JP2018187828A - 軸筒内に収容されるスライド部材及びそれを備える筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 現状のボールペン芯体(筆記芯体)をこれ以上細くすることなく、それを収納する軸筒(筆記具)を細くすることのできるスライド部材の提供を目的とする。【解決手段】筆記芯体と復帰用コイルばねとともに軸筒内に軸方向スライド可能に収容されるスライド部材であって、前記スライド部材は、前記差し込み部と前記ノック操作部の間に形成されるバネ支持部を備え、前記バネ支持部は、前記筆記芯体の最大径と同径若しくは小径に形成された前記コイルばねを伸縮可能に巻き付け保持できる形状に形成されている。コイルばねの外径が筆記芯体の最大径と同径若しくは小径であるので、筆記芯体の外側に配されていたコイルばねより全体を細身にすることができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、単数又は複数の筆記芯体それぞれを筆記芯体本体から出没させるために操作するスライド部材と、そのスライド部材備える筆記具関する。
従来、軸筒内に、異なる筆記色、たとえば黒と赤、青その他、適宜の色のボールペン芯体を収容した多色式ボールペン筆記具が広く用いられている(たとえば、特許文献1参照)。また、単数又は複数のボールペン芯体とシャープペン芯体を収容した複式筆記具も公知である(たとえば、特許文献2参照)。
このような筆記具は、軸筒内に収容された複数のボールペン芯体の後端に、スライド部材をそれぞれ取り付けるとともに、これら各操作部材のノック操作部を、軸筒の周壁に各ボールペン芯体毎に設けたスライド孔から外部にそれぞれ露出させ、複数の異なる筆記色の中から選択したボールペン芯体のノック操作部を、指先でノックして軸線方向にスライドさせることによって、選択した筆記芯体における前端のチップ部を、軸筒の前端に取り付けた口先部の前端開口から出没させるようになっている。また、露出させたボールペン芯体を軸筒内に復帰させるためのコイルばねが、そのボールペン芯体の周囲に巻き付け支持されている。
しかし、昨今の需要者の要望は様々になってきており、その中に、たとえば手帳の端面に設けられた合成樹脂製の筒体(ホルダー)に差し込むことのできる細身の筆記具の要望がある。この細身の筆記具を作るためには軸筒を細くしなければならないが、そのためには、内部に収容される部材を可及的に細くすることが求められる。ところが、ボールペン芯体自体を細くすることには、先端のチップの大きさやインクの粘性(細すぎるとインクが出ない)などの関係から限界があるという問題があった。
特開2001−121882号公報 特開2013−075476号公報
本発明は、前記した現状に鑑み、現状のボールペン芯体(筆記芯体)をこれ以上細くすることなく、それを収納する軸筒(筆記具)を細くすることのできるスライド部材と、そのようなスライド部材を備える筆記を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために発明者らは、筆記芯体を軸筒内に復帰させるためのコイルばねに着目した。コイルばねは、筆記芯体の外周に巻き付け固定されているため、その分だけ筆記芯体の外径が太くなっているからである。具体的には、次の構造を採用した。
(請求項1記載の発明の特徴)
請求項1記載の発明に係るスライド部材(以下、「請求項1のスライド部材」という)は、筆記芯体と復帰用コイルばねとともに軸筒内に軸方向スライド可能に収容されるスライド部材である。前記スライド部材は、前記筆記芯体の中心孔に差し込み固定する差し込み部と、前記軸筒外におけるノック操作されるノック操作部と、前記差し込み部と前記ノック操作部の間に形成されるバネ支持部と、を備え、前記バネ支持部は、前記筆記芯体の最大径と同径若しくは小径に形成された前記復帰用コイルばねを伸縮可能に巻き付け保持できる形状に形成されている。一般的なスライド部材は合成樹脂を一体成形してなるが、複数部材を組み合わせたものであることを妨げない。
