひいてはこうした時系列フリーズフレームデータに基づいて当該車載機器の故障発生の原因についてのより詳細な解析を行うことも可能となる。
また、請求項17に記載の車両診断装置において、請求項18に記載の車両診断装置によるように、前記データメモリが揮発性メモリ及び不揮発性メモリからなるとき、前記メモリ操作手段が、前記車載機器の稼働状況を示すデータを前記揮発性メモリに時系列的に格納するとともに、前記故障診断により車載機器の故障が検出されたときには、その時点での当該車載機器の稼働状況を示すデータと同車載機器のその前後の稼働状況を示すデータとを関連付けし、該関連付けしたデータを前記時系列フリーズフレームデータとして前記不揮発性メモリに一時的に退避させるようにすれば、該時系列フリーズフレームデータが外部の管理センターへ退避されるまでの間、同時系列フリーズフレームデータを上記データメモリにて適切に記憶保持することができるようになる。
そして具体的には、請求項19に記載の車両診断装置によるように、前記揮発性メモリに時系列的に格納されるデータが、所定時間毎にサンプリングされる少なくとも3つのデータからなるとともに、それら時系列的に格納されるデータの同揮発性メモリへの格納が、
(イ)前記所定時間毎にサンプリングされるデータとそれらデータのサンプリング順に対応したアドレスとの関係が維持されること。
及び、
(ロ)順次先入れ先出しにてシフトされるかたち、すなわちFIFO(First In First Out)の方式にて行われること。
の論理積条件の下で行われるときに、前記メモリ操作手段が、前記故障診断により車載機器の故障が検出されたことに基づいてその時点での当該車載機器の稼働状況を示すデータと、前記シフトされるデータのうちの当該時点から1つ後のデータと、シフトされるデータのうちの当該時点から少なくとも2つ前までのデータとを前記時系列フリーズフレームデータとして関連付けするようにすることが、該関連付けを容易に実行する上で実用上望ましい。
また、請求項16または18または19に記載の車両診断装置において、請求項20に記載の車両診断装置によるように、前記データメモリの一部を構成する揮発性メモリには、前記車載機器の稼働状況を示す複数項目のデータが格納され、これら複数項目のデータの一部が前記フリーズフレームデータとして採用されるものであるとき、前記メモリ操作手段が、前記フリーズフレームデータの通信に際して、前記故障診断により車載機器の故障が検出されて以降、車載バッテリから当該車両診断装置への給電状態が継続されているか否かを判断し、この給電状態が継続されているとの判断の下に、前記揮発性メモリに格納されている前記車載機器の稼働状況を示す複数項目のデータのうちの前記フリーズフレームデータとして採用されないデータを前記記憶装置に対し併せて待避させるようにすれば、上記フリーズフレームデータとして採用されるデータはもとより、それ以外のデータが当該車載機器の故障発生の原因についての解析に供されることとなり、こうしたデータに基づくより詳細な解析が可能になる。
また、請求項2〜20のいずれか一項に記載の車両診断装置において、請求項21に記載の車両診断装置では、前記フリーズフレームデータに、前記故障診断により車載機器の故障が検出された時刻を示す時刻情報を付与するようにしている。また、請求項2〜21のいずれか一項に記載の車両診断装置において、請求項22に記載の車両診断装置では、前記フリーズフレームデータに、前記故障診断により車載機器の故障が検出された時刻から、前記データメモリに前記フリーズフレームデータが格納されるだけの空き容量がなく、且つ、車両のキースイッチがオン状態にあった総時間を示す時間情報を付与するようにしている。
これらいずれの構成であれ、上記車載機器の故障が検出された時刻から上記フリーズフレームデータが外部の記憶装置に退避されるまでの時間、すなわち該当するフリーズフレームデータが上記データメモリに登録されてから消去されるまでの時間をその外部の記憶装置側にて認識することができるようになる。ただし、こうした情報に基づいて故障解析を行う場合には、
・データメモリにフリーズフレームデータが格納されるだけの空き容量がないにもかかわらず、該データメモリからフリーズフレームデータが消去されなかった時間、すなわちデータメモリへの新たなフリーズフレームデータの登録が不可能であった時間。
・車両のキースイッチがオン状態にあるにもかかわらず、上記データメモリからフリーズフレームデータが消去されなかった時間。
等々、より詳細な時間情報が必要とされることが多く、この意味では、請求項21に記載の車両診断装置よりも、請求項22に記載の車両診断装置を採用するようにすることがより望ましい。
(第1の実施の形態)
以下、この発明にかかる車両診断装置の第1の実施の形態について、図1〜図8を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態にかかる車両診断装置が採用されるシステムの概要をブロック図として示したものである。
同図1に示されるように、この実施の形態にかかる車両診断装置は、複数の車両と管理センター200との間で無線通信による情報授受を行うシステムに採用されている。
ここで、このシステムにあって、管理センター200は、上記車両側の稼働状況や診断データなどの車両情報を無線通信により取得して統括管理するものであり、例えば周知の演算処理装置(図示略)や通信装置(図示略)やハードディスクなどの不揮発性メモリからなる記憶装置201、等々を備えて構成される。
また、車両側では通常、各種の車載機器を分散制御する複数の電子制御装置から構成される車載ネットワーク、例えばCAN(Controller Area Network)などのバス型のネットワークシステムを有している。例えば、車両100では、同図1に示されるように、
・車載エンジンの燃料噴射等の制御を行うエンジン制御装置110。
・トランスミッションの変速比の自動切替制御を行うトランスミッション制御装置120。
・車両のブレーキ制御を行うブレーキ制御装置130。
・車両100も含めて複数の車両についての各種情報を統括管理する外部の管理センター200との間で無線通信による情報授受を行う通信制御装置140。
等々、の電子制御装置から構成される車載ネットワークを有している。
ちなみに、これら各電子制御装置110〜140の間では、それら電子制御装置が電気的に接続される通信バスBSを通じて各々の制御状態や制御結果等の授受が行われる。そして通常は、こうして授受される情報や予め保持されている制御データに基づき、当該電子制御装置110〜140自身がそれぞれ内蔵する読み出し専用のメモリに格納されている制御プログラムが実行され、これによって上述の各制御が協調して行われるようになる。例えば、上記トランスミッション制御装置120では、トランスミッションの出力軸等に設けられている車速センサによる検出信号(2値化信号)が取り込まれると、この検出信号に基づいて車速情報を示すデータを作成してこれを上記通信バス101上に例えばシリアルデータとして送出する。そしてこのシリアルデータが、例えば上記ブレーキ制御装置130に取り込まれ、該ブレーキ制御装置130において上述の車両のブレーキ制御に供されることとなる。なお、上記各電子制御装置は、上記読み出し専用メモリのほか、該メモリに格納されているプログラムデータを読み出して実行する演算部、及び該演算部による演算結果などが格納されるデータメモリ、及び他の電子制御装置との間での情報授受を行う通信部等々、その内部に周知の構成を有してなる。
ところで、このような車載ネットワークでは、上記通信バスBSを通じて授受される情報に基づき車載エンジンを含めた車載機器の故障診断が行われる。例えば、上記エンジン制御装置(車両診断装置)110では、酸素センサやその他の車載機器についての稼働状況を示すデータに基づいてそれらの故障診断を行う。そしてその結果、それら車載機器の故障が検出された場合には、その該当する異常コードや、該故障が検出されたときの該車載機器の稼働状況を示すデータであるフリーズフレームデータなどの診断データを当該エンジン制御装置110自身が内蔵するデータメモリ111に格納してこれを記憶保持する。また併せて、このデータメモリ111に記憶保持された異常コードに応じて予め設定されているフェールセーフを実行し、さらには他の制御装置に対し同フェールセーフの実行を指示する。こうした処理を通じて、例えば上記酸素センサが故障したような場合であれ、上記車載エンジンの燃料噴射量等に関する適正な制御を継続して実行するようにしている。
ただし前述の通り、上記データメモリ111に格納される診断データのうち、上記フリーズフレームデータは上記車載機器の故障発生の原因の解析に役立てるために記憶保持されるものであり、その意味では、こうしたデータが必ずしも当該エンジン制御装置110内のデータメモリ111に記憶保持されている必要はない。そこで、この実施の形態にかかるエンジン制御装置110では、このデータメモリ111に格納されたフリーズフレームデータについてはこれを上記管理センター200内の記憶装置201に対し通信にて待避させるようにしている。またこの際、該通信の適正性を判断し、同通信が適正になされたとの判断の下に、該当するフリーズフレームデータを上記データメモリ111から消去するメモリ操作を行うようにしている。このような構成では、車両内の記憶媒体の容量を好適に抑制しつつ、より高い信頼性の下でより多くの診断データを記憶保持させることができるようになる。しかも、この実施の形態にかかる管理センター200は上述の通り、車両側の情報、ここでは特に上記フリーズフレームデータを無線通信により取得して統括管理するため、
・車両外部の管理センター200が、該当する車両のユーザ(ドライバ)に対して上記車載機器の故障が検出された旨の通知を行う。
・車載機器の故障を例えば車種や生産ロット毎に統計し、その統計の結果を車両開発(安全対策など)に役立てる。
等々、上記フリーズフレームデータの有効利用がより容易なものとなり、特に車両メンテナンスの面で適切なサービスの実現が可能ともなる。
なお、この実施の形態にかかるエンジン制御装置110は、上記データメモリ111として、そのメモリ領域の一部が車載バッテリによってバックアップされたランダムアクセスメモリ(RAM)を採用している。そして、いま、上記故障診断により上記車載機器の故障が検出されたとすると、該エンジン制御装置110はまず、該当する車載機器の稼働状況を示すデータを、上記データメモリ111のうちの上記バックアップされない作業領域(揮発性メモリ)111aに格納する。そしてその後に、同作業領域111aに格納されたデータを、上記フリーズフレームデータとして上記データメモリ111のうちの上記バックアップされるバックアップ領域(不揮発性メモリ)111bに一時的に退避させる。このような構成では、上記フリーズフレームデータが上記管理センター200内の記憶装置201に退避されるまでの間、該フリーズフレームデータを上記バックアップ領域111bにて適切に記憶保持することができるようになる。ただし上述の通り、このバックアップ領域111bに格納されたフリーズフレームデータが上記管理センター200内の記憶装置201に退避された後は、上記エンジン制御装置110が、該当するフリーズフレームデータを同バックアップ領域111bから消去するメモリ操作を行うこととなる。
