JP2016124199A - ボールペン - Google Patents

ボールペン Download PDF

Info

Publication number
JP2016124199A
JP2016124199A JP2014267063A JP2014267063A JP2016124199A JP 2016124199 A JP2016124199 A JP 2016124199A JP 2014267063 A JP2014267063 A JP 2014267063A JP 2014267063 A JP2014267063 A JP 2014267063A JP 2016124199 A JP2016124199 A JP 2016124199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tapered
ball
ballpoint pen
chip body
tapered outer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014267063A
Other languages
English (en)
Inventor
大屋 誠
Makoto Oya
誠 大屋
照隆 ▲浜▼口
照隆 ▲浜▼口
Terutaka Hamaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pilot Ink Co Ltd
Pilot Corp
Original Assignee
Pilot Ink Co Ltd
Pilot Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pilot Ink Co Ltd, Pilot Corp filed Critical Pilot Ink Co Ltd
Priority to JP2014267063A priority Critical patent/JP2016124199A/ja
Publication of JP2016124199A publication Critical patent/JP2016124199A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)

Abstract

【課題】スプリングをチップ本体内にスムーズに挿入でき、且つ、筆記時にロッド部をボールの後面の中心部に安定して当接させることができるボールペンを提供する。
【解決手段】スプリング5が、ボール受け座32のインキ流通孔32aに挿通され且つ前端がボール4後面に当接されるロッド部51と、該ロッド部51の後端に連設される弾発力を付与するコイル部52と、を備える。コイル部52の前端部の外面に前方に向かうに従い縮径するテーパ状外面52aが形成される。チップ本体3のボール受け座32後方の内面に前方に向かうに従い縮径するテーパ状内面34aが形成される。コイル部52のテーパ状外面52aがチップ本体3内のテーパ状内面34aにガイドされる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ボールペンに関する。
従来この種のボールペンにおいて、例えば、特許文献1には、ボールを先方に付勢するコイルスプリングが、ボール受け座の流動体誘導孔に挿通される密着巻きされた小径部分と、ホルダーの内孔内に位置してスプリング力を発生する中径作用部分と、ホルダーの内孔の内面に沿って案内される密着巻きされた大径部分とを備える構成が開示されている。
特開平9−52488号公報
前記特許文献1のボールペンは、スプリングの大径部分がホルダーの内孔のストレート状の内面に沿って案内されるため、大径部分の外面とホルダーの内孔の内面との隙間を小さくすると、スプリングをホルダー内孔に挿入する際、スプリングの大径部分が、ホルダーの内孔内面の途中で引っ掛かり、スプリングのスムーズな挿入性が得られないおそれがある。
また、前記特許文献1のボールペンにおいて、大径部分の外面とホルダーの内孔の内面との隙間を大きくすると、スプリングの大径部分とホルダー内孔内面との案内作用が損なわれ、筆記時、小径部分でボール後面の中心部を安定して押圧することができなくなり、その結果、その結果、ボールと前端縁部との確実な密接(シール性)が得られず、ペン先からのインキ漏出や、ペン先からの空気の混入が生じるおそれがある。
