JP2016163936A - ボールペンチップ及び該ボールペンチップを具備した筆記具 - Google Patents

ボールペンチップ及び該ボールペンチップを具備した筆記具 Download PDF

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Abstract

【課題】 インク吐出量を安定させる。
【解決手段】 内部を前後方向へ貫通した略筒状のチップ本体10と、該チップ本体10内の前端側に収容されるとともに外周面前端側をチップ本体10から前方へ突出させた転写ボール20とを備えたボールペンチップにおいて、チップ本体10内の前端側に角筒状内壁面11bを形成し、この角筒状内壁面11bに、転写ボール20の外周面を近接又は接触させるようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、安定したインク吐出量を確保するようにしたボールペンチップ及び該ボールペンチップを具備した筆記具に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載のもののように、内部を前後方向へ貫通した略筒状のチップ本体(A1)と、該チップ本体内の前端側に収容されるとともに外周面前端側をチップ本体(A1)から前方へ突出させた転写ボール(1)とを備えたボールペンチップにおいて、チップ本体(A1)の前端側(ボールハウス2)の内壁面を円筒状に形成し(特許文献1の図2参照)、この円筒状の内壁面を、転写ボール(1)の外周面に近接させるようにしたものがある。
ところで、前記従来技術によれば、チップ本体(A1)内で転写ボール(1)を後方側から受ける受座の寸法のバラツキ等により、転写ボール(1)が、チップ本体(A1)の中心に対し偏心すると、転写ボール(1)の外周面と、チップ本体(A)の円筒状の内周面との隙間が周方向において不均一になるおそれがある。すなわち、このような場合、前記隙間が、径方向の一方側では極端に広く、径方向の他方側では極端に狭くなってしまう。そして、このような隙間の不均一に起因して、インク流量にバラツキを生じる可能性がある。
また、チップ本体(A1)の円筒状の内壁面と転写ボール(1)の外周面とが面接触に近い広い範囲で接触して、転写ボール(1)が回転し難くなるおそれもある。
特開2005−186308号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、インク吐出量を安定させることができるボールペンチップ及び該ボールペンチップを具備した筆記具を提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は、内部を前後方向へ貫通した略筒状のチップ本体と、該チップ本体内の前端側に収容されるとともに外周面前端側を前記チップ本体から前方へ突出させた転写ボールとを備えたボールペンチップにおいて、前記チップ本体内の前端側に角筒状内壁面を形成し、この角筒状内壁面に、前記転写ボールの外周面を近接又は接触させるようにしたことを特徴とする。
本発明は、以上説明したように構成されているので、インク吐出量を安定させることができる。
本発明に係るボールペンチップの一例を示す縦断面図である。 棒状受け部材の一例を示し、(a)は前方から視た図、(b)は半断面図、(c)は後方から視た図である。 図1における(III)−(III)線に沿う断面図である。 先端部をカシメていない状態のチップ本体の要部縦断面図である。 先端部をカシメていない状態のチップ本体を前方側から視た図である。 先端部をカシメていない状態のチップ本体の要部縦断面を示す斜視図である。 本発明に係るボールペンチップを具備した筆記具の縦断面図である。 同筆記具の使用状態を示す要部断面図である。 本発明に係るボールペンチップの他例を示す縦断面図である。
本実施の形態の第一の特徴は、内部を前後方向へ貫通した略筒状のチップ本体と、該チップ本体内の前端側に収容されるとともに外周面前端側を前記チップ本体から前方へ突出させた転写ボールとを備えたボールペンチップにおいて、前記チップ本体内の前端側に角筒状内壁面を形成し、この角筒状内壁面に、前記転写ボールの外周面を近接又は接触させるようにした。
この構成によれば、角筒状内壁面を構成する複数の面のうち、周方向に隣り合う面と面の間が入隅状になり、この入隅状の部分がインク流通路として作用する。このため、転写ボール周囲のインクの流通量を安定的に確保することができる。
しかも、角筒状内壁面の各面と転写ボール外周面とが点状に接触するため、転写ボールの回転抵抗を比較的小さくすることができる。
第二の特徴として、チップ本体前端側の閉鎖性を向上するために、前記チップ本体は、前記角筒状内壁面よりも前側に、内向き環状突起を有し、この内向き環状突起を前記転写ボールの前半部側に接触させている。
第三の特徴としては、インク流通量をより安定させるために、前記角筒状内壁面を、横断面正多角形状に形成した。
第四の特徴として、前記ボールペンチップを具備する筆記具を構成した。
次に、上記特徴を有する好ましい実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
なお、本明細書中、「前方」とは、ボールペンチップの先端方向を意味し、「後方」とは、その逆方向を意味する。また、「径外方向」とは、ボールペンチップの径方向において中心部から離れる方向を意味し、「径内方向」とは、その逆方向を意味する。
図1は、本発明に係るボールペンチップ1を示す。
ボールペンチップ1は、内部を前後方向へ貫通した略筒状のチップ本体10と、該チップ本体10内の前端側に収容されるとともに外周面前端側をチップ本体10の前端から前方へ突出させた転写ボール20と、チップ本体10内における転写ボール20よりも後方側に配置された棒状受け部材30とを備える。
このボールペンチップ1は、チップ本体10内の前端側の内向き環状突起11a1に、その後方側から転写ボール20の前半部側を当接させるとともに、転写ボール20の後半部側を、チップ本体10の内面では受けずに棒状受け部材30の前端部によって受けている。
また、このボールペンチップ1は、チップ本体10の前端側の内壁面を角筒状に形成し、この角筒状内壁面11bに、転写ボール20の外周面を近接又は接触させるようにしている。
チップ本体10は、例えばステンレス、黄銅又は洋白などの合金あるいは合成樹脂から、先端側に先細円錐状の部分を有する略筒状に形成される。
このチップ本体10内には、前端部側から順に、ボールハウス11、括れ部12、先窄み孔13、大径孔14が設けられ、これらの内部空間は前後方向に連通している。
ボールハウス11は、最前端寄りの内向き環状突起11a1と、該内向き環状突起11a1から後方へ延びる角筒状内壁面11bと、括れ部12の前端面とによって、転写ボール20を回転自在に収容する空間を構成している。
内向き環状突起11a1は、ボールハウス11内に転写ボール20が挿入された後に、チップ本体10の前端部が外部からカシメられることで形成される。
すなわち、転写ボール20が挿入される前段階において、ボールハウス11の最前端寄りには、図4に示すように、円筒状内周面11aが形成される。ボールハウス11に転写ボール20が挿入された後、円筒状内周面11aの周壁が外部からカシメられることで、円筒状内周面11aの前端側に内向き環状突起11a1が形成される。内向き環状突起11a1は、円筒状内周面11aから径内方向へ突出するようにして、転写ボール20の前半部に接触する。
角筒状内壁面11bは、正多角形筒状(図示例によれば正九角形筒状)の内壁面である。この角筒状内壁面11bを構成する各面は、平坦面状に形成される。そして、角筒状内壁面11bを構成する複数の面のうち、周方向に隣接する面の間には、入隅状部分11cが形成される。
また、括れ部12は、角筒状内壁面11bよりも後側の部分を、角筒状内壁面11bの最小径よりも小さい内径に縮径することで、略括れ状(もしくは径内方向へ突出する環状突起状)に形成された部分である(図1及び図4参照)。この括れ部12を貫通する孔の内周面は、略円筒状の面であり、該面には、前後方向へ貫通するインク誘導溝12a(図5参照)が形成される。インク誘導溝12aは、インク流通量を適正に確保するように、その流通断面積が設定されている。
なお、図示例以外の他例としては、括れ部12を省いて、角筒状内壁面11bを先窄み孔13の前端側に接続した形状とすることも可能である。
括れ部12の後方側には、先窄み孔13が設けられる。
先窄み孔13は、前方へ向かって連続的に縮径された略円錐台状の孔であり、後述する棒状受け部材30の縮小部31を収容するとともに、該縮小部31を周囲の空間をインク流通経路とする。この先窄み孔13の後端側には、大径孔14が連続している。
大径孔14は、先窄み孔13の後端から後方へ連続する略円筒状に形成される。この大径孔14には棒状受け部材30が挿入され、大径孔14の内壁面には、棒状受け部材30の後部側の複数の支持突起32が圧接固定される。
この大径孔14は、段階的に径を縮小した複数のドリルを用いて、前方へ向かって段階的に縮径された孔を形成した後、リーマ加工等の仕上げ加工により前後方向へ連続する同径の孔に加工される。なお、図示例以外の他例としては、前記仕上げ加工を省いて、大径孔14を、前方へ向かって段階的に縮径された孔とすることも可能である。
また、転写ボール20は、例えばタングステンカーバイド又はシリコンカーバイドなどを主成分とした焼結体等の硬質金属材料、あるいは合成樹脂材料から球状に形成され、ボールハウス11内に収容されている。
この転写ボール20の前半部側は、ボールハウス11内前端側の内向き環状突起11a1に押し付けられる。そして、転写ボール20の後半部側は、チップ本体10の内面である括れ部12の前端面で受けられずに、棒状受け部材30の前端面のみによって受けられている。すなわち、括れ部12の前端面と転写ボール20の後半部側との間には、隙間が確保され(図1参照)、棒状受け部材30の前端面が転写ボール20の後端面に当接している。
この転写ボール20の外径は、ボールハウス11の角筒状内壁面11bに接する仮想の球体よりも若干小さい径に設定される。したがって、転写ボール20の外周面は、角筒状内壁面11bを構成する各面に対し近接する(図3参照)。
なお、転写ボール20は、ボールハウス11内面の寸法精度のばらつき等に起因して、チップ本体10の中心に対し若干偏心する場合もあり、このような場合には、該転写ボール20の外周面が角筒状内壁面11bを構成する面に対し接触することもある。
また、図3に示すように、転写ボール20の周囲において、角筒状内壁面11bの隣接する平坦面部の間には入隅状部分11cが形成される。この入隅状部分11cは、インク流通経路となる隙間s1を確保する。
また、棒状受け部材30は、その前端側に、前方へ向かって徐々に断面積を縮小させた縮小部31を有し、該縮小部31の最前端部を転写ボール20の後方に配置している。そして、棒状受け部材30は、縮小部31よりも後側に、周方向へ間隔を置いて、径外方向へ突出する支持突起32を複数(図示例によれば3つ)有し、これら支持突起32を、チップ本体10の内壁面に圧接させることで、進退不能に固定される。
この棒状受け部材30は、POM(ポリアセタール)、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等の弾性変形可能な硬質合成樹脂材料から形成され、転写ボール20から受ける押圧力により弾性的に収縮する。
縮小部31は、転写ボール20との接触面から後方へ向かって外径を連続的に拡大させた円錐台状に形成される。
支持突起32は、図2に示すように、略放射状に突出して複数(図示例によれば3つ)設けられる。これら複数の支持突起32は、当該ボールペンチップ1の製造段階において、棒状受け部材30がチップ本体10の後方側からチップ本体10内へ挿入される際に、チップ本体10の内周面に圧接される。
図2中、符号32aは、前記挿入作業を容易にするテーパ面であり、各テーパ面32aは、各支持突起32の前端側に形成される。
そして、周方向に隣り合う支持突起32,32間の空間は、インク流通路として機能する。
次に、上記構成のボールペンチップ1を用いた筆記具100について説明する(図7参照)。
筆記具100は、ノック部140の押圧操作によりボールペンリフィール120前端のボールペンチップ1を軸筒110前端から突出させ、この突出状態を、クリップ111を軸筒中心側へ撓ませる操作により解除するようにした出没式のボールペンである。
ボールペンリフィール120は、インク収容管121の前端にボールペンチップ1を接続し、これらの内部にインクを充填してなる。
次に上記構成のボールペンチップ1及び筆記具100(ボールペン)による筆記時の作用効果について説明する。
図8に示すように、転写ボール20の前端側を被筆記面に押し付ける等して、転写ボール20に後方向きの押圧力が加わると、棒状受け部材30が軸方向へ弾性的に収縮し、転写ボール20が若干後退する。このため、転写ボール20と内向き環状突起11a1との間に隙間が形成され、該隙間からインクが吐出される。また、前記押圧力が小さくなると、棒状受け部材30が元の長さに復元し、転写ボール20が前進して、前記隙間が狭まる。
したがって、前記押圧力が比較的大きい場合には、棒状受け部材30の収縮量及び転写ボール20の後退量が大きくなり、転写ボール20と内向き環状突起11a1との隙間が広くなるため、インク吐出量が増えて、筆記線が太くなる。
また、前記押圧力が比較的小さい場合には、棒状受け部材30の収縮量及び転写ボール20の後退量が小さくなり、転写ボール20と内向き環状突起11a1との隙間が狭くなるため、インク吐出量が減って、筆記線が細くなる。
通常の筆記姿勢にて筆記が行われる場合、その筆記時の筆記角度等に起因して、棒状受け部材30の前端側には、該棒状受け部材30の中心線の方向に対し傾斜する方向の押圧力を受ける場合がある(図8参照)。
本実施例のボールペンチップ1によれば、棒状受け部材30の前端側には前方へ向かって徐々に断面積を縮小させる縮小部31を有するため、前記のように傾斜する方向の押圧力を受けた場合であっても、棒状受け部材30の前端側が径方向へ撓み難く、軸方向へ弾性的に収縮する。
すなわち、仮に、棒状受け部材30の前端側をストレートの棒状に形成した場合には、この前端側部分が径方向へ撓んで、転写ボール20の中心からずれ、転写ボール20の後退量が不安定になり、インク吐出量及び筆記線の太さも不安定になるおそれがあるが、本発明によれば、このようなことを防いで、押圧力に応じた太さの筆記線を安定的に得ることができる。
また、転写ボール20の周囲には、角筒状内壁面11bにおける入隅状部分11cにより隙間s1が確保されるため、この隙間s1がインク流通路となって、インク流量を安定的に維持する。
しかも、転写ボール20の外周面は、角筒状内壁面11bを構成する平坦面との点接触になるため、例えば転写ボールの外周面を円筒状の面に接触させるようにした従来技術等と比較し、転写ボール20の回転抵抗を小さくすることができる。
次に、本発明に係るボールペンチップの他例について説明する。
なお、以下に示すボールペンチップは、上述したボールペンチップ1に対し一部分を変更したものであるため、主にその変更部分について詳細に説明し、重複する詳細説明を省略する。
図9に示すボールペンチップ2は、上述したボールペンチップ1に対し、コイルスプリング40を追加した構成になっている。
詳細に説明すれば、このボールペンチップ2は、棒状受け部材30の縮小部31の周囲に環状にコイルスプリング40を配置し、該コイルスプリング40の前端部を転写ボール20に当接させるとともに、該コイルスプリング40の後端部を縮小部31後端側の段部により後退不能に支持し、転写ボール20の後端と縮小部31の前端との間に隙間s2を確保している。
前記構成のボールペンチップ2によれば、転写ボール20に後方への押圧力が加わらない未使用状態では、転写ボール20をコイルスプリング40の弾発力により内向き環状突起11a1に圧接して、転写ボール20と内向き環状突起11a1との間からのインク漏れを効果的に防ぐことができる。
また、転写ボール20を被筆記面に押圧した際には、転写ボール20が若干後退するので、転写ボール20と内向き環状突起11a1との間に隙間ができ、該隙間からインクが吐出する。
そして、転写ボール20に対する押圧力が比較的大きい場合には、転写ボール20の後端面が棒状受け部材30前端面に当接し、棒状受け部材30が弾性的に収縮するため、転写ボール20と内向き環状突起11a1との間の隙間が大きくなり、該隙間によるインク流量が増加し、筆記線が太くなる。なお、転写ボール20を合成樹脂材料から形成した場合には、棒状受け部材30の収縮に加え、該転写ボール20も収縮し易くなるため、インク流量をより増加させることができる。
よって、このボールペンチップ2においても、ボールペンチップ1同様に、押圧力に応じた太さの筆記線を安定的に得ることができる。
このボールペンチップ2は、上述したボールペンチップ1と同様に、筆記具100(ボールペン)の部品として用いることが可能である。
なお、上記実施例では、括れ部12のインク誘導溝12aと角筒状内壁面11bの入隅状部分11cとの位置関係を特に限定していないが、インクの流通抵抗をより軽減する態様として、複数のインク誘導溝12aを、それぞれ、入隅状部分11cに対応するように配置してもよい。
また、図9に示すボールペンチップ2では、棒状受け部材30の前端と転写ボール20の後端との間に隙間s2を設けたが、他例としては、隙間s2を省いて、棒状受け部材30の前端を転写ボール20の後端に当接させた態様とすることも可能である。
また、図示例では、特に好ましい態様として、ボールハウス11内に角筒状内壁面11bを設けたが、他例としては、角筒状内壁面11bに換えて円筒状内壁面等、図示以外の形状の内壁面を設けた態様とすることも可能であり、この他例においても、前方からの押圧力により棒状受け部材30を伸縮させるとともに転写ボール20を進退させて、該押圧力に応じた線幅の筆記線を得ることができる。
また、図示例によれば、棒状受け部材30等により線幅調整可能にしたボールペンチップ1に対し、ボールハウス11内に角筒状内壁面11bを設けたが、角筒状内壁面11bは、棒状受け部材30を具備しないボールペンチップや、棒状受け部材30に換えて、転写ボール20を弾発するコイルスプリングを有するボールペンチップ等について、そのボールハウスの内壁面に適用することが可能であり、このようにした場合も、角筒状内壁面11bにおける入隅状部分11c内側の隙間s1によって、安定したインク流量を確保することができる。
また、上記実施例によれば、棒状受け部材30を、弾性変形可能な硬質合成樹脂材料から形成したが、他例としては、棒状受け部材30を金属材料(具体例としてはステンレスや真鍮等)から形成することも可能である。このようにした場合には、転写ボール20を弾性変形可能な合成樹脂材料から形成するのが好ましい。
また、図示例によれば、ボールペンチップ1を具備した筆記具100の一例として単色のボールペンを構成したが、筆記具100の他例としては、複数色のボールペンリフィールを具備した多色筆記具や、ボールペンリフィールやシャープペンリフィール等の複数種類のリフィールを具備した多機能筆記具を構成することも可能である。
1:ボールペンチップ
10:チップ本体
11:ボールハウス
11a:円筒状内周面
11a1:内向き環状突起
11b:角筒状内壁面
12:括れ部
20:転写ボール
30:棒状受け部材
31:縮小部
32:支持突起
100:筆記具(ボールペン)
120:ボールペンリフィール
s1,s2:隙間

Claims (4)

  1. 内部を前後方向へ貫通した略筒状のチップ本体と、該チップ本体内の前端側に収容されるとともに外周面前端側を前記チップ本体から前方へ突出させた転写ボールとを備えたボールペンチップにおいて、
    前記チップ本体内の前端側に角筒状内壁面を形成し、この角筒状内壁面に、前記転写ボールの外周面を近接又は接触させるようにしたことを特徴とするボールペンチップ。
  2. 前記チップ本体は、前記角筒状内壁面よりも前側に、内向き環状突起を有し、この内向き環状突起を前記転写ボールの前半部側に接触させていることを特徴とする請求項1記載のボールペンチップ。
  3. 前記角筒状内壁面を、横断面正多角形状に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のボールペンチップ。
  4. 請求項1乃至3何れか1項記載のボールペンチップを具備した筆記具。
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