また、この実施の形態にかかるエンジン制御装置110は、上記フリーズフレームデータとして、車載機器の故障が検出された時点及びその前後での上記車載機器の稼働状況を示すデータである時系列フリーズフレームデータを採用することとしている。
図2は、このような時系列フリーズフレームデータの概要を示している。
同図2に示されるように、時系列フリーズフレームデータは、車載機器の故障が検出された時点での該車載機器の稼働状況を示すデータ及びその該当する異常コードからなるデータD0、及び同故障が検出される前の車載機器の稼働状況を示すデータD1、及び同故障が検出されて後の車載機器の稼働状況を示すデータD2を有して構成される。なお、車載機器の稼働状況は通常、
・エンジンのクランク軸の回転態様を検出するクランクセンサによる出力値(エンジン回転数)。
・エンジンに吸入される空気量を検出するエアフローセンサによる出力値(吸入空気量)。
・トランスミッションの出力軸等に設けられている車速センサによる出力値(車速)。
・水温センサからの出力値(水温)。
・エンジンに吸入される空気の温度を検出する吸気温センサによる出力値(吸気温)。
・排気管内の酸素濃度を検出する酸素センサによる出力値。
等々、といった車載センサによる出力値によって示される。
このように、時系列フリーズフレームデータは、上記車載機器が故障に至る前からその後までの当該車載機器の稼働状況の推移を示しており、その故障発生の原因についてのより詳細な解析を可能とするものである。ただし、このような時系列フリーズフレームデータは、そのデータ構造上、上記車載機器が故障した時点での上記車載機器の稼働状況を示すデータD0のみからなるフリーズフレームデータよりも該データに含まれる情報量が多く、上記データメモリ111の空き容量への影響が避けられないものでもある。この点、この実施の形態にかかるエンジン制御装置110では上述の通り、フリーズフレームデータのその外部への退避が適正になされたと判断されることを条件に、該当するフリーズフレームデータを上記データメモリのバックアップ領域111bから積極的に消去するようにしている。このため、このような時系列フリーズフレームデータが採用される場合であれ、より高い信頼性の下でより多くの診断データを記憶保持させることができるようになり、ひいてはこうした時系列フリーズフレームデータに基づいて当該車載機器の故障発生の原因についてのより詳細な解析を行うことも可能となる。
次に、このような時系列フリーズフレームデータを上記データメモリ111のバックアップ領域111bに格納する際に上記エンジン制御装置110によって行われるメモリ操作について、図3に基づいて説明する。なお、同図3中に示されるDATA(i,j)は、該当するデータのサンプリング順(i)及び種類(j)を示している。ただし、同図3中、サンプリング順が「0」に設定されているデータは、異常時にサンプリングされたデータである。
この処理に際しては、まず、同図3(a)に示されるように、上記データメモリ111の作業領域111aに対し、上記車載機器の稼働状況を示すデータが時系列的に格納される。
具体的には、上記データメモリ111の作業領域111aに対し、所定時間(例えば「500ms」)毎にサンプリングされる4つのデータFD1〜FD4を、
(イ)データFD1〜FD4とそれらデータFD1〜FD4のサンプリング順に対応したアドレスとの関係が維持される。
及び、
(ロ)データFD1〜FD4が順次先入れ先出しにてシフトされる。
の論理積条件の下でその都度格納(更新)する。そして、例えば図3(b)に示されるタイミングにて上記車載機器の故障が検出されたときには、その時点での当該車載機器の稼働状況を示す上記データD0に対し、上記データFD1〜FD3を、上記故障が検出される前の車載機器の稼働状況を示すデータD1として設定する。また併せて、上記データFD4を、上記故障が検出されて後の車載機器の稼働状況を示すデータD2として設定する。そして、このように設定されたデータD0〜D2を上記時系列フリーズフレームデータとして関連付けした上で、該関連付けしたデータを、上記時系列フリーズフレームデータとして上記バックアップ領域111bに一時的に退避させる。これにより、時系列フリーズフレームデータが上記データメモリ111のバックアップ領域111bに格納されるようになる。
図4及び図5は、このようなメモリ操作についてそのメモリ操作手順を示すフローチャートであり、次に、これら図4及び図5を参照して同メモリ操作手順についてさらに説明する。なお、図4は、所定時間(例えば「500ms」)毎に繰り返し行われる処理を示している。また、図5は、上記故障診断により上記車載機器の故障が検出されることに基づいて行われる処理を示している。
同処理に際しては、上記エンジン制御装置110がまず、同図4に示されるように、ステップS111及びS112の処理として、上記データメモリ111の作業領域111aに対し、上記4つのデータFD1〜FD4(図3(a)参照)を、上記(イ)及び(ロ)の論理積条件の下に格納(更新)する。すなわち、上記ステップS111の処理では、上記データメモリ111の作業領域111aに既に格納されているデータFD1〜FD4(図3(a))のうちのデータFD2〜FD4をデータFD1〜FD3に各々シフトさせる。そして、次のステップS112の処理にて、その時点での上記車載機器の稼働状況を示すデータを同作業領域111aの上記サンプリング順に対応づけられたアドレスに新たに格納し、これをデータFD4とする。
そして次に、ステップS113の処理として、上記故障診断により上記車載機器の故障が検出された旨を示す異常発生フラグがセット状態にあるか否かを判断する。なお、この異常発生フラグは、例えば上記データメモリ111に格納され、当該エンジン制御装置110によってそのフラグ状態が操作されるものである。具体的には、図5に示されるように、この異常発生フラグは、上記故障診断により上記車載機器の故障が検出されたとき、上記データD0(図3(b)参照)が上記データメモリ111の作業領域111aに格納されたことを条件に(ステップS121)、そのフラグ状態がセット状態に操作される(ステップS122)。
したがって、このステップS113の処理において、上記異常発生フラグがセット状態にある場合には、上記ステップS112の処理にてシフトされたデータFD3と、上記ステップS113の処理にて新たに格納されたデータFD4との間で上記車載機器の故障が検出されており、先の図3(b)に示したような状況にあることとなる。そこでこの場合、上記エンジン制御装置110は、上記時系列フリーズフレームデータが格納されるだけの空き容量が上記バックアップ領域111bにあることを条件に(ステップS114)、上記作業領域111a内のデータD0及びデータFD1〜FD4を関連付けする(ステップS115)。次いで、この関連付けしたデータを、上記時系列フリーズフレームデータとして上記バックアップ領域111bに一時的に退避させる(ステップS115)。そして次に、ステップS116の処理として、上記異常発生フラグをリセット状態に操作した時点で、この制御を終了する。
ただし、上記ステップS114の処理において、上記時系列フリーズフレームデータを一時的に退避させるだけの空き容量が上記バックアップ領域111bにない場合には、上記ステップS115の処理を行うことなく、上記ステップS116の処理を実行した時点で、この制御を終了することとなる。
一方、上記ステップS113の処理において、上記異常発生フラグがセット状態にない場合には、先の図3(a)に示したような状況にあることとなる。したがってこの場合、該異常発生フラグがセット状態にあると判断されるようになるまで、上記ステップS111及びS112の処理を所定時間毎に繰り返し行うこととなる。
次に、こうして上記バックアップ領域111bに格納された時系列フリーズフレームデータの該バックアップ領域111bからの消去についてそのメモリ操作手順を図6に基づいて説明する。なお、図6は、同メモリ操作手順をフローチャートとして示したものである。また、このメモリ操作において、エンジン制御装置110と管理センター200との間での無線通信は、上記通信制御装置140の仲介によって行われる。
すなわち、いま、上記バックアップ領域111bに上記時系列フリーズフレームデータが格納されたとすると(ステップS131)、上記エンジン制御装置110はまず、該当する時系列フリーズフレームデータを上記管理センター200に無線通信により送信(転送)する(ステップS132)。次いで、この通信の適正性を判断し、該通信が適正になされたとの判断の下に(ステップS133)、該当する時系列フリーズフレームデータを上記バックアップ領域111bから消去する(ステップS134)。すなわち、この実施の形態では、上記バックアップ領域111bに上記時系列フリーズフレームデータが格納される都度、上記エンジン制御装置110が、こうした処理(ステップS132〜S134)を行うことによって、上記バックアップ領域111b内の空き容量を好適に確保するようにしている。
なお、この実施の形態では、上記通信が適正になされたとの判断(ステップS133)を、上記時系列フリーズフレームデータが送信されて後、所定期間内に上記管理センター200から同時系列フリーズフレームデータの受信が適正に行われた旨を示す情報の通知(受信完了通知)があったことに基づいて行うようにしている。ただしこの際、該受信完了通知が受信されなかった場合には、同エンジン制御装置110は次に、該当するフリーズフレームデータを上記管理センター200に再送信するための処理(ステップS135〜S137)を行うこととなる。すなわち、まず、ステップS135の処理として、上記時系列フリーズフレームデータの再送信の連続実行回数を計数し、該計数した連続実行回数が、上記車両100や上記管理センター200の通信機能自体の故障が懸念される回数である上限値を超えたか否かを判断する。そして後述するが、該計数した連続実行回数が同上限値以下である場合には、次にステップS136及びS137の処理として、上記管理センター200との間での通信環境が整っていると判断されるようになるまで待機する。そしてこの結果、上記管理センター200との間での通信環境が整っていると判断されるようになれば、同エンジン制御装置110は次に、上記ステップS132の処理に再度移行し、このステップS132の処理にて、上記時系列フリーズフレームデータを再送信する。すなわちこの場合、基本的には、上記管理センター200から上記受信完了通知が送信されるようになるまで、上記ステップS135〜S137、及びステップS132の処理が繰り返し実行されることとなる。
ただし、こうした再送信処理が繰り返し行われた結果、上記ステップS135の処理において、上記計数した連続実行回数が上記上限値を超えた場合には、上記車両100や上記管理センター200の通信機能自体に異常が生じている懸念があるとして、この再送信処理を中止する。そして、MILランプを通じてその異常状況をドライバに通知する(ステップS138)。なお、このMILランプを点灯した時点で、当該メモリ操作(図6)これ自体の処理の実行を禁止するようにしてもよい。
図7は、上記エンジン制御装置110により行われる上記通信環境判定(ステップS137)についてその処理手順を示したフローチャートであり、次に、この図7を参照して同処理について説明する。
