JP2008162246A - 多芯式筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用する筆記用芯を変更する際に筆記用芯同士の詰まり現象が起こりにくい、多芯式筆記具を提供することである。
【解決手段】先筒5の内周面は、テーパ部43、テーパ部43後端から伸びる肩部44、肩部44から軸方向後端側へ直線状に伸びる大径部45を備える。肩部44はテーパ部後端から先筒5の半径方向外側に向かって伸長し、その後端は半径方向に関しリフィール7よりも外側に位置している。テーパ部43と肩部44との境界線47は、先筒5の半径方向において、チップ23のテーパ面49上に位置している。
【選択図】図3

Description

本願発明は筆記具に関し、さらに詳しく言えば、多芯式筆記具に関する。
従来から、例えばインクの色の異なる複数のリフィールを軸筒内に収納し、軸筒後端側にノック体を含む公知のノック機構を設けた多芯式筆記具が周知となっている。それぞれのリフィールのペン先側にはチップが設けられており、各リフィールに対応するノック体を筆記具先端側へ押し下げることにより所望のリフィールを動かし、そのチップを軸筒先端にある先端孔より突出させて使用する。その後、他の色を使用する場合には、その色に対応するノック体を押し下げることにより、ノック機構に用いられているコイルばねの付勢力で先に突出しているリフィールを元の収納位置に戻して、所望のリフィールのチップを先端孔より突出させて使用する。また、使用後は他のノック体を僅かに押し下げることで、リフィールは元の収納位置に戻ることになる。(例えば、特許文献1参照)
以下図1及び2を参照して多芯式ボールペンの一従来例について説明する。図1は従来の多芯式ボールペンの一例を示す断面図であり、図2は図1における先筒の拡大図である。
図に示すとおり、多芯式ボールペン1(以下、単に「ボールペン1」という)は、軸筒3、先筒5、リフィール7を備えている。また、ボールペン1にはノック機構9が設けられている。
軸筒3は筒状の部材であり、その中空部には案内部材11が設けられている。この案内部材11には、後述するリフィール7の外径よりも僅かに大きい内径の孔13がリフィール7の個数分形成されており、この孔13にリフィール7を挿通させることにより、リフィール7を軸筒3内にその軸心周りに等間隔で収納する。軸筒3の後端側にはノック棒15を含む公知のノック機構9が設けられており、このノック棒15は軸筒3後端側の壁面に形成された切り欠き17から僅かに突出している。
先筒5は略円錐状の中空の部材であり、その後端側外周面に雄ネジ部19が所定の範囲に渡って設けられている。この雄ネジ部19は、軸筒3の先端側内周面に設けられた雌ネジ部21と螺合し、これにより軸筒3と先筒5は一体化される。また、先筒5のペン先側端部には後述するリフィール7のチップ23が挿通される先端孔27が設けられている。
リフィール7は先端側が径小になるテーパ状のチップ23と、チップ23の基端部に装着された筒状のインク保持体25からなる。このインク保持体25の後端部にはノック棒15の端部が圧入される。これによりノック棒15とリフィール7が連結されることとなる。
以上のような構成を備えるボールペン1において、チップ23先端の外周面は所定の角度(例えば両側で挟むテーパ角が30°くらい)でテーパ状になっている。したがって、従来の多芯式筆記具においては、チップ23の先端が先筒5の内周面に触れることにより先端のボールを損傷したり、内周面が汚れるのを防ぐため、先筒5の内周面をチップ23のテーパ角と同じもしくはそれより若干小さい角度でテーパ状に形成している。
また、先端孔27の径は、チップ23を突出させることができ、かつ、チップ23を安定的に支持することができよう実質上その大きさに制限がある。さらに、ノック棒15を押し下げるストロークは長すぎても短すぎても使い勝手が悪くなってしまうため、所定の範囲に収まるよう制約がある。さらに軸筒についても使用上その太さには限度がある