また、前記特許文献1のボールペンは、ボール受け座の流動体誘導孔に挿通される小径部分が密着巻きされて形成されるため、ボールの外径が小さくなるに従い、ボール受け座の流動体誘導孔の内径が小さくなり、スプリングの製造が困難となる。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、スプリングをチップ本体内にスムーズに挿入でき、且つ、筆記時にロッド部をボールの後面の中心部に安定して当接させることができるボールペンを提供しようとするものである。
尚、本発明において、「前」とはペン先側を指し、「後」とはその反対側を指す。
本願の第1の発明は、内向きの前端縁部31とその後方に形成されたボール受け座32との間で回転可能にボール4を抱持する筒状のチップ本体3と、該チップ本体3内に配置され、前記ボール4を前方に付勢し且つ前記ボール4を前記前端縁部31の内面に圧接するスプリング5とを備え、前記ボール受け座32にインキ流通孔32aが軸方向に貫設され、前記スプリング5が、前記ボール受け座32のインキ流通孔32aに挿通され且つ前端がボール4後面に当接されるロッド部51と、該ロッド部51の後端に連設される弾発力を付与するコイル部52とを備えたボールペンであって、前記コイル部52の前端部の外面に前方に向かうに従い縮径するテーパ状外面52aが形成され、前記チップ本体3のボール受け座32後方の内面に前方に向かうに従い縮径するテーパ状内面34aが形成され、前記コイル部52のテーパ状外面52aが前記チップ本体3内のテーパ状内面34aにガイドされることを特徴とする。
前記第1の発明のボールペン1は、前記コイル部52の前端部の外面に前方に向かうに従い縮径するテーパ状外面52aが形成され、前記チップ本体3のボール受け座32後方の内面に前方に向かうに従い縮径するテーパ状内面34aが形成され、前記コイル部52のテーパ状外面52aが前記チップ本体3内のテーパ状内面34aにガイドされることにより、スプリング5をチップ本体3内にスムーズに挿入でき、且つ、筆記時にロッド部51をボール4の後面の中心部に安定して当接させることができる。前記テーパ状外面52aは、コイル部52の前端部に、密着巻部または有効巻部により形成される。前記テーパ状外面52aとは、例えば、円錐面状外面、凸曲面状外面、凹曲面状外面が挙げられる。前記テーパ状内面34aとは、例えば、円錐面状内面、凸曲面状内面、凹曲面状内面が挙げられる。
本願の第2の発明は、前記第1の発明のボールペン1において、前記ロッド部51の後端が前記テーパ状内面34aの前端より前方位置にあるか、または、前記ロッド部51の後端が前記テーパ状内面34aの前端と略同じ位置にあることを特徴とする。
前記第2の発明のボールペン1は、前記ロッド部51の後端が前記テーパ状内面34aの前端より前方位置にあるか、または、前記ロッド部51の後端が前記テーパ状内面34aの前端と略同じ位置にあることにより、ロッド部51の軸方向の長さが短くなり、ロッド部51の径方向の撓みが抑えられ、ロッド部51の前端とボール4の後面の中心部との当接状態を安定して維持できる。
本願の第3の発明は、前記第1または第2の発明のボールペン1において、前記コイル部52のテーパ状外面52aと前記チップ本体3内面のテーパ状内面34aとが略一致する形状であることを特徴とする。
前記第3の発明のボールペン1は、前記コイル部52のテーパ状外面52aと前記チップ本体3内面のテーパ状内面34aとが略一致する形状であることにより、コイル部52のテーパ状外面52aがチップ本体3内面のテーパ状内面34aと安定してガイドされるため、より一層、チップ本体3内へのスプリング5のスムーズな挿入性が得られ、且つ、筆記時にロッド部51をボール4の後面の中心部に安定して当接させることができる。前記コイル部52のテーパ状外面52aと前記チップ本体3内面のテーパ状内面34aとが略一致する形状とは、例えば、テーパ状外面52a及びテーパ状内面34aが円錐面の場合、テーパ状外面52aの傾斜角度とテーパ状内面34aの傾斜角度が略一致する構成、または、テーパ状外面52a及びテーパ状内面34aが曲面(凸曲面または凹曲面)の場合、テーパ状外面52aの曲率とテーパ状内面34aの曲率が略一致する構成が挙げられる。
本願の第4の発明は、前記第1乃至第3の何れかの発明のボールペン1において、前記コイル部52のテーパ状外面52aの後方に直円筒状外面52bが形成されることを特徴とする。
前記第4の発明のボールペン1は、前記コイル部52のテーパ状外面52aの後方に直円筒状外面が形成されることにより、コイル部52の前端部にテーパ状外面52aを有するスプリング5を容易に得ることができる。