ちなみに、上記車両100及び管理センター200の間では、上記時系列フリーズフレームデータに関するデータ以外のデータについての情報授受も併せて行われている。この点、この実施の形態にかかるエンジン制御装置110では、該情報授受にかかる感度の状況に基づいて上記無線通信を行い得る位置に上記車両100があるか否かを判断し、この判断を通じて当該通信環境判定を行うようにしている。
すなわち、当該通信環境判定に際しては、同図7に示されるように、上記エンジン制御装置110がまず、ステップS141の処理として、受信履歴フラグをリセット状態に操作する。そして、上記管理センター200から上記時系列フリーズフレームデータに関するデータ以外のデータが送信された場合には(ステップS142)、同受信履歴フラグをセット状態に操作した時点で(ステップS143)、この制御を終了する。これにより、次のステップS137の処理(図6参照)では、この受信履歴フラグがセット状態にあることに基づいて上記通信環境が良好であると判断されるようになる。
一方、上記ステップS142の処理において、上記管理センター200から上記時系列フリーズフレームデータに関するデータ以外のデータが送信されなかった場合には、上記ステップS143の処理を行うことなく、その時点でこの制御を終了する。すなわちこの場合、次のステップS137の処理(図6参照)では、この受信履歴フラグがリセット状態にあることに基づいて上記通信環境が良好でないと判断され、このステップS137の処理において上記通信環境が良好であると判断されるようになるまで、上記ステップS136の処理を繰り返し行うこととなる。
ところで、上記時系列フリーズフレームデータの退避処理中に上記車両100のIGスイッチがオフ操作されることも考えられる。そしてこの際、車載バッテリから当該エンジン制御装置110への給電状態が解除されるようなことがあれば、上記時系列フリーズフレームデータとしての信頼性が低下することにもなりかねない。そこで、この実施の形態にかかるエンジン制御装置110では、上記時系列フリーズフレームデータの退避中に上記車両100のIGスイッチがオフ操作されるときには、車載バッテリから当該エンジン制御装置110への給電状態をその退避処理に要する時間だけ保持するようにしている。
図8は、IGスイッチがオフ操作される際に上記エンジン制御装置110によって行われる処理についてその処理手順をフローチャートとして示したものである。
すなわち、いま、IGスイッチがオフ操作されたとすると、上記エンジン制御装置110はまず、ステップS151の処理として、メインリレー制御に基づき車載バッテリからの給電状態を保持する。そして次に、ステップS152の処理として、上記時系列フリーズフレームデータが退避中にあるか否かを判断する。なお、ここでの退避中とは、上記作業領域111aから上記バックアップ領域111bへの退避中と、上記バックアップ領域111bから上記管理センター200内の記憶装置201への退避中とがあり、それらいずれかの退避処理が行われているときには、該退避処理が終了するまで待機する。そしてその結果、上記時系列フリーズフレームデータの退避処理が終了すれば、上記メインリレー制御に基づく車載バッテリからの給電状態の保持を解除した時点で(ステップS153)、この制御を終了する。
以上説明したように、この実施の形態にかかる車両診断装置によれば、以下に記載するような優れた効果が得られるようになる。
(1)内蔵するデータメモリ111に格納されているフリーズフレームデータの外部への退避が適正になされたと判断されることを条件に、該当するフリーズフレームデータを上記データメモリ111から消去するようにしたため、より高い信頼性の下でより多くの診断データを記憶保持させることができるようになる。
(2)上記フリーズフレームデータを、上記管理センター200内の記憶装置201に無線通信にて退避させることとしたため、車両100内の記憶媒体の容量を好適に抑制することができるようになる。また、車両メンテナンスの面で適切なサービスの実現が可能となる。
(3)上記フリーズフレームデータを送信した後、所定期間内に上記管理センター200から上記受信完了通知が送信されないことに基づいて当該フリーズフレームデータを上記管理センター200に再送信することとした。このため、上記車両100及び上記管理センター200間での無線通信による情報授受をより確実に行うことができるようになる。
(4)上記時系列フリーズフレームデータの連続送信回数が上記上限値を超えたことに基づいてMILランプを点灯することとしたため、上記車両100や上記管理センター200の通信機能自体の異常状況をドライバに通知することができるようになる。
(5)上記時系列フリーズフレームデータの送信に際して上記管理センター200との間での通信環境が整っているか否かを判断し(ステップS136及びS137)、該通信環境が整っているとの判断の下に当該時系列フリーズフレームデータを送信するようにした。このため、上記車両100と上記管理センター200との間での通信を適切に行うことができるようになる。
(6)車両100と管理センター200との間では、上記時系列フリーズフレームデータに関するデータ以外のデータについての情報授受も併せて行われ、該情報授受にかかる感度の状況に基づいて上記無線通信を行い得る位置に当該車両100があるか否かを判断するようにした。すなわち、上記無線通信を行い得る位置に車両100があることに基づいて上記通信環境が整っていることを判断するようにしたため、該判断を的確且つ容易に行うことができるようになる。
(7)上記フリーズフレームデータとして、車載機器の故障が検出された時点及びその前後での当該車載機器の稼働状況を示すデータである時系列フリーズフレームデータを採用するようにした。このため、こうした時系列フリーズフレームデータに基づいて当該車載機器の故障発生の原因についてのより詳細な解析を行うことが可能となる。
(8)上記データメモリ111として、作業領域111a及びバックアップ領域111bからなるランダムアクセスメモリ(RAM)を採用することとした。そして、上記車載機器の稼働状況を示すデータを作業領域111aに時系列的に格納するとともに、上記故障診断により車載機器の故障が検出されたときには、その時点での当該車載機器の稼働状況を示すデータと同車載機器のその前後の稼働状況を示すデータとを関連付けすることとした。そして、該関連付けしたデータを上記時系列フリーズフレームデータとして上記バックアップ領域111bに一時的に退避させるようにしたため、該時系列フリーズフレームデータが外部の管理センター200へ退避されるまでの間、同時系列フリーズフレームデータを上記データメモリ111にて適切に記憶保持することができるようになる。
(9)上記時系列フリーズフレームデータの退避中に上記車両100のIGスイッチがオフ操作されることに基づいて車載バッテリから当該エンジン制御装置110への給電状態をその退避に要する時間だけ保持するようにしたため、上記時系列フリーズフレームデータとしての信頼性を好適に維持することができるようになる。
(第2の実施の形態)
次に、この発明にかかる車両診断装置についてその第2の実施の形態を示す。なお、この実施の形態の車両診断装置も、車載エンジンを含めた車載機器の稼働状況に応じて変化する物理量を検出するセンサからの出力信号に基づいてそれらの故障診断を行うものとなっており、具体的には、例えば各種の車載機器を分散制御する複数の電子制御装置のうちの1つであるエンジン制御装置110からなる。また、該エンジン制御装置110が内蔵するデータメモリ111も、先の第1の実施の形態(図1)とほぼ同様のメモリ構造となっており、上記故障診断により車載機器の故障が検出されたときには、同エンジン制御装置110が、このデータメモリ111に対し、
・同故障が検出された時点での当該車載機器の稼働状況を示すデータと同車載機器のその前後の稼働状況を示すデータとを上記データメモリ111の作業領域111aにて関連付けし、該関連付けしたデータを上記時系列フリーズフレームデータとして上記バックアップ領域111bに一時的に退避させる。
・上記データメモリ111のバックアップ領域111bに格納された時系列フリーズフレームデータを別途設けられた記憶装置に対し通信にて待避させつつ、この通信の適正性を判断して、同通信が適正になされたとの判断の下に、該当する時系列フリーズフレームデータを上記バックアップ領域111bから消去する。
等々、といったメモリ操作を行う点についても、先の第1の実施の形態とほぼ同様である。またこれも同様、この実施の形態のエンジン制御装置110も、上記時系列フリーズフレームデータの退避中に車両のIGスイッチがオフ操作されることに基づいて車載バッテリから当該エンジン制御装置110への給電状態をその退避処理に要する時間だけ保持する。
ただし、この実施の形態にかかる車載ネットワークでは、上記各種の車載機器を分散制御する複数の電子制御装置のうちの1つとして、図9に示されるように、ナビゲーションシステムを構成するナビゲーション制御装置(車載制御装置)150が接続されている。このナビゲーション制御装置150は、例えばハードディスクなどからなる大規模容量の記憶装置151を内蔵しており、この実施の形態にかかるエンジン制御装置110では、該記憶装置151に対して上記時系列フリーズフレームデータを通信バスBSを介して退避させる。そして、この退避が適切になされたことを条件に、該当する時系列フリーズフレームデータを上記バックアップ領域111bから消去するようにしている。このような構成であれ、当該エンジン制御装置110が内蔵する上記データメモリ111の容量を好適に抑制することができるようになる。
図10は、この実施の形態にかかるメモリ操作についてそのメモリ操作手順を示したものであり、次にこの図10を参照して同メモリ操作手順を説明する。
すなわち、いま、上記バックアップ領域111bに上記時系列フリーズフレームデータが格納されたとすると(ステップS231)、上記エンジン制御装置110はまず、該当する時系列フリーズフレームデータを上記ナビゲーション制御装置150に通信バスBSを介して送信(転送)する(ステップS232)。次いで、この通信の適正性を判断し、該通信が適正になされたとの判断の下に(ステップS233)、該当する時系列フリーズフレームデータを上記バックアップ領域111bから消去する(ステップS234)。すなわち、この実施の形態においても、上記バックアップ領域111bに上記時系列フリーズフレームデータが格納される都度、上記エンジン制御装置110が、こうした処理(ステップS232〜S234)を行うことで、上記バックアップ領域111b内の空き容量を好適に確保するようにしている。
なお、この実施の形態では、上記通信が適正になされたか否かの判断(ステップS233)を、上記車載ネットワークの通信プロトコルに基づいて行うようにしている。また、このステップS233の処理において、上記通信の適正性が確認されない場合の処理(再送信の処理など)についても同様、上記車載ネットワークの通信プロトコルに基づいて行うようにしている。
以上説明したように、この第2の実施の形態にかかる車両診断装置によっても、基本的には先の第1の実施の形態の前記(1)及び(7)〜(9)の効果と同等、あるいはそれに準じた効果を得ることができるようになる。
なお、この発明にかかる車両診断装置は、上記ナビゲーション制御装置が車載されるシステムにあっては、上記第2の実施の形態として示した処理態様に限らず、これを適宜に変形した、例えば以下に例示する態様にて実施することもできる。
(変形例)
