JP2001239783A - ボールペン用チップ - Google Patents

ボールペン用チップ

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JP2001239783A JP2000054625A JP2000054625A JP2001239783A JP 2001239783 A JP2001239783 A JP 2001239783A JP 2000054625 A JP2000054625 A JP 2000054625A JP 2000054625 A JP2000054625 A JP 2000054625A JP 2001239783 A JP2001239783 A JP 2001239783A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックショックに起因する不書き
や筆記掠れを防止する上、脱気処理後にチップ内に気泡
が残存することのない剪断減粘性インク使用のボールペ
ン用チップを提供する。 【解決手段】 インク導入孔12は、インク通路
13に達しない長さのインク溝12aを有し、弾発部材
20は、インク導入孔12に遊挿されるとともにその先
端で転写ボール1を押圧する小径スプリング部21と、
該小径スプリング部21の後方側に形成された大径スプ
リング部22とからなり、小径スプリング部21は、そ
の先端側のコイル間を密着させた座巻き部21aを有す
ることで、バックショックの際に、インク溝12aから
インク通路13へ向かうインクの逆流を防止する上、弾
発部材20の先端部をインク溝12aやボールハウス1
1内面と転写ボール1との間に食い込ませない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールペン用のチ
ップに関し、特に剪断減粘性インクを用いたボールペン
に適したボールペン用チップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ボールペン用チップは、チップ内
において括れ状のインク導入孔とその先端側のボールハ
ウスとが連通しており、ボールハウス後方側のインク溝
から転写ボールにインクを供給するように構成され、チ
ップ内先端の乾燥による筆記掠れや不書き、インク漏れ
等を防止するために、転写ボールを、弾発部材によって
後方から付勢することでチップ内の内向き先端縁に密接
させるように構成したものが種々提案されている。例え
ば、実開平7−12280公報には、先端が円錐状に漸
次縮径されたスプリングにより転写ボールを付勢してい
るボールペン用チップが開示されている。ところで、こ
のボールペン用チップでは、インク導入孔がその内周面
に複数の縦溝を有する所謂ストレートチャネルに形成さ
れている。これは、スプリングによるインクの流動抵抗
が大きいために、インク導入孔内周面の前記縦溝をボー
ルハウス後方側のインク溝に連通させることにより、筆
記時におけるインクの流通量を確保するためである。し
かしながら、前記ストレートチャネルでは、バックショ
ック、即ちキャップの着脱や尾栓への衝撃等に起因する
筆記具後方への衝撃が加わった際に、インクが前記イン
ク溝内からインク導入孔内周面の前記縦溝に逆流し易い
ため、筆記掠れや不書きを生じることが懸念された。
【0003】また、他の従来例には、スプリングの先端
にストレート状の押圧部を形成し、その押圧部の先端で
転写ボールを押圧するように構成したものがある(特開
平7−251592公報参照)。このボールペン用チッ
プでは、押圧部がストレート状であるため、インクの流
動抵抗が小さく筆記時のインクの吐出はよいが、バック
ショックの際には、インクの逆流による筆記掠れや不書
きが懸念される上、ストレート状の押圧部の先端をボー
ルハウス内のインク溝やボールハウス内面と転写ボール
との間に食い込ませてしまう虞れがあった。
【0004】また、その他の従来例には、スプリングの
先端側に可動部材を設け、該可動部材により転写ボール
を押圧するようにした構成等もあるが、部品構成が複雑
化するため、リフィール製造工程における脱気処理の際
に前記可動部材が後方に移動する気泡の障壁となり、チ
ップ内に気泡が残存し易いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来事情
に鑑みてなされたものであり、その目的とする処は、バ
ックショックに起因する不書きや筆記掠れを防止する
上、脱気処理後にチップ内に気泡が残存することのない
剪断減粘性インク使用のボールペン用チップを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の技術的手段として、請求項1は、インク導入
孔でインク通路に連通しているボールハウス内に、転写
ボールを回動可能に抱持し、該転写ボールを弾発部材に
よって後方から付勢し、且つ剪断減粘性インクが充填さ
れるボールペン用チップにおいて、前記インク導入孔
は、その周壁に前記インク通路に達しない長さのインク
溝を有し、前記弾発部材は、インク導入孔に遊挿される
とともにその先端で転写ボールを押圧する小径スプリン
グ部と、該小径スプリング部の後方側に形成された大径
スプリング部とからなり、前記小径スプリング部は、そ
の先端側のコイル間を密着させた座巻き部を有すること
を特徴とする。
【0007】上記技術的手段によれば、インク溝がイン
ク通路に達しない長さであるため、バックショックの
際、インク溝からインク通路へ向かってインクが逆流し
ない。また、小径スプリング部は、その座巻き部が先端
側に位置するとともにその後方側ではコイル間隔が開い
ているため、通常筆記時におけるインク導入孔内でのイ
ンクの流動抵抗を軽減する上、リフィール製造工程にお
ける脱気処理の際には気泡の後方への移動を妨げない。
また、弾発部材の先端側は、小径スプリング部であるた
め、ボールハウス内のインク溝やボールハウス内面と転
写ボールとの間に食い込むことがない。
【0008】また、インク導入孔内でのインクの流動抵
抗を軽減するために、好ましくは請求項2に記載したよ
うに、上記座巻き部は、その軸方向の長さを、該座巻き
部先端から前記インク溝の後端までの距離の約1/2に
する。
【0009】また、請求項3では、インク導入孔でイン
ク通路に連通しているボールハウス内に、転写ボールを
回動可能に抱持し、該転写ボールを弾発部材によって後
方から付勢し、且つ剪断減粘性インクが充填されるボー
ルペン用チップにおいて、前記インク導入孔は、その周
壁に前記インク通路に達しない長さのインク溝を有し、
前記弾発部材は、インク導入孔に遊挿されるとともにそ
の先端で転写ボールを押圧する押圧部と、該押圧部の後
方側に形成されたスプリング部とからなり、前記押圧部
は、ストレート部の先端側に、曲げ形成された曲面を転
写ボールに当接させる曲部を有することを特徴とする。
【0010】上記技術的手段によれば、インク溝がイン
ク通路に達しない長さであるため、バックショックの
際、インク溝からインク通路へ向かってインクが逆流し
ない。また、曲げ形成された曲部がその曲面で転写ボー
ルに当接するため、その際の摺接抵抗が小さい。従っ
て、押圧部は、筆記時に回転する転写ボールに摺接され
ることで曲げげられて、その先端の曲部をボールハウス
後方側のインク溝やボールハウス内面と転写ボールとの
間に食い込ませることがない。更に、押圧部は、曲部が
先端側に位置するとともにその後方側がストレート状に
形成されているため、通常筆記時におけるインク導入孔
内でのインクの流動抵抗を軽減する上、リフィール製造
工程における脱気処理の際には気泡の後方への移動を妨
げない。
【0011】上記曲部の好ましい態様としては請求項4
に記載したように、上記曲部は、ストレート部の先端側
を環状に曲げ形成してなる。また、上記曲部の他の態様
としては請求項5に記載したように、上記曲部は、スト
レート部を二つ折りにすることで、その先端側に形成さ
れている。
【0012】請求項4及び5において、インク導入孔内
でのインクの流動抵抗を軽減するためには、請求項6に
記載したように、上記曲部の半径を、前記押圧部先端か
ら前記インク溝の後端までの距離の約1/2とするのが
好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び2は、本発明に係るボー
ルペン用チップの一例を示す。このチップX1は、先細
な略筒状を呈するホルダー10内に、転写ボール1と、
該転写ボール1を後方から付勢する弾発部材20と、該
弾発部材20の後端を受ける受け部材30とを具備して
いる。
【0014】ホルダー10の内部は、先端側から順に、
転写ボール1を抱持するボールハウス11と、このボー
ルハウス11後方側のインク導入孔12と、該インク導
入孔12に向かって先端側が漸次縮径されているインク
通路13との各部位を連通させている。
【0015】ボールハウス11は、内向き先端縁11a
とボール受座11bとの間で転写ボール1を回動可能に
抱持する。
【0016】インク導入孔12は、図示するように前後
のボールハウス11及びインク通路13よりも括れ状に
縮径され、その前側に複数のインク溝12aを放射状に
形成(図2(a)参照)するとともに、そのインク溝1
2aの後端部12bをインク導入孔12の後側に臨ませ
てインク溝12aをインク通路13に達しない長さに形
成する。即ち、従来のストレートチャネルの場合には、
前側のインク溝に連通する複数の縦溝が後側の内周面に
形成されているが、本願に係るインク導入孔12では、
後側の内周面が凹凸の無い平坦面状に形成されている
(図2(b)参照)。
【0017】弾発部材20は、インク導入孔12に遊挿
されるとともに、その先端で転写ボール1を押圧する小
径スプリング部21と、該小径スプリング部21の後方
側に一体に形成された大径スプリング部22とからな
る。
【0018】小径スプリング部21は、後方側の大径ス
プリング部22よりもコイル外径が縮径されており、そ
の先端側に、コイル間を密着させてなる座巻き部21a
を有する。
【0019】この座巻き部21aは、その巻数を二巻き
程度にすることで、軸方向の長さA1を、該座巻き部2
1a先端から前記インク溝12a後端までの距離A2の
約1/2になるように形成してある。尚、座巻き部21
aの長さA1を上記距離A2の約1/2より大きくした
場合、通常筆記時にインク導入孔12内のインクの流動
抵抗が大きくなりすぎる。また、同長さA1が上記距離
A2の約1/2より小さい場合には、座巻き部21aの
巻数が少なくなり該座巻き部21aと転写ボール1との
接触が不安定になる可能性がある。
【0020】大径スプリング部22は、上記小径スプリ
ング部21と協働して転写ボール1を付勢しており、そ
の後端側には、チップX1の製造時にパーツフィーダー
の送出部に吊るすべく拡径するとともにコイル間を密着
させてなる拡径部22aが形成されている。即ち、チッ
プX1の製造時に弾発部材20は、その重量バランスに
よって小径スプリング部21側が下方に向けられた状態
で、拡径部22aによって縦断面凹状の送出部に吊るさ
れ、該送出部から送出される。
【0021】そして、小径スプリング部21及び大径ス
プリング部22における各部の外径面と、ホルダー10
内面との間には、リフィール製造工程における脱気処理
の際に、気泡を後方に移動させるためのクリアランスH
が設けられている。つまり、チップX1をインク収容管
に嵌着してなるリフィールは、予めインクが充填された
インク収容管に、チップX1を嵌着するという工程で製
造されるため、製造工程の途中では、インク製造中に含
まれた気泡や、チップX1の嵌着時に侵入した気泡、あ
るいは、これらの気泡が分裂して生じた微細な気泡等が
残留している。そして、これらの気泡は、後工程で脱気
処理される。この脱気処理では、チップX1のボール1
側を遠心方向に向けた状態のリフィールを遠心分離機に
かけることにより、インクよりも比重の小さい気泡をイ
ンク収容管の後方へ移動させて後端開口部から脱気す
る。従って、チップX1内の気泡は、小径スプリング部
21及び大径スプリング部22の内部側や、小径スプリ
ング部21及び大径スプリング部22周りのクリアラン
スHを通過することで、後方へスムーズに移動する。
【0022】受け部材30は、大径スプリング部22の
拡径部22a後端面に当接するように、縦断面十字状に
形成され(図2(c)参照)、隣り合う面との間を、リ
フィール製造工程における脱気処理の際に気泡を後方に
スムーズに移動させるための空間にしている。そして、
この受け部材30は、ホルダー10内に圧入され、更に
同ホルダー10後端がかしめられることで、弾発部材2
0の後端を受けた状態で確実に固定されている。
【0023】而して、上記構成のチップX1によれば、
バックショックの際、インク溝12aからインク通路1
3へ向かってインクが逆流しない。従って、バックショ
ックの際のインクの逆流による不書きや筆記掠れが防止
される。また、小径スプリング部21は、その後端側の
コイル間隔が開いているため、通常筆記時にインク導入
孔12内後側でのインクの流動抵抗を軽減する上、リフ
ィール製造工程の脱気の際には気泡の後方への移動を妨
げない。更に、小径スプリング部21先端側の座巻き部
21aは、コイル状であるため、インク溝12aやボー
ルハウス11内面と転写ボール1との間に食い込むこと
がない。
【0024】次に、図3及び4に各々示す本発明に係る
ボールペン用チップの他例について説明する。尚、これ
ら二つの態様のチップX2,X3は、上記構成のチップ
X1に対し、弾発部材20を置き換えた構成であるた
め、他の部位ついては、同一符号を付けることで重複説
明を省略する。
【0025】図3に示すチップX2の弾発部材40は、
インク導入孔12に遊挿されるとともにその先端で転写
ボール1を押圧する押圧部41と、該押圧部41の後方
側に一体に形成されたスプリング部42とからなる。
【0026】押圧部41は、ストレート部41bの先端
側を環状に曲げることで、その先端側に曲部41aを形
成している。この曲部41aは、曲げ形成された曲面
(該曲部41aの最先端面)を転写ボール1に当接させ
ることにより、筆記時に転写ボール1が回転した際の摺
接抵抗を軽減している。
【0027】尚、曲部41aの中心から外径までの半径
B1と、該曲部41a先端からインク溝12a後端まで
の距離B2との関係は、前記半径B1が前記距離B2の
約1/2となるように構成されるのが好ましい。即ち、
前記半径B1が大きすぎる場合、通常筆記時におけるイ
ンク導入孔12内でのインクの流動抵抗が大きくなりす
ぎることが懸念され、また、前記半径B1が小さすぎる
場合には、曲部41aがボールハウス11内面と転写ボ
ール1との間に食い込み易くなることが懸念される。
【0028】スプリング部42は、先端側に、コイル間
を密着させてなる座巻部42aが形成され、後端側に
は、上述したチップX1の弾発部材20と同様の拡径部
42bが形成されている。そして、前記座巻部42aの
先端部が該スプリング部42の中心に向かって曲げら
れ、前記押圧部41のストーレート部41bを一体に構
成している。
【0029】このスプリング部42は、上記態様のチッ
プX1と同様に、その外径面とホルダー10内面との間
に、リフィール製造工程における脱気処理の際に、気泡
を後方にスムーズに移動させるためのクリアランスHを
設けている。
【0030】而して、上記構成のチップX2によれば、
上述したチップX1同様に、バックショックの際、イン
ク溝12aからインク通路13へ向かうインクの逆流が
防止される。更に、押圧部41は、後側を略ストレート
状に形成しているため、通常筆記時におけるインク導入
孔12内のインクの流動抵抗を軽減する上、リフィール
製造工程における脱気の際には後方への気泡の移動を妨
げない。また、押圧部41は、曲部41aがその先端曲
面によって転写ボール1に当接しているため、筆記時に
回転する転写ボール1に摺接されることで曲げられるこ
とがない。従って、曲部41aがインク溝12aやボー
ルハウス11内面と転写ボール1との間に食い込むこと
がない。
【0031】尚、上記曲部41aの形状は、曲面を転写
ボール1に当接させるように形成すれば、上記環状のも
のに限定されるものでなく、例えば、図4に示すチップ
X3のように形成しても同等の作用効果を奏する。この
チップX3の弾発部材40’は、上記したチップX2の
弾発部材40の押圧部41を押圧部41’に代えて構成
したものである。
【0032】押圧部41’は、ストレート部41b’を
二つ折りにすることで、その先端側に曲部41a’を形
成している。この曲部41a’は、上述した弾発部材4
0と同様に、曲げ形成された曲面(該曲部41a’の最
先端面)を転写ボール1に当接させることにより、筆記
時に転写ボール1が回転した際の摺接抵抗を軽減してい
る。
【0033】上記チップX3において、曲部41a’の
中心から外径までの半径C1と、該曲部41a’先端か
らインク溝12a後端までの距離C2との関係は、上記
チップX2と同様に、前記半径C1が前記距離C2の約
1/2となるように構成されるのが好ましい。
【0034】尚、上記三つの態様のチップX1,X2,
X3を対比すれば、弾発部材の先端部分をインク溝12
aやボールハウス11内面と転写ボール1との間に食い
込ませないという観点から、先端側に小径スプリング部
21を形成したX1が最も好ましい。また、同観点か
ら、曲部41aを環状に形成することで該曲部41aの
外径を比較的大きくしたチップX2が、チップX3より
も好ましい。また、上記チップX2,X3においては、
曲部41a,41a’をインク溝12aにより確実に食
い込ませないようにするために、その線径をインク溝1
2aの幅寸法よりも大きくするのが好ましい。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、バックショックの際、
インク溝からインク通路へ向かうインクの逆流が防止さ
れる上、弾発部材の先端部を前記インク溝やボールハウ
ス内面と転写ボールとの間に食い込ませることがないた