以上のような各種の制約のため、軸筒3内に配置されたリフィール7は、図2に実線で示すフリーな状態ではなく、破線で示すようにチップ23が先筒5の内周面に接触し、その先端側が内側へ湾曲し、このためチップ23同士は互いに接触又は限りなく接近した状態で配置されている。このような状態で所望のノック棒15をペン先側へ押し下げると、対応するリフィール7は他のリフィール7を押しのけるようにしてそのチップ23が先端孔27から突出する位置まで移動する。すなわち押し出されたリフィール7は他のリフィール7に接触状態にある。
この状態から他の色を使用するために他のリフィール7を押し出すと、先に突出していたリフィール7は他のリフィール7との摩擦によりその戻り運動が遅延し、押し出されたリフィール7の動きが早いと、そのリフィール7と戻ろうとするリフィール7とが先筒5内で詰まってしまい移動できなくなるいわゆる詰まり現象を起こす場合がある。
特許3429717号公報
本願発明は以上のような従来技術の有する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、筆記用芯を早く動かしても詰まり現象が生じ難い多芯式筆記具を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は以下の手段を採用する。すなわち、軸筒と、前記軸筒内に収納され、外周がテーパ状に形成されたテーパ面を有するチップをその先端部に有するボールペン用リフィールを少なくとも1本含む複数の筆記用芯と、前記軸筒の先端側に装着され、内周面側に前記チップのテーパ角度より小さいテーパ角度を有するテーパ部を備え、前記内周面側において前記筆記用芯の移動を案内する先筒と、前記軸筒の後端側に設けられるノック体を有するノック機構と、を備え、前記ノック体を操作することにより前記筆記用芯を選択的に先筒から突出させ、かつ、他の筆記用芯を突出させるのに連動して先に突出している芯を収容させることができる多芯式筆記具において、前記内周面は前記筆記用芯に接触しない大径部を備え、前記内周面はさらに前記テーパ部と前記大径部とを繋ぐ肩部を備え、前記テーパ部と前記肩部との境界線が、前記先筒の半径方向において前記チップの頂点よりも外側に位置する、ことを特徴とする多芯式筆記具である。
なお、本願発明に係る多芯式筆記具の筆記用芯はリフィールを少なくとも一本含んでいれば良く、リフィールのほかに例えばシャープペンタイプの筆記用芯を含んでいてもよい。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の多芯式筆記具において、前記肩部が内向きに凸となった円弧状に形成され、前記テーパ部に滑らかに繋がっている、ことを特徴とする多芯式筆記具である。
本願発明によれば、繰出される芯と他の芯との間に生じる摩擦を軽減し、使用する筆記用芯を変更する際に筆記用芯同士の詰まり現象が起こりにくい、多芯式筆記具を提供することができる。
以下本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明するが、従来例と同じ部材は同一の符号で示している。まず、図3を参照して第1の実施形態を説明する。図3は多芯式ボールペンの先筒における拡大断面図である。
第1の実施形態に係る多芯式ボールペン41の基本的構成は前記従来例と同様であるが、先筒5の内周面の形状が相違する。すなわち本実施形態の先筒5の内周面は、その軸方向先端からチップ23のテーパ角度と同じもしくはそれより小さいテーパ角度でテーパ状に形成されたテーパ部43と、テーパ部43の後端から径方向外方へ広がる肩部44と、肩部44の後端から軸方向後端へ伸びる大径部45からなる。図に示すように、先筒5の内周面のテーパ部43は、軸方向に関し先筒5の先端からチップ23の先端が位置する点まで形成されている。肩部44は、テーパ部43後端から先筒5の軸心に対し略直角に先筒5の半径方向外側に広がり、その外側縁部は半径方向に関しリフィール7よりも外側に位置している。さらに、大径部45は肩部44の後端から先筒5の軸方向後端側へ直線状に伸びており、その直径は複数のリフィール7の画成する最大径の円の直径より大きくなっている。
テーパ部43と肩部44との境界線47は、先筒5の半径方向において、チップ23の頂点48よりも外側に位置し、チップ23のテーパ面49の途中の地点に位置している。これにより、リフィール7が前進する際その途中において、チップ23の先端が先筒5の内周面に触れず、チップ23のテーパ面49のみが先筒5の内周面に当接して、案内されることとなる。