上記実施の形態では、上記ナビゲーション制御装置150内の記憶装置151を上記時系列フリーズフレームデータの最終退避先として用いることとした。ただし、上記車載ネットワークが、図11に示されるように、先の図1に示した管理センター200との間での情報授受を行うものである場合には、例えば図12に示される処理手順に基づき、上記記憶装置151に退避された時系列フリーズフレームデータを上記管理センター200に無線通信にてさらに退避させるようにすることもできる。このような処理態様を採用するようにすることで、
・車両外部の管理センター200が、該当する車両のユーザ(ドライバ)に対して上記車載機器の故障が検出された旨の通知を行う。
・車載機器の故障を例えば車種や生産ロット毎に統計し、その統計の結果を車両開発(安全対策など)に役立てる。
等々、上記時系列フリーズフレームデータの有効利用がより容易なものとなり、特に車両メンテナンスの面で適切なサービスの実現が可能となる。
以下、この変形例において上記ナビゲーション制御装置150によって行われるメモリ操作について図12を参照して説明する。なお、図12は、こうしたメモリ操作についてそのメモリ操作手順をフローチャートとして示したものである。また、同処理は、所定期間毎に繰り返し行われる。
同処理に際しては、上記ナビゲーション制御装置150がまず、ステップS241の処理として、上記エンジン制御装置110から上記時系列フリーズフレームデータが送信されたか否かを判断する。そしてその結果、該送信があると判断された場合には、この時系列フリーズフレームデータを上記記憶装置151に格納するとともに(ステップS242)、同時系列フリーズフレームデータを上記管理センター200に無線通信にて送信する(ステップS243及びS244)。そして次に、この通信の適正性を判断し、該通信が適正になされたとの判断の下に(ステップS245)、該当する時系列フリーズフレームデータを上記記憶装置151から消去する(ステップS246)。
一方、上記ステップS241の処理において、上記エンジン制御装置110からの送信がなかった場合には、上記ステップS242の処理を行うことなく、上記ステップS243〜S246の処理を通じて上記時系列フリーズフレームデータを上記記憶装置151から消去することとなる。ただしこの際、上記ステップS243の処理では、上記記憶装置151内に上記時系列フリーズフレームデータが格納されていないと判断されることもあり、この場合には、その時点で同制御を終了することとなる。
なお、この変形例においても、上記通信が適正になされたとの判断(ステップS245)を、上記時系列フリーズフレームデータが送信されて後、所定期間内に上記管理センター200から同時系列フリーズフレームデータの受信が適正に行われた旨を示す情報の通知(受信完了通知)があったことに基づいて行うようにしている。
以上説明したように、このような変形例によっても、上記(1)及び(7)〜(9)と同様の効果が得られるようになる。また、先の第1の実施の形態の前記(2)の効果と同等、あるいはそれに準じた効果を得ることもできるようになる。
(他の実施の形態)
なお、上記各実施の形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・上記各実施の形態の場合も含めて、上記データメモリ111の作業領域111aには通常、上記車載機器の稼働状況を示す複数項目のデータが格納され、これら複数項目のデータの一部(エンジン回転数や吸入空気量など)が上記時系列フリーズフレームデータとして採用される。そして、上記各実施の形態では、このような時系列フリーズフレームデータを外部の記憶装置に通信にて退避させつつ、この通信の適正性を判断して、同通信が適正になされたとの判断の下に、該当する時系列フリーズフレームデータを上記バックアップ領域111bから消去するようにしている。ただし、上記作業領域111aに格納されている上記複数項目のデータのうちの上記時系列フリーズフレームデータとして採用されないデータについても、上記外部の記憶装置に対し併せて待避させるようにすれば、このようなデータに基づくより詳細な解析が可能になる。図13は、このようなデータの退避処理についてその退避処理手順を示すフローチャートであり、次にこの図13を参照して同退避処理手順を説明する。なおここでは、上記データの退避先として、上記管理センター200内の記憶装置201を採用することとする。すなわち、いま、上記バックアップ領域111bに上記時系列フリーズフレームデータが格納されたとすると(ステップS331)、上記エンジン制御装置110はまず、車載バッテリから当該エンジン制御装置110への給電状態が継続されているか否かをトリップ判定フラグのフラグ状態に基づいて判断する(ステップS332)。なお、このトリップ判定フラグは、上記故障診断により上記車載機器の異常が検出されることに基づきセット状態に操作されるとともに、車両のIGスイッチがオン操作されることに基づきリセット状態に操作されるものである。したがって、このステップS332の処理において、上記トリップ判定フラグがセット状態にある場合には、当該エンジン制御装置110への給電状態が継続されているとして、上記エンジン制御装置110は次に、ステップS333の処理に移行する。そしてこのステップS333の処理において、上記バックアップ領域111bに格納されている時系列フリーズフレームデータのほか、上記作業領域111aに格納されているデータのうちの上記故障解析に有益なデータ(例えば各種センサの出力値や入出力ポートの状態など)を送信する。ただし、上記ステップS332の処理において、上記トリップ判定フラグがリセット状態にある場合には、当該エンジン制御装置110への給電状態が一度遮断されており、作業領域111a内のデータは既に失われている。したがってこの場合、同エンジン制御装置110は、上記バックアップ領域111bに退避された時系列フリーズフレームデータのみを上記管理センター200に送信することとなる(ステップS334)。そしていずれにしろ、上記データメモリ111の記憶内容が上記管理センター200に無線通信により送信されて後は、この通信の適正性を判断し、該通信が適正になされたとの判断の下に(ステップS335)、該当する時系列フリーズフレームデータを上記バックアップ領域111bから消去する(ステップS336)。
・先の図12や図13に示した処理手順においては、上記受信完了通知が受信されなかったことに基づき(ステップS245、S335)、該当するデータを上記管理センター200に再送信するようにしてもよい。例えば、上記第1の実施の形態のステップS135〜S137の処理を実行して後に、上記ステップS244やステップS332の処理を再度行うようにすれば、上記管理センター200に対して該当するデータを適切に送信することができるようになる。なお、この場合には特に、上記第1の実施の形態のステップS138の処理(MILランプの点灯)も併せて行うようにすることが実用上望ましい。
・ナビゲーション制御装置150が車載されるシステムにあって、上記エンジン制御装置110は、上記通信環境判定(ステップS136)を、同ナビゲーション制御装置150を通じて得られる位置情報に基づいて行うようにしてもよい。すなわちこの場合、この通信環境判定に際しては、図14に示されるように、まず、ステップS311の処理として、通信フラグをリセット状態に操作する。そしてこの上で、上記ナビゲーション制御装置150からの位置情報に基づき、
(ハ)車両が通信可能地域にある(ステップS312)。
及び、
(ニ)車両がトンネル内や地下などの特殊な条件下にない(ステップS313)。
の論理積条件が満たされているか否かの判断を行う。そしてその結果、この論理積条件が満たされている場合には、上記通信フラグをセット状態に操作した時点で(ステップS314)、この制御を終了する。これにより、次のステップS137の処理(図6参照)において、この通信フラグがセット状態にあることに基づいて上記管理センター200との間の通信環境が良好であると判断されるようになる。ただし、上記(ハ)及び(ニ)の論理積条件が満たされていなかった場合には(ステップS312及びS313)、上記ステップS314の処理を行うことなく、その時点でこの制御を終了する。すなわちこの場合、上記ステップS137の処理(図6参照)では、上記管理センター200との間の通信環境が良好でないと判断され、このステップS137の処理において該通信環境が良好であると判断されるようになるまで、この図14に例示した処理が繰り返し行われることとなる。
・上記時系列フリーズフレームデータに、上記故障診断により車載機器の故障が検出された時刻を示す時刻情報を付与するようにしてもよい。このような構成では、上記管理センター200側にて、その受信時刻との対比に基づき、該時系列フリーズフレームデータが当該管理センター200に送信されなかった期間、すなわち同時系列フリーズフレームデータが上記バックアップ領域111bから消去されなかった期間を認識することができるようになる。
・上記時系列フリーズフレームデータに、上記故障診断により車載機器の故障が検出された時刻から、バックアップ領域111bに上記時系列フリーズフレームデータが格納されるだけの空き容量がなく、且つ、車両のIGスイッチがオン状態にあった総時間を示す時間データ(時間情報)を付与するようにしてもよい。このような構成では、上記故障診断が実行されているにもかかわらず上記時系列フリーズフレームデータが上記バックアップ領域111bから消去されなかった時間を容易に認識することができるようになる。図15は、このような時間データを上記時系列フリーズフレームデータに付与する場合に上記エンジン制御装置110によって行われるメモリ操作についてそのメモリ操作手順を示すフローチャートであり、次にこの図15を参照して同メモリ操作手順を説明する。なおこの処理は、例えば1秒毎に繰り返し実行される。またここでは、上記バックアップ領域111bが、図16に示されるように、上記時系列フリーズフレームデータを3つまで格納可能な容量に設定されている場合を想定している。また、同図16中に示されるDATA(r,s,t)は、該当するデータのフレーム番号(r)及びサンプリング順(i)及び種類(j)を示している。ただし、同図16中、サンプリング順が「0」に設定されているデータは、異常時にサンプリングされたデータである。また、上記時間データは、この異常時にサンプリングされたデータに各々付与されるものとする。すなわち、この処理に際しては、上記エンジン制御装置110がまず、図15に示されるように、
(ホ)上記バックアップ領域111bに新たな時系列フリーズフレームデータが格納されるだけの空き容量がない(ステップS321)。
(ヘ)車両のIGスイッチがオン状態にある(ステップS322)。
の論理積条件が満たされているか否かの判断を行う。そしてその結果、この(ホ)及び(ヘ)の論理積条件が満たされた場合には、上記バックアップ領域111bに格納されている3つの時系列フリーズフレームデータFFD1〜FFD3の上記時間データに対し、「1」を各々加算する。一方、上記(ホ)及び(ヘ)の論理積条件が満たされなかった場合には、上記ステップS323の処理を行うことなく、その時点で同制御を一旦終了する。こうした処理が1秒毎に繰り返し実行されることで、上記時系列フリーズフレームデータに付与された上記時間データが、上記故障診断が実行されているにもかかわらず上記時系列フリーズフレームデータが上記バックアップ領域111bから消去されなかった総時間を示すようになる。