請求項1のスライド部材によれば、復帰用コイルばねは筆記芯体の周りではなくバネ支持部の周りに保持される。この保持された復帰用コイルばねの最大径は筆記芯体と同径若しくは小径であるから、復帰用コイルばねを含めて細身の筆記芯体が構成される。このスライド部材を使用すれば、細身の軸筒(筆記具)を採用することができる。
(請求項2記載の発明の特徴)
請求項2記載の発明に係る筆記具(以下、「請求項2の筆記具」という)は、少なくとも1組の、請求項1記載の筆記芯体と復帰用コイルばねとスライド部材が、軸筒内にスライド可能に収容されてなる筆記具。
請求項2の筆記具によれば、細身の軸筒(筆記具)を提供することができる。少なくとも1組であるから、2組以上でもよい。後述する本実施形態では2組となっている。
本発明によれば、復帰用コイルばねの外径が、筆記芯体の外径と同じかそれより細いので、筆記芯体の外側に巻きつけられる復帰用コイルよりも全体として細身となる。これに伴い、筆記芯体および復帰用コイルを収納する軸筒を細身にすることができる。
本実施形態に係る筆記具の縦断面図である。 本実施形態に係る筆記具の縦断面図である。 筆記芯体、コイルばね、ノック部材の分解正面図である。 筆記体断面の部分拡大図である。
図1乃至図4を参照しながら、本発明を実施するための形態(以下、適宜「本実施形態」という)を示す。
本実施形態に係る筆記具1は、軸筒3と、軸筒3内に軸方向にスライド可能に対向収容される2本(少なくとも1本あればよい)の筆記芯体11,11とからなる。両筆記芯体は、互いに同じものであるため、可能な範囲で一方の筆記芯体11についてだけ説明する。先端の反対側となる筆記芯体11の後端には、ノック部材13が差し込み固定されている。筆記芯体11及びノック部材13は、コイルばね15(本実施形態では圧縮コイルばね)により反先端方向に付勢されている。なお、本実施形態では、軸筒3を軸方向に見てペン先方向を先端方向、その逆を後端方向というように、「先」と「後」で方向を示すこととする。筆記芯体11,11は、それぞれボールペンフィルによって構成されているが、用途に応じて、ボールペンレフィルとシャープペンシルレフィル等の組み合わせで構成してもよい。筆記芯体を3本以上とするときは、たとえば、シャープペンフィルと残りを多色のボールペンフィルなどで構成することもできる。ホールペンフィル11は、インキパイプ41とインキパイプ41の先端のペン先31とから構成されている。
(軸筒)
軸筒3は、先端に向かって先細状の円筒体からなる先軸5と、先端の反対側となる先軸5の後端部に螺合または圧入などにより連結される円筒状の後軸7とからなることが好ましい。本実施形態では、後軸7の後端部には、 開口を閉鎖するためのキャップ部9が取外し自在に嵌めこまれている。ネジ構造などによる嵌め込みも可能である。何れも筆記芯体1の製造や組み立て、さらに部品交換などを容易にするためである。制限されるものではないが、位置的に見て先軸5は、筆記する時に使用者が握る側の部分となる。先軸5の先端には、筆記芯体11のペン先39が選択的に突出可能な先端孔31が軸方向に貫通されている。先軸5、後軸7及びキャップ部9は、たとえばポリカーボネイトなどの合成樹脂を射出成形することで構成されることが、コストや製造容易性の観点から好ましい。後軸7の後端近傍の側壁には、筆記芯体11,11のそれぞれに対応して軸方向に延びる細長いガイド溝23が2筋、厚み方向に貫通形成されている。
(ノック部材)
図1及び図4に示す符号13は、ノック部材を示す。ノック部材13は、軸方向に細長い棒状の基部51と、基部51の後端側の側方に形成され且つ軸筒3のガイド溝23から軸筒3外部に突出する操作部53と、基部51に対し操作部53の反対側に設けられた台形の係合突片55と、係合突片55に対し先端側に並んで基部51に設けられた台形の受け突部57と、を備えている。ノック部材15は、さらに、基部51の先端方向の端部にありコイルばね15の後端側と当接してこれを係止するバネ係止部59と、バネ係止部59の先端側にありコイルばね15の中を貫通してこれを支持するバネ支持部61と、バネ支持部61の先端側ありインキパイプ41後端の中空部に差し込まれる差込部63と、を備える(図3)。ノック部材13は、合成樹脂を一体成形したものであるが、他の素材を使用すること、さらに、全体が一体成形以外の方法で製造することを妨げない。
差込部63はインキパイプ41の中空部より僅かに大径の断面円形に構成され、これにより中空部に圧入すれば差し込み固定できるように構成されている。ばね支持部61は、差込部63より大径でバネ係止部59より小径の断面円形であり所定長さに構成されている。コイルばね15の外径はインキパイプ(筆記芯体)41の外径とほぼ同じかほんの僅か小径であり、その内径はバネ支持部61の外径より僅かに大径に形成されている。すなわち、従来であればインキパイプ41の外側に配していたコイルばねを、インキパイプ41と同径若しくは僅か小径に構成したので、従来に比べコイルばねを含む全体を細身にすることができる。この結果、それを収納する筆記具も細身なものとすることができる。なお、図4の符号71は、軸筒3内部の中心の所定位置に設けられたバネ受け部を示す。
バネ受け部71の後端面と、ノック部材13のフランジ部59の前端面との間には、コイルばね15が自由に伸縮可能に配置される。コイルばね15の中空部に、バネ支持部51が挿入されるとともに、コイルばね15の先端はバネ受け部71の後端面に係止され、コイルばね15の後端端はノック部材13のフランジ部59の前端面に係止されるようになっている。この時、コイルばね15により、筆記芯体11及びノック部材13が後方に付勢されるように、バネ支持部61の長さ、コイルばね15の長さが設定されている。以上の構造により、コイルばね15が筆記芯体11よりも大径になることがないので、筆記具1全体の外径を細身化することができる。
(ペン先の出没)
本実施形態におけるペン先39の出没作動について説明する。(図1、2及び図4参照)
使用者が指でノック部材13の操作部53をコイルばね15の後方付勢に抗してガイド溝23に沿って先端方向に移動させると、インキパイプ41の同方向への移動とともに先端孔31より外部にペン先39が突出する。この移動に際し、一方のノック部材13の係合突片55が他方のノック部材13の受け突部55を乗り越える。ここで指を離すと、一方のノック部材13はコイルばね15の付勢力により後端方向に押し戻され、これによって一方の係合突片55の後端が他方の受け突部57の先端に係合しロックされる。ロックによりペン先39が突出状態になる。この状態で他方のノック部材13の操作部53を僅かに押し下げるとロックが解除され、コイルばね15の付勢力で元の位置に復帰する。一方と他方が逆の場合も同じ作用により、突出と復帰が行われる。
1 筆記具
3 軸筒
5 先軸
7 後軸
9 キャップ部
11 筆記芯体
13 ノック部材
15 コイルばね
17 ばね受け部
21 先端孔
23 ガイド溝
39 ペン先
41 インキパイプ
51 基部
53 操作部
55 係合突片
57 受け突部
59 バネ係止部
61 バネ支持部
63 差込部
71 バネ受け部

Claims (2)

  1. 筆記芯体と復帰用コイルばねとともに軸筒内に軸方向スライド可能に収容されるスライド部材であって、
    前記スライド部材は、
    前記筆記芯体の中心孔に差し込み固定する差し込み部と、
    前記軸筒外におけるノック操作されるノック操作部と、
    前記差し込み部と前記ノック操作部の間に形成されるバネ支持部と、を備え、
    前記バネ支持部は、
    前記筆記芯体の最大径と同径若しくは小径に形成された前記コイルばねを伸縮可能に巻き付け保持できる形状に形成されている
    ことを特徴とする軸筒内に収容されるスライド部材。
  2. 少なくとも1組の、請求項1記載の筆記芯体と復帰用コイルばねとスライド部材が、軸筒内にスライド可能に収容されてなる筆記具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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