本願の第5の発明は、前記第1乃至第3の何れかの発明のボールペン1において、前記コイル部52の全体がテーパ状外面52aにより形成されることを特徴とする。
前記第5の発明のボールペン1は、前記コイル部52の全体がテーパ状外面52aにより形成されることにより、テーパ状内面34aの後方のチップ本体3内部のインキ流通性が向上する。
本発明のボールペンによれば、ロッドをボールの後面の中心部に安定して当接させることができ、且つ、スプリングをチップ本体内にスムーズに挿入できる。
本発明の第1の実施の形態の縦断面図である。 図1の要部拡大縦断面図である。 図2のA−A線拡大断面図である 本発明の第2の実施の形態の縦断面図である。 図4の要部拡大縦断面図である。 図5のB−B線拡大断面図である
<第1の実施の形態>
図1乃至図3に本発明の第1の実施の形態を示す。図2の一点鎖線は、コイル部52の省略部分を示す。
・ボールペン
本実施の形態のボールペン1は、前端部にボール4を回転可能に抱持したボールペンチップ2と、前記ボールペンチップ2の内部に収容配置されるスプリング5と、該ボールペンチップ2の後部がその前部の取付孔に圧入固着されたホルダー7と、該ホルダー7の後部がその前端開口部に圧入固着されたインキ収容筒8とを備える。
・ボールペンチップ
前記ボールペンチップ2は、チップ本体3とボール4とからなり、前記チップ本体3が前端にボール4を抱持する直円筒状の小径筒部33と、該小径筒部33より後方に連設され且つ後方に向かうに従い漸次拡径するテーパ筒部34と、該テーパ筒部34より後方に連設される直円筒状の大径筒部35とからなる金属製筒体よりなる。前記金属製筒体は、例えば、SUS304、SUS305、SUS321等のオーステナイト系ステンレス鋼により得られる。前記チップ本体3の小径筒部33の前端近傍内面には、内方への押圧変形により、複数(例えば、4個)の内方突出部が周方向に等間隔に形成される。前記内方突出部によりボール受け座32が形成される。また、チップ本体3の前端には、周状に内方に押圧変形されることにより、内向きの前端縁部31が形成される。前記ボール受け座32の前面と前記前端縁部31の後面との間にはボール4が回転可能に抱持される。前記内方突出部の相互間には、中心部から径方向外方に延び且つ軸方向に貫通するインキ流通孔32aが形成される。即ち、前記ボール受け座32には、前記インキ流通孔32aが形成される。前記ボールペンチップ2は、金属製チップ本体3の前端部にボール受け座32を切削加工によって形成するタイプであってもよい。
・テーパ状内面
前記チップ本体3は、略均一肉厚に形成される。前記小径筒部33の内面には、後方に向かうに従い漸次拡径するテーパ状内面34a(または前方に向かうに従い漸次縮径するテーパ状内面34a)が形成される。
・スプリング
前記スプリング5は、前部のロッド部51と、後部のコイル部52とが1本の金属線材(例えば、ステンレス鋼製線材)により一体に連設される。
・ロッド部
前記ロッド部51は、軸方向に直線状に伸び、前記ボール受け座32のインキ流通孔32aに挿通される。前記ロッド部51の前端がボール4後面の中心部に当接され、前記ロッド部51によって、直接、前記ボール4が前方に付勢され、それにより、前記ボール4が前記前端縁部31の内周面に密接される。
・コイル部
前記コイル部52は、線材が螺旋状に巻回されて形成される。前記コイル部52の前端部には、前方に向かうに従い縮径するテーパ状外面52aが密着巻部により形成される。前記テーパ状外面52aより後方のコイル部52には、直円筒状外面52bが有効巻部により形成される。即ち、前記コイル部52は、前端部のテーパ状外面52aと、該テーパ状外面52aより後方に一体に連設される直円筒状外面52bとからなる。前記テーパ状外面52aの前端と前記ロッド部51の後端が一体に連設される。前記テーパ状外面52aは、線材同志が密着する密着巻部により形成されているが、これ以外にも、線材間に隙間を備えた有効巻部により形成してもよい。
・ホルダー
前記ホルダー7は合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)の射出成形によって得られる筒状体である。前記ホルダー7は、ボールペンチップ2が取り付けられる先細状の前部と、インキ収容筒8の先端面に当接する鍔部と、インキ収容筒8の前端開口部に圧入される後部とからなる。前記ホルダー7の前端部の取付孔にチップ本体3が圧入固着され、取付孔内面の後端に段部が突設され、前記段部にチップ本体3の後端が係止されるとともに、前記段部にスプリング5の後端(コイル部52の後端)が係止される。