・上記エンジン制御装置(車両診断装置)110が通信線を介して外部ツールと接続可能とされるものであるときには、例えばディーラーや修理工場などにおいて、該外部ツールから上記時系列フリーズフレームデータについての出力要求が通知されることもある。ただしこの際、上記時系列フリーズフレームデータが車両外部の記憶装置に退避済みであり、同データが上記データメモリ111から既に消去されているとすれば、上記ディーラーや修理工場などにおいて適宜のサービスが適切に提供されなくなるなどといった懸念が生ずる。この点、当該エンジン制御装置110が、図17に示される手順に従って、上記外部ツールからの出力要求に応答するようにすれば、こうした懸念も好適に解消されるようになる。なおこの処理は、所定期間毎に繰り返し行われる。すなわち、いま、上記外部ツールから上記時系列フリーズフレームデータについての出力要求が通知されたとすると(ステップS341)、上記エンジン制御装置110がまず、同図17に示されるように、上記管理センター200に対して上記時系列フリーズフレームデータの返送要求を通知する(ステップS342)。そして次に、上記返送要求の通知の後、所定期間内に上記管理センター200からのデータ返送があったか否かを判断する(ステップS343)。そしてその結果、上記時系列フリーズフレームデータが返送された場合には、この返送されたデータを上記外部ツールに出力する(ステップS344)。ただし、上記ステップS343の処理において、上記時系列フリーズフレームデータが返送されなかった場合には、上記時系列フリーズフレームデータが上記管理センター200にて記憶保持されている旨を示す情報を外部ツールに出力する(ステップS345)。
・上記第1の実施の形態のステップS135〜S137の処理は、上記時系列フリーズフレームデータを再送信する際に限らず、該時系列フリーズフレームデータを送信する都度行うようにしてもよい。
・エンジン制御装置(車両診断装置)110が、上記管理センター200との間での無線通信を行う通信手段を内蔵するものであれば、上記時系列フリーズフレームデータの外部の記憶装置への退避に際し、車内に構築される車載ネットワークなどの通信線にかかる負荷を好適に抑制することができるようになる。
・上記時系列フリーズフレームデータの上記バックアップ領域111bへの格納手順は任意である。
・時系列フリーズフレームデータは、上記車載機器が故障(異常)に至る前からその後までの当該車載機器の稼働状況の推移を示すものであればよく、そのサンプリングされるデータ数などは任意である。
・フリーズフレームデータとして時系列フリーズフレームデータを必ずしも採用してなくてもよい。要は、故障診断により車載機器の故障が検出されたときの当該車載機器の稼働状況を示すデータであればよい。
・上記通信環境判定(ステップS136)にかかる判定手法は任意であり、上記管理センター200との間での情報授受が適切に行い得る状況にあるか否かを認識することができる手法であればよい。
・車両と管理センターとの間での通信に異常が生じた旨を示す情報のユーザ通知(ステップS138)については、Eメールを利用した通知手法なども含めて、その手法は任意である。
・車両と管理センターとの間での通信に異常が生じた旨を示す情報のユーザ通知(ステップS138)は必ずしも行わなくてもよい。またこれも同様、上記フリーズフレームデータの再送信についても必ずしも実行しなくてもよい。
・上記データメモリ111は、任意の揮発性メモリ及び任意の不揮発性メモリ(ハードディスクも含む)からなるメモリであってもよい。
・データメモリ111を、揮発性メモリ及び不揮発性メモリのいずれかのみから設けてもよい。ただし、データメモリ111が揮発性メモリのみからなる場合には、車載バッテリから当該エンジン制御装置110への給電が継続されている期間中に、同データメモリ111内の全てのフリーズフレームデータを外部の記憶装置に通信にて退避させることとなる。またこの場合、同通信が適正になされたと判断された際の消去対象は、揮発性メモリに格納されているフリーズフレームデータとなる。
・上記フリーズフレームデータの送信中に上記車両のIGスイッチがオフ操作されることに基づいて車載バッテリから当該エンジン制御装置110への給電状態をその通信に要する時間だけ必ずしも保持しなくてもよい。
・車両診断装置は、エンジン制御装置110に限らず、任意の制御装置であればよい。
・上記データメモリ111からの退避及び消去の対象となるデータとしては、フリーズフレームデータに限らず、車両の異常解析に用いられるデータ(異常解析用のデータ)であればよい。なお、異常解析用のデータとは、例えばセンサ類やアクチュエータ類、あるいはエンジン制御装置等にて異常が発生した状況に関連するデータであって、その異常を解析する上で参考となる情報である。例えば、アクチュエータの劣化を検出をするために、車両販売後の所定時間毎又は所定走行距離毎にアクチュエータの機差学習値(経年変化により変化するもの)を定期的に記憶しておき、その機差学習値の変化に基づきアクチュエータの劣化を検出するような場合がある。異常解析用のデータには、このような履歴情報となるような機差学習値も含まれる。
この発明の第1の実施の形態にかかる車両診断装置が採用されるシステムの全体構成を示すブロック図。 同実施の形態の時系列フリーズフレームデータの概要を示すブロック図。 (a)及び(b)は、同実施の形態において、車載機器の稼働状況を示すデータの作業領域への格納態様を示すブロック図。 同実施の形態の車載機器の稼働状況を示すデータが作業領域に格納される際のメモリ操作手順を示すフローチャート。 同実施の形態の車載機器の稼働状況を示すデータが作業領域に格納される際のフラグ処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態にかかる車両診断装置(エンジン制御装置)によって行われる時系列フリーズフレームデータのバックアップ領域からの消去操作についてそのメモリ操作手順を示すフローチャート。 同実施の形態にかかる通信環境判定(ステップS137)についてその処理手順を示すフローチャート。 同実施の形態のIGスイッチがオフ操作された時点で行われる処理についてその処理手順を示すフローチャート。 この発明の第2の実施の形態にかかる車両診断装置が採用されるシステムの全体構成を示すブロック図。 同実施の形態にかかる車両診断装置(エンジン制御装置)によって行われる時系列フリーズフレームデータのバックアップ領域からの消去操作についてそのメモリ操作手順を示すフローチャート。 この発明の第2の実施の形態の変形例にかかる車両診断装置が採用されるシステムの全体構成を示すブロック図。 同変形例のナビゲーション制御装置によって行われるメモリ操作についてその処理手順を示すフローチャート。 この発明にかかる車両診断装置によって行われる時系列フリーズフレームデータのバックアップ領域からの消去操作についてそのメモリ操作手順の別例を示すフローチャート。 通信環境判定(ステップS137)の別例についてその処理手順を示すフローチャート。 時系列フリーズフレームデータに時間情報を付与する場合のメモリ操作についてそのメモリ操作手順を示すフローチャート。 時系列フリーズフレームデータが格納されるバックアップ領域のメモリ構造。 外部ツールから時系列フリーズフレームデータについての出力要求が通知されることに基づいて行われる応答処理についてその処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
100…車両、101…通信バス、110…エンジン制御装置、120…トランスミッション制御装置、130…ブレーキ制御装置、140…通信制御装置、150…ナビゲーション制御装置、151、201…記憶装置、200…管理センター、BS…通信バス。

Claims (22)

  1. 車載機器の異常解析に用いられる異常解析用のデータを内部のデータメモリに格納するとともに、このデータメモリに格納されている異常解析用のデータを別途設けられた記憶装置に対し通信にて待避させつつ、この通信の適正性を判断して、同通信が適正になされたとの判断の下に、該当する異常解析用のデータを前記データメモリから消去するメモリ操作を行うメモリ操作手段を備える
    ことを特徴とする車両診断装置。
  2. 前記異常解析用のデータは、車載機器の稼働状況に応じて変化する物理量を検出するセンサのセンサ出力に基づき実行される車載機器の故障診断に際し、該故障診断により車載機器の故障が検出されたときの当該車載機器の稼働状況を示すフリーズフレームデータである
    請求項1に記載の車両診断装置。
  3. 前記メモリ操作手段は、前記フリーズフレームデータの待避中に車両のキースイッチがオフ操作されることに基づいて車載バッテリから当該車両診断装置への給電状態をその退避に要する時間だけ保持する機能をさらに備える
    請求項2に記載の車両診断装置。
  4. 前記記憶装置は車両の外部にて前記フリーズフレームデータを管理する管理センターに設けられてなり、前記通信による前記フリーズフレームデータの待避はこの管理センターとの間での無線通信により行われ、前記メモリ操作手段は、同管理センターからフリーズフレームデータの受信が適正に行われた旨を示す情報が通知されることに基づいて前記通信が適正になされたことを判断する
    請求項2または3に記載の車両診断装置。
  5. 前記メモリ操作手段は、前記フリーズフレームデータを送信した後、所定期間内に前記管理センターから同フリーズフレームデータの受信が適正に行われた旨を示す情報が通知されないことに基づいて当該フリーズフレームデータを前記管理センターに再送信する機能をさらに備える
    請求項4に記載の車両診断装置。
  6. 前記メモリ操作手段は、前記フリーズフレームデータの再送信の連続実行回数を計数し、該計数した連続実行回数が所定回数に達しても前記管理センターからフリーズフレームデータの受信が適正に行われた旨を示す情報が通知されないとき、前記車両と前記管理センターとの間での通信に異常が生じたとして前記フリーズフレームデータの再送信を中止する機能をさらに備える
    請求項5に記載の車両診断装置。
  7. 前記メモリ操作手段は、前記フリーズフレームデータの再送信の連続実行回数を計数し、該計数した連続実行回数が所定回数に達しても前記管理センターからフリーズフレームデータの受信が適正に行われた旨を示す情報が通知されないとき、前記車両と前記管理センターとの間での通信に異常が生じた旨を示す情報をユーザに通知する機能をさらに備える
    請求項5または6に記載の車両診断装置。
  8. 前記メモリ操作手段は、前記フリーズフレームデータの送信に際して前記管理センターとの間での通信環境が整っているか否かを判断し、該通信環境が整っているとの判断の下に当該フリーズフレームデータを送信する
    請求項4〜7のいずれか一項に記載の車両診断装置。
  9. 前記メモリ操作手段は、前記管理センターとの間での無線通信を行い得る位置に前記車両があるか否かを判断し、該位置に車両があることに基づいて前記通信環境が整っていることを判断する
    請求項8に記載の車両診断装置。
  10. 前記車両にはナビゲーションシステムを構成するナビゲーション制御装置が搭載され、前記メモリ操作手段は、このナビゲーション制御装置を通じて得られる位置情報に基づいて前記無線通信を行い得る位置に前記車両があるか否かを判断する
