JP5300554B2 - 多芯筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、複数本のレフィールが収容され、1つのレフィールのペン先部を選択的に突出させて保持する多芯筆記具に関する。
複数本(たとえば、6本)のレフィール、例えば黒色と赤色などのようにインキ色の異なる複数本のボールペンレフィール、あるいはボールペンレフィールおよびシャープペンシルの中芯(本明細書ではシャープペンシルの中芯もレフィールに含める)を組み合わせたものを軸筒に収容し、1つのレフィールのペン先部を選択的に軸筒先端部突出させて保持する多芯筆記具は、1本の筆記具で複数本の筆記具の機能を果たし、極めて便利である。このため、数多くの多芯筆記具が実用化されている(たとえば、特許文献1)。多芯筆記具は、前軸に対しカムを内蔵した後軸を相対的に回転させることにより1つのレフィールのペン先部を選択的に突出させるものもあるが、各レフィールに作動子を連結し、軸筒後端部の縦長孔から径方向に突出した突出片を指先で前方にスライドさせることによりレフィールのペン先部を選択的に軸筒先端部から突出させて保持するスライド式の多芯筆記具は構造が簡単であり、たとえば4本ないしそれ以上のレフィールを収容した普及型のものに多用されている。また、最近は、多色化の傾向があり、特に6本のレフィールを収納した多芯筆記具に人気が集中している。
特開2008−155508号公報
ここで、6本のレフィールを収納した多芯筆記具(便宜上「6芯筆記具」という)について考える。現在、市場に出回っている6芯筆記具の外径は、概ね15ミリメートルとなっている。しかしながら、6芯筆記具は多色であって絵描きなどに適していることから、その使用者は主として若年層ということになる。このため、6芯筆記具を握る手は比較的小さく、したがって、持ちづらい、書きづらい、という声が時折寄せられていた。6芯筆記具自体を細くするために最も簡単な方法は、軸筒の肉厚を薄くすることである。しかしながら、肉厚を薄くすると、作動子の周方向傾き(横逃げ)が大きくなりすぎて、書きづらいという新たな問題が生じた。つまり、図6に示す肉厚Tの軸筒101と図7に示す肉厚t(<T)の軸筒101´とでは、同じ寸法の作動子103を収納したときにその支え効果が小さくなる。言い換えると、肉厚の軸筒101のほうが肉薄の軸筒101´よりも作動子との対向面積が小さくなる分だけ、後者の傾き(ガタ、遊び、横逃げ)dのほうが後者の傾き(ガタ、遊び、逃げ)Dよりも大きくなる。この違いが、横逃げによる書きづらさ問題の原因である。本発明が解決しようとする課題は、上述した横逃げを最小限に抑えることのできる多芯筆記具を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明は、従来は肉厚に頼っていた作動子の横逃げ対策を、作動子同士の作用によって補助してより確実なものとするものである。その詳しい内容は、項を改めて説明する。
本発明に係る多芯筆記具(以下、「本発明の筆記具」という)は、先端部と後端部とを有する軸筒と、当該軸筒内でスライド可能に収容された複数本のレフィール(シャープペンシルの中芯等を含めてもよい)と、当該レフィール各々の後端部に連結される作動子各々と、当該作動子各々の後端部と一体かつ当該軸筒後端部に開口した複数の縦長孔から径方向に各々突出する突出片各々と、を含めて構成してあり、1つの突出片を当該先端部方向にスライドさせることによりレフィールのペン先部を選択的に突出させて保持するスライド式の多芯筆記具である。ここで、当該作動子各々には、後端部から当該レフィールに向かって被当接片と当接片と挟持片とを突出形成してあり、当該被当接片各々及び当該当接片各々は、突出させられている先行レフィールに係る被当接片と、後発的に選択された後行レフィールに係る当接片と当接して先行レフィールの保持が解除されるように構成してある。さらに、当該挟持片各々は、突出させられている先行レフィールに係る被当接片を隣接レフィール各々に係る隣接挟持片各々によって挟持することによって、当該被当接片の隣接挟持片方向への移動を阻止するように構成してある。
本発明の筆記具によれば、当該挟持片各々が、突出させられている先行レフィールに係る被当接片を隣接レフィール各々に係る隣接挟持片各々によって挟持することによって、当該被当接片の隣接挟持片方向への移動を阻止するので、作動子、さらに、それに接続されたレフィールの横逃げを有効に阻止することができる。このため、軸筒の肉厚を薄くすることにより生じる作動子の横逃げ阻止作用の低下が補償され、その分、軸筒を細くすることができる。
本発明によれば、軸筒を細くしたことによって生じる作動子の横逃げを最小限に抑えた芯筆記具を提供することができる。
多芯筆記具の縦断面図である。 図1に示す多芯筆記具の部分拡大図及び同拡大図のA1−A2断面図である。 図1に示す多芯筆記具の部分拡大図(操作子がスライドされている)及び同拡大図のB1−B2断面図である。 作動子の正面図及び左側面図である。 作動子同士の関係を示す概略斜視図である。 従来の多芯筆記具の横断面図である。 従来の多芯筆記具の横断面図である。
(多芯筆記具の概略構成)
図1〜3に示すように、多芯筆記具1(以下、「筆記具1」という)は、軸筒3と、軸筒3内に収納された複数本(本実施形態では6本)のレフィール5,・・と、レフィール5と同数の作動子7と、から概略構成してある。軸筒3は、先端部3aと後端部3bとを有し、先端部3aと後端部3bとの間には円筒部3cがあり、軸筒3全体は合成樹脂によって分解可能に構成してある。レフィール5各々の後端部3bには各作動子7が差し込み連結してあり、両者が一体となって軸筒3内部でその長さ方向(先端部3aと後端部3bを往復する方向)にスライド可能に構成してある。後端部3bには長さ方向に延びる6個の縦長孔3h,・・を軸筒3の円周方向等間隔(すなわち、60度間隔で)に形成してある。各縦長孔3hは、作動子7の後端部から直角方向に突出する突出片7pを軸筒3の外部へ突出させるための孔である。突出片7pは6個あるが、そのうちの1つの突出片7pを先端部3a方向に指先でスライドさせることにより、それが連結されたレフィール5のペン先部を先端部3a先端の開口3t(図1参照)から選択的に突出させられるようになっている。また、本実施形態では、6本のレフィール5,・・のうちの1本をシャープペンシルの中芯としている(図1で「5´」と表記)。なお、6個の突出片7pのうちの1つ(突出片7p´と表示)は、クリップとしての機能も兼ね備えている。スライドは復帰バネ5sに抗しながら行われ、スライド後は保持機構(図示は省略)によってその状態に保持されるようになっている。保持されたときに、筆記体1を持ち保持されたレフィール5を用いて文字等を書くことができる。なお、次項以下で登場する図4は、作動子同士の関係の理解のために図面を概略化してある。
(作動子の構造)
図2〜5を参照しながら、作動子7の構成について説明する。6本の作動子7は、何れも同じ構造(クリップ形状の作動子7p´を除く)を有しているので、その説明は1本についてだけ行う。作動子7は、一体成形した合成樹脂製であって、軸筒3の長さ方向に長い棒状の主軸部11と、主軸部11の後端部からレフィール5に向かって(図4の右から左に向かって)順に被当接片15と当接片17と挟持片19とを直線状に並べて突出形成してある。さらに、主軸部11の後端部には、前述した突出片7p(突出片7p´)を突出形成してあり、同じく、先端部には、レフィール5に差し込むための差込部13を主軸部11の延長線上に形成してある。被当接片15及び当接片17は、何れも主軸部11から離れる方向に先細りする台形に形成してあり、図3及び4に示すように、断面先細りの形状に形成してある。図2及び3の比較によって理解されるように、先行してスライドされた作動子7(図3上段の作動子)の被当接片15に、後行してスライドされる作動子7(図3下段の作動子)の当接片17がスライド方向(図4の右から左方向)からと右折して先行のレフィール5の保持を解除させ、さらなるスライドによって後行のレフィール5の先端部を開口7t(図1参照)から突出させるように構成してある。解除された先行のレフィール5は復帰バネ5sの作用によって、元の位置に復帰させられ、スライドされた後行のレフィール5は保持機構の作用によって、突出状態に保持されるようになっている。
挟持片19は、突出させられている先行のレフィール5(図3の上段)に係る被当接片15を隣接レフィール5,5各々に係る隣接挟持片19,19各々によって挟持することによって、被当接片15の隣接挟持片19,19方向(図4の左右方向)への移動を阻止するように構成してある。隣接する各挟持片19と被当接片15との間は接触挟持することが前提であるが、寸法誤差や変形などにより若干の遊びが生じる場合もありその場合も挟持に含まれる。
本実施形態では、箇所にもより一定ではないが軸筒3の肉厚を1.5ミリメートル、レフィールの数を6本とし各々の外径が2.8ミリメートルに設定し、軸筒3の外径を13.5ミリメートルとすることができた。従来の6芯筆記具の外径が15ミリメートル前後であったものが、筆記具1によれば13.5ミリメートルまで細く出来た。この結果、筆記具1を、持ちやすい、かつ、書きやすいものとすることができた。さらに、挟持片19,19による被当接片15の挟持作用によってレフィールの横逃げが有効に阻止されているので、横逃げしたら生じるであろう文字等の横ぶれのない快適な筆記を行うことができた。
1 多芯筆記具
3 軸筒
3a 先端部
3b 後端部
3c 円筒部
3h 縦長孔
5 レフィール
5s 復帰バネ
7 作動子
7p 突出片
7p´ 突出片
7t 開口
11 主軸部
13 差込部
15 被当接片
17 当接片
19 挟持片

Claims (1)

  1. 先端部と後端部とを有する軸筒と、
    当該軸筒内でスライド可能に収容された複数本のレフィールと、
    当該レフィール各々の後端部に連結される作動子各々と、
    当該作動子各々の後端部と一体かつ当該軸筒後端部に開口した複数の縦長孔から径方向に各々突出する突出片各々と、を含めて構成してあり、
    1つの突出片を当該先端部方向にスライドさせることによりレフィールのペン先部を選択的に突出させて保持するスライド式の多芯筆記具において、
    当該作動子各々には、後端部から当該レフィールに向かって被当接片と当接片と挟持片とを突出形成してあり、
    当該被当接片各々及び当該当接片各々は、突出させられている先行レフィールに係る被当接片と、後発的に選択された後行レフィールに係る当接片と当接して先行レフィールの保持が解除されるように構成してあり、
    当該挟持片各々は、突出させられている先行レフィールに係る被当接片を隣接レフィール各々に係る隣接挟持片各々によって挟持することによって、当該被当接片の隣接挟持片方向への移動を阻止するように構成してある
    ことを特徴とする多芯筆記具。
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