・インキ収容筒
前記インキ収容筒8は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)の押出成形により得られる、両端が開口された円筒体である。前記インキ収容筒8の内部には、インキ81と、該インキ81の消費に伴って前進する高粘度流体からなる追従体82が充填される。前記インキ収容筒8の後端開口部に尾栓83が圧入固着される。前記尾栓83は、インキ収容筒8内と外気とを連通可能にする通気孔を有する
本実施の形態のボールペン1は、前記コイル部52の前端部の外面に前方に向かうに従い縮径するテーパ状外面52aが形成され、前記チップ本体3のボール受け座32後方の内面に前方に向かうに従い縮径するテーパ状内面34aが形成され、スプリング挿入組立時及び筆記時、前記コイル部52のテーパ状外面52aが前記チップ本体3内のテーパ状内面34aにガイドされる。それにより、スプリング5をチップ本体3内にスムーズに挿入でき、且つ、筆記時にロッド部51をボール4の後面の中心部に安定して当接させることができる。
本実施の形態のボールペン1は、前記ロッド部51の後端が前記テーパ状内面34aの前端より前方位置にあるか、または、前記ロッド部51の後端が前記テーパ状内面34aの前端と略同じ位置にある。それにより、ロッド部51の軸方向の長さが短くなり、ロッド部51の径方向の撓みが抑えられ、ロッド部51の前端とボール4の後面の中心部との当接状態を安定して維持できる。
本実施の形態のボールペン1は、前記コイル部52のテーパ状外面52aと前記チップ本体3内面のテーパ状内面34aとが略一致する形状である。例えば、前記テーパ状外面52a及びテーパ状内面34aが円錐面の場合、テーパ状外面52aの傾斜角度とテーパ状内面34aの傾斜角度が略一致する構成、または、テーパ状外面52a及びテーパ状内面34aが曲面(凸曲面または凹曲面)の場合、テーパ状外面52aの曲率とテーパ状内面34aの曲率が略一致する構成である。それにより、コイル部52のテーパ状外面52aがチップ本体3内面のテーパ状内面34aと安定してガイドされるため、より一層、チップ本体3内へのスプリング5のスムーズな挿入性が得られ、且つ、筆記時にロッド部51をボール4の後面の中心部に安定して当接させることができる。
本実施の形態のボールペン1は、前記コイル部52のテーパ状外面52aの後方に直円筒状外面52bが形成されることにより、コイル部52の前端部にテーパ状外面52aを有するスプリング5を容易に得ることができる。
<第2の実施の形態>
図4乃至図6に本発明の第2の実施の形態を示す。図5の一点鎖線は、コイル部52の省略部分を示す。
・ボールペン
本実施の形態のボールペン1は、前端部にボール4を回転可能に抱持したボールペンチップ2と、前記ボールペンチップ2の内部に収容配置されるスプリング5と、該ボールペンチップ2の後部がその前部の取付孔に圧入固着されたホルダー7と、該ホルダー7の後部がその前端開口部に圧入固着されたインキ収容筒8とを備える。
・ボールペンチップ
前記ボールペンチップ2は、チップ本体3とボール4とからなり、前記チップ本体3が前端にボール4を抱持する直円筒状の小径筒部33と、該小径筒部33より後方に連設され且つ後方に向かうに従い漸次拡径するテーパ筒部34と、該テーパ筒部34より後方に連設される直円筒状の大径筒部35とからなる金属製筒体よりなる。前記金属製筒体は、例えば、SUS304、SUS305、SUS321等のオーステナイト系ステンレス鋼により得られる。前記チップ本体3の小径筒部33の前端近傍内面には、内方への押圧変形により、複数(例えば、4個)の内方突出部が周方向に等間隔に形成される。前記内方突出部によりボール受け座32が形成される。また、チップ本体3の前端には、周状に内方に押圧変形されることにより、内向きの前端縁部31が形成される。前記ボール受け座32の前面と前記前端縁部31の後面との間にはボール4が回転可能に抱持される。前記内方突出部の相互間には、中心部から径方向外方に延び且つ軸方向に貫通するインキ流通孔32aが形成される。即ち、前記ボール受け座32には、前記インキ流通孔32aが形成される。前記ボールペンチップ2は、金属製チップ本体3の前端部にボール受け座32を切削加工によって形成するタイプであってもよい。
・テーパ状内面
前記チップ本体3は、略均一肉厚に形成される。前記小径筒部33の内面には、後方に向かうに従い漸次拡径するテーパ状内面34a(または前方に向かうに従い漸次縮径するテーパ状内面34a)が形成される。
・スプリング
前記スプリング5は、前部のロッド部51と、後部のコイル部52とが1本の金属線材(例えば、ステンレス鋼製線材)により一体に連設される。
・ロッド部
前記ロッド部51は、軸方向に直線状に伸び、前記ボール受け座32のインキ流通孔32aに挿通される。前記ロッド部51の前端がボール4後面の中心部に当接され、前記ロッド部51によって、直接、前記ボール4が前方に付勢され、それにより、前記ボール4が前記前端縁部31の内周面に密接される。
・コイル部
前記コイル部52は、線材が螺旋状に巻回されて形成される。前記コイル部52の全体が、前方に向かうに従い縮径するテーパ状外面52aにより形成される。前記テーパ状外面52aよりなるコイル部52は、有効巻部により形成される。前記テーパ状外面52aは、線材間に隙間を備えた有効巻部により形成されているが、一部が線材同志の密着する密着巻部により形成されていてもよい。
・スプリングの取付
前記チップ本体3の小径筒部33の内面には、径方向内方への押圧変形により係止突起34bが形成される。前記係止突起34bにスプリング5のコイル部52の後端が抜け止め係止される。それにより、前記コイル部52のテーパ状外面52aと、前記チップ本体3の小径筒部33のテーパ状内面34aとが略接触した状態となる。前記係止突起34bは、例えば、周状に分散配置された複数の突起からなる構成、または環状突起からなる構成の何れであってもよい。
・ホルダー
前記ホルダー7は合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)の射出成形によって得られる筒状体である。前記ホルダー7は、ボールペンチップ2が取り付けられる先細状の前部と、インキ収容筒8の先端面に当接する鍔部と、インキ収容筒8の前端開口部に圧入される後部とからなる。前記ホルダー7の前端部の取付孔にチップ本体3が圧入固着され、取付孔内面の後端に段部が突設され、前記段部にチップ本体3の後端が係止される。
・インキ収容筒
前記インキ収容筒8は、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)の押出成形により得られる、両端が開口された円筒体である。前記インキ収容筒8の内部には、インキ81と、該インキ81の消費に伴って前進する高粘度流体からなる追従体82が充填される。前記インキ収容筒8の後端開口部に尾栓83が圧入固着される。前記尾栓83は、インキ収容筒8内と外気とを連通可能にする通気孔を有する。
本実施の形態のボールペン1は、前記コイル部52の前端部の外面に前方に向かうに従い縮径するテーパ状外面52aが形成され、前記チップ本体3のボール受け座32後方の内面に前方に向かうに従い縮径するテーパ状内面34aが形成され、スプリング挿入組立時及び筆記時、前記コイル部51のテーパ状外面52aが前記チップ本体3内のテーパ状内面34aにガイドされる。それにより、スプリング5をチップ本体3内にスムーズに挿入でき、且つ、筆記時にロッド部51をボール4の後面の中心部に安定して当接させることができる。
本実施の形態のボールペン1は、前記ロッド部51の後端が前記テーパ状内面34aの前端より前方位置にあるか、または、前記ロッド部51の後端が前記テーパ状内面34aの前端と略同じ位置にある。それにより、ロッド部51の軸方向の長さが短くなり、ロッド部51の径方向の撓みが抑えられ、ロッド部51の前端とボール4の後面の中心部とを当接状態を安定して維持できる。
本実施の形態のボールペン1は、前記コイル部52のテーパ状外面52aと前記チップ本体3内面のテーパ状内面34aとが略一致する形状である。例えば、前記テーパ状外面52a及びテーパ状内面34aが円錐面の場合、テーパ状外面52aの傾斜角度とテーパ状内面34aの傾斜角度が略一致する構成、または、テーパ状外面52a及びテーパ状内面34aが曲面(凸曲面または凹曲面)の場合、テーパ状外面52aの曲率とテーパ状内面34aの曲率が略一致する構成である。それにより、コイル部52のテーパ状外面52aがチップ本体3内面のテーパ状内面34aと安定してガイドされるため、より一層、チップ本体3内へのスプリング5のスムーズな挿入性が得られ、且つ、筆記時にロッド部51をボール4の後面の中心部に安定して当接させることができる。
本実施の形態のボールペン1は、前記コイル部52の全体がテーパ状外面52aにより形成されることにより、テーパ状内面34aの後方のチップ本体3内部のインキ流通性が向上する。
また、本実施の形態のボールペン1は、前記コイル部52が前方に向かうに従い縮径するテーパ状に形成され、前記チップ本体3のボール受け座32後方の内面に前方に向かうに従い縮径するテーパ状内面34aが形成され、前記テーパ状内面34aに係止突起34bが形成され、前記コイル部52が前記チップ本体内のテーパ状内面34a内に収容され、前記係止突起34bに前記コイル部52の後端が抜け止め係止される。それにより、ボール受け座32後方のインキ流通路のインキ流通性が阻害されず、ロッド部51の前端をボール4の後面の中心部に安定して当接させることができる。
1 ボールペン
2 ボールペンチップ
3 チップ本体
31 前端縁部
32 ボール受け座
32a インキ流通孔
33 小径筒部
34 テーパ筒部
34a テーパ状内面
34b 係止突起
35 大径筒部
4 ボール
5 スプリング
51 ロッド部
52 コイル部
52a テーパ状外面
52b 直円筒状外面
7 ホルダー
8 インキ収容筒
81 インキ
82 追従体
83 尾栓

Claims (5)

  1. 内向きの前端縁部とその後方に形成されたボール受け座との間で回転可能にボールを抱持する筒状のチップ本体と、該チップ本体内に配置され、前記ボールを前方に付勢し且つ前記ボールを前記前端縁部の内面に圧接するスプリングとを備え、前記ボール受け座にインキ流通孔が軸方向に貫設され、前記スプリングが、前記ボール受け座のインキ流通孔に挿通され且つ前端がボール後面に当接されるロッド部と、該ロッド部の後端に連設される弾発力を付与するコイル部とを備えたボールペンであって、
    前記コイル部の前端部の外面に前方に向かうに従い縮径するテーパ状外面が形成され、
    前記チップ本体のボール受け座後方の内面に前方に向かうに従い縮径するテーパ状内面が形成され、前記コイル部のテーパ状外面が前記チップ本体内のテーパ状内面にガイドされることを特徴とするボールペン。
  2. 前記ロッド部の後端が前記テーパ状内面の前端より前方位置にあるか、または、前記ロッド部の後端が前記テーパ状内面の前端と略同じ位置にあることを特徴とする請求項1記載のボールペン。
  3. 前記コイル部のテーパ状外面と前記チップ本体内面のテーパ状内面とが略一致する形状であることを特徴とする請求項1または2記載のボールペン。
  4. 前記コイル部が、前端部のテーパ状外面と、該テーパ状外面の後方に連設される直円筒状外面とを備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のボールペン。
  5. 前記コイル部の全体がテーパ状外面により形成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のボールペン。
JP2014267063A 2014-12-29 2014-12-29 ボールペン Pending JP2016124199A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014267063A JP2016124199A (ja) 2014-12-29 2014-12-29 ボールペン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014267063A JP2016124199A (ja) 2014-12-29 2014-12-29 ボールペン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016124199A true JP2016124199A (ja) 2016-07-11

Family

ID=56358593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014267063A Pending JP2016124199A (ja) 2014-12-29 2014-12-29 ボールペン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016124199A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2999266A (en) * 1959-08-19 1961-09-12 Speedry Chemical Products Inc Marking devices