    請求項9に記載の車両診断装置。
  11. 前記車両と前記管理センターとの間では、前記フリーズフレームデータに関するデータ以外のデータについての情報授受も併せて行われ、前記メモリ操作手段は、該情報授受にかかる感度の状況に基づいて前記無線通信を行い得る位置に前記車両があるか否かを判断する
    請求項9に記載の車両診断装置。
  12. 当該車両診断装置は通信線を介して外部ツールと接続可能とされるものであり、前記メモリ操作手段は、前記外部ツールから前記フリーズフレームデータについての出力要求があったとき、前記管理センターに対して前記フリーズフレームデータの返送要求を通知し、該管理センターから返送されるフリーズフレームデータを前記外部ツールに出力する機能をさらに備える
    請求項4〜11のいずれか一項に記載の車両診断装置。
  13. 前記メモリ操作手段は、前記フリーズフレームデータの返送要求を通知した後、所定期間内に前記管理センターから同フリーズフレームデータが返送されないことに基づいて当該フリーズフレームデータが前記管理センターにて記憶保持されている旨を示す情報を前記外部ツールに出力する機能をさらに備える
    請求項12に記載の車両診断装置。
  14. 前記メモリ操作手段は、前記管理センターとの間での無線通信を行う通信手段を備えて構成される
    請求項4〜13のいずれか一項に記載の車両診断装置。
  15. 前記記憶装置は車両の内部にて前記フリーズフレームデータを管理する車載制御装置に設けられてなり、前記通信による前記フリーズフレームデータの待避はこの車載制御装置との間での有線通信により行われ、前記メモリ操作手段は、同車載制御装置からフリーズフレームデータの受信が適正に行われた旨を示す情報が通知されることに基づいて前記通信が適正になされたことを判断する
    請求項2または3に記載の車両診断装置。
  16. 前記データメモリは揮発性メモリ及び不揮発性メモリからなり、前記メモリ操作手段は、前記故障診断により車載機器の故障が検出されることに基づきその時点での当該車載機器の稼働状況を示すデータを前記揮発性メモリに格納し、この揮発性メモリに格納されたデータを前記フリーズフレームデータとして前記不揮発性メモリに一時的に退避させる
    請求項4〜15のいずれか一項に記載の車両診断装置。
  17. 前記フリーズフレームデータとして、前記車載機器の故障が検出された時点及びその前後での前記車載機器の稼働状況を示すデータである時系列フリーズフレームデータを採用する
    請求項4〜15のいずれか一項に記載の車両診断装置。
  18. 前記データメモリは揮発性メモリ及び不揮発性メモリからなり、前記メモリ操作手段は、前記車載機器の稼働状況を示すデータを前記揮発性メモリに時系列的に格納するとともに、前記故障診断により車載機器の故障が検出されたときには、その時点での当該車載機器の稼働状況を示すデータと同車載機器のその前後の稼働状況を示すデータとを関連付けし、該関連付けしたデータを前記時系列フリーズフレームデータとして前記不揮発性メモリに一時的に退避させる
    請求項17に記載の車両診断装置。
  19. 前記揮発性メモリに時系列的に格納されるデータは所定時間毎にサンプリングされる少なくとも3つのデータからなるとともに、それら時系列的に格納されるデータの同揮発性メモリへの格納は前記所定時間毎にサンプリングされるデータとそれらデータのサンプリング順に対応したアドレスとの関係が維持されるようにそれらデータが順次先入れ先出しにてシフトされるかたちで行われ、前記メモリ操作手段は、前記故障診断により車載機器の故障が検出されたとき、その時点での当該車載機器の稼働状況を示すデータと、前記シフトされるデータのうちの当該時点から1つ後のデータと、シフトされるデータのうちの当該時点から少なくとも2つ前までのデータとを前記時系列フリーズフレームデータとして関連付けするものである
    請求項18に記載の車両診断装置。
  20. 前記データメモリの一部を構成する揮発性メモリには、前記車載機器の稼働状況を示す複数項目のデータが格納され、これら複数項目のデータの一部が前記フリーズフレームデータとして採用されるものであり、前記メモリ操作手段は、前記フリーズフレームデータの通信に際して、前記故障診断により車載機器の故障が検出されて以降、車載バッテリから当該車両診断装置への給電状態が継続されているか否かを判断し、この給電状態が継続されているとの判断の下に、前記揮発性メモリに格納されている前記車載機器の稼働状況を示す複数項目のデータのうちの前記フリーズフレームデータとして採用されないデータを前記記憶装置に対し併せて待避させる
    請求項16または18または19に記載の車両診断装置。
  21. 前記フリーズフレームデータには、前記故障診断により車載機器の故障が検出された時刻を示す時刻情報が付与される
    請求項2〜20のいずれか一項に記載の車両診断装置。
  22. 前記フリーズフレームデータには、前記故障診断により車載機器の故障が検出された時刻から、前記データメモリに前記フリーズフレームデータが格納されるだけの空き容量がなく、且つ、車両のキースイッチがオン状態にあった総時間を示す時間情報が付与される
    請求項2〜21のいずれか一項に記載の車両診断装置。
JP2005296620A 2005-10-11 2005-10-11 車両診断装置 Expired - Fee Related JP4677876B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005296620A JP4677876B2 (ja) 2005-10-11 2005-10-11 車両診断装置
EP06020844A EP1777602B1 (en) 2005-10-11 2006-10-04 Vehicle abnormality monitoring apparatus
DE602006006520T DE602006006520D1 (de) 2005-10-11 2006-10-04 Vorrichtung zur Überwachung von Fahrzeugfehlern
US11/543,238 US7809481B2 (en) 2005-10-11 2006-10-05 Vehicle abnormality monitoring apparatus
CN200610142368.7A CN100501623C (zh) 2005-10-11 2006-10-11 车辆异常监视装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005296620A JP4677876B2 (ja) 2005-10-11 2005-10-11 車両診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007106164A true JP2007106164A (ja) 2007-04-26
JP4677876B2 JP4677876B2 (ja) 2011-04-27

Family

ID=37618999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005296620A Expired - Fee Related JP4677876B2 (ja) 2005-10-11 2005-10-11 車両診断装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7809481B2 (ja)
EP (1) EP1777602B1 (ja)
JP (1) JP4677876B2 (ja)
CN (1) CN100501623C (ja)
DE (1) DE602006006520D1 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009063455A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Toyota Motor Corp 車両故障検知装置
JP2009075953A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Brother Ind Ltd 数値制御装置および数値制御プログラム
JP2009152922A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Honda Motor Co Ltd 車両の遠隔診断システムためのデータ通信装置
JP2011005901A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Denso Corp 通信装置及び通信システム
JP2016141160A (ja) * 2015-01-29 2016-08-08 株式会社デンソー 電子制御装置及び電子制御システム
JP2016143908A (ja) * 2015-01-29 2016-08-08 株式会社デンソー 電子制御装置及び電子制御システム
JP2017173942A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 Kyb株式会社 制御装置
JP2017530334A (ja) * 2014-08-07 2017-10-12 深▲せん▼市元征科技股▲ふん▼有限公司 車両実時間走行データ処理方法及びその装置
CN107492159A (zh) * 2016-12-23 2017-12-19 宝沃汽车(中国)有限公司 冻结帧的数据显示方法及系统
JP6407381B1 (ja) * 2017-09-21 2018-10-17 三菱電機株式会社 停電後処理機能を有する車載電子制御装置
JP2019137101A (ja) * 2018-02-06 2019-08-22 トヨタ自動車株式会社 車両用制御ユニット
JP2021018162A (ja) * 2019-07-22 2021-02-15 株式会社デンソー 故障検出システム
JP2021020498A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 株式会社デンソー 車両診断装置
WO2022024874A1 (ja) * 2020-07-28 2022-02-03 Kyb株式会社 情報収集装置

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4254577B2 (ja) * 2004-03-04 2009-04-15 株式会社デンソー 制御装置
JP5138949B2 (ja) 2007-02-07 2013-02-06 日立オートモティブシステムズ株式会社 車載ゲートウェイ装置
JP4442617B2 (ja) * 2007-02-16 2010-03-31 株式会社デンソー 電子制御装置
EP2026288A3 (en) * 2007-08-03 2010-11-24 Denso Corporation Electronic control system and method for vehicle diagnosis