以上の構成により、リフィール7は収納時において先筒5の内周面と接触することがない。したがって、繰出されたリフィール7と他のリフィール7との間に生ずる摩擦を軽減することができるため、リフィール7の収納がスムーズに行われ、先筒5でのリフィール7のつまり現象が生じ難くなる。
また、所望のリフィール7が繰出される際にと他のリフィール7が接触した場合であっても、他のリフィール7が逃げるスペースが確保されため、リフィール7の繰出しがスムーズになる。
さらに、図に破線で示すように、ノック棒15をペン先方向へ押し下げてリフィール7を移動させた場合、境界線47がチップ23のテーパ面49に接触し、以後チップ23のテーパ面49が先筒5のテーパ部43に当たった状態で案内されるので、チップ23の頂点48が先筒5の内周面に接触することが無く、チップ23の先端のボールを損傷したり、先筒5の内周面が汚れるのを防ぐことができる。
なお、上記実施形態では肩部44は先筒5の軸心に対して略直角に広がっているが、後端側へ傾いて形成しても良い。
次に、図4を参照して本発明を具体化した第2の実施形態を説明する。図4は先筒における拡大断面図である。なお、本実施形態は、一部分を除き第1の実施形態と同一の構成からなるため、第1の実施の形態と同一の構成については説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
本実施形態の多芯式ボールペン51は、先筒5の内周面の形状、特に肩部54の形状において第一の実施形態と異なっている。すなわち、本実施形態においては、肩部54が内向きに凸となった円弧状に形成され、テーパ部53に滑らかに繋がっている。
この構成により、本実施形態は前記第1の実施形態の有する効果に加え、以下の効果を奏する。すなわち、本実施形態における境界線57は円弧状となり、これと接触するリフィール7の移動がよりスムーズとなる。
従来の多芯式ボールペンの断面図 図1における先筒の拡大図 第1の実施形態の多芯式ボールペンにおける先筒の拡大断面図 第2の実施形態の多芯式ボールペンにおける先筒の拡大断面図
符号の説明
1:多芯式ボールペン 3:軸筒 5:先筒 7:リフィール 9:ノック機構 15:ノック棒 23:チップ 43:テーパ部 44:肩部 45:大径部 47:境界線 48:頂点 49:テーパ面

Claims (2)

  1. 軸筒と、
    前記軸筒内に収納され、外周がテーパ状に形成されたテーパ面を有するチップをその先端部に有するボールペン用リフィールを少なくとも1本含み、前記軸筒の軸心回りに所定の間隔で配置された複数の筆記用芯と、
    前記軸筒の先端側に装着され、前記内周面側において前記筆記用芯の移動を案内する先筒と、
    前記軸筒の後端側に設けられるノック体を有するノック機構と、
    を備え、
    前記ノック体を操作することにより前記筆記用芯を選択的に先筒から突出させ、かつ、他の筆記用芯を突出させるのに連動して先に突出している芯を収容させることができる多芯式筆記具において、
    前記内周面は、
    前記複数の筆記用芯が形成する最大径円の径より大きい径を備えた大径部と、
    前記大径部より小さい径を備えた、後端部から先端側に向かって前記チップのテーパ角度と同じもしくはそれより小さいテーパ角度で縮径するテーパ部と、
    前記大径部の前端部と前記テーパ部の後端部の間で広がる肩部と、
    を備え、
    前記テーパ部と前記肩部との境界線が、前記先筒の半径方向において前記チップの前記テーパ面上に位置する、
    ことを特徴とする多芯式筆記具。
  2. 請求項1記載の多芯式筆記具において、
    前記肩部は少なくとも部分的に内向きに凸となった円弧部を備え、該円弧部の一端において前記テーパ部に滑らかに繋がっている、
    ことを特徴とする多芯式筆記具。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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