JPH0621774U (ja) * 1992-08-28 1994-03-22 セーラー万年筆株式会社 塗布具
JPH0739804A (ja) * 1993-07-30 1995-02-10 Ancos Co Ltd ボールペン型塗布具用チップ
JP2001239783A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Zebra Pen Corp ボールペン用チップ
US20080199243A1 (en) * 2007-02-15 2008-08-21 Dong-A Pencil Co., Ltd. Ballpoint pen tip
JP2010149399A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Zebra Pen Corp ボールペンチップ
JP2013240950A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Pilot Corporation ボールペンチップ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2999266A (en) * 1959-08-19 1961-09-12 Speedry Chemical Products Inc Marking devices
JPH0621774U (ja) * 1992-08-28 1994-03-22 セーラー万年筆株式会社 塗布具
JPH0739804A (ja) * 1993-07-30 1995-02-10 Ancos Co Ltd ボールペン型塗布具用チップ
JP2001239783A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Zebra Pen Corp ボールペン用チップ
US20080199243A1 (en) * 2007-02-15 2008-08-21 Dong-A Pencil Co., Ltd. Ballpoint pen tip
JP2010149399A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Zebra Pen Corp ボールペンチップ
JP2013240950A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Pilot Corporation ボールペンチップ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7083352B2 (en) Ballpoint pen
JP7108097B2 (ja) マーキングペン
JP2017077730A (ja) 筆記具
JP5508630B2 (ja) ボールペン
JP2009143032A (ja) ボールペン
JP2017105161A (ja) ボールペンチップ及び該ボールペンチップを具備した筆記具
JP2016124199A (ja) ボールペン
JP2016124200A (ja) ボールペン
JP2016163936A (ja) ボールペンチップ及び該ボールペンチップを具備した筆記具
JP2017114090A (ja) ボールペン
JP6903403B2 (ja) パイプ式ボールペンチップ
JP4838917B2 (ja) ボールペン先端部
JP7289941B2 (ja) ボールペン
JP2016124194A (ja) ボールペン
JP2006102956A (ja) ボールペン先端部
JP6334884B2 (ja) ボールペン
JP2016124193A (ja) ボールペン
JP6346819B2 (ja) 筆記具及び該筆記具の製造方法
JP6368578B2 (ja) 筆記具及び該筆記具の製造方法
JP2016112857A (ja) ボールペン
JP2016112858A (ja) ボールペン
JP6155095B2 (ja) 直液式筆記具
JP2017114089A (ja) ボールペン
JP2020199749A (ja) ボールペン
JP2017013297A (ja) ボールペン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180803

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181211