US8909416B2 (en) 2008-04-14 2014-12-09 Innova Electronics, Inc. Handheld scan tool with fixed solution capability
JP4640475B2 (ja) * 2008-09-11 2011-03-02 トヨタ自動車株式会社 車両の修理交換情報管理システム、車両の修理交換情報管理装置、車両の異常原因情報管理システム、車両の異常原因情報管理装置、複数組の教師データの処理方法
EP2199985A1 (en) * 2008-12-18 2010-06-23 Ford Global Technologies, LLC Device, vehicle, system, method & computer program product
JP2010165242A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Hitachi Cable Ltd 稼動体の異常検出方法及び異常検出システム
JP5313099B2 (ja) * 2009-09-25 2013-10-09 日立建機株式会社 機械の異常監視装置
US9329049B2 (en) * 2009-12-17 2016-05-03 General Motors Llc Vehicle telematics communications for providing directions to a vehicle service facility
US8886393B2 (en) * 2009-12-17 2014-11-11 General Motors Llc Vehicle telematics communication for providing in-vehicle reminders
US9215124B2 (en) * 2010-11-03 2015-12-15 Broadcom Corporation Unified vehicle network frame protocol
JP5138760B2 (ja) * 2010-11-10 2013-02-06 富士通テン株式会社 情報記録装置
CN102568053B (zh) * 2010-12-31 2015-02-11 上海博泰悦臻电子设备制造有限公司 综合车辆故障检测系统的车载端及其数据处理方法
CN102323814B (zh) * 2011-06-07 2013-05-01 广州汽车集团股份有限公司 冻结帧的定义和读取方法及其装置
JP5387637B2 (ja) * 2011-09-07 2014-01-15 株式会社デンソー 電子制御装置
JP5741511B2 (ja) 2012-04-05 2015-07-01 株式会社デンソー フリーズフレームデータ記憶システム
EP3379840A1 (en) 2012-07-19 2018-09-26 Sumitomo (S.H.I.) Construction Machinery Co., Ltd. Shovel management apparatus and management method
JP6302645B2 (ja) * 2013-11-12 2018-03-28 日立建機株式会社 作業機械の稼働データ収集装置
US9626811B2 (en) 2014-06-19 2017-04-18 Atieva, Inc. Vehicle fault early warning system
US9495814B2 (en) * 2014-06-19 2016-11-15 Atieva, Inc. Vehicle fault early warning system
WO2016197391A1 (en) * 2015-06-12 2016-12-15 Motorola Solutions, Inc. Method and server for broadcasting a data file to a plurality of radio talk groups
CN105303645A (zh) * 2015-09-24 2016-02-03 上海车音网络科技有限公司 一种车载设备、行车监控系统及方法
CN105788027B (zh) * 2016-03-17 2019-12-17 中车株洲电力机车有限公司 一种事件记录装置及其记录方法
CN105955850A (zh) * 2016-05-18 2016-09-21 安徽江淮汽车股份有限公司 一种车辆用控制单元异常复位处理方法及系统
JP6956624B2 (ja) * 2017-03-13 2021-11-02 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 情報処理方法、情報処理システム、及びプログラム
JP6515404B2 (ja) * 2017-03-13 2019-05-22 本田技研工業株式会社 通信装置、通信方法、およびプログラム
CN107678420B (zh) * 2017-09-30 2020-01-31 北京理工大学 一种发动机数据在线存储方法
JP6984512B2 (ja) * 2018-03-22 2021-12-22 株式会社デンソー 電子制御装置
JP6761002B2 (ja) * 2018-07-23 2020-09-23 ファナック株式会社 データ管理装置、データ管理プログラム及びデータ管理方法
US11670123B2 (en) 2018-10-03 2023-06-06 Micron Technology, Inc. Automatic collection of autonomous vehicle logging data
US11182986B2 (en) * 2018-10-10 2021-11-23 Micron Technology, Inc. Real-time selection of data to collect in autonomous vehicle
CN110825072B (zh) * 2019-11-29 2020-08-28 安徽江淮汽车集团股份有限公司 汽车故障诊断方法、设备、存储介质及装置
CN111780989A (zh) * 2020-07-02 2020-10-16 大唐信通(浙江)科技有限公司 一种车载专用多功能复合传感器

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04297350A (ja) * 1991-03-27 1992-10-21 Toyota Autom Loom Works Ltd 車両における外部メモリ制御方法
JPH05292102A (ja) * 1992-04-13 1993-11-05 Honda Motor Co Ltd データ伝送方法
JPH0819069A (ja) * 1994-06-30 1996-01-19 Suzuki Motor Corp 車載用電子制御装置
JPH1024784A (ja) * 1996-07-09 1998-01-27 Hitachi Ltd 車両及び車両カルテシステム並びに車両メインテナンス方法
JPH1165645A (ja) * 1997-08-15 1999-03-09 Komatsu Ltd 機械の異常監視装置および方法
JP2003046423A (ja) * 2001-07-26 2003-02-14 Komatsu Ltd 移動体の通信装置
JP2003191803A (ja) * 2001-12-27 2003-07-09 Denso Corp 車両内情報通信システム及び車載電源制御ユニット
JP2004302944A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Suzuki Motor Corp 車両用制御システム
JP2005219717A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Hitachi Ltd 車両・車載機器の異常診断装置

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6294443A (ja) 1985-10-22 1987-04-30 Nissan Motor Co Ltd 車両診断システム
US5010560A (en) * 1989-01-17 1991-04-23 Marconi Instruments, Inc. Data logging apparatus
US5212806A (en) * 1990-10-29 1993-05-18 International Business Machines Corporation Distributed control methods for management of migrating data stations in a wireless communications network
EP0631213B1 (en) * 1993-06-17 2001-10-17 Denso Corporation Vehicle diagnosis system
JP3099703B2 (ja) * 1995-02-22 2000-10-16 株式会社デンソー 通信システム
US5627528A (en) * 1995-02-28 1997-05-06 Motorola, Inc. Selective call receiver capable of suspending acknowledge-back signals and method therefor
US5848365A (en) * 1996-05-23 1998-12-08 Freightliner Corporation Diagnostic method and system for electrical system in a truck
US6567730B2 (en) * 1997-01-08 2003-05-20 Autonetworks Technologies, Ltd. Vehicle diagnosis system
US6859699B2 (en) * 1997-05-16 2005-02-22 Snap-On Incorporated Network-based method and system for distributing data
JP3780697B2 (ja) * 1998-05-13 2006-05-31 株式会社デンソー 車両診断システム
US6493618B2 (en) * 2000-03-15 2002-12-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control using multiple sensors
US7003289B1 (en) * 2000-04-24 2006-02-21 Usa Technologies, Inc. Communication interface device for managing wireless data transmission between a vehicle and the internet
US6553289B2 (en) * 2000-04-28 2003-04-22 Denso Corporation Control apparatus having object-oriented self-diagnosis program
