JP5501936B2 - ボールペン - Google Patents

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本発明は、ボールペンに関する。詳細には、前端に回転可能にボールを抱持し且つ内部に逆流防止機構を備えたチップ本体と、該チップ本体の後部外面を圧入保持するホルダーとからなるボールペンに関する。
従来、この種のボールペンにおいて、例えば、特許文献1には、ボールペンチップの後端付近を外方から複数箇所を押圧変形させて内方突出部を設け、前記ボールペンチップの後端部分を内側にカシメ加工して後端カシメ部を形成し、前記内方突出部と後端カシメ部との間に逆流防止ボールを挿入し、チップ本体内に逆流防止機構を設けた構成が開示されている。
特開2007−313818号公報
前記従来のボールペンは、チップ本体内に逆流防止機構を設けるために、チップ本体の後端付近に内方突出部を形成する押圧変形加工と、チップ本体の後端に後端カシメを形成するカシメ加工とを必要とすることから、製造工程が複雑となり、コスト上昇につながる。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、簡易な製造工程で逆流防止機構を設けることができ、コストの上昇を抑えることができるボールペンを提供しようとするものである。
<1>本願の第1の発明は、前端に回転可能にボール21を抱持し且つ内部に逆流防止機構4を備えたチップ本体2と、該チップ本体2の後部外面を圧入保持するホルダー3とからなるボールペンであって、前記チップ本体2の前端に、内向きの前端縁部22と、該前端縁部22の後方に内方への押圧変形により形成したボール受け座用の複数の内方突起23とによりボール21を回転可能に抱持し、前記ホルダー3の前端部の内面に、前記チップ本体2が圧入される取付孔32を設け、前記取付孔32より後方の前記ホルダー3の内面にインキ流通孔33を備えた環状段部31を形成し、前記逆流防止機構4が、前記チップ本体2内の内方突起23の後方に前後に移動可能に収容したボール弁41と、前記内方突起23の後面に形成した、ペン先下向き時に前記ボール弁41の前方移動を規制する規制部42と、前記環状段部31の前面に形成した、ペン先上向き時に前記ボール弁41が環状に密接可能な弁座部43とからなることを要件とする。
前記第1の発明のボールペン1は、逆流防止機構4が、前記チップ本体2内の内方突起23の後方に前後に移動可能に収容したボール弁41と、前記内方突起23の後面に形成した、ペン先下向き時に前記ボール弁41の前方移動を規制する規制部42と、前記環状段部31の前面に形成した、ペン先上向き時に前記ボール弁41が環状に密接可能な弁座部43とからなることにより、チップ本体2内に逆流防止機構4の規制部42や弁座部43を設けるためのみの特別な押圧変形加工やカシメ加工等が不要となり、簡易な製造工程で逆流防止機構4を設けることができる。その結果、製造コストの上昇を抑えることができる。
<2>本願の第2の発明は、前記第1の発明のボールペン1において、前記ボール弁41の直径を、前記内方突起23の頂点に接する仮想内接円の直径より大きく、且つ、前記内方突起23より後方のチップ本体2の内径より小さく、且つ、前記環状段部31の内径より大きく設定したことを要件とする。
前記第2の発明のボールペン1は、ボール弁41の直径を、内方突起23の頂点に接する仮想内接円の直径より大きく設定したことにより、内方突起23の後面に、前方移動したボール弁41が当接可能な規制部42を確実に形成できる。また、前記第2の発明のボールペン1は、ボール弁41の直径を、内方突起23より後方のチップ本体2の内径より小さく設定したことにより、ボール弁41をチップ本体2内部で確実に移動させることができる。また、前記第2の発明のボールペン1は、ボール弁41の直径を、環状段部31の内径より大きく設定したことにより、後方移動したボール弁41が密接可能な弁座部43を確実に形成することができる。
尚、本発明において、前記ボール弁41はペン先のボール21より僅かに小さく設定されることが好ましい。それにより、内方突起23の後方のチップ本体2内をボール弁41がスムーズに移動することできる。
尚、本発明において、前記ボール弁41の比重は、インキの比重より大きく設定される。それにより、ペン先の上下の向きに応じてボール弁41を重力により確実にインキ中を下降させることができるとともに、インキ流通路を大きく確保できる。
本発明のボールペンは、簡易な製造工程で逆流防止機構を設けることができる。
本発明の第1の実施の形態のペン先下向き時の要部拡大縦断面図である。 図1のペン先上向き時の要部拡大縦断面図である。 本発明の第1の実施の形態のペン先下向き時の縦断面図である。
図1乃至図3に本発明の実施の形態を示す。
本実施の形態のボールペン1は、チップ本体2と、該チップ本体2の後端部外面が圧入固着されるホルダー3と、該ホルダー3の後端部が圧入固着されるインキ収容管5とからなる。前記インキ収容管5内には、インキ51と、該インキ51の消費に伴い前進する追従体52(例えば高粘度流体)とが収容される。尚、本実施の形態では、ホルダー3とインキ収容管5とを別部材により構成したが、ホルダー3とインキ収容管5とを一体に連設された1部材で構成してもよい。
前記チップ本体2は、前端にボール21を回転可能に抱持した金属製(例えばステンレス鋼製)の筒体からなる。前記チップ本体2の前端には、環状の押圧変形により内向きの前端縁部22が形成される。前記チップ本体2の前端近傍(前端縁部22の後方)には、内方への押圧変形により複数(例えば3個または4個)の内方突起23が形成される。前記内方突起23の前面がボール受け座23aとなる。前記前端縁部22と内方突起23の前面との間でペン先用のボール21が回転可能に抱持される。
前記ホルダー3の前端部内面には、軸方向に延びる取付孔32と、該取付孔32に連通するインキ流通孔33とが形成される。前記取付孔32より後方のホルダー3内面(インキ流通孔33の内面)には、環状段部31が一体に形成される。
・逆流防止機構
前記チップ本体2内部には、逆流防止機構4が設けられる。前記逆流防止機構4は、前記チップ本体2内の内方突起23の後方に前後に移動可能に収容したボール弁41と、前記内方突起23の後面に形成した、ペン先下向き時に前記ボール弁41の前方移動を規制する規制部42と、前記環状段部31の前面に形成した、ペン先上向き時に前記ボール弁41が環状に密接可能な傾斜面状の弁座部43とからなる。
本実施の形態のボールペン1は、ペン先下向き時、ボール弁41が前方移動(下方移動)し、ボール弁41が複数の内方突起23よりなる規制部42に当接され、ボール弁41の前方移動が阻止される。前記規制部42が複数の内方突起23からなるため、チップ本体2内のインキが内方突起23の相互間のインキ流通間隙を通ってペン先のボール21に確実に供給できる。また、本実施の形態のボールペン1は、ペン先上向き時、ボール弁41が後方移動(下方移動)し、ボール弁41が弁座部43に環状に密接され、インキの逆流が防止される。
本実施の形態のボールペン1は、逆流防止機構4が、前記チップ本体2内の内方突起23の後方に前後に移動可能に収容したボール弁41と、前記内方突起23の後面に形成した、ペン先下向き時に前記ボール弁41の前方移動を規制する規制部42と、前記環状段部31の前面に形成した、ペン先上向き時に前記ボール弁41が環状に密接可能な弁座部43とからなることにより、チップ本体2内に逆流防止機構4の規制部42や弁座部43を設けるためのみの特別な押圧変形加工やカシメ加工等の工程が不要となり、簡易な製造工程で逆流防止機構4を設けることができる。その結果、コストの上昇を抑えることができる。
本実施の形態のボールペン1において、前記ボール弁41の直径が、内方突起23の頂点に接する仮想内接円の直径より大きく設定される。それにより、内方突起23の後面に前方移動したボール弁41が当接可能な規制部42を確実に形成できる。
本実施の形態のボールペン1において、前記ボール弁41の直径が、前記内方突起23より後方のチップ本体2の内径より小さく設定される。それにより、ボール弁41をチップ本体2内部で確実に移動させることができる。
本実施の形態のボールペン1において、前記ボール弁41の直径が、前記インキ流通孔33の環状段部31の内径より大きく設定される。それにより、後方移動したボール弁41が密接可能な弁座部43を確実に形成することができる。
本実施の形態のボールペン1において、ボール弁41の比重は、インキ51の比重より大きく設定される。具体的には、前記ボール弁41は、金属またはセラミックから構成される。
1 ボールペン
2 チップ本体
21 ボール
22 前端縁部
23 内方突起
23a ボール受け座
3 ホルダー
31 環状段部
32 取付孔
33 インキ流通孔
4 逆流防止機構
41 ボール弁
42 規制部
43 弁座部
5 インキ収容管
51 インキ
52 追従体

Claims (2)

  1. 前端に回転可能にボールを抱持し且つ内部に逆流防止機構を備えたチップ本体と、該チップ本体の後部外面を圧入保持するホルダーとからなるボールペンであって、
    前記チップ本体の前端に、内向きの前端縁部と、該前端縁部の後方に内方への押圧変形により形成したボール受け座用の複数の内方突起とによりボールを回転可能に抱持し、前記ホルダーの前端部の内面に、前記チップ本体が圧入される取付孔を設け、前記取付孔より後方の前記ホルダーの内面に環状段部を形成し、前記逆流防止機構が、前記チップ本体内の内方突起の後方に前後に移動可能に収容したボール弁と、前記内方突起の後面に形成した、ペン先下向き時に前記ボール弁の前方移動を規制する規制部と、前記環状段部の前面に形成した、ペン先上向き時に前記ボール弁が環状に密接可能な弁座部とからなることを特徴とするボールペン。
  2. 前記ボール弁の直径を、前記内方突起の頂点に接する仮想内接円の直径より大きく、且つ、前記内方突起より後方のチップ本体の内径より小さく、且つ、前記環状段部の内径より大きく設定した請求項1記載のボールペン。
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