め、不書きや筆記掠れを防止できる。しかも、弾発部材
は、インクの流動抵抗を軽減する形状であるため、通常
筆記時に良好なインクの吐出を確保する上、リフィール
製造時の脱気処理後にチップ内に気泡が残存することも
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るボールペン用チップの一例を示
す縦断面図。
【図2】 (a)は図1におけるa−a線断面図、
(b)は図1におけるb−b線断面図、(c)は図1に
おけるc−c線断面図。
【図3】 本発明に係るボールペン用チップの他例を示
す縦断面図。
【図4】 本発明に係るボールペン用チップの他例を示
す縦断面図。
【符号の説明】
1:転写ボール 10:ホルダー 11:ボールハウス 12:インク
導入孔 12a:インク溝 12b:イン
ク溝の後端部 20:弾発部材 21:小径ス
プリング部 21a:座巻き部 22:大径ス
プリング部 40,40’:弾発部材 41,4
1’:押圧部 41a,41a’:曲部 41b,4
1b’:ストレート部 42:スプリング部 X1,X2,
X3:チップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク導入孔でインク通路に連通してい
    るボールハウス内に、転写ボールを回動可能に抱持し、
    該転写ボールを弾発部材によって後方から付勢し、且つ
    剪断減粘性インクが充填されるボールペン用チップにお
    いて、 前記インク導入孔は、その周壁に前記インク通路に達し
    ない長さのインク溝を有し、 前記弾発部材は、インク導入孔に遊挿されるとともにそ
    の先端で転写ボールを押圧する小径スプリング部と、該
    小径スプリング部の後方側に形成された大径スプリング
    部とからなり、 前記小径スプリング部は、その先端側のコイル間を密着
    させた座巻き部を有することを特徴とするボールペン用
    チップ。
  2. 【請求項2】 上記座巻き部は、その軸方向の長さを、
    該座巻き部先端から前記インク溝の後端までの距離の約
    1/2にしていることを特徴とする請求項1記載のボー
    ルペン用チップ。
  3. 【請求項3】 インク導入孔でインク通路に連通してい
    るボールハウス内に、転写ボールを回動可能に抱持し、
    該転写ボールを弾発部材によって後方から付勢し、且つ
    剪断減粘性インクが充填されるボールペン用チップにお
    いて、 前記インク導入孔は、その周壁に前記インク通路に達し
    ない長さのインク溝を有し、 前記弾発部材は、インク導入孔に遊挿されるとともにそ
    の先端で転写ボールを押圧する押圧部と、該押圧部の後
    方側に形成されたスプリング部とからなり、 前記押圧部は、ストレート部の先端側に、曲げ形成され
    た曲面を転写ボールに当接させる曲部を有することを特
    徴とするボールペン用チップ。
  4. 【請求項4】 上記曲部は、ストレート部の先端側を環
    状に曲げ形成してなることを特徴とする請求項3記載の
    ボールペン用チップ。
  5. 【請求項5】 上記曲部は、ストレート部を二つ折りに
    することで、その先端側に形成されていることを特徴と
    する請求項3記載のボールペン用チップ。
  6. 【請求項6】 上記曲部の半径は、前記押圧部先端から
    前記インク溝の後端までの距離の約1/2であることを
    特徴とする請求項4又は5記載のボールペン用チップ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013095054A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Pentel Corp ボールペンチップ用コイルスプリング
JP2016124199A (ja) * 2014-12-29 2016-07-11 株式会社パイロットコーポレーション ボールペン
JP2016221787A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 株式会社パイロットコーポレーション ボールペン
JP2019116107A (ja) * 2019-04-24 2019-07-18 株式会社パイロットコーポレーション ボールペン

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