JP4267173B2 (ja) * 2000-05-01 2009-05-27 トヨタ自動車株式会社 異常診断システム
US6636790B1 (en) * 2000-07-25 2003-10-21 Reynolds And Reynolds Holdings, Inc. Wireless diagnostic system and method for monitoring vehicles
US6954689B2 (en) * 2001-03-16 2005-10-11 Cnh America Llc Method and apparatus for monitoring work vehicles
US20020181637A1 (en) * 2001-05-31 2002-12-05 Sumie Nakabayashi Radio communication method and apparatus capable of changing transmission rate at every other party
US8195950B2 (en) * 2001-08-15 2012-06-05 Optimum Path LLC Secure and seamless wireless public domain wide area network and method of using the same
US6609051B2 (en) * 2001-09-10 2003-08-19 Daimlerchrysler Ag Method and system for condition monitoring of vehicles
US6745151B2 (en) * 2002-05-16 2004-06-01 Ford Global Technologies, Llc Remote diagnostics and prognostics methods for complex systems
US7010416B2 (en) * 2003-01-17 2006-03-07 Ph2 Solutions, Inc. Systems and methods for resetting vehicle emission system error indicators
DE10329871B4 (de) * 2003-07-02 2017-12-28 Volkswagen Ag Verfahren und System zur telemetrischen Diagnose elektronischer Einrichtungen eines Fahrzeugs
DE10360125A1 (de) * 2003-12-20 2005-07-21 Daimlerchrysler Ag Datenloggin in einem Kraftfahrzeug

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04297350A (ja) * 1991-03-27 1992-10-21 Toyota Autom Loom Works Ltd 車両における外部メモリ制御方法
JPH05292102A (ja) * 1992-04-13 1993-11-05 Honda Motor Co Ltd データ伝送方法
JPH0819069A (ja) * 1994-06-30 1996-01-19 Suzuki Motor Corp 車載用電子制御装置
JPH1024784A (ja) * 1996-07-09 1998-01-27 Hitachi Ltd 車両及び車両カルテシステム並びに車両メインテナンス方法
JPH1165645A (ja) * 1997-08-15 1999-03-09 Komatsu Ltd 機械の異常監視装置および方法
JP2003046423A (ja) * 2001-07-26 2003-02-14 Komatsu Ltd 移動体の通信装置
JP2003191803A (ja) * 2001-12-27 2003-07-09 Denso Corp 車両内情報通信システム及び車載電源制御ユニット
JP2004302944A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Suzuki Motor Corp 車両用制御システム
JP2005219717A (ja) * 2004-02-09 2005-08-18 Hitachi Ltd 車両・車載機器の異常診断装置

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009063455A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Toyota Motor Corp 車両故障検知装置
JP2009075953A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Brother Ind Ltd 数値制御装置および数値制御プログラム
JP2009152922A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Honda Motor Co Ltd 車両の遠隔診断システムためのデータ通信装置
JP4511587B2 (ja) * 2007-12-21 2010-07-28 本田技研工業株式会社 車両の遠隔診断システムためのデータ通信装置
JP2011005901A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Denso Corp 通信装置及び通信システム
JP2017530334A (ja) * 2014-08-07 2017-10-12 深▲せん▼市元征科技股▲ふん▼有限公司 車両実時間走行データ処理方法及びその装置
JP2016143908A (ja) * 2015-01-29 2016-08-08 株式会社デンソー 電子制御装置及び電子制御システム
JP2016141160A (ja) * 2015-01-29 2016-08-08 株式会社デンソー 電子制御装置及び電子制御システム
JP2017173942A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 Kyb株式会社 制御装置
CN107492159A (zh) * 2016-12-23 2017-12-19 宝沃汽车(中国)有限公司 冻结帧的数据显示方法及系统
JP6407381B1 (ja) * 2017-09-21 2018-10-17 三菱電機株式会社 停電後処理機能を有する車載電子制御装置
JP2019055667A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 三菱電機株式会社 停電後処理機能を有する車載電子制御装置
JP2019137101A (ja) * 2018-02-06 2019-08-22 トヨタ自動車株式会社 車両用制御ユニット
JP2021018162A (ja) * 2019-07-22 2021-02-15 株式会社デンソー 故障検出システム
JP7180564B2 (ja) 2019-07-22 2022-11-30 株式会社デンソー 故障検出システム
JP2021020498A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 株式会社デンソー 車両診断装置
JP7251382B2 (ja) 2019-07-25 2023-04-04 株式会社デンソー 車両診断装置
WO2022024874A1 (ja) * 2020-07-28 2022-02-03 Kyb株式会社 情報収集装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7809481B2 (en) 2010-10-05
DE602006006520D1 (de) 2009-06-10
CN100501623C (zh) 2009-06-17
JP4677876B2 (ja) 2011-04-27
EP1777602B1 (en) 2009-04-29
US20070083305A1 (en) 2007-04-12
EP1777602A1 (en) 2007-04-25
CN1949113A (zh) 2007-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4677876B2 (ja) 車両診断装置
WO2009107836A1 (ja) 車両情報記録装置、車両情報通信システム及び車両情報通信方法
WO2020153122A1 (ja) 車両セキュリティ監視装置、方法及びプログラム
US9043075B2 (en) Vehicle information acquisition system and vehicle information acquisition method
US5388045A (en) Self-diagnostic apparatus of vehicles
EP2257934B1 (en) Abnormality detection device, method of detecting abnormality, and abnormality information transmission system
JP5746420B2 (ja) 協働的なマルチエージェント式の車両障害診断システム及び関連する方法
JP4274186B2 (ja) 故障診断装置および故障情報記録方法
JP5206737B2 (ja) 電子制御装置及び情報管理システム
KR101707344B1 (ko) 작업 기계
JP5849990B2 (ja) 車載制御装置及び車載制御システム
JP2008261777A (ja) 車載データ収集装置、センタ、および車載システム
KR101667473B1 (ko) 작업 기계
JP2004272375A (ja) 遠隔故障予測システム
JP2009281783A (ja) 車両故障解析システム、車両故障解析装置、車両故障解析方法
JP2009294004A (ja) 異常解析装置及び異常解析方法
JP2007198939A (ja) 車両用故障診断装置
JPWO2005057519A1 (ja) 車両情報収集管理方法、車両情報収集管理システム、そのシステムに用いられる情報管理基地局装置および車両
JP2011090457A (ja) 車両診断装置
JP3799795B2 (ja) 車両診断システム
US10248489B2 (en) Electronic control unit
JP5540037B2 (ja) 車両情報収集装置及び車両情報収集方法
JP2004136817A (ja) 故障診断機能判定装置
JP2009193395A (ja) 通信データ収集装置
JP2010188913A (ja) 車両情報蓄積装置および蓄積方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110117

